JP7245496B2 - 横型ロータリー式自動充填包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、水平搬送される長尺の包装フィルム(樹脂フィルム)を多数の袋部に区分し、水平方向に並ぶ各袋部に内容物を充填してなる包装物を製造する横型ロータリー式自動充填包装機の改良技術に関する。
従来より、長尺の包装フィルム(樹脂フィルム)を使用して、定量に調量された粉剤等の内容物を多数の包装体に区分して包装する自動充填包装機の一つに横型ロータリー式自動充填包装機がある。
この横型ロータリー式自動充填包装機では、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているように、芯材の周囲に包装フィルム等が巻回されているフィルムコイルから該包装フィルムを水平方向に引き出し移動させながら、フィルムガイド部において、当該包装フィルムをフィルム進行方向と略直交する方向に二つ折りすることで袋部の底部となる部分を形成しながら、ターンテーブルへと当該包装フィルムを導入する。
ターンテーブル上の周囲に配設される多数のサイドシールバーは、この導入された包装フィルムと同期した速度で回転されながら、包装フィルムを垂直方向から挟み込むことで、水平方向に移動(回転移動)される包装フィルムに対して移動方向の垂直方向に延在される幅シール(サイドシール:熱シール)を形成する。
そして、順次折り畳まれた包装フィルムの間(上方開口の袋部)には、互いに隣り合うサイドシールバーの間に対応して複数配設されると共に包装フィルムやサイドシールバーと同期して回転される充填シュートが挿入され、かかる充填シュートから所定量に調量された内容物(粉状物、粒状物)を充填(投入)し、その後充填シュートを袋部から抜き、樹脂フィルムを挟み持っていたサイドシールバーを外す。
このようにして各袋部に内容物が充填された包装フィルムは、その後、袋部の上縁をトップシール(熱シール)されて密封される。この状態で、袋部間の幅シール部分を長手方向に沿って切断或いはミシン目を入れられて、所要の包装形態とされる。
特開2003-341607号公報 特開2006-124030号公報
ここで、上述したような従来の横型ロータリー式自動充填包装機においては、上方が開口するように二つ折りされたフィルムの両サイドがシールされて形成された上方開口の袋部に、漏斗状の充填シュートの下端側を挿入し、この充填シュートを介して粉体を該袋部に充填する際に、定量容器から充填シュートへ落下供給される粉体等が充填シュートの内壁に付着し、更にこれに粉体が付着して、所定サイズの塊を形成してしまうおそれがあった。
このような場合には、充填シュートの内壁に付着したその塊が前記袋部内に供給されずに内容物の不足した製品が生産されてしまうおそれがあると共に、粉体の塊が所定以外の場所で落下してしまうため、機械部分にトラブルを招くおそれがある。
このようなことから、特許文献1では、充填シュートを前記上方開口の袋部に下降させて所定位置まで挿入し、粉体等を充填したら充填シュートを上昇させてその下端部を前記上方開口の袋部から引き抜くように、充填シュートを上下動させる倣いカム(第二カム201)のカムフォロワ(79)との摺接面(80)に凹凸溝(凹凸面400)を形成し、充填シュートが連結されているカムフォロワ(79)に振動を与えるようにした装置が提案されている。
また、最近では、サプリメント等の錠剤を内容物として充填する場合もあり、かかる場合には1回に飲むべき錠剤群として、様々な種類の(効能・形状・サイズなどが異なる)サプリメントが組み合わされて一つの袋内に充填される場合があり、このような場合には、サイズの大きな錠剤同士が、定量容器から充填シュートへの落下タイミングや落下姿勢によっては、漏斗状の充填シュートの径の絞られた部分(縮径部分)への入り口部付近で目詰りを起こしてしまうおそれがあった。
この大きめの錠剤による目詰まりした場合には、特許文献2のように粉体の堆積を解消できる程度の振動を与えただけでは、当該錠剤の目詰まりを解消することができないおそれがあった。
ここで、倣いカム(第二カム201)の摺接面80に形成する凹凸溝(凹凸面400)の幅や深さ大きくすることで、充填シュートへ与える振動を大きくすることも想定されるが、倣いカム(第二カム201)は横型ロータリー式自動充填包装機の本体の基部に取り付けられているため、簡単には交換することはできず、通常、一旦出荷した場合には、出荷先で交換することは非常に難しい。
このため、袋詰めする内容物の種類(粉体、錠剤など)を客先ニーズに応じて変更する場合には、充填シュートの振動量を調整することは困難であった。なお、充填シュートの上下方向の振動量が大きくなると、接触部各部の磨耗が増えたり包装不良(シール部に皺がよる等の不良)が生じたり、更に騒音・振動が大きくなると共に、錠剤に合わせた振動を与えることができる倣いカムのまま、内容物を粉体などに変更する場合には過剰な振動となり、使用者にとって好ましくないものとなる。
このようなことから、充填する内容物に応じて簡単に充填シュートに与える振動量を調整できることが望まれる。
なお、充填シュートに打撃等の衝撃を与えるといった構成も考えられるが、充填シュート及び包装フィルムへのストレスが大きく、部品破損や包装不良(シール部に皺がよる等の不良)が生じたり、振動・騒音が大きくなり、使用者にとって好ましくないものであった。
このため、比較的静かで信頼性を損なわない方法で、簡単に充填シュートに与える振動量を調整できることが望まれるといった実情がある。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、振動・騒音を抑制しつつ充填シュートに調整可能に振動を付与することができる横型ロータリー式自動充填包装機を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る横型ロータリー式自動充填包装機は、
水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向にサイドシールするサイドシール装置と、
略環状に複数配置されたサイドシール装置を開閉動作及び回転移動させるサイドシール装置駆動機構と、
サイドシールにより区分けされた包装フィルム袋部に向けて、所定量または所定数の内容物を、略環状に複数配置された充填シュートにより案内させつつ落下させる充填装置と、
前記略環状に複数配置された充填シュートを包装フィルム袋部内に挿抜するように上下動及び回転移動させる充填シュート駆動機構と、
前記充填シュートの先端を前記包装フィルム袋部内に挿入する回転移動範囲の少なくとも一部において、前記充填シュート駆動機構により回転移動されている複数の充填シュートに対して、順番に、振動しながら付勢接触する振動付与装置と、
内容物が充填された包装フィルム袋部の上縁に対して熱シールするトップシール装置と、
でき上がった連続包装袋の包装フィルム袋部のサイドシールの中央部分を切断して切り離して所定の包装体にするカッター装置と、
を備えた横型ロータリー式自動充填包装機であって、
前記振動付与装置は、
前記充填シュートの回転移動軌跡の外周面に接触する滑り性を備えた接触部材を含んで構成される接触部と、
接触部に接続され自振する振動発生装置と、
充填シュートに対して前記接触部を弾性的に付勢して接触させる弾性付勢機構と
を含んで構成されることを特徴とする。
本発明において、
前記振動付与装置の接触部の接触面は、
充填シュートとの接触が先行する側から後行する側にかけて徐々に充填シュート側に近接していく形状であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、振動・騒音を抑制しつつ充填シュートに調整可能に振動を付与することができる横型ロータリー式自動充填包装機を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る横型ロータリー式自動充填包装機の概略を示す側面図である。 同上実施の形態に係る横型ロータリー式自動充填包装機の要部を示す一部断面図である。 包材を長手方向に沿って折り目を下側にして二つ折りした状態を示す説明図である。 製袋シュート5によって包材の下側に形成された折り目と略直交するように包材に一定間隔をあけてサイドシール(縦シール)を形成した状態を示す説明図である。 連続体を示す説明図である。 第一カムを示す(A)側面図、(B)平面図である。 第一ローラの変位を示すもので、(A)軸心を鉛直方向にした側断面図(図6(B)中V-V断面図)、(B)同水平方向にした側断面図(図6(B)中W-W断面図)である。 第二カムを示す平面図である。 第二カムのカム案内摺接面の一例を示した側面図である。 同上実施の形態に係る振動付与装置の部分を拡大して示した側面図である。 (A)は同上振動付与装置を抜き出して示した平面図であり、(B)は同上振動付与装置の支持部の側面図である。 同上実施の形態に係る充填シュートの回転移動軌跡及び振動付与装置の接触部と充填シュートの接触領域(回転移動範囲)を示した平面図である。
以下に、本発明に係る一実施の形態について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係る横型ロータリー式自動充填包装機の概略の構成を説明した側面図である。図2は、同横型ロータリー式自動充填包装機の要部を説明した部分断面図である。図1中符号1は横型ロータリー式自動充填包装機を示している。
図1において、符号2及び3は、フィルム状の包材2F、3Fをロール状に巻き取ってある原反で、左側の原反2は使用中のもので、右側の原反3は予備のものである。
原反2及び3の上部には、使用中の原反2の包材2Fが無くなりかけたときにその終端片に予備の原反の包材3Fの始端片をつなぎ合わせるための自動つなぎ装置4が機体6の側面に設けられている。
自動つなぎ装置4を通過した包材2F(あるいは3F)は上方に引き上げられ、水平方向に配置されている包装フィルム送出手段としての製袋シュート5へ導かれる。
製袋シュート5は、図3に示すように包材2Fを長手方向に沿って中央部分(中央付近)の折り目51を下側にして二つ折りし、その折り目51を略水平方向に向けて包装フィルムを移送(搬送)する(送り出す)。
機体(本体フレーム)6の上部には、充填材料(内容物)を貯留するホッパー7が設置されている。ホッパー7の下部には、ホッパー7から供給される充填材料を定量容器9に所定量または所定数を計測して供給する平面視円盤形状の定量供給装置8が水平回転可能に軸支されている。定量供給装置8の下方の機体6内部の構造については後述する。
定量容器9の下部には、図4に示すように製袋シュート5によって包材2Fの下側に形成された折り目51と略直交するように包材2Fに一定間隔Dをあけてサイドシール52を形成して袋部53とするサイドシール装置71が回転体81(詳細は後述する)の円周に沿って複数設けられている。袋部53が包装フィルム袋部に相当し、回転体81がサイドシール装置駆動機構及び充填シュート駆動装置の一部に相当する。
そして、連続した袋部53(でき上がった連続包装袋)のそれぞれに充填材料を充填(落下供給)する案内する充填シュート10が定量容器9の下部に上下動可能に配設されている。
なお、充填シュート10が上下動されることで、袋部53に対して充填シュート10の先端側が挿抜されるように構成されていて、袋部53に対して充填シュート10の先端側が所定深さまで挿入されている状態で、充填材料が充填シュート10を介して充填(落下供給)されるように構成されている。
また、サイドシール装置71と共に、充填シュート10は回転体81の円周に沿って略環状(同心円上)に同複数設けられるものである。なお、充填シュート10は、図2に示されるように、漏斗状の形状を有している。
符号61は連続した袋部53の上側開口54の上縁を熱シール(トップシール)するトップシール装置で、シールローラ62とシールローラ62を水平回転させる駆動モータ63と、から大略構成されている。
このトップシール装置61によってトップシール(64)されたのち、図5に示すような連続体101(袋部が連なり充填材料Cが充填された個装体(個別包装体)65の連続体)が得られる。
その後、カッター装置により形成されたサイドシール52の中央付近を切断して個別包装袋を生産することができるし、個別に限らず複数の個別包装体が連続した状態で切断したものを所定の包装体として生産することもできる。
なお、トップシール装置61の下流側に各個装体65のトップシール64に開封用のノッチ(切り欠き)を形成するためのカッターを設ける場合もある。また、横型ロータリー式自動充填包装機1から排出された連続体101は、段ボール箱などに畳んだ状態で一旦保管される場合もある。
図2は、定量供給装置8の下方の機体6内部の構造を示している。
図中符号91は、図示しない駆動モータのドライブシャフト(出力回転シャフト)である。ドライブシャフト91の上端部には定量供給装置8の基底円盤(図示せず)が固定されている。
回転体81は筒状のケーシングであり、上蓋82にはドライブシャフト91が回動可能に軸支される軸受83が取り付けられている。上蓋82の裏面側の内周面には内歯車(図示せず)が取り付けられている。そして、回転体81を回転駆動させる駆動軸(図示せず)に取り付けられた平歯車(ピニオン)がこの内歯車と噛み合うような駆動伝達機構が設けられている。回転体81はドライブシャフト91の駆動伝達により、ドライブシャフト91の軸心から偏心した軸心周りに回転する。
回転体81の上部(上蓋82の下部)には、円盤84が取り付けられている。円盤84の上面周縁部には、複数のサイドシール装置71が一定間隔をあけて略環状(同心円上)に配設されている。サイドシール装置71は、回転体81ならびに円盤84の直径方向に沿って並設される一対のシールバーを備えている。すなわち、サイドシール装置71は、回転体81の直径方向外側に位置する外シールバー72と、回転体81の直径方向内側に位置する内シールバー73と、を含んで構成されている。
ここで、サイドシール装置71は、回転体81の回転に連動して回転移動(回転体81の回転中心に関して公転)しながら、外シールバー72と内シールバー73とを開閉動作させてサイドシールを施すように構成されている。
外シールバー72の下端部は、内シールバー73の下端部に回転体81の直径方向を含む平面に沿って回動可能に軸支されている。そして、内シールバー73は回転体81の円盤84に起立状態で固定されている。
外シールバー72には、自身が略水平状態にあるとき軸心が略鉛直方向を向いてカム本体が軸よりも下に位置する第一ローラ(カムフォロワ)74が取り付けられている。
そして、回転体81の回転に連動して外シールバー72を略水平状態と起立状態との間で変位させるように第一ローラ74を案内するカム案内摺接面75が形成された第一カム76が回転体81の外周回りに設けられている。この第一カム76については後述する。
円盤84には、外シールバー72、内シールバー73よりも直径方向内側に外シールバー72(内シールバー73)と同数の挿通孔77が形成されている。挿通孔77には、充填装置の一部をなす充填シュート10が取り付けられた上下動シャフト78が摺接可能に挿通されている。
上端部に充填シュート10が取り付けられた上下動シャフト78の長手方向中間部位には、上下動シャフト78の長手方向と直交する方向に軸心を向けた第二ローラ(カムフォロワ)79が取り付けられている。そして、一対の外シールバー72、内シールバー73とこれらと隣り合う他の一対のシールバーとの間で挟持された袋部53が所定位置(定量容器9と充填シュート10とが対向する位置)にあるときに充填シュート10が最下点に位置するように回転体81の回転に連動して充填シュート10を上下変位させるために第二ローラ79を案内するカム案内摺接面80が形成された第二カム(上下動カム、倣いカム)201が回転体81の外周回りに設けられている。
上下動シャフト78の下端部には上下動シャフト78の長手方向と直交する方向に延びるアーム202が取り付けられている。アーム202には、上下動シャフト78の軸心から偏心させて第三ローラ203が取り付けられている。
そして、充填シュート10が最下点に位置するときに充填シュート10の下端開口部10A(充填シュート10の先端に相当)が袋部53の上側開口54に挿入可能なように回転体81の回転に連動して上下動シャフト78を軸回りに回動させるためのカム溝204が形成された第三カム205が回転体81の外周回りに設けられている。
第一カム76は、図6(A)の側面図と(B)の平面図に示すように、平面視円環形状とされ、図7の各断面図に示すように、全周にわたって第一ローラ74が軸心を鉛直方向と水平方向との間で変位するような溝302と、カム案内摺接面75を備えている。
第二カム201は、図8に示すように、平面視円環形状とされている。そして、その上面は第二ローラ79が摺接するカム案内摺接面80となっている。充填物の詰まり対策としてカム案内摺接面80には、全周又はその一部に第二ローラ79に振動を与えてシュートの上下動シャフトを上下振動させる凹凸面400が設けられることがある。
この凹凸面400によって、回転体81と共に回転する上下動シャフト78が上下振動される。これにより、充填シュート10の内面に充填材料が付着したとしても、充填材料は充填シュート10の下端開口部10Aが袋部53の上側開口54に挿入されたときに確実に落下する。
なお、凹凸面400は、内容物を充填(落下供給)するために充填シュート10の先端(排出口)が包装フィルム袋部53内に挿入されている回転移動範囲の少なくとも一部に形成されることができる。
ここで、本実施の形態において、凹凸面400の凹凸形状(すなわち、充填シュート10に付与される振動の周期や振幅の大きさ)は特に限定されないが、振動騒音を小さく抑えながら、充填シュート10の内面に充填材料(ここでは粉体やサイズの小さな粒体)が付着したとしても、これを落下させることができる程度に設定される。
しかしながら、横型ロータリー式自動充填包装機の使用者には、客先のニーズ等に合わせて、サプリメント等の比較的大きなサイズの錠剤を内容物として充填することが求められる場合があり、かかる場合には1回に飲むべき錠剤群として、様々な種類の(効能・形状・サイズなどが異なる)サプリメントが組み合わされて一つの袋内に充填される場合があり、かかる場合には、サイズの大きな錠剤同士が、定量容器9から充填シュート10への落下タイミングや落下姿勢によっては、漏斗状の充填シュート10の径の絞られた部分(縮径部分)への入り口部付近で目詰りを起こしてしまうおそれがある。
このような大きめの錠剤によって目詰まりした場合には、上記凹凸面400により粉体の堆積を解消できる程度の振動を与えただけでは、当該錠剤の目詰まりを解消することができないおそれがある。
ここで、第二カム201(倣いカム)の摺接面80に形成する凹凸溝を大きくすることで、充填シュート10へ与える振動を大きくすることも想定されるが、第二カム201は横型ロータリー式自動充填包装機1の本体の基部に取り付けられているため、機械をほとんど全部分解しなければならず、簡単には交換することはできない。
これを解消するために、本実施の形態では、振動付与装置300を備えて構成した。
本実施の形態に係る振動付与装置300は、充填シュート10の先端(排出口)を包装フィルム袋部53内に挿入する回転移動範囲の少なくとも一部において、回転体81の回転に連動して回転移動している充填シュート10に振動しながら付勢接触するように構成されている。言い換えれば、充填シュート10の先端(排出口)を包装フィルム袋部53内に挿入して内容物を充填(落下供給)している区間(期間)のうちの少なくとも一部の区間(期間)において、充填シュート10に振動を付与する構成となっている。
本実施の形態に係る振動付与装置300の一例としては、図10、図11に示すように、横型ロータリー式自動充填包装機1の本体フレーム6にその基端部が固定支持されている支持ブラケット301と、支持ブラケット301の先端に高さ位置調整可能に締結等の方法により取り付けられている取り付け角度調整プレート302と、取り付け角度調整プレート302に対面配置されて枢動軸302Aにより揺動自在に支持されると共に前記取り付け角度調整プレート302円弧状長穴302Bに挿通された固定ボルト303Aにより前記取り付け角度調整プレート302に対して位置決め固定される取り付けブラケット303と、取り付けブラケット303に弾性付勢機構304を介して弾性的に(所定の弾性付勢力を受けつつ移動可能に)支持される振動付与部310と、を含んで構成されている。
なお、取り付け角度調整可能としたことで、漏斗形状を有する充填シュート10の外周形状(拡径(或いは縮径)度合いに合わせて、振動付与装置300を設置することができる。
振動付与部310は、入手容易な市販の自振(自分自身が振動)する振動発生装置311を含んで構成することができ、例えば、圧縮エアを供給することで振動子(ボール)を回転させて振動させるように構成されたエア式バイブレータ、或いは、電磁石の原理を利用して振動子を直線運動させるソレノイド式バイブレータ(振動ソレノイド)、電動モータで振動子を回転させて振動を与える振動モータなどを利用することができる。
そして、振動発生装置311は支持フレーム305に一体的に支持されていると共に、支持フレーム305には充填シュート10の外壁に当接する接触部306が一体的に取り付けられている。振動発生装置311は、接触部306に接続され振動を供給するように構成されている。
なお、接触部306の材料としては、例えば、MCナイロン(登録商標)、テフロン(登録商標)などの比較的滑り易い表面(所定の滑り性)を備えた樹脂製材料を採用することができる。
ここで、本実施の形態でにおいては、接触部306、支持フレーム305、振動発生装置311は一体的に取り付けられているため、振動発生装置311を振動させると、支持フレーム305を介して、接触部306が振動され、これに当接する充填シュート10を振動させることができる。
接触部306、振動発生装置311が、本発明に係る振動付与部310を構成している。また、充填シュート10の回転移動方向における接触部306の長さが、回転移動範囲の少なくとも一部(振動付与区間或いは領域)に相当する。
振動発生装置311は、運転時(稼動時、袋生産時)に、その出力である振動量(加振量)(振動周期、振幅)を、調整可能な調整部(振動調整部)を備えて構成することが可能であり、これにより、充填シュート10の目詰り度合いに応じて簡単に振動量を調整することができる。このため、粉体が充填シュート10の内壁に付着してできた塊を落下させることは勿論、大きめの錠剤によって目詰まりした場合であっても、その目詰まりを解消することができる。
なお、調整部(振動調整部)は、例えば、エア式バイブレータの場合にはスピードコントローラ、振動ソレノイドの場合には、可変抵抗器などを用いて構成されることができる。
ここで、接触部306と振動発生装置311を支持している支持フレーム305は、弾性付勢機構304を介して弾性的に(所定の弾性付勢力を受けつつ移動可能に)支持されている。
具体的には、図10、図11に示すように、支持フレーム305には、スタッドボルト304Aが立設されている。スタッドボルト304Aの先端側は、取り付けブラケット303の開口部に挿通され、取り付けブラケット303の裏面303Bから所定に突出するように延在されている。
スタッドボルト304Aの先端にはナット304Bが螺合されていて、ナット304Bと取り付けブラケット303との間にはプレート304Cが介装され、プレート304C延いてはナット304Bが取り付けブラケット303に当接することで、スタッドボルト304A延いては支持フレーム305がブラケット303の表側303Cに対してそれ以上離間しないように構成されている。
また、支持フレーム305の裏面と、取り付けブラケット303の表面303Bと、の間において、スタッドボルト304Aには、弾性部材としての弾性スプリング(コイルスプリング)304Dが挿通されている。そして、弾性スプリング(コイルスプリング)304Dは、支持フレーム305と、取り付けブラケット303と、を所定の弾性力で相互に離間させるように支持フレーム305を弾性付勢している。
なお、弾性部材としては、コイルスプリング以外にも板ばねや皿ネジタイプ等の他の金属スプリング、更にはエアダンパー等の流体を用いたダンパーなどを採用することができる。
このため、支持フレーム305は弾性スプリング304Dの弾性力により取り付けブラケット303側には接近しないように弾性付勢されているが、支持フレーム305を弾性スプリング304Dの弾性力に抗して取り付けブラケット303側に押し付けると、支持フレーム305は取り付けブラケット303側に移動することになる。
すなわち、支持フレーム305に支持され、充填シュート10の外周に接触している接触部306は、接触部306と充填シュート10の外周が強く接触しようとすると、接触部306は弾性スプリング304Dの弾性力に抗して充填シュート10の外周の外周から離間する方向に移動することになるため、接触部306は充填シュート10の外周に対して所定の押圧力以下で接触するようになる。
このため、接触部306が強く接触して充填シュート10を変形させたり破損させたりするおそれを回避することができる。
なお、充填シュート10は、回転体81の回転に連動して回転移動(回転体81の回転中心に関して公転)して接触部306に接近し、接触部306に接触するが、本実施の形態においては、図12に示すように、接触部306が所定の押圧力で充填シュート10を押圧して良好に振動を付与することができるように、接触部306の接触面の形状が、充填シュート10の回転軌跡(回転移動軌跡)に合わせて形成されている。
すなわち、図11、図12に示すように、接触部306の接触面は、充填シュート10との接触が先行する側から後行する側にかけて徐々に充填シュート側に近接していく形状となっている。
これにより、回転体81の回転中心と同心円上を円運動する充填シュート10の移動軌跡に対応して、滑らかに接触開始させつつ所定の付勢力で接触部306を充填シュート10の外周に押し付けることができるため、接触部306が強く接触して充填シュート10を変形させたり破損させたりすることを抑制しながら、効果的に振動発生装置311の振動を充填シュート10に伝達することができ、以って粉体が充填シュート10の内壁に付着してできた塊を落下させることができることは勿論、大きめの錠剤によって目詰まりした場合であっても、その目詰まりを解消することができる。
なお、振動付与部310を備える場合には、凹凸面400を省略することができるが、双方を備えて構成することで、より強力な振動を与えることができるため、双方備える構成とすることも可能である。
特に、既に客先に納品済の横型ロータリー式自動充填包装機で凹凸面400を備えている場合もあり、そのような場合には、振動付与部310を設置先で後付けすることも可能であり、双方を備えた横型ロータリー式自動充填包装機を本発明の範囲とすることは有益である。
なお、本実施の形態に係る振動付与部310は、比較的簡単に交換や後付け(新規設置)が可能であるため、また、振動発生装置311は、その出力である振動量(加振量)(振動周期、振幅)を調整可能な構成とすることができると共に振動発生装置311を振動出力の大きなものや小さなものに比較的容易に交換することもできるため、充填シュート10の目詰り度合いに応じて簡単に所望の振動量を得ることができ、粉体が充填シュート10の内壁に付着してできた塊を落下させることは勿論、大きめの錠剤によって目詰まりした場合であっても、その目詰まりを解消することができる。
このため、本実施の形態によれば、従来のように第二カム201(延いては凹凸面400)を交換しなければならなかった場合に比べて、袋詰めする内容物の種類(粉体、錠剤など)を客先ニーズに応じて容易に変更することができるため、よりユーザーフレンドリーな横型ローター式自動充填包装機を提供することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、振動・騒音を抑制しつつ充填シュートに調整可能に振動を付与することができる横型ロータリー式自動充填包装機を提供することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
1 横型ロータリー式自動充填包装機
2F、3F 包装フィルム
5 製袋シュート(包装フィルム送出装置)
10 充填シュート
10A 下端開口部(充填シュートの先端に相当)
52 サイドシール
53 袋部
54 上側開口
61 トップシール装置
64 トップシール
71 サイドシール装置
72 外シールバー
73 内シールバー
74 第一ローラ(サイドシール装置の駆動機構の一部(開閉駆動)に相当)
75 カム案内摺接面(サイドシール装置の駆動機構の一部(開閉駆動)に相当)
76 第一カム(サイドシール装置の駆動機構の一部(開閉駆動)に相当)
78 上下動シャフト(充填シュート駆動機構の一部(上下動)に相当)
79 第二ローラ(本発明に係るカムフォロワ)
80 カム案内摺接面
81 回転体(サイドシール装置及び充填シュートの駆動機構の一部(回転移動駆動)に相当)
201 第二カム(本発明に係る上下動カム)
202 アーム
203 第三ローラ(充填シュート駆動機構の一部(上下動)に相当)
205 第三カム(充填シュート駆動機構の一部(上下動)に相当)
300 振動付与装置
301 支持ブラケット
302 取り付け角度調整プレート
303 取り付けブラケット
304 弾性付勢機構
305 支持フレーム
306 接触部
310 振動付与部
311 振動発生装置
400 凹凸面

Claims (2)

  1. 水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向にサイドシールするサイドシール装置と、
    略環状に複数配置されたサイドシール装置を開閉動作及び回転移動させるサイドシール装置駆動機構と、
    サイドシールにより区分けされた包装フィルム袋部に向けて、所定量または所定数の内容物を、略環状に複数配置された充填シュートにより案内させつつ落下させる充填装置と、
    前記略環状に複数配置された充填シュートを包装フィルム袋部内に挿抜するように上下動及び回転移動させる充填シュート駆動機構と、
    前記充填シュートの先端を前記包装フィルム袋部内に挿入する回転移動範囲の少なくとも一部において、前記充填シュート駆動機構により回転移動されている複数の充填シュートに対して、順番に、振動しながら付勢接触する振動付与装置と、
    内容物が充填された包装フィルム袋部の上縁に対して熱シールするトップシール装置と、
    でき上がった連続包装袋の包装フィルム袋部のサイドシールの中央部分を切断して切り離して所定の包装体にするカッター装置と、
    を備えた横型ロータリー式自動充填包装機であって、
    前記振動付与装置は、
    前記充填シュートの回転移動軌跡の外周面に接触する滑り性を備えた接触部材を含んで構成される接触部と、
    接触部に接続され自振する振動発生装置と、
    充填シュートに対して前記接触部を弾性的に付勢して接触させる弾性付勢機構と
    を含んで構成されることを特徴とする横型ロータリー式自動充填包装機。
  2. 前記振動付与装置の接触部の接触面は、
    充填シュートとの接触が先行する側から後行する側にかけて徐々に充填シュート側に近接していく形状であることを特徴とする請求項に記載の横型ロータリー式自動充填包装機。
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