JP2013085777A - 化粧料塗布体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸部11、塗布部12とともに化粧料塗布体10を構成する可動部15で、軸部11と塗布部12とを変形自在となるように一体成形された脚部16、16により連結するとともに、該塗布基部14の後端には先端を凸湾曲面17aとする係止部17を、また軸部11の先端には該係止部17の凸湾曲面17aに合致する複数の凹湾曲部18aを平坦部18bを中心に配設する被係止部18を一体成形するとともに、係止部17と被係止部18との間で間隙19を形成し、係止部17が移動し,被係止部18と当接しつつ摺動し、且つ両者が係止自在となる傾倒機構Aを形成するので、簡単な構造によって、塗布部を押勢して軸部に対して傾倒させ、その傾倒状態を維持させることができる。
【選択図】図3
Description
そして、塗布部の角度を誤ると軸部が瞼や頬に接触してしまい、肌を汚損するものである。
さらに、上記マスカラの塗布作業は利き手側では正確に行い易いものであるが、利き手ではない側による場合は化粧料塗布体の軸部と鼻が干渉して邪魔になってしまい、正確にマスカラの塗布を行えないものである。
その上、睫毛をカールさせるにあたっては塗布部で睫毛を持ち上げるようにするが、上記化粧料塗布体の塗布部が軸部の先端で保持されていると、持ち手の微妙な震えが塗布部では大きく伝達され、睫毛を確実に持ち上げることができなくなるものである。
後端に根元部を形成する軸部と、先端に塗布体を有する塗布部と、これら間に配置される可動部とから構成され、
該可動部において、軸部と塗布部とを、該軸部と塗布部との間で一体成形され、変形自在となる脚部によって連結するとともに、該軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に係止部を一体成形し、他方の端部に被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ係止部と被係止部とが係止自在となることで軸部に対して塗布部を傾倒自在としてなる傾倒機構を形成するものである。
上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に先端を凸湾曲面とする係止部を一体成形し、他方の端部に該係止部の先端の形状に合致する複数の凹湾曲部を配設する被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ係止部の凸湾曲面と被係止部の凹湾曲部とが係止自在となるものである。
上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に平面である係止部を一体成形し、他方の端部に断面略U字形状の被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ平面である係止部と断面略U字形状の被係止部とが係止自在となるものである。
上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に、後述の切り欠き部幅よりも大となる幅を有して突出する係止部を一体成形し、他方の端部に脚部内側に当接するとともにその中間に切り欠き部を形成してなる被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部の切り欠き部内で係止部が当接しつつ摺動し、且つ係止部と被係止部の切り欠き部とが係止自在となるものである。
まず、容器本体2と一体に螺合しているキャップ7の螺合を解くとともに引き上げると、化粧料塗布体10の塗布部12は、該軸部11の軸線方向と一致して収容されているので、容器本体2内から化粧料塗布体10を円滑、且つ容易に取り出すことができる。
そして、容器本体2内より取り出した化粧料塗布体10において、該化粧料塗布体10の塗布部12を軸部11に対して傾倒させるには、容器本体2の開口部4内周縁に塗布部12を当接させて押勢するものである。すなわち、塗布部12を容器本体2の開口部4内周縁に当接させて押勢することで、当初該軸部11の軸線方向に位置する平坦部18bとの間で間隙19を持って位置している塗布部12の係止部17は、隣接するいずれかの凹湾曲部18a方向へ移動し当接しつつ摺動して、塗布部13の係止部17の凸湾曲面17aは軸部11の被係止部18の凹湾曲部18aと合致して、係止する。このとき、軸部11と塗布部12とを一体に連結する脚部16、16は軸部11の移動及び摺動に伴って弾性に抗して伸長しつつ折曲し、軸部11と塗布部12の間で引張力を発生するものである。
その結果、軸部11と塗布部12とは脚部16、16の引張力と合わせてより強固に係止され、塗布部12は該軸部11に対して傾倒した状態を維持することができるものである。
従って、軸部11に対して傾倒し、且つその状態で維持されている塗布部12の塗布体13によってマスカラ3を簡易且つ正確に塗布することができるものとなる。
まず、軸部11に対して傾倒し、その状態で維持されている塗布部12を容器本体2の開口部4内周縁に対して当接させて軸部11の軸線方向に位置する平坦部18b方向へ押勢するものである。すなわち、軸部11に対して傾倒している塗布部12を容器本体2の開口部4内周縁に当接させて押勢すると、軸部11先端に形成され、塗布部12の傾倒状態に合わせて被係止部18の凹湾曲部18aと合致し、係止している塗布部12の塗布基部14に形成される係止部17が、該軸部11の軸線方向に位置する被係止部18の平坦部18b方向へ当接しつつ摺動し、被係止部18の平坦部18bに間隙19を持って位置するものである。このとき、軸部11と塗布部12の塗布基部14とを一体に連結し、伸長しつつ折曲している脚部16、16は収縮しながら弾性により直線状になるものである。
その結果、塗布部12は軸部11の軸線方向と一致して直線状態を維持するものとなるので、化粧料塗布体10を容器本体2内に容易に収容することができるものである。
まず、容器本体と一体に螺合しているキャップ7’の螺合を解くとともに引き上げると、化粧料塗布体10’の塗布部12’は、該軸部11’の軸線方向と一致して収容されているので、容器本体内から化粧料塗布体10’を円滑、且つ容易に取り出すことができる。
そして、容器本体内より取り出した化粧料塗布体10’において、該化粧料塗布体10’の塗布部12’を軸部11’に対して傾倒させるには、容器本体の開口部内周縁に塗布部12’を当接させて押勢するものである。すなわち、塗布部12’を容器本体の開口部内周縁に当接させて押勢することで、軸部11’先端の断面U字形状の被係止部18’先端の凸湾曲面18a’に間隙19’を持って位置している塗布部12’の平面である係止部17’は、該被係止部18’の表面に沿って側面の平面18b’方向へ移動し、当接しつつ摺動して最終的に被係止部18’の側面である平面18b’に至るまで任意の位置に係止する。このとき、軸部11’と塗布部12’の塗布基部14’とを一体に連結する脚部16’、16’は軸部11’の移動及び摺動に伴って弾性に抗して伸長しつつ折曲し、軸部11’と塗布部12’との間で引張力を発生するものである。
その結果、軸部11’と塗布部12’とは、軸部11’の被係止部18’の表面に沿って任意の位置で係止され、最終的に側面である平面18b’にまで至ると面接触で強固に係止され、塗布部12’は該軸部11’に対して直角に傾倒した状態を維持することができるものとなる。
従って、軸部11’に対して傾倒し、且つその状態で維持されている塗布部12’の塗布体13’によってマスカラを簡易且つ正確に塗布することができるものである。
まず、軸部11’に対して傾倒し、その状態で維持されている塗布部12’を容器本体の開口部内周縁に対して当接させて被係止部18’の先端の凸湾曲面18a’方向へ押勢するものである。すなわち、軸部11’に対して傾倒している塗布部12’を容器本体の開口部内周縁に当接させて押勢すると、例えば軸部11’先端に一体成形されている被係止部18’の側面である平面18b’と面接触している塗布部12’の平面17a’の係止部17’は、該軸部11’の被係止部18’先端の凸湾曲面18a’方向へ当接しつつ摺動し、被係止部18’の先端である凸湾曲面18a’に間隙19’を持って位置するものとなる。このとき、軸部11’と塗布部12’の塗布基部14’とを一体に連結し、伸長しつつ折曲している脚部16’、16’は収縮しながら弾性により直線状になるものである。
その結果、塗布部12’は軸部11’の軸線方向と一致して直線状態を維持するものとなるので、化粧料塗布体10’を容器本体内に容易に収容することができるものである。
まず、容器本体と一体に螺合しているキャップの螺合を解くとともに引き上げると、化粧料塗布体10”の塗布部12”は、該軸部11”の軸線方向と一致して収容されているので、容器本体内から化粧料塗布体10”は円滑、且つ容易に取り出すことができる。
そして、容器本体内より取り出した化粧料塗布体10”において、該化粧料塗布体10”の塗布部12”を軸部11”に対して傾倒させるには、容器本体の開口部内周縁に塗布部12”を当接させて押勢するものである。すなわち、塗布部12”を容器本体の開口部内周縁に当接させて押勢することで、塗布部12”の後端に一体成形する係止部17”が、間隙19”を持って位置している軸部11”先端に一体成形される被係止部18”方向へ移動するとともに、被係止部18”の中央に有する切り欠き部18a”内で当接しつつ徐々に摺動して、任意の位置で係止する。このとき、軸部11”と塗布部12”とを一体に連結する脚部16”は被係止部18”後背により弾性に抗して伸長しつつ湾曲するものである。
その結果、軸部11”と塗布部12”とは任意の位置で係止され、塗布部12”は該軸部11”に対して傾倒した状態を維持することができるものとなる。
従って、軸部11”に対して傾倒し、且つその状態で維持されている塗布部12”の塗布体13”によってマスカラを簡易且つ正確に塗布することができるものである。
まず、軸部11”に対して傾倒し、その状態で維持されている塗布部12”を容器本体の開口部内周縁に対して当接させて元の位置方向へ押勢するものである。すなわち、軸部11”に対して傾倒している塗布部12”を容器本体の開口部内周縁に当接させて押勢すると、軸部11”先端に形成されている被係止部18”の中央に有する切り欠き部18a”内において係止されている塗布部12”の係止部17”が徐々に切り欠き部18a”外へ離脱するように摺動し、該切り欠き部18a”外で被係止部18”との間で一定の間隙19”を持って位置するものとなる。このとき塗布部12”が傾倒することで伸長しつつ湾曲していた脚部16”は、軸部11”の軸線方向と一致するように収縮しつつ弾性により直線状になるものである。
その結果、塗布部12”は軸部11”の軸線方向と一致して直線状態を維持するものとなるので、化粧料塗布体10”を容器本体内に容易に収容することができるものである。
2 容器本体
3 マスカラ
4 開口部
5 シゴキ
6 雄ネジ部
7、7’、7” キャップ
8 開口部
9 雌ネジ部
10、10’ 化粧料塗布体
11、11’ 軸部
11a 根元部
12、12’、12” 塗布部
13、13’、13” 塗布体
14、14’、14” 塗布基部
15、15’、15” 可動部
16、16’、16” 脚部
17、17’、17” 係止部
17a 凸湾曲面
17a’ 平面
18、18’、18” 被係止部
18a 凹湾曲部
18b 平坦部
18a’ 凸湾曲面
18b’ 平面
18a” 切り欠き部
19 間隙
A、A’、A” 傾倒機構
Claims (4)
- 後端に根元部を形成する軸部と、先端に塗布体を有する塗布部と、これら間に配置される可動部とから構成され、
該可動部において、軸部と塗布部とを、該軸部と塗布部との間で一体成形され、変形自在となる脚部によって連結するとともに、該軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に係止部を一体成形し、他方の端部に被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ係止部と被係止部とが係止自在となることで軸部に対して塗布部を傾倒自在としてなる傾倒機構を形成する
ことを特徴とする化粧料塗布体。 - 上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に先端を凸湾曲面とする係止部を一体成形し、他方の端部に該係止部の先端の形状に合致する複数の凹湾曲部を配設する被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ係止部の凸湾曲面と被係止部の凹湾曲部とが係止自在となる
ことを特徴とする請求項1記載の化粧料塗布体。 - 上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に平面である係止部を一体成形し、他方の端部に断面略U字形状の被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部と当接しつつ摺動し、且つ平面である係止部と断面略U字形状の被係止部とが係止自在となる
ことを特徴とする請求項1記載の化粧料塗布体。 - 上記傾倒機構が、軸部と塗布部のうち、いずれか一方の端部に、後述の切り欠き部幅よりも大となる幅を有して突出する係止部を一体成形し、他方の端部に脚部内側に当接するとともにその中間に切り欠き部を形成してなる被係止部を一体成形するとともに該係止部と被係止部との間で間隙を形成するものであって、該係止部が移動するとともに、被係止部の切り欠き部内で係止部が当接しつつ摺動し、且つ係止部と被係止部の切り欠き部とが係止自在となる
ことを特徴とする請求項1記載の化粧料塗布体。
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JP2006096416A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-04-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 柔軟容器 |
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