JP5943708B2 - エレベータの異常検知システム - Google Patents

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本発明は、エレベータの乗りかご内の異常を検知して表示するシステムに関する。
地震などによりエレベータが停止し、乗りかご内に乗客が閉じ込められた場合には、閉じ込められた乗客を救出しなければならない。このためには、乗りかご内に乗客が閉じ込められていることを、乗りかごの外部にいる人、例えば、エレベータの乗場にいる人やエレベータの保守員に知らせる必要がある。
特許文献1には、地震などによりエレベータが停止し、乗りかご内に乗客が閉じ込められた場合において、乗りかご内に設けられた救出ボタンを押下操作すると、乗場に設置された表示灯が点灯する救出システムが開示されている。また、特許文献1には、この表示灯に連動して音声出力装置から警告音または警告メッセージが出力され、これにより、乗場にいる人たちに状況を知らせて救出を求めることができると記載されている。
特開2007−246230号公報
特許文献1には、救出ボタンの操作により、乗客が乗りかご内に閉じ込められたことを乗場に知らせる仕組みが記載されている。しかし、乗客が救出ボタンを操作できない場合には、乗りかご内の異常を乗場に知らせることができない。このように、異常を知らせる装置(例えば、救出ボタン)を乗客が操作することによって乗場に異常を知らせる仕組みでは、例えば、乗客の急病などによる滞留時には、異常を乗場に知らせることができないという課題がある。異常を乗場に知らせることができなければ、乗客の救出の遅れにつながる場合がある。
本発明は、乗客の操作によらずにエレベータの乗りかご内の異常を検知するとともに、乗りかご内の異常を乗場に知らせることが可能な異常検知システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるエレベータの異常検知システムは、以下のような特徴を備える。エレベータの乗りかごと、前記エレベータの乗場に設けられた乗場ボタンとを備えるエレベータの異常検知システムにおいて、前記乗りかごに設けられ、前記エレベータの遠隔監視センタと接続され、前記乗りかご内の乗客の操作によらずに作動する異常検出装置と、前記遠隔監視センタと前記乗場ボタンとに接続された乗場ボタン制御装置とを備える。前記遠隔監視センタで前記異常検出装置を介して前記乗りかご内の異常が検知されると、前記乗場ボタン制御装置は、前記遠隔監視センタからの信号に従い、前記乗場ボタンに、正常時の表示とは異なる異常用表示を表示させる。
本発明によるエレベータの異常検知システムでは、乗客の操作によらずにエレベータの乗りかご内の異常を検知するとともに、乗りかご内の異常を乗場に知らせることが可能である。
本発明の実施例1によるエレベータの異常検知システムの構成図である。 実施例1における、乗場ボタンに異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。 本発明の実施例2によるエレベータの異常検知システムの構成図である。 実施例2における、乗場ボタンに異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。 本発明の実施例3によるエレベータの異常検知システムの構成図である。 実施例3における、乗場ボタンに異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。
本発明によるエレベータの異常検知システムでは、異常検出装置を備え、乗客の操作によらずに作動する異常検出装置により乗りかご内の異常を検知するとともに、異常を検知した場合には、乗場ボタンに異常用表示を表示させる。異常検出装置は、乗りかごの内部を常に監視しているので、乗客の操作によらずに作動する。乗場ボタンの異常用表示は、正常時と異なる表示であり、異常時のための表示である。従って、エレベータが停止して乗りかご内に乗客が閉じ込められたときに、乗客が異常を知らせる装置を操作できない場合や操作しない場合でも、乗場にいる人に乗りかご内の異常を知らせることができる。乗場にいる人には、エレベータの乗場に設けられた乗場ボタンを用いて異常を知らせるので、異常を知らせるための専用の表示装置は不要である。
本発明によるエレベータの異常検知システムは、さらに、乗客の操作によって作動する異常通知装置を備え、この異常通知装置を乗客が操作することで、乗場にいる人に乗りかご内の異常を知らせることができるようにしてもよい。この場合も乗場ボタンに異常用表示を表示させるが、この場合の異常用表示は、乗客が異常を知らせる装置を操作しなかった場合の異常用表示と異なるものにする。すなわち、乗りかご内の異常を乗客の操作によらずに検知した場合と乗客の操作によって検知した場合とで、乗場ボタンの異常用表示を変える。このように乗場ボタンの異常用表示を変えることで、乗りかご内の乗客の様子(例えば、異常を知らせる装置の操作が可能な状態か否か)を乗場にいる人に知らせることができる(異常を知らせる装置を乗客が操作可能でない場合には、乗客が急病であることもありうる)。
以下、本発明によるエレベータの異常検知システムの実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例1によるエレベータの異常検知システムの構成図である。エレベータの異常検知システムは、エレベータの乗場に設けられた乗場ボタン101、エレベータの乗りかごに設けられた乗りかご内監視カメラ102と乗りかご内スピーカー104と乗りかご内インジケーター106、及び乗場ボタン制御装置100を備える。本実施例では、乗りかご内監視カメラ102が、乗客の操作によらずに作動する異常検出装置としての役割を果たす。乗りかご内監視カメラ102は、乗りかごの内部を撮影することにより、乗りかごの内部を常に監視している。
乗場ボタン101は、乗場のエレベータ操作盤に設けられ、乗客が乗りかごを呼ぶときに押すボタンである。一般的には、上方向を示す矢印と下方向を示す矢印とが表示されている(ただし、最上階の乗場では下方向を示す矢印のみが表示され、最下階の乗場では上方向を示す矢印のみが表示される)。乗場ボタン101は、どのようなタイプのボタンでもよい。本実施例では、押されると点灯し、乗りかごを呼んでいることを乗客に知らせることができるタイプのボタンとする。
乗りかご内監視カメラ102は、遠隔監視センタ110と接続され、乗りかごの内部を撮影する。乗りかご内監視カメラ102が撮影した乗りかごの内部の映像は、遠隔監視センタ110に送信される。遠隔監視センタ110では、エレベータの保守員が、乗りかご内監視カメラ102の映像を見て乗りかごの内部を監視する。
乗りかご内スピーカー104は、遠隔監視センタ110と接続され、遠隔監視センタ110の保守員による音声案内を、乗りかご内の乗客に伝える。
乗りかご内インジケーター106は、遠隔監視センタ110と接続され、遠隔監視センタ110の保守員の操作により、乗客へのメッセージを表示する。乗りかご内インジケーター106により、遠隔監視センタ110からのメッセージを乗客に通知することができる。
乗場ボタン制御装置100は、エレベータの昇降路内に設置する。例えば、乗場ボタン制御装置100をエレベータ制御盤に設ける。また、乗場ボタン制御装置100は、乗場のエレベータ操作盤に設けてもよい。乗場ボタン制御装置100は、遠隔監視センタ110と乗場ボタン101とに接続され、遠隔監視センタ110の保守員によって送信された信号に従い、乗場ボタン101に異常用表示を表示させる。
乗場ボタン101の異常用表示は、正常時と異なる表示であれば、どのような表示でもよい。乗場ボタン101の正常時の表示には、例えば、乗りかごが呼ばれていないときの非点灯の表示、乗りかごを呼ぶために乗客が押したときの点灯の表示、及びエレベータのドアが閉まるときの点滅の表示が含まれる。また、正常時の点灯や点滅の表示の色は、黄色やオレンジ色に近い色である。従って、乗場ボタン101の異常用表示は、正常時の点滅の間隔とは異なる間隔での点滅の表示、正常時の点灯の表示の色とは異なる色での点灯の表示、またはこれらを組み合わせた表示とすることができる。具体的には、例えば、ドアが閉まるときの点滅よりも速い点滅の表示、赤色で点灯する表示、またはこれらを組み合わせた表示(赤色の高速点滅の表示)とすることができる。
図2は、本実施例における、乗場ボタン101に異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。
S201で、遠隔監視センタ110にいるエレベータの保守員は、乗りかご内監視カメラ102の映像を見て、乗りかごの内部を監視している。エレベータの保守員が、乗りかご内監視カメラ102の映像を介して乗客の異常を検知した場合は、S202に進む。
S202では、エレベータの保守員は、乗場ボタン101に異常用表示を表示させるために、乗場ボタン制御装置100に信号を送信する。
S203で、乗場ボタン101は、遠隔監視センタ110からの信号を受信すると、異常用表示を表示する。上述したように、異常用表示とは、乗場ボタン101の正常時とは異なる表示であり、例えば、赤色の高速点滅の表示である。
S204では、エレベータの保守員は、乗りかご内の異常を検知して乗場にいる人に知らせたことを、乗りかご内の乗客に伝える。伝える方法には、乗りかご内スピーカー104を介して音声案内で伝える方法と、乗りかご内インジケーター106にメッセージを表示して伝える方法とがあり、これらの方法のうち、いずれか一方または両方を用いることができる。
S205は、乗場ボタン101の異常用表示の解除処理である。乗りかご内の異常に対処し終わったとき、または対処するときに、この解除処理を行う。解除処理は、例えば、乗場ボタン101を長押しすることで(例えば、5秒以上押すことで)、乗場ボタン101の異常用表示を正常時の表示に戻すことができる。
以上のように、本実施例によるエレベータの異常検知システムでは、乗客の操作によらずにエレベータの乗りかご内の異常を検知し、乗場にいる人に乗りかご内の異常を知らせることができる。従って、例えば、急病などのために、エレベータに閉じ込められたことを乗客が外部に知らせることができないというような異常な場合でも、このような異常を検知して乗場に知らせることができる。さらに、乗りかご内の乗客に、乗りかご内の異常を検知したことを伝えることができるので、保守員が救助に到着するまでの間の乗客の不安感を軽減することができる。また、乗場にいる人に対し、エレベータへの乗り込みができないことを知らせることができる。
図3は、本発明の実施例2によるエレベータの異常検知システムの構成図である。図3において、図1と同一の符号は、実施例1と同一または共通する要素を示し、これらの要素については説明を省略する。本実施例によるエレベータの異常検知システムは、乗りかご内監視カメラ102(図1)の代わりに、エレベータの乗りかごに設けられた乗りかごはかり装置103を備える。本実施例では、乗りかごはかり装置103が、乗客の操作によらずに作動する異常検出装置としての役割を果たす。乗りかごはかり装置103は、乗りかごの積載量を量ることにより、乗りかごの内部を常に監視している。
乗りかごはかり装置103は、遠隔監視センタ110と接続され、乗りかごの積載量を量る装置である。乗りかごはかり装置103が量った乗りかごの積載量は、遠隔監視センタ110に送信される。遠隔監視センタ110では、エレベータの保守員が、乗りかごの積載量を基にして乗りかご内に乗客がいるかいないかを判断することができる。
乗場ボタン101の異常用表示は、実施例1と同様に、正常時と異なる表示であれば、どのような表示でもよい。
図4は、本実施例における、乗場ボタン101に異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。
S401で、遠隔監視センタ110のエレベータの保守員は、エレベータからの信号により、地震などによりエレベータが非常停止したかどうかを判断する。エレベータが非常停止したと判断した場合は、S402に進む。
S402では、エレベータの保守員は、乗りかごはかり装置103から送信された乗りかごの積載量から、乗りかご内に乗客がいるかいないかを判断する。乗りかご内に乗客がいると判断した場合は、S403に進む。
S403〜S406は、実施例1の図2に示したS202〜S205と同じ処理であるので、説明を省略する。
以上のように、本実施例によるエレベータの異常検知システムでは、乗客の操作によらずにエレベータの乗りかご内の異常を検知し、乗場にいる人に乗りかご内の異常を知らせることができる。従って、例えば、急病などのために、エレベータに閉じ込められたことを乗客が外部に知らせることができないというような異常な場合でも、このような異常を検知して乗場に知らせることができる。さらに、乗りかご内の乗客に、乗りかご内の異常を検知したことを伝えることができるので、保守員が救助に到着するまでの間の乗客の不安感を軽減することができる。また、乗場にいる人に対し、エレベータへの乗り込みができないことを知らせることができる。
本実施例では、乗りかご内監視カメラ(実施例1を参照)を用いていない。従って、本実施例によるエレベータの異常検知システムは、乗りかご内監視カメラが設けられていない乗りかごにも適用可能である。
実施例1または実施例2によるエレベータの異常検知システムは、外部インターホンや非常用ボタンというような、乗客の操作によって作動して外部に異常を知らせることができる異常通知装置をさらに備えることができる。異常通知装置は、乗りかごの内部に設けられ、遠隔監視センタに接続される。エレベータの乗客は、異常通知装置を操作することにより、遠隔監視センタに異常を通知することができる。本実施例では、実施例1のエレベータの異常検知システムが、異常通知装置として外部インターホンを備える構成について説明する。
本実施例では、実施例1のエレベータの異常検知システムが外部インターホンを備える構成について説明するが、実施例2のエレベータの異常検知システムが外部インターホンを備える構成でも、本実施例と同様の効果を得ることができる。また、異常通知装置として非常用ボタンを備える構成でも、本実施例と同様の効果を得ることができる。
図5は、本発明の実施例3によるエレベータの異常検知システムの構成図である。図5において、図1と同一の符号は、実施例1と同一または共通する要素を示し、これらの要素については説明を省略する。本実施例によるエレベータの異常検知システムは、エレベータの乗りかごに設けられた外部インターホン105をさらに備える。外部インターホン105の代わりに、または外部インターホン105とともに、非常用ボタン107を備えてもよい。
外部インターホン105と非常用ボタン107は、遠隔監視センタ110と接続され、外部に異常を知らせるための装置である。ただし、実施例1と2の異常検出装置(乗りかご内監視カメラ102と乗りかごはかり装置103)とは異なり、乗客が操作することで外部に異常を知らせることができる装置である。エレベータの乗客は、外部インターホン105と非常用ボタン107の一方または両方を用いることにより、遠隔監視センタ110にいる保守員に連絡することができ、異常を伝えることができる。保守員は、外部インターホン105または非常用ボタン107を介して乗客から連絡があった場合には、乗場ボタン制御装置100を操作し、乗場ボタン101に異常用表示を表示させる。
以下では、エレベータの乗客が、外部インターホン105を用いて遠隔監視センタ110にいる保守員に連絡した場合について説明する。乗客が非常用ボタン107を用いて保守員に連絡した場合は、以下の説明の「外部インターホン105」を「非常用ボタン107」と読み替えればよい。
外部インターホン105を介して乗客から連絡があった場合の乗場ボタン101の異常用表示は、実施例1と2の異常用表示とは異なる異常用表示にする。すなわち、乗りかご内の異常を、乗客の操作によらずに検知した場合(乗りかご内監視カメラ102または乗りかごはかり装置103で検知した場合)と、乗客の操作によって検知した場合(外部インターホン105で検知した場合)とで、乗場ボタン101の異常用表示を変える。このように、乗客の操作の有無に応じて乗場ボタン101の異常用表示を変えることで、乗りかご内の乗客の様子(例えば、異常を知らせる装置の操作が可能な状態か否か)を乗場にいる人に知らせることができる。
乗客の操作によって異常を検知した場合(外部インターホン105で異常を検知した場合)の乗場ボタン101の異常用表示は、乗客の操作によらずに異常を検知した場合(乗りかご内監視カメラ102または乗りかごはかり装置103で異常を検知した場合)の異常用表示及び乗場ボタン101の正常時の表示の両方と異なる表示であれば、どのような表示でもよい。例えば、実施例1で述べたように、乗客の操作によらずに異常を検知した場合の異常用表示が赤色の高速点滅の表示であれば、乗客の操作によって異常を検知した場合の異常用表示は、青色の高速点滅の表示とすることができる。
図6は、本実施例における、乗場ボタン101に異常用表示を表示させる処理のフローチャートの例である。
S601で、外部インターホン105を介して、乗客から遠隔監視センタ110のエレベータの保守員に連絡があった場合は、S602に進む。保守員に連絡がない場合は、S606に進む。
S602では、エレベータの保守員は、外部インターホン105で異常を検知した場合の異常用表示を表示させるために、乗場ボタン制御装置100に信号を送信する。
S603で、乗場ボタン101は、外部インターホン105で異常を検知した場合(乗客の操作によって異常を検知した場合)の異常用表示を表示する。上述したように、外部インターホン105で異常を検知した場合の異常用表示とは、乗りかご内監視カメラ102または乗りかごはかり装置103で異常を検知した場合の異常用表示及び乗場ボタン101の正常時の表示の両方と異なる表示であり、例えば、青色の高速点滅の表示である。
S604〜S605は、実施例1の図2に示したS204〜S205と同じ処理であるので、説明を省略する。
S606〜S608は、外部インターホン105を介して、乗客から遠隔監視センタ110にいるエレベータの保守員に連絡がない場合の処理である。
S606は、実施例1の図2に示したS201と同じ処理であるので、説明を省略する。
S607では、エレベータの保守員は、乗りかご内監視カメラ102で異常を検知した場合の異常用表示を表示させるために、乗場ボタン制御装置100に信号を送信する。
S608で、乗場ボタン101は、乗りかご内監視カメラ102で異常を検知した場合(乗客の操作によらずに異常を検知した場合)の異常用表示を表示する。上述したように、乗りかご内監視カメラ102で異常を検知した場合の異常用表示とは、外部インターホン105で異常を検知した場合の異常用表示及び乗場ボタン101の正常時の表示の両方と異なる表示であり、例えば、赤色の高速点滅の表示である。
S608の次は、上述したS604とS605の処理を実施する。
以上のように、本実施例によるエレベータの異常検知システムでは、乗りかご内の異常を乗客の操作によらずに検知した場合と乗客の操作によって検知した場合とで、乗場ボタン101の異常用表示を変えることで、乗りかご内の乗客の様子(例えば、外部インターホン105の操作が可能な状態か否か)を乗場にいる人に知らせることができる。
本発明によるエレベータの異常検知システムは、異常検出装置として乗りかご内監視カメラ102と乗りかごはかり装置103の両方を備える構成を取ることもできる。さらに、乗りかご内監視カメラ102と乗りかごはかり装置103と外部インターホン105を備える構成としてもよい。これらの構成における、乗場ボタンに異常用表示を表示させる処理は、実施例1〜3で述べた処理(図2、図4、及び図6)を組み合わせることで、実現可能である。
乗場ボタン101の異常用表示は、乗場ボタン101の全体が表示してもよく、乗場ボタン101の一部が表示してもよい。例えば、乗場ボタン101の異常用表示が赤色の高速点滅の表示である場合には、乗場ボタン101の全体が赤色の高速点滅をしてもよく、乗場ボタン101の一部、例えば、進行方向を示す矢印だけが赤色の高速点滅をしてもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。
100…乗場ボタン制御装置、101…乗場ボタン、102…乗りかご内監視カメラ、103…乗りかごはかり装置、104…乗りかご内スピーカー、105…外部インターホン、106…乗りかご内インジケーター、107…非常用ボタン、110…遠隔監視センタ。

Claims (7)

  1. エレベータの乗りかごと、前記エレベータの乗場に設けられた乗場ボタンとを備えるエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記乗りかごに設けられ、前記エレベータの遠隔監視センタと接続され、前記乗りかご内の乗客の操作によらずに作動する異常検出装置と、
    前記乗りかごに設けられ、前記遠隔監視センタと接続され、前記乗客の操作によって作動する異常通知装置と、
    前記遠隔監視センタと前記乗場ボタンとに接続された乗場ボタン制御装置とを備え、
    前記遠隔監視センタで前記異常検出装置を介して前記乗りかご内の異常が検知されると、前記乗場ボタン制御装置は、前記遠隔監視センタからの信号に従い、前記乗場ボタンに、正常時の表示とは異なる第1の異常用表示を表示させ、
    前記異常通知装置により前記乗りかご内の異常が前記遠隔監視センタに通知されると、前記乗場ボタン制御装置は、前記遠隔監視センタからの信号に従い、前記乗場ボタンに、前記正常時の表示及び前記第1の異常用表示の両方と異なる第2の異常用表示を表示させ、
    前記乗場ボタンは、所定の時間以上押されると、前記乗場ボタンが表示している前記第1の異常用表示又は前記第2の異常用表示を前記正常時の表示に戻す、
    ことを特徴とするエレベータの異常検知システム。
  2. 請求項1記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記異常検出装置は、前記乗りかごの内部を撮影するカメラである異常検知システム。
  3. 請求項1記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記異常検出装置は、前記乗りかごの積載量を量るはかり装置であるエレベータの異常検知システム。
  4. 請求項1記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記異常通知装置は、インターホンであるエレベータの異常検知システム。
  5. 請求項1記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記異常通知装置は、非常用ボタンであるエレベータの異常検知システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記乗りかごに設けられ、前記遠隔監視センタと接続されたスピーカーをさらに備えるエレベータの異常検知システム。
  7. 請求項1から5のいずれか1項記載のエレベータの異常検知システムにおいて、
    前記乗りかごに設けられ、前記遠隔監視センタと接続され、前記遠隔監視センタからのメッセージを表示するインジケーターをさらに備えるエレベータの異常検知システム。
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