JP2014033720A - 液状化粧料塗布体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸部10と共に構成される液状化粧料塗布体9の塗布部11が、薄板状とすると共に、その外形形状を略長方形状とするものであって、該塗布部11の一面11aには平面の塗布面12を形成し、他面11bには該一面11a方向へ凹陥する二本の溝部13を形成しているので、塗布部がシゴキを通過する際には、塗布部は、溝部の内底部を中心にして該塗布部の塗布面を内側に巻き込むようにシゴキに合わせて筒状に変形して抵抗を少なくし、該塗布部の塗布面に付着した液状化粧料を拭い去られることなく円滑に通過することができるものである。
【選択図】図4
Description
ところが、上記塗布体によってさらに広範囲の被塗布面に対して液状化粧料を塗布しようとすると、該塗布体を塗布容器本体に対して反復して挿脱しなければならず、使用者にとって非常に煩しいものである。
そのため、幅を拡大した塗布部がシゴキを通過しようとすると、該塗布部の変形が円滑に行われ難くなり、塗布部とシゴキ部との間で大きな抵抗が生じてしまうものとなる。その結果、液状化粧料塗布体の挿脱時における操作感が低下してしまうとともに、シゴキ通過後の塗布部の変形が急激になり、該塗布部に付着した液状化粧料が飛散し、周囲を汚損するおそれがある。従って、操作感の低下及び液状化粧料の飛散を防止しようとすると、塗布部の拡大には限界が生じるものである。
軸部と、塗布部とから構成され、
該塗布部は、薄板状とすると共に、その外形形状を略長方形状又は塗布部の全部又は一部を先端方向から軸部方向へ幅狭となる逆テーパ形状とし、
該塗布部の一面には平面の塗布面を形成し、他面には該一面方向へ凹陥する単数又は複数の薄肉部を形成するものである。
上記塗布部の他面において該一面方向へ凹陥するように形成される単数又は複数の薄肉部を、該他面の全面又は一部に渡って形成される単数又は複数の溝部の内底部とするものである。
上記塗布部の外周縁の全周又は一部を曲面とするものである。
上記塗布部の一面の平面の塗布面の全面又は一部に対してフロッキー植毛加工をするものである。
そして、該液状化粧料塗布容器1は、その内部に液状口紅、リップグロス等の液状化粧料(以下、「液状化粧料」という。)3を貯留し、その開口部4では後述する本願発明の実施例である液状化粧料塗布体9を保持する保持軸8又は塗布部11に密着することによって該保持軸8又は塗布部11に過剰に付着した液状化粧料3を拭い去るシゴキ6を内装するとともに、その外周面には雄ネジ部5を螺設してなる塗布容器本体2と、その内周面の雌ネジ部7aにおいて前記塗布容器本体2の開口部4の外周面に螺設する雄ネジ部5と螺合することで、該開口部4を閉塞自在としてなるものであって、後述する本願発明の実施例である液状化粧料塗布体9の軸部10を先端の保持孔8b内に保持してなる保持軸8の根元部8aを嵌合させて一体に固持してなるキャップ7とからなるものである。
さらに、該塗布部11は、弾性を有するように均一の薄板状とすると共に、その外形形状を略長方形状とするものでる。その上、該塗布部11の一面11aには平面の塗布面12を形成し、他面11bには該一面11a方向へ凹陥する二本の断面V字形状の溝部13、13が形成されるものである。そのため、該溝部13、13の内底部13a、13aは、塗布部11に圧力が加わった場合に変形自在となる薄肉部となるものである(図2、図3参照)。
すなわち、例えば、液状化粧料3を塗布する場合においては、キャップ7と塗布容器本体2との螺合を解くとともにキャップ7を引張するものである。
そして、キャップ7を引張することによって、該キャップ7に固持される保持軸8に保持される液状化粧料塗布体9の塗布部11は塗布容器本体2の開口部4内に内装されるシゴキ6の内径よりも大であるので、塗布部11とシゴキ6とは当接するものとなる。
さらに、キャップ7を持って引張して、該塗布部11がシゴキ6を通過しようとすると、該塗布部11に対して抵抗が発生して圧力が加わるものとなる。
その結果、塗布部11は該塗布部11の他面において軸部10の軸線に沿って形成される二本の溝部13、13を中心として一面11aに形成される塗布面12を内側に巻き込むようにして筒状に変形して抵抗が少なくなるので、塗布部11は、該塗布部11の一面11aである塗布面12に付着した液状化粧料3を拭い去ることなく、塗布部11の他面11b又は保持軸8に過剰に付着した液状化粧料3を拭い去りつつシゴキ6を通過するものとなる。
その上で、筒状に変形してシゴキ6を通過した後の塗布部11ではシゴキ6による圧力が解消されるので、圧力を受けて筒状に変形していた塗布部11は再び元の形状、すなわち内側に巻き込まれていた塗布部11の一面11aである塗布面12を平面状とするように均一の薄板状に復元するものである。
以上により、使用者は大きく拡大し、その表面に多量の液状化粧料3が付着した塗布部11の塗布面12により、液状化粧料3を被塗布面に万遍なく塗布することができるものとなる。
2 塗布容器本体
3 液状化粧料
4 開口部
5 雄ネジ部
6 シゴキ
7 キャップ
7a 雌ネジ部
8 保持軸
8a 根元部
8b 保持孔
9 液状化粧料塗布体
10 軸部
11 塗布部
11a 一面
11b 他面
12 塗布面
13 溝部
13a 内底部
Claims (4)
- 軸部と、塗布部とから構成され、
該塗布部は、薄板状とすると共に、その外形形状を略長方形状又は塗布部の全部又は一部を先端方向から軸部方向へ幅狭となる逆テーパ形状とし、
該塗布部の一面には平面の塗布面を形成し、他面には該一面方向へ凹陥する単数又は複数の薄肉部を形成する
ことを特徴とする液状化粧料塗布体。 - 上記塗布部の他面において該一面方向へ凹陥するように形成される単数又は複数の薄肉部を、該他面の全面又は一部に渡って形成される単数又は複数の溝部の内底部とする
ことを特徴とする請求項1記載の液状化粧料塗布体。 - 上記塗布部の外周縁の全周又は一部を曲面とする
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の液状化粧料塗布体。 - 上記塗布部の一面の平面の塗布面の全面又は一部に対してフロッキー植毛加工をする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載の液状化粧料塗布体。
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