JPWO2010055838A1 - 水系美爪料及び美爪料内蔵塗布具 - Google Patents
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Abstract
Description
更に、従来の水系美爪料では、粘性を低くすると、爪の上で、美麗な線及び模様を描こうとすると、細い描線の場合、はじきが目立ち、美麗な線及び模様が描けないといった課題がある。
この液体化粧料は、本願発明の近接技術を開示するものであるが、アイメイクアップなどの肌に用いるものであるため、爪に塗布するものとはその用途は全く相違するものであり、かつ、粘度も高く、明らかに異なる粘度範囲となるものであり、しかも、粘性の低い水系美爪料にあってはキサンタンガム等を用いても平板状顔料の安定化、再分散性等は良好に発揮することができないという課題がある。
この顆粒配合化粧料組成物には、製造例3(段落0082)に結晶セルロースの利用が開示されているが、結晶セルロースは結合剤としての例示であり、本願発明とは技術思想(その目的、構成及び作用効果)等が相違するものである。
(1) 少なくとも、液体貯蔵部と、塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の、前記液体貯蔵部に収容され、
少なくとも、水と、水溶性樹脂と、平板状顔料と、エマルジョン樹脂と、保湿剤と、防菌剤とを含む水系美爪料であって、かつ表面張力が33dyn/cm以下であって、
更に結晶セルロースを含み、温度25℃でのコーンプレート型粘度計による粘度測定において粘度が以下の条件(A)を満足することを特徴とする水系美爪料。
(A) ずり速度(s−1) 粘度(mPa・s)
3.83 30〜150
19.15 10〜50
38.30 10〜40
76.60 10〜40
383.00 5〜20
(2) 下記式(I)のnの値が0.5〜0.7の範囲にあることを特徴とする上記(1)に記載の水系美爪料。
S=μDn ………(I)
〔式(I)中、Sは剪断応力(Pa)、μは粘性率(粘度:Pa・s)、Dは剪断速度(s−1)、nは非ニュートン粘性指数である。〕
(3) 前記水溶性樹脂が0.008〜2.0質量%、前記平板状顔料が1.0〜20.0質量%、前記エマルジョン樹脂が固形分で4.5〜13.5質量%、前記防菌剤の合計が0.01〜10.0質量%であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の水系美爪料。
(4) 前記結晶セルロースが0.5〜10質量%であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の水系美爪料。
(5) 前記保湿剤が8〜15質量%であることを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の水系美爪料。
(6) 前記水系美爪料には、更に、ポリジメチルシロキサンを少なくとも含むことを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか一つに記載の水系美爪料。
(7) 前記(1)〜(6)の何れか一つに記載の水系美爪料が内蔵される液体貯蔵部と、塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へと水系美爪料が輸送される塗布具であって、上記塗布体は毛細管力を備えた塗布体であることを特徴とする美爪料内蔵塗布具。
(8) 毛細管力を備えた塗布体が、管状の内筒を備え、塗布先が円錐状かつ放射線状にスリットを備えたことを特徴とする上記(7)に記載の美爪料内蔵塗布具。
(9) 前記液体貯蔵部から、前記塗布体に至る、前記水系美爪料の流路内に連続気泡多孔質体を設けたことを特徴とする上記(7)又は(8)に記載の美爪料内蔵塗布具。
本発明の水系美爪料は、少なくとも、液体貯蔵部と、塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の、前記液体貯蔵部に収容され、少なくとも、水と、水溶性樹脂と、平板状顔料と、エマルジョン樹脂と、保湿剤と、防菌剤とを含む水系美爪料であって、かつ表面張力が33dyn/cm以下であって、更に結晶セルロースを含み、温度25℃でのコーンプレート型粘度計による粘度測定において粘度が以下の条件(A)を満足することを特徴とするものである。
(A) ずり速度(s−1) 粘度(mPa・s)
3.83 30〜150
19.15 10〜50
38.30 10〜40
76.60 10〜40
383.00 5〜20
更に、本発明の水系美爪料は、下記式(I)のnの値が0.5〜0.7の範囲にあることが好ましい。
S=μDn ………(I)
〔式(I)中、Sは剪断応力(Pa)、μは粘性率(粘度:Pa・s)、Dは剪断速度(s−1)、nは非ニュートン粘性指数である。〕
この平板状顔料の含有量が1質量%未満では、光輝感、塗布色が薄く、美麗でなく、一方、20質量%を超えて多くなると、粘性が高くなり、美麗な描線が描けなくなり、また、塗布体からの流出が少なくなったり、目詰まりを発生しやすくなる。
特に好ましいものは、tert−ブチルアクリレート、エチルアクリレート、メタクリル酸の共重合体が望ましい。なお、中和には、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリエタノールアミン、L−アルギニン、アンモニア水、水酸化ナトリウム等を用いることができ、特に好ましいものは、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールである。
この水溶性樹脂の含有量が0.008質量%未満では、沈降安定性や再分散性が悪く、仕上がりも美麗でなくなり、一方、2質量%を超えて多くなると、粘度が高くなり、美麗な描線が描けなくなる。
このエマルジョン樹脂の含有量が固形分で、4.5%未満では、顔料の再分散性が悪くなり、また描線の固着性が悪くなり、一方、13.5質量%を超えて多くなると、描線の仕上がりが悪くなり、また塗布部が乾燥して塗布不能となる恐れがある。
この防菌剤の含有量が固形分で、0.01質量%未満では、微生物の繁殖を抑えることが難しく、一方、10.0質量%を超えて多くなると、防腐剤の溶解不良、配合制限を越えてしまう、といった問題がある。
用いることができる結晶セルロースとしては、例えば、一次粒子の微細なセルロース結晶体の表面を水溶性高分子等を用いてコーティング処理したコロイダルグルードからなるものが挙げられ、具体例としては、セオラスRC−591、RC−N81、RC−591NF、CL−611、セオラスクリーム〔以上、旭化成(株)製〕などが挙げられる。
この結晶セルロースの含有量が0.5質量%未満であると、平板状顔料の沈降を抑えることができず、すぐに分離してしまい、一方、10質量%を越えると、増粘しすぎて本発明の容器の吐出機構では吐出ができず、好ましくない。
用いることができる保湿剤としては、例えば、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の水に可溶なグリコール類が挙げられる。
これらの保湿剤の含有量は、水系美爪料全量中に、1〜20質量%、好ましくは、8〜15質量%の範囲で使用される。
この保湿剤(水に可溶なグルコール類)の含有量が1質量%未満であると、理由は定かでないが、下地との馴染みが悪く、剥がれたり仕上がりが美麗ではなくなり、一方、20質量%を越えると、乾燥までの時間が長くなり、取り扱いに不便さを伴う。
ポリジメチルシロキサンは、末端がトリメチルシロキシ単位でブロックされメチル化された線状シロキサンポリマーの混合物からなるシリコーン油であり、市販品として、KS−66(信越シリコーン社製)などを用いることができる。
これらのポリジメチルシロキサンの含有量は、水系美爪料全量中に、好ましくは、0.0001〜0.01質量%、更に好ましくは、0.0005〜0.001質量%の範囲で使用される。
このポリジメチルシロキサンの含有量が0.0001質量%未満であると、ジメチコンを含有せしめる効果が少なく、一方、0.01質量%を越えると、仕上がりが悪くなる。
この表面張力が33dyn/cmを越えるものであると、爪の上で、はじきが起ることがあり、好ましくない。
本発明において、水系美爪料の表面張力を上記特性値以下に調整する成分としては、例えば、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム(市販品ではNIKKOL OTP−75)などを用いることができる。
(A) ずり速度(s−1) 粘度(mPa・s)
3.83 30〜150
19.15 10〜50
38.30 10〜40
76.60 10〜40
383.00 5〜20
上記所定のずり速度において、上記粘度範囲から外れる美爪料は、製品としての使用性が悪く、さらに仕上がりも悪くなるため、好ましくない。
なお、上記条件(A)を満足させるためには、水系美爪料に含有せしめる結晶セルロース、水溶性樹脂、平板状顔料などを上記各含有量の範囲で好適に組み合わせることにより調製することができる。
また、本発明の水系美爪料は、下記式(I)中のnの値が0.5〜0.7の範囲にあることが好ましい。
S=μDn ………(I)
〔式(I)中、Sは剪断応力(Pa)、μは粘性率(粘度:Pa・s)、Dは剪断速度(s−1)、nは非ニュートン粘性指数である。〕
このnの値が0.5未満の場合には、塗布具内部から、水系美爪料の流出が起きない可能性があり、好ましくない。また、このnの値が0.7を超える場合には、塗布具の塗布体からの美爪料のタレ落ち、あるいは、美爪料の塗布後、乾燥前に爪の上で流動が起きる可能性があり、やはり好ましくない。
この塗布体20を押圧すると、弁機構16が開口し、水系美爪料Hが塗布体20の通路23に導入されて、円錐状かつ放射線状にスリットを備えた塗布先25に供給されて使用に供されるものとなる。
従来の水系美爪料では、爪の上で、美麗な線及び模様を描こうとすると、細い描線の場合、はじきが目立ったり、逆に比較的広い面を塗布しようとするとタレ落ちが発生して、美麗な線及び模様が描けないといった課題があったが、本発明では、表面張力が33dyn/cm以下で、更に結晶セルロースを含み、温度25℃での所定のずり速度において、特定の粘度の範囲とすることにより、剪断減粘性を有するので、爪への塗布時には粘度が下がり、細い描線の場合であっても爪の上ではじきがなく、タレ落ちも無く、容易に美麗な線及び模様を描くことができる塗布性能に極めて優れた水系美爪料とすることができる。
更に、毛細管力を備えた塗布体20を、管状の内筒21を備え、塗布先25が円錐状かつ放射線状にスリットを備えた構造とすることにより、更に使用性に優れ、爪の上で、更に美麗な線及び模様を簡単に描くことができ、仕上がり性にきわめて優れた美爪料内蔵塗布具とすることができる。ところで、前記の毛細管力を備えた塗布体20は、管状の内筒21を備え、塗布先25が円錐状かつ放射線状にスリットを備えた構造とする他に、前記水系美爪料の流入する開口部を複数設けた構造とすることもできる。通常は前記塗布先の反対側の端の開口部のみ(本実施形態では導入孔23a,23b)であるが、更に塗布体側面を切削等により管状の内筒側面の一部を開放して開口部を形成させることも可能である。このような構成とすることにより、前記の平板状顔料等による目詰まり発生時における流路確保が可能である他、水の蒸発等により前記水系美爪料の粘度上昇が発生する等の事故が起きた場合にも、滞りなく前記水系美爪料が流入することができる。
本実施形態の美爪料内蔵塗布具Bでは、連続気泡多孔質体(例えば、スポンジ素材)19を塗布体20の後方と弁棒13の周囲に設けたものである。この構造の美爪料内蔵塗布具Bとすることにより、上記特性の水系美爪料を円滑に効率よく塗布体まで供給することができるものとなる。そして、例えば、図1における弁機構16の必要以上の開放が原因で、前記水系美爪料の過剰量が流出した場合、前記連続気泡多孔質体19によって、その過剰量を一時的に保持することが可能となり、前記塗布体20からのボタ落ちを防止できるものである。
下記表1及び表2に示す配合処方で、ホモミキサーあるいはディスパーで混合分散して、各水系美爪料(配合単位:質量%、全量100質量%)を調製した。
得られた各水系美爪料について、下記評価方法等により、所定のずり速度における粘度測定、n値(非ニュートン粘性指数)の算出法、表面張力の測定、並びに、使用性、沈降安定性、再分散性、仕上がり性について評価した。
得られた各水系美爪料について、温度25℃で、コーンプレート型粘度計(TV−30型粘度計のうち、ELD型粘度計またはEMD型粘度計、それぞれ標準コーンプレート、トキメック社製)を用いて所定のずり速度における粘度を測定した(比較例5のみ、EHD型粘度計(同前)による測定)。
〔n値(非ニュートン粘性指数)の算出法〕
まず、ニュートニアンの液体に適用される下記式(II)から、それぞれの剪断速度(上記ずり速度)における剪断応力Sを求めた。
S=μD ………(II)
〔式(II)中の代数は式(I)と同じである。〕
これに上記式(I)から、それぞれの実施例及び比較例において、剪断応力Sと、剪断速度Dとの対応の一覧を用いて、べき乗回帰計算を行い、非ニュートン粘性指数n値を算出した。
(表面張力の測定方法)
得られた各水系美爪料について、温度25℃で、全自動表面張力計(CBVP−Z、協和界面張力社製)を用いて表面張力を測定した。
得られた各水系美爪料を図3に示す塗布具に充填し、爪の上に線を描き、描き具合、描線濃度を下記評価基準で評価した。
評価基準:
○:描きやすく、充分な濃度がある。
△:多少のかすれ、滲みがあるが、実用域と判断される。
×:かすれ、滲みがあり、不満と感じる。
各水系美爪料をねじ口試験管に取り、密栓して25℃で1ケ月静置し、液の分離の有無を肉眼で観察し、液容量に対する色材層容量の割合(%)を(色材層高さ/充填液高さ)×100で求め、下記評価基準で評価した。
評価基準:
○:40%以上。
△:20%以上、40%未満。
×:20%未満。
各水系美爪料を図3に示す塗布具に充填し、50℃で1ケ月静置させる。これを手で振り、撹拌ボールの動きを観察し、下記評価基準で評価した。
評価基準:
○:1〜3回の振りで撹拌ボールが動く。
△:4〜9回の振りで撹拌ボールが動く。
×:撹拌ボールが動くまで10回以上振らなければいけない。
各水系美爪料を図3に示す塗布具に充填し、爪の上に線を描き、仕上がり性を下記評価基準で評価した。
評価基準:
○:美麗ではじきのない描線が描けている。
△:やや劣るが思い通りに描線が描ける。
×:描線がきたない、平滑でない、はじきが目立つ、など。
*1:セオラスRC−N81、旭化成ケミカルズ社製
*2:ヨドゾールGH800F、日本エヌエスシー社製、固形分45質量%
*3:Luvimer 100P、BASF社製
*4:KS−66、信越シリコーン社製
比較例を個別的に見ると、比較例1は、水溶性樹脂を含有しない場合であり、比較例2及び5〜6、並びに、増粘剤としてキサンタンガムを用いた比較例7は、温度25℃でのELD型粘度計またはEMD型粘度による粘度測定において所定のずり速度における粘度範囲が本発明の範囲から外れる場合であり、比較例3は表面張力が本発明の外れる場合であり、更に、比較例4は、保湿剤を含有しない場合であり、これらの場合は、目的の本発明の効果を達成できないことが判った。
H 水系美爪料
10 塗布具本体
11 液体貯蔵部
16 弁機構
17 先軸部材
18 攪拌ボール
20 塗布体
25 塗布先(塗布部)
30 キャップ体
Claims (9)
- 少なくとも、液体貯蔵部と、塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の、前記液体貯蔵部に収容され、
少なくとも、水と、水溶性樹脂と、平板状顔料と、エマルジョン樹脂と、保湿剤と、防菌剤とを含む水系美爪料であって、かつ表面張力が33dyn/cm以下であり、
更に結晶セルロースを含み、温度25℃でのコーンプレート型粘度計による粘度測定において粘度が以下の条件(A)を満足することを特徴とする水系美爪料。
(A) ずり速度(s−1) 粘度(mPa・s)
3.83 30〜150
19.15 10〜50
38.30 10〜40
76.60 10〜40
383.00 5〜20 - 下記式(I)のnの値が0.5〜0.7の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の水系美爪料。
S=μDn ………(I)
〔式(I)中、Sは剪断応力(Pa)、μは粘性率(粘度:Pa・s)、Dは剪断速度(s−1)、nは非ニュートン粘性指数である。〕 - 前記水溶性樹脂が0.008〜2.0質量%、前記平板状顔料が1.0〜20.0質量%、前記エマルジョン樹脂が固形分で4.5〜13.5質量%、前記防菌剤の合計が0.01〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水系美爪料。
- 前記結晶セルロースが0.5〜10質量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の水系美爪料。
- 前記保湿剤が8〜15質量%であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の水系美爪料。
- 前記水系美爪料には、更に、ポリジメチルシロキサンを少なくとも含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の水系美爪料。
- 請求項1〜6の何れか一つに記載の水系美爪料が内蔵される液体貯蔵部と、塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へと水系美爪料が輸送される塗布具であって、上記塗布体は毛細管力を備えた塗布体であることを特徴とする美爪料内蔵塗布具。
- 毛細管力を備えた塗布体が、管状の内筒を備え、塗布先が円錐状かつ放射線状にスリットを備えたことを特徴とする請求項7に記載の美爪料内蔵塗布具。
- 前記液体貯蔵部から、前記塗布体に至る、前記水系美爪料の流路内に連続気泡多孔質体を設けたことを特徴とする請求項7又は8に記載の美爪料内蔵塗布具。
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