JP2004059035A - 液体塗布容器 - Google Patents

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JP2002217811A
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Kazuhisa Kirita
切田 和久
Tetsuaki Akaishi
赤石 哲明
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

【課題】使用者が描きやすく、耐久性の高いネイルアート用塗布容器を提供すること。
【解決手段】本発明に係る液体塗布容器は、塗布棒をキャップ内部に連結された支持棒と支持棒に連結した毛管力を有する塗布体とで構成し、該支持棒の塗布体との連結部には塗布体後部に空気が流入できる空気流入部を設けたことを特徴とする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体塗布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器内に貯蔵された内容液を塗布棒で取り出して目的箇所に塗布する例えばマニキュアのような製品は、単純な容器とキャップとキャップ内部に取り付けた塗布ブラシ付き塗布棒からなる容器を用いている。また、最近、マニキュアの新しい用途として爪または、つけ爪に絵を描いて楽しむ、いわゆるネイルアートが普及している。
このネイルアートに要求されるのは、細かな図柄を描ける機能であり、通常はマニキュア容器のブラシを細くするなどしてこの用途に供している。
【0003】
しかしながら、ブラシの場合、総じてブラシに弾性が乏しく、不慣れな消費者には難しい作業となっている。また、ブラシが細くなればなるほど全体の耐久性がなくなるため、商品寿命という点でも問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決して、使用者が描きやすく、耐久性の高いネイルアート用塗布容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者は、塗布棒をキャップ内部に連結された支持棒と支持棒に連結した毛管力を有する塗布体とで構成し、該支持棒の塗布体との連結部には塗布体後部に空気が流入できる空気流入部を設けることで、上記不具合が起こらず、使用者が描きやすく、耐久性の高いネイルアート用塗布容器を提供した。
【0006】
本発明に係る液体塗布容器において、キャップ内部に連結された支持棒の塗布体との連結部を中空状となし、塗布体を支持棒の中空部に挿入固定して塗布棒を構成することができる。
【0007】
また、前記の支持棒の塗布体との連結部の側面に、塗布体後部に空気が流入できる空気孔を設けて空気流入部を構成することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。なお、本発明に係る液体塗布容器は、以下の実施例の形態に限られるものではない。
図1は、従来のマニキュア容器の断面図であり、キャップ1の内部に連結された塗布棒2の先端部にブラシ3が連結されている。図2は、本発明に係る液体塗布容器の断面図であり、キャップ1の内部に連結された支持棒4に塗布体5が連結されている。図3(a)及び(b)は、図2の実施例における支持棒4の塗布体5を連結する部分を示すもので、(a)は、支持棒4の要部断面図、(b)は、要部側面図であり、支持棒4の塗布体5を挿入連結する部分は中空部6となっており、塗布体5の支持棒4との連結部分にあたる支持棒4の側面には空気孔7を開けてあり、支持棒4の中空部6に空気が流入できるようにし、塗布体5の後部8に空気供給を可能とする。図4は、塗布体5の側面図であり、後部8は、空気流入が可能なように削り取ってある。図5(a)及び(b)は、図4における塗布体5のA−A線に沿った断面図、B−Bに沿った断面図であり、A−A断面図は、塗布体5が、長手方向に空気が流入しない芯部10と外周部11を有し、間隙12によって毛管力を有する棒状体であることを示し、B−B断面図では、外周部11を削り取ることによって芯部10だけになり、支持棒4の空気孔7から流入した空気が間隙12を通して塗布体5に流入するようになしてある。
【0009】
本実施例によれば、かくのごとく構成しているが、本発明はもちろんこの構成に限定されるものではない。すなわち、支持棒4に開けた空気孔7について、支持棒4の側面部に空気孔7を開けなくても、支持棒4の中空部6に挿入固定した塗布体5との間に間隙部を設けて、そこから空気流入させても良い。また、本実施例では、塗布体5を空気が流入しない合成樹脂等の材料を用い、芯部10と外周部11の間隙12を空気が流入するようにしているが、繊維束芯のような毛管力を有する材料を用いても良い。
【0010】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係る液体塗布容器によれば、支持棒と塗布体を連結し、支持棒の塗布体との連結部には塗布体後部に空気流入部を設けてあるので、塗布体先端が内容液に接している場合は、塗布体に毛管力があるので、塗布体先端から内容益を自然に吸い上げ、塗布時は内容液が流出する。塗布体後端への空気流入と流出がないものではこのような現象は発生せず、塗布体外面に付着した内容液のみ少量塗布できる程度である。また、塗布体を合成樹脂や繊維束の固い芯体で構成しているので、誰でも細かな図柄を描くことが可能であり、商品寿命も長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のマニキュア容器の断面図である。
【図2】図2は、本発明に係る液体塗布容器の断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、図2の実施例における支持棒の塗布体を連結する部分を示すもので、(a)は、支持棒の要部断面図、(b)は、支持棒の要部側面図である。
【図4】図4は、塗布体の側面図である。
【図5】図5(a)は、図4における塗布体のA−A線に沿った断面図、図5(b)は、図4における塗布体のB−B線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ
2 塗布棒
3 ブラシ
4 支持棒
5 塗布体
6 中空部
7 空気孔
8 後部
9 先端
10 芯部
11 外周部
12 間隙

Claims (3)

  1. 内容液を貯蔵し、かつ、開口部を備えた容器と、容器の開口部からの内容液の揮発を防止するためのキャップと、該キャップ内部に連結された、容器内の内容液を取り出して目的箇所に内容液を塗布するための塗布棒を有する液体塗布容器において、該塗布棒は、該キャップ内部に連結された支持棒と支持棒と連結した毛管力を有する塗布体からなり、支持棒の塗布体との連結部には塗布体後部に空気が流入できる空気流入部を設けたことを特徴とする液体塗布容器。
  2. 支持棒の塗布体との連結部は中空状となし、塗布体を支持棒の中空部に挿入固定して塗布棒を構成したことを特徴とする請求項1に記載の液体塗布容器。
  3. 支持棒の塗布体との連結部の側面に塗布体後部に空気が流入できる空気孔を設けて空気流入部を構成したことを特徴とする請求項2に記載の液体塗布容器。
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