JP2006262549A - 電源装置の系統連携システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の電源装置から構成される電力系統に関する負荷への供給率を、負荷の大きさに応じて変えて系統連携することができる電源装置の系統連携システムを提供する。
【解決手段】 負荷電流Ioが0Aから動作点Pまでは、V1>V2より、負荷への電力供給はコンバータ2より行われる。コンバータ2は、その出力レギュレーションが意図的に悪化されているため、負荷電流Ioの増加に従い、出力電流I1が増加する一方、出力電圧V1が低下する。負荷電流Ioが動作点Pを超えると、コンバータ5から負荷へ電力供給が開始される。重負荷時には、出力電圧V1の低下により、出力電流I2が負荷へ流れ始める。これにより、出力電流I1=Ia一定となり、動作点Pを超える負荷電流Ioの増加分は出力電流I2により補われて負荷へ供給されることとなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の電源装置を並列接続してなり、複数系統の電力を連携して負荷に供給する電源装置の系統連携システムに関する。
通常、スイッチング電源装置を代表とする電源装置は、一乃至複数の負荷に対して一台取付けられるが、特許文献1のように、電力供給の信頼性を高めるために複数台並列接続される場合がある。特許文献1には、DC/DCコンバータを共通する負荷に複数台接続して並列運転を行った時に問題となる、他のDC/DCコンバータからの出力電流の流れ込みを阻止する手段が開示されている。
図5は、電源装置を複数台並列接続した電源システムの一例を示したブロック図である。同図では、負荷としての例えばDC/DCコンバータなどのコンバータ1へは、例えばDC/DCコンバータなどのコンバータ2,5からなる電源システム8から2系統(系統A,B)の電力が供給されている。電源システム8の入力となる、コンバータ2の系統Aとコンバータ5の系統Bとは、例えば商用電源などの同一の入力の場合もあるが、一般的には、商用電源と他の入力電源を組み合わせることが多い。他の入力電源としては、例えば、商用電源が停電した時などに備えて配設された、非常用の発電機や太陽光発電システムなどが挙げられる。コンバータ2の出力側にはダイオード10のアノードが接続され、同様に、コンバータ5の出力側にはダイオード11のアノードが接続され、ダイオード10,11のカソードがそれぞれコンバータ1へ接続されている。すなわち、コンバータ2,5は、ダイオード10,11を介して同一ライン(線路)に接続され、系統A,Bの2系統の電力を共通の負荷となるコンバータ1へ供給する。ダイオード10,11は、並列運転時にコンバータ2,5から出力される出力電流I1,I2が互いに流れ込むことを阻止するために設けられている。なお、V1,I1は、それぞれコンバータ2のコンバータ部3から出力される出力電圧と出力電流である。V2,I2は、それぞれコンバータ5のコンバータ部6から出力される出力電圧と出力電流である。Vo,Ioは、それぞれ電源システム8全体としてコンバータ1へ出力される負荷電圧と負荷電流である。
コンバータ2は、系統Aの入力電力を電力変換して出力するコンバータ部3と、出力電圧V1が一定値になるようコンバータ部3を制御する定電圧制御部4とからなる。一方、コンバータ5は、系統Bの入力電力を電力変換して出力するコンバータ部6と、出力電圧V2が一定値になるようコンバータ部6を制御する定電圧制御部7とからなる。すなわち、コンバータ2,5は略同様の構成となっている。図6は、コンバータ2の構成をより詳細に示した回路図である。同図において、102はコンバータ2に系統Aの入力電力を供給する例えば商用電源などの交流入力電源であり、コンバータ2の一対の入力端子103,104に接続されている。105はダイオードブリッジであり、PFC回路106に接続される。一対の入力端子103,104を介して交流入力電源102から供給される入力電圧Vinは、ダイオードブリッジ105で全波整流され、PFC回路106で力率改善されることで、直流電圧に変換される。107は入力側と出力側とを絶縁するトランスで、一次巻線107aの一端にはPFC回路106が接続され、他端にはMOS型FETからなるスイッチング素子110のドレインが接続される。スイッチング素子110のソースはダイオードブリッジ105と接続され、ゲートはスイッチング素子110のオン・オフ動作(スイッチング動作)を制御する例えばPWM制御ICなどのスイッチング制御回路111と接続される。
また、トランス107の二次側である二次巻線107bには、整流平滑回路115や一対の出力端子116,117が設けられ、該一対の出力端子116,117から出力電圧V1,出力電流I1が取り出される。その他、出力電圧V1を安定化させる帰還ループとして、出力電圧検出回路118が設けられ、出力電圧検出回路118から出力電圧V1のフィードバック信号がスイッチング制御回路111に送られる。スイッチング制御回路111では、該フィードバック信号に基づき、スイッチング素子110のゲートへ入力するパルスを周知のPWM制御(パルス幅制御)することで、出力電圧V1の安定化を図るようにしている。すなわち、出力電圧検出回路118とスイッチング制御回路111が定電圧制御部4に相当し、それ以外の構成がコンバータ部3に相当する。
特開2002−345239号公報
従来、2系統以上の電力をコンバータ1へ供給する電源システム8では、その出力が安定したDC電圧となるようにコンバータ2,5で各々独立した定電圧制御がなされていた。すなわち、電源システム8では、系統Aと系統Bの系統連携がなされておらず、コンバータ1へは、コンバータ2,5の各出力のうちDC電圧レベルの高い方から選択的に電力供給がなされていた。
コンバータ2,5の各出力特性を示したものが図7である。ここでの出力特性とは、負荷電流Ioの増加に対する各出力電圧V1,V2の変化を表す特性を言う。同図は、出力電圧V1と出力電圧V2とが、無負荷時(Io=0)にV1>V2なる関係を有している場合についてのものである。コンバータ2,5が並列接続されているため、負荷電圧Voは、出力電圧V1又は出力電圧V2のうちDC電圧レベルの高い方と同値になる一方、負荷電流Ioは出力電流I1と出力電流I2を足し合わせた電流(Io=I1+I2)となる。コンバータ2の出力電圧V1は定電圧制御部4により一定の電圧Vaに制御されているため、負荷を変化させ、負荷電流Ioを次第に増加させていっても、その値は変化しない。同様に、コンバータ5の出力電圧V2も定電圧制御部7により一定の電圧Vbに制御されているため、負荷電流Ioの増減にかかわらず、その値は変化しない。従って、V1>V2から負荷電圧Vo=V1=Va(一定値)となる。このとき、負荷へはコンバータ2の電力のみ供給されるため、出力電流I1=Ioとなる一方、出力電流I2=0となる。
このように、従来の電源システム8では、相異なる電力系統に属するコンバータ2とコンバータ5の出力に対して系統連携がなされていないため、DC電圧レベルの低いコンバータ5は、通常時コンバータ1へ電力供給をせず、DC電圧レベルの高いコンバータ2の系統Aに例えば停電などの異常が発生した時のみ動作する。これでは、コンバータ1の入力供給源となるコンバータ2以外は通常時動作していないため不経済である。また、負荷変動によるピーク負荷対応も各々のコンバータ2,5が対応する必要があり、コンバータ2,5の出力容量が大きくなり、コストアップにもなる。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、複数の電源装置から構成される電力系統を系統連携して、負荷への供給率を負荷の大きさに応じて変化させることができる電源装置の系統連携システムを提供することを目的とする。
本発明における請求項1では、一の電源装置の出力特性と他の電源装置の出力特性とが交わる動作点を設けて、これら複数の電源装置を並列運転して負荷に電力を供給する電源装置の系統連携システムを構成している。
本発明は、従来、各電源装置の出力特性が定出力特性となるよう安定化制御されているため、出力電圧レベルの高い方からしか負荷へ電力供給がなされないことに着目し、並列運転する電源装置の出力特性に傾きをつけて、互いの出力特性が動作点で交わるように構成している。この動作点を設けることにより、軽負荷時は一の電源装置からしか負荷へ電力が供給されていなくても、動作点より増加する分の電力を他の電源装置から補って負荷へ供給することができる。すなわち、複数の電源装置から構成される電力系統を系統連携して、負荷への供給率を負荷の大きさに応じて変化させることができる。
本発明の請求項1によると、各電源装置の出力電力を系統連携して負荷へ供給することができるため、負荷を各電源装置に分散させて、小型・小容量の電源装置でもピーク負荷に容易に対応することができると共に、一の電力系統の入力に異常が発生しても他の電力系統により出力を安定供給できる。また、複数の入力電力を効率的に利用できるため、例えば蓄電エネルギーあるいは、太陽光発電エネルギー等を常時利用することができ、環境にやさしい電源システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明における電源装置の系統連携システムの好ましい各実施例を説明する。なお、従来例と同一箇所には同一符号を付し、共通する部分の説明は重複するため極力省略する。
図1は、本実施例における電源装置の系統連携システムの構成を模式的に示したブロック図である。同図では、従来例と同様に、負荷としての例えばDC/DCコンバータなどのコンバータ1へは、例えばDC/DCコンバータなどのコンバータ2,5からなる電源システム8から2系統(系統A,B)の電力が供給されている。もちろん3系統以上の電力を供給するようにしてもよい。コンバータ2,5は、逆流阻止用のダイオード10,11を介して同一ライン(線路)に接続され、コンバータ1へ電力を供給する。
コンバータ2は、系統Aの入力電力を電力変換して出力するコンバータ部3と、コンバータ部3を制御する出力制御部15とからなる。出力制御部15については後述する。一方、コンバータ5は、系統Bの入力電力を電力変換して出力するコンバータ部6と、出力電圧が一定値になるようコンバータ部6を制御する定電圧制御部7とからなる。すなわち、コンバータ5では、定電圧制御部7がコンバータ部6に対して周知のPWM制御を行うことにより、出力電圧V2の安定化が図られている。図2は、コンバータ2の構成をより詳細に示した回路である。同図において、102はコンバータ2に入力電力を供給する例えば商用電源などの交流入力電源であり、コンバータ2の一対の入力端子103,104に接続されている。コンバータ部3は従来例と同様の構成となっている。すなわち、コンバータ部3は、ダイオードブリッジ105と、PFC回路106と、一次巻線107aと二次巻線107bとを有するトランス107と、スイッチング素子110と、整流平滑回路115とからなり、入力端子103,104と出力端子116,117との間に接続されている。一方、出力制御部15は、スイッチング素子110のオン・オフ動作(スイッチング動作)を制御する例えばPWM制御ICなどのスイッチング制御回路111と、出力電圧V1を安定化させる帰還ループとしての出力電圧検出回路118と、後述する出力レギュレーション可変手段20とから構成されている。
出力制御部15では、スイッチング制御回路111が出力電圧検出回路118から送られる出力電圧V1のフィードバック信号に基づき、スイッチング素子110のゲートへ入力するパルスを周知のPWM制御(パルス幅制御)することで、出力電圧V1の安定化を図るようにしている。出力レギュレーション可変手段20は、出力電圧V1の安定度を決定する、出力電流I1に対する出力電圧V1の変動比率である出力レギュレーションを変化させるものである。具体的には、スイッチング素子110のゲートへ入力するパルスを所望の導通幅に固定して、そのデューティ比を一定にする。出力レギュレーション可変手段20にパルス幅調整手段としてのボリウムを設けて、電源システム8を運転しながら手動でデューティ比を適宜可変させながら出力レギュレーションを調整できるようにしてもよい。当該パルスのデューティ比を一定にすることにより、出力レギュレーションが悪化し(出力電圧V1の安定度が低下し)、出力電流I1ひいては負荷電流Ioに応じて出力電圧V1が変動する、すなわち出力特性が定出力特性から任意の傾きを有するものになる。
一般的に、コンバータ2,5などの電源装置では、負荷となる例えば電子機器などを正常に動作させるために、出力電圧を安定化して供給している。従って、コンバータ2を単独で運転する際には出力レギュレーションをできるだけ良くしなければならないが、本実施例における電源システム8では、コンバータ2の出力レギュレーションを意図的に悪化させることで系統Aと系統Bの系統連携を可能としている。すなわち、単独運転時と並列運転時(系統連携時)とでは、要求される出力レギュレーションが異なることとなる。そのため、コンバータ2を単独運転と並列運転とで兼用する必要がある場合には、コンバータ2に単独運転モードと系統連携モードを設け、操作手段(図示せず)などにより系統連携モードに設定された時にのみ、出力レギュレーション可変手段20が機能するよう構成するのが好ましい。このようにすれば、単独運転モード時にはコンバータ2から安定した出力電力が得られる一方、複数の電源装置を並列運転する系統連携モード時には出力レギュレーションを変化させて、相異なる系統に属する出力電力の系統連携を図ることができる。さらに、並列接続された他の電源装置の入力を検出して、当該入力遮断時に系統連携モードから単独運転モードに自動的に切換わるように電源システム8を構成すれば、他系統に異常が発生した場合に自系統の出力電力を安定化することができる。
次に、本発明の特徴部である出力レギュレーション可変手段20の作用について、コンバータ2,5ひいては電源システム8の出力特性を参照しながら説明する。
本実施例におけるコンバータ2,5の各出力特性を示したものが図3である。同図は、出力電圧V1と出力電圧V2とが、無負荷時(Io=0)にV1>V2なる関係を有している場合についてのものである。軽負荷時(負荷電流Ioが0からIp(動作点P)まで)は、V1>V2より、コンバータ1への電力供給はコンバータ2の系統Aより行われる。従って、電源システム8からの出力は、負荷電圧Vo=V1,負荷電流Io=I1となるため、軽負荷時におけるコンバータ5の出力特性は、出力電圧V2=Vb,出力電流I2=0で一定となる。コンバータ2は、出力レギュレーション可変手段20によりその出力レギュレーションが意図的に悪化されているため、負荷電流Ioの増加に従い、出力電流I1が増加する一方、出力電圧V1が低下する。
その後、負荷電流Ioが動作点Pを超え重負荷になると、コンバータ5の系統Bからコンバータ1へ電力供給が開始される。重負荷時には、出力電圧V1の低下によりV1<V2の関係となり、出力電流I2がコンバータ1へ流れ始める。これにより、出力電流I1=Ia一定となり、動作点Pを超える負荷電流Ioの増加分(Io−Ia)は出力電流I2により補われてコンバータ1へ供給されることとなる。このとき、コンバータ5の出力電圧V2は、定電圧制御部7により一定の電圧Vbに定電圧制御されるため、負荷電圧VoはVb一定となる。すなわち、本実施例における電源システム8では、コンバータ2,5の出力特性が交わる動作点Pで系統Aと系統Bの系統連携が図られ、負荷電流Ioの増加に従い、コンバータ1への電力供給率がコンバータ2からコンバータ5へ次第にシフト(移行)する。
この動作点Pは、コンバータ2の出力レギュレーションを変更することで、任意に変えることができる。動作点Pを変化させることにより、コンバータ2,5に対する負荷への供給率を変化させることができる。例えば、動作点Pをコンバータ1に通常動作時に流れる負荷電流Ioよりも大幅に低く設定しておけば、コンバータ5からの電力供給を負荷電流Ioが低い段階から開始することができるため、コンバータ1の通常動作時には、コンバータ2とコンバータ5の両方から均等に電力供給を行わせることも可能である。従って、複数の入力電力を効率的に利用できるため、例えば蓄電エネルギーあるいは、太陽光発電エネルギー等を常時利用することができ、環境にやさしい電源システムを提供することができる。反対に、動作点Pをコンバータ1に通常動作時に流れる負荷電流Ioよりも高く設定しておけば、コンバータ1の通常動作時には、コンバータ1への電力供給はコンバータ2のみで行い、コンバータ1の最大出力時(ピーク負荷時)にはコンバータ5を系統連携してコンバータ2の負担を軽くすることもできる。従って、コンバータ2が小型・小容量のものでもピーク負荷に容易に対応することができる。もちろん、本実施例の電源システム8でも、従来と同様に、一の電力系統の入力に例えば停電などの異常が発生しても他の電力系統により出力を安定供給できることは言うまでもない。
以上のように本実施例では、一の電源装置としてのコンバータ2の出力特性と他の電源装置としてのコンバータ5の出力特性とが交わる動作点Pを設けて、これらコンバータ2,5を並列運転して負荷としてのコンバータ1に電力を供給する電源装置の系統連携システムとしての電源システム8を構成している。
本発明は、従来、コンバータ2,5の出力特性が定出力特性となるよう安定化制御されているため、出力電圧レベルの高い方からしか負荷へ電力供給がなされないことに着目し、並列運転するコンバータ2,5の出力特性に傾きをつけて、互いの出力特性が動作点Pで交わるように構成している。この動作点Pを設けることにより、軽負荷時はコンバータ2からしかコンバータ1へ電力が供給されていなくても、動作点Pより増加する分の電力をコンバータ5から補ってコンバータ1へ供給することができる。すなわち、複数のコンバータ2,5から構成される電力系統A,Bに関するコンバータ1への供給率を、コンバータ1の大きさに応じて変化させて系統連携することができる。以上より、コンバータ2,5の出力電力を系統連携してコンバータ1へ供給することができるため、コンバータ1の負荷をコンバータ2,5に分散させて、小型・小容量のコンバータ2でもピーク負荷に容易に対応することができると共に、系統Aの入力に電圧低下などの異常が発生しても系統Bにより出力を安定供給できる。また、複数の入力電力を効率的に利用できるため、例えば蓄電エネルギーあるいは、太陽光発電エネルギー等を常時利用することができ、環境にやさしい電源システムを提供することができる。
図4は、本実施例における電源装置の系統連携システムの構成を示した回路図である。同図では、従来例と同様に、負荷Lへは、例えばDC/DCコンバータなどのコンバータ2,5からなる電源システム8から2系統(系統A,B)の電力が供給されている。コンバータ5は、系統Bの入力電力を電力変換して出力するコンバータ部6と、出力電圧V2が一定値になるようコンバータ部6を制御する定電圧制御部7とからなる。コンバータ2の入力端子103,104には交流入力電源102が接続され、入力端子103,104と出力端子116,117との間にコンバータ部3と定電圧制御部4が接続されている。コンバータ部3は、ダイオードブリッジ105と、PFC回路106と、一次巻線107aと二次巻線107bとを有するトランス107と、スイッチング素子110と、整流平滑回路115とから構成される。一方、定電圧制御部4は、スイッチング素子110のオン・オフ動作(スイッチング動作)を制御する例えばPWM制御ICなどのスイッチング制御回路111と、整流平滑回路115により整流平滑された出力電圧V1´を安定化させる帰還ループとしての出力電圧検出回路118とから構成されている。
本実施例では、コンバータ部3の後段に出力電圧調整手段としての系統連携手段25が接続されている。系統連携手段25は、出力電流I1を検出するカレントトランス21と、出力電流I1が流れることにより出力降下電圧Vrを発生させる可変抵抗23と、カレントトランス21の検出電流に応じて可変抵抗23の抵抗値を変化させる電圧可変手段22とから構成される。
次に本実施例の特徴部となる系統連携手段25の作用について説明する。
系統連携手段25は、出力電流I1に応じて出力電圧V1を変動させるものである。具体的には、出力電流I1をカレントトランス21で検出し、電圧可変手段22が出力電流I1に応じて可変抵抗23の抵抗値を変化させることにより、出力降下電圧Vrを変化させ、系統連携手段25に入力される出力電圧V1´を出力降下電圧Vr分降下させ、出力電圧V1(V1=V1´−Vr)として出力する。出力電圧V1´は定電圧制御部4により安定化されているため定出力特性を有するが、出力電流I1に応じて出力降下電圧Vrを適宜制御することで、出力電圧V1の出力特性を自在に変化させることができる。すなわち、出力電流I1ひいては負荷電流Ioに応じて出力電圧V1を直接変動させて、コンバータ2の出力特性に任意の傾きを与えることができる。従って、系統連携手段25によりコンバータ2,5の出力特性が交わる動作点Pを設けることができるため、負荷電流Ioの増加に従い、コンバータ1への電力供給率をコンバータ2からコンバータ5へシフトさせることができる。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。本発明は、複数の電源装置のみからなる電源システムに限らず、コンバータ2と電池など種々の組み合わせが考えられ、DC−UPS(直流出力の無停電電源装置)などにも適用可能である。コンバータ5にも出力レギュレーション可変手段20や系統連携手段25を設けてコンバータ2,5両者の出力特性に傾きを持たせるように構成してもよい。また、コンバータ2,5の制御方式に関しても、PWM制御方式に限定されるものではなく、例えばPFM制御方式など本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の制御方式に変更可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施例における電源装置の系統連携システムの構成を示すブロック図である。 同上、電源装置の系統連携システムを構成する電源装置の回路図である。 同上、電源装置の系統連携システムを構成する各電源装置の負荷電流に対する出力電圧の変化を示す出力特性図である。 本発明の第2実施例における電源装置の系統連携システムの構成を示す回路図である。 従来例における電源システムの構成を示すブロック図である。 同上、電源システムを構成する電源装置の回路図である。 同上、電源システムを構成する各電源装置の負荷電流に対する出力電圧の変化を示す出力特性図である。
符号の説明
1 コンバータ(負荷)
2 コンバータ(一の電源装置)
5 コンバータ(他の電源装置)
8 電源システム(電源装置の系統連携システム)

Claims (1)

  1. 複数の電源装置を並列運転して負荷に電力を供給する電源装置の系統連携システムであって、一の電源装置の出力特性と他の電源装置の出力特性とが交わる動作点を設けるように構成したことを特徴とする電源装置の系統連携システム。

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