JP2017192654A - 化粧料塗布体 - Google Patents

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秀夫 澤柳
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Abstract

【課題】化粧料塗布体の塗布部を、化粧料の塗布作業において必要に応じて傾動させることができるようにする。【解決手段】キャップ7内の保持軸10に保持される化粧料塗布体9において、保持軸10の固持孔10”内周面に複数の係止凹部11、11’、11”を、該固持孔10”内に固持される塗布体本体16の塗布部13と固持部12とを連結する屈撓軸14外周面に係止凸部15、15を形成しているので、塗布部を容器本体の開口部に押し付けることによって屈撓軸の係止凸部が保持軸の係止凹部と嵌合して弾性を以て係止することによって、塗布部は保持軸の軸線に対して傾動した状態で維持できる。【選択図】図2

Description


本願発明は、例えば、口紅、リップグロス等の液状化粧料、又はアイシャドウ等の粉状化粧料(以下、併せて「化粧料」という。)を塗布するために使用する化粧料塗布体に関する。

従来、上記化粧料を塗布するために使用する化粧料塗布体には、軸部と一体に形成される塗布部を軟質樹脂、エラストマー、又はゴム等の軟質材よりなるものとし、該塗布部の塗布面を軸部の軸線を含むように扁平板状に形成したり、また軸部の軸線に対して扁平板状の塗布面が傾くように形成してなるものがある。

そのため、上記塗布部の塗布面を軸部の軸線を含むように扁平板状に形成するものでは、塗布部の両面を化粧料の塗布面として使用できるので、塗布すべき化粧料の量を増大させることができ、塗布部の表裏塗布面における形状や表面処理状態を各々異なるものとすれば、様々な被塗布面に対応できるものとなる。

しかしながら、化粧料の塗布作業において、化粧料塗布体の持ち手が被塗布面近傍に接近して操作し難くなるので簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができず、さらに軸部に付着している余分な化粧料が付着する恐れもある。

また、該塗布部の塗布面を軸部の軸線に対して扁平板状の塗布面が傾くように形成するものであっては、化粧料の塗布作業において、化粧料塗布体の持ち手が被塗布面近傍より離隔して操作が容易になるので簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができ、さらに軸部の余分な化粧料が付着することを防止できるものである。

しかしながら、傾いている塗布部の塗布面では化粧料を塗布することができる塗布面は一面に限定されるので、塗布できる化粧料の塗布量は少なくなる上に、様々な被塗布面に対して最適に化粧料を塗布できなくなるものである。さらに、容器本体に対して塗布部を挿脱しようとするとシゴキ通過の際に大きな抵抗となる上、均一に扱くことができないので余分な化粧料が付着し易くなる恐れもある。

そこで、化粧料塗布体の塗布部に対して圧力を加え、しかも圧力を加え続けることで、塗布部が軸部の軸線に対して傾動自在となるものが提案されている(特許文献1参照)。

そのため、塗布部の両面が塗布面となり塗布すべき化粧料の塗布量は増加するとともに、被塗布面への押圧によって塗布部が容易に傾動するので、化粧料塗布体の持ち手は被塗布面近傍より離隔して操作が容易になるので簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができ、さらに軸部の余分な化粧料が付着してしまう恐れもない。その上、化粧料を充填した容器に対する化粧料塗布体の挿脱に当たっては軸部の軸線を含むように塗布部が位置するので、シゴキを円滑に通過して余分に付着した化粧料を確実に扱くことができるものである。

しかしながら、塗布部の傾動状態を維持するためには該塗布部の塗布面に対して圧力を加え続けなければならないことから、塗布部の塗布面の被塗布部への密着が不均一になり易くなり、簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができなくなる恐れがある。

特開2015−47360号公報

本願発明が解決しようとする課題は、簡単な構造によって、化粧料塗布体の塗布部を傾動自在、かつその傾動状態を維持できるので、簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行えるようにするものである。

第1の特徴として、

保持軸と、該保持軸内に保持される塗布体本体とから構成され、

該保持軸は、その先端において固持孔を穿設するとともに、該固持孔内周面において単独又は複数の係止凹部を形成し、

該塗布体本体は、上記固持孔内に固定される固持部と、表裏塗布面を有する塗布部と、該固持部と塗布部とを一体に連結する弾性を有する屈撓軸とからなるものであって、

当該固持孔内周面において形成される単独又は複数の係止凹部と屈撓軸とが弾性を以て係止自在となるものである。

そのため、化粧料の塗布に当たり、塗布部に対して圧力を加えることで該屈撓軸は弾性を以て屈撓し、固持孔内周面において形成される係止凹部と該屈撓軸とが弾性を以て嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部を屈撓軸の軸線に対して傾動した状態で維持させることができるものとなる。

また、化粧料の塗布後には、屈撓軸の軸線に対して傾動した状態で維持される塗布部に対して再度傾動方向とは逆に圧力を加えることで、単独又は複数の係止凹部と該屈撓軸との嵌合が解かれ、屈撓している屈撓軸は弾性によって元の状態へ復帰して他の係止凹部と嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部を屈撓軸の軸線上に位置させることができるものとなる。

第1の特徴を踏まえて、第2の特徴として、

上記固持孔内周面において形成される複数の係止凹部を、固持孔の横断面形状において不均等に配置するものである。

そのため、塗布部を屈撓軸の軸線に対して傾動させると、該屈撓軸と固持孔の内周面に形成される係止凹部との係止位置が相違するので、塗布部の屈撓軸の軸線に対する傾動角度が相違するものとなる。その結果、使用者は化粧料の塗布に当たり、最適の塗布部の傾動角度を選択することができるものとなる。

第1の特徴及び第2の特徴を踏まえて、第3の特徴として、

上記屈撓軸外周面において係止凸部を形成するものであって、

当該固持孔内周面において形成される単独又は複数の係止凹部と、屈撓軸外周面において形成される係止凸部とが弾性を以て係止自在となるものである。

そのため、屈撓軸と保持軸とは、該屈撓軸の係止凸部と保持軸の固持孔の係止凹部とは強固に嵌合して係止されるので、その傾動状態は強固に維持されるものとなる。その結果、化粧料を塗布する塗布部に対して被塗布面から大きな圧力が加わっても、屈撓軸の係止凸部と保持軸の固持孔の係止凹部との嵌合による係止は容易に解離しなくなるので、使用者はより簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができるものとなる。

第1の特徴乃至第3の特徴を踏まえて、第4の特徴として、

上記塗布部の表裏塗布面の形状又は表面処理状態を互いに相違させるものである。

そのため、使用者は化粧料を塗布するに当たり、塗布する化粧料の種類、被塗布面の状態に合わせて塗布部の塗布面を選択するものとなる。その結果、使用者は、簡易且つ正確に化粧料の塗布作業を行うことができるものとなる。

本願発明は、化粧料塗布体の塗布部の必要に応じて傾動させ、しかもその傾動状態を維持させることができ、しかも化粧料の種類、被塗布面の状態に応じて、塗布部の傾動角度、形状、または表面処理状態の相違する塗布面を選択するものであるので、使用者は化粧料の塗布作業を簡易かつ正確に行うことができる優れた効果を有するものである。

図1は、本願発明の実施例1である化粧料塗布体を具える化粧料容器の全体縦断面図である。 図2(イ)は本願発明の実施例1である化粧料塗布体を具える化粧料容器を構成するキャップの縦断面図、同図(ロ)は(イ)を90°回転させた化粧料塗布体の要部拡大縦断面図、同図(ハ)は(イ)におけるA−A横断面図である。 図3(イ)乃至(ハ)は本願発明の実施例1である化粧料塗布体の作動状態を示す要部拡大断面図及びB−B,C−C横断面図である。 図4(イ)及び(ロ)は本願発明の実施例2である化粧料塗布体の作動状態を示す要部拡大断面図及びD−D,E−E横断面図である。 図5(イ)乃至(ハ)は本願発明の実施例3である化粧料塗布体の作動状態を示す要部拡大断面図及びF−F,G−G横断面図である。 図6(イ)は本願発明の上記実施例1の化粧料塗布体の変形例(実施例2及び実施例3の化粧料塗布体でも適用できる変形例である。)であって、塗布部の一方の塗布面に凹陥部を設けた化粧料塗布体の作動状態を示す要部拡大断面図であり、(ロ)は本願発明の上記実施例1乃至3において、塗布部の塗布面に静電植毛処理を施した化粧料塗布体の作動状態を示す要部拡大断面図である。

化粧料の塗布作業を簡易かつ正確に行えるように、化粧料塗布体の塗布部の傾動させ、しかもその状態を維持し、さらに被塗布面に応じて塗布部の傾動角度や形状、表面処理状態の異なる塗布面を選択できるようにするものである。

図1〜図3において示すのは、本願発明の実施例1である化粧料を塗布する化粧料塗布体を具える化粧料塗布容器1であり、該化粧料塗布容器1は、キャップ7と、化粧料6を収容し、その内部にシゴキ5を装着する開口部3の外周面に雄ネジ部4を螺設する容器本体2とからなるものである。

そして、該キャップ7には、開口側の内周面に上記開口部3の外周面に螺設される雄ネジ部4と螺合する雌ネジ部8を螺設するとともに、その内部において本願発明の実施例1である化粧料塗布体9を保持してなるものである。

さらに、本願発明の実施例1である化粧料塗布体9は、一端にはキャップ7内に固定される径大部10’、他端には固持孔10”を穿設する保持軸10と、該保持軸10の固持孔10”内に固持される塗布体本体16とから構成されるものである。

ここで、該保持軸10の固持孔10”の内周面において複数の係止凹部11、11’、11”を該固持孔10”の横断面形状において左右中央と均等に配置して形成するものである。

また、該塗布体本体16は、固持孔10”内に固定される固持部12と、化粧料6を塗布する表裏塗布面13’、13”を有する塗布部13と、該固持部12と塗布部13とを一体に連結して弾性を有する屈撓軸14とからなるものである。

特に、該屈撓軸14の外周面には、前記係止凹部11、11’、11”に対して嵌合して係止自在となる係止凸部15、15を外方へ突出するように形成するものである。

従って、当該固持孔10’の内周面において形成される複数の係止凹部11、11’、11”と屈撓軸14の外周面の係止凸部15、15とが嵌合することによって弾性を以て係止自在となるものである。

なお、塗布部13の表裏塗布面13’、13”は、図6において示す塗布部13cのように、例えば表裏塗布面13c’、13c”のうち一面に凹陥部17を設けるものであったり[同図(イ)参照]、または塗布部13dのように表裏塗布面13d’、13d”に対して静電植毛処理18を施すものであっても[同図(ロ)参照]良いものである(以下、実施例2及び実施例3においても同じである。)。

本願発明の実施例1である化粧料塗布体9は以上の構成を具えるので、化粧料6を塗布するにあたっては次のようにするものである。

すなわち、化粧料6を塗布するに当たり、まず、容器本体2からキャップ7を離脱させるものである。このとき、塗布体本体16の屈撓軸14の外周面に形成される係止凸部15、15は、保持軸10の固持孔10”の内周面において中央の位置に形成される係止凹部11と嵌合して係止されているものである。その結果、塗布部13は保持軸10の軸線上に位置するものとなっているので、化粧料塗布体9はシゴキ5を通過しながらも容器本体2から容易に離脱させることができるものとなる。

そして、容器本体2からキャップ7を離脱させた後は、容器本体2の開口部3に対して塗布部13を押し付けることによって、屈撓軸14は弾性を以て屈撓するとともに保持軸10の軸線に対して傾動し、保持軸10の固持孔10”の内周面において左右の位置に形成される係止凹部11’、11”のいずれかと嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部13は保持軸10の軸線に対して傾動した状態で維持させることができるものとなる。

なお、上記一方の塗布部13の塗布面13’、13”のいずれかだけでは化粧料6の塗布が十分ではない場合には、反対方向に容器本体2の開口部3に対して塗布部13を押し付けることによって、例えば一方の係止凹部11’と係止凸部15、15との嵌合が解かれつつ、他方の係止凹部11”と嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部13は保持軸10の軸線に対して反対方向に傾動した状態で維持させ、連続して化粧料6を塗布することができるものとなる。

一方、化粧料6を塗布した後は、再度塗布部13を容器本体2の開口部3に対して塗布部13の傾動方向とは反対方向へ押し付けることで、屈撓軸14の外周面に形成される係止凸部15、15のいずれかと固持孔10”の内周面の形成される係止凹部11’、11”のいずれかとの嵌合が解かれるものとなる。その結果、屈撓軸14は弾性により保持軸10の軸線と一致するように復帰するとともに、屈撓軸14の外周面に形成される係止凸部15、15は保持軸10の固持孔10”の内周面において中央に位置する係止凹部11と嵌合して、塗布部13は保持軸10の軸線上に位置するように係止するので、化粧料塗布体9をシゴキ5を通過させながらも容器本体2内に容易に挿入し、収納することができるものとなる。

図4において示すのは、本願発明の実施例2である化粧料を塗布する化粧料塗布体9aであり、該化粧料塗布体9aは実施例1の化粧料塗布体9と同様に、容器本体2とともに化粧料塗布容器1を構成するキャップ7内に保持されるものであって、化粧料塗布体9aは、一端にはキャップ7内に固定される径大部(図示せず)、他端には固持孔10a”を穿設する保持軸10aと、該保持軸10aの固持孔10a”内に固持される塗布体本体16aとから構成されるものである。

そして、実施例1の化粧料塗布体9aと同様に、該塗布体本体16aは、固持孔10a”内に固定される固持部12aと、化粧料6を塗布する表裏塗布面13a’、13a”を有する塗布部13aと、該固持部12aと塗布部13aとを一体に連結して弾性を有する屈撓軸14aとからなり、該屈撓軸14aの外周面においては、後記の係止凹部11a、11a’に対して嵌合して係止自在となる係止凸部15a、15aを外方へ突出するように形成するものである。

但し、該保持軸10aは、先端に穿設する固持孔10a”の内周面において複数の係止凹部11a、11a’を形成する点では実施例1の化粧料塗布体9aの保持軸10aと共通するが、該固持孔10a”の内周面に形成される複数の係止凹部11a、11a’を、固持孔10a”の横断面形状において、右、中央とに配置して形成している点で実施例1の化粧料塗布体9の保持軸10と相違するものである。

従って、当該固持孔10a”の内周面において形成される上記複数の係止凹部11a、11a’と屈撓軸14aの外周面の係止凸部15a、15aとが嵌合することによって弾性を以て係止自在となるものである。

本願発明の実施例2である化粧料塗布体9aは以上の構成を具えるので、化粧料6塗布するにあたっては次のようにするものである。

すなわち、化粧料6を塗布するに当たり、まず、容器本体2からキャップ7を離脱させるものである。このとき、塗布体本体16aの屈撓軸14aの外周面に形成される係止凸部15a、15aは、保持軸10aの固持孔10a”の内周面において中央の位置に形成される係止凹部11aと嵌合することによって係止されているものである。その結果、塗布部13aは保持軸10aの軸線上に位置するものとなっているので、容器本体2から化粧料塗布体16aはシゴキ5を通過しながらも容易に離脱させることができるものとなる。

そして、容器本体2からキャップ7を離脱させた後は、容器本体2の開口部3に対して塗布部13aを押し付けることによって、屈撓軸14aは弾性を以て屈撓するとともに保持軸10aの軸線に対して傾動し、保持軸10aの固持孔10a”の内周面において右の位置に形成される係止凹部11a’と嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部13aは保持軸10aの軸線に対して傾動した状態で維持させることができるものとなる。

一方、化粧料6を塗布した後は、再度塗布部13aを容器本体2の開口部3に対して塗布部13aの傾動方向とは反対方向へ押し付けることで、係止されている屈撓軸14aの外周面に形成される係止凸部15a、15aと固持孔10a”の内周面の形成される係止凹部11a’との嵌合が解かれるものとなる。その結果、屈撓軸14aは弾性によって保持軸10aの軸線と一致するように復帰するとともに、屈撓軸14aの外周面に形成される係止凸部15a、15aは保持軸10aの固持孔10a”の内周面において中央に位置する係止凹部11aと嵌合して、塗布部13aは保持軸10aの軸線上に位置するように係止するので、化粧料塗布体9aをシゴキ5を通過させながらも容器本体2内に容易に挿入し、収納することができるものとなる。

図5において示すのは、本願発明の実施例3である化粧料6を塗布する化粧料塗布体9bであり、該化粧料塗布体9bは実施例1の化粧料塗布体9と同様に、容器本体2とともに化粧料塗布容器1を構成するキャップ7内に保持されるものであって、化粧料塗布体9bは、一端にはキャップ7内に固定される径大部(図示せず)、他端には固持孔10b”を穿設する保持軸10bと、該保持軸10bの固持孔10b”内に固持される塗布体本体16bとから構成されるものである。

ここで、該保持軸10bは、固持孔10b”の内周面において複数の係止凹部11b、11b’を該固持孔10b”の横断面形状において左右に均等に配置して形成するものである。

また、該塗布体本体16bは、固持孔10b”内に固定される固持部12bと、化粧料6を塗布する表裏塗布面13b’、13b”を有する塗布部13bと、該固持部12bと塗布部13bとを一体に連結して弾性を有する屈撓軸14bとからなるものである。

但し、該屈撓軸14bは、その外周面に固持孔10b”の係止凹部11b、11b’と係止する外方へ突出するように係止凸部が形成されていない点で実施例1の化粧料塗布体16の屈撓軸14と相違するものである。

従って、当該固持孔10b”の内周面において形成される上記複数の係止凹部11b、11b’と屈撓軸14bとが嵌合することによって弾性を以て係止自在となるものである。

本願発明の実施例3である化粧料塗布体9bは以上の構成を具えるので、化粧料6を塗布するにあたっては次のようにするものである。

すなわち、化粧料6を塗布するに当たり、まず、容器本体2からキャップ7を離脱させるものである。このとき、塗布体本体16bの屈撓軸14bは保持軸10bの軸線に一致するようになっているものである。その結果、容器本体2から化粧料塗布体9bはシゴキ5を通過しながらも容易に離脱させることができるものとなる。

そして、容器本体2からキャップ7を離脱させた後は、容器本体2の開口部3に対して塗布部13bを押し付けることによって、屈撓軸14bは弾性を以て屈撓するとともに保持軸10bの軸線に対して傾動し、保持軸10bの固持孔10b”の内周面において左右いずれかの位置に形成される係止凹部11b、11b’と嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部13bは保持軸10bの軸線に対して傾動した状態で維持させることができるものとなる。

なお、上記一方の塗布部13bの塗布面13b’、13b”のいずれかだけでは化粧料6の塗布が十分ではない場合には、反対方向に容器本体2の開口部3に塗布部13bを押し付けることによって、例えば係止凹部11bと屈撓軸14bとの嵌合が解かれつつ、他方の係止凹部11b’と嵌合して係止するものとなる。その結果、塗布部13bは保持軸10bの軸線に対して反対方向に傾動した状態で維持させることができ、連続して化粧料6を塗布することができるものとなる。

一方、化粧料6を塗布した後は、再度塗布部13bを容器本体2の開口部3に対して塗布部13bの傾動方向とは反対方向へ押し付けることで、係止されている屈撓軸14bの外周面に形成される係止凸部15b、15bと固持孔10b”の内周面の形成される係止凹部11b、11b’のいずれかとの嵌合が解かれるものとなる。その結果、屈撓軸14bは弾性により保持軸10bの軸線と一致するように復帰し、塗布部13bは保持軸10bの軸線上に位置するように係止するので、化粧料塗布体9bをシゴキ5を通過しながらも容器本体2内に容易に挿入し、収納することができるものとなる。

1 化粧料塗布容器

2 容器本体

3 開口部

4 雄ネジ部

5 シゴキ

6 化粧料

7 キャップ

8 雌ネジ部

9、9a、9b 化粧料塗布体

10、10a、10b 保持軸

10’ 径大部

10”、10a”、10b” 固持孔

11、11’、11”、11a、11a’、11b、11b’ 係止凹部

12 固持部

13、13a、13b、13c、13d 塗布部

13’、13”、13a’、13a”、13b’、13b”、13c’、13c”

13d’、13d” 塗布面

14、14a、14b 屈撓軸

15、15a、15b 係止凸部

16、16a、16b 塗布体本体

17 凹陥部

18 静電植毛処理

Claims (4)


  1. 保持軸と、該保持軸内に保持される塗布体本体とから構成され、

    該保持軸は、その先端において固持孔を穿設するとともに、該固持孔内周面において単独又は複数の係止凹部を形成し、

    該塗布体本体は、上記固持孔内に固定される固持部と、表裏塗布面を有する塗布部と、該固持部と塗布部とを一体に連結する弾性を有する屈撓軸とからなるものであって、

    当該固持孔内周面において形成される単独又は複数の係止凹部と屈撓軸とが弾性を以て係止自在となることを特徴とする化粧料塗布体。

  2. 上記固持孔内周面において形成される複数の係止凹部を、固持孔の横断面形状において不均等に配置することを特徴とする請求項1記載の化粧料塗布体。

  3. 上記屈撓軸外周面において係止凸部を形成するものであって、

    当該固持孔内周面において形成される単独又は複数の係止凹部と、屈撓軸外周面において形成される係止凸部とが弾性を以て係止自在となることを特徴とする上記請求項1又は2のいずれかに記載の化粧料塗布体。

  4. 上記塗布部の表裏塗布面の形状又は表面処理状態を互いに相違させることを特徴とする上記請求項1乃至3のいずれかに記載の化粧料塗布体。

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