JP2003233512A - 保守機能付きクライアント監視システム及び監視サーバ及びプログラム並びにクライアント監視・保守方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】クライアントの運用監視を行うとともに、障害
原因に応じたソフトウェアの更新を行うことのできるク
ライアント監視システム及び監視サーバ及びプログラム
並びに監視・保守方法を提供する。 【解決手段】監視サーバは、クライアントに対して障害
情報を要求し、獲得する手段と、障害データベースに対
して、障害情報に応じた保守情報を問い合わせ、結果を
獲得する手段と、保守情報とクライアント毎に予め定め
られたパッチ選択情報に基いたパッチを選択する手段
と、パッチデータベースに対してパッチを要求、獲得す
る手段と、クライアントに対して該パッチを送信し、適
用する手段とを備える。ソフトウェアに関する既知の問
題点毎に障害データベースに格納された保守情報に基い
て、パッチを特定し、クライアントに自動適用すること
により、ソフトウェアに起因する障害に対する保守に要
する労力を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント監視
システム及び監視サーバ及びプログラム並びにクライア
ント監視・保守方法に関し、特に、クライアントにおけ
る障害の復旧を自動化する機能を備えた監視サーバ及び
監視システム及びプログラム並びにクライアント監視・
保守方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の一般的な（運用）監視サーバは、
図４に示されたように、業務マシン等のクライアント１
０の状態の変化を常時監視し、障害が発生した場合に、
（運用）監視サーバ２０を介して、管理者（監視者）の
端末５０等を介して管理者（監視者）に通知を行うもの
である。そして、前記通知を受け取った監視者が保守員
に連絡し、メンテナンス等の作業の指示を行い、保守員
が、クライアントの状況を調査し、これに応じた作業を
行うといった流れで行われている。このとき、該障害
が、広く知られているソフトウェアの問題点に起因する
ものであることが、明らかな場合は、電話や電子メール
等で不具合発生状況を聴取した後に、ネットワークを介
して保守作業を行うことも可能である。一方、マイナー
な問題やクライアントのシステム構成等が明らかでない
場合は、保守員は、クライアントの置かれた場所に出向
いて、不具合の発生状況から原因を把握し、クライアン
トのシステム構成を調査した上で、適切なパッチを選択
しこれを適用するといった作業が行われている。

【０００３】また、例えば、特開昭５９−５７３４９号
公報には、ホスト、サブホスト、端末装置からなる分散
処理システムにおいて、サブホスト側に接続されるサー
ビスプロセッサが、プログラム障害を検出し、プログラ
ム障害検出時には、自動的にメモリダンプを行い、爾
後、サービスプロセッサは、システムの再起動、メモリ
ダンプの結果に基く障害の局所化、を行い、該局所化さ
れた情報を含む障害情報をホストに送信して、ホスト側
からパッチが送信された場合には該パッチを当てるとと
もに、システムの再起動を行う障害修復方式が紹介され
ている。

【０００４】ところで、標準化の概念の下に、マシン環
境の統一化がなされつつある一方で、その細部の仕様が
異なるために、特定のＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙ
ｓｔｅｍ）、ミドルウェア、周辺機器並びにデバイスド
ライバ等にのみ、依存するソフトウェアの不具合も少な
くない。また、こうした不具合は、システム管理者の側
にとっても、完全に同一の環境を用意しない限りその再
現をすることができないことが多々あり、該障害の原因
や応急措置についての情報提供や必要なパッチの選択
は、管理者並びに保守員のスキルに頼らざるを得ないと
もいえた。また、障害の発生を自動検出し、メモリダン
プによる障害情報の自動通知がなされる上記した公報記
載の発明を以ってしても、パッチの選択作業は、専門的
知識を備えた技術者に頼らざるを得ないという事情は変
わらない。

【０００５】また、上記したような場合でなくとも、ハ
ードウェアの交換・修理等の物理的な作業が必要でない
作業に、人の手を介在させることは、非常にナンセンス
であると考えられる。また、ソフトウェアの障害は、既
知の問題を原因とし、パッチの適応により修復できる例
も少なくない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、人
手を煩わせることなく、クライアントの運用の監視を行
うとともに、無数にある障害原因に応じたソフトウェア
の更新を行うことのできるクライアント監視システム及
び監視サーバ及びプログラム並びに監視・保守方法を提
供することを目的とする。また、本発明は、併せて、障
害が発生した場合における、利用者並びに管理者に対す
る必要な情報の提供を可能とする手段を提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段を提供する本発明の第１の視点によれば、少なく
とも、更新すべきソフトウェアの情報を含む保守情報
を、予め定められた検索ワードと関連付けて、記憶保持
する第１のデータベースサーバと、ソフトウェアを更新
するためのソフトウェア更新データを記憶保持する第２
のデータベースサーバと、クライアントを監視する監視
サーバと、を含んだクライアント監視システムであっ
て、前記監視サーバは、障害を検知したクライアントに
対して、少なくとも前記第１のデータベースサーバに対
する前記検索ワードを含んだ障害情報を要求して、受信
する手段と、前記障害情報に応じた、保守情報を前記第
１のデータベースサーバに対して問い合わせて、受信す
る手段と、前記保守情報と、クライアント毎に予め定め
られた前記ソフトウェア更新データを選択するための選
択情報と、に応じたソフトウェア更新データを選択する
手段と、前記選択したソフトウェア更新データを、前記
第２のデータベースサーバに対して要求して、受信する
手段と、前記ソフトウェア更新データを前記端末に対し
て送信して、前記端末に適用させる手段と、を備えるこ
と、を特徴とするクライアント監視システムが提供され
る。

【０００８】また、上記したクライアント監視システム
において、前記監視サーバに、前記保守情報と、前記ソ
フトウェア更新データの適用結果と、を出力して、管理
者に通知する手段を、更に備えることも好ましい。

【０００９】また、本発明の第２の視点によれば、上記
したクライアント監視システムに用いる監視サーバ並び
に監視サーバを構成するコンピュータに実行させるプロ
グラムが提供される。

【００１０】また、本発明の第３の視点によれば、上記
したシステム又は装置を用いて行うクライアントの監視
・保守方法が提供される。

【００１１】

【発明の実施の形態】続いて、本発明の一実施の形態に
ついて説明する。本発明は、監視対象となるクライアン
ト（図１の１０）と、クライアント（図１の１０）を監
視する監視サーバ（図１の２０）と、保守情報を記憶保
持する第１のデータベース（図１の３０）と、ソフトウ
ェア更新データを記憶保持する第２のデータベース（図
１の４０）と、を互いに接続して構成される。

【００１２】監視サーバ（図１の２０）は、障害を検知
する手段に加え、障害を検知したクライアント（図１の
１０）に対して、予め定めた前記第１のデータベース
（図１の３０）に対して検索キーとして使用できる検索
ワードを含んだ障害情報を要求して、受信する手段と、
前記障害情報に応じた、保守情報を第１のデータベース
（図１の３０）に対して問い合わせて、受信する手段
と、前記保守情報と、クライアント毎に予め定められた
前記ソフトウェア更新データを選択するための選択情報
と、に応じたソフトウェア更新データを選択する手段
と、前記選択したソフトウェア更新データを前記第２の
データベース（図１の４０）に対して要求して、受信す
る手段と、前記ソフトウェア更新データをクライアント
（図１の１０）に対して送信して、クライアント（図１
の１０）において適用させる手段と、を備えている。

【００１３】その作用は、まず、監視サーバ（図１の２
０）によるクライアント（図１の１０）の監視中に、監
視サーバ（図１の２０）に対して、ソフトウェア障害の
通知がなされた場合、監視サーバ（図１の２０）は、予
め定めた前記第１のデータベース（図１の３０）に対す
る照会ワードを含んだ障害情報を要求する。前記要求に
対して、障害情報の応答がなされると、監視サーバ（図
１の２０）は、該障害情報に基いて第１のデータベース
（図１の３０）を検索し、必要なパッチについての情報
やエラーメッセージの意味が含まれた保守情報を抽出す
る。続いて、監視サーバ（図１の２０）は、前記障害情
報と、クライアント毎に予め定められた前記ソフトウェ
ア更新データを選択するための選択情報と、に応じたソ
フトウェアを更新するためのソフトウェア更新データを
選択し、第２のデータベース（図１の４０）から取り出
し、該ソフトウェア更新データを、障害が発生したクラ
イアント（図１の１０）に対して送信して適用させる。

【００１４】上記処理の結果、障害が発生したクライア
ント（図１の１０）において、発生した障害の再発が防
止され、また、送信されるソフトウェア更新データは、
クライアント毎に予め定められた前記ソフトウェア更新
データを選択するための選択情報に基いて、選択されて
いるため、ソフトウェアの更新（パッチの適用）に伴う
二次的障害の発生が防止される。

【００１５】これにより、複雑な技術を必要としない局
面、或いは、ハードウェアの交換・修理を必要としない
不具合が発生した局面において、保守に要する労力の削
減が可能となる。もちろん、前記ソフトウェア更新デー
タの選択処理並びにソフトウェア更新データの適用処理
は、自動的に行われるため、当然に、人為的ミスの発生
が抑止される。

【００１６】また、監視サーバに、前記保守情報と、前
記ソフトウェア更新データの適用結果と、を出力する手
段を備えることも、好ましい変形である。システムの管
理者は、障害発生時に通報される保守情報によって、そ
の管理範囲に属するクライアントにおける障害の発生状
況、障害の詳細を容易に把握可能となり、本発明によっ
ては対応できない障害についての適切な行動をとること
が可能となる。また、前記ソフトウェア更新データの適
用結果は、システムの管理者に、監視サーバの実績につ
いての情報を提供するものとなる。

【００１７】

【実施例】続いて、上記した本発明の実施の形態をより
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図１は、本発明の一実施例のシステム構
成図である。図１を参照すると、複数のクライアント１
０と、各クライアントを監視する監視サーバ２０と、保
守情報を記憶保持する障害データベースサーバ３０と、
パッチを記憶保持するパッチデータベースサーバ４０
と、管理者（監視者）端末５０と、をネットワークを介
して接続したシステムが示されている。

【００１８】クライアント１０は、業務用のオンライン
端末ないし業務に用いる各種情報処理装置として用いら
れるパーソナルコンピュータ等の情報処理機器である。
そして、クライアント１０は、障害が発生した場合に
は、ＳＮＭＰ（ＳｉｍｐｌｅＮｅｔｗｏｒｋ Ｍａｎａ
ｇｅｍｅｎｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）等により構成された
機構により、該障害の発生の事実と、エラーメッセージ
やスタックトレース等から得られる、予め定める障害の
種別を識別できる項目を含んだ障害情報と、を監視サー
バ２０に対して送信可能となっている。

【００１９】監視サーバ２０は、ＳＮＭＰ等により構成
された障害を検知する手段を備えたサーバであって、更
に、障害を検知したクライアント１０に対して、予め定
めた障害データベース３０に対する照会ワードを含んだ
障害情報を要求して、受信する手段と、前記障害情報に
応じた、保守情報を障害データベースサーバ３０に対し
て問い合わせて、受信する手段と、前記保守情報と、ク
ライアント毎に予め定められたパッチの選択則と、に応
じたパッチを選択する手段と、前記選択したパッチをパ
ッチデータベースサーバ４０に対して要求して、受信す
る手段と、前記パッチをクライアント１０に対して送信
して、クライアント１０において適用させる手段と、を
備えている。

【００２０】従って、本実施例における監視サーバ２０
は、従来の監視サーバに加えて、（１）クライアント
（業務マシン）１０に対して障害情報を要求し、獲得す
る機能、（２）障害データベースサーバ３０に対して、
障害情報に基いた保守情報を問い合わせ、結果を獲得す
る機能、（３）保守情報とクライアント毎に予め定めら
れたパッチ選択情報に基いて、好ましいパッチを選択す
る機能、（４）パッチデータベースサーバ４０に対して
パッチを要求、獲得する機能、（５）クライアント（業
務マシン）１０に対して該パッチを送信し、適用する機
能、を有するものである。

【００２１】クライアント１０毎に予め定められたパッ
チの選択則は、適用候補となるパッチから任意のパッチ
を選択するためのルールであれば、特に限定するもので
はないが、例えば、クライアント１０の環境条件（ＯＳ
バージョン、システム構成等）に応じたパッチの適用優
先順位等を監視サーバ２０に記憶保持させることでよ
い。また、各クライアント１０の業務内容に応じた優先
順位、例えば、安定運用を目指すのであれば、最新のパ
ッチの適用優先順位を下げ、リリース後一定期間が経過
したものを優先順位を上げること等も好ましい選択則と
なる。

【００２２】障害データベースサーバ３０は、クライア
ント１０が監視サーバ２０に対して送信する障害情報に
含まれるエラーメッセージやスタックトレース等から得
られた情報を検索ワードとして、検索できるよう各保守
情報を記憶保持するサーバである。そして、前記保守情
報には、障害内容に対応するパッチを特定する情報のほ
か、監視者に対する、エラーメッセージの意味、バグの
詳細内容等が含まれている。

【００２３】パッチデータベースサーバ４０は、管理範
囲にあるソフトウェアのパッチを、管理範囲にあるクラ
イアントをサポートできるよう多数保持するサーバであ
る。前記パッチは、適用すべきソフトウェア、該ソフト
ウェアのバージョン・レビジョン毎に管理がなされて、
前記保守情報に含まれるパッチを特定する情報により特
定し、ダウンロード可能となっている。

【００２４】管理者（監視者）端末５０は、システムの
運用状況の監視、障害データベースサーバ３０の保守デ
ータの更新、監視サーバ２０に記憶保持されるパッチの
選択則の更新等を行うための情報処理機器である。

【００２５】以下、本実施例では、説明の便宜のため、
セキュリティレベルを問わないものとして説明するが、
より実際的には、監視サーバ２０と障害データベースサ
ーバ３０間、監視サーバ２０と管理者（監視者）端末５
０間、監視サーバ２０とパッチデータベースサーバ４０
間には、専用線若しくは、ＶＰＮ（ＶｉｒｔｕａｌＰｒ
ｉｖａｔｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＳＳＬ（Ｓｅｃｕｒｅ
ＳｏｃｋｅｔｓＬａｙｅｒ）等の公知手段によって機
密性が保たれていることが好ましい。

【００２６】続いて、本実施例の作用を、図面を参照し
て詳細に説明する。図２は、本実施例の作用を説明する
ためのフローチャートである。図２を参照すると、ま
ず、クライアント１０が、監視サーバ２０に対して障害
が発生したことを通知すると（ステップＡ１）、監視サ
ーバ２０は、クライアント１０に対して、該障害の内容
を示し障害データベースサーバ３０に対する検索ワード
を含んだ障害情報を要求する（ステップＡ２）。該要求
に応じてクライアント１０が、監視サーバ２０に対して
障害情報を抽出して送信すると（ステップＡ３）、監視
サーバ２０は、障害データベースサーバ３０に対して、
前記検索ワードをキーとして、対応する保守情報を問い
合わせる（ステップＡ４）。該問い合わせを受けた障害
データベースサーバ３０は、該障害情報に応じた保守情
報を検索し、監視サーバ２０に対して送信する（ステッ
プＡ５）。

【００２７】続いて、監視サーバ２０は、該保守情報に
含まれる適用すべきパッチについての情報と、クライア
ント毎に予め定められたパッチの選択則に基いて、適用
すべきパッチを選択し、パッチデータベースサーバ４０
に対して、パッチの要求を行う（ステップＡ６）。該要
求を受けたパッチデータベースサーバ４０は、該要求に
より特定されているパッチを検索し、監視サーバ２０に
対して送信する（ステップＡ７）。要求をしたパッチを
受け取った監視サーバ２０は、該パッチを障害通知をな
したクライアント１０に対して送信し（ステップＡ
８）、該クライアント１０側でパッチを適用させる（ス
テップＡ９）。

【００２８】もちろん、該パッチの適用にあたっては、
更新するソフトウェアが実行状態にある場合には、該ソ
フトウェアを終了させる処理、並びに、必要に応じて、
適用後、該クライアント１０のシステムを再起動させる
処理を含める。

【００２９】このようにして、障害の内容に応じた保守
情報に基いて、適切なパッチの選択適用が実現される。
また、適用候補となるパッチが、存在する場合であって
も、クライアント毎に指定された選択則にそぐわない場
合には、これを適用しないよう構成し、また、適用候補
となるパッチが、複数存在する場合には、より好ましい
パッチを選択できるよう構成することで、より綿密なパ
ッチの選択・適用が実現されている。

【００３０】なお、上記した実施例においては、障害デ
ータベースサーバ３０並びにパッチデータベースサーバ
４０を用いているが、監視サーバに接続された記憶装置
等に構築されたデータベースであっても、もちろんかま
わない。

【００３１】続いて、本発明の別の実施例について説明
する。本実施例のシステム構成は、図１に示された上記
した実施例のシステム構成と、同様であるため、省略す
る。

【００３２】図３は、本実施例の作用を説明するための
フローチャートである。本実施例の作用は、クライアン
ト１０における障害の発生通知後（ステップＢ１）から
障害データベースサーバ３０から保守データ送信（ステ
ップＢ５）までの動作と、パッチデータベースサーバ４
０に対するパッチの要求（ステップＢ７）からパッチデ
ータベースサーバ４０から受け取ったパッチの適用（ス
テップＢ１０）までの動作は、上記した実施例と同様で
ある。上記した実施例と相違する点は、監視サーバ２０
が、障害データベースサーバ３０から受け取った保守デ
ータを管理者端末５０に転送する処理（ステップＢ５）
と、パッチデータベースサーバ４０から受け取ったパッ
チのクライアントへの適用結果を通報する処理（ステッ
プＢ１１）が付け加えられている点である。

【００３３】上記した本発明の別の実施例によれば、先
行する処理が完了した時点で、保守データ並びにパッチ
の適用結果が管理者端末５０に対して送信される。従っ
て、システムの管理者ないし監視者は、その管理範囲に
あるクライアントにおける障害の発生状況の詳細を得る
ことが可能となる。このため、適用すべきパッチの選択
則の見直しや、重大な障害に対する迅速な措置を行うこ
とが可能となる。各障害の内容を分析することによっ
て、より好ましい状態に保守データ並びにパッチを更新
することが可能となる。

【００３４】なお、上記した各実施例においては、パッ
チデータベースサーバ４０は、パッチデータを記憶保持
するものとして説明したが、ソフトウェアを更新するた
めのデータであれば、特に限定するものではない。

【００３５】

【発明の効果】本発明によれば、ソフトウェアに起因す
るクライアントの障害に対する保守作業を、人手を介さ
ずに、適正に行うことが可能となる。その理由は、ソフ
トウェアに係る既知の問題点に対する保守情報に基い
て、これに対応する処置を、監視サーバに自動的に行わ
せる構成を実現したことにある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成図である。

【図２】本発明の一実施例の作用を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図３】本発明の別の実施例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図４】従来の運用監視システムのシステム構成図であ
る。

【符号の説明】

１０ クライアント ２０ 監視サーバ ３０ 障害データベースサーバ ４０ パッチデータベースサーバ ５０ 管理者端末

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも、更新すべきソフトウェアの情
   報を含む保守情報を、予め定められた検索ワードと関連
   付けて、記憶保持する第１のデータベースサーバと、ソ
   フトウェアを更新するためのソフトウェア更新データを
   記憶保持する第２のデータベースサーバと、クライアン
   トを監視する監視サーバと、を含んだクライアント監視
   システムであって、 前記監視サーバは、 障害を検知したクライアントに対して、少なくとも前記
   第１のデータベースサーバに対する前記検索ワードを含
   んだ障害情報を要求して、受信する手段と、 前記障害情報に応じた保守情報を、前記第１のデータベ
   ースサーバに対して問い合わせて、受信する手段と、 前記保守情報と、クライアント毎に予め定められた前記
   ソフトウェア更新データを選択するための選択情報と、
   に応じたソフトウェア更新データを選択する手段と、 前記選択したソフトウェア更新データを、前記第２のデ
   ータベースサーバに対して要求して、受信する手段と、 前記ソフトウェア更新データを前記端末に対して送信し
   て、前記端末に適用させる手段と、を備えること、 を特徴とするクライアント監視システム。
2. 【請求項２】請求項１に記載の監視システムにおいて、 前記監視サーバは、 前記保守情報と、前記ソフトウェア更新データの適用結
   果と、を出力して、管理者に通知する手段を備えるこ
   と、 を特徴とするクライアント監視システム。
3. 【請求項３】少なくとも、更新すべきソフトウェアの情
   報を含む保守情報を、予め定められた検索ワードと関連
   付けて、記憶保持する第１のデータベースと、ソフトウ
   ェアを更新するためのソフトウェア更新データを記憶保
   持する第２のデータベースと、に接続されてクライアン
   トの状態を監視する監視サーバであって、 障害を検知したクライアントに対して、少なくとも前記
   第１のデータベースに対する前記検索ワードを含んだ障
   害情報を要求して、受信する手段と、 前記障害情報に応じた保守情報を、前記第１のデータベ
   ースに対して問い合わせて、受信する手段と、 前記保守情報と、クライアント毎に予め定められた前記
   ソフトウェア更新データを選択するための選択情報と、
   に応じたソフトウェア更新データを選択する手段と、 前記選択したソフトウェア更新データを前記第２のデー
   タベースに対して要求して、受信する手段と、 前記ソフトウェア更新データを前記クライアントに対し
   て送信して、前記クライアントに適用させる手段と、を
   備えること、 を特徴とする監視サーバ。
4. 【請求項４】請求項３に記載の監視サーバにおいて、更
   に、 前記保守情報と、前記ソフトウェア更新データの適用結
   果と、を出力して、管理者に通知する手段を備えるこ
   と、 を特徴とする監視サーバ。
5. 【請求項５】少なくとも、更新すべきソフトウェアの情
   報を含む保守情報を、予め定められた検索ワードと関連
   付けて、記憶保持する第１のデータベースと、ソフトウ
   ェアを更新するためのソフトウェア更新データを記憶保
   持する第２のデータベースと、に接続されてクライアン
   トの状態を監視する監視サーバを構成するコンピュータ
   に実行させるプログラムであって、 障害を検知したクライアントに対して、少なくとも前記
   第１のデータベースに対する前記検索ワードを含んだ障
   害情報を要求して、受信する処理と、 前記障害情報に応じた保守情報を、前記第１のデータベ
   ースに対して問い合わせて、受信する処理と、 前記保守情報と、クライアント毎に予め定められた前記
   ソフトウェア更新データを選択するための選択情報と、
   に応じたソフトウェア更新データを選択する処理と、 前記選択したソフトウェア更新データを前記第２のデー
   タベースに対して要求して、受信する処理と、 前記ソフトウェア更新データを前記クライアントに対し
   て送信して、前記クライアントに適用させる処理と、 の前記各処理を前記コンピュータに実行させるプログラ
   ム。
6. 【請求項６】請求項５に記載のプログラムにおいて、 前記保守情報と、前記ソフトウェア更新データの適用結
   果と、を出力して、管理者に通知する処理を、更に、 前記コンピュータに実行させるプログラム。
7. 【請求項７】少なくとも、更新すべきソフトウェアの情
   報を含む保守情報を、予め定められた検索ワードと関連
   付けて、記憶保持する第１のデータベースと、ソフトウ
   ェアを更新するためのソフトウェア更新データを記憶保
   持する第２のデータベースと、クライアントの状態を監
   視する監視サーバと、を接続してなるクライアント監視
   システムにおける、クライアント監視・保守方法であっ
   て、 前記監視サーバが、 障害を検知したクライアントに対して、少なくとも前記
   第１のデータベースに対する前記検索ワードを含んだ障
   害情報を要求して、受信するステップと、 前記障害情報に応じた保守情報を、前記第１のデータベ
   ースに対して問い合わせて、受信するステップと、 前記保守情報と、クライアント毎に予め定められた前記
   ソフトウェア更新データを選択するための選択情報と、
   に応じたソフトウェア更新データを選択するステップ
   と、 前記選択したソフトウェア更新データを前記第２のデー
   タベースに対して要求して、受信するステップと、 前記ソフトウェア更新データを前記クライアントに対し
   て送信して、前記クライアントに適用させるステップ
   と、を含むこと、 を特徴とするクライアント監視・保守方法。
8. 【請求項８】請求項５に記載のクライアント監視・保守
   方法において、 更に、前記監視サーバが、 前記保守情報と、前記ソフトウェア更新データの適用結
   果と、を出力して、管理者に通知するステップを、含む
   こと、 を特徴とするクライアント監視・保守方法。