JP6152967B2 - 塗布体 - Google Patents

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Description


本願発明は、液状口紅、リップグロス、アイシャドウ、又はコンシーラーの他、部分美容液等の塗布に使用する塗布体に関する。

従来、液状口紅、リップグロス、アイシャドウ、又はコンシーラー等の化粧料の塗布に使用する塗布体は、その塗布部が被塗布面に対して確実に密着できるように弾性を有するものとすべく、該塗布体を軟質樹脂、エラストマー又はゴム等の軟質材(以下、「軟質材」とする。)により軸部とともに一体成形してなるものがある。

しかしながら、上記塗布体は通常別体の保持軸に対して軸部を保持するものである。そのため、塗布部を被塗布面に対して密着させることで該塗布体に大きな負荷が加わっても、塗布体を構成する軸部及び塗布部において変形や折損等の不具合が発生することがないように、塗布体には最低限の硬度が必要とされるものである。

一方、塗布体の塗布部が塗布する被塗布面、及び該被塗布面に対して塗布する化粧料や部分美容液は非常に多種類である。すなわち、被塗布面が、例えば口唇等のように柔らかい部分では塗布部を柔軟にし、また頬等のように比較的硬い部分では塗布部をある程度強硬にする必要がある。さらに、塗布体によって塗布するものが、例えば睫毛美容液の場合には、被塗布面が睫毛であるため塗布部を極端に柔軟とする必要がある。従って、保持軸に保持される塗布体においては、軸部で必要とされる硬度と、塗布体における塗布部において必要とされる硬度が著しく相違してしまうことがある。

そこで、連結差込部(上記塗布体の「軸部」に相当する。)とベース部(上記塗布体の「塗布部」に相当する。)とから構成されるアプリケータ(上記塗布体に相当する。)において、該連結差込部とベース部との硬度を相違、すなわち連結差込部では硬く、またベース部では柔らかくした上で、該連結差込部とベース部とを射出成形により一体としてなるものが提案されている(特許文献1)。

ところが、アプリケータの製造において、連結差込部とベース部とを一体にするに際して射出成形により一体とするので、連結差込部の材質とベース部の材質との軟化温度差が大であると、連結差込部とベース部とのいずれかで変形が発生する恐れがある。したがって、一体とする連結差込部とベース部との材質において制限が生じるので、製品であるアプリケータにおける適用範囲が狭まってしまうものとなる。

そして、塗布体としての適用範囲を拡大するために、一つの塗布体内において複数の異なる材質からなる塗布体を有するものとしている。従って、このような塗布体においても上記アプリケータと同様に一体に製造することは非常に困難なものとなる。

特許第4418786号公報

解決しようとする問題点は、多種多様の化粧料や部分美容液を、あらゆる被塗布面に対して適切に塗布できるように、複数の塗布体を有する塗布体を簡易且つ正確に、しかも安価に製造することができないという点である。

第1の特徴として、
保持部を有する第一塗布体及び軸部よりなる保持体と、別体の第二塗布体とから構成されるものであって、
該保持体において、軸部の一方に保持部を有する第一塗布体を一体に形成すると共に、
該保持体は、少なくとも第一塗布体に有する保持部から軸部の他方の長手方向端部に至るまで分離可能とし、
分離した軸部を一体として、該保持体の第一塗布体の有する保持部内に第二塗布体を保持させるものである。

そのため、保持体を少なくとも第一塗布体に有する保持部から軸部の長手方向端部に至るまで分離させることによって、該軸部も含めて第一塗布体内に有する保持部は拡大するので、保持部に対して別体の第二塗布体を容易に保持させられるものとなる。その結果、材質の異なる該第一塗布体及び第二塗布体を組み合わせた塗布体を簡易且つ正確に、しかも安価に製造することができる。さらに、多種多様の化粧料及び部分美容液を、あらゆる被塗布面に対して適切に塗布することができるようになるものである。

さらに、第1の特徴を踏まえて、第2の特徴として、

上記保持体を、一体とすることで保持部を有する第一塗布体及び軸部を形成する、互いに連結部分を介して連結される独立した複数の保持体片からなるものとするものである。

そのため、保持体の第一塗布体の保持部内において第二塗布体を保持させるにあたっては、保持体が互いに連結部分を介して連結された独立した複数の保持体片にそれぞれ分離するので、例え第二塗布体がどんなに複雑な形状であっても、第一塗布体の有する保持部となる部分は大きく拡大するので容易に保持させられるものである。その結果、材質の異なる該第一塗布体及び第二塗布体を組み合わせた塗布体を簡易且つ正確に、しかも安価に製造することができるものとなる。特に、塗布体の製造作業における作業効率はより高められて、製造コストを著しく低減させてより安価に製造することができるようになるものである。

そして、第1の特徴又は第2の特徴を踏まえて、第3の特徴として、

上記保持体の第一塗布体及び第二塗布体からなる塗布部の塗布面のうち少なくとも一方の塗布面の全面又は一部にフロッキー処理を施すものである。

そのため、塗布部の塗布面に対して施したフロッキー処理によって、より多くの化粧料や部分美容液を塗布部の塗布面において保持するものとなるので、該塗布体の塗布部の塗布面に保持される化粧料や部分美容液を、より広範囲にわたって、又はより厚く被塗布面に塗布することができるものとなる。

本願発明は、塗布部をなす第一塗布体及び第二塗布体を別体とした上で、該第二塗布体を第一塗布体内に有する保持部に保持させるものであるので、材質や形状の異なる塗布体を一体に組み合わせて、簡易且つ正確に、しかも安価に製造することができるとともに、様々な化粧料及び部分美容液を被塗布面に対して適切に塗布することができるようにする優れた効果を有するものである。

図1は、本願発明の実施例1である塗布体を具える塗布容器の拡大断面図である。 図2(イ)は、本願発明の実施例1である塗布体を具える塗布容器を構成するキャップの部分断面図、(ロ)は、本願発明の実施例1である塗布体の要部拡大側方部分断面図である。 図3(イ)は、本願発明の実施例1である塗布体の正面図、(ロ)はその側面図、(ハ)は、その塗布部及び塗布部の変形例のA−A断面図である。 図4は、本願発明の実施例1である塗布体の組み立て工程を示す図である。 図5(イ)は、本願発明の実施例2である塗布体の正面図、(ロ)はその側面図、(ハ)は、その塗布部のB−B断面図である。 図6は、本願発明の実施例2である塗布体の組み立て工程を示す図である。 図7(イ)は、本願発明の実施例3である塗布体の正面図、(ロ)はその側面図、(ハ)は、その塗布部のC−C断面図である。 図8は、本願発明の実施例3である塗布体の組み立て工程を示す図である。 図9(イ)は、本願発明の実施例4である塗布体の正面図、(ロ)はその側面図、(ハ)は、その塗布部のD−D断面図である。 図10は、本願発明の実施例4である塗布体の組み立て工程を示す図である。

塗布体を簡易且つ正確に、しかも安価に製造できるようにするとともに、様々な化粧料及び部分美容液を被塗布面に対して適切に塗布できるように、塗布体を、保持部を有する第一塗布部及び軸部よりなる保持体と、別体の第二塗布体とから構成し、該保持体を、少なくとも第一塗布体に有する保持部から軸部の長手方向端部に至るまで分離可能とし、又は連結部分を介して連結され、独立した複数の保持体片に完全に分離可能とするものであって、分離した少なくとも軸部、又は保持体片を一体として、該保持体の第一塗布体の有する保持部内に第二塗布体を保持させるものとすることで実現した。

図1において示すのは、本願発明の実施例1である塗布体10を具える塗布容器1である。そして、該塗布容器1は、その内部に液状口紅、リップグロス等の化粧料(以下、「化粧料」という。)3を貯留し、その開口部4では後述する本願発明の実施例1である塗布体10を保持する保持軸9、又は互いに材質の異なる第一塗布体13及び第二塗布体14からなる塗布部12に密着することによってそれらに過剰に付着した化粧料3を拭い去るシゴキ5を内装するとともに、その外周面には雄ネジ部6を螺設してなる塗布容器本体2と、その開口内周面において前記塗布容器本体2の開口部4の外周面に螺設する雄ネジ部6と螺合して該開口部4を閉塞自在としてなる雌ネジ部8を螺設するものであって、後述する本願発明の実施例1である塗布体10の軸部11を保持孔9b内に保持する保持軸9の根元部9aを嵌合させて一体に固持してなるキャップ7(図2参照)とからなるものである。

なお、上記第一塗布体13又は第二塗布体14からなる塗布部12の少なくともいずれか一方の塗布面12’、12”において、その全面又はその一部に対してフロッキー処理を施すことにより、該塗布面12’、12”に保持される化粧料3の量は増大するものとなる。その結果、より広範囲に渡って化粧料3を塗布することができるものである(以下、実施例2乃至実施例4においても同様である。)。

そして、本願発明の実施例1である塗布体10は、図3において示すように、上記保持軸9の保持孔9b内に挿嵌される軸部11と、該軸部11と一体に成形される第一塗布体13と別体の第二塗布体14よりなり、その表裏面を塗布面12’、12”とする塗布部12とから構成されるものである。具体的には、該塗布体10は、略涙滴形状の第一塗布体13及び軸部11となる保持体15と、別体であって、該第一塗布体13内に一体に保持される略涙滴形状の第二塗布体14とからなるものである。

ここで、該保持体15は、軟質樹脂、エラストマー又はゴム等の軟質材からなるものであって、一体とすることで略涙滴形状であって、表裏を貫通する保持部17を有する第一塗布体13及び軸部11を形成する互いに連結部分を介して連結される独立した複数の保持体片15’、15’からなるものである。さらに、該保持体15の第一塗布体13内に形成される保持部17には、その内周面全周に渡り突条縁18が内方に向かって突設されているものである。

一方、該第二塗布体14は、超軟質材又は発泡体からなるものであって、その側周面に沿って全周にわたり凹溝19が凹設されているものである。

なお、図3(ハ)において示すように、塗布部12を第一塗布体13とともになす第二塗布体14は、該第一塗布体13において保持された際には、塗布部12の塗布面12’、12”において両面とも凸状となっているものだけでなく、該塗布面12’、12”のうち、いずれか一面が凸状とするものや、両塗布面12’、12”が凹状としてものでも良いものである。

そこで、本願発明の実施例1である塗布体10は、図4に示すようにして組み立てられるものとなる。

すなわち、保持体15は、一体とすることで略涙滴形状であって、表裏を貫通する保持部17を有する第一塗布体13及び軸部11を形成する、互いに連結部分16を介して連結され、独立した複数の保持体片15’、15’からなるものである。その結果、該保持体15は、互いに連結部分16を介して連結されたままで保持体片15’、15’に分離されるので、一体とすることで第一塗布体13内に形成される保持部17内に第二塗布体14を容易に位置させることができるものである。

そして、完全に互いに分離された保持体片15’、15’を閉じる、すなわち完全に分離された保持体片15’、15’の軸部11を保持軸9の保持孔9b内に保持させるため一体として保持体15とすることによって、該保持体15の保持部17の突条縁18と第二塗布体14の凹溝19とが一体に嵌合するものとなる。その結果、第二塗布体14を第一塗布体13の保持部17内に確実に保持することができるものである。従って、保持体15の第一塗布体13の保持部17内において、別体の第二塗布体14を保持させる塗布体10を簡易且つ正確に製造することができるものとなる。

特に、第一塗布体13内に形成される保持部17に保持される第二塗布体14が超軟質材又は発泡体であると、従来であれば軟質材である第一塗布体13と組み合わせて保持軸9に保持することが不可能であったが、第一塗布体13ないしは第二塗布体14を損ねることなく塗布体10とすることができるものとなる。

本願発明の実施例1である塗布体10は以上のように構成されているので、塗布部12においては、その表裏面が塗布面12’、12”となり、さらに該塗布面12’又は12”では、その周囲は軟質材からなる第一塗布体13とし、その内部は超軟質材又は発泡体からなる第二塗布体14とするものである。

その結果、まず第一塗布体13では、断面が曲面を形成し、また先端が鋭くなっていることから化粧料3を正確に、且つ万遍なく塗布することができるものである。

次に、例えば超軟質材からなる第二塗布体14であっては、肌あたりの質感が向上し、また発泡体からなる第二塗布体14であっては肌あたりの質感が向上するとともに、発泡体に含まれる化粧料3の量が増大して、化粧料3を広範にわたって、又は厚く塗布することができるものとなる。

図5に示すものは、本願発明の実施例2である塗布体10aであり、該塗布体10aは、上記実施例1の塗布体10と同様に、保持軸9の保持孔9b内に挿嵌される軸部11aと、該軸部11aの一方に一体に成形される第一塗布体13aと別体の第二塗布体14aよりなり、その表裏面を塗布面12a’、12a”とする塗布部12aとから構成されるものである。

そして、具体的には、該塗布体10aは、略涙滴形状の第一塗布体13a及び軸部11aよりなる保持体15aと、別体であって、該第一塗布体13aに一体に保持される球形状の第二塗布体14aとからなるものである。

ここで、該保持体15aは、軟質樹脂、エラストマー又はゴム等の軟質材からなるものであって、第一塗布体13aの有する後述の保持部17aから軸部11aの他方の長手方向端部に至るまで分離可能とするとともに、該第一塗布体13a内には表裏を貫通する断面円形状の保持部17aを形成するものである。さらに、保持体15aの第一塗布体13a内に形成される保持部17aは、その内周面全周に渡り、後述する球状の第二塗布体14aの表面に当接することによって保持してなる保持周縁20が形成されているものである。

一方、該第二塗布体14aは、金属の硬質材からなり、表面が平滑である球状としてなるものである。

なお、保持体15aの第一塗布体14a内に形成される保持部17aの保持周縁20において保持される第二塗布体14aは球状であって、上述のように該保持周縁20によって回転不能に保持されるものであるが、第二塗布体14aと保持周縁20との間の摩擦を著しく低減させることによって回転可能に保持するものとしても良いものである。

そこで、本願発明の実施例2である塗布体10aは、図7において示すようにして組み立てられるものとなる。

すなわち、保持体15aにおいては、第一塗布体13aの有する保持部17aから軸部11aの他方の長手方向端部に至るまで分離するものである。その結果、保持体15aは、保持部17aから軸部11aの他方の長手方向端部に至るまで分離するので隙間が形成されて、球状である第二塗布体14aを保持部17a内に容易に挿入、位置させることができるものである。

そして、保持体15aにおいて分離した保持体15aの軸部11aを保持軸9の保持孔9b内に保持させるため一体とすることによって、該保持体15aの保持部17aの保持周縁20内に当接して保持するものである。その結果、第二塗布体14aを第一塗布体13aの保持体15a内に保持することができるものとなる。従って、保持体15aの第一塗布体13aの保持部17a内において、別体の第二塗布体14aを保持させる塗布体10aを簡易且つ正確に製造することができるものとなる。

本願発明の実施例2である塗布体10aは以上のように構成されているので、塗布部12aにおいては、その表裏面が塗布面12a’、12a”となり、さらに該塗布面12a’、12a”では、その周囲は軟質材からなる第一塗布体13aとし、その内部は金属等の硬質材からなる第二塗布体14aとするものである。

その結果、まず第一塗布体13aでは、断面が曲面を形成し、また先端方向に向かって鋭くなるヘラ状となっていることから化粧料3を正確に、且つ万遍なく塗布することができるものである。

次に、例えば金属等の硬質材からなる第二塗布体14aであっては、軟質材よりなる第一塗布体13aの弾性と相俟って、金属等の硬質材よりなる第二塗布体14aを肌に対して適度な弾性をもって密着させることができるものとなる。その結果、第二塗布体14aが、例えば硬質材であると、第一塗布体13aをなす軟質材の弾性と相俟って適度に押勢することでマッサージ効果が得られるものとなる。さらに、第二塗布体14aが例えば金属であると、第一塗布体13aをなす軟質材の弾性と相俟って得られるマッサージ効果とともに、金属イオンによる美容効果及び冷却効果が得られるものとなる。

図7に示すものは、本願発明の実施例3である塗布体10bであり、該塗布体10bは、上記実施例1及び2の塗布体10、10aと同様に、保持軸9の保持孔9b内に挿嵌される軸部11bと、該軸部11bと一体に成形される第一塗布体13bと別体の第二塗布体14bよりなり、その表裏面を塗布面12b’、12b”とする塗布部12bとから構成されるものである。

そして、具体的には、該塗布体10bは、略長方形状の第一塗布体13b及び軸部11bよりなる保持体15bと、別体であり、該第一塗布体13b内に回転自在に保持される円柱形状の第二塗布体14bとからなるものである。

ここで、該保持体15bは、軟質樹脂、エラストマー又はゴム等の軟質材からなるものであって、一体とすることで表裏を貫通する断面長方形状の保持部17bを有する第一塗布体13b及び軸部11bを形成する、互いに連結部分16bを介して連結され、独立した複数の保持体片15b’からなるものである。さらに、該保持体15bの第一塗布体13b内に形成される保持部17bには、軸方向に対向するように後述する円柱形状の第二塗布体14bにおいて軸方向に突出する回転軸14b’を遊嵌保持する回転軸孔17b’が形成されているものである。

一方、該第二塗布体14bは、硬質樹脂又は金属からなるものであって、軸方向に回転軸14b’が突設されている円柱形状とするものである。

そこで、本願発明の実施例3である塗布体10bは、図8において示すようにして組み立てられるものとなる。

すなわち、保持体15bは、一体とすることで断面直方形状の表裏を貫通する保持部17bを有する第一塗布体13及び軸部11を形成する、互いに連結部分16bを介して連結される独立した複数の保持体片15’、15’からなるものである。その結果、この保持体15bは保持体片15b’、15b’とに分離されるので、円柱形状である第二塗布体14bの軸方向に突設される回転軸14b’を保持部17b内の回転軸孔17b’内に遊嵌するように容易に位置させることができるものである。

そして、完全に互いに分離された保持体片15b’、15b’を閉じる、すなわち完全に分離された保持体片15b’、15b’の軸部11bを保持軸9の保持孔9b内に保持させるため一体とし、保持体15bとすることによって、該第二塗布体14bの回転軸14b’は保持部17bの回転軸孔17b’内に遊嵌されるものである。その結果、第二塗布体14bは第一塗布体13bの保持部17b内に確実に保持することができるものとなる。従って、保持体15bの第一塗布体13bの保持部17b内において、別体の第二塗布体14bを回転自在に保持させる塗布体10bを簡易且つ正確に製造することができるものとなる。

本願発明の実施例3である塗布体10bは以上のように構成されているので、塗布部12bにおいては、その表裏面が塗布面12b’、12b”となり、さらに該塗布面12b’、12b”では、その周囲は軟質材からなる第一塗布体13bとし、その内部は金属等の硬質材からなる回転自在な円柱形状の第二塗布体14bとするものである。

その結果、まず第一塗布部13bでは、断面が曲面を形成し、また全体として長方形状のヘラ状となっていることから化粧料3を正確に、且つ万遍なく、しかも平滑に塗布することができるものである。

次に、例えば硬質樹脂又は金属からなる第二塗布体14bであっては、軟質材よりなる第一塗布体13bの弾性と相俟って、第二塗布体14bを肌に対して回転可能であって、適度な弾性をもって密着させることができるものとなる。その結果、第二塗布体14bが、例えば硬質樹脂や金属であると、第一塗布体13bをなす軟質材の弾性と相俟って適度に回転させながら押勢することでマッサージ効果が得られ、特に第二塗布体14bが金属であると、第一塗布体13bをなす軟質材の弾性と相俟って得られるマッサージ効果とともに、金属イオンによる美容効果や冷却効果が得られるものとなる。

図9に示すものは、本願発明の実施例4である塗布体10cであり、該塗布体10cは、上記実施例1乃至3の塗布体10、10a、10bと同様に、保持軸9の保持孔9b内に挿嵌される軸部11cと、該軸部11cの一方に一体に成形される塗布部12cとから構成されるものである。

そして、具体的には、軸方向に中空である孔の保持部17cを有する略長方体形状の第一塗布体13c及び軸部11cよりなる保持体15cと、別体であり、該第一塗布体13cの先端より突出してなる筆である第二塗布体14cとからなるものである。

ここで、該保持体15cは、軟質樹脂、エラストマー又はゴム等の軟質材からなるものであって、第一塗布体13cの有する後述の保持部17cの係止スリット17c’から軸部11cの他方の長手方向端部に至るまで分離可能とするとともに、該第一塗布体13c内には軸方向に貫通する孔状である保持部17cを形成するものである。さらに、保持体15cの第一塗布体13c内に形成される保持部17cは、内部に後述する第二塗布体14cを収容するように、断面略長方形状の孔であって、その後端において後述する筆である第二塗布体14cの末端の係止縁14c’が係止する係止スリット17c’が配設されるものである。

一方、該第二塗布体14cは、繊維の方向を揃えてなる繊維束からなる筆であって、その後端には外方に向かって突出し、前記保持部17cの係止スリット17c’に係止する係止縁14c’が外方に向かって突出するように突設しているものである。

そこで、本願発明の実施例4である塗布体10cは、図10において示すようにして組み立てられるものとなる。

すなわち、保持体15cにおいては、第一塗布体13cの有する保持部17cの係止スリット17c’から軸部11cの他方の長手方向端部に至るまで分離するものである。その結果、保持体15cは、保持部17cの該係止スリット17c’から軸部11cの他方の長手方向端部に至るまで分離するので、隙間が形成されて、筆である第二塗布体14cの先端を第一塗布体13cより突出させるように保持部17c内へ容易に挿入することができるものである。

そして、保持体15aにおいては、第一塗布体13cの有する保持部17cから軸部11cの他方の長手方向端部に至るまで分離した保持体15cの軸部11cを保持軸9の保持孔9b内に保持すべく一体とすることによって、該第二塗布体14cである筆は第一塗布体13cの先端より突出するとともに、該第二塗布体14cである筆の後端に形成される係止縁14c’が保持部17cの係止スリット17c’と係止するものとなる。その結果、第二塗布体14cを第一塗布体13cの保持部17c内に保持することができる。従って、保持体15cの第一塗布体13cの保持部17c内において、別体の第二塗布体14cである筆を保持させる塗布体10cを簡易且つ正確に製造することができるものとなる。

本願発明の実施例4である塗布体10cは以上のように構成されているので、塗布部12cにおいては、第一塗布体13cはその表裏面が軟質材からなる塗布面12c’、12c”となり、さらに該第一塗布体13cの先端では筆である第二塗布体14cが突出するものである。 その結果、まず第一塗布体13cでは、断面が曲面を形成し、また全体として長方形状となっていることから化粧料3を正確に、且つ万遍なく、しかも平滑に塗布することができるものである。

次に、筆である第二塗布体14cであっては、柔軟に、しかも細かく変形するものとなるので、被塗布面に対する線塗りや面塗りを適切に塗布することができるものである。

1 塗布容器

2 塗布容器本体

3 化粧料

4 開口部

5 シゴキ

6 雄ネジ部

7 キャップ

8 雌ネジ部

9 保持軸

9a 根元部

9b 保持孔

10、10a、10b、10c 塗布体

11、11a、11b、11c 軸部

12、12a、12b、12c 塗布部

12’、12a’、12b’、12c’ 塗布面

12”、12a”、12b”、12c” 塗布面

13、13a、13b、13c 第一塗布体

14、14a、14b、14c 第二塗布体

14b’ 回転軸

14c’ 係止縁

15、15a、15b、15c 保持体

15’15b’ 保持体片

16、16b 連結部分

17、17a、17b、17c 保持部

17b’ 回転軸孔

17c’ 係止スリット

18 突条縁

19 凹溝

20 保持周縁

Claims (3)

  1. 保持部を有する第一塗布体及び軸部よりなる保持体と、別体の第二塗布体とから構成されるものであって、
    該保持体において、軸部の一方に保持部を有する第一塗布体を一体に形成すると共に、
    該保持体は、少なくとも第一塗布体に有する保持部から軸部の他方の長手方向端部に至るまで分離可能とし、
    分離した軸部を一体として、該保持体の第一塗布体の有する保持部内に第二塗布体を保持させる
    ことを特徴とする塗布体。
  2. 上記保持体を、一体とすることで保持部を有する第一塗布体及び軸部を形成する、互いに連結部分を介して連結される独立した複数の保持体片からなるものとする
    ことを特徴とする請求項1記載の塗布体。
  3. 上記保持体の第一塗布体及び第二塗布体からなる塗布部の塗布面のうち少なくとも一方の塗布面の全面又は一部にフロッキー処理を施す
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布体。
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