JPWO2010150828A1 - 電力供給装置 - Google Patents
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Abstract
電力供給装置は、直流供給線路に直流電力を出力する第1の電源機器および第2の電源ユニットと、制御手段とを備える。第1の電源機器は、商用電源を利用して定電圧制御を行う。第2の電源ユニットは、出力電流が増加するにつれて出力電圧を単調に下降させ、上記出力電流が減少するにつれて上記出力電圧を単調に上昇させる傾斜制御を行う第2の電源機器を備える。上記制御手段は、最適電流値(上記第1の電源機器の変換効率が最大であるときに上記第1の電源機器が上記直流供給線路に出力する電流の値)より計測値(直流供給線路に流れる電流の値)が大きい場合、上記第2の電源ユニットが上記直流供給線路に出力する電流の値が上記計測値と上記最適電流値との差分値と等しくなるように指示値を出力する。上記第2の電源機器は、上記傾斜制御の条件を変更することで、上記出力電圧を変化させることなく上記出力電流の値を上記指示値に対応する値に設定する。
Description
本発明は、複数台の電源機器が並列運転して直流電力を負荷機器に供給する電力供給装置に関するものである。
従来から、複数台の電源機器が並列運転して直流電力を負荷機器に供給する電力供給装置として、さまざまな方式のものが知られている。
従来の電力供給装置の一例として、出力電流が大きくなると出力電圧が単調に小さくなる電源機器を2台備える電力供給装置が知られている(例えば特開平10−248253号公報参照)。この電力供給装置では、2台の電源機器の出力電流−出力電圧特性の傾斜角度が異なっている。つまり、出力電流が同じ大きさだけ変化したときに、一方の電源機器の出力電圧の変化量と他方の電源機器の出力電圧の変化量とが異なる。
上記のような電力供給装置では、すべての負荷機器の総使用電流(負荷電流)の大きさに応じて、各電源機器がそれぞれ出力電流−出力電圧特性と負荷電流のバランス点で落ち着くことによって、各電源機器から任意の出力電圧で任意の出力電流を出力することができる。
しかしながら、2台の電源機器の出力電流−出力電圧特性の傾斜角度が異なっている電力供給装置は、負荷電流の大きさに応じて各電源機器の出力電圧つまり負荷機器への供給電圧が変動してしまうため、負荷機器への供給電圧を安定に保つことができないという問題があった。仮に、このような電力供給装置に対して、各電源機器の出力電流を所望の電流値に変更したときに、出力電流の変更前後において負荷機器への供給電圧を定電圧に保つためには、2台の電源機器の出力電流−出力電圧特性の両方を水平移動する必要があり、構成が複雑になってしまう。
ここで、上記問題を解決するための手段として、並列運転する複数台の電源機器のうち、1台の電源機器が定電圧制御であり、残りの電源機器が、出力電流が大きくなるにつれて単調に小さくなる直流電圧を出力電圧とする傾斜制御である電力供給装置が考えられる。このような電力供給装置では、傾斜制御の電源機器の出力電圧が定電圧制御の電源機器の出力電圧(基準電圧)に合わせ込まれた状態で、傾斜制御の電源機器が電流を負荷機器に出力する。このとき、負荷電流の不足分は、定電圧制御の電源機器から負荷機器に出力される。これにより、この電力供給装置では、負荷電流がある程度変化しても、負荷機器への供給電圧を定電圧(定電圧制御の電源機器の出力電圧)に保ったまま、負荷機器への電力供給を安定に行うことができる。
ところで、上記のような電源機器に接続される電源として、商用電源が用いられる場合がある。商用電源が接続される電源機器には、内蔵のDC/DCコンバータ部分において、定常損失(スイッチング素子のオン抵抗やインダクタの寄生抵抗などによる損失)などの内部損失が存在する。その結果、電源機器の変換効率(電源機器の入力電力に対する電源機器の出力電力の比)は、図9(a)に示すように、ある大きさの出力電流で最大となる特性になる。したがって、商用電源が接続されている電源機器は、変換効率が最大となるときの出力電流で用いると、効率よく運転することができる。
しかしながら、従来の電力供給装置では、負荷電流の大きさに応じて各電源機器の出力電流の大きさを変動する場合に、商用電源が接続されている電源機器を必ずしも効率よく運転させているとはいえなかった。
本発明は上記の点に鑑みて為され、その目的は、商用電源が接続されている電源機器を最大変換効率で運転させることができる電力供給装置を提供することである。
本発明に係る電力供給装置は、負荷機器が接続される直流供給線路に接続され、上記直流供給線路を通じて上記負荷機器に直流電力を供給する第1の電源機器および第2の電源ユニットと、上記直流供給線路を流れる電流の値を計測して計測値として出力する負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出手段より上記計測値を得ると、得られた上記計測値が最適電流値より大きいか否かを判定する判定手段と、制御手段と、を備える。上記第1の電源機器は、商用電源に接続され、上記商用電源より得た電力を直流電力に変換することで、上記直流供給線路に出力する電流の大きさに関わらず上記直流供給線路に一定の電圧を与える定電圧制御を行うように構成される。上記最適電流値は、上記第1の電源機器の変換効率が最大であるときに上記第1の電源機器が上記直流供給線路に出力する電流の値である。上記第2の電源ユニットは、第2の電源機器を備える。上記第2の電源機器は、上記直流供給線路に出力する出力電流が増加するにつれて上記直流供給線路に与える出力電圧を単調に下降させ、上記出力電流が減少するにつれて上記出力電圧を単調に上昇させる傾斜制御を行うように構成される。上記制御手段は、上記最適電流値より上記計測値が大きいと上記判定手段が判定すると、上記第2の電源ユニットが上記直流供給線路に出力する電流の値が上記計測値と上記最適電流値との差分値と等しくなるように、上記第2の電源機器に指示値を出力するように構成される。上記第2の電源機器は、上記制御手段から受け取った上記指示値に基づいて上記出力電流の値を調整する調整手段を備える。上記調整手段は、上記制御手段から上記指示値を受け取ると、上記傾斜制御の条件を変更することで、上記出力電圧を変化させることなく上記出力電流の値を上記指示値に対応する値に設定するように構成される。
好ましい形態では、上記制御手段は、上記計測値が上記最適電流値以下であると上記判定手段が判定すると、上記第2の電源ユニットに上記直流供給線路への電流の出力を停止させるように構成される。
好ましい形態では、上記第2の電源ユニットは、複数の上記第2の電源機器を備える。上記第2の電源ユニットが上記直流供給線路に出力する電流の値は、上記複数の第2の電源機器の上記出力電流の値の総和である。
以下に説明する形態は、本発明に係る電力供給装置3を適用する建物として戸建て住宅の家屋を想定して説明するが、本発明の技術思想を集合住宅に適用することを妨げるものではない。家屋Hには、図2に示すように、直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力により駆動される負荷としての直流機器(負荷機器)102とが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。直流電力供給部101と直流機器102との間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流供給線路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器102への給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなる玄関システムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102および玄関システムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102と玄関システムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で家屋Hに先行配置(家屋Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102,K105としては、家屋Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、家屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。照明システムK105を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ142から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141,142は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141,142の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器102に直接設けた接触子(図示せず)または接続線を介して設けた接触子(図示せず)が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、直流アウトレットは接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、例えば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、宅外から供給される商用電源ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、商用電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、商用電源ACから電力が供給されない期間(例えば商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。二次電池162としては、例えばリチウムイオン二次電池などが用いられる。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。商用電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示していないが、二次電池162は、充電を制御する回路部を含んでいる。
二次電池162は、商用電源ACや太陽電池161、燃料電池163によって適時充電され、二次電池162の放電は、商用電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源および分散電源から直流機器102への電力の配分を制御する直流電力制御部として機能する。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。また、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源および分散電源や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器102に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、家屋Hの各階や各部屋を単位として直流電力供給部101を設けることができるから、直流電力供給部101を系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
続いて、直流電力供給部101に収納されている電力供給装置3について図1を用いて説明する。電力供給装置3は、並列運転して直流電力を直流機器(負荷機器)102に供給する複数台(図示例では4台)の電源機器4(5,6)と、直流電力供給のシステム全体を監視する監視装置7とを備えている。
複数台の電源機器4は、1台の第1の電源機器5と、複数台(図示例では3台)の第2の電源機器6(6a〜6c)とで構成されている。
複数台の第2の電源機器6(6a〜6c)は、第2の電源ユニット8を構成する。すなわち、本実施形態では、第2の電源ユニット8は、3つの第2の電源機器6a,6b,6cを備える。そのため、第2の電源ユニット8が直流供給線路Wdcに出力する電流の値は、3つの第2の電源機器6の出力電流Io2の値の総和(=Ioa+Iob+Ioc)である。
ところで、本実施形態では、第2の電源ユニット8は3つの第2の電源機器6を備えるが、第2の電源ユニット8は第2の電源機器6を1つだけ備えていてもよい。この場合、第2の電源ユニット8が直流供給線路Wdcに出力する電流の値は、第2の電源機器6の出力電流Io2に等しい。また、第2の電源ユニット8は、第2の電源機器6を2つだけ備えていてもよいし、4つ以上備えていてもよい。
第1の電源機器5は、出力電流Io1の大きさに関わらず常に定電圧となる直流電圧を出力電圧Vo1とするものである(図5(b)参照)。第1の電源機器5には、商用電源ACからの電源電圧が入力電圧Vi1(図3参照)として入力される。つまり、第1の電源機器5は、商用電源ACを入力電源として直流電力を直流機器102に供給する商用電源用電源機器である。
すなわち、第1の電源機器5は、商用電源ACに接続される。第1の電源機器5は、商用電源ACより得た電力を直流電力に変換することで、直流供給線路Wdcに出力する電流(出力電流Io1)の大きさに関わらず直流供給線路Wdcに一定の電圧(出力電圧Vo1)を与える定電圧制御を行うように構成される。
なお、本実施形態では、図2に示すように、第1の電源機器5は、AC/DCコンバータ112を介して商用電源ACに接続されている。すなわち、商用電源ACの交流電圧は、AC/DCコンバータ112で所定の直流電圧に変換されて、第1の電源機器5に与えられる。よって、入力電圧Vi1は、AC/DCコンバータ112が出力する直流電圧である。しかしながら、入力電圧Vi1は、商用電源ACが出力する交流電圧であってもよい。この場合、第1の電源機器5には、交流電圧である入力電圧Vi1を直流電圧に変換してDC/DCコンバータ52に出力するAC/DCコンバータが設けられる。
この第1の電源機器5は、図3に示すように、出力電圧Vo1を検出する電圧検出手段50と、基準電圧V2と電圧検出手段50の検出電圧V1とに応じてオンデューティ幅が設定されたパルス幅変調信号S1を生成するスイッチング制御手段51と、スイッチング制御手段51からのパルス幅変調信号S1のオンデューティ幅に応じてオンオフ動作するスイッチング素子520を有するDC/DCコンバータ52とを備えている。
電圧検出手段50は、直列接続の2つの抵抗器500,501と、抵抗器500,501による分割電圧が入力される電圧ホロア502とを備えており、第1の電源機器5の出力電圧Vo1を検出する。電圧検出手段50は、出力電圧Vo1を検出し、検出された出力電圧Vo1に応じた検出電圧V1をスイッチング制御手段51に与えるように構成される。
スイッチング制御手段51は、電圧検出手段50の検出電圧(電圧ホロア502の出力電圧)V1および基準電圧V2が入力されるスイッチングIC510を備えている。
スイッチングIC510は、基準電圧V2と検出電圧V1との差分電圧(V2−V1)が一定となるようにオンデューティ幅が設定されたパルス幅変調信号S1をスイッチング素子520に出力する。つまり、スイッチングIC510は、出力電圧Vo1(検出電圧V1)が常に一定となるように、パルス幅変調信号S1のオンデューティ幅を設定する。
DC/DCコンバータ52は、入力側から順に、平滑コンデンサ521と、インダクタ522と、スイッチング素子520と、ダイオード523と、平滑コンデンサ524とを備えており、スイッチング素子520のオンオフ動作によって入力電圧Vi1を昇圧する。
スイッチング素子520は、例えば電界効果トランジスタなどであり、スイッチングIC510からのパルス幅変調信号S1が抵抗器525を介してゲートに入力される。スイッチング素子520がオンになると、ソースとドレインの間が導通し、インダクタ522には電磁エネルギーが蓄えられる。その後、スイッチング素子520がオフになると、インダクタ522に蓄えられた電磁エネルギーが放出されることによって昇圧する。昇圧された電圧は平滑コンデンサ524で平滑される。平滑コンデンサ524で平滑された直流電圧は、出力電圧Vo1として直流機器102(図1参照)に出力される。
上記の動作により、第1の電源機器5は、図5(b)に示すように、出力電流Io1の大きさに関わらず出力電圧Vo1を一定の直流電圧とする出力電流−出力電圧特性から外れないようにフィードバック制御を行うことができる。
第2の電源機器6は、図5(a)に示すように、出力電流(直流供給線路Wdcに出力する電流)Io2が大きくなるにつれて単調に小さくなる直流電圧を出力電圧(直流供給線路Wdcに与える電圧)Vo2とするものである。このような第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性を、Vo2=−αIo2+V0(α>0、V0>0)と表わすことができる。上記の出力電流−出力電圧特性では、Vo2+αIo2はV0で一定値となる。αは、第2の電源機器6ごとに異なった値であってもよいし、同じ値であってもよい。
すなわち、第2の電源機器6は、直流供給線路Wdcに出力する出力電流Io2が増加するにつれて直流供給線路Wdcに与える出力電圧Vo2を単調に下降させ、出力電流Io2が減少するにつれて出力電圧Vo2を単調に上昇させる傾斜制御を行うように構成される。
図1に示すように、第2の電源機器6aには太陽電池161が接続され、第2の電源機器6bには二次電池162が接続され、第2の電源機器6cには燃料電池163が接続されている。各第2の電源機器6は、それぞれ接続されている電池161〜163から入力電圧Vi2(図4参照)が入力される。つまり、第2の電源機器6aは、太陽電池161を入力電源として直流電力を直流機器102に供給する太陽電池用電源機器(PVコンバータ)であり、第2の電源機器6bは、二次電池162を入力電源として直流電力を直流機器102に供給する二次電池用電源機器(BATコンバータ)であり、第2の電源機器6cは、燃料電池163を入力電源として直流電力を直流機器102に供給する燃料電池用電源機器(FCコンバータ)である。なお、各第2の電源機器6は、第1電源機器5に対して他の電源機器に相当する。
各第2の電源機器6は、図4に示すように、出力電流Io2を検出する電流検出手段60と、出力電圧Vo2を検出する電圧検出手段61と、電圧検出手段61の検出電圧V5と電流検出手段60から出力される電圧V8とに応じてオンデューティ幅が設定されたパルス幅変調信号S2を生成するスイッチング制御手段62と、スイッチング制御手段62からのパルス幅変調信号S2のオンデューティ幅に応じてオンオフ動作するスイッチング素子630を有するDC/DCコンバータ63と、後述の制御部73(図1参照)の制御によって出力電流Io2の大きさを調整する調整手段64とを備えている。
電流検出手段60は、抵抗器600,605と、抵抗器600の両端電圧を検出する電流IC601と、電流IC601の出力電圧V3を分割する抵抗器602,603と、抵抗器602,603で分割された分割電圧が入力される電圧ホロア604とを備えており、出力電流Io2を検出する。
電圧検出手段61は、直列接続の2つの抵抗器610,611と、抵抗器610,611による分割電圧が入力される電圧ホロア612とを備えており、出力電圧Vo2を検出する。電圧検出手段61は、出力電圧Vo2を検出し、検出された出力電圧Vo2に応じた検出電圧V5をスイッチング制御手段62に与えるように構成される。
スイッチング制御手段62は、電圧検出手段61の検出電圧(電圧ホロア612の出力電圧)V5および後述の電圧V8が入力されるスイッチングIC620を備えている。
DC/DCコンバータ63は、入力側から順に、平滑コンデンサ631と、インダクタ632と、スイッチング素子630と、ダイオード633と、平滑コンデンサ634とを備えており、スイッチング素子630のオンオフ動作によって入力電圧Vi2を昇圧する。
調整手段64は、後述の制御部73(図1参照)から出力電流Io2の指示値を取得するCPU640と、CPU640の出力電圧V6を分割する2つの抵抗器641,642と、抵抗器641,642による分割電圧が入力される非反転増幅回路643とを備えている。
CPU640では、電力供給装置3の動作中において、つまり電力供給装置3による直流機器102への電力供給時において、制御部73からの指示値に基づいて、出力電流Io2の大きさを変動するための制御が行われる。
監視装置7は、図1に示すように、直流機器102に供給される負荷電流ILの電流値を検出する負荷電流検出部(負荷電流検出手段)70と、太陽電池161および燃料電池163の供給可能範囲ならびに二次電池162の残量を検出する残量検出部71と、負荷電流検出部70で検出された負荷電流ILが後述の最適電流値Imより大きいか否かを判定する判定部72と、各第2の電源機器6の出力電流Io2の大きさを制御する制御部(制御手段)73とを備えている。
負荷電流検出部70は、電力供給装置3が動作中において、つまり電力供給装置3による直流機器102への電力供給時において、予め設定された時間間隔で各直流機器102から必要な電流を検出して、直流機器102側の総使用電流である負荷電流ILを検出する。予め設定された時間間隔は、負荷追従を満足する時間間隔(例えば数ミリ秒間)である。このように、負荷電流検出部70、直流供給線路Wdcを流れる電流(負荷電流IL)の値(電流値)I0を計測して計測値として出力するように構成される。
残量検出部71は、電力供給装置3が動作中(電力供給装置3による直流機器102への電力供給時)において、上記時間間隔で二次電池162の出力電圧および出力電流を検出し、検出結果を用いて二次電池162の残量を検出する。
判定部72は、負荷電流検出部70より計測値を得ると、得られた計測値が最適電流値Imより大きいか否かを判定するように構成される。
また、判定部72は、上述したように負荷電流ILが最適電流値Imより大きいか否かを判定するとともに、残量検出部71で検出された二次電池162の残量が、二次電池162が接続されている第2の電源機器(BATコンバータ)6bが出力電流Io2(Iob)を出力できるほど十分であるか否かも判定する。具体的には、二次電池162の残量が、予め設定された閾値以上であれば、判定部72は、BATコンバータ6bが電流値I2の出力電流Iobを出力できるほど二次電池162の残量が十分であると判定する。一方、二次電池162の残量が閾値未満であれば、判定部72は、BATコンバータ6bが電流値I2の出力電流Iobを出力できるほど二次電池162の残量が十分ではないと判定する。
制御部73は、システム全体としてどの電源機器5,6からどれだけの電力を各直流機器102に供給すればよいのかを求め、それに応じて各電源機器5,6の出力を調整する。制御部73は、各第2の電源機器6の調整手段64のそれぞれに対して、出力電流Io2の電流値を指示するための指示値を送信する。なお、指示値は、出力電流Io2の電流値を直接表わす値であってもよいし、出力電流Io2の電流値を換算した電圧値であってもよい。また、指示値は、各第2の電源機器6における出力電流Io2の電流値を指示するための値に限定されるものではなく、各第2の電源機器6における出力電力の大きさを指示するための値であってもよい。
図4に示すCPU640は、制御部73(図1参照)からの指示値に応じた大きさの出力電圧V6を出力する。非反転増幅回路643の出力電圧V7は、CPU640の出力電圧V6が大きくなるにつれて大きくなっていき、CPU640の出力電圧V6が小さくなるにつれて小さくなっていく。
また、電流検出手段60には、電圧ホロア604と抵抗器605との間に差動増幅回路606が挿入されている。差動増幅回路606は、非反転増幅回路643の出力電圧V7と電流検出手段60の検出電圧(電圧ホロア604の出力電圧)V4との差分電圧(V7−V4)に比例した電圧V8(=β(V7−V4)(β>0))をスイッチングIC620に出力する。したがって、検出電圧V4が同じ大きさであっても、制御部73からの指示値に応じて出力電圧V6および出力電圧V7が大きくなった場合、スイッチングIC620に出力される電圧V8も大きくなる。逆に、出力電圧V6および出力電圧V7が小さくなった場合、スイッチングIC620に出力される電圧V8も小さくなる。なお、βの大きさは、後述のスイッチングIC620において、電圧V8が検出電圧V5と演算できるように設定される。
スイッチングIC620は、電圧V8と検出電圧V5との差分電圧(V8−V5)つまり電圧(βV7−(V5+βV4))が一定となるようにオンデューティ幅が設定(変更)されたパルス幅変調信号S2をスイッチング素子630に出力する。具体的には、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでよりも大きくなると、スイッチングIC620は、電圧(βV7−(V5+βV4))が小さくなるように(電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでと同じ大きさになるように)、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅を広く設定する。逆に、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでよりも小さくなると、スイッチングIC620は、電圧(βV7−(V5+βV4))が大きくなるように(電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでと同じ大きさになるように)、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅を狭く設定する。
スイッチング素子630は、例えば電界効果トランジスタなどであり、スイッチングIC620からのパルス幅変調信号S2が抵抗器635を介してゲートに入力される。スイッチング素子630がオンになると、ソースとドレインの間が導通し、インダクタ632には電磁エネルギーが蓄えられる。その後、スイッチング素子630がオフになると、インダクタ632に蓄えられた電磁エネルギーが放出されることによって昇圧する。昇圧された電圧は、平滑コンデンサ634で平滑される。平滑コンデンサ634で平滑された直流電圧は、出力電圧Vo2として直流機器102(図1参照)に出力される。
上記の動作により、出力電流Io2(検出電圧V4)がこれまでよりも大きくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでよりも小さくなるが、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでと同じ大きさになるようにオンデューティ幅を狭く設定して昇圧を小さくすることによって、出力電圧Vo2(検出電圧V5)をこれまでよりも小さくすることができる。一方、出力電流Io2(検出電圧V4)がこれまでよりも小さくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでよりも大きくなるが、電圧(βV7−(V5+βV4))がこれまでと同じ大きさになるようにオンデューティ幅を広く設定して昇圧を大きくすることによって、出力電圧Vo2(検出電圧V5)をこれまでよりも大きくすることができる。
よって、このような構成の各第2の電源機器6は、電圧(βV7−(V5+βV4))を一定とすることによって、図5(a)に示すように、出力電流Io2が大きくなると出力電圧Vo2が単調(直線上)に小さくなる出力電流−出力電圧特性(Vo2+αIo2が一定値である特性)から外れないようにフィードバック制御を行うことができる。
このような出力電流−出力電圧特性を持つ各第2の電源機器6は、第1の電源機器5とともに用いられた交点を持つ状態において、出力電圧Vo2が第1の電源機器5の出力電圧Vo1に合わせ込まれ、出力電圧Vo2が出力電圧Vo1に合わせ込まれたときの出力電流Io2を出力する。
ここで、出力電流Io2が減少した場合、出力電圧Vo2は、図6の出力電流−出力電圧特性にしたがって変動し、一時的に大きくなる(図6の(A))。出力電圧Vo2が大きくなると、出力電流Io2は大きくなり、その結果、検出電圧V4も大きくなる(図6の(B))。検出電圧V4が大きくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))が小さくなることにより、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅が狭くなり、出力電圧Vo2(検出電圧V5)は小さくなる(図6の(C))。これにより、出力電圧Vo2は出力電圧Vo1に合わせ込まれる。
一方、出力電流Io2が増加した場合、出力電圧Vo2は、図6の出力電流−出力電圧特性にしたがって変動し、一時的に小さくなる(図6の(D))。出力電圧Vo2が小さくなると、出力電流Io2は小さくなり、その結果、検出電圧V4も小さくなる(図6の(E))。検出電圧V4が小さくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))が大きくなることにより、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅が広くなり、出力電圧Vo2(検出電圧V5)は大きくなる(図6の(F))。これにより、出力電圧Vo2は出力電圧Vo1に合わせ込まれる。
続いて、このような第2の電源機器6に対して、直流機器102側の総使用電流(負荷電流IL)が大きくなり、出力電圧Vo2(検出電圧V5)が一定のもとで、出力電流Io2を大きくする指示値が制御部73からあった場合について図7を用いて説明する。まず、上記指示値があると、出力電圧V7および電圧V8(=β(V7−V4))が大きくなる。このとき、電圧(βV7−(V5+βV4))が大きくなるので、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅は広くなり、出力電圧Vo2は一時的に出力電圧Vo1より大きくなる(図7の(A))。この動作は、第2の電源機器6の出力電圧Vo2に所定電圧を加算することに相当する。出力電圧Vo2が大きくなると、出力電流Io2(検出電圧V4)も大きくなる(図7の(B))。検出電圧V4が大きくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))は小さくなるので、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅は狭くなる。その結果、出力電圧Vo2は小さくなる(図7の(C))。上記の動作を繰り返した後、出力電圧Vo2は出力電圧Vo1になる。これにより、第2の電源機器6は、定電圧特性(第1の電源機器5の出力電流−出力電圧特性)との交点の出力電流Io2が指示値(電流値I1)になるように第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性をシフトしたことになり、指示値通りの出力電流Io2を出力する。
これに対して、負荷電流ILが小さくなり、出力電圧Vo2(検出電圧V5)が一定のもとで、出力電流Io2を小さくする指示値が制御部73からあった場合、出力電圧V7および電圧V8(=β(V7−V4))が小さくなる。このとき、電圧(βV7−(V5+βV4))が小さくなるので、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅は狭くなり、出力電圧Vo2は一時的に出力電圧Vo1より小さくなる(図7の(D))。この動作は、第2の電源機器6の出力電圧Vo2に所定電圧を減算することに相当する。出力電圧Vo2が小さくなると、出力電流Io2(検出電圧V4)も小さくなる(図7の(E))。検出電圧V4が小さくなると、電圧(βV7−(V5+βV4))は大きくなるので、パルス幅変調信号S2のオンデューティ幅は広くなる。その結果、出力電圧Vo2は大きくなる(図7の(F))。上記の動作を繰り返した後、出力電圧Vo2は出力電圧Vo1になる。これにより、第2の電源機器6は、定電圧特性(第1の電源機器5の出力電流−出力電圧特性)との交点の出力電流Io2が指示値(電流値I0)になるように第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性をシフトしたことになり、指示値通りの出力電流Io2を出力する。
このように、調整手段64は、制御部(制御手段)73から指示値を受け取ると、傾斜制御の条件を変更することで、出力電圧Vo2を変化させることなく出力電流Io2の値を受け取った指示値に対応する値に設定するように構成される。調整手段64は、傾斜制御の条件を変更することで、出力電流−出力電圧特性をシフトさせる(すなわち、出力電流−出力電圧特性を示す線を平行移動させる)。
上記のように第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性がシフトした後も、シフト前と同様、第2の電源機器6の出力電圧Vo2が第1の電源機器5の出力電圧Vo1に合わせ込まれ、出力電圧Vo2が出力電圧Vo1に合わせ込まれたときの出力電流Io2を出力する。
上記より、負荷電流ILが変化したときに、各第2の電源機器6において、制御部73からの指示値に基づいて、図7に示すように、出力電流−出力電圧特性をシフトすることができる。シフトさせた後においても、各第2の電源機器6は、出力電圧Vo2が第1の電源機器5の出力電圧Vo1に合わせ込まれ、出力電圧Vo2が出力電圧Vo1と同じ大きさであるときの出力電流Io2を直流機器102に出力することができる。これにより、負荷電流ILが変化しても、電力供給装置3は各第2の電源機器6を負荷電流ILに応じた出力電流Io2に設定することができるとともに、負荷電流ILが変化しても、第2の電源機器6の出力電圧Vo2が第1の電源機器5の出力電圧Vo1に合わせ込まれることで、上記出力電圧Vo2を定電圧に保つことができる。その結果、直流機器102への電力供給を安定に行うことができる。
以下に一例を示す。図5では、(a)が第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性を示し、(b)が第1の電源機器5の出力電流−出力電圧特性を示す。ここで、図5(c)に示すように、制御部73からの指示値としてI11が指示されて第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性を図5(c)の矢印のようにシフトさせた場合、第2の電源機器6の出力電流Io2をI12からI11に増加させることができる。
また、第2の電源機器6において、出力電流Io2が大きくなるにつれて単調に出力電圧Vo2が小さくなる関係を、第1の電源機器5の構成から部品点数をほとんど増やすことなく、容易に実現することができる。
続いて、図1に示す監視装置7について詳細に説明する。以下の説明において、第1の電源機器5の変換効率が最大となるときの第1の電源機器5の出力電流Io1の電流値を最適電流値Imとする。すなわち、最適電流値Imは、第1の電源機器5の変換効率が最大であるときに第1電源機器5が直流供給線路Wdcに出力する電流(出力電流Io1)の値である。第1の電源機器5の変換効率は、例えば、電力変換効率は、第1の電源機器5に入力される商用電源ACからの電力PINに対する第1の電源機器5が直流供給線路Wdcに出力する電力POUTの比の値(=POUT/PIN)である。
本実施形態では、制御部73は、最適電流値Imより計測値(負荷電流ILの値)I0が大きいと判定部72が判定すると、第2電源ユニット8が直流供給線路Wdcに出力する電流の値(=Ioa+Iob+Ioc)が計測値と最適電流値Imとの差分値と等しくなるように、第2電源機器6に指示値を出力するように構成される。
すなわち、監視装置7の制御部73は、負荷電流検出部70で検出された負荷電流ILが最適電流値Im以上である場合、第1の電源機器5の出力電流Io1が最適電流値Imになるように、つまり、各第2の電源機器6の出力電圧Vo2が第1の電源機器5の出力電圧Vo1に合わせ込まれたときの各第2の電源機器6の出力電流Io2の総和が負荷電流ILの電流値と最適電流値Imとの差分値に相当するように、各第2の電源機器6の調整手段64(図4参照)に対して各第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性をシフトさせる。
一方、制御部73は、計測値I0が最適電流値Im以下であると判定部72が判定すると、第2の電源ユニット8に直流供給線路Wdcへの電流の出力を停止させるように構成される。例えば、制御部73は、計測値I0が最適電流値Im以下であると判定部72が判定すると、第2の電源ユニット8の各第2の電源機器6に、出力停止信号を送信するように構成される。上記出力停止信号を受け取った第2の電源機器6は、出力電流Io2の出力を停止するように構成される。
次に、本実施形態に係る電力供給装置3の動作について図8および図9を用いて説明する。
まず、負荷電流検出部70が負荷電流ILの電流値I0を検出する(図8のS1)。続いて、負荷電流ILの電流値I0が最適電流値Imより大きいか否かを判定部72が判定する(S2)。電流値I0が最適電流値Imより大きい場合、制御部73は、太陽電池161の供給能力範囲内でPVコンバータ6aの出力電流Ioaが電流値I0と最適電流値Imとの差分値(I0−Im)になるような指示値をPVコンバータ6aに送信する(S3)。PVコンバータ6aは、制御部73から指示値を受け取ると、調整手段64を用いてPVコンバータ6aの出力電流−出力電圧特性をシフトし、出力電流Ioaを差分値(I0−Im)として直流機器102に供給する。
ここで、図9(b)に示すようにPVコンバータ6aの出力電流Ioaを最大電流値I1にしても差分値(I0−Im)に満たさない場合(I0−Im>I1の場合)(S4)、制御部73は、BATコンバータ6bの出力電流Iobが電流値I2(I2=I0−Im−I1)になるような指示値をBATコンバータ6bに送信する(S5)。BATコンバータ6bは、制御部73から指示値を受け取ると、調整手段64を用いてBATコンバータ6bの出力電流−出力電圧特性をシフトし、図9(c)に示すように出力電流Iobを電流値I2として直流機器102に供給する。
上記ステップS3〜ステップS5において、差分値(I0−Im)を補う制御として、PVコンバータ6aをBATコンバータ6bより優先することによって、省エネルギー化を図ることができる。
なお、ステップS4,S5の他の例として、制御部73は、差分値(I0−Im)がわかった時点で、PVコンバータ6aの出力電流Ioaを現在の日照環境における最大電流値I1としてもまだ足りず、さらに、BATコンバータ6bの出力電流Iobを電流値I2にさせるべきと計算によって瞬時に判断し、そこから、PVコンバータ6aの出力電流Ioaが最大電流値I1になるようにPVコンバータ6aに指示値を出すとともに、BATコンバータ6bの出力電流Iobが電流値I2になるようにBATコンバータ6bに指示値を出してもよい。
その後、第1の電源機器5からは、最適電流値Imの出力電流Io1が直流機器102に供給される(S6)。なお、PVコンバータ6aやBATコンバータ6cの出力電流Ioa,Iobのシフトが完了して、総和として電流値I0の電流が出力されるまでの間は、第1の電源機器5から不足分が供給されており、負荷(直流機器102)への安定供給には問題がない。
一方、ステップS2において、負荷電流ILの電流値I0が最適電流値Im以下である場合、制御部73は、各第2の電源機器6の電流出力を停止するように各第2の電源機器6を制御する。これにより、第1の電源機器5からは、電流値I0の出力電流Io1が直流機器102に供給される(S6)。
また、ステップS4において、差分電流(負荷電流−最適電流値)がPVコンバータ6aの出力電流Ioaと同じ場合、制御部73は、PVコンバータ6a以外の第2の電源機器6(BATコンバータ6b、FCコンバータ6c)の電流出力を停止させる。これにより、第1の電源機器5からは、最適電流値Imの出力電流Io1が直流機器102に出力される(S6)。すなわち、制御部73は、第2の電源機器6aに指示値を送信し、残りの第2の電源機器6b,6cに出力停止信号を送信する。
上記の動作により、本実施形態に係る電力供給装置3は、負荷電流ILが増加すると、PVコンバータ6aおよびBATコンバータ6bの出力電流Ioa,Iobの総量を負荷電流ILの増加分だけ増加させ、負荷電流ILが減少すると、出力電流Ioa,Iobの総量を負荷電流ILの減少分だけ減少させる。なお、PVコンバータ6aおよびBATコンバータ6bの出力電流Ioa,Iobの総和を減少させる場合、最初にBATコンバータ6bの出力電流Iobを減少させて、次にPVコンバータ6aの出力電流Ioaを減少させるように制御してもよい。
電力供給装置3は、ステップS1からステップS6までの動作を定期的(予め設定された時間間隔)に行えば、各電池161〜163の供給能力が変動した場合や負荷電流ILの大きさが変動した場合であっても、変動に対応した出力電流Io2の設定を行うことができる。予め設定された時間間隔は、負荷追従を満足する時間間隔(例えば数ミリ秒間)である。なお、電力供給装置3は、ステップS1からステップS6までの動作を、予め設定された時間間隔以外に行ってもよい。
本実施形態の電力供給装置3は、商用電源ACを入力電源とし出力電流Io1の大きさに関わらず定電圧となる直流電圧を出力電圧Vo1とする商用電源用電源機器(第1の電源機器)5と、電源電圧が入力され出力電流Io2が大きくなるにつれて単調に小さくなる直流電圧を出力電圧Vo2とし第1電源機器5と並列運転して直流電力を負荷機器102に供給する1乃至複数の他の電源機器(第2の電源機器)6と、負荷機器102に供給される負荷電流ILの電流値を検出する負荷電流検出手段(負荷電流検出部)70と、第2の電源機器6の出力電流Io2の電流値を制御する制御手段(制御部)73とを備え、第1の電源機器5の変換効率が最大となるときの第1の電源機器5の出力電流Io1の電流値を最適電流値Imとし、第2の電源機器6は、負荷機器102への電力供給時に出力電流Io2と出力電圧Vo2の関係を示す出力電流−出力電圧特性をシフトする調整手段64を有し、制御部73は、負荷電流検出部70で検出された負荷電流ILが最適電流値Imより大きい場合、第2の電源機器6の出力電流Io2の総和が負荷電流ILと最適電流値Imの差分電流に相当するように、調整手段64に対して第2の電源機器6の出力電流−出力電圧特性をシフトさせる。
すなわち、本実施形態の電力供給装置3は、負荷機器102が接続される直流供給線路Wdcに接続され、直流供給線路Wdcを通じて負荷機器102に直流電力を供給する第1の電源機器5および第2の電源ユニット6と、直流供給線路Wdcを流れる電流(負荷電流)ILの値(電流値)I0を計測して計測値I0として出力する負荷電流検出手段(負荷電流検出部)70と、負荷電流検出部70より計測値I0を得ると、得られた計測値I0が最適電流値Imより大きいか否かを判定する判定手段(判定部)72と、制御手段(制御部)73と、を備える。第1の電源機器5は、商用電源ACに接続され、商用電源ACより得た電力を直流電力に変換することで、直流供給線路Wdcに出力する電流(出力電流)Io1の大きさに関わらず直流供給線路Wdcに一定の電圧(出力電圧)Vo1を与える定電圧制御を行うように構成される。最適電流値Imは、第1の電源機器5の変換効率が最大であるときに第1の電源機器5が直流供給線路Wdcに出力する電流(出力電流)Io1の値である。第2の電源ユニット8は、第2の電源機器6を備える。第2の電源機器6は、直流供給線路Wdcに出力する出力電流Io2が増加するにつれて直流供給線路Wdcに与える出力電圧Vo2を単調に下降させ、出力電流Io2が減少するにつれて出力電圧Vo2を単調に上昇させる傾斜制御を行うように構成される。制御部73は、最適電流値Imより計測値I0が大きいと判定部72が判定すると、第2の電源ユニット8が直流供給線路Wdcに出力する電流の値が計測値I0と最適電流値Imとの差分値(差分電流の値)と等しくなるように、第2の電源機器6に指示値を出力するように構成される。第2の電源機器6は、制御部73から受け取った指示値に基づいて出力電流Io2の値を調整する調整手段64を備える。調整手段64は、制御部73から指示値を受け取ると、傾斜制御の条件を変更することで、出力電圧Vo2を変化させることなく出力電流Io2の値を指示値に対応する値に設定するように構成される。
以上、本実施形態によれば、負荷電流ILが、商用電源ACが接続されている第1の電源機器5が最大変換効率になるときの出力電流Io1の電流値(最適電流値Im)以上である場合に、第1の電源機器5の出力電流Io1が最適電流値Imになるように各第2の電源機器6の出力電流Io2の電流値を調整することによって、第1の電源機器5を最大変換効率の状態で運転させることができる。
また、制御部73は、負荷電流検出部70で検出された負荷電流ILが最適電流値Im以下である場合、第2の電源機器6の電流出力を停止するように第2の電源機器を制御する。すなわち、制御部73は、計測値I0が最適電流値Im以下であると判定部72が判定すると、第2の電源ユニット8に直流供給線路Wdcへの電流の出力を停止させるように構成される。
そのため、本実施形態によれば、負荷電流ILが最適電流値Imより小さい場合であっても、第1の電源機器5をできるだけ最大変換効率に近い状態で運転させることができる。
なお、本実施形態では、負荷電流ILが最適電流値Imより大きい場合に、差分電流(負荷電流−最適電流値)をPVコンバータ6aとBATコンバータ6bの組み合わせで補うが、本実施形態の変形例として、上記差分電流をPVコンバータ6aとBATコンバータ6bの組み合わせではなく、PVコンバータ6aとFCコンバータ6cの組み合わせまたはBATコンバータ6bとFCコンバータ6cの組み合わせで補ってもよい。
Claims (3)
- 負荷機器が接続される直流供給線路に接続され、上記直流供給線路を通じて上記負荷機器に直流電力を供給する第1の電源機器および第2の電源ユニットと、
上記直流供給線路を流れる電流の値を計測して計測値として出力する負荷電流検出手段と、
上記負荷電流検出手段より上記計測値を得ると、得られた上記計測値が最適電流値より大きいか否かを判定する判定手段と、
制御手段と、を備え、
上記第1の電源機器は、商用電源に接続され、上記商用電源より得た電力を直流電力に変換することで、上記直流供給線路に出力する電流の大きさに関わらず上記直流供給線路に一定の電圧を与える定電圧制御を行うように構成され、
上記最適電流値は、上記第1の電源機器の変換効率が最大であるときに上記第1の電源機器が上記直流供給線路に出力する電流の値であり、
上記第2の電源ユニットは、少なくとも1つの第2の電源機器を備え、
上記第2の電源機器は、上記直流供給線路に出力する出力電流が増加するにつれて上記直流供給線路に与える出力電圧を単調に下降させ、上記出力電流が減少するにつれて上記出力電圧を単調に上昇させる傾斜制御を行うように構成され、
上記制御手段は、上記最適電流値より上記計測値が大きいと上記判定手段が判定すると、上記第2の電源ユニットが上記直流供給線路に出力する電流の値が上記計測値と上記最適電流値との差分値と等しくなるように、上記第2の電源機器に指示値を出力するように構成され、
上記第2の電源機器は、上記制御手段から受け取った上記指示値に基づいて上記出力電流の値を調整する調整手段を備え、
上記調整手段は、上記制御手段から上記指示値を受け取ると、上記傾斜制御の条件を変更することで、上記出力電圧を変化させることなく上記出力電流の値を上記指示値に対応する値に設定するように構成される
ことを特徴とする電力供給装置。 - 上記制御手段は、上記計測値が上記最適電流値以下であると上記判定手段が判定すると、上記第2の電源ユニットに上記直流供給線路への電流の出力を停止させるように構成される
ことを特徴とする請求項1記載の電力供給装置。 - 上記第2の電源ユニットは、複数の上記第2の電源機器を備え、
上記第2の電源ユニットが上記直流供給線路に出力する電流の値は、上記複数の第2の電源機器の上記出力電流の値の総和である
ことを特徴とする請求項1記載の電力供給装置。
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