JP2014140724A - 化粧料塗布具 - Google Patents

化粧料塗布具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014140724A
JP2014140724A JP2013273404A JP2013273404A JP2014140724A JP 2014140724 A JP2014140724 A JP 2014140724A JP 2013273404 A JP2013273404 A JP 2013273404A JP 2013273404 A JP2013273404 A JP 2013273404A JP 2014140724 A JP2014140724 A JP 2014140724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
cosmetic applicator
cosmetic
thin plate
application body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013273404A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Tanaka
泰彦 田中
Tomoya Ishizuka
智也 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2013273404A priority Critical patent/JP2014140724A/ja
Publication of JP2014140724A publication Critical patent/JP2014140724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】軸の一端に塗布体を備えた化粧料塗布具について、塗布体に方向性のあるしなりを持たせることにより化粧料の塗布を容易にし、化粧料の塗布時の感触も向上させる。
【解決手段】化粧料塗布具1Aが、化粧料を塗布する塗布体10A、塗布体10Aを一端に有する軸20、軸20が挿入された外筒40を有する。軸20は、軸本体21と、その塗布体側に可撓部22を有し、可撓部22は、軸20の長手方向P1に垂直な軸幅方向P2の幅が軸本体21に対して狭いことにより軸幅方向P2を含む面内で撓みやすい薄板部(24a、24b、30)を有し、外筒40は、少なくとも軸20の可撓部22を覆い、可撓部22を揺動可能に軸20を保持している。
【選択図】図1A

Description

本発明は、化粧料塗布具に関する。
マスカラ、アイライナー等の化粧料の塗布具として、軸の一端に塗布体を備えたものが使用されている。このような塗布具では、化粧料を塗布し易くするために、塗布体を軸に対して撓ませることが提案されている。例えば、塗布体の一端にボールジョイントを形成し、そのボールジョイントを筒状軸の一端に装着し、筒状軸の内部に設けた弾性体でボールジョイントを圧接し、保持することが提案されている(特許文献1)。
また、一端に塗布体を有する軸を軟材質の素材により中空に成形し、その肉厚を塗布体側で薄くして剛性を少なくすることにより軸を撓ませることが提案されている(特許文献2)。
特開平10−99127号公報 特開2005−185360号公報
しかしながら、上述のボールジョイントを用いた化粧料塗布具や軟質素材の中空軸を用いた化粧料塗布具では、塗布体が軸に対してどの方向にも同じように撓むので、化粧料の塗布時に不用意に意図しない方向に塗布体が撓んでしまい、思い通りの化粧をできない場合が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、軸の一端に塗布体を備えた化粧料塗布具について、塗布体に方向性のあるしなりを持たせることにより化粧料を塗布し易くし、また、化粧料の塗布時の感触を向上させることに関する。
上述の課題を解決するため、本発明は、化粧料を塗布する塗布体、塗布体を一端に有する軸、軸が挿入された外筒を有する化粧料塗布具であって、
軸は、軸本体と、軸本体の塗布体側に可撓部を有し、可撓部は、軸の長手方向に垂直な軸幅方向の幅が軸本体に対して狭いことにより軸幅方向を含む面内で撓みやすい薄板部を有し、
外筒は、少なくとも軸の可撓部を覆い、可撓部を揺動可能に軸を保持している化粧料塗布具を提供する。
本発明の化粧料塗布具によれば、軸が特定方向に撓みやすいという方向性のあるしなりを有するので、化粧料を塗布しやすくなる。また、軸部の撓みやすさにより、塗布時に柔らかな感触を得ることができる。
さらに、本発明の化粧料塗布具によれば、塗布体の形状や材料に依存せず、軸部に撓みやすさを持たせるので、塗布体自体は剛性の強いものでも塗布時に柔らかな感触を得ることができる。
図1Aは、実施例の化粧料塗布具1Aの斜視図である。 図1Bは、実施例の化粧料塗布具1Aの底面図である。 図1Cは、実施例の化粧料塗布具1Aのy−y断面図である。 図1Dは、実施例の化粧料塗布具1Aのz−z断面図である。 図1Eは、実施例の化粧料塗布具1Aの可撓部の拡大図である。 図1Fは、実施例の化粧料塗布具1Aの可撓部の拡大図である。 図2は、実施例の化粧料塗布具1Aの分解図である。 図3は、実施例の化粧料塗布具1Bの断面図である。 図4は、実施例の化粧料塗布具1Cの断面図である。 図5は、実施例の化粧料塗布具1Dの断面図である。 図6Aは、実施例の化粧料塗布具1Eの斜視図である。 図6Bは、実施例の化粧料塗布具1E2 の斜視図である。 図7Aは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図7Bは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図7Cは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図8Aは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図8Bは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図8Cは、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の断面図である。 図9Aは、実施例の化粧料塗布具1Pの可撓部の変形態様の面図及び側面図である。 図9Bは、実施例の化粧料塗布具1Pの断面図である。 図10は、実施例の化粧料塗布具1Qの可撓部の変形態様の斜視図である。 図11Aは、実施例の化粧料塗布具1Rの可撓部の変形態様の正面図及び断面図である。 図11Bは、実施例の化粧料塗布具1Rの可撓部の変形態様の断面図である。 図12は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び断面図である。 図13は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び断面図である。 図14は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び側面図である。 図15は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び側面図である。 図16は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び側面図である。 図17は、実施例の化粧料塗布具の可撓部の変形態様の正面図及び側面図である。 図18Aは、実施例の化粧料塗布具1Fの斜視図である。 図18Bは、実施例の化粧料塗布具1Fの断面図である。 図19Aは、実施例の化粧品60の断面図である。 図19Bは、実施例の化粧品60の作用を示す断面図である。 図20は、実施例の化粧料塗布具1Gの断面図である。 図21は、実施例の化粧料塗布具1Hの断面図である。 図22は、実施例の化粧料塗布具1Iの斜視図である。 図23は、実施例の化粧料塗布具1Jの斜視図である。 図24は、実施例の化粧料塗布具1Kの斜視図である。 図25Aは、実施例の化粧料塗布具1Lの斜視図である。 図25Bは、実施例の化粧料塗布具1Lの断面図である。 図26は、実施例の化粧料塗布具1Mの斜視図である。 図27は、実施例の化粧料塗布具1Nの斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1Aは、本発明の一実施例の化粧料塗布具1Aの斜視図であり、図1Bは、それをx方向から見た底面図、図1Cはそのy−y断面図、図1Dはそのz−z断面図である。また、図2は、化粧料塗布具1Aの分解図である。
この化粧料塗布具1Aは、マニキュア、液状口紅、コンシーラー、アイシャドウ等の化粧料の塗布に好適な塗布具であって、化粧料を、爪、唇、肌等の被塗布部に塗布する塗布体10A、塗布体10Aを一端に有する軸20、軸20が挿入された外筒40を有する。ここで、塗布体10Aと軸20は、ポリウレタン系エラストマー等の可撓性を有する樹脂で一体成形されている。
塗布体10Aは、平面視しずく型で中央部から先端部側は平板状であるが、軸20側の端部はフランジ状に肉厚になり、外筒40の外径L1と略同程度の厚みとなっており、これにより外筒40と塗布体10Aとの間隙を狭めている。
軸20は、円柱状の軸本体21と、その塗布体10A側に設けられた可撓部22を有している。可撓部22は、環状部24を形成する一対の湾曲した薄板部24a、24bと、環状部24で囲まれた開口面が楕円形の貫通孔23と、環状部24の塗布体10A側に延設された柱状の細径部25と、塗布体10Aと反対側の環状部24に延設された柱状の細径部26を有しており、貫通孔23の軸23aは塗布体10Aの平板状の面に垂直な方向となっている。なお、本発明において、軸本体21や細径部25、26は、それぞれ円柱状、楕円柱状、角柱状等とすることができる。
図1Cの化粧料塗布具1Aの縦断面図において、軸20の長手方向P1に垂直な軸幅方向(この化粧料塗布具1Aでは、塗布体10Aの平板状の面に平行な面における幅方向)P2に関し、貫通孔23の孔幅(環状部24の内径)L2は、環状部24に隣接する軸の細径部25、26の幅L3、L4よりも大きく、また、湾曲した薄板部24a、24bの軸幅方向P2の幅L6は、細径部26の幅L3、L4、および軸幅L5よりも小さく、また、この幅L6は、貫通孔23の軸23a方向の薄板部24a、24bの厚さL7よりも小さい。
外筒40は、この化粧料塗布具1Aにおいて把持部として使用される部分であり、軸20よりも硬質の樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂等により、円筒形の有底筒状に形成されている。また、外筒40には軸20が着脱自在に挿入され保持されることが好ましい。軸20が保持された状態において、外筒40は軸本体21と可撓部22を覆い、外筒40内の可撓部22の周りには可撓部22の揺動が可能となるように空隙が形成されている。
したがって、この化粧料塗布具1Aでは、軸幅方向P2を含む面(図1Cの紙面)において環状部24が、例えば図1Eに示すように左右非対称に撓むことにより、塗布体10AはA方向(即ち、塗布体10Aの平板状の面内で可撓部22を中心として塗布体10Aを揺動させる方向)に動き易く、また、環状部24が、例えば図1Fに示すように軸20の長手方向P1に撓むことにより、塗布体10AはB方向に動きやすい。なお、環状部24の両側の細径部25、26の幅L3、L4が、細径部25、26の貫通孔23の軸方向23aの厚さに比して十分に小さい場合にはこの部分が撓むことによっても、塗布体10はA方向に撓みやすくなるが、細径部25、26の幅L3、L4に比して湾曲した薄板部24a、24bの幅L6が薄いために環状部24の方が撓みやすいことから、塗布体10Aは環状部24の撓みによりA方向又はB方向に撓みやすくなる。一方、塗布体10Aの平板状の面に垂直な方向(図1DのC方向)には撓みにくい。
このように、この化粧料塗布具1Aによれば、塗布体10Aが、その平板状の面内でA方向に揺動するため、塗布体10Aを被塗布面で摺動させるときに、塗布体10Aの進行方向に対して左右の撓みを適度に持たせることができ、化粧料が塗布しやすくなる。また、化粧料塗布具1Aの長手方向であるB方向に環状部24が縮むように撓むため、塗布体10Aを化粧料の被塗布面にとんとんと接触させるとき、或いは被塗布面に軽く押し付けて塗布する際に、柔らかな感触を得ることができる。さらに可撓部22が、これらA方向とB方向以外の動きを助長することはないので、塗布体10Aが化粧料の塗布時に意図しない無用な方向に撓むことが防止される。
可撓部22によるA方向及びB方向の撓み易さの程度は、化粧料塗布具1Aを使用する被塗布部の部位、化粧料の粘度、軸20と塗布体10Aを形成する樹脂の硬さなどに応じて、湾曲した薄板部24a、24bの幅L6、貫通孔23の孔幅L2、細径部25、26の幅L3、L4を適宜設定することにより定めることができる。例えば、化粧料塗布具1Aで、唇等に粘度(30℃、B型粘度計、せん断速度0.2s−1で測定)18000〜50000mPa・sの液状化粧料を塗布する場合であって、軸20及び塗布体10Aをポリウレタン系エラストマー樹脂で成形する場合に、軸本体21の幅L5を2mm〜5mm、軸の細径部25、26の幅L3を1mm〜5mm、環状部24の外径L4を1mm〜5mm、貫通孔23の孔幅L2を0.5mm〜5mmとすることが好ましい。
また、この化粧料塗布具1Aによれば、塗布体10Aの軸側端部がフランジ状になって外筒40と塗布体10Aとの間隙が狭められているので、塗布体10Aに付着した化粧料を可撓部22に入り込み難くすることができる。
さらに、この化粧料塗布具1Aによれば、塗布体10Aと軸20が樹脂で一体成形されているので、簡便に安価に製造することができる。
軸20を外筒40に着脱自在に装着できるようにした場合には、軸20を外筒40から取り外し、可撓部22を洗浄することも可能となる。
本発明は、種々の態様をとることができる。例えば、図3に示す化粧料塗布具1Bのように、上述の化粧料塗布具1Aにおいて塗布体10Aと軸20とを2パーツで形成してもよい。これにより、塗布体10Aの材料選択の幅を広くすることができる。
図4に示す化粧料塗布具1Cのように、上述の化粧料塗布具1Aにおいて塗布体10Aと可撓部22と軸本体21とを別パーツで形成してもよい。これにより、可撓部22の材料選択の幅が広がり、例えば、発泡材料、ゴム材料等を使用することにより可撓部22における可撓性を高めることができる。
また、同図に示すように、外筒40を筒状材料で形成し、塗布体10Aと反対側の軸20の端面が外表面として露出するようにしてもよい。これにより外筒40から軸20を外すことが容易になる。
軸20や外筒40の外形は、円柱状に限らず、楕円柱状、多角柱状等とすることができる。
貫通孔23の開口面の形状も、円形に限らず、楕円形、菱形、三角形、非線対称形状等とすることができる。開口面の形状を変えることにより環状部24の可撓性を変えることができる。
図5に示す化粧料塗布具1Dのように、上述の化粧料塗布具1Aにおいて、環状部24の内壁にノッチ27を入れ、環状部24の可撓性を高めても良い。
図6Aに示す化粧料塗布具1Eのように、上述の化粧料塗布具1Aにおいて、環状部24の側面に凸部28を設け、可撓部22が撓んだときに、その撓み量に応じて凸部28が可撓部22の周りの外筒40の内壁に当接するようにしても良い。これにより化粧料塗布具1EのA方向の撓み量を制限する事ができる。
また、図6Bに示す化粧料塗布具1E2 のように、環状部24又は細径部25の正面
(塗布面の裏面)に凸部28を設けてもよい。この化粧料塗布具1E2は、凸部28を設けない場合でも、前述のように、環状部24の撓みによりA方向又はB方向に撓みやすく、C方向には撓みにくいが、環状部24又は細径部25の正面に凸部28を設けると、塗布体10Aの塗布面を被塗布面に押しつけて可撓部22が塗布面の裏面向き(C1方向)に撓んだときに凸部28が外筒40の内壁に当接する。よって、塗布面の裏面向き(C1方向)の撓み量を、より確実に制限することができる。これにより、例えば、塗布体10Aを唇等に押し当てて化粧料を塗布する場合に、適度に押圧しながら塗布することが容易となる。
凸部28の大きさや数は、調整したい撓み量や撓む向きに応じて適宜定めることができる。例えば、環状部24を形成する一対の湾曲した薄板部24a、24bの一方のみに凸部28を形成してもよい。これにより塗布体10Aの左右の揺動のし易さを左右非対称に調整することができる。
環状部24は、それ自体の形状を左右非対称としてもよい。例えば、図7Aに示すように、環状部24の内壁の左右片側にノッチ27を設けたり、図7Bに示すように、環状部24の外壁の左右片側にノッチ27を設けたり、図7Cに示すように、環状部24の軸本体21寄りにノッチ27を設けたり、環状部24の塗布体寄りに設けたり(図示せず)することができる。あるいは、図8Aに示すように、環状部24を形成する左右の湾曲した薄板部24a、24bで幅L6a、L6bを変えたり、図8Bに示すように、湾曲した薄板部24a、24bの一方を半円状、他方を角状にしてもよく、図8Cに示すように、湾曲した薄板部24a、24bの曲率半径R1、R2を変えても良い。
このように環状部24の形状を左右非対称とすることにより、左右の撓みの振れ幅を異ならせることができる。これによって、使用者が左右の好みの撓みやすさの塗布体の方向で塗布を使い分けることができ、使用性が向上する。より具体的には、例えば、塗布体の断面が底辺の広い略二等辺三角形状であり、その広い底辺(塗布体面)がその平板状の面内で左右の振れ幅が異なり撓みやすいように可撓部22を設置し、広い塗布体面で化粧料を押し広げ広範な塗布をする場合において、一方で唇や爪の縁部分など被塗布部の細かい部分に塗布することも求められ、該二等辺三角形状の3頂点(広い塗布体面の両端P点及びQ点、広い塗布体面と対向する位置にあるR点)が細かい塗布を可能とする。そして、R点は、塗布のため押し当てたとき、左右へ撓みやすいため細かい塗布ができない一方で、P点及びQ点は塗布のため押し当てたとき、左右へ撓みにくいため、細かい塗布を容易とする。加えて、P点及びQ点では、その広い塗布体面がその平板状の面内で左右の振れ幅が異なることから、言い換えればP点及びQ点を塗布のため押し当てたとき、押し当て方向にはP点とQ点で撓みやすさ、すなわち柔らかさが異なる。従って、細かい部分を塗布する際も2通りの塗布部で使い分けて塗布することができる。また、例えば、塗布体の平板状部分において、平板状部分の左側は凹凸形状の表面であり、右側が滑らかな平面である場合など、塗布体の平板状部分の左右で表面処理の異なる塗布体の場合、それによる平板状部分表面の被塗布部との摩擦の違いを考慮して平板状の面内で左右の振れ幅を異ならせることにより、感触的に左右同じような塗布を可能にしたり、一方で左右の表面の違いや感触の違いをより強調することもできるため、好ましい。
撓みやすい方向や撓む量を調整するために、環状部24で側面視アーチ形の薄板部を使用することができる。例えば、図9A及び図9Bに示す化粧料塗布具1Pのように、環状部24全体の側面形状を、塗布体10Aの塗布面の裏側に突出させたアーチ型にすることができる。これによりC方向の撓みに関し、塗布体10Aの塗布面の裏側に向かうC1方向よりも表側へ向かうC2方向へ撓み易く、各々の方向の撓み量を異ならせることができる。化粧料塗布具1PがC2方向へ撓み易いと、後述する図19Bで説明するように、化粧料が付着した塗布体10Aを、化粧料を収容する容器本体のしごきに通すことで、塗布体10Aの表裏両面から余分な化粧料を落としやすくなるので好ましい。特に、図9Bに示すように、塗布体10Aが、軸20に対し、塗布面と反対側に傾いて設けられている場合にこの効果が大きい。
図10に示す化粧料塗布具1Qのようにアーチ形に湾曲した3本の薄板部24a、24b、24cで可撓部22を形成してもよい。このうち2本の薄板部24a、24bで環状部24が形成され、もう一本の薄板部24cは、薄板部24a、24bによる環状部24に橋掛けするように形成されている。この可撓部22によれば、塗布体10Aの塗布面の裏側に向かうC1方向の撓みを、薄板部24cが外筒40に当接することにより規制することができる。また、可撓部22において塗布面の裏側に薄板部24cが形成されていること自体によって裏面側の樹脂量が増加し、塗布体10Aの塗布面側へ向かうC2方向よりもC1方向へ撓み難くなり、各々の方向の撓み量を異ならせることができる。
環状部24に凹部を形成し、環状部24の表側と裏側で凹部の有無や、凹部の形状、大きさを変えたり、貫通孔23の形状を変えたりすることで、可撓部22の撓みやすい方向や撓む量を調整してもよい。例えば、図11A、図11Bに示した化粧料塗布具1Rの可撓部22では、塗布体10Aの塗布面の裏側の環状部24の凹部24pは深さが浅く、塗布面側の凹部24qは深さが深く、側面にテーパーを有している。この可撓部22では、塗布体10Aの塗布面の裏側に向かうC1方向よりも表側へ向かうC2方向へ撓み易く、各々の方向の撓み量を異ならせることができる。
図12に示した可撓部22では、貫通孔23が平面視縦長になっており、その左右にテーパーを有する凹部24qが形成されている。この可撓部によれば、貫通孔23が、その短径の円形(破線)である場合に比し可撓部22の左右方向(A方向)に撓みやすくなる。
図13に示した可撓部22では、貫通孔23が平面視横長になっており、その上下にテーパーを有する凹部24qが形成されている。この可撓部22によれば、貫通孔23が、その短径の円形(破線)である場合に比し可撓部22の上下方向(B方向)に撓みやすくなる。
環状部24の外壁に切欠きを形成するにあたり、環状部24の表側と裏側で切欠きの大きさを変えることにより可撓部22の撓みやすさを調整してもよい。図14に示した可撓部22では、外壁に形成した切欠き29の軸方向の長さが、塗布体の塗布面の裏側で短く、表側で長くなっている。これにより、この可撓部22は、塗布体の塗布面の裏側に向かうC1方向よりも表側へ向かうC2方向へ撓みやすく、各々の方向の撓み量を異ならせることができる。
環状部24の外壁や内壁、環状部24の表側と裏側に形成する切欠き29の数や配置を変えることにより可撓部22の撓みやすさを調整してもよい。図15に示した可撓部22では、可撓部22の外壁の厚さの、塗布体の表面側半分に切欠き29が形成されていることにより、塗布体の塗布面の裏側に向かうC1方向よりも表側へ向かうC2方向へ撓みやすく、各々の撓み量を異ならせることができる。
図16に示した可撓部22では、環状部24の外壁と内壁に交互に、環状部24の厚さ
方向に延びた切欠き29が形成されており、A方向及びB方向に撓み易くなる。図17に示した可撓部22では、環状部24の、塗布体の塗布面の表面と裏面
に、交互に、軸20に垂直な方向に延びた切欠き29を設けたものである。この図15及び図16の態様によれば、A方向及びB方向に撓み易くなる。
また、図18A、図18Bに示す化粧料塗布具1Fのように、貫通孔23の軸23aが塗布体10Bの平板状の面と平行になるように形成してもよい。これにより塗布体10Bは、塗布体10Bの塗布面に垂直なC方向に揺動することとなる。ここで、塗布体10Bは、塗布体10Bの平板状の面に垂直な断面が、図7Bに示すようにノッチ27が形成されることにより左右非対称になっている。
このように塗布体10BがC方向に揺動する化粧料塗布部1Fは、図19Aに示すように、液状の化粧料51が充填された有底筒状の容器本体50と、容器本体50を閉じるキャップ52と、容器本体50の口部近傍にしごき53を備えた化粧品60に組み込む化粧料塗布具としても有用である。ここで、しごき53は、化粧料塗布部1Fを容器本体50から引き上げたときに、塗布体10Bから余分な化粧料をしごき落とす機能を担う。
この化粧品60において、化粧料塗布具1Fの外筒40はキャップ52に取り付けられている。あるいは、外筒40とキャップ52とを一体に成形してもよい。このように、本発明は、本発明の化粧料塗布具が、化粧料が充填された化粧料容器に備えられている化粧品も包含する。
この化粧品60によれば、化粧料塗布具1Fの塗布体10Bを容器本体50から引き上げ、塗布体10Bがしごき53を通るときに、塗布体10Bが、例えば、軸の長手方向に対して非対称に湾曲した形状を有している場合も、図19Bに示すように、可撓部22が撓むのでC方向に塗布体10Bが揺動し、塗布体の表裏10Ba、10Bbの双方から余分な化粧料51をしごき落とすことができる。したがって、しごき53を通して引き抜いた後の塗布体10Bに化粧料51が偏在することを防止することができる。ここで、しごき53によって余分な化粧料51を落とすと共に、ポンピングを防止する観点から、塗布体10Bの最大幅>外筒の外形L1>しごき53の穴径、の関係をもたせることが好ましい。
これに対し、可撓部22が無いことにより塗布体10Bが揺動しない場合には、塗布体10Bの背面側10Bbはしごき53で余分な化粧料51を落とすことができるが、塗布体10Bの正面側10Baは余分な化粧料51を落とすことが困難となる。
塗布体をA及びB方向に揺動可能にすると共に、C方向にも揺動可能にする場合には、例えば、図20に示したように、塗布体10Aの平板状の面と貫通孔23の軸23aとが垂直である化粧料塗布具1Gにおいて、可撓部22の軸体側細径部26の厚みを塗布体側細径部25に対して漸次狭め、軸本体側細径部26で軸20の厚みが最も薄くなるようにしてもよい。これにより、可撓部22が、塗布体10Aの平板状の面に垂直なC方向にも撓みやすくなる。
図21に示す化粧料塗布具1Hのように、可撓部22の厚さL7が、軸20の長手方向P1の両端部に対して中央部で薄くなるように、可撓部22の厚さL7を環状部24の中央部に向かってを漸次狭めても良い。これにより、塗布体10Aの平板状の面に垂直なC方向にも撓みやすくなり、かつ塗布体10Aの平板状の面におけるA方向の撓み易さや、軸20の長手方向P1の撓み易さも大きくなる。
本発明の化粧料塗布具において、塗布体自体も種々の態様をとることができる。例えば、図22に示した化粧料塗布具1Iのように、塗布体10Cは植毛されたものとすることができる。塗布体10Cの表面が植毛されていることにより、塗布体10Cに付着した化粧料が外筒40内に入り込み難くなるので好ましい。
この他、塗布体の形状や材質は、化粧料塗布具で塗布する化粧料の液状、パウダー状、ケーキ状等の性状や、皮膚、睫毛、爪など化粧料の適用部位に応じて適宜選択することができる。例えば、図23に示す化粧料塗布具1Jのように、刷毛状の塗布体10Dとしてもよく、図24に示す化粧料塗布具1Kのようにブラシ状の塗布体10Eとしてもよい。
さらに、本発明の化粧料塗布具においては、上述した種々の態様において、一対の湾曲した薄板部24a、24bに代えて、図25A、図25Bに示す化粧料塗布具1Lのように、平板状薄板部30で可撓部22を形成してもよい。ここで、平板状薄板部30とは、軸幅方向P2の幅L6に対して該平板状薄板部30の厚さL7及び長さL10が十分に長く、厚さL7及び長さL10が、それぞれ幅L6の1.5倍以上あり、撓み易さを有する平板状部分をいう。可撓部22を平板状薄板部30で形成することにより、塗布体10Aを塗布面内でA方向に揺動しやすくさせることができる。平板状薄板部30で可撓部22を形成する場合、平板状薄板部30の幅L6、厚さL7、長さL10により撓む向きと撓む量を制御することができる。即ち、同図に示したように、幅L6を軸本体の幅L5に対して狭くすることにより、塗布体10Aが塗布面内でA方向に揺動することを容易にすることができる。なお、この化粧料塗布具1Lでは、A方向以外の撓みは助長されない。
また、図25A、図25Bに示した化粧料塗布具1Lにおいて、平板状薄板部30の幅L6を軸20の長手方向P1で変えることによって可撓部22の撓みやすさを調整してもよい。例えば、軸20の長手方向P1について平板状薄板部30中央部の板幅を、両端部の板幅よりも薄くすることにより、A方向の撓みやすさを高めることができる。
可撓部22に設けた平板状薄板部30の撓みやすさは、平板状薄板部30にスリットを設けることにより調整してもよい。例えば、図26に示す化粧料塗布具1Mのように、塗布体10Aの平板状の塗布面に垂直な平板状薄板部30の面に、軸20の長手方向に伸びたスリット31を設けることができ、これにより、塗布体10Aを平板状の面内でA方向に揺動するように撓むだけでなく、化粧料塗布具1Mの長手方向であるB方向にも、塗布体10Aの平板状の面に垂直なC方向にも撓みやすくすることができる。また、図27に示す化粧料塗布具1Nのように、塗布体10Aの平板状の塗布面に沿う平板状薄板部30の面に、軸20の長手方向P1に伸びたスリット31を設けることができる。これにより、塗布体10AのA方向の揺動のし易さを高めることができ、また化粧料塗布具1Nの長手方向であるB方向にも撓みやすくすることができる。
本発明において、上述した実施例の態様は、種々組み合わせることができる。例えば、図1に示した化粧料塗布具1Aにおいて、細径部25、26を、可撓部22の厚さL7に対して幅L6が薄い平板状薄板部としてもよく、それらにスリットを形成してもよい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の化粧料塗布具或いは化粧品を開示する。
<1>化粧料を塗布する塗布体、塗布体を一端に有する軸、軸が挿入された外筒を有する化粧料塗布具であって、軸は、軸本体と、軸本体の塗布体側に可撓部を有し、可撓部は、軸本体に対して軸の長手方向に垂直な軸幅方向の幅が狭いことにより軸幅方向を含む面内で撓みやすい薄板部を有し、外筒は、少なくとも軸の可撓部を覆い、可撓部を揺動可能に軸を保持している化粧料塗布具。
<2>可撓部が、薄板部として、環状部を形成する一対の湾曲した薄板部を有する、<1>記載の化粧料塗布具。
<3>環状部の貫通孔の外形が、円形、楕円形、菱形又は三角形である、<2>記載の化粧料塗布具。
<4>軸の可撓部において、環状部の貫通孔の孔幅が、環状部に隣接する軸の幅よりも大きい、<2>又は<3>記載の化粧料塗布具。
<5>湾曲した薄板部の軸幅方向の幅が、環状部に隣接する軸の幅よりも小さく、該薄板部の貫通孔の軸方向の厚さよりも薄い、<2>〜<4>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<6>湾曲した薄板部の内壁又は外壁にノッチが設けられている、<2>〜<5>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<7>湾曲した薄板部の内壁の左右片側にノッチが設けられている、<6>に記載の化粧料塗布具。
<8>湾曲した薄板部の外壁の左右片側にノッチが設けられている、<6>又は<7>に記載の化粧料塗布具。
<9>湾曲した薄板部の塗布体寄りにノッチが設けられている、<6>〜<8>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<10>湾曲した薄板部の外側面に、該薄板部の撓みにより外筒の内壁と当接する凸部が設けられている、<2>〜<9>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<11>湾曲した薄板部の一方のみに凸部が設けられている、<10>に記載の化粧料塗布具。
<12>環状部の塗布体側に延設された柱状の細径部を備える、<2>〜<11>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<13>塗布体と反対側の環状部に延設された柱状の細径部を備える、<2>〜<12>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<14>細径部の外形が円柱状、楕円柱状、角柱状等である、<12>又は<13>に記載の化粧料塗布具。
<15>環状部又は細径部の正面に凸部が設けられている、<12>〜<14>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<16>環状部の形状を左右非対称としてなる、<2>〜<15>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<17>環状部の一方を半円状、他方を角状としてなる、<16>に記載の化粧料塗布具。
<18>環状部を形成する左右の湾曲した薄板部において、左右の幅が異なる、<2>〜<17>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<19>環状部を形成する左右の湾曲した薄板部において、左右の曲率半径が異なる、<2>〜<15>又は<18>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<20>塗布体が軸の長手方向に対して非対称に湾曲した形状を有している、<1>〜<19>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<21>塗布体が平板状の面を有する、<1>〜<20>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<22>環状部の貫通孔の軸が、塗布体の平板状の面に垂直となるように、貫通孔と塗布体が位置してなる、<21>に記載の化粧料塗布具。
<23>環状部全体の側面形状をアーチ型にする、<2>〜<22>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<24>アーチ形に湾曲した3本の薄板部で可撓部が形成されている、<1>〜<23>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<25>2本の薄板部で環状部が形成され、もう一本の薄板部は環状部に橋掛けするように形成されている、<24>に記載の化粧料塗布具。
<26>環状部に橋掛けする薄板部が、塗布体の塗布面の裏側に形成されている、<25>に記載の化粧料塗布具。
<27>環状部に凹部が形成され、側面にテーパーを有している、<2>〜<26>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<28>可撓部において、貫通孔が平面視縦長になっており、その左右にテーパーを有する凹部が形成されている、<3>〜<27>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<29>可撓部において、貫通孔が平面視横長になっており、その上下にテーパーを有する凹部が形成されている、<3>〜<27>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<30>環状部における、側面にテーパーを有する凹部が、塗布体の塗布面の表側に形成されている、<26>〜<28>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<31>可撓部の外壁及び/又は内壁に切欠きが形成されている、<1>〜<30>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<32>環状部の外壁に切欠きが形成されており、環状部の表側と裏側で切欠きの大きさが異なっている、<2>〜<31>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<33>外壁に形成した切欠きの軸方向の長さが、塗布体の塗布面の裏側で短く、表側で長くなる、<32>に記載の化粧料塗布具。
<34>可撓部の外壁の厚さの、塗布体の表面側半分に切欠きが形成されている、<2>〜<33>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<35>環状部の外壁と内壁に交互に、環状部の厚さ方向に延びた切欠きが形成されている、<2>〜<33>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<36>環状部の、塗布体の塗布面側表面とその反対側表面に、交互に、軸に垂直な方向に延びた切欠きが形成されている、<2>〜<35>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<37>可撓部の軸体側細径部の厚みを塗布体側細径部に対して漸次狭め、軸本体側細径部で軸の厚みが最も薄くなる、<1>〜<26>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<38>可撓部の厚さが軸の長手方向の両端部に対して中央部で薄くなるように、可撓部の厚さを環状部の中央部に向かって漸次狭めてなる、<2>〜<26>のいずれかにに記載の化粧料塗布具。
<39>環状部の貫通孔の軸が、塗布体の平板状の面と平行になるように、貫通孔と塗布体が位置してなる、<21>に記載の化粧料塗布具。
<40>塗布体の平板状の面に垂直な断面が、ノッチを形成することにより左右非対称となる、<24>に記載の化粧料塗布具。
<41>可撓部が、薄板部として、平板状薄板部を有する、<1>記載の化粧料塗布具。
<42>平板状薄板部の軸幅方向の幅が、軸の長手方向の両端部に対して中央部で薄い、<41>記載の化粧料塗布具。
<43>平板状薄板部の軸幅方向の幅に対して、平板状薄板部の厚さ及び長さが十分に長い、<41>又は<42>に記載の化粧料塗布具。
<44>平板状薄板部の厚さ及び長さが、軸幅方向の幅のそれぞれ1.5倍以上である、<41>〜<43>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<45>平板状薄板部の軸幅方向の幅を軸本体の幅に対して狭くしてなる、<26>〜<44>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<46>平板状薄板部に、軸の長手方向に伸びたスリットが設けられている、<26>〜<45>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<47>塗布体の平板状の塗布面に垂直な平板状薄板部の面に、軸の長手方向に伸びたスリットを設ける、<21>に記載の化粧料塗布具。
<48>塗布体の平板状の塗布面に沿う平板状薄板部の面に、軸の長手方向に伸びたスリットを設ける、<21>に記載の化粧料塗布具。
<49>軸が一体成形された樹脂で形成されている<1>〜<38>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<50>塗布体と軸とを2パーツで形成してなる、<1>〜<39>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<51>塗布体と可撓部と軸本体とを別パーツで形成してなる、<1>〜<38>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<52>塗布体と軸が、可撓性を有する樹脂で成形されている、<1>〜<51>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<53>外筒が軸よりも硬質の樹脂で形成されている<1>〜<52>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<54>塗布体が、植毛されている<1>〜<53>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<55>塗布体の軸側の端部はフランジ状に肉厚になり、外筒の外径と略同程度の厚みである、<1>〜<54>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<56>軸本体の外形が円柱状、楕円柱状、角柱状等である、<1>〜<55>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<57>外筒は軸本体と可撓部を覆い、外筒内の可撓部の周りには可撓部の揺動が可能となるように空隙が形成されている、<1>〜<56>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<58>軸が外筒に着脱自在に挿入され保持される、<1>〜<57>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<59>外筒を筒状に形成し、塗布体と反対側の軸の端面が外表面として露出する、<1>〜<58>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<60>塗布体が刷毛状である、<1>〜<59>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<61>塗布体がブラシ状である、<1>〜<59>のいずれかに記載の化粧料塗布具。
<62>化粧料が充填された化粧料容器に<1>〜<61>のいずれかに記載の化粧料塗布具が備えられている化粧品。
<63>化粧料容器が、液状化粧料が充填された容器本体と、容器本体を閉じるキャップを有し、該キャップに化粧料塗布具が、該化粧料塗布具の塗布体が容器本体に挿入可能に備えられている、<62>記載の化粧品。
<64>容器本体の口部近傍にしごきを備えた、<63>に記載の化粧品。
<65>化粧料塗布具の外筒がキャップに取り付けられている、<63>又は<64>に記載の化粧品。
<66>外筒とキャップとが一体成形されてなる、<63>又は<64>に記載の化粧品。
<67>塗布体の最大幅と外筒の外形としごきの穴径との関係が、塗布体の最大幅>外筒の外形>しごきの穴径、の関係である、<64>〜<66>のいずれかに記載の化粧品。
1A、1B、1C、1D、1E、1E2、1F、1G、1H、1I、1J、1K、1L、1M、1N、1P、1Q、1R 化粧料塗布具
10A、10B、10C 塗布体
20 軸
21 軸本体
22 可撓部
23 貫通孔
23a 貫通孔の軸
24 環状部
24a、24b、24c 湾曲した薄板部
25 細径部
26 細径部
27 ノッチ
28 凸部
29 切欠き
30 薄板部
31 スリット
40 外筒
50 容器本体
51 化粧料
52 キャップ
53 しごき
60 化粧品
L1 外筒の外径
L2 貫通孔の孔幅
L3 軸の細径部の幅
L4 環状部の外径
L5 軸本体の幅
L6 薄板部の幅
L7 薄板部の厚さ又は可撓部の厚さ
L10 平板状薄板部の長さ
P1 軸の長手方向
P2 軸幅方向
A、B、C 撓む方向

Claims (15)

  1. 化粧料を塗布する塗布体、塗布体を一端に有する軸、軸が挿入された外筒を有する化粧料塗布具であって、
    軸は、軸本体と、軸本体の塗布体側に可撓部を有し、
    可撓部は、軸の長手方向に垂直な軸幅方向の幅が軸本体に対して狭いことにより軸幅方向を含む面内で撓みやすい薄板部を有し、
    外筒は、少なくとも軸の可撓部を覆い、可撓部を揺動可能に軸を保持している化粧料塗布具。
  2. 可撓部が、薄板部として、環状部を形成する一対の湾曲した薄板部を有する請求項1記載の化粧料塗布具。
  3. 環状部の貫通孔の形状が、概略、円形、楕円形、菱形又は三角形である請求項2記載の化粧料塗布具。
  4. 軸の可撓部において、環状部の貫通孔の孔幅が、環状部に隣接する軸の幅よりも大きい請求項2又は3記載の化粧料塗布具。
  5. 湾曲した薄板部の軸幅方向の幅が、環状部に隣接する軸の幅よりも小さく、該薄板部の貫通孔の軸方向の厚さよりも薄い請求項2〜4のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  6. 湾曲した薄板部の内壁又は外壁にノッチが設けられている請求項2〜5のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  7. 湾曲した薄板部の外側面に、該薄板部の撓みにより外筒の内壁と当接する凸部が設けられている請求項2〜6のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  8. 可撓部が、薄板部として、平板状薄板部を有する請求項1記載の化粧料塗布具。
  9. 平板状薄板部の軸幅方向の幅が、軸の長手方向の両端部に対して中央部で薄い請求項8記載の化粧料塗布具。
  10. 平板状薄板部に、軸の長手方向に伸びたスリットが設けられている請求項8又は9記載の化粧料塗布具。
  11. 軸が一体成形された樹脂で形成されている請求項1〜10のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  12. 外筒が軸よりも硬質の樹脂で形成されている請求項1〜11のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  13. 塗布体が、植毛されている請求項1〜12のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  14. 化粧料が充填された化粧料容器に請求項1〜13のいずれかに記載の化粧料塗布具が備えられている化粧品。
  15. 化粧料容器が、液状化粧料が充填された容器本体と、容器本体を閉じるキャップを有し、該キャップに化粧料塗布具が、該化粧料塗布具の塗布体が容器本体に挿入可能に備えられている請求項14記載の化粧品。
JP2013273404A 2012-12-29 2013-12-27 化粧料塗布具 Pending JP2014140724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273404A JP2014140724A (ja) 2012-12-29 2013-12-27 化粧料塗布具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012289221 2012-12-29
JP2012289221 2012-12-29
JP2013273404A JP2014140724A (ja) 2012-12-29 2013-12-27 化粧料塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014140724A true JP2014140724A (ja) 2014-08-07

Family

ID=51422562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273404A Pending JP2014140724A (ja) 2012-12-29 2013-12-27 化粧料塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014140724A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047360A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 フィグラ株式会社 化粧料塗布体
JP2017192654A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 フィグラ株式会社 化粧料塗布体
JP2020501801A (ja) * 2016-12-21 2020-01-23 エルブイエムエイチ レシェルシェ 可撓性アプリケータ要素を備えた化粧品用アプリケータデバイス
JP2020058478A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 フィグラ株式会社 化粧料塗布体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0838247A (ja) * 1994-07-12 1996-02-13 L'oreal Sa 液状化粧用製品を塗布するためのアプリケータおよび該アプリケータを備えたメークアップアセンブリ
JP2005052649A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 L'oreal Sa アプリケータ、並びにアプリケータを含む包装及びアプリケータ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0838247A (ja) * 1994-07-12 1996-02-13 L'oreal Sa 液状化粧用製品を塗布するためのアプリケータおよび該アプリケータを備えたメークアップアセンブリ
JP2005052649A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 L'oreal Sa アプリケータ、並びにアプリケータを含む包装及びアプリケータ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047360A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 フィグラ株式会社 化粧料塗布体
JP2017192654A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 フィグラ株式会社 化粧料塗布体
JP2020501801A (ja) * 2016-12-21 2020-01-23 エルブイエムエイチ レシェルシェ 可撓性アプリケータ要素を備えた化粧品用アプリケータデバイス
JP7136781B2 (ja) 2016-12-21 2022-09-13 エルブイエムエイチ レシェルシェ 可撓性アプリケータ要素を備えた化粧品用アプリケータデバイス
US11653741B2 (en) 2016-12-21 2023-05-23 Lvmh Recherche Applicator device for cosmetic product with flexible applicator element
JP2020058478A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 フィグラ株式会社 化粧料塗布体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI549628B (zh) Lips cosmetic coating device
JP6336035B2 (ja) マッサージ要素を含む化粧品アプリケータ
US10517370B2 (en) Applicator for applying a cosmetic product
US9826815B2 (en) Application device
KR102061990B1 (ko) 화장품을 도포하기 위한 어플리케이터
JP2013085817A (ja) 化粧料塗布具
JP2008012177A (ja) 化粧料用塗布体付き容器
JP2014140724A (ja) 化粧料塗布具
JP2013116195A (ja) 液塗布具
JP2020512088A (ja) マスカラ
JP2017119108A (ja) 目元化粧用塗布具および目元化粧用具
JP6394131B2 (ja) 化粧料塗布具
JP2008220742A (ja) マスカラ塗布具
JP5716056B2 (ja) 口唇化粧料塗布具
JP5908700B2 (ja) マスカラ塗布具
JP5822222B2 (ja) 液体塗布具
JP2009219630A (ja) マスカラ塗布具
JP2013176683A (ja) 口唇化粧料塗布具
KR200450582Y1 (ko) 타점형 아이라이너
JP2008114058A (ja) マスカラ塗布具
JP6868949B2 (ja) 化粧料塗布具
JP5801942B2 (ja) 化粧料塗布具
KR200387271Y1 (ko) 튜브형 화장품 용기의 노즐팁 구조
TWI633857B (zh) Cosmetic coating tool
JP7355597B2 (ja) 塗布体、塗布体を備える化粧品用塗布具、および、それを備える化粧品用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205