JP2014030581A - 口腔内清掃用具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 口腔内を清掃するための口腔内清掃用具1であって、使用者が把持する把持部を有する棒状部材10と、棒状部材の先端に一方向又は多方向に植設されるブラシ体12と、棒状部材の先端に該ブラシ体の毛先方向に向かって展開する略平面な磨面を有するスポンジ体13とを備え、棒状部材10に、スポンジ体13を脱着可能に保持するスポンジ保持機構を備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1はブラシ部分をスポンジ状物質とした構成を、特許文献2ではブラシ軸の先端にメラミン樹脂発泡材のスポンジを付着した構成を開示している。特許文献3では、歯ブラシのヘッドの植毛面に毛束かスポンジ体を植設すると共に、非植毛エリアを構成する発明を開示している。
特許文献4は従来の歯ブラシとは形状を異にし、セルローススポンジからなる立方体形状の吸水体を設けた口腔清掃用スポンジブラシを提案している。特許文献5はメラミン樹脂発泡体部を先端に備えると共に、電動振動体で振動させる構成を提案している。
すなわち、口腔内を清掃するための口腔内清掃用具であって、使用者が把持する把持部を有する棒状部材と、棒状部材の先端に一方向又は多方向に植設されるブラシ体と、同じく棒状部材の先端にブラシ体の毛先方向に向かって展開する略平面な磨面を有するスポンジ体とを備える。
本構成において、棒状部材に該スポンジ体を脱着可能に保持するスポンジ保持機構を備えたことを特徴とする。
図1は本発明に係る口腔内清掃用具の例として、歯ブラシ様の清掃用具(1)を示している。本清掃用具(1)は、使用者が把持する把持部を有する棒状部材(10)と、この棒状部材(10)の先端に位置するブラシ基部(11)から図中上向きに植設されたブラシ体(12)とを備える。
スポンジ体(13)の上面は、ブラシ体(12)の上端とほぼ等高面であって、ブラシ体(12)の植毛方向と直交する略平面を構成している。この上面が使用者の歯表面に接触し汚れを除去する。
従来、このような後天的な着色に対しては、歯磨剤を含んだペーストと歯ブラシを用いることによるブラッシングが一般的であり、歯科医院では、歯磨剤を含んだペーストとラバーカップあるいはロビンソンブラシを装着した歯科用コントラアングルを用いたブラッシング、さらには研磨パウダーを水と同時に勢いよく吹きかけるエアーブラスト装置による方法などの対応が取られてきた。
特許文献9では、樹脂性発泡体のブラシ部材と、歯磨き剤ペーストを用いたブラッシングを比較している。前者では15秒でかなり着色は除去され、180秒のブラッシングでほぼ完全に着色が除去されたとしている。後者では、30秒まではほとんど変化が認められず、45秒でわずかに着色が除去され、それ以降はほとんど変化がなかった、としている。
以上のような従来技術によって、スポンジ体、特にメラミンフォームは通常の歯ブラシに比べて歯の表面の汚れ除去効果が顕著であることが認められる。
同時に、従来の技術でも指摘されていたスポンジ体(13)への着色物の付着や、使用に伴う縮小に対応するために、スポンジ体(13)を脱着可能にして、使用者がスポンジ体(13)を適宜交換できるようにした。
取り外す際はスポンジ体(13)を指やピンセットなどでつまんでブラシ基部(11)から離脱させる。
すなわち、スポンジ体とブラシ体を組み合わせる従来の構成の問題点は、スポンジ体は汚れや劣化が速く、頻繁に変える必要があるが、ブラシ体(12)はそれよりもずっと長く使うことができる。にもかかわらず、コストのかかる清掃用具(1)自体を交換しなければならなかった。
図2(a)は、棒状部材の先端だけを連結し、図中上下両側に棒状部材(10a)(10b)が開閉可能な構成である。両側に分離したブラシ基部(11a)(11b)にはスポンジ体(14)を挟持する溝部(110)(111)がそれぞれ形成されている。
図2(b)に示すように、溝部(110)(111)はスポンジ体(14)の幅よりもやや狭くなっているので閉成時にスポンジ体根元部が圧縮され、挟持される。従って、ブラッシングなどでも容易に離脱することなく、スポンジ体(14)を良好に使用できる。
ブラシ基部(11’)(11’b)同士は図示しない係合手段によって互いに係合可能であり、スポンジ体(14)の交換時に係合を解除して開成して交換する。この点は上記の実施例と同様であるから説明は省略する。
図3は本発明に係るスポンジ保持機構の別構成を説明する図である。図3(a)では、棒状部材(10)において、ブラシ基部(15a)(15b)が離脱した上で、上下両側に分割可能な構成である。
本構成では、棒状部材(10)の把持部と、ブラシ基部とを別個に提供することができるので、スポンジ体(14)だけでなく、ブラシ体(12)の交換時にはブラシ基部(15a)(15b)だけを提供して交換可能にしてもよい。
また、図4(b)のように、棒状部材を短く構成し、手元側端部(18’)において上下(19a’)(19b’)に開閉する構成でもよい。本構成の短い棒状部材を別体のハンドル体(図示しない)に装着して使用するようにしてもよい。
スポンジ体としては、樹脂性発泡体が好ましく、特にメラミンをフェノールや尿素等の架橋剤を用いることにより形成されたメラミンフォームが最適である。
メラミンフォームは、フォームを構成する壁の厚さが歯の表面にある微細な凹部より充分小さいので、その構成壁が歯の微細な穴に入り込み、凹部内の着色あるいは沈着物を機械的にかき出す。
本発明は歯磨き用の清掃用具に限定されず、舌ブラシなど任意の口腔内清掃用具として提供することができる。
Claims (5)
- 口腔内を清掃するための口腔内清掃用具であって、
使用者が把持する把持部を有する棒状部材と、
該棒状部材の先端に一方向又は多方向に植設されるブラシ体と、
該棒状部材の先端に該ブラシ体の毛先方向に向かって展開する略平面な磨面を有するスポンジ体と
を備え、
該棒状部材に、該スポンジ体を脱着可能に保持するスポンジ保持機構を備えた
ことを特徴とする口腔内清掃用具。 - 前記スポンジ保持機構が、
前記棒状部材の先端に前記スポンジ体を装着する凹部を備え、
該凹部に該スポンジ体を嵌入することで保持するようにした
請求項1に記載の口腔内清掃用具。 - 前記スポンジ保持機構が、
前記棒状部材の少なくとも一部が両側に開閉可能な構成であって、
開成した状態で該スポンジ体の根元部分を配置し、閉成させる際に該根元部分を保持するようにした
請求項1に記載の口腔内清掃用具。 - 前記スポンジ保持機構が、
前記棒状部材の少なくとも一部が両側に分割可能な構成であって、
両側に分割した状態で該スポンジ体の根元部分を配置し、合体させる際に該根元部分を保持するようにした
請求項1に記載の口腔内清掃用具。 - 前記スポンジ体が、前記磨面と垂直な方向に圧縮された圧縮メラミンフォーム
である請求項1ないし4のいずれかに記載の口腔内清掃用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012172773A JP2014030581A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 口腔内清掃用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012172773A JP2014030581A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 口腔内清掃用具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016003153U Continuation JP3206395U (ja) | 2016-07-01 | 2016-07-01 | 口腔内清掃用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014030581A true JP2014030581A (ja) | 2014-02-20 |
Family
ID=50280895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012172773A Pending JP2014030581A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 口腔内清掃用具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014030581A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007202809A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Hiroshima Univ | 歯研磨器具 |
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2012
- 2012-08-03 JP JP2012172773A patent/JP2014030581A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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