JP2004350252A - 圧縮動画像情報の伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレーム間圧縮動画の伝送において、受信エラーを低減する。
【解決手段】送信側1は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側2から受けると、それ以後、同一パケットをそれ以前より多くの個数ずつ受信側2へ向けて送信する。
【選択図】 図3
【解決手段】送信側1は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側2から受けると、それ以後、同一パケットをそれ以前より多くの個数ずつ受信側2へ向けて送信する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送おいて、パケットが欠落したときの伝送方法に係り、圧縮動画像情報の伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フレーム間圧縮符号化された情報を含む動画像情報(以後、フレーム間圧縮動画ともいう)を、電話網やインターネットなどの通信ネットワークを介して伝送する際、伝送路上でパケットが欠損すると、すなわち、そのパケットを受信側で受け取れなかった場合、未受信情報が受信側から送信側に送られ、送信側は、そのパケットを再送していた。フレーム間圧縮動画の伝送において、パケット欠損のときに、そのパケットを再送信することは、例えば特開平9−200745号公報に開示されている。
しかし、受信側でフレーム間圧縮動画のパケットを受信しながら、該動画を伸長するとともに再生する場合、パケットの欠落が起きると、再生画面が停止してしまう問題がある。なぜなら、フレーム間圧縮動画の伸長再生を続けるには、原則として、順番が次に来るフレームの情報が必要だからである。従って、従来のパケット欠落対策では、欠落パケットが再送されて来るまで、再生画像が停止するという問題点がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−200745号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法は、上記した従来の技術が有する問題点に鑑み成されたものであり、次の課題を解決することを目的とする。
フレーム間圧縮動画の伝送において、受信側がパケットを受け取れなくなる可能性を低減する、すなわち伝送エラーないし受信エラーを低減するとともに、受信側でパケットを受信しながらそのパケットを再生する場合、再生画像がパケット欠落に起因する停止状態となることを低減し得るようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、それ以後、1つのパケット(同一のパケット)を複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する方法である。
【0006】
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数としてm個ずつの同一パケットを受信側へ送信している場合において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、それ以後、nを1以上の整数として、同一のパケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する方法である。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を一定頻度以上で受信側から受けると、それ以後、同一のパケットを複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する方法である。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数としてm個ずつの同一パケットを受信側へ送信している場合において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から一定頻度以上で受けると、それ以後、nを1以上の整数として、同一のパケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する方法である。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載または請求項4記載の圧縮動画像情報の伝送方法において、前記送信側が前記受信エラー信号を受け取ると、送信側は、該受信エラーの原因となった欠落パケットを少なくとも1個以上送信してから、同一のパケットを複数個ずつ、もしくは(m+n)個ずつ、該受信側へ向けて送信することを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりので圧縮動画像情報の伝送方法あり、次のような方法である。
請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載、請求項4記載または請求項5記載の圧縮動画像情報の伝送方法において、前記受信側は、受信したパケットの再生動作中に、以前受信済みのパケットと同一のパケットが着信したときは、到着した該パケットを再生しないことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、圧縮動画像情報の伝送システムのブロック図である。
送信側1は、画像情報を含むパケットA〜パケットT、及びその他のパケット(パケットU以降は図示せず)を持っており、アルファベット順にパケットを1個ずつ受信側2へ向けて送信する。送信側1と受信側2との間には、通信網が介在しているけれど、図示を省略する。
受信側2は、受信したパケットを記憶媒体3に格納する。受信側2では、好きなときに記憶媒体3からパケットを読み出して伸長して再生したり、読み出したパケットを伸長せずに別の通信端末へ送信したりすることができる。また、受信側2は、送信側1から送られてくるパケットを受信しながら、その受信画像を再生することもできる。
図1は、パケットCが行方不明、または欠落ないし欠損し、受信側2に到着しなかったとし、それを受信側2が検知し、パケットC受信エラー信号を送信側1に向けて送信したところである。また、図1は、パケットDが受信側2に受信されたところであり、送信側1は、パケットHを丁度送信しようとしているところである。
【0012】
図2は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の瞬間の一形態を示す概念図である。
図2は、図1からほんのわずかの時間経過した時点を示している。送信側1は、パケットC受信エラー信号を受けたので、パケットHからは、例えば2個ずつ同一パケットを送信するようにする。図2は、送信側1が2個目のパケットHを今まさに送信しようとしている時点を示している。
なお、送信側1が受信エラー信号を受信側2から受けた場合、同一パケットを送信するその個数は、もちろん3個ずつでも4個ずつでもよく、受信エラー信号を受信する頻度に応じてその個数を増減させてもよい。すなわち、送信側1は、受信エラー信号受信の頻度に応じて、ある時点から2個ずつの同一パケットを送信し、別のある時点からは3個ずつの同一パケットを送信し、そのまた別のある時点からは2個ずつの同一パケットを送信する、という送信方法を取ることができる。
【0013】
図3は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の一形態を示す概念図である。また、図4は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
図3及び図4は、図2で示す時点から、ある時間が経過した時点を示している。
送信側1は、パケットA、パケットB、パケットDからパケットGまでは、1個ずつパケットを送信したので、受信側2の記憶媒体3にそれらのパケットが1個ずつ格納されている。送信側1は、パケットCも送信したけれど、パケットCは、何らかの事情で受信側2に到着しなかったので、記憶媒体3に格納されていない。
送信側1は、図1で示す受信エラー信号を受信し、図2で示すようにパケットHからは、同一パケットを2個ずつ送信するので、受信側2では、図3に示すように、パケットHから以降は、同一パケットを2個ずつ格納していく。ただし、図4に示すように、送信側1が同一パケットを複数個ずつ送信しても、受信側2の記憶媒体3には、1個ずつのパケットを書き込む方法でもよい。図4の破線で囲まれたパケットIは、受信側2に2個目に到着したパケットIなので、破棄するか、もしくは記憶媒体3に格納しないことを示している。
【0014】
図5は、圧縮動画像情報の伝送において、伝送エラーが発生する状態を示す模式図である。
図5では、送信側1は、同一のパケットを2個ずつ送信し、受信側2では、記憶媒体3にパケットを複数ではなく1個ずつ格納することを示している。
そして、パケットJが2個とも受信側2に到着しないであろうことを示している。図5に示す時点からしばらく経過すると、受信側2は、パケットJ受信エラー信号を送信側1へ送信し、送信側1は、そのことを検出するであろう。
【0015】
図6は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法のさらに別の実施の一形態を示す概念図である。
図6は、図5で示す時点からしばらく経過するとともに、送信側1がパケットJ受信エラー信号(図示せず)を受信して、パケットLからは、同一パケットを3個ずつ送信しているところを示したものである。もちろん、送信側1が送信する同一パケットは、4個ずつでも5個ずつでもよい。また、受信側2は、複数個到着する同一パケットについては、少なくとも1個のパケットを記憶媒体3に格納すればよいことは、上述の場合と同様である。
【0016】
図7は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の実施の一形態を示す概念図である。また、図8は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
図1、そして図2に示す時点の後で、送信側1は、欠落パケットであるパケットCを再送信してもよい。この場合、送信側1は、図7に示すようにパケットCを1個送信してもよいし、図8に示すようにパケットCを2個送信してもよい。
パケットCを再送しておけば、受信側2において、後で、パケットAから順に画像を再生するときに役に立つ。
【0017】
なお、受信側1は、従来技術を使い、受信したパケットを記憶媒体3に格納しながら再生することができる。本発明では、その再生動作中に、以前受信済み、すなわち再生済みのパケットと同一のパケットが着信してくることがあり得る。そういう場合、到着した該パケットを再生しないことが望ましい。再生画像の順番が乱れ、再生中の画像も乱れるに違いないからである。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法は、以上説明してきたような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
フレーム間圧縮動画の伝送において、受信パケットを受信できない受信エラー(伝送エラー)が発生するか、その頻度が所定値以上になると、送信側は、該受信エラーを受け取る以前よりも、同一パケットを送信する個数を多くする。従って、受信側がパケットを受け取れなくなる可能性を低減することができる。
それゆえ、受信側ではパケットを受信しながら再生する場合においても、再生画像がパケット欠落に起因する停止状態となることを低減し得るようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、圧縮動画像情報の伝送システムのブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の瞬間の一形態を示す概念図である。
【図3】図3は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の一形態を示す概念図である。
【図4】図4は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
【図5】図5は、圧縮動画像情報の伝送において、伝送エラーが発生する状態を示す模式図である。
【図6】図6は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法のさらに別の実施の一形態を示す概念図である。
【図7】図7は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の実施の一形態を示す概念図である。
【図8】図8は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 送信側
2 受信側
3 記憶媒体
A〜M、T パケット
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送おいて、パケットが欠落したときの伝送方法に係り、圧縮動画像情報の伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フレーム間圧縮符号化された情報を含む動画像情報(以後、フレーム間圧縮動画ともいう)を、電話網やインターネットなどの通信ネットワークを介して伝送する際、伝送路上でパケットが欠損すると、すなわち、そのパケットを受信側で受け取れなかった場合、未受信情報が受信側から送信側に送られ、送信側は、そのパケットを再送していた。フレーム間圧縮動画の伝送において、パケット欠損のときに、そのパケットを再送信することは、例えば特開平9−200745号公報に開示されている。
しかし、受信側でフレーム間圧縮動画のパケットを受信しながら、該動画を伸長するとともに再生する場合、パケットの欠落が起きると、再生画面が停止してしまう問題がある。なぜなら、フレーム間圧縮動画の伸長再生を続けるには、原則として、順番が次に来るフレームの情報が必要だからである。従って、従来のパケット欠落対策では、欠落パケットが再送されて来るまで、再生画像が停止するという問題点がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−200745号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法は、上記した従来の技術が有する問題点に鑑み成されたものであり、次の課題を解決することを目的とする。
フレーム間圧縮動画の伝送において、受信側がパケットを受け取れなくなる可能性を低減する、すなわち伝送エラーないし受信エラーを低減するとともに、受信側でパケットを受信しながらそのパケットを再生する場合、再生画像がパケット欠落に起因する停止状態となることを低減し得るようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、それ以後、1つのパケット(同一のパケット)を複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する方法である。
【0006】
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数としてm個ずつの同一パケットを受信側へ送信している場合において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、それ以後、nを1以上の整数として、同一のパケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する方法である。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を一定頻度以上で受信側から受けると、それ以後、同一のパケットを複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する方法である。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数としてm個ずつの同一パケットを受信側へ送信している場合において、送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から一定頻度以上で受けると、それ以後、nを1以上の整数として、同一のパケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する方法である。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの圧縮動画像情報の伝送方法であり、次のような方法である。
請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載または請求項4記載の圧縮動画像情報の伝送方法において、前記送信側が前記受信エラー信号を受け取ると、送信側は、該受信エラーの原因となった欠落パケットを少なくとも1個以上送信してから、同一のパケットを複数個ずつ、もしくは(m+n)個ずつ、該受信側へ向けて送信することを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりので圧縮動画像情報の伝送方法あり、次のような方法である。
請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載、請求項4記載または請求項5記載の圧縮動画像情報の伝送方法において、前記受信側は、受信したパケットの再生動作中に、以前受信済みのパケットと同一のパケットが着信したときは、到着した該パケットを再生しないことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、圧縮動画像情報の伝送システムのブロック図である。
送信側1は、画像情報を含むパケットA〜パケットT、及びその他のパケット(パケットU以降は図示せず)を持っており、アルファベット順にパケットを1個ずつ受信側2へ向けて送信する。送信側1と受信側2との間には、通信網が介在しているけれど、図示を省略する。
受信側2は、受信したパケットを記憶媒体3に格納する。受信側2では、好きなときに記憶媒体3からパケットを読み出して伸長して再生したり、読み出したパケットを伸長せずに別の通信端末へ送信したりすることができる。また、受信側2は、送信側1から送られてくるパケットを受信しながら、その受信画像を再生することもできる。
図1は、パケットCが行方不明、または欠落ないし欠損し、受信側2に到着しなかったとし、それを受信側2が検知し、パケットC受信エラー信号を送信側1に向けて送信したところである。また、図1は、パケットDが受信側2に受信されたところであり、送信側1は、パケットHを丁度送信しようとしているところである。
【0012】
図2は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の瞬間の一形態を示す概念図である。
図2は、図1からほんのわずかの時間経過した時点を示している。送信側1は、パケットC受信エラー信号を受けたので、パケットHからは、例えば2個ずつ同一パケットを送信するようにする。図2は、送信側1が2個目のパケットHを今まさに送信しようとしている時点を示している。
なお、送信側1が受信エラー信号を受信側2から受けた場合、同一パケットを送信するその個数は、もちろん3個ずつでも4個ずつでもよく、受信エラー信号を受信する頻度に応じてその個数を増減させてもよい。すなわち、送信側1は、受信エラー信号受信の頻度に応じて、ある時点から2個ずつの同一パケットを送信し、別のある時点からは3個ずつの同一パケットを送信し、そのまた別のある時点からは2個ずつの同一パケットを送信する、という送信方法を取ることができる。
【0013】
図3は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の一形態を示す概念図である。また、図4は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
図3及び図4は、図2で示す時点から、ある時間が経過した時点を示している。
送信側1は、パケットA、パケットB、パケットDからパケットGまでは、1個ずつパケットを送信したので、受信側2の記憶媒体3にそれらのパケットが1個ずつ格納されている。送信側1は、パケットCも送信したけれど、パケットCは、何らかの事情で受信側2に到着しなかったので、記憶媒体3に格納されていない。
送信側1は、図1で示す受信エラー信号を受信し、図2で示すようにパケットHからは、同一パケットを2個ずつ送信するので、受信側2では、図3に示すように、パケットHから以降は、同一パケットを2個ずつ格納していく。ただし、図4に示すように、送信側1が同一パケットを複数個ずつ送信しても、受信側2の記憶媒体3には、1個ずつのパケットを書き込む方法でもよい。図4の破線で囲まれたパケットIは、受信側2に2個目に到着したパケットIなので、破棄するか、もしくは記憶媒体3に格納しないことを示している。
【0014】
図5は、圧縮動画像情報の伝送において、伝送エラーが発生する状態を示す模式図である。
図5では、送信側1は、同一のパケットを2個ずつ送信し、受信側2では、記憶媒体3にパケットを複数ではなく1個ずつ格納することを示している。
そして、パケットJが2個とも受信側2に到着しないであろうことを示している。図5に示す時点からしばらく経過すると、受信側2は、パケットJ受信エラー信号を送信側1へ送信し、送信側1は、そのことを検出するであろう。
【0015】
図6は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法のさらに別の実施の一形態を示す概念図である。
図6は、図5で示す時点からしばらく経過するとともに、送信側1がパケットJ受信エラー信号(図示せず)を受信して、パケットLからは、同一パケットを3個ずつ送信しているところを示したものである。もちろん、送信側1が送信する同一パケットは、4個ずつでも5個ずつでもよい。また、受信側2は、複数個到着する同一パケットについては、少なくとも1個のパケットを記憶媒体3に格納すればよいことは、上述の場合と同様である。
【0016】
図7は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の実施の一形態を示す概念図である。また、図8は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
図1、そして図2に示す時点の後で、送信側1は、欠落パケットであるパケットCを再送信してもよい。この場合、送信側1は、図7に示すようにパケットCを1個送信してもよいし、図8に示すようにパケットCを2個送信してもよい。
パケットCを再送しておけば、受信側2において、後で、パケットAから順に画像を再生するときに役に立つ。
【0017】
なお、受信側1は、従来技術を使い、受信したパケットを記憶媒体3に格納しながら再生することができる。本発明では、その再生動作中に、以前受信済み、すなわち再生済みのパケットと同一のパケットが着信してくることがあり得る。そういう場合、到着した該パケットを再生しないことが望ましい。再生画像の順番が乱れ、再生中の画像も乱れるに違いないからである。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法は、以上説明してきたような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
フレーム間圧縮動画の伝送において、受信パケットを受信できない受信エラー(伝送エラー)が発生するか、その頻度が所定値以上になると、送信側は、該受信エラーを受け取る以前よりも、同一パケットを送信する個数を多くする。従って、受信側がパケットを受け取れなくなる可能性を低減することができる。
それゆえ、受信側ではパケットを受信しながら再生する場合においても、再生画像がパケット欠落に起因する停止状態となることを低減し得るようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、圧縮動画像情報の伝送システムのブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の瞬間の一形態を示す概念図である。
【図3】図3は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の実施の一形態を示す概念図である。
【図4】図4は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
【図5】図5は、圧縮動画像情報の伝送において、伝送エラーが発生する状態を示す模式図である。
【図6】図6は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法のさらに別の実施の一形態を示す概念図である。
【図7】図7は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の実施の一形態を示す概念図である。
【図8】図8は、本発明に係る圧縮動画像情報の伝送方法における欠落パケットの再送信方法の別の実施の一形態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 送信側
2 受信側
3 記憶媒体
A〜M、T パケット
Claims (6)
- フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、
送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、
それ以後、同一パケットを複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する、圧縮動画像情報の伝送方法。 - フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数として同一パケットをm個ずつ受信側へ送信している場合において、
送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から受けると、
それ以後、nを1以上の整数として、同一パケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する、圧縮動画像情報の伝送方法。 - フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送において、
送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を一定頻度以上で受信側から受けると、
それ以後、同一パケットを複数個ずつ、該受信側へ向けて送信する、圧縮動画像情報の伝送方法。 - フレーム間圧縮符号化された動画像情報のパケット伝送方法であって、送信側は、mを2以上の整数として同一パケットをm個ずつ受信側へ送信している場合において、
送信側は、パケットを受信できなかったことを示す受信エラー信号を受信側から一定頻度以上で受けると、
それ以後、nを1以上の整数として、同一パケットを(m+n)個ずつ該受信側へ向けて送信する、圧縮動画像情報の伝送方法。 - 前記送信側が前記受信エラー信号を受け取ると、送信側は、該受信エラーの原因となった欠落パケットを少なくとも1個以上送信してから、同一パケットを複数個ずつ、もしくは(m+n)個ずつ、該受信側へ向けて送信することを特徴とする、請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載または請求項4記載の圧縮動画像情報の伝送方法。
- 前記受信側は、受信したパケットの再生動作中に、以前受信済みのパケットと同一のパケットが着信したときは、到着した該パケットを再生しないことを特徴とする、請求項1記載、請求項2記載、請求項3記載、請求項4記載または請求項5記載の圧縮動画像情報の伝送方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180293A JP2004350252A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 圧縮動画像情報の伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180293A JP2004350252A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 圧縮動画像情報の伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004350252A true JP2004350252A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33535134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003180293A Pending JP2004350252A (ja) | 2003-05-21 | 2003-05-21 | 圧縮動画像情報の伝送方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004350252A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010097889A1 (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-02 | 三菱電機株式会社 | 安全制御システムおよび安全制御方法 |
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