JPWO2011013422A1 - 液面追従式吸引装置及びこの装置を備える浮上油回収装置 - Google Patents
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Abstract
Description
<構成1>
一端部が上方に開口する吸込み口側端部とされ、かつ他端部にポンプの吸入口に連通される吸入用ホースが連結される吸込みパイプと、前記吸込みパイプに固定され、かつ外方に延びる突出部を有する保持部材と、前記吸込みパイプの前記突出部に取り付けられて前記吸込みパイプの前記吸込み口側端部を貯留タンク液中の液面近傍に追従させるフロート本体と、前記吸込みパイプの前記吸込み口側端部に上下移動自在に緩挿され、かつ上端開口縁部が吸込み口とされる調整パイプとを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置と、前記貯留タンク内の油水混合液を流入させて油と水に分離する分離槽と、前記油水混合液を貯留タンクから吸い上げて前記分離槽に送り込むためのポンプと、前記貯留タンクから吸い上げた油水混合液中の空気を液中から除く脱気装置とを備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成1に記載の液面追従式吸引装置において、一端部が前記保持部材に固定され、かつ他端部が前記調整パイプの外側端面に対して所定間隔を置いて対向配置されて前記調整パイプの落下を防止する帯状のストッパを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成1又は2に記載の液面追従式吸引装置において、前記保持部材の、前記調整パイプの下側端面に対向する位置に、前記吸込みパイプと前記調整パイプとの間の隙間を塞がないで前記調整パイプを載置させる座板を配設したことを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成1乃至3のいずれかに記載の液面追従式吸引装置において、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形された管体であって、前記吸込みパイプの前記上端部の外径より大きい内径を有するものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
上下に起立して配置され、かつ上端にポンプの吸入口に連通された吸入用ホースが連結される吸込みパイプと、前記吸込みパイプに固定され、かつ外方に延びる突出部を有する保持部材と、前記吸込みパイプの前記突出部に取り付けられて前記吸込みパイプの下端部を液中の液面近傍に追従させるフロート本体と、前記吸込みパイプの下端部に対して適当間隔を置いて配置される受け皿と、前記受け皿の外周上に上下移動自在に緩挿され、かつ下端開口縁部が吸込み口とされる調整パイプとを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成5に記載の液面追従式吸引装置において、前記受け皿は、液中において前記吸込みパイプの下端部に対向し、かつ周縁枠が前記吸込みパイプの下端部を囲うように配置されるものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成5又は6に記載の液面追従式吸引装置において、前記受け皿の底面に対し所定間隔を置いて対向配置されて前記調整パイプの落下を防止する平板状のストッパを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成5乃至7のいずれかに記載の液面追従式吸引装置において、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形された管体であって、前記受け皿の外径より大きい内径を有するものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
構成1又は構成8記載の浮上油回収装置において、貯留タンク内の油水混合液を流入させて比重差により浮上油と油に分離する前記分離槽と、一端部が前記ポンプの吸入口に連結され、他端部が前記液面追従式吸引装置の吸込みパイプに連結された吸入用ホースと、前記分離槽の上部に、上下方向に向くように配設された上端が閉塞され、かつ下端が開口されたリード管と一端部が前記ポンプの送出ロに連結され、他端部が前記リード管の、前記分離槽の上面から突出する部分に連結された流入管と、前記リード管の、前記分離槽の上面から突出する上部に、前記油水混合液に含まれた、前記リード管内の上部に浮上する空気を、前記分離槽上面に流出させる開口を備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成1又は9記載の浮上油回収装置において、前記リード管は前記分離槽の内壁に固定され、前記流入管は前記分離槽の外側に上下方向を向くように配設され、前記リード管に対して垂直に接合された連結管に下方から接合され、前記連結管を介して前記リード管に連結され、前記連結管と前記リード管の連結部に対向した前記リード管の対向壁面から前記連結部に向かって上方に傾斜した板が配設され、前記上方に傾斜した板の先端部と前記連結管の間には空隙があり、前記リード管の、前記連結管との連結部の上方に開口部が設けられ、又、前記リード管の下部は先端部に向かって断面積が徐々に小さくなるように構成されていることを特徴とする浮上油回収装置。
構成1又は構成9又は構成10記載の浮上油回収装置において、前記分離槽内に設けられた、上面が開口し、前記リード管側の側面の上端部が前記分離槽の上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記分離槽の上端部と同一面にあり、リード管側から見た左右の側面が分離槽の内壁に接合された、前記分離槽に浮上する浮上油を前記リード管側端面より流入させる箱体Aと、上面が開口し、上端部は前記分離槽の上端部と同一面にあり、リード管側の側面が前記箱体Aのリード管に対する反対側側面に接合され、他の側面が前記分離槽の内壁に接合された箱体Bと、前記箱体Bの底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記分離槽で分離された水が流入する中空のパイプと、前記中空パイプの上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管と、前記箱体Aの側面に設けられ、前記箱体A内の浮上油を排出させる排出口と、前記排出口に連結されて前記箱体A内の浮上油を回収容器に導く排出用ホースと前記箱体Bの側面に設けられ、前記中空パイプから流入した水を流出させる流出口と、前記流出口に連結されて前記分離された水を任意箇所に導く流出用ホースを備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成1又は構成9乃至11のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記分離槽を分離槽Aとし、前記分離槽Aの排出口及び流出口の下端面より下方に分離槽Bを備え、前記分離槽Bの上方には前記箱体Aの排出口に接続された排出パイプが配設され、排出パイプを通して排出された浮上油を前記分離槽Bに流入させる。分離槽Bには上面が開口し、前記排出パイプ側の側面の上端部が前記分離槽Bの上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記分離槽Bの上端部と同一面にあり、排出パイプ側から見た左右の側面が前記分離槽Bの内壁に接合された、前記分離槽Bに浮上する浮上油を前記排出パイプ側側面より流入させる箱体Cと、上面が開口し、上端部は前記分離槽Bの上端部と同一面にあり、前記排出パイプ側の側面が前記箱体Cの前記排出パイプに対する反対側側面に接合され、他の側面が前記分離槽Bの内壁に接合された箱体Dと、前記箱体Dの上方に構成され、箱体Bから流出する水を箱体Dに流入させる流出パイプと、前記箱体Dの底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記分離槽Bで分離された水が流入する中空のパイプと、前記中空パイプの上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管と、前記箱体Cの側面に設けられ、前記箱体C内の浮上油を排出させる排出口と、前記排出口に連結されて前記箱体C内の浮上油を回収容器に導く排出用ホースと、前記箱体Dの側面に設けられ、前記中空パイプから流入した水を流出させる流出口と、前記流出口に連結されて前記分離された水を任意箇所に導く流出用ホースを備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成10乃至12のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記分離槽Aの箱体Aの排出口に接続された排出パイプの排出口近傍の上面には排気用の開口が設けられ、前記リード管の前記分離槽Aの内壁への固定は、ボルトとナットにより行われるため、容易に取り付け、取外しができ、かつ、取り付け穴を上下方向に複数備えることにより上下方向の取り付け位置を複数選択できるように構成され、又、前記分離槽Aの下方に備えられた前記分離槽Bは前記分離槽Bの前記液面調整管の操作が可能なように上方の空間を空けた位置に配設されたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成1又は構成9乃至13のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記ポンプとしてダイヤフラムポンプを使用し、その起動、停止の作動をエアバルブのスイッチで行なうものとしたことを特徴とする浮上油回収装置。
構成1又は構成9乃至13のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記分離槽と前記ポンプと前記回収容器とを、キャスター付きの架台に搭載して移動自在としたことを特徴とする浮上油回収装置。
吸込みパイプの吸込み口側端部に調整パイプを上下移動自在に配設したことにより、調整パイプの吸込み口を液面に対して常時適正な位置に保持されるから浮上油の回収を効率よく行なうことができると共に、回収された浮上油に含まれる水の混入量を大幅に減少できる。
<構成2の効果>
ストッパにより調整パイプの離間紛失を防止できる。
<構成3の効果>
ポンプ稼働直後の調整パイプの適正位置までの移動をスムーズに行なわせる。
<構成4の効果>
調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
<構成5の効果>
構成1と同様な作用効果が得られると共に、吸込みパイプの下端部の開口が下向きに設置されるので、液面高さが低くても液の吸込みが可能である。
<構成6の効果>
吸込みパイプの下端部が受け皿および調整パイプの各周縁枠により囲われていることにより、油水混合液を吸引する際に液が受け皿および調整パイプの各周縁枠の上線を回りこんで流れることから液面近傍の浮上油から先に吸い込まれるようになり、浮上油の抽出効率がよい。
<構成7の効果>
ストッパにより調整パイプの離間紛失を防止できる。
<構成8の効果>
調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
油水混合液をリード管により分離槽の上部から下向きに流入する構成としたことにより、分離槽内に蓄積される油水混合液には、脈動による影響が殆どなく、上下振動の現象を生じることがない。従って、分離された油と水が上下振動により再度混ざり合うという現象が生じることがなく、浮上油の回収を効率よく行なうことができると共に、回収された浮上油に含まれる水の混入量を大幅に減少できる。流入された油水混合液に含まれた空気がリード管から開口部を経て上部空間に排出され、分離槽には殆ど流入しない。よって分離槽の液面に気泡が上昇してくることが殆どなくなり、分離された油と水が気泡の存在により再度混ざり合うという現象が生じることがない。従って、回収された浮上油における水の混入量を大幅に減少できる。
<構成10の効果>
流入管、リード管に垂直に連結管を接合したことにより、油水混合液の移動速度を下げることができ、油水混合液の分離槽への流入速度が低くなり、かつ液面の狭い範囲に、穏やかに流入し気泡の発生が抑えられ、回収された浮上油における水の混入量を大幅に減少できる。
<構成11の効果>
液面調整管により、前記箱体Aへの油分の流入量を調整することができ、油水分離を効果的に行なうことができる。運転のための動力がポンプのみであり、処理のためのエネルギー量が少なくてよい。分離を機械的に行ない、薬品を使用しないから、分離した水はそのまま回収して再利用できる。
<構成12の効果>
分離槽を2個備えて油水分離を2回行なうことにより、1個の分離槽で1回だけ行なう油水分離では効果的な分離が困難だった、気泡を大量に含む油水混合液から効率よく油を回収することが可能になる。
<構成13の効果>
リード管の取り付け高さを調整することにより、油種による油膜の厚さに対応して効果的な油水分離を行なうとともに、1個目の分離槽で発生した空気を2個目の分離槽に流出させないことにより、更に効果的に油水分離を行なうことができる。
<構成14の効果>
ダイヤフラムポンプを使用することで、装置全体のコンパクト化を図ることができ、しかも、電力を使用しないため、防爆が必要な場所でも安全に使用できる。騒音も少ない。
<構成15の効果>
狭い場所でも簡単かつ自在に移動できる。融通が利いて使い勝手がよい。
基づくフロート本体26に対する浮力の変動が生じても、調整パイプ30の吸込み口が液面25に対して常時自動的に適正な位置に保持される。このため、浮上油の回収を効率よく行なうことができると共に、回収された浮上油に含まれる水の混入量を大幅に減少できる。
12 液面追従式吸引装置(実施例2)
13 液面追従式吸引装置(実施例3)
14 液面追従式吸引装置(実施例4)
16 吸入用ホース
18 吸込みパイプ
18a 吸込み口側端部
20 突出部
21a 中心孔
21b 取り付け孔
21c 取り付け孔
22 保持部材
23 筒状ホルダ
24 蝶ボルト
25 液面
26 フロート本体
28 上端開口縁部
30 調整パイプ
32 帯状のストッパ
32a 取り付け孔
33 取り付けねじ
34 隙間
36 座板
38 受け皿
39 連結部材
40 平板状のストッパ
42 浮上油回収装置
44 貯留タンク
46 油水混合液
48 分離槽
50 排出用ホース
52 回収容器
53 キャスター
54 流出用ホース
55 架台
56 矢印
57 矢印
58 矢印
60 浮上油
62 水
64 調整パイプ
66 取り付け孔
68 ナット
70 ボルト
72 矢印
74 矢印
76 矢印
80 筒状ホルダ
82 蝶ボルト
84 スパイラル溝
90 流入用ホース
91 流入管
92 ガイド管
93 リード管
94 開口部
95 邪魔板
97 箱体A
98 箱体B
99 箱体B中空パイプ
100 液面調整管
101 環水口
102 環水用ホース
103 排油口
104 分離槽A
106 分離槽A箱体A
107 分離槽A箱体B
108 分離槽A箱体B中空パイプ
109 分離槽A液面調整管
110 分離槽A環水口
111 分離槽A環水用ホース
112 分離槽A排油口
113 分離槽A排油管
114 分離槽B
116 分離槽B箱体C
117 分離槽B箱体D
118 分離槽B箱体D中空パイプ
119 分離槽B液面調整管
120 分離槽B環水口
121 分離槽B環水用ホース
122 分離槽B排油口
123 分離槽B排出用ホース
124 分離槽A排油管開口部
125 矢印
このように、調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
このように、吸込みパイプの下端部が受け皿および調整パイプの各周縁枠により囲われていることにより、油水混合液を吸引する際に液が受け皿および調整パイプの各周縁枠の上線を回りこんで流れることから液面近傍の浮上油から先に吸い込まれるようになり、浮上油の抽出効率がよい。
このように調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
従って、分離された油と水が上下振動により再度混ざり合うという現象が生じることがなく、浮上油の回収を効率よく行なうことができると共に、回収された浮上油に含まれる水の混入量を大幅に減少できる。流入された油水混合液に含まれた空気がリード管から開口部を経て上部空間に排出され、分離槽には殆ど流入しない。よって分離槽の液面に気泡が上昇してくることが殆どなくなり、分離された油と水が気泡の存在により再度混ざり合うという現象が生じることがない。従って、回収された浮上油における水の混入量を大幅に減少できる。
このように、流入管、リード管に連結管を接合したことにより、油水混合液の移動速度を下げることができ、油水混合液の分離槽への流入速度が低くなり、かつ液面の狭い範囲に、穏やかに流入し気泡の発生が抑えられ、回収された浮上油における水の混入量を大幅に減少できる。
この液面調整管により、前記箱体Aへの油分の流入量を調整することができ、油水分離を効果的に行なうことができる。運転のための動力がポンプのみであり、処理のためのエネルギー量が少なくてよい。分離を機械的に行ない、薬品を使用しないから、分離した水はそのまま回収して再利用できる。
このように、分離槽を2個備えて油水分離を2回行なうことにより、1個の分離槽で1回だけ行なう油水分離では効果的な分離が困難だった、気泡を大量に含む油水混合液から効率よく油を回収することが可能になる。
このように、排出パイプの排出口近傍の上面には排気用の開口が形成されているため、1個目の分離槽で発生した空気を2個目の分離槽に流出させないことにより、更に効果的に油水分離を行なうことができる。
尚、前記リード管の前記分離槽48の内壁への固定方法は、ボルトとナットによる方法のように容易に取り付け、取外しができ、かつ取り付け穴を上下方向に複数備えることにより上下方向の取り付け位置を複数選択できるように構成されている。
この箱体A97は、前記分離槽48内に設けられた、上面が開口し、前記リード管93側の側面の上端部が前記分離槽の上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記分離槽48の上端部と同一面にあり、リード管93側から見た左右の側面が分離槽の内壁に接合され、前記分離槽に浮上する浮上油を前記リード管側端面より流入させるように構成されている。
また、この箱体B98は、上面が開口し、上端部は前記分離槽48の上端部と同一面にあり、リード管93側の側面が前記箱体Aのリード管93に対する反対側側面に接合され、他の側面が前記分離槽の内壁に接合されている。
即ち、前記箱体B98の底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記分離槽で分離された水が流入する中空のパイプ99と、前記中空パイプ99の上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管100とを備え、箱体B98の液面高さを調整可能に構成している。
即ち、前記分離槽A104に加えて、更に前記分離槽A104の排出口112及び流出口110の下端面より下方に、第2の分離槽B114を備えている。
また、前記第2の分離槽B114の上方に配設された、浮上油を前記第2の分離槽に流入させる、前記箱体Aの排出口に接続された排出パイプ113を備えている。
更に、前記第2の分離槽B114内に設けられた、上面が開口し、前記排出パイプ側の側面の上端部が前記第2の分離槽の上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記第2の分離槽の上端部と同一面にあり、排出パイプ側から見た左右の側面が前記第2の分離槽の内壁に接合された、前記第2の分離槽に浮上する浮上油を排出パイプ側側面より排出する箱体C116を備えている。
また、上面が開口し、上端部は前記第2の分離槽B114の上端部と同一面にあり、前記排出パイプ側の側面が前記箱体Cの前記排出パイプに対する反対側側面に接合され、他の側面が前記第2の分離槽の内壁に接合された箱体Dを備えている。
また、前記箱体Dの上方に構成され、箱体Bから流出する水を箱体Dに流入させる流出パイプ111と、前記箱体Dの底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記第2の分離槽で分離された水が流入する中空のパイプ118と、前記中空パイプの上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管(図示せず)とを備えている。
また、前記箱体Cの側面に設けられ、前記箱体C内の浮上油を排出させる排出口122と、前記排出口122に連結されて前記箱体C内の浮上油を回収容器に導く排出用ホース123と、前記箱体Dの側面に設けられ、前記中空パイプから流入した水を流出させる流出口120と、前記流出口に連結されて前記分離された水を任意箇所に導く流出用ホース121とを備えている。
12 液面追従式吸引装置(実施例2)
13 液面追従式吸引装置(実施例3)
14 液面追従式吸引装置(実施例4)
16 吸入用ホース
18 吸込みパイプ
18a 吸込み口側端部
20 突出部
21a 中心孔
21b 取り付け孔
21c 取り付け孔
22 保持部材
23 筒状ホルダ
24 蝶ボルト
25 液面
26 フロート本体
28 上端開口縁部
30 調整パイプ
32 帯状のストッパ
32a 取り付け孔
33 取り付けねじ
34 隙間
36 座板
38 受け皿
39 連結部材
40 平板状のストッパ
42 浮上油回収装置
44 貯留タンク
46 油水混合液
48 分離槽
50 排出用ホース
52 回収容器
53 キャスター
54 流出用ホース
55 架台
56 矢印
57 矢印
58 矢印
60 浮上油
62 水
64 調整パイプ
66 取り付け孔
68 ナット
70 ボルト
72 矢印
74 矢印
76 矢印
80 筒状ホルダ
82 蝶ボルト
84 スパイラル溝
90 流入用ホース
91 流入管
92 ガイド管
93 リード管
94 開口部
95 邪魔板
97 箱体A
98 箱体B
99 箱体B中空パイプ
100 液面調整管
101 環水口
102 環水用ホース
103 排油口
104 分離槽A
106 分離槽A箱体A
107 分離槽A箱体B
108 分離槽A箱体B中空パイプ
109 分離槽A液面調整管
110 分離槽A環水口
111 分離槽A環水用ホース
112 分離槽A排油口
113 分離槽A排油管
114 分離槽B
116 分離槽B箱体C
117 分離槽B箱体D
118 分離槽B箱体D中空パイプ
119 分離槽B液面調整管
120 分離槽B環水口
121 分離槽B環水用ホース
122 分離槽B排油口
123 分離槽B排出用ホース
124 分離槽A排油管開口部
また、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形され管体であって、前記吸込み口側端部の外径より大きい内径を有し、前記吸込み口側端部の外周に上下移動自在に緩挿される。このように、調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
また、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形された管体であって、前記受け皿の外径より大きい内径を有し、前記受け皿の外周上に上下移動自在に緩挿される。このように、調整パイプを、比重が1より大きい樹脂により成形していることにより、液吸い込み時に調整パイプの吸込み口を液面に対してより適正な位置に保持できる。
Claims (13)
- 一端部が上方に開口する吸込み口側端部とされ、かつ他端部にポンプの吸入口に連通される吸入用ホースが連結される吸込みパイプと、前記吸込みパイプに固定され、かつ外方に延びる突出部を有する保持部材と、前記吸込みパイプの前記突出部に取り付けられて前記吸込みパイプの前記吸込み口側端部を液中の液面近傍に追従させるフロート本体と、前記吸込みパイプの前記吸込み口側端部に上下移動自在に緩挿され、かつ上端開口縁部が吸込み口とされる調整パイプとを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置を備えた浮上油回収装置。
- 請求項1に記載の液面追従式吸引装置において、一端部が前記保持部材に固定され、かつ他端部が前記調整パイプの外側端面に対して所定間隔を置いて対向配置されて前記調整パイプの落下を防止する帯状のストッパを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項1又は2に記載の液面追従式吸引装置において、前記保持部材の、前記調整パイプの下側端面に対向する位置に、前記吸込みパイプと前記調整パイプとの間の隙間を塞がないで前記調整パイプを載置させる座板を配設したことを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の液面追従式吸引装置において、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形され管体であって、前記吸込み端パイプの前記上端部の外径より大きい内径を有するものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 上下に起立して配置され、かつ上端にポンプの吸入口に連通された吸入用ホースが連結される吸込みパイプと、前記吸込みパイプに固定され、かつ外方に延びる突出部を有する保持部材と、前記吸込みパイプの前記突出部に取り付けられて前記吸込みパイプの下端部を液中の液面近傍に追従させるフロート本体と、前記吸込みパイプの下端部に対して適当間隔を置いて配置される受け皿と、前記受け皿の外周上に上下移動自在に緩挿され、かつ下端開縁部が吸込み口とされる調整パイプとを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項5に記載の液面追従式吸引装置において、前記受け皿は、液中において前記吸込みパイプの下端部に対向し、かつ周縁枠が前記吸込みパイプの下端部を囲うように配置されるものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項5又は6に記載の液面追従式吸引装置において、前記受け皿の底面に対し所定間隔を置いて対向配置されて前記調整パイプの落下を防止する平板状のストッパを備えたことを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項5乃至7のいずれかに記載の液面追従式吸引装置において、前記調整パイプは、比重が1より大きい樹脂により成形された管体であって、前記受け皿の外径より大きい内径を有するものであることを特徴とする液面追従式吸引装置。
- 請求項1又は請求項5記載の浮上油回収装置において、貯留タンク内の油水混合液を流入させて比重差により浮上油と油に分離する分離槽と、一端部が前記ポンプの吸入口に連結され、他端部が前記液面追従式吸引装置の吸込みパイプに連結された吸入用ホースと、前記分離槽の上部に上下方向に向くように配設された、上端が閉塞され、かつ下端が開口されたリード管と、一端部が前記ポンプの送出ロに連結され、他端部が前記リード管の、前記分離槽の上面から突出する部分に連結された流入管と、前記リード管の、前記分離槽の上面から突出する上部に連結され、前記油水混合液に含まれた、前記リード管内の上部に浮上する空気を、前記分離槽上面に流出させる開口を備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
- 請求項1又は請求項9記載の浮上油回収装置において、前記リード管は前記分離槽の上部に上下方向を向くように配設され、かつ前記分離槽の内壁に固定され、前記流入管は前記分離槽の外側に上下方向を向くように配設され、前記リード管に対して垂直に接合された連結管に下方から接合され、前記連結管を介して前記リード管に連結され、前記連結管と前記リード管の連結部に対向した前記リード管の対向壁面から前記連結部に向かって上方に傾斜した板が配設され、前記上方に傾斜した板の先端部と前記連結管の間には空隙があり、前記リード管の、前記連結管との連結部の上方に開口部が設けられ、又、前記リード管の下部は先端部に向かって断面積が徐々に小さくなるように構成されていることを特徴とする浮上油回収装置。
- 請求項1又は請求項9又は請求項10記載の浮上油回収装置において、前記分離槽内に設けられた、上面が開口し、前記リード管側の側面の上端部が前記分離槽の上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記分離槽の上端部と同一面にあり、リード管側から見た左右の側面が分離槽の内壁に接合された、前記分離槽に浮上する浮上油を前記リード管側端面より流入させる箱体Aと、上面が開口し、上端部は前記分離槽の上端部と同一面にあり、リード管側の側面が前記箱体Aのリード管に対する反対側側面に接合され、他の側面が前記分離槽の内壁に接合された箱体Bと、前記箱体Bの底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記分離槽で分離された水が流入する中空のパイプと、前記中空パイプの上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管と、前記箱体Aの側面に設けられ、前記箱体A内の浮上油を排出させる排出口と、前記排出口に連結されて前記箱体A内の浮上油を回収容器に導く排出用ホースと、前記箱体Bの側面に設けられ、前記中空パイプから流入した水を流出させる流出口と、前記流出口に連結されて前記分離された水を任意箇所に導く流出用ホースを備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
- 請求項1又は請求項9乃至11のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記分離槽を分離槽Aとし、前記分離槽Aの排出口及び流出口の下端面より下方に分離槽Bを備え、前記分離槽Bの上方には前記箱体Aの排出口に接続された排出パイプを配設し、排出パイプを通して排出された浮上油を前記分離槽Bに流入させる。前記分離槽Bは上面が開口し、前記排出パイプ側の側面の上端部が前記分離槽Bの上端部より下方に位置し、他の側面の上端部は前記分離槽Bの上端部と同一面にあり、排出パイプ側から見た左右の側面が前記分離槽Bの内壁に接合された、前記分離槽Bに浮上する浮上油を前記排出パイプ側側面より流入させる箱体Cと、上面が開口し、上端部は前記分離槽Bの上端部と同一面にあり、前記排出パイプ側の側面が前記箱体Cの前記排出パイプに対する反対側側面に接合され、他の側面が前記分離槽Bの内壁に接合された箱体Dと、前記箱体Dの上方に構成され、箱体Bから流出する水を箱体Dに流入させる流出パイプと、前記箱体Dの底面を上下に貫通し直立して接合され、上方外面にねじ溝加工がされている前記分離槽Bで分離された水が流入する中空のパイプと、前記中空パイプの上方外面のねじ溝にねじ込み可能な、内側にねじ加工を施した液面調整管と、前記箱体Cの側面に設けられ、前記箱体C内の浮上油を排出させる排出口と、前記排出口に連結されて前記箱体C内の浮上油を回収容器に導く排出用ホースと、前記箱体Dの側面に設けられ、前記中空パイプから流入した水を流出させる流出口と、前記流出口に連結されて前記分離された水を任意箇所に導く流出用ホースを備えたことを特徴とする浮上油回収装置。
- 請求項10乃至12のいずれかに記載の浮上油回収装置において、前記分離槽Aの箱体Aの排出口に接続された排出パイプの排出口近傍の上面には排気用の開口を備え、前記リード管の前記分離槽Aの内壁への固定方法は、ボルトとナットによる方法のように容易に取り付け、取外しができ、かつ取り付け穴を上下方向に複数備えることにより上下方向の取り付け位置を複数選択できるように構成され、又、前記分離槽Aの下方に備えられた前記分離槽Bは前記分離槽Bの前記液面調整管の操作が可能なように上方の空間を空けた位置に配設されたことを特徴とする浮上油回収装置。
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