JPWO2010097889A1 - 安全制御システムおよび安全制御方法 - Google Patents

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Abstract

制御装置1と、被制御装置10と、制御装置1から出力される制御データに所定の処理を実施して送信データとする第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3と、送信データを多重して伝送路6に送出する第1の伝送層処理部4と、伝送路6から受信した多重データを分離する第2の伝送層処理部7と、分離データに正常性確認処理を実施し、正常であると判断した場合にその分離データの制御データを被制御装置2へ送信する第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9と、を備える安全制御システムであって、第2の伝送層処理部7は、伝送路6の品質が所定のしきい値より劣化した場合に警報信号を送信する誤り検出部12、を備え、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9は、警報信号を受信すると前記被制御装置への制御データの送信を停止する。

Description

本発明は、鉄道システムやFA(Factory Automation)等に適用される安全制御システムおよび安全制御方法に関するものである。
機械の故障やソフトウェアのバグによる誤動作,誤操作を防いで制御を行う安全制御システムの従来技術の一例として、たとえば、下記非特許文献1に記載の安全バスシステムがある。この安全バスシステムは、制御装置,第1の安全層,第2の安全層,第1の伝送層,第2の伝送層,第3の安全層,第4の安全層,被制御機器を備えており、制御装置が被制御機器を制御するためのデータを送信する。なお、第1の伝送層,第2の伝送層は、伝送のための処理を行う処理部であり、第1の安全層,第2の安全層,第3の安全層,第4の安全層は、安全通信を行うためエラーの検出用処理(セーフティコードの処理)を行う処理部である。
第1の安全層および第2の安全層は、お互いが冗長系となっており、それぞれ制御装置から送信された被制御機器を制御するためのデータについて、お互いのデータを比較し所定のエラー検出用の処理を行い安全メッセージとし第1の伝送層に出力する。第1の伝送層の多重部は、第1の安全層からの出力と第2の安全層からの出力とを多重して第2の伝送層に送信する。第2の伝送層のパケット分離部は、多重されたデータを分離し、第3の安全層,第4の安全層にそれぞれ出力する。たとえば、第1の安全層からの出力を第3の安全層に出力し、第2の安全層からの出力を第4の安全層に出力するよう、分離して出力する。
第3の安全層および第4の安全層は、お互いが冗長系となっており、入力されたデータがお互いに一致するかの確認、エラー検出のための所定の処理(シーケンス番号検出およびCRC(Cyclic Redundancy Check)検出等)を実施し、処理結果に基づいて正常に信号が受信できたと判断したときに被制御機器にデータを出力する。また、第3の安全層および第4の安全層は、データを正常に受信できた場合は確認信号(ACK信号)を第1の安全層および第2の安全層に送信する。
一方、伝送路障害や伝送路品質劣化等により正常データが受信できなかった時には、第3の安全層および第4の安全層は、制御を中止し、また、第1の安全層および第2の安全層に警報を送信する。たとえば、伝送路品質劣化の場合には、上記の処理で正常に受信できなかったと判断する。また、第3の安全層および第4の安全層は、伝送路障害などによりデータが到着しない場合に異常と判定するために、たとえば、CPUのウォッチ・ドッグ・タイマなどの周期タイマを用い、第1の安全層および第2の安全層を受信してから、所定の時間が経過しても次のデータが受信できない場合、第1の安全層および第2の安全層に警報を送信する。
田中 紘一 訳,"オートメーション用安全バスシステム",NPO安全工学研究所,2003年9月
しかしながら上記従来の安全バスシステムでは、第3の安全層および第4の安全層が入力された信号のデータ一致検出、シーケンス番号検出およびCRC検出、周期タイマによる監視等を実施し、異常を検出する。そのため、異常を検出するまでに時間がかかる、という問題があった。
また、上記従来の安全バスシステムでは、第3の安全層および第4の安全層は、異常を検出した場合には、被制御機器を切り離す(停止)ことになるため、その間制御不可になりサービスを停止する、という問題があった。異常が発生した場合に異常の検出が遅れると、その対策も遅れサービスの停止時間が遅れることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異常を検出するまでの時間を短縮し、サービス停止時間を低減することができる安全制御システムおよび安全制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御装置と、前記制御装置に制御される被制御装置と、前記制御装置から出力される制御データに所定の正常性確認用の送信処理を実施して送信データとする送信側安全層処理手段と、前記送信データを多重して多重データとして伝送路に送出する送信側伝送処理手段と、前記伝送路から受信した多重データを送信データに分離して分離データとして出力する受信側伝送処理手段と、前記分離データに所定の正常性確認処理を実施し、正常であると判断した場合に、その分離データから抽出した制御データを前記被制御装置へ送信する受信側安全層処理手段と、を備える安全制御システムであって、前記受信側伝送処理手段は、前記伝送路を経由して受信する信号に基づいて前記伝送路の品質を求め、前記品質が所定のしきい値より劣化した場合に、異常を通知する警報信号を前記受信側安全層処理手段へ送信する誤り検出手段、を備え、前記受信側安全層処理手段は、前記警報信号を受信すると前記被制御装置への制御データの送信を停止する停止手段、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる安全制御システムおよび安全制御方法は、第2の伝送層が誤り検出手段を備え、伝送路の誤り率を監視し、誤り率が所定の誤り率より悪化した場合に、第3の安全層,第4の安全層へ警報信号を送信するようにしたので、異常を検出するまでの時間を短縮し、サービス停止時間を低減することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる安全制御システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、従来例の障害発生時の処理の一例を示すシーケンス図である。 図3は、実施の形態2の安全制御システムの構成例を示す図である。 図4は、実施の形態3の安全制御システムの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態4の安全制御システムの構成例を示す図である。 図6は、加速量の変動パターン例を示す図である。 図7は、品質推定部の構成例を示す図である。 図8は、加速度検出部の構成例を示す図である。 図9は、ノイズレベル検出部の構成例を示す図である。
符号の説明
1 制御装置
2 第1の安全層処理部
3 第2の安全層処理部
4,4a,4b,4c 第1の伝送層処理部
5,19 パケット多重部
6,20 伝送路
7,7a,7b 第2の伝送層処理部
8 第3の安全層処理部
9 第4の安全層処理部
10 被制御機器
11 パケット分離部
12,12a 誤り検出部
13 第1の誤り訂正符号部
14 第2の誤り訂正符号部
15 第1の誤り訂正復号部
16 第2の誤り訂正復号部
17,17a 連送回数制御部
18 コピー部
21 品質推定部
22 加速度計
23 加速度検出部
24 ノイズレベル検出部
25 遅延部
26 電位差増幅部
27 第1の電圧比較部
28 第2の電圧比較部
29 論理合成部
30 検波部
31 コード化部
以下に、本発明にかかる安全制御システムおよび安全制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる安全制御システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の安全制御システムは、制御装置1,第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3,第1の伝送層処理部4,伝送路6,第2の伝送層処理部7,第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9,被制御機器10で構成される。また、第1の伝送層処理部4は、パケット多重部5を備え、第2の伝送層処理部7は、パケット分離部11と誤り検出部12を備えている。
本実施の形態の安全制御システムは、「“オートメーション用安全バスシステム”,NPO安全工学研究所 38ページ」(以下、従来例という)に示されている安全バスシステムの第2の伝送層(図1では、第2の伝送層処理部7)に、誤り検出部12を追加している。制御装置1は、送信側の安全層処理手段である第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3と、第1の伝送層処理部4と、伝送路6と、第2の伝送層処理部7と、受信側の安全層処理手段である第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9を介して、被制御装置10を制御するための制御データを送信する。第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3,第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9は、安全層の処理を行う。安全層は、制御データの誤りによる誤動作等を防ぐ制御を行うためのデータの正常性確認の処理等を実施する層である。
本実施の形態では、上記の従来例と同様に、第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3は、冗長系を構成しており、制御装置1は、第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3に同一の制御データを送信する。そして、第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3は、それぞれ自身に入力された制御データと他方の安全層処理部(第2の安全層処理部3,第1の安全層処理部2)に入力された制御データと、を照合した後、第1の伝送層処理部4のパケット多重部5に自身に入力された制御データを出力する。パケット多重部5は、第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3から入力された制御データを多重し、多重化データを伝送路6に送信する。
第2の伝送層処理部7のパケット分離部11および伝送路6の誤り検出部12は、伝送路6から多重化データを受け取る。そして、パケット分離部11は、多重化データを分離し、分離後のデータを第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9に送信する。この際、たとえば、第1の安全層処理部2から出力された制御データが第3の安全層処理部8に出力され、第2の安全層処理部3から出力された制御データが第4の安全層処理部9に出力されるよう、分離および出力を行う。
誤り検出部12は、多重化データに基づいて伝送路6の伝送路品質監視を行う。具体的には、多重化データに基づいて誤り率を求め、誤り率があらかじめ設定された誤り率より悪化した場合、警報信号を第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9に出力する。このときの誤り検出方法は、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9が実施する方法と同様でもよいし、異なる方法としてもよい。また、多重化データ以外の伝送路6を通過する他のデータに基づいて誤り率を求めるようにしてもよい。異なる方法とする場合には、誤り検出部12が誤り検出のために用いる誤り検出符号等をたとえばパケット多重部5が付加しておくこととする。
第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9は、上記の従来例と同様に冗長系を構成しており、入力されたデータに対してデータ一致検出、シーケンス番号検出およびCRC検出などの処理を実施し、入力されたデータの正常性が確認できた場合には、そのデータに含まれる制御データを抽出して被制御装置10へ送信する。従来例では、伝送路品質に依存する誤りが発生した場合、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9が、データ一致検出、シーケンス番号検出およびCRC検出などの処理を実施した後に、誤りが検出される。本実施の形態では、パケット分離部11の処理、第3の安全層処理部8または第4の安全層処理部9の処理を実施する前に伝送路品質に依存する誤りを検出することができるので、従来例に比べ、警報信号を速やかに送信することができる。
また、第3の安全層処理部8または第4の安全層処理部9の処理回路に障害が発生し、前記一致検出、シーケンス番号検出およびCRC検出等の処理ができなくなった場合、従来例では、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9が稼働するCPUのウォッチ・ドック・タイマで異常を検出することになる。
図2は、従来例の障害発生時の処理の一例を示すシーケンス図である。図2に示すように、時刻t0で、第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3から第1の安全メッセージとして制御データが発信され、第1の伝送層処理部4および第2の伝送層処理部7経由で第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9に時刻t1に到着する(ステップS11)。ここで、応答タイマT0を第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3からデータを送信する時間間隔とする。第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9は、上述の処理を行い、データが正常であると判断した場合には、第1の安全メッセージの確認(ACK信号)を送信する(ステップS12)。
第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3は、時刻t2(=t1+T0)に、第2の安全メッセージとして制御データを発信する(ステップS13)。また、周期タイマT1は、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9が稼働するCPUのウォッチ・ドック・タイマとする。ここで、伝送路6で不具合が生じ、第2の安全メッセージが第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9に到着しなかったとする(ステップS14)。この場合、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9が稼働するCPUのウォッチ・ドック・タイマは、t1からT1が経過しても第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3からデータが到着しないため異常と判断し(不具合検出:ステップS15)、警報信号を第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9に送信し、障害通知を第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3へ障害を通知する(ステップS16)。そして、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9は、警報信号を受信すると被制御機器10を切り離す。
一方、本実施の形態では、伝送路不具合を、第2の伝送層処理部7の誤り検出部12がデータを受信し、誤り検出を行うことにより検出できる。したがって、たとえば、第2の伝送層処理部7の誤り検出部12が第2の安全メッセージの誤り率が所定の誤り率を超えたと判断した時刻を時刻t3とすると、本実施の形態では、時刻(t0+T1)と時刻t3の差であるタイムロスTL分だけ従来例より早く不具合が検出できる。
また、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9は、正しく制御データを受信できなかった場合には、被制御機器10を切り離す。したがって、切り離しが行われてから正常に復帰するまで、その安全制御システムのサービスは停止することになる。警報信号を早く送信することができれば、その分対策が早く実施でき、結果としてサービス停止期間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、第1の安全層処理部2と第2の安全層処理部3、第3の安全層処理部8と第4の安全層処理部9が、それぞれ冗長系を構成し、同一制御データを処理するようにしたが、これに限らず、第1の安全層処理部2と第2の安全層処理部3が互いに異なるデータを送信するようにしてもよい。第1の伝送層処理部4が多重化を行い、第2の伝送層処理部7がパケット分離を行うシステムであれば、第1の安全層処理部2と第2の安全層処理部3が互いに異なるデータを送信する場合にも、本実施の形態と同様に第2の伝送層処理部7の誤り検出部12を追加すればよい。
以上のように、本実施の形態では、第2の伝送層処理部7が誤り検出部12を備え、伝送路6の誤り率を監視し、誤り率が所定の誤り率より悪化した場合に、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9へ警報信号を送信するようにした。そのため、従来に比べ、異常を検出するまでの時間を短縮することができる。また、異常を検出するまでの時間を短縮することができるため、サービス停止期間を短縮することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明にかかる安全制御システムの実施の形態2の構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態の安全制御システムは、実施の形態1の安全制御システムの第1の伝送層処理部4,第2の伝送層処理部7をそれぞれ第1の伝送層処理部4a,第2の伝送層処理部7aに替える以外は、実施の形態1と同様である。本実施の形態の第1の伝送層処理部4aは、実施の形態1の第1の伝送層処理部4に第1の誤り訂正符号部13,第2の誤り訂正符号化部14を追加する以外は、実施の形態1の第1の伝送層処理部4と同様である。また、本実施の形態の第2の伝送層処理部7aは、実施の形態1の第2の伝送層処理部7に第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16を追加する以外は、実施の形態1の第2の伝送層処理部7と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に制御装置1から第1の安全処理部層2および第2の安全層処理部3に制御データが送信される。そして、本実施の形態では、第1の安全層処理部2からの出力される制御データは第1の誤り訂正符号部13に入力され、第1の誤り訂正符号部13が、入力された制御データに所定の符号化処理を実施し、符号化処理後の制御データをパケット多重部5に出力する。同様に、第2の安全層処理部3から出力される制御データは第2の誤り訂正符号化部14に入力され、第2の誤り訂正符号化部14が、入力された制御データに所定の符号化処理を実施した後、パケット多重部5に出力する。
パッケト多重部5は、第1の誤り訂正符号部13からの出力と第2の誤り訂正符号部14からの出力とを多重化し、伝送路6に多重化データを出力する。第2の伝送層処理部7aは、伝送路6から多重化データを受信し、パケット分離部11が、多重化データを分離する。そして、分離後のデータを第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16にそれぞれ入力する。第1の誤り訂正復号部15は、入力された分離データに所定の誤り訂正復号化処理を実施した後、第3の安全層処理部8にデータを送出する。第2の誤り訂正復号部16は、入力された分離データに所定の誤り訂正復号化処理を実施した後、第4の安全層処理部9にデータを送出する。このように、本実施の形態の第2の伝送層処理部7aは、第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16は、誤り訂正復号を行うため、伝送路6で誤りが生じても、誤り訂正能力の範囲内であれば第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9に入力されるデータには誤りが生じない。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9が入力されたデータが正常でないと判断した場合には、被制御機器10を切り離す。しかし、上記のように、第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16の誤り訂正能力の範囲内であれば、伝送路6で誤りが生じても、被制御機器10を切り離さず制御を続けることができる。
また、誤り検出部12は、実施の形態1と同様に、伝送路6の伝送路品質監視を行い、誤り率があらかじめ定められた誤り率より悪化した場合に、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9へ警報信号を送信する。
本実施の形態では、誤り訂正技術を適用しているため、第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16の誤り訂正能力の範囲内であれば、伝送路6で誤りが生じても制御を続けるが、伝送路品質自体は、劣化しているので誤り検出部12が警報信号を送信して通知する。
サービス運用面から考慮すると明らかに伝送路品質が劣化しているので速やかに伝送路切替えや伝送路補修などの対策を実施すべきであるが、そのような対策を行う場合には、一時的にサービスの停止を行うことになる。本実施の形態では、上記のようにサービスを継続できるため、運用を考慮してサービスへの支障を最小限にするようなタイミングで上記の対策を行うことができる。
以上のように、本実施の形態では、第1の伝送層処理部4aの第1の誤り訂正符号部13,第2の誤り訂正符号部14が、それぞれ第1の安全層処理部2,第2の安全層処理部3の出力に誤り訂正符号化処理を施し、第2の伝送層処理部7aの第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16が、誤り訂正復号処理を実施するようにしたので、誤り訂正能力の範囲内であれば、伝送路6で誤りが生じても制御を続けることができる。また、誤り検出部12が実施の形態1と同様に、伝送路6の誤り率が所定の値より劣化した場合には警報信号を送信するようにしたので、異常を速やかに検出することができ、さらに、運用を考慮してサービスへの支障を最小限にするようなタイミングで伝送路6の品質向上対策を行うことができる。
実施の形態3.
図4は、本発明にかかる安全制御システムの実施の形態3の構成例を示す図である。図4に示すように、本実施の形態の安全制御システムは、実施の形態1の安全制御システムの第1の伝送層処理部4,第2の伝送層処理部7をそれぞれ第1の伝送層処理部4b,第2の伝送層処理部7bに替え、伝送路20を追加する以外は、実施の形態1と同様である。本実施の形態の第1の伝送層処理部4bは、実施の形態1の第1の伝送層処理部4に連送回数制御部17,コピー部18,パケット多重部19を追加する以外は、実施の形態1の第1の伝送層処理部4と同様である。また、本実施の形態の第2の伝送層処理部7bは、実施の形態1の第2の伝送層処理部7の誤り検出部12を誤り検出部12aに替える以外は、実施の形態1の第2の伝送層処理部7と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態1と同様に、制御装置1は、第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3に同一の制御データを送信する。また、パケット多重部5は、実施の形態1と同様に、第1の安全層処理部2の出力と第2の安全層処理部3の出力とを多重化する。ここで、本実施の形態では、パケット多重部5は、多重化データをコピー部18およびパケット多重部19にそれぞれ出力する。パケット多重部19は、後記のコピー部18からの出力されるデータと、パケット多重部5から出力される多重化データとを多重し、多重化データを伝送路6に送出する。
第2の伝送層処理部7bは、伝送路6から多重化データを受信し、誤り検出部12aが、伝送路6の伝送路品質を監視し、監視結果を伝送路20経由で第1の伝送層処理部4bに送信する。監視結果としては、システム構成によって異なるが、監視結果として誤り率を求め、誤り率毎にコード化された信号を定めておきコード化された信号を伝送する、符号誤り検出結果をそのまま伝送する、などの方法がある。ここでは、誤り率毎にコード化したデータを伝送する場合を例にして、以降の説明を行う。
第1の伝送層処理部4bは、伝送路20経由で監視結果を受信し、連送回数制御部17が、受信した監視結果に基づいて連送回数を決定する。一般に誤り率が悪く伝送路品質が悪い場合には、連送回数を多くするよう決定する。コピー部18は、連送回数制御部17が決定した連送回数に基づいてパケット多重部5から出力されるデータを連送回数分コピーし、あらかじめ設定されたタイミングでコピーしたデータをパケット多重部19に順次出力する。
このように、連送回数分コピーされたデータは、第2の伝送層処理部7bのパケット分離部11に入力され、パケット分離される。したがって、パッケト分離部11は、伝送路品質が悪い場合には、より多くの連送回数分同じデータを受信するため、連送回数なしの場合に比べて正常に受信できる確率が高くなる。したがって、第3の安全層処理部8および第4の安全層処理部9は、データ一致検出、シーケンス番号検出およびCRC検出が正常に実施できる確率が高くなり、被制御機器10を安定に制御できる。すなわち、これまで伝送路品質劣化によって第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9の処理で誤りが検出され、被制御機器10を切り離していた場合でも、上記のようにデータを所定の回数だけ連送することにより、被制御機器10の切り離しを防止することができるのでサービス停止に至らずサービス品質を向上することができる。
なお、本実施の形態の安全制御システムに、実施の形態2と同様に第1の誤り訂正符号部13,第2の誤り訂正符号化部14,第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16を追加し、連送による被制御機器10の切り離しを防止と、誤り訂正による制御機器9の切り離しを防止の両方を実施するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、第1の伝送層処理部4bの連送回数制御部17が、第2の伝送層処理部7bから受け取った伝送路6の品質の監視結果に基づいて連送回数を決定し、コピー部18が、連送回数分だけ制御データをコピーして連送回数分同一の制御データを送信するようにした。そのため、伝送路6の品質の低下を速やかに検出することができるとともに、伝送路6の品質が低下した場合でも、第3の安全層処理部8,第4の安全層処理部9が正常に制御データを受信できる可能性が高くなり、被制御機器10の切り離しを防止し、安定してサービスを実施することができる。
実施の形態4.
図5は、本発明にかかる安全制御システムの実施の形態4の構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の安全制御システムは、実施の形態3の安全制御システムの第1の伝送層処理部4bを第1の伝送層処理部4cに替える以外は、実施の形態3の安全制御システムと同様である。また、第1の伝送層処理部4cは、実施の形態3の連送回数制御部17を連送回数制御部17aに替え、実施の形態3の第1の伝送層処理部4bに品質推定部21を追加する以外は、実施の形態1の第1の伝送層処理部4bと同様である。実施の形態3と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態1と同様に、制御装置1は、第1の安全層処理部2および第2の安全層処理部3に同一の制御データを送信する。また、パケット多重部5は、実施の形態1と同様に、第1の安全層処理部2の出力と第2の安全層処理部3の出力とを多重化する。ここで、本実施の形態では、パケット多重部5は、多重化データをコピー部18およびパケット多重部19にそれぞれ出力する。パケット多重部19は、後記のコピー部18からの出力されるデータと、パケット多重部5から出力される多重化データとを多重し、多重化データを伝送路6に送出する。
品質推定部21は、モータ等の稼動により通信基板または伝送路等に雑音が重畳されるタイミングとノイズレベルを検出する手段である。鉄道システム等で用いられる移動する安全制御システムの場合、モータ等の稼働により雑音が通信基板または伝送路等に雑音が重畳されることがある。図6は、加速量の変動パターン例を示す図である。図6の上段図は、モータ等の稼動により生じる速度のプロファイルの一例を示している。図6では時刻t11から時刻t12までは進行方向に加速し進行方向への速度を上げている状態であり、時刻t12から時刻t13までは加速せず一定の速度で進行している。さらに時刻t13から時刻t14までは、進行方向と逆の方向に加速し、つまり進行方向への速度を遅くしている状態である。この図6の上段図のような速度プロファイルの場合、図6の中段図に示したように、加速している間(進行方向、逆方向とも)に、電源ノイズが発生する。たとえば、図6に示したような速度の変動パターンを求め、変動パターンに基づいて加速および減衰のタイミングを検出し、さらにタイミングに通信基板または伝送路等に重畳されるノイズ量を検出し、検出されたノイズ量を示す品質情報を連送回数制御部17aに送出する。
図7は、品質推定部21の構成例を示す図である。図7に示すように、品質推定部21は、加速度計22,加速度検出部23,ノイズレベル検出部24で構成される。加速度計22は、加速量を電圧または電流に変換する装置である。加速度計22は、たとえば、進行方向に加速した場合は、正の電位を出力し、進行方向と逆の方向に加速した場合は負の電位を出力する。図6の下段図は、加速度計22が加速量を電圧または電流に変換した結果、すなわち加速検出結果の一例を示している。
図8は、加速度検出部23の構成例を示す図である。図8に示すように、加速度検出部23は、遅延部25,電位差増幅部26,第1の電圧比較部27,第2の電圧比較部28,論理合成部30で構成される。加速度計22は、図6の上段図に示すような物理的な変動を検出し、電位差増幅部26および遅延部25に入力する。遅延部25は、入力信号を任意の時間だけ遅らせる。電位差増幅部26は、加速度計22から出力される変動信号と遅延部25から出力される遅延後の信号との電位差を検出し、検出した電位差を任意の利得で増幅する。電位差増幅部26としては一般にオペアンプ等が適用される。
ここで、遅延部25で遅延させる遅延量をTdelayとしてTdelayを比較的小さな値(0<Tdelay<(t12-t11))に設定した場合には、図6の例では、時刻t11と時刻t12の間は、加速度計22の検出する変動信号と遅延部25から出力される遅延後の信号との間には、速度(変動)の傾き(大きさ)に応じた電位差が生じる。この時の電位差をΔV1とする。
一方、図6の例では、時刻t12から時刻t13の間では電圧が変化しないため、加速度計22の検出する変動信号と遅延部25から出力される遅延後の信号との間にはほとんど電位差が出なくなる。この時の電位差をΔV2とする。
また、図6の例では、時刻t13から時刻t14間は、時刻t11から時刻t12と同様、加速度計22の検出する変動信号と遅延部25から出力される遅延後の信号との間に速度の傾き(大きさ)に応じた電位差が生じる。この時の電位差をΔV3とする。時刻t11と時刻t12間,時刻t13と時刻t14間の加速度の方向は逆であるから、電位差ΔV1と電位差ΔV3は、符号の異なる値、たとえば、具体的には電位差ΔV1>0,電位差ΔV3<0となる。
第1の電圧比較部27は、電位差増幅部26から出力される信号が所定の第1の基準電圧より高い場合に有意信号を出力する。たとえば、第1の基準電圧Vth1を以下の式(1)に示す条件を満たすとすれば、時刻t11から時刻t12の間有意信号が出力される。
第1の基準電圧設定条件:ΔV2<Vth1<ΔV1 …(1)
第2の電圧比較部28は、電位差増幅部26から出力される信号が所定の第2の基準電圧より低い場合に有意信号を出力する。たとえば、第2の基準電圧Vth2が式(2)に示す条件を満たすとすれば、時刻t13から時刻t14の間有意信号が出力される。
第2の基準電圧設定条件:ΔV3<Vth2<ΔV2 …(2)
論理合成部28は、第1の電圧比較部27から出力される有意信号と第2の電圧比較部28から出力される有意信号とを合成する。図6の例では、の下段図が、論理合成部28の合成結果、すなわち、加速度検出結果の信号である(ここでは、たとえば、信号を“H(High)”、“L(Low)”の2レベルとし、“H(High)”レベルを有意とする)。
ノイズレベル検出部24は、加速により付加されたノイズレベルを検波してノイズレベルに応じたコードを出力する。図9は、ノイズレベル検出部24の構成例を示す図である。ノイズレベル検出部24は、検波部30,コード化部31で構成される。検波部30には、加速度検出部23からの出力される加速度検出結果信号と電源ライン等のノイズが付加された信号とが入力される。検波部30は、加速度検出結果信号が有意のとき、ノイズが付加された信号のノイズレベルを検波する。そして、コード化部31が、検波したノイズレベルをコード化して出力する。
連送回数制御部17aは、品質推定部21のノイズレベル検出部24から出力されるコードに基づいて第1のパケット多重部5から出力されるデータの連送回数を設定する。一般にノイズレベル検出部24から出力されるコードに対応するノイズ量が大きいほど連送回数が多くなるよう設定するようコードと連送回数をあらかじめ対応づけておき、その対応に基づいて連送回数を設定する。
また、実施の形態3と同様に、第2の伝送層処理部7bの誤り検出手段12aは所定の誤り率発生を示すコードを送信する。連送回数制御部17aは、第2の伝送層処理部7bの誤り検出部12aから誤り率発生を示すコードを受信した場合には、上記のノイズレベル検出部24から出力されるコードに基づいて求めた連送回数に、誤り率に基づいて求めた数だけ連送回数を加算してデータを連送する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態3の動作と同様である。
なお、本実施の形態では、加速を検出した場合に、ノイズレベル検出部24がノイズレベルを検出するようにしたが、これに限らず、ノイズレベル検出部24が常時ノイズレベルを検出し、ノイズレベルが所定の値以上になった場合に、コード化部31がノイズレベルをコード化して出力するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、実施の形態3の安全制御システムに品質推定部21を追加した構成としているが、これに限らず、連送回数制御部17aが、誤り検出部12aから通知される誤り率を考慮せず、品質推定部21からの出力に基づいて連送回数を決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態の安全制御システムに、実施の形態2と同様に第1の誤り訂正符号部13,第2の誤り訂正符号化部14,第1の誤り訂正復号部15,第2の誤り訂正復号部16を追加し、ノイズ検出による連送と、誤り訂正の両方により被制御機器10の切り離しを防止するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、第1の伝送層処理部4cが品質推定部21を備え、品質推定部21が加速度を検出し、加速されている期間のノイズを検出し、検出されたノイズ量に基づいて第1の伝送層処理部4cから送信される制御データの連送回数を決定するようにした。そのため、実施の形態1と同様に伝送路6の異常を速やかに検出できるとともに、ノイズが発生した場合に生じるエラーの増大時にも、連送を行うことにより正常に受信できる確率が大きくなり、正常通信できる場合が多くなる。そのため、被制御機器10をより安定に制御でき、サービスの停止を防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる安全制御システムおよび安全制御方法は、機械の故障やソフトウェアのバグによる誤動作,誤操作を防いで制御を行う安全制御システムに有用であり、特に、安定的なサービスを提供するために用いられる安全制御システムに適している。

Claims (13)

  1. 制御装置と、前記制御装置に制御される被制御装置と、前記制御装置から出力される制御データに所定の正常性確認用の送信処理を実施して送信データとする送信側安全層処理手段と、前記送信データを多重して多重データとして伝送路に送出する送信側伝送処理手段と、前記伝送路から受信した多重データを送信データに分離して分離データとして出力する受信側伝送処理手段と、前記分離データに所定の正常性確認処理を実施し、正常であると判断した場合に、その分離データから抽出した制御データを前記被制御装置へ送信する受信側安全層処理手段と、を備える安全制御システムであって、
    前記受信側伝送処理手段は、
    前記伝送路を経由して受信する信号に基づいて前記伝送路の品質を求め、前記品質が所定のしきい値より劣化した場合に、異常を通知する警報信号を前記受信側安全層処理手段へ送信する誤り検出手段、
    を備え、
    前記受信側安全層処理手段は、
    前記警報信号を受信すると前記被制御装置への制御データの送信を停止する停止手段、
    を備えることを特徴とする安全制御システム。
  2. 前記送信側伝送処理手段は、
    前記制御データに対して誤り訂正符号化処理を実施する誤り訂正符号手段、
    を備え、
    前記誤り訂正符号化処理後の制御データを多重して前記多重データとし、
    前記受信側伝送処理手段は、
    前記分離データに対して誤り訂正復号処理を実施する誤り訂正復号手段、
    をさらに備え、
    前記受信側安全層処理手段は、前記誤り訂正復号処理後の分離データに対して前記正常性確認処理を実施することを特徴とする請求項1に記載の安全制御システム。
  3. 前記誤り検出手段は、
    前記品質を前記送信側伝送処理手段に通知し、
    前記送信側伝送処理手段は、
    前記多重データの複製を生成する複製手段と、
    前記誤り検出手段から通知された品質に基づいて同一データを繰り返して送信する回数である連送回数を求め、前記連送回数と連送を行うための時間間隔とを前記複製手段に通知する連送制御手段と、
    前記複製手段から出力された複製と前記多重データとをさらに多重して前記伝送路に送出する多重データとする多重化手段と、
    をさらに備え、
    前記複製手段は、前記連送回数分の複製を生成し、前記時間間隔に基づいて前記多重化手段に複製を出力することを特徴とする請求項1に記載の安全制御システム。
  4. 前記送信側伝送処理手段は、
    自システムのノイズが付加された信号のノイズレベルを測定し、測定したノイズレベルを通知する品質推定手段、
    をさらに備え、
    前記連送制御手段は、さらに前記ノイズレベルに基づいて連送回数を求めることを特徴とする請求項3に記載の安全制御システム。
  5. 前記誤り検出手段は、
    前記品質を前記送信側伝送処理手段に通知し、
    前記送信側伝送処理手段は、
    前記多重データの複製を生成する複製手段と、
    前記誤り検出手段から通知された品質に基づいて同一データを繰り返して送信する回数である連送回数を求め、前記連送回数と連送を行うための時間間隔とを前記複製手段に通知する連送制御手段と、
    前記複製手段から出力された複製と前記多重データとをさらに多重して前記伝送路に送出する多重データとする多重化手段と、
    をさらに備え、
    前記複製手段は、前記連送回数分の複製を生成し、前記時間間隔に基づいて前記多重化手段に複製を出力することを特徴とする請求項2に記載の安全制御システム。
  6. 前記送信側伝送処理手段は、
    自システムのノイズが付加された信号のノイズレベルを測定し、測定したノイズレベルを通知する品質推定手段、
    をさらに備え、
    前記連送制御手段は、さらに前記ノイズレベルに基づいて連送回数を求めることを特徴とする請求項5に記載の安全制御システム。
  7. 前記送信側伝送処理手段は、
    自システムのノイズが付加された信号のノイズレベルを測定し、測定したノイズレベルを通知する品質推定手段と、
    前記多重データの複製を生成する複製手段と、
    前記ノイズレベルに基づいて連送回数を求め、前記連送回数と連送を行うための時間間隔とを前記複製手段に通知する連送制御手段と、
    前記複製手段から出力された複製と前記多重データとをさらに多重して前記伝送路に送出する多重データとする多重化手段と、
    をさらに備え、
    前記複製手段は、前記連送回数分の複製を生成し、前記時間間隔に基づいて前記多重化手段に複製を出力することを特徴とする請求項1に記載の安全制御システム。
  8. 前記送信側伝送処理手段は、
    自システムのノイズが付加された信号のノイズレベルを測定し、測定したノイズレベルを通知する品質推定手段と、
    前記多重データの複製を生成する複製手段と、
    前記ノイズレベルに基づいて連送回数を求め、前記連送回数と連送を行うための時間間隔とを前記複製手段に通知する連送制御手段と、
    前記複製手段から出力された複製と前記多重データとをさらに多重して前記伝送路に送出する多重データとする多重化手段と、
    をさらに備え、
    前記複製手段は、前記連送回数分の複製を生成し、前記時間間隔に基づいて前記多重化手段に複製を出力することを特徴とする請求項2に記載の安全制御システム。
  9. 前記品質推定手段は、
    自システムに生じる加速度を測定する加速度計手段と、
    前記加速度計手段の測定結果に基づいて、加速または減速の生じている加減速期間であることを示す加速信号を出力する加速度検出手段と、
    前記加速信号が出力されている期間に前記ノイズレベルを測定して、測定したノイズレベルを通知するノイズレベル検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4、6〜8のいずれか1つに記載の安全制御システム。
  10. 前記加速度検出手段は、
    前記加速度計手段の測定結果を所定の遅延時間分遅延させた遅延信号を生成する遅延手段と、
    前記加速度計手段の測定結果と前記遅延信号との差を増幅した増幅信号を生成する増幅手段と、
    前記増幅信号が所定の上限しきい値より大きい場合に第1の有意信号を出力する第1の比較手段と、
    前記増幅信号が所定の下限しきい値より小さい場合に第2の有意信号を出力する第2の比較手段と、
    前記第1の比較手段から出力される第1の有意信号と、前記第2の比較手段から出力される第2の有意信号と、を論理合成し、合成後の信号を前記加速信号として出力する加減速期間論理合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の安全制御システム。
  11. 前記ノイズレベル検出手段は、
    加速信号が出力されている期間にノイズが付加された信号のノイズレベルを検波する検波手段と、
    前記ノイズレベルをコード化するコード化手段と、
    を備え、
    前記連送制御手段は、コード化されたノイズレベルに基づいて連送回数を求めることを特徴とする請求項9に記載の安全制御システム。
  12. 前記ノイズレベル検出手段は、
    加速信号が出力されている期間にノイズが付加された信号のノイズレベルを検波する検波手段と、
    前記ノイズレベルをコード化するコード化手段と、
    を備え、
    前記連送制御手段は、コード化されたノイズレベルに基づいて連送回数を求めることを特徴とする請求項10に記載の安全制御システム。
  13. 制御装置と、前記制御装置に制御される被制御装置と、前記制御装置から出力される制御データに所定の正常性確認用の送信処理を実施して送信データとする送信側安全層処理手段と、前記送信データを多重して多重データとして伝送路に送出する送信側伝送処理手段と、前記伝送路から受信した多重データを送信データに分離して分離データとして出力する受信側伝送処理手段と、前記分離データに所定の正常性確認処理を実施し、正常であると判断した場合に、その分離データから抽出した制御データを前記被制御装置へ送信する受信側安全層処理手段と、を備える安全制御システムにおける安全制御方法であって、
    前記受信側伝送処理手段が、前記伝送路を経由して受信する信号に基づいて前記伝送路の品質を求め、前記品質が所定のしきい値より劣化した場合に、異常を通知する警報信号を前記受信側安全層処理手段へ送信する誤り検出ステップと、
    前記受信側安全層処理手段が、前記警報信号を受信すると前記被制御装置への制御データの送信を停止する停止ステップと、
    を含むことを特徴とする安全制御方法。
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