JP2002085149A - マスカラ化粧用具 - Google Patents

マスカラ化粧用具

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JP2002085149A JP2000278243A JP2000278243A JP2002085149A JP 2002085149 A JP2002085149 A JP 2002085149A JP 2000278243 A JP2000278243 A JP 2000278243A JP 2000278243 A JP2000278243 A JP 2000278243A JP 2002085149 A JP2002085149 A JP 2002085149A
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  • Coating Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太さや長さの異なる睫毛に対しても、容易且
つ確実に、しかも迅速にマスカラ剤の適用が可能なマス
カラ化粧用具を提供する。 【解決手段】 マスカラ化粧用具は、マスカラ剤１がそ
れぞれ収容されている第１マスカラ剤容器２及び第２マ
スカラ剤容器３と、第１キャップ部材４及び第２キャッ
プ部材５と、第１塗布ブラシ６及び第２塗布ブラシ７と
を有する。ここで、第１キャップ部材４と第２キャップ
部材５とは、第１塗布ブラシ６及び第２塗布ブラシ７が
略一直線上で互いに反対方向を向くように一体化してお
り、且つ第２塗布ブラシ７の植毛部７ａの長さＬｂは、
第１塗布ブラシ６の植毛部６ａの長さＬａの２０〜６０
％である

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスカラ化粧用具
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のマスカラ化粧用具は、図２（断面
図）に示すように、マスカラ剤２０が入れられたマスカ
ラ剤容器２１と、マスカラ剤容器２１を密閉するキャッ
プ部材２２と、キャップ部材２２に設けられた塗布ブラ
シ２３とから構成されている。ここで、塗布ブラシ２３
は植毛部２４と柄部２５とから構成されており、また、
マスカラ剤容器２１には雄ネジ２６が形成されており、
キャップ部材２２には雄ネジ２６に対応した雌ネジ２７
が形成されている。また、マスカラ剤容器２１の開口部
近傍の内壁には、塗布ブラシ２３の植毛部２４に余分に
付着したマスカラ剤を拭うためのドーナツ状のマスカラ
除去部材２８が設けられている（特開平５９−６４００
７号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マスカラ化粧用具は、その塗布ブラシのサイズが目の中
央部附近の上睫毛を処理しやすいサイズに設定されてい
るために、比較的細く短い下睫毛や目尻近傍の上睫毛を
処理する場合や微妙な最終仕上げ処理をする場合には、
塗布ブラシの先端角部で処理せざるを得ず、意図したよ
うに処理するためには高度な熟練を要するだけでなく、
比較的長い処理時間を要するという問題もある。
【０００４】本発明は、太さや長さの異なる睫毛に対し
ても、容易且つ確実に、しかも迅速にマスカラ剤の適用
が可能なマスカラ化粧用具を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、二つのキャ
ップを一体化したもので二つのマスカラ剤容器を密閉で
きるようにし、且つキャップの片側に一般的なサイズの
塗布ブラシを取り付け、反対側により小さなサイズの塗
布ブラシを取り付けて大小のブラシを使い分けることに
より、太さや長さの異なる睫毛に対して容易且つ確実に
しかも迅速にマスカラ剤を適用できることを見出し、本
発明を完成させた。
【０００６】即ち、本発明は、マスカラ剤がそれぞれ収
容されている第１マスカラ剤容器及び第２マスカラ剤容
器と、第１マスカラ剤容器を密閉するための第１キャッ
プ部材及び第２マスカラ剤容器を密閉するための第２キ
ャップ部材と、第１マスカラ剤容器に挿入可能となるよ
うに第１キャップ部材に取り付けられた第１塗布ブラシ
及び第２マスカラ剤容器に挿入可能となるように第２キ
ャップ部材に取り付けられた第２塗布ブラシとを有し、
第１キャップ部材と第２キャップ部材とは、第１塗布ブ
ラシ及び第２塗布ブラシが略一直線上で互いに反対方向
を向くように一体化しており、且つ第２塗布ブラシの植
毛部の長さが第１塗布ブラシの植毛部の長さの２０〜６
０％であるマスカラ化粧用具を提供する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同
等の構成要素を表している。
【０００８】図１（ａ）は、本発明の一形態のマスカラ
化粧用具の断面図であり、同図（ｂ）は、マスカラ化粧
用具からマスカラ剤容器を取り去った状態の塗布ブラシ
の断面図である。
【０００９】このマスカラ化粧用具は、マスカラ剤１が
それぞれ収容されている第１マスカラ剤容器２及び第２
マスカラ剤容器３と、第１マスカラ剤容器２を密閉する
ための第１キャップ部材４及び第２マスカラ剤容器３を
密閉するための第２キャップ部材５とを有する。
【００１０】第１キャップ部材４には、第１マスカラ剤
容器２に挿入可能となるように第１塗布ブラシ６が取り
付けられており、一方、第２キャップ部材５には、第２
マスカラ剤容器３に挿入可能となるように第２塗布ブラ
シ７が取り付けられている。ここで、第１塗布ブラシ６
及び第２塗布ブラシ７は、それぞれ植毛部６ａ及び７ａ
と柄部６ｂ及び７ｂとから構成されている。
【００１１】また、第１マスカラ剤容器２及び第２マス
カラ剤容器３にはそれぞれ雄ネジ８が形成されており、
第１キャップ部材４及び第２キャップ部材５には雄ネジ
８に対応した雌ネジ９がそれぞれ形成されている。第１
マスカラ剤容器２及び第２マスカラ剤容器３の開口部近
傍の内壁には、第１塗布ブラシ６の植毛部６ａ及び第２
塗布ブラシ７の植毛部７ａに付着した余分なマスカラ剤
を取り除くためのドーナツ状のマスカラ除去部材１０が
それぞれ設けられている。
【００１２】なお、マスカラ除去部材１０の形状は、ド
ーナツ状に限定されず、第１塗布ブラシ６の植毛部６ａ
及び第２塗布ブラシ７の植毛部７ａに付着した余分なマ
スカラ剤を取り除くことができる種々の形状とすること
ができる。
【００１３】本発明においては、第１キャップ部材４と
第２キャップ部材５とを、第１塗布ブラシ６及び第２塗
布ブラシ７が略一直線上で互いに反対方向を向くように
一体化させる。一体化した第１キャップ部材４と第２キ
ャップ部材５とは、マスカラ化粧用具の使用の際に塗布
ブラシ６及び７を指で持つためのホルダー部としても機
能する。
【００１４】なお、一体化した第１キャップ部材４と第
２キャップ部材５との合わせた長さは、通常のマスカラ
化粧用具のキャップ一つ分の大きさ程度で十分である。
【００１５】本発明において使用する第１塗布ブラシ６
及び第２塗布ブラシ７としては、従来の一般的なマスカ
ラ塗布ブラシを使用することができ、例えば直径０．５
〜０．８ｍｍの針金を二つ折りに曲げて合成繊維を挟
み、捻り固定したものを使用することができるが、第２
塗布ブラシ７の植毛部７ａの長さＬｂを、第１塗布ブラ
シ６の植毛部６ａの長さＬａの２０〜６０％、好ましく
は３０〜５０％とする。これは、２０％を下回ると短す
ぎて使用が困難となり、６０％を上回ると塗布ブラシ６
との長さの差が小さくなり、塗り分けるという本発明の
趣旨から外れるからである。
【００１６】なお、第２塗布ブラシ７の植毛部７ａの具
体的な長さＬｂは、短すぎると塗布作業が困難となり、
長すぎても細かな塗布作業が困難となるので、好ましく
は２〜１５ｍｍ、より好ましくは３〜９ｍｍである。一
方、第１塗布ブラシ６の植毛部６ａの具体的な長さＬａ
は、目の中央部付近の上睫毛に対する塗布作業を容易に
するために、好ましくは２０〜３０ｍｍ、より好ましく
は２３〜２７ｍｍである。
【００１７】また、本発明においては、第２塗布ブラシ
７の植毛部７ａの直径ψ７ａを、第１塗布ブラシ６の植
毛部６ａの直径ψ６ａの好ましくは３０〜７０％、より
好ましくは５０〜６５％とする。これは、３０％を下回
ると小さすぎて製造が困難となることが懸念され、７０
％を超えると細かい塗布作業が困難となることが懸念さ
れるからである。
【００１８】なお、第２塗布ブラシ７の植毛部７ａの具
体的な直径ψ７ａは、小さすぎると製造が困難となり、
大きすぎると小回りが利かなくなるので、好ましくは１
〜５ｍｍ、より好ましくは３〜４ｍｍである。一方、第
１塗布ブラシ６の植毛部６ａの具体的な直径ψ６ａは、
小さすぎると液含みが不足し、大きすぎると使用が困難
となるので、好ましくは５〜８ｍｍ、より好ましくは６
〜７．７ｍｍである。
【００１９】また、本発明においては、第２塗布ブラシ
７の柄７ｂの長さＬｂｂを、第１塗布ブラシ６の柄６ｂ
の長さＬａａよりも短くすることが好ましい。これは、
短くないと小回りが利かなくなるからである。
【００２０】なお、第２塗布ブラシ７の柄７ｂの具体的
な長さＬｂｂは、短すぎると使用が困難となり、長すぎ
ても使用が困難となるだけでなく携帯に不便となるの
で、好ましくは１５〜３０ｍｍ、より好ましくは１８〜
２５ｍｍである。一方、第１塗布ブラシ６の柄６ｂの具
体的な長さＬａａは、短すぎると使用が困難となり、長
すぎても使用が困難となるだけでなく携帯に不便となる
ので、好ましくは２５〜４５ｍｍ、より好ましくは２８
〜４０ｍｍである。
【００２１】なお、以上説明した本発明のマスカラ化粧
用具は、大小二種類の塗布ブラシを備えているので、大
きい方の塗布ブラシで目の中央部附近の上睫毛を大きく
キャッチしてマスカラ剤を適用でき、しかも、小さい方
の塗布ブラシで比較的細く短い下睫毛や目尻近傍の上睫
毛をしっかりとキャッチしてマスカラ剤を適用できると
共に全体の微妙な最終仕上げも高度な熟練を要せずに容
易に且つ素早く行うことが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のマスカラ化粧用具によれば、太
さや長さの異なる睫毛に対しても、容易且つ確実に、し
かも迅速にマスカラ剤を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のマスカラ化粧用具の断面図（同
（ａ））、及びキャップ部材と塗布ブラシのみの断面図
（同（ｂ））である。
【図２】従来のマスカラ化粧用具の断面図である。
【符号の説明】
１ マスカラ剤 ２ 第１マスカラ剤容器 ３ 第２マスカラ剤容器 ４ 第１キャップ部材 ５ 第２キャップ部材 ６ 第１塗布ブラシ ７ 第２塗布ブラシ ８ 雄ネジ ９ 雌ネジ １０ マスカラ除去部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 マスカラ剤がそれぞれ収容されている第
    １マスカラ剤容器及び第２マスカラ剤容器と、 第１マスカラ剤容器を密閉するための第１キャップ部材
    及び第２マスカラ剤容器を密閉するための第２キャップ
    部材と、 第１マスカラ剤容器に挿入可能となるように第１キャッ
    プ部材に取り付けられた第１塗布ブラシ及び第２マスカ
    ラ剤容器に挿入可能となるように第２キャップ部材に取
    り付けられた第２塗布ブラシとを有し、 第１キャップ部材と第２キャップ部材とは、第１塗布ブ
    ラシ及び第２塗布ブラシが略一直線上で互いに反対方向
    を向くように一体化しており、且つ第２塗布ブラシの植
    毛部の長さが第１塗布ブラシの植毛部の長さの２０〜６
    ０％であるマスカラ化粧用具。
  2. 【請求項２】 第２塗布ブラシの植毛部の直径が第１塗
    布ブラシの植毛部の径の３０〜７０％である請求項１記
    載のマスカラ化粧用具。
  3. 【請求項３】 第２塗布ブラシの柄の長さが第１塗布ブ
    ラシの柄の長さよりも短い請求項１又は２記載のマスカ
    ラ化粧用具。
  4. 【請求項４】 第２塗布ブラシの植毛部の長さが２〜１
    ５ｍｍである請求項１〜３のいずれかに記載のマスカラ
    化粧用具。
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