JP2004038535A - 障害対応システムおよびこれに用いるサーバ装置、障害対応プログラム - Google Patents

障害対応システムおよびこれに用いるサーバ装置、障害対応プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】想定外の障害が発生した場合でも、ヘルプデスク等に別途問い合わせすることなく、発生した障害をリアルタイムに解決できるようにする。
【解決手段】障害監視システム20が監視対象システム10−1〜10−3の障害を監視して障害データを収集し、収集した障害データを障害履歴DB44に蓄積するとともに、障害に対する対応内容のデータを障害対応履歴DB45に蓄積していき、障害が発生したときに、そのとき得られた障害データに基づいて各DB44,45を検索することにより、発生した障害に対する解決策等を得てクライアント11−1〜11−3のアプリケーション画面に表示するようにすることにより、想定外の障害が発生した場合でも、逐次蓄積された障害履歴や対応実績をもとに、適切な解決方法をユーザにアプリケーション上で提供できるようにする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は障害対応システムおよびこれに用いるサーバ装置、障害対応プログラムに関し、特に、アプリケーションソフトの利用時に発生することがある種々の障害やエラーに対する対応処理を行うシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
クライアント端末においてアプリケーションソフトを利用しているときに、何らかの原因で障害やエラーが発生することがある。通常、障害やエラーが発生すると、所定のエラーメッセージが画面上に表示され、エラー等の発生がユーザに通知される。この通知を受けたユーザは、エラーメッセージの内容をもとに障害の原因を想定し、必要な作業をして障害の解消を試みる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアプリケーションソフトでは、表示されるエラーメッセージの内容は固定的であり、しかも、アプリケーション開発時などにあらかじめ想定される代表的な障害やエラーに対応するもののみであった。そのため、想定外の障害が発生すると、その障害に対して正しいエラーメッセージが表示されなくなる。この場合にユーザは、エラーメッセージから障害の原因を正確に特定できなくなり、適切な処置を行うことができないという問題があった。
【0004】
障害やエラーは、アプリケーションソフト自体に起因するものばかりでなく、インフラ(サーバ・ホスト・ネットワーク・ミドルウェア・データセンタ設備などのアプリケーションを動かす環境)に起因する場合もある。特に、インフラ系に障害が発生した場合、それが原因でアプリケーションからエラーメッセージが表示されても、エンドユーザからは何の障害が発生しているのかを判断できず、適切な処置を行うことができないという問題があった。
【0005】
また、従来のアプリケーションソフトは、単にエラー通知を行うものが殆どであり、解決策まで提示してくれるものは少なかった。アプリケーションソフトにはヘルプ機能が備えられていることが多く、そのヘルプ機能の中でトラブルシューティング情報を提供するものはあった。しかし、このトラブルシューティング情報も、あらかじめ想定される代表的な障害やエラーに対応するもののみであることが多く、これのみを頼りに問題解決することは極めて困難であった。
【0006】
なお、トラブルシューティング情報だけでは対応不可能なときのために、ヘルプデスクやコールセンタを設置し、ユーザからの問い合わせに応じて対策法を答えるサービスを提供しているケースもある。しかし、これらはアプリケーションと連携しておらず、別途問い合わせをしなければならないという煩わしさがあった。また、過去の問い合わせ情報とそれに対する回答情報とをもとにFAQ(Frequently Asked Questions)を作成し、これをデータベースとしてユーザに提供しているケースもあるが、このFAQもアプリケーションと連携しておらず、わざわざ別システムから参照しなければならないという問題があった。
【0007】
また、ヘルプデスクやコールセンタによる対応では、発生した障害やエラーの内容をユーザが電話や電子メール等にてオペレータに説明する必要がある。ところが、ユーザがコンピュータやアプリケーションソフトに精通していない場合には、障害やエラーの内容をオペレータに正しく伝えられる保証はない。上述したように、画面表示されるエラーメッセージはユーザにとって不親切であることが多い。したがって、これだけで障害の内容や障害発生時の状況をユーザが正確に把握し、オペレータに漏れなく伝えることは殆ど不可能であった。
【0008】
ヘルプデスク等のオペレータにしても、障害やエラー発生の状況が正しく伝えられないために、適切な解決策を提示することが難しくなる。そのために多くの場合、障害発生の原因を探るために、ユーザに対して様々な対処法を教示して試行錯誤する必要があった。そのため、ヘルプデスクやコールセンタを以ってしても、一度の問い合わせで問題を解決することは非常に困難であった。また、ヘルプデスクやコールセンタが稼動していないときには問い合わせ自体を行うことができず、リアルタイムに問題を解決することができないという問題もあった。
【0009】
また、FAQによる対応では、24時間いつでも利用することが可能というメリットはある。しかし、このFAQ情報は、過去にユーザから聞き取った障害やエラー情報をもとに、オペレータがコンピュータに手入力することによって作成されている。そのため、本来のエラー情報が正しく登録されていないことも少なくなく、FAQ情報の品質が保証されない。よって、このFAQ情報を利用しても、問題を解決することができないことがあるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、想定外の障害やエラーが発生した場合でも、ヘルプデスクやコールセンタなどに別途問い合わせをしたり、わざわざ別システムからFAQを参照したりすることなく、発生した障害等に応じた適切な解決策や障害対策進捗状況等をリアルタイムに得ることができるようにすることを目的とする。
また、本発明は、FAQに代表されるナレッジ情報の品質を向上できるようにすることも目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のエラー対応システムは、監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害を監視し、障害が発生したときに障害データを収集する障害監視手段と、上記障害監視手段により収集された障害データを障害履歴データベースとして記憶する障害履歴記憶手段と、上記障害履歴データベースに記憶された障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして記憶する障害対応履歴記憶手段と、上記障害監視手段により収集された障害データに基づいて、上記障害履歴データベースおよび上記対応履歴データベースを検索し、発生した障害に対する対応内容のデータを提供する履歴検索手段と、上記履歴検索手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の他の態様では、上記アプリケーションの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害の解決策を検索し、上記表示手段によって上記クライアントのアプリケーション画面に上記解決策を表示することを特徴とする。
【0013】
本発明の他の態様では、上記インフラの障害が発生したときに、上記障害監視手段により収集された障害データを利用して、インフラ障害の内容に関する情報を提供するインフラ情報提供手段を備え、上記表示手段は、上記インフラ情報提供手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示することを特徴とする。
【0014】
本発明の他の態様では、上記インフラの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害に対する対応の進捗状況を検索し、上記表示手段によって上記クライアントのアプリケーション画面に上記進捗状況を上記インフラ障害の内容と共に表示することを特徴とする。
【0015】
本発明の他の態様では、上記障害履歴データベースに記憶された障害データおよび上記対応履歴データベースに記憶された対応内容データに基づいて作成されたFAQ情報をFAQデータベースとして記憶するFAQ情報記憶手段と、上記障害監視手段により収集された障害データに基づいて、上記FAQデータベースを検索し、発生した障害に対する解決策のデータを提供するFAQ検索手段とを備え、上記表示手段は、上記FAQ検索手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示することを特徴とする。
【0016】
本発明の他の態様では、上記障害監視手段により収集された障害データをヘルプデスクもしくはコールセンタに送信する障害データ送信手段と、上記ヘルプデスクもしくはコールセンタに対してユーザが問い合わせを行えるように、上記表示手段によって表示されるアプリケーション画面を通じて上記ヘルプデスクもしくはコールセンタに接続する接続手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のサーバ装置は、監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害について、障害監視装置により収集された障害データを障害履歴データベースとして記憶する障害履歴記憶手段と、上記障害履歴データベースに記憶された障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして記憶する障害対応履歴記憶手段と、上記障害の発生時に上記障害監視装置より供給される障害データに基づいて上記障害履歴データベースおよび上記対応履歴データベースを検索し、発生した障害に対する対応内容のデータを取得して、これを上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供する履歴検索手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明の他の態様では、上記アプリケーションの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害の解決策を検索し、当該解決策を上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供することを特徴とする。
【0019】
本発明の他の態様では、上記インフラの障害が発生したときに、上記障害監視装置より供給される障害データを利用して、インフラ障害の内容に関する情報を上記クライアントに提供するインフラ情報提供手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明の他の態様では、上記インフラの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害に対する対応の進捗状況を検索し、当該進捗状況を上記インフラ障害の内容と共に上記クライアントに提供することを特徴とする。
【0021】
本発明の他の態様では、上記障害履歴データベースに記憶された障害データおよび上記対応履歴データベースに記憶された対応内容データに基づいて作成されたFAQ情報をFAQデータベースとして記憶するFAQ情報記憶手段と、上記障害監視装置より供給される障害データに基づいて上記FAQデータベースを検索し、発生した障害に対する解決策のデータを取得して、これを上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供するFAQ検索手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
本発明の他の態様では、上記障害監視装置より供給された障害データをヘルプデスクもしくはコールセンタに送信する障害データ送信手段を備えたことを特徴とする。
【0023】
また、本発明の障害対応プログラムは、請求項1〜12の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態による障害対応システムの全体構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態の障害対応システムは、障害やエラー(以下、単に障害と言う)の監視対象となる監視対象システム10−1〜10−3と、当該監視対象システム10−1〜10−3において発生する障害を監視する障害監視システム20と、障害対応サーバ30と、データベース群40と、ヘルプデスクシステム50とを備えて構成されている。
【0026】
各監視対象システム10−1〜10−3と障害監視システム20との間、各監視対象システム10−1〜10−3と障害対応サーバ30との間は、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続されており、互いにデータの授受を行うことができるようになっている。
【0027】
監視対象システム10−1〜10−3のそれぞれは、複数のクライアント11−1〜11−3、サーバ12、データベース13、監視コンピュータ14などがLAN(Local Area Network)等のネットワーク15に接続されて構成されている。クライアント11−1〜11−3上では、スタンドアロンで動作するアプリケーションソフトもしくはサーバ12と協動するアプリケーションソフトが稼動している。
【0028】
監視コンピュータ14は、監視対象システム10−1〜10−3内の各クライアント11−1〜11−3、サーバ12、データベース13、ネットワーク15などに発生する障害を監視し、障害が発生したときの動作環境や障害内容等を表す種々のデータ(以下、障害データと言う)を収集する。このように、本実施形態の監視コンピュータ14は、各クライアント11−1〜11−3上で稼動しているアプリケーションソフトに起因する障害と、サーバ12やネットワーク15などのインフラに起因する障害との双方を監視する。
【0029】
障害監視システム20は、監視コンピュータ14を通じて監視対象システム10−1〜10−3を監視する。監視対象システム10−1〜10−3内のクライアント11−1〜11−3、サーバ12、データベース13、ネットワーク15で障害が発生したときは、監視コンピュータ14により収集された障害データが、WANを介して障害監視システム20に通知される。障害監視システム20は、通知された障害データを障害対応サーバ30に送出し、データベース群40に登録する。
【0030】
障害対応サーバ30は、障害登録部31、FAQ検索部32、障害履歴情報提供部33、インフラ監視情報提供部34、対応履歴/進捗状況情報提供部35、障害情報送信部36およびアプリケーション連携インタフェース37を備えて構成されている。また、データベース群40は、構成管理DB41、提供サービス管理DB42、FAQ情報DB43、障害履歴DB44および障害対応履歴DB45を備えて構成されている。
【0031】
障害登録部31は、障害監視システム20から送られてきた障害データを障害履歴DB44に登録する。クライアント11−1〜11−3のアプリケーションで発生した障害の場合、エラー内容・状況(メッセージ)、システム名、サブシステム名、画面・帳票名、プログラム名、バージョン、顧客名などの情報を障害履歴DB44に登録する。また、インフラで発生した障害の場合は、障害ID、発生日時、障害内容・状況(メッセージ)、顧客名、IPアドレス、重要度、監視ツール名などの情報を障害履歴DB44に登録する。
【0032】
このように、本実施形態では、クライアント11−1〜11−3上で動作するアプリケーションソフトと、障害監視および障害登録の機能とを連携させることにより、インフラに起因して発生した障害だけでなく、アプリケーションソフトに起因して発生した障害に関する情報も自動的に収集して障害履歴DB44に登録することができる。また、誰がどのような動作環境で何をしているときにどのような障害が発生したのかという詳しい情報を、確実に入手して登録することができる。
【0033】
障害対応履歴DB45は、障害履歴DB44に登録された障害(監視コンピュータ14により自動収集された障害の他に、電話や電子メール等によりユーザから問い合わせの行われた障害を含む)に対して、エンジニアにより行われた対応内容の情報を格納する。具体的には、対応者、対応完了予定日、対応完了日、調査内容、原因、対応内容、対応ステータス、カテゴリ、対応手段、添付ファイルなどの情報を格納する。これらの情報は、エンジニアが、対応の進捗に応じてその都度コンピュータに手入力する。
【0034】
構成管理DB41は、監視対象システム10−1〜10−3を構成しているインフラ(サーバ12、ルータやハブ等の図示しないネットワーク機器等)の情報を格納する。具体的には、顧客名、IPアドレス、ノード名、OS(オペレーティングシステム)、CPU、メモリ、ディスク、設置場所、製品シリアル番号、保守業者、使用ソフトウェア、管理者、購入日などの情報を格納する。
【0035】
提供サービス管理DB42は、顧客と契約しているサービス情報を格納する。具体的には、顧客名、契約しているサービス名(FAQ検索サービス、履歴情報提供サービス、インフラ監視情報提供サービス、対応履歴/進捗状況情報提供サービス)、契約期間、契約内容などの情報を格納する。
【0036】
FAQ情報DB43は、様々な障害に対して誰が見ても理解できるようにした解決方法の情報を格納する。具体的には、障害の現象・内容、調査方法、原因、対応方法、カテゴリ、添付ファイルなどの情報を格納する。このFAQ情報は、障害履歴DB44に登録された過去の障害データ、障害対応履歴DB45に登録された過去の障害対応履歴データに基づいて作成する。
【0037】
FAQ情報は、オペレータがコンピュータに手入力することによって作成しても良いし、コンピュータが自動的に作成するようにしても良い。コンピュータにより自動作成する場合は、例えば、障害履歴DB44内に格納される障害データと障害対応履歴DB45に格納される障害対応データとを障害ID等によって対応付け、互いに関連付けられた障害データおよび障害対応データから必要な情報を抽出してFAQ情報を作成する。
【0038】
FAQ情報をオペレータが手動で作成する場合も、コンピュータが自動作成する場合も、その元になる情報は、障害履歴DB44に格納されている障害データと、障害対応履歴DB45に格納されている障害対応データである。特に障害データは、障害監視システム20によって監視対象システム10−1〜10−3から自動的に収集され、障害対応サーバ30によって自動登録されたデータであるから、障害の内容や障害発生時の動作状況などに関する正しい情報が漏れなく含まれている。したがって、過去にオペレータがユーザから聞き取った情報をもとに作成される従来のFAQ情報と比べて、より正確な障害情報とそれに対応する解決策とにより構成することができ、FAQ情報の品質を向上させることができる。
【0039】
障害対応サーバ30内のFAQ検索部32は、障害監視システム20より供給される障害データに基づいてFAQ情報DB43を検索し、その障害にマッチする解決策を提供する。この検索は、障害データ中に含まれる各種の情報をキーワードとして行うあいまい検索であり、例えば一致度の最も大きい解決策を提供する。なお、一致度の大きい順に数個の解決策を提供するようにしても良い。
【0040】
障害履歴情報提供部33は、障害監視システム20より供給される障害データに基づいて障害履歴DB44と障害対応履歴DB45とを検索し、供給された障害にマッチする解決策を提供する。この検索も、障害データ中に含まれる各種の情報をキーワードとして行うあいまい検索であり、例えば一致度の最も大きい解決策を提供する。なお、一致度の大きい順に数個の解決策を提供するようにしても良い。
【0041】
インフラ監視情報提供部34は、障害監視システム20より供給される障害データを利用して、インフラ障害の発生場所や障害内容などの情報を提供する。
【0042】
対応履歴/進捗状況情報提供部35は、障害監視システム20より供給される障害データに基づいて、構成管理DB41、提供サービス管理DB42、障害履歴DB44および障害対応履歴DB45を検索し、障害対応の進捗状況、アプリケーションへの影響範囲などの情報を提供する。
【0043】
障害情報送信部36は、FAQ検索部32、障害履歴情報提供部33、対応履歴/進捗状況情報提供部35による検索の結果、障害にマッチする解決策が見つからなかった場合に、障害監視システム20より供給された障害データをヘルプデスクシステム50に送信する。
【0044】
上記FAQ検索部32、障害履歴情報提供部33、インフラ監視情報提供部34および対応履歴/進捗状況情報提供部35により提供された情報は、アプリケーション連携インタフェース37を通じて、障害が発生したクライアント11−1〜11−3に供給され、画面上にエラー表示される。
【0045】
図2は、クライアント11−1〜11−3のアプリケーション上に表示される画面イメージの例を示す図である。図2に示すように、本実施形態によるエラー表示画面は、第1〜第3のフレーム51〜53を有している。第1のフレーム51には、アプリケーションソフトで発生した障害に関するエラーメッセージが表示される。第2のフレーム52には、障害に対する対応の進捗状況、解決方法、代替方法、解決手段などが表示される。第3のフレーム53には、インフラ系で発生した障害の状況(発生場所や障害内容など)が表示される。
【0046】
第2のフレーム52の中には、GUI(Graphical User Interface)による問い合わせボタン54が設けられている。ユーザがこの問い合わせボタン54を押下することにより、ヘルプデスクシステム50に接続し、オペレータに対して問い合わせをすることができるようになっている。
【0047】
例えば、今回発生した障害が未だ障害履歴DB44に登録されておらず、対応する解決策も障害対応履歴DB45に登録されていない場合、また、今回発生した障害にマッチするFAQ情報がFAQ情報DB43にも登録されていない場合には、第2のフレーム52に適当な解決策が表示されない。そのような場合に、問い合わせボタン54を押すことにより、ヘルプデスクシステム50に問い合わせることが可能である。
【0048】
ヘルプデスクシステム50に対する接続としては、様々な態様が考えられる。例えば、問い合わせボタン54を押すことにより、ヘルプデスクシステム50を宛て先とする電子メールを立ち上げるようにしても良い。また、問い合わせボタン54を押すことにより、いわゆるインターネット電話あるいは無線LANやBluetoothを通じて電話によりヘルプデスクシステム50に接続するようにしても良い。さらに、VoIP(Voice Over Internet Protocol)を用いたWebアプリケーションシステムを通じてヘルプデスクシステム50に接続するようにしても良い。なお、ここではヘルプデスクシステム50としているが、コールセンタでも良いことは言うまでもない。
【0049】
次に、上記のように構成した本実施形態による障害対応システムの動作を説明する。図3は、アプリケーションソフト上で障害が発生した場合の動作を示すフローチャートである。図3において、ユーザが利用しているアプリケーションソフト自体に問題(バグ等)が発生した場合、その障害に関する障害データを、監視対象システム10−1〜10−3から障害監視システム20を通じて障害対応サーバ30に送信する(ステップS1)。
【0050】
なお、ここでは、アプリケーションソフトの障害データを、障害監視システム20を通じて障害対応サーバ30に送信する例について説明しているが、エンドユーザが使用するアプリケーションで問題が発生した場合においては、そのアプリケーションから障害データを障害対応サーバ30に直接送信するようにしても良い。
【0051】
障害対応サーバ30内のFAQ検索部32は、送られてきた障害データ(エラーメッセージ、システム名、サブシステム名、画面・帳票名、プログラム名、バージョンなどの情報)に基づいて、FAQ情報DB43上でその障害にマッチする解決策を検索する。また、障害履歴情報提供部33は、上記の障害データに基づいて、障害履歴DB44および障害対応履歴DB45上でその障害にマッチする解決策を検索する(ステップS2)。
【0052】
そして、この検索の結果、障害にマッチする解決策が見つかったかどうかを判断する(ステップS3)。マッチする解決策が見つかった場合は、その検索によって取得した情報をアプリケーション連携インタフェース37からクライアント11−1〜11−3に送出し、ユーザが利用しているアプリケーションの画面上(図2に示す第1および第2のフレーム51,52)にエラーメッセージとその解決策とを表示する(ステップS4)。ユーザは、表示された解決策によって障害を自己解決することができる。
【0053】
一方、障害にマッチする解決策が見つからなかった場合、対応履歴/進捗状況情報提供部35は、障害対応履歴DB45上でその障害にマッチする対応の進捗内容(例えば、プログラム修正中など)を検索する(ステップS5)。そして、この検索の結果、障害にマッチする進捗内容の情報が見つかったかどうかを判断する(ステップS6)。
【0054】
障害にマッチする進捗内容が見つかった場合は、その検索によって取得した情報をアプリケーション連携インタフェース37からクライアント11−1〜11−3に送出し、ユーザが利用しているアプリケーションの画面上(図2に示す第1および第2のフレーム51,52)にエラーメッセージとその進捗内容とを表示する(ステップS7)。
【0055】
障害にマッチする進捗内容の情報も見つからなかった場合は、その障害は新規発生の障害ということになる。この場合、障害登録部31は、障害監視システム20から受け取った障害データを障害履歴DB44に登録する(ステップS8)。障害履歴DB44に障害データが登録された時点でエンジニアに障害が通知される。これを受けてエンジニアは、その障害に対する対応を開始する。この際、調査内容、原因、対応内容等の情報を障害対応履歴DB45に登録していく。
【0056】
また、障害情報送信部36は、障害監視システム20から受け取った障害データをヘルプデスクシステム50に送信する(ステップS9)。さらに、今回の障害に対して解決策も進捗内容も見つからなかったことをアプリケーション連携インタフェース37からクライアント11−1〜11−3に通知し、ユーザが利用しているアプリケーションの画面上(図2に示す第1のフレーム51)にエラーメッセージを表示する(ステップS10)。
【0057】
このときユーザは、第2のフレーム52上に表示された問い合わせボタン54を操作することによって、ヘルプデスクシステム50に問い合わせをすることができる。このように、本実施形態では、ヘルプデスクシステム50に対して問い合わせを行う機能がアプリケーションソフトと連携しているので、別途電話をかけたり電子メールを送信したりするなどの面倒な作業は行わなくて済む。
【0058】
また、障害監視システム20によって監視対象システム10−1〜10−3から自動的に取得された障害データが、ヘルプデスクシステム50にも自動的に転送されている。したがって、ユーザが障害の状況等をオペレータに説明する必要もなく、オペレータが障害の内容や障害発生時のシステム動作状況などに関する情報を正確に漏れなく把握することができる。
【0059】
図4は、インフラで障害が発生した場合の動作を示すフローチャートである。図4において、インフラで障害が発生した場合、その障害に関する障害データを、監視対象システム10−1〜10−3から障害監視システム20を通じて障害対応サーバ30に送信する(ステップS11)。
【0060】
そして、障害対応サーバ30内の障害登録部31は、障害監視システム20から受け取った障害データを障害履歴DB44に登録する(ステップS12)。障害履歴DB44に障害データが登録された時点でエンジニアに障害が通知される。これを受けてエンジニアは、その障害に対する対応を開始する。この際、調査内容、原因、対応内容等の情報を障害対応履歴DB45に登録していく。
【0061】
次に、インフラ監視情報提供部34は、送られてきた障害データを利用して、インフラ障害の発生場所や障害内容の情報を取得する(ステップS13)。また、対応履歴/進捗状況情報提供部35は、障害データ中に含まれる障害ID、顧客名、IPアドレスの情報をもとに構成管理DB41を検索し、インフラ障害の影響が及ぶと予想されるアプリケーションを特定する(ステップS14)。
【0062】
さらに、対応履歴/進捗状況情報提供部35は、特定したアプリケーションから提供サービス管理DB42を検索し、インフラ監視情報提供サービスを利用しているクライアント11−1〜11−3を特定する(ステップS15)。そして、障害履歴DB44および障害対応履歴DB45を検索して、今回のインフラ障害に対する対応の進捗内容の情報を取得する(ステップS16)。
【0063】
そして、上記ステップS13で取得したインフラ障害内容等の情報と、上記ステップS16で取得した進捗内容の情報とを、アプリケーション連携インタフェース37からサービス提供対象のクライアント11−1〜11−3に送出し、ユーザが利用しているアプリケーションの画面上(図2に示す第2および第3のフレーム52,53)に、インフラ障害内容とその進捗内容、影響範囲等を表示する(ステップS17)。
【0064】
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、アプリケーション上で発生した障害やインフラ系で発生した障害に関する情報を自動収集して障害履歴DB44に逐次登録するとともに、その障害に対するエンジニアの対応内容を障害対応履歴DB45に逐次登録していき、登録されている情報と同内容の障害が発生したときにはその登録内容をアプリケーション画面に表示するようにしている。また、障害履歴DB44や障害対応履歴DB45に登録された情報をもとにFAQを作成してFAQ情報DB43に登録し、発生した障害にマッチするFAQがあればその解決策をアプリケーション画面に表示するようにしている。
【0065】
これにより、アプリケーション開発時等に想定されたもの以外の障害が発生した場合でも、逐次蓄積された障害・対応実績やFAQ情報をもとに、適切な解決方法をユーザに提供することができる。しかも、その有益な情報を、障害が発生したときにユーザが利用していたアプリケーションから参照することができる。
【0066】
すなわち、本実施形態によれば、障害内容とその解決方法に関してより多くの情報および最新の情報をユーザに提供することができ、様々な障害に対してユーザが適切な処置を行うことができるようになる。しかも、障害内容と共にその解決方法が通知されるので、ヘルプデスクやコールセンタなどに別途問い合わせをしたり、わざわざ別システムからFAQを参照したりすることなく、リアルタイムに問題を解決することができる。
【0067】
また、本実施形態では、アプリケーションの障害であればエラーメッセージに対応する解決策をユーザに提示し、インフラ系の障害であれば対応進捗状況をユーザに提示するようにしている。また、発生した障害がアプリケーションエラーなのか、インフラ障害なのかを一目で分かるように画面表示している。これにより、ユーザはいま何の障害が発生しているのかを的確に判断することができ、次へのアクションと問題の切り分けを適切に行うことができるようになる。
【0068】
また、本実施形態では、障害監視システム20によって監視対象システム10−1〜10−3から自動的に収集した障害データに基づいてFAQ情報を作成しているので、障害の内容や障害発生時のシステム動作状況などに関して、詳細で正確な情報に基づいたFAQ情報を得ることができ、FAQ情報の品質を向上させることができる。よって、FAQ情報だけで問題解決できる機会を増やすことができる。
【0069】
以上に説明した本実施形態による障害対応システムの機能は、ソフトウェアによって実現される。実際には、障害対応サーバ30がコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。したがって、コンピュータが上記本実施形態の機能を果たすように動作させるプログラムを例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。
【0070】
上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。また、上記プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードするようにしても良い。
【0071】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0072】
なお、上記実施形態では、アプリケーション画面に表示された問い合わせボタン54を通じてヘルプデスクシステム50に接続する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、FAQ情報DB43、障害履歴DB44および障害対応履歴DB45を検索した結果、発生した障害に対する解決策が存在しない場合に、ヘルプデスクシステム50に自動的に接続するようにしても良い。
【0073】
その他、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明は上述したように、監視対象システムの障害を監視して障害データを収集し、収集した障害データを障害履歴データベースとして蓄積するとともに、障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして蓄積していく。そして、障害が発生したときに、そのとき得られた障害データに基づいてデータベースを検索し、発生した障害に対する解決策等を得てアプリケーション画面に表示するようにしたので、想定外の障害が発生した場合でも、逐次蓄積された障害履歴や対応実績をもとに、適切な解決方法をユーザにアプリケーション上で提供することができる。これによりユーザは、ヘルプデスクやコールセンタなどに別途問い合わせをしたり、わざわざ別システムからFAQを参照したりすることなく、リアルタイムに問題を解決することができる。
【0075】
また、本発明では、障害履歴データベースに蓄積される障害データは、監視対象システムから自動的に収集されるものであるから、障害の内容や障害発生時の動作環境などに関して、詳細で正しい情報が漏れなく含まれている。したがって、オペレータがユーザから聞き取った情報を手入力によってデータベースに登録する場合と異なり、必要な情報の入力漏れや不正確な情報の入力が少なくなる。よって、データベースの内容自体の信頼性を高めることができ、発生した障害に対してより適切な解決方法をユーザに提供することができる。
【0076】
また、本発明では、監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害を監視してそれらの障害データを収集し、各々データベースに蓄積するようにしている。そして、アプリケーションの障害が発生したときは、データベースの検索結果に応じて障害の解決策を提示し、インフラの障害が発生したときは、データベースの検索結果等に応じてインフラ障害の内容と共に対応の進捗状況を提示するようにしたので、ユーザはいま何の障害が発生しているのかを的確に判断することができ、様々な障害に対して適切な処置を行うことができるようになる。
【0077】
本発明の他の特徴によれば、障害履歴データベースに記憶された障害データと対応履歴データベースに記憶された対応内容データとに基づいてFAQ情報を作成し、これをFAQ情報データベースとして蓄積するようにしたので、障害の内容や障害発生時のシステム動作状況などに関して、詳細で正確な情報に基づいたFAQ情報を得ることができ、FAQ情報の品質を向上させることができる。しかも、このFAQ情報は、発生した障害に対する解決策としてアプリケーション画面に表示されるので、ヘルプデスクやコールセンタなどに別途問い合わせをすることなく、FAQ情報だけで問題解決可能な機会を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による障害対応システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】クライアントのアプリケーション上に表示される画面イメージの例を示す図である。
【図3】アプリケーションソフト上で障害が発生した場合の動作を示すフローチャートである。
【図4】インフラ系で障害が発生した場合の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10−1〜10−3 監視対象システム
11−1〜11−3 クライアント
12 サーバ
13 データベース
14 監視コンピュータ
15 ネットワーク
20 障害監視システム
30 障害対応サーバ
31 障害登録部
32 FAQ検索部
33 障害履歴情報提供部
34 インフラ監視情報提供部
35 対応履歴/進捗状況情報提供部
36 障害情報送信部
37 アプリケーション連携インタフェース
40 データベース群
41 構成管理DB
42 提供サービス管理DB
43 FAQ情報DB
44 障害履歴DB
45 障害対応履歴DB
50 ヘルプデスクシステム
51 第1のフレーム
52 第2のフレーム
53 第3のフレーム
54 問い合わせボタン

Claims (13)

  1. 監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害を監視し、障害が発生したときに障害データを収集する障害監視手段と、
    上記障害監視手段により収集された障害データを障害履歴データベースとして記憶する障害履歴記憶手段と、
    上記障害履歴データベースに記憶された障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして記憶する障害対応履歴記憶手段と、
    上記障害監視手段により収集された障害データに基づいて、上記障害履歴データベースおよび上記対応履歴データベースを検索し、発生した障害に対する対応内容のデータを提供する履歴検索手段と、
    上記履歴検索手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする障害対応システム。
  2. 上記アプリケーションの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害の解決策を検索し、上記表示手段によって上記クライアントのアプリケーション画面に上記解決策を表示することを特徴とする請求項1に記載の障害対応システム。
  3. 上記インフラの障害が発生したときに、上記障害監視手段により収集された障害データを利用して、インフラ障害の内容に関する情報を提供するインフラ情報提供手段を備え、
    上記表示手段は、上記インフラ情報提供手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の障害対応システム。
  4. 上記インフラの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害に対する対応の進捗状況を検索し、上記表示手段によって上記クライアントのアプリケーション画面に上記進捗状況を上記インフラ障害の内容と共に表示することを特徴とする請求項3に記載の障害対応システム。
  5. 上記障害履歴データベースに記憶された障害データおよび上記対応履歴データベースに記憶された対応内容データに基づいて作成されたFAQ情報をFAQデータベースとして記憶するFAQ情報記憶手段と、
    上記障害監視手段により収集された障害データに基づいて、上記FAQデータベースを検索し、発生した障害に対する解決策のデータを提供するFAQ検索手段とを備え、
    上記表示手段は、上記FAQ検索手段により提供された情報を上記クライアントのアプリケーション画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の障害対応システム。
  6. 上記障害監視手段により収集された障害データをヘルプデスクもしくはコールセンタに送信する障害データ送信手段と、
    上記ヘルプデスクもしくはコールセンタに対してユーザが問い合わせを行えるように、上記表示手段によって表示されるアプリケーション画面を通じて上記ヘルプデスクもしくはコールセンタに接続する接続手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の障害対応システム。
  7. 監視対象システムのクライアント上で稼動しているアプリケーションの障害および当該アプリケーションを動作させるインフラの障害について、障害監視装置により収集された障害データを障害履歴データベースとして記憶する障害履歴記憶手段と、
    上記障害履歴データベースに記憶された障害に対する対応内容のデータを対応履歴データベースとして記憶する障害対応履歴記憶手段と、
    上記障害の発生時に上記障害監視装置より供給される障害データに基づいて上記障害履歴データベースおよび上記対応履歴データベースを検索し、発生した障害に対する対応内容のデータを取得して、これを上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供する履歴検索手段とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
  8. 上記アプリケーションの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害の解決策を検索し、当該解決策を上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供することを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 上記インフラの障害が発生したときに、上記障害監視装置より供給される障害データを利用して、インフラ障害の内容に関する情報を上記クライアントに提供するインフラ情報提供手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  10. 上記インフラの障害が発生したときは、上記履歴検索手段によって上記発生した障害に対する対応の進捗状況を検索し、当該進捗状況を上記インフラ障害の内容と共に上記クライアントに提供することを特徴とする請求項9に記載のサーバ装置。
  11. 上記障害履歴データベースに記憶された障害データおよび上記対応履歴データベースに記憶された対応内容データに基づいて作成されたFAQ情報をFAQデータベースとして記憶するFAQ情報記憶手段と、
    上記障害監視装置より供給される障害データに基づいて上記FAQデータベースを検索し、発生した障害に対する解決策のデータを取得して、これを上記アプリケーションの画面に表示するために上記クライアントに提供するFAQ検索手段とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  12. 上記障害監視装置より供給された障害データをヘルプデスクもしくはコールセンタに送信する障害データ送信手段を備えたことを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載のサーバ装置。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるための障害対応プログラム。
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