JP2005112379A - 自動包装機の原料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
供給する固形物を一定量に量目調整するができる自動包装機の原料供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明にかかる自動包装機の原料供給装置は、包装フィルム121をシールして包装袋122を形成し、当該包装袋122に原料を充填して包装物123を連続的に作る自動包装機に乾燥固形物130を供給する原料供給装置6であって、複数の固形物123からなる集合物を供給する原料ホッパー60と、長寸形状を有し、当該原料ホッパー60から供給された集合物を長手方向に移送することによって自動包装機1に乾燥固形物130を投入する直線フィーダ61とを備える。そして、この直線フィーダ61は、略平坦な底面と、当該底面を挟んで連結された一組の側面を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂フィルムの包装袋に固形物を充填した包装物を製造する自動包装機に関し、特に、固形物を供給する自動包装機の原料供給装置に関する。
従来、多量の原料が入った包装物を高速製造することのできる自動包装機が求められてきた。このような高速に製造可能な自動包装機の一つとして、ロータリー式自動包装機が知られている。このロータリー式自動包装機では、フィルムコイルから巻き戻した長尺の樹脂フィルム(包装フィルム)を水平方向に移動させながらフィルムガイドで折りたたみ、ターンテーブルへと樹脂フィルムを導入する。ターンテーブル上の周囲に配置した多数のシーリングバー(サイドシール装置)は、この導入された樹脂フィルムに一定間隔の幅シール(サイドシール)を形成しながら、樹脂フィルムを保持する。これによって、順次折りたたまれた樹脂フィルムの間に、包装袋が形成され、多数の包装袋に区分される。
多数の充填シュートは、互いに隣り合うシーリングバーの間で旋回し、順次折りたたまれた樹脂フィルムの間の包装袋に挿入される。原料供給装置から原料が供給されると、この原料は、多数の充填シュートによって樹脂フィルム間の包装袋に送られ、包装袋内に所定量の原料が充填される。原料の充填後、多数の充填シュートが樹脂フィルムの包装袋から抜かれ、シーリングバーが樹脂フィルムから外される。包装袋に原料が充填された樹脂フィルムは、その上縁を熱シール(トップシール)されて密封される。密封された充填後の樹脂フィルムは、幅シール部分において、切断、ミシン目切込みされ、包装物ごとに分封される。このような従来のロータリー式自動包装機は、例えば、特許文献1、特許文献2等に開示されている。
今日、即席ラーメン等において、従来に比べて多い種類の食材、つまり「具だくさん」の食材が充填された包装物が使用されている。この「具だくさん」の食材の一形態として、乾燥固形物つまり食材を乾燥させた形態がある。従来、機械により固形物を定量計数して包装物に投入することが困難であるため、人手により乾燥させた固形物をすくい上げて枡きり等を行い、自動包装機に投入していた。このような人手によらず、ロータリー式自動包装機を用いて、固形物を充填した包装物を高速製造する方法が試みられている。
従来のロータリー式自動包装機は、定量の粉剤等の原料を枡きりして定量充填していた。このように、従来のロータリー式自動包装機では、枡きりによってのみ原料を定量充填するので、乾燥させた固形物を計数充填する場合には、そのための工夫が必要となる。その一例として、次のような乾燥させた固形物を供給する原料供給装置を用いて、ロータリー式自動包装機に乾燥させた固形物を機械によって投入することができる。
この原料供給装置は、乾燥させた固形物が貯蔵された原料ホッパーから直線フィーダに乾燥させた固形物を投入する。直線フィーダは、塊となった状態で原料ホッパーから乾燥させた固形物を受け取り、この塊となった乾燥させた固形物をばらしてシュータへと投入する。この従来の直線フィーダが、図6に示されている。
図6に示すように、従来の直線フィーダ200は、断面略V字状のトラフ形状によって構成されている。そのため、塊となった乾燥させた固形物201は、左右の横方向にほぐれることができず、上下に重なった乾燥させた固形物を前後の流れにほぐすことだけが可能である。そのため、乾燥させた固形物201は、前後方向にのみ加速されるので、直線フィーダ200の先端に移送されるほどに、乾燥させた固形物201個々の移動速度が速くなってしまう。それゆえ、乾燥させた固形物201の量目調整が困難となる。さらに、乾燥させた固形物の塊がより小さな塊にほぐれるだけであったり、ほぐれたとしても個々の乾燥させた固形物201間に隙間が生じやすかったりする。そのため、充填シュータにほぐれた乾燥させた固形物201を平均して投入することが困難となり、一定量に量目調整することができない。
特開2001−199402号公報 特開2001−122208号公報
このように、従来のロータリー式自動包装機によって固形物を充填・包装する場合、固形物が加速するとともに、固形物を平均して投入することが困難であるため、包装袋内に投入する固形物の数がばらばらになってしまい、充填シュータに供給する固形物を一定量に量目調整を行うことができないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、供給する固形物を一定量に量目調整するができる自動包装機の原料供給装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる自動包装機の原料供給装置は、包装フィルムをシールして包装袋を形成し、当該包装袋に原料を充填して包装物を連続的に作る自動包装機に、前記原料として固形物を供給する装置であって、複数の前記固形物からなる集合物を供給する原料ホッパーと、長寸形状を有し、当該原料ホッパーから供給された前記集合物を長手方向に移送することによって前記自動包装機に前記固形物を投入する投入フィーダとを備え、前記投入フィーダは、略平坦な底面と、当該底面を挟んで連結された一組の側面を有するものである。
さらに、本発明にかかる自動包装機の原料供給装置は、略円柱形状を有し、前記原料ホッパーから供給された前記集合物を回転させながら、当該集合物よりも小さな集合物に崩し、当該小さく崩した集合物を前記長寸形状の投入フィーダに送る他の投入フィーダを備えたものである。これにより、集合物をばらして固形物を投入する長寸型状の投入フィーダの長さを短くすることができるので、原料供給装置の省スペース化を図ることができる。
またさらに、前記投入フィーダの底面は、前記固形物の投入側端部が、前記固形物の被供給側端部よりも幅広な形状を有する。また、前記底面の投入側端部は、少なくとも複数の固形物を前記底面上に並列させて自動包装機に投入可能な幅を有する。好適には、前記投入フィーダの底面は、略逆台形状の形状を有する。
このような構成において、投入フィーダは、上下に重なっている固形物の集合物を、供給された後に移送しながら、前後左右に広げて個々の固形物にばらした状態で自動包装機1に投入する。そのため、前後左右に広がった個々の固形物は、前後にのみ広がる場合に比べて遅い移動速度で投入することができるので、投入する固形物の量目調整を行うことができる。
さらに、このような構成によれば、固形物の集合物を、投入フィーダの底面上で前後左右にばらしながら移送することができるので、この個々の固形物のいずれかを包装袋することによって、固形物を略平均して投入することができる。したがって、固形物を量目調整することができ、さらには略均一に投入することができるので、供給する固形物を一定量に量目調整するができる。
特に、略逆台形状のように、自動包装機に固形物を投入する側の投入フィーダ底面の端部が、原料ホッパーから供給される側の端部に比べて幅広の形状を有する場合には、長寸形状の投入フィーダの幅方向において、ばらした固形物の個々を隙間無く略平均に並べることができる。したがって、固形物をより確実に略平均して投入することができ、供給する固形物をより確実に一定量に量目調整するが可能となる。
他方、本発明にかかるロータリー式自動包装機は、水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向に熱圧着してサイドシールを形成するサイドシール装置と、上記のような当該サイドシール間の複数の包装袋に前記固形物を投入する原料供給装置と、前記サイドシール装置を回転作動するターンテーブルと、前記固形物を充填した包装袋の上縁を熱圧着してトップシールを形成するトップシール装置とを備え、当該各装置を連動させて多数の前記包装物を連続的に作るものである。
このような構成において、ロータリー式自動包装機を用いる場合には、高速で包装物を包装・充填することができるので、固形物を一定量に量目調整しながら、高速で固形物が充填・包装された包装物を製造するができる。
本発明によれば、供給する固形物を一定量に量目調整するができる自動包装機の原料供給装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態として、ロータリー式自動包装機を用いて説明するが、これに限らず、固形物を充填・包装する自動包装機であればよい。また、本発明にかかる自動包装機における原料供給装置は、固形物を隙間無く平均して並べて包装袋内に一定量投入するものである。
なお、包装袋に充填される固形物として、例えば、乾燥おふ、乾燥あげ、乾燥きざみねぎ、乾燥高野豆腐、乾燥わかめ等のような乾燥された固形物(乾燥固形物)を用いて説明するが、これに限らず、計数可能な固形化された粉末等のような分離して計数可能な量子状の固形原料であれがよい。またなお、この固形物は、その塊の大きさによらず、例えば、枡きり可能でない等のような計数可能な原料であればよい。
以下、本発明にかかる実施の形態について図を参照して説明する。
発明の実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、本発明にかかるロータリー式自動包装機の全体構成について説明する。図1は、本発明にかかるロータリー式自動包装機を示す正面図である。図2は、本発明にかかるロータリー式自動包装機の原料供給装置を示す上面図である。
図1において、符号1によって、本発明にかかるロータリー式自動包装機(以下、自動包装機と略す)が全体的に示されている。また、図1において、2は巻き戻しリール、3はフィルムガイド、4はターンテーブル、5はサイドシール装置、6は原料供給装置、7は充填シュート、8はガイドロール、9はトップシール装置、10はノッチ装置、11はカッター装置を示している。
また、フィルムコイル120は、同一軸の周りに、包装フィルム121を多重にコイル状に巻き取ったものである。包装フィルム121は、透明又は半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成される。また、包装フィルム121は、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造を有してもよい。
図1に示すように、包装フィルム121は、コイル巻き戻しリール2によりバックテンションを掛けられながら、フィルムコイル120から引き出される。引き出された包装フィルム121は、図中上方向に連続的に流れ、フィルムガイド3によって中央部でU字状に二つに折り曲げられる。この折り曲げられた包装フィルム121は、ターンテーブル4の接線方向からターンテーブル4に導入される。
ターンテーブル4上には、サイドシール124を形成するサイドシール装置5が一定距離だけ離れて配置されている。サイドシール装置5は、包装フィルム121が所定の位置に位置決めされると、包装フィルム121の幅方向に熱シールを施して局部的にヒートシールフィルムを溶融する。これにより、二つ折りの包装フィルム121の溶融したヒートシールフィルム同士が圧着し、サイドシール124が形成される。このようにして、二つ折りの包装フィルム121には、サイドシール124により挟まれた複数の包装袋122が形成される。これら複数の包装袋122には、充填シュート7が挿入される。
原料供給装置6は、原料ホッパー60から円形フィーダ61に対して原料となる乾燥固形物130を投入する。このとき、乾燥固形物130は、大きな塊の状態で投入される。円形フィーダ61に投入された乾燥固形物130は、円形フィーダ61において投入時よりも比較的小さな塊にほぐされ、この状態で直線フィーダ62へと送られる。直線フィーダ62は、後に詳述するように、円形フィーダから送られた乾燥固形物130をばらばらにほぐして充填シュート7へと投入する。このとき、ほぐされた乾燥固形物130は、充填シュート7上に固定された集合ブラケット70を介して充填シュート7に投入される。このように複数の種類の乾燥固形物130は順次充填シュート7に投入される(図2参照)。この投入された乾燥固形物130は、充填シュート7が包装袋122上に配置されているので、充填シュート7を通って包装袋122に充填される。
乾燥固形物130が充填された包装袋122は、ターンテーブル4の回転動作により回転し、ガイドロール8によって移送方向を変更された後にトップシール装置9へと直線移送される。トップシール装置9が予熱シールバー91により包装フィルム121の上縁部を加熱すると、包装フィルム121上縁部のヒートシールフィルムが溶融する。この状態でトップシールローラ92がその縁部を加圧することにより、二つ折りの包装フィルム121のヒートシールフィルム同士が圧着し、トップシール125が形成される。これにより、包装袋122が密封される。
その後、包装袋122は、トップシールローラ92の押し出しによってノッチ装置10へと送られる。包装フィルム121は、ノッチ装置10のノッチガイド100に狭持され、この狭持状態で、ノッチカッター101によってトップシール125は部分的に切断される。これにより、包装フィルム121にノッチが入れられる。カッター装置11は、サイドシール124を切断したり、サイドシール124にミシン目を入れたりすることにより、複数の包装袋122は、乾燥固形物130を包装する包装物123に分包される。
次に、本発明にかかる自動包装機1の原料供給装置6について説明する。図2の上面図に、この原料供給装置6の一構成例が示されている。図2に示すように、この原料供給装置6は、原料ホッパー60、円形フィーダ61、直線フィーダ62を備える。
原料ホッパー60は、操作者によって供給口600から供給された乾燥固形物130の塊を略水平に突設された投入口601から円形フィーダ61に投入する。すなわち、原料ホッパー60は、略鉛直下方に供給された乾燥固形物130の移送方向を略水平方向に変える。また、原料ホッパー60は、図示しない振動装置によって、原料ホッパー60から略水平に突設された投入口601の突設方向に振動し、この振動によって乾燥固形物130の塊を送る。
円形フィーダ61は、原料ホッパー60から投入された乾燥固形物130の塊をほぐし、ほぐされたより小さな塊の乾燥固形物130を直線フィーダ62に送る。円形フィーダ61は、略円筒状の形状を有し、内部に空洞が形成され、上面が開放されている。この円形フィーダ61は、略円筒状の曲がった側面に、乾燥固形物130を送るための移送棚(図示せず)が設けられている。この図示しない移送棚は、略円筒状の曲がった側面を、底面から上面へと渦巻状に上るように形成されている。また、円形フィーダ61には図示しない振動装置が設けられ、この振動装置が、渦巻状の移送棚を上る方向に円形フィーダ61に振動を与える。
原料ホッパー60からの乾燥固形物130の塊は、円形フィーダ61内部の空洞に投入され、図示しない振動装置の振動によって、円形フィーダ61の曲がった側面方向へと移動する。移動した乾燥固形物130の固まりは、さらに振動によって、図示しない移送棚上を移動しながら、より小さな塊に崩され、底面から上面へと送られる。円形フィーダ61の上面には、その曲がった側面に沿って突設された投入口611から直線フィーダ62に投入される。
続いて、図3を用いて、原料供給装置6の直線フィーダ62について詳細に説明する。図3は、この原料供給装置6の直線フィーダ62の一構成例を示す。
図3(a)に、上方から観察した直線フィーダ62の上面図が示されている。図3(a)に示すように、直線フィーダ62は、長寸形状を有し、底面621、側面622,623、端面624の4側面から構成されている。また、図3(a)においては、原料である乾燥固形物130は、直線フィーダ62の端面624付近に投入され、端面624から長手方向に沿って(つまり図中左から右方)へと送られる。
図3(a)に示すように、直線フィーダ62の底面621は、略台形状の略板状部材であり、略台形状の上辺部625、下辺部626に略垂直な直線に対して対称な形状を有する。さらに、この略台形状の底面621は、上辺部625の長さよりも下辺部626の長さが長い形状を有する。下辺部626の長さは、一例として、上辺部625の長さの略3倍とすることができる。
ここで、上辺部625とは、乾燥固形物130が投入される側の端部、下辺部626とは、乾燥固形物130が移送される側の端部である。したがって、底面621は、乾燥固形物130移送側の下辺部626の長さは、乾燥固形物130投入側の上辺部625の長さよりも長い形状を有している。換言すれば、底面621は、乾燥固形物130の投入側から移送側に向かって、略扇状に徐々に広がった形状を有する。
また、上辺部625、下辺部626とを結ぶ一組の端部を脚部と呼び、図3(a)において、これらを符号627,628で示している。これら脚部627,628は、上辺部625に対して、外側に広がるテーパを有している。すなわち、脚部627,628は、これらの先端が互いに離れる方向にテーパを有する。
側面622,623は、略同一の部材であり、略矩形状の略板状部材である。図3(a)においては、側面622,623の各辺部629,631は、底面621の脚部627,628と略同じ長さとなるように設計されている。
端面624は、底面621と同様に、略台形状の略板状部材であり、略台形状の上辺部633、下辺部634に略垂直な直線に対して対称な形状を有する。さらに、この略台形状の端面624は、上辺部633の長さよりも下辺部634の長さが長い形状を有する。この上辺部633の長さは、底面621の上辺部625と略同じ長さである。ここで、上辺部633とは、円形フィーダ61から乾燥固形物130が投入される上方の端部、下辺部634とは、底面621に連結される下方の端部である。また、図3(a)において、635,636は、略台形状の端面624の脚部である。これら脚部635,636の長さはそれぞれ、側面622,623の辺部630,632と略同じ長さとなるように設計されている。
このような底面621、側面622,623、端面624は、以下のように連結され、直線フィーダ62が構成されている。
図3(a)に示すように、底面621の脚部627,628はそれぞれ、側面622,623の辺部629,631に連結されている。それとともに、底面621の上辺部625は、端面624の上辺部633に連結されている。このとき、側面622,623の辺部630,632はそれぞれ、端面624の脚部635,636に連結されている。
図3(b)に、直線フィーダ62の長手方向に略垂直なA−A’断面図が示されている。この図3(b)は、底面621の上辺部625近傍を含んだ断面における断面図である。図3(b)に示すように、側面622,623は、底面621の上辺部625近傍において、底面621に対して傾いた状態で連結され、これら側面622,623が互いに離れるようなテーパ状に連結されている。また、側面622,623は、底面621に略垂直な直線に対して略対称に底面621に連結されている。
図3(c)に、直線フィーダ62の長手方向に略垂直な断面図が示されている。この図3(c)は、底面621の下辺部626近傍を含んだ断面における断面図である。図3(c)に示すように、側面622,623は、底面621の下辺部626近傍においても、上辺部625近傍と同様に、底面621に対して傾いた状態で連結されている。これら側面622,623は、上辺部625近傍における断面と略同じ角度で傾き、略同じ角度のテーパで底面621の長手方向に沿って連結されている。図3(c)を図3(b)と比較すると、底面621の下辺部626の長さが、上辺部625の長さに比べて大きいことがわかる。
また、図3(c)において、底面621の裏面(底面621に対して側面622,623が延在する側と逆方向の側面)には、後述するように、直線フィーダ62を支持する支持部材640が設けられている。なお、上記直線フィーダ62は、一枚の略板状部材をトラフ状にプレス加工したり、複数の略板状部材をトラフ状に溶接したりすることによって形成してもよい。
このように、直線フィーダ62は、底面621、これを挟む側面622,623によってトラフ状の形状を有する。さらに、直線フィーダ62は、その長手方向に略垂直な断面形状が略逆台形状であるトラフを構成する。ここで、略逆台形とは、一組の平行な上辺・下辺において、上辺の長さが下辺の長さよりも長い略台形状の形状のことをいう。また換言すれば、この直線フィーダ62の断面形状は、側面622,623が互いに離れるように徐々に広がる略扇状の形状である。
図3(d)に、直線フィーダ62の側面図が示されている。この図3(d)は、図3(a)において横方向(側面622の方向)から観測した側面図である。図3(d)に示すように、端面624は、底面621の上辺部625に、底面621に対して傾いた状態で連結されている。詳細には、端面624は、側面622,623の間にできた空間から離れるようなテーパ状に連結されている。すなわち、端面624は、乾燥固形物130が移送される方向とは反対方向に傾きを有する。これによって、円形フィーダ61から投入された乾燥固形物130は、直線フィーダ62によって、安定して受け止められる。このように直線フィーダ62は、一端において端面624によって閉ざされているとともに、端面624に対向する他端において、乾燥固形物130が自動包装機1の充填シュート7に対して投入可能となるように開放されている。
図3(d)において、640は支持部材、641,642,643は挟持部材、644,645,646,647は取付部材、648は取付台、649,650は弾性部材、651は振動装置である。
図3(d)に示すように、支持部材640は、略平板状の部材であり、直線フィーダ62の長手方向に沿って底面621裏面の全体に亘って溶着されている。挟持部材641〜643は、支持部材640に溶着されるとともに、図示しないが、側面622,623を挟みこんだ状態で側面622,623に略対称に溶着されている。取付部材644〜647は、金属等から構成された略平板状の部材であり、厚み方向に撓むことができる板バネ等の弾性部材として機能する。また、取付部材644〜647の弾性を発生させる撓み方向は、直線フィーダ62の長手方向となっている。これら略平板状の取付部材644〜647は、略同一方向に傾き、端面624側に傾いた状態で底面621の裏面に溶着されている。
取付台648は、略直方体状の部材であり、この取付台648上に、取付部材644〜647が溶着されている。それとともに、この取付台648は、バネ等の弾性部材649,650によって当該自動包装機1に揺動可能に支持されている。また、図示しないが、取付台648の底面には、これら弾性部材649,650は、図示しない二つの弾性部材とともに、取付台648の略矩形状の裏面に固着されている。さらに、この取付部材645には、振動装置651が、磁性によって吸着可能に取付けられている。それとともに、この振動装置651は、取付台648に固定されている。
さらに続いて、図4を用いて、このような直線フィーダ62による乾燥固形物130の投入について詳細に説明する。図4の斜視図に、この直線フィーダ62の動作時の状態が示されている。
図4に示すように、原料供給装置6の原料ホッパー60、円形フィーダ61から直線フィーダ62に乾燥固形物130が投入される。直線フィーダ62は、底面621、側面622,623、端面624の3側面で囲まれた内側の端面624付近で乾燥固形物130を受け取る。このとき、乾燥固形物130は、塊の状態で円形フィーダ61から落下して受け止められる。
振動装置651は、直線フィーダ62を揺らすために、磁性によって取付部材645を吸い寄せて吸着する。このとき、振動装置651は、比較的ゆっくりと取付部材645を吸い寄せる。振動装置651の吸い寄せによって、取付部材645は撓み、それにともなって他の取付部材644,646,647も撓む。このような状態で、振動装置651は、略瞬間に取付部材645への吸着を解除すると、直線フィーダ62は、取付部材644〜647の弾性によって揺動する。
取付部材644〜647が金属等を用いて剛性高く構成されるため、直線フィーダ62は、微小に揺動して振動する。このとき、振動装置651が吸着・非吸着する側面が直線フィーダ62の長手方向を向くので、直線フィーダ62は、長手方向に前後に振動する。このように、直線フィーダ62は、振動装置651の取付部材645への吸着・非吸着が切替えられることによって振動する。また、取付台648を支持する弾性部材649,650は、この振動装置651による直線フィーダ62の振動を吸収し、この振動が自動包装機1に伝わるのを防ぐ。
直線フィーダ62の前後方向への振動は、塊となっている乾燥固形物130に伝達され、振動が伝えられた乾燥固形物130の塊は、底面621上に徐々に崩れる。この底面621に崩れ落ちた乾燥固形物130は、移送されながら、直線フィーダ62の振動によって、さらに小さな乾燥固形物130の塊に崩れ、徐々により小さくほぐされる。そして最終的には、塊だった乾燥固形物130は、乾燥固形物130の個々にほぐされる。また、振動装置651の吸い寄せ時には、直線フィーダ62が振動しないので、乾燥固形物130は移送されない。これに対して、振動装置651が吸着を解除した時には、このとき発生する振動によって、乾燥固形物130は移送される。
円形フィーダ61から投入された乾燥固形物130の塊は、底面621が側面622,623の間で平面的に広がるので、前後方向のみならず、左右方向へも広がることができ、前後左右に広がりながら乾燥固形物130の個々にほぐされる。換言すれば、底面621が長手方向のみならず側面622,623方向に延在するので、乾燥固形物130は、移送方向とともに、側面622,623の方向に崩れてほぐされる。これによって、底面621上で、底面621の短手方向に離散して並べられる。
また、乾燥固形物130の塊は、平面的に前後左右に広がることができるので、前後方向にしか広がることができない場合に比べて、前後方向の移動速度が遅くなる。これによって、乾燥固形物130は、直線フィーダ62から充填シュート7へと比較的遅い移動速度で落下する。このように、乾燥固形物130は、塊から個々にばらされるとともに並べられながら、振動装置651による前後方向への振動によって、直線フィーダ62の端面624の対向方向へと移送され、比較的遅い移動速度で充填シュート7に投入される。
以上のように、本実施形態における自動包装機の原料供給装置6では、直線フィーダ62の底面621が、投入する側の下辺部626が供給される側の上辺部625に比べて幅広である。そのため、乾燥固形物130の塊は、移送時に、前後方向のみならず左右方向(側面622,623の方向)に広がることができるので、底面621上で個々の乾燥固形物130にほぐされる。これにより、前後左右に広がった個々の乾燥固形物130は、平面的に広がるので、直線フィーダ62から充填シュート7へと落下する乾燥固形物130の移動速度を低下させることができる。したがって、充填シュート7に落下する乾燥固形物130の個々を容易に量目調整することができる。
さらに、上下に重なった乾燥固形物130は、直線フィーダ6の底面621上で前後左右に広がるので、充填シュート7へと投入するときには一層に並ぶことができる。そのため、この一層となった乾燥固形物130の個々のいずれかが充填シュート7へ投入されるので、個々の乾燥固形物130を一定の間隔で投入することができる。したがって、乾燥固形物130を量目調整することができ、さらには略均一に投入させることができるので、乾燥固形物130を一定量に量目調整することができる。
特に、上記直線フィーダ62においては、底面621が乾燥固形物の移送方向に略扇状に広がっているので、一層に並べられた個々の乾燥固形物130は、側面622,623間の幅方向に隙間無く略平均して並ぶことができる。これにより、個々の乾燥固形物130をより確実に略均一した量目ごとに投入することができ、乾燥固形物130をより確実に一定量に量目調整することが可能となる。
また、上記原料供給装置6においては、円形フィーダ61が用いられている。これによって、直線フィーダ62に乾燥固形物130の塊を投入する前に、略円形という比較的狭い領域において、原料ホッパー60から投入された大きな乾燥固形物130の塊をより小さな塊に崩すことができる。したがって、乾燥固形物130を一定量に量目調整することができる原料供給装置6の省スペース化が可能である。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2においては、原料供給装置の原料ホッパーが、上記円形フィーダを介することなく、直線フィーダに対して乾燥固形物130を直接供給する場合について説明する。図5の斜視図に、この原料供給装置の他の構成例が示されている。図5において、符号66によって、この他の形態の原料供給装置が示されている。また、図5において、67は直線フィーダ、68は原料ホッパーである。
図5に示す原料供給装置66において、直線フィーダ67は、上記直線フィーダ62に比べて長手方向の長さが長くなるように設計されている。このように直線フィーダ67の長さをより長くすることによって、より長い時間の間、乾燥固形物130の塊に振動が伝達される。そのため、原料ホッパー68から供給された乾燥固形物130の塊は、より小さな塊に崩れ、個々の乾燥固形物130にばらされる。すなわち、直線フィーダ67は、取り除かれた円形フィーダ61の機能を行う。また、直線フィーダ67の長さが長くなるのにともなって、原料ホッパー68は、例えば、直線フィーダ67の長手方向に沿って乾燥固形物130を落下することができるような構成を有する。
このように、直線フィーダ67の長さを上記直線フィーダ62に比べて長くすることによって、円形フィーダ61を用いることなく、乾燥固形物130を量目調整しながら充填シュート7に供給することができる。これによって、原料供給装置66の部品点数を低減することができ、原料供給装置66の生産コストを低減することが可能となる。
なお、本発明にかかる自動包装機の原料供給装置において、トラフ形状の直線フィーダに蓋を設けたり、長寸の直線フィーダを曲面状に形成したり、あるいは直線フィーダの底面と側面との間を非直線状に連結したりすることもできる。
本発明にかかるロータリー式自動包装機の全体構成を示す正面図である。 本発明にかかる原料供給装置の一構成例を示す上面図である。 本発明にかかる原料供給装置における直線フィーダの一構成例を示す図である。 本発明にかかる原料供給装置における直線フィーダの動作時の状態を示す斜視図である。 本発明にかかる原料供給装置の他の構成例を示す斜視図である。 従来の原料供給装置における直線フィーダの動作時の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ロータリー式自動包装機、2 巻き戻しリール、3 フィルムガイド、4 ターンテーブル、5 サイドシール装置、6 原料供給装置、60 原料ホッパー、61 円形フィーダ、62 直線フィーダ、7 充填シュート、70 集合ブラケット、8 ガイドロール、9 トップシール装置、91 予熱シールバー、92 トップシールローラ、10 ノッチ装置、100 ノッチガイド、101 ノッチカッター、11 カッター装置
66 原料供給装置、67 直線フィーダ、68 原料ホッパー
120 フィルムコイル、121 包装フィルム、122 包装袋、123 包装物、124 サイドシール、125 トップシール、130 乾燥固形物

Claims (5)

  1. 包装フィルムをシールして包装袋を形成し、当該包装袋に原料を充填して包装物を連続的に作る自動包装機に、前記原料として固形物を供給する装置であって、
    複数の前記固形物からなる集合物を供給する原料ホッパーと、
    長寸形状を有し、当該原料ホッパーから供給された前記集合物を長手方向に移送することによって前記自動包装機に前記固形物を投入する投入フィーダとを備え、
    前記投入フィーダは、略平坦な底面と、当該底面を挟んで連結された一組の側面を有する自動包装機の原料供給装置。
  2. 略円柱形状を有し、前記原料ホッパーから供給された前記集合物を回転させながら、当該集合物よりも小さな集合物に崩し、当該小さく崩した集合物を前記長寸形状の投入フィーダに送る他の投入フィーダを、さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の自動包装機の原料供給装置。
  3. 前記投入フィーダの底面は、前記固形物の投入側端部が、前記固形物の被供給側端部よりも幅広な形状を有する請求項1記載の自動包装機の原料供給装置。
  4. 前記投入フィーダの底面は、略逆台形状の形状を有することを特徴とする請求項1又は3記載の自動包装機の原料供給装置。
  5. 水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向に熱圧着してサイドシールを形成するサイドシール装置と、
    当該サイドシール間の複数の包装袋に前記固形物を投入する請求項1乃至4のいずれかに記載の原料供給装置と、
    前記サイドシール装置を回転作動するターンテーブルと、
    前記固形物を充填した包装袋の上縁を熱圧着してトップシールを形成するトップシール装置とを備え、
    当該各装置を連動させて多数の前記包装物を連続的に作るロータリー式自動包装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020093812A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 三光機械株式会社 横型ロータリー式自動充填包装機

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