JP5018768B2 - 適用パッチ選別装置及び適用パッチ選別方法 - Google Patents

適用パッチ選別装置及び適用パッチ選別方法 Download PDF

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Description

本発明は、システムに適用するパッチを選別する装置及び方法に関する。
近年、システムに適用する、ソフトウェアの障害修正や小規模なバージョンアップ等のためのパッチを、自動的に選別する機能が要求されている。これは、次のような理由による。
まず、システムにインストールされているOS(Operating System)やアプリケーションといったソフトウェアのパッチはベンダー等から多数提供されており、適用可能なパッチの中から所望のパッチだけを選別しようとする場合には時間がかかるし知識も必要である。また、無駄なパッチを適用せずに、なるべく少ないパッチの適用により、システムの安定稼働が要求されている。さらに、ユーザによってはポリシーがあり、全てのユーザが重大障害修正のための最新パッチ等をリリース直後に適用したいわけではない。
現状は、ユーザのポリシーによりシステムに適用するパッチを選別するという機能は存在しない。そのため、ユーザは、主に、ベンダーから提供されたクラスタと称する複数のパッチを集めたもの(以下、単に「クラスタ」という)や、パッチ管理のツールを使って、複数のパッチを一括適用している。もし、クラスタやパッチ管理のツールを使わないのなら、ユーザは、自力で障害情報等を手作業で調べて必要なパッチを選別し個々に適用するしかない。
クラスタには、機種やOS情報から分類されたパッチを全て集めたものや、ベンダーが重大な障害修正として適用を推奨するパッチ(セキュリティパッチ或いは推奨パッチといったフラグが付いているパッチ)を集めたものがある。ユーザは、クラスタの単位でパッチの集合を一括適用するか、パッチ管理のツール等を使って最新の未適用パッチの集合を抽出し全部を一括適用するか、セキュリティパッチ或いは推奨パッチといったフラグが付いているパッチを一括適用するのが一般的である。これらを使わない場合は、公開されている障害情報やシステムの運用状況等を自力で調べて、必要なパッチだけを選別して適用するしかない。
クラスタやパッチ管理のツールを使えば、とりあえず複数のパッチの集合が一括で適用されるので、システムの障害等が一度に修正されるが、適用したくないパッチも全て適用されてしまう。適用したくないパッチを適用対象から除外するには、面倒だが自力で障害情報等を調査し必要なパッチを個々に選別し適用するしかない。
尚、システムへのパッチの適用に関する技術として、例えば特許文献1には、システム起動時に、パッチ未適用の実行プログラムを含む起動用ファイルとパッチとがフロントシステムからバックエンドシステムへ送られ、バックエンドシステムにおいて、その起動用ファイルに含まれる実行プログラムにパッチが適用され、システム終了時には、そのパッチ適用済み実行プログラムを含む起動用ファイルがフロントシステムに送られ、そして、次回のシステム起動時には、そのパッチ適用済み実行プログラムがフロントシステムからバックエンドシステムへ送られるようにした手法が提案されている。
以上のような状況を踏まえると、システムへのパッチの適用に関し、次のような問題点がある。
まず、システムにインストールされているソフトウェアのパッチは多数存在しているため、それらのパッチを全て適用するには大変な時間がかかる。例えばOSによっては数百ものパッチが公開されており、それらを全て適用するとなると大変な時間がかかる。
また、できるだけ多数のパッチの中から必要と思われるものだけを選別し、それを局所的に適用するようにしたいところであるが、大量の情報の中からパッチを選別するには知識も必要だし時間もかかる。
さらに、クラスタなど、ある程度のかたまりでパッチを適用すれば、とりあえずベンダーが推奨する重大障害に対する修正等ができるというメリットがあるものの、その適用には大変な時間がかかる、使用頻度の高くない機能のパッチまで適用される可能性がある、既に適用されているパッチが含まれている可能性がある、クラスタが対象としていない製品(機能)のパッチは含まれない、などというデメリットもある。
また、ユーザによっては、使用頻度の高い機能については最新パッチを常に適用しておきたいという考え方もある。逆に、システムの運用に支障があるので、とりあえず、使用している機能が障害をかかえていたとしても、障害が発生する条件には合致しないし、問題なく稼働しているのだから、わざわざ最新パッチを適用したくないという考え方もある。また、リリースされたばかりのパッチは適用実績が少なくレベルダウンを起こしてBadパッチ(適用することによってレベルダウンを起こし、リリースはしたが取り下げになるパッチ)になる可能性があるので、リリースされてからある程度時間が経過したパッチを適用したいという考え方もある。しかし、現状において、ユーザのポリシーによって適用するパッチを選別する機能は存在しない。
本発明は、上記実情に鑑み、システムに適用可能な多数のパッチの中からユーザが本当に適用したいパッチだけを簡単に自動で取捨選択できるようにする、適用パッチ選別装置及び適用パッチ選別方法を提供することを目的とする。
特許第2871433号公報
本発明の第1の態様に係る適用パッチ選別装置は、適用対象システムの情報に基づいて、公開されているパッチの情報から前記適用対象システムの全未適用パッチの情報を抽出する第1の抽出手段と、ユーザのポリシーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力されたユーザのポリシーに基づいて、前記第1の抽出手段により抽出された全未適用パッチの情報から前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段により抽出された前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報に応じて当該未適用パッチを取得する未適用パッチ取得手段と、を備え、前記ユーザのポリシーは、1つの障害事象のパッチを適用対象にするというポリシー、又は、2つ以上の障害事象のパッチをAND条件又はOR条件で適用対象にするというポリシーを含む、ことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る適用パッチ選別方法は、適用対象システムの情報に基づいて、公開されているパッチの情報から前記適用対象システムの全未適用パッチの情報を抽出し、入力されたユーザのポリシーに基づいて、前記全未適用パッチの情報から前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報を抽出し、前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報に応じて当該未適用パッチを取得し、前記ユーザのポリシーは、1つの障害事象のパッチを適用対象にするというポリシー、又は、2つ以上の障害事象のパッチをAND条件又はOR条件で適用対象にするというポリシーを含む、ことを特徴とする。
上記の態様に係る装置及び方法によれば、適用対象システムに適用するパッチを、ユーザのポリシーに従って、容易に選別、取得することが可能になる。
本発明は、後述する詳細な説明を、下記の添付図面と共に参照すればより明らかになるであろう。
本発明が適用されたパッチクラスタ作成システムを含む全体システムの概要を説明する図である。 使用頻度の高い機能のパッチの集合を表す図である。 使用頻度の高くない機能のパッチの集合を表す図である。 リリースされてから一定期間が経過したパッチの集合を表す図である。 各障害事象のパッチの集合を表す図である。 ポリシー入力画面(ポリシー設定1画面)の一例を示す図である。 ポリシー入力画面(ポリシー設定2画面)の一例を示す図である。 ポリシー入力画面(ポリシー設定3画面)の一例を示す図である。 現在から過去7日以内についての調査結果を示す図である。 DB2に格納される情報の一例を示す図である。 DB8に格納されていた最新のパッチの情報の一例を示す図である。 移入されたDB3の情報の一例を示す図である。 パッチクラスタ作成処理の一例を示すフローチャートである。 S1で表示された全未適用パッチの一覧画面の一例を示す図である。 S2で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定0画面)の一例を示す図である。 S3で表示された全未適用パッチの一覧画面の一例を示す図である。 S4で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定1画面)の一例を示す図である。 S4で表示された一覧画面の一例を示す図である。 S5で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定2画面)の一例を示す図である。 S5で表示された一覧画面の一例を示す図である。 S6で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定3画面)の一例を示す図である。 S6で表示された一覧画面の一例を示す図である。 情報処理装置の構成図である。 記録媒体を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用されたパッチクラスタ作成システムを含む全体システムの概要を説明する図である。
同図において、適用対象システム1は、パッチの適用対象とするシステムである。適用対象システム1は、ファイルと使用頻度情報データベース2(以下単に「DB2」という)と、ファイルとPKG(パッケージ)情報データベース3(以下単に「DB3」という)と、適用済みパッチ情報データベース4(以下単に「DB4」という)と、インストールPKG情報データベース5(以下単に「DB5」という)の4つのデータベースを備えている。
尚、本実施例において、ファイルとは、機能としてのファイル、すなわちプログラムファイル、ライブラリ、またはデータファイルのことであるとする。また、PKGとは、製品を構成するファイルのかたまり(例えばOSを構成する機能のかたまり)であるとする。
DB2は、適用対象システム1にて使用されたファイルとその使用頻度の情報が格納されるデータベースである。DB3は、適用対象システム1に存在するファイルとそれが属するPKGの情報が格納されるデータベースである。DB4は、適用対象システム1に適用されたパッチの情報が格納されるデータベースである。DB5は、適用対象システム1にインストールされたPKGの情報が格納されるデータベースである。尚、DB2乃至5に格納される情報の更新等は、適用対象システム1によって行われる。
パッチWeb6は、インターネット等の通信ネットワーク上に存在し、公開されている最新のパッチが格納されたパッチ記憶装置7と、その最新のパッチの情報が格納されたパッチ情報データベース8(以下単に「DB8」という)とを備え、必要に応じて、最新のパッチ及びその情報を提供するサーバーである。DB8には、パッチの情報として、各パッチについての、パッチ番号(パッチID)、修正するPKGの名称、リリース日、及び障害事象等の情報が格納されている。
パッチクラスタ作成システム9は、適用対象システム1についての情報とユーザのポリシーとに基づいて、適用対象システム1に適用するパッチのクラスタを作成する処理(パッチクラスタ作成処理)等を行う。このパッチクラスタ作成処理では、適用対象システム1についての情報が移入されると、通信ネットワークを介して接続されているパッチWeb6を参照し、その移入された情報を基にDB8から適用対象システム1の全未適用パッチの情報を抽出する。続いて、ユーザによって入力された、例えば使用頻度の高い機能のパッチを適用したい、「パニック、システムダウン」の障害事象に関連するパッチを適用したい、等といったポリシーに従って、その全未適用パッチの情報の中から実際に適用対象システム1に適用するパッチ(適用推奨パッチ)の情報を抽出する。そして、その適用推奨パッチの情報に応じて、その適用推奨パッチをパッチ記憶装置7からダウンロードして取得し、その適用推奨パッチのクラスタを作成する。
以上が、全体システムの概要である。
次に、パッチクラスタ作成システム9によって行われるパッチクラスタ作成処理について詳しく説明する。
まず、本処理においてユーザが入力可能なポリシーについて説明する。
本処理において、ユーザは、(1)使用頻度の高い機能のパッチをどうするか、(2)最新パッチを適用対象とするかどうか、(3)どんな障害事象を適用対象にするか、ということについてのポリシーの入力が可能になっている。
上記(1)についてのポリシーの入力では、使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にする、使用頻度の高いくない機能のパッチを適用対象にする(使用頻度の低い機能のパッチを適用対象にする)、全部のパッチを適用対象にする、のいずれか一つを入力することが可能になっている。ここで、適用対象システム1に適用可能な全未適用パッチを集合X、使用頻度の高い機能のパッチを集合Aとすると、使用頻度の高い機能のパッチは図2のように表され、使用頻度の高くない機能のパッチは図3のように表される。すなわち、ユーザは、上記(1)についてのポリシーの入力により、集合A、集合A以外、集合Xのいずれか一つの集合のパッチの抽出が可能になる。
上記(2)についてのポリシーの入力では、最新のパッチを適用対象にする、リリースされてから一定期間が経過したパッチを適用対象にする、のいずれかを入力することが可能になっている。ここで、リリースされてから一定期間が経過したパッチを集合Bとすると、そのパッチは図4のように表される。尚、同図において、集合Xは、最新のパッチ(適用対象システム1に適用可能な全未適用パッチでもある)の集合である。すなわち、ユーザは、上記(2)についてのポリシーの入力により、集合B、集合Xのいずれかの集合のパッチの抽出が可能になる。
上記(3)についてのポリシーの入力では、障害事象が「パニック、システムダウン」のパッチを適用対象にする、障害事象が「ハング、実行が終わらない」のパッチを適用対象にする、障害事象が「コマンド異常」のパッチを適用対象にする、障害事象が「パフォーマンス異常」のパッチを適用対象にする、障害事象が「セキュリティ」のパッチを適用対象にする、全ての障害事象のパッチを適用対象にする、の一つ以上のポリシーをAND条件或いはOR条件で入力することが可能になかっている。ここで、障害事象が「パニック、システムダウン」のパッチを集合C、障害事象が「ハング、実行が終わらない」のパッチを集合D、障害事象が「コマンド異常」のパッチを集合E、障害事象が「パフォーマンス異常」のパッチを集合F、障害事象が「セキュリティ」のパッチを集合Gとすると、各障害事象のパッチは図5のように表される。尚、同図において、集合Xは、適用対象システム1に適用可能な全未適用パッチの集合である。同図に示したように、集合C乃至Gの各々は、重なっている場合もあるし、重なっていない場合もある。すなわち、ユーザは、上記(3)についてのポリシーの入力により、集合C、D、E、F、Gの何れか一つ、又はその組み合わせ(AND条件又はOR条件)、或いは、集合Xのパッチの抽出が可能になる。
また、上記(1)乃至(3)についてのポリシーをAND条件とすることにより、抽出されるパッチを更に絞り込むことが可能である。例えば、上記(1)についての使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にするということと、上記(2)についてのリリースされてから一定期間が経過したパッチを適用対象にするということと、上記(3)についての障害事象が「セキュリティ」のパッチを適用対象にするということをAND条件とすることにより、それが可能である。或いは、上記(1)についての使用頻度の高くない機能のパッチを適用対象にするということと、上記(2)についての最新のパッチを適用対象にするということをAND条件とすることも可能である。尚、この場合には、上記(3)についてのポリシーは考慮されない。若しくは、上記(2)についてのリリースされてから一定期間が経過したパッチを適用対象にするということと、(3)についての障害事象が「パニック、システムダウン」のパッチを適用対象にするということをAND条件とすることも可能である。尚、この場合には、上記(1)についてのポリシーは考慮されない。
上記(1)乃至(3)についてのポリシーの入力は、パッチクラスタ作成システム9に備えられた不図示の表示装置に表示されるポリシー入力画面から、或いはコマンドにより、行うことが可能になっている。
図6、図7、図8は、ポリシー入力画面の一例を示す図である。図6は、上記(1)についてのポリシー入力画面(ポリシー設定1画面)である。図7は、上記(2)についてのポリシー入力画面(ポリシー設定2画面)である。図8は、上記(3)についてのポリシー入力画面(ポリシー設定3画面)である。各々のポリシー入力画面では、パッチクラスタ作成システム9に備えられた不図示の入力装置を利用して、所望のチェックボックスにチェックを入れることにより、ポリシーの入力、設定が可能になっている。
次に、パッチクラスタ作成処理において、移入されて使用される適用対象システム1についての情報について説明する。
本処理では、使用される適用対象システム1についての情報として、DB2に格納されている現在から過去所定期間以内において適用対象システム1にて使用されたファイル及びその使用頻度の情報と、DB3に格納されている適用対象システム1に存在するファイル及びそのPKGの情報と、DB4に格納されている適用対象システム1に適用されたパッチの情報と、DB5に格納されている適用対象システム1にインストールされたPKGの情報とが移入される。
尚、DB2に格納される情報は、適用対象システム1が一定期間毎に(例えば1日毎に)1回、システムの状況を調べ、その調査結果に基づいて更新される。詳しくは、一定期間毎に1回、適用対象システム1に存在する全てのファイルのアクセス履歴(使用履歴)と、その調査時に使用されていたファイルとを調べ、その調査結果に基づいて更新される。
例えば、毎日1回システムの状態を調べて現在から過去7日以内についての調査結果が、図9に示すものであった場合、DB2に格納される情報は、図10に示すものとなる。この場合、図9に示した調査結果にあるように、現在から過去7日以内である10/10〜10/16までに、File1が6回、File2が2回、File3が1回アクセスされている。従って、この時点でのDB2に格納されている情報は、図10に示したように、File1のアクセス回数が6回、File2のアクセス回数が2回、File3のアクセス回数が1回という情報になる。
また、DB3とDB5に格納される情報は、適用対象システム1にPKGがインストールされる毎に更新される。DB4に格納される情報は、適用対象システム1にパッチが適用される毎に更新される。尚、DB3乃至5については、適用対象システム1にインストールされているOSの機能によっても実現することができる。また、DB4及びDB5に格納される情報は、適用対象システム1にインストールされているOSのパッチ関連コマンドによっても得ることができる。
次に、パッチクラスタ作成処理において、移入された適用対象システム1についての情報に基づいて行われる、適用対象システム1の全未適用パッチの情報の抽出について説明する。
本処理では、適用対象システム1についての情報が移入されると、パッチWeb6を参照し、DB8に格納されている最新のパッチの情報と、移入されたDB5の情報(適用対象システム1にインストールされたPKGの情報)とから、適用対象システム1の適用対象となる全パッチの情報を抽出し、その中から、移入されたDB4の情報(適用対象システム1に適用されたパッチの情報)に応じた適用済パッチの情報を除いて、適用対象システム1の全未適用パッチの情報を抽出する。
例えば、最新のパッチの情報として図11に示す情報がDB8に格納されていたものとし、また、移入されたDB5の情報から、適用対象システム1にインストールされているPKGがPkgCとPkgDであることがわかったとする。この場合、適用対象システム1の適用対象となる全パッチの情報としてDB8から抽出されるパッチの情報は、PkgC又はPkgDの情報を含むパッチ番号がPatch2、Patch3、Patch4、Patch5、Patch6であるパッチの情報となる。さらに、移入されたDB4の情報から、パッチ番号がPatch3についてのパッチは既に適用対象システム1に適用済みであることがわかったとする。この場合、適用対象システム1の全未適用パッチの情報として最終的に抽出されるパッチの情報は、パッチ番号がPatch3を除いたPatch2、 Patch4、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報となる。
尚、DB8には、図11に示した各パッチについてのパッチ番号、リリース日、修正するPKG、障害事象についての情報の他にも、各パッチについての機種情報、OSのバージョン情報、パッチの依存関係の情報等も含まれており、これらの情報も加味して、全未適用パッチの情報を抽出するようにすることも可能である。
次に、パッチクラスタ作成処理において、ユーザのポリシーに従って行われる、抽出された適用対象システム1の全未適用パッチの情報からの適用推奨パッチの情報の抽出について説明する。
本処理において、入力されたユーザのポリシーが、例えば、使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にするというものであった場合には、まず、後述の使用頻度の高いファイルの定義と、移入されたDB2の情報とから、使用頻度の高いファイルの情報を抽出する。そして、その使用頻度の高いファイルの情報と、移入されたDB3の情報とから、その使用頻度の高いファイルが属するPKGの名称を抽出する。
例えば、アクセス回数が6回以上のファイルを使用頻度の高いファイルとすると定義されており、移入されたDB2の情報が図10に示したものであり、移入されたDB3の情報が図12に示す情報であった場合には、まず、移入されたDB2の情報から使用頻度の高いファイルとしてFile1が抽出され、図12に示したDB3の情報から、そのFile1が属するPKGの名称としてPkgCが抽出される。
そして、抽出されている全未適用パッチの情報と、使用頻度の高いファイルが属するPKGの名称とから、使用頻度の高い機能のパッチの情報を抽出する。
例えば、抽出されている全未適用パッチの情報が、図11に示したDB8の情報における、パッチ番号がPatch2、 Patch4、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報であり、使用頻度の高いファイルが属するPKGの名称がPkgCであったとすると、使用頻度の高い機能のパッチとして抽出されるパッチの情報は、PkgCの情報を含むパッチ番号がPatch2、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報となる。
また、パッチクラスタ作成処理において、入力されたユーザのポリシーが、例えば、リリースされてから3ヶ月経過したパッチを適用対象にするというものであった場合には、抽出されている全未適用パッチの情報から、リリース日から3ヶ月経過したパッチの情報を抽出する。
例えば、抽出されている未適用パッチの情報が、前述と同様に、図11に示したDB8の情報における、パッチ番号がPatch2、 Patch4、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報であって、現在の日付が2005年10月20日だとすると、リリースされてから3ヶ月経過したパッチとして抽出されるパッチの情報は、パッチ番号がPatch2、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報となる。
また、パッチクラスタ作成処理において、入力されたユーザのポリシーが、例えば、障害事象が「コマンド異常」のパッチを適用対象にするというものであった場合には、抽出されている全未適用パッチの情報から、障害事象が「コマンド異常」のパッチの情報を抽出する。
例えば、抽出されている全未適用パッチの情報が、前述と同様に、図11に示したDB8の情報における、パッチ番号がPatch2、 Patch4、 Patch5、 Patch6についてのパッチの情報であるとすると、障害事象が「コマンド異常」のパッチとして抽出されるパッチの情報は、パッチ番号がPatch2、Patch5についてのパッチの情報となる。
次に、前述の各処理を含む一連のパッチクラスタ作成処理を、図13乃至図22を用いて説明する。
図13は、パッチクラスタ作成処理の一例を示すフローチャートである。図14乃至図22は、その処理中にパッチクラスタ作成システム9の不図示の表示装置に表示される画面例である。
尚、図13に示したフローでは、ユーザのポリシーとして、上記(1)についての使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にする、且つ、上記(2)についてのリリース後30日経過したパッチを適用対象にする、且つ、上記(3)についての障害事象が「セキュリティ」のパッチを適用対象にする、というポリシーが入力される場合を例に説明する。また、図13に示したフローにおいて、実線矢印は処理の流れを示し、点線矢印はデータの流れを示している。
図13において、適用対象システム1についての情報(DB2乃至5に格納されていた情報)がパッチクラスタ作成システム9に移入され、パッチクラスタ作成処理の実行を開始すると、まず、移入されたDB5の情報(適用対象システム1にインストールされているPKGの情報)と、パッチWeb6のDB8の情報(最新のパッチの情報)とに基づいて、適用対象システム1に適用可能な全てのパッチの情報を抽出し、その中から、移入されたDB4の情報(適用対象システム1に適用済みのパッチの情報)に応じた適用済みパッチの情報を除いて、全未適用パッチの情報を抽出し、これをパッチクラスタ作成システム9に備えられた不図示の未適用パッチデータベースに格納する(S1)。また、このS1では、抽出された全未適用パッチの情報を一覧として表示する。
図14は、S1で表示された全未適用パッチの一覧画面の一例である。尚、同図の一覧画面においてxxxは、適用対象システム1のノード名を示すものである(他の一覧画面においても同じ)。同図に示したように、この一覧画面には、未適用パッチ毎に、パッチID(パッチ番号)、パッチ概要(修正するPKG等)、リリース日、障害事象が示される。また、この一覧画面には、「次へ」ボタン及び「キャンセル」ボタンも設けられており、ユーザは、「次へ」ボタンが押下することにより処理を次のS2へ移行させることが可能になっている。また、「キャンセル」ボタンを押下することによりパッチクラスタ作成処理自体を終了させることが可能になっている(他の一覧画面及びポリシー入力画面において同じ)。
この一覧画面において「次へ」ボタンが押下されると、続いて、ユーザによる使用頻度の高い機能の定義についての入力を可能にするポリシー入力画面(ポリシー設定0画面)を表示し、そのポリシー入力画面への入力に応じた使用頻度の高い機能の定義と、移入されたDB2の情報(ファイルと使用頻度の情報)とから、使用頻度の高い機能のファイルの情報を抽出し、これと、移入されたDB3の情報(ファイルとPKGの情報)とから、使用頻度の高い機能のPKGの情報を抽出し、これを、パッチクラスタ作成システム9に備えられた不図示の使用頻度の高いPKGデータベースに格納する(S2)。
図15は、S2で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定0画面)の一例である。同図に示したように、ユーザは、このポリシー入力画面に所望の日数及び回数を入力し「OK」ボタンを押下することにより、使用頻度の高い機能の定義を行うことが可能になっている。また、このポリシー入力画面には、「スキップ」ボタン及び「キャンセル」ボタンも設けられており、ユーザは、「スキップ」ボタンを押下することにより処理をS5へスキップさせることが可能になっている。
このポリシー入力画面において、ユーザにより所望の日数及び回数が入力され「OK」ボタンが押下され、そして、S2の処理が終了すると、続いて、S1で未適用パッチデータベースに格納された全未適用パッチの情報と、S2で使用頻度の高いPKGデータベースに格納された使用頻度の高い機能のPKGの情報とに基づいて、使用頻度の高い機能のパッチの情報と使用頻度の高くない機能のパッチの情報とを区別可能に全未適用パッチの一覧を表示する(S3)。
図16は、S3で表示された全未適用パッチの一覧画面の一例である。同図の例では、使用頻度の高い機能のパッチの情報のみが網掛け表示されることにより、使用頻度の高くない機能のパッチの情報との区別が可能になっている。また、この一覧画面には、「次へ」ボタン及び「戻る」ボタンも設けられており、ユーザは、「次へ」ボタンを押下することにより処理をS4へ移行させ、「戻る」ボタンを押下することにより処理をS2へ戻らせることが可能になっている。従って、ユーザは「戻る」ボタンの押下により、再び図15に示したポリシー入力画面を表示させ、使用頻度の高い機能の定義からやり直すことができる。
図16に示した一覧画面において、ユーザにより「次へ」ボタンが押下されると、続いて、ユーザによる上記(1)についてのポリシーの入力を可能にするポリシー入力画面(ポリシー設定1画面)を表示し、そのポリシー入力画面への入力に応じて、S1で未適用パッチデータベースに格納された全未適用パッチの情報の中から、特定の未適用パッチの情報を抽出し、これを一覧として表示する(S4)。
図17は、S4で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定1画面)の一例である。同図に示したように、このポリシー入力画面では、ユーザは、いずれか一つのチェックボックスにチェックを入れ「OK」ボタンを押下することにより、上記(1)についてのポリシーの入力が可能になっている。また、このポリシー入力画面には「キャンセル」ボタンも設けられている。
本例の場合には、使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にするので、このポリシー入力画面において、「使用頻度の高い機能のパッチを対象にする」のチェックボックスにチェックが入れられ「OK」ボタンが押下される。そして、S1で未適用パッチデータベースに格納された全未適用パッチの情報の中から、使用頻度の高い機能のパッチの情報が抽出され、これが一覧として表示される。
図18は、S4で表示された一覧画面の一例である。同図に示したように、前述の図16に示した一覧画面における使用頻度の高い機能のパッチの情報のみが一覧として表示される。また、この一覧画面には、「次へ」ボタン、「OK」ボタン、及び「キャンセル」ボタンも設けられており、ユーザは、「次へ」ボタンを押下することにより処理をS5へ移行させ、「OK」ボタンを押下することにより処理をS7へ移行させることが可能になっている。
本例の場合には、更に上記(2)及び(3)についてのポリシーの入力も行われるので、図18に示した一覧画面においては「次へ」ボタンが押下される。
続いて、ユーザによる上記(2)についてのポリシーの入力を可能にするポリシー入力画面(ポリシー設定2画面)を表示し、そのポリシー入力画面への入力に応じて、S4で抽出された未適用パッチの情報の中から、更に、特定の未適用パッチの情報を抽出し、これを一覧として表示する(S5)。
図19は、S5で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定2画面)の一例である。同図に示したように、このポリシー入力画面では、ユーザは、いずれかのチェックボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンを押下することにより、上記(2)についてのポリシーの入力が可能になっている。また、このポリシー入力画面では、リリースされてから一定期間経過したパッチを適用対象にする場合に、ユーザは、その一定期間を日単位で入力することが可能になっている。また、このポリシー入力画面には「キャンセル」ボタンも設けられている。
本例に場合には、リリース後30日経過したパッチを適用対象にするので、このポリシー入力画面において、日単位で入力可能な一定期間として「30」が入力され、「リリースされてから30日が経過したパッチを対象にする」のチェックボックスにチェックが入れられ「OK」ボタンが押下される。そして、S4で抽出された未適用パッチの情報の中から、更に、リリースされてから30日が経過したパッチの情報が抽出され、これが一覧として表示される。
図20は、S5で表示された一覧画面の一例である。同図に示したように、前述の図18に示した一覧画面におけるリリースされてから30日が経過したパッチの情報のみが一覧として表示される。但し、本例において、現在の日付は2006年1月26日とする。また、この一覧画面には、「次へ」ボタン、「OK」ボタン、及び「キャンセル」ボタンも設けられており、ユーザは、「次へ」ボタンを押下することにより処理をS6へ移行させ、「OK」ボタンを押下することにより処理をS7へ移行させることが可能になっている。
本例の場合には、更に、上記(3)についてのポリシーの入力も行われるので、図20に示した一覧画面においては「次へ」ボタンが押下される。
続いて、ユーザによる上記(3)についてのポリシーの入力を可能にするポリシー入力画面(ポリシー設定3画面)を表示し、そのポリシー入力画面への入力に応じて、S5で抽出された未適用パッチの情報の中から、更に、特定の未適用パッチの情報を抽出し、これを一覧として表示する(S6)。
図21は、S6で表示されたポリシー入力画面(ポリシー設定3画面)の一例である。同図に示したように、このポリシー入力画面では、ユーザは、いずれか一つのチェックボックスにチェックを入れて「OK」ボタンを押下するか、又は、「AND条件」若しくは「OR条件」のいずれかのチェックボックスにチェックを入れると共に2つ以上のチェックボックス(但し「全部の障害事象を対象にする」は除く)にチェックを入れて「OK」ボタンを押下することにより、上記(3)についてのポリシーの入力が可能になっている。また、このポリシー入力画面には「キャンセル」ボタンも設けられている。
本例に場合には、障害事象が「セキュリティ」のパッチを適用対象にするので、このポリシー入力画面において、「セキュリティのパッチを対象にする」のチェックボックスにチェックが入れられ、「OK」ボタンが押下される。そして、S5で抽出された未適用パッチの情報の中から、更に、障害事象が「セキュリティ」のパッチの情報が抽出され、これが一覧として表示される。
図22は、S6で表示された一覧画面の一例である。同図に示したように、前述の図20に示した一覧画面における障害事象が「セキュリティ」のパッチの情報のみが一覧として表示される。また、このポリシー入力画面には、「OK」ボタン及び「キャンセル」ボタンも設けられており、ユーザは、「OK」ボタンを押下することにより処理をS7へ移行させることが可能になっている。
このポリシー入力画面において、「OK」ボタンが押下されると、続いて、S6で抽出された未適用パッチの情報に応じて、その未適用パッチをパッチWeb6のパッチ記憶装置7からダウンロードして取得し、その未適用パッチのクラスタを作成する(S7)。そして、作成されたクラスタは、その後、対象ノードである適用対象システム1に適用される。
このように、本フローによれば、使用頻度の高い機能のパッチを適用対象にする、且つ、リリース後30日経過したパッチを適用対象にする、且つ、障害事象が「セキュリティ」のパッチを適用対象にする、というユーザのポリシーに従って、適用対象システム1の全未適用パッチの中から所望のパッチだけを選別してクラスタを作成することが可能になる。
尚、本フローでは、ユーザのポリシーとして、上記(1)乃至(3)の3つについてのポリシーが入力される場合の例を説明したが、その他、上記(1)乃至(3)の一つ又は二つについてのポリシーだけが入力される場合についても同様にして処理を行うことが可能である。
また、本フローにおいて、各ポリシー入力画面に入力された状態を保持しておき、次回実行時にポリシー入力画面を表示する際には、その保持された状態を表示するようにすることも可能である。
以上、本実施例によれば、使用頻度の高い機能のパッチ、パッチのリリース日、障害事象等といったパッチ適用時のヒント(情報)をユーザに与えることで、ユーザは、自分がどんなポリシーでパッチを選別したいのかを簡単に決められるようになり、パッチ取捨選択時に悩まなくなる。
また、機能の使用頻度、パッチのリリース日、障害事象等といった情報は、自動的に取得されるので、ユーザは、自分で調査する手間が省けるし、間違いもない。
また、ユーザのポリシーに従ってパッチを選別することで、ユーザの意思に反したパッチが適用対象に選別されることはなくなる。すなわち、余計なパッチを適用する作業がなくなり、適用にかかる時間も短縮できる。
尚、本実施例において、適用対象システム1についての情報はパッチクラスタ作成システム9に移入されるものであったが、例えば、パッチクラスタ作成システム9と適用対象システム1との間を通信ネットワークを介して接続し、パッチクラスタ作成システム9が、処理中に、必要に応じて適用対象システム1の各DBにアクセスして情報を取得するようにすることも可能である。
また、本実施例では、S2において、使用頻度の高い機能の定義をユーザが任意に設定可能としているが、これを予め固定的に設定しておくようにすることも可能である。
また、本実施例では、S2において、パッチクラスタ作成システム9が、ユーザの入力に応じて使用頻度の高い機能の定義を行い、使用頻度の高い機能のファイルの情報を抽出するようにしているが、例えば、これらを適用対象システム1が行うようにすることも可能である。この場合には、パッチクラスタ作成システム9に移入されるDB2の情報として、適用対象システム1により抽出された使用頻度の高い機能のファイルの情報が移入される。
ところで、図1に示した、適用対象システム1、パッチWeb6、及びパッチクラスタ作成システム9の各々は、例えば、図23に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。同図に示した情報処理装置は、CPU(中央処理装置)11、メモリ12、入力装置13、出力装置14、外部記憶装置15、媒体駆動装置16、ネットワーク接続装置17を備え、それらはバス18により互いに接続されている。
メモリ12は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU11は、メモリ12を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。例えばパッチクラスタ作成システム9としての情報処理装置である場合には、前述のパッチクラスタ作成処理等を行う。
入力装置13は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。例えばパッチクラスタ作成システム9としての情報処理装置である場合には、前述のユーザのポリシー等の入力や表示画面上の各種ボタン等の操作に用いられる。出力装置14は、例えば、ディスプレイ、プリンタ等であり、ユーザへの問い合わせや処理結果等の出力に用いられる。例えばパッチクラスタ作成システム9としての情報処理装置である場合には、前述の各ポリシー入力画面や各一覧画面等の表示に用いられる。
外部記憶装置15は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置15に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ12にロードして使用する。また、適用対象システム1としての情報処理装置である場合には、DB2乃至DB5としても使用される。また、パッチWeb6としての情報処理装置である場合には、DB8とパッチ記憶装置7としても使用される。また、パッチクラスタ作成システム9としての情報処理装置である場合には、未適用パッチのデータベースや使用頻度の高いPKGデータベースとしても使用される。
媒体駆動装置16は、可搬記録媒体19を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体19は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ユーザは、この可搬記録媒体19に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ12にロードして使用する。
ネットワーク接続装置17は、LAN(local area network)やインターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、必要に応じて、上記プログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置17を介して受け取り、それらをメモリ12にロードして使用する。
図24は、図23に示した情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体19やサーバ21のデータベース22に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置23のメモリ12にロードされる。サーバ21は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置23に送信する。CPU11は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
以上、本発明によれば、対象とするシステムに適用可能な多数のパッチの中からユーザが本当に適用したいパッチだけを簡単に自動で取捨選択できるようになる。

Claims (4)

  1. 適用対象システムの情報に基づいて、公開されているパッチの情報から前記適用対象システムの全未適用パッチの情報を抽出し、
    ファイルの使用頻度を含む入力されたユーザのポリシーと、前記適用対象システムにインストールされたパッケージ内のファイルの使用頻度の情報であって、所定の期間毎に調査される前記ファイルのアクセス履歴と前記調査時の前記ファイルの使用状態とに従って更新される前記ファイルの使用頻度の情報とを比較することにより抽出されたファイルであって、入力された前記ユーザのポリシーに対応する前記ファイルを含むパッケージの情報と、前記全未適用パッチの情報とを比較して、前記全未適用パッチの情報から前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報を抽出し、
    前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報に応じて当該未適用パッチを取得し、
    前記ユーザのポリシーは、1つの障害事象のパッチを適用対象にするというポリシー、又は、2つ以上の障害事象のパッチをAND条件又はOR条件で適用対象にするというポリシーを含む、
    ことを特徴とする適用パッチ選別方法。
  2. 更に、
    取得された前記未適用パッチのクラスタを作成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の適用パッチ選別方法。
  3. 前記適用対象システムの情報は、前記適用対象システムに適用されたパッチの情報と、
    前記適用対象システムにインストールされたパッケージの情報とを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の適用パッチ選別方法。
  4. 適用対象システムの情報に基づいて、公開されているパッチの情報から前記適用対象システムの全未適用パッチの情報を抽出する第1の抽出手段と、
    ユーザのポリシーを入力する入力手段と、
    ファイルの使用頻度を含む前記入力手段により入力されたユーザのポリシーと、前記適用対象システムにインストールされたパッケージ内のファイルの使用頻度の情報であって、所定の期間毎に調査される前記ファイルのアクセス履歴と前記調査時の前記ファイルの使用状態とに従って更新される前記ファイルの使用頻度の情報とを比較することにより抽出されたファイルであって、入力された前記ユーザのポリシーに対応する前記ファイルを含むパッケージの情報と、前記全未適用パッチの情報とを比較して、前記第1の抽出手段により抽出された全未適用パッチの情報から前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段により抽出された前記適用対象システムに実際に適用する未適用パッチの情報に応じて当該未適用パッチを取得する未適用パッチ取得手段と、
    を備え、
    前記ユーザのポリシーは、1つの障害事象のパッチを適用対象にするというポリシー、又は、2つ以上の障害事象のパッチをAND条件又はOR条件で適用対象にするというポリシーを含む、
    ことを特徴とする適用パッチ選別装置。
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