JPH08504597A - フィルタホッパー内でタバコフィルタを撹拌する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 給送ホッパー（１０）内のフィルタを撹拌する装置で、フィルタ（１２）が給送ホッパーからフィルタ取付機へ空圧給送される。ホッパー駆動装置は独立の駆動及び減速器（８４）の機構を含み、フィルタ取付機が動作しているとき、及び停止するときはフィルタ取付機がフィルタの受取を停止するまて、その機構がフィルタ撹拌器（６４）を駆動し続ける。撹拌系（６４）は、撹拌器を駆動するのにタイミングベルト（８０）を利用した自立型の独立の駆動系を用いる。撹拌系は、脆く分節状の木炭フィルタに対して、フィルタが従来の撹拌装置よりも自由に上下に移動可能となるように動作する手段を提供し、受取装置から導入されるフィルタにより多くの収容余地を与えると共に、フィルタへの損傷を減らし、転送系におけるフィルタの詰まりを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタホッパー内でタバコフィルタを撹拌する装置 技術分野 この発明は、繊維、木炭、あるいはこれらの各種組合せからなるタバコフィル タをタバコ製造装置へ給送することに関する。特にこの発明は、木炭フィルタな ど脆いフィルタ要素のタバコ製造装置への給送に関する。より詳しくは、本炭フ ィルタをタバコ製造装置へ給送する際におけるタバコフィルタホッパーでの撹拌 に関する。 背景技術 タバコ製造産業では、タバコフィルタのロッド（棒体）とタバコのロッド（棒 体）を相互に接続するのに自動機械を利用している。タバコロッドをフィルタロ ッドへ接合する１つの方法によれば、フィルタ（チップ）取付機を用い、１本の フィルタロッドの両先端を一対のタバコロッドと心合わせし、それらの接合部に チップ形成紙を巻き付け、フィルタをその中心で切断して２つのタバコが形成さ れる。 フィルタ付きタバコの製造においては、フィルタロッドをフィルタ取付機へ給 送する前段に、タバコフィルタを貯蔵するためのフィルタホッパーが設けられ、 フィルタ取付機の動作中、フィルタの供給源となる。また、フィルタ取付機の給 送端に対するフィルタの一様な供給を維持するため、給送ホッパー内におけるタ バコフィルタの撹拌を維持する貯蔵容器が設けられ、フィルタ取付機への給送の 一様性が確保されてきた。例えば、米国特許第３，０８１，７７８号及び第３， ３０８，８３３号は、ホッパー内のフィルタの蒿重量がフィルタの排出領域に加 わるのを 防ぐと共に、排出口に対してフィルタが橋渡し状態にならないようにする振動撹 拌フラップを、給送ホッパー内に取り付けて用いることを教示している。米国特 許第４，０６９，９３０号は、ホッパー内で並行移動可能な撹拌器を具備した給 送ホッパーを教示している；また米国特許第４，０６３，６３３号は、ホッパー 内で形成される可能性のあるロッドの塊を壊すため、ホッパー内に配設され回転 あるいは振動するように取り付けられた撹拌器を教示している。 さらに、給送ホッパーのフレームあるいは給送ホッパーに直接取り付けられた カム機構を用い、フィルタロッドをフィルタホッパーから排出する機構の動作に 応じ、カムでホッパーを振動させることも知られている。 生産速度の変化により、フィルタ給送搬送装置及びホッパー撹拌装置は、フィ ルタ取付機における要求速度より供給速度の方が速くなりフィルタの量がホッパ ー内の所定量を越えるなど、ざまざまな理由で日常的に停止及び始動が繰り返さ れている。フィルタロッドの供給はフィルタ取付機から数フィート離れて位置し たコンベヤ機構から行われるなどされているので、いずれの瞬間においても搬送 途中のフィルタロッドの数は相当量となる。つまり、供給ユニットがフィルタ取 付機からの指令に応答して停止された場合、搬送途中のフィルタロッドはすべて 、フィルタ取付機へのフィルタロッドの搬出が停止したホッパー内へ送り込まれ 続ける。 通例上記した各装置は、米国特許第４，４９８，４８８号に図示され説明され ているような、タバコに取り付けられた多孔性繊維フィルタ要素を含むタバコフ ィルタを給送するのに適している。一方、炭素を充填したタバコフィルタは一般 に、多孔性繊維フィルタ要素より重く、より一層脆い傾向がある。また木炭フィ ルタはそれぞれ分節体（セグメント） として作製されるので、従来のホッパー給送装置を用いて給送すると壊れ易い。 フィルタ取付機で問題が発生し撹拌器及びホッパー給送機構がオフした後も、 木炭フィルタが空圧コンベヤ系を介してホッパーへ給送されると、ホッパー内に すでに存在している重い「木炭」フィルタによる過剰圧力のため、木炭フィルタ が破損してしまう。木炭用のフィルタ巻紙は、標準的なフィルタ巻紙よりはるか に高い摩擦係数を有する。また木炭フィルタは分節体として作製されるので、フ ィルタ取付機が運転を停止した際、従来のホッパーフィルタ分与装置への給送中 に破損及び破壊し易い。なぜなら従来の撹拌システムは、空圧搬送系を介してフ ィルタがホッパーへ給送されている間に運転を停止するように設計されているか らである。さらに、撹拌器が動作していないときには、木炭フィルタによる過剰 の重量のため、ホッパー内のフィルタが相互にスライドせず、固着し詰まってし まう。従って、従来の撹拌器のこれまでの動作では、木炭フィルタを空圧的に給 送する際に問題が生じる。 上記の参考文献に記載されたフィルタ振動装置は、既存のギヤ駆動手段を利用 すると共に、タバコフィルタのホッパー内への過剰充填を避けるように、フィル タ取付機が運転されている間だけ動作するように設計されている。これらの撹拌 装置は、軽量、一体状で、繊維質の標準的なタバコフィルタを扱うときは適切に 作動する。しかしながら、上記の装置によって脆く、重く、分節状の木炭フィル タを空圧給送する場合には、炭素を充填したフィルタ要素は撹拌器によって損傷 及び破損し易く、ホッパー給送機構の詰まり、時間の浪費、保守の増大、及び材 料の損害をもたらすという問題が生じる。 本発明は、フィルタ要素の密度あるいは構成材料に係わりなく、給送ホッパー を介したフィルタ取付機に対する炭素充填フィルタの一貫した 流れを維持する新規な手段を提供することにより、脆いフィルタの撹拌に伴う問 題を解消する。本発明の撹拌システムは、フィルタ要素がホッパー内で結束する ことなく、上下及び側方により自由に移動できるようにすると共に、受取装置か ら導入されるフィルタに対してより大きい余地を与える。また本発明は、フィル タ取付機が動作していないが、空圧フィルタコンベヤからフィルタをなお受け取 っているときでも、フィルタ要素を撹拌する手段を使用する。 発明の開示 本発明は、タバコのフィルタロッドをそれらロッドを保持する給送ホッパーか らそこからの排出手段へ送るための装置を提供する。さらに本発明は、脆くて分 節状の木炭式フィルタを、給送ホッパーからフィルタ取付機へ給送するための給 送ホッパー装置を提供する。 またさらに本発明は、フィルタをホッパー内へ給送する手段の動作に応答して ホッパーが撹拌されるような、タバコフィルタ用ホッパーを撹拌する手段を提供 する。本発明はまた、フィルタ取付機への給送が停止した後でも、ホッパーが一 杯になるまで、あるいはホッパー給送コンベヤが空になるまで、あるいはプログ ラム設定された所定の遅れ期間後も、撹拌器が動作を継続するのを可能とする。 ホッパー内のフィルタを撹拌することにより、追加の使用可能なスペースがホッ パー内に発生する。 また給送前にホッパー内のタバコを撹拌することで、フィルタが詰まって損傷し 、フィルタ取付機への給送機構で詰まりを生じるのを防ぐ。 さらに、バッファ系はコンベヤ系から構成され、フィルタがホッパーに空圧給 送される受取装置より上方で、フィルタホッパー内にフィルタが積み重ねられる 。バッファ系の高さにより、フィルタ製造機が運転を停止した場合に、フィルタ が尽きないでどのくらい長くフィルタ取付機 が運転可能かが決まる。能動的な撹拌器を利用した本発明によれば、バッファの 高さをより高くし、フィルタ製造機が運転を停止した場合に、フィルタ取付機に 余分の正常な運転時間を与えることができる。 本発明は、フィルタホッパー内のタバコフィルタを撹拌する装置において、給 送入口と給送出口を有するフィルタホッパー、給送入口へフィルタを給送する手 段、給送出口を介してフィルタを排出する手段、及びホッパーへフィルタを給送 する前記手段に応答してフィルタホッパーを撹拌する手段を備えた装置を提供す る。 すなわち本発明は、木炭フィルタなどのフィルタを撹拌する手段で、フィルタ をフィルタ取付機へ空圧給送するのと組み合わせて用いられる手段を提供する。 ホッパー駆動装置は独立の駆動及び減速器系から構成され、この系がフィルタ撹 拌器を動作すると共に、受取装置が給送ホッパーに対するフィルタの給送を停止 するまで、フィルタ取付機の動作と独立に動作を継続する。本発明では、フィル タ取付機の始動及び停止に応じて動作するように構成ざれていた従来のギヤ駆動 系が上記の系と置き換えられる。本発明の振動装置のモータはフィルタ取付機と 独立に作動し、また本発明の駆動モータはフィルタ受取装置用の各モータを制御 する制御パネルからの信号に電気的に応答し、フィルタホッパー用の空圧式給送 系及びフィルタ受取装置がフィルタをホッパー内へ搬送しているときは必ず、フ ィルタ取付機が運転中かあるいは運転中でないかに係わりなく撹拌器は動作され る。 本発明の上記以外の特徴と利点は、一例として発明の原理を図示した添付の図 面を参照した以下の説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 本発明の特質及び目的のより明解な理解のため、以下の詳細な説明及 び添付の図面が参照ざれるべきである。尚図面中： 図１は一部を断面とした側面図で、タバコロッド給送系及ぴフィルタ取付機と 連通した本発明のフィルタ給送ホッパー用給送機構の各構成部品を示す； 図２はホッパーのフィルタ受取系、ホッパーのフィルタ給送機構、及び本発明 のホッパー撹拌機構の側面図； 図３はホッパー、駆動ギヤ列、クランクアームアセンブリ、及び本発明の振動 フィルタ撹拌装置が付設されたカム機構の平面図； 図４は本発明の振動フィルタ撹拌装置用の駆動モータ及び減速装置を示す側面 図；及び 図５は受取装置用モータを本発明の振動駆動モータと連携させる制御パネルを 示す側面図である。 発明を実施するための最良の形態 図１及び図２は、本発明の給送ホッパー１０と、木炭及び／又は繊維状物質か らなる円筒状のロッド形タバコフィルタ１２を給送ホッパー１０内へ送り込む手 段とを示す。好ましい実施例で用いられるフィルタ１２は、本発明の利点を示す ように選ばれた分節状の木炭式である。好ましい実施例において、フィルタ１２ は一対の頭上コンベヤ系もしくはバッフア１４、１６から、受取装置用モータ１ ９と２１によってそれぞれ作動される一対の空圧式フィルタロッド受取装置１８ と２０へと下方に向かって空圧搬送される。フィルタ１２はホッパーの給送入口 ２２及び２４と、受取装置１８及び２０と、さらに相互に離間しており、それぞ れフィルタ１２の損傷を防ぐと共に、ホッパー１０の給送機構内におけるフィル タ１２の詰まりを防ぐように、フィルタ１２をホッパー１０内へ送り込むのに使 われる一対の受取装置加速ローラ（図示せず）とを介 して搬送される。フィルタ１２はホッパー１０の側面に対してそれを横断する方 向に延びており、フィルタ１２の両端がホッパー１０の両壁と接触している。マ ガジンもしくは差込みトレイ３０がホッパー１０の頂部に装着され、フィルタ１ ２のホッパーでのオーバーフローを許容する。 ほぼピラミッドもしくはダイアモンド状のバッフル３１がホッパー１０の両側面 に固定され、差込みトレイ３０の底部でホッパー１０の両端間の中央に位置し、 差込みトレイ３０からホッパー１０内へと下方に流れ込むフィルタ１２が橋渡し 状態になるのを防止する。 フィルタ１２はフィルタロッド１２を給送するホッパー１０の頂部側から下方 へ向い、フィルタ取付手段用の給送機構４２と連通した、ホッパー１０底部の排 出口４０に位置した第１の溝付きフィルタ受取給送ロール３２の周囲及びその上 へ順次集められる。個々のフィルタ１２を溝付きフィルタ受取給送ロール３２の 各溝３８内へと付勢するため、一対の圧縮ローラ（図示せず）を給送ロール３２ から離反して取り付けてもよい。フィルタ給送機構４２は、垂直方向に離間する 関係で配置された複数の溝付きフィルタローラ４４からなり、フィルタ１２が重 力によって１つの溝付きローラ４４から隣の溝付きローラ４４へ転送されるよう になっている。 図１に示すように、タバコロッド４６は一連の離間した溝付きローラ５０から なるタバコロッド転送系４８を介してフィルタ取付手段へ運ばれる。フィルタロ ッド１２はフィルタ取付機もしくは機構５２によってタバコロッド４６と接合さ れる。つまりフィルタ取付機５２では、タバコロッドローラ５４とフィルタロッ ドローラ５６が協働する関係で噛み合い、タバコ５８を形成する。タバコ転送系 ６０は複数の離間した溝付きローラ６２を用い、タバコ５８をさらに次の処理へ と転送する。 溝付き給送ロール３２に対するフィルタ１２の順序正しい一貫した流 れを維持するため、給送ホッパー１０は図１及び図２に示すように撹拌手段６４ に応じて振動撹拌される。撹拌手段６４は、第１の振動バッフルプレート６６と 第２の振動バッフルプレート６８とで構成される。第１の振動バッフルプレート ６６は、ホッパー１０の一方の側面頂部からホッパー１０の中心へ向かい傾斜し て下方に延びたほぼ平らな板材からなり、第１バッフルプレート６６の先端７０ は溝付き給送ロール３２の中心線よりやや下方で、それに隣接しているがフィル タ１２の幅より小さい距離だけ離間して位置する。第２の振動バッフルプレート ６８は、ホッパー１０の他方の側面頂部からホッパー１０の中心へ向かい傾斜し て下方に延びたほぼ平らな板材からなり、第２バッフルプレート６８の先端７２ は溝付き給送ロール３２の中心線よりやや上方で、それに隣接しているがフィル タ１２の幅より小さい距離だけ離間して位置する。溝付き給送ロール３２が第２ バッフルプレート６８の先端７２へ向かって回転するにつれ、個々のフィルタ１ ２が溝付き給送ロール３２の溝３８内へそれぞれ導かれる。両バッフルプレート ６６と６８は各々、ホッパー１０内に移動可能に固定された振動フレーム７４に 取り外し可能に取り付けられている。 図２はホッパーのフィルタ受取機構、ホッパーのフィルタ給送機構、及び振動 フレーム７４に取り付けられた振動バッフルプレート６６及び６８と独立の外部 電源によって駆動ざれるクランクアーム７６とからなるホッパー撹拌機構の破断 側面図を示す。想像線で示してあるように、ほぼ矩形状の振動フレーム７４は台 形に近い形状をしている。振動フレーム７４は、ホッパー１０の両側面の所定位 置に形成された溝またはスロットを介し振動フレーム７４の両側面から外側へ延 出したピン７３などの取付手段によって、ホッパー１０内に移動可能に固定され ている。振動モードにあるとき、振動フレーム７４の振動は第１及び第２の振動 バッフルプレート６６と６８をそれぞれ上下及び前後に、あるいは各振動の動き の組合せとして振動させる。 図２及び図３は、ホッパー１０、駆動ギヤ列アセンブリ、及び振動フィルタ撹 拌装置に付設ざれたカム機構を示す。振動フレーム７４は、ホッパー１０の壁を 貫いて延び振動フレーム７４を移動可能なように支持する複数のピン７３によっ てホッパー１０内に取り付けられている。また振動フレーム７４は、ホッパー１ ０の外部に位置したクランクアーム７６によって駆動手段に連結されている。ホ ッパー１０内の振動フレーム７４の一部は、ベルピン７８によって外部のクラン クアーム７６に連結されている。クランクアーム７６の他端は、カム機構を形成 するようにプーリ８０の中心から外れて取り付けられた偏心ピン８２を有する歯 付きタイミングベルトブーリ８０に連結されている。 第１の可変速伝達装置もしくは減速器８４は、各端が外側へ延出するように貫 通したシャフト８５を具備し、第１の歯数７２の歯付きプーリ８６が一方のシャ フト端に位置し、第２の歯数２０の歯付きプーリ９０が他方のシャフト端に位置 する。偏心ピン８２を備えたタイミングベルトプーリ８０は、タイミングベルト ８８によって減速器８４の第１の歯数７２の歯付きプーリ８６に連結されている 。第２の減速器プーリ９０は、図４に示すように駆動モータ１００と同じハウジ ング内に取り付けられた第２の可変速伝達装置もしくは減速器９２に連結されて いる。第２の減速器９２は、片側から外へ延出するようにハウジングを貫通した シャフト９５を備える。シャフト９５は共にそこに装着された外側の歯数２０の 歯付きプーリ９４と、内側の歯数７２の歯付きプーリ９８とを有する。第１プー リ９４は、駆動ベルト９６によって第２の減速器プーリ９０に連結されている。 第２の減速器プーリ９０はタイミングベルト１０４によって、振動駆動モータ１ ００の軸上の歯数２４の歯付きプー リ１０２に連結されている。振動駆動モータ１００が第２の減速器９２を駆動し 、第２の減速器９２が第１の減速器８４を駆動し、第１の減速器８４が撹拌器つ まり振動フレーム７４のカム機構を駆動する。 撹拌もしくは振動駆動モータ１００は、フィルタ１２を給送ホッパー１０内へ 空圧給送する受取装置１８と２０の受取装置駆動モータ１９と２１に応答して作 動される。モータ１００の動作によって偏心プーリ８０が所定の速度で駆動され 、偏心ピン８２からクランクアーム７６に伝達された回転運動により、ホッパー １０内の振動プレート６６と６８が所望の撹拌速度で移動する。空圧式の搬送系 もしくは受取装置駆動モータ１９と２１がフィルタ１２をホッパー１０へ給送す るように動作していないとき、振動駆動モータ１００は自動的に消勢され、給送 ホッパー１０内におけるフィルタ１２の撹拌は中断される。 図５を参照すれば、振動駆動モータ１００は対線式の差込み受取装置パネル１ ０８を介して制御リレーパネル１０６に接続されている。制御リレーは、受取装 置１８と２０用の空圧式差込みモータ１９と２１の各々にそれぞれ接続されてい る。制御リレーパネル１０６は、受取装置１８と２０用のモータ１９と２１がオ ンのときは必ず振動駆動モータ１００がオンされるように設定可能である。また 制御リレーパネル１０６は、受取装置１８と２０用の両モータが動作を停止した 後３０秒の間、振動駆動モータ１００の動作が遅れるように設定可能である。 以上本発明を特定の好ましい実施例を参照して詳しく説明したが、本発明の範 囲及び精神を逸脱しない各種の変形が存在し、上記の説明はどんな意味において も、ここに添付した以下の請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するもの でない。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年３月２０日 【補正内容】 防ぐと共に、排出口に対してフィルタが橋渡し状態にならないようにする振動撹 拌フラップを、給送ホッパー内に取り付けて用いることを教示している。米国特 許第４，０６９，９３０号は、ホッパー内で並行移動可能な撹拌器を具備した給 送ホッパーを教示している；また米国特許第４，０６３，６３３号は、ホッパー 内で形成される可能性のあるロッドの塊を壊すため、ホッパーに配設され回転あ るいは振動するように取り付けられた撹拌器を教示している。さらに米国特許第 ３，３０５，１２８号は、ロッド状の物品を保持するホッパー状の貯蔵器を具備 したタバコ製造機用の転送機構で、ホッパー状貯蔵器がその底部に沿って入口と 出口を備えると共に、ロッド状の物品をその入口へ及びその出口から移動させる 移動可能なコンベヤを備え、ホッパー状貯蔵器からの出口が塞がれているとき、 コンベヤと貯蔵器の垂直壁が協働してロッドを複数層に積み重ねるような機構を 開示している。 さらに、給送ホッパーのフレームあるいは給送ホッパーに直接取り付けられた カム機構を用い、フィルタロッドをフィルタホッパーから排出する機構の動作に 応じ、カムでホッパーを振動させることも知られている。 生産速度の変化により、フィルタ給送搬送装置及びホッパー撹拌装置は、フィ ルタ取付機における要求速度より供給速度の方が速くなりフィルタの量がホッパ ー内の所定量を越えるなど、さまざまな理由で日常的に停止及び始動が繰り返さ れている。フィルタロッドの供給はフィルタ取付機から数フィート離れて位置し たコンベヤ機構から行われるなどされているので、いずれの瞬間においても搬送 途中のフィルタロッドの数は相当量となる。つまり、供給ユニットがフィルタ取 付機からの指令に応答して停止された場合、搬送途中のフィルタロッドはすべて 、フィルタ取付機へのフィルタロッドの搬出が停止したホッパー内へ送り込まれ 続ける。 通例上記した各装置は、米国特許第４，４９８，４８８号に図示され説明され ているような、タバコに取り付けられた多孔性繊維フィルタ要素を含むタバコフ ィルタを給送するのに適している。一方、炭素を充愼したタバコフィルタは一般 に、多孔性繊柑フィルタ要素より重く、より一層脆い傾向がある。また木炭フィ ルタはそれぞれ分節体（セグメント） 請求の範囲 １． フィルタホッパー（１０）内のタバコフィルタを撹拌する装置において： 給送入口（２２、２４）と給送出口（４０）を有するフィルタホッパー（１０ ）； 前記給送入口（２２、２４）へフィルタを給送する手段（１４、１６）； 前記給送出口（４０）を介してフィルタを排出する手段（３２）；及び 前記ホッパーへフィルタ（１２）を給送する前記手段（１４、１６）に応答し て前記給送ホッパー（１０）を撹拌する手段（６４）を備え、前記給送ホッパー （１０）を撹拌する前記手段がカム機構と駆動関係にある駆動手段を含み、この 駆動手段が、プーリ（１０２）を備えた外側へと延びるシャフトを有する駆動モ ータ（１００）、両端で外側へと延びるシャフト（８５）を備えた第１の可変減 速器（８４）、前記駆動モータ（１００）と前記減速器（８４）の一方のシャフ ト（８５）との間に延びた第１のベルト（９６）、及び前記減速器（８４）の他 方のシャフト（８５）と前記カム機構との間に延びた第２のベルト（８８）を含 むことを特徴とする装置。 ２． 前記撹拌する手段（６４）は、フィルタを給送する前記手段（１４、１６ ）がフィルタ給送モードにあるとき撹拌モードで動作可能である請求の範囲第１ 項に記載の装置。 ３． 前記カム機構が、プーリ（８０）の中心から所定の距離ずらして取り付け られた外側へと延びる偏心ピン（８２）を具備するプーリ（８０）を備えている 請求の範囲第１項に記載の装置。 ４． 前記駆動手段がさらに、第１のプーリ（９４）及び第２のプーリ （９８）を有する少なくとも１本の外側へと延びるシャフト（９５）を備えた第 ２の可変減速器（９２）を含み、この第２の可変減速器（９２）が前記モータ（ １００）と前記第１の減速器（８４）との間に協働関係で取り付けられており、 第２の可変減速器（９２）の前記第１のプーリ（９４）が前記モータ（１００） へベルト（１０４）によって連結され、第２の可変減速器（９２）の前記第２の プーリ（９８）が前記第１の減速器（８４）に連結ざれている請求の範囲第１項 に記載の装置。 ５． 前記給送入口（２２、２４）にフィルタを給送する前記手段（１４、１６ ）が、空圧式搬送系と連通した少なくとも１つの受取装置（１８、２０）を含む 請求の範囲第１項に記載の装置。 ６． 前記給送出口（４０）を介してフィルタを排出する前記手段（３２）が前 記フィルタと接触する少なくとも１つの振動プレート（６６、６８）を含み、こ の振動プレート（６６、６８）がフィルタを給送する前記手段（１４、１６）に 応答して振動する請求の範囲第１項に記載の装置。 ７． 前記撹拌する手段（６４）が、前記ホッパー（１０）の両側面の頂部から 前記ホッパー（１０）の中心へ向かい傾斜して下方に延びたほぼ平らな板材をそ れぞれ画成する第１の振動バッフルプレート（６６）と第２の振動バッフルプレ ート（６８）とを備え、前記第１の振動バッフルプレート（６８）の先端が溝付 きフィルタ受取ロール（３２）の中心線よりやや下方で、それに隣接しているが フィルタ（１２）の幅より小さい距離だけ離間して位置し、前記第２の振動バッ フルプレート（６８）が溝付き給送ロール（３２）の中心線よりやや上方で、そ れに隣接しているがフィルタ（１２）の幅より小さい距離だけ離間して位置する 先端を有し、前記第１の振動バッフルプレート（６６）と前記第２の振動バッフ ルプレート（６８）が取付手段によって前記ホッパー（１０） 内に移動可能に固定された振動フレーム（７４）に取り外し可能に取り付けられ 、この振動フレーム（７４）が前記第１及び第２の振動バッフルプレート（６６ 、６８）を振動させて前記フィルタを撹拌する請求の範囲第１項に記載の装置。 【図１】 【図２】 【図３】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． フィルタホッパーのタバコフィルタを撹拌する装置において： 給送入口と給送出口を有するフィルタホッパー； 前記給送入口へフィルタを給送する手段； 前記給送出口を介してフィルタを排出する手段；及び 前記ホッパーへフィルタを給送する前記手段に応答して前記フィルタホッパー を撹拌する手段； を備えた装置。 ２． 前記撹拌する手段は、フィルタを給送する前記手段がフィルタ給送モード にあるとき撹拌モードで動作可能である請求の範囲第１項に記載の装置。 ３． 前記撹拌する手段が、カム機構と駆動関係にある駆動手段を含む請求の範 囲第１項に記載の装置。 ４． 前記カム機構が、プーリの中心から所定の距離ずらして取り付けられた外 側へと延びる偏心ピンを具備するプーリを備えている請求の範囲第３項に記載の 装置。 ５． 前記駆動手段が、プーリを備えた外側へと延びるシャフトを有する駆動モ ータ、両端で外側へと延びるシャフトを備えた減速器、前記駆動モータと前記減 速器の一方のシャフトとの間に延びた第１のベルト、及び前記減速器の他方のシ ャフトと前記カム機構との間に延びた第２のベルトを含む請求の範囲第３項に記 載の装置。 ６． 前記駆動手段がさらに、第１及び第２のプーリを有する少なくとも１本の 外側へと延びるシャフトを備えた第２の可変減速器を含み、この第２の可変減速 器が前記モータと前記第１の減速器との間に協働関係で取り付けられており、第 ２の可変減速器の前記第１のプーリが前記モータへベルトによって連結され、第 ２の可変減速器の前記第２のプーリ が前記第１の減速器に連結されている請求の範囲第５項に記載の装置。 ７． 前記給送入口にフィルタを給送する前記手段が、空圧式搬送系と連通した 少なくとも１つの受取装置を含む請求の範囲第１項に記載の装置。 ８． 前記給送出口を介してフィルタを排出する前記手段が前記フィルタと接触 する少なくとも１つの振動プレートを含み、この振動プレートがフィルタを給送 する前記手段に応答して振動する請求の範囲第１項に記載の装置。 ９． 前記撹拌する手段が、前記ホッパーの両側面の頂部から前記ホッパーの中 心へ向かい傾斜して下方に延びたほぼ平らな板材をそれぞれ画成する第１の振動 バッフルプレートと第２の振動バッフルプレートとを備え、前記第１の振動バッ フルプレートの先端が溝付きフィルタ受取ロールの中心線よりやや下方で、それ に隣接しているがフィルタの幅より小さい距離だけ離問して位置し、前記第２の 振動バッフルプレートが溝付き給送ロールの中心線よりやや上方で、それに隣接 しているがフィルタの幅より小さい距離だけ離問して位置する先端を有し、前記 第１の振動バッフルプレートと前記第２の振動バッフルプレートが取付手段によ って前記ホッパー内に移動可能に固定された振動フレームに取り外し可能に取り 付けられ、この振動フレームが前記フィルタを撹拌する前記第１及び第２の振動 バッフルプレートを振動させる請求の範囲第１項に記載の装置。