JP2016016186A - 化粧料塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸の一端に塗布体を備えた化粧料塗布具について、塗布体に方向性のあるしなりを持たせることにより化粧料を塗布し易くすると共に、化粧料の塗布時の感触を向上させる。
【解決手段】化粧料塗布具1Aが、化粧料を塗布する塗布体10、塗布体10を一端に有する軸20、軸20が挿入された外筒40を有する。軸20は、軸本体21と、軸本体21の塗布体側に設けられた可撓部22を有し、可撓部22は孔部23を有し、孔部23の周壁24に薄板部25a、25bがある。可撓部22の孔部23から延びた溝12が塗布体10の塗布面11に設けられている。
【選択図】図2E

Description

本発明は、化粧料塗布具に関する。
マスカラ、アイライナー等の化粧料の塗布具として、軸の一端に塗布体を備えたものが使用されている。このような塗布具では、化粧料を塗布し易くするために、塗布体を軸に対して撓ませることが提案されている。例えば、塗布体の一端にボールジョイントを形成し、そのボールジョイントを筒状軸の一端に装着し、筒状軸の内部に設けた弾性体でボールジョイントを圧接し、保持することが提案されている(特許文献1)。
また、一端に塗布体を有する軸を軟材質の素材により中空に成形し、その肉厚を塗布体側で薄くして剛性を少なくすることにより軸を撓ませることが提案されている(特許文献2)。
特開平10−99127号公報 特開2005−185360号公報
しかしながら、上述のボールジョイントを用いた化粧料塗布具や軟質素材の中空軸を用いた化粧料塗布具では、塗布体が軸に対してどの方向にも同じように撓むので、化粧料の塗布時に不用意に意図しない方向に塗布体が撓んでしまい、思い通りの化粧をできない場合が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、軸の一端に塗布体を備えた化粧料塗布具について、塗布体に方向性のあるしなりを持たせることにより化粧料を塗布し易くし、また、化粧料の塗布時の感触を向上させることに関する。
上述の課題を解決するため、本発明は、化粧料を塗布する塗布体、塗布体を一端に有する軸、軸が挿入された外筒を有する化粧料塗布具であって、
軸は、軸本体と、軸本体の塗布体側に設けられた可撓部を有し、
可撓部は孔部を有し、孔部の周壁に薄板部があり、
可撓部の孔部から延びた溝が塗布体の塗布面に設けられている化粧料塗布具を提供する。
本発明の化粧料塗布具によれば、軸が特定方向に撓みやすいという方向性のあるしなりを有するので、化粧料を塗布しやすくなる。また、軸部の撓みやすさにより、塗布時に柔らかな感触を得ることができる。
また、本発明の化粧料塗布具によれば、塗布体の形状や材料に依存せず、軸部に撓みやすさを持たせるので、塗布体自体は剛性の強いものでも塗布時に柔らかな感触を得ることができる。
さらに、本発明の化粧料塗布具を液状の化粧料に使用すると、可撓部の孔部に化粧料が溜まり、可撓部が撓むことにより孔部から化粧料が押し出され、その化粧料は溝をつたって塗布体の塗布面に導出されるので、塗布により塗布面から減少した化粧料を、化粧料の塗布中に補うことができる。
図1は、実施例の化粧料塗布具1Aの分解図である。 図2Aは、実施例の化粧料塗布具1Aを斜め前方から見た斜視図である。 図2Bは、実施例の化粧料塗布具1Aを斜め後方(塗布面側)から見た斜視図である。 図2Cは、実施例の化粧料塗布具1Aの背面図である。 図2Dは、実施例の化粧料塗布具1AのX−X断面図である。 図2Eは、実施例の化粧料塗布具1AのY−Y断面図である。 図3Aは、実施例の化粧料塗布具1Aの作用を示す正面図である。 図3Bは、実施例の化粧料塗布具1Aの作用を示す正面図である。 図4Aは、実施例の化粧料塗布具1Bの塗布体付近の斜視図である。 図4Bは、実施例の化粧料塗布具1Bの塗布体付近の背面図である。 図4Cは、実施例の化粧料塗布具1Bの塗布体付近のX−X断面図である。 図5Aは、実施例の化粧料塗布具1Cの塗布体付近の斜視図である。 図5Bは、実施例の化粧料塗布具1Cの塗布体付近の背面図である。 図5Cは、実施例の化粧料塗布具1Cの塗布体付近のX−X断面図である。 図6Aは、実施例の化粧料塗布具1Dの塗布体付近の斜視図である。 図6Bは、実施例の化粧料塗布具1Dの塗布体付近の背面図である。 図7は、実施例の化粧料塗布具1Eの塗布体付近の斜視図である。 図8Aは、実施例の化粧料塗布具1Fの塗布体付近の斜視図である。 図8Bは、実施例の化粧料塗布具1Fの塗布体付近の断面図である。 図9は、実施例の化粧料塗布具1Gの塗布体付近の断面図である。 図10は、実施例の化粧料塗布具1Hの塗布体付近の断面図である。 図11は、本発明の化粧料塗布具を使用した化粧品の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の化粧料塗布具1Aの分解図であって、一端に塗布体10を有する軸20と、外筒40の斜視図であり、図2Aは、化粧料塗布具1Aを斜め前方から見た斜視図であり、図2Bは、それを斜め後方(塗布面側)から見た斜視図であり、図2Cはその背面図であり、図2D及び図2Eはその断面図である。
この化粧料塗布具1Aは、液状口紅、マニキュア、コンシーラー、アイシャドウ等の化粧料、特に液状口紅、マニキュア等の液状化粧料の塗布に好適な塗布具であって、化粧料を、爪、唇、肌等の被塗布部に塗布する塗布体10、塗布体10を一端に有する軸20、軸20が挿入された外筒40を有する。ここで、塗布体10と軸20は、ポリウレタン系エラストマー等の可撓性を有する樹脂で一体成形されている。
塗布体10は、平面視で先端が丸められたしずく型で、平坦な塗布面11を有する。ここで塗布面とは、塗布体10の通常の使用方法において被塗布部に接し得る面をいい、本実施例の化粧料塗布具1Aでは塗布体10の片面に形成された楕円状の平坦面である。塗布体10は、その最広部から塗布面11の先端側及び軸本体21の可撓部22に向けて徐々に塗布面11の幅が狭くなる。最広部は塗布面11の任意の場所に設定できるが、好ましくは図2Cや図4Bに示される通り、塗布面11の中央部よりも可撓部22に近い側に設け、塗布面11の先端側に徐々に狭くなる形状が望ましい。最広部は複数あっても良い。
軸20は、円柱状の軸本体21と、その塗布体10側に設けられた可撓部22を有している。
可撓部22は、軸20を、塗布面11側からその反対面側へ貫く孔部23を有し、孔部23の周壁24は、一対の湾曲した薄板部25a、25bを有している。この薄板部25a、25bの板厚L1は、軸本体21の直径L2より小さく、孔部23の内径(孔幅)L3よりも小さく(図2E)、孔部23の軸P2方向の薄板部25a、25bの板幅L6(図2D)よりも薄い。
また、可撓部22は、孔部23の周壁24の塗布体10側に、軸本体21の直径L2より細径の細径部26を有し、孔部23の周壁24の軸本体21側にも、軸本体21の直径L2より細径の細径部27を有している。細径部26、27の幅L4、L5は、孔幅L3よりも小さい(図2E)。
なお、本発明において、軸本体21や細径部26、27は、それぞれ円柱状、楕円柱状、角柱状等とすることができる。
可撓部22の塗布面11側には、孔部23から延びた溝12が形成されている。この溝12は、塗布体10の先端部13まで延設されている。溝12の深さは、図示したように塗布体10の先端部13に向かって徐々に浅くなっても良いし、同じでもよく、また徐々に深くなっても良い。塗布面11に延びた溝12の縁部が、角を丸めた滑らかな形状に形成されると塗布時の感触が良く好ましい。
溝12の幅L10は、当該化粧料塗布具で塗布する化粧料の粘度等に応じて定めることができるが、本実施例では塗布面11において一定の幅を有している。溝12の幅L10は、例えば、化粧料の粘度(30℃、B型粘度計、せん断速度0.2s−1で測定)が18000〜50000mPa・s場合、0.3〜3.0mmとすることが好ましく、通常、化粧料の粘度が高いほど溝12の幅L10を大きくすることが好ましい。
なお、本発明において溝12は塗布面11において一定の幅でなくても良く、溝12の平面視における形状を、例えば塗布面11の形状に略相似な形状に形成しても良い。略相似な形状とはいわゆる数学的な相似形に使われる相似の形状を含むと共に、数学的な相似形ではないが塗布面11の幅に略追従した形状を含む。
また、塗布面11に垂直に、塗布面11の幅方向を2分する断面(図2D)において、塗布面11は、軸本体21の軸方向P1に対して、角度θで傾いている。この傾きの有無にかかわらず、化粧料塗布具1Aを塗布体10側から化粧料容器内の化粧料に挿入したときには溝12を通して孔部23に化粧料が入り込むが、塗布面11が軸本体21の軸方向P1に対して傾いていることにより、孔部23が溝12と連通する開口部分が化粧料容器内の化粧料に直接触れるので、塗布面11が軸本体21の軸方向P1に対して傾いていない場合に比して、孔部23に化粧料が入り込みやすくなる。これにより、孔部23が外筒40で覆われていても、化粧料が容易に孔部23に入り込む。この傾きの角度θは、5°以上45°以下が好ましく、10°以上30°以下がより好ましい。
一方、外筒40は、この化粧料塗布具1Aにおいて把持部として使用される部分であり、軸20よりも硬質の樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂等により、円筒形の有底筒状に形成されている。また、外筒40には軸20が着脱自在に挿入され保持されることが好ましい。
本実施例において、外筒40は軸20を保持した状態で軸本体21と可撓部22が外筒40から露出しないようにこれらを覆う。また、外筒40が軸20を保持した状態で可撓部22の周りには可撓部22の揺動が可能となるように空隙が形成される。
したがって、この化粧料塗布具1Aでは、薄板部25a、25bが撓みやすい。薄板部25a、25bを潰す軸方向P1の力が、薄板部25a、25bの一方にかかると、可撓部22が左右非対称に撓む。このような力が薄板部25a、25bに交互にかかると、図3Aに矢印Aで示すように、塗布面11に約平行な面内で、塗布体10が、可撓部22を中心として左右に揺動する。
また、図3Bに破線で示すように、一対の薄板部25a、25bを同時に潰すように力がかかると、可撓部22が軸本体21の軸方向P1に縮み、この力が解除されると可撓部22の形状が復元する。そこで、塗布体10は軸方向P1に上下動する。
なお、可撓部22の細径部26、27の幅L4、L5が、その細径部26、27の、孔部23の軸P2方向の厚さL7、L8に比して十分に小さい場合には、細径部26、27が撓むことによっても塗布体10はA方向に揺動し易くなる。
一方、可撓部22は、孔部23の軸P2方向には撓みにくいため塗布体10はC方向には撓みにくい(図2D)。
このように、この化粧料塗布具1Aによれば、塗布体10が塗布面11に略平行な面内で左右に揺動しやすい(A方向)。これにより、塗布体10を被塗布面で摺動させるときに、塗布体10をその進行方向に対して左右に適度に揺動させることが可能となり、化粧料を塗布しやすくなる。また、化粧料塗布具1Aは、軸本体21の軸方向P1に孔部23が伸縮することにより、塗布体10を化粧料の被塗布面にとんとんと接触させるとき、或いは被塗布面に軽く押し付けて塗布する際に、柔らかな感触を得ることができる。さらに可撓部22が、これらA方向と軸方向P1以外の動きを助長することはないので、塗布体10が化粧料の塗布時に意図しない無用な方向に撓むことが防止される。
可撓部22によるA方向及び軸方向P1の撓み易さの程度は、化粧料塗布具1Aを使用する被塗布部の部位、化粧料の粘度、軸20と塗布体10Aを形成する樹脂の硬さなどに応じて、湾曲した薄板部25a、25bの板幅L6、孔部23の孔幅L3、細径部26、27の幅L4、L5を適宜設定することにより定めることができる。例えば、化粧料塗布具1Aで、唇等に粘度(30℃、B型粘度計、せん断速度0.2s−1で測定)18000〜50000mPa・sの液状化粧料を塗布する場合であって、軸20及び塗布体10をポリウレタン系エラストマー樹脂で成形する場合に、軸本体21の直径L2を2mm〜5mm、細径部26、27の幅L4、L5を1mm〜4.5mm、孔部23の外径を1mm〜5mm、孔部23の内径(孔幅)L3を0.5mm〜4.5mmとすることが好ましい。
さらに、この化粧料塗布具1Aによれば、塗布面11に可撓部22の孔部23から延びた溝12が形成されているので、この化粧料塗布具1Aを塗布体10側から、化粧料容器内の液状化粧料に挿入し、引き上げ、塗布体10及び軸20に付着した余分な化粧料をしごき落としたときに、孔部23及び溝12には液状化粧料が充填されている。この状態で塗布体10に付着した液状化粧料を被塗布面に塗り広げると、塗布体10に付着していた液状化粧料は減少していくが、塗布時の可撓部22の孔部23の撓みにより、孔部23に充填されていた液状化粧料が押し出され、溝12をつたって塗布面11に供給される。したがって、この化粧料塗布具によれば、液状化粧料の塗布中に、化粧料容器から液状化粧料を補充する頻度を少なくすることができる。
加えて、塗布体10Aと軸20が樹脂で一体成形されているので、簡便に安価に製造することができる。
軸20を外筒40に着脱自在に装着できるようにした場合には、軸20を外筒40から取り外し、可撓部22を洗浄することも可能となる。
本発明は、種々の態様をとることができる。例えば、図4A、図4B、図4Cに示す化粧料塗布具1Bは、上述の化粧料塗布具1Aにおいて、軸本体21よりも径の細い細径部26、27を省略し、孔部23の開口面積を大きくすることにより、孔部23に溜められる化粧料の量を多くすると共に、孔部23から延びる溝12の幅を広げ、孔部23に溜められた化粧料が孔部23の変形により容易に塗布面11に押し出されるようにしたものである。この化粧料塗布具1Bは、前述の化粧料塗布具1Aよりも高粘度の液状化粧料の塗布に適している。また、細径部26が存在すると、細径部26が捻れ、その部分の溝12の有効幅が狭まることにより、孔部23に溜まっていた化粧料が塗布体10側に押し出されるときの流路抵抗が増加する場合があるが、細径部26を省略することにより、このような流路抵抗の増加を防ぐことができる。
図5A、図5B、図5Cに示す化粧料塗布具1Cは、上述の化粧料塗布具1Bよりも孔部23の開口面が軸本体21の軸方向P1に延びて開口面積が拡大し、孔部23の塗布体10側部分が外筒40の外に露出している。特に、孔部23とその周壁24からなる可撓部22において、外筒40に覆われていない部分の可撓部22の最大幅L11を外筒40の外径L12よりも大きくすることにより、孔部23に溜められる化粧料の量を増やしている。
一方、塗布体10に化粧料を付着させるため、化粧料塗布具1Cを、化粧料容器に充填された液状化粧料内に挿入し、そこから引き上げ、次いで塗布体10に付着した余分な化粧料を取り除くためにしごきを通す場合に、軸20がしごきを通るようにするため、可撓部22の最大幅L11は、塗布体10の最大幅L13以下となっている(図5B)。
また、この化粧料塗布具1Cでは、孔部23の周壁24を形成する薄板部25a、25bの中央部を孔部23の中央部側に凹ませることにより、塗布面11側から見た平面視で周壁24をひょうたん型に形成し、その凹み28が屈曲しやすいことにより孔部23が変形して塗布体10が揺動するようにすると共に、孔部23の周壁24と塗布体10との接合部分にはさらに深い凹み29を形成し、この部分の屈曲によっても塗布体10が揺動するようにしている。したがって、この化粧料塗布具1Cによれば、2段階の凹み28、29により図5Bに矢印Aで示すように、塗布面11と略平行な面内で塗布体10が左右に大きく揺動し易くなる。また、薄板部25a、25bの凹み28から孔部23が撓むことにより、孔部23に溜まった液状化粧料が溝12を通って塗布面11に導出される。
図6A、図6Bに示す化粧料塗布具1Dは、上述の化粧料塗布具1Cよりも、孔部23の周壁24と塗布体10との接合部分の凹み29を浅くしたものである。これにより、図6Bに矢印Aで示すように、塗布体10が塗布面11と略平行な面内で左右に揺動するとき、孔部23の周壁24と塗布体10との接合部分の凹み29は殆ど屈曲せず、薄板部25a、25bの凹み28の屈曲によって孔部23が変形する。したがって、上述の化粧料塗布具1Cよりも孔部23に溜まった化粧料が押し出されやすくなる。よって、この化粧料塗布具1Dは、化粧料塗布具1Cよりもさらに高粘度の化粧料の塗布に適している。
図7に示す化粧料塗布具1Eは、図4A、図4B、図4Cに示した化粧料塗布具1Bにおいて、溝12を塗布体10の先端部13まで延設せず、塗布面11の中央部まで延設したものである。
本発明において、溝12を塗布面内のどこまで延設するかは、適宜定めることができる。
図8A、図8Bに示す化粧料塗布具1Fは、図2A〜図2Eに示した化粧料塗布具1Aにおいて、塗布体10の塗布面11を、軸本体21の軸方向P1と平行にしたものであり、このように塗布体10の塗布面11を軸本体21の軸方向P1と平行にしても孔部23に溜まった化粧料を、溝12を通して塗布面11に導出させることができる。
図9に示す化粧料塗布具1Gは、図2A〜図2Eに示した化粧料塗布具1Aにおいて、軸本体21が外筒40に挿入された場合に、孔部23の2つの開口面のうち、塗布面11と反対側の開口面が外筒40の内壁で塞がれるようにしたものである。
これにより、可撓部22が撓んだときに、孔部23に溜まった化粧料が、塗布面11と反対側の孔部23の開口面から流出してしまい、塗布面11側に導出されなくなることを防止することができる。
図10に示す化粧料塗布具1Hは、図2A〜図2Eに示した化粧料塗布具1Aにおいて、孔部23を有底筒状とし、孔部23が塗布面11側でのみ開口するようにしたものである。この化粧料塗布具1Hにおいても、可撓部22が撓んだときに、孔部23に溜まった化粧料が、塗布面11と反対側の孔部23の開口から流出してしまい、塗布面11側に導出されなくなることを防止することができる。
上述の各化粧料塗布具において、孔部23を囲む周壁24にノッチを入れて可撓部22の可撓性を高め、塗布体10のA方向や軸方向P1の動きやすさを向上させても良く、また、必要に応じて孔部23の軸P2方向に塗布体10が揺動するようにノッチを入れても良い。
この他、本発明においては、塗布体10と可撓部22と軸本体21とを別パーツで形成してもよい。これにより、可撓部22の材料選択の幅が広がり、例えば、発泡材料、ゴム材料等を使用することにより可撓部22における可撓性を高めることができる。
外筒40の外形は、円柱状に限らず、楕円柱状、多角柱状等とすることができる。
孔部23の開口面の形状も、上述の円形、ひょうたん型に限らず、楕円形、菱形、三角形、非線対称形状等とすることができる。開口面の形状を変えることにより可撓部22の可撓性を変えることができる。
塗布体10の形状や材質は、化粧料塗布具で塗布する化粧料の液状、パウダー状、ケーキ状等の性状や、皮膚、睫毛、爪など化粧料の適用部位に応じて適宜選択することができる。例えば、液状の化粧料を塗布する場合、フロッキー加工を施した塗布体10を使用することが好ましく、また、刷毛状又はブラシ状の塗布体を使用してもよい。
本発明の化粧料塗布具は、図11に示すように、液状の化粧料51が充填された有底筒状の容器本体50と、容器本体50を閉じるキャップ52と、容器本体50の口部近傍にしごき53を備えた化粧品60に組み込む化粧料塗布具1としても有用である。
この化粧品60において、化粧料塗布具1の外筒40はキャップ52に取り付けられている。あるいは、外筒40とキャップ52とを一体に成形してもよい。このように、本発明は、本発明の化粧料塗布具1が、化粧料が充填された化粧料容器に備えられている化粧品も包含する。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H 化粧料塗布具
10 塗布体
11 塗布面
12 溝
13 塗布体の先端部
20 軸
21 軸本体
22 可撓部
23 孔部
24 周壁
25a、25b 薄板部
26 細径部
27 細径部
28 凹み
29 凹み
40 外筒
50 容器本体
51 化粧料
52 キャップ
53 しごき
60 化粧品
L1 薄板部の板厚
L2 軸本体の直径
L3 孔幅
L4、L5 細径部の幅
L6 薄板部の板幅
L7、L8 細径部の孔軸方向の厚さ
L10 溝の幅
L11 可撓部の最大幅
L12 外筒の外径
L13 塗布体の最大幅
P1 軸本体の軸方向
P2 孔部の軸

Claims (7)

  1. 化粧料を塗布する塗布体、塗布体を一端に有する軸、軸が挿入された外筒を有する化粧料塗布具であって、
    軸は、軸本体と、軸本体の塗布体側に設けられた可撓部を有し、
    可撓部は孔部を有し、孔部の周壁に薄板部があり、
    可撓部の孔部から延びた溝が塗布体の塗布面に設けられている化粧料塗布具。
  2. 塗布体の先端部まで溝が延設されている請求項1記載の化粧料塗布具。
  3. 可撓部の孔部が貫通孔である請求項1又は2記載の化粧料塗布具。
  4. 塗布体の塗布面と軸本体の軸方向とのなす角度が5°以上45°以下である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  5. 外筒が、可撓部の少なくとも一部を覆っている請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  6. 可撓部の外筒に覆われていない部分の最大幅が、外筒の外径よりも大きく、塗布体の最大幅以下である請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料塗布具。
  7. 可撓部が外筒から露出しないように外筒が可撓部を覆っている請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料塗布具。
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