JP2007266875A - 映像データの処理方法及び無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像の乱れを抑制出来る映像データ処理方法及び無線通信装置を提供すること。
【解決手段】無線通信によって受信した映像データを遅延時間の経過後に再生し、且つ前記映像データを前記遅延時間に相当する数だけ蓄積するバッファメモリ21を備えた無線通信装置8による映像データの処理方法であって、カウンタ24がカウントを開始するステップS13と、タイムスタンプが付与された前記映像データを受信するステップS10と、前記バッファメモリ21内の前記映像データ数が閾値よりも低い場合、前記タイムスタンプとカウンタ値とを比較するステップS21と、前記タイムスタンプが前記カウンタ値よりも小さい場合に当該映像データを破棄し、大きい場合に前記バッファメモリに蓄積するステップS18、S22とを具備し、前記カウンタ24は、前記タイムスタンプよりも前記遅延時間だけ前の時刻に相当する値からカウントを開始する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、映像データの処理方法及び無線通信装置に関する。例えば、無線通信によって映像データを送受信する方法に関する。
近年、デジタル化の進展に伴い、MPEG2−TS(Moving Picture Experts Group-2 Transport Stream)が映像情報の形態として広く用いられている。また、無線LAN(Local Area Network)は比較的広帯域の情報を伝送する能力を有しており、且つ簡易に利用可能であるため、映像伝送に適している。このため、無線LANを用いた映像伝送の実現が求められている。
従来の無線LANを用いた映像伝送方法であると、受信側にバッファメモリが設けられ、送信された映像データはバッファメモリに一旦蓄積される。これにより、映像データの伝搬遅延のゆれを吸収する。すなわち、バッファメモリに映像データが蓄積されている限りは、無線伝搬路の状態が悪化しても、映像は停止することなく再生出来る(例えば特許文献1、2参照)。
しかしながら上記方法であると、無線伝搬路の伝搬状況が悪化した状態が長時間続いた場合、バッファメモリ内の映像データが無くなる。そして、伝搬状況が好転すると、それまでの期間に送信出来なかった映像データが一挙に伝送される。このような場合、受信側のデコーダにおいて同期ずれが発生し、再生映像が乱れるという問題があった。
特開平2005−167414号公報 特開平2005−286414号公報
この発明は、映像の乱れを抑制出来る映像データの処理方法及び無線通信装置を提供する。
この発明の一態様に係る映像データの処理方法は、無線通信によって時間と共に複数受信した映像データを、受信から所定の遅延時間の経過後に再生し、且つ前記映像データを前記遅延時間に相当する数だけ一時的に蓄積するバッファメモリを備えた無線通信装置による映像データの処理方法であって、カウンタがカウントを開始するステップと、送信時刻を示すタイムスタンプが付与された前記映像データを受信するステップと、前記バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データ数を確認するステップと、前記バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データ数が所定の閾値よりも低い場合、受信した前記映像データの前記タイムスタンプと、該映像データ受信時における前記カウンタのカウンタ値とを比較するステップと、前記タイムスタンプが前記カウンタ値よりも小さい場合に当該映像データを破棄し、大きい場合に前記バッファメモリに蓄積するステップとを具備し、前記カウンタは、最初に前記映像データを受信した際に、該映像データに付与された前記タイムスタンプよりも前記遅延時間だけ前の時刻に相当する値を初期値としてカウントを開始する。
更に、この発明の一態様に係る無線通信装置は、映像データを無線通信により受信装置に送信可能であり、受信装置において受信から所定の遅延時間経過後に前記映像データが再生される無線通信装置であって、一定の周波数でカウントを行うカウンタと、送信すべき前記映像データに対して、前記カウンタにおけるカウンタ値をタイムスタンプとして付与するタイムスタンプ付与回路と、前記タイムスタンプが付与された前記映像データを一時的に蓄積する第1バッファメモリと、前記第1バッファメモリ内に蓄積された前記映像データを、無線通信により送信する無線通信回路と、前記受信装置において前記映像データを蓄積可能な第2バッファメモリの平均データ蓄積量を把握する受信側情報把握回路と、単位時間あたりに送信すべき前記映像データ数を算出する送信レート算出回路と、前記送信レート算出回路で算出された前記映像データ数と、前記受信側情報把握回路で把握された前記平均データ蓄積量と、前記無線通信回路において送信不能であった前記映像データ数とを用いて、前記第2バッファメモリにおける前記映像データの蓄積量を算出し、算出された前記蓄積量が所定の閾値よりも低い場合に、前記第1バッファメモリに蓄積されている前記映像データのうち、前記タイムスタンプが現在のカウンタ値よりも前記遅延時間に相当する値以上古いものを破棄する制御回路とを具備する。
本発明によれば、映像の乱れを抑制出来る映像データの処理方法及び無線通信装置を提供出来る。
以下、この発明の実施形態を図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る映像データの処理方法及び無線通信装置について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る無線LANを用いた映像伝送システムのブロック図である。
図示するように映像伝送システム1は、無線LAN基地局となるホスト2及び無線LAN端末3を備えており、これらによって通信ネットワーク(LAN)を構成している。ホスト2は、無線通信部4及びハードディスク5またはチューナ6を備えている。ハードディスク5またはチューナ6は、映像データをMPEG2−TS形式で無線通信部4へ与える。MPEG2−TSは、時間と共に流れる複数のパケット(packet)の集まりである。ハードディスク5またはチューナ6の代わりに、LANによって接続されたサーバや、インターネット回線であっても良く、映像データを配信できるものであれば限定されない。無線通信部4は、受け取ったMPEG2−TSをアンテナ7から無線LAN端末3へ送信する。
無線LAN端末3は、無線通信部8及び再生部9を備えている。無線通信部8は、ホスト2から送信されたMPEG2−TSをアンテナ10で受信し、各パケットを所定のタイミングで再生部9へ出力する。再生部9は、MPEGデコーダ91及びディスプレイ92を備えている。MPEGデコーダ91は、無線通信部8から与えられたMPEG2−TSをデコードして映像を再生する。ディスプレイ92は、MPEGデコーダ91で再生された映像を表示する。
以上の構成によって、ホスト2から無線LANを用いて映像データが無線LAN端末3へ送信され、無線LAN端末3において映像データが再生される。なお以下では説明の便宜上、ホスト2の無線通信部4及び無線LAN端末3の無線通信部8をそれぞれ、送信側無線通信部4及び受信側無線通信部8と呼ぶことにする。図2は、無線LANによるMPEG2−TSの送信の様子を示す模式図であり、時間と共にパケットが送信されていく様子を示している。図2では、無線伝搬路の状態が安定している状態が示されており、この場合には各パケットはある時間間隔Δtをもって順にホスト2から無線LAN端末3へ送信される。無線伝搬路の状態が悪化(伝送速度が低下)すると、時間間隔Δtが大きくなる。
次に図3を用いて送信側無線通信部4及び受信側無線通信部8の詳細な構成について説明する。図3は送信側無線通信部4及び無線LAN端末3のブロック図である。まず送信側無線通信部4について説明する。
図示するように送信側無線通信部4は、送信側AVインターフェース10、送信側バッファメモリ11、送信側通信処理部12、送信側コントローラ13、及び送信側カウンタ14を備えている。送信側AVインターフェース10は、ハードディスク5やチューナ6からMPEG2−TSを受信し、受信時刻に応じたタイムスタンプを各パケットに付与する。送信側バッファメモリ11は、タイムスタンプの付与されたパケットを一時的に蓄積する。送信側通信処理部12は、送信側バッファメモリ11から読み出したパケットをアナログ信号に変換し、アンテナ7から無線通信により無線LAN端末3へ送信する。無線通信は、IEEE802.11a/b/e/g等の規格に準拠して行われる。送信側コントローラ13は、送信側AVインターフェース10、送信側バッファメモリ11、送信側通信処理部12、及び送信側カウンタ14の動作を制御する。送信側カウンタ14は、送信側AVインターフェース10におけるMPEG2−TSの最初のパケットの受信から、一定周波数(例えば27MHz)でカウントアップを行う。そしてそのカウンタ値を送信側AVインターフェース10に出力する。送信側AVインターフェース10において付与されるタイムスタンプは、送信側カウンタ14から与えられるカウンタ値に相当する。
次に受信側無線通信部8について説明する。図示するように受信側無線通信部8は、受信側AVインターフェース20、受信側バッファメモリ21、受信側通信処理部22、受信側コントローラ23、及び受信側カウンタ24を備えている。受信側通信処理部22は、ホスト2から無線通信により送信されたMPEG2−TSをアンテナ10で受信し、受信したパケットをディジタルデータに変換して受信側バッファメモリ21へ出力する。受信側バッファメモリ21は、受信側通信処理部22で受信したパケットを一時的に蓄積する。受信側AVインターフェース20は、受信側バッファメモリ21に蓄積されたパケットを、受信側カウンタ24のカウンタ値とタイムスタンプとに応じて再生部9へ出力する。受信側コントローラ23は、受信側AVインターフェース20、受信側バッファメモリ21、受信側通信処理部22、及び受信側カウンタ24の動作を制御する。受信側カウンタ24は、受信側通信処理部22における最初のパケットの受信から、一定周波数(例えば27MHz)でカウントアップを行う。そしてそのカウンタ値を受信側AVインターフェース20へ出力する。送信側カウンタ14及び受信側カウンタ24は、共に同じ周波数でカウントアップを行う。
上記構成において、まず送信側無線通信部4にMPEG2−TSが到着すると、その時点における送信側カウンタ14のカウント値がパケットにタイムスタンプとして付与される。その後、パケットは送信側バッファメモリ11に蓄積される。送信側コントローラ13は、送信側AVインターフェース10でパケットが受信され、送信側バッファメモリ11に格納されたことを把握すると、そのパケットを無線LAN端末3へ送信するように、送信側通信処理部12に命令する。
受信側無線通信部8では、受信側コントローラ23の命令に基づいて、受信側通信処理部22で受信されたパケットが一時的に受信側バッファメモリ21に格納される。そして受信側AVインターフェース20は、タイムスタンプが受信側カウンタ24におけるカウンタ値と等しいパケットを受信側バッファメモリ21から読み出し、再生部9へ出力する。再生部9では、受け取ったパケットをMPEGデコーダ91がデコードし、これにより得られる再生映像がディスプレイ92に表示される。
なお、受信側カウンタ24のカウンタ値は、送信側カウンタ14のカウント値よりも小さい。従って、受信側バッファメモリ21は、少なくとも両者のカウント値の差に相当する量のパケットを蓄積可能な容量を有している。その結果、無線LAN端末3では、ホスト2によるMPEG2−TSの送信タイミングよりも、わずかに遅れて(これを以下遅延許容最大時間と呼ぶことがある)映像データの再生が行われる。これは、無線LANの無線伝搬路の状況が悪化(伝送レートの低下)に起因するタイミングジッタを吸収することにより、再生部9で映像を安定して再生するためである。
送信側カウンタ14のカウンタ値の初期値は、映像データの伝送開始時に設定される。より詳細には、上述したように最初のパケットが送信側AVインターフェース10に入力された際に設定される。また受信側カウンタ24のカウンタ値の初期値は、映像データの受信開始時に設定される。より詳細には、上述したように最初のパケットが受信側通信処理部22で受信された際に設定される。この際、受信側カウンタ24のカウンタ値の初期値は、最初に受信したパケットに付与されているタイムスタンプから、遅延許容最大時間に相当するカウント数を減算した値に設定される。
上記映像伝送システム1による映像データの送受信の様子を、図4を用いて簡単に説明する。図4は、時間毎における、本来伝送すべきパケット、実際に受信されたパケット、受信側バッファメモリに蓄積されたパケット、MPEGデコーダで再生されるパケット、及び無線LANの伝送速度の様子について示すタイミングチャートである。図中において、実線の白抜き四角印で示されているのがパケットであり、内部の数字は伝送される順序を示している。また破線の白抜き四角印で示され、内部に×印が付与されているのは、パケットの送信に失敗している様子を示している。
まず、0番目から10番目までのパケット(以下パケット0、パケット1、…パケット10と呼ぶことにする)が、本来は時刻t0〜t10に送信すべきものであったとする。また無線LAN端末3では、時刻t0〜t3までの期間に相当する時間Δt1だけ遅れて映像データの再生を開始するものとする。
図示するように、データの送信開始直後は、無線伝搬路の状態(伝送レート)が良好であり、無線LAN端末3は時刻t0〜t3でパケット0〜パケット3を遅延無く受信できたとする。受信側バッファメモリ21は、遅延許容最大時間Δt1だけパケットを蓄積する。従って、時刻t2において受信側バッファメモリ21はパケット0〜パケット2を蓄積し、それらのパケットは再生されない。映像データの再生が開始されるのは、受信から時間Δt1が経過した時刻t3からである。時刻t3において、受信側バッファメモリ21からパケット0が再生部9へ出力されると共に、パケット3が受信側バッファメモリ21に格納される。
時刻t4から無線伝搬路の状態が悪化し、時刻t4においてパケット4の送信が失敗したとする。送信側無線通信部4は、送信に失敗すると、その後再送を試みる。その結果、パケット4の送信は時刻t5において成功したとする。しかし、時刻t3において受信側バッファメモリ21にはパケット1〜パケット3が蓄積されているので、時刻t4でパケット1を再生部9に出力でき、映像データは正確に再生される。更に、時刻t5で送信されるべきパケット5が、時刻t7で送信に成功したとする。しかし、受信側バッファメモリ21にはパケットが保持されているので、時刻t5〜t7ではそれぞれパケット2〜パケット4が再生部9に出力され、映像データは正確に再生される。その後、時刻t8で無線伝搬路の状態が好転すると、それまで遅延していたパケット6〜8が時刻t8〜t9の間に一気に送信される。
以上のように、遅延許容最大時間=Δt1とし、Δt1に相当するパケットを受信側バッファメモリ21が保持することで、パケットの伝送の遅れがΔt1以内である限り、その遅延を受信側バッファメモリ21に蓄積したパケットにより吸収でき、映像データを正常に再生できる。つまり、遅延許容最大時間とは、映像の正常な再生を保証できるパケットの遅延時間の最大値を示す。
次に、送信側無線通信部4及び受信側無線通信部8の動作の詳細について、特に受信側バッファメモリ21内のパケット残量がゼロになった際の受信側無線通信部8の動作に着目して説明する。図5は受信側無線通信部8の動作のフローチャートである。また図6は、時間毎における送信側カウンタ14のカウンタ値、本来送信すべきパケット、実際に受信されたパケット、受信側カウンタ24のカウンタ値、受信側バッファメモリ21に蓄積されたパケット、MPEGデコーダで再生されるパケット、及び無線LANの伝送速度の様子について示すタイミングチャートである。なお、以下では説明の簡単化のために、受信側無線通信部8内部で生じる信号の遅延については無視することにする。図中において、各パケットに付記された数字はタイムスタンプを表している。
まず、送信側AVインターフェース10がパケットを受信すると、それを送信側コントローラ13が認識し、送信側カウンタ14にカウントアップを命じる。そして送信側AVインターフェース10は、送信側カウンタ14におけるカウンタ値をタイムスタンプとしてパケットに付与する。図6に示すように、送信側カウンタ14のカウンタ値が0、2、4、6、8…に時刻にパケットがAVインターフェース10に入力されるものとする。また、タイムスタンプがi(i=0、2、4、6…)であるパケットを、以下パケットiと呼ぶことにする。
時刻t0において最初のパケット0が送信側無線通信部4から無線LAN端末3へ送信される。この際、無線伝搬路の状態が良好であり、パケット0は遅延なく無線LAN端末3へ送信されたとする。受信側無線通信部8でパケットが受信されると(図5におけるステップS10)、受信側コントローラ23はそれが最初のパケットであるか否かを判定する(ステップS11)。パケット0は最初のパケットであるので(ステップS11、YES)、受信側コントローラ23は、最初のパケットのタイムスタンプから遅延許容最大値を減算する(ステップS12)。遅延許容最大値とは、図4で説明した遅延許容最大時間Δt1に相当するカウンタ値である。図6の場合、時刻t0〜t3までの期間Δt1は、カウンタ値に直すと、0〜5の6カウント分に相当する(図6、送信側カウンタ参照)。従って受信側コントローラ23は、パケット0のタイムスタンプ “0”から、遅延許容最大値“6”を減算する。そして受信側カウンタ24が、受信側コントローラ23から減算結果を受け取って、これを初期値に用いてカウントアップを開始する(ステップS13)。すなわち、受信側カウンタ24は、時刻t0においてカウンタ値“−6”からカウントアップを開始する。また、受信したパケット0は、受信側バッファメモリ21に格納される。
次に時刻t1において、遅延なくパケット2が受信される(ステップS10)。パケット2は最初のパケットではないので(ステップS11、NO)、次に映像再生の停止命令があるか否かを判定する(ステップS15)。映像再生の停止命令とは、当該映像の再生の終了を命令するものであり、ホスト2から無線LAN端末3へ与えられるものである。停止命令があると(ステップS15、YES)、処理は終了する。停止命令が無い場合(ステップS15、NO)、受信側コントローラ23は受信側バッファメモリ21の状況を確認する(ステップS16)。より具体的には、受信側バッファメモリ21内に蓄積されているパケット数を確認する。この時点で受信側バッファメモリ21内にはパケット0が蓄積されているので(ステップS17、NO)、受信側コントローラ23はパケット2を受信側バッファメモリ21に格納する(ステップS18)。次に受信側AVインターフェース20は、受信側バッファメモリ21内に蓄積されているパケットにおいて、現在の受信側カウンタ24のカウント値とタイムスタンプが等しいパケットの有無を確認する(ステップS19)。時刻t1における受信側カウンタ24のカウント値は“−4”であり、受信側バッファメモリ21にはパケット0、パケット2が保持されている。すなわち、カウンタ値とタイムスタンプとが等しいパケットは存在しないので(ステップS19、NO)、ステップS10に戻る。
次に時刻t2において、遅延無くパケット4が受信される(ステップS10)。パケット4受信時の処理はパケット2受信時と同様である。その結果、受信側バッファメモリ21にはパケット0、2、4が蓄積され、未だパケットは再生部9へは出力されない。
次に時刻t3において、遅延無くパケット4が受信される(ステップS10)。パケット4は受信側バッファメモリ21に蓄積される(ステップS18)。また時刻t3における受信側カウンタ24のカウンタ値は“0”である。すると、パケット0のタイムスタンプとカウンタ値とが一致するので(ステップS19、YES)、受信側AVインターフェース20はパケット0を受信側バッファメモリ21から読み出して、再生部9のMPEGデコーダ91へ出力する。そして、パケット0の再生が開始される。すなわち、パケット0を受信してから時間Δt1(6カウント)だけ遅れて、パケットの再生が開始される。
次に時刻t3でパケット6を受け取った後、無線伝搬路の状況が悪化し、伝送レートが著しく低下したとする。これにより、時刻t4で受信されるべきパケット8が遅延して時刻t5で受信されたとする。受信側インターフェース20は、パケットの受信の有無にかかわらず、ステップS19、S20の処理を行う。従って、時刻t4では、タイムスタンプが受信側カウンタ24のカウント値“2”と等しいパケット2が再生部9へ出力され、映像はとぎれることなく再生される。時刻t5、t6、t7も同様である。
その後、無線伝搬路の状況の悪化が続き、パケット10が時刻t9で受信されたとする。すると、時刻t7においてパケット8の再生を行った時点で受信側バッファメモリ21が空になるので、時刻t8において映像の再生が停止する。時刻t9でパケット10が受信されると(ステップS10)、受信側コントローラ23は受信側バッファメモリ21の状況を確認する。すると、図6に示すように時刻t9における受信側バッファメモリ21の残量はゼロである(ステップS17、YES)。従って受信側コントローラ23は、受信したパケット10のタイムスタンプ“10”と、受信側カウンタ24のカウンタ値“12”とを比較する(ステップS21)。すると、タイムスタンプ“10”<カウンタ値“12”である(ステップS21、YES)。すなわち、時刻t9において、パケット10が再生されるべき時刻が既に過ぎている。この場合、受信側コントローラ23はパケット10を受信側バッファメモリ21に保持させることなく、破棄する(ステップS22)。勿論、映像の再生は停止したままである。
次に時刻t10にパケット12が受信される(ステップS10)。バッファメモリ21の残量はゼロであり(ステップS17、YES)、且つタイムスタンプ“12”<カウンタ値“14”)であるので(ステップS21、YES)、受信側コントローラ23はパケット12を破棄する(ステップS22)。映像の再生は停止したままである。
次に時刻t11〜t12にパケット14、パケット16が受信される(ステップS10)。パケット14の受信時、バッファメモリ21の残量はゼロであり(ステップS17、YES)、且つタイムスタンプ“14”<カウンタ値“16”であるので(ステップS21、YES)、受信側コントローラ23はパケット14を破棄する(ステップS22)。映像の再生は停止したままである。パケット16の受信時、バッファメモリ21の残量はゼロであり(ステップS17、YES)、且つタイムスタンプ“16”<カウンタ値“17”)であるので(ステップS21、YES)、受信側コントローラ23はパケット17を破棄する(ステップS22)。映像の再生は停止したままである。
次に時刻t12において、パケット18が受信される(ステップS10)。パケット18の受信時、受信側バッファメモリ21の残量はゼロである(ステップS17、YES)。しかしタイムスタンプ“18”は受信側カウンタ24のカウンタ値“18”より小さくないので(ステップS21、NO)、パケット18は破棄されることなく受信側バッファメモリ21へ格納される。またタイムスタンプ“18”=カウンタ値“18”であるので、再生部9へ出力される(ステップS20)。つまり、時刻t12において、無線LAN端末3において受信されるパケットが、本来再生されるべき時刻に間に合ったことになる。以降、停止命令がホスト2から与えられるまで同様の処理を繰り返す。
以上のように、この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムであると、遅延許容最大時間よりも遅れて受信されたパケット、すなわち再生時刻の過ぎたパケットを、再生部へ出力することなく破棄している。そのため、映像の乱れを抑制出来る映像データの処理方法及び無線通信装置を提供出来る。本効果について、以下詳細に説明する。図7は横軸に時間を取り、再生時刻を過ぎたパケットを破棄しない場合(CASE1)と、破棄する場合(本実施形態、CASE2)におけるパケットの流れと、パケットの送信から受信までの遅延時間とを示すタイミングチャートである。
図示するように、時刻t0〜t1にかけて無線伝搬路の状況は安定しており、パケットは遅延許容最大時間Δt1より小さいΔt2の遅延を持って、ホスト2から無線LAN端末3へ伝送されている。しかし、時刻t1以後、無線伝搬路の状況が極端に悪化し、全くパケットが送信できない状況になったとする。そして時刻t2において無線伝搬路の状況が好転し、時刻t2〜t4までの間に、それまで送信できなかったパケットが一気に無線LAN端末3で受信される。なお、時刻t1〜t2の期間で、受信側バッファメモリ21の残量がゼロになったとする。時刻t4以後は、再び無線伝搬路の状況が安定し、Δt2の遅延を持ってパケット送信されている。このような状況において、時刻t2〜t3において受信されたパケットは、無線LAN端末3における最大許容最大時間Δt1よりも遅れて受信されている。すなわち、この期間で受信されたパケットは、受信された時点において、本来再生されるべき時刻を既に過ぎ去っている。
以上の場合について、まずCASE1の処理について説明する。時刻t1を過ぎてパケットの受信が途切れ、更に受信側バッファメモリ21の残量がゼロになると、映像の再生が停止する。その後、時刻t2から多数のパケットが一気に受信される。一般にMPEGデコーダ91は、パケットの到着時刻と、パケット内に含まれるPCRカウンタ値の情報とを用いて同期を取ってデータの再生を行う。PCRカウンタとは、映像データ内に含まれ、再生タイミングを示す情報である。そのため、MPEGデコーダ91に本来到着すべき時刻より遅れたパケットがMPEGデコーダ91に入力されると、MPEGデコーダ91はその遅れた時刻に対して同期しつつ再生処理を行う。すると、遅れた時刻に同期して再生処理を開始したのち、時刻t4以後で本来の伝送レートによりパケットがMPEGデコーダ91にパケットが到着すると、その際に同期ずれが発生する。その結果、映像が一旦停止したのち、時刻t2において復帰しても、いずれ同期ずれによって再生映像が乱れるという問題が発生する。
この点、CASE2の本実施形態の場合、時刻t2〜t3で受信したパケットは破棄される。従って、本来再生すべき時刻を過ぎたパケットはMPEGデコーダ91に入力されない。すなわち、MPEGデコーダ91が誤ったタイミングにより同期を取ることを防止できる。従って、MPEGデコーダ91は常時、一定のタイミングで同期を取って再生処理を行うので、映像が停止から復帰した際に映像が乱れることを防止できる。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る映像データの処理方法及び無線通信装置について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態における映像データの破棄の処理を、送信側無線通信部4において行うものである。図8は、本実施形態に係る送信側無線通信部4のブロック図である。なお受信側無線通信部8の構成は第1の実施形態と同様であり、映像伝送システム1の構成は、第1の実施形態における送信側無線通信部4を図8の構成に置き換えたものであるので説明は省略する。
図示するように送信側無線通信部4は、第1の実施形態で説明した図3の構成において、受信側情報把握回路25及び送信レート算出回路26を更に備えている。受信側情報把握回路25は、受信側バッファメモリ21において蓄えられる映像データの平均データ量を把握する。これはあくまで平均データ量であって、受信側バッファメモリ21のメモリサイズそのものでは無い。この平均データ量は、例えば受信側無線通信部8から与えられても良いし、伝送システム1として予め用意されているものであっても良い。平均データ量は、当然ながら、最大で遅延許容最大時間に相当する値となる。
送信レート算出回路26は、所定の時間間隔において送信側AVインターフェース10に入力されたパケット数を計数する。そして、そのパケット数と時間間隔とから、単位時間あたりのパケットの送信レートを算出する。
送信側通信処理部12は、第1の実施形態で説明した動作に加えて、更にリトライアウト情報を送信側コントローラ13へ出力する。第1の実施形態で説明したように、送信側通信処理部12は、パケットが送信できない場合に、規定回数だけパケットの再送を試みる。再送を試みた結果、やはりパケットを送信できなかった場合、この送信失敗をリトライアウト情報と呼ぶ。
送信側コントローラ13の動作については以下で詳細に説明する。
次に、上記送信側無線通信部4の動作について図9のフローチャートを用いて説明する。なお受信側無線通信部8の動作は、第1の実施形態においてステップS16、S17、S21、S22の処理を省いたものである。
図9に示すように、まず送信側AVインターフェース10がパケットを受信すると、それを送信側コントローラ13が認識し、送信側カウンタ14にカウントアップを命じる。この命令に応答して、送信側カウンタ14がカウントアップを開始する(ステップS30)。そして送信側AVインターフェース10は、送信側カウンタ14におけるカウンタ値をタイムスタンプとしてパケットに付与する(ステップS31)。ここまでの処理は第1の実施形態で説明したとおりである。
タイムスタンプの付与されたパケットは送信側バッファメモリ11に一時的に保持される(ステップS32)。また、受信側情報把握回路25が、受信側バッファメモリにおいて、パケットを蓄積しておくために使用するメモリサイズの平均値B[byte]を算出する(ステップS33)。更に送信レート算出回路26が、単位時間あたりに伝送されるパケット数R[数/sec]を算出する(ステップS34)。
そして送信側コントローラ13が、受信側バッファメモリ21におけるパケット残量を確認する(ステップS35)。すなわち、受信側バッファメモリ21の残量がゼロか否かを判定する。これは、メモリサイズの平均値Bと、単位時間あたりに伝送されるパケット数R、及びリトライアウト情報から算出できる。すなわち、単位時間あたりにR個のパケットが送信されることで平均値Bが維持されるから、それに対してどれだけのパケットの伝送に失敗したかによって、受信側バッファメモリ21の残量を計算できる。
ステップS35の結果、受信側バッファメモリ21の残量がゼロでない場合(ステップS36、NO)には、送信側コントローラ13は送信側バッファメモリ11内のパケットを無線LAN端末3へ送信するように送信側通信処理部12に命令する(ステップS37)。送信に成功した場合(ステップS38、YES)には、当該パケットについて処理は終了し、次のパケットについて同様の処理を行う。送信に失敗した場合(ステップS38、NO)、送信側通信処理部12は再送最大回数に達したか否かを確認する。再送最大回数とは、前述したパケットの再送の最大回数のことである。再送最大回数に達していた場合には(ステップS39、YES)、当該パケットは破棄される。達していない場合(ステップS39、NO)には、ステップS35に戻る。すなわち、受信側バッファメモリ残量がゼロでないか、またはゼロであっても当該パケットが再生時刻を過ぎていない限り(ステップS41)、再送を繰り返す。ステップS41の詳細については次に説明する。ステップS35に戻る理由は、再送を繰り返している間も、無線LAN端末3では受信側バッファメモリ内のパケットを用いて映像の再生を行っているからである。
ステップS36において受信側バッファメモリ21の残量がゼロであると判定された場合(ステップS36、YES)、送信側コントローラ13は当該パケットに付与されているタイムスタンプをチェックする(ステップS42)。タイムスタンプから、当該パケットが本来再生されるべき時刻を過ぎていると判明した場合(ステップS41、YES)、換言すれば、既に遅延許容最大時刻が過ぎている場合、送信側コントローラ13は当該パケットを破棄する(ステップS43)。過ぎていない場合(ステップS42、NO)、送信側コントローラ13は当該パケットを無線LAN端末3へ送信するように送信側通信処理部12に命令する(ステップS37)。
上記ステップS42、S41の処理について、図10を用いて詳細に説明する。図10は、ステップS42、S41の詳細を示すフローチャートである。まず、受信側バッファメモリ21に平均的に蓄積されている映像データ量B[byte]に対応する時間Tbを算出する(ステップS50)。1パケットのサイズをS[byte]とすると、時間Tbは、次の式で表される。
Tb=B/(S×R)[sec]
次に送信側カウンタ14のカウンタ値と受信側カウンタ24のカウンタ値との差分Dcを算出する(ステップS51)。受信側カウンタ24のカウンタ値は、第1の実施形態で説明したように、送信側カウンタ14のカウンタ値よりも、受信側バッファメモリにおけるパケットの蓄積量に相当するカウント数だけ小さく設定されている。従って、カウンタ14、24の動作クロック周波数をf[MHz]とすると、差分Dcは、次式となる。
Dc=Tb/(f×10)=B/(S×R×f×10
次に、送信側カウンタ14のカウンタ値C1と受信側カウンタ24のカウンタ値C2との関係を算出する(ステップS52)。受信側無線通信部4内部におけるパケットの伝搬遅延、すなわちパケットを受信してから受信側バッファメモリ21を介して実際にパケットが受信側AVインターフェース20から出力されるまでの時間を無視すると、受信側カウンタ14のカウンタ値C2は次式で表される。
C2=C1−Dc=C1−B/(S×R×f×10
次に、パケットに付与されているタイムスタンプを参照し、タイムスタンプTiと受信側カウンタ値C2とを比較する(ステップS53)。タイムスタンプTiが受信側カウンタのカウンタ値C2よりも小さい場合には、当該パケットの本来再生されるべき時刻は既に過ぎ去っていると判断される(ステップS54)。従ってステップS54に進む。タイムスタンプTiが受信側カウンタのカウンタ値C2よりも小さくない場合には、当該パケットの本来再生されるべき時刻は未だ過ぎ去っていると判断される(ステップS55)。従ってステップS37に進む。
上記ステップS52〜S54の具体例を、図6の時刻t9におけるパケット10を例に挙げて説明する。まずカウンタ差Dcは“6”である(ステップS51)。すると、受信側カウンタ値C2は、C1(“18”)−6=“12”と算出できる(ステップS52)。すると、パケット10のタイムスタンプ“10”は、受信側カウンタ値C2=“12”よりも小さい(ステップS53、YES)。従って、時刻t9においてスタンプ10は送信されることなく破棄される。
以上のように、本実施形態に係る伝送システム1によれば、送信側無線通信部4において、送信側バッファメモリ11内のパケットが既に再生されるべき時刻を過ぎているものか否かが判定される。そして、過ぎているパケットは破棄され、過ぎていないパケットのみが無線LAN端末3へ送信される。従って、無線LAN端末3において同期ずれが発生することを防止でき、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また本実施形態であると、パケットが古いか否かの判定はホスト2で行われる。従って、無線LAN端末3における負荷を軽減でき、特に複数の無線LAN端末3がシステム1内に含まれる場合、システム1のコストを軽減できる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る映像データの処理方法及び無線通信装置について説明する。本実施形態は、上記第1、第2の実施形態において、送信側無線通信部4におけるパケットの再送回数制御に関するものである。従って、送信側無線通信部4及び受信側無線通信部8の構成は、上記第1、第2の実施形態と同様であり、パケットの送信方法も同様であるので、説明は省略する。
図11は、本実施形態係る送信側無線通信部4における、遅延許容最大時間と送信所要時間との差と、最大再送回数との関係を示すグラフである。図示するように、遅延許容最大時間と送信所要時間との差が大きくなるにつれて、最大再送回数も大きく設定される。遅延許容最大時間とは、前述の通り受信側バッファメモリ21に蓄積するパケットの量に対応し、且つ吸収できるタイミングジッタの最大値でもある。すなわち、送信側カウンタ13のカウンタ値と受信側カウンタ24のカウンタ値との差である。
送信所要時間とは、送信側AVインターフェース10においてタイムスタンプが付与されてから、実際に無線LAN端末3にパケットが到達するのに必要な時間のことである。従って、無線LAN端末3がパケットを受信して、それに関する応答信号を送信側無線通信部4に返送する場合、送信側無線通信部4が応答信号を受信した時点における送信側カウンタ14のカウンタ値と、当該パケットのタイムスタンプとの差に相当する。
従って、遅延許容最大時間と送信所要時間との差が大きいということは、無線伝搬路の状況が良く、データの送信が順調に行われていることを示す。逆に差が小さいということは、無線伝搬路の状況が悪く、データの送信に長時間を要していることを示す。データの送信が順調に行われている場合には、伝送路の容量に余裕があるため、送信回数を増やしても他のデータの送信を妨げることがない。従って最大再送回数を増やす。
上記処理を送信側無線通信部4における送信側コントローラ13が行う。送信側コントローラ13が行う処理について図12のフローチャートに示す。図示するように、パケットを無線LAN端末3へ向けて送信した後、送信側通信処理部12が無線LAN端末3から応答信号を受信する(ステップS60)。次に送信側コントローラ13は、当該パケットのタイムスタンプと、応答信号受信時の送信側カウンタ13のカウンタ値との差を算出し、送信所要時間を得る(ステップS61)。次に、遅延許容最大時間と送信所要時間との差分を算出する(ステップS62)。そして、ステップS62で得られた差分が大きいか否かを判定する(ステップS13)。この処理は、予め定めておいた所定の閾値と比較すること等により行う。そして大きい場合には再送最大回数を増やし(ステップS64)、小さい場合には再送最大回数を減らす(ステップS65)。
上記のような方法によれば、第1、第2の実施形態で説明した効果に加えて、映像データの送信効率を向上出来る。
上記のように、この発明の第1乃至第3の実施形態に係る映像データの処理方法及び無線通信装置であると、映像再生装置に本来到着すべき時刻を過ぎてしまったMPEG2−TSのパケットを、デコーダに入力することなく破棄している。そのために第1の実施形態では、MPEG2−TSの受信装置において、パケットに付与されたタイムスタンプと受信側カウンタのカウンタ値とを比較することによって、本来到着すべき時刻を過ぎているか否かを判定する。比較の結果、カウンタ値よりもタイムスタンプが小さいパケットは、既に到着すべき時刻を過ぎているものとみなし、当該パケットを破棄している。
また第2の実施形態では、受信側におけるバッファメモリの状況を把握し、バッファメモリが空になった場合に、送信すべきパケットが、本来到着すべき時刻を過ぎているか否かを判定する。具体的には、本来到着すべき時刻までの時間に相当するカウンタ値を、送信側カウンタにおける現在のカウンタ値から減算し、減算結果と当該パケットのタイムスタンプとを比較することで判定する。減算結果よりもタイムスタンプが小さいパケットは、既に到着すべき時刻を過ぎているものとみなして破棄し、映像再生装置には送信しない。
以上の構成とすることで、映像再生時に同期ずれが生じることにより再生映像が乱れることを抑制できる。
なお上記第1の実施形態では、ステップS19の処理は受信側AVインターフェース20が行う場合について説明したが、例えば受信側コントローラ23が行っても良い。この場合、ステップS19を満たした場合に、受信側コントローラ23が受信側AVインターフェース20に対してパケットの出力命令を与える。
また上記第1、第2の実施形態においては、受信側無線通信部8内部における伝搬遅延を考慮しても良い。つまり、受信側通信処理部22でパケットを受信してから受信側バッファメモリ21を介して、実際に受信側AVインターフェース20からパケットが出力されるまでの時間を考慮しても良い。この時間は、受信側無線通信部8における設計パラメータであり、既知のパラメータである。この時間τ[sec]をカウンタ値に換算すると、τ/(f×10)となる。従って第1の実施形態におけるステップS21は、タイムスタンプと、(受信側カウンタ値+τ/(f×10))とを比較すれば良い。また第2の実施形態におけるステップS53は、タイムスタンプと、(C1−Dc+τ/(f×10))とを比較すれば良い。また、上記実施形態では、ステップS21、S53においてタイムスタンプが小さい場合にデータを破棄する場合について説明したが、例えば両者が等しい場合にもデータを破棄しても良い。
更に第1、第2の実施形態において、本来出力されるタイミングよりも遅れたパケットの出力を確実に防止するためには、多少のタイミングマージンを設けておくことが好ましい。すなわち、タイムスタンプと比較する値から、所定のマージンだけ減算しておくことが望ましい。
更に、カウンタ値及びタイムスタンプはある桁数を持った周期的な値であるので、カウンタが許す最大値を過ぎるとゼロに戻る。この場合、受信側及び送信側において、カウンタ値を共に矛盾しないように修正しておく必要があることは言うまでもない。また、上記実施形態ではカウンタ14、24がカウントアップを行う場合について説明したが、勿論、カウントダウンを行う場合であっても良い。
更に、上記第3の実施形態で説明した処理は、受信側バッファメモリ21の残量がゼロになったときのみ行っても良い。このような場合の送信側コントローラ13の処理を図13に示す。図示するように、ステップS60の後、送信側コントローラ13は受信側バッファメモリの残量がゼロであるか否かを判定する。この処理は、第2の実施形態で説明したステップS36の処理と同様である。そして、残量がゼロであった場合(ステップS66、YES)に、ステップS61に進む。残量がゼロではなかった場合(ステップS66、NO)には、再送最大回数は変更しない(ステップS67)。このような方法であると、無線伝搬路の回復に伴ってそれまで伝送できなかったパケットが伝送される際に、パケットが本来到着すべき時刻を過ぎることを少なくすることができる。このような状態では、既に大きく遅延しているパケットを大量に伝送する必要があり、且つ無線伝搬路の状況が好転しているので、再送回数を減らしてもできる限り速やかに大量のパケットを伝送することが優先されるからである。
更に上記第1乃至第3の実施形態では、受信側バッファメモリ21の残量がゼロになった場合に、パケットが本来再生されるべき時刻を過ぎたか否かを判定する場合について説明した。しかし、必ずしもゼロになった場合に限定されるものではない。例えば予め定められたゼロ以上の閾値よりも低下した場合に判定を行うものであっても良い。またパケットが本来再生されるべき時刻を過ぎたか否かを判定する場合について説明したが、本来再生されるべき時刻よりも前の、予め定められた遅延閾値時刻を過ぎたか否かを判定しても良い。これは、第1乃至第3の実施形態において遅延許容最大時間に相当するカウンタ値を、予め定められた遅延閾値時間に相当するカウンタ値におきかえれば良い
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムにおけるパケットの流れを示すタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る送信側無線通信部、受信側無線通信部、及び再生部のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムにおける、パケットと無線LANの伝送速度の様子について示すタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る受信側無線通信部における映像データの処理方法のフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムにおける、送信側カウンタ、受信側カウンタ、パケット、及び無線LANの伝送速度の様子について示すタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る映像伝送システムにおけるパケットの流れと、再生時刻を過ぎたパケットを破棄しない場合のパケットの流れと、パケットの送信から受信までの遅延時間とを示すタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係る送信側無線通信部のブロック図。 この発明の第2の実施形態に係る送信側無線通信部における映像データの処理方法のフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係る送信側無線通信部における映像データの処理方法のフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係る映像伝送システムにおける、遅延許容最大時間と送信所要時間との差と、最大再送回数との関係を示すグラフ。 この発明の第3の実施形態に係る送信側無線通信部における映像データの処理方法。 この発明の第3の実施形態の変形例に係る送信側無線通信部における映像データの処理方法。
符号の説明
1…映像伝送システム、2…ホスト、3…無線LAN端末、4、8…無線通信部、5…ハードディスク、6…チューナ、7、10…アンテナ、11…送信側バッファメモリ、12…送信側通信処理部、13…送信側コントローラ、14…送信側カウンタ、21…受信側バッファメモリ、22…受信側通信処理部、23…受信側コントローラ、24…受信側カウンタ、25…受信側情報把握回路、26…送信レート算出回路、91…MPEGデコーダ、92…ディスプレイ、

Claims (5)

  1. 無線通信によって時間と共に複数受信した映像データを、受信から所定の遅延時間の経過後に再生し、且つ前記映像データを前記遅延時間に相当する数だけ一時的に蓄積するバッファメモリを備えた無線通信装置による映像データの処理方法であって、
    カウンタがカウントを開始するステップと、
    送信時刻を示すタイムスタンプが付与された前記映像データを受信するステップと、
    前記バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データ数を確認するステップと、
    前記バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データ数が所定の閾値よりも低い場合、受信した前記映像データの前記タイムスタンプと、該映像データ受信時における前記カウンタのカウンタ値とを比較するステップと、
    前記タイムスタンプが前記カウンタ値よりも小さい場合に当該映像データを破棄し、大きい場合に前記バッファメモリに蓄積するステップと
    を具備し、前記カウンタは、最初に前記映像データを受信した際に、該映像データに付与された前記タイムスタンプよりも前記遅延時間だけ前の時刻に相当する値を初期値としてカウントを開始する
    ことを特徴とする映像データの処理方法。
  2. 無線通信によって時間と共に複数送信すべき映像データを一時的に蓄積する第1バッファメモリを備え、且つ送信した前記映像データが受信装置において受信から所定の遅延時間の経過後に再生される無線通信装置による映像データの処理方法であって、
    カウンタがカウントを開始するステップと、
    送信すべき前記映像データに、前記カウンタのカウンタ値をタイムスタンプとして付与するステップと、
    前記タイムスタンプが付与された前記映像データを前記第1バッファメモリに蓄積するステップと、
    受信した前記映像データを、前記遅延時間に相当する数だけ一時的に蓄積するように前記受信装置に設けられた第2バッファメモリ内の前記映像データ数を確認するステップと、
    前記第2バッファメモリ内における前記映像データ数が所定の閾値よりも低い場合、前記第1バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データの前記タイムスタンプの値を参照して、当該映像データの再生時刻を既に過ぎているか否かを判定するステップと、
    前記映像データの再生時刻を過ぎている場合には、当該映像データを送信せずに破棄するステップと
    を具備することを特徴とする映像データの処理方法。
  3. 前記映像データの再生時刻を既に過ぎているか否かを判定するステップは、
    前記遅延時間に相当するカウンタ値を算出するステップと、
    前記カウンタのカウンタ値から、前記遅延時間に相当するカウンタ値を減算するステップと、
    前記第1バッファメモリ内に蓄積されている前記映像データのタイムスタンプが、前記減算結果より小さいか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果、前記タイムスタンプの値が前記減算結果より小さい場合には前記再生時刻を過ぎていると判定し、大きい場合には前記再生時刻を過ぎていないと判定するステップと
    を備えることを特徴とする請求項2記載の映像データの処理方法。
  4. 前記第2バッファメモリ内における前記映像データ数が所定の閾値よりも低く、且つ前記再生時刻を過ぎていない場合に、当該映像データを前記受信装置へ送信するステップと、
    送信した前記映像データを受け取った前記受信装置から受信確認信号を受信するステップと、
    送信した前記映像データの前記タイムスタンプと、該映像データに関する前記受信確認信号を受信した際の前記カウンタのカウンタ値との差から、該映像データの送信所要時間を算出するステップと、
    前記遅延時間と前記送信所要時間との差から、無線通信状況を判断するステップと、
    前記無線通信状況に応じて、前記映像データの最大再送回数を変化させるステップと
    を更に備え、前記映像データの送信に失敗した場合、最大で前記最大再送回数だけ該映像データの再送が繰り返される
    ことを特徴とする請求項2または3記載の映像データの処理方法。
  5. 映像データを無線通信により受信装置に送信可能であり、受信装置において受信から所定の遅延時間経過後に前記映像データが再生される無線通信装置であって、
    一定の周波数でカウントを行うカウンタと、
    送信すべき前記映像データに対して、前記カウンタにおけるカウンタ値をタイムスタンプとして付与するタイムスタンプ付与回路と、
    前記タイムスタンプが付与された前記映像データを一時的に蓄積する第1バッファメモリと、
    前記第1バッファメモリ内に蓄積された前記映像データを、無線通信により送信する無線通信回路と、
    前記受信装置において前記映像データを蓄積可能な第2バッファメモリの平均データ蓄積量を把握する受信側情報把握回路と、
    単位時間あたりに送信すべき前記映像データ数を算出する送信レート算出回路と、
    前記送信レート算出回路で算出された前記映像データ数と、前記受信側情報把握回路で把握された前記平均データ蓄積量と、前記無線通信回路において送信不能であった前記映像データ数とを用いて、前記第2バッファメモリにおける前記映像データの蓄積量を算出し、算出された前記蓄積量が所定の閾値よりも低い場合に、前記第1バッファメモリに蓄積されている前記映像データのうち、前記タイムスタンプが現在のカウンタ値よりも前記遅延時間に相当する値以上古いものを破棄する制御回路と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
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