JP2010046299A - 顔用軸付チップ - Google Patents

Abstract

【課題】目周り、まぶた等を化粧する化粧道具で、肌面に十分に沿い化粧料がきれいに塗布可能なようにした顔用軸付チップを提供するものである。
【解決手段】顔用軸付チップを使用して肌面に化粧料を塗布する際、スポンジ性被服体のチップ内に挿入されている基芯によって、塗布時チップが捩れ、該捩れを防止するために基芯を楕円球状回転体に形成することによって、該基芯にスポンジ性被服するとチップ形状も楕円球状回転体になり、肌面に化粧料の塗布も容易になり、基芯の形状をいろいろ形成することによって、使用目的によって顔用軸付チップを製作可能にすることができる。
【選択図】図４

Description

本発明は、顔の目周りのまぶたや眉毛辺りの化粧時に使用する化粧道具であり、化粧をし易くするために手で持つ軸に保持ベースを設けた保持柄を差し込み、その保持柄の他端は肌面に接触する柔らかいスポンジ性の先端をチップと呼ばれ、スポンジ性のチップだけでは先端が軟らかすぎ、肌面に化粧料が塗布し難いため、先端部分のチップの中に芯となる基芯を構成することによって、その基芯にスポンジ性の被服体を被服した先端部分のチップが、肌面に接触するスポンジ性の被服体で被服したチップは肌面への沿い状態と基芯が挿入されているため、塗布時、力を少し加えることが可能であり、化粧料の塗布性を向上するために、チップ内に挿入されている基芯の形状に相関されることに関するものである。

従来は、顔用軸付チップ図１のチップ１部分に平たい薄板状の基芯図２の３を挿入し、基芯３は、チップ１の保持のだけの目的であり、チップ１のスポンジのふくらみの反発力で肌面に化粧料を塗布していた。

先行技術で、把持体の一端部に取付基板が設けられ、取付基板に化粧用チップを装着するようにした化粧用具において、化粧用チップは、取付基板を内嵌する嵌合溝部を有すると共に、嵌合溝部を挟む一方側に中実体を有し、他方側に被服体を有し、中実体の内面が、取付基板を接着する接着面とされ、被服体と嵌合溝部との間に空洞部が設けられている。前記取付基板は楕円の板状に形成され、化粧用チップは扁平な楕円状に形成されている。（特開２００４−０５７６３）

顔料を含む顔料含有塗布液を充填したボールペン及びボールペン型化粧料塗布具において、塗布液の充填室に該顔料を塗布液中で再分散させる攪拌用ボールが設けられている。（特開２００７−０００２７２）

この出願の発明に関する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開２００４−０５７６３ 特開２００７−０００２７２ 特開２００１−１２０３５１

従来の先行技術は、基芯３が比較的薄板で被服されたチップ１に厚みを出して化粧料を多く含ませるような顔用軸付チップや、中にはチップ内の基芯３を中心にして、片面に空洞を設け、該空洞内に化粧料を含浸させ、肌面７により多くの化粧料を塗布するようにしている。

しかしながら、前記のチップ１では、被服されたスポンジ性のチップ１のスポンジの弾力のみで肌面６に塗布するには、被服体のチップ１が図３に表されているように捩れ１−Ａ、肌面６に十分に密着されず、或いは、一度塗布された化粧料をも拭き取ってしまうことがあり、目的に応じた塗布量が得られない。

顔用軸付チップで、従来は図２ように基芯３が薄板であれば、肌面６にチップ１を当てたとき、図３のようにチップ１の上面が捩れ１−ａ,チップの下部面は伸びて、含有させた粉末化粧料であれば落ちてしまう。

尚、チップ１に強度を加えて肌面６に化粧料を塗布するために、基芯３が薄板であれば、被服体のチップ１の内壁に鋭角的な応力が加わり、被服されたスポンジ性のチップ１を破ってしまい早くスポンジ性のチップ１が破損する欠点がある。

顔用軸付チップは、主にまぶたの周りを化粧する道具で、理想的には、指の腹面が最適であるが、化粧料が指や手に付着し汚れるため、また、細かい細工を要する化粧には、使用状況により大小のいろいろな形状の顔用軸付チップが必要となる。

本発明は、上記目的を達成するために、軸２に保持ベース５を設けた保持柄４を差し込み、軸２に差し込んだ保持柄４の他端に基芯３を取り付け、その基芯３はスポンジ性の被服体で被服されチップ１を構成し、基芯３の形状を楕円球状の回転体に形成すると被服されたスポンジ性チップ１も楕円球状の回転体形状に形成される顔用軸付チップを特徴としている。

本発明により、顔用軸付チップは、従来は基芯３が薄板であった為、単純なチップ形状しか得られなかったが、厚幅広の基芯３を形成することによって、数多くの形状の顔用軸付チップが可能になり、エステ用、タレント用など様々な化粧目的によって使用できる顔用軸付チップを提供可能となる効果がえられる。

以下、本発明の実施形態を図１〜図１６に基づいて説明する。

図において、図１は、顔用軸付チップの斜図で１がスポンジ性の被服体のチップで、２が軸を示す。

図２は、顔用軸付チップの内面構造を示したもので、１が、スポンジ性の被服体のチップで肌面６の接触部である。３は、基芯で、基芯にスポンジ性の被服体を被服して作られたチップ１を保持している。４は、基芯３を支えている保持柄４で、５が、基芯３の保持柄４を軸２に挿入して固定する保持ベース５である。

図３は、顔用軸付チップの内面構造を明示し、使用状況を示した図で、基芯３の板厚が薄い場合に、スポンジ性の被服された被服体のチップ１が肌面６に化粧料を塗布する際に、軸２を通して基芯３に応力が加わるが、肌６の塗布力がスポンジ性の被服体のチップ１の弾力に勝り、チップが捩れた状態１−Ａのようになり、塗布した化粧料が目的通り塗布が困難になり何回も塗布していると肌６への化粧料が均一に塗布されず、最悪の時には、化粧料を拭き取ってしまうこともある。

図４は、本発明の顔用軸付チップの内面構造を明示した図で、楕円球状の回転体の基芯３であればスポンジ性の被服体のチップ１も基芯３に沿って楕円球状の回転体に相関するので、スポンジ性の被服体のチップ１は、化粧料を肌面７に塗布する際も捩れる１−Ａことなく肌面６に沿い、含浸された化粧料もスポンジ性の被服体のチップ３の下部の表面の伸びが少ないので使用中に化粧料の落下を防止でき、化粧目的の塗布量が得られる特徴がある。

図５〜図１０までの図は、スポンジ性の被服体のチップ１に丸味を持たせるための基芯３の各種の回転体のみの斜図を現し、ぞれぞれの形状の回転体でスポンジ性の被服体のチップ１の形状も相関し、チップ１の形状で化粧料を塗布する用途も異なる本発明以外の利点がある。

図５は、円形の回転体の基芯３でスポンジ性の被服体のチップ１を最も丸味をもたせる基芯３の斜図である。

図６は、本発明における一般的に最適使用な顔用軸付チップで基芯３形状が楕円球状の回転体で肌面６に良く沿って化粧料を塗布し易い。

図７は、基芯３が円柱体で、平らかな肌面６に化粧料を塗布するに適している。

図８は、基芯３が、コイル状のスプリング弾力で肌面６に薄く滑らかに化粧料を塗布するに適している。

図９は、図６と同様の効果が期待できるが、平らかな肌面６にも兼用可能な球状円柱の回転体の基芯３である。

図１０は、被服体のチップ１を装着した時、先端が細くなり肌面６の凸凹面に化粧料を塗布に適したダイヤ形の回転体の基芯３である。

図１１〜図１６は、厚幅広の顔用軸付チップの斜図で、図１３〜図１６は基芯４-１のみを現している。図５〜図１０と同様に化粧目的に合った顔用軸付チップが製作できる。

図１１は、厚みのある幅の広い顔用軸付チップの斜図で、１−１がチップ、２−１が軸である。

図１２は、厚幅広顔用軸付チップの内面構造を明確にした斜図で、１−１がスポンジ性の被服体チップ、厚幅広基芯３−１、４−１が保持柄、軸２−１に保持柄４−１を挿入して厚幅広チップを軸２−１に固定する保持ベース５−１、２Ｄ−１は、軸の部分断面図である。

図１３は、最も一般的な厚幅広チップに適した基芯３−１の斜図である。

図１４は、チップ１−１が、幅広で先端が細くなっているひし形の立体で、少し窪んだ肌面に化粧料を塗布するに便利な厚幅広基芯３−１である。

図１５は、図１３と同様に一般的に使用可能なチップで、幅広で楕円柱のチップ１−１を形成する基芯３−１である。

図１６は、幅広で円柱を横にした基芯３−１で、肌面６の縦方向に化粧料を塗布する効果がある。

顔用軸付チップの全体斜図。 顔用軸付チップの内面構造図。 従来の顔用軸付チップの使用状況図。 本発明の顔用軸付チップの使用状況図。 丸形取付基芯図。 楕円形取付基芯図。 円柱形取付基芯図。 コイル取付基芯図。 円柱先丸取付基芯図。 ダイヤ形取付基芯図。 顔用幅広軸付チップの全体図。 顔用幅広軸付チップの内面構造図。 厚幅広角取付基芯図。 厚幅広菱形取付基芯図。 厚幅広楕円柱形取付基芯図。 厚幅広円柱横形取付基芯図。

符号の説明

１ チップ
１−Ａ スポンジ性被服体の捩れ
２ 軸
２Ｄ 軸の部分断面図
３ 基芯
４ 保持柄
５ 保持ベース
６ 肌面
１−１ 厚幅広チップ
２−１ 幅広軸
２Ｄ−１幅広軸の部分断面
３−１ 厚幅広基芯
４−１ 幅広保持柄
５−１ 幅広保持ベース

Claims (1)

1. 軸に保持ベースを設けた保持柄を差し込み、軸に差し込んだ保持柄の他端に基芯を取り付け、その基芯はスポンジ性の被服体で被服してチップを構成し、基芯の形状を楕円球状の回転体に形成すると被服されたスポンジ性チップも楕円球状の回転体形状に形成された顔用軸付チップ。
   

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