JPWO2010095239A1 - エレベーターの制御システム - Google Patents

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Abstract

管制運転に移行する際に、かご内の乗客に対してエレベーターの現在状況を具体的に報知することができ、更に、種々のエレベーターに対して安価に適用できるエレベーターの制御システムを提供する。このため、例えば、地震時管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムにおいては、エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、地震センサーによって検知された場合に、各行先釦に内蔵された釦灯の点灯及び消灯を釦灯制御手段によって制御することにより、上記行先釦を使用してエレベーターの現在状況をかご内に表示する。

Description

この発明は、管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムに関するものである。
管制運転機能を備えたエレベーターでは、エレベーターを管制運転に移行させる所定の移行条件が成立すると、平常運転を停止して、エレベーターや外部の状況に合わせた管制運転動作を実施する。例えば、地震時管制運転機能を備えたエレベーターでは、かごの走行中に地震センサーが動作すると、平常運転を停止した後、エレベーターのかごを最寄り階に着床させる等の地震時管制運転を開始する。
また、かご内に液晶ディスプレイや専用の表示灯が備えられているエレベーターでは、エレベーターを管制運転に移行させる際に、その旨を液晶ディスプレイに表示したり、専用の表示灯を点灯させたりして、かご内の乗客に対する報知を行っている。
例えば、地震時管制運転機能を備えたエレベーターの従来技術として、かごに投射器を設置したものが提案されている(特許文献1参照)。かかるエレベーターでは、この投射器からかごドアの側面等に管制運転の内容を投射することにより、かご内の乗客に対する報知を実現している。
日本特開平10−120319号公報
管制運転機能を備えたエレベーターでは、管制運転への移行時に適切な情報提供を行わなければ、かご内の乗客の不安を助長させてしまう恐れがある。
しかし、かご内に液晶ディスプレイや専用の表示灯を備えるためには、高価な装置や平常運転時に使用しない装置が必要となって、エレベーターを安価に提供できなくなるといった問題があった。なお、特許文献1に記載のものは、例えば、既設のエレベーターに対して後からでも設置が可能であるものの、表示灯等よりも更に高価で大型なため、適用できるエレベーターに制限があるといった問題もあった。
また、表示灯のON/OFFのみによって管制運転中であるか否かを表示する場合、かご内の乗客は、表示灯からエレベーターの現在状況を具体的に把握することができない。このため、乗客の不安を完全に解消することはできず、乗客は、不安な気持ちのままかご内で待たされることもあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、管制運転に移行する際に、かご内の乗客に対してエレベーターの現在状況を具体的に報知することができ、更に、種々のエレベーターに対して安価に適用できるエレベーターの制御システムを提供することである。
この発明に係るエレベーターの制御システムは、地震時管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムであって、エレベーターのかごに設けられ、かご内の乗客が行先階を登録するために操作する複数の行先釦と、行先釦毎に設けられ、エレベーターの平常運転時に、登録済みの行先階をかご内の乗客に報知するための釦灯と、地震の発生を検知する地震センサーと、エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、地震センサーによって検知された場合に、各釦灯の点灯及び消灯を制御することにより、行先釦を使用してエレベーターの現在状況をかご内に表示する釦灯制御手段と、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベーターの制御システムは、管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムであって、エレベーターのかごに設けられ、かご内の乗客が行先階を登録するために操作する複数の行先釦と、行先釦毎に設けられ、エレベーターの平常運転時に、登録済みの行先階をかご内の乗客に報知するための釦灯と、エレベーターを管制運転に移行させる所定の移行条件を判定するための判定手段と、判定手段によって移行条件の成立が判定された場合に、各釦灯の点灯及び消灯を制御することにより、行先釦を使用してエレベーターの現在状況をかご内に表示する釦灯制御手段と、備えたものである。
この発明によれば、管制運転に移行する際に、かご内の乗客に対してエレベーターの現在状況を具体的に報知することができ、更に、種々のエレベーターに対して安価に適用することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターの制御システムを示す構成図である。 図1に示す制御システムの動作例を示す図である。 図1に示す制御システムの動作例を示す図である。 図1に示す制御システムの動作例を示す図である。 図1に示す制御システムの動作例を示す図である。
符号の説明
1 かご、 2 駆動用モーター、 3 地震センサー、 4 制御装置、
5 音声装置、 6 行先釦、 6a〜6c 行先釦、 7 釦灯、
8 運転制御手段、 9 速度指令制御手段、 10 速度検出手段、
11 音声制御手段、 12 釦灯制御手段、 13 管制運転時間管理手段、
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターの制御システムを示す構成図である。図1において、1はエレベーター昇降路内を昇降するかご、2はかご1を昇降させるための駆動用モーター、3は地震センサー、4はかご1に設けられた機器や駆動用モーター2の制御等、エレベーター全体の運転制御を司る制御装置である。
かご1には、音声装置5と行先釦6とが備えられている。
音声装置5は、かご1内の乗客に対して音声案内を行うためのものである。即ち、音声装置5から音声メッセージが出力されることにより、かご1内の乗客に対して種々の情報が提供される。
行先釦6は、かご1内の乗客が自分の行先階(かご呼び)を登録するために操作するものであり、かご1が停止する階床毎の行先釦6が、かご操作盤(図示せず)等に設置されている。即ち、かご1が1階から10階の各階に停止する場合、かご1内には、各停止階に対応する10個の行先釦6が備えられており、行先釦6が操作されることにより、対応する行先階のかご呼びが制御装置4に対して送信される。
また、それぞれの行先釦6には、釦灯7が内蔵されている。この釦灯7は、エレベーターの平常運転時に、現在登録されている行先階をかご1内の乗客に対して報知する機能を有している。即ち、乗客によって行先釦6が押されると、その押された行先釦6内の釦灯7が点灯する。また、かご1がかご呼びに応答してその行先階に到着すると、かご1が停止した階床に対応する行先釦6内の釦灯7が消灯する。
なお、上記平常運転とは、乗場呼びやかご呼びにかご1を応答させる通常の運転のことである。
地震センサー3は、地震の発生を検知する機能を有しており、例えば、エレベーターの機械室等に設置される。この地震センサー3は、例えば、エレベーターが設置されている建物の加速度を複数のレベルで検知することができるように構成される。そして、地震センサー3は、所定の加速度を検出することにより動作し、その検知レベルを含む地震検知信号を制御盤4に対して送信する。即ち、このエレベーターには、地震時管制運転機能が備えられている。
制御装置4は、エレベーターの運転制御S/Wからなり、例えば、運転制御手段8、速度指令制御手段9、速度検出手段10、音声制御手段11、釦灯制御手段12、管制運転時間管理手段13を備えている。
運転制御手段8は、エレベーターの運転を管理制御するS/Wモジュールによって構成される。具体的に、運転制御手段8は、種々の入力情報に基づく動作指令を出力し、平常運転や地震時管制運転等のエレベーターの最適な運行を実現する。
速度指令制御手段9は、エレベーターの速度、即ちかご1の走行速度を制御するS/Wモジュールにより、また、速度検出手段10は、かご1の実速度、即ち駆動用モーター2の実速度を検出するS/Wモジュールによりそれぞれ構成される。具体的に、上記速度指令制御手段9は、運転制御手段8からの動作指令と速度検出手段10からフィードバックされた実速度とに基づき、エレベーターが指令通りに動作するように、駆動用モーター2に対して最適な速度指令を出力する。
音声制御手段11は、音声装置5を制御する機能を有している。具体的に、音声制御手段11は、運転制御手段8からの動作指令に基づき、その時の状況に合わせた適切な音声メッセージを選択し、その選択した音声メッセージを音声装置5から出力させる。
釦灯制御手段12は、要時に、運転制御手段8からの動作指令に基づき、釦灯7の点灯及び消灯を制御する機能を有している。
なお、本実施の形態におけるかご1には、その表示内容を変更可能なディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)や、エレベーターが管制運転に移行したことをかご1内に報知するための専用の表示灯等が備えられていない。このため、上記音声制御手段11及び釦灯制御手段12には、エレベーターが平常運転から管制運転に移行する所定の移行条件が成立した際に、音声装置5と各行先釦6とを使用して、エレベーターの現在状況をかご1内の乗客に対して報知する機能が備えられている。
具体的に、エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、地震センサー3によって検知されると、音声制御手段11は、音声装置5から所定の音声メッセージを出力させることにより、エレベーターの現在状況をかご1内にアナウンスする。また、釦灯制御手段12は、上記所定規模の地震の発生が地震センサー3によって検知されると、各釦灯7の点灯及び消灯を制御することにより、行先釦6の点灯状態(点滅も含む)によって視覚的にエレベーターの現在状況を表示する。
なお、音声制御手段11及び釦灯制御手段12の具体的な動作については後述する。
管制運転時間管理手段13は、平常運転から管制運転に移行するまでの時間を管理するS/Wモジュールによって構成される。具体的に、管制運転時間管理手段13は、地震センサー3によって所定規模の地震の発生が検知されると動作し、地震発生から地震時管制運転を開始するまでの時間を管理する。
次に、図2乃至図5も参照して、上記構成を有するエレベーターの制御システムの具体的な動作について説明する。図2乃至図5は、図1に示す制御システムの動作例を示す図である。なお、図2は地震の発生によってエレベーターが緊急停止した直後の行先釦表示を、図3は管制運転に移行する前の行先釦表示を、図4は管制運転を開始した直後の行先釦表示を、図5は管制運転を開始できなかった時の行先釦表示を示している。
図2乃至図5において、6aは1階のかご呼びを登録するための行先釦、6bは2階のかご呼びを登録するための行先釦、6cは3階のかご呼びを登録するための行先釦である。
エレベーターが平常運転動作を行っている時に所定規模の地震が発生し、地震センサー3が動作すると、地震センサー3から運転制御手段8に対して地震検知信号が送信される。運転制御手段8では、地震検知信号を受信すると、エレベーターを緊急停止させるための制御に移行し、その旨の動作指令を速度指令制御手段9に対して出力する。なお、上記動作指令が入力された速度指令制御手段9では、駆動用モーター2(即ち、かご1)を緊急停止させる。
管制運転時間管理手段13では、運転制御手段8が緊急停止の制御に移行することにより、エレベーターを地震時管制運転に移行させるまでの時間の管理を開始する。
また、運転制御手段8では、地震センサー3から地震検知信号を受信することにより、音声制御手段11及び釦灯制御手段12に対してそれぞれ動作指令を出力し、以下に示す具体的な制御を実施する。
例えば、地震発生後の上記制御によってエレベーターのかご1が1階と2階との中間に緊急停止した場合、行先釦6を使用したエレベーターの現在状況の表示は、図2に示すようになる。即ち、釦灯制御手段12は、行先釦6a内の釦灯7と行先釦6b内の釦灯7との点灯及び消灯を所定周期で繰り返すことにより、行先釦6a及び6bのみを点滅させて、かご1の現在位置が1階と2階との中間であることを表現する。
なお、かご1が2階の着床位置に緊急停止した場合は、2階の行先釦6bのみを点滅させれば良い。
また、音声制御手段11は、「XX地震を検知しました」「地震検知による階間停止中です」「警備会社に連絡しました」「復帰中です」といった適切な音声メッセージを緊急停止直後から順番に選択し、選択した音声メッセージを順次音声装置5から出力させる。
このような報知を実施した後、運転制御手段8は、地震時管制運転に移行するまでの残り時間を管制運転時間管理手段13から取得する。そして、運転制御手段8は、音声メッセージの長さ等も考慮し、例えば10秒毎に音声制御手段11に対する動作指令を行い、「XX秒後に」「復帰します」といった音声メッセージを音声装置5から出力させる。
なお、上記音声メッセージを流す間隔等は、適宜選択可能にしておけば良い。
また、釦灯制御手段12は、エレベーターが緊急停止してから所定時間が経過し、例えば、上記「復帰中です」との音声メッセージがかご1内に流れた後は、行先釦6a及び6bの点滅速度を、図2に示す地震発生直後よりも遅く(或いは、速く)する(図3参照)。かご1内の乗客は、この点滅速度の変化により、エレベーターが地震時管制運転に間もなく移行することを視覚的に認識できるようになる。点滅速度を遅くするか速くするかは、適宜選択可能にしておけば良い。
なお、エレベーターが復帰中である旨は、行先釦6a及び6bの点滅速度を変化させることによって、かご1内の乗客に認識させることができる。このため、必ずしも、音声装置5から「XX秒後に」「復帰します」といった音声メッセージを定期的に流す必要はない。
かかる場合、例えば、かご1の位置を示すために点灯或いは点滅している行先釦6(本実施の形態においては点滅している行先釦6a及び6b)の何れかが押された際に、上記音声メッセージ(「XX秒後に」「復帰します」)をかご1内に流すように構成する。また、「XX秒後に」「復帰します」といった所定の音声メッセージを定期的に流すか否かを選択可能に構成しておき、定期的に流さないことが選択された場合のみ、行先釦6a又は6bに対する操作を検出して上記音声メッセージを流すようにしても良い。
地震センサー3の動作によって緊急停止した後、地震時管制運転を開始するための所定の開始条件が成立すると、運転制御手段8は、速度指令制御手段9に動作指令を出力して、地震時管制運転を開始する。具体的に、運転制御手段8は、管制運転時間管理手段13による管理時間に基づき、緊急停止を行ってから所定時間が経過したことが確認され、更に、安全装置が動作していない等の運転開始に支障がないことが確認されると、かご1を低速で最寄り階まで走行させ、救出動作を実施する。例えば、地震発生後にかご1が1階と2階との中間に緊急停止した場合、運転制御手段8は、上記開始条件の成立に伴い、かご1を上昇させて、2階の乗場まで低速走行させる。
また、上記地震時管制運転によってかご1の低速走行が開始されると、釦灯制御手段12は、1階の行先釦6a内の釦灯7を消灯し、更に、2階の行先釦6b内の釦灯7を常時点灯させることにより、行先釦6bのみを点灯状態にする(図4参照)。かご1内の乗客は、この点灯状態の変化により、地震時時管制運転が開始され、かご1が2階の乗場に向けて走行していることを視覚的に認識できるようになる。
この時、音声制御手段11は、例えば、「管制運転を開始します」「UPします」といった音声メッセージを選択し、音声装置5から出力させる。
一方、地震センサー3の動作によって緊急停止した後、地震時管制運転を開始するための所定の開始条件が成立しない場合、運転制御手段8は、地震時管制運転に移行できない旨を報知するための指令を出力する。
具体的に、釦灯制御手段12は、行先釦6a及び6bの点滅速度を、図3に示す復帰中の状態よりも更に遅く(或いは、更に速く)する(図5参照)。かご1内の乗客は、この点滅速度の更なる変化により、地震時管制運転に移行できなかったことを視覚的に認識できるようになる。なお、上記と同様に、点滅速度を遅くするか速くするかは、適宜選択可能にしておけば良い。
また、音声制御手段11は、例えば、「自動復帰できませんでした」「警備員が向かっています」といった音声メッセージを選択し、音声装置5から出力させる。
この発明の実施の形態1によれば、地震の発生後、エレベーターが地震時管制運転に移行する際に、かご1内の乗客に対してエレベーターの現在状況を具体的に且つリアルタイムで報知することができるようになる。このため、地震後にエレベーターが緊急停止した場合等であっても、かご1内の乗客が不安を抱くようなことはなく、乗客がパニック状態に陥るような事態も確実に防止することができる。
また、エレベーターの現在状況の報知を、かご1に一般的に装備されている行先釦6や音声装置5によって行うことができるため、種々のエレベーターに適用することができ、且つ、適用する際のコストも大幅に抑制することができる。また、液晶ディスプレイや管制運転専用の表示灯等を備える必要がないため、例えば、既設エレベーターへの適用も容易となる。
なお、本実施の形態においては、地震時管制運転機能を備えたエレベーターについて詳細な説明を行ったが、上記構成は、火災時管制運転や停電時管制運転等、他の管制運転機能を備えたエレベーターに対しても適用可能であることは言うまでもない。
かかる場合、エレベーターには判定手段が備えられ、この判定手段によって、エレベーターを平常運転から管制運転に移行させる移行条件を判定している。このため、釦灯制御手段12は、上記判定手段によって移行条件の成立が判定された場合に、各釦灯7の点灯及び消灯を制御することによって、行先釦6を使用してエレベーターの現在状況をかご1内に表示する。
なお、本実施の形態においては、地震センサー3が上記判定手段の機能を備えている。また、停電時管制運転機能を備えたエレベーターでは、例えば、停電を検知するセンサーが、火災時管制運転機能を備えたエレベーターでは、例えば、火災や煙の発生を検知するセンサーが、上記判定手段に相当する。
この発明に係るエレベーターの制御システムは、管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムに適用することができる。

Claims (5)

  1. 地震時管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムであって、
    エレベーターのかごに設けられ、前記かご内の乗客が行先階を登録するために操作する複数の行先釦と、
    前記行先釦毎に設けられ、エレベーターの平常運転時に、登録済みの行先階を前記かご内の乗客に報知するための釦灯と、
    地震の発生を検知する地震センサーと、
    エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、前記地震センサーによって検知された場合に、前記各釦灯の点灯及び消灯を制御することにより、前記行先釦を使用してエレベーターの現在状況を前記かご内に表示する釦灯制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターの制御システム。
  2. かごに設けられ、前記かご内の乗客に音声案内を行うための音声装置と、
    前記音声装置を制御する音声制御手段と、
    を更に備え、
    前記音声制御手段は、エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、地震センサーによって検知された場合に、前記音声装置を使用してエレベーターの現在状況を前記かご内に報知することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御システム。
  3. かごに設けられ、前記かご内の乗客に音声案内を行うための音声装置と、
    前記音声装置を制御する音声制御手段と、
    を更に備え、
    前記音声制御手段は、エレベーターを地震時管制運転に移行させる所定規模の地震の発生が、地震センサーによって検知された場合に、釦灯が点灯或いは点滅している行先釦に対する操作を検出すると、前記音声装置を使用してエレベーターの現在状況を前記かご内に報知することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御システム。
  4. 管制運転機能を備えたエレベーターの制御システムであって、
    エレベーターのかごに設けられ、前記かご内の乗客が行先階を登録するために操作する複数の行先釦と、
    前記行先釦毎に設けられ、エレベーターの平常運転時に、登録済みの行先階を前記かご内の乗客に報知するための釦灯と、
    エレベーターを管制運転に移行させる所定の移行条件を判定するための判定手段と、
    前記判定手段によって前記移行条件の成立が判定された場合に、前記各釦灯の点灯及び消灯を制御することにより、前記行先釦を使用してエレベーターの現在状況を前記かご内に表示する釦灯制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターの制御システム。
  5. 表示内容を変更可能なディスプレイと、
    エレベーターが管制運転に移行したことをかご内に報知する専用の表示灯と
    の何れもエレベーターの前記かごに備えられていないことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のエレベーターの制御システム。
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