JP3124807U - 歯用ブラッシング器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯面に対する汚れ除去機能と使い易さの大幅な向上を図る。
【解決手段】歯用ブラッシング器具11はブラシ部材16及びブラシガイド18を有するヘッド12とグリップ15とを備える。ブラシ部材16はメラミン樹脂発泡成形体で形成され、全体が微細な網目状構造に構成されるとともに、歯に対する接触面にメラミン樹脂の極微細な毛羽17が設けられる。ブラシガイド18は、歯又は歯茎に弾性的に接触可能な部材からなり、ヘッド12のブラシ部材取付位置の縁部に相当する位置に、ブラシ部材16の高さ方向に、ブラシ部材16の高さよりも低い高さに突設される。
【選択図】図1

Description

本考案は、汚れ除去機能と使い易さの向上を図る歯用ブラッシング器具に関する。
従来の歯ブラシはヘッドとグリップが硬質の樹脂により一体に形成され、ヘッドの前面にブラシが植毛されている。また、歯ブラシの歯面に対する汚れ除去機能の向上を図るために、ヘッドの一部がブラッシング力に応じて弾性的に可動できるようにしたものがある。この種の歯ブラシは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2002−51838公報
しかしながら、従来の歯ブラシでは、ブラシで歯面を磨くため、ブラシの毛先が歯の表面に木目細かく接触することは難しく、歯表面の微細な凹凸面に入り込んだ汚れを除去しきれないという問題がある。
本考案は、このような従来の問題を解決するものであり、歯の表面に適切に木目細かく接触して、歯表面の微細な凹凸面に入り込んだ汚れを掻き取ることができ、歯面に対する汚れ除去機能と使い易さの大幅な向上を図る歯用ブラッシング器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の歯用ブラッシング器具は、ブラシ部材を取り付けられたヘッドと、グリップとを備えた歯用ブラッシング器具において、前記ブラシ部材はメラミン樹脂を主原料とする樹脂発泡成形体からなり、全体が歯面に接触可能な微細な網目状構造で、歯面に対する接触面に前記メラミン樹脂の微細な毛羽が形成され、併せて前記ヘッドに、歯と歯茎との境界に接触して前記ブラシ部材を歯面に位置決めするブラシガイドが設けられることを要旨とする。この場合、ヘッドはブラシ部材の外周が圧嵌可能な凹部を有し、前記ブラシ部材は該凹部に嵌め込み形式に取り付けられることが好ましい。また、ヘッドはブラシ部材の外周を取り囲み、圧接可能な挟持部材により形成され、前記ブラシ部材は該挟持部材に挟み込み形式に取り付けられることが好ましい。このヘッドの場合、ヘッドの内周に複数の係止突起が内方に向けて突出されることが好ましい。ブラシガイドは歯又は歯茎に弾性的に接触可能な部材からなり、ヘッドのブラシ部材取付位置の縁部に前記ブラシ部材の高さ方向に、前記ブラシ部材の高さよりも低い高さに突設されることが好ましい。ブラシガイドはまた、毛状に形成されることが好ましい。
本考案の歯用ブラッシング器具は、上記構成を有し、硬質のメラミン樹脂を主原料とするメラミン樹脂発泡成形体からなるブラシ部材を歯面に当てて通常の歯ブラシと同じブラッシング方法でブラッシングすることで、該ブラシ部材表面の、硬質のメラミン樹脂の微細な毛羽が歯面に木目細かく接触して、歯表面の微細な凹凸面に入り込んだ汚れを掻き取ることができ、歯面に対する汚れ除去機能の大幅な向上を図ることができる。また、このブラシ部材で歯のブラッシングを行う際に、ブラシ部材を歯面に押し当てながらブラシガイドを歯と歯茎との境界に当てることで、歯面と歯茎の位置がわかりやすく、このブラシガイドにより歯茎を保護しながら、ブラシ部材で歯面のみを適切にブラッシングすることができる。さらに、ブラシガイドを毛状に形成することで、このブラシガイドを使って、歯間の汚れや歯と歯茎の間の汚れを除去することができる。また、この歯用ブラッシング器具では、ブラシ部材をヘッドに設けた凹部に圧入する嵌め込み形式により、又はヘッドをなす挟持部材に挟み込み形式により取り付けることで、ブラシ部材の取り付け、取り外しを自在に行うことができ、ブラシ部材を交換すれば、このブラッシング器具を繰り返し使用することができ、経済的である。また、いずれの形式でも、ブラシガイドをヘッドのブラシ部材取付位置の縁部に設けることで、ブラシ部材の固定を補強することができ、ブラシ部材を接着剤を使用することなしに固定することができる。ブラシ部材が口の中に入るものだけに、ヘッドにブラシ部材を接着剤により固定するのに比べて、安全性の点でも好ましい。
以下、本考案の実施の形態について、図を用いて説明する。図1及び図2に第1の実施の形態を示している。図1において、歯用ブラッシング器具11(以下、この実施の形態の説明では、単にブラッシング器具11という。)は全体が一般の歯ブラシ形に構成され、ヘッド12と、ネック14と、グリップ15とを備え、ヘッド12の前面に、歯面に接触させて汚れを除去するブラシ部材16が取り付けられ、併せて歯と歯茎との境界に接触してブラシ部材16を歯面に案内し、位置決めするブラシガイド18が設けられる。
このブラッシング器具11の場合、ヘッド12、ネック14、グリップ15はポリプロピレンなどの樹脂により一体に成形される。図2に示すように、ヘッド12は平面形状が略楕円形又は略長方形に形成されて、その前面のブラシ部材取付位置に矩形状の凹部13が設けられる。凹部13の開口の平面積はブラシ部材16の固定側端面の平面積に比べて少し小さく、凹部13の内部空間の平面積がブラシ部材16の固定側端面の平面積と略同じかそれよりも少し大きく形成されて、ブラシ部材16が凹部13に圧入により嵌め込まれ、ブラシ部材16の外周面中間部が凹部13の開口縁部に圧接固定されるように構成される。なお、この凹部13の開口と内部空間を同じ平面積とし、これをブラシ部材16の固定側端面の平面積よりも少し小さくして、ブラシ部材16が凹部13に圧入により取り付けられ、ブラシ部材16の外周面の固定側端部が凹部13の内周面に圧接固定されるように構成されてもよい。ネック14はヘッド12とグリップ15との間に細い軸状に形成され、グリップ15は手に持ちやすい適宜長さ、太さを有する棒状に形成される。
ヘッド12の凹部13にブラシ部材16が取り付けられ、このブラシ部材取付位置の縁部にブラシガイド18が設けられる。ブラシ部材16は硬質のメラミン樹脂を主原料とする樹脂発泡成形体からなり、全体が極微細な網目状構造で、歯に対する接触面に極微細な(メラミン樹脂の)毛羽17が立てられている。この場合、メラミン樹脂発泡成形体は主原料のメラミン、ホルムアルデヒドに発泡原料を混合され、加熱、発泡されて成形され、硬いメラミン樹脂が単一の直方体ブロックに、伸縮性、柔軟性をもって構成され、その上面、すなわち樹脂発泡成形体の歯に対する接触面(メラミン樹脂の毛羽17の集合体)は略平坦に形成される。なお、ここでは特に詳述しないが、ブラシ部材16には、口腔又は人体に適する天然素材を使って、抗菌、消臭、消毒などの加工が施されている。ブラシガイド18は、歯又は歯茎に弾性的に接触可能な部材からなり、ヘッド12のブラシ部材取付位置の縁部に相当する位置、すなわち凹部13の開口縁部に、ブラシ部材16の高さ方向に、ブラシ部材16の高さよりも低い高さに突設される。この場合、ブラシガイド18はそれ自体、ナイロン繊維その他の合成樹脂製の繊維により毛状に形成され、ヘッド12の開口の(ブラッシング器具11を鉛直方向に立てたときの左右の当たる)両側縁部に相当する位置から少し(同様に上側に当たる)一端縁部にかけて略鉤形に植設される。なお、このブラシガイド18の配置形状はこれに限定されるものではなく、ブラシガイド18はヘッド12のブラシ部材取付部の(左右)両側縁部に並列に配置されてもよく、またブラシ部材取付部の全周縁部を囲うようにして枠状に配置されてもよい。また、ここでブラシガイド18の高さはブラシ部材16の高さのおよそ2分の1にしてある。このようにしてブラシガイド18は、ブラシガイド18の先端を歯又は歯茎との接触感覚で歯と歯茎の間に接触させることができ、また、ブラシガイド18を強く押し付ければ、ブラシガイド18は弾性変形(曲がり変形)するように構成される。このようにしてヘッド12の凹部13の開口両縁部にブラシガイド18が設けられ、ブラシ部材16はヘッド12の両ブラシガイド18、18間に嵌挿され、凹部13に圧入されて、ブラシ部材16の両側中間部が凹部13の開口縁部に圧接されるとともに、各ブラシガイド18、18に弾性的に挟持され、かつ網目状構造のブラシ部材16と毛状のブラシガイド18との係合(ブラシ部材16の繊維とブラシガイド18の毛との絡み合い)により固定されて、ヘッド12の前面に突出した状態に取り付けられる。
このブラッシング器具11は通常の歯磨きとは別に、審美用として使用される。つまり、このブラッシング器具11によるブラッシングは一般の歯ブラシによるブラッシングとは別に補助的に、また必要に応じて行われればよく、1週間に1、2回位のブラッシングが目安で、毎日行う必要はない。このブラッシング器具11を使う場合、まず樹脂発泡成形体のブラシ部材16に適度の水を含ませる。このブラシ部材16に歯みがきを付ける必要はない。そして、ヘッド12のブラシ部材16の表面を歯面に押し当てながら、ブラシガイド18の先端の歯又は歯茎との接触感覚で歯と歯茎との境界を探り、このブラシガイド18を歯と歯茎との境界に当てることで、ブラシ部材16を歯面に適切に案内して軽く押し当てる。このようにしてブラシ部材2を位置決めすることで、ブラシ部材16が歯の表面の凹凸にフィットする。そして、ブラシ部材2を一般の歯ブラシと概ね同じブラッシング方法でブラッシングすればよい。このとき、軽いブラッシングでよく、不必要に強いブラッシングでは歯のエナメル質や歯茎を傷めることがあり、好ましくない。軽いタッチのブラッシングで、樹脂発泡成形体のブラシ部材16はその伸縮性、柔軟性により歯面にソフトな感触で接触し、他面、樹脂発泡成形体の、硬いメラミン樹脂の毛羽17が歯面に木目細かく接触して、ブラシ部材16の動きとともに、歯表面の極微細な凹凸面に入り込んだ汚れが効果的に掻き取られる。その汚れは樹脂発泡成形体のブラシ部材16の内部(隙間)に吸着される。このブラッシングの間、ブラシガイド18を歯と歯茎との境界に当てて、ブラシ部材16を歯面に適切に位置決めすることで、ブラシ部材16で歯茎を擦るようなことがなく、ブラシ部材16で歯茎を傷付けることはない。また、毛状のブラシガイド18の先端を歯と歯茎との境界や歯と歯の間に数回、軽く指し込むことにより、ブラシガイド18の先端でその歯と歯茎の境界や歯の隙間に入り込んだ汚れを除去することもできる。なお、このブラッシング器具11を使用していくうちに、ブラシ部材16が削られてくることがあるが、そのときは口をすすぐなどして削りカスを吐き出せばよく、決して飲み込まない。
このようにブラッシング器具11によれば、ブラシ部材16を硬質のメラミン樹脂を主原料とするメラミン樹脂発泡成形体で形成し、全体を微細な網目状構造に構成するとともに、歯に対する接触面にメラミン樹脂の極微細な毛羽17を設け、このブラシ部材16を歯面に当てて、通常の歯ブラシのブラッシング方法でブラッシングし、このブラシ部材16の毛羽17を歯表面の極微細な凹凸面に木目細かく接触させて、歯表面の極微細な凹凸面に入り込んだ汚れを掻き取るようにしているので、歯面の汚れをしっかり落とし、歯のヤニや黄ばみも取れて、自然な白い歯に仕上げることができるなど、歯面に対する汚れ除去機能の大幅な向上を図ることができる。
また、ヘッド12にブラシガイド18を併せて設け、ブラシ部材16で歯のブラッシングを行う際に、ブラシ部材16を歯面に押し当てながらブラシガイド18を歯と歯茎との境界に当てることで、歯面と歯茎の位置がわかりやすく、ブラシ部材16を歯面に適切に案内し、位置決めして、ブラシ部材16で歯茎を傷つけることなしに、歯面のみを適切にブラッシングすることができる。さらに、このブラシガイド18を毛状に形成しているので、このブラシガイド18を歯と歯茎との境界や歯と歯の隙間に軽く差し込むことで、歯と歯茎の境界や歯の隙間に入り込んだ汚れを落とすこともできる。
また、このブラッシング器具11では、ブラシ部材16をヘッド12に接着剤で固定せず、ブラシ部材16をヘッド12に設けた凹部13に圧入する嵌め込み形式により取り付けているので、ブラシ部材16の取り付け、取り外しを自在に行うことができ、ブラシ部材16を交換すれば、ブラシガイド18が磨耗するまで、このブラッシング器具11本体(ヘッド12、ネック14、及びグリップ15の一体成形品)を繰り返し使用することができ、経済的である。さらに、ブラシガイド18をヘッド12のブラシ部材取付部(凹部13)の両側縁部又は全周縁部に設けて、ブラシ部材16の両側又は外周を保持するので、このブラシガイド18で、ブラシ部材16の固定を補強して、ブラシ部材16を接着剤を使用することなしに確実に固定することができ、また、ブラシ部材16のぐらつきを防止することもできる。ブラシ部材16は口の中に入るものだけに、ブラシ部材16の固定に接着剤を使用しないことが好ましく、このブラッシング器具11を安全に、安心して使用することができる。
図3乃至図5に第2の実施の形態を示している。なお、この実施の形態では、ブラシ部材及びブラシガイドそれ自体は第1の実施の形態と同様であり、ヘッド、ネック、グリップの構造、及びブラシ部材をヘッドに取り付ける形式が異なるので、ここでは第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付してその重複した説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部材にのみ新たな符号を付して説明する。
図3に示すように、この歯用ブラッシング器具21(以下、この実施の形態の説明では、単にブラッシング器具21という。)の場合、ヘッド22及びネック24はポリプロピレンなどの樹脂により一体に成形され、グリップ25はヘッド22及びネック24とは別体にポリプロピレンなどの樹脂により成形される。
図4に示すように、ヘッド22及びネック24は縦に2分割された左右対称形状の2つの部材31、31(挟持部材31)からなり、一端(上端)が薄肉ヒンジ32で結合されて、この薄肉ヒンジ32を中心に開閉可能に形成される。これら2つの部材31、31の上部はヘッド22で、下部がネック24である。ヘッド22は2つの部材31、31が閉じられた閉状態の平面形状が略楕円形又は略長方形の枠状に形成される。この枠形状は、正面側開口の平面積がブラシ部材16の固定側端面の平面積に比べて少し小さく、その内周に内方に向けて複数の係止突起221が鋸歯状に突出形成され、また、背面側開口の平面積がブラシ部材5の固定側端面の平面積と略同じかそれよりも少し大きく、ブラシ部材31の外周を取り囲み、圧接可能に、かつ複数の係止突起221で係止可能に構成される。このヘッド22の場合、ブラシガイド18はヘッド22のブラシ部材取付位置の縁部に相当する位置、すなわちヘッド22の枠形状の正面に植設される。なお、ブラシガイド18は、第1の実施の形態で既に説明したとおりである。ネック24はヘッド22の各下端に連続して、それぞれ所定長さの細長い軸状に形成される。このネック24の部分をなす一方の部材31の正面に内側側面から外側側面に向けて段差形状のロック溝240が形成され、他方の部材31の内側側面に当該ロック溝240に一体的に嵌合可能な段差形状のロック爪241が形成されて、これらロック溝240とロック爪241の係合により、ヘッド22及びネック24の閉状態が固定される。このようにしてヘッド22はネック24と共に、ブラシ部材16の外周を取り囲み、圧接可能な挟持部材31により形成される。
図3に示すように、グリップ25は手に持ちやすい適宜長さ、太さを有する棒状に形成され、上部にネック24の下部が所定の長さだけ挿通され、嵌合可能な凹状の連結部251が併せて形成される。このようにして図5に示すように、ヘッド22に一体のネック24が閉状態でグリップ25上部の連結部251に差し込み、連結可能になっている。なお、このグリップ25の正面には、連結部251の底部付近に小さな穴252が形成され、ネック24の下端が連結部251の底部まで差し込まれた状態が見えるようになっている。
このヘッド22にブラシ部材16を取り付ける場合、図3に示すように、ヘッド22と一体のネック24をグリップ25から抜き外し、図4に示すように、ネック24のロック爪241をロック溝240から外して、ヘッド22及びネック24(挟持部材31)をV字形に開く。この状態でブラシ部材16をヘッド22の枠形状内に嵌め込む。ヘッド22がV字形に開いているので、ブラシ部材16をヘッド22に容易に挟み込むことができる。このとき、ブラシ部材16の背面とヘッド22の背面側開口面が略一致するように挟み込むことが好ましい。このようにしてヘッド22及びネック24(挟持部材31)を閉じると、ブラシ部材16(の外周)はヘッド22の枠形状に取り囲まれて圧接され、さらにヘッド22の内周の複数の係止突起221により食い付き係止されて、しっかりと取り付けられる。そして、ネック24のロック爪241をロック溝240に掛けてこれを固定し、図5に示すように、ネック24をグリップ25の連結部251に差し込んで、連結する。このとき、グリップ25正面の小さな穴252からネック24の差し込み端を見て、ネック24の下端が連結部251の底部まで差し込まれていればよい。なお、このブラッシング器具11の使用により減耗したブラシ部材16を新たなブラシ部材16に交換する場合も、同様の手順となる。このブラッシング器具21の使い方は(第1の実施の形態において)既述のとおりである。
このようにしてもブラッシング器具21に第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。また、このブラッシング器具21では、ブラシ部材16がヘッド22の開閉により挟み込み形式に取り付けられるので、ブラシ部材16の取り付け、取り外しや交換をより簡単に行うことができる。さらに、このヘッド22の場合、ヘッド22の内周に複数の係止突起221が内方に向けて鋸歯状に突出され、ブラシ部材16が係止突起221に食い付き、係止されるので、ヘッド22にブラシ部材16を確実に固定することができる。
なお、上記各実施の形態では、ブラシ部材16を形成する硬質の樹脂にメラミン樹脂が採用されているが、他の樹脂材料に代えることもできる。この場合、メラミン樹脂と概ね同等の研磨性能を有する樹脂材料が好ましい。
また、上記各実施の形態では、ブラシガイド18は毛状に形成されているが、弾性を有する合成樹脂材料により、一連の薄形の板状に、又は複数の分割片に形成されてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、ブラッシング器具11、21は全体が一般の歯ブラシ形に構成されているが、ヘッド12、22を電動で回転させる電動回転式に変えてもよい。
またさらに、上記各実施の形態では、ブラッシング器具11、21は一般ユーザー向けのブラッシング器具として構成されているが、ブラシ部材及びブラシガイドを有するヘッドがパーツとして構成され、歯科用治療器具、歯科技工用器具又は義歯補修用器具のグリップに取り付けられるようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態では、ヘッド22及びネック24をなす挟持部材31が薄肉ヒンジ32を介して開閉可能に形成されているが、この挟持部材31は完全に切り離されて、一方に係止突起又は係止爪、他方に係止穴又は係止溝をそれぞれ設けて、これら係止突起又は係止爪と係止穴又は係止溝との係合により結合されるようにしてもよい。また、ヘッド22及びネック24が挟持部材31により一体に形成され、グリップ25が別体に形成されているが、挟持部材31のネック24をなす(軸状の)部分がグリップとして適した太さに拡大され、必要な長さに延ばされて、その一方に係止突起又は係止爪、他方に係止穴又は係止溝をそれぞれ設け、これら係止突起と係止溝との係合により結合されて、グリップとして構成されてもよい。このようにすることで、別体のグリップ25が不要となる。
本考案の第1の実施の形態における歯用ブラッシング器具の斜視図 同歯用ブラッシング器具の一部分解斜視図 本考案の第2の実施の形態における歯用ブラッシング器具の一部分解斜視図 同歯用ブラッシング器具の特にヘッド及びブラシ部材の分解斜視図 同歯用ブラッシング器具の組み立て後の斜視図
符号の説明
11 歯用ブラッシング器具
12 ヘッド
13 凹部
14 ネック
15 グリップ
16 ブラシ部材
17 毛羽
18 ブラシガイド
21 歯用ブラッシング器具
22 ヘッド
221 係止突起
24 ネック
240 ロック溝
241 ロック爪
25 グリップ
251 連結部
252 穴
31 2つの部材(挟持部材)
32 薄肉ヒンジ

Claims (6)

  1. ブラシ部材を取り付けられたヘッドと、グリップとを備えた歯用ブラッシング器具において、
    前記ブラシ部材はメラミン樹脂を主原料とする樹脂発泡成形体からなり、全体が歯面に接触可能な微細な網目状構造で、歯面に対する接触面に前記メラミン樹脂の微細な毛羽が形成され、
    併せて前記ヘッドに、歯と歯茎との境界に接触して前記ブラシ部材を歯面に位置決めするブラシガイドが設けられることを特徴とする歯用ブラッシング器具。
  2. ヘッドはブラシ部材の外周が圧嵌可能な凹部を有し、前記ブラシ部材は該凹部に嵌め込み形式に取り付けられる請求項1に記載の歯用ブラッシング器具。
  3. ヘッドはブラシ部材の外周を取り囲み、圧接可能な挟持部材により形成され、前記ブラシ部材は該挟持部材に挟み込み形式に取り付けられる請求項1に記載の歯用ブラッシング器具。
  4. ヘッドの内周に複数の係止突起が内方に向けて突出される請求項3に記載の歯用ブラッシング器具。
  5. ブラシガイドは歯又は歯茎に弾性的に接触可能な部材からなり、ヘッドのブラシ部材取付位置の縁部に前記ブラシ部材の高さ方向に、前記ブラシ部材の高さよりも低い高さに突設される請求項1乃至4のいずれかに記載の歯用ブラッシング器具。
  6. ブラシガイドは毛状に形成される請求項1乃至5のいずれかに記載の歯用ブラッシング器具。
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