JPWO2010087396A1 - 電子機器、サーバ、通信システム、表示制御方法、およびデータ通信方法 - Google Patents

電子機器、サーバ、通信システム、表示制御方法、およびデータ通信方法 Download PDF

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Abstract

第1表示パネルとは異なる第2表示パネルに適切なタイミングで広告を表示可能な電子機器を提供する。電子機器(100)は、アプリケーションソフトウェアと、当該ソフトウェアに関連付けられた、サーバを特定するための第1情報とを格納した記憶装置(90)と、ソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を液晶パネル(140)に表示させる表示制御部(11)と、ソフトウェアの操作に関する入力を受付けたことを検知する検知部(13)と、検知に基づき、第1情報により特定される広告サーバ(8000)を送信先とする信号を生成する生成部(14)と、広告サーバ(8000)に生成された信号を送信する送信部(15)と、送信に基づき、広告を示した広告画像データを広告サーバ(8000)から受信する受信部(16)とを備える。表示制御部(11)は、広告画像データに基づく広告を液晶パネル(240)に表示させる。

Description

本発明は、タッチパネルを備えた電子機器、電子機器と通信するサーバ、電子機器とサーバとを備えた通信システム、電子機器における表示制御方法、サーバにおけるデータ通信方法、電子機器を制御するためのプログラム、およびサーバを制御するためのプログラムに関する。また、本発明は、複数の表示画面を備える電子機器、その制御方法および情報表示用のプログラムに関する。
従来、ネットワークを介して受信した広告を表示する電子機器と、当該広告を上記ネットワークを介して上記電子機器に送信するサーバとを含む通信システムが知られている。
また、従来、アフィリエイトといった広告手法が知られている。「アフィリエイト」とは、ウェブサイトの閲覧者が、当該ウェブサイトに張られたリンクを経由して表示された他のウェブサイトにおいて商品を購入したりすると、リンク元のウェブサイトの主催者に報酬が支払われる広告手法である。
特開2003−87420号公報(特許文献1)には、上記のように広告の送受信を行なう広告表示システムが開示されている。当該広告表示システムは、携帯通信端末と広告表示サーバとを備える。携帯通信端末は、メイン表示部と、メイン表示部の背面に配されたサブ表示部とを備える。携帯通信端末は、広告表示サーバから受信した広告を、サブ表示部に表示する。携帯通信端末は、当該広告の表示により、携帯通信端末のユーザ以外の第三者への広告を可能としている。
特開2003−108282号公報(特許文献2)には、上記広告を表示するための装置として、第1広告画像および第2広告画像を表示させるコンテンツ表示装置が開示されている。コンテンツ表示装置は、当該コンテンツ表示装置の属性に応じた広告画像を選択し、当該選択された広告画像を表示する。
特開2007−150946号公報(特許文献3)には、上記広告を表示するシステムとして、録画したテレビ放送(映像コンテンツ)を再生している際に、映像コンテンツとともに録画されたコマーシャルを、所定のタイミングで指定された位置に表示させる表示システムが開示されている。また、特許文献3には、受信端末に予め試聴するユーザに関する情報を入力しておき、情報を入力されたユーザを対象とするような広告情報を表示するための技術が開示されている。
特開2007−164710号公報(特許文献4)には、インターネットを通じて配信されるコンテンツデータに上記広告などを示すバナーデータを挿入するバナー配信システムが開示されている。当該バナー配信システムは、バナーデータの注目頻度を計測し、注目頻度に応じた課金処理を行なう。また、特許文献4には、バナー広告が表示された情報端末におけるマウスオーバーなどのイベントの発生に基づいて課金を行なうシステムが開示されている。
特開2002−197361号公報(特許文献5)、特開2008−9950号公報(特許文献6)、および特開2008−90499号公報(特許文献7)には、上記アフィリエイトに関する技術が開示されている。特許文献5には、報酬の支払い先(報酬付与対象者)を公正に抽出するための報酬付与システムが開示されている。特許文献6には、どの店舗を経由してアクセスしてきたかを識別し、店舗別の成功報酬型の広告手数料を計算するアフィリエイトサーバが開示されている。特許文献7には、広告媒体主の所在に基づいて広告の掲載可能地域を限定する広告代理サーバが開示されている。
特開2003−87420号公報 特開2003−108282号公報 特開2007−150946号公報 特開2007−164710号公報 特開2002−197361号公報 特開2008−9950号公報 特開2008−90499号公報
ところで、特許文献1に開示された広告表示システムは、携帯通信端末のサブ表示部に、携帯通信端末のステータス(たとえば位置,時間帯,折りたたんでいるか否か、充電中か否か)に応じた広告を表示することができる。しかしながら、当該広告表示システムでは、第三者が携帯通信端末を見ていない場合であっても広告を表示するため、サブ表示部を用いた広告の効果が期待できない。また、当該広告表示システムでは、携帯通信端末のユーザが希望する広告をサブ表示部に表示できない。特許文献2から7の各機器(装置やシステム)は、サブ表示部を備えていないため、そもそもサブ表示部に広告を表示できない。
また、特許文献5や特許文献6に開示された技術では、広告情報がコンテンツを表示する画面と同じ画面に表示されることとなり、本来コンテンツの試聴を希望するユーザにおいて不都合を生じる場合があった。
また、特許文献7に開示された技術では、上記した背面側の表示装置に表示された広告情報を見る者は、主画面に表示されたコンテンツを試聴するユーザとは異なる。したがって、このような広告方法では、広告を見る者と特定できず、的を絞った広告情報の配信を行なうことができない。また、このような技術によれば、携帯電話のユーザは、広告主のために、自らの携帯電話を使用して、第三者に対して広告を行なうこととなる。したがって、当該携帯電話のユーザは、上記背面側の表示装置の表示を停止してしまうなど、自身に必要性の低い広告情報の表示を停止してしまう可能性もあり、確実に広告情報の表示が行なわれなくなる事態も想定できる。
本願発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、第1表示パネルとは異なる第2表示パネルに適切なタイミングで広告を表示可能な電子機器、当該電子機器に広告を提供するサーバ、当該電子機器およびサーバを備えた通信システム、当該電子機器における表示制御方法、当該サーバ装置におけるデータ通信方法、当該電子機器で実行可能なプログラム、当該サーバで実行可能なプログラムを提供することにある。
他の目的は、第1表示パネルに表示された情報に関連する広告を、上記適切なタイミングで第2表示パネルに表示可能な電子機器、当該電子機器に広告を提供するサーバ、当該電子機器およびサーバを備えた通信システム、当該電子機器における表示制御方法、当該サーバ装置におけるデータ通信方法、当該電子機器で実行可能なプログラム、当該サーバで実行可能なプログラムを提供することにある。
さらに他の目的は、第1表示パネルとは異なる第2表示パネルに適切なタイミングで広告を表示可能な電子機器、当該電子機器に広告を提供するサーバ、当該電子機器およびサーバを備えた通信システム、当該電子機器における表示制御方法、当該サーバにおけるデータ通信方法、当該電子機器で実行可能なプログラム、当該サーバで実行可能なプログラムを提供することにある。
さらに他の目的は、第1表示パネルとは異なる第2表示パネルにユーザが希望する広告を表示可能な電子機器、当該電子機器に広告を提供するサーバ、当該電子機器およびサーバを備えた通信システム、当該電子機器における表示制御方法、当該サーバ装置におけるデータ通信方法、当該電子機器で実行可能なプログラム、当該サーバで実行可能なプログラムを提供することにある。
さらに他の目的は、電子機器において、当該電子機器で表示されるべきコンテンツに含まれる広告情報を確実に表示できるようにすることである。
(1)本発明のある局面に従うと、電子機器は、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器であって、電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた、サーバを特定するための第1情報とを格納した記憶装置と、アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させる表示制御手段と、アプリケーションソフトウェアの操作に関する第1入力を電子機器が受付けたことを検知する第1検知手段と、検知に基づき、第1情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成する生成手段と、サーバに、生成された信号を送信する送信手段と、送信に基づき、広告を示した第1画像データをサーバから受信する受信手段とを備え、表示制御手段は、第1画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、記憶装置は、第2表示パネルを識別するための第2情報をさらに格納している。生成手段は、上記信号として第2情報を含む信号を生成する。送信手段は、サーバに第2情報を含んだ信号を送信する。受信手段は、第1画像データとして、第2情報に基づきサーバおいて生成された画像データを、サーバから受信する。
好ましくは、第1検知手段は、さらに、第1画像データに基づく画像を選択する第2入力を受付けたことを検知する。送信手段は、第2入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と第2情報とをサーバに送信する。
好ましくは、第2表示パネルは、タッチパネルである。第2入力は、タッチパネルに対する入力である。
好ましくは、記憶装置は、さらに、電子機器のユーザの指紋を示す第2画像データと、ユーザの属性を示す属性情報とを、当該ユーザ毎に関連付けて格納する。タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含む。電子機器は、光センサによってセンシングされた画像データに一致する第2画像データを記憶装置が格納しているか否かを判断する判断手段をさらに備える。一致する第2画像データを記憶装置が格納している判断された場合、送信手段は、さらに、一致したと判断された第2画像データに関連付けされた属性情報をサーバに送信する。
好ましくは、電子機器は、予め定められた時間にわたり電子機器を操作するための入力を受付けていないことを検知する第2検知手段をさらに備える。アプリケーションソフトウェアの操作画面が第1表示パネルに表示されている場合、第2検知手段による検知がなされたとき、表示制御手段は、第1画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、表示制御手段は、第1コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオフとする。表示制御手段が第2コマンドを受付けることによって第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、受信手段が第1画像データを受信したとき、受信手段は、第1コマンドを表示制御手段に送信する。表示制御手段は、第1コマンドに基づいて、第1画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、生成手段は、上記信号として、アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む信号を生成する。送信手段は、サーバに、アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む信号を送信する。受信手段は、第1画像データとして、起動しているアプリケーションソフトウェアに関連する広告を示した画像データを、サーバから受信する。
好ましくは、第1入力は、アプリケーションソフトウェアを起動させるための入力、またはアプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーをサーバに送信するための入力である。
本発明の他の局面に従うと、サーバは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器と通信を行なうサーバであって、広告を示した第1画像データを格納した記憶装置と、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第1情報と第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信する第1受信手段と、第2情報を他のサーバに送信する第1送信手段と、送信に基づき、第2情報に基づき他のサーバおいて特定された第2表示パネルのデバイス情報を他のサーバから受信する第2受信手段と、受信したデバイス情報に基づき、第1画像データから第2画像データを生成する生成手段と、生成された第2画像データを電子機器に送信する第2送信手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、第1表示パネルと第2表示パネルとを含む電子機器と、第1サーバとを備えた通信システムである。電子機器は、電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた、第1サーバを特定するための第1情報と、第2表示パネルを識別するための第2情報とを格納した第1記憶装置と、アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させる表示制御手段と、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を電子機器が受付けたことを検知する第1検知手段と、検知に基づき、第1情報により特定される第1サーバを送信先とする、第2情報を含んだ信号を生成する第1生成手段と、第1サーバに生成された信号を送信する第1送信手段とを含む。第1サーバは、広告を示した第1画像データを格納した第2記憶装置と、電子機器から、第2情報を含んだ信号を受信する第1受信手段と、第2情報を第2サーバに送信する第2送信手段と、送信に基づき、第2情報に基づき第2サーバおいて特定された、第2表示パネルのデバイス情報を、第2サーバから受信する第2受信手段と、受信したデバイス情報に基づき、第1画像データから第2画像データを生成する第2生成手段と、生成された第2画像データを電子機器に送信する第3送信手段とを含む。電子機器は、第2画像データを第1サーバから受信する第3受信手段をさらに含む。表示制御手段は、第2画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、通信システムは、第2サーバをさらに備える。第2サーバは、第2情報を第1サーバから受信する第4受信手段と、第2情報に基づき特定した、第2表示パネルのデバイス情報を第1サーバに送信する第4送信手段とを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は、第1表示パネルと第2表示パネルとを含む電子機器における表示制御方法であって、電子機器でのアプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させるステップと、アプリケーションソフトウェアの操作に関する第1入力を電子機器が受付けたことを検知するステップと、検知に基づき、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成するステップと、サーバに生成された信号を送信するステップと、送信に基づき、広告を示した画像データをサーバから受信するステップと、画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させるステップとを備える。
好ましくは、信号を生成するステップでは、第2表示パネルを識別するための第2情報を含む信号を生成する。信号を送信するステップでは、サーバに、第2情報を含んだ信号を送信する。画像データを受信するステップでは、第2情報に基づきサーバおいて生成された画像データをサーバから受信する。
好ましくは、表示制御方法は、画像データに基づく画像を選択する第2入力を受付けたことを検知するステップと、第2入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と第2情報とをサーバに送信する送信ステップとをさらに備える。
好ましくは、信号を生成するステップでは、アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む信号を生成する。信号を送信するステップでは、サーバに、アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む前記信号を送信する。画像データを受信するステップでは、画像データとして、起動しているアプリケーションソフトウェアに関連する広告を示した画像データを、サーバから受信する。
好ましくは、第1入力は、アプリケーションソフトウェアを起動させるための入力、またはアプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーをサーバに送信するための入力である。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ通信方法は、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器と通信を行なうサーバにおけるデータ通信方法であって、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第1情報と第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信するステップと、第2情報を他のサーバに送信するステップと、上記送信に基づき、第2情報に基づき他のサーバおいて特定された、第2表示パネルのデバイス情報を、他のサーバから受信するステップと、受信したデバイス情報に基づき、広告を示した第1画像データから第2画像データを生成するステップと、生成された第2画像データを電子機器に送信するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルと第2表示パネルとを含む電子機器を制御するプログラムであって、電子機器でのアプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させるステップと、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を電子機器が受付けたことを検知するステップと、検知に基づき、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成するステップと、サーバに生成された信号を送信するステップと、送信に基づき、広告を示した画像データをサーバから受信するステップと、画像データに基づく画像を第2表示パネルに表示させるステップとを、電子機器に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器と通信を行なうサーバを制御するプログラムであって、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第1情報と第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信するステップと、第2情報を他のサーバに送信するステップと、上記送信に基づき、第2情報に基づき他のサーバおいて特定された、第2表示パネルのデバイス情報を、他のサーバから受信するステップと、受信したデバイス情報に基づき、広告を示した第1画像データから第2画像データを生成するステップと、生成された第2画像データを電子機器に送信するステップとを、サーバに実行させる。
(2)本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、第1表示パネルと、第2表示パネルと、電子機器で実行可能なソフトウェアと、サーバを特定するための特定情報とを格納した記憶装置と、ソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させる表示制御手段と、ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、特定情報により特定されるサーバを送信先とする、エラーを示すエラー情報を含む信号を生成する生成手段と、サーバに、生成された信号を送信する送信手段と、送信に基づき、広告を示した第1画像データをサーバから受信する受信手段とを備える。記憶装置は、さらに、エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを格納しており、表示制御手段は、第1画像データに基づく画像と第2画像データに基づく画像とを第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、受信手段は、サーバから、エラーに関連するメッセージを示した画像データを受信し、当該受信した画像データを、記憶装置に第2画像データとして格納する。
好ましくは、記憶装置は、第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに格納している。生成手段は、上記信号として、識別情報をさらに含む信号を生成する。送信手段は、サーバに、識別情報を含む上記信号を送信する。受信手段は、第1画像データおよび第2画像データとして、識別情報に基づきサーバおいて生成された画像データを、サーバから受信する。
好ましくは、電子機器は、第1画像データに基づく画像を選択する入力を受け付けたことを検知する検知手段をさらに備える。送信手段は、入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と識別情報とをサーバに送信する。
好ましくは、第2表示パネルは、タッチパネルであって、入力は、タッチパネルに対する入力である。
好ましくは、記憶装置は、さらに、電子機器のユーザの指紋を示す第3画像データと、ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザに関連付けて格納している。タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含む。電子機器は、光センサによるセンシングによって得られた画像データに一致する第3画像データを、記憶装置が格納しているか否かを判断する判断手段をさらに備える。一致する第3画像データを記憶装置が格納していると判断された場合、送信手段は、さらに、一致したと判断された第3画像データに関連付けされた属性情報を、サーバに送信する。
好ましくは、表示制御手段は、第1コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオフとする。表示制御手段が第2コマンドを受付けることによって第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、受信手段が第1画像データを受信したとき、受信手段は、第1コマンドを表示制御手段に送信する。表示制御手段は、第1コマンドに基づいて、第1画像データに基づく画像と第2画像データに基づく画像とを第2表示パネルに表示させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、サーバは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器、および第1通信装置と通信を行なうサーバであって、第2表示パネルのデバイス情報と、広告を示す第1画像データとを格納した記憶装置と、電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、電子機器から受信する第1受信手段と、第1通信装置に、エラー情報を送信する第1送信手段と、エラー情報の送信に基づき、第1通信装置から、エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを受信する第2受信手段と、デバイス情報に基づいて、第1画像データから第3画像データを生成し、かつ第2画像データから第4画像データを生成する生成手段と、第2画像データと第4画像データとを電子機器に送信する第2送信手段とを備える。
好ましくは、サーバは、第2通信装置から、広告を示す画像データを受信し、当該受信した画像データを、記憶装置に第1画像データとして格納する第3受信手段をさらに備える。
好ましくは、記憶装置は、第2表示パネルを識別するための識別情報をデバイス情報に対応付けて格納している。第1受信手段は、信号として、識別情報をさらに含む信号を受信する。生成手段は、受信した識別情報に対応付けられたデバイス情報に基づいて、第3画像データと第4画像データを生成する。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、第1表示パネルと第2表示パネルとを含む電子機器と、第1通信装置とを備えた通信システムであって、電子機器は、電子機器で実行可能なソフトウェアと、第1通信装置を特定するための特定情報と、第2表示パネルを識別するための識別情報とを格納した第1記憶装置と、ソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させる表示制御手段と、ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、特定情報により特定される第1通信装置を送信先とする、エラーを示すエラー情報と識別情報とを含む信号を生成する生成手段と、第1通信装置に、生成された信号を送信する第1送信手段とを含む。第1通信装置は、第2表示パネルのデバイス情報と識別情報とを対応付けて格納し、かつ広告を示す第1画像データを格納した第2記憶装置と、エラー情報と識別情報とを含む信号を、電子機器から受信する第1受信手段と、第2通信装置に、エラー情報を送信する第2送信手段と、エラー情報の送信に基づき、第2通信装置から、エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを受信する第2受信手段と、受信した識別情報に対応付けられたデバイス情報に基づいて、第1画像データから第3画像データを生成し、かつ第2画像データから第4画像データを生成する第2生成手段と、第2画像データと第4画像データとを電子機器に送信する第3送信手段とを含む。電子機器は、第2画像データおよび第4画像データを第1通信装置から受信する第3受信手段をさらに含み、表示制御手段は、第2画像データに基づく画像と第4画像データに基づく画像とを第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、通信システムは、第2通信装置をさらに備える。第2通信装置は、第1通信装置から、エラー情報を受信する第4受信手段と、第1通信装置に、第2画像データを送信する第4送信手段とを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は、第1表示パネルと第2表示パネルとを備えた電子機器における表示制御方法であって、電子機器でのソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させるステップと、ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、電子機器に格納された情報により特定されるサーバを送信先とする、エラーを示すエラー情報を含む信号を生成するステップと、サーバに、生成された信号を送信するステップと、送信に基づき、広告を示した第1画像データをサーバから受信するステップと、第1画像データに基づく画像と、電子機器の記憶装置に格納されたエラーに関連するメッセージを示した第2画像データに基づく画像とを、第2表示パネルに表示させるステップとを備える。
好ましくは、表示制御方法は、サーバから、エラーに関連するメッセージを示した画像データを受信するステップと、受信した画像データを、記憶装置に第2画像データとして格納するステップとをさらに備える。
好ましくは、エラー情報を含む信号は、第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに含む。第1画像データおよび第2画像データは、識別情報に基づきサーバおいて生成された画像データである。
好ましくは、表示制御方法は、第1画像データに基づく画像を選択する入力を受け付けたことを検知するステップと、入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と識別情報とをサーバに送信するステップとをさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ通信方法は、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器、および第1通信装置と通信を行なうサーバにおけるデータ通信方法であって、電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、電子機器から受信するステップと、第1通信装置に、エラー情報を送信するステップと、エラー情報の送信に基づき、第1通信装置から、エラーに関連するメッセージを示した第1画像データを受信するステップと、第2表示パネルのデバイス情報に基づいて、第1画像データから第2画像データを生成し、かつ前記サーバの記憶装置に格納された広告を示す第3画像データから第4画像データを生成するステップと、第2画像データと第4画像データとを電子機器に送信するステップとを備える。
好ましくは、データ通信方法は、第2通信装置から、広告を示す画像データを受信するステップと、当該受信した画像データを、記憶装置に第3画像データとして格納するステップとをさらに備える。
好ましくは、エラー情報を含む信号は、第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに含む。第2画像データおよび第4画像データは、受信した識別情報に対応付けられたデバイス情報に基づいて生成される。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルと第2表示パネルとを備えた電子機器を制御するプログラムであって、電子機器でのソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を第1表示パネルに表示させるステップと、ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、電子機器に格納された情報により特定されるサーバを送信先とする、エラーを示すエラー情報を含む信号を生成するステップと、サーバに、生成された信号を送信するステップと、送信に基づき、広告を示した第1画像データをサーバから受信するステップと、第1画像データに基づく画像と、電子機器の記憶装置に格納されたエラーに関連するメッセージを示した第2画像データに基づく画像とを、第2表示パネルに表示させるステップとを、電子機器に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器および第1通信装置と通信を行なう第2通信装置を制御するプログラムであって、電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、電子機器から受信するステップと、第1通信装置に、エラー情報を送信するステップと、エラー情報の送信に基づき、第1通信装置から、エラーに関連するメッセージを示した第1画像データを受信するステップと、第2表示パネルのデバイス情報に基づいて、第1画像データから第2画像データを生成し、かつ第2通信装置の記憶装置に格納された広告を示す第3画像データから第4画像データを生成するステップと、第2画像データと第4画像データとを電子機器に送信するステップとを、第2通信装置に実行させる。
(3)本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器であって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバに送信するための送信手段と、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するための受信手段と、記第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるための表示制御手段と、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する第1入力を電子機器が受付けたこと検知するための第1検知手段と、検知に基づき、第2情報により特定されるサーバを送信先とする第2信号を生成するための生成手段とを備える。検知がなされた場合、送信手段は、さらに、生成された第2信号を第2サーバに送信し、受信手段は、第2信号の送信に基づき、さらに、第2サーバから、選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第1画像データを受信し、表示制御手段は、第1画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、受信手段は、第1サーバを介して第1画像データを受信する。
好ましくは、電子機器は、第2表示パネルを識別するための第3情報を格納するための記憶装置をさらに備える。生成手段は、第2信号として、第3情報を含む信号を生成する。送信手段は、第2サーバに、第3情報を含んだ信号を送信する。受信手段は、第1画像データとして、第3情報に基づき第2サーバおいて生成された画像データを、第2サーバから受信する。
好ましくは、電子機器は、第2表示パネルに表示された第2広告を選択する第2入力を、電子機器が受付けたことを検知するための第2検知手段をさらに備える。生成手段は、第2入力の検知に基づき、当該選択されたことを示す情報と第3情報とを含んだ第3信号を生成する。送信手段は、第3信号を第2サーバに送信する。
好ましくは、第2表示パネルは、タッチパネルである。また、第2入力は、タッチパネルに対する入力である。
好ましくは、記憶装置は、電子機器の使用者の指紋を示す第2画像データと、使用者の属性を示す属性情報とを、当該使用者毎に関連付けてさらに格納する。タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含む。電子機器は、光センサによってセンシングされた画像データに一致する第2画像データを、記憶装置が格納しているか否かを判断するための判断手段をさらに備える。一致する第2画像データを記憶装置が格納していると判断された場合、送信手段は、さらに、一致したと判断された第2画像データに関連付けされた属性情報を、第2サーバに送信する。
好ましくは、電子機器は、予め定められた時間にわたり電子機器を操作するための入力を受付けていないことを検知するための第3検知手段をさらに備える。第1広告が第1表示パネルに表示されている場合、第3検知手段による検知がなされたとき、表示制御手段は、第2広告を第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、表示制御手段は、第1コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、第2表示パネルの表示をオフとする。表示制御手段が第2コマンドを受付けることによって第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、受信手段が第1画像データを受信したとき、受信手段は、第1コマンドを表示制御手段に送信する。表示制御手段は、第1コマンドに基づいて、第2広告を第2表示パネルに表示させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器であって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバに送信するための送信手段と、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するための受信手段と、第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるための表示制御手段と、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する第1入力を電子機器が受付けたこと検知するための第1検知手段とを備える。受信手段は、第1信号の送信に基づき、さらに、第2情報に基づき特定される第2サーバから、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための第1画像データを受信する。表示制御手段は、検知がなされた場合、第1画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、サーバは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバであって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報と、第1広告に対応付けられた、他のサーバを特定するための第2情報とを格納するための記憶装置と、第1情報を電子機器に送信することを要求する信号を電子機器から受信したことに基づき、第1情報と第2情報とを、電子機器に送信するための送信手段と、送信に基づき、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第3情報と第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するための受信手段とを備える。当該受信に基づき、送信手段は、第3情報および第4情報を他のサーバに送信する。
好ましくは、記第3情報および第4情報の送信に基づき、受信手段は、第4情報に基づき他のサーバで生成された、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを、当該他のサーバから受信する。送信手段は、さらに、受信した画像データを電子機器に送信する。
本発明のさらに他の局面に従うと、サーバは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバであって、第1広告を示した第1画像データと、当該第1画像データに関連付けされた、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データと、第2表示パネルのデバイス情報とを格納するための記憶装置と、他のサーバを介して、電子機器から、当該電子機器にて表示された第1広告が選択されたことを示した情報と、第1表示パネルを識別するための第1情報と、第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するための受信手段と、第2情報で特定される第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、第2画像データから第3画像データを生成するための生成手段と、第3画像データを、電子機器に送信するための送信手段とを備える。
好ましくは、送信手段は、他のサーバを介して、電子機器に第3画像データを送信する。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、第1サーバと、第1表示パネルおよび第2表示パネルを含む電子機器とを備えた通信システムであって、第1サーバは、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを格納するための記憶装置と、第1情報を電子機器に送信することを要求する第1信号を電子機器から受信したことに基づき、第1情報と第2情報とを、電子機器に送信するための第1送信手段とを含む。電子機器は、第1信号を第1サーバに送信するための第2送信手段と、第1信号の送信に基づき、第1情報と第2情報とを第1サーバから受信するための第1受信手段と、受信された第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるための表示制御手段と、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する第1入力を、電子機器が受付けたこと検知するための検知手段とを含む。検知がなされた場合、第2送信手段は、さらに、第2情報に基づき特定される第2サーバに、第2信号を送信し、第1受信手段は、第2信号の送信に基づき、さらに、第2サーバから、選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第1画像データを受信し、表示制御手段は、第1画像データに基づく第2広告を、第2表示パネルに表示させる。
好ましくは、通信システムは、第2サーバをさらに備える。第2サーバは、第1広告を示した第2画像データと、当該第2画像データに関連付けされた、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第3画像データと、第2表示パネルのデバイス情報とを格納するための記憶装置と、第1サーバを介して、電子機器から、当該電子機器にて表示された第1広告が選択されたことを示した情報と、第1表示パネルを識別するための第3情報と、第2表示パネルを識別するための第4情報とを受信するための第2受信手段と、第4情報で特定される第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、第3画像データから第1画像データを生成するための生成手段と、第1画像データを、電子機器に送信する第3送信手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器における表示制御方法であって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバに送信するステップと、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するステップと、第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるステップと、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する入力を電子機器が受付けたこと検知するステップと、検知に基づき、第2情報により特定されるサーバを送信先とする第2信号を生成するステップと、検知に基づき、生成された第2信号を送信するステップと、第2信号の送信に基づき、第2サーバから、選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを受信するステップと、画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器における表示制御方法であって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバに送信するステップと、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するステップと、第1信号の送信に基づき、第2情報に基づき特定される第2サーバから、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための画像データを受信するステップと、第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるステップと、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する入力を電子機器が受付けたこと検知するステップと、検知がなされた場合、画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ通信方法は、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバにおけるデータ通信方法であって、広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する信号を電子機器から受信したことに基づき、第1情報と、広告に対応付けられた、他のサーバを特定するための第2情報とを、電子機器に送信するステップと、送信に基づき、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第3情報と第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するステップと、受信に基づき、第3情報および第4情報を他のサーバに送信するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ通信方法は、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバにおけるデータ通信方法であって、他のサーバを介して、電子機器から、当該電子機器にて表示された広告が選択されたことを示した情報と、第1表示パネルを識別するための第1情報と、第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するステップと、第2情報で特定される第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、広告を示した第1画像データに関連付けられた当該広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データから、第3画像データを生成するステップと、第3画像データを、電子機器に送信するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器を制御するプログラムであって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバに送信するステップと、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するステップと、第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるステップと、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する入力を電子機器が受付けたこと検知するステップと、検知に基づき、第2情報により特定されるサーバを送信先とする第2信号を生成するステップと、検知に基づき、生成された第2信号を送信するステップと、第2信号の送信に基づき、第2サーバから、選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを受信するステップと、画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させるステップとを、電子機器に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルと、第2表示パネルとを備えた電子機器を制御するプログラムであって、第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバに送信するステップと、第1信号の送信に基づき、第1情報と、第1広告に対応付けられた、第2サーバを特定するための第2情報とを、第1サーバから受信するステップと、第1信号の送信に基づき、第2情報に基づき特定される第2サーバから、第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための画像データを受信するステップと、第1情報に基づき、ウェブページを第1表示パネルに表示させるステップと、表示されたウェブページにおける第1広告を選択する入力を電子機器が受付けたこと検知するステップと、検知がなされた場合、画像データに基づく第2広告を第2表示パネルに表示させるステップとを、電子機器に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバを制御するプログラムであって、広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する信号を電子機器から受信したことに基づき、第1情報と、広告に対応付けられた、他のサーバを特定するための第2情報とを、電子機器に送信するステップと、送信に基づき、電子機器から、第1表示パネルを識別するための第3情報と第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するステップと、受信に基づき、第3情報および第4情報を他のサーバに送信するステップとを、サーバに実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、第1表示パネルおよび第2表示パネルを備えた電子機器と通信を行なうサーバを制御するプログラムであって、他のサーバを介して、電子機器から、当該電子機器にて表示された広告が選択されたことを示した情報と、第1表示パネルを識別するための第1情報と、第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するステップと、第2情報で特定される第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、広告を示した第1画像データに関連付けられた当該広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データから、第3画像データを生成するステップと、第3画像データを、電子機器に送信するステップとを、サーバに実行させる。
(4)本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、画像を表示する第1の表示手段と、画像を表示する第2の表示手段と、第1の表示手段に表示させるコンテンツデータを記憶する記憶手段と、記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出する抽出手段と、抽出手段が抽出した特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を第2の表示手段に表示させるためのデータを生成する生成手段と、生成手段の生成したデータに基づいて第2の表示手段に特定の属性を付加された画像を表示させる制御手段とを備える。
好ましくは、電子機器は、特定の属性を付加された画像が第1の表示手段に表示されているか否かを判断する判断手段をさらに備える。抽出手段は、判断手段が特定の属性を付加された画像が第1の表示手段に表示されていないと判断したことを条件として、特定の属性を付加された画像のデータを抽出する。
好ましくは、記憶手段は、コンテンツデータを第1の表示手段に表示させる第1のアプリケーションを含む複数のアプリケーションのプログラムを記憶している。電子機器は、記憶手段に記憶されたアプリケーションのプログラムを実行するアプリケーション実行手段をさらに備える。第1のアプリケーションおよび第1のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションが起動され、第1の表示手段において、当該他のアプリケーションの表示画面が、第1のアプリケーションの表示画面内の特定の属性を付加された画像の表示位置の上に重ねられて表示されているときに、判断手段は、特定の属性を付加された画像が第1の表示手段に表示されていないと判断する。
好ましくは、抽出手段は、コンテンツデータから、複数の、特定の属性を付加された画像のデータを抽出する。生成手段は、抽出手段が抽出した複数の画像のデータのそれぞれについて、当該画像を第2の表示手段に表示させるためのデータを生成する。制御手段は、生成手段が生成した、複数の、画像を第2の表示手段に表示させるためのデータに基づいて、複数の、特定の属性を付加された画像を交代で第2の表示手段に表示させる。
好ましくは、特定の属性は、リンク情報を含む。第2の表示手段は、タッチセンサを内蔵する。電子機器は、第2の表示手段が特定の属性を有する画像を表示させているときに第2の表示手段に対してタッチ操作がなされたことを条件として、リンク情報にアクセスするアクセス手段をさらに備える。
好ましくは、タッチセンサは、光センサによって構成される。
好ましくは、生成手段は、特定の属性を付加された画像が、第2の表示手段に対応したサイズで表示されるようにデータを生成する。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器の制御方法は、画像を表示する第1の表示手段および第2の表示手段を備えた電子機器の制御方法であって、第1の表示手段に表示させるコンテンツデータを記憶するステップと、記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出するステップと、抽出した特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を第2の表示手段に表示させるためのデータを生成するステップと、生成したデータに基づいて第2の表示手段に特定の属性を付加された画像を表示させるステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、情報表示用のプログラムは、画像を表示する第1の表示手段および第2の表示手段を備えた電子機器において実行されるコンピュータ読取可能な情報表示用プログラムであって、電子機器に、第1の表示手段に表示させるコンテンツデータを記憶するステップと、記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出するステップと、抽出した特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を第2の表示手段に表示させるためのデータを生成するステップと、生成したデータに基づいて第2の表示手段に特定の属性を付加された画像を表示させるステップとを実行させる。
本発明によれば、第1表示パネルとは異なる第2表示パネルに適切なタイミングで広告を表示可能となる。また、本発明によれば、第1表示パネルに表示された情報に関連する広告を、上記適切なタイミングで第2表示パネルに表示可能となる。また、本発明によれば、第1表示パネルとは異なる第2表示パネルに、電子機器のユーザが希望する広告を表示可能になる。
本発明によれば、複数の表示手段を備える電子機器において、第1の表示手段に表示させるコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータが抽出され、当該抽出された画像のデータに基づいて生成されたデータに基づいて、コンテンツデータにおいて特定の属性を付加された画像を第2の表示手段に表示される。これにより、特定の属性として広告情報についての属性が設定された場合、電子機器において、ユーザがコンテンツデータの表示等に利用する第1の表示手段とは別に設けられた第2の表示手段に、当該コンテンツデータに含まれる広告の画像が、確実に表示されることとなる。
本実施の形態に係る通信システムに含まれる電子機器の外観を示した図である。 電子機器のハードウェア構成を表わすブロック図である。 電子機器の液晶パネルの構成と、当該液晶パネルの周辺回路とを示した図である。 液晶パネルとバックライトとの断面図である。 光センサ回路を動作させる際のタイミングチャートを示した図である。 液晶パネルとバックライトとの断面図であって、スキャンの際にフォトダイオードがバックライトからの光を受光する構成を示した図である。 コマンドの概略構成を示した図である。 種別「000」のコマンドを説明するための図である。 種別「001」のコマンドを説明するための図である。 種別「010」のコマンドを説明するための図である。 種別「011」のコマンドを説明するための図である。 種別「100」のコマンドを説明するための図である。 種別「101」のコマンドを説明するための図である。 応答データの概略構成を示した図である。 指をスキャンすることにより得られた画像を示した図である。 他の光センサ内蔵液晶パネルの回路図である。 スキャンの際にフォトダイオードが外光を受光する構成を示した断面図である。 電子機器の変形例のハードウェア構成を表わすブロック図である。 通信システムの概略構成を示した図である。 広告サーバとして機能するコンピュータシステムのハードウェア構成を表わすブロック図である。 電子機器の機能ブロックを示した図である。 広告サーバの機能ブロックを示した図である。 ASPサーバの機能ブロックを示した図である。 ハードウェア環境情報を模式的に示した図である。 液晶パネルのデバイス情報を模式的に示した図である。 電子機器の記憶装置に格納されたサーバ特定情報を模式的に示した図である。 表計算のアプリケーションソフトを実行している状態の電子機器を示した図である。 電子機器が広告画像データに基づく広告を液晶パネルに表示させた状態を示した図である。 通信システムにおけるシーケンスを示した図である。 電子機器における制御構造を示した図である。 広告サーバにおける制御構造を示した図である。 ASPサーバにおける制御構造を示した図である。 電子機器の変形例である電子機器の機能ブロックを示した図である。 電子機器の他の変形例である他の電子機器の機能ブロックを示した図である。 通信システムの概略構成を示した図である。 電子機器のブロックを示した図である。 ASPサーバのブロックを示した図である。 他のサーバのブロックを示した図である。 端末装置のブロックを示した図である。 表計算のアプリケーションソフトを実行している状態の電子機器を示した図である。 電子機器が表示用画像データに基づく画像を液晶パネルに表示させた状態を示した図である。 通信システムにおけるシーケンスを示した図である。 電子機器における制御構造を示したフローチャートである。 ASPサーバにおける制御構造を示したフローチャートである。 他のサーバにおける制御構造を示したフローチャートである。 端末装置における制御構造を示したフローチャートである。 電子機器の変形例である他の電子機器の機能ブロックを示した図である。 通信システムの概略構成を示した図である。 電子機器の機能ブロックを示した図である。 検索用サーバの機能ブロックを示した図である。 ASPサーバの機能ブロックを示した図である。 端末装置の機能ブロックを示した図である。 他の液晶パネルにウェブページを表示している状態の電子機器を示した図である。 電子機器が、詳細広告画像データに基づく詳細広告を液晶パネルに表示させた後の状態を示した図である。 通信システムにおけるシーケンスを示した図である。 電子機器における制御構造を示した図である。 検索用サーバにおける制御構造を示した図である。 ASPサーバにおける制御構造を示した図である。 端末装置における制御構造を示した図である。 電子機器の変形例である電子機器の機能ブロックを示した図である。 電子機器の他の変形例である電子機器の機能ブロックを示した図である。 通信システムの他の変形例におけるシーケンスを示した図である。 通信システムを構成する電子機器における制御構造を示した図である。 図1の電子機器を含むネットワークシステムの構成の一例を模式的に示す図である。 図1の電子機器の機能構成を模式的に示す図である。 図1の電子機器の第1ユニットで実行されるサブ画面広告表示処理のフローチャートである。 図64の電子機器においてダウンロードされるHTMデータの一例を示す図である。 図64のサブ画面広告表示処理において生成される広告表示用ソース記述生成コマンドの構成の一例を説明するための図である。 図1の第2ユニットで実行される広告表示用処理のフローチャートである。 図69の広告表示用処理において生成される広告表示用ソース技術の一例を示す図である。 図69の広告表示用処理において生成されるメイン画面への表示コマンドの一例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第1の変形例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第2の変形例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第2の変形例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第3の変形例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第4の変形例を説明するための図である。 図1の電子機器における広告表示機能の第6の変形例として、第1ユニットにおいて実行されるサブ画面広告表示処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態である電子機器と情報処理端末の一例からなる情報処理システムの外観を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。本発明に係る電子機器の一実施態様について、図1から図78を参照して説明すると以下のとおりである。
<電子機器の外観>
図1は、本実施の形態に係る電子機器100の外観を示した図である。図1を参照して、電子機器100は、第1の筐体100Aと第2の筐体100Bとを含む。
第1の筐体100Aと第2の筐体100Bとは、ヒンジ100Cにより折畳み可能に接続されている。第1の筐体100Aは、光センサ内蔵液晶パネル140を備える。第2の筐体100Bは、光センサ内蔵液晶パネル240を備える。このように、電子機器100は、光センサ内蔵液晶パネルを2つ備える。
なお、電子機器100は、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ、携帯型電話機、電子辞書などの表示機能を有する携帯型デバイスとして構成される。
<ハードウェア構成について>
次に、図2を参照して、電子機器100の具体的構成の一態様について説明する。図2は、電子機器100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
電子機器100は、第1ユニット1001と、第2ユニット1002とを含む。第2ユニット1002は、電子機器100から着脱可能に第1ユニット1001に接続されている。第1ユニット1001は、本体装置101と、表示装置102とを含む。第2ユニット1002は、表示装置103と、本体装置104とを含む。
第1の筐体100Aは、表示装置102を含む。第2の筐体100Bは、本体装置101を含む。また、第2の筐体100Bは、第2ユニット1002を含む。
(第1ユニットについて)
本体装置101は、CPU(Central Processing Unit)110と、RAM(Random Access Memory)171と、ROM(Read-Only Memory)172と、メモリカードリーダライタ173と、外部通信部174と、マイク175と、スピーカ176と、操作キー177と、電源スイッチ191と、電源回路192と、電源検出部193と、USB(Universal Serial Bus)コネクタ194と、アンテナ195と、LAN(Local Area Network)コネクタ196とを含む。各構成要素(110,171〜177,193)は、相互にデータバスDB1によって接続されている。メモリカードリーダライタ173には、メモリカード1731が装着される。
CPU110は、プログラムを実行する。操作キー177は、電子機器100の使用者による指示の入力を受ける。RAM171は、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、または操作キー177を介して入力されたデータを揮発的に格納する。ROM172は、データを不揮発的に格納する。また、ROM172は、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリなどのデータの書込みおよび消去が可能なROMである。
外部通信部174は、他の電子機器と通信を行なう。具体的には、外部通信部174は、USBコネクタ194を介して、たとえば第2ユニット1002と通信を行なう。また、外部通信部174は、アンテナ195を介して、たとえば第2ユニット1002と無線通信を行なう。さらに、外部通信部174は、LANコネクタ196を介して、他の電子機器との間で有線通信を行なう。
なお、本体装置101は、Bluetooth(登録商標)以外の無線通信により、他の電子機器と通信を行なってもよい。たとえば、外部通信部174は、図示しない無線LANアンテナを介して、LANに接続された他の電子機器との間で無線通信を行なってもよい。あるいは、図示しない赤外線ポートを介して、他の電子機器との間で無線通信を行なってもよい。
電源スイッチ191は、電子機器100を起動させるためのスイッチである。
電源スイッチ191がオンすると、電源回路192は、電源検出部193を介して、データバスDB1に接続されている各構成要素と表示装置102とに電力を供給する。また、電源スイッチ191がオンすると、電源回路192は、電源検出部193を介することなく、外部通信部174に電力を供給する。
電源検出部193は、電源回路192からの出力を検出する。また、電源検出部193は、当該検出した出力に関する情報(たとえば、電圧値や電流値)を、CPU110に送る。
USBコネクタ194は、第1ユニット1001を第2ユニット1002に接続するために用いられる。なお、本体装置101は、USBコネクタ194に加えて他のUSBコネクタを備えていてもよい。
第1ユニット1001は、USBコネクタ194を介して、第2ユニット1002にデータを送信する。また、第1ユニット1001は、USBコネクタ194を介して、第2ユニット1002からデータを受信する。さらに、第1ユニット1001は、USBコネクタ194を介して、第2ユニット1002に電力を供給する。
アンテナ195は、第1ユニット1001と、他の通信装置(たとえば第2ユニット1002)との間における、Bluetooth(登録商標)の規格に沿った通信に用いられる。LANコネクタ196は、電子機器100をLANに接続するために用いられる。
表示装置102は、ドライバ130と、光センサ内蔵液晶パネル140(以下、液晶パネル140と称する)と、内部IF178と、バックライト179と、画像処理エンジン180とを含む。
ドライバ130は、液晶パネル140およびバックライト179を駆動するための駆動回路である。ドライバ130に含まれる各種の駆動回路については、後述する。
液晶パネル140は、液晶ディスプレイの機能と光センサの機能とを備えたデバイスである。つまり、液晶パネル140は、液晶を用いた画像の表示と、光センサを用いたセンシングとを行なうことができる。液晶パネル140の詳細については、後述する。
内部IF(Interface)178は、本体装置101と表示装置102との間で、データの遣り取りを仲介する。
バックライト179は、液晶パネル140の裏面に配置された光源である。バックライト179は、当該裏面に対して均一な光を照射する。
画像処理エンジン180は、ドライバ130を介して液晶パネル140の動作を制御する。ここで、当該制御は、内部IF178を介して本体装置101から送られてくる各種データに基づいて行われる。なお、当該各種データは、後述するコマンドを含む。また、画像処理エンジン180は、液晶パネル140から出力されるデータを処理し、処理したデータを内部IF178を介して本体装置101に送る。さらに、画像処理エンジン180は、ドライバ制御部181と、タイマ182と、信号処理部183とを含む。
ドライバ制御部181は、ドライバ130に対して制御信号を送ることによりドライバ130の動作を制御する。また、ドライバ制御部181は、本体装置101から送られてくるコマンドを解析する。そして、ドライバ制御部181は、当該解析の結果に基づいた制御信号をドライバ130に送る。ドライバ130の動作の詳細については、後述する。
タイマ182は、時刻情報を生成し、信号処理部183に対して時刻情報を送る。
信号処理部183は、上記光センサから出力されるデータを受け取る。ここで、上記光センサから出力されるデータはアナログデータであるため、信号処理部183は、まず当該アナログデータをデジタルデータに変換する。さらに、信号処理部183は、当該デジタルデータに対して、本体装置101から送られてくるコマンドの内容に応じたデータ処理を行なう。そして、信号処理部183は、上記データ処理を行った後のデータと、タイマ182から取得した時刻情報とを含んだデータ(以下、応答データと称する)を本体装置101に送る。また、信号処理部183は、後述するスキャンデータを連続して複数格納できるRAM(図示せず)を備えている。
上記コマンドは、上記光センサによりセンシングを指示するセンシングコマンドを含む。当該センシングコマンドの詳細および上記応答データの詳細については、後述する(図7,図8,および図14)。
なお、タイマ182は、必ずしも画像処理エンジン180に備えられている必要はない。たとえば、タイマ182は、表示装置102内における、画像処理エンジン180の外部に備えられていてもよい。あるいは、タイマ182は、本体装置101に備えられていてもよい。また、マイク175およびスピーカ176は、電子機器100が常に備える構成ではなく、電子機器100の実施例によっては、マイク175およびスピーカ176のいずれかあるいは両方を有さない構成であってもよい。
ここで、表示装置102は、システム液晶を含んでいる。なお、システム液晶とは、液晶パネル140の周辺機器を当該液晶パネル140のガラス基板上に一体形成することにより得られるデバイスである。本実施の形態では、ドライバ130(バックライト179を駆動する回路を除く)と、内部IF178と、画像処理エンジン180とが、液晶パネル140のガラス基板上に一体形成されている。なお、表示装置102が、必ずしもシステム液晶を用いて構成されている必要はなく、ドライバ130(バックライト179を駆動する回路を除く)と、内部IF178と、画像処理エンジン180とが、上記ガラス基板以外の基板に構成されていてもよい。
(第2ユニットについて)
第2ユニット1002は、第1ユニット1001から電力の供給を受ける。具体的には、後述するUSBコネクタ294と第1ユニット1001のUSBコネクタ194とを接続することにより、第2ユニット1002は、第1ユニット1001の電源回路192から電力の供給を受ける。
本体装置104は、CPU210と、RAM271と、ROM272と、外部通信部274と、電源検出部293と、USBコネクタ294と、アンテナ295と、信号強度検出部297とを含む。各構成要素(210,271,272,274,293)は、相互にデータバスDB2によって接続されている。
CPU210は、プログラムを実行する。RAM271は、CPU210によるプログラムの実行により生成されたデータを揮発的に格納する。ROM272は、データを不揮発的に格納する。また、ROM272は、EPROMやフラッシュメモリなどのデータの書込みおよび消去が可能なROMである。
外部通信部274は、他の電子機器との間で通信を行なう。具体的には、外部通信部274は、USBコネクタ294を介して、たとえば第1ユニット1001と通信を行なう。また、外部通信部274は、アンテナ295を介して、たとえば第1ユニット1001と通信を行なう。
なお、本体装置104は、Bluetooth(登録商標)以外の無線通信により、他の電子機器(たとえば、第1ユニット1001)と通信を行なってもよい。たとえば、外部通信部274は、図示しない赤外線ポートを介して、他の電子機器との間で無線通信を行なってもよい。
信号強度検出部297は、アンテナ295を介して受信した信号についての強度を検出する。そして、信号強度検出部297は、検出した強度を外部通信部274に送る。
USBコネクタ294は、第2ユニット1002を第1ユニット1001に接続するために用いられる。
第2ユニット1002は、USBコネクタ294を介して、第1ユニット1001にデータを送信する。また、第2ユニット1002は、USBコネクタ294を介して、第1ユニット1001からデータを受信する。さらに、第2ユニット1002は、上述したように、USBコネクタ294を介して、第1ユニット1001から電力の供給を受ける。なお、第2ユニット1002は、第1ユニット1001から供給された電力を、図示しないバッテリに蓄電する。
アンテナ295は、第2ユニット1002と、たとえば第1ユニット1001との間における、Bluetooth(登録商標)の規格に沿った通信に用いられる。
電源検出部293は、USBコネクタ294を介して給電された電力を検出する。また、電源検出部293は、当該検出した電力についての情報を、CPU210に送る。
また、本体装置104は、赤外線通信を行なう機能を備えていてもよい。
表示装置103は、ドライバ230と、光センサ内蔵液晶パネル240(以下、「液晶パネル240」と称する)と、内部IF278と、バックライト279と、画像処理エンジン280とを含む。画像処理エンジン280は、ドライバ制御部281と、タイマ282と、信号処理部283とを含む。
表示装置103は、表示装置102と同様な構成を有する。つまり、ドライバ230、液晶パネル240、内部IF278、バックライト279、および画像処理エンジン280は、表示装置102における、ドライバ130、液晶パネル140、内部IF178、バックライト179、画像処理エンジン180と同じ構成をそれぞれ有する。ドライバ制御部281、タイマ282、および信号処理部283は、表示装置102における、ドライバ制御部181、タイマ182、信号処理部183と同じ構成をそれぞれ有する。したがって、表示装置103に含まれる各機能ブロックについての説明は、繰り返さない。
ところで、電子機器100における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ROM172に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード1731その他の記憶媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。このようなソフトウェアは、メモリカードリーダライタ173その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、外部通信部174または通信IF(図示せず)を介してダウンロードされた後、ROM172に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU110によってROM172から読み出され、RAM171に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU110は、そのプログラムを実行する。
図2に示される電子機器100の本体装置101を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM171、ROM172、メモリカード1731その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、電子機器100の本体装置101のハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記憶媒体としては、メモリカードに限られず、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを格納する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<光センサ内蔵液晶パネルの構成および駆動について>
次に、液晶パネル140の構成と、当該液晶パネル140の周辺回路の構成とについて説明する。図3は、液晶パネル140の構成と、当該液晶パネル140の周辺回路とを示した図である。
図3を参照して、液晶パネル140は、画素回路141と、光センサ回路144と、走査信号線Giと、データ信号線SRjと、データ信号線SGjと、データ信号線SBjと、センサ信号線SSjと、センサ信号線SDjと、読出信号線RWiと、リセット信号線RSiとを含む。なお、iは、1≦i≦mを満たす自然数であり、jは1≦j≦nを満たす自然数である。
また、図2に示した表示装置102のドライバ130は、液晶パネル140の周辺回路として、走査信号線駆動回路131と、データ信号線駆動回路132と、光センサ駆動回路133と、スイッチ134と、アンプ135とを含む。
走査信号線駆動回路131は、図2に示すドライバ制御部181から制御信号TC1を受ける。そして、走査信号線駆動回路131は、制御信号TC1に基づき、各走査信号線(G1〜Gm)に対して、走査信号線G1から順に予め定められた電圧を印加する。より詳しくは、走査信号線駆動回路131は、単位時間毎に走査信号線(G1〜Gm)の中から1つの走査信号線を順次選択し、当該選択した走査信号線に対して後述するTFT(Thin Film Transistor)142のゲートをターンオンできるだけの電圧(以下、ハイレベル電圧)を印加する。なお、選択されていない走査信号線に対しては、ハイレベル電圧を印加することなく、ローレベル電圧を印加したままとする。
データ信号線駆動回路132は、図2に示すドライバ制御部181から画像データ(DR,DG,DB)を受ける。そして、データ信号線駆動回路132は、3n個のデータ信号線(SR1〜SRn,SG1〜SGn,SB1〜SBn)に対して、上記単位時間毎に、1行分の画像データに対応する電圧を順次印加する。
なお、ここでは、いわゆる線順次方式と呼ばれる駆動方式を用いて説明したが、駆動方式はこれに限定されるものではない。
画素回路141は、1つの画素の輝度(透過率)を設定するための回路である。また、画素回路141は、マトリクス状にm×n個配されている。より詳しくは、画素回路141は、図3の縦方向にm個、横方向にn個配されている。
画素回路141は、Rサブピクセル回路141rと、Gサブピクセル回路141gと、Bサブピクセル回路141bとからなる。これら3つの回路(141r,141g,141b)は、それぞれ、TFT142と、画素電極と対向電極とからなる1組の電極対143と、図示しないコンデンサとを含む。
なお、n型のトランジスタとp型のトランジスタとを作れるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を実現できること、キャリア(電子または正孔)の移動速度がアモルファスシリコン薄膜トランジスタ(a-Si TFT)に比べて数百倍早いことなどから、表示装置102では、TFT142として多結晶シリコン薄膜トランジスタ(p-Si TFT)が用いられる。なお、TFT142は、n型チャネルの電界効果トランジスタであるとして説明する。ただし、TFT142がp型チャネルの電界効果トランジスタであってもよい。
Rサブピクセル回路141r内のTFT142のソースはデータ信号線SRjに接続されている。また、当該TFT142のゲートは走査信号線Giに接続されている。さらに、当該TFT142のドレインは、電極対143の画素電極に接続される。そして、画素電極と対向電極との間には、液晶が配される。なお、Gサブピクセル回路141gおよびBサブピクセル回路141bについても、各TFT142のソースが接続されるデータ信号線が異なる以外は、Rサブピクセル回路141rと同じ構成である。このため、これら2つの回路(141g,141b)についての説明は、繰り返さない。
ここで、画素回路141における輝度の設定について説明する。まず、走査信号線Giに上記ハイレベル電圧を印加する。当該ハイレベル電圧の印加により、TFT142のゲートがターンオンする。このようにTFT142のゲートがターンオンした状態で、各データ信号線(SRj,SGj,SBj)に対して、それぞれ指定された電圧(1画素分の画像データに対応する電圧)を印加する。これにより、当該指定された電圧に基づいた電圧が画素電極に印加される。その結果、画素電極と対向電極との間に電位差が生じる。この電位差に基づいて、液晶が応答し、画素の輝度は予め定められた輝度に設定される。なお、当該電位差は、上記図示しないコンデンサ(補助容量)によって、次のフレーム期間において走査信号線Giが選択されるまで保持される。
光センサ駆動回路133は、図2に示すドライバ制御部181から制御信号TC2を受ける。
そして、光センサ駆動回路133は、制御信号TC2に基づき、単位時間毎にリセット信号線(RS1〜RSm)の中から1つの信号線を順次選択し、当該選択した信号線に対して、予め定められたタイミングで通常よりもハイレベルな電圧VDDRを印加する。なお、選択されていないリセット信号線に対しては、選択されたリセット信号線に印加した電圧よりも低い電圧VSSRを印加したままとする。たとえば、電圧VDDRを0Vに、電圧VSSRを−5Vに設定すればよい。
また、光センサ駆動回路133は、制御信号TC2に基づき、単位時間毎に読出信号線(RW1〜RWm)の中から1つの信号線を順次選択し、当該選択した信号線に対して、予め定められたタイミングで通常よりもハイレベルな電圧VDDを印加する。なお、選択されていない読出信号線に対しては、上記電圧VSSRを印加したままとする。たとえば、VDDの値を8Vに設定すればよい。
なお、電圧VDDRを印加するタイミング、および電圧VDDを印加するタイミングについては、後述する。
光センサ回路144は、フォトダイオード145と、コンデンサ146と、TFT147とを含む。なお、以下では、TFT147がn型チャネルの電界効果トランジスタであるとして説明する。ただし、TFT147がp型チャネルの電界効果トランジスタであってもよい。
フォトダイオード145のアノードは、リセット信号線RSiに接続されている。一方、フォトダイオード145のカソードは、コンデンサ146の一方の電極に接続されている。また、コンデンサ146の他方の電極は、読出信号線RWiに接続されている。なお、以下では、フォトダイオード145とコンデンサ146との接続点をノードNと称する。
TFT147のゲートは、ノードNに接続されている。また、TFT147のドレインは、センサ信号線SDjに接続されている。さらに、TFT147のソースは、センサ信号線SSjに接続されている。光センサ回路144を用いたセンシングの詳細については、後述する。
スイッチ134は、センサ信号線(SD1〜SDn)に対して、予め定められた電圧を印加するか否かを切り換えるために設けられたスイッチである。スイッチ134の切り換え動作は、光センサ駆動回路133により行われる。なお、スイッチ134が導通状態となった場合にセンサ信号線(SD1〜SDn)に印加される電圧については、後述する。
アンプ135は、各センサ信号線(SS1〜SSn)から出力された電圧を増幅する。なお、増幅された電圧は、図2に示した信号処理部183に送られる。
なお、画素回路141を用いて画像を液晶パネル140に表示させるタイミングと、光センサ回路144を用いてセンシングするタイミングとについては、画像処理エンジン180が制御する。
図4は、液晶パネル140とバックライト179との断面図である。図4を参照して、液晶パネル140は、アクティブマトリクス基板151Aと、対向基板151Bと、液晶層152とを含む。対向基板151Bは、アクティブマトリクス基板151Aに対向して配されている。液晶層152は、アクティブマトリクス基板151Aと対向基板151Bとに挟まれている。バックライト179は、アクティブマトリクス基板151Aに関し液晶層152と反対側に配されている。
アクティブマトリクス基板151Aは、偏光フィルタ161と、ガラス基板162と、電極対143を構成する画素電極143aと、フォトダイオード145と、データ信号線157と、配向膜164とを含む。さらに、図4には示していないが、アクティブマトリクス基板151Aは、図3に示した、コンデンサ146と、TFT147と、TFT142と、走査信号線Giとを含む。
また、アクティブマトリクス基板151Aにおいては、バックライト179側から、偏光フィルタ161、ガラス基板162、画素電極143a、および配向膜164が、この順に配されている。フォトダイオード145とデータ信号線157とは、ガラス基板162の液晶層152側に形成されている。
対向基板151Bは、偏光フィルタ161と、ガラス基板162と、遮光膜163と、カラーフィルタ(153r,153g,153b)と、電極対143を構成する対向電極143bと、配向膜164とを含む。
また、対向基板151Bにおいては、液晶層152側から、配向膜164、対向電極143b、カラーフィルタ(153r,153g,153b)、ガラス基板162、および偏光フィルタ161が、この順に配されている。遮光膜163は、カラーフィルタ(153r,153g,153b)と同一の層に形成されている。
カラーフィルタ153rは、赤色の波長の光を透過させるフィルタである。カラーフィルタ153gは、緑色の波長の光を透過させるフィルタである。カラーフィルタ153bは、青色の波長の光を透過させるフィルタである。ここで、フォトダイオード145は、カラーフィルタ153bに対向する位置に配されている。
液晶パネル140は、外光やバックライト179などの光源により発せられた光を遮ったり又は当該光を透過させたりすることによって、画像の表示をする。具体的には、液晶パネル140は、画素電極143aと対向電極143bとの間に電圧を印加することにより液晶層152の液晶分子の向きを変化させ、上記光を遮ったり、あるいは透過させる。ただし、液晶だけでは光を完全に遮ることができないため、特定の偏光方向の光のみを透過させる偏光フィルタ161を配置している。
なお、フォトダイオード145の位置は、上記の位置に限定されるものではなく、カラーフィルタ153rに対向する位置やカラーフィルタ153gに対向する位置に設けることも可能である。
ここで、光センサ回路144の動作について説明する。図5は、光センサ回路144を動作させる際のタイミングチャートを示した図である。図5において、電圧VINTは、光センサ回路144内のノードNにおける電位を示している。また、電圧VPIXは、図3に示したセンサ信号線SSjからの出力電圧であって、アンプ135によって増幅される前の電圧を示している。
以下では、光センサ回路144をリセットするためのリセット期間と、光センサ回路144を用いて光をセンシングするためのセンシング期間と、センシングした結果を読み出す読出期間とに分けて説明する。
まず、リセット期間について説明する。リセット期間においては、リセット信号線RSiに印加する電圧を、ローレベル(電圧VSSR)からハイレベル(電圧VDDR)へと瞬間的に切り換える。一方、読出信号線RWiに印加する電圧は、ローレベル(電圧VSSR)のままとする。このように、リセット信号線RSiに上記ハイレベルの電圧を印加することにより、フォトダイオード145の順方向(アノード側からカソード側)に電流が流れ始める。その結果、ノードNの電位である電圧VINTは、以下の式(1)で示す値となる。なお、式(1)では、フォトダイオード145における順方向の電圧降下量をVfとしている。
VINT=VSSR+|VDDR−VSSR|−Vf … (1)
それゆえ、ノードNの電位は、図5に示すとおり、電圧VDDRよりもVfだけ小さな値となる。
ここで、電圧VINTは、TFT147のゲートをターンオンさせる閾値以下であるため、センサ信号線SSjからの出力はない。このため、電圧VPIXは変化しない。また、コンデンサ146の電極間には、上記電圧VINT分の差が生じる。このため、コンデンサ146には、当該差に応じた電荷が蓄積される。
次に、センシング期間について説明する。リセット期間に続くセンシング期間においては、リセット信号線RSiに印加する電圧は、ハイレベル(電圧VDDR)からローレベル(電圧VSSR)へと瞬間的に切り換わる。一方、読出信号線RWiに印加する電圧は、ローレベル(電圧VSSR)のままとする。
このように、リセット信号線RSiに印加する電圧をローレベルに変化させることにより、ノードNの電位は、リセット信号線RSiの電圧および読出信号線RWiの電圧よりも高くなる。このため、フォトダイオード145においては、カソード側の電圧がアノード側の電圧よりも高くなる。つまり、フォトダイオード145は、逆バイアスの状態となる。このような逆バイアスの状態において、光源からの光をフォトダイオード145が受光すると、フォトダイオード145のカソード側からアノード側へと電流が流れ始める。その結果、図5に示すとおり、ノードNの電位(つまり、電圧VINT)は時間の経過とともに低くなる。
なお、このように電圧VINTが低下し続けるため、TFT147のゲートはターンオンした状態にはならない。それゆえ、センサ信号線SSjからの出力はない。このため、電圧VPIXは変化しない。
次に、読出期間について説明する。センシング期間に続く読出期間においては、リセット信号線RSiに印加する電圧をローレベル(電圧VSSR)のままとする。一方、読出信号線RWiに印加する電圧は、ローレベル(電圧VSSR)からハイレベル(電圧VDD)へと瞬間的に切り換わる。ここで、電圧VDDは、電圧VDDRよりも高い値である。
このように、読出信号線RWiにハイレベルの電圧を瞬間的に印加することにより、図5に示すとおり、コンデンサ146を介してノードNの電位が引き上げられる。なお、ノードNの電位の上昇幅は、読出信号線RWiに印加する電圧に応じた値となる。ここで、ノードNの電位(つまり、電圧VINT)が、TFT147のゲートをターンオンさせる閾値以上まで引き上げられるため、TFT147のゲートがターンオンする。
この際、TFT147のドレイン側に接続されたセンサ信号線SDj(図3参照)に予め一定電圧を印加しておけば、TFT147のソース側に接続されたセンサ信号線SSjからは、図5のVPIXのグラフに示すとおり、ノードNの電位に応じた電圧が出力される。
ここで、フォトダイオード145が受光する光の量(以下、受光量と称する)が少ないと、図5のVINTのグラフに示す直線の傾きが緩やかになる。その結果、電圧VPIXは、受光量が多い場合に比べて高くなる。このように、光センサ回路144は、フォトダイオード145の受光量に応じて、センサ信号線SSjに出力する電圧の値を変化させる。
ところで、上記においては、m×n個存在する光センサ回路のうち、1つの光センサ回路144に着目して、その動作を説明した。以下では、液晶パネル140における各光センサ回路の動作について説明する。
まず、光センサ駆動回路133は、n個のセンサ信号線(SD1〜SDn)の全てに対して、予め定められた電圧を印加する。次に、光センサ駆動回路133は、リセット信号線RS1に対して、通常よりもハイレベルな電圧VDDRを印加する。なお、他のリセット信号線(RS2〜RSm)および読出信号線(RW1〜RWm)については、ローレベルの電圧を印加したままの状態とする。これにより、図3における1行目のn個の光センサ回路が、上述したリセット期間に入る。その後、1行目のn個の光センサ回路は、センシング期間に入る。さらに、その後、1行目のn個の光センサ回路は、読出期間に入る。
なお、n個のセンサ信号線(SD1〜SDn)の全てに対して予め定められた電圧を印加するタイミングは、上記のタイミングに限定されず、少なくとも読出期間前に印加されるタイミングであればよい。
1行目のn個の光センサ回路の読出期間が終了すると、光センサ駆動回路133は、リセット信号線RS2に対して、通常よりもハイレベルな電圧VDDRを印加する。つまり、2行目のn個の光センサ回路のリセット期間に入る。リセット期間が終了すると、2行目のn個の光センサ回路は、センシング期間に入り、その後は、読出期間に入る。
以降は、上述した処理が、順に、3行目のn個の光センサ回路、4行目のn個の光センサ回路、…m行目のn個の光センサ回路に対して行われる。その結果、センサ信号線(SS1〜SSn)からは、1行目のセンシング結果、2行目のセンシング結果、…、m行目のセンシング結果が、この順に出力される。
なお、表示装置102においては、上記のように行毎にセンシングが行われるとともに、行毎にセンシング結果が液晶パネル140から出力される。このため、以下では、液晶パネル140から出力される1行目からm行目までのm行分の電圧に関するデータに対して、信号処理部183が上述したデータ処理を行った後のデータを、「スキャンデータ」と称する。つまり、スキャンデータとは、スキャン対象物(たとえば、ユーザの指)をスキャンすることにより得られる画像データを指す。また、当該スキャンデータに基づいて表示された画像を、「スキャン画像」と称する。さらに、以下では、センシングを「スキャン」と称する。
また、上記においては、m×n個の光センサ回路全てを用いてスキャンを行なう構成を例に挙げたが、これに限定されるものではない。予め選択された光センサ回路を用いて、液晶パネル140の表面の一部の領域に関してスキャンを行なうことも構成としてもよい。
以下では、電子機器100が、両構成のいずれの構成をも採れるものとする。さらに、当該構成間の切り換えは、操作キー177を介した入力などに基づく本体装置101から送られてくるコマンドにより行われるものとする。なお、液晶パネル140の表面の一部の領域に関してスキャンを行なう場合、画像処理エンジン180が、スキャン対象領域の設定を行なう。なお、当該領域の設定を、操作キー177を介してユーザが指定できる構成としてもよい。
このように、液晶パネル140の表面の一部の領域に関してスキャンを行なう場合には、画像の表示に関し、以下のような利用の態様がある。1つ目は、上記一部の領域(以下、スキャン領域と称する)以外の表面の領域において、画像を表示させる態様である。2つ目は、上記スキャン領域以外の表面の領域において、画像を表示させない態様である。いずれの態様とするかは、本体装置101から画像処理エンジン180に送られてくるコマンドに基づく。
図6は、液晶パネル140とバックライト179との断面図であって、スキャンの際にフォトダイオード145がバックライト179からの光を受光する構成を示した図である。
図6を参照して、ユーザの指900が液晶パネル140の表面に接触している場合、バックライト179から発せられた光の一部は、当該接触している領域ではユーザの指900(略平面)にて反射される。そして、フォトダイオード145は、当該反射された光を受光する。
また、指900が接触していない領域においても、バックライト179から発せられた光の一部は、ユーザの指900にて反射される。この場合においても、フォトダイオード145は、当該反射された光を受光する。ただし、当該領域においては液晶パネル140の表面に指900が接触していないため、指900が接触している領域よりも、フォトダイオード145の受光量は少なくなる。なお、バックライト179から発せられた光のうち、ユーザの指900に到達しない光のほとんどについては、フォトダイオード145は受光できない。
ここで、バックライト179を、少なくともセンシング期間においては点灯させておくことにより、光センサ回路144は、ユーザの指900により反射した光の光量に応じた電圧をセンサ信号線SSjから出力することができる。このように、バックライト179の点灯と消灯とを制御することにより、液晶パネル140では、指900の接触位置、指900の接触している範囲(指900の押圧力によって定まる)、液晶パネル140の表面に対する指900の方向などに応じて、センサ信号線(SS1からSSn)から出力される電圧が変化することになる。
以上により、表示装置102は、指900によって光が反射されることにより得られる像(以下、反射像とも称する)をスキャンすることができる。
なお、指900以外のスキャン対象物としては、スタイラスなどが挙げられる。
ところで、本実施の形態においては、電子機器100の表示装置として液晶パネルを例に挙げて説明しているが、液晶パネルの代わりに有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの他のパネルを用いてもよい。
<データについて>
次に、第1ユニット1001と第2ユニット1002との間でやり取りされるコマンド、および第1ユニット1001内の本体装置101と表示装置102との間でやり取りされるコマンドについて説明する。
図7は、コマンドの概略構成を示した図である。図7を参照して、コマンドは、ヘッダDA01と、第1フィールドDA02と、第2フィールドDA03と、第3フィールドDA04と、第4フィールドDA05と、第5フィールドDA06と、予備のデータ領域DA07とを含む。
図8は、種別「000」のコマンド(つまり、センシングコマンド)を説明するための図である。CPU110は、種別「000」のコマンド(以下、「第1コマンド」と称する)を、第1ユニット1001の本体装置101から第2ユニット1002に送る。あるいは、CPU110は、第1コマンドを、本体装置101から表示装置102に送る。なお、以下においては、CPU110が第1コマンドを第1ユニット1001の本体装置101から第2ユニット1002に送る場合を例に挙げて説明する。
CPU110は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「000」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU110は、第1フィールドDA02に、番号が「1」のタイミングの値を書き込む。CPU110は、第2フィールドDA03に、番号が「2」のデータ種別の値を書き込む。CPU110は、第3フィールドDA04に、番号が「3」の読取方式の値を書き込む。CPU110は、第4フィールドDA05に、番号が「4」の画像階調の値を書き込む。CPU110は、第5フィールドDA06に、番号が「5」の解像度の値を書き込む。
第1フィールドDA02に「00」が設定された第1コマンドは、画像処理エンジン280に対して、そのときのスキャンデータの送信を要求する。つまり、センシング第1コマンドは、当該第1コマンドを画像処理エンジン280が受信した後に、液晶パネル240の光センサ回路を用いてスキャンすることにより得られるスキャンデータの送信を要求する。また、第1フィールドDA02に「01」が設定された第1コマンドは、スキャン結果に変化があったときのスキャンデータの送信を要求する。さらに、第1フィールドDA02に「10」が設定された第1コマンドは、一定周期毎にスキャンデータの送信を要求する。
第2フィールドDA03に「001」が設定された第1コマンドは、部分画像における中心座標の座標値の送信を要求する。また、第2フィールドDA03に「010」が設定された第1コマンドは、スキャン結果が変化した部分画像のみの送信を要求する。なお、スキャン結果が変化したとは、前回のスキャン結果と今回のスキャン結果が異なっていることを指す。さらに、第2フィールドDA03に「100」が設定された第1コマンドは、全体画像の送信を要求する。
ここで、「全体画像」とは、m×n個の光センサ回路を用いてスキャンした際に、各光センサ回路から出力される電圧に基づいて、画像処理エンジン280により生成された画像である。また、「部分画像」とは、全体画像の一部である。部分画像に関して、スキャン結果が変化した部分画像のみの送信を要求する構成とした理由については後述する。
なお、上記座標値と上記部分画像または上記全体画像とを同時に要求する構成としてもよい。また、液晶パネル240の表面の一部の領域に関してスキャンを行なう構成の場合には、上記全体画像はスキャンが行われる領域に対応した画像となる。
第3フィールドDA04に「00」が設定されたセンシング第1コマンドは、バックライト279を点灯してスキャンすることを要求する。また、第3フィールドDA04に「01」が設定された第1コマンドは、バックライト279を消灯してスキャンすることを要求する。なお、バックライト279を消灯してスキャンする構成については後述する(図17)。さらに、第3フィールドDA04に「10」が設定された第1コマンドは、反射と透過とを併用してスキャンすることを要求する。なお、反射と透過とを併用するとは、バックライト279を点灯してスキャンする方式と、バックライトを消灯してスキャンする方式とを切り換えて、スキャン対象物のスキャンを行なうことを指す。
第4フィールドDA05に「00」が設定された第1コマンドは、白黒の2値の画像データを要求する。また、第4フィールドDA05に「01」が設定された第1コマンドは、多階調の画像データを要求する。さらに、第4フィールドDA05に「10」が設定された第1コマンドは、RGBのカラーの画像データを要求する。
第5フィールドDA06に「0」が設定された第1コマンドは、解像度の高い画像データを要求する。また、第5フィールドDA06に「1」が設定された第1コマンドは、解像度の低い画像データを要求する。
また、上記第1コマンドには、図8に示したデータ以外に、スキャンを行なう領域(光センサ回路144を駆動する画素の領域)の指定、スキャンを行なうタイミング、バックライト179の点灯のタイミングなどが記述されている。
なお、画像処理エンジン280は、第1コマンドの内容を解析し、当該解析の結果に従ったデータ(つまり、応答データ)を本体装置101に送り返す。
図9は、種別「001」のコマンド(以下、「第2コマンド」と称する)を説明するための図である。CPU110は、第2コマンドを、第1ユニット1001の本体装置101から第2ユニット1002に送る。
CPU110は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「001」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU110は、第1フィールドDA02に、番号が「1」の表示要求の値を書き込む。CPU110は、第2フィールドDA03に、番号が「2」の個数/種類に関する情報を書き込む。CPU110は、第3フィールドDA04に、番号が「3」の表示範囲の値を書き込む。CPU110は、第4フィールドDA05に、番号が「4」の画像データに関する情報を書き込む。
第1フィールドDA02に「001」が設定された第2コマンドは、液晶パネル240(サブ画面)に画像を表示させることを画像処理エンジン280に対して要求する。また、第1フィールドDA02に「010」が設定された第2コマンドは、液晶パネル240にアイコンを表示させることを画像処理エンジン280に対して要求する。さらに、第1フィールドDA02に「011」が設定された第2コマンドは、液晶パネル240に手書領域を表示させることを画像処理エンジン280に対して要求する。
第2フィールドDA03には、液晶パネル240に表示させる画像の個数、および手書言語の種類を指定する番号が格納される。画像処理エンジン280は、当該画像の個数、または言語の種類に応じた処理を行なう。
第3フィールドDA04に「01」が設定された第2コマンドは、液晶パネル240における表示範囲を座標にて指定することを、画像処理エンジン280に対して要求する。また、第3フィールドDA04に「10」が設定された第2コマンドは、液晶パネル240における表示範囲を表示領域の全体にすることを、画像処理エンジン280に対して要求する。
第4フィールドDA05には、液晶パネル240に表示させる画像データと、当該画像データを表示する位置情報とが格納される。画像処理エンジン280は、当該位置情報で特定される位置に当該画像データを表示する処理を行なう。
図10は、種別「010」のコマンド(以下、「第3コマンド」と称する)を説明するための図である。CPU110は、第3コマンドを、第1ユニット1001の本体装置101から第2ユニット1002に送る。あるいは、CPU210は、第3コマンドを、第2ユニット1002の本体装置104から第1ユニット1001に送る。
CPU110,210は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「001」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU110,210は、第1フィールドDA02に、番号が「1」のOS(Operating System)処理要求の値を書き込む。CPU110,210は、第2フィールドDA03に、番号が「2」のOS情報の値を書き込む。
第1フィールドDA02に「01」または「10」が設定された第3コマンドは、第2ユニット1002から第1ユニット1001に送信される。
第1フィールドDA02に「01」が設定された第3コマンドは、第1ユニット1001に対して、当該第1ユニット1001(メイン装置)のOSの種類を示した情報の送信を要求する。また、第1フィールドDA02に「10」が設定された第3コマンドは、第1ユニット1001に対して、OS情報にて指定されたOSの起動を要求する。
第2フィールドDA03に「000」、「001」、または「010」が設定された第3コマンドは、第2ユニット1002から第1ユニット1001に送信される。
第2フィールドDA03に「000」が設定された第3コマンドは、第1ユニット1001におけるOSの起動を要求しない。また、第2フィールドDA03に「001」が設定された第3コマンドは、第2ユニット1002が第1OSの起動を選択したことを示す。さらに、第2フィールドDA03に「010」が設定された第3コマンドは、第2ユニット1002が第2OSの起動を選択したことを示す。
図11は、種別「011」のコマンド(以下、「第4コマンド」と称する)を説明するための図である。CPU210は、第4コマンドを、第2ユニット1002の本体装置104から第1ユニット1001に送る。
CPU210は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「011」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU210は、第1フィールドDA02に、番号が「1」の起動アプリに関する情報を書き込む。CPU210は、第2フィールドDA03に、番号が「2」の起動時情報を書き込む。
第1フィールドDA02には、第1ユニット1001において起動させるアプリを指定する情報が格納される。第2フィールドDA03には、起動設定時に用いる情報、および起動後に用いる情報が格納される。
図12は、種別「100」のコマンド(以下、「第5コマンド」と称する)を説明するための図である。CPU210は、第5コマンドを、第2ユニット1002の本体装置104から第1ユニット1001に送る。
CPU210は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「100」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU210は、第1フィールドDA02に、番号が「1」の受信要求に関する情報を書き込む。CPU210は、第2フィールドDA03に、番号が「2」の個数に関する情報を書き込む。CPU210は、第3フィールドDA04に、番号が「3」のファイルに関する情報を書き込む。
第1フィールドDA02に「01」が設定された第5コマンドは、第1ユニット1001に対してファイルの受信を要求する。また、第2フィールドDA03には、第2ユニット1002が第1ユニット1001に送信するファイルの個数が格納される。さらに、第3フィールドDA04には、第2ユニット1002が第1ユニット1001に送信するファイルが格納される。
図13は、種別「101」のコマンド(以下、「第6コマンド」と称する)を説明するための図である。CPU110は、第6コマンドを、第1ユニット1001の本体装置101から第2ユニット1002に送る。あるいは、CPU210は、第6コマンドを、第2ユニット1002の本体装置104から第1ユニット1001に送る。
CPU110,210は、ヘッダDA01に、コマンドの種別(「101」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU110,210は、第1フィールドDA02に、番号が「1」の通信種別の値を書き込む。CPU110,210は、第2フィールドDA03に、番号が「2」の接続先の値を書き込む。CPU110,210は、第3フィールドDA04に、番号が「3」の転送先の値を書き込む。CPU110,210は、第4フィールドDA05に、番号が「4」の信号強度の取得タイミングの値を書き込む。
第1フィールドDA02に「001」が設定された第6コマンドは、相手側の装置に対して赤外線通信を行なうことを要求する。また、第1フィールドDA02に「010」が設定された第6コマンドは、相手側の装置に対してBluetooth(登録商標)による無線通信を行なうことを要求する。さらに、第1フィールドDA02に「011」が設定された第6コマンドは、相手側の装置に対してLAN通信を行なうことを要求する。
第2フィールドDA03に「000」が設定された第6コマンドは、通信の接続先を指定する情報を有していないことを示す。
また、第2フィールドDA03に「001」が設定された第6コマンドは、第1ユニット1001によって、当該第1ユニット1001の接続先の装置に送信される。そのような第6コマンドは、第1ユニット1001が接続する装置に関する情報の送信を要求する。
さらに、第2フィールドDA03に「010」が設定された第6コマンドは、第2ユニット1002によって、当該第2ユニット1002の接続先の第1ユニット1001に送信される。そのような第6コマンドは、第2ユニット1002が接続する第1ユニット1001に関する情報の送信を要求する。
また、第2フィールドDA03に「011」が設定された第6コマンドは、第2ユニット1002によって、当該第2ユニット1002の接続先の第1ユニット1001に送信される。そのような第6コマンドは、第2ユニット1002に関する情報を接続先の機器情報として設定することを要求する。
さらに、第2フィールドDA03に「100」が設定された第6コマンドは、第1ユニット1001によって、当該第1ユニット1001の接続先の装置(たとえば、第2ユニット1002)に送信される。そのような第6コマンドは、第1ユニット1001に関する情報を接続先の機器情報として設定することを要求する。
第3フィールドDA04に「000」が設定された第6コマンドは、データ(たとえば、ファイル)の転送先を指定する情報を有していないことを示す。
また、第3フィールドDA04に「001」が設定された第6コマンドは、第1ユニット1001によって、データ転送先の装置に送信される。そのような第6コマンドは、データ転送先の装置に関する情報の送信を要求する。
さらに、第3フィールドDA04に「010」が設定された第6コマンドは、第2ユニット1002によって、データ転送先の第1ユニット1001に送信される。そのような第6コマンドは、データ転送先の第1ユニット1001に関する情報の送信を要求する。
また、第3フィールドDA04に「011」が設定された第6コマンドは、第2ユニット1002によって、データ転送先の第1ユニット1001に送信される。そのような第6コマンドは、第2ユニット1002に関する情報をデータ転送元の機器情報として設定することを要求する。
さらに、第3フィールドDA04に「100」が設定された第6コマンドは、第1ユニット1001によって、データ転送先の装置(たとえば、第2ユニット1002)に送信される。そのような第6コマンドは、第1ユニット1001に関する情報をデータ転送元の機器情報として設定することを要求する。
第4フィールドDA05に「00」、「01」、「10」、または「11」が設定された第6コマンドは、第1ユニット1001によって、第2ユニット1002に送信される。
第4フィールドDA05に「00」が設定された第6コマンドは、第2ユニット1002に対して、信号強度を示したデータの送信を要求しない。また、第4フィールドDA05に「01」が設定された第6コマンドは、信号強度検出部297に対して、そのときの信号強度を示したデータの送信を要求する。さらに、第4フィールドDA05に「10」が設定された第6コマンドは、信号強度に変化があったときの信号強度を示したデータの送信を要求する。また、第4フィールドDA05に「11」が設定された第6コマンドは、一定周期毎に信号強度を示したデータの送信を要求する。
図14は、応答データの概略構成を示した図である。応答データは、第1コマンド(センシングコマンド)の内容に応じたデータである。
第1コマンドが本体装置101から第2ユニット1002に送信された場合、CPU210は、応答データを、表示装置103から第1ユニット1001に送信する。また、第1コマンドが本体装置101から第1ユニット1001の表示装置102に送信された場合、画像処理エンジン180は、応答データを、画像処理エンジン180から本体装置101に送信する。なお、以下では、第1コマンドが本体装置101から第2ユニット1002に送信された場合を例に挙げて説明する。
図14を参照して、応答データは、ヘッダのデータ領域DA11と、座標を示すデータ領域DA12と、時刻を示すデータ領域DA13と、画像を示すデータ領域DA14とを含む。ここで、座標を示すデータ領域DA12には、部分画像の中心座標の値が書き込まれる。また、時刻を示すデータ領域には、画像処理エンジン280のタイマ282から取得した時刻情報が書き込まれる。さらに、画像を示すデータ領域には、画像処理エンジン280により処理がされた後の画像データ(つまり、スキャンデータ)が書き込まれる。
図15は、指900をスキャンすることにより得られた画像(つまり、スキャン画像)を示した図である。図15を参照して、太実線で囲まれた領域W1の画像が全体画像であり、破線で囲まれた領域P1の画像が部分画像である。また、太線で示した十字の中心点C1が、中心座標となる。
本実施の形態では、矩形の領域であって、かつセンサ信号線SSjからの出力電圧が予め定められた値以上となった光センサ回路が備えられた画素(つまり、予め定められた階調または予め定められた輝度以上の画素)全てを含む領域を、部分画像の領域としている。
また、中心座標は、部分画像の領域における各画素の階調を考慮して決定される座標である。具体的には、中心座標は、部分画像内の各画素に関し、画素の階調と、当該画素と上記矩形の中心点(つまり図心)との距離とに基づき、重み付け処理を行なうことにより決定される。つまり、中心座標は、部分画像の図心とは必ずしも一致しない。
ただし、必ずしも中心座標の位置は上記に限定されるものではなく、中心座標を上記図心の座標あるいは図心の近傍の座標としてもよい。
第1コマンドのデータ種別を示すデータ領域に「001」が設定されている場合には、画像処理エンジン280は、座標を示すデータ領域DA12に上記中心座標の値を書き込む。この場合、画像処理エンジン280は、画像を示すデータ領域DA14には画像データを書き込まない。画像処理エンジン280は、上記中心座標の値の書き込みを行なった後、当該中心座標の値を含む応答データを本体装置104に送る。本体装置104は、当該中心座標の値を含む応答データを第1ユニット1001の本体装置101に送る。このように、データ種別を示すデータ領域に「001」が設定されている場合には、第1コマンドは、画像データの出力を要求せずに、中心座標の値の出力を要求する。
また、第1コマンドのデータ種別を示すデータ領域に「010」が設定されている場合には、画像処理エンジン280は、画像を示すデータ領域DA14に、スキャン結果が変化した部分画像の画像データを書き込む。この場合、画像処理エンジン280は、中心座標の値を座標を示すデータ領域DA12に書き込まない。画像処理エンジン280は、上記スキャン結果が変化した部分画像の画像データの書き込みを行なった後、当該部分画像の画像データを含む応答データを本体装置104に送る。本体装置104は、当該部分画像の画像データを含む応答データを第1ユニット1001の本体装置101に送る。このように、データ種別を示すデータ領域に「010」が設定されている場合には、第1コマンドは、中心座標の値の出力を要求せずに、スキャン結果が変化した部分画像の画像データの出力を要求する。
なお、上記のように、スキャン結果が変化した部分画像のみの送信を要求する構成とした理由は、スキャンデータのうち部分画像の領域のスキャンデータが、当該領域以外のスキャンデータよりも重要度の高いデータであること、および、指900などのスキャン対象物との接触状態により、スキャンデータのうち部分画像の領域に相当する領域のスキャンデータが変化しやすいことによる。
また、第1コマンドのデータ種別を示すデータ領域に「011」が設定されている場合には、画像処理エンジン280は、座標を示すデータ領域DA12に中心座標の値を書き込むとともに、画像を示すデータ領域DA14にスキャン結果が変化した部分画像の画像データを書き込む。その後、画像処理エンジン280は、当該中心座標の値と当該部分画像の画像データとを含む応答データを本体装置104に送る。本体装置104は、当該中心座標の値と当該部分画像の画像データとを含む応答データを第1ユニット1001の本体装置101に送る。このように、データ種別を示すデータ領域に「011」が設定されている場合には、第1コマンドは、中心座標の値の出力と、スキャン結果が変化した部分画像の画像データの出力とを要求する。
また、第1コマンドのデータ種別を示すデータ領域に「100」が設定されている場合には、画像処理エンジン280は、図14に示した応答データの画像を示すデータ領域DA14に、全体画像の画像データを書き込む。この場合、画像処理エンジン280は、中心座標の値を座標を示すデータ領域DA12に書き込まない。画像処理エンジン280は、上記全体画像の画像データの書き込みを行なった後、当該全体画像の画像データを含む応答データを本体装置104に送る。本体装置104は、当該全体画像の画像データを含む応答データを第1ユニット1001の本体装置101に送る。このように、データ種別を示すデータ領域に「100」が設定されている場合には、第1コマンドは、中心座標の値の出力を要求せずに、全体画像の画像データの出力を要求する。
また、第1コマンドのデータ種別を示すデータ領域に「101」が設定されている場合には、画像処理エンジン280は、座標を示すデータ領域DA12に中心座標の値を書き込むとともに、画像を示すデータ領域DA14に全体画像の画像データを書き込む。その後、画像処理エンジン280は、当該中心座標の値と当該全体画像の画像データとを含む応答データを本体装置104に送る。本体装置104は、当該中心座標の値と当該全体画像の画像データとを含む応答データを第1ユニット1001の本体装置101に送る。このように、データ種別を示すデータ領域に「101」が設定されている場合には、第1コマンドは、中心座標の値の出力と、全体画像の画像データの出力とを要求する。
<構成の第1の変形例について>
ところで、液晶パネル140の構成は、図3に示した構成に限定されるものではない。以下では、図3とは異なる態様の液晶パネルについて説明する。
図16は、上記異なる態様である光センサ内蔵液晶パネル140Aの回路図である。図16を参照して、光センサ内蔵液晶パネル140A(以下、液晶パネル140Aと称する)は、1画素内に3つの光センサ回路(144r,144g,144b)を含んでいる。このように液晶パネル140Aが1画素内に3つの光センサ回路(144r,144g,144b)を備える点において、液晶パネル140Aは、1画素内に1つの光センサ回路を備える液晶パネル140と異なる。なお、光センサ回路144の構成と、3つの各光センサ回路(144r,144g,144b)との構成は同じである。
また、1画素内における3つのフォトダイオード(145r,145g,145b)は、それぞれ、カラーフィルタ153r、カラーフィルタ153g、カラーフィルタ153bに対向する位置に配されている。それゆえ、フォトダイオード145rは赤色の光を受光し、フォトダイオード145gは緑色の光を受光し、フォトダイオード145bは青色の光を受光する。
また、液晶パネル140は1画素内において1つの光センサ回路144しか含まないため、1画素内に配設されるTFT147用のデータ信号線は、センサ信号線SSjとセンサ信号線SDjとの2本であった。しかしながら、液晶パネル140Aは1画素内において3つの光センサ回路(144r,144g,144b)を含むため、1画素内に配設されるTFT(147r,147g,147b)用のデータ信号線は6本となる。
具体的には、カラーフィルタ153rに対向する位置に配されたフォトダイオード145rのカソードに接続されたTFT147rに対応して、センサ信号線SSRjとセンサ信号線SDRjとが配設される。また、カラーフィルタ153gに対向する位置に配されたフォトダイオード145gのカソードに接続されたTFT147gに対応して、センサ信号線SSGjとセンサ信号線SDGjとが配設される。さらに、カラーフィルタ153bに対向する位置に配されたフォトダイオード145bのカソードに接続されたTFT147bに対応して、センサ信号線SSBjとセンサ信号線SDBjとが配設される。
このような液晶パネル140Aにおいては、バックライト179から照射された白色光は、3つのカラーフィルタ(153r,153g,153b)を透過し、液晶パネル140Aの表面では、赤、緑、および青とが混ざり白色光となる。ここで、スキャン対象物により白色光が反射されると、スキャン対象物の表面の色素に白色光の一部が吸収され、また一部が反射される。そして、反射された光は、再度、3つのカラーフィルタ(153r,153g,153b)を透過する。
この際、カラーフィルタ153rは赤色の波長の光を透過し、フォトダイオード145rは、当該赤色の波長の光を受光する。また、カラーフィルタ153gは緑色の波長の光を透過し、フォトダイオード145gは、当該緑色の波長の光を受光する。また、カラーフィルタ153bは青色の波長の光を透過し、フォトダイオード145bは、当該青色の波長の光を受光する。つまり、スキャン対象物によって反射された光は3つのカラーフィルタ(153r,153g,153b)によって3原色(R,G,B)に色分解され、各フォトダイオード(145r,145g,145b)は、それぞれに対応した色の光を受光する。
スキャン対象物の表面の色素に白色光の一部が吸収されると、各フォトダイオード(145r,145g,145b)の受光量が各フォトダイオード(145r,145g,145b)で異なることになる。このため、センサ信号線SSRjとセンサ信号線SSGjとセンサ信号線SSBjとの出力電圧は互いに異なる。
それゆえ、各出力電圧に応じて、Rの階調とGの階調とBの階調とを画像処理エンジン180が決定することにより、画像処理エンジン180はRGBのカラー画像を本体装置101へ送ることができる。
以上述べたように、電子機器100が液晶パネル140Aを備えた構成とすることにより、スキャン対象物をカラーでスキャンできることになる。
次に、図17を参照して、前述のスキャンの方法(つまり、図6における反射像をスキャンする方法)とは異なるスキャンの方法について説明する。
図17は、スキャンの際にフォトダイオードが外光を受光する構成を示した断面図である。同図に示すとおり、外光の一部は、指900によって遮られる。それゆえ、指900と接触している液晶パネル140の表面領域の下部に配されたフォトダイオードは、ほとんど外光を受光できない。また、指900の影が形成された表面領域の下部に配されたフォトダイオードは、ある程度の外光を受光できるものの、影が形成されていない表面領域に比べると外光の受光量が少ない。
ここで、バックライト179を、少なくともセンシング期間においては消灯させておくことにより、光センサ回路144は、液晶パネル140の表面に対する指900の位置に応じた電圧をセンサ信号線SSjから出力することができる。このように、バックライト179を点灯と消灯とを制御することにより、液晶パネル140では、指900の接触位置、指900の接触している範囲(指900の押圧力によって定まる)、液晶パネル140の表面に対する指900の方向などに応じて、センサ信号線(SS1からSSn)から出力される電圧が変化することになる。
以上により、表示装置102は、指900によって外光が遮られることにより得られる像(以下、影像とも称する)をスキャンすることができる。
さらに、表示装置102を、バックライト179を点灯させてスキャンを行った後に、バックライト179を消灯させて再度スキャンを行なう構成としてもよい。あるいは、表示装置102を、バックライト179を消灯させてスキャンを行った後に、バックライト179を点灯させて再度スキャンを行なう構成としてもよい。
この場合には、2つのスキャン方式を併用することになるため、2つのスキャンデータを得ることができる。それゆえ、一方のスキャン方式のみを用いてスキャンする場合に比べて、精度の高い結果を得ることができる。
<表示装置について>
表示装置103の動作は、表示装置102の動作と同様、本体装置101からのコマンド(たとえば、第1コマンド)に応じて制御される。表示装置103は表示装置102と同様な構成を有する。それゆえ、表示装置103が表示装置102と同じコマンドを本体装置101から受付けた場合、表示装置103は表示装置102と同様の動作を行なう。このため、表示装置103の構成や動作についての説明は繰り返さない。
なお、本体装置101は、表示装置102と表示装置103とに対して、命令が異なるコマンドを送ることができる。この場合、表示装置102と表示装置103とは別々の動作を行なう。また、本体装置101は、表示装置102および表示装置103のいずれかに対して、コマンドを送ってもよい。この場合、一方の表示装置のみがコマンドに応じた動作を行なう。また、本体装置101が、表示装置102と表示装置103とに命令が同じコマンドを送ってもよい。この場合、表示装置102と表示装置103とは、同じ動作を行なう。
なお、表示装置102の液晶パネル140のサイズと表示装置103の液晶パネル240のサイズとは、同じであってもよいし又は異なっていてもよい。また、液晶パネル140の解像度と液晶パネル240の解像度とは、同じであってもよいし又は異なっていてもよい。
<構成の第2の変形例について>
本実施の形態では、電子機器100が、液晶パネル140と液晶パネル240といったそれぞれに光センサを内蔵した液晶パネルを備える構成について説明するが、一方の液晶パネルのみが光センサを内蔵している構成であってもよい。
図18は、電子機器1300のハードウェア構成を表すブロック図である。電子機器1300は、電子機器100と同様、第1の筐体100Aと、第2の筐体100Bとを含む。また、図18を参照して、電子機器1300は、第1ユニット1001Aと、第2ユニット1002とを含む。第1ユニット1001Aは、本体装置101と、表示装置102Aとを含む。第2ユニット1002は、本体装置104と、表示装置103とを含む。
表示装置102Aは、光センサを内蔵しない液晶パネル(つまり、表示機能のみを有する液晶パネル)を含む。電子機器1300は、第1ユニット1001Aが光センサを内蔵しない液晶パネルを含む点で、第1ユニット1001が光センサを内蔵した液晶パネル240を含む電子機器100と異なる。このような電子機器1300は、第2ユニット1002の表示装置103を用いて上述したセンシングを行なう。
また、第1ユニット1001は、光センサを内蔵した液晶パネル140の代わりに、たとえば抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルを備えてもよい。
また、本実施の形態では、表示装置102がタイマ182を備え、表示装置103がタイマ282を備える構成として説明するが、表示装置102と表示装置103とが1つのタイマを共有する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、電子機器100を折畳型の機器として説明するが、電子機器100は必ずしも折畳型に限定されるものではない。たとえば、電子機器100は、第1の筐体100Aが第2の筐体100Bに対してスライドする構成のスライド式の機器であってもよい。
本実施の形態に係る電子機器100は、上記のように構成されているため、第2ユニット1002が、USBコネクタ194,294を介して第1ユニット1001に着脱自在になっている。
そして、本実施の形態に係る電子機器100は、たとえば電源投入時において、以下のような機能を発揮することができる。まず、ユーザが第1ユニット1001の電源スイッチ191を押下すると、第1ユニット1001は電源回路192からの電力を利用することによってBIOS(Basic Input/Output System)を起動させる。
第2ユニット1002は、USBコネクタ194,294を介して第1ユニット1001から電力を取得する。第2ユニット1002は、当該電力を利用することによって、第1ユニット1001との間でデータを送受信することができる。このとき、第2ユニット1002のCPU210は、USBコネクタ194,294からの電力を使用することによって、液晶パネル240にOSの種類を選択可能に表示させることができる。
ユーザは、液晶パネル240を介して、起動したいOSを選択する。CPU210は、ユーザの選択に応じ、USBコネクタ194,294を介して第1ユニット1001へと、起動すべきOSを指定するコマンド(たとえば、図10に示す「第1のOS」コマンド)を送信する。第1ユニット1001は、当該コマンドに応じて、OSを起動する。
また、たとえば、第2ユニット1002は、アンテナ295を介して外部の携帯電話などとの間でデータの送受信を行なう。第2ユニット1002のCPU210は、アンテナ295を介して、外部の携帯電話から写真画像データや対応するサムネイルデータを取得して、当該写真画像データや対応するサムネイルデータをRAM271などに格納する。CPU210は、RAM271からサムネイルデータを読み出して、液晶パネル240に写真のサムネイル画像を選択可能に表示させる。
そして、外部からの選択命令に応じて、CPU210は、液晶パネル240に写真画像を表示させる。あるいは、CPU210は、USBコネクタ294を介して、写真画像を液晶パネル140あるいは表示装置102Aに表示させる。
なお、上述したように、電子機器100の第2の液晶パネル240は、タブレット機能と表示機能とを有する通常のタッチパネルであってもよい。
<<第1の具体的な実現例>>
<通信システム1の概略構成>
図19は、通信システム1の概略構成を示した図である。図19を参照して、通信システム1は、電子機器100と、サーバ8000と、サーバ9000とを含む。なお、以下では、電子機器100がノート型のパーソナルコンピュータである場合を例に挙げて説明する。
サーバ8000は、電子機器100およびサーバ9000と通信を行なう。サーバ8000は、たとえば、ソフトウェアを提供する事業者に属する。あるいは、サーバ8000は、たとえば、検索エンジンを提供する事業者に属する。詳細については後述するが、サーバ8000は、広告を示す画像データを電子機器100に送信する。以下では、サーバ8000を、「広告サーバ8000」と称する。
サーバ9000は、サーバ8000と通信を行なう。サーバ9000は、アプリケーションサービスプロバイダ(以下、「ASP」と称する)が保有するサーバであって、アプリケーションサービスの提供に用いられる。あるいは、サーバ9000は、ストレージサービスプロバイダ(以下、「SSP」と称する)が保有するサーバであって、ストレージサービスの提供に用いられる。なお、以下では、サーバ9000が、アプリケーションサービスの提供に用いられるサーバである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、サーバ9000を、「ASPサーバ9000」と称する。
なお、上記ASPは、たとえば、電子機器の部品をセットメーカに供給する事業者である。本実施の形態では、上記ASPは、電子機器100の液晶パネル240をセットメーカに供給する事業者である。なお、上記ASPは、電子機器の部品を自社生産し、当該部品を用いて電子機器を製造する事業者であってもよい。
<広告サーバ8000およびASPサーバ9000のハードウェア構成>
図20は、広告サーバ8000として機能するコンピュータシステム8100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピュータシステム8100は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU8110と、コンピュータシステム8100の使用者による指示の入力を受けるマウス8120およびキーボード8130と、CPU8110によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス8120若しくはキーボード8130を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM8140と、データを不揮発的に格納するハードディスク8150と、DVD−ROM駆動装置8160と、モニタ8170と、通信IF8180とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。DVD−ROM駆動装置8160には、DVD−ROM8161が装着される。
コンピュータシステム8100における処理は、各ハードウェアおよびCPU8110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク8150に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、DVD−ROM8161その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、DVD−ROM駆動装置8160その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF8180を介してダウンロードされた後、ハードディスク8150に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU8110によってハードディスク8150から読み出され、RAM8140に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU8110は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるコンピュータシステム8100を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM8140、ハードディスク8150、DVD−ROM8161その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム8100の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO/MD/DVD)、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
ASPサーバ9000も、広告サーバ8000と同様なハードウェア構成を有するため、ASPサーバ9000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
<電子機器100の機能ブロック>
図21は、電子機器100の機能ブロックを示した図である。図21を参照して、電子機器100は、制御部10と、液晶パネル140,240と、記憶装置90とを備える。制御部10は、表示制御部11と、スキャン部12と、検知部13と、生成部14と、送信部15と、受信部16とを備える。
記憶装置90は、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90は、電子機器100で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた情報であって、かつ広告サーバ8000を特定するための情報(以下、「サーバ特定情報」と称する)とを格納している。また、記憶装置90は、電子機器100のハードウェアの環境を示した情報(以下、「ハードウェア環境情報」)を格納している。詳しくは後述するが、ハードウェア環境情報は、液晶パネル140を識別するための情報と液晶パネル240を識別するための情報(以下、「液晶パネル240の識別情報」と称する)とを含む。
表示制御部11は、記憶装置90内のVRAM(図示せず)に格納された画像データに基づき、液晶パネル140,240の表示面に画像を表示させる。表示制御部11は、上記アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。また、表示制御部11は、液晶パネル140の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報と、液晶パネル240の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報とを、検知部13に送る。
スキャン部12は、液晶パネル140,240にスキャンを実行させる。スキャン部12は、検知部13にスキャンデータを送る。
検知部13は、スキャンデータに基づいて、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を電子機器100が受付けたことを検知する。あるいは、検知部13は、操作キー177を介した上記操作に関する入力を電子機器100が受付けたことを検知する。好ましくは、検知部13は、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力のうち予め定められた入力を、電子機器100が受付けたことを検知する。検知部13は、検知結果を生成部14に送る。
なお、「予め定められた入力」とは、たとえば、アプリケーションソフトウェアを起動するための入力である。あるいは、「予め定められた入力」とは、アプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーを広告サーバ8000に送信するための入力である。あるいは、「予め定められた入力」とは、アプリケーションソフトを用いて作成したファイルを保存するための入力である。
生成部14は、検知部13の上記検知に基づき、上記サーバ特定情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成する。具体的には、生成部14は、ハードウェア環境情報および上記実行しているアプリケーションを示す情報を記憶装置90から読み出す。その後、生成部14は、当該読み出したアプリケーションを示す情報およびハードウェア環境情報を含んだ信号を生成する。生成部14は、生成した信号を送信部15に送る。なお、「アプリケーションを示す情報」とは、実行されているアプリケーションがどのアプリケーションであるかを識別するための情報である。以下では、アプリケーションソフトウェアを示した情報を、「アプリケーションソフトウェア情報」と称する。
送信部15は、生成部14にて生成された信号を広告サーバ8000に送信する。受信部16は、上記信号の送信に基づき、広告を示した第1画像データ(以下、「広告画像データ」と称する)を、広告サーバ8000から受信する。より詳しくは、受信部16は、起動しているアプリケーションソフトウェア(図27参照)に関連する広告画像データを、広告サーバ8000から受信する。受信部16は、広告画像データを表示制御部11に送る。
表示制御部11は、広告画像データに基づく画像(つまり広告)を液晶パネル240に表示させる。なお、以下では、広告画像データに基づく画像を、「広告画像データに基づく広告」と称する。
検知部13は、さらに、液晶パネル240に表示された広告を選択する入力を受付けたことを検知する。当該広告を選択する入力は、たとえば、液晶パネル240の画面に対するユーザの操作入力に基づいた入力である。
送信部15は、当該検知に基づき、上記広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報とを広告サーバ8000に送信する。「広告の選択」とは、たとえば、広告が表示された液晶パネル240の表示領域の任意の位置または予め定められた位置を、ユーザが液晶パネル240などのポインティングデバイスを用いて選択する処理である。「予め定められた位置」とは、たとえば、広告として表示された商品を取得(たとえば購入)する指示をユーザから受付けるために液晶パネル240に表示された画像の位置である。
<サーバ8000の機能ブロック>
図22は、広告サーバ8000の機能ブロックを示した図である。図22を参照して、広告サーバ8000は、制御部8010と、記憶装置8090とを備える。制御部8010は、第1受信部8011と、判断部8012と、第1送信部8013と、第2受信部8014と、生成部8015と、第2送信部8016とを備える。
記憶装置8090は、RAM8140やハードディスク8150などにより構成される(図20参照)。記憶装置8090は、上記広告を示した第2画像データを格納している。
第1受信部8011は、電子機器100から、上記ハードウェア環境情報および上記アプリケーションソフトウェア情報を含んだ信号を受信する。第1受信部8011は、ハードウェア環境情報を判断部17に送る。
判断部17は、ハードウェア環境情報に基づき、電子機器100がサブ液晶パネルを備えているか否かを判断する。判断部17が、サブ液晶パネルを電子機器100が備えていると判断した場合、判断部17は、液晶パネル240の識別情報を第1送信部8013に送る。
第1送信部8013は、液晶パネル240の識別情報を、ASPサーバ9000に送信する。第2受信部8014は、当該識別情報に基づきASPサーバ9000おいて特定された、液晶パネル240のデバイス情報を、ASPサーバ9000から受信する。第2受信部8014は、受信したデバイス情報を生成部8015に送る。なお、デバイス情報の詳細については、後述する。
生成部8015は、記憶装置8090に格納された上記第2画像データのうち、上記アプリケーションソフトウェア情報に関連する画像データを、記憶装置8090から読み出す。生成部8015は、さらに、上記デバイス情報に基づいて、上記読み出した第2画像データから上述した広告画像データを生成する。つまり、電子機器100において起動している上記アプリケーションソフトウェアに関連する広告画像データを生成する。より具体的には、生成部8015は、デバイス情報に含まれる画面サイズを示した情報や解像度を示した情報に基づき、上記第2画像データから上記広告画像データを生成する。生成部8015は、生成した広告画像データを、第2送信部8016に送る。第2送信部8016は、上記生成された広告画像データを、電子機器100に送信する。
<サーバ9000の機能ブロック>
図23は、ASPサーバ9000の機能ブロックを示した図である。図23を参照して、ASPサーバ9000は、制御部9010と、記憶装置9090とを備える。制御部9010は、受信部9011と、生成部9012と、送信部9013とを備える。
記憶装置9090は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)などにより構成される。記憶装置9090は、事業者が供給する各液晶パネルに関する各デバイス情報を、それぞれの液晶パネルの識別情報に関連付けて格納している。記憶装置9090は、上記複数のデバイス情報の1つである液晶パネル240のデバイス情報を、液晶パネル240の識別情報に関連付けて格納している。
受信部9011は、液晶パネル240の識別情報を広告サーバ8000から受信する。受信部9011は、受信した識別情報を生成部9012に送る。
生成部9012は、上記識別情報に基づき特定した、液晶パネル240のデバイス情報を、記憶装置9090から読み出す。生成部9012は、読み出したデバイス情報を含んだ信号を生成する。生成部9012は、生成した信号を送信部9013に送る。
送信部9013は、上記生成部9012が生成した信号を、広告サーバ8000に送信する。
<データ>
図24は、ハードウェア環境情報を模式的に示した図である。図24を参照して、ハードウェア環境情報は、電子機器100が備える部品の詳細情報を含む。図24に示したハードウェア環境情報の場合、当該ハードウェア環境情報は、電子機器100が液晶パネルとしてメイン液晶パネルとサブ液晶パネルとを備えていることを示す。ここで、メイン液晶パネルの識別情報は部品情報ID11である。また、サブ液晶パネル240の識別情報は、部品情報ID12である。なお、本実施の形態においては、広告サーバ8000は、液晶パネル240の識別情報として部品情報ID12をASPサーバ9000に送信する。
図25は、液晶パネル240のデバイス情報を模式的に示した図である。図25を参照して、液晶パネル240のデバイス情報は、液晶パネル240の解像度の情報と、液晶パネル240が表示可能な色の情報と、液晶パネル240のパネルサイズを示した情報とを含んでいる。広告サーバ8000は、デバイス情報に含まれるこれらの各情報を基にして、上記広告画像データを生成する。
図26は、電子機器100の記憶装置90に格納された上記サーバ特定情報を模式的に示した図である。図26を参照して、各アプリケーションソフトには、それぞれ、1つのサーバ特定情報ID21〜ID24が対応付けられている。たとえば、スプレッドシートSの操作に関する入力を電子機器100が受付けた場合、電子機器100は、サーバ特定情報ID22で特定されるサーバにハードウェア環境情報を含んだ信号を送る。
<画面の遷移>
図27は、表計算のアプリケーションソフトを実行している状態の電子機器100を示した図である。より詳しくは、図27は、液晶パネル140における表計算のアプリケーションソフトの操作画面1401を表示している状態を示した図である。
図28は、電子機器100が、広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示させた状態を示した図である。図28を参照して、たとえば、ユーザが、領域2401を選択する動作を行なうと、電子機器100は、上記広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報と広告サーバ8000に送る。
<通信システム1におけるシーケンス>
図29は、通信システム1におけるシーケンスを示した図である。図29を参照して、ステップS2において、電子機器100は、ハードウェア環境情報およびアプリケーションソフトウェア情報を含んだ信号を広告サーバ8000に送る。ステップS4において、広告サーバ8000は、液晶パネル240の識別情報をASPサーバ9000に送る。ステップS6において、ASPサーバ9000は、デバイス情報を含んだ信号を広告サーバ8000に送信する。
ステップS8において、広告サーバ8000は、広告画像データを電子機器100に送る。ステップS10において、電子機器100は、液晶パネル240に表示された広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報とを広告サーバ8000に送信する。広告サーバ8000は、広告が選択されたことを示す情報に基づいた、選択実績を示す実績データをASPサーバ9000に送信する。
<電子機器100の制御構造>
図30は、電子機器100における制御構造を示した図である。図30を参照して、ステップS22において、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を受付けたか否かを判断する。電子機器100が当該入力を受付けたと判断した場合(ステップS22においてYES)、ステップS24において、電子機器100は、ハードウェア環境情報とアプリケーションソフトウェア情報とを含んだ信号を生成する。
一方、電子機器100が上記入力を受付けていないと判断した場合(ステップS22においてNO)、ステップS36において、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたか否かを判断する。電子機器100がアプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたと判断した場合(ステップS36においてYES)、電子機器100は、一連の処理を終了する。一方、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けていないと判断した場合(ステップS36においてNO)、処理をステップS22に戻す。
ステップS26において、電子機器100は、生成した信号を広告サーバ8000に送信する。ステップS28において、電子機器100は、広告画像データを広告サーバ8000から受信する。ステップS30において、電子機器100は、受信した広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示する。
ステップS32において、電子機器100は、液晶パネル240に表示された広告を選択する入力を受付けたか否かを判断する。電子機器100が当該入力を受付けたと判断した場合(ステップS32においてYES)、ステップS34において、電子機器100は、広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報とを、広告サーバ8000に送信する。
一方、電子機器が上記入力を受付けていないと判断した場合(ステップS32においてNO)、ステップS38において、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたか否かを判断する。電子機器100がアプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたと判断した場合(ステップS38においてYES)、電子機器100は、一連の処理を終了する。一方、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けていないと判断した場合(ステップS38においてNO)、処理をステップS32に戻す。
<広告サーバ8000の制御構造>
図31は、広告サーバ8000における制御構造を示した図である。図31を参照して、ステップS52において、広告サーバ8000は、ハードウェア環境情報とアプリケーションソフトウェア情報とを含んだ信号を、電子機器100から受信する。ステップS54において、広告サーバ8000は、ハードウェア環境情報に含まれる液晶パネル240の識別情報を、ASPサーバ9000に送信する。
ステップS56において、広告サーバ8000は、液晶パネル240のデバイス情報をASPサーバ9000から受信する。ステップS58において、広告サーバ8000は、受信したデバイス情報に基づき、上記第2画像データから上記広告画像データを生成する。ステップS60において、広告サーバ8000は、広告画像データを電子機器100に送信する。
<ASPサーバ9000の制御構造>
図32は、ASPサーバ9000における制御構造を示した図である。図32を参照して、ステップS72において、ASPサーバ9000は、液晶パネル240の識別情報を広告サーバ8000から受信する。ステップS74において、ASPサーバ9000は、液晶パネル240のデバイス情報を広告サーバ8000に送信する。
<第1の具体的な実現例のまとめ>
(電子機器100)
(1)以上のように、電子機器100は、少なくとも、表示制御部11と、検知部13と、生成部14と、送信部15と、受信部16とを備える。表示制御部11は、アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。検知部13は、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を電子機器100が受付けたことを検知する。生成部14は、当該検知に基づき、上記サーバ特定情報により特定される広告サーバ8000を送信先とする信号(以下、「信号Q」と称する)を生成する。送信部15は、広告サーバ8000に、生成部14で生成された信号を送信する。受信部16は、当該送信に基づき、広告画像データを広告サーバ8000から受信する。表示制御部11は、広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。また、電子機器100が、当該アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を受付けたことに基づき、電子機器100は、液晶パネル240に広告画像データに基づく広告を表示する。
それゆえ、電子機器100は、アプリケーションソフトウェアの操作画面が表示されている液晶パネル140とは異なる液晶パネル240に広告を表示する。このため、電子機器100は、ユーザが電子機器100を利用している状態で、広告を液晶パネル240に表示することができる。その結果、電子機器100は、広告効果の期待できるタイミングで上記広告を液晶パネル240に表示できる。
(2)生成部14は、上記信号Qとして、少なくとも液晶パネル240の識別情報を含む信号を生成する。送信部15は、広告サーバ8000に液晶パネル240の識別情報を含んだ上記信号を送信する。受信部16は、広告画像データとして、液晶パネル240の識別情報に基づき広告サーバ8000おいて生成された広告画像データを、広告サーバ8000から受信する。
したがって、電子機器100は、液晶パネル240の識別情報に基づき広告サーバ8000において生成された広告画像データを、液晶パネル240に表示することができる。液晶パネル240の識別情報に基づいた当該液晶パネル240のデバイス情報を用いて広告画像データが生成される場合、電子機器100は、液晶パネル240に適したサイズ等を有する広告画像データを受信することができる。
(3)検知部13は、広告画像データに基づく広告を選択する入力を受付けたことを検知する。送信部15は、当該入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とを広告サーバ8000に送信する。上記入力は、たとえば、液晶パネル240のパネル面(タッチパネル面)に対する入力である。
このように、電子機器100は、広告が選択されたことを示す情報以外に、液晶パネル240の識別情報を広告サーバ8000に送信できる。したがって、広告サーバ8000の所有者は、液晶パネル240の識別情報の受信の有無に基づき、広告効果を判断できる。また、広告サーバ8000の所有者は、広告効果が判断できるため、広告効果に見合った報酬をASPサーバ9000の所有者に支払うことができる。
(4)生成部14は、上記信号Qとして、アプリケーションソフトウェアを示す情報を含めた信号を生成する。送信部15は、広告サーバ8000に、上記アプリケーションソフトウェアを示す情報を含めた信号を送信する。受信部16は、広告画像データとして、起動しているアプリケーションソフトウェアに関連する広告を示した画像データを、広告サーバ8000から受信する。
したがって、電子機器100は、液晶パネル140に表示されたアプリケーションに関連する広告を、広告効果の期待できるタイミングで液晶パネル240に表示できる。
(広告サーバ8000)
以上のように、広告サーバ8000は、少なくとも、第1受信部8011と、第1送信部8013と、第2受信部8014と、第2送信部8016とを備える。第1受信部8011は、電子機器100から、少なくとも液晶パネル140を識別するための情報と液晶パネル240の識別情報とを含んだ信号を受信する。第1送信部8013は、液晶パネル240の識別情報をASPサーバ9000に送信する。当該識別情報の送信に基づき、第2受信部8014は、当該識別情報に基づきASPサーバ9000おいて特定された、液晶パネル240のデバイス情報を、ASPサーバ9000から受信する。生成部8015は、受信したデバイス情報に基づき、広告画像データを生成する。第2送信部8016は、生成された広告画像データを電子機器100に送信する。
したがって、広告サーバ8000は、液晶パネル240のデバイス情報に基づき、広告画像データを生成する。それゆえ、広告サーバ8000は、液晶パネル240に適した広告画像データを生成することができる。それゆえ、電子機器100は、液晶パネル240に適した広告画像データを受信できる。
(ASPサーバ9000)
ASPサーバ9000は、少なくとも、受信部9011と送信部9013とを備える。受信部9011は、液晶パネル240の識別情報を広告サーバ8000から受信する。送信部9013は、液晶パネル240の識別情報に基づき特定した、液晶パネル240のデバイス情報を、広告サーバ8000に送信する。
したがって、ASPサーバ9000は、電子機器100の液晶パネルのデバイス情報を、広告サーバ8000に送信することができる。それゆえ、広告サーバ8000は、上記デバイス情報に基づいて広告画像データを生成することができる。
<電子機器100の変形例>
(第1の変形例)
図33は、電子機器100の変形例である電子機器3300の機能ブロックを示した図である。図33を参照して、電子機器3300は、制御部3310と、液晶パネル140,240と、記憶装置90Aとを備える。
記憶装置90Aは、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90Aは、記憶装置90が格納している情報以外に、電子機器3300のユーザの指紋を示す画像データ(以下、「指紋画像データ」と称する)と当該ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザ毎に関連付けてさらに格納している。「属性情報」とは、ユーザの年齢、性別、住所、職業などを示す情報である。属性情報は、たとえば、電子機器3300へのユーザ入力により記憶装置90Aに格納される。
制御部3310は、表示制御部11と、スキャン部12と、検知部13と、生成部14と、送信部15と、受信部16と、判断部17とを備える。制御部3310は、判断部17を備える点において、電子機器100の制御部10と異なる。
判断部17は、スキャン部12から送られてくるスキャンデータを受付ける。判断部17は、スキャンデータに一致する指紋画像データが記憶装置90Aに格納されているか否かを判断する。判断部17がスキャンデータに一致する指紋データが格納されていると判断した場合、判断部17は、一致したと判断した指紋画像データに関連付けて格納された属性情報を記憶装置90Aから読み出す。判断部17は、読み出した属性情報を生成部14に送る。
生成部14は、広告サーバ8000に送信するための上述した信号に、上記属性情報を含める。送信部15は、上記属性情報を含んだ信号を広告サーバ8000に送信する。このように、スキャンデータに一致する指紋データを記憶装置90Aが格納していると判断された場合、送信部15は、スキャンデータに一致したと判断された指紋データに関連付けされた属性情報を広告サーバ8000に送信する。
このように、電子機器3300は、広告を選択したことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と、広告を選択したユーザの属性情報とを、広告サーバ8000に送信する。したがって、広告サーバ8000は、広告を選択したユーザの属性情報についても取得できる。広告サーバ8000の所有者は、当該取得した属性情報を、たとえばマーケティングの資料として活用できる。
(第2の変形例)
図34は、電子機器100の他の変形例である電子機器3400の機能ブロックを示した図である。図34を参照して、電子機器3400は、制御部3410と、液晶パネル140,240と、記憶装置90とを備える。制御部3410は、表示制御部11と、スキャン部12と、検知部13と、生成部14と、送信部15と、受信部16と、検知部18とを備える。制御部3410は、検知部18を備える点において、電子機器100の制御部10と異なる。
検知部18は、予め定められた時間にわたり電子機器3400を操作するための入力を受付けていないことを検知する。検知部18は、たとえば1分間、キー操作入力およびタッチパネルに対する操作入力を受付けていないことを検知する。上記アプリケーションソフトウェアの操作画面が液晶パネル140に表示されている場合、検知部18による検知がなされたとき、表示制御部11は、上記広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、アプリケーションソフトウェアの操作画面が液晶パネル140に表示されている状態において、予め定められた時間にわたりユーザからのキー操作や液晶パネル140,240を介した入力を受付けていないことを条件に、電子機器3400は広告を液晶パネル240に表示する。
それゆえ、ユーザが電子機器3400を操作していないと思われる状態において、電子機器3400は、上記広告を液晶パネル240に表示できる。その結果、電子機器3400は、広告効果が得やすいタイミングで広告を表示可能となる。
(第3の変形例)
電子機器100の表示制御部11と受信部16とを、それぞれ以下に述べる構成としてもよい。表示制御部11は、第1コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオフとする機能を備える。
表示制御部11が上記第2コマンドを受付けることによって液晶パネル240の表示がオフとなっている状態で、受信部16が上記広告画像データを受信したとき、受信部16は、上記第1コマンドを表示制御部11に送信する。表示制御部11は、当該第1コマンドに基づいて、上記広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器100は、液晶パネル240の表示機能をオフ状態としている場合であっても、広告サーバ8000から広告画像データを受信した場合には、当該表示機能をオンとする。それゆえ、ユーザが、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定した場合であっても、電子機器100は、広告画像データを受信した場合には、液晶パネル240に広告を表示できる。その結果、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定されている場合であっても、ユーザは、液晶パネル240で広告を視認することができる。
<その他>
液晶パネル240の製造メーカは、仕様(画面サイズ、解像度、表示色など)が異なる様々なタイプの液晶パネル240を、電子機器100を組み立てるセットメーカに供給する。このように仕様の異なる様々な液晶パネル240が市場に流通するような状況下において、本実施の形態において説明した広告の提供手法は、高い広告効果を得るための手法であるといえる。
<<第2の具体的な実現例>>
<通信システム1Aの概略構成>
図35は、通信システム1Aの概略構成を示した図である。図35を参照して、通信システム1Aは、電子機器3600と、端末装置17000と、サーバ18000と、サーバ19000とを含む。なお、以下では、電子機器3600がノート型のパーソナルコンピュータである場合を例に挙げて説明する。
電子機器3600は、電子機器100と同様に、図1〜図18に示した構成および機能を備えている。したがって、図1〜図18に基づいて説明した内容については、ここでは繰り返さない。
電子機器3600は、サーバ18000と通信を行なう。端末装置17000は、サーバ18000と通信を行なう。端末装置17000は、たとえば、サーバ18000の所有者に対してネットワークを介した広告の掲載を依頼する依頼主に属する。
サーバ18000は、電子機器3600と端末装置17000とサーバ19000と通信を行なう。サーバ18000は、アプリケーションサービスプロバイダ(以下、「ASP」と称する)が保有するコンピュータであって、アプリケーションサービスの提供に用いられる。あるいは、サーバ18000は、ストレージサービスプロバイダ(以下、「SSP」と称する)が保有するコンピュータであって、ストレージサービスの提供に用いられる。
上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、たとえば、電子機器の部品をセットメーカに供給する事業者によって行われる。本実施の形態では、上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、電子機器3600の液晶パネル240をセットメーカに供給する会社が行なうこととする。なお、上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、電子機器の部品を自社生産し、当該部品を用いて当該電子機器を製造する事業者が行なってもよい。
なお、以下では、サーバ18000が、アプリケーションサービスの提供に用いられるサーバである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、サーバ18000を、「ASPサーバ18000」と称する。
サーバ19000はASPサーバ18000と通信を行なう。サーバ19000は、たとえば、ソフトウェアを開発および販売している事業者に属する。
なお、本実施の形態において、「画像」とは、液晶パネル140,240の表示面に出力(つまり表示)されている情報をいう。つまり、「画像」は、絵、写真、文字列などを含む概念である。また、画像は、画像データに基づき画面に表示されるものとする。
<サーバ18000,19000、および端末装置17000のハードウェア構成>
ASPサーバ18000として機能するコンピュータシステムのハードウェア構成は、図20に示したコンピュータシステム8100のハードウェア構成と同じである。このため、ASPサーバ18000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
サーバ19000も、ASPサーバ18000と同様なハードウェア構成を有するため、サーバ19000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。また、端末装置17000も、ASPサーバ18000と同様なハードウェア構成を有するため、端末装置17000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
<電子機器3600のブロック>
図36は、電子機器3600のブロックを示した図である。図36を参照して、電子機器3600は、制御部3610と、液晶パネル140,240と、記憶装置90とを備える。制御部3610は、表示制御部3611と、スキャン部3612と、検知部3613と、生成部3614と、送信部3615と、受信部3616とを備える。
記憶装置90は、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90は、電子機器3600で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、ASPサーバ18000を特定するための情報(以下、「サーバ特定情報」と称する)とを格納している。サーバ特定情報は、たとえば、ASPサーバ18000のネットワーク上のアドレスを示す情報である。また、記憶装置90は、電子機器3600のハードウェアの環境を示した情報(ハードウェア環境情報)を格納している。
表示制御部3611は、記憶装置90内のVRAM(図示せず)に格納された画像データに基づき、液晶パネル140,240の表示面に画像を表示させる。表示制御部3611は、上記アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。また、表示制御部3611は、液晶パネル140の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報と、液晶パネル240の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報とを、検知部3613に送る。
スキャン部3612は、液晶パネル140,240にスキャンを実行させる。スキャン部3612は、検知部3613にスキャンデータを送る。
検知部3613は、スキャンデータに基づいて、アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を電子機器3600が受付けたことを検知する。あるいは、検知部3613は、操作キー177を介した上記操作に関する入力を電子機器3600が受付けたことを検知する。検知部3613が上記入力を検知した場合、電子機器3600は、当該入力に応じた動作を行なう。
生成部3614は、上記アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、上記特定情報により特定されるサーバを送信先とする、当該エラーを示すエラー情報を含んだ信号を生成する。具体的には、生成部3614は、ハードウェア環境情報を記憶装置90から読み出す。その後、生成部3614は、上記エラー情報と当該読み出したハードウェア環境情報とを含んだ信号を生成する。生成部3614は、生成した信号を送信部3615に送る。
なお、「エラー」とは、アプリケーションソフトウェアを実行している最中に起こる致命的なエラーであるアプリケーションエラー、および致命的でないエラーを含む。ここで、「致命的なエラー」とは、たとえば、アプリケーションソフトウェアを終了させ、その後、当該アプリケーションソフトウェアを再起動させなければ、当該アプリケーションソフトウェアによる処理を実行できないエラーである。
送信部3615は、生成部3614にて生成された信号をASPサーバ18000に送信する。送信部3615は、たとえば、インターネット網を介して、当該信号をASPサーバ18000に送信する。
受信部3616は、上記信号の送信に基づき、広告画像データとヘルプメッセージ画像データとを含む画像データ(以下、「表示用画像データ」と称する)を、ASPサーバ18000から受信する。受信部3616は、表示用画像データを表示制御部3611に送る。なお、「ヘルプメッセージ画像データ」とは、上記エラーに関連するメッセージを示した画像データである。「エラーに関連するメッセージ」とは、たとえば、エラーへの対応策を示したメッセージである。なお、以下では、広告画像データを「表示用広告データ」と、ヘルプメッセージ画像データを「表示用メッセージデータ」と称する。
表示制御部3611は、表示用画像データに基づく画像(つまり、ヘルプメッセージおよび広告)を液晶パネル240に表示させる。なお、以下では、表示用広告データに基づく画像を、「表示用広告データに基づく広告」とも称する。表示用メッセージデータに基づく画像を、「表示用メッセージデータに基づくメッセージ」とも称する。
検知部3613は、さらに、液晶パネル240に表示された広告を選択する入力を受付けたことを検知する。当該広告を選択する入力は、たとえば、液晶パネル240の画面に対するユーザの操作入力に基づいた入力である。
送信部3615は、当該検知に基づき、上記広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報とをASPサーバ18000に送信する。「広告の選択」とは、たとえば、広告が表示された液晶パネル240の表示領域の任意の位置または予め定められた位置を、ユーザが液晶パネル240などのポインティングデバイスを用いて選択する処理である。「予め定められた位置」とは、たとえば、広告として表示された商品を取得(たとえば購入)する指示をユーザから受付けるために液晶パネル240に表示された画像の位置である。
<ASPサーバ18000のブロック>
図37は、ASPサーバ18000のブロックを示した図である。図37を参照して、ASPサーバ18000は、制御部18010と、記憶装置18090とを備える。制御部18010は、第1受信部18011と、判断部18012と、第1送信部18013と、第2受信部18014と、生成部18015と、第2送信部18016と、第3受信部18017とを備える。
記憶装置18090は、RAM8140やハードディスク8150などにより構成される(図20参照)。記憶装置18090は、後述するデバイス情報を格納している(図26)。記憶装置18090は、たとえば、上記複数のデバイス情報の1つである液晶パネル240のデバイス情報を、液晶パネル240の識別情報に関連付けて格納している。
第3受信部18017は、端末装置17000から、上記表示用広告データとは異なる広告画像データ(以下、「オリジナル広告データ」と称する)を受信する。第3受信部18017は、記憶装置18090に、当該オリジナル広告データを格納する。なお、オリジナル広告データと上述した表示用広告データとの関係は後述する。
第1受信部18011は、電子機器3600から、上記ハードウェア環境情報および上記エラー情報を含んだ信号を受信する。第1受信部18011は、ハードウェア環境情報を判断部18012に送る。第1受信部18011は、エラー情報を第1送信部18013に送る。
判断部18012は、ハードウェア環境情報に基づき、電子機器3600がサブ液晶パネルを備えているか否かを判断する。判断部18012は、サブ液晶パネルを電子機器3600が備えていると判断した場合、液晶パネル240の識別情報を生成部18015に送る。第1送信部18013は、エラー情報を、サーバ19000に送信する。
第2受信部18014は、当該エラー情報の送信に基づき、サーバ19000から、上記表示用メッセージデータとは異なる、エラーに関連するメッセージを示した画像データ(以下、「オリジナルメッセージデータ」と称する)を受信する。第2受信部18014は、受信したオリジナルメッセージデータを生成部18015に送る。なお、当該オリジナルメッセージデータと上述した表示用メッセージデータとの関係は後述する。
生成部18015は、液晶パネル240の識別情報に基づき、記憶装置18090に格納されたデバイス情報の中から液晶パネル240のデバイス情報を読み出す。生成部18015は、液晶パネル240のデバイス情報に基づき、上記オリジナルメッセージデータと上記オリジナル広告データとから、上記表示用画像データを生成する。当該表示用画像データの生成の詳細について、以下説明する。なお、以下では、液晶パネル240のデバイス情報に含まれる解像度の情報が、一例として、縦480ドット、横1024ドットを示しているとして説明する。
生成部18015は、表示用メッセージデータのサイズが、第1のサイズ(たとえば、縦480ドット×横640ドット)に収まるように、オリジナルメッセージデータから当該表示用メッセージデータを生成する。また、生成部18015は、表示用広告データのサイズが、第2のサイズ(たとえば、縦480ドット×横384(1024−640)ドット)に収まるように、オリジナル広告データから当該表示用広告データを生成する。さらに、生成部18015は、表示用メッセージデータと表示用広告データとを含む画像データを生成する。これにより、ASPサーバ18000は、上記表示用画像データを得る。具体的には、ASPサーバ18000は、縦480ドット×横1024(640+384)ドットの上記表示用画像データを得る。
なお、第1のサイズと第2のサイズとは、たとえば、記憶装置18090に予め格納されている。あるいは、第1のサイズと第2のサイズとは、液晶パネル240の解像度と、予め規定された比率(たとえば、縦が1対1,横が10対6)とにより、ASPサーバ18000が算出してもよい。この場合、当該比率は、記憶装置18090に予め格納されている。
なお、広告がn個(n:自然数)ある場合、ASPサーバ18000は、1つの表示用広告データを、たとえば、第2のサイズの縦のサイズ(480ドット)をnで除して得られたサイズを縦のサイズとし、384ドットを横サイズとすればよい。たとえば、nが3の場合、各表示用広告データのサイズは、縦160ドット×横384ドットとなる。
生成部18015は、生成した表示用画像データを、第2送信部18016に送る。第2送信部18016は、上記生成された表示用画像データを、電子機器3600に送信する。
<サーバ19000のブロック>
図38は、サーバ19000のブロックを示した図である。図38を参照して、サーバ19000は、制御部19010と、記憶装置19090とを備える。制御部19010は、受信部19011と、検索部19012と、送信部19013とを備える。
記憶装置19090は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)などにより構成される。記憶装置19090は、上記オリジナルメッセージデータを、エラー情報に対応付けて格納している。
受信部19011は、上記エラー情報をASPサーバ18000から受信する。受信部19011は、受信したエラー情報を検索部19012に送る。検索部19012は、上記エラー情報に対応付けて格納されたオリジナルメッセージデータを、記憶装置19090から読み出す。検索部19012は、読み出したオリジナルメッセージデータを送信部19013に送る。送信部19013は、当該オリジナルメッセージデータを、ASPサーバ18000に送信する。
<端末装置17000のブロック>
図39は、端末装置17000のブロックを示した図である。図39を参照して、端末装置17000は、制御部17010と、入力装置17070と、表示装置17080と、記憶装置17090とを備える。制御部17010は、受信部17011と、送信部17012とを備える。
入力装置17070は、マウスおよびキーボードである(図20参照)。表示装置17080は、モニタである(図20参照)。記憶装置17090は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)などにより構成される。記憶装置17090は、上記オリジナル広告データを格納している。
送信部17012は、ASPサーバ18000に、オリジナル広告データを送信する。受信部17011は、ASPサーバ18000から実績データを受信する。なお、「実績データ」とは、電子機器3600において表示された広告をユーザが選択した実績を示したデータである。
<データ>
ハードウェア環境情報は、図24に示したとおりである。このため、ハードウェア環境情報についての説明は繰り返さない。なお、本実施の形態においては、ASPサーバ18000は、液晶パネル240の識別情報として部品情報ID12に対応付けられたデバイス情報を記憶装置18090から読み出す。
液晶パネル240のデバイス情報は、図25に示したとおりである。このため、液晶パネル240についての説明は繰り返さない。ASPサーバ18000は、デバイス情報に含まれるこれらの各情報を基にして、上記オリジナル広告データから上記表示用広告データを生成する。
<画面の遷移>
図40は、表計算のアプリケーションソフトを実行している状態の電子機器3600を示した図である。図40を参照して、電子機器3600は、表計算のアプリケーションソフトの操作画面1401を液晶パネル140に表示している。
図41は、電子機器3600が表示用画像データに基づく画像を液晶パネル240に表示させた状態を示した図である。図41を参照して、電子機器3600は、表示用画像データに含まれる表示用メッセージデータに基づくメッセージを、液晶パネル240の表示領域2402に表示する。また、電子機器3600は、表示用画像データに含まれる表示用広告データに基づく広告を、液晶パネル240の表示領域2410,2420,2430に表示する。なお、図41は、3つの表示用広告データに基づく3つの広告が表示された状態を示している。
たとえば、ユーザが、表示領域2410内の表示領域2411を選択する動作を行なうと、電子機器3600は、表示領域2410に表示した広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とASPサーバ18000に送る。また、ユーザが、表示領域2420内の表示領域2421を選択する動作を行なうと、電子機器3600は、表示領域2420に表示した広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とASPサーバ18000に送る。さらに、ユーザが、表示領域2430内の領域2431を選択する動作を行なうと、電子機器3600は、表示領域2430に表示した広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とASPサーバ18000に送る。
<通信システム1Aにおけるシーケンス>
図42は、通信システム1Aにおけるシーケンスを示した図である。図42を参照して、ステップS102において、端末装置17000は、オリジナル広告データをASPサーバ18000に送信する。ステップS104において、電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、ハードウェア環境情報とエラー情報とを含んだ信号をASPサーバ18000に送信する。
ステップS106において、ASPサーバ18000は、受信したエラー情報をサーバ19000に送信する。ステップS108において、サーバ19000は、エラー情報の受信に基づき、オリジナルメッセージデータをASPサーバ18000に送信する。ステップS110において、ASPサーバ18000は、オリジナルメッセージデータの受信に基づき、表示用画像データを電子機器3600に送信する。
ステップS112において、電子機器3600は、液晶パネル240に表示した広告が選択されたことに基づき、当該広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とを、ASPサーバ18000に送信する。ステップS114において、ASPサーバ18000は、上記広告が選択されたことを示す情報の受信に基づき、実績データを端末装置17000に送信する。
<電子機器3600の制御構造>
図43は、電子機器3600における制御構造を示したフローチャートである。図43を参照して、ステップS122において、電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを起動する。ステップS124において、電子機器3600は、上記アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じたか否かを判断する。
電子機器3600は、エラーが生じたと判断した場合(ステップS124においてYES)、ステップS126において、液晶パネル140にエラー表示を行なう。電子機器3600は、エラーが生じていないと判断した場合(ステップS124においてNO)、ステップS140において、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたか否かを判断する。電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたと判断した場合(ステップS140においてYES)、一連の処理を終了する。一方、電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けていないと判断した場合(ステップS140においてNO)、処理をステップS124に戻す。
ステップS128において、電子機器3600は、ハードウェア環境情報とエラー情報とを含んだ信号を生成する。ステップS130において、電子機器3600は、当該生成した信号を、ASPサーバ18000に送信する。ステップS132において、電子機器3600は、当該信号の送信に基づき、表示用画像データをASPサーバ18000から受信する。ステップS134において、電子機器3600は、当該受信した表示用画像データに基づく画像を液晶パネル240に表示する。
ステップS136において、電子機器3600は、液晶パネル240に表示された広告を選択する入力を受付けたか否かを判断する。電子機器3600は、当該入力を受付けたと判断した場合(ステップS136においてYES)、ステップS138において、広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報とを、ASPサーバ18000に送信する。一方、電子機器3600は、上記入力を受付けていないと判断した場合(ステップS136においてNO)、ステップS142において、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたか否かを判断する。
電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けたと判断した場合(ステップS142においてYES)、一連の処理を終了する。一方、電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアを終了するための指示を受付けていないと判断した場合(ステップS142においてNO)、ステップS144において、新たなエラーが発生したか否かを判断する。
電子機器3600は、新たなエラーが発生したと判断した場合(ステップS144においてYES)、処理をステップS126に進める。一方、電子機器3600は、新たなエラーが発生していないと判断した場合(ステップS144においてNO)、処理をステップS136に進める。
<ASPサーバ18000の制御構造>
図44は、ASPサーバ18000における制御構造を示したフローチャートである。図44を参照して、ステップS152において、ASPサーバ18000は、端末装置17000からオリジナル広告データを受信する。ステップS154において、ASPサーバ18000は、ハードウェア環境情報とエラー情報とを含んだ信号を、電子機器3600から受信する。ステップS156においてASPサーバ18000は、上記エラー情報をサーバ19000に送信する。ステップS158において、ASPサーバ18000は、上記エラー情報の送信に基づき、サーバ19000からオリジナルメッセージデータを受信する。
ステップS160において、ASPサーバ18000は、ハードウェア環境情報に含まれる液晶パネル240の識別情報に対応付けられたデバイス情報を記憶装置18090から読み出す。ステップS162において、ASPサーバ18000は、当該読み出したデバイス情報に基づき、オリジナル広告データとオリジナルメッセージデータとから、表示用画像データを生成する。ステップS164において、ASPサーバ18000は、生成した表示用画像データを電子機器3600に送信する。
<サーバ19000の制御構造>
図45は、サーバ19000における制御構造を示したフローチャートである。図45を参照して、ステップS172において、サーバ19000は、ASPサーバ18000からエラー情報を受信する。ステップS174において、サーバ19000は、当該受信したエラー情報に対応するオリジナルメッセージデータを記憶装置19090から読み出す。ステップS176において、サーバ19000は、当該読み出したオリジナルメッセージデータをASPサーバ18000に送信する。
<端末装置17000の制御構造>
図46は、端末装置17000における制御構造を示したフローチャートである。図46を参照して、ステップS182において、端末装置17000は、オリジナル広告データをASPサーバ18000に送信する。ステップS184において、端末装置17000は、ASPサーバ18000から実績データを受信する。
<第2の具体的な実現例のまとめ>
(電子機器3600)
(1)電子機器3600は、少なくとも、記憶装置90と、表示制御部3611と、生成部3614と、送信部3615と、受信部3616とを備える。記憶装置90は、電子機器3600で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、ASPサーバ18000を特定するための特定情報と、エラーに関連するメッセージを示した表示用メッセージデータとを格納している。表示制御部3611は、アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。生成部3614は、アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、上記サーバ特定情報により特定されるASPサーバ18000を送信先とする、上記エラーを示すエラー情報を含んだ信号(以下、「信号Q」と称する)を生成する。送信部3615は、ASPサーバ18000に、生成部3614が生成した信号Qを送信する。受信部3616は、当該信号Qの送信に基づき、広告を示した表示用広告データをASPサーバ18000から受信する。表示制御部3611は、表示用広告データに基づく画像と表示用メッセージデータに基づく画像とを液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器3600は、アプリケーションソフトウェアの操作画面を液晶パネル140に表示させる。また、アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じた場合、表示制御部3611は、上記エラーに関連するメッセージを示した表示用メッセージデータに基づく画像と、表示用広告データに基づく画像とを液晶パネル240に表示させる。
それゆえ、ユーザがアプリケーションソフトウェアを利用している際にエラーが発生した場合、電子機器3600は、表示用メッセージデータに基づく画像(ヘルプメッセージ)と表示用広告データに基づく画像(広告)とを、アプリケーションソフトウェアの操作画面を表示している液晶パネル140とは別の液晶パネル240に表示することができる。
したがって、ユーザは、ヘルプメッセージを表示する液晶パネル240の表示画面に視線を向けた場合、電子機器3600のユーザが所望するであろうヘルプメッセージに加え、広告も視認することになる。それゆえ、電子機器3600は、広告効果の期待できるタイミングで広告を液晶パネル240に表示できる。
(2)受信部3616は、ASPサーバ18000から、上記エラーに関連するメッセージを示した画像データを受信し、当該受信した画像データを、記憶装置90に上記表示用メッセージデータとして格納する。
したがって、電子機器3600は、表示用メッセージデータを外部装置であるASPサーバ18000から取得できる。それゆえ、電子機器3600は、表示用メッセージデータを、エラーが発生する前から予め記憶装置90に格納しておかなくてよい。
(3)生成部3614は、上記信号Qとして、少なくとも液晶パネル240の識別情報を含む信号を生成する。送信部3615は、ASPサーバ18000に液晶パネル240の識別情報を含んだ上記信号Qを送信する。受信部3616は、表示用メッセージデータおよび表示用広告データとして、液晶パネル240の識別情報に基づきASPサーバ18000おいて生成された表示用画像データを、ASPサーバ18000から受信する。
したがって、電子機器3600は、液晶パネル240の識別情報に基づきASPサーバ18000において生成された表示用画像データに基づく画像を、液晶パネル240に表示することができる。また、液晶パネル240の識別情報に基づいた当該液晶パネル240のデバイス情報を用いて表示用画像データが生成される場合、電子機器3600は、液晶パネル240に適したサイズ等を有する表示用画像データを受信することができる。
(4)検知部3613は、表示用広告データに基づく広告を選択する入力を受付けたことを検知する。送信部3615は、当該入力の検知に基づき、選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とをASPサーバ18000に送信する。上記入力は、たとえば、液晶パネル240のパネル面(タッチパネル面)に対する入力である。
このように、電子機器3600は、広告が選択されたことを示す情報以外に、液晶パネル240の識別情報をASPサーバ18000に送信できる。したがって、ASPサーバ18000の所有者は、液晶パネル240の識別情報の受信の有無に基づき、広告効果を判断できる。また、ASPサーバ18000の所有者は、広告効果が判断できるため、広告効果に見合った報酬をサーバ19000の所有者に支払うことができる。
(ASPサーバ18000)
(1)ASPサーバ18000は、少なくとも、記憶装置18090と、第1受信部18011と、第1送信部18013と、第2受信部18014と、生成部18015と、第2送信部18016とを備える。記憶装置18090は、液晶パネル240のデバイス情報と、広告を示すオリジナル広告データとを格納している。第1受信部18011は、電子機器3600においてアプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含んだ信号(つまり、「信号Q」)を、電子機器3600から受信する。第1送信部18013は、サーバ19000に、エラー情報を送信する。第2受信部18014は、エラー情報の送信に基づき、サーバ19000から、当該エラーに関連するメッセージを示したオリジナルメッセージデータを受信する。生成部18015は、デバイス情報に基づいて、オリジナルメッセージデータから表示用メッセージデータを生成する。また、生成部18015は、デバイス情報に基づいて、オリジナル広告データから表示用広告データを生成する。第2送信部18016は、当該表示用メッセージデータおよび表示用広告データを電子機器3600に送信する。
したがって、ASPサーバ18000は、電子機器3600の液晶パネル240のデバイス情報に基づいて、記憶装置18090に格納されたオリジナル広告データから表示用広告データを生成できる。また、ASPサーバ18000は、当該デバイス情報に基づいて、サーバ19000より受信したオリジナルメッセージデータから、表示用メッセージデータを生成できる。さらに、ASPサーバ18000は、生成した、表示用広告データと表示用メッセージデータとを電子機器3600に送信することができる。
これにより、電子機器3600は、表示用広告データと表示用メッセージデータと表示可能となる。
(2)また、ASPサーバ18000は、端末装置17000から、広告を示す画像データを受信し、当該受信した画像データを、記憶装置18090に上記オリジナル広告データとして格納する第3受信部18017をさらに備える。
したがって、ASPサーバ18000は、サーバ19000から受信した画像データを、上記オリジナル広告データとして利用できる。
(3)さらに、第1受信部18011は、上記信号Qとして、少なくとも液晶パネル240の識別情報を含む信号を受信する。生成部18015は、受信した識別情報に対応付けられたデバイス情報に基づいて、オリジナルメッセージデータから表示用メッセージデータを生成する。また、生成部18015は、当該デバイス情報に基づいて、オリジナル広告データから表示用広告データを生成する。
したがって、ASPサーバ18000は、電子機器3600の液晶パネル240に適したサイズ等を有する、表示用メッセージデータと表示用広告データとを生成することができる。
(サーバ19000)
サーバ19000は、少なくとも、受信部19011と送信部19013とを備える。受信部19011は、ASPサーバ18000から、上記エラー情報を受信する。送信部19013は、ASPサーバ18000に、上記オリジナルメッセージデータを送信する。
したがって、ASPサーバ18000は、送信したエラー情報に基づくオリジナルメッセージデータを、サーバ19000から受信することができる。
(端末装置17000)
端末装置17000は、少なくとも、受信部17011と送信部17012とを備える。送信部17012は、ASPサーバ18000に、オリジナル広告データを送信する。受信部17011は、ASPサーバ18000から上記実績データを受信する。
したがって、ASPサーバ18000は、オリジナル広告データを端末装置17000から受信できる。端末装置17000は、実績データをASPサーバ18000から受信することができる。
<電子機器3600の変形例>
(第1の変形例)
図47は、電子機器3600の変形例である電子機器4700の機能ブロックを示した図である。電子機器4700は、広告が選択された際に、ユーザの属性情報をASPサーバ18000に送信する点において、ユーザの属性情報をASPサーバ18000に送信しない電子機器3600と異なる。図47を参照して、電子機器4700は、制御部4710と、液晶パネル140,240と、記憶装置90Aとを備える。
記憶装置90Aは、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90Aは、記憶装置90が格納している情報以外に、電子機器4700のユーザの指紋を示す画像データ(以下、「指紋画像データ」と称する)と当該ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザ毎に関連付けてさらに格納している。「属性情報」とは、ユーザの年齢、性別、住所、職業などを示す情報である。属性情報は、たとえば、電子機器4700へのユーザ入力により記憶装置90Aに格納される。
制御部4710は、表示制御部3611と、スキャン部3612と、検知部3613と、生成部3614と、送信部3615と、受信部3616と、判断部3617とを備える。制御部4710は、判断部3617を備える点において、電子機器3600の制御部3610と異なる。
判断部3617は、スキャン部3612から送られてくるスキャンデータを受付ける。判断部3617は、スキャンデータに一致する指紋画像データが記憶装置90Aに格納されているか否かを判断する。判断部3617がスキャンデータに一致する指紋データが格納されていると判断した場合、判断部3617は、一致したと判断した指紋画像データに関連付けて格納された属性情報を記憶装置90Aから読み出す。判断部3617は、読み出した属性情報を生成部3614に送る。
生成部3614は、ASPサーバ18000に送信するための上述した信号に、上記属性情報を含める。送信部3615は、上記属性情報を含んだ信号をASPサーバ18000に送信する。このように、スキャンデータに一致する指紋データを記憶装置90Aが格納していると判断された場合、送信部3615は、スキャンデータに一致したと判断された指紋データに関連付けされた属性情報をASPサーバ18000に送信する。
以上のように、電子機器4700は、広告を選択したことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と、広告を選択したユーザの属性情報とを、ASPサーバ18000に送信する。したがって、ASPサーバ18000は、広告を選択したユーザの属性情報についても取得できる。ASPサーバ18000の所有者は、当該取得した属性情報を、たとえばマーケティングの資料として活用できる。
(第2の変形例)
電子機器3600の表示制御部3611と受信部3616とを、それぞれ以下に述べる構成としてもよい。表示制御部3611は、第1コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオフとする機能を備える。
表示制御部3611が上記第2コマンドを受付けることによって液晶パネル240の表示がオフとなっている状態で、受信部3616が上記表示用画像データを受信したとき、受信部3616は、上記第1コマンドを表示制御部3611に送信する。表示制御部3611は、当該第1コマンドに基づいて、上記表示用画像データに基づく画像を液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器3600は、液晶パネル240の表示機能をオフ状態としている場合であっても、ASPサーバ18000から表示用画像データを受信した場合には、当該表示機能をオンとする。それゆえ、ユーザが、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定した場合であっても、電子機器3600は、表示用画像データを受信した場合には、液晶パネル240にヘルプメッセージと広告とを表示できる。その結果、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定されている場合であっても、ユーザは、液晶パネル240においてヘルプメッセージと広告とを視認することができる。
<その他>
(1)上記においては、電子機器3600は、表示用メッセージデータをASPサーバ18000から受信した。たとえば、電子機器3600は、表示用メッセージデータをASPサーバ18000から受信するかわりに、予め表示用メッセージデータを記憶装置90に格納するように構成されてもよい。
(2)上記においては、アプリケーションソフトウェアを実行している際にエラーが生じた場合における通信システム1Aの動作について説明した。しかしながら、通信システム1Aは、この場合に限定されず、OSを実行している際に、OS(ソフトウェア)に関するエラーが生じた場合にも上述した内容を適用できることは言うまでもない。
(3)上記においては、ASPサーバ18000は、表示用広告データと表示用メッセージデータとを含む表示用画像データを、電子機器3600に送信した。しかしながら、ASPサーバ18000は、表示用広告データと表示用メッセージデータとを、別個に、電子機器3600に送信してもよい。なお、この場合には、2つのファイルを関係付ける情報を、いずれかのファイルあるいは、さらに他のファイルに記述しておけばよい。
(4)液晶パネル240の製造メーカは、仕様(画面サイズ、解像度、表示色など)が異なる様々なタイプの液晶パネル240を、電子機器3600を組み立てるセットメーカに供給する。このように仕様の異なる様々な液晶パネル240が市場に流通するような状況下において、本実施の形態において説明した広告の提供手法は、高い広告効果を得るための手法であるといえる。
(5)上述した実施の形態においては、ASPサーバ18000は、端末装置17000に対して、上述した実績データを送信する。この場合、端末装置17000は、上記実績データの受信に基づき、上記実績データに応じた報酬額を示した報酬データを、ASP18000に送信してもよい。
このような構成の場合、実績データが正しい実績を示したデータであるか否かが問題となる場合もある。当該問題の発生を防ぐためには、たとえば、ASPサーバ18000と端末装置17000とを物理的に1つの装置に実装すればよい。この場合、液晶パネル240を販売している会社がASPサーバ18000と端末装置17000とを一体化して運営し、かつ広告依頼主が当該会社に広告を持ち込めば、当該会社は広告依頼主から利益を得ることができる。
また、実績データの正当性を広告主が監視できるような装置を通信システム1Aがさらに備えることによっても、上記問題の発生を防ぐことができる。
<<第3の具体的な実現例>>
<通信システム1の概略構成>
図48は、通信システム1Bの概略構成を示した図である。図48を参照して、通信システム1Bは、電子機器4900と、端末装置27000と、サーバ28000と、サーバ29000とを含む。なお、以下では、電子機器4900がノート型のパーソナルコンピュータである場合を例に挙げて説明する。
電子機器4900は、電子機器100と同様に、図1〜図18に示した構成および機能を備えている。したがって、図1〜図18に基づいて説明した内容については、ここでは繰り返さない。
サーバ28000は、電子機器4900と端末装置27000とサーバ29000と通信を行なう。サーバ28000は、たとえば、インターネットで用いる検索エンジンを運営する事業者に属する。サーバ28000は、検索エンジンを格納している。「検索エンジン」とは、ウェブ上で情報を検索するシステムである。検索エンジンは、当該検索に用いる情報(WWW(World Wide Web)で公開されている情報等)を有している。以下では、サーバ28000を、「検索用サーバ28000」と称する。
サーバ29000は、電子機器4900と端末装置27000と検索用サーバ28000と通信を行なう。サーバ29000は、アプリケーションサービスプロバイダ(以下、「ASP」と称する)が保有するコンピュータであって、アプリケーションサービスの提供に用いられる。あるいは、サーバ29000は、ストレージサービスプロバイダ(以下、「SSP」と称する)が保有するコンピュータであって、ストレージサービスの提供に用いられる。
上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、たとえば、電子機器の部品をセットメーカに供給する事業者が行なう。本実施の形態では、上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、電子機器4900の液晶パネル240をセットメーカに供給する会社が行なうこととする。なお、上記アプリケーションサービスの提供や上記ストレージサービスの提供は、電子機器の部品を自社生産し、当該部品を用いて電子機器を製造する事業者が行なってもよい。
なお、以下では、サーバ29000が、アプリケーションサービスの提供に用いられるサーバである場合を例に挙げて説明する。また、以下では、サーバ29000を、「ASPサーバ29000」と称する。
<サーバ28000,29000、および端末装置27000のハードウェア構成>
検索用サーバ28000として機能するコンピュータシステムのハードウェア構成は、図20に示したコンピュータシステム8100のハードウェア構成と同じである。検索用サーバ28000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
ASPサーバ29000も、検索用サーバ28000と同様なハードウェア構成を有するため、ASPサーバ29000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。また、端末装置27000も、検索用サーバ28000と同様なハードウェア構成を有するため、端末装置27000のハードウェア構成についての説明は繰り返さない。
<電子機器4900の機能ブロック>
図49は、電子機器4900の機能ブロックを示した図である。図49を参照して、電子機器4900は、制御部4910と、液晶パネル140,240と、記憶装置90とを備える。制御部4910は、表示制御部4911と、スキャン部4912と、検知部4913と、生成部4914と、送信部4915と、受信部4916と、検知部4917とを備える。
記憶装置90は、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90は、WWWの利用に供するウェブブラウザなどのソフトウェアを格納している。また、記憶装置90は、電子機器4900のハードウェアの環境を示した情報(ハードウェア環境情報)を格納している。ハードウェア環境情報は、液晶パネル140を識別するための情報(以下、「液晶パネル140の識別情報」)と液晶パネル240の識別情報とを含む。
表示制御部4911は、記憶装置90内のVRAM(図示せず)に格納された画像データに基づき、液晶パネル140,240の表示面に画像を表示させる。また、表示制御部4911は、液晶パネル140の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報と、液晶パネル240の表示面において表示されている画像の当該表示面での位置を示した位置情報とを、検知部4913に送る。
スキャン部4912は、液晶パネル140,240にスキャンを実行させる。スキャン部4912は、検知部4913に上記スキャンデータを送る。
送信部4915は、広告を含むウェブページを表示するための情報の送信を検索用サーバ28000に要求する信号(以下、「要求信号」と称する)を、検索用サーバ28000に送信する。なお、以下では、当該広告を「第1広告」と称する。また、当該ウェブページを表示するための情報を「ウェブページ情報」と称する。
上記要求信号の送信に基づき、受信部4916は、上記ウェブページ情報と、上記第1広告に対応付けられた情報であって、かつASPサーバ29000を特定するための情報(以下、「サーバ特定情報」と称する)とを、検索用サーバ28000から受信する。受信部4916は、当該受信したウェブページ情報を表示制御部4911に送る。表示制御部4911は、上記ウェブページ情報に基づき、上記第1広告を含む上記ウェブページを液晶パネル140に表示させる。
検知部4913は、スキャンデータに基づいて、電子機器4900が入力を受付けたことを検知する。あるいは、検知部4913は、操作キー177を介して電子機器4900が入力を受付けたことを検知する。検知部4913は、たとえば、液晶パネル140に表示された上記ウェブページにおける上記第1広告を選択する入力を電子機器4900が受付けたことを検知する。当該第1広告を選択する入力は、たとえば、液晶パネル140の画面に対するユーザの操作入力に基づいた入力である。検知部4913は、当該入力を検知した場合、検知結果を生成部4914に送る。なお、「第1広告の選択」とは、たとえば、第1広告が表示された液晶パネル140の第1広告の表示領域を、ユーザがポインティングデバイスを用いて選択する処理である。
なお、電子機器4900の構成を、ポインティングデバイスのポイント位置が第1広告上に位置したことを条件に当該第1広告を選択する入力を受付ける構成としてもよい。つまり、電子機器4900の構成を、ユーザによるクリック動作なしに第1広告を選択する入力を受付ける構成としてもよい。
生成部4914は、上記第1広告を選択する入力の検知に基づき、上記サーバ特定情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成する。具体的には、生成部4914は、ハードウェア環境情報を記憶装置90から読み出す。その後、生成部4914は、当該読み出したハードウェア環境情報を含んだ信号を生成する。生成部4914は、生成した信号を送信部4915に送る。
送信部4915は、さらに、上記サーバ特定情報に基づき特定されるASPサーバ29000に、生成部4914で生成された信号を送信する。なお、ASPサーバ29000への当該信号の送信は、検索用サーバ28000を介して行なわれる。
受信部4916は、上記信号の送信に基づき、さらに、ASPサーバ29000から、上記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データ(以下、「詳細広告画像データ」)を受信する。表示制御部4911は、上記詳細広告画像データに基づく第2広告(以下、「詳細広告」とも称する)を液晶パネル240に表示させる。
検知部4917は、液晶パネル240に表示された詳細広告を選択する入力を受付けたことを検知する。当該詳細広告を選択する入力は、たとえば、液晶パネル240の画面に対するユーザの操作入力に基づいた入力である。検知部4917は、当該入力を検知した場合、検知結果を生成部4914に送る。
生成部4914は、上記詳細広告を選択する入力の検知に基づき、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と含む信号を生成する。送信部4915は、当該検知に基づき、当該生成された信号を検索用サーバ28000に送信する。
なお、「詳細広告の選択」とは、たとえば、詳細広告が表示された液晶パネル240の表示領域の任意の位置または予め定められた位置を、ユーザが液晶パネル240などのポインティングデバイスを用いて選択する処理である。「予め定められた位置」とは、たとえば、広告として表示された商品を取得(たとえば購入)する指示をユーザから受付けるために液晶パネル240に表示された画像の位置である。
<検索用サーバ28000の機能ブロック>
図50は、検索用サーバ28000の機能ブロックを示した図である。図50を参照して、検索用サーバ28000は、制御部28010と、記憶装置28090とを備える。制御部28010は、受信部28011と、送信部28012とを備える。
記憶装置28090は、RAM8140やハードディスク8150などにより構成される(図20参照)。記憶装置28090は、上記ウェブページ情報と、上記サーバ特定情報とを格納している。
受信部28011は、上記要求信号を電子機器4900から受信する。送信部28012は、上記要求信号を電子機器4900から受信したことに基づき、上記ウェブページ情報とサーバ特定情報とを、電子機器4900に送信する。
受信部28011は、上記送信に基づき、さらに上記ハードウェア環境情報を含んだ信号を電子機器4900から受信する。送信部28012は、当該ハードウェア環境情報を含んだ信号を、ASPサーバ29000に送信する。つまり、送信部28012は、電子機器4900の液晶パネル140の識別情報と液晶パネル240の識別情報とをASPサーバ29000に送信する。
ASPサーバ29000が端末装置27000に後述する実績データを送信したことに基づき、受信部28011は、端末装置27000から報酬額を示したデータ(以下、「報酬データ」と称する)を受信する。
<サーバ29000の機能ブロック>
図51は、ASPサーバ29000の機能ブロックを示した図である。図51を参照して、ASPサーバ29000は、制御部29010と、記憶装置29090とを備える。制御部29010は、送信部29011と、受信部29012と、生成部29013とを備える。
記憶装置29090は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)などにより構成される。記憶装置29090は、事業者が供給する各液晶パネルに関する各デバイス情報を、それぞれの液晶パネルの識別情報に関連付けて格納している。記憶装置29090は、上記複数のデバイス情報の1つである液晶パネル240のデバイス情報を、液晶パネル240の識別情報に関連付けて格納している。記憶装置29090は、さらに、上記第1広告を示した画像データと、当該画像データに関連付けされた画像データであって、かつ上記詳細広告画像データの元となる画像データ(以下、「オリジナル詳細画像データ」と称する)とを格納している。
送信部29011は、上記第1広告を示した画像データを検索用サーバ28000に送信する。なお、検索用サーバ28000は、当該画像データを用いて上記ウェブページ情報を構成する。
受信部29012は、ハードウェア環境情報を含んだ信号を検索用サーバ28000から受信する。受信部29012は、受信したハードウェア環境情報にメイン液晶パネルの識別情報とサブ液晶パネルの識別情報とが含まれているか否かを判断する。受信部29012は、メイン液晶パネルの識別情報とサブ液晶パネルの識別情報とが含まれていると判断した場合、少なくともサブ液晶パネル(本実施の形態では液晶パネル240)の識別情報を生成部29013に送る。
生成部29013は、上記液晶パネル240の識別情報に基づき特定した、液晶パネル240のデバイス情報を、記憶装置29090から読み出す。生成部29013は、読み出したデバイス情報に基づいて、上記選択された第1広告を示した画像データに関連付けされた上記オリジナル詳細画像データから、上記詳細広告画像データを生成する。つまり、生成部29013は、オリジナル詳細画像データに基づいた画像データである詳細広告画像データを生成する。生成部29013は、当該詳細広告画像データを送信部29011に送る。
送信部29011は、上記生成部29013が生成した上記詳細広告画像データを、電子機器4900に送信する。受信部29012は、さらに、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報と含む信号を電子機器4900から受信する。送信部29011は、当該詳細広告が選択されたことを示す情報に基づいた、選択実績を示す実績データを、端末装置27000に送信する。
なお、ASPサーバ29000は、上記デバイス情報を、図示しない他のサーバから取得する構成としてもよい。この場合、アプリケーションサービスの提供は、電子機器4900の液晶パネル240をセットメーカに供給する会社が行なうのではなく、たとえば、広告を請け負う業者が行なえばよい。液晶パネル240をセットメーカに供給する会社あるいは当該会社に関連する会社が、当該他のサーバを所有しておけばよい。
<端末装置27000の機能ブロック>
図52は、端末装置27000の機能ブロックを示した図である。図52を参照して、端末装置27000は、制御部27010と、入力装置27070と、表示装置27080と、記憶装置27090とを備える。制御部27010は、受信部27011と、送信部27012とを備える。
入力装置27070は、マウスおよびキーボードである(図20参照)。表示装置27080は、モニタである(図20参照)。記憶装置27090は、RAM(図示せず)やハードディスク(図示せず)などにより構成される。
受信部27011は、ASPサーバ29000から上記実績データを受信する。送信部27012は、当該実績データに基づいた上記報酬データを、検索用サーバ28000およびASPサーバ29000に送信する。
<データ>
ハードウェア環境情報は、図24に示したとおりである。このため、ハードウェア環境情報についての説明は繰り返さない。なお、本実施の形態においては、電子機器4900は、液晶パネル240の識別情報として部品情報ID12をASPサーバ29000に送信する。
液晶パネル240のデバイス情報は、図25に示したとおりである。このため、液晶パネル240についての説明は繰り返さない。ASPサーバ29000は、デバイス情報に含まれるこれらの各情報を基にして、上記オリジナル画像データから上記詳細広告画像データを生成する。
<画面の遷移>
図53は、液晶パネル140にウェブページを表示している状態の電子機器を示した図である。図53を参照して、電子機器4900は、液晶パネル140に、第1広告1411を含むウェブページ1402を表示している。
図54は、電子機器4900が、詳細広告画像データに基づく詳細広告を液晶パネル240に表示させた後の状態を示した図である。図54を参照して、電子機器4900は、第1広告1411を液晶パネル140に表示し、さらに第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ詳細広告2403を液晶パネル240に表示する。たとえば、ユーザが、領域2409を選択する動作を行なうと、電子機器4900は、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報とをASPサーバ29000に送る。図54の場合、「詳細広告が選択されたことを示す情報」とは、携帯プレーヤの購入をASPサーバ29000に要求することを示す情報である。
<通信システム1Bにおけるシーケンス>
図55は、通信システム1Bにおけるシーケンスを示した図である。図55を参照して、ステップS202において、電子機器4900は、上述した要求信号を検索用サーバ28000に送信する。ステップS204において、検索用サーバ28000は、上記ウェブページ情報を電子機器4900に送る。ステップS206において、電子機器4900は、上記ハードウェア環境情報を含んだ信号を検索用サーバ28000に送信する。ステップS208において、検索用サーバ28000は、当該ハードウェア環境情報を含んだ信号をASPサーバ29000に転送する。
ステップS210において、ASPサーバ29000は、上記詳細広告画像データを電子機器4900に送信する。ステップS212において、電子機器4900は、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と含む信号を、ASPサーバ29000に送信する。ステップS214において、ASPサーバ29000は、上記実績データを端末装置27000に送信する。ステップS216において、端末装置27000は、上記報酬データをASPサーバ29000に送信する。ステップS218において、端末装置27000は、当該報酬データを検索用サーバ28000に送信する。
<電子機器4900の制御構造>
図56は、電子機器4900における制御構造を示した図である。図56を参照して、ステップS232において、電子機器4900は、要求信号を検索用サーバ28000に送信する。ステップS234において、電子機器4900は、ウェブページ情報を検索用サーバ28000から受信する。ステップS236において、電子機器4900は、液晶パネル140に表示した第1広告が選択されたか否かを判断する。
電子機器4900は、第1広告を選択したと判断した場合(ステップS236においてYES)、ステップS238において、ハードウェア環境情報を含む信号を検索用サーバ28000に送信する。一方、電子機器4900は、第1広告を選択したと判断しなかった場合(ステップS236においてNO)、ステップS246において、ウェブブラウザを終了するための入力を受付けたか否かを判断する。電子機器4900は、入力を受付けたと判断した場合(ステップS246においてYES)、一連の処理を終了する。一方、電子機器4900は、入力を受付けていないと判断した場合(ステップS246においてNO)、処理をステップS236に戻す。
ステップS240において、電子機器4900は、上記詳細広告画像データをASPサーバ29000から受信する。ステップS242において、電子機器4900は、上記詳細広告が選択されたか否かを判断する。電子機器4900は、詳細広告が選択されたと判断した場合(ステップS242においてYES)、ステップS244において、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報と含む信号をASPサーバ29000に送信する。一方、詳細広告が選択されなかったと判断した場合(ステップS242においてNO)、電子機器4900は、一連の処理を終了する。
<検索用サーバ28000の制御構造>
図57は、検索用サーバ28000における制御構造を示した図である。図57を参照して、ステップS252において、検索用サーバ28000は、上記要求信号を電子機器4900から受信する。ステップS254において、検索用サーバ28000は、上記要求信号に応じたウェブページ情報を電子機器4900に送信する。
ステップS256において、検索用サーバ28000は、ハードウェア環境情報を含んだ信号を電子機器4900から受信する。ステップS258において、検索用サーバ28000は、当該ハードウェア環境情報を含んだ信号を、ASPサーバ29000に転送する。ステップS260において、検索用サーバ28000は、上記報酬データを端末装置27000から受信する。
<サーバ29000の制御構造>
図58は、ASPサーバ29000における制御構造を示した図である。図58を参照して、ステップS272において、ASPサーバ29000は、ハードウェア環境情報を含む信号を検索用サーバ28000から受信する。ステップS274において、ASPサーバ29000は、サブ液晶パネル(液晶パネル240)の識別情報がハードウェア環境情報に含まれているか否かを判断する。ASPサーバ29000は、液晶パネル240の識別情報が存在すると判断した場合(ステップS274においてYES)、ステップS276において、デバイス情報に基づき、上記オリジナル詳細画像データから上記詳細広告画像データを生成する。ステップS278において、ASPサーバ29000は、生成した詳細広告画像データを電子機器4900に送信する。ステップS280において、ASPサーバ29000は、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と含む信号を、電子機器4900から受信する。ステップS282において、ASPサーバ29000は、上記実績データを端末装置27000に送信する。
<端末装置の制御構造>
図59は、端末装置27000における制御構造を示した図である。図59を参照して、ステップS292において、端末装置27000は、上記実績データをASPサーバ29000から受信する。ステップS294において、端末装置27000は、報酬データを、検索用サーバ28000およびASPサーバ29000に送信する。
<第3の具体的な実現例のまとめ>
(電子機器4900)
(1)以上のように、電子機器4900は、少なくとも、表示制御部4911と、検知部4913と、生成部4914と、送信部4915と、受信部4916とを備える。送信部4915は、ウェブページ情報(つまり、第1広告を含むウェブページを表示するための情報)の送信を要求する要求信号を、検索用サーバ28000に送信する。受信部4916は、上記要求信号の送信に基づき、上記ウェブページ情報と、第1広告に対応付けられたサーバ特定情報とを、検索用サーバ28000から受信する。
表示制御部4911は、上記ウェブページ情報に基づき、第1広告を含むウェブページを液晶パネル140に表示させる。検知部4913は、液晶パネル140に表示されたウェブページにおける上記第1広告を選択する入力を電子機器4900が受付けたこと検知する。生成部4914は、当該検知に基づき、サーバ特定情報により特定されるサーバ(つまりASPサーバ29000)を送信先とする信号(以下、「信号Q」と称する)を生成する。
上記検知がなされた場合、送信部4915は、さらに、生成部4914で生成された上記信号Qを検索用サーバ28000を介してASPサーバ29000に送信する。上記検知がなされた場合、受信部4916は、当該信号Qの送信に基づき、さらに、ASPサーバ29000から、上記選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ詳細広告画像データを受信する。表示制御部4911は、詳細広告画像データに基づく詳細広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器4900は、第1広告を液晶パネル140に表示させる。また、第1広告が選択されたことに基づき、電子機器4900は、当該第1広告に関連する詳細広告を液晶パネル240に表示させる。それゆえ、電子機器4900は、液晶パネル140とは異なる液晶パネル240にユーザが希望する広告(つまり、第1広告に関連する詳細広告)を表示可能となる。
(2)生成部4914は、上記信号Qとして、少なくとも、液晶パネル240の識別情報を含んだ信号を生成する。送信部4915は、検索用サーバ28000を介してASPサーバ29000に、液晶パネル240の識別情報を含んだ信号を送信する。受信部4916は、詳細広告画像データとして、液晶パネル240の識別情報に基づきASPサーバ29000において生成された画像データを、ASPサーバ29000から受信する。
したがって、電子機器4900は、液晶パネル240の識別情報に基づきAPSサーバ29000において生成された詳細広告画像データを、液晶パネル240に詳細広告として表示することができる。液晶パネル240の識別情報に基づいた当該液晶パネル240のデバイス情報を用いて詳細広告画像データが生成される場合、電子機器4900は、液晶パネル240に適したサイズ等を有する詳細広告画像データを受信することができる。
(3)電子機器4900は、液晶パネル240に表示された詳細広告を選択する入力を電子機器4900が受付けたことを検知する検知部4917をさらに備える。生成部4914は、当該入力の検知に基づき、当該選択されたことを示す情報と上記液晶パネル240の識別情報とを含んだ信号を生成する。送信部4915は、当該生成された信号をASPサーバ29000に送信する。上記入力は、たとえば、液晶パネル240のパネル面(タッチパネル面)に対する入力である。
このように、電子機器4900は、詳細広告が選択されたことを示す情報以外に、液晶パネル240の識別情報をASPサーバ29000に送信できる。したがって、ASPサーバ29000の所有者は、液晶パネル240の識別情報の受信の有無に基づき、広告効果を判断できる。また、ASPサーバ29000が端末装置27000に上記実績データを送信することにより、端末装置27000は、当該実績に応じた報酬を示す報酬データを、検索用サーバ28000およびASPサーバ29000に送信できる。
(検索用サーバ28000)
検索用サーバ28000は、少なくとも、受信部28011と送信部28012とを備える。送信部28012は、ウェブページ情報を送信することを要求する要求信号を電子機器4900から受信したことに基づき、ウェブページ情報とサーバ特定情報とを、電子機器4900に送信する。受信部28011は、当該送信に基づき、電子機器4900から、少なくとも液晶パネル140の識別情報と液晶パネル240の識別情報とを含んだ信号を受信する。送信部28012は、当該受信に基づき、液晶パネル140の識別情報と液晶パネル240の識別情報をASPサーバ29000に送信する。
したがって、電子機器4900は、ウェブページ情報とサーバ特定情報とを検索用サーバ28000から受信できる。それゆえ、電子機器4900は、第1広告を含んだウェブページを表示可能となる。
また、ASPサーバ29000は、液晶パネル140の識別情報と液晶パネル240の識別情報とを含んだ信号を受信できる。それゆえ、ASPサーバ29000は、液晶パネル240に適した詳細広告画像データを生成することができる。このため、電子機器4900は、液晶パネル240に適した詳細広告画像データを受信できる。
(ASPサーバ29000について)
ASPサーバ29000は、少なくとも、送信部29011と、受信部29012と、生成部29013とを備える。受信部29012は、電子機器4900から、検索用サーバ28000を介して、電子機器4900において上記第1広告が選択されたことを示した情報と、液晶パネル140の識別情報と、液晶パネル240の識別情報とを受信する。生成部29013は、液晶パネル240の識別情報で特定される液晶パネル240のデバイス情報に基づいて、上記オリジナル画像データから上記詳細広告画像データを生成する。送信部29011は、当該詳細広告画像データを電子機器4900に送信する。
したがって、ASPサーバ29000は、液晶パネル240に適した詳細広告画像データを生成することができる。それゆえ、電子機器4900は、液晶パネル240に適した詳細広告画像データを受信できる。
<電子機器4900の変形例>
(第1の変形例)
図60は、電子機器4900の変形例である電子機器6000の機能ブロックを示した図である。図60を参照して、電子機器6000は、制御部6010と、液晶パネル140,240と、記憶装置90Aとを備える。
記憶装置90Aは、RAM171やハードディスク(図示せず)により構成される。記憶装置90Aは、記憶装置90が格納している情報以外に、電子機器6000のユーザの指紋を示す画像データ(以下、「指紋画像データ」と称する)と当該ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザ毎に関連付けてさらに格納している。「属性情報」とは、ユーザの年齢、性別、住所、職業などを示す情報である。属性情報は、たとえば、電子機器6000へのユーザ入力により記憶装置90Aに格納される。
制御部6010は、表示制御部4911と、スキャン部4912と、検知部4913と、生成部4914と、送信部4915と、受信部4916と、検知部4917と、判断部4918とを備える。制御部6010は、判断部4918を備える点において、電子機器4900の制御部4910と異なる。
判断部4918は、スキャン部4912から送られてくるスキャンデータを受付ける。判断部4918は、スキャンデータに一致する指紋画像データが記憶装置90Aに格納されているか否かを判断する。判断部4918がスキャンデータに一致する指紋データが格納されていると判断した場合、判断部4918は、一致したと判断した指紋画像データに関連付けて格納された属性情報を記憶装置90Aから読み出す。判断部4918は、読み出した属性情報を生成部4914に送る。
生成部4914は、検索用サーバ28000に送信するための上述した信号に、上記属性情報を含める。送信部4915は、上記属性情報を含んだ信号を検索用サーバ28000に送信する。このように、スキャンデータに一致する指紋データを記憶装置90Aが格納していると判断された場合、送信部4915は、スキャンデータに一致したと判断された指紋データに関連付けされた属性情報をASPサーバ29000に送信する。
このように、電子機器6000は、詳細広告を選択したことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と、詳細広告を選択したユーザの属性情報とを、ASPサーバ29000に送信する。したがって、ASPサーバ29000は、詳細広告を選択したユーザの属性情報についても取得できる。ASPサーバ29000の所有者は、当該取得した属性情報を、たとえばマーケティングの資料として活用できる。
(第2の変形例)
図61は、電子機器4900の他の変形例である電子機器6100の機能ブロックを示した図である。図61を参照して、電子機器6100は、制御部6110と、液晶パネル140,240と、記憶装置90とを備える。制御部6110は、表示制御部4911と、スキャン部4912と、検知部4913と、生成部4914と、送信部4915と、受信部4916と、検知部4917と、検知部4919とを備える。制御部6110は、検知部4919を備える点において、電子機器4900の制御部4910と異なる。
検知部4919は、予め定められた時間にわたり電子機器6100を操作するための入力を受付けていないことを検知する。検知部4919は、たとえば1分間、キー操作入力およびタッチパネルに対する操作入力を受付けていないことを検知する。第1広告1411を含むウェブページ1402が液晶パネル140に表示されている場合(図54参照)、検知部4919による検知がなされたとき、表示制御部4911は、上記詳細広告画像データに基づく詳細広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、第1広告1411を含むウェブページ1402が液晶パネル140に表示されている状態において、予め定められた時間にわたりユーザからのキー操作や液晶パネル140,240を介した入力を受付けていないことを条件に、電子機器4900は詳細広告を液晶パネル240に表示する。
それゆえ、ユーザが電子機器6100を操作していないと思われる状態において、電子機器6100は、上記詳細広告を液晶パネル240に表示できる。その結果、電子機器6100は、広告効果が得やすいタイミングで広告を表示可能となる。
(第3の変形例)
電子機器4900の表示制御部4911と受信部4916とを、それぞれ以下に述べる構成としてもよい。表示制御部4911は、第1コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合に液晶パネル240の表示をオフとする機能を備える。
表示制御部4911が上記第2コマンドを受付けることによって液晶パネル240の表示がオフとなっている状態で、受信部4916が上記広告画像データを受信したとき、受信部4916は、上記第1コマンドを表示制御部4911に送信する。表示制御部4911は、当該第1コマンドに基づいて、上記詳細広告画像データに基づく広告を液晶パネル240に表示させる。
したがって、電子機器4900は、液晶パネル240の表示機能をオフ状態としている場合であっても、検索用サーバ28000から詳細広告画像データを受信した場合には、当該表示機能をオンとする。それゆえ、ユーザが、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定した場合であっても、電子機器4900は、詳細広告画像データを受信した場合には、液晶パネル240に広告を表示できる。その結果、液晶パネル240の表示機能がオフ状態に設定されている場合であっても、ユーザは、液晶パネル240で詳細広告を視認することができる。
<通信システム1Bの変形例>
(第1の変形例)
通信システム1Bにおいては、ASPサーバ29000は、検索用サーバ28000を介することなく電子機器4900に詳細広告画像データを送信した(図55のステップS10参照)。しかしながら、このような構成に限定されない。ASPサーバ29000は、検索用サーバ28000を介して電子機器4900に詳細広告画像データを送信してもよい。
つまり、検索用サーバ28000の送信部28012が上記ハードウェア環境情報を含んだ信号を送信した場合、検索用サーバ28000の受信部28011は、液晶パネル240の識別情報に基づきASPサーバ29000で生成された詳細広告画像データを、ASPサーバ29000から受信する。そして、送信部28012は、受信部28011が受信した詳細広告画像データを、電子機器4900に送信する。
このような構成によっても、電子機器4900は、液晶パネル140とは異なる液晶パネル240にユーザが希望する広告(つまり、第1広告に関連する詳細広告)を表示可能となる。
(第2の変形例)
図62は、通信システム1Bの他の変形例におけるシーケンスを示した図である。図62を参照して、ステップS302において、電子機器4900は、上記ハードウェア環境情報を含めた上記要求信号を、検索用サーバ28000に送信する。ステップS304において、検索用サーバ28000は、上記ハードウェア環境情報をASPサーバ29000に送信する。ステップS306において、検索用サーバ28000は、上記ウェブページ情報を電子機器4900に送信する。ステップS308において、ASPサーバ29000は、詳細広告画像データを電子機器4900に送る。
ステップS310において、電子機器4900は、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と、液晶パネル240の識別情報と含む信号を、ASPサーバ29000に送信する。ステップS312において、ASPサーバ29000は、上記実績データを端末装置27000に送信する。ステップS314において、端末装置27000は、上記報酬データをASPサーバ29000に送信する。ステップS316において、端末装置27000は、当該報酬データを検索用サーバ28000に送信する。
なお、図62に示したシーケンス図においては、ASPサーバ29000は、検索用サーバ28000を介せずに詳細広告画像データを電子機器4900に送信した。しかしながら、これに限定されず、ASPサーバ29000は、検索用サーバ28000を介して詳細広告画像データを電子機器4900に送信してもよい。この場合、検索用サーバ28000は、ウェブページ情報と詳細広告画像データとを同じタイミングで電子機器4900に送信してもよい。
このような通信システムを構成する電子機器4900の受信部4916および表示制御部4911は、上述した処理に加えて以下の処理を行なう。送信部4915が、上記ハードウェア環境情報を含んだ要求信号を送信したことに基づき、受信部4916は、さらに、上記サーバ特定情報に基づき特定されるASPサーバ29000から、上記詳細広告画像データを受信する。検知部4913が、液晶パネル140に表示された第1広告を選択する入力を電子機器4900が受付けたこと検知した場合、表示制御部4911は、上記詳細広告画像データに基づく詳細広告を液晶パネル240に表示させる。
図63は、当該通信システムを構成する電子機器4900における制御構造を示した図である。図63を参照して、ステップS322において、電子機器4900は、上記ハードウェア環境情報を含めた要求信号を検索用サーバ28000に送信する。ステップS324において、電子機器4900は、ウェブページ情報を検索用サーバ28000から受信する。ステップS326において、電子機器4900は、詳細広告画像データをASPサーバ29000から受信する。ステップS328において、電子機器4900は、液晶パネル140に表示した第1広告が選択されたか否かを判断する。
電子機器4900は、第1広告を選択したと判断した場合(ステップS328においてYES)、ステップS330において、電子機器4900は、上記詳細広告が選択されたか否かを判断する。一方、電子機器4900は、第1広告を選択したと判断しなかった場合(ステップS328においてNO)、ステップS334において、ウェブブラウザを終了するための入力を受付けたか否かを判断する。電子機器4900は、入力を受付けたと判断した場合(ステップS334においてYES)、一連の処理を終了する。一方、電子機器4900は、入力を受付けていないと判断した場合(ステップS334においてNO)、処理をステップS328に戻す。
電子機器4900は、詳細広告が選択されたと判断した場合(ステップS330においてYES)、ステップS332において、上記詳細広告が選択されたことを示す情報と液晶パネル240の識別情報と含む信号をASPサーバ29000に送信する。一方、詳細広告が選択されなかったと判断した場合(ステップS330においてNO)、電子機器4900は、一連の処理を終了する。
このような構成においても、電子機器4900は、液晶パネル140とは異なる液晶パネル240にユーザが希望する広告(つまり、第1広告に関連する詳細広告)を表示可能となる。
<その他>
(1)液晶パネル240の製造メーカは、仕様(画面サイズ、解像度、表示色など)が異なる様々なタイプの液晶パネル240を、電子機器4900を組み立てるセットメーカに供給する。このようなに仕様の異なる様々な液晶パネル240が市場に流通するような状況下において、本実施の形態において説明した広告の提供手法は、高い広告効果を得るための手法であるといえる。
(2)上述した実施の形態においては、ASPサーバ29000は、端末装置27000に対して、上述した実績データを送信する。そして、端末装置27000は、当該実績データに応じた報酬データをASPサーバ29000および検索用サーバ28000に送る。
このような構成の場合、実績データが正しい実績を示したデータであるか否かが問題となる場合もある。当該問題の発生を防ぐためには、たとえば、ASPサーバ29000と端末装置27000とを物理的に1つの装置に実装すればよい。この場合、液晶パネル240を販売している会社がASPサーバ29000と端末装置27000とを一体化して運営し、かつ広告主が当該会社に広告を持ち込めば、当該会社は広告主から利益を得ることができる。
また、実績データの正当性を広告主が監視できるような装置を通信システム1Bがさらに備えることによっても、上記問題の発生を防ぐことができる。
<<第4の具体的な実現例>>
<広告表示に関する機能について>
電子機器6500は、ネットワークを通じて接続されるサーバからウェブページ等のコンテンツをダウンロードし、ウェブページの閲覧等のコンテンツの再生をすることができる。このように、電子機器6500を用いたコンテンツの再生を行なうためのシステムについて、図64を参照して説明する。
電子機器6500は、電子機器100と同様に、図1〜図18に示した構成および機能を備えている。したがって、図1〜図18に基づいて説明した内容については、ここでは繰り返さない。
図64を参照して、ネットワーク上のサーバ6401には、広告主6402から広告情報が送信され、サーバ6401では、コンテンツに、バナー等の対応で広告情報が合成される。そして、広告情報と合成されたコンテンツを、電子機器6500がダウンロードし、当該電子機器6500において再生する。図64では、液晶パネル140に、コンテンツの再生画面であるウェブページの表示画面1410が表示されている。表示画面1410には、広告情報の一例であるバナー広告1412が含まれている。
電子機器6500では、第1ユニット1001においてダウンロードされたコンテンツが再生されるとともに、当該コンテンツに広告情報が含まれていると判断されると、当該コンテンツの情報を処理する。電子機器6500は、当該処理により、当該コンテンツから広告情報を抽出して、液晶パネル240に表示させる。図64では、液晶パネル240には、バナー広告1412に対応する画像2441が表示されている。
図65は、電子機器6500の機能構成を模式的に示す図である。図65を参照して、電子機器6500の機能構成を説明する。
上記したように、電子機器6500は、第1ユニット1001と第2ユニット1002を含む。
第1ユニット1001は、その機能として、オペレーションシステム1011、通信用アプリケーション1012、およびサブ画面連携用アプリケーション1013の他、複数のアプリケーション(ウェブブラウザ1014、アプリケーション1015,1016等)を含む。第1ユニット1001において、図65に示された各アプリケーション等の機能は、たとえば、各アプリケーションのプログラムが本体装置101にインストールされ、各プログラムをCPU110が実行することによって実現される。
第2ユニット1002は、その機能として、オペレーションシステム1021、通信用アプリケーション1022、およびソース記述用アプリケーション1023の他、複数のアプリケーション(ウェブブラウザ1024、アプリケーション1025,1026等)を含む。第2ユニット1002において、図65に示された各アプリケーション等の機能は、たとえば、本体装置104に各アプリケーションのプログラムがインストールされ、当該プログラムがCPU210によって実行されることにより、実現される。
電子機器6500では、第1ユニット1001の本体装置101と第2ユニット1002の本体装置104とは、通信用アプリケーション1012と通信用アプリケーション1022とによって、コマンド等の各種のデータの通信を行なっている。
上記したように、電子機器6500では、本体装置101は、ダウンロードしたコンテンツに広告情報が含まれている場合には、当該広告情報を第2ユニット1002の液晶パネル240で表示させるための処理(サブ画面広告表示処理)を実行する。ここで、サブ画面広告表示処理の内容について、当該処理のフローチャートである図66を参照して説明する。
図66を参照して、サブ画面広告表示処理では、CPU110は、まずステップSA10で、操作キー177に対する操作等に基づいてサーバ6401からダウンロードしたコンテンツのデータの中に広告情報が含まれているか否かを判断し、含まれていると判断するとステップSA20へ処理を進める。当該コンテンツのデータとしては、たとえばHTML(HyperText Markup Language)データが挙げられる。当該コンテンツデータは、RAM171に一時的に記憶される。
ここで、CPU110は、広告情報の有無の判断として、たとえば、コンテンツデータとしてHTMLデータをダウンロードした場合であれば、広告情報を表わすタグが、ダウンロードしたHTMLデータに含まれているか否かを判断する。
より具体的には、CPU110は、当該ダウンロードしたデータ中に、「<!-- start ad #nnnn -->」と「<!-- end ad #nnnn -->」で挟まれた部分があるか否かを判断する。「<!-- start ad #nnnn -->」は、広告タグの開始タグの一例であり、「<!-- end ad #nnnn -->」は、広告タグの終了タグの一例である。広告タグの具体的な記述については、これらに限定されるものではなく、図64に示したサーバ6401と電子機器6500との間で共通のものであればよい。
なお、本実施の形態では、HTMLデータ中に広告情報が当該広告情報を抽出できる態様で含まれていればよく、必ずしも上記のように広告タグに挟まれて記憶されていなくてもよい。HTMLデータ中の広告情報を認識することができれば既存の他の態様でもよく、たとえば、既存の(標準規格のある)画像タグやアプレットタグにおいて広告コンテンツである画像や動画等を指定する記述を含み、そのファイル名等に、広告情報と認識することができるように予め定められた規則に従ったものを含める、という態様が挙げられる。当該態様において、CPU110は、HTMLデータの記述を解析することにより、画像タグやアプレットタグで指定されるファイル名に上記規則に従った記述が含まれるか否か判断する。CPU110は、当該判断により、HTMLデータに広告情報が含まれるか否かを判断することができる。
図67に、CPU110がダウンロードしたHTMLデータの一例を示す。図67に示されたHTMLデータには、記述DE01として示されるように、広告の開始タグと終了タグが含まれ、そして、これらに挟まれた記述が含まれている。
図67に示すようなHTMLデータをCPU110がダウンロードした場合には、CPU110は、ダウンロードしたデータに広告情報が含まれていると判断して、ステップSA20へと処理を進める。
ステップSA20では、CPU110は、広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002へ送信して、処理を終了する。
広告表示用ソース記述生成コマンドとは、液晶パネル240に、ダウンロードしたHTMLデータに含まれる広告情報を表示するための記述を生成させるためのコマンドである。図68に、広告表示用ソース記述生成コマンド(種別「110」)の構成を、模式的に示す。
図68を参照して、広告表示用ソース記述生成コマンドは、「ウィンドウ識別情報」「ウィンドウ内識別情報」「広告用データ」の3つのフィールドを有する。
「ウィンドウ識別情報」は、本体装置101において起動されている(単数または複数の)アプリケーションについて、各アプリケーションを特定する情報である。
「ウィンドウ内識別情報」は、各アプリケーションについて表示されるべき単数または複数の広告について、各広告を特定する情報である。
「広告用データ」は、各広告を表示するための具体的なデータである。
なお、「広告用データ」とは、上記した広告タグの開始タグと終了タグで挟まれたデータである。
図67に示されたHTMLデータをCPU110がサーバ6401から受信した場合には、広告用データとしては、次の記述が、広告表示用ソース記述生成コマンドに含められる。
<a herf="http://ad.address/" border="0">
<img src="http://ad.address/img/ad.jpg "width="xxx" height="yyy">
</a>
CPU110は、広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002に送信する場合、ヘッダDA01(図7参照)に、コマンドの種別(「110」)、コマンドの送信先等を書き込む。CPU110は、第1フィールドDA02に、処理対象となっているアプリケーションを特定する情報として「ウィンドウ識別情報」の値を書き込む。
CPU110は、第2フィールドDA03に、処理対象となっているアプリケーションの表示ウィンドウ内の処理対象となっているバナー広告を特定する情報として「ウィンドウ内識別情報」の値を書き込む。
CPU110は、第3フィールドDA04に、処理対象となっているバナー広告を表示するためのデータとして「広告用データ」のデータを書き込む。
図69は、上記した広告表示用ソース記述生成コマンドを受信する第2ユニット1002側の処理である広告表示用処理のフローチャートである。
図69を参照して、広告表示用処理では、CPU210は、まずステップSB10で、第1ユニット1001から広告表示用ソース記述生成コマンドを受信したか否かを判断し、受信したと判断するとステップSB20へ処理を進める。
ステップSB20では、CPU210は、受信した広告表示用ソース記述生成コマンドを用いて、広告表示用ソース記述を生成して、ステップSB30へ処理を進める。
図70に、ステップSB20において生成される広告表示用ソース記述の一例を示す。
図70に示された記述の中の記述DE11で示された部分は、第1ユニット1001から、「広告用データ」として受信したデータが加工されて含められたものである。
図67の記述DE01と図70の記述DE11とを比較すると、記述DE01においてバナー広告の表示の大きさを表わす「"width="xxx" height="yyy"」の部分が、記述DE11では、「"width="xxx1" height="yyy1"」とされている。なお、幅「xxx1」と高さ「yyy1」は、液晶パネル240の表示領域の寸法に対応している。つまり、ステップSB20では、CPU210は、上記のようにバナー広告の表示の大きさについての記述を変更(加工)することにより、液晶パネル140において表示されていたバナー広告を、液晶パネル240の表示領域の寸法に対応した大きさに変更することとなる。
なお、このような表示の大きさの変更については、CPU210は、バナー広告の縦横比を変更して液晶パネル240の表示領域全面にバナー広告に対応する画像が表示されるようにしてもよい。また、CPU210は、縦横比を維持しつつ最大限バナー広告の画像が液晶パネル240の表示領域に表示されるようにしてもよい。
また、図70の記述DE11を図67の記述DE01と比較すると、記述DE11では、「whichtarget="main"」という記述が追加されている。
この記述は、リンク先(「a herf=」以降に記述される「http://ad.address/」部分)を、第1ユニット1001の液晶パネル140(メイン画面)に表示させることを意味する記述である。
ステップSB20においてこの記述が追加されることにより、後述するように、当該広告表示用ソース記述に従った表示が液晶パネル240(サブ画面)においてなされているときに、当該液晶パネル240に対してタッチ操作がなされると、液晶パネル140は当該リンク先のページを表示することとなる。
ステップSB20で広告表示用ソース記述を生成した後、CPU210は、ステップSB30で、直前のステップSB20で生成した広告表示用ソース記述を実行して、ステップSB40へ処理を進める。
これにより、ステップSB30では、図70に示された記述全体が実行されることにより、液晶パネル240に画像2441が表示される。
図64を参照して、画像2441は、液晶パネル140のバナー広告1412の画像が、液晶パネル240の表示領域の寸法に合わせて拡大された画像となっている。このように、バナー広告1412と画像2441の縦横の寸法が異なるのは、上記したように、記述DE11において、記述DE01に対して画像の表示の大きさについてのデータが加工されていることに基づく。
ステップSB30の処理の後、CPU210は、液晶パネル240に対してタッチ操作がなされたか否かを判断し、なされたと判断するとステップSB50へ処理を進める。
ステップSB50では、CPU210は、メイン画面への表示コマンドを生成して第1ユニット1001へ送信して、処理を終了させる。
メイン画面表示コマンドの構成を、図71に模式的に示す。
図71を参照して、メイン画面への表示コマンドは、種別「111」のコマンドである。メイン画面への表示コマンドは、広告表示用ソース記述において第1ユニット1001の液晶パネル140に表示させることを要求するリンク先(図70の記述DE11中の「http://ad.address/」)のURL(Uniform Resource Locator)アドレスを含み、第1ユニット1001に対して、当該リンク先のURLアドレスのページを液晶パネル140に表示させることを指示するコマンドである。
第1ユニット1001では、当該メイン画面への表示コマンドを受信すると、当該コマンドの中のリンク先のURLアドレスにアクセスし、当該アドレスに保存されたページが液晶パネル140に表示される。
以上、図66を主に参照して説明したサブ画面広告表示処理は、第1ユニット1001のサブ画面連携用アプリケーション1013によって主に実現される。サブ画面連携用アプリケーション1013は、ウェブブラウザ1014が起動されているときにこれとともに起動され、または、オペレーションシステム1011と同様に第1ユニット1001に常駐しているものとする。
また、図69を主に参照して説明した広告表示用処理は、主にソース記述用アプリケーション1023によって実現される。ソース記述用アプリケーション1023は、第2ユニット1002において常駐していてもよいし、第1ユニットから広告表示用ソース記述生成コマンドを受信したことに基づいてオペレーションシステム1021が起動させるように構成されていてもよい。
そして、これらの処理が実行されることにより、本実施の形態の電子機器6500では、ウェブブラウザが起動されている期間中、液晶パネル140に表示されるべき当該ウェブブラウザの閲覧画面に含まれるバナー広告が、液晶パネル240にも表示される。
<広告表示に関する機能の第1の変形例>
図64等を参照して説明した広告表示に関する機能では、液晶パネル140にウェブページにおいて1つのバナー広告1412が表示される例について説明したが、図72(A)に示されるように、液晶パネル140にバナー広告1412とバナー広告1413のように複数のバナー広告が含まれる場合には、第1ユニット1001では、各バナー広告について、広告表示用ソース記述生成コマンドが生成される。
そしてこの場合、第2ユニット1002において実行される広告表示用処理では、各バナー広告について広告表示用ソース記述が生成され、それらの記述が、一定時間ごとに交代で、実行される。
これにより、液晶パネル240では、図72(B)に示されるように、表示される画像が、バナー広告1412に対応した画像2441と、バナー広告1413に対応した画像2443が、一定時間ごとに入換えられて、表示される。
画像2441が表示されているときに液晶パネル240に対してタッチ操作がなされれば、第2ユニット1002は、画像2441に対応するバナー広告1412のリンク先のページを表示するためのコマンド(メイン画面への表示コマンド)を第1ユニット1001に送信する。また、画像2443が表示されている状態で液晶パネル240に対してタッチ操作がなされた場合には、第2ユニット1002は、画像2443に対応するバナー広告1413のリンク先にアクセスすることを指定するコマンド(メイン画面への表示コマンド)を第1ユニット1001に送信する。
<広告表示に関する機能についての第2の変形例>
図73では、電子機器6500において表計算アプリケーションが、起動され、液晶パネル140に、当該表計算アプリケーションの表示画面1420が表示されている状態が示されている。
ここで、第1ユニット1001では、当該表計算アプリケーションとともにウェブブラウザも起動しているが、表計算アプリケーションのみがアクティブな状態にあるものとする。つまり、液晶パネル140の表示画面1420の裏側には、図74に概念的に示すように、ウェブブラウザの表示画面1410が隠れているような状態となっている。
電子機器6500では、このように、ウェブブラウザが起動され、当該ウェブブラウザの閲覧画面にはバナー広告1412が含まれるが、当該閲覧画面の上に、他のアプリケーションの画面が表示されている。このため、第1ユニット1001は、当該バナー広告を含むページが表示されていない、という場合が発生しことを検出した場合でも、図66を参照して説明した広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002に送信して、液晶パネル240に、当該バナー広告1412に対応する画像2441を表示させることができる。
第1ユニット1001では、たとえば、サブ画面連携用アプリケーション1013が、オペレーションシステム1011のAPI(Application Program Interface)を呼び出し、液晶パネル140に表示されているウィンドウに関する情報を取得することによって、上記場合が発生したと検出される。具体的には、サブ画面連携用アプリケーション1013は、APIから取得した情報において、i)ウェブブラウザ1014が起動している、ii)ウェブブラウザ1014以外のアプリケーションが起動されておりアクティブ状態にある、iii)当該アプリケーション(ウェブブラウザ1014以外のアプリケーション)のウィンドウ(表示画面)が液晶パネル140の全画面に表示されている、というi)〜iii)の条件がすべて満たされたときに、上記場合が発生したと検出される。
<広告表示に関する機能についての第3の変形例>
図75は、液晶パネル140の表示画面の一例を示す。図75では、電子機器6500において表計算アプリケーションとウェブブラウザが起動され、液晶パネル140に、当該表計算アプリケーションの表示画面1420とウェブブラウザの表示画面1410が表示されている状態が示されている。ここで、第1ユニット1001では、表計算アプリケーションのみがアクティブな状態にあるものとする。
図75の液晶パネル140では、表計算アプリケーションの表示画面1420が、ウェブブラウザの表示画面1410の上に、その一部が重なるように表示されている。なお、表示画面1410の、表示画面1420が重ねられることによって隠れている部分には、図72(A)等に示されているように、バナー広告1412が含まれるものとする。
電子機器6500では、このように、ウェブブラウザが起動され、当該ウェブブラウザの閲覧画面にはバナー広告1412が含まれるが、当該閲覧画面中のバナー広告1412が表示されるべき位置に、他のアプリケーションの画面が表示されている。このため、第1ユニット1001は、当該バナー広告1412がユーザに見えるように表示されていない、という場合が発生しことを検出した場合でも、図66を参照して説明した広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002に送信する。これにより、液晶パネル240に、当該バナー広告1412に対応する画像2441を表示させることができる。
第1ユニット1001では、たとえば、サブ画面連携用アプリケーション1013が、オペレーションシステム1011のAPIを呼び出し、液晶パネル140に表示されているウィンドウに関する情報を取得することによって、上記場合が発生したと検出する。
具体的には、サブ画面連携用アプリケーション1013は、上記場合の発生を、APIから取得した情報に基づいて、以下のa)〜f)に記載するような手順によって検出する。
a)ウェブブラウザ1014のウィンドウ(表示画面1410)の液晶パネル140中の表示位置を取得し、
b)ウェブブラウザがページ取得アクションを起こすたびに流れてくるページ記述を取得すること等により、ウェブブラウザが表示させようとするウェブページのソース記述を取得し、そして、当該ウェブブラウザが利用しているレンダリングエンジンを呼び出して、当該ウェブページの画像生成動作を行ない、当該生成されたウェブページの画像の中の、上記した広告タグで挟まれた部分の座標を取得し、
c)APIから取得した情報から、ウェブページの全体(仮想ウェブページ)の中の、ウェブブラウザが表示画面1410に現在表示させている範囲の相対位置(たとえば四隅の座標)を取得し、
d)上記b)で取得した広告タグで挟まれた部分の座標と、上記c)で取得した相対位置とにより、表示画面1420内のバナー広告1412の座標情報を取得し、
e)上記a)およびd)で取得した結果に基づいて、液晶パネル140上の、広告情報の表示されるべき座標情報(図75の表示画面1410に表示画面1420が重ねられていなければバナー広告1412が表示されるべき位置の座標情報)を取得する。
そして、f)第1ユニット1001においてウェブブラウザ1014以外に起動されているアプリケーションの表示画面(表示画面1420)の、液晶パネル140上の表示位置を、上記APIから取得した情報の中から取得し、
g)上記e)およびf)の結果から、サブ画面連携用アプリケーション1013は、ウェブブラウザの表示画面1410上のバナー広告1412が、それ以外の表示画面1420によって隠されているか否かを判断する。
<広告表示に関する機能についての第4の変形例>
図76は、液晶パネル140の表示画面の一例を示す。図76では、電子機器6500において表計算アプリケーションとウェブブラウザが起動され、液晶パネル140に、ウェブブラウザの表示画面1410Aが表示されている状態が示されている。
図76の表示画面1410Aは、図72(A)等に示される表示画面1410と同じウェブページについての表示画面であるが、ウェブページ全体の中の表示対象とされる位置が異なるものであるとする。
ウェブブラウザ1014の起動中に、液晶パネル140に表示画面1410が表示されている状態から、操作キー177に対して画面をスクロールするための操作がなされた等の場合に、ウェブブラウザ1014の液晶パネル140上の閲覧画面は、表示画面1410から表示画面1410Aに変化する。このような表示内容の変化により、表示画面1410では液晶パネル140上に表示されていたバナー広告1412が、表示画面1410Aでは液晶パネル140上に表示されなくなる。
第1ユニット1001では、表示対象とされるウェブページに含まれるが実際には液晶パネル140に表示されていないバナー広告1412が存在する、という場合が発生しことを検出した場合でも、図66を参照して説明した広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002に送信する。これにより、第1ユニット1001は、液晶パネル240に、当該バナー広告1412に対応する画像2441を表示することができる。
サブ画面連携用アプリケーション1013は、オペレーションシステム1011のAPIを呼び出し、液晶パネル140に表示されているウィンドウに関する情報を取得することによって、上記場合が発生したと検出する。
具体的には、サブ画面連携用アプリケーション1013は、上記場合の発生を、APIから取得した情報に基づいて、上記a)〜d)の手順を実行した後、上記a)およびd)で取得した結果に基づいて、上記した広告タグで挟まれた部分の画像が表示画面1410内にあるか否かを判断することにより、上記場合が発生したことを検出する。
<広告表示に関する機能についての第5の変形例>
電子機器6500では、第1ユニット1001に入力デバイスとしてマウス等のポインティングデバイスが搭載されているときに、当該ポインティングデバイスのポイント位置が液晶パネル140に表示されるバナー広告1412上に位置した場合の発生を条件として、図66を参照して説明した広告表示用ソース記述生成コマンドを第2ユニット1002に送信する。これにより、電子機器6500は、液晶パネル240に、当該バナー広告1412に対応する画像2441を表示することができる。
サブ画面連携用アプリケーション1013は、オペレーションシステム1011のAPIを呼び出し、液晶パネル140に表示されているウィンドウに関する情報を取得することによって、上記場合が発生したと検出する。
具体的には、サブ画面連携用アプリケーション1013は、上記場合の発生を、APIから取得した情報に基づいて、上記a)〜e)の手順を実行することにより、液晶パネル140上のバナー広告1412の表示位置(座標)を取得し、そして、当該APIから、ポインティングデバイスのポイント位置を取得し、そして、当該ポイント位置がバナー広告1412の表示位置と一致したか否かを判断することにより、上記場合が発生したことを検出する。
<広告表示に関する機能についての第6の変形例>
以上説明した本実施の形態では、電子機器6500において、第1ユニット1001においてウェブブラウザが起動されている場合に、当該ウェブブラウザの閲覧対象となっているウェブページに広告タグ(開始タグおよび終了タグ)が含まれる場合、当該広告タグによって表示されるべき画像(バナー広告1412)に対応する画像(画像2441)が液晶パネル240に表示される。
なお、このように画像2441を液晶パネル240に表示させる場合、第1ユニット1001では、図77に示されるように、広告表示用ソース記述(図70参照)の作成までCPU110が行ない、作成した記述を第2ユニット1002に送信し、そして、第2ユニット1002に対し、液晶パネル240に対してタッチ操作があった旨のイベントの発生の検出を指示しても良い。
図77は、このような変形例においてCPU110が実行するサブ画面広告表示処理のフローチャートである。
図77を参照して、CPU110は、ステップSA10において、ウェブページに広告情報が含まれているか否かを判断する。広告情報が含まれている場合には、CPU110は、ステップSA11で、ステップSB20におけるCPU210と同様に広告表示用ソース記述を生成し、ステップSA12で、生成した当該記述を第2ユニット1002へ送信する。
また、CPU110は、さらに、ステップSA13で、第2ユニット1002に対し、液晶パネル240に対するタッチ操作の有無の検出を命令する情報を送信する。これにより、第2ユニット1002では、画像2441が液晶パネル240に表示されている期間中に液晶パネル240に対してタッチ操作があった場合には、その旨のイベント発生を、第1ユニット1001へ通知する。
ステップSA14では、CPU110は、このような通知を待ち、そして、当該通知があると、CPU110は、ステップSA14からステップSA15へ処理を進める。
ステップSA15では、広告表示用ソース記述に記述されたリンク先にアクセスする。
<電子機器の構成の変形例>
以上説明した本実施の形態において、液晶パネル240を含む表示装置103は、電子機器6500に搭載されていても良いし、電子機器に対して着脱可能に構成されていても良い。
図78に、図2に示した電子機器6500の構成の中の、少なくとも第2ユニット1002の構成を含む情報処理端末78200と、表示装置102に構成を含む電子機器78100とによって構成される情報処理システム78000を示す。
情報処理端末78200は、たとえば、電子機器78100に設けられた凹部100Dにはめ込まれるよう構成されている。
凹部100DにUSBコネクタ194が設けられ、情報処理端末78200は、凹部100Dにはめ込まれることによりUSBコネクタ294がUSBコネクタ194と接続され、これにより、電子機器78100から電力の供給を受けるように構成されていても良い。
また、情報処理端末78200は、内部の各構成要素に電力を供給するための蓄電池等の電源を備えていても良い。
また、情報処理端末78200は、通話機能等、種々の機能を備えることもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 通信システム、10 制御部、11 表示制御部、12 スキャン部、13 検知部、14 生成部、15 送信部、16 受信部、17 判断部、18 検知部、90 記憶装置、90A 記憶装置、100 電子機器、100A,100B 筐体、100C ヒンジ、100D 凹部、101 本体装置、102,102A 表示装置、103 表示装置、104 本体装置、130 ドライバ、131 操作信号線駆動回路、132 データ信号線駆動回路、133 光センサ駆動回路、134 スイッチ、135 アンプ、140,140A 液晶パネル、141 画素回路、141b,141g,141r サブピクセル回路、143 電極対、143a 画素電極、143b 対向電極、144 光センサ回路、145,145b,145g,145r フォトダイオード、146 コンデンサ、151A アクティブマトリックス基板、151B 対向基板、152 液晶層、153b,153g,153r カラーフィルタ、157 データ信号線、161 偏光フィルタ、162 ガラス基板、163 遮光膜、164 配向膜、173 メモリカードリーダライタ、174 外部通信部、175 マイク、176 スピーカ、177 操作キー、179 バックライト、180 画像処理エンジン、181 ドライバ制御部、182 タイマ、183 信号処理部、191 電源スイッチ、192 電源回路、193 電源検出部、194 コネクタ、195 アンテナ、196 コネクタ、230 ドライバ、240 液晶パネル、274 外部通信部、279 バックライト、280 画像処理エンジン、281 ドライバ制御部、282 タイマ、283 信号処理部、293 電源検出部、294 コネクタ、295 アンテナ、297 信号強度検出部、900 指、1001,1001A 第1ユニット、1002 第2ユニット、1011 オペレーションシステム、1012 通信用アプリケーション、1013 サブ画面連携用アプリケーション、1014 ウェブブラウザ、1021 オペレーションシステム、1022 通信用アプリケーション、1023 ソース記述生成用アプリケーション、1024 ウェブブラウザ、1300 電子機器、1410,1410A 画面、1412 バナー広告、1413 バナー広告、1420 画面、2441 画像、2443 画像、3300 電子機器、3400 電子機器、3610 制御部、3611 表示制御部、3612 スキャン部、3613 検知部、3614 生成部、3615 送信部、3616 受信部、3617 判断部、4700 電子機器、4710 制御部、4900 電子機器、4910 制御部、4911 表示制御部、4912 スキャン部、4913 検知部、4914 生成部、4915 送信部、4916 受信部、4917 検知部、4918 判断部、4919 検知部、6000 電子機器、6010 制御部、6100 電子機器、6110 制御部、6500 電子機器、8000 広告サーバ、8010 制御部、8011 第1受信部、8012 判断部、8013 第1送信部、8014 第2受信部、8015 生成部、8016 第2送信部、8090 記憶装置、9000 サーバ、9010 制御部、9011 受信部、9012 生成部、9013 送信部、9090 記憶装置、17000 端末装置、7010 制御部、17011 受信部、17012 送信部、17070 入力装置、17080 表示装置、17090 記憶装置、18000 サーバ、18010 制御部、18011 受信部、18012 判断部、18013 送信部、18014 受信部、18015 生成部、18016 送信部、18017 受信部、18090 記憶装置、19000 サーバ、19010 制御部、19011 受信部、19012 検索部、19013 送信部、19090 記憶装置、27000 端末装置、27010 制御部、27011 受信部、27012 送信部、27080 表示装置、27090 記憶装置、28000 検索用サーバ、28010 制御部、28011 受信部、28012 送信部、28090 記憶装置、29000 ASPサーバ、29010 制御部、29011 送信部、29012 受信部、29013 生成部、29090 記憶装置、78000 情報処理システム、78200 情報処理端末、DA01 ヘッダ、DA02 第1フィールド、DA03 第2フィールド、DA04 第3フィールド、DA05 第4フィールド、DA06 第5フィールド、DA07 予備のデータ領域、DA11〜DA14 データ領域。

Claims (73)

  1. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(100,3300,3400)であって、
    前記電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた、サーバ(8000)を特定するための第1情報とを格納した記憶装置(90,90A)と、
    前記アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させる表示制御部(11)と、
    前記アプリケーションソフトウェアの操作に関する第1入力を前記電子機器が受付けたことを検知する第1検知部(13)と、
    前記検知に基づき、前記第1情報により特定されるサーバを送信先とする信号を生成する生成部(14)と、
    前記サーバに、前記生成された信号を送信する送信部(15)と、
    前記送信に基づき、広告を示した第1画像データを前記サーバから受信する受信部(16)とを備え、
    前記表示制御部は、前記第1画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させる、電子機器。
  2. 前記記憶装置は、前記第2表示パネルを識別するための第2情報をさらに格納しており、
    前記生成部は、前記信号として、前記第2情報を含む信号を生成し、
    前記送信部は、前記サーバに、前記第2情報を含んだ前記信号を送信し、
    前記受信部は、前記第1画像データとして、前記第2情報に基づき前記サーバおいて生成された画像データを、前記サーバから受信する、請求の範囲第1項に記載の電子機器。
  3. 前記第1検知部は、さらに、前記第1画像データに基づく画像を選択する第2入力を受付けたことを検知し、
    前記送信部は、前記第2入力の検知に基づき、前記選択されたことを示す情報と前記第2情報とを前記サーバに送信する、請求の範囲第2項に記載の電子機器。
  4. 前記第2表示パネルは、タッチパネルであって、
    前記第2入力は、前記タッチパネルに対する入力である、請求の範囲第3項に記載の電子機器。
  5. 前記記憶装置は、さらに、前記電子機器のユーザの指紋を示す第2画像データと、前記ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザ毎に関連付けて格納し、
    前記タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含み、
    前記電子機器は、
    前記光センサによってセンシングされた画像データに一致する前記第2画像データを、前記記憶装置が格納しているか否かを判断する判断部(17)をさらに備え、
    前記一致する第2画像データを前記記憶装置が格納していると判断された場合、前記送信部は、さらに、一致したと判断された第2画像データに関連付けされた前記属性情報を、前記サーバに送信する、請求の範囲第4項に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、
    予め定められた時間にわたり前記電子機器を操作するための入力を受付けていないことを検知する第2検知部(18)をさらに備え、
    前記アプリケーションソフトウェアの操作画面が前記第1表示パネルに表示されている場合、前記第2検知部による検知がなされたとき、前記表示制御部は、前記第1画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させる、請求の範囲第1項に記載の電子機器。
  7. 前記表示制御部は、第1コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオフとし、
    前記表示制御部が前記第2コマンドを受付けることによって前記第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、前記受信部が前記第1画像データを受信したとき、
    前記受信部は、前記第1コマンドを前記表示制御部に送信し、
    前記表示制御部は、前記第1コマンドに基づいて、前記第1画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させる、請求の範囲第1項に記載の電子機器。
  8. 前記生成部は、前記信号として、前記アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む信号を生成し、
    前記送信部は、前記サーバに、前記アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む前記信号を送信し、
    前記受信部は、前記第1画像データとして、前記起動しているアプリケーションソフトウェアに関連する広告を示した画像データを、前記サーバから受信する、請求の範囲第1項に記載の電子機器。
  9. 前記第1入力は、前記アプリケーションソフトウェアを起動させるための入力、または前記アプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーを前記サーバに送信するための入力である、請求の範囲第1項に記載の電子機器。
  10. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(100,3300,3400)と通信を行なうサーバ(8000)であって、
    広告を示した第1画像データを格納した記憶装置(8090)と、
    前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信する第1受信部(8011)と、
    前記第2情報を他のサーバ(9000)に送信する第1送信部(8013)と、
    前記送信に基づき、前記第2情報に基づき前記他のサーバおいて特定された、前記第2表示パネルのデバイス情報を、前記他のサーバから受信する第2受信部(8014)と、
    前記受信したデバイス情報に基づき、前記第1画像データから第2画像データを生成する生成部(8015)と、
    前記生成された第2画像データを前記電子機器に送信する第2送信部(8016)とを備える、サーバ。
  11. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを含む電子機器(100,3300,3400)と、第1サーバ(8000)とを備えた通信システム(1)であって、
    前記電子機器は、
    前記電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた、第1サーバを特定するための第1情報と、前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを格納した第1記憶装置(90,90A)と、
    前記アプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させる表示制御部(11)と、
    前記アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を前記電子機器が受付けたことを検知する第1検知部(13)と、
    前記検知に基づき、前記第1情報により特定される第1サーバを送信先とする、前記第2情報を含んだ信号を生成する第1生成部(14)と、
    前記第1サーバに前記生成された信号を送信する第1送信部(15)とを含み、
    前記第1サーバは、
    広告を示した第1画像データを格納した第2記憶装置(8090)と、
    前記電子機器から、前記第2情報を含んだ信号を受信する第1受信部(8011)と、
    前記第2情報を第2サーバ(9000)に送信する第2送信部(8013)と、
    前記送信に基づき、前記第2情報に基づき前記第2サーバおいて特定された、前記第2表示パネルのデバイス情報を、前記第2サーバから受信する第2受信部(8014)と、
    前記受信したデバイス情報に基づき、前記第1画像データから第2画像データを生成する第2生成部(8015)と、
    前記生成された第2画像データを前記電子機器に送信する第3送信部(8016)とを含み、
    前記電子機器は、
    前記第2画像データを前記第1サーバから受信する第3受信部(16)をさらに含み、
    前記表示制御部は、前記第2画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させる、通信システム。
  12. 前記通信システムは、前記第2サーバをさらに備え、
    前記第2サーバは、
    前記第2情報を前記第1サーバから受信する第4受信部(9011)と、
    前記第2情報に基づき特定した、前記第2表示パネルのデバイス情報を、前記第1サーバに送信する第4送信部(9013)とを含む、請求の範囲第11項に記載の通信システム。
  13. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを含む電子機器(100,3300,3400)における表示制御方法であって、
    前記電子機器でのアプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記アプリケーションソフトウェアの操作に関する第1入力を前記電子機器が受付けたことを検知するステップ(S22)と、
    前記検知に基づき、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた情報により特定されるサーバ(8000)を送信先とする信号を生成するステップ(S24)と、
    前記サーバに前記生成された信号を送信するステップ(S26)と、
    前記送信に基づき、広告を示した画像データを前記サーバから受信するステップ(S28)と、
    前記画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させるステップ(S30)とを備える、表示制御方法。
  14. 前記信号を生成するステップでは、前記第2表示パネルを識別するための第2情報を含む信号を生成し、
    前記信号を送信するステップでは、前記サーバに、前記第2情報を含んだ前記信号を送信し、
    前記画像データを受信するステップでは、前記第2情報に基づき前記サーバおいて生成された画像データを、前記サーバから受信する、請求の範囲第13項に記載の表示制御方法。
  15. 前記表示制御方法は、
    前記画像データに基づく画像を選択する第2入力を受付けたことを検知するステップと、
    前記第2入力の検知に基づき、前記選択されたことを示す情報と前記第2情報とを前記サーバに送信する送信ステップとをさらに備える、請求の範囲第14項に記載の表示制御方法。
  16. 前記信号を生成するステップでは、前記アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む信号を生成し、
    前記信号を送信するステップでは、前記サーバに、前記アプリケーションソフトウェアを示す情報を含む前記信号を送信し、
    前記画像データを受信するステップでは、前記起動しているアプリケーションソフトウェアに関連する広告を示した画像データを、前記サーバから受信する、請求の範囲第13項に記載の表示制御方法。
  17. 前記第1入力は、前記アプリケーションソフトウェアを起動させるための入力、または前記アプリケーションソフトウェアを実行している際に生じたエラーを前記サーバに送信するための入力である、請求の範囲第13項に記載の表示制御方法。
  18. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(100,3300,3400)と通信を行なうサーバ(8000)におけるデータ通信方法であって、
    前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信するステップ(S52)と、
    前記第2情報を他のサーバ(9000)に送信するステップ(S54)と、
    前記送信に基づき、前記第2情報に基づき前記他のサーバおいて特定された、前記第2表示パネルのデバイス情報を、前記他のサーバから受信するステップ(S56)と、
    前記受信したデバイス情報に基づき、広告を示した第1画像データから第2画像データを生成するステップ(S58)と、
    前記生成された第2画像データを前記電子機器に送信するステップ(S60)とを備える、データ通信方法。
  19. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを含む電子機器(100,3300,3400)を制御するプログラムであって、
    前記電子機器でのアプリケーションソフトウェアの起動に基づき、当該アプリケーションソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記アプリケーションソフトウェアの操作に関する入力を前記電子機器が受付けたことを検知するステップ(S22)と、
    前記検知に基づき、当該アプリケーションソフトウェアに関連付けられた情報により特定されるサーバ(8000)を送信先とする信号を生成するステップ(S24)と、
    前記サーバに前記生成された信号を送信するステップ(S26)と、
    前記送信に基づき、広告を示した画像データを前記サーバから受信するステップ(S28)と、
    前記画像データに基づく画像を前記第2表示パネルに表示させるステップ(S30)とを、前記電子機器に実行させる、プログラム。
  20. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(100,3300,3400)と通信を行なうサーバ(8000)を制御するプログラムであって、
    前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを含んだ信号を受信するステップ(S52)と、
    前記第2情報を他のサーバ(9000)に送信するステップ(S54)と、
    前記送信に基づき、前記第2情報に基づき前記他のサーバ(9000)おいて特定された、前記第2表示パネルのデバイス情報を、前記他のサーバから受信するステップ(S56)と、
    前記受信したデバイス情報に基づき、広告を示した第1画像データから第2画像データを生成するステップ(S58)と、
    前記生成された第2画像データを前記電子機器に送信するステップ(S60)とを、前記サーバに実行させる、プログラム。
  21. 第1表示パネル(140,140A)と
    第2表示パネル(240)と、
    電子機器で実行可能なソフトウェアと、サーバ(18000)を特定するための特定情報とを格納した記憶装置(90,90A)と、
    前記ソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させる表示制御部(3611)と、
    前記ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、前記特定情報により特定される前記サーバを送信先とする、前記エラーを示すエラー情報を含む信号を生成する生成部(3614)と、
    前記サーバに、前記生成された信号を送信する送信部(3615)と、
    前記送信に基づき、広告を示した第1画像データを前記サーバから受信する受信部(3616)とを備え、
    前記記憶装置は、さらに、前記エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを格納しており、
    前記表示制御部は、前記第1画像データに基づく画像と前記第2画像データに基づく画像とを前記第2表示パネルに表示させる、電子機器(3600,4700)。
  22. 前記受信部は、前記サーバから、前記エラーに関連するメッセージを示した画像データを受信し、当該受信した画像データを、前記記憶装置に前記第2画像データとして格納する、請求の範囲第21項に記載の電子機器。
  23. 前記記憶装置は、前記第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに格納しており、
    前記生成部は、前記信号として、前記識別情報をさらに含む信号を生成し、
    前記送信部は、前記サーバに、前記識別情報を含む前記信号を送信し、
    前記受信部は、前記第1画像データおよび前記第2画像データとして、前記識別情報に基づき前記サーバおいて生成された画像データを、前記サーバから受信する、請求の範囲第21項に記載の電子機器。
  24. 前記電子機器は、
    前記第1画像データに基づく画像を選択する入力を受け付けたことを検知する検知部(3613)をさらに備え、
    前記送信部は、前記入力の検知に基づき、前記選択されたことを示す情報と前記識別情報とを前記サーバに送信する、請求の範囲第23項に記載の電子機器。
  25. 前記第2表示パネルは、タッチパネルであって、
    前記入力は、前記タッチパネルに対する入力である、請求の範囲第24項に記載の電子機器。
  26. 前記記憶装置は、さらに、前記電子機器のユーザの指紋を示す第3画像データと、前記ユーザの属性を示す属性情報とを当該ユーザに関連付けて格納し、
    前記タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含み、
    前記電子機器は、
    前記光センサによるセンシングによって得られた画像データに一致する前記第3画像データを、前記記憶装置が格納しているか否かを判断する判断部(3617)をさらに備え、
    前記一致する第3画像データを前記記憶装置が格納していると判断された場合、前記送信部は、さらに、一致したと判断された第3画像データに関連付けされた前記属性情報を、前記サーバに送信する、請求の範囲第25項に記載の電子機器。
  27. 前記表示制御部は、第1コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオフとし、
    前記表示制御部が前記第2コマンドを受付けることによって前記第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、前記受信部が前記第1画像データを受信したとき、
    前記受信部は、前記第1コマンドを前記表示制御部に送信し、
    前記表示制御部は、前記第1コマンドに基づいて、前記第1画像データに基づく画像と前記第2画像データに基づく画像とを前記第2表示パネルに表示させる、請求の範囲第21項に記載の電子機器。
  28. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(3600,4700)、および第1通信装置(19000)と通信を行なうサーバ(18000)であって、
    前記第2表示パネルのデバイス情報と、広告を示す第1画像データとを格納した記憶装置(18090)と、
    前記電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、前記電子機器から受信する第1受信部(18011)と、
    前記第1通信装置に、前記エラー情報を送信する第1送信部(18013)と、
    前記エラー情報の送信に基づき、前記第1通信装置から、前記エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを受信する第2受信部(18014)と、
    前記デバイス情報に基づいて、前記第1画像データから第3画像データを生成し、かつ前記第2画像データから第4画像データを生成する生成部(18015)と、
    前記第2画像データと前記第4画像データとを前記電子機器に送信する第2送信部(18016)とを備える、サーバ。
  29. 前記サーバは、
    第2通信装置(17000)から、広告を示す画像データを受信し、当該受信した画像データを、前記記憶装置に前記第1画像データとして格納する第3受信部(18017)をさらに備える、請求の範囲第28項に記載のサーバ。
  30. 前記記憶装置は、前記第2表示パネルを識別するための識別情報を前記デバイス情報に対応付けて格納しており、
    前記第1受信部は、前記信号として、前記識別情報をさらに含む信号を受信し、
    前記生成部は、前記受信した識別情報に対応付けられた前記デバイス情報に基づいて、前記第3画像データと前記第4画像データとを生成する、請求の範囲第28項に記載のサーバ。
  31. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを含む電子機器(3600,4700)と、第1通信装置(18000)とを備えた通信システム(1A)であって、
    前記電子機器は、
    前記電子機器で実行可能なソフトウェアと、前記第1通信装置を特定するための特定情報と、前記第2表示パネルを識別するための識別情報とを格納した第1記憶装置(90,90A)と、
    前記ソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させる表示制御部(3611)と、
    前記ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、前記特定情報により特定される前記第1通信装置を送信先とする、前記エラーを示すエラー情報と前記識別情報とを含む信号を生成する生成部(3614)と、
    前記第1通信装置に、前記生成された信号を送信する第1送信部(3615)とを含み、
    前記第1通信装置は、
    前記第2表示パネルのデバイス情報と前記識別情報とを対応付けて格納し、かつ広告を示す第1画像データを格納した第2記憶装置(18090)と、
    前記エラー情報と前記識別情報とを含む信号を、前記電子機器から受信する第1受信部(18011)と、
    第2通信装置(19000)に、前記エラー情報を送信する第2送信部(18083)と、
    前記エラー情報の送信に基づき、前記第2通信装置から、前記エラーに関連するメッセージを示した第2画像データを受信する第2受信部(18014)と、
    前記受信した識別情報に対応付けられた前記デバイス情報に基づいて、前記第1画像データから第3画像データを生成し、かつ前記第2画像データから第4画像データを生成する第2生成部(18015)と、
    前記第2画像データと前記第4画像データとを前記電子機器に送信する第3送信部(18016)とを含み、
    前記電子機器は、
    前記第2画像データおよび前記第4画像データを前記第1通信装置から受信する第3受信部(3616)をさらに含み、
    前記表示制御部は、前記第2画像データに基づく画像と前記第4画像データに基づく画像とを前記第2表示パネルに表示させる、通信システム。
  32. 前記通信システムは、前記第2通信装置をさらに備え、
    前記第2通信装置は、
    前記第1通信装置から、前記エラー情報を受信する第4受信部(19011)と、
    前記第1通信装置に、前記第2画像データを送信する第4送信部(19013)とを含む、請求の範囲第31項に記載の通信システム。
  33. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(3600,4700)における表示制御方法であって、
    前記電子機器でのソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、前記電子機器に格納された情報により特定されるサーバ(18000)を送信先とする、前記エラーを示すエラー情報を含む信号を生成するステップ(S128)と、
    前記サーバに、前記生成された信号を送信するステップ(S130)と、
    前記送信に基づき、広告を示した第1画像データを前記サーバから受信するステップ(S132)と、
    前記第1画像データに基づく画像と、前記電子機器の記憶装置(90,90A)に格納された前記エラーに関連するメッセージを示した第2画像データに基づく画像とを、前記第2表示パネルに表示させるステップ(S134)とを備える、表示制御方法。
  34. 前記表示制御方法は、
    前記サーバから、前記エラーに関連するメッセージを示した画像データを受信するステップと、
    前記受信した画像データを、前記記憶装置に前記第2画像データとして格納するステップとをさらに備える、請求の範囲第33項に記載の表示制御方法。
  35. 前記エラー情報を含む信号は、前記第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに含み、
    前記第1画像データおよび前記第2画像データは、前記識別情報に基づき前記サーバおいて生成された画像データである、請求の範囲第34項に記載の表示制御方法。
  36. 前記表示制御方法は、
    前記第1画像データに基づく画像を選択する入力を受け付けたことを検知するステップ(S136)と、
    前記入力の検知に基づき、前記選択されたことを示す情報と前記識別情報とを前記サーバに送信するステップ(S138)とをさらに備える、請求の範囲第35項に記載の表示制御方法。
  37. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(3600,4700)、および第1通信装置(19000)と通信を行なうサーバ(18000)におけるデータ通信方法であって、
    前記電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、前記電子機器から受信するステップ(S154)と、
    前記第1通信装置に、前記エラー情報を送信するステップ(S156)と、
    前記エラー情報の送信に基づき、前記第1通信装置から、前記エラーに関連するメッセージを示した第1画像データを受信するステップ(S158)と、
    前記第2表示パネルのデバイス情報に基づいて、前記第1画像データから第2画像データを生成し、かつ前記サーバの記憶装置(18090)に格納された広告を示す第3画像データから第4画像データを生成するステップ(S162)と、
    前記第2画像データと前記第4画像データとを前記電子機器に送信するステップ(S164)とを備える、データ通信方法。
  38. 前記データ通信方法は、
    第2通信装置(17000)から、広告を示す画像データを受信するステップ(S152)と、
    当該受信した画像データを、前記記憶装置に前記第3画像データとして格納するステップとをさらに備える、請求の範囲第37項に記載のデータ通信方法。
  39. 前記エラー情報を含む信号は、前記第2表示パネルを識別するための識別情報をさらに含み、
    前記第2画像データおよび前記第4画像データは、前記受信した識別情報に対応付けられた前記デバイス情報に基づいて生成される、請求の範囲第37項に記載のデータ通信方法。
  40. 第1表示パネル(140,140A)と第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(3600,4700)を制御するプログラムであって、
    前記電子機器でのソフトウェアの起動に基づき、当該ソフトウェアの操作画面を前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記ソフトウェアを実行している際にエラーが生じたことに基づき、前記電子機器に格納された情報により特定されるサーバ(18000)を送信先とする、前記エラーを示すエラー情報を含む信号を生成するステップ(S128)と、
    前記サーバに、前記生成された信号を送信するステップ(S130)と、
    前記送信に基づき、広告を示した第1画像データを前記サーバから受信するステップ(S132)と、
    前記第1画像データに基づく画像と、前記電子機器の記憶装置(90,90A)に格納された前記エラーに関連するメッセージを示した第2画像データに基づく画像とを、前記第2表示パネルに表示させるステップ(S134)とを、前記電子機器に実行させる、プログラム。
  41. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(3600,4700)および第1通信装置(19000)と通信を行なう第2通信装置(18000)を制御するプログラムであって、
    前記電子機器においてソフトウェアを実行している際に生じたエラーを示すエラー情報を含む信号を、前記電子機器から受信するステップ(S154)と、
    前記第1通信装置に、前記エラー情報を送信するステップ(S156)と、
    前記エラー情報の送信に基づき、前記第1通信装置から、前記エラーに関連するメッセージを示した第1画像データを受信するステップ(S158)と、
    前記第2表示パネルのデバイス情報に基づいて、前記第1画像データから第2画像データを生成し、かつ前記第2通信装置の記憶装置(18090)に格納された広告を示す第3画像データから第4画像データを生成するステップ(S162)と、
    前記第2画像データと前記第4画像データとを前記電子機器に送信するステップ(S164)とを、前記第2通信装置に実行させる、プログラム。
  42. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)であって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバ(28000)に送信するための送信部(4915)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するための受信部(4916)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるための表示制御部(4911)と、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する第1入力を前記電子機器が受付けたこと検知するための第1検知部(4913)と、
    前記検知に基づき、前記第2情報により特定される前記第2サーバを送信先とする第2信号を生成するための生成部(4914)とを備え、
    前記検知がなされた場合、前記送信部は、さらに、前記生成された第2信号を前記第2サーバに送信し、
    前記受信部は、前記第2信号の送信に基づき、さらに、前記第2サーバから、前記選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第1画像データを受信し、
    前記表示制御部は、前記第1画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させる、電子機器。
  43. 前記受信部は、前記第1サーバを介して前記第1画像データを受信する、請求の範囲第42項に記載の電子機器。
  44. 前記電子機器は、前記第2表示パネルを識別するための第3情報を格納するための記憶装置(90,90A)をさらに備え、
    前記生成部は、前記第2信号として、前記第3情報を含む信号を生成し、
    前記送信部は、前記第2サーバに、前記第3情報を含んだ信号を送信し、
    前記受信部は、前記第1画像データとして、前記第3情報に基づき前記第2サーバおいて生成された画像データを、前記第2サーバから受信する、請求の範囲第42項に記載の電子機器。
  45. 前記電子機器は、前記第2表示パネルに表示された前記第2広告を選択する第2入力を、前記電子機器が受付けたことを検知するための第2検知部(4917)をさらに備え、
    前記生成部は、前記第2入力の検知に基づき、当該選択されたことを示す情報と前記第3情報とを含んだ第3信号を生成し、
    前記送信部は、前記第3信号を前記第2サーバに送信する、請求の範囲第44項に記載の電子機器。
  46. 前記第2表示パネルは、タッチパネルであって、
    前記第2入力は、前記タッチパネルに対する入力である、請求の範囲第45項に記載の電子機器。
  47. 前記記憶装置は、前記電子機器の使用者の指紋を示す第2画像データと、前記使用者の属性を示す属性情報とを、当該使用者毎に関連付けてさらに格納し、
    前記タッチパネルは、当該タッチパネルの画面に沿って内蔵された複数の光センサを含み、
    前記電子機器は、
    前記光センサによってセンシングされた画像データに一致する前記第2画像データを、前記記憶装置が格納しているか否かを判断するための判断部(4918)をさらに備え、
    前記一致する第2画像データを前記記憶装置が格納していると判断された場合、前記送信部は、さらに、一致したと判断された前記第2画像データに関連付けされた前記属性情報を、前記第2サーバに送信する、請求の範囲第44項に記載の電子機器。
  48. 前記電子機器は、
    予め定められた時間にわたり前記電子機器を操作するための入力を受付けていないことを検知するための第3検知部(4919)をさらに備え、
    前記第1広告が前記第1表示パネルに表示されている場合、前記第3検知部による検知がなされたとき、前記表示制御部は、前記第2広告を前記第2表示パネルに表示させる、請求の範囲第45項に記載の電子機器。
  49. 前記表示制御部は、第1コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオンとし、第2コマンドを受付けた場合、前記第2表示パネルの表示をオフとし、
    前記表示制御部が前記第2コマンドを受付けることによって前記第2表示パネルの表示がオフとなっている状態で、前記受信部が前記第1画像データを受信したとき、
    前記受信部は、前記第1コマンドを前記表示制御部に送信し、
    前記表示制御部は、前記第1コマンドに基づいて、前記第2広告を前記第2表示パネルに表示させる、請求の範囲第44項に記載の電子機器。
  50. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)であって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバ(28000)に送信するための送信部(4915)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するための受信部(4916)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるための表示制御部(4911)と、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する第1入力を前記電子機器が受付けたこと検知するための第1検知部(4913)とを備え、
    前記受信部は、前記第1信号の送信に基づき、さらに、前記第2情報に基づき特定される前記第2サーバから、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための第1画像データを受信し、
    前記表示制御部は、前記検知がなされた場合、前記第1画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させる、電子機器。
  51. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(28000)であって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、他のサーバ(29000)を特定するための第2情報とを格納するための記憶装置(28090)と、
    前記第1情報を前記電子機器に送信することを要求する信号を前記電子機器から受信したことに基づき、前記第1情報と前記第2情報とを、前記電子機器に送信するための送信部(28012)と、
    前記送信に基づき、前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第3情報と前記第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するための受信部(28011)とを備え、
    前記受信に基づき、前記送信部は、前記第3情報および前記第4情報を前記他のサーバに送信する、サーバ。
  52. 前記第3情報および第4情報の送信に基づき、前記受信部は、前記第4情報に基づき前記他のサーバで生成された、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを、当該他のサーバから受信し、
    前記送信部は、さらに、前記受信した画像データを前記電子機器に送信する、請求の範囲第51項に記載のサーバ。
  53. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(29000)であって、
    第1広告を示した第1画像データと、当該第1画像データに関連付けされた、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データと、前記第2表示パネルのデバイス情報とを格納するための記憶装置(29090)と、
    他のサーバ(28000)を介して、前記電子機器から、当該電子機器にて表示された前記第1広告が選択されたことを示した情報と、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と、前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するための受信部(29012)と、
    前記第2情報で特定される前記第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、前記第2画像データから第3画像データを生成するための生成部(29013)と、
    前記第3画像データを、前記電子機器に送信するための送信部(29011)とを備える、サーバ。
  54. 前記送信部は、前記他のサーバを介して、前記電子機器に前記第3画像データを送信する、請求の範囲第53項に記載のサーバ。
  55. 第1サーバ(28000)と、第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を含む電子機器(4900,6000,6100)とを備えた通信システム(1B)であって、
    前記第1サーバは、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを格納するための記憶装置(28090)と、
    前記第1情報を前記電子機器に送信することを要求する第1信号を前記電子機器から受信したことに基づき、前記第1情報と前記第2情報とを、前記電子機器に送信するための第1送信部(28012)とを含み、
    前記電子機器は、
    前記第1信号を、前記第1サーバに送信するための第2送信部(4915)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と前記第2情報とを、前記第1サーバから受信するための第1受信部(4916)と、
    前記受信された第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるための表示制御部(4911)と、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する第1入力を、前記電子機器が受付けたこと検知するための検知部(4913)とを含み、
    前記検知がなされた場合、
    前記第2送信部は、さらに、前記第2情報に基づき特定される前記第2サーバに、第2信号を送信し、
    前記第1受信部は、前記第2信号の送信に基づき、さらに、前記第2サーバから、前記選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第1画像データを受信し、
    前記表示制御部は、前記第1画像データに基づく第2広告を、前記第2表示パネルに表示させる、通信システム。
  56. 前記通信システムは、前記第2サーバをさらに備え、
    前記第2サーバは、
    前記第1広告を示した第2画像データと、当該第2画像データに関連付けされた、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第3画像データと、前記第2表示パネルのデバイス情報とを格納するための記憶装置(29090)と、
    前記第1サーバを介して、前記電子機器から、当該電子機器にて表示された前記第1広告が選択されたことを示した情報と、前記第1表示パネルを識別するための第3情報と、前記第2表示パネルを識別するための第4情報とを受信するための第2受信部(29012)と、
    前記第4情報で特定される前記第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、前記第3画像データから前記第1画像データを生成するための生成部(29013)と、
    前記第1画像データを、前記電子機器に送信するための第3送信部(29011)とを備える、請求の範囲第55項に記載の通信システム。
  57. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)における表示制御方法であって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバ(28000)に送信するステップ(S232)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するステップ(S234)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する入力を前記電子機器が受付けたこと検知するステップ(S236)と、
    前記検知に基づき、前記第2情報により特定されるサーバを送信先とする第2信号を生成するステップと、
    前記検知に基づき、前記生成された第2信号を送信するステップ(S238)と、
    前記第2信号の送信に基づき、前記第2サーバから、前記選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを受信するステップ(S240)と、
    前記画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させるステップとを備える、表示制御方法。
  58. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)における表示制御方法であって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバ(28000)に送信するステップ(S232,S322)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するステップ(S234,S324)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第2情報に基づき特定される前記第2サーバから、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための画像データを受信するステップ(S240,S326)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する入力を前記電子機器が受付けたこと検知するステップ(S242,S328)と、
    前記検知がなされた場合、前記画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させるステップとを備える、表示制御方法。
  59. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(28000)におけるデータ通信方法であって、
    広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する信号を前記電子機器から受信したことに基づき、前記第1情報と、前記広告に対応付けられた、他のサーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記電子機器に送信するステップ(S254)と、
    前記送信に基づき、前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第3情報と前記第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するステップ(S256)と、
    前記受信に基づき、前記第3情報および第4情報を前記他のサーバに送信するステップ(S258)とを備える、データ通信方法。
  60. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(29000)におけるデータ通信方法であって、
    他のサーバ(28000)を介して、前記電子機器から、当該電子機器にて表示された広告が選択されたことを示した情報と、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と、前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するステップ(S272)と、
    前記第2情報で特定される前記第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、前記広告を示した第1画像データに関連付けられた前記広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データから、第3画像データを生成するステップ(S276)と、
    前記第3画像データを、前記電子機器に送信するステップ(S278)とを備える、データ通信方法。
  61. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)を制御するプログラムであって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を、第1サーバ(28000)に送信するステップ(S232)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するステップ(S234)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する入力を前記電子機器が受付けたこと検知するステップ(S236)と、
    前記検知に基づき、前記第2情報により特定されるサーバを送信先とする第2信号を生成するステップと、
    前記検知に基づき、前記生成された第2信号を送信するステップ(S238)と、
    前記第2信号の送信に基づき、前記第2サーバから、前記選択された第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ画像データを受信するステップ(S240)と、
    前記画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させるステップとを、前記電子機器に実行させる、プログラム。
  62. 第1表示パネル(140,140A)と、第2表示パネル(240)とを備えた電子機器(4900,6000,6100)を制御するプログラムであって、
    第1広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する第1信号を第1サーバ(28000)に送信するステップ(S232,S322)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第1情報と、前記第1広告に対応付けられた、第2サーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記第1サーバから受信するステップ(S234,S324)と、
    前記第1信号の送信に基づき、前記第2情報に基づき特定される前記第2サーバから、前記第1広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2広告を表示するための画像データを受信するステップ(S240,S326)と、
    前記第1情報に基づき、前記ウェブページを前記第1表示パネルに表示させるステップと、
    前記表示されたウェブページにおける前記第1広告を選択する入力を前記電子機器が受付けたこと検知するステップ(S242,S328)と、
    前記検知がなされた場合、前記画像データに基づく第2広告を前記第2表示パネルに表示させるステップとを、前記電子機器に実行させる、プログラム。
  63. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(28000)を制御するプログラムであって、
    広告を含むウェブページを表示するための第1情報の送信を要求する信号を前記電子機器から受信したことに基づき、前記第1情報と、前記広告に対応付けられた、他のサーバ(29000)を特定するための第2情報とを、前記電子機器に送信するステップ(S254)と、
    前記送信に基づき、前記電子機器から、前記第1表示パネルを識別するための第3情報と前記第2表示パネルを識別するための第4情報とを含んだ信号を受信するステップ(S256)と、
    前記受信に基づき、前記第3情報および第4情報を前記他のサーバに送信するステップ(S258)とを、前記サーバに実行させるプログラム。
  64. 第1表示パネル(140,140A)および第2表示パネル(240)を備えた電子機器(4900,6000,6100)と通信を行なうサーバ(29000)を制御するプログラムであって、
    他のサーバ(28000)を介して、前記電子機器から、当該電子機器にて表示された広告が選択されたことを示した情報と、前記第1表示パネルを識別するための第1情報と、前記第2表示パネルを識別するための第2情報とを受信するステップ(S272)と、
    前記第2情報で特定される前記第2表示パネルについてのデバイス情報に基づいて、前記広告を示した第1画像データに関連付けられた前記広告が示す情報よりも詳細な情報を含んだ第2画像データから、第3画像データを生成するステップ(S276)と、
    前記第3画像データを、前記電子機器に送信するステップ(S278)とを、前記サーバに実行させる、プログラム。
  65. 画像を表示する第1の表示部(140,140A)と、
    画像を表示する第2の表示部(240)と、
    前記第1の表示部に表示させるコンテンツデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を前記第2の表示部に表示させるためのデータを生成する生成部と、
    前記生成部の生成したデータに基づいて前記第2の表示部に前記特定の属性を付加された画像を表示させる制御部とを備える、電子機器(6500)。
  66. 前記特定の属性を付加された画像が前記第1の表示部に表示されているか否かを判断する判断部をさらに備え、
    前記抽出部は、前記判断部が前記特定の属性を付加された画像が前記第1の表示部に表示されていないと判断したことを条件として、前記特定の属性を付加された画像のデータを抽出する、請求の範囲第65項に記載の電子機器。
  67. 前記記憶部は、前記コンテンツデータを前記第1の表示部に表示させる第1のアプリケーションを含む複数のアプリケーションのプログラムを記憶し、
    前記記憶部に記憶されたアプリケーションのプログラムを実行するアプリケーション実行部をさらに備え、
    前記判断部は、前記第1のアプリケーションおよび前記第1のアプリケーションとは異なる他のアプリケーションが起動され、前記第1の表示部において、当該他のアプリケーションの表示画面が、前記第1のアプリケーションの表示画面内の前記特定の属性を付加された画像の表示位置の上に重ねられて表示されているときに、前記特定の属性を付加された画像が前記第1の表示部に表示されていないと判断する、請求の範囲第66項に記載の電子機器。
  68. 前記抽出部は、前記コンテンツデータから、複数の、前記特定の属性を付加された画像のデータを抽出し、
    前記生成部は、前記抽出部が抽出した複数の画像のデータのそれぞれについて、当該画像を前記第2の表示部に表示させるためのデータを生成し、
    前記制御部は、前記生成部が生成した、複数の、前記画像を前記第2の表示部に表示させるためのデータに基づいて、複数の、前記特定の属性を付加された画像を交代で前記第2の表示部に表示させる、請求の範囲第65項に記載の電子機器。
  69. 前記特定の属性は、リンク情報を含み、
    前記第2の表示部は、タッチセンサを内蔵し、
    前記第2の表示部が前記特定の属性を有する画像を表示させているときに前記第2の表示部に対してタッチ操作がなされたことを条件として、前記リンク情報にアクセスするアクセス部をさらに備える、請求の範囲第65項に記載の電子機器。
  70. 前記タッチセンサは、光センサによって構成される、請求の範囲第69項に記載の電子機器。
  71. 前記生成部は、前記特定の属性を付加された画像が、前記第2の表示部に対応したサイズで表示されるようにデータを生成する、請求の範囲第65項に記載の電子機器。
  72. 画像を表示する第1の表示部(140,140A)および第2の表示部(240)を備えた電子機器(6500)の制御方法であって、
    前記第1の表示部に表示させるコンテンツデータを記憶するステップと、
    前記記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出するステップと、
    前記抽出した前記特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を前記第2の表示部に表示させるためのデータを生成するステップ(SB20)と、
    前記生成したデータに基づいて前記第2の表示部に前記特定の属性を付加された画像を表示させるステップ(SB30)とを備える、電子機器の制御方法。
  73. 画像を表示する第1の表示部(140,140A)および第2の表示部(240)を備えた電子機器(6500)において実行されるコンピュータ読取可能な情報表示用のプログラムであって、
    前記電子機器に、
    前記第1の表示部に表示させるコンテンツデータを記憶するステップと、
    前記記憶されたコンテンツデータから、特定の属性を付加された画像のデータを抽出するステップと、
    前記抽出した前記特定の属性を付加された画像のデータに基づいて、当該画像を前記第2の表示部に表示させるためのデータを生成するステップ(SB20)と、
    前記生成したデータに基づいて前記第2の表示部に前記特定の属性を付加された画像を表示させるステップ(SB30)とを実行させる、プログラム。
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