JPWO2011001511A1 - 締結具、これを用いた筐体および締結方法 - Google Patents

締結具、これを用いた筐体および締結方法 Download PDF

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Abstract

複数の部材を締結する作業をできるだけ単独で行うことができるようにすることを課題とする。締結具50は、取付穴に挿通されるネジ部材1と、締結部材保持部7とを備えている。締結部材保持部7は、重ね合わされた複数の部材(102,103)の第1面102b側に位置し、この第1面102bに係合される第1面係合部2aを備える。また、第1面係合部2aから第1面102bの裏側となる第2面103c側に向かって延設された延設部2cを備える。さらに、第2面103c側に位置し、第2面103cに係合される第2面係合部3cを備える。そして、第2面係合部3cをネジ部材1の回転に伴って第1面係合部2a側へ移動させるネジ部3bとを備えている。締結具50は、締結部材保持部7で部材(102,103)の仮締結状態を経て、最終的な締結状態とする。

Description

本発明は、締結具、これを用いた筐体および締結方法に関する。
電子機器を搭載するキャビネットやラック装置等を組み立てる場合、立設された柱部材の間に水平方向に配置されるレール部材が締結されることがある。従来、このような柱部材とレール部材との締結を改良する提案がされている(特許文献1参照)。また、このような柱部材とレール部材との締結に利用することができると考えられるボードアンカーが提案されている(特許文献2参照)。
特表2007−507862号公報 実開平1−124411号公報
ところで、柱部材とレール部材とを締結する場合、締結に用いられるネジの頭部は、柱部材の外側に位置するのが一般的である。例えば、レール部材を柱部材のある壁面に押し付けるように突き当て、レール部材が突き当てられた壁面の裏側、すなわち、柱部材の外側(前側)から雄ネジを差し込んで頭部を回転させ、両者を締結する。このように、ネジの頭部が柱部材の外側に位置する場合、柱部材とレール部材との締結作業を単独で行うことが困難となることがある。単独で両者の締結作業を行おうとする場合、レール部材を柱部材に押し付けるように保持しつつ、柱部材の外側からネジを差し込み、頭部を回転させて締めつけなければならない。このような作業は非常に困難である。このため、柱部材とレール部材との締結は、二人一組になって行われることが多い。このような問題は、柱部材とレール部材との締結作業のみならず、複数の部材を締結する際に生じ得る。
そこで、本発明は、単独での締結作業が可能となるように、複数の部材の締結作業を容易なものとすることを課題とする。
上記課題を解決するための本明細書開示の締結具は、それぞれ取付穴が設けられた複数の部材を重ね合わせた状態で締結する締結具である。締結具は、前記取付穴に挿通されるネジ部材と、締結部材保持部とを備えている。そして、当該締結部材保持部は、前記重ね合わされた複数の部材の第1面側に位置し、当該第1面に係合される第1面係合部と、当該第1面係合部から前記第1面の裏側となる第2面側に向かって延設された延設部と、前記第2面側に位置し、当該第2面に係合される第2面係合部と、当該第2面係合部を前記ネジ部材の回転に伴って前記第1面係合部側へ移動させるネジ部とを備えている。
これにより、分離した状態の部材の締結作業が容易となる。すなわち、重ね合わせた複数の部材の第2面側から締結具を差し込んで部材を仮締結状態とすることができる。そして、第1面側からネジ部材を回転させて、最終的な締結状態とすることができる。本明細書に開示された締結具を用いることにより、単独で、このような締結作業を行うことが可能となる。
本明細書開示の締結具によれば、複数の部材の締結作業が容易となる。
図1は、実施例のラック装置の斜視図である。 図2は、組み立て前の柱部材とレール部材とを示す斜視図である。 図3は、仮締結前の締結具の状態を示す説明図である。 図4(A)〜図4(C)は、第1部材の説明図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は側面図、図4(C)は断面図である。 図5(A)〜図5(C)は、第2部材の説明図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は側面図、図5(C)断面図である。 図6は、仮締結時の締結具の状態を示す断面図である。 図7は、仮締結時の締結部材保持部の状態を示す説明図である。 図8は、締結時の締結具の状態を示す断面図である。 図9は、締結時の締結部材保持部の状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されている場合もある。
図1は、筐体の一例であるラック装置100の斜視図である。ラック装置100は、台座部101上に立設された複数の柱部材102を備えている。この柱部材102には、水平方向に延びるレール部材103が締結されている。柱部材102とレール部材103とは、重ね合わせた状態で締結される。柱部材102に締結されたレール部材103上には、サーバ等の電子機器が設置される。なお、以下の説明では、説明を容易にするため、ラック装置100の前、後、左、右を図1に示すように定めることとする。
図2は、締結前の柱部材102とレール部材103とを示す斜視図である。柱部材102とレール部材103との締結には、図2、図3に示すように締結具50が用いられる。図3は、仮締結前の締結具50の状態を示す説明図である。
柱部材102は、図1〜図3に示すようにレール部材103を締結するための取付穴102aを有している。取付穴102aは、上下方向に配列されて複数設けられている。柱部材102に設けられた取付穴102aの直径は図3に示すようにR1に設定されている。また、レール部材103は、図2、図3に示すように柱部材102に突き合わされるフランジ部103aを有している。このフランジ部103aには、柱部材102を締結するための取付穴103bが上下方向に配列されて設けられている。フランジ部103aに設けられた取付穴103bの直径はR3に設定されている。直径R3は、直径R1よりも大きい。
ここで、締結具50によって締結される柱部材102において、前側に位置する面を図3に示すように第1面102bとする。また、締結具50によって締結されるレール部材103のフランジ部103aにおいて、後側に位置する面を図3に示すように第2面103cとする。すなわち、第2面103cは、第1面102bの裏側となる。
図2、図3に示すように、締結具50は、取付穴102a、103bに挿通されるネジ部材1と、締結部材保持部7を備えている。締結部材保持部7は、締結の対象となる柱部材102とレール部材103とを保持する。締結部材保持部7は、分離可能な第1部材2と第2部材3を含んでいる。ネジ部材1は、頭部1aと雄ネジ部1bを備えている。頭部1aの直径は、R2に設定されている。直径R2は、直径R1よりも小さい。
図4(A)〜図4(C)は、第1部材2の説明図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は側面図、図4(C)は断面図である。また、図5(A)〜図5(C)は、第2部材3の説明図であり、図5(A)は正面図、図5(B)は側面図、図5(C)断面図である。
締結部材保持部7は、重ね合わされた複数の部材の第1面102b側に第1面係合部2aを備えている。より具体的には、締結部材保持部7は、締結が完了した状態の柱部材102とレール部材103の第1面102b側に位置し、この第1面102bに係合される第1面係合部2aを備えている。第1面係合部2aは、図3、図4(B)に示すように、第1部材2に設けられている。第1部材2は、この第1面係合部2aから第1面102bの裏側となる第2面103c側に向かって延設された延設部2cを備えている。第1面係合部2aの直径は、R4に設定されている。直径R4は、直径R1よりも僅かに大きく、直径R3よりは小さい。第1部材2は、ステンレス鋼(SUS304)により成形されている。第1部材2は、後述するように弾性変形することが求められるため、このような条件を満たす材料を適宜選択することができる。
締結部材保持部7は、重ね合わされた複数の部材の第2面103c側に第2面係合部3aを備えている。より具体的には、締結部材保持部7は、締結が完了した状態の柱部材102とレール部材103の第2面103c側に位置し、この第2面103cに係合される第2面係合部3aを備えている。また、締結部材保持部7は、この第2面係合部3aをネジ部材1の回転に伴って第1面係合部2b側へ移動させるネジ部3bを備えている。このネジ部3bは、ネジ部材1が締め込まれることにより、延設部2cを圧縮することができる。ネジ部3b、第2面係合部3aは、図3、図5(B)に示すように第2部材3に設けられている。第2部材3は、第1部材2と同様にステンレス鋼(SUS304)により成形されているが、必要に応じて適宜他の材料を用いることができる。
ここで、図4を参照しつつ、締結部材保持部7に含まれる第1部材2について、さらに詳細に説明する。
第1部材2は、上述のように、第1面係合部2aと延設部2cを備えている。この第1面係合部2aは、第2面103c側(後側)から第1面102b側(前側)に向かって小径となるテーパ形状を有している。この第1面係合部2aの最大径が直径R4である。第1面係合部2aは、その頂部に、第1面係合部2aが縮径するように第1面係合部2aを変形させる溝2eを備えている。溝2eは、図4(A)に示すように十字状に設けられている。第1面係合部2aは、図4(B)に示す矢示4のような力を受けることにより、最大径であるR4が縮小するように弾性変形することができる。
第1部材2は、第1面係合部2aから延設された延設部2cを備えている。延設部2cは、第1面係合部2aに近い側の肉薄部2c1と第1面係合部2aから遠い側の肉厚部2c2を備えている。肉薄部2c1は、肉薄となることで、その周囲に溝を形成している。そして、第1面係合部2aとの連続部に段部2bが形成されている。柱部材102とレール部材103とが締結されたとき、この段部2bが第1面102bに密着する状態となる。
このような延設部2cは、第1面102b側(前側)から第2面103c側(後側)に向かって小径となるテーパ形状を有している。このため、第1部材2を側面から見たときの形状は、図4(B)に示すように六角形となっている。
このような第1部材2は、図4(C)中、矢示5で示すような圧縮力を受けると、矢示6で示すように最大径であるR4が拡大するように弾性変形することができる。これにより、第1部材2の段部2bが側方に広がって、締結部材(102,103)のより強固な締結が実現される。
図5を参照しつつ、締結部材保持部7に含まれる第2部材3について、さらに詳細に説明する。
第2部材3は、上述のように第2面係合部3aとネジ部3bを備えている。さらに、第2部材3は、第1部材2が備える延設部2cを受け入れる受入部3cを備えている。この受入部3cは、延設部2cのテーパ形状に対応した形状を有している。
第2面係合部3aは、第2部材3の周囲に鍔状に設けられている。第2面係合部3aの直径はR5であり、レール部材103のフランジ部103aに設けられた取付穴103bの直径R3よりも大きい。このため、柱部材102とレール部材103とが締結されたとき、この第2面係合部3aが第2面103cに密着する状態となる。
ネジ部3bは、ネジ部材1の雄ネジ部1bと螺合する。そして、ネジ部材1の回転に伴って第2部材3を移動させる。このようにネジ部材1の回転によって移動する第2部材3は、受入部3c内に受け入れられた延設部2cを圧縮することができる。すなわち、延設部2cは、上述のように図4(C)における矢示5で示すような圧縮力を受ける。この結果、第1面係合部2aは、最大径であるR4が拡大するように変形する。
次に、以上のような締結具50を用いた柱部材102とレール部材103との締結作業につき、図6〜図9を参照しつつ説明する。
締結具50を用いて柱部材102とレール部材103とを締結する場合、柱部材102とレール部材103とを仮締結の状態とする。図6は、仮締結時の締結具50の状態を示す断面図である。また、図7は、仮締結時の締結部材保持部7の状態を示す説明図である。
作業者は、仮締結状態とするとき、ネジ部材1の雄ネジ部1bに第1部材2と第2部材3をこの順で装着し、雄ネジ部1bとネジ部3bとを螺合しておく。そして、延設部2cが受入部3c内に受け入れられる状態とする。このような状態とすることにより、図7に示すように段部2bと第2面係合部3aとの間に間隔8が形成される。この間隔8に締結部材である柱部材102とレール部材103とが纏められて配置される。ただし、この段階では、第1部材2と第2部材3とは密着していない。
柱部材102とレール部材103とは、取付穴102aと取付穴103bの位置を合わせた状態で重ね合わせておく。そして、ネジ部材1、第1部材2、第2部材3が組み合わされた状態の締結具50を、取付穴103b、取付穴102aの順に挿通させる。すなわち、ネジ部材1を第2部材3のネジ部3bに螺合した状態の締結具50を、第2面103c側から第1面102b側に向かって取付穴103b、102aに挿通させる。このとき、最初に取付穴103bを通過するのは、ネジ部材1の頭部1aである。このようにして締結部材保持部7に形成された間隔8に柱部材102およびレール部材103を保持する。これにより、柱部材102とレール部材103とを仮締結状態とすることができる。
ここで、第1面係合部2aの取付穴102aの通過について説明する。取付穴102aの直径R1は、ネジ部材1の頭部1の直径R2よりも大きい。また、取付穴103bの直径R3も頭部1の直径R2よりも大きい。このため、頭部1は取付穴103b、取付穴102aを通過することができる。
ところが、第1面係合部2aの直径R4は、直径R3よりは小さいものの、直径R1よりも僅かに大きく設定されている。このため、第1面係合部2aは、レール部材103に設けられた取付穴103bを通過することはできるが、そのままの状態では、柱部材102に設けられた取付穴102aを通過することはできない。そこで、作業者がテーパ状に成形された第1面係合部2aを取付穴102aへ押し付けると、第1面係合部2aは、図4(B)における矢示4に示すような力を受ける。これにより、第1面係合部2aは、直径R4が縮小するように変形し、取付穴102aを通過することができる。第1面係合部2aは、テーパ形状を有し、さらに、溝2eを有することにより、直径R4が縮径し易くなっている。
一旦取付穴102aを通過した第1面係合部2aは、再び直径が直径R1よりも僅かに大きい直径R4の状態に復帰する。このため、締結具50が取付穴102aおよび取付穴103bから脱落することはない。
このようにして、柱部材102およびレール部材103は、締結具50の締結部材保持部7に保持され、仮締結の状態とされる。このような仮締結状態となる以前の柱部材102とレール部材103とは、分離された状態であるが、仮締結状態後は、柱部材102とレール部材103との位置関係が維持される。このため、作業者は、レール部材103の保持から開放される。
作業者は、以上の一連の作業、すなわち、レール部材103の柱部材102への押し付け、締結具50の挿通をレール部材103側から行うことができる。
これに対し、一般的なボルトとナットを用いて柱部材102とレール部材103とを締結しようとした場合、ボルトは柱部材102側から取付穴102a、取付穴103bに挿通させなければならない。すなわち、ボルトは前側から取付穴102a、取付穴103bに挿通させなければならない。一方、レール部材103は、後側から柱部材102に押し付けるようになる。このように後側からレール部材103を柱部材102に押し付けつつ、前側からボルトを取付穴102a、取付穴103bに挿通させることは困難である。本実施例の締結具50を用いれば、容易に締結具50を取付穴102a、取付穴103bに挿通させることができる。
図6に示すような仮締結状態とした後は、ネジ部材1を回転させて最終的な締結作業が行われる。最終的な締結作業を行う際、作業者は、レール部材103を保持しなくても良い。このため、ネジ部材1を本締めする作業を容易に行うことができる。また、ネジ部材1を本締めする作業者は、柱部材102の前側に移動して作業を行うことができるので、この点でも、作業者は、容易に締結作業を行うことができる。
図8は、ネジ部材1の本締めが行われた締結時の締結具50の状態を示す断面図である。図9は、締結時の締結部材保持部7の状態を示す説明図である。
作業者がネジ部材1を本締めすると、ネジ部材1の雄ネジ部1bが螺合した第2部材3は、レール部材103側に移動する。すなわち、第2面係合部3aを第1面係合部2a側へ移動させ、両者を接近させる。そして、第1部材2と第2部材3は受入部3cにおいて徐々に密着状態となり、図9に示すように間隔8が狭くなる。間隔8が狭くなることにより、第1面係合部2aと第2面係合部3aとによって柱部材102とレール部材103とが挟持されるようになる。
また、このとき、第1部材2の第1面係合部2aは、第1面102bに係合された状態となっている。この状態で延設部2cは圧縮される。これにより、第1部材2は、図4(C)中、矢示5で示すような圧縮力を受けることになる。そして、第1面係合部2aは、その直径R4が拡大するように変形する。これにより、第1部材2の段部2bが側方に広がって、締結部材(102,103)のより強固な締結が実現される。
以上で、柱部材102とレール部材103との締結が完了する。このように、本明細書開示の締結具50を用いれば、単独で柱部材102とレール部材103との締結を行うことができる。このような作業を繰り返すことによりラック装置100を単独で組み立てることができる。
なお、柱部材102とレール部材103とを分解するときは、ネジ部材1を回転させ、第2部材3のネジ部3bとの螺合を解除する。これにより、ネジ部材1および第1部材2を柱部材102の前側に引き抜くことができる。第1部材2を柱部材102の前側に引き抜くことにより、第1部材2の第1面係合部2aの直径R4が取付穴102aの直径R1よりも大きいことが問題となることはない。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。上記実施例では、ラック装置100を形成する柱部材102とレール部材103との締結について説明したが、本明細書開示の締結具50の締結対象となる部材は、これらに限定されない。また、締結される部材も二部材に限定されず、締結具は、さらに多くの部材を締結することができる。
1…ネジ部材
1a…頭部
1b…雄ネジ部
2…第1部材
2a…第1面係合部
2b…段部
2c…延設部
3…第2部材
3a…第2面係合部
3b…ネジ部
3c…受入部
7…締結部材保持部
50…締結具
100…ラック装置
101…台座部
102…柱部材
102a…取付穴
102b…第1面
103…レール部材
103a…フランジ部
103b…取付穴
103c…第2面
締結部材保持部7は、重ね合わされた複数の部材の第2面103c側に第2面係合部3aを備えている。より具体的には、締結部材保持部7は、締結が完了した状態の柱部材102とレール部材103の第2面103c側に位置し、この第2面103cに係合される第2面係合部3aを備えている。また、締結部材保持部7は、この第2面係合部3aをネジ部材1の回転に伴って第1面係合部2a側へ移動させるネジ部3bを備えている。このネジ部3bは、ネジ部材1が締め込まれることにより、延設部2cを圧縮することができる。ネジ部3b、第2面係合部3aは、図3、図5(B)に示すように第2部材3に設けられている。第2部材3は、第1部材2と同様にステンレス鋼(SUS304)により成形されているが、必要に応じて適宜他の材料を用いることができる。

Claims (6)

  1. それぞれ取付穴が設けられた複数の部材を重ね合わせた状態で締結する締結具であって、
    前記取付穴に挿通されるネジ部材と、締結部材保持部とを備え、
    当該締結部材保持部は、前記重ね合わされた複数の部材の第1面側に位置し、当該第1面に係合される第1面係合部と、当該第1面係合部から前記第1面の裏側となる第2面側に向かって延設された延設部と、前記第2面側に位置し、当該第2面に係合される第2面係合部と、当該第2面係合部を前記ネジ部材の回転に伴って前記第1面係合部側へ移動させるネジ部とを備えたことを特徴とする締結具。
  2. 前記延設部は、前記第2面係合部の前記第1面係合部側への移動に伴って圧縮されることを特徴とした請求項1記載の締結具。
  3. 前記第1面係合部は、当該第1面係合部が縮径するように当該第1面係合部を変形させる溝を備えたことを特徴とした請求項1又は2記載の締結具。
  4. 前記第1係合部は、前記第2面側から前記第1面側に向かって小径となるテーパ形状を有することを特徴とした請求項1乃至3のいずれか一項記載の締結具。
  5. それぞれ取付穴が設けられた複数の部材を重ね合わせた状態で締結する締結具を用いて柱部材とレール部材とを締結した筐体であって、
    前記締結具は、前記取付穴に挿通されるネジ部材と、締結部材保持部とを備え、
    当該締結部材保持部は、前記重ね合わされた複数の部材の第1面側に位置し、当該第1面に係合される第1面係合部と、当該第1面係合部から前記第1面の裏側となる第2面側に向かって延設された延設部と、前記第2面側に位置し、当該第2面に係合される第2面係合部と、当該第2面係合部を前記ネジ部材の回転に伴って前記第1面係合部側へ移動させるネジ部とを備えたことを特徴とする筐体。
  6. 締結具を用い、それぞれ取付穴が設けられた複数の部材を重ね合わせた状態で締結する締結方法であって、
    前記締結具は、前記取付穴に挿通されるネジ部材と、締結部材保持部とを備え、
    当該締結部材保持部は、前記重ね合わされた複数の部材の第1面側に位置し、当該第1面に係合される第1面係合部と、当該第1面係合部から前記第1面の裏側となる第2面側に向かって延設された延設部と、前記第2面側に位置し、当該第2面に係合される第2面係合部と、当該第2面係合部を前記ネジ部材の回転に伴って前記第1面係合部側へ移動させるネジ部とを備え、
    前記ネジ部材を前記ネジ部に螺合した状態の前記締結具を、前記第2面側から前記第1面側に向かって前記取付穴に挿通させて前記締結部材保持部によって前記複数の部材を保持し、
    その後、前記ネジ部材の頭部を回転させ、前記第1面係合部と前記第2面係合部とを接近させて前記複数の部材を締結することを特徴とした締結方法。
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