JPWO2010082337A1 - 充填包装機 - Google Patents

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Abstract

包装用シート5から形成された筒状体を走行させるシート送り手段(送りローラ74)、該筒状体に所定間隔で横シールを形成することにより袋体を形成する横シール装置76、及び横シールの形成を繰り返す間に袋体に被包装物85を供給する被包装物供給装置100を備えた充填包装機70であって、被包装物供給装置100が、所定量の被包装物85の袋体への落下経路を開閉するシャッター(枡シャッター103)を備える。シャッターの開閉は、所定量の被包装物85が互いに間隔をあけて落下し、かつ当該シャッターの開閉で落下した所定量の被包装物について袋体で横シールが形成される前に次の所定量の被包装物が落下を開始するように行う。この充填包装機70によれば、充填包装速度が飛躍的に向上する。

Description

本発明は、包装用シートを製袋すると共にその袋内に被包装物を充填する充填包装方法及び充填包装機に関する。
紅茶、緑茶、ハーブ等のティーバッグ、煮干し、鰹節等のだしの抽出バッグとして、不織布等の通水濾過性の抽出バッグ用シートを四面体形状や矩形形状の袋体に形成すると共に、その内部に茶葉等の抽出材料を充填したものが使用されている。これらの外表面には必要に応じてタグ付き吊し糸が取り付けられている。
このような抽出バッグのうち、例えば、糸とタグのついた四面体形状の抽出バッグは、帯状の通水濾過性シートに、吊し糸となる糸材とタグとを配置したものを抽出バッグ用シートとして使用し、その対向縁部を互いに接着することにより筒状に成形し、その筒状体を押し潰して幅方向に溶着溶断する第1の横シールと、それと交差する幅方向に溶着溶断する第2の横シールとを交互に行うと共に、これらの横シールを行う間に茶葉等の抽出材料を充填することにより製造することができる(特許文献1、特許文献2)。
そしてこの場合の充填方法としては、ホッパーから袋体に抽出材料を供給する充填用パイプ内にオーガスクリューを装着し、オーガスクリューの回転により抽出材料を袋体に定量供給する方法(特許文献3)や、ホッパーに溜めてある抽出材料を、回転盤に形成した枡で計量し、シュートパイプを通して袋体に供給する方法(特許文献4)等がある。
特表2001−519729号公報 特表2006−510550号公報 特開2003−237701号公報 特開2002−46704号公報
しかしながら、オーガスクリューを用いる充填方法では、茶葉を充填する場合に茶葉が粉砕されるという問題がある。
一方、枡を用いる充填方法では、製袋するためのシール装置の上方に枡を配置し、枡とシール装置との間をシュートパイプでつなぎ、枡で計量した茶葉をシュートパイプ内に落下させて袋体に充填し、横シールを形成して袋体を封じることにより抽出バッグを得ると共に、この横シールの形成完了後に再度同様に茶葉を落下させる。そして、茶葉の落下と横シールの形成を繰り返し行うことにより次々と抽出バッグを製造する。このため、枡を用いる従来の充填方法では、茶葉がシュートパイプ内に投入されてから袋体内に落下到達するまでの時間が律速となって抽出バッグの生産速度を高めることが困難となり、例えば、1分間に50〜100個程度にしかティーバッグを製造することができないという問題がある。
これに対し、本発明は、茶葉等の被包装物を粉砕することなく、包装用シートから形成する袋体に高速に充填包装できるようにすることを目的とする。
本発明者は、(i)一袋分の被包装物をシュートパイプ等を通して袋体に落下させて充填し、横シールの形成により包装するにあたり、一袋分の被包装物を落下させた後、その落下させた被包装物の包装が完了する前に、次の一袋分の被包装物を落下させ、シュートパイプ内に複数袋分の被包装物が存在する状態をつくると、充填包装速度を飛躍的に高められること、(ii)ここで、自重落下する被包装物の落下方向の先端は、シュートパイプ等に対する摩擦等により重力加速度から算出されるより速くは袋体に達せず、最終端はさらに遅くなるが、この落下時の上下方向の広がりは、一袋分の被包装物を一斉に落下させたとして、被包装物の粒度、形状、重さ等の物性と、シュートパイプの内径、内面粗度等によって略一定に定まること、(iii)したがって、落下する被包装物の上下方向の広がりができる限り少なくなるように、高速で開くシャッターを用いて被包装物を落下させ、かつ落下する被包装物の最終端が横シールの形成位置を通り過ぎた後に、横シールの形成のための押さえあるいはシールヘッドで落下経路が塞がれるように、シャッターの開閉タイミングと横シールの形成タイミングをとることにより、(i)の充填包装が可能となり、充填包装速度を飛躍的に高められることを見出した。
即ち、本発明は、包装用シートからなる筒状体に所定間隔で該筒状体の幅方向のシール(以下、横シールという)を形成することにより袋体を形成する横シール装置、及び
横シールの形成を繰り返す間に所定量の被包装物を袋体に落下させて充填する被包装物供給装置
を備えた充填包装機であって、
被包装物供給装置が、
所定量の被包装物の袋体への落下経路を開閉するシャッターを備え、
シャッターの開閉が、所定量の被包装物が互いに間隔をあけて落下し、かつ当該シャッターの開閉で落下した所定量の被包装物が袋体に充填され、横シールが形成される前に次の所定量の被包装物が落下を開始するように行われる充填包装機を提供する。
また、本発明は、包装用シートからなる筒状体に所定間隔で横シールを形成して袋体を形成すると共に、横シールの形成を繰り返す間に所定量の被包装物を袋体に落下させることにより袋体に被包装物を充填する被包装物の充填包装方法であって、
所定量の被包装物の袋体への落下経路をシャッターで開閉し、シャッターの開閉を、所定量の被包装物が互いに間隔をあけて落下し、かつ当該開閉により落下した所定量の被包装物が袋体に充填され、横シールが形成される前に次の所定量の被包装物が落下を開始するように行う充填包装方法を提供する。
本発明の充填包装機や充填包装方法によれば、所定量の被包装物を、シャッターの開閉により落下させて袋体への充填を行うので、茶葉を被包装物としてオーガスクリューを用いる場合の、被包装物の粉砕の問題を解消することができる。
さらに、所定量の被包装物をシャッターの開閉により袋体に落下させた後、その被包装物が充填された袋体に横シールが形成される前に、次の所定量の被包装物を落下させるので、所定量の被包装物が落下開始から袋体に到達するまでに要する時間によって袋体の充填包装速度が制約されることがない。このためが袋体の充填包装速度を飛躍的に高めることができ、例えば、ティーバッグであれば1分間に200個以上を製造することが可能となる。
図1は充填包装機の概略全体図である。
図2は充填包装機の枡付近の横断面図である。
図3Aは充填包装機のシャッター開閉装置付近の縦断面図である。
図3Bは充填包装機の寄せ板付近の縦断面図である。
図4はシャッターの開閉装置の矢視図である。
図5は枡シャッターの開き方の説明図である。
図6は中間ホッパーシャッター付近の矢視図である。
図7は中間ホッパーの斜視図である。
図8は中間ホッパーの断面図である。
図9Aは被包装物供給装置の動作説明図である。
図9Bは被包装物供給装置の動作説明図である。
図9Cは被包装物供給装置の動作説明図である。
図9Dは被包装物供給装置の動作説明図である。
図9Eは被包装物供給装置の動作説明図である。
図10はシュートパイプにおける被包装物の落下状態の説明図である。
図11は被包装物供給装置の断面図である。
図12は図11の被包装物供給装置におけるタイミングチャートである。
符号の説明
5 抽出バッグ用シート
5b 筒状体
6 抽出バッグ
70 充填包装機
72 フォーマーガイド
73 筒体
74 送りローラ
75 縦シール装置
76 横シール装置
76a シールヘッド(超音波ホーン)
76b アンビル
77 スクラップ巻き取り手段
78 押さえ
85 被包装物
100、100B 被包装物供給装置
101 ホッパー
102 枡
102B 2連枡
103 枡シャッター
103a カムフォロア
103b バネ
104 中間ホッパー
104a 内壁
104b 内壁
104c 領域
105 中間ホッパーシャッター
106 シュートパイプ
110 回転盤
111 枡切りブレード
112 寄せ板
120 シャッター開閉装置
121 回転カム
122 三角板
123 アーム
124 カム様部材
130 ベース
131 可変速モータ
132 リンク機構
133 セットシャッター
L1 抽出バッグ用シートの筒体の軸
L2 回転軸
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の充填包装機70の概略全体図である。
この充填包装機70は、包装用シートとして抽出バッグ用シート5を使用し、四面体形状の抽出バッグ6を製造する機械であって、概略、抽出バッグ用シート5を案内するフォーマーガイド72を備えた筒体73、筒体73に巻き付けた抽出バッグ用シート5を一定速度で下方に走行させるシート送り手段(送りローラ74)、抽出バッグ用シート5の長手方向の両側縁部を溶着することにより縦シールを形成し、抽出バッグ用シート5を筒状体5bに成形する縦シール装置75、一定速度で下方に走行する筒状体5bを、上面視で互いに交差する方向に溶着溶断することにより第1の横シールと第2の横シールを交互に形成する横シール装置76、第1の横シールの形成と第2の横シールの形成を交互に繰り返す間に、抽出バッグの内容物となる茶葉等をホッパー101から枡102で所定量計量し、中間ホッパー104を経てシュートパイプ106内に落下させ、抽出バッグ用シート5の筒状体の内部に茶葉等を充填する被包装物供給装置100を有している。
縦シール装置75としては、超音波溶着溶断装置を備えており、縦シール形成時に生じる不要な縁部(耳部)を巻き取るスクラップ巻き取り手段77を備えている。
横シール装置76としては、各横シールの形成毎に、抽出バッグ用シート5の筒状体5bの軸L1を中心に溶着溶断方向が所定角度、好ましくは90°、揺動し、図1において実線で記載した位置と破線で記載した位置を交互にとる一つの超音波溶着溶断装置を備えている。この超音波溶着溶断装置は、シールヘッドとして先端が先細に突出した超音波ホーン76aと、柱状のアンビル76bと、筒状体に形成されている抽出バッグ用シート5を横シールの形成時に平坦に押し潰す押さえ78とを有する。
押さえ78は、横シールの形成幅を有しており、横シール形成時に、軸L1の位置まで前進し、シールヘッド76aの上下で抽出バッグ用シート5の筒状体5bを平坦に押し潰し、抽出バッグ用シート5の筒状体5bと共に下方に走行する。そして、横シールの形成後、その横シールを形成する間の抽出バッグ用シート5の筒状体5bの下方への走行距離をキャンセルする位置に戻し走行する。
シールヘッド76aは、先端が先細に突出しており、それを走行させることにより任意の長さにシールを形成することができる所謂走行式のものである。走行式のシールヘッドを用いることにより、シールヘッドを小型軽量化することができるので、高速で駆動させることが容易となり、また、その駆動機構をコンパクトに構成することが可能となる。
シールヘッド76aは、押さえ78が抽出バッグ用シート5の筒状体5bを平坦に押し潰している状態で、その筒状体5bに当接し、押し潰されている筒状体5bの幅方向に走行すると共に、下方にも走行し、これにより、筒状体5bの下方への走行を停止させることなく、筒状体5bに一定の走行速度を維持しつつ横シールを形成する。そして該横シールの形成後、シールヘッド76aは、その横シールを形成する間の筒状体5bの下方への走行距離をキャンセルする位置に戻し走行する。
したがって、シールヘッド76aのトータルの動きとしては、第1の横シールの形成時には、上述の幅方向と下方の動きの合成により、矢印aのように斜め下方に走行する。そして、第1の横シールを形成後、第1の横シールを形成する間の抽出バッグ用シート5の筒状体5bの下方への走行距離をキャンセルすると共に軸L1を中心に90°揺動した位置に矢印bのように戻し走行する。その後、第1の横シールと同様に、シールヘッドを矢印cのように斜め下方に走行することにより第2の横シールを形成し、その後、矢印dのように戻し走行する。
アンビル76bは、横シールの形成時に、水平方向の走行はしないが、垂直方向には、シールヘッド76aと同期して走行する。より具体的には、図1に示すように、第1の横シールの形成時には抽出バッグ用シート5の筒状体5bと共に矢印a’のように下方に走行し、その後、先ず筒状体5bに触れぬ位置まで後退しながら、第1の横シールを形成する間の下方への走行距離をキャンセルすると共に軸L1を中心に90°揺動した位置に矢印b’のように戻し走行し、次に軸L1の位置まで前進し、第2の横シールを形成する間は矢印c’のように下方に走行し、その後矢印d’のように戻し走行する。以降、この第1の横シールの形成と第2の横シールの形成を繰り返す。
このようにシールヘッド76aとアンビル76bを走行させることにより、横シール時に抽出バッグ用シート5の筒状体5bを間欠送りすることなく、連続走行させることができるので、抽出バッグの生産速度を向上させることができる。
上述した横シール装置76の動きは、カム機構やリンク機構をサーボモータで駆動させることにより行わせることができる。この場合に、シールヘッド76a、柱状アンビル76b及び押さえ78の筒状体5bと接しているときの走行速度を、抽出バッグ用シート5の筒状体5bと同速に制御することが好ましい。これにより、抽出バッグ用シート5の筒状体5bの走行速度に脈動が生じたり、蛇行が生じたりすることを解消でき、綺麗な四面体形状の抽出バッグ6を製造することができる。
なお、縦シール装置75及び横シール装置76を構成する溶着溶断装置としては、超音波によるものの他、加熱によるものを使用してもよい。
一方、この充填包装機70において、第1の横シールの形成と第2の横シールの形成を交互に繰り返す間に、これら横シールにより形成される抽出バッグ用シート5の袋体に茶葉等の被包装物を充填する被包装物供給装置100は、図2、図3A及び図3Bに示すように、茶葉等の被包装物を溜めておくホッパー101と、被包装物を所定量に計量する枡102と、枡102から投下された被包装物を一旦受ける中間ホッパー104と、中間ホッパー104の排出口から横シール装置76の押さえ78の直前まで伸びたシュートパイプ106を有している。
ここで、各枡102は、図2に示すように、回転盤110を周方向に等間隔で筒状に抜くことにより形成されており、各枡102の底面には枡の排出口を開閉する枡シャッター103が設けられている。回転盤110は軸L2を中心に矢印方向に所定の速度で定速回転する。この回転により枡102がホッパー101の下方に位置すると、枡シャッター103の閉じた枡102に茶葉等の被包装物が充填され、枡切りブレード111でマス上部の被充填物が排除されることにより被包装物が一袋分の所定量に計量される。シャッター開閉装置120で枡シャッター103が開くと、枡102から所定量の被包装物が中間ホッパー104に自重落下する。なお、枡切りブレード111は上下調整可能に取付けられており、茶葉等の被包装物の粗さに応じて、枡切りブレード111と枡102との間隙dを調整することが可能となっている。また、枡102から被包装物を自重落下させた後に回転盤110上に残っている被包装物は、寄せ板112で枡102内に集められ、次回に自重落下させる被包装物として使用される。
本発明ではこの枡シャッター103の開閉を、当該シャッターの開閉で落下した所定量の被包装物が袋体に充填されて横シールの形成が完了する前に、次の枡で計量された所定量の被包装物が落下を開始するように行うことを特徴としている。その際、所定量の被包装物が、落下経路となるシュートパイプ106を次々と落下するので、シュートパイプ内には、計量複数回分の被包装物が同時に存在することもあるが、それらが互いに間隔をあけて落下するように、枡シャッター103は高速で開閉する。これにより、被包装物を従来よりも高速で充填包装し、抽出バッグの生産速度を高めることが可能となる。例えば、1分間に200個の抽出バッグを製造する場合、1個当たりの充填包装時間は0.3秒となるが、後述するように枡シャッター103の開き初めから開き終わりまでを約0.03秒で行うことにより、このような高速充填包装が可能となる。
これに対し、枡シャッター103の開く速度が遅いと、被包装物が上下方向に広がって落下するため、シュートパイプ106で所定量ごとの被包装物同士に十分な間隔をとることが困難となる。
図4は、上述のように枡シャッター103を高速で開閉するのに適したシャッター開閉装置120を回転盤110の下方から見た矢視図である。このシャッター開閉装置120は、可変速モータで矢印a方向に回転する回転カム121、揺動可能に取り付けられた三角板122、矢印b方向に三角板122を押しつけるシリンダー(図示せず)、三角板122の揺動により矢印c方向に往復運動するアーム123、アーム123の先端に取り付けられたカム様部材124を備えている。一方、枡シャッター103は、回転盤110に揺動可能に取り付けられており、カム様部材124の端面に摺接するカムフォロア103aを有している。また、枡シャッター103に外力が加えられない限り、枡シャッター103は枡102の排出口を閉じる位置をとるようにバネ103bが設けられている。
このシャッター開閉装置120において、回転カム121が矢印a方向に回転すると、三角板122が揺動し、アーム123の先端に取り付けられたカム様部材124が矢印c方向に往復運動する。ここで、回転盤110は矢印R方向に一定速度で回転しているから、枡シャッター103のカムフォロア103aがカム様部材124に接する位置に移動してきたときに、カム様部材124が回転盤110に近づく方向に動くと、カムフォロア103aが回転盤110の中心側に押されることにより枡シャッター103が開く。次いで、カム様部材124が回転盤110から離れる方向に動くと、バネ103bの作用で枡シャッター103が閉じる。こうして往復運動するカム様部材124により、枡シャッター103を開閉することができる。
この枡シャッター103の開閉を、枡シャッターのカムフォロア103aが摺接する位置に固定カムを設けることによって行うと、固定カムでは、カム様部材124の幅分の距離でカム様部材の往復運動の距離を変位させることが必要となることにより、圧力角が60°以上となり、部材に過大な負荷が掛かり、かつ動力損失が大きくなる。そのため、固定カムでは枡シャッター103を高速に開閉することが困難となるが、上述のように往復運動するカム様部材124を用いることにより、枡シャッター103を高速で開閉することが可能となる。
また、シャッター開閉装置120によって枡シャッター103を開く方向は、図5(a)に示すように、枡シャッター103を開ける時点での被包装物の走行方向R(黒矢印)と反対方向(白矢印)(即ち、枡シャッター103を開く時点での枡102の走行方向と反対方向)とすることが好ましい。これに対し、枡シャッター103を開く方向を被包装物の走行方向と同一方向とすると、その分、シュートパイプ106入り口の開口部または中間ホッパー104入り口の開口部を大きくしなければならないので好ましくない。
なお、本発明において、所定量の被包装物を、中間ホッパー104、シュートパイプ106等の被包装物の落下経路に投下するためのシャッター開閉態様は特に制限はなく、上述の図5(a)のように一方向にスライドさせる他、図5(b)に示すように、両側にスライドさせてもよく、図5(c)に示すようにヒンジで開くように片開きさせてもよく、図5(d)に示すように観音開きするようにしてもよい。開閉機構を簡単にする点からは、図5(a)に示すように、一方向にスライドさせることが好ましい。
一方、中間ホッパー104は、定速回転する回転盤110に設けた枡102から被包装物を落下経路に自重落下させて投入するにあたり、落下経路での被包装物の上下方向の広がりを抑制するために設けられており、被包装物85の水平方向の速度成分ができるだけ小さくなるように特定形状に成形され、さらに排出口には第2のシャッターとして中間ホッパーシャッター105が設けられている。
即ち、中間ホッパー104の形状としては、図2のD方向の矢視図である図6、中間ホッパー104の斜視図である図7、その断面図である図8(a)に示すように、枡シャッター103の開閉位置における枡102の走行方向(回転盤110の回転方向R)の内壁104aを垂直にし、枡102の走行方向と反対側の内壁104bを傾斜させることが好ましい。
このように、枡102の走行方向(回転盤110の回転方向R)の中間ホッパー104の内壁104aを、枡102の走行方向Rに対して垂直に設けると、図8(a)に示すように、枡102から落下した被包装物85は内壁104aに衝突することにより、その垂直方向の速度成分はほとんど低減しないが、図8(b)に示すように、枡102の走行方向Rの中間ホッパー104の内壁104aを上向き方向に傾斜させると、枡102から落下し、内壁104aに衝突した被包装物85の衝突後の速度は、垂直方向の成分が低減することにより、落下経路内で被包装物は上下方向に広がり易くなるので好ましくない。
また、中間ホッパー104の形状としては、中間ホッパー104の下部の被包装物の溜まる領域104cを、内壁が垂直に起立した略ストレート形状とすることが望ましい。これにより、中間ホッパー104に溜まった被包装物85が、中間ホッパーシャッター105が開くことにより自重落下で排出を初めてから排出しきるまでに要する排出時間を短くすることができる。これに対し、この領域の内壁が傾斜していると、排出時間が長くなり、シュートパイプ106内で被包装物が上下方向に広がって落下するため望ましくない。
さらに、中間ホッパー104の形状としては、領域104cの上方において、横断面を扁平な楕円ないし小判型とし、その短径Sをシュートパイプ106の径と略同一とすることが好ましい。これにより、中間ホッパー104を介してシュートパイプ106に投入する被包装物に、短径S方向の速度成分が発生することを抑制し、落下経路内で被包装物が上下方向に広がることを抑制することができる。
中間ホッパーシャッター105は、定速回転する回転盤に設けた枡102から自重落下した被包装物を一旦そこに溜めてその水平方向の速度成分をゼロとし、再度自重落下させるために設けられている。そのため、中間ホッパーシャッター105の開閉は、枡シャッター103の開閉とタイミングを調整することが好ましい。
なお、本発明において、回転盤110を定速回旋させずに間欠的に回転させ、枡102の送りを停止させた状態で枡シャッター103を開く場合や、後述する実施例のように、間欠的に往復運動する枡の停止時に枡シャッターを開く場合等のように、シャッターを開けて被包装物を落下させる時点で被包装物が水平方向の速度成分をもたない場合には、中間ホッパー104や中間ホッパーシャッター105は不要である。ただし、回転盤110を間欠的に回転させると、充填包装機を、機械的衝撃に対して強く構成することが必要となり、駆動力も大きくすることが必要となるので、充填包装機の製造コストや維持費用が高くなる。
シュートパイプ106としては、その内部を被包装物が落下するときの抵抗を少なくし、シュートパイプ106内での被包装物の上下方向の広がりを抑制するために、内壁に摩擦低減処理や静電防止加工を施したものが好ましい。摩擦低減処理としては、例えば、梨地処理、縦溝の形成、摩擦低減剤の塗布等をあげることができる。
また、シュートパイプ106の中間に空気吸入孔を設けることが好ましい。シュートパイプ106では、先行する被包装物の落下速度が後行の被包装物の落下速度より大きい為、空気吸入孔が無い場合には、両被包装物の間に生じる負圧が両被包装物の間隔が狭めるように作用し、特に、先行する被包装物の後端が伸びて、後行の被包装物の先頭との間隔が狭くなる。これに対し、空気吸入孔を設けることにより、シュートパイプ106を次々と落下する一袋分ずつの被包装物同士の間隙を確保し易くなる。
なお、シュートパイプ106の配設位置は、必ずしも、枡シャッター103あるいは中間ホッパーシャッター105の直下から横シール装置76の押さえ78の直前まで設けることは必要ではないが、少なくとも、抽出バッグ用シート5が筒状体5bに成形されるところまでは必要である。また、被包装物が落下経路を落下する間に、抽出バッグ用シート5に付着し、横シールの形成時に被包装物がシールがみを起こすおそれを除く点からは、シュートパイプ106は、横シールの形成位置の直前まで設けることが好ましい。
図9A〜図9Dは、ホッパー101と中間ホッパー104の動作説明図である。なお、これらの図において、作業角度とは、回転盤110に等間隔で設けられている枡102の1ピッチ分の動作を360°に割り当てた角度であり、縦軸は横シール装置76の押さえ78による抽出バッグ用シートの押さえの開始位置と終了位置の中間点からの距離(mm)、横軸はシュートパイプ106の中心軸からの距離(mm)である。また、破線は被包装物85の基準点(落下の先頭端と後端)の落下軌跡である。
被包装物85が充填された枡(No.1)102は、回転盤110の回転により中間ホッパー104上に搬送され、そこで枡シャッター103が開き、被包装物85が中間ホッパー104に自重落下により投入される。このとき、中間ホッパーシャッター105は閉じており、投入された被包装物85は中間ホッパー104に溜まる(図9A(a)、(b))。枡102内の被包装物85が全て中間ホッパー104に溜められた後あるいは全て溜まる少し前のタイミングで、中間ホッパーシャッター105が開きはじめ(図9A(c))、そこに溜まっていた被包装物85をシュートパイプ106内に自重落下させる。中間ホッパーシャッター105は、完全に開いた状態(図9A(d)〜図9C(j))を維持し、中間ホッパー内の被包装物85が排出しきるようにする。被包装物85がシュートパイプ106内を落下する間に、次の枡(No.2)102が中間ホッパー104上に搬送されてくる(図9A(c)、(d)、(e))。次の枡(No.2)が所定の位置まで近づいたところで枡シャッター103が開き始め(図9B(g))、そして完全に開く(図9B(h))。枡シャッター103の開きにより枡(No.2)102から被包装物85が中間ホッパー104に落下するが(図9B(i))、枡(No.2)102の被包装物85が中間ホッパー104の底部に到達する前に中間ホッパーシャッター105の閉じ動作が完了し(図9C(k))、中間ホッパー104に再度被包装物85が溜められる。そして、シュートパイプ106内を先の枡(No.1)101の被包装物85が通過している間に、中間ホッパーシャッター105が開き始め(図9D(l))、中間ホッパー104に溜まった枡(No.2)の被包装物85をシュートパイプ106内に落下させ、その間に、先の枡(No.1)よりもさらに前の枡の被包装物85が充填された筒状体5bを横シールで封じるために、まず、横シール装置76の押さえ78で横シールする部位を押さえ(図9D(m))、その押さえた部位の上に枡(No.1)の被包装物85を溜めると共に抽出バッグ6を溶断する(図9D(n))。以降、同様の動作を繰り返す。
図10は、以上のようにシュートパイプ106内を落下する被包装物85の時間と位置との関係図である。このように本実施例の充填包装機70によれば、約0.03秒の短時間で枡シャッター103と中間ホッパーシャッター105を開き、枡102で計量した一袋分の被包装物85を、シュートパイプ106内に投入後、その被包装物85について、製袋のための横シールの形成が完了する前に(より具体的には、押さえ78で被包装物の落下経路が閉じられる前に)次の一袋分の被包装物85をシュートパイプ106に投入し、かつ一袋分ずつの被包装物がシュートパイプ106内で間隔をあけるようにする。したがって、この充填包装機70によれば、被包装物85が、シュートパイプ106内に投入されてから袋体内に充填されるまでの時間が律速になって抽出バッグの生産速度が低下することがない。
なお、この充填包装機70にかける抽出バッグ用シート5としては、抽出バッグ製造用の織物、不織布又はこれらの積層体からなる長尺のシートからなり、必要に応じて糸タグを貼着したもの等を種々使用することができる。
例えば、糸材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性合成繊維をはじめとして超音波溶着や熱溶着が可能な素材から形成されたものを使用することができ、タグとしては、紙、プラスチックシート等から形成されたものを使用することができる。また、通水濾過性シートとしては、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維、レーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布、不織布、紙類、多くの孔を開けたフィルム等を使用することができる。
通水濾過性シート上のタグや糸材の有無、あるいはそれらの配置についても特に制限はない。
さらに、抽出バッグ用シート5としては、ロール状に巻き回されたものを使用してもよく、抽出バッグ用シートを構成する通水濾過性シートに吊し糸やタグを貼着して抽出バッグ用シートを製造する任意の機械を本発明の充填包装機70と組み合わせて使用してもよい。
本発明の充填包装機は、上述した実施例の他、種々の態様をとることができ、充填包装機が備える被包装物供給装置は、回転盤に設けた枡を使用するものに限られない。
例えば、図11に示した被包装物供給装置100Bを使用することができる。この被包装物供給装置100Bは、茶葉等の被包装物85を溜めておくホッパー101の下に2連枡102B(第1の枡102i、第2の枡102ii)が設けられている。2連枡102Bは、可変速モータ131で駆動されるリンク機構132により、ベース130上を間欠的に往復運動し、同図(a)の左端の位置と同図(b)の右端の位置をとる。そして、第1の枡102i、第2の枡102iiが、ホッパー底面の左右両端部の排出口101a、101bの下に位置したときに、それらに被包装物85が充填される。
被包装物供給装置100Bのベース130には、所定のタイミングで各枡102i、102iiの底面を開閉するセットシャッター133が摺動可能に嵌め込まれ、セットシャッター133の直下から横シール装置(図示せず)の方向に伸びたシュートパイプ106が設けられている。
図12は、第1、第2の枡102i、第2の枡102iiの位置と、セットシャッター133の開閉状態と、第1、第2の枡102i、102ii内の被包装物の充填状態を示すタイミングチャートである。
2連枡102Bが、その往復運動の左端に位置することにより、第1の枡102iがホッパー左側の排出口101aの下で被包装物85が満充填されており、第2の枡102iiがシュートパイプ106上で空の状態(0秒)から、2連枡102Bは右側に移動を始め、第1の枡102iがセットシャッター133上に位置し、第2の枡102iiがホッパー右側の排出口101bの下に位置したところで2連枡102Bは移動を停止し、第2の枡102iiには被包装物85の充填が開始され、それと同時にセットシャッター133が開き始め(0.09秒)、第1の枡102iから被包装物85が落下を始める。このセットシャッター133が完全に開き(0.12秒)、第1の枡102iから被包装物85が落下を続けている間に第2の枡102iiで被包装物85が満充填となる(0.21秒)。第1の枡102iが空状態(0.24秒)になった後、セットシャッター133が閉じ始める。これが完全に閉じると2連枡102Bは左側に動き始め(0.3秒)、第1の枡102iがホッパー左側の排出口101aの下に位置し、第2の枡102iiがセットシャッター133上に位置したところで停止し、第1の枡102iには被包装物85の充填が開始され、それと同時にセットシャッター133が開き始め(0.39秒)、第2の枡102iiから被包装物85が落下を始める。このとき、先に第1の枡102iから落下した被包装物85は、まだシュートパイプ106を落下中である(図10参照)。
セットシャッター133が完全に開き(0.42秒)、第2の枡102iiから被包装物85が落下を続けている間に第1の枡102iで被包装物85が満充填となる(0.51秒)。第2の枡102iiが空状態(0.54秒)になった後、セットシャッター133が閉じ始め(0.57秒)、完全に閉じた後、2連枡102Bが再度右側に移動し始める。以降、この動作を繰り返し、第1、第2の枡102i、102iiから交互に被包装物がシュートパイプ106内に落下する。
この被包装物供給装置100Bでも、セットシャッター133の開閉で落下した一袋分の被包装物が袋体に充填されて横シールの形成が完了する前に、次の枡で計量された一袋分の被包装物が落下を開始するので、高速充填が可能なる。
また、この被包装物供給装置100Bでは、各枡102i、102iiから被包装物85が落下を始めてからその枡が空になるまで、各枡102i、102iiは停止状態にあるので、落下する被包装物には、水平方向の速度成分は無く、被包装物は真下に落下する。そのため、この被包装物供給装置100Bでは前述の中間ホッパー104が不要となっている。
本発明の充填包装機においては、さらに種々の態様をとることができる。例えば、一袋分となる所定量の被包装物を枡で計量する他、コンピュータスケールで計量してもよく、また、一袋分の被包装物をシャッターの開閉位置に搬送するために、バケットコンベアを使用してもよい。
シャッターの開閉による被包装物の袋体への落下は、自重落下に限られず初速を付けて落下させてもよい。
横シール装置76として、超音波溶着溶断方向が上面視で交差するように配置した2つの超音波溶着溶断装置を設けて、四面体形状の抽出バッグを製造できるようにしてもよく、横シール装置76として、横シール方向を交互に交差させることなく、単一のシール方向をとる溶着溶断装置を設け、平袋形状の抽出バッグを製造できるようにしてもよい。
横シール装置76のシールヘッドとして、シールヘッドの先端幅を被シール物のシール幅に形成した所謂直押式のシールヘッドを使用してもよい。この場合には、当該一袋分の被包装物85について、直押式のシールヘッドで落下経路を閉じる前に次ぎの一袋分の被包装物をシュートパイプ106に投入する。
さらに、シール方法自体についても特に制限はなく、熱溶着装置を使用してもよく、超音波溶着溶断装置を使用してもよい。
また、包装用シートからなる筒状体として、チューブ原反のように、既に包装用シートが筒状に成形されているものの原反を使用する場合には、充填包装機に縦シール装置を設けることも不要である。
本発明の充填包装機で充填する被包装体としては、紅茶、緑茶、ハーブ等の茶葉に限られず、煮干し、鰹節、その他種々の粉体又は粒体をあげることができる。
本発明の充填包装機は、紅茶、緑茶、ハーブ等のティーバッグ、煮干し、鰹節等のだしの抽出バッグを生産ラインで連続的に高速に製造するために有用である。

Claims (18)

  1. 包装用シートからなる筒状体に所定間隔で該筒状体の幅方向のシール(以下、横シールという)を形成することにより袋体を形成する横シール装置、及び
    横シールの形成を繰り返す間に所定量の被包装物を袋体に落下させて充填する被包装物供給装置
    を備えた充填包装機であって、
    被包装物供給装置が所定量の被包装物の袋体への落下経路を開閉するシャッターを備え、
    シャッターの開閉が、所定量の被包装物が互いに間隔をあけて落下し、かつ当該シャッターの開閉で落下した所定量の被包装物が袋体に充填され、横シールが形成される前に次の所定量の被包装物が落下を開始するように行われる充填包装機。
  2. 落下経路中に、所定量ずつの被包装物が互いに間隔をあけて複数存在し得るようにシャッターが開閉する請求項1記載の充填包装機。
  3. 被包装物供給装置が、回転盤の周方向に等間隔に設けられた枡を有し、前記シャッターが各枡の底部を形成している請求項1又は2記載の充填包装機。
  4. 揺動可能に取り付けられたシャッター板の一端を、往復運動するカム様部材で動かすことによりシャッターを開閉する請求項1〜3のいずれかに記載の充填包装機。
  5. シャッターが、該シャッターを開ける時点での被包装物の走行方向と反対方向に開く請求項1〜4のいずれかに記載の充填包装機。
  6. 被包装物供給装置が、落下経路の上端部に中間ホッパーを有し、中間ホッパーの排出口に第2のシャッターを有する請求項1〜5のいずれかに記載の充填包装機。
  7. 被包装物に水平方向の速度成分がない状態でシャッターが開く請求項1〜4記載の充填包装機。
  8. 落下経路に、内面に摩擦低減処理をしたシュートパイプが設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の充填包装機。
  9. 被包装物が粉体又は粒体である請求個1〜8のいずれかに記載の充填包装機。
  10. 包装用シートからなる筒状体に所定間隔で該筒状体の幅方向のシール(以下、横シールという)を形成して袋体を形成すると共に、横シールの形成を繰り返す間に所定量の被包装物を袋体に落下させることにより袋体に被包装物を充填する被包装物の充填包装方法であって、
    所定量の被包装物の袋体への落下経路をシャッターで開閉し、シャッターの開閉を、所定量の被包装物が互いに間隔をあけて落下し、かつ当該開閉により落下した所定量の被包装物が袋体に充填され、横シールが形成される前に次の所定量の被包装物が落下を開始するように行う充填包装方法。
  11. 落下経路中に、所定量ずつの被包装物が互いに間隔をあけて複数存在し得るようにシャッターを開閉する請求項10記載の充填包装方法。
  12. 回転盤の周方向に等間隔に設けられた枡を用いて所定量の被包装物を計量し、各枡の底部を形成しているシャッターを開閉する請求項10又は11記載の充填包装方法。
  13. 揺動可能に取り付けられたシャッター板の一端を、往復運動するカム様部材で動かすことによりシャッターを開閉する請求項1記載の10〜12のいずれかに記載の充填包装方法。
  14. シャッターを、該シャッターを開ける時点での被包装物の走行方向と反対方向に開く請求項10〜13のいずれかに記載の充填包装方法。
  15. 落下経路の上端部に中間ホッパーを設けると共に該中間ホッパーの排出口に第2のシャッターを設け、袋体に落下する被包装物の上下方向の広がりを低減する請求項10〜14のいずれかに記載の充填包装方法。
  16. 被包装物に水平方向の速度成分がない状態でシャッターを開ける請求項10〜13のいずれかに記載の充填包装方法。
  17. 落下経路に、内面に摩擦低減処理をしたシュートパイプが設けられている請求項10〜16のいずれかに記載の充填包装方法。
  18. 被包装物が粉体又は粒体である請求項10〜17のいずれかに記載の充填包装方法。
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