JP2015047360A - 化粧料塗布体 - Google Patents
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軸部と、該軸部の先端において塗布面を有する塗布部とから構成され、
軸部と塗布部との間で、両者を一体に連結し、軸部に対して塗布部を傾倒可能とする屈撓部を形成するとともに、該屈撓部の屈撓により傾倒する塗布部と軸部とを当接させて塗布部の傾倒を抑止、保持するものである。
さらに、軸部と塗布部との間に形成される屈撓部は、塗布部と軸部とを連結するとともに、軸部に対して塗布部を傾倒可能とすれば足りるので、該屈撓部を、軸部と塗布部との間で一体に形成するものであって薄板状やコ字状とするものの他、ボールジョイントやスプリング等の技術を適用するものであっても良いものである。
ここで、例えば、塗布部の全体形状を円錐形状及び円柱形状とし、その側面を塗布面とするものでは、塗布面は全方向的となるので屈撓部の断面形状は円形状とすることが適しており、また、例えば、塗布部の全体形状を多角錐形状とし、その側面を塗布面とするものでは、塗布面には方向性が発生するので屈撓部の断面形状を該多角錐形状である塗布部の断面形状と同形状とするものが適している。その結果、塗布部の断面形状方向と屈撓部の断面形状方向とを一致させることによって、容易に屈撓部を屈撓させて塗布部を傾倒させることができるものである。
上記傾倒して互いに当接し、塗布部の傾倒を抑止、保持する塗布部と軸部とにおいて、少なくとも該塗布部と軸部のいずれか一方に形成する傾倒制御部を他方との間に介在させるものである。
上記傾倒する塗布部と軸部とのなす傾動角度が傾倒方向に応じて相違するものである。
上記塗布部に有する塗布面において、その一部の形状や表面状態を相違させるものである。
上記塗布部に有する塗布面の全面又はその一部分に対して、特に静電植毛処理を施すものである。
すなわち、まず図7では、塗布部と軸部との間には傾倒する塗布部の傾倒を当接によって抑止、保持する傾倒制御部がないものが示されている。その結果、軸部に対する傾倒する塗布部との当接、保持は軸部により簡易な構造によって行われるので、製造コストの削減を図ることができる。
次に、図8では、塗布部における表面の塗布面を凹面とし、裏面の塗布面を平面とするものを示している。その結果、表面における塗布面では、凹面中に化粧料が多量に保持できるので、被塗布部に対して広範囲又は厚く塗布を行うことができるとともに、裏面における平面の塗布面では、表面における塗布面によって塗布した化粧料を平滑にすることができる。
さらに図9では、表裏面に有する塗布面が平面である塗布部の塗布面方向の傾動角度が異なるものを示している。その結果、塗布部を傾動させて被塗布部に対して最適な角度で密着させて、簡易且つ正確に化粧料を塗布することができる。
そして図10は、塗布部の屈撓を行う屈撓部がコ字状となっているものを示している。その結果、軸部等に付着した化粧料を屈撓部内を通じて排除して、化粧料の塗布時に被塗布近傍に対する汚損を確実に防止できる。
また図11では、塗布部における表面の塗布面では突起を設け、裏面の塗布面では平面とするものを示している。その結果、表面における塗布面では、突起間で化粧料が多量に保持するものであるので、被塗布部に対して突起による刺激を与えるとともに、広範囲又は厚く均一に化粧料を塗布することができる。一方、裏面における塗布面では、表面における塗布面によって塗布した化粧料を平滑にすることができる。
まず、一体であるキャップ2と化粧料塗布容器本体12において、雌ネジ部3と雄ネジ部15との螺合を解くことによって、両者2,12は自由となり、キャップ2は化粧料塗布容器本体12から離脱可能となるものである。
次に、化粧料塗布容器本体12よりキャップ2に保持軸5を介して保持される塗布部8を取り出すためにキャップ2を引張することによって、塗布部8は化粧料塗布容器本体12から取り出すことができるものである。
このとき、軸部7及び塗布部8は化粧料塗布容器本体12の開口部14内に装着されるシゴキ16を通過することになるものである。ここで、シゴキ16を通過する際には塗布部8は軸部7の軸線に沿って位置するものとなる。その結果、塗布部8のシゴキ16に対して抵抗が最も小さくなっているので、塗布部8はシゴキ16を円滑に通過して化粧料塗布容器本体12より取り出すことができるものである。
そして、化粧料塗布容器本体12より取り出した化粧料塗布体6の塗布部8は、例えば被塗布部である唇に密着させて押勢すると、軸部7と塗布部8とを一体に連結する屈撓部10は屈撓するので、塗布部8は密着した塗布面9とは反対方向に、塗布部8の平面状の後端8’と軸部7先端に形成した斜面状の傾倒制御部11とが完全に当接するまで傾倒し、更に押勢し続けることで塗布部8はそのままで抑止、保持されるものとなる。
その結果、化粧料塗布体6を保持する保持軸5は被塗布部である唇より離れるので、持ち手の自由は確保されて液体化粧料13の塗布において繊細な操作が可能になるとともに、唇近傍の汚損を防止することができるものとなる。
そして、化粧料塗布容器本体12の開口部14内に挿入した塗布部8がシゴキ16と当接しても、該塗布部8は押勢されてはいないので塗布部8を傾倒させるために屈撓していた屈撓部10は弾性をもって反発し、該塗布部8は軸部7を内挿、保持する保持軸5の軸線に沿うように位置するものとなるので、シゴキ16を通過するに当たっては最も抵抗が小さくなっているものである。その結果、塗布部8はシゴキ16を容易に通過するので、化粧料塗布体6の塗布部8を円滑に化粧料塗布容器本体12内に収容することができるものとなる。
まず、化粧料塗布具17の塗布部8aを、例えば被塗布部である瞼に密着させて押勢すると、軸部7aと塗布部8aとを一体に連結する屈撓部10aは屈撓するので、塗布部8aは密着した塗布面9aとは反対方向に、塗布部8aの後端8a’と軸部7a先端に形成した斜面状の傾倒制御部11aとが完全に当接するまで塗布部8aは傾倒し、更に押勢し続けることで塗布部8aはそのまま保持されるものとなる。
その結果、化粧料塗布体6aを保持する保持体18は被塗布部である瞼より離れるので、持ち手の自由が確保されて粉状化粧料の塗布において繊細な操作が可能になるとともに、瞼近傍の汚損を防止することができるものである。
まず、化粧料塗布体6bの塗布部8bを、例えば被塗布部である唇に密着させて押勢すると、軸部7bを内挿、保持する保持軸5と塗布部8bとを一体に連結する屈撓部10bは屈撓するので、塗布部8bは密着した塗布面9bとは反対方向に、塗布部8bの後端8b’と軸部7b先端に突出して形成する傾倒制御部11bとが完全に当接するまで塗布部8bは傾倒し、更に押勢し続けることで塗布部8bはそのまま抑止し、保持されるものとなる。
その結果、化粧料塗布体6bの軸部は被塗布部である唇より離れるので、持ち手の自由が確保されて液体化粧料の塗布において繊細な操作が可能になるとともに、唇近傍の汚損を防止することができるものである。
まず、化粧料塗布体6cの塗布部8cを、例えば被塗布部である瞼に密着させて押勢すると、軸部7cと塗布部8cとを一体に連結する屈撓部10cは屈撓するので、塗布部8cは押勢方向とは反対方向に、塗布部8cの後端8c’と軸部7c先端に形成した傾倒制御部11cとが完全に当接するまで塗布部8cは傾倒し、更に押勢し続けることで塗布部8cはそのまま抑止し、保持されるものとなる。
その結果、化粧料塗布体6cの軸部7cは被塗布部である瞼より離れるので、持ち手の自由が確保されて粉状化粧料の塗布において繊細な操作が可能になるとともに、瞼近傍の汚損を防止することができるものである。
2 キャップ
3 雌ネジ部
4 開口側内周面
5 保持軸
5’ 径大部
6、6a、6b、6c 化粧料塗布体
7、7a、7b、7c 軸部
8、8a、8b、8c 塗布部
8’、8a’、8b’、8c’ 後端
9、9a、9b、9c 塗布面
10、10a、10b、10c 屈撓部
11、11a、11b、11c 傾倒制御部
12 化粧料塗布容器本体
13 液体化粧料
14 開口部
15 雄ネジ部
16 シゴキ
17 化粧料塗布具
18 保持体
Claims (5)
- 軸部と、該軸部の先端において塗布面を有する塗布部とから構成され、
軸部と塗布部との間で、両者を一体に連結し、軸部に対して塗布部を傾倒可能とする屈撓部を形成するとともに、該屈撓部の屈撓により傾倒する塗布部と軸部とを当接させて塗布部の傾倒を抑止、保持する
ことを特徴とする化粧料塗布体。 - 上記傾倒して互いに当接し、塗布部の傾倒を抑止、保持する塗布部と軸部とにおいて、少なくとも該塗布部と軸部のいずれか一方に形成する傾倒制御部を他方との間に介在させる
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧料塗布体。 - 上記傾倒する塗布部と軸部とのなす傾動角度が傾倒方向に応じて相違する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化粧料塗布体。 - 上記塗布部を有する塗布面において、その一部の形状や表面状態を相違させる
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のうちいずれか一つに記載の化粧料塗布体。 - 上記塗布部に有する塗布面の全面又はその一部分に対して静電植毛処理を施す
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のうちいずれか一つに記載の化粧料塗布体。
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