JP2023111682A - 製袋包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉部材の上方の物品を更にコンパクト化することができる製袋包装装置を提供する。【解決手段】製袋包装装置は、複数の物品Mが中を通過する第1筒部材と、筒状フィルムを形成するフォーマと、横シール機構と、開閉部材141,141と、第2筒部材103と、駆動機構と、第1動作を行う制御部とを備えている。開閉部材141,141は、第1筒部材の上方において、物品Mの落下経路を開閉する。第2筒部材103は、開閉部材141,141の上方に位置する。第1動作は、開閉部材141,141を閉状態にして第2筒部材103の中に物品Mを溜め、その後に開閉部材141,141を開状態にする動作である。制御部は、第1動作において、開閉部材141,141を開状態にする前に、第2筒部材103を、駆動機構によって、斜め方向D1に往復移動させる。【選択図】図8

Description

本発明は、製袋包装装置に関する。
従来から、シート状のフィルムを筒状に成形し、その中にスナック菓子などの物品を充填した状態で横シール動作を行って袋を製造する製袋包装装置が存在する。そして、特許文献1(特開2013-39974号公報)には、ポテトチップスのように比重の小さい一群の物品が落下してくるときに、上下に間延びして横シール部分に物品が噛み込んでしまうことを課題とした発明が開示されている。特許文献1(特開2013-39974号公報)の製袋包装装置では、上の筒部材と下の筒部材との間に開閉部材を設け、適当なタイミングで開閉部材を開けることによって、上の筒部材の中に溜めた物品群を、下の筒部材の中に落下させている。
上記のように、製袋包装装置において一時的に物品を溜めるための開閉部材を設けると、一群の物品が上下に間延びすることが抑制され、物品群がコンパクトになり、物品群の所謂チャージレングスが短くなる。
しかし、製袋包装装置の能力を上げて製袋数を増やしたり、袋のサイズを小さくしたりするためには、一群の物品を更にコンパクト化することが求められる。
本発明の課題は、開閉部材の上方の物品を更にコンパクト化することができる製袋包装装置を提供することにある。
第1観点の製袋包装装置は、複数の物品が中を通過する第1筒部材と、フォーマと、横シール機構と、開閉部材と、第2筒部材と、駆動機構と、制御部とを備えている。フォーマは、シート状のフィルムを、筒状に成形し、筒状フィルムを形成する。横シール機構は、第1筒部材の中を通って筒状フィルムの中に物品が落下してきた状態で、筒状フィルムを横シールして、物品が充填された袋を形成する。開閉部材は、第1筒部材の上方において、物品の落下経路を開閉する。第2筒部材は、開閉部材の上方に位置する。駆動機構は、第2筒部材を動かす機構である。制御部は、第1動作を行う。第1動作は、開閉部材を閉状態にして第2筒部材の中に物品を溜め、その後に開閉部材を開状態にする動作である。制御部は、第1動作において、開閉部材を開状態にする前に、第2筒部材を、駆動機構によって、斜め方向に往復移動させる。
第1観点の製袋包装装置では、開閉部材を閉状態にして第2筒部材の中に物品を溜め、その後に開閉部材を開状態にする動作(第1動作)において、第2筒部材が斜め方向に往復移動する。これにより、第2筒部材の中に溜まった複数の物品が上下方向だけではなく左右方向にも揺すられて、複数の物品から成る物品群がコンパクト化される。
第2観点の製袋包装装置は、第1観点の製袋包装装置であって、制御部は、駆動機構によって第2筒部材を往復移動させた後、開閉部材を開状態として、複数の物品を排出させる。これにより、開閉部材の上方においてコンパクト化された複数の物品(物品群)は、
第2筒部材の中から、第1筒部材の中を経由して、筒状フィルムの中へと排出される。
第3観点の製袋包装装置は、第1観点又は第2観点の製袋包装装置であって、第2筒部材が往復移動する方向(斜め方向)の鉛直方向に対する傾きは、1°以上、90°未満である。
第4観点の製袋包装装置は、第1観点又は第2観点の製袋包装装置であって、第2筒部材が往復移動する方向(斜め方向)の鉛直方向に対する傾きは、10°以上、80°以下である。
ここでは、鉛直方向に対して10°以上の方向に第2筒部材を往復移動させるため、第2筒部材の中の物品群に水平方向に沿った力がある程度作用し、それによって物品群のコンパクト化が促進される。
第5観点の製袋包装装置は、第1観点から第4観点のいずれかの製袋包装装置であって、制御部は、第1動作において、第2筒部材を斜め方向に沿って2回以上往復移動させる。
ここでは、複数回の往復移動によって第2筒部材の中の物品群が均され、第2筒部材の中の物品群が更にコンパクト化される。
第6観点の製袋包装装置は、第1観点から第5観点のいずれかの製袋包装装置であって、第2筒部材の中に溜まっている複数の物品の嵩は、第1動作によって小さくなる。
第7観点の製袋包装装置は、第1観点から第6観点のいずれかの製袋包装装置であって、第2筒部材の中に溜まっている複数の物品は、第1動作において開閉部材を開状態にすることによって、第1筒部材の中に落下する。
第8観点の製袋包装装置は、第1観点から第7観点のいずれかの製袋包装装置であって、複数の物品は、別の計量装置によって計量された後に、第2筒部材の中に落下してくる。
本発明に係る製袋包装装置によれば、第1動作において第2筒部材が斜め方向に往復移動するため、第2筒部材の中に溜まった複数の物品が上下方向だけではなく左右方向にも揺すられ、複数の物品がコンパクト化される。
本発明の一実施形態に係る製袋包装装置を含む計量製袋包装システムの外観斜視図。 製袋包装装置の主要部の概略構成図。 物品チャージ部の外観斜視図。 計量製袋包装システムの制御関連構成のブロック図。 物品チャージおよび物品放出に関するフローチャート。 物品チャージの一状態を示す図。 物品放出(ディスチャージ)の一状態を示す図。 物品チャージにおける第2筒部材の斜め方向の往復移動を示す図。
本発明の一実施形態に係る製袋包装装置102及びその製袋包装装置102を含む計量製袋包装システム100について、図面を参照して以下に説明する。
図1に、計量製袋包装システム100の外観斜視図を示す。計量製袋包装システム100は、計量装置101と、製袋包装装置102とから成るシステムである。計量製袋包装システム100は、下段に製袋包装装置102を配置し、上段に計量装置101を配置した構成であって、前面には、製袋包装装置102と計量装置101とを一体的に操作できるタッチパネル2が設けられている。
計量装置101は、周知構成の組合せ計量機である。物品Mは、ポテトチップス等のスナック菓子類で、それが計量装置101の中央上部に供給される。中央上部に供給された物品Mは、複数の放射経路に分散された後、各経路の終端に配置された複数のプールホッパPHを介して下段の対応する計量ホッパWHに供給される。各計量ホッパWHで計量された物品Mの重量は組み合わされて、一定重量の物品Mを形成する最適組合せの計量ホッパWHが選択される。選択された計量ホッパWHは、製袋包装装置102からの排出要求信号に基づいて、物品Mを集合シュートCに排出する。排出された物品Mは、集合シュートCの滑落中に縦列状態に長く伸びながら、製袋包装装置102の物品チャージ部8に供給される。製袋包装装置102は、物品Mを筒状フィルムTF内に収納した後、その筒状フィルムTFの上端部分と後続袋の下端部分を同時に横シールして袋詰めを行う(図2参照)。
(1)製袋包装装置の全体構成
製袋包装装置102は、チューブ状の袋から袋詰め商品を製造する包装ユニットBUと、この包装ユニットBUに包材Fを供給する包材供給ユニットFUと、各ユニットBU,FUの駆動部の動きを制御する制御部10(図4参照)とから構成されている。この包材供給ユニットFUは、包装ユニットBUのフォーマ3にシート状の包材Fを供給するもので、包装ユニットBUの後部に隣接して設けられている。
(2)製袋包装装置の包装ユニットの各部の詳細
包装ユニットBUは、シート状の包材Fをチューブ状に成形するフォーマ3と、チューブ状に成形された包材(筒状フィルムTF)を下方に搬送するプルダウンベルト4と、チューブ状の筒状フィルムTFの、両耳の重なり部分である合わせ目T1を前側で縦シールする縦シール機構5と、筒状フィルムTFの下端部に形成された袋bを横シールして、袋bの上端部分と後続袋の下端部分とを同時に熱シールする横シール機構6とを備える。また、包装ユニットBUは、外周にチューブ状の包材Fを巻きつけながら、物品Mを筒状フィルムTF内に案内する第1筒部材7を有している。
包装ユニットBUは、更に、物品チャージ部8を有する。
(2-1)フォーマ
フォーマ3は、シート状の包材Fをチューブ状に折り曲げるセーラー部30と、第1筒部材7の周りに形成された襟部31とを有する。襟部31は、第1筒部材7の外周を取り巻くように筒状に成形され、その前面において、僅かなギャップを開けて着物や柔道着の襟のように合わせてある。
(2-2)第1筒部材
第1筒部材7は、鉛直方向に長く延びる円筒状の部材であり、物品チャージ部8の下方に配置されている。第1筒部材7の外周面の一部に、フォーマ3の襟部31が隙間を空けて巻き付いている。
(2-3)プルダウンベルト
第1筒部材7の両サイドに配置されるプルダウンベルト4、4は、吸引チャンバー41、41と、その周りを互いに内向きに走行する穴あきベルト42、42とで構成されている。プルダウンベルト4、4は、筒状フィルムTFをベルト42、42で吸引保持しながら下向きに搬送する(図2参照)。
(2-4)縦シール機構
縦シール機構5は、チューブ状に成形された筒状フィルムTFの合わせ目T1(図2参照)を、一定の圧力で第1筒部材7に押しつけながら加熱シールするものである。縦シール機構5は、ヒーターブロック51と、その周りを包材Fと同期走行する金属ベルト52とで構成されている(図2参照)。
(2-5)横シール機構
横シール機構6は、第1筒部材7の中を通って筒状フィルムTFの中に複数の物品Mが落下してきた状態で、筒状フィルムTFを横シールして、物品Mが充填された袋bを形成する。
横シール機構6は、ヒーターを内蔵する一対のシールジョー61、61と、この一対のシールジョー61、61を筒状フィルムTFに対して互いに近接離反させる図示しない駆動機構とで構成される。また、このシールジョー61、61の上部には、筒状フィルムTFを前後から挟みこむクラムシャッター62、62が水平方向に進退可能に取り付けられている。横シール機構6の駆動機構としては、一対のシールジョー61、61を互いに内向きに旋回させながら、各シールジョー61、61に所謂D字形の運動軌跡(Dモーション)を描かせる、例えば、特開平10-53206号公報に開示された機構を用いることができる。
一方のシールジョー61には、図示しないカッターが内蔵され、これを作動させて下端部の袋bと後続の筒状フィルムTFとの間を上下に分離する。
(2-6)物品チャージ部
物品チャージ部8は、上段の計量装置101から落下してくる物品Mを、漏斗状のシュート131を含む第2筒部材103に収め、第1筒部材7を介して筒状フィルムTF内に放出する。
物品チャージ部8は、第2筒部材103と、ゲート104とを有している。第2筒部材103は、上段のシュート131と、下段の円筒部132とで形成されている。シュート131の下端と円筒部132の上端は、互いに斜めに切断された楕円形の開口部を介して上下に接続されている。ゲート104は、図3に示すように、第1筒部材7の上端部を開閉する開閉部材141、141と、開閉機構144とを有している。開閉部材141、141は、図6~図8に示すように、第1筒部材7の上方において、物品Mの落下経路を開閉する。開閉部材141、141は、水平面に平行な板状部材であり、開閉機構144によって近接、離反するように構成されている。この開閉運動によって、第1筒部材7の上端開口部と、第2筒部材103の円筒部132の下端排出口とが同時に開閉されるようになっている。開閉部材141、141には、その移動方向と直行する方向の長穴145、145が形成されている。開閉機構144は、長穴145、145に沿ってスライドするスライダー146,146と、スライダー146、146が先端に取り付けられた回転アーム147,147と、回転アーム147、147を回転させるロータリーアクチュエータ148、148とで構成されている。ロータリーアクチュエータ148、148によって回転アーム147、147が180度往復運動すると、一対の開閉部材141、141が互いに反対方向に近接、離反して、円筒部132の下端排出口と第1筒部材7の上端開口部706とを開閉する。
また、開閉部材141,141の上方に位置する第2筒部材103は、駆動機構135によって、図8の矢印A1,A2に示すように、水平方向に対して角度θだけ傾斜する斜め方向D1に沿って往復移動するように構成されている。この斜め方向D1は、言い換えれば、鉛直方向に対して角度(90°―θ)だけ傾斜する方向である。駆動機構135は、上記の開閉機構144と同様に、スライダーや回転アーム、ロータリーアクチュエータなどから構成されている。開閉機構144のロータリーアクチュエータとして、ここでは回転アーム(図示せず)を回動させるサーボモータ135a(図4参照)を使用している。サーボモータ135aによって回転アームが180度往復運動すると、第2筒部材103が、図8の矢印A1,A2に示すように斜め方向D1に沿って往復移動する。なお、駆動機構135は、第2筒部材103が固定されているブラケット133及びアーム133aを斜め方向D1に沿って往復移動させることで、第2筒部材103を動かす。
(2-7)制御部
以下に、製袋包装装置102を制御する制御部10について説明する。制御部10は、上述のように計量装置101の制御部を兼ねている。
図4は、計量製袋包装システム100の制御に関係するブロック図である。制御部10は、計量装置101と製袋包装装置102を個別にあるいは一体的に制御するもので、コンピュータにより実現されるものである。制御部10は、制御演算装置と記憶装置とを備える。制御演算装置には、CPU又はGPUといったプロセッサを使用できる。制御演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って所定の画像処理や演算処理を行う。さらに、制御演算装置は、プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。
制御部10は、図2に示すタッチパネル2で設定されたパラメータや運転条件に従って、包装ユニットBU、包材供給ユニットFUの各駆動部を制御する。また、制御部10は、計量装置101のフィーダFD、プールホッパPH、計量ホッパWHなどを制御する。さらに、制御部10は、計量装置101と製袋包装装置102に装備される各種センサから必要な情報を取り込み、その情報に基づいて各種制御を行う。
包装ユニットBUに対しては、制御部10は、プルダウンベルト4、縦シール機構5、横シール機構6、物品チャージ部8をそれぞれ制御するが、これらの制御は互いに関連している。
(3)製袋包装装置の動作
(3-1)全体の概略動作
以下に示す各動作は、制御部10が各機構、各部を制御することによって実行される動作である。
図2に示すように、シート状の包材Fは、フォーマ3で筒状に成形された後、第1筒部材7の周囲に巻かれて筒状フィルムTFに形成される。第1筒部材7に巻かれた筒状フィルムTFは、その両サイドに配置された一対のプルダウンベルト4、4によって、連続的にあるいは間欠的に引き下げられる。第1筒部材7に巻かれてチューブ状に成形された筒状フィルムTFの両側縁部の合わせ目T1は、縦シール機構5で縦シールされる。筒状フィルムTFの下端部は、横シール機構6で横シールされて、袋bの上部シール部と、後続の袋b(筒状フィルムTF)の下部シール部とが形成される。
なお、第1筒部材7は、フォーマ3の中央部分を上下に貫通して、筒状フィルムTF内の上端部よりも上に鉛直方向に延びている。上方の計量装置101から落下してくる物品Mは、物品チャージ部8の第2筒部材103を介して、第1筒部材7の中に放出される。この物品チャージ部8におけるチャージ動作および物品チャージ部8から第1筒部材7の中への物品放出(ディスチャージ)動作を、以下で説明する。
(3-2)物品のチャージ動作および放出動作
計量装置101では、物品MがプールホッパPHから計量ホッパWHへ供給されて、組合せ計量が行われる。組合せ計量後、排出準備が整えば、計量装置101は、製袋包装装置102からの完了信号を待つ。計量装置101と製袋包装装置102の準備が完了すれば、制御部10は、計量装置101にスタート信号を送信し、計量装置101から最適組合せに係る一群の物品Mを排出させる。その後は、一定サイクルで、計量装置101から製袋包装装置102へ物品Mが排出される。
図5は、計量ホッパWH、ゲート104、第2筒部材103それぞれの動作タイミングを表したものである。計量装置101が物品Mを排出すると、計量装置101は、制御部10へ排出完了信号を送る。すると、所定時間後、例えば、0.8秒後には、排出された物品Mの群の先頭の物品Mが第2筒部材103に到達するから、排出完了信号を受信した時点からタイマーをスタートさせ、物品Mの群の最後尾が第2筒部材103に到達する時間を計測する。そして、タイマーがタイムアップすると、物品Mの群の最後尾が第2筒部材103に到達しているから、制御部10は、ゲート104の開放を行う。すなわち、計量ホッパWHから排出された物品Mの群は、落下中に縦列状態となりながら、第2筒部材103内に順次到達して、円筒部132内に堆積していくが、最後尾の物品Mが第2筒部材103に到達した時点で、これまで閉鎖していたゲート104を開放する。ゲート104の開放前の状態を図6に、開放後の状態を図7に示す。閉鎖していたゲート104を開放すると、第2筒部材103内にコンパクトに纏められた物品Mは、第2筒部材103から放出され、第1筒部材7の内部空間を経て、筒状フィルムTF内に落下していく。
図6、図7は、物品チャージ部8の動作を示す図でもある。図6、図7の(a)は、正面図を示し、図6、図7の(b)は、側面図を示す。図6において、落下してくる物品Mは、第2筒部材103のシュート131内を滑落する際に、縦向き姿勢に偏向されて円筒部132内に詰められていく。そして、落下中の物品Mが第2筒部材103の中に入ってくると、図5および図8に示すように、物品チャージ部8の第2筒部材103が、駆動機構135によって斜め方向D1に沿って、1回あるいは複数回、往復移動する。ここでは、図5に示すように、制御部10が、第2筒部材103が斜め方向D1に沿って往復移動を2回するように、駆動機構135のサーボモータ135aを制御する。これにより、第2筒部材103の中にチャージされる(溜まる)物品Mの群の嵩が小さくなり、物品Mの群がコンパクト化される。図8に、1回の第2筒部材103の往復移動を示す。図8(a)から図8(b)が往路の移動、図8(b)から図8(c)が復路の移動を示す。この往復移動によって、第2筒部材103の中に溜まっている物品Mの群に、水平方向の力が作用し、それによって物品Mの群の嵩が小さくなり、物品Mの群がコンパクト化される。
その後、制御部10は、物品Mの第2筒部材103からの放出(ディスチャージ)動作を行わせる。すなわち、制御部10は、図5に示すようにゲート104の開閉部材141,141を開かせて、第2筒部材103にチャージされている物品Mの群を、筒状フィルムTFの内部空間につながる第1筒部材7の内部空間に放出させる(図7参照)。なお、物品Mの第2筒部材103からの放出動作時には、第2筒部材103は移動せずに停止している。
(4)特徴
(4-1)
上記の第2筒部材103を往復移動させる駆動機構135を具備しない従来の製袋包装装置においては、袋の大きさ(長さ)が比較的大きい場合、例えば中袋~大袋のレンジでは、第2筒部材103の中で複数の物品Mが積み重なり、下方の第1筒部材7や筒状フィルムTFの中を落下する物品Mの群のチャージレングスが伸びる現象が起こっている。例えば、商品を構成する物品Mの群がポテトチップスの場合、複数の物品Mそれぞれは、1枚のチップである。多数のチップの集合体であるポテトチップスは、比重が小さく、特にチャージレングスが伸びる傾向が強い。このように物品Mの群のチャージレングスが伸びるため、従来の製袋包装装置では、袋サイズを小さくすることが難しい、或いは、製袋包装の能力を上げることが難しい、という課題が存在している。
これに対し、上記実施形態の製袋包装装置102は、第2筒部材103を斜め方向D1に沿って往復移動させる駆動機構135を具備している。そして、制御部10は、第1動作として、ゲート104(開閉部材141,141)を閉状態にして第2筒部材103の中に物品を溜め、その後にゲート104を開状態にする、チャージ動作および物品放出動作を行う。その第1動作において、制御部10は、図5に示すように、ゲート104を開状態にする前に、第2筒部材103を、駆動機構135によって、斜め方向D1に往復移動させる。
本実施形態の製袋包装装置102では、ゲート104を閉状態にして第2筒部材103の中に物品Mを溜め、その後にゲート104を開状態にする動作(第1動作)において、ゲート104を開く前に、第2筒部材103が斜め方向D1に沿って往復移動する。これにより、第2筒部材103の中に溜まった複数の物品Mが上下方向だけではなく左右方向にも揺すられる。これにより、第2筒部材103の中にチャージされる複数の物品Mから成る物品群が均されてコンパクト化される。そして、引いては、製袋包装装置102で製袋する袋bの袋サイズを小さくすること、或いは、製袋包装の能力を上げることが可能になる。
(4-2)
上記実施形態の製袋包装装置102では、第2筒部材103を往復移動させる方向である斜め方向D1の鉛直方向に対する傾き(90°-θ)を、10°以上、80°以下としている。具体的には、傾き(90°-θ)を、約60°にしている。これにより、第2筒部材103の中の物品群に水平方向に沿った力がある程度作用し、それによって物品群のコンパクト化が促進されている。
なお、斜め方向D1の鉛直方向に対する傾き(90°-θ)は、往復移動の水平方向の加速度成分の大きさを確保するため、30°以上であることが好ましいが、30°~80°の範囲であれば、大半の物品の種類に対応することが可能であり、物品群のコンパクト化、物品群のチャージレングスの短縮化を図ることができる。
(4-3)
上記実施形態の製袋包装装置102では、第2筒部材103を、1回ではなく2回、斜め方向D1に沿って往復移動させている。ここでは、短時間に2回の往復移動を可能にするため、駆動機構135のアクチュエータとして、サーボモータ135aを採用している。これにより、第2筒部材103の中の物品群の嵩を、かなり小さくすることができている。
(5)変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(5-1)変形例A
上記実施形態の製袋包装装置102では、第2筒部材103を、2回、斜め方向D1に沿って往復移動させている。しかし、往復移動は1回でもよいし、3回以上であってもよい。
(5-2)変形例B
上記実施形態の製袋包装装置102では、横シール機構6として、各シールジョー61、61が所謂D字形の運動軌跡を描くものを採用しているが、横シール機構の方式は他の方式を採用しても構わない。例えば、ロータリー式や矩形軌跡を描く横シール機構を採用してもよい。
(5-3)変形例C
上記実施形態の製袋包装装置102では、第2筒部材103を往復移動させる駆動機構135のアクチュエータとして、サーボモータ135aを採用している。サーボモータの採用が好ましいが、他のアクチュエータを採用しても構わない。例えば、エアーシリンダ、リニアモータなどを駆動機構のアクチュエータとして採用することも可能である。
3 フォーマ
5 縦シール機構
6 横シール機構
7 第1筒部材
8 物品チャージ部
10 制御部
100 計量製袋包装システム
101 計量装置
102 製袋包装装置
103 第2筒部材
104 ゲート
135 駆動機構
141 開閉部材
D1 斜め方向
F 包材(フィルム)
TF 筒状フィルム
M 物品
b 袋
特開2013-39974号公報

Claims (8)

  1. 複数の物品が中を通過する第1筒部材と、
    シート状のフィルムを、筒状に成形し、筒状フィルムを形成するフォーマと、
    前記第1筒部材の中を通って前記筒状フィルムの中に前記物品が落下してきた状態で、前記筒状フィルムを横シールして、前記物品が充填された袋を形成する横シール機構と、
    前記第1筒部材の上方において、前記物品の落下経路を開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材の上方に位置する第2筒部材と、
    前記第2筒部材を動かす駆動機構と、
    前記開閉部材を閉状態にして前記第2筒部材の中に前記物品を溜め、その後に前記開閉部材を開状態にする第1動作を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1動作において、前記開閉部材を開状態にする前に、前記第2筒部材を、前記駆動機構によって、斜め方向に往復移動させる、
    製袋包装装置。
  2. 前記制御部は、前記駆動機構によって前記第2筒部材を往復移動させた後、前記開閉部材を開状態として、前記第2筒部材の中から前記第1筒部材の中を経由して前記筒状フィルムの中へと前記物品を排出させる、
    請求項1に記載の製袋包装装置。
  3. 前記斜め方向の鉛直方向に対する傾きは、1°以上、90°未満である、
    請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
  4. 前記斜め方向の鉛直方向に対する傾きは、10°以上、80°以下である、
    請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
  5. 前記制御部は、前記第1動作において、前記第2筒部材を前記斜め方向に沿って1回又は2回以上往復移動させる、
    請求項1から4のいずれかに記載の製袋包装装置。
  6. 前記第2筒部材の中に溜まっている複数の前記物品の嵩は、前記第1動作によって小さくなる、
    請求項1から5のいずれかに記載の製袋包装装置。
  7. 前記第2筒部材の中に溜まっている複数の前記物品は、前記第1動作において前記開閉部材を開状態にすることによって、前記第1筒部材の中に落下する、
    請求項1から6のいずれかに記載の製袋包装装置。
  8. 複数の前記物品は、別の計量装置によって計量された後に、前記第2筒部材の中に落下してくる、
    請求項1から7のいずれかに記載の製袋包装装置。
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