JPWO2010109531A1 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、術者の指定に応じて忠実に撮影系が移動する放射線撮影装置を提供することにある。すなわち、本発明の構成によれば、追加移動制御部26により、撮像系3,4の移動を回帰的に制御するフィードバック制御が可能となっている。しかも、本発明の構成は、加速度取得部23により撮像系3,4の加速度を求めることを特徴としている。すなわち、撮像系3,4の速度が所定の速度に近づくと、移動対象の加速度を0に近づける。この様にすることで、オーバーシュートを抑制することができ、移動対象が移動の度にガタつく現象を確実に防ぐことができるので、操作性の優れたX線撮影装置1が提供できる。

Description

本発明は、被検体の放射線透視画像が取得できる放射線撮影装置に関し、特に、天板に対して放射線源と、放射線検出器とを移動させることができる放射線撮影装置に関する。
医療機関には、被検体の透視像を取得する放射線撮影装置が配備されている。この様な放射線撮影装置における従来の構成について説明する。従来の放射線撮影装置51は、図9に示すように、被検体Mを載置する天板52と、天板52の下部に設けられた放射線源53と、天板52の上部に設けられた放射線検出手段(I・I管)54とを備えている。放射線源53,およびI・I管54は、天板52に対して被検体Mの体軸方向Aに沿って移動可能となっている。なお、放射線源53,およびI・I管54は、相対的な位置関係を保った状態で天板52に対して移動するもので、両者をあわせて、撮像系と呼ぶことがある。
放射線透視画像の撮影の際には、天板52に被検体Mを仰臥させることになる。しかし、放射線撮影装置51の中には、立位の被検体Mも撮影することができるような構成となっているものもある。この様な放射線撮影装置51は、天板52を検査室の床面に対し図10に示すように起立させることもできれば、図9のように天板52を床面と水平となるように横臥させることもできる。放射線源53,およびI・I管54は、天板52との相対的な位置関係を保った状態で、この天板52の傾斜移動に伴って、追従移動する。すなわち、放射線源53,およびI・I管54は、天板52と一体に移動される。この様な構成は、例えば、特許文献1,特許文献2に記載されている。
I・I管54は、天板52に対して被検体Mの体軸方向に移動可能であり、駆動モータ63がI・I管54を駆動することでI・I管54の位置の変更が行われる。すなわち、図11に示すように、放射線撮影装置51は、被検体Mの体軸方向に配列した2つの滑車60a,60bを有し、この滑車にはベルト61が掛けられている。そして、ベルト61は、I・I管54を支える支柱54aと、I・I管54,および支柱54aと同程度の重量を有するバランスウェート62に接続されている。そして、駆動モータ63は、2つの滑車60a,60bのいずれかを駆動することにより、I・I管54が体軸方向Aに沿って進退移動されることになる。なお、滑車60a,滑車60b,ベルト61,およびバランスウェート62は、放射線撮影装置51に内蔵されている。
バランスウェート62は、天板52が起伏自在となっている構成を採用する放射線撮影装置51にとって、重要な役割を担っている。すなわち、横臥した天板52を起立させようとすると、図12の点線の矢印で示すように、天板52に対して、I・I管54は、支柱54aごと滑落しようとしてしまう。これを防止するためにバランスウェート62が設けられているのである。天板52を傾斜させたとき、バランスウェート62とI・I管54とは、滑車60bを基準に、互いに引っ張り合う位置に配置されている。つまり、I・I管54とバランスウェート62とがベルト61を介して、互いの滑落移動を打ち消すように引っ張り合う。こうして、I・I管54は、天板52の起伏により滑落することなく、術者は、天板52に対するI・I管54の位置を指定どおりにすることができるのである。
特開2000−23957号公報 特開平11−137543号公報
しかしながら、この様な従来構成においては、以下のような問題がある。
すなわち、従来構成によれば、I・I管54を指示どおりに動かすことが困難である。バランスウェート62を設けたことで、ベルト61を始動させるときに大きなトルクが必要となる。したがって、駆動モータ63のトルク不足により、駆動モータ63の回転数が指令よりも小さい事態に陥る可能性が出てくる。しかも、ベルト61の制動に抵抗する慣性力も強くなっている。したがって、I・I管54の移動を止めようと駆動モータ63にベルト61を制動させようとすると、今度は、駆動モータ63の回転数が指令よりも大きい事態に陥る。このように、バランスウェート62が存在することで、I・I管54は、指示通りに動かすことがより難しくなっている。
この様な事情に鑑み、従来例においては、駆動モータ63にフィードバック制御を用いることで、駆動モータ63における回転不足分を補うこととした構成のものもある。しかしながら、この様な構成を以ってしても、I・I管54を指示どおりに動かすことが困難である。すなわち、駆動モータ63は、回転が指令どおりになっていないと、フィードバック制御により、駆動モータ63の加速が行われる。すると、駆動モータ63は、余計に加速され過ぎてしまう。すると、フィードバック制御が働き、駆動モータ63は、減速される。すると、今度は、余計に減速され過ぎてしまう。つまり、図13に示すように、I・I管54の移動速度Vは、所定の速度Kを数回にわたって跨ぐようにバウンドしてしまう(この様な現象は、オーバーシュートと呼ばれる)。つまり、I・I管54は、ガタつきながら移動する。I・I管54が振動しながら移動するのであるから、従来の放射線撮影装置51は、術者に非常な煩雑さを感じさせてしまう。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、術者の指定に応じて忠実に撮影系が移動する放射線撮影装置を提供することにある。
本発明は、この様な目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、天板と、天板に対し放射線ビームを照射する放射線源と、放射線ビームを検出する放射線検出手段と、放射線源を天板に対して所定方向に進退移動させる放射線源移動手段と、これを制御する放射線源移動制御手段と、放射線検出手段を天板に対して所定方向に進退移動させる検出器移動手段と、これを制御する検出器移動制御手段と、放射線源、放射線検出手段の少なくともいずれか1つである移動対象の移動の指示を入力させる指示入力手段とを備えた放射線撮影装置において、指示入力手段に入力された移動の指示を基に、移動対象の目標的な移動速度である目標速度を求める目標速度取得手段と、天板に対する移動対象の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、位置情報を基に移動対象の実際的な移動速度である実際速度を求める実際速度取得手段と、実際速度を基に移動対象の加速度を求める加速度取得手段と、目標速度から実際速度を減算して速度差を求める速度差取得手段と、速度差が填補されるように移動対象を追加的に移動させる追加移動制御手段とを備え、追加移動制御手段は、移動対象の加速度を0に近づけるよう移動対象を移動させることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の構成によれば、移動対象の移動速度である実際速度を取得し、術者の指示を基に求められる目標速度から上述の実際速度を減算することで速度差を求める。移動対象の移動制御量(制御量)は、この速度差が填補されるように追加的に増やされる。この様に構成することで、移動対象の移動を回帰的に制御されるフィードバック制御が可能となる。しかも、本発明の構成は、移動対象の加速度を求めることを特徴としている。術者の指定どおりに移動対象を移動させる放射線撮影装置を提供するには、移動対象の加速度をモニタリングすることが重要なのである。すなわち、実際速度が目標速度よりも僅かに低い場合、移動対象の加速度に構わず移動対象を追加的に制御量を増やし移動させると、実際速度が目標速度を上回り、実際速度が目標速度よりも僅かに高くなってしまう。これを目標速度にしようとすると、今度は、実際速度が目標速度を下回る。こうして、実際速度のオーバーシュートが生じてしまう。
ところが、本発明によれば、実際速度が目標速度に近く、かつ、移動対象の加速度が大きいとき、移動対象の加速度を0に近づける。ここで、加速度を0に近づける制御量とは、前述の速度差による要素と、速度差に対する現在加速度の比による要素とを、それぞれ重み付けをして足し合わせた追加的な制御量である。この様にすることで実際速度は、目標速度に漸近することになり、実際速度が目標速度を跨いで増減することがない。すると、上述のオーバーシュートを抑制することができ、移動対象が移動の度にガタつく現象を確実に防ぐことができるので、操作性の優れた放射線撮影装置が提供できる。
また、上述の追加移動制御手段が参照する速度差設定を記憶する設定値記憶手段を更に備え、追加移動制御手段は、速度差が速度差設定値よりも小さいとき、移動対象の加速度を0に近づけるよう移動対象を移動させればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、追加移動制御手段は、速度差が速度差設定値よりも小さいとき移動対象の加速度を0に近づける。この様にすれば、撮像系の移動開始時点から加速度が0に近づく構成とすることがないのでより確実に撮像系を移動させることができる。
また、上述の移動対象は、放射線検出手段であれば、より望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、より確実に操作性に優れた放射線撮影装置が提供できる。放射線検出手段の具体的構成としては、イメージインテンシファイアが挙げられる。これは、重荷物であり、これを術者の指示通りに移動させるのは難しいのである。上述の構成によれば、重荷物を移動させる場合であっても、移動に伴ってガタつくことがない。
また、上述の位置情報取得手段は、ポテンショメータであればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の具体的な態様を表したものである。ポテンショメータは、ロッドとスライドを備えており、ロッド上をスライドが移動することで、スライドの電位が変化する構成となっている。この様なポテンショメータを位置情報取得手段として採用すれば、安価で確実に移動対象の天板に対する位置を知ることができる。
また、上述の天板を起伏させる天板起伏機構と、これを制御する天板起伏制御手段を更に備え、天板は、その長手方向の1端が上側に移動することで、起立し、起立した天板は、その長手方向の1端が下側に移動することで、横臥する構成となっており、天板を起伏させる際に、放射線源、放射線源移動手段、放射線検出手段、および検出器移動手段は、天板との位置関係を保った状態で天板と一体に移動する構成となっており、所定方向は、天板の長手方向となっていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、天板を起伏させることができる。すなわち、検査の目的に合わせて天板を、検査室の床面に対して起立させることができれば、横臥させることもできる。
また、上述の設定値記憶手段は、第1重み付け係数、および第2重み付け係数をも記憶し、上述の追加移動制御手段が行う追加的な移動の制御量は、速度差に第1重み付け係数を掛けたものと、速度差に対する加速度の比に第2重み付け係数を掛けたものとを足し合わせたものであればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の具体的な態様を表したものである。上述のように構成すれば、速度差、加速度を確実に加味して追加的な移動の制御量を決定することができる。
本発明の構成によれば、移動対象の移動を回帰的に制御するフィードバック制御が可能となっている。しかも、本発明の構成は、移動対象の加速度を求めることを特徴としている。すなわち、移動対象の速度が所定の速度に近づくと、移動対象の加速度を0に近づける。この様にすることで、オーバーシュートを抑制することができ、移動対象が移動の度にガタつく現象を確実に防ぐことができるので、操作性の優れた放射線撮影装置が提供できる。
実施例1に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る放射線撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例1に係る撮像系の速度変化を示す模式図である。 実施例1に係る追加移動制御部の動作を説明するフローチャートである。 実施例1に係る撮像系の速度変化を示す模式図である。 実施例1に係る撮像系の速度変化を示す模式図である。 本発明の1変形例に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 本発明の1変形例に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 従来構成の放射線撮影装置の構成を説明する模式図である。 従来の放射線撮影装置の構成を説明する模式図である。 従来の放射線撮影装置の構成を説明する模式図である。 従来の放射線撮影装置の構成を説明する模式図である。 従来の放射線撮影装置の構成に係る撮像系の速度変化を示す模式図である。
符号の説明
2 天板
3 放射線源
4 I・I管(放射線検出手段)
15 撮像系移動機構(放射線源移動手段・検出器移動手段)
16 撮像系移動制御部(放射線源移動制御手段・検出器移動制御手段)
21 位置情報取得部(位置情報取得手段)
22 実際速度取得部(実際速度取得手段)
23 加速度取得部(加速度取得手段)
24 目標速度取得部(目標速度取得手段)
25 速度差取得部(速度差取得手段)
26 追加移動制御部(追加移動制御手段)
27 設定値記憶部(設定値記憶手段)
32 操作盤(指示入力手段)
以下、本発明に係る放射線撮影装置の最良の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明におけるX線は、本発明の放射線の一例である。
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。図1は、実施例1に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。図1に示すように、実施例1に係るX線撮影装置1には、被検体Mを載置する天板2と、その天板2の下部に設けられたパルス状のX線ビームBを照射するX線管3と、天板2の上部に設けられた被検体Mを透過したX線を検出するイメージインテンシファイア(I・I管)4と、I・I管4に入射する散乱X線を除去するX線グリッド5とが設けられている。
I・I管4は、被検体の体軸方向A(本発明の所定方向に相当する)に沿って移動可能な支柱6に支持されている。支柱6は、天板2に干渉しないようにJ形状となっている。そして、支柱6には、スライダー7aに接続されており、スライダー7aは、ポテンショメータ本体7bに接触している。ポテンショメータ本体7bは、天板2の長手方向(被検体Mの体軸方向A)に伸びたロッド状であり、スライダー7aは、支柱6の移動に伴って、ポテンショメータ本体7bの表面を往復自在にスライドする。ポテンショメータ本体7bの両端には、電極が設けられており、所定の電圧が印加されているスライダー7aがポテンショメータ本体7bに対して移動すると、それに対応してスライダー7aの電位が変化する。この電位の変化を計測すると、スライダー7aのポテンショメータ本体7bに対する位置が分かる。すなわち、スライダー7aには、電位計測用の電極が設けられている。なお、スライダー7aとポテンショメータ7bを合わせた構成が、本発明の言うポテンショメータ7である。
支柱6の基部は、ベルト8に接続されている。そして、実施例1に係るX線撮影装置1は、ベルト8が掛けられている2つの滑車と、ベルト8に接続されたバランスウェート、滑車を駆動する駆動モータが設けられている。これらの構成は、撮像系移動機構15の具体的な構成である。また、これらの構成は、従来構成と同様であるので、詳細は、背景技術を参照されたい。ただし、実施例1の構成は、支柱6の基部にX線管3が付設されている。したがって、支柱6の移動に伴って、I・I管4とX線管3とが一括に移動される。そして、バランスウェートの重さは、I・I管4のみならずX線管3の重さも加えられて設定される。
また、I・I管4,およびX線管3は、被検体の体側方向Sにも移動可能となっている。すなわち、支柱6の基部とベルト8の介する位置に、支柱6を被検体の体側方向Sに伸びたレールが設けられており、支柱6はこのレールに沿って移動することができる。なおX線管3についても同様な構成となっている。
また、実施例1の構成は、X線管3の管電圧、管電流やX線ビームBにおけるパルスの時間的な幅を制御するX線管制御部10を備えている。また、実施例1の構成は、天板2を起伏させる天板起伏機構13と、これを制御する天板起伏制御部14とを備えている。さらに、実施例1に係るX線撮影装置1は、I・I管4を移動させる撮像系移動機構15と、これを制御する撮像系移動制御部16とを備えている。
そして、X線撮影装置1は、指示入力手段に入力された移動の指示を基に、I・I管4の目標的な移動速度である目標速度Kを求める目標速度取得部24と、天板2に対するI・I管4の位置を示す位置情報Pを取得する位置情報取得部21と、位置情報Pを基にI・I管4の実際的な移動速度である実際速度Vを求める実際速度取得部22と、実際速度Vを基にI・I管4の加速度Aを求める加速度取得部23と、目標速度Kから実際速度Vを減算して速度差Dを求める速度差取得部25と、速度差Dが填補されるようにI・I管4を追加的に移動させる追加移動制御部26と、追加移動制御部26が参照する速度差設定値MD,その他重み付け係数を記憶する設定値記憶部27とを備えている。
また、X線撮影装置1は、オペレータの指示を受け付ける操作盤32と、X線透視画像、が表示される表示部31とを備えている。
さらにまた、X線撮影装置1は、X線管制御部10,天板起伏制御部14,撮像系移動制御部16,位置情報取得部21,実際速度取得部22,加速度取得部23,目標速度取得部24,速度差取得部25,および追加移動制御部26を統括的に制御する主制御部33を備えている。この主制御部33は、CPUによって構成され、種々のプログラムを実行することにより、各部を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。
X線管3は、X線管制御部10の制御にしたがって、所定の管電流、管電圧、照射時間でX線を被検体に向けて照射される。
また、X線管3,およびI・I管4は、撮像系移動制御部16の制御にしたがって、被検体Mの体軸方向A(天板2の長手方向)に沿って移動自在である。
X線グリッド5は、I・I管4の有するX線入射面を覆うように設けられている。このX線グリッド5には、被検体Mの内部で生じた散乱X線を吸収する吸収箔が配列されている。このX線グリッド5を設けることによって、コントラストの高い放射線透視画像の取得が可能となる。
次に、天板2の起伏について説明する。図1においては、天板2は、横臥された状態であるが、図10のように、天板2を起立させることができるとともに、これを再び横臥された状態とすることもできる。この天板2の起伏は、天板起伏機構13が実行する。天板起伏機構13は、天板2とともに、X線管3,I・I管4,支柱6,ポテンショメータ本体7b,および撮像系移動機構15を一体的に起伏させる。このとき、各部材と天板2との相対的な位置関係は保たれている。そして、天板2は、その長手方向(被検体の体軸方向A)の1端2pが上側に移動することで、起立し、起立した天板2は、1端2pが下側に移動することで、再び横臥する構成となっている。
次に、実施例1に係るX線撮影装置1の動作について説明する。図2は、実施例1に係る放射線撮影装置の動作を説明するフローチャートである。実施例1に係るX線撮影装置1で被検体のX線透視画像の取得は、被検体Mを載置する載置ステップS1と、撮像系3,4の移動を指示する撮像系移動指示ステップS2と、撮像系3,4の位置情報Pから種々のパラメータを算出するパラメータ算出ステップS3と、各種のパラメータを比較検討して、撮像系3,4を追加的に移動させる追加移動ステップS4と、X線の曝射を指示する曝射指示ステップS5と、被検体MにX線を曝射する曝射ステップS6との各ステップを順に実行することでなされる。以降、図面を参照して、これらのステップの詳細を順を追って説明する。なお、後述の動作説明においては、天板2は、横臥されているものとし、被検体Mが天板2に載置されてX線透視画像が撮影されるものとする。
<載置ステップS1,撮像系移動指示ステップS2>
まず、天板2に被検体Mが載置される。ここで術者は、操作盤32を通じて撮像系を被検体Mの体軸方向Aに沿って移動を指示したものとする。主制御部33は、術者の指示を受信して、撮像系移動制御部16に対して、移動指示信号を送出し、撮像系3,4を移動させる指示を行う。移動指示信号には、撮像系3,4を移動させる速度を示す速度情報と、移動させる期間を示す期間情報とが含まれている。この移動指示信号は、目標速度取得部24にも送出され、これにより、目標速度取得部24は、撮像系移動制御部16が撮像系3,4をいかなる速度で移動させようとしているかを知る。撮像系移動制御部16は、撮像系移動機構15に付属の駆動モータを制御し、撮像系3,4,の移動を開始する。これに伴って、ポテンショメータ本体7bに案内されてスライダー7aが摺動する。この時点より、ポテンショメータ7は、撮像系3,4の位置信号を位置情報取得部21に送出する。
<パラメータ算出ステップS3>
位置情報取得部21は、受信した位置信号を基に、撮像系3,4の位置情報Pを取得する。位置情報取得部21は、ポテンショメータ7から出力された電気信号を読み取って、この電気信号に線形的な変換を施すことで、天板2に対する撮像系3,4の位置を表す位置情報Pを得る。この位置情報Pは、実際速度取得部22に送出される。なお、位置情報Pは、位置情報取得部21において、ディジタルデータに変換された上で実際速度取得部22に送出されてもよい。
実際速度取得部22では、位置情報Pを時間微分して、実際速度Vを求める。これは、撮像系3,4が駆動モータによって移動されるときの速度を示している。このときの実際速度Vを例示する。図3に示すように、移動開始の時点T0から、撮像系3,4は移動し始め、時点T0の実際速度Vは、0である。これから、徐々に実際速度Vは上昇する。実際速度取得部22で求められた実際速度Vは、加速度取得部23,および速度差取得部25の各々に送出される。加速度取得部23は、実際速度Vを時間微分して加速度Aを求める。この加速度Aは、追加移動制御部26に送出される。
速度差取得部25には、上述の目標速度取得部24から目標速度Kが送られてきている。目標速度Kは、撮像系移動制御部16が撮像系移動機構15に送出している撮像系3,4の移動指示を速度で表したもので、実際に撮像系3,4がこの目標速度Kに従って移動される保障はない。駆動モータのトルク不足が発生している可能性があるからである。目標速度取得部24から送出される目標速度Kは、実際速度Vが到達する目標の速度である。時点T0の実際速度Vは、0なのであるから、実際速度Vは即座に目標速度Kとはならない。操作性のよいX線透視画像1を提供するには、オーバーシュートを防止して実際速度Vをスムーズに目標速度Kとする必要がある。
速度差取得部25は、随時送出される目標速度K,および実際速度Vを基に、現在の速度差Dを求める。すなわち、ある時点における目標速度Kから、ある時点における実際速度Vを減算して、これを速度差D(図3参照)とする。速度差Dは、追加移動制御部26に送出される。
<追加移動ステップS4>
次に、実施例1の構成における最も特徴的な部分である追加移動ステップS4について説明する。追加移動制御部26の動作を図4におけるフローチャートに示す。追加移動制御部26の動作は、追加的な移動をするかどうか判断する第1小第1小ステップT1と、速度差を判断する第3小ステップT3と、撮像系の加速度を0に近づける指示を行う第4小ステップT4とを備えている。
<第1小ステップT1,第2小ステップT2>
追加移動制御部26は、速度差Dが0でないとき、追加移動制御部26は、撮像系3,4を追加的に移動の制御量(制御量)を増やす必要があるものと認め、撮像系移動制御部16に対して、現在行われている撮像系3,4の移動に加えて、追加的に制御量を増やすように撮像系3,4の移動を指示する。
<第3小ステップT3>
追加移動制御部26は、設定値記憶部27に記憶されている速度差設定値MDと速度差Dとを比較する。速度差Dが速度差設定値MD(図3参照)よりも小さい場合、追加移動制御部26は、速度と加速度に応じた追加的な制御量を算出する必要があるものと認め、設定値記憶部27に記憶されている速度、加速度それぞれの重み付け係数α,βを読み出す。
第3小ステップT3の判断がyesとなる場合は、速度差Dが小さいことを意味し、実際速度Vが目標速度Kに接近してきていることを意味している。このまま高い加速度Aを維持すると、勢い余って、実際速度Vが目標速度Kを超えてしまう。すると、この速度の超過分を打ち消すため、撮像系3,4を減速させる必要が出てしまい、図13のようなオーバーシュートが生じてしまう。
<第4小ステップT4>
オーバーシュートを防ぐために、追加移動制御部26は、撮像系3,4の現在の加速度Aを0に近づけるように指示する。加速度を0に近づける追加的な制御量としては、速度差Dに重み付け係数αを掛けたものと、速度差Dに対する加速度Aの比に重み付け係数βを掛けたものを足し合わせて求める。ここで、αは正、βは負の係数である。すなわち、追加的な制御量Xは、次の様に表せる。なお、重み付け係数αは本発明の第1重み付け係数に、重み付け係数βは本発明の第2重み付け係数に相当する。追加移動制御部26がこの追加的な制御量Xの算出を行う。
X=α×D+β(A/D)
第4小ステップT4では、実際速度Vが目標速度Kに近づいているにもかかわらず、加速度Aが大きすぎる場合を想定している。このまま高い加速度Aを維持すると、オーバーシュートが生じてしまう。そこで、追加移動制御部26は、それを防ぐために、撮像系3,4の加速度Aが0に近づくように撮像系移動制御部16に指示する構成となっている。
追加移動制御部26は、第1小ステップT1を再び実行し、速度差Dの監視を続ける。この様に、実際速度Vが目標速度Kに接近した時点で加速度Aは小さくされるので、図5に示すように、実際速度Vは、目標速度Kに漸近し、結局、目標速度Kを越えることがない。速度差Dが0のときは、追加移動制御を停止する(第5小ステップT5)。
なお、上述の説明においては、撮像系3,4の移動が開始する時における追加移動制御部26の動作について説明したものである。同様の動作は上述の例に限られず、追加移動制御部26は、撮像系3,4が停止する場合ように、撮像系3,4の速度を変化させる場合、上述の説明の通り作動する。撮像系3,4を停止させる場合、図6に示すように、目標速度Kは、0となっている。追加移動制御部26が作動することで、実際速度Vは、0に漸近し、やがて0となる。この様な構成とすると、撮像系3,4を停止させる直前にオーバーシュートが生じて停止の直前に撮像系3,4が振動するという現象を防ぐことができる。
<曝射指示ステップS5,曝射ステップS6>
撮像系3,4の移動が終了した時点で、術者は、操作盤32を通じてX線の曝射の開始をX線撮影装置1に指示する。すると、X線管制御部10は、術者が操作盤32を通じて入力した管電圧、管電流、照射時間に応じてX線管3を制御する。こうして、X線管3が被検体Mに向けて照射され、被検体Mを透過したX線は、I・I管4の入射面に入射され、I・I管4に写りこんだX線透視画像が表示部31に表示される。こうして、実施例1に係るX線撮影装置1におけるX線透視画像の取得は終了となる。
以上のように、実施例1の構成によれば、撮像系3,4の移動速度である実際速度Vを取得し、術者の指示を基に求められる目標速度Kから上述の実際速度Vを減算することで速度差Dを求める。撮像系3,4は、追加移動制御部26により、速度差Dが填補されるように追加的に移動の制御量を増やす。この様に構成することで、撮像系3,4の移動を回帰的に制御されるフィードバック制御が可能となる。しかも、実施例1の構成は、撮像系3,4の加速度Aを求めることを特徴としている。術者の指定どおりに撮像系3,4を移動させることができるX線撮影装置1を提供するには、追加移動制御部26が撮像系3,4の加速度Aをモニタリングすることが重要である。すなわち、実際速度Vが目標速度Kよりも僅かに低い場合、加速度Aに構わず撮像系3,4を追加的に移動の制御量を増やして移動させると、実際速度Vが目標速度Kを上回り、実際速度Vが目標速度Kよりも僅かに高くなってしまう。実際速度Vを目標速度Kにしようと撮像系3,4を追加的に移動させると、今度は、実際速度Vが目標速度Kを下回ってしまう。つまり、実際速度Vのオーバーシュートが生じてしまう。
ところが、実施例1によれば、実際速度Vが目標速度Kに近く、かつ、加速度Aがオーバーシュートを発生させる程度に大きいとき、撮像系3,4の加速度Aを0に近づける。この様にすることで実際速度Vは、目標速度Kに漸近することになり、実際速度Vが目標速度Kを跨いで増減することがない。すると、上述のオーバーシュートを抑制することができ、撮像系3,4が移動の度にガタつく現象を確実に防ぐことができ、操作性の優れたX線撮影装置1が提供できる。
本発明は、上述の実施例の構成に限られず、下記のような変形実施が可能である。
(1)上述の実施例において、放射線検出手段としてI・I管4を採用していたが、本発明はこれに限られない。I・I管4に代わって、フラット・パネル・ディテクタを用いてもよい。
(2)上述の実施例は、医用装置に関するものであったが、本発明はこれに限られない。本発明は、工業分野、原子力分野に応用することもできる。
(3)上述の実施例は、撮像系移動制御部が本発明の放射線源移動制御手段、検出器移動制御手段に相当していたが、これを独立なものとすることができる。すなわち、図7,図8に示すように、撮像系移動制御部に代わって、X線管移動制御部16a,I・I管移動制御部16bを設けた構成としてもよい。また、撮像系移動機構に代わって図7,図8に示すように、X線管移動機構15a,I・I管移動機構15bを備えた構成としてもよい。なお、X線管移動機構15a,I・I管移動機構15bは、実施例1における2つの撮像系移動機構15がX線管3と、I・I管4に対して独立に設けられた構成となっている。
図7は、X線管3に関する構成をまとめて記載したものである。図7に示すように、本変形例に係るX線撮影装置1は、実施例1における撮像系3,4の移動に関する撮像系移動機構15,撮像系移動制御部16,位置情報取得部21,実際速度取得部22,加速度取得部23,目標速度取得部24,速度差取得部25,追加移動制御部26,および設定値記憶部27の各々に代わって、X線管3の移動のみに関するX線管移動機構15a,X線管移動制御部16a,X線管位置情報取得部21a,X線管実際速度取得部22a,X線管加速度取得部23a,X線管目標速度取得部24a,X線管速度差取得部25a,X線管追加移動制御部26a,およびX線管設定値記憶部27aの各々を備えている。
図8は、I・I管4に関する構成をまとめて記載したものである。図8に示すように、本変形例に係るX線撮影装置1は、実施例1における撮像系3,4の移動に関する撮像系移動機構15,撮像系移動制御部16,位置情報取得部21,実際速度取得部22,加速度取得部23,目標速度取得部24,速度差取得部25,追加移動制御部26,および設定値記憶部27の各々に代わって、I・I管4の移動のみに関するI・I管移動機構15b,I・I管移動制御部16b,I・I管位置情報取得部21b,I・I管実際速度取得部22b,I・I管加速度取得部23b,I・I管目標速度取得部24b,I・I管速度差取得部25b,I・I管追加移動制御部26b,およびI・I管設定値記憶部27bの各々を備えている。
(4)なお、実施例1では速度差設定値MDという閾値を設けているが、これを用いない構成とすることもできる。すなわち、追加的な制御量Xを撮像系3,4が移動する期間中逐次求める構成とすることもできる。この様にすれば、追加的な制御量Xは速度差Dが大きいほど徐々に大きくなり、加速度Aが小さいほど徐々に大きくなる。この様にすると、撮像系3,4の移動速度を目標速度Kに速やかに近づけることができる。
なお、本実施例は、X線管3の移動に関する各部と、I・I管4の移動に関する各部とを両方兼ね備え、X線管3とI・I管4のフィードバック制御を互いに独立して実現した構成としてもよい。
以上のように、本発明は、医用の放射線撮影装置に適している。

Claims (6)

  1. 天板と、前記天板に対し放射線ビームを照射する放射線源と、前記放射線ビームを検出する放射線検出手段と、前記放射線源を前記天板に対して所定方向に進退移動させる放射線源移動手段と、これを制御する放射線源移動制御手段と、前記放射線検出手段を前記天板に対して所定方向に進退移動させる検出器移動手段と、これを制御する検出器移動制御手段と、前記放射線源、前記放射線検出手段の少なくともいずれか1つである移動対象の移動の指示を入力させる指示入力手段とを備えた放射線撮影装置において、
    前記指示入力手段に入力された移動の指示を基に、前記移動対象の目標的な移動速度である目標速度を求める目標速度取得手段と、
    前記天板に対する前記移動対象の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報を基に前記移動対象の実際的な移動速度である実際速度を求める実際速度取得手段と、
    前記実際速度を基に前記移動対象の加速度を求める加速度取得手段と、
    前記目標速度から前記実際速度を減算して速度差を求める速度差取得手段と、
    前記速度差が填補されるように前記移動対象を追加的に移動させる追加移動制御手段とを備え、
    前記追加移動制御手段は、前記移動対象の加速度を0に近づけるよう前記移動対象を移動させることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
    前記追加移動制御手段が参照する速度差設定を記憶する設定値記憶手段を更に備え、
    前記追加移動制御手段は、前記速度差が前記速度差設定値よりも小さいとき、前記移動対象の加速度を0に近づけるよう前記移動対象を移動させることを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放射線撮影装置において、前記移動対象は、前記放射線検出手段であることを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載の放射線撮影装置において、前記位置情報取得手段は、ポテンショメータであることを特徴とする放射線撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    前記天板を起伏させる天板起伏機構と、これを制御する天板起伏制御手段を更に備え、
    前記天板は、その長手方向の1端が上側に移動することで、起立し、起立した前記天板は、その長手方向の1端が下側に移動することで、横臥する構成となっており、
    前記天板を起伏させる際に、前記放射線源、前記放射線源移動手段、前記放射線検出手段、および前記検出器移動手段は、前記天板との位置関係を保った状態で前記天板と一体に移動する構成となっており、
    前記所定方向は、前記天板の長手方向となっていることを特徴とする放射線撮影装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    前記設定値記憶手段は、第1重み付け係数、および第2重み付け係数をも記憶し、
    前記追加移動制御手段が行う追加的な移動の制御量は、前記速度差に第1重み付け係数を掛けたものと、前記速度差に対する前記加速度の比に第2重み付け係数を掛けたものとを足し合わせたものであることを特徴とする放射線断層撮影装置。
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