JP2015142722A - 化粧料塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度の塗布で、瞼に塗布したアイシャドウを自然なグラデーションに仕上げることができる化粧料塗布具を提供すること。
【解決手段】本発明の化粧料塗布具1は、塗布部3から延びる軸体4と、軸体4の先端部分に塗布体5とを備える。塗布体5は変形可能な部材で構成されている。化粧料塗布具1は、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体5で覆われた軸体4が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料を対象物に塗布するために用いられる化粧料塗布具に関する。
従来より、例えば、アイシャドウを瞼に塗布するために用いられる化粧料塗布具として、該化粧料塗布具の軸体の先端に設けられた塗布体を、ウレタン樹脂或いは合成樹脂等の材料で形成し、該塗布体が弾性変形可能となっている化粧料塗布具が知られている(特許文献1,2)。
たとえば、特許文献1には、塗布体を取り付ける軸体の先端部の形状を楕円球状の回転体に形成し、該楕円球状の軸体の先端部を覆う、ウレタン樹脂等の材料で形成された塗布体の形状を、楕円球状とした化粧料塗布具が記載されている。特許文献1に記載の化粧料塗布具によれば、塗布体の形状が楕円球状であるので、化粧料を目的に応じた塗布量で塗布することができる。
また、特許文献2には、ウレタン樹脂等の材料で形成された塗布体の先端の端縁部を、直線状に形成した化粧料塗布具が記載されている。特許文献2に記載の化粧料塗布具によれば、塗布体の先端の端縁部が直線状であるので、瞼、目頭等に細かく化粧料を塗布することができる。
特開2010-46299号公報 特開2011-143137号公報
しかし、特許文献1,2で記載されている化粧塗布具は、アイシャドウの複数色を数回に分けて瞼の上に塗布し、アイメイクを完成させる用具であるので、多くの女性は、アイシャドウがうまく塗れない、色のグラデーションがうまく出来ない、時間がかかる等の課題がある。また、近年、アイシャドウの正しい塗り方について非常に関心が高く、アイシャドウを簡単に自然なグラデーションに仕上げる為の改善が望まれている。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る化粧料塗布具に関する。
本発明は、把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体、該軸体における該把持部とは反対側の先端部分に該軸体を覆う塗布体とを備えており、前記塗布体は、変形可能な部材で構成されており、前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体で覆われた前記軸体が、該塗布体に対し、偏心した位置に配置されている化粧料塗布具を提供するものである。
本発明によれば、例えばアイシャドウの化粧料塗布具として用いると、一度の塗布で、瞼に塗布したアイシャドウを自然なグラデーションに仕上げることができる。また、本発明によれば、目頭側から目尻側に亘る瞼の大部分にアイシャドウ用の化粧料を一度で塗布することができる。その結果、化粧時間を短縮することができる。
図1は、本発明の1実施形態である化粧料塗布具の斜視図である。 図2は、図1に示す化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である。 図3は、図2に示すIII−III線断面図である。 図4は、図1に示す化粧料塗布具の使用状態の例を示す説明図である。 図5(a)〜(d)は、本発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図6(a)〜(b)は、本発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図7(a)〜(b)は、本発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図8(a)〜(e)は、本発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。 図9は、本発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図において、塗布体の最も幅広の部位にて幅方向に沿って断面視した際の断面図である(図3相当図)。 図10は、本発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図において、塗布体の最も幅広の部位にて幅方向に沿って断面視した際の断面図である(図3相当図)。 図11(a)は本発明の別の実施形態である化粧料塗布具の塗布部の斜視図であり、図11(b)は図11(a)に示す塗布部の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図において、塗布体の最も幅広の部位にて幅方向に沿って断面視した際の断面図である(図3相当図)。 図12(a)は本発明の更に別の実施形態である化粧料塗布具の塗布部の斜視図であり、図12(b)は図12(a)に示す塗布部の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図において、塗布体の最も幅広の部位にて幅方向に沿って断面視した際の断面図である(図3相当図)。 図13(a)〜(b)は、本発明のまた別の実施形態である化粧料塗布具の塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態での平面図である(図2相当図)。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の一実施形態である化粧料塗布具1の斜視図が示されている。図1に示すように、本実施形態の化粧料塗布具1(以下、単に「化粧料塗布具1」ともいう。)は、把持部2と塗布部3とを備えている。そして、塗布部3は、把持部2から延びる軸体4、軸体4における把持部2とは反対側の先端部分に軸体4を覆う塗布体5とを備えている。以下の説明においては、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、化粧料塗布具1の把持部2の延びる長手方向をX方向、長手方向(X方向)に直交する幅方向をY方向として説明する。また、図2に示す長手方向(X方向)及び幅方向(Y方向)からなる面方向に直交する方向である化粧料塗布具1の厚み方向を、図3に示すように、Z方向として説明する。また、図1〜図2に示すように、長手方向(X方向)については、化粧料塗布具1の塗布体5側を上側或いは先端側として説明し、把持部11側を下側として説明する。尚、化粧料塗布具1においては、化粧料塗布具1の把持部2の延びる長手方向(X方向)と塗布体5の長手方向とは同じ方向であり、塗布体5の長手方向に直交する幅方向と化粧料塗布具1の幅方向(Y方向)とは同じ方向である。
把持部2は、化粧料を塗布する際に直接指で持つ部材であり、その上端側に塗布部3を有している。把持部2の下端側には、化粧料塗布具1においては、何ら設けられていないが、例えば、化粧の際に用いる化粧用ブラシ等を設けてもよく、別の塗布部3をもう一個設けてもよい。把持部2は、指で持つことができる形状であれば任意の形状でよく、化粧料塗布具1においては、図1に示すように、Z方向に厚みのある長手方向(X方向)に細長い直方体形状に形成されている。把持部2は、プラスチック、或いは金属からなる。把持部2は、その上端において塗布部3の軸体4と連結している。把持部2と軸体4とは、同一材料から一体的に形成されていてもよく、或いは予め製造された2つの部材を公知の手段によって固定させて構成されていてもよい。
塗布部3の軸体4は、図1,図2に示すように、把持部2の上端(先端)に形成されており、把持部2から長手方向(X方向)に延びている。軸体4は、プラスチック、或いは金属から形成されており、化粧料の塗布操作時に塗布部3に加わる外力によって撓む点からプラスチック材料の成型によって形成されているものが好ましい。軸体4の材料としては、溶融成型可能な材料を特に制限なく用いることができる。たとえば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン等のポリアミド樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール等を用いることができる。また、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー等の熱可塑性エラストマーを用いることができる。
軸体4の断面形状は、円形、楕円、四角形等特に制限なく用いることができ、Z方向の厚みが、把持部2の厚みよりも薄い形状が好ましい。その場合の軸体4は、その厚み(Z方向)が、0.2mm以上3mm以下であることが好ましく、また、軸体4は、その幅(Y方向)が1mm以上10mm以下であることが好ましい。なかでも、軸体4の幅が、厚みよりも長い、板状の断面形状が好ましい。
また、軸体4の先端部分(上端側部分)には、軸体4を覆う塗布体5が設けられている。従って、軸体4は、塗布体5で覆われた軸体の部分41と、塗布体5で覆われていない部分42とを有している。
塗布体5は、図1,図2に示すように、軸体4の部分41を覆っており、接着剤等の公知の手段によって固定されている。塗布体5は、変形可能な部材で構成されており、化粧料の塗布操作時に塗布部3に加わる外力によって変形可能になっている。この目的のために、塗布体5は、中実体、中空体、或いは多孔質体で形成されていることが好ましい。ここで、中実体としては、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、又はシリコーン等の熱可塑性エラストマー等が挙げられる。また、多孔質体としては、抽出法、化学処理法、発泡法などによって製造されるものが挙げられ、材質としては、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン,EVA、ラテックス、シリコーン、シリコーンエラストマー等が挙げられる。なかでも、弾性変形可能な弾性材が好ましい。また、多孔質体としては、抽出法、発泡法等で製造されるものが好ましく、気泡形状としては、閉塞気泡、半閉塞気泡を含むものである。また、中空体としては、前述した中実体又は多孔質体を形成する材質を用いて、袋状に形成したものを用いて、軸体4の部分41と塗布体5との間に空間を設けたもの等が挙げられる。
化粧料塗布具1は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5で覆われた軸体4、即ち軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。具体的には、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の最も幅広の部位(幅方向(Y方向)の長さが最も長い部位)の中心P(該最も長い部位の半分の位置)を通る塗布体5の長手方向(X方向)に延びる仮想塗布体中心線ILに対し、塗布体5で覆われた軸体4の中心、即ち軸体の部分41の中心がずれて形成されている。ここで、塗布体5で覆われた軸体の部分41の中心が仮想塗布体中心線ILに対してずれているとは、(i)該軸体の部分41の全体において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている形態のみならず、(ii)該軸体の部分41の大部分において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている形態も含む意味である。該(ii)の形態における前記大部分とは、塗布体5で覆われた軸体の部分41の全道のりに対する、軸体4の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている部分の道のりの割合が20%程度以上であることを意味する。
本実施形態の化粧料塗布具1は、上記(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。具体的には、図2に示すように、化粧料塗布具1の塗布体5で覆われた軸体の部分41は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に延在する部分を有しており、該延在する部分の幅中心の位置は仮想塗布体中心線ILと一致している。また、塗布体5で覆われた軸体の部分41は、前記延在する部分から更に延びる、図2にて二点鎖線で示す幅中心の位置を備える部分を有しており、該二点鎖線で示す部分は、仮想塗布体中心線ILに対してずれている。本実施形態の化粧料塗布具1においては、塗布体5で覆われた軸体の部分41の全道のりに対する、前記二点鎖線で示す部分の道のりの割合が80%程度である。
塗布体5で覆われた軸体の部分41について、更に詳述すると、その一部が屈曲又は湾曲している。好適には、図2に示すように、該軸体の部分41は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に延在し、そして、塗布体5の長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2の内の一方の側縁5s1に向かって屈曲したのち該一側縁5s1に向かって延在している。更に、該軸体の部分41は、塗布体5の長手方向(X方向)の上端縁5e1に向かって屈曲したのち側縁5s1に沿って上端縁5e1近傍まで延在している。前述した図2にて二点鎖線で示した幅中心の位置を備える部分は、塗布体5で覆われた軸体の部分41における、塗布体5で覆われていない部分42から平行に延在する部分(仮想塗布体中心線ILと一致する部分)を経て塗布体5の側縁5s1に向かって屈曲した位置から塗布体5の上端縁5e1近傍まで延在した部分である。
塗布体5の形状について詳述すると、塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1,5s2と、長手方向(X方向)の上端縁5e1と、長手方向(X方向)の下端縁5e2とを有している。化粧料塗布具1においては、両側縁5s1,5s2の内、塗布体5で覆われた軸体の部分41に近い側の一側縁5s1の長さが、他側縁5s2の長さよりも長くなっている。従って、塗布体5は、仮想塗布体中心線ILに対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっている。そして、一側縁5s1は、長手方向(X方向)に平行に延びる一直線の形状に形成されている。他側縁5s2は、仮想塗布体中心線ILに対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1においては、一側縁5s1の長さが他側縁5s2の長さよりも長い台形形状に形成されている。
塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、上端縁5e1の端部と一側縁5s1の上端部とが繋がって形成される第1角部51、上端縁5e1の端部と他側縁5s2の上端部とが繋がって形成される第2角部52、下端縁5e2の端部と他側縁5s2の下端部とが繋がって形成される第3角部53、及び、下端縁5e2の端部と一側縁5s1の下端部とが繋がって形成される第4角部54とを有している。そして、化粧料塗布具1においては、第2角部52の外方に凸の曲線の湾曲が最も緩やかになっており、第1角部51の外方に凸の曲線の湾曲が最も急になっている。このように形成されていると、瞼に塗布する際、図4の一点鎖線で示した仮想の化粧料塗布具1の位置のように目頭側に当てたときに、第1角部51が瞼の縁の目頭側の端に当たり、かつ第2角部52の湾曲が瞼の形に沿うように当たるので、塗り始めの際に、瞼の形に沿って化粧料を塗布することができ、瞼に当てたまま目頭側を起点として、目尻側へ向かって塗布部3を移動させることで、瞼の形に沿った範囲全体に1回で塗布することができる。このような効果を一層奏する観点から、第1角部51の曲率半径は、0.3mm以上2mm以下であることが好ましい。第2角部52の曲率半径は、2mm以上10mm以下であることが好ましい。第3角部53の曲率半径は、1mm以上8mm以下であることが好ましい。そして、第4角部54の曲率半径は、0.3mm以上3mm以下であることが好ましい。
塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5における長手方向(X方向)の長さが最も長い部位の長さ(L)は、8mm以上30mm以下であることが好ましい。また、塗布体5における幅方向(Y方向)の長さが最も広い幅広の部位の全幅(W)は、3mm以上20mm以下であることが好ましい。
塗布体5は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5における長手方向(X方向)に沿う両側縁5s1の内の一側縁5s1と、塗布体5における長手方向(X方向)先端側の端縁5e1とのなす角度αは、化粧料塗布具1、例えば、アイシャドウを塗布するのに使用する場合に、瞼の目頭側から目尻側に亘って前頭骨の眼球側の骨に沿って塗布体5を当てて操作することができる点、さらに、目頭側から目尻側へ向かって塗布部3を移動させた際、目尻側では塗布部3を徐々に浮かせるようにして、例えば筆を払うようにして塗布した時に、第1角部51が一番最後まで肌から離れずに残るので、目の周囲を強調させる化粧をする際に、目の縁から繋がるラインを目尻からはみ出すように化粧料を塗布することが可能になり、効果的なアイメイクを施すことができる観点から、85°以下であることが好ましく、75°以下であることがより好ましい。尚、角度αの下限値としては、同様の観点から、30°以上であることが好ましい。
化粧料塗布具1は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の最も幅広の部位において、その幅広の部位の全幅(W)の半分の値(W/2)に対する、該幅広の部位の中心(半分の位置)Pと軸体の部分41の中心の位置(幅中心の位置P2)との間隔(d)の比(d/(W/2))が、化粧料塗布具1を用いて、例えば、金皿などにプレス成型させた化粧料の表面に塗布体を滑らせて、化粧料を塗布体に付着させて取る際、軸体の部分41と塗布体5の距離が離れるにつれて押圧が低下し、塗布体5への化粧料の取れ量が減少する。さらに、化粧する際も、軸体の部分41と塗布体5の距離が離れるにつれて、押圧が低下し、塗布体5から瞼へ移行する化粧料の塗り量が低下するので、目の際から上に向って化粧料を暈すことができ、自然なグラデーションのあるメイクが実現できる点から、0.1以上0.95以下であることが好ましく、0.5以上0.8以下であることが更に好ましい。尚、塗布体5の最も幅広の部位まで、軸体4が延在していない場合には、該軸体4の先端部からX方向に延長させた状態を仮想して判断する。
化粧料塗布具1は、図2に示すように、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5における長手方向(X方向)の長さが最も長い部位の長さ(L)に対する、塗布体5の最も幅広の部位の半分の位置Pからずれている軸体の部分41(本実施形態においては軸体の部分41の二点鎖線で示した部分)の全道のりの長さ(L1)の比(L1/L)が、塗布部の適度なコシとしなりを与える点から、0.2以上1.5以下であることが好ましく、0.5以上1.0以下がより好ましい。
化粧料塗布具1は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の該投影面積を塗布体面積(At)とし、塗布体5で覆われた軸体の部分41に対応する部分の面積を軸体面積(Aj)とし、塗布体5における軸体4が存在しない部分に対応する面積を軸体非存在面積(At−Aj)とした場合、塗布体面積(At)に対する軸体非存在面積(At−Aj)の比((At−Aj)/At)が、0.3以上0.95以下であることが好ましく、0.4以上0.9以下であることがより好ましく、0.5以上0.9以下であることがさらに好ましい。前記比((At−Aj)/At)が、このような範囲内にあると、化粧料の表面に塗布体5を滑らせ、化粧料を塗布体5に付着させて取る際に、軸体の部分41から塗布体5の距離が離れるに連れて押圧が低下し易く、軸体の部分41から塗布体5の距離が離れるに連れて化粧料の取れる量が減少していき易い。さらに、化粧する際に、軸体の部分41から塗布体5の距離が離れるに連れて押圧が低下し易く、塗布体5から瞼に移行する化粧料の塗り量が低下していき易い。従って、前記範囲内にある化粧料塗布具1を使用すれば、例えば、目の際から上方に向かって化粧料を暈すことができ、自然なグラデーションのあるメイクが実現できる。
また、化粧料塗布具1は、塗布体5が長手方向(X方向)に長い扁平形状からなり、塗布体5の最も幅広の部位にて、図3に示すように、幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布体の最も厚みの厚い(広い)部位の半分の厚さ位置P3を通る塗布体5の幅方向(Y方向)に延びる第2仮想塗布体中心線IL2に対し、軸体の部分41が厚み方向(Z方向)にずれていない。
また、化粧料塗布具1の扁平形状の塗布体5は、図1に示すように、両塗布面5f,5fが、略平面な形状となっている。ここ言う略平面とは、フラットな状態であれば良く、細かな波形状や凹凸があっても良い。そして、図3に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視して、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、軸体の部分41に近い側の一側縁5s1から他側縁5s2に向かって、漸次広くなっている。即ち、一側縁5s1側の塗布体5の厚みが、他側縁5s2側の塗布体5の厚みよりも薄くなっている。一方の塗布面5fを構成する対向辺と他方の塗布面5fを構成する対向辺とのなす角βは(図3参照)、0°以上45°以下であることが好ましく、5°以上30°以下であることがより好ましく、15°以上25°以下であることが更に好ましい。
塗布体5は、図3に示すように、塗布体5の最も幅広の部位にて幅方向(Y方向)に沿って断面視して、他側縁5s2を横切って厚み方向(Z方向)に延びる他側縁5s2側の輪郭端縁の両端部と両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺の両端部とが滑らかに連なっており、一側縁5s1を横切って厚み方向(Z方向)に延びる一側縁5s1側の輪郭端縁の両端部と両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺の両端部とが滑らかに連なって形成されている。塗布体5は、図3に示すように、他側縁5s2側の輪郭端縁の端部と塗布面5fを構成する辺の端部とが繋がって形成される第5角部55と、一側縁5s1側の輪郭端縁の端部と塗布面5fを構成する辺の端部とが繋がって形成される第6角部56とを有している。そして、化粧料塗布具1においては、第5角部55の外方に凸の曲線の湾曲が、第6角部56の外方に凸の曲線の湾曲に比べて、緩やかになっている。このように形成されていると、塗布面5fから第5角部55の曲線の湾曲にかけてグラデーションの効果が得られるので、化粧料を塗布したところから化粧料を塗布していないところにかけて徐々に化粧料が消失することで、暈し効果がより強調されると共に、塗布面5fから第6角部56にかけては、化粧料を塗布した目の際の近傍まで、はっきりと濃く化粧料を塗布することができるので、例えばまぶたの目の縁の部分へアイラインを、アイシャドウと同時に施すことができる。このような効果を一層奏する観点から、第5角部55の曲率半径は、2mm以上5mm以下であることが好ましく、第6角部56の曲率半径は、0.1mm以上3mm以下であることが好ましい。尚、第5角部55の曲率半径は、第6角部56の曲率半径より大きい。
本実施形態の化粧料塗布具1は、例えば、ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容する化粧用コンパクトケースに収容されて使用される。具体的には、化粧用コンパクトケースにおいて、前記化粧料を収容する化粧料収容部に隣接する塗布具収容部に収容されて、化粧用コンパクトケースとセットで使用される。
上述した本発明の実施形態の化粧料塗布具1を備える化粧用コンパクトケースを使用した際の作用効果について説明する。
上述した構成を有する化粧料塗布具1を取り出し、次に、化粧料収容部に収容された例えばアイシャドウのパレット上に化粧料塗布具1の塗布体5を滑らせ、塗布体5の塗布面5f上にアイシャドウを担持させる。ここで、化粧料塗布具1は、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5で覆われた軸体の部分41が仮想塗布体中心線ILに対してずれて配されている。その為、化粧料塗布具1の塗布体5をパレット上で滑らせると、軸体の部分41が配された一側縁5s1側の方が、他側縁5s2側に比べて力が加わり易く、一側縁5s1側の方がアイシャドウをより多く担持させることができ、塗布面5fに担持させたアイシャドウに濃淡ができるようになる。従って、図4に示すように、片方の瞼を閉じた状態で、化粧料塗布具1の塗布体5を瞼の目頭から目尻に移動させて瞼にアイシャドウを塗布すると、一度の塗布で、瞼に塗布したアイシャドウを自然なグラデーションに仕上げることができる。
また、アイシャドウを担持した塗布体5を有する化粧料塗布具1は、図4に示すように、瞼の目頭に配した後、目尻に向かって移動させると、軸体の部分41が配された一側縁5s1側の方が、他側縁5s2側に比べて力が加わり易く、目頭側から目尻側に亘る瞼の大部分にアイシャドウを一度で塗布することができる。その結果、化粧時間を短縮することができる。特に、図1に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、一側縁5s1側の方が他側縁5s2側に比べて厚みが薄いので、更に力が加わり易く、上記効果を奏することができる。
また、化粧料塗布具1は、図1に示すように、塗布体5の塗布面5fが略平面な形状となっている。その為、図4に示すように、化粧料塗布具1を使用すると、塗布体5の塗布面5fの瞼への密着性が向上する。また、軸体の部分41が配された一側縁5s1側の方が、他側縁5s2側に比べて力が加わり易く、目の際のカラーを強調させると同時に、瞼に塗布したアイシャドウにグラデーションが出易くなる。
また、化粧料塗布具1は、図3に示すように断面視して、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、軸体の部分41に近い側の一側縁5s1から他側縁5s2に向かって、漸次広くなっている。その為、瞼に塗布したアイシャドウにグラデーションが更に出易くなる。また、塗布体の縁5s1近傍において、軸体41との距離が極めて近くなり、しかも、塗布体5の両塗布面5f,5fを幅が狭くなっているので、視界を遮ることなく、かつ、まつ毛と接触することなく、まつ毛の生え際近くの場所に化粧料を塗布する
ことができる。
また、化粧料塗布具1の塗布体5は、図2に示すように、塗布体5で覆われた軸体の部分41に近い側の一側縁5s1の長さが、他側縁5s2の長さよりも長くなっている。即ち、塗布体5は、仮想塗布体中心線ILに対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっている。その為、瞼の形に沿わせて、自然で効果的なアイシャドウメイクを1回で簡単に塗布することができる。そして、塗布体5は、図2に示すように、一側縁5s1が一直線状に形成されている。この直線領域は、一側縁5s1の内、半分以上の長さを占めるのが好ましい。その為、図4に示すように、化粧料塗布具1を使用すると、一側縁5s1を目の際に沿って動かし易く、目の際のアイラインを塗布し易くなる。
本発明の化粧料塗布具は、上述した本実施形態の化粧料塗布具1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、図5〜図8及び図13には、他の実施態様の化粧料塗布具1の例が示されている。図5〜図8及び図13に示す実施形態の化粧料塗布具1については、上述した実施形態の化粧料塗布具1と異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した実施形態の化粧料塗布具1に関する説明が適宜適用される。また、図5〜図8及び図13に示す実施形態の化粧料塗布具1の効果については、上述した実施形態の化粧料塗布具1の効果と異なる点について説明し、特に説明しない点は、上述した実施形態の化粧料塗布具1の効果と同様である。
図5(a)〜図5(d)には、図2に示す化粧料塗布具1に比べて、塗布体5で覆われた軸体4の部分41の配置位置が異なる化粧料塗布具1が記載されている。尚、図5(a)〜図5(d)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状は、図2に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状と同様である。
図5(a)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に直線状に延在している。従って、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、上述した(i)の形態の如く、該軸体の部分41の全体において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。このように、図5(a)に示す化粧料塗布具1は、仮想塗布体中心線ILを境界として、片方(一側縁5s1側)の塗布体5の領域に、塗布体5で覆われた軸体の部分41が全て配されている。このような形態であると、塗布部3に力を加える部分と把持部2が一直線上にあるので、押し当てる力の加減がし易い。尚、図5(a)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に直線状に延在しているが、図5(b)に示すように、塗布体5で覆われていない部分42が、一側縁5s1側に湾曲し、該湾曲した前記覆われていない部分42の先端部から一側縁5s1に沿って直線状に延在していてもよい。図5(b)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5の長手方向(X方向)と化粧料塗布具1の把持部2の延びる長手方向(X方向)とが交差している。このように、塗布体5で覆われていない部分42が湾曲していると、化粧料塗布具1の使用時の持ち易さが向上する。このような効果を一層奏する観点から、図5(b)に示す化粧料塗布具1においては、塗布体5で覆われた軸体の部分41と把持部2とのなす角度が、10°以上60°以下であることが好ましい。
図5(c)に示す化粧料塗布具1は、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、塗布体5で覆われた軸体の部分41は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に延在する部分を有しており、該延在する部分の幅中心の位置は仮想塗布体中心線ILと一致している。しかし、図2に示す化粧料塗布具1と異なり、該軸体の部分41が、前記延在する部分の先端部から、塗布体5の厚みが厚い他側縁5s2側に向かって屈曲したのち、下端縁5e2、他側縁5s2、及び上端縁5e1に沿って湾曲しながら延在している。そして、該軸体の部分41は、仮想塗布体中心線ILを横切って、先端部が一側縁5s1近傍まで延在している。このように、図5(c)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5で覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に延在する部分を有し、更に、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。また、図5(c)に示す化粧料塗布具1は、他側縁5s2側に向かって屈曲した軸体4を有しているので、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視すると、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、軸体の部分41に近い側の他側縁5s2から一側縁5s1に向かって、漸次狭くなっている。このように形成された図5(c)に示す塗布体5を有する化粧料塗布具1を、図4に示すように、瞼の目頭に配した後、目尻に向かって移動させると、軸体の部分41が配された厚みの厚い他側縁5s2側の方が、厚みの薄い一側縁5s1側に比べて力が加わり易く、瞼に塗布したアイシャドウにグラデーションが出易くなる。
塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5の厚みが厚い他側縁5s2側に配されている例としては、図5(c)に示す化粧料塗布具1以外に、図5(d)に示す化粧料塗布具1の形態であってもよい。図5(d)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、他側縁5s2側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から他側縁5s2及び上端縁5e1に沿って延在し、そして、該軸体の部分41は、仮想塗布体中心線ILを横切る位置まで湾曲しながら延在している。このように、図5(d)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
次に、図6(a)〜図6(b)には、図2に示す化粧料塗布具1に比べて、軸体4の幅(Y方向の長さ)が変化している化粧料塗布具1が記載されている。尚、図6(a)〜図6(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状は、図2に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状と同様である。
図6(a)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に延在しているが、上端縁5e1に向かって、軸体4の幅が漸次狭くなっている。このように、図6(a)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41の幅中心の位置が全体において仮想塗布体中心線ILに対してずれており、上述した(i)の形態に該当する。尚、図6(a)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、上端縁5e1に向かって、軸体4の幅が漸次狭くなっているが、図6(b)に示す化粧料塗布具1の前記軸体の部分41のように、段階的に幅が狭くなっていてもよい。図6(a)及び図6(b)に示すように、塗布体5で覆われた軸体の部分41の幅が狭くなっていると、目の際から上に向って暈す効果に加え、塗布体5の上部に向って、暈す効果が得られるので、目頭側、目尻側に自然なグラデーションのあるメイクが実現できる。
次に、図7(a)〜図7(b)には、塗布体5の形状が、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっている、図2に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状とは別の化粧料塗布具1が記載されている。
図7(a)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5の厚みが厚い一側縁5s1の長さが、厚みの薄い他側縁5s2の長さよりも長くなっている。一側縁5s1は、長手方向(X方向)に平行に延びる一直線の形状に形成されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)中央領域に位置する領域に他側縁5s2が配されている。他側縁5s2は、一側縁5s1の長手方向(X方向)中央の位置が最も幅広となるように、仮想塗布体中心線ILに対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。図7(a)に示す化粧料塗布具1においては、第2角部52及び第3角部53の曲率半径が同じで曲線の湾曲が最も緩やかになっており、第1角部51及び第4角部54の曲率半径が同じで曲線の湾曲が最も急になっている。このように形成されていると、瞼の目頭側から目尻側に亘って前頭骨の眼球側の骨に沿って塗布体5を当てて操作することができるので、だれもが間違いなく自然なグラデーションのあるメイクが実現できる。このような効果を一層奏する観点から、第1角部51及び第4角部54の曲率半径は、0.2mm以上3mm以下であることが好ましい。第2角部52及び第3角部53の曲率半径は、2mm以上10mm以下であることが好ましい。尚、第1角部51及び第4角部54の曲率半径は、第2角部52及び第3角部53の曲率半径より小さい。また、図7(a)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に直線状に延在している。従って、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、上述した(i)の形態の如く、該軸体の部分41の全体において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている。
一側縁5s1の長手方向(X方向)中央の位置が最も幅広となるように、他側縁5s2が外方に凸状となる曲線形状に形成された塗布体5を有する例としては、図7(a)に示す化粧料塗布具1以外に、図7(b)に示す化粧料塗布具1の形態であってもよい。図7(b)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、該部分42から長手方向(X方向)に平行に延在し、該延在する部分の先端部から、塗布体5の厚みが厚い他側縁5s2側に向かって屈曲したのち、下端縁5e2、他側縁5s2、及び上端縁5e1に沿って湾曲しながら延在している。そして、該軸体の部分41は、仮想塗布体中心線ILを横切って、先端部が一側縁5s1近傍まで延在している。このように、図7(b)に示す化粧料塗布具1は、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。また、図7(b)に示す化粧料塗布具1は、他側縁5s2側に向かって屈曲した軸体4を有しているので、塗布体5の最も幅広の部位にて、幅方向(Y方向)に沿って断面視すると、塗布体5の両塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺どうしの間隔が、軸体の部分41に近い側の他側縁5s2から一側縁5s1に向かって、漸次狭くなっている。
次に、図8(a)〜図8(e)には、塗布体5の形状が、仮想塗布体中心線ILに対して一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な形状となっている化粧料塗布具1が記載されている。また、塗布体5は、両塗布面5f,5fが略平面で、両塗布面5f,5f間の間隔が一定となった扁平形状となっている。
図8(a)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5の両側縁5s1,5s2の長さが同じ長さになっている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、一側縁5s1及び他側縁5s2は、それぞれ、仮想塗布体中心線ILに対して外方に凸状となる曲線形状に形成されている。また、上端縁5e1の左右両端部は、一側縁5s1の上端部及び他側縁5s2の上端部と滑らかに連なっている。また、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、塗布体5は、化粧料塗布具1においては、塗布体5が、仮想塗布体中心線ILに対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な卵形状となっている。図8(a)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、第1角部51、第2角部52、第3角部53、及び第4角部54以外に、上端縁5e1がX方向外方に凸に湾曲する第7角部57を有している。そして、図8(a)に示す化粧料塗布具1においては、第1角部51及び第2角部52の曲率半径が同じで曲線の湾曲が最も緩やかになっており、第7角部57の曲線の湾曲が最も急になっている。尚、第3角部53及び第4角部54の曲率半径は同じである。このように仮想塗布体中心線ILに対して対称に形成されていると、右瞼でも、左瞼でも、使う塗布面が限定されないので、塗布面5fの両面を使い、それぞれグラデーション効果を上下反転して使うことができるので、異なる化粧効果を施すことができる。このような効果を一層奏する観点から、第1角部51及び第2角部52の曲率半径は、2mm以上20mm以下であることが好ましい。第3角部53及び第4角部54の曲率半径は、0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。そして、第7角部57の曲率半径は、0.3mm以上10mm以下であることが好ましい。
図8(a)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、前記覆われていない部分42から長手方向(X方向)に平行に直線状に延在している。従って、図8(a)に示す化粧料塗布具1は、該軸体の部分41の全体において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている上述した(i)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで対称な卵形状に形成された塗布体5を有する例としては、図8(a)に示す化粧料塗布具1以外に、図8(b)〜図8(e)に示す化粧料塗布具1の形態であってもよい。
図8(b)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、該部分42から長手方向(X方向)に平行に延在し、該延在する部分の先端部から、一側縁5s1側に向かって屈曲したのち、一側縁5s1に沿って湾曲しながら延在している。そして、該軸体の部分41は、仮想塗布体中心線ILに至る手前まで延在している。このように、図8(b)に示す化粧料塗布具1は、該軸体の部分41の全体において、該軸体の部分41の幅中心の位置が仮想塗布体中心線ILに対してずれている上述した(i)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
図8(c)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、該部分42から長手方向(X方向)に平行に延在し、該延在する部分の先端部から、一側縁5s1側に向かって屈曲したのち、一側縁5s1及び上端縁5e1に沿って湾曲しながら延在している。そして、該軸体の部分41は、仮想塗布体中心線ILを横切って、先端部が他側縁5s2まで延在している。このように、図8(c)に示す化粧料塗布具1は、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
図8(d)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、一側縁5s1側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、該部分42から長手方向(X方向)に平行に半分の位置P近傍まで延在し、該延在する部分の先端部から、第2角部52に向かって屈曲して直線状に延在している。このように、図8(d)に示す化粧料塗布具1は、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
図8(e)に示す化粧料塗布具1は、軸体4における塗布体5で覆われていない部分42が、仮想塗布体中心線ILに対して、他側縁5s2側にずれており、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、該部分42から長手方向(X方向)に平行に延在し、該延在する部分の先端部から、他側縁5s2側に向かって屈曲したのち、他側縁5s2に沿って、塗布体5の長手方向(X方向)の中央の位置近傍まで、延在している。そして、該軸体の部分41は、一側縁5s1側に向かって屈曲したのち、仮想塗布体中心線ILを横切る位置まで延在している。そして、該軸体の部分41は、第7角部57に向かって屈曲したのち、仮想塗布体中心線ILに沿って第7角部57近傍の位置まで延在している。このように、図8(e)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、仮想塗布体中心線ILを横切る部分を有するので、図2に示す化粧料塗布具1と同様に、上述した(ii)の形態であり、塗布体5で覆われた軸体の部分41が、塗布体5に対し、偏心した位置に配置されている。
更に異なる実施形態について説明すると、上述した実施形態の化粧料塗布具1は、図1に示すように、両塗布面5f,5fが略平面な形状となっており、一側縁5s1側の厚みが薄くなっていたが、図9に示す化粧料塗布具1の塗布体5のように、塗布体の最も厚みの広い部位の半分の位置P3を通る第2仮想塗布体中心線IL2に対し、塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺それぞれが、厚み方向(Z方向)外方に凸の曲線形状となっており、幅方向(Y方向)中央部で厚みが最も厚く、一側縁5s1側及び他側縁5s2側の厚みが同じ厚みとなっていてもよい。また、図9に示すように、厚み方向(Z方向)外方に凸の程度が、塗布面5f,5fを構成する一対の対向辺それぞれで異なっていてもよい。その際、一方の塗布面5fを構成する対向辺の曲率半径は、10mm以上80mm以下であることが好ましく、他方の塗布面5fを構成する対向辺の曲率半径は、2mm以上50mm以下であることが好ましい。尚、一方の塗布面5fが略平面で、他方の塗布面5fが湾曲形状であってもよい。
また、上述した実施形態の化粧料塗布具1は、図3に示すように、第2仮想塗布体中心線IL2に対し、塗布体5で覆われた軸体の部分41がずれていないが、図9に示す化粧料塗布具1の塗布体5のように、第2仮想塗布体中心線IL2に対し、塗布体5で覆われた軸体の部分41がずれていてもよい。具体的には、図9に示す化粧料塗布具1においては、曲率半径の大きく、湾曲が緩やかな塗布面5fを構成する対向辺側に前記軸体の部分41がずれている。このように形成された図9に示す塗布体5を有する化粧料塗布具1を、図4に示すように、瞼の目頭に配した後、目尻に向かって移動させると、一方の塗布面5fで瞼に塗布した場合と、他方の塗布面5fで瞼に塗布した場合とで、アイシャドウのグラデーションの程度が異なるようになるので、一方の塗布面5fと他方の塗布面5fとで、異なるグラデーションの効果を使い分けることができる。
また、図3に示す化粧料塗布具1及び図4に示す化粧料塗布具1は、塗布体5で覆われた長手方向(X方向)に延びる軸体の部分41の断面長辺が、幅方向(Y方向)に平行に配されているが、図10に示すように、幅方向(Y方向)に対して前記軸体の部分41の断面長辺を回転させ傾かせて配置してよい。このように傾かせて配置すると、アイシャドウを担持した塗布体5で塗布する際に、肌表面と塗布体5の塗布面5fとを平行になるように当てるだけで、軸体4の押し圧を変更でき、濃く塗れる部分の中に更にグラデーション効果を醸し出すことができる。また、幅方向(Y方向)に対して前記軸体の部分41の断面長辺を傾かせて配置するとともに、該軸体の部分41の断面長辺と把持部2の断面長辺とを平行に一致させて長手方向(X方向)に延在させ、把持部2を傾かせて配置すると、把持部2を把持する際、手の平が頬から離れるようになすので、把持し易く、塗布し易くなる。更に、肌表面と塗布体5の軸体の部分41の断面長辺と平行になるように塗布しようとすれば、塗布体5は肌表面に傾斜して当たるようになるので、軸体4の押し圧の分布が変化し易く、異なるグラデーション効果を得ることができる。このような効果を一層奏する観点から、幅方向(Y方向)と前記軸体の部分41の断面長辺とのなす角度γ(図10参照)が、−60°以上+60°以下であることが好ましく、−45°以上+45°以下であることが更に好ましい。
また、上述した実施形態の化粧料塗布具1は、図1に示すように、両塗布面5f,5f全体が略平面な形状となっているが、図11,図12に示す化粧料塗布具1の塗布体5のように、略平面な両塗布面5f,5fの一部に厚み方向(Z方向)外方に凸の突起部分58が長手方向(X方向)に延在する形状であってもよい。具体的には、図11(a),図11(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の各塗布面5fには、厚み方向(Z方向)外方に凸に湾曲する突起部分58が第1角部51から第4角部54に亘って一側縁5s1に沿って帯状に設けられており、突起部分58以外の部分が略平面な形状となっている。なお、図11(a),図11(b)に示す突起部分58は、そのY方向の長さが、軸体の部分41の断面長辺の長さと略同じであるが、求める化粧効果に応じて適宜長さを設定しても良い。Z方向の長さは、略平面な塗布面から0.1〜3mm程度であり、図11(a),図11(b)に示すような突起部分58が塗布面5fに設けられていると、略平面な塗布面5fの部分よりも突起部分58で強く、化粧料又は肌対向面に対して押し付けることができ、部分的に化粧料を多く担持させたり、部分的に強調して塗布させたりすることが可能となる。また、塗布面5fに配された突起部分58と略平面な塗布面5fとの境界が段差を付けてはっきりさせれば、濃く塗布して強調させることもできる。また、滑らかな突起部分58でグラデーション効果を醸し出し、自然な仕上がりにすることができる。また、図12(a),図12(b)に示す突起部分58は、そのY方向の長さが、0.3〜3mm程度であり、Z方向の長さは、略平面な塗布面から0.3〜3mm程度であり、第1角部51から第4角部54に亘って一側縁5s1に沿って設けられている。そして、図12(a),図12(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の各塗布面5fには、突起部分58と略平面な塗布面5fとの境界に、突起部分58と略平面な塗布面5fとを滑らかに繋ぐ、厚み方向(Z方向)内方に凹んだ凹部分59が長手方向(X方向)に延在するように形成されている。図12(a),図12(b)に示すような突起部分58及び凹部分59が塗布面5fに設けられていると、略平面な塗布面5fで瞼の表面に化粧料を塗布すると共に、凹部分59と突起部分58との境界部分で、まつ毛の生え際に化粧料を塗布することができる。このようにまつ毛の生え際にアイシャドウ、またはアイライナーを塗布することができれば、一層アイメイクの効果が向上する。
また、図13(a)〜図13(b)には、塗布体5の形状が、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっており、上端縁5e1に突起部6を有する、図2に示す化粧料塗布具1の塗布体5の形状とは別の化粧料塗布具1が記載されている。具体的には、図13(a)〜図13(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5の先端に、塗布体5の長手方向(X方向)に隆起する突起部6を有している。そして、塗布体5は、平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、突起部6における長手方向(X方向)に沿う両側縁6s1,6s2の内の少なくとも一方の他側縁6s2から連続して塗布体5の内方に向かって凹んだ凹み部7を有している。図13(a)〜図13(b)に示す化粧料塗布具1においては、両側縁6s1,6s2の内、塗布体5の一側縁5s1側の側縁を一側縁6s1として説明し、塗布体5の他側縁5s2側の側縁を他側縁6s2として説明する。
図13(a)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の上端縁5e1が、突起部6の輪郭と凹み部7の輪郭とが繋がる部分を有している。詳述すると、化粧料塗布具1の塗布体5は、図13(a)に示す塗布体5の状態を基準として、突起部6における長手方向(X方向)に沿う両側縁6s1,6s2の内の一方の他側縁6s2から連続して塗布体5の内方に向かって凹んだ凹み部7を有している。化粧料塗布具1の凹み部7は、塗布体5の内方に向かって切り込まれた切込み部である。化粧料塗布具1の切込み部は、長手方向(X方向)に平行に内方にシャープに切り込まれて形成されており、切込み部の底部が、長手方向(X方向)において、軸体4の先端よりも塗布体5の内方に配されている。
また、図13(a)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5の一側縁5s1が、長手方向(X方向)に平行に延びる一直線の形状に形成されており、塗布体5の他側縁5s2が、仮想塗布体中心線ILに対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されている。そして、突起部6が一側縁5s1側に配されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。そして、下端縁5e2の左右両端部は、一側縁5s1の下端部及び他側縁5s2の下端部と滑らかに連なっている。このように、化粧料塗布具1の塗布体5は、一側縁5s1の長さが他側縁5s2の長さよりも長く形成されている。従って、図13(a)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、仮想塗布体中心線ILに対し、一側縁5s1側と他側縁5s2側とで非対称な形状となっている。
上述した図13(a)に示す化粧料塗布具1は、塗布体5が突起部6の他側縁6s2から連続する凹み部7を有し、凹み部7が塗布体5の内方に向かって切り込まれた切込み部であるので、塗布体5の突起部6に柔軟性を付与することができる。従って、図13(a)に示す化粧料塗布具1を使用すれば、敏感な瞼上にアイシャドウを塗布する際に、違和感を更に与え難く、使用感が更に向上する。
図13(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、塗布体5の一側縁5s1が、仮想塗布体中心線ILに対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されており、塗布体5の他側縁5s2も、仮想塗布体中心線ILに対して幅方向(Y方向)外方に凸状となる曲線形状に形成されている。そして、突起部6が仮想塗布体中心線IL上に配されている。また、一側縁5s1の長手方向(X方向)の下端部の位置と、他側縁5s2の長手方向(X方向)の下端部の位置とは、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。このように、図13(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5は、一側縁5s1の長さと他側縁5s2の長さとが同じ長さに形成されている。
図13(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の上端縁5e1は、仮想塗布体中心線IL上に配された突起部6の頂部が、長手方向(X方向)において、最も外方に位置している。そして、塗布体5の上端縁5e1の端部と一側縁5s1の上端部とが繋がって形成される第1角部51、上端縁5e1の端部と他側縁5s2の上端部とが繋がって形成される第2角部52の位置が、長手方向(X方向)において、同じ位置に配されている。図13(b)に示す化粧料塗布具1の塗布体5の凹み部7は、突起部6における長手方向(X方向)に沿う両側縁6s1,6s2の内の一方の他側縁6s2から連続して塗布体5の一側縁5s1向かって内方に、仮想塗布体中心線ILに交差するまで延在している。
図13(b)に示すように、突起部6及び凹み部7が形成された化粧料塗布具1を用いれば、塗布体5の突起部6に柔軟性を付与することができる。従って、化粧料塗布具1を使用すれば、敏感な瞼上にアイシャドウを塗布する際に、違和感を更に与え難く、使用感が更に向上する。更に側縁6s1から上端縁5e1にかけての部分を使って塗布することで突起部6の頂部を使うよりも広い面積の微調整が、1つの化粧料塗布具1で実施することができる。
また、上述した実施形態の化粧料塗布具1の塗布体5は、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、図2,図5,図6,図7,図8,図13に示すように、X方向に長い形状を有しているが、塗布体5で覆われた軸体の部分41が塗布体5に対し偏心した位置に配置されていれば、Y方向に長い形状であってもよく、正方形状や真円形状であってもよい。
また、化粧料塗布具1の塗布体5の表面には、静電植毛により植毛が施されていてもよい。植毛される繊維の材質としては、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなる合成樹脂繊維、レーヨン等の半合成繊維、或いは動物の毛などの天然繊維を用いることができる。植毛される繊維の密度は、好ましくは1本/mm以上10000本/mm以下、より好ましくは30本/mm以上5000本/mm以下である。
上述した実施形態の化粧料塗布具1の使用状態の説明は、化粧料としてアイシャドウを用いた場合についてのものであったが、本発明の化粧料塗布具を用いた塗布の対象となる化粧料は、アイシャドウに限られるものではない。塗布の対象となる化粧料としては、アイライナー、アイブロウ、チーク、ファンデーション、コンシーラー等が挙げられる。また、塗布の対象部位は、瞼に限られるものではなく、塗布の対象となる化粧料に応じて、様々な部位に用いることができる。
上述した実施形態に関し、さらに以下の化粧料塗布具を開示する。
<1>
把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体、該軸体における該把持部とは反対側の先端部分に該軸体を覆う塗布体とを備えており、
前記塗布体は、変形可能な部材で構成されており、
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体で覆われた前記軸体が、該塗布体に対し、偏心した位置に配置されている化粧料塗布具。
<2>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体の長手方向に直交する幅方向の最も幅広の部位の中心を通る前記塗布体の長手方向に延びている仮想塗布体中心線に対し、該塗布体で覆われた前記軸体の中心がずれている前記<1>に記載の化粧料塗布具。
<3>
前記塗布体の最も幅広の部位において、その幅広の部位の全幅(W)の半分の値(W/2)に対する、該幅広の部位の中心と前記軸体の中心の位置との間隔(d)の比(d/(W/2))が、0.1以上0.95以下、好ましくは、0.5以上0.8以下である前記<1>又は<2>に記載の化粧料塗布具。
<4>
前記塗布体における前記塗布体の長手方向の長さが最も長い部位の長さ(L)に対する、該塗布体の最も幅広の部位の半分の位置からずれている前記軸体の部分の全道のりの長さ(L1)の比(L1/L)が、0.2以上1.5以下、好ましくは0.5以上1.0以下である前記<1>〜<3>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<5>
前記仮想塗布体中心線を境界として、
片方の塗布体の領域に、該塗布体で覆われた前記軸体の部分が全て配されている前記<1>〜<4>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<6>
前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
前記塗布体の最も厚みの厚い部位の半分の厚さ位置を通る前記塗布体の幅方向に延びる第2仮想塗布体中心線に対し、前記軸体の部分がずれている前記<1>〜<5>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<7>
前記塗布体の塗布面が、略平面な形状である前記<1>〜<6>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<8>
前記塗布体の両塗布面が、略平面な形状であり、
前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
前記塗布体の両塗布面を構成する一対の対向辺どうしの間隔が、前記軸体の部分に近い側の一側辺から他側辺に向かって、漸次広くなっているか或いは漸次狭くなっている前記<1>〜<7>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<9>
前記塗布体の一方の塗布面を構成する対向辺と他方の塗布面を構成する対向辺とのなす角βは、0°以上45°以下、好ましく5°以上30°以下、より好ましく15°以上25°以下である前記<8>に記載の化粧料塗布具。
<10>
前記塗布体における塗布体の長手方向に沿う両側縁の内、前記軸体の部分に近い側の一側縁が、一直線の形状を有している前記<1>〜<9>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<11>
前記塗布体における塗布体の長手方向に沿う前記両側縁の内、前記軸体の部分に近い側における、一直線の形状に形成された直線領域は、該一側縁の内、半分以上の長さを占める前記<10>に記載の化粧料塗布具。
<12>
前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁の内の前記軸体の部分に近い側の一側縁と、前記塗布体における前記塗布体の長手方向の先端側の端縁とのなす角度が、85°以下、好ましくは75°以下であり、好ましくは30°以上である前記<1>〜<11>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<13>
前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁において、前記軸体の部分に近い側の一側縁の長さが、他側縁の長さよりも長い前記<1>〜<12>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<14>
前記変形可能な部材で構成された塗布体は、中実体、中空体、或いは多孔質体で形成されている前記<1>〜<13>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<15>
前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、前記塗布体の投影面積を塗布体面積(At)とし、該塗布体で覆われた前記軸体の部分に対応する部分の面積を軸体面積(Aj)とし、該塗布体における該軸体が存在しない部分に対応する面積を軸体非存在面積(At−Aj)とした場合、前記塗布体面積(At)に対する前記軸体非存在面積(At−Aj)の比((At−Aj)/At)が、0.3以上0.95以下であることが好ましく、0.4以上0.9以下であることがより好ましく、0.5以上0.9以下であることがさらに好ましい前記<1>〜<14>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<16>
前記塗布体で覆われた前記軸体の一部が屈曲又は湾曲している前記<1>〜<15>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<17>
前記塗布体における長手方向の長さが最も長い部位の長さLは、8mm以上30mm以下であり、
前記塗布体における幅方向の長さが最も広い幅広の部位の全幅Wは、3mm以上20mm以下である前記<1>〜<16>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
<18>
前記塗布体は、その塗布面の一部に、厚み方向外方に凸の突起部分が長手方向に延在する形状である前記<1>〜<17>のいずれか1に記載の化粧料塗布具。
1 化粧料塗布具
2 把持部
3 塗布部
4 軸体
41 塗布体で覆われた軸体の部分
42 塗布体で覆われていない部分
5 塗布体
5s1,5s2 側縁
5e1 上端縁
5e2 下端縁
6 突起部
6s1,6s2 側縁
7 凹み部
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の一実施形態である化粧料塗布具1の斜視図が示されている。図1に示すように、本実施形態の化粧料塗布具1(以下、単に「化粧料塗布具1」ともいう。)は、把持部2と塗布部3とを備えている。そして、塗布部3は、把持部2から延びる軸体4、軸体4における把持部2とは反対側の先端部分に軸体4を覆う塗布体5とを備えている。以下の説明においては、図2に示すように、塗布体5を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、化粧料塗布具1の把持部2の延びる長手方向をX方向、長手方向(X方向)に直交する幅方向をY方向として説明する。また、図2に示す長手方向(X方向)及び幅方向(Y方向)からなる面方向に直交する方向である化粧料塗布具1の厚み方向を、図3に示すように、Z方向として説明する。また、図1〜図2に示すように、長手方向(X方向)については、化粧料塗布具1の塗布体5側を上側或いは先端側として説明し、把持部側を下側として説明する。尚、化粧料塗布具1においては、化粧料塗布具1の把持部2の延びる長手方向(X方向)と塗布体5の長手方向とは同じ方向であり、塗布体5の長手方向に直交する幅方向と化粧料塗布具1の幅方向(Y方向)とは同じ方向である。

Claims (13)

  1. 把持部と塗布部とを備える化粧料塗布具であって、
    前記塗布部は、前記把持部から延びる軸体、該軸体における該把持部とは反対側の先端部分に該軸体を覆う塗布体とを備えており、
    前記塗布体は、変形可能な部材で構成されており、
    前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体で覆われた前記軸体が、該塗布体に対し、偏心した位置に配置されている化粧料塗布具。
  2. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体の長手方向に直交する幅方向の最も幅広の部位の中心を通る前記塗布体の長手方向に延びている仮想塗布体中心線に対し、該塗布体で覆われた前記軸体の中心がずれている請求項1に記載の化粧料塗布具。
  3. 前記塗布体の最も幅広の部位において、その幅広の部位の全幅(W)の半分の値(W/2)に対する、該幅広の部位の中心と前記軸体の中心の位置との間隔(d)の比(d/(W/2))が、0.1以上0.95以下である請求項1又は2に記載の化粧料塗布具。
  4. 前記塗布体における前記塗布体の長手方向の長さが最も長い部位の長さ(L)に対する、該塗布体の最も幅広の部位の半分の位置からずれている前記軸体の部分の全道のりの長さ(L1)の比(L1/L)が、0.2以上1.5以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  5. 前記仮想塗布体中心線を境界として、
    片方の塗布体の領域に、該塗布体で覆われた前記軸体の部分が全て配されている請求項2に記載の化粧料塗布具。
  6. 前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
    前記塗布体の最も厚みの厚い部位の半分の厚さ位置を通る前記塗布体の幅方向に延びる第2仮想塗布体中心線に対し、前記軸体の部分がずれている請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  7. 前記塗布体の塗布面が、略平面な形状である請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  8. 前記塗布体の両塗布面が、略平面な形状であり、
    前記塗布体の最も幅広の部位にて、該塗布体の幅方向に沿って断面視して、
    前記塗布体の両塗布面を構成する一対の対向辺どうしの間隔が、前記軸体の部分に近い側の一側辺から他側辺に向かって、漸次広くなっているか或いは漸次狭くなっている請求項1〜7のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  9. 前記塗布体における塗布体の長手方向に沿う両側縁の内、前記軸体の部分に近い側の一側縁が、一直線の形状を有している請求項1〜8のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  10. 前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁の内の前記軸体の部分に近い側の一側縁と、前記塗布体における前記塗布体の長手方向の先端側の端縁とのなす角度が、85°以下である請求項1〜9のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  11. 前記塗布体における前記塗布体の長手方向に沿う両側縁において、前記軸体の部分に近い側の一側縁の長さが、他側縁の長さよりも長い請求項1〜10のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  12. 前記変形可能な部材で構成された塗布体は、中実体、中空体、或いは多孔質体で形成されている請求項1〜11のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
  13. 前記塗布体を平面視したときの投影面積が最も広くなる状態を基準として、該塗布体の該投影面積を塗布体面積(At)とし、該塗布体で覆われた前記軸体の部分に対応する部分の面積を軸体面積(Aj)とし、該塗布体における該軸体が存在しない部分に対応する面積を軸体非存在面積(At−Aj)とした場合、前記塗布体面積(At)に対する前記軸体非存在面積(At−Aj)の比((At−Aj)/At)が、0.3以上0.95以下である請求項1〜12のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
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