JP2004250019A - 製袋充填包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製筒ガイドを全体に断面角筒形として製品の投下距離を短くすることで、製品投下時の製品の変形や損傷を回避すると共に、装置全体の高さを低くして小型化及び製造コスト低減化を図る製袋充填包装装置を提供する。
【解決手段】フォーマ2によって平坦なウェブ状包装材Fwから断面略角形に成形された筒状包装材Ftは、フォーマ2の内部に配置されている断面角筒形の製筒ガイド3の外側を案内され、製筒ガイド3の下方に配置されている閉鎖手段4によって、横断方向にシールして角底袋Bが形成される。角底袋Bには、製筒ガイド3の内部を通して投下された製品Aが充填される。製筒ガイド3は長さが短くなるので、製品Aの下降距離を短くして製品Aの姿勢や形が崩れるのを防止するとともに、製袋充填包装装置1の高さを低く抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガゼット袋のような角底の包装袋を形成しつつ内部に製品を充填し、袋包装体を連続的に製造する製袋充填包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
個々の大きさが比較的大きな和菓子や洋菓子のような製品は、個別に袋に包装された状態で流通又は販売されていることが多い。従来、ガゼット袋のような予め製造された角底袋に1個又は数個単位で製品を包装する包装装置としては、予め角底袋を別途形成しておき、各角底袋の開口を開いて充填位置に供給し、充填位置に到来した角底袋毎に製品を投入して、製品を充填・包装する個別包装装置が知られている(特許文献1参照)。この型式の包装装置は、個々の角底袋をコンベヤによって横方向に順次間欠的に搬送・供給し、搬送途中で角底袋を開口し、開口した角底袋に製品を個別に投入し、製品投入済みの角底袋の開口部を閉鎖する工程を繰り返している。
【0003】
しかしながら、上記の個別包装装置は、和菓子や洋菓子のような個別製品を人手を介する煩雑な包装作業に代えて自動的に包装可能とする点で優れているが、予め製造された角底袋を用いているので、製袋充填包装機のようにウェブ状包装材から連続的に製作される袋を用いる場合と比較して、包装コストが割高である。また、袋の素材となる包装材料の品質によっては包装装置の作動安定性が変わり、常に良好な包装状態が得られるとは限らない。更に、上記の個別包装装置は、予め製造され且つコンベヤで搬送されてくる角底袋に製品を充填する型式の装置であるため、コンベヤだけでも作業場において広いスペースを占める傾向がある。また、袋の保持・開口・閉鎖を行う各機構としてそれぞれ複雑な機構を用いているので、装置の価格も高い。
【0004】
一方、平坦な包装フィルムから筒状の包装フィルムを成形し、筒状の包装フィルムから包装袋を形成しつつ製品を投入し、横断方向にシール等を施すことによって製品入りの袋包装体を連続的に製造する包装機として、縦型製袋充填包装機が知られている。この型式の包装機を角底袋の製袋とその角底袋への製品の充填に応用して、個別製品入りの角底袋を連続的に製造することも考案されている。この縦型製袋充填包装装置は、平坦な包装フィルムから一旦、円筒状の包装フィルムを成形し、その後、円筒状の包装フィルムを、円筒形から断面形状を徐々に断面角形に変更された製筒ガイドの外周面に案内させることによって、断面角形の筒状包装フィルムを成形し、断面角形の筒状包装フィルムにエンドシールを施すことによって形成される袋の側方からガゼットを折り込むことによって、角底袋を形成している。その角底袋内に個別製品を投入し、角底袋の開口を閉鎖することによって、角底袋による個別製品の包装が行われている。
【0005】
上記型式の包装装置の一例として、胴部が断面四角形の角筒状であって、下底が平底であって上底が片流れ傾斜式に絞り封止され、その合縁部がヒートシールや接着剤等を介して封止され、軽量で嵩張るスナック菓子等や調味剤等の塊状の物品、粉粒状体、ジュース等の液体、粘性体等の商品を所定の重量又は容量を充填し、段ボール等のケースへの箱詰めを充填率良く行うことができる角筒包装袋製造装置が提案されている(特許文献2参照)。この製袋充填包装装置においては、フィルム状の包装シートはフォーマから一体的に下延する二重筒式のシリンダーによって角筒に形成されるが、シリンダーは、上部から途中部分までは円筒形状のシリンダーに、途中部分から下部にかけては次第に断面形状が長方形まで滑らかに連続的に変化する内外が相対スライド自在な角筒状シリンダーに形成されている。従って、包装シートは、フォーマによって円筒状に成形された後、シリンダーによって次第に角筒状に断面形状が変形される。
【0006】
また、別の製袋充填包装の例として、本出願人は、エンドシーラと角床形成用ガゼット爪との間に角床部分を形成している三角形に折り込まれるウエブ内面部分を密着シールすることにより、角床部の三角形の重ね折り部分に被包装物の入り込みを無くすとともに、ボトムシールリブを横倒しでき、平滑な角床袋を形成することができる縦型製袋充填方法を提供している(特許文献3参照)。この縦型製袋充填方法においても、連続するウエブをフォーマによって曲成しフォーマの内側に通された断面円筒の製品落下筒を包む態様に折り上げ、製品落下筒の前側に合わさるウエブ両縁を縦シールして包装筒に形成している。製品落下筒の下部は、水平断面が円形から矩形に変化している異形筒と矩形筒に構成されており、断面円形の包装筒を矩形に変化させてガゼット成形をしやすくしている。
【0007】
上記の製袋充填包装方法及び装置においては、いずれも、平坦なウェブ状包装材を一旦、断面円形の筒状包装フィルムに成形し、その後、連続的に変形させて断面矩形の筒状包装フィルムを得ている。図4は、従来の製筒ガイドとそれによって走行案内される筒状包装材を模式的に示す斜視図である。図4に示すように、製筒ガイド40は、上側に置かれ長さL1を持ち断面円形の円筒ガイド部41から、長さL2を持ち連続的な断面形状変遷部42を経て、下側に置かれた長さL3を持つの断面矩形の角筒ガイド部43を有している。平坦なウェブ状包装材は、円筒ガイド部41において断面円形の筒状包装フィルム45に成形されて走行案内され、断面形状変遷部42において断面円形から断面矩形に連続的に変形される筒状包装フィルム46となり、角筒ガイド部43において断面矩形の筒状包装フィルム47の状態で走行案内される。従って、製筒ガイド40は、断面円形の筒状包装フィルム45のまま製袋充填を行なう製筒ガイドと比較して、少なくとも断面形状変遷部42の長さの分、長くならざるを得ない。その結果、製袋充填包装装置の高さが高くなり、装置が大型化して、広い設置スペースが必要になる、あるいは装置価格が上昇する等の問題点がある。
【0008】
また、上記の製袋充填包装方法及び装置においては、包装すべき製品がスナック菓子等のバラ製品や粉粒体である場合には、ホッパ内に滞留され且つ計量された所定量の製品を充填筒内に投下しても、製品は、破損が殆ど問題になることなく包装される。しかしながら、饅頭等の和菓子やカップケーキ等の洋菓子は、一般には上下の向きがあって正しく袋内に置かれないと商品価値が低下するおそれがある。また、上記製品は、一般に脆弱であり、充填筒内に投下されて袋底に衝突したときに衝撃によって形が崩れる可能性があり、やはり商品価値が低下するおそれがある。従って、こうした製品の充填について、断面形状変遷部が存在しているために長くなった製筒ガイドを用いるときには、製品の形状が損われたり姿勢が崩されやすいという問題があり、上記の製袋充填包装方法及び装置を用いた包装が事実上不可能であった。
【0009】
【特許文献1】
特公昭44−5592号公報(図1、図2)
【特許文献2】
特開平7−285511号公報(段落[0025]、図1、図3及び図4)
【特許文献3】
特開平10−59308号公報(段落[0006]、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、角底袋を製造しながら製品を投下し充填包装する製袋充填包装装置においては、製品の投下長さを短くすることによって、製品の投下時に製品が袋の角底に衝突するときの衝撃を少なくすると共に、装置全体の高さを低くする点で解決すべき課題がある。
【0011】
この発明の目的は、製品の投下長さを短くすることで、製品の投下時に製品が袋の角底に衝突することによる製品の変形や損傷を回避して包装体としての商品価値の低下を防止すると共に、装置全体の高さを低くすることによって装置の小型化を図り且つ装置の製造コストを低減することができる製袋充填包装装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明による製袋充填包装装置は、平坦なウェブ状包装材を断面略角形の筒状包装材に成形するフォーマ、前記フォーマの内部を垂下して配置され且つ内部が製品を投入可能であると共に外部が前記フォーマによって成形された前記筒状包装材を受けて走行案内可能な断面角筒形の製筒ガイド、及び前記製筒ガイドの下方に配置され且つ前記製筒ガイドによって断面角形に形成された筒状包装材を横断方向にシールして角底袋を形成する閉鎖手段から構成されている。
【0013】
この製袋充填包装装置によれば、フォーマが平坦なウェブ状包装材を断面略角形の筒状包装材に成形し、断面略角形に成形された筒状包装材は、フォーマの内部を垂下して配置されている断面角筒形の製筒ガイドの外側を案内されて下方に走行する。製筒ガイドによって断面角形に形成された筒状包装材は、製筒ガイドの下方に配置されている閉鎖手段によって横断方向にシールされ、角底袋が形成される。角底袋には、製筒ガイドの内部を通して包装すべき製品が充填される。角底袋の形成に際しては、横断方向にシールの前に、適宜、側方よりガゼットの折込みを行うことで、角底の積極的な形成が好ましい。また、製品が充填された角底袋を筒状包装材から切断分離して、袋開口をヒートシール等の閉鎖を行うことも可能である。先行して形成される角底袋において、袋開口の閉鎖は、後続の角底袋において横断方向のシールによる袋底の形成と同時に行うことができる。製筒ガイドは、上部から既に断面角筒形に形成されているので、断面形状変遷部を持つ製筒ガイドと比較して、角底袋を形成するにもかかわらず長さを短くすることができる。従って、製袋充填包装装置の高さを低く抑えることが可能である。また、製筒ガイドの内部を通して投下充填される製品の下降距離が短くなり、その取扱いが容易になるとともに、製品の姿勢や形が崩れるのを防止することも可能である。
【0014】
上記製袋充填包装装置において、前記製品は、各角底袋に個別に包装される単品物品とすることができる。単品物品としては、饅頭等の和菓子やカップケーキ等の洋菓子等の脆弱な食品を挙げることができる。このような脆弱な食品であっても、製筒ガイドの内部を通過する際の製品の下降距離が短いので、形状や姿勢が崩れることなく、角底袋に正しく充填することができる。
【0015】
上記製袋充填包装装置において、前記製筒ガイドの上部には、前記製筒ガイド内に前記製品を送り込む製品送り込み機構が配設されている。製筒ガイドの上部に配設されている製品送り込み機構によって、製筒ガイド内に製品を送り込むことができる。
【0016】
製品送り込み機構が配設された上記製袋充填包装装置において、前記製品送り込み機構は、前記製筒ガイドの上端部に近接配置され且つ進出位置で前記製品を受けると共に後退位置に退くことにより前記製品を前記製筒ガイド内に投入するシャッタを有することができる。充填すべき製品は、シャッタが進出位置にあるときにそのシャッタで一旦受けられ、シャッタが後退位置に退くことにより、シャッタ上で受けられた製品が製筒ガイド内に投入される。シャッタは製筒ガイドの上端部に近接配置されているので、製品の充填に際して、製品の下降距離を短くして、製品の姿勢や形状が崩れるのを防止することができる。
【0017】
製品送り込み機構としてシャッタが配設された上記製袋充填包装装置において、前記製品送り込み機構は、前記製筒ガイドの上方に配設されており、且つ前記シャッタ上に載置された前記製品を把持し、前記シャッタが開放するに際して前記製品を把持した状態で前記製筒ガイド内を降下し、前記製品が前記角底袋の前記角底に接近又は座着してから前記製品の把持を解放可能なロボットハンドを有することができる。製品送り込み機構を製筒ガイドの上方に配設されているロボットハンドとすることにより、ロボットハンドは、製筒ガイドの上端部に近接配置されているシャッタ上に載置された製品を把持し、シャッタが開放するに際して製品を把持した状態で製筒ガイド内を降下し、製品が角底袋の角底に接近又は座着してから製品の把持を解放させる。従って、製品は角底袋において角底から殆ど衝撃を受けることなく充填され、製品の姿勢や形状が崩れるの一層防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明による製袋充填包装装置の実施例を説明する。図1は、この発明による製袋充填包装装置の一実施例を示す斜視図である。
【0019】
図1に示す製袋充填包装装置1は、平坦なウェブ状包装材Fwを断面略角形の筒状包装材Ftに成形するセーラ形のフォーマ2と、フォーマ2の内部をその下方にまで垂下して配置されている断面角筒形の製筒ガイド3とを有している。フォーマ2は、セーラ部10においては平坦なウェブ状包装材を円筒形の筒状包装材に成形する従来の製袋充填包装装置に用いられるフォーマと類似した形状を有しているが、内周側の筒状部11においては製筒ガイド3に対応して略角筒状に形成されている点で相違した構造を有している。製筒ガイド3は、内部が中空に形成されていて製品Aを投入可能であると共に、外部の四角筒面がフォーマ2によって成形された筒状包装材Ftを受けて、筒状包装材Ftが走行するのを案内可能である。製袋充填包装装置1は、また、製筒ガイド3の下方に配置され且つ製筒ガイド3によって断面角形に形成された筒状包装材Ftを横断方向にシールして角底袋Bを形成する閉鎖手段4を有している。
【0020】
製袋充填包装装置1において、包装される製品Aは、各角底袋Bに個別に包装される饅頭等の和菓子やカップケーキ等の洋菓子等の脆弱な単品食品とすることができる。製筒ガイド3の上端部12に接近して、製品Aを送り込む製品送り込み機構5が配設されている。図1に示す実施例においては、製品送り込み機構5は、製筒ガイド3の上端部12を開閉可能に作動するシャッタ16である。シャッタ16は、製筒ガイド3の上端部12を覆う進出位置で上面である載置面17に製品Aを受けて載置し、想像線で示す後退位置に退くことで、載置していた製品Aを上端部12の開口12aから製筒ガイド3内へ投下する。
【0021】
製筒ガイド3の左右両側方には、製筒ガイド3の外面14との間で筒状包装材Ftを挟み、筒状包装材Ftを外面14に押し当てた状態で筒状包装材Ftを下方に引き下ろす包装材送り機構6が配設されている。また、製筒ガイド3の正面には、筒状包装材Ftの側縁部をシールする縦シール機構7が配設されている。包装材送り機構6及び縦シール機構7は、断面円筒形の製筒ガイドを有する型式の製袋充填包装機において周知の構造のものでよい。包装材送り機構6は、例えば、筒状包装材Ftに高い摩擦力で接触する歯付きベルト18と、歯付きベルト18が巻き掛けられる歯付きの駆動プーリ19及び歯付きの従動プーリ20とから成っている。歯付きベルト18は、断面角筒形の製筒ガイド3の平らな側面に対して筒状包装材Ftを挟むので、筒状包装材Ftを確実に送ることができる。縦シール機構7は、例えば、互いに接近したときに側縁部を挟み込んでヒートシールする一対の縦ヒートシールバー21,22から成っている。
【0022】
閉鎖手段4は、断面円筒形の製筒ガイドを有する型式の製袋充填包装機において周知の構造のものでよく、例えば、先行して形成される角底袋Bの上端部をヒートシールして閉鎖する下側の組のヒートシールバー23と、後続の筒状包装材Ftをヒートシールして角底袋の角底を形成する上側の組のヒートシールバー24と備えている。両組のヒートシールバー23,24の間には、筒状包装材Ftを切断して先行して形成される角底袋Bを切り出すカッタ機構25を備えることもできる。
【0023】
製筒ガイド3の下端部13の下方には、閉鎖手段4の上下においてそれぞれガゼット折込み機構8,9が設けられている。この例では、閉鎖手段4の上方に設けられるガゼット折込み機構8は、筒状包装材Ftに向かって先端が尖った水平姿勢で配置され且つ断面角筒形の筒状包装材Ftの両側面に向かって進退可能な一対の三角板26,26である。また、閉鎖手段4の下方に設けられるガゼット折込み機構9は、筒状包装材Ftに向かって上側の先端から側面が滑らかに後退した形状を持ち、筒状包装材Ftの同じ両側面に向かって進退可能な一対の垂直板27,27である。
【0024】
製袋充填包装装置1によれば、フォーマ2が平坦なウェブ状包装材Fwを断面略角形の筒状包装材Ftに成形する。筒状包装材Ftは、フォーマ2の内部を垂下して配置されている断面角筒形の製筒ガイド3の外側面14を案内されて下方に走行し、製筒ガイド3の下方に配置されている閉鎖手段4によって、横断方向にシールして角底袋Bの角底が形成される。角底袋Bには、製筒ガイド3の内部を通して投下された製品Aが充填される。角底袋Bには、閉鎖手段4による横断方向のシールの前に、ガゼット折込み機構8,9によって、適宜、側方よりガゼットが折り込まれる。製品Aが充填された角底袋Bは、筒状包装材Ftから切断分離される。先行して形成される角底袋B1の袋開口の閉鎖は、後続の角底袋B2において横断方向のシールによる角底の形成と同時に行うことができる。
【0025】
製筒ガイド3は、上部から既に断面角形に形成されているので、途中に断面形状変遷部が不要であり、角底袋Bを形成するにもかかわらず長さが短い。従って、製筒ガイド3の内部を通して投下される製品Aの下降距離が短くなり、製袋充填包装装置1の高さを低く抑えることができる。製品Aが饅頭等の和菓子やカップケーキ等の洋菓子等の脆弱であって個別包装される物品であっても、製筒ガイド3の内部を通過する際の下降距離が短いので、製品Aの角底袋B内への充填時における製品Aの姿勢や形が崩れるのを防止することができる。製筒ガイド3内に製品Aを送り込む製品送り込み機構5は、シャッタ16として示すように、製筒ガイド3の上端部の直上方に近接配置されているので、製品Aの充填に際しての下降距離を可及的に短くして、製品Aの姿勢や形状の崩れの一層の防止を図ることができる。
【0026】
図2は、この発明による製袋充填包装装置において、別の製品送り込み機構を示す斜視図である。製袋充填包装装置それ自体は、図1に示すものと同等であるので、再度の説明を省略する。図2に示す製品送り込み機構30は、製筒ガイド3の上方に配設されており、製品Aを順次供給する供給コンベヤ31と、供給コンベヤ31から1個ずつ供給された製品Aを載置する第1シャッタ32と、第1シャッタ32上の製品Aを製筒ガイド3の直上方の位置まで送り出す第1プッシャ33と、第1プッシャ33によって送り出された製品Aを把持するロボットハンド34とを備えている。ロボットハンド34は、製筒ガイド3の上方において配設されており、製品Aを両側から挟む態様で開閉可能な一対のアーム34a,34aを持っている。ロボットハンド34は、図示しないが適宜のアクチュエータ等から成る昇降機構によって製品Aを把持した状態で、製筒ガイド3の内部を昇降可能である。
【0027】
第1シャッタ32と製筒ガイド3の上端部12との間には、袋包装体内部の付属物として脱酸素剤等の品質保持剤Cを供給する付属物供給機構35が配設されている。付属物供給機構35は、製品Aの供給に合わせて品質保持剤Cを供給するシュート36と、シュート36から供給された品質保持剤Cを載置し、製筒ガイド3の上端部12の直上方の進出位置と進出位置から後退した後退位置との間で往復動をする第2シャッタ37と、シュート36から供給されて第2シャッタ37上に載置されている品質保持剤Cを製筒ガイド3の上端部12の直上方の位置まで搬送する第2プッシャ38とを有している。品質保持剤Cの上面には両面接着テープ39が張り付けられている。
【0028】
図2に示す製品送り込み機構30の作動が、図3(a)〜図3(e)に順を追って示されている。図3(a)には、ロボットハンド34が第1シャッタ32上に載置された製品Aを把持しており、シュート36から供給された品質保持剤Cが第2シャッタ38上に載置されている状態が示されている。第1シャッタ32は、後退位置へ向かって後退を開始する。このとき、品質保持剤Cは、第2シャッタ38上に載置されたままである。図3(b)には、図3(a)に示す状態から、製品Aがロボットハンド34によって把持されたまま下降が開始される様子が示されている。図3(c)には、製品Aが第2シャッタ38上に載置されている品質保持剤Cの上に押しつけられる状態が示されている。品質保持剤Cは、付着されている両面接着テープ39によって、製品Aの下面(例えば、カップケーキのカップの底)に付着される。図3(d)においては、第2シャッタ37が後退位置に向かって後退する状態が示されている。製品Aは、品質保持剤Cが付着された状態で、ロボットハンド34によって把持されている。図3(e)には、ロボットハンド34が、品質保持剤C付きの製品Aを製筒ガイド3の内部を降下する様子が示されている。
【0029】
ロボットハンド34は、製筒ガイド3の上端部に近接配置されている第1シャッタ32上に載置された製品Aを把持し、第1シャッタ32が開放するに際して製品Aを把持した状態で製筒ガイド3内を降下し、製品Aが角底袋Bの角底に接近又は座着してから製品Aの把持を解放する。従って、製品Aは、角底袋において角底から殆ど衝撃を受けることなく充填される。ロボットハンド34による製品送り込み機構30は、特に脆弱な製品Aを角底袋Bに包装するのに用いるのに好ましい。なお、Cは、品質保持剤ばかりでなく、付属品一般であってよい。
【0030】
【発明の効果】
この発明による製袋充填包装装置は、上記のように構成されているので、フォーマによって平坦なウェブ状包装材から断面略角形に成形された筒状包装材は、フォーマの内部を垂下して配置されている断面角筒形の製筒ガイドの外側を案内されて下方に走行され、製筒ガイドの下方に配置されている閉鎖手段によって、横断方向にシールして角底袋が形成される。角底袋には、製筒ガイドの内部を通して投下された包装すべき製品が充填される。角底袋には、横断方向にシールの前に、適宜、対向位置にある両側面に対して側方よりガゼットの折込みが可能である。製筒ガイドは、上部から既に断面角筒形に形成されているので、角底袋を形成するにもかかわらず長さが短くなるので、製袋充填包装装置の高さを低く抑えることができ、また、製筒ガイドの内部を通して投下される製品の下降距離が短くなり、製品の姿勢や形が崩れるのを防止することができる。このように、製品の投下長さを短くすることで、製品の投下時に製品が袋の角底に衝突することによる製品の変形や損傷を回避して、包装体としての商品性の低下を防止すると共に、装置全体の高さを低くすることによって小型化を図り、製造コストを低減することができる製袋充填包装装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による製袋充填包装装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明による製袋充填包装装置における別の製品送り込み機構を示す斜視図である。
【図3】図2に示す製品送り込み機構の作動を示す工程図である。
【図4】従来の製筒ガイドと、その製筒ガイドに走行案内される筒状包装材とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 製袋充填包装装置 2 フォーマ
3 製筒ガイド 4 閉鎖手段
5 製品送り込み機構 6 包装材送り機構
7 縦シール機構 8,9 ガゼット折込み機構
10 セーラ部 11 筒状部
12 上端部 12a 開口
13 下端部 14 外面
16 シャッタ 17 載置面
18 歯付きベルト 19 駆動プーリ 20 従動プーリ
21,22 縦ヒートシールバー 23,24 ヒートシールバー
25 カッタ機構 26 三角板 27 垂直板
30 製品送り込み機構 31 供給コンベヤ
32 第1シャッタ 33 第1プッシャ
34 ロボットハンド 34a アーム
35 付属物供給機構 36 シュート
37 第2シャッタ 38 第2プッシャ
39 両面接着テープ
A 製品 B 角底袋 C 品質保持剤
Fw ウェブ状包装材 Ft 筒状包装材

Claims (5)

  1. 平坦なウェブ状包装材を断面略角形の筒状包装材に成形するフォーマ、前記フォーマの内部を垂下して配置され且つ内部が製品を投入可能であると共に外部が前記フォーマによって成形された前記筒状包装材を受けて走行案内可能な断面角筒形の製筒ガイド、及び前記製筒ガイドの下方に配置され且つ前記製筒ガイドによって断面角形に形成された筒状包装材を横断方向にシールして角底袋を形成する閉鎖手段から成る製袋充填包装装置。
  2. 前記製品は、各角底袋に個別に包装される単品物品であることからなる請求項1に記載の製袋充填包装装置。
  3. 前記製筒ガイドの上部には、前記製筒ガイド内に前記製品を送り込む製品送り込み機構が配設されていることから成る請求項1に記載の製袋充填包装装置。
  4. 前記製品送り込み機構は、前記製筒ガイドの上端部に近接配置され且つ進出位置で前記製品を受けると共に後退位置に退くことにより前記製品を前記製筒ガイド内に投入するシャッタを有することから成る請求項3に記載の製袋充填包装装置。
  5. 前記製品送り込み機構は、前記製筒ガイドの上方に配設されており、且つ前記シャッタ上に載置された前記製品を把持し、前記シャッタが開放するに際して前記製品を把持した状態で前記製筒ガイド内を降下し、前記製品が前記角底袋の前記角底に接近又は座着してから前記製品の把持を解放可能なロボットハンドを有することから成る請求項4に記載の製袋充填包装装置。
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