JP7136781B2 - 可撓性アプリケータ要素を備えた化粧品用アプリケータデバイス - Google Patents

可撓性アプリケータ要素を備えた化粧品用アプリケータデバイス Download PDF

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Description

本発明は、アプリケータデバイスと、化粧品を包装し、ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維に塗布するためのデバイスとに関する。化粧品は、特に、マスカラである。
特許出願(特許文献1)は、ケラチン繊維に製品を塗布するためのアプリケータデバイスの例を記載する。このアプリケータデバイスは、ロッド、ロッドの1つの端部に固定されるアプリケータ部材、およびロッドの延長部内に延びる硬質コアを含む。コアは、ロッドに取り付けられるか、またはロッドと一体となったものとして作られる。また、アプリケータデバイスは、取付領域および塗布領域を備える外殻を含む。外殻は、コアがその中に挿入される内部空洞を画定する。外殻は、取付領域によってロッドの1つの端部に取り付けられ、および、塗布領域の一部を少なくとも覆って、コアに対して自由である。外殻の取付領域は、ロッドとコアとの間に挟まれるように、ロッドにおよびコアに固定される。コアは、製品を塗布するときに可撓性を提供するように、可撓性であってもよい。
しかしながら、この出願(特許文献1)に提案されたアレンジメントは、複雑であり、およびあまり頑丈ではない。
特許文献2は、アプリケータ要素、硬質ロッド、およびアプリケータ要素と硬質ロッドとの間の可撓性部を備えるアプリケータデバイスを記載する。アプリケータ要素は、硬質のツイストコアおよび横方向に延びる剛毛を有する。アプリケータ要素の硬質のツイストコアは、可撓性部のハウジング内に固定され、これは、今度は、ロッドの1つの端部に形成されるハウジング内に固定される。可撓性部は、弾性的に変形可能である。また、この組立品は、複雑であり、およびあまり頑丈ではない。
国際特許出願(特許文献3)は、特許文献2のアプリケータデバイスと実質的に同一の、アプリケータ要素の硬質コアの取り付けを保証するように意図される、デバイスを記載する。この目的のために、第1の実施例によると、アプリケータ要素のコアは、可撓性部のハウジング内に固定され、および可撓性部の一部を取り囲む保持要素によって適所に保持される。第2の実施例において、アプリケータ要素のコアは、保持要素のハウジング内に固定され、可撓性部の一部は、保持要素の周りにオーバーモールドされる。
しかしながら、この最後の出願において提案された組立品は、複雑であり、およびしたがって、高い製造コストにつながる。
欧州特許出願公開第1935279号明細書 米国特許出願公開第2008107470号明細書 国際公開第2013/034638号
本発明の目的は、上に示される不利点のうちの少なくともいくつかを有さないアプリケータデバイスを提供することである。特に、本発明は、単純および頑丈な設計のものである可撓性アプリケータ要素を含むアプリケータデバイスを提供することを目的とする。有利には、本発明によるアプリケータデバイスは、任意のタイプの化粧品を塗布するために使用され得る。
この目的のために、本発明は、ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維上に化粧品を塗布するためのアプリケータデバイスであって、
- ロッドであって、第1および第2の端部を有し、ロッドの第1の端部と第2の端部との間でロッドの長手方向に延びる、ロッドと、
- ロッドの第1の端部に位置する把持部材と、
- ロッドの第2の端部の近くのアプリケータ要素であって、静止時のアプリケータ要素の長手方向を画定し、化粧品を塗布するのに適した塗布部分を有する、アプリケータ要素と、
- 可撓性の弾性変形可能なコアであって、アプリケータ要素をロッドに接続する、コアと、
を含み、
- コアは、ロッドとアプリケータ要素の塗布部分との間に自由に延びる自由部分を含み、コアの自由部分は、少なくとも2mm、好ましくは少なくとも3mm、より好ましくは少なくとも5mmの長さを有し、コアは、曲げられたアプリケータ要素の長手方向と静止時のアプリケータ要素の長手方向との間の最大曲げ角度が少なくとも1°、さらには少なくとも2°、好ましくは少なくとも5°、より好ましくは少なくとも10°となるように、ロッドに対するアプリケータ要素の最大曲げを可能にする、アプリケータデバイスを提供する。
したがって、有利には、本発明によるアプリケータデバイスは、そのような塗布における精密性を損なうことなく使用時の心地よさを改善する可撓性アプリケータ要素を有する。
加えて、本発明によるアプリケータデバイスは、より単純な設計のものである。アプリケータデバイスは、特に、知られているアプリケータデバイスのものと実質的に同一の寸法を有していてもよい。したがって、特別に適合させられた形状の化粧品容器を提供する必要はなく、知られている容器が使用され得る。アプリケータデバイスは、したがって、包装におよび/またはその組み立てプロセスに何ら付加的なコストをもたらさない。
また、提案された解決策は、塗布されるべき製品に応じて、アプリケータ要素の材料の選択に関する制約を排除する。
いくつかの好ましい実施形態によると、本発明によるアプリケータデバイスは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を、単独でまたは組み合わせて含む。
- ロッドは硬質である。
- 最大曲げ角度は、最大で30°、好ましくは最大で20°である。
- コアは断面を有し、コアの断面は直径を有し、ロッドは断面を有し、ロッドの断面は直径を有し、コアの断面の直径は、ロッドの断面の直径以下、好ましくは厳密にロッドの断面の直径未満である。
- ロッドは、ロッドの第2の端部に、ハウジングの底部とハウジングの出口との間でロッドの長手方向に延びるハウジングを有し、アプリケータ要素の塗布部分は、ハウジングから突出し、コアは、横方向の隙間をもってハウジング内に延びる。
- コアは、ハウジングの底部に開口する穴内に固定され、コアは、好ましくは、穴内で把持される。
- ハウジングは、管状であり、ハウジングは、ハウジングの底部とハウジングの出口との間で測定される長さ、および長さを横断する(transverse to)平面内で測定される直径を有し、ハウジングの長さは、好ましくは2から10mmの間であり、および/またはハウジングの直径は、好ましくは1から5mmの間である。
- ハウジングは、円錐台状であり、ハウジングは、長さおよびロッドの端部において長さを横断する平面内で測定される最大直径を有し、ハウジングの長さは、好ましくは2から10mmの間であり、および/またはハウジングの最大直径は、好ましくは1から5mmの間である。
- コアは、ツイストワイヤを含み、好ましくはツイストワイヤからなり、塗布部分は、ツイストワイヤによって把持される剛毛の房によって形成される。
- コアは、静止時のアプリケータ要素の長手方向に延び、および剛毛の房は、静止時のアプリケータ要素の長手方向に対して横方向に延びる。
- 剛毛の房は、コア上の長手方向位置、およびアプリケータ要素の長手方向に対して横方向に測定される長さ、を有し、剛毛の房の長さは、コア上の長手方向位置の関数であり、剛毛の房の長さは、特に、そうである場合は、ハウジングおよび穴の外側に位置するコアの少なくとも一部に関する減少関数である。
- コアは、好ましくはハウジング内に受け入れられる、短い剛毛のある部分を有し、前記短い剛毛のある部分は、アプリケータ要素の塗布部分とは異なり、前記短い剛毛のある部分は、特に、塗布部分の剛毛の房よりも短い長さの、より好ましくは、ロッド内において短い剛毛のある部分の剛毛の房とハウジングの壁との間に隙間が維持されるような長さの、剛毛の房を有する。
- ワイヤは、0.3mm以上、好ましくは0.4mm以上、および/または0.7mm以下、好ましくは0.6mm以下の直径を有する。
- アプリケータ要素は、スパイクを備えたおよび/またはフロック加工された塗布部分を有する。
- アプリケータ要素は、塗布部分と連続した、好ましくは塗布部分と一体となったベース部分を有し、ベース部分は、好ましくはハウジング内に、より好ましくは横方向の隙間をもって、受け入れられる。
- アプリケータ要素、特に塗布部分は、可撓性材料、特にプラスチック材料製である。
- コアは、ロッドと一体となっている。
- コアは、アプリケータ要素と一体となっている。
- コアは、ロッドおよびアプリケータ要素とは異なる。
- コアは、0.3mmより大きく、好ましくは0.4mmより大きい直径を有する。
- コアは、2.5mm未満、好ましくは1.5mm未満、より好ましくは0.7mm未満、さらにはより好ましくは0.6mm以下の直径を有する。
また、本発明は、ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維上に塗布されるべき化粧品の包装および塗布のためのデバイスであって、その組み合わせ全てにおける上述されるようなアプリケータデバイス、および塗布されるべき製品を含有するための容器を含み、アプリケータデバイスは、アプリケータ要素が容器の中に化粧品と接触して受け入れられるように、容器に固定するのに適している、デバイスに関する。
好ましくは、容器は、開口部を有し、および把持部材は、容器の開口部を閉じるために容器上に固定されるのに適する。
好ましくは、把持部材は、ねじ山付きスカートを有し、容器は、ねじ山付きネックを有し、把持部材のねじ山付きスカートは、容器のねじ山付きネック上に螺着させるのに適する。
本発明は、添付図面を参照してなされる続く記載から、よりよく理解されるであろう。
マスカラアプリケータデバイスを備える化粧品を包装および塗布するためのデバイスの部分的切り取りを含む図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第1の実施例の端部の概略的長手方向断面図である。 ロッドに対するアプリケータ要素の曲げを示す、図2と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第2の実施例の、図2と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第2の実施例の、図3と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第3の実施例の、図2と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第3の実施例の、図3と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第4の実施例の、部分的長手方向断面図である。 部分的長手方向断面図において、静止時の、図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第5の実施例を示す図である。 部分的長手方向断面図において、化粧品を塗布するための位置における、図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第5の実施例を示す図である。 部分的長手方向断面図において、静止時の、図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第6の実施例を示す図である。 部分的長手方向断面図において、化粧品を塗布するための位置における、図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第6の実施例を示す図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第3の実施例の変形の、図6と同様の図である。 図1の包装および塗布デバイスにおいて実施され得る化粧品アプリケータデバイスの第3の実施例の変形の、図7と同様の図である。
記載の残りにおいて、同一のまたは同一の機能の要素は、同じ参照を持つ。本記載における簡略のために、これらの要素は、各実施形態の観点で記載されていない。さらには、実施形態間の相違点のみが記載されている。
図1は、ケラチン繊維、特にまつ毛または眉毛に塗布されるべき化粧品12を包装および塗布するためのデバイス10を示す。化粧品12は、例えばマスカラである。
この包装および塗布デバイス10は、本質的に、塗布されるべき化粧品12を含有する容器14、およびアプリケータデバイス16を含む。アプリケータデバイス16は、第1の端部18aおよび第2の端部18bを有するロッド18を含む。ロッド18は、ロッド18の第1の端部18aと第2の端部18bとの間で長手方向X0に延びる。図1において、ロッドの長手方向X0は、容器14の、アプリケータデバイス16の把持部材20の、長手方向X、およびこのアプリケータ要素22が示される位置におけるアプリケータデバイス16のアプリケータ要素22の長手方向X1と同じである。図1に示されるアプリケータ要素22の位置は、「静止時の」位置と呼ばれ、そこで、アプリケータ要素は、ケラチン物質に化粧品を塗布するために使用されない。把持部材20は、ロッド18の第1の端部18aにおいて固定される。アプリケータ要素22は、ロッド18の第2の端部18bにおいて、換言するとロッド18のこの第2の端部18bの近くに、据え付けられる。ここで、把持部材20は、実質的に円筒状である。把持部材20の断面は、特に、楕円形、円形、または多角形、例えば、三角形、正方形、または長方形であってもよい。加えて、アプリケータデバイス16が把持されることを可能にするために、把持部材20は、容器14に対するこのアプリケータデバイス16の取り付けを可能にする。これを行うために、例えば、軸Xを有する管状の形状の容器14は、アプリケータ要素22およびロッド18の通過を可能にするのに適した口部24におけるねじ山付きネック26を有する。把持部材20は、ねじ山付きネック26上に螺着させるのに適するねじ山付きスカート27を備える。この取り付けは、したがって、また、口部24を閉じることを可能にする。容器14上の把持部材20のこの位置において、ロッド18は、アプリケータ要素22が化粧品12内に受け入れられることを可能にし、したがって、アプリケータデバイス16が引き出されたときに製品の一部を取り出すことを可能にする。
例示される例において、容器14は、また、口部24内にワイピングリング28を含み、ここで、口部24内にしっかりと据え付けられる。このワイピングリング28は、アプリケータ要素22と、アプリケータ要素22を覆いまたは飽和させ得る余剰な化粧品12を取り除くために後者が容器14の中から引き出されるときに、接触することが意図される。
しかしながら、このワイピングリング28は、任意選択的である。同様に、把持部材20を容器14のねじ山付きネック26上に螺着させることによってアプリケータデバイス16を取り付ける方法は、当業者にとって想到し得る数ある実施形態の中の単に1つの例である。
しかしながら、図2および図3は、アプリケータ要素22が固定されるロッド18の第2の端部18bの詳細を示す長手方向断面図を示す。
図2に示されるように、アプリケータ要素22は、成形されたアプリケータであり、およびケラチン繊維上への化粧品12の塗布を可能にすることが意図された塗布部分30を有する。アプリケータ要素22は、例えば、ロッド18よりも可撓性または硬質であるアプリケータ要素22を得ることを可能にする、プラスチック材料製または任意の他の材料製である。
塗布部分30は、化粧品、具体的にはマスカラの満足のいく塗布を可能にする任意の所望の形状を有し得る。ここで、例えば、塗布部分30は、3つの連続する領域を画定する。
- ロッド18の第1の端部18aに最も近い、ロッド18のこの第1の端部18aに向かい合う、より小さいベースを備える円錐台状の形状の、このより小さいベースの直径はd30で表される、第1の領域30a、
- ロッド18の第1の端部18aから最も遠く、円錐台状の形状の、第1の領域30aのものと実質的に同一であるがロッド18の第1の端部18aから離れて面する、より小さいベースを備える、換言すると、アプリケータ要素22の自由端部22eに向かう、第2の領域30b、および
- 第1および第2の領域30a、30b間に延びる第3の領域30cであって、第3の領域30cは、ここで、実質的に円筒状であり、直径D30である、第3の領域30c。
第1、第2、および第3の領域30a、30b、30cは、特に、化粧品の満足のいく塗布を可能にするために、スパイク(図2および図3において見えない)を備えていてもよい。
アプリケータ要素22はここで、アプリケータ要素22がロッド18に対して曲がることを可能にするために、弾性的に変形可能な可撓性コア34を用いて、ロッド18の第2の端部18bにおいて固定されることは注目すべきである。より具体的には、ここで、アプリケータ要素22は、コア34上にオーバーモールドされる。
図2および図3の例において、コア34は、ロッド18と一体的である。換言すると、コア34およびロッド18は、単一ピースを形成する。しかしながら、ロッド18の直径d18は、コア34が硬質ロッド18に対して可撓性であるように、コア34の直径d34よりも大きくなるように選択される。具体的には、可撓性コア34は断面を有し、可撓性コアの断面は直径d34を有し、ロッド18は断面を有し、ロッド18の断面は直径d18を有し、および可撓性コア34の断面の直径d34は、ロッド18の断面の直径d18以下、好ましくは厳密にロッド18の断面の直径d18未満である。特に、ロッド18の直径d18は、コア34の直径d34の少なくとも2倍大きく、好ましくは少なくとも5倍大きくてもよい。ロッド18は、したがって、そこからコア34が延びる肩部19を有する。
ロッド18およびコア34は、例えば、および制限なく、コポリエステル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、またはポリオキシメチレン(POM)製である。
可撓性コア34の直径d34は、例えば、0.3mmより大きく、好ましくは0.4mmより大きい。この直径d34は、付加的にまたは代替的に、2.5mm未満、好ましくは1.5mm未満、より好ましくは0.7mm未満、さらにより好ましくは0.6mm以下であってもよい。特に、コア34の直径d34は、0.5mmに等しい。
コア34は、ロッド18の肩部19から同じロッド18の第2の端部18bまで延びる。加えて、コア34は、ロッド18の肩部19とアプリケータ要素22の塗布部分30との間で測定される長さLにわたって自由に延びる。
コア34が自由に延びるための長さLは、少なくとも2mm、さらには少なくとも3mm、好ましくは少なくとも5mmである。加えて、コア34は、ロッド18の長手方向X1およびアプリケータ要素22の長手方向X2を含むアプリケータデバイス16の長手方向平面内で測定される、静止時のアプリケータ要素の長手方向X1と曲げられたアプリケータ要素22の長手方向X2との間の最大曲げ角度αが、少なくとも1°、さらには少なくとも2°、さらには少なくとも5°、または実にさらには少なくとも10°となるように、コア34の弾性変形によって、ロッド18に対するアプリケータ要素22の最大曲げを可能にするように形成されている。ここで、静止位置において、アプリケータ要素22は、その重さおよびコア34の反応のみを受ける。屈曲させられた位置において、例えば化粧品がその上に塗布されるケラチン物質によって、アプリケータ要素に付加的な外力が加えられる。
したがって、コア34は、ロッド18に関するアプリケータ要素22の相対的な移動を可能にする。ここで、コア34は硬質ロッド18よりも可撓性であるので、アプリケータ要素22上に力が加えられた場合に変形するのはコア34であり、およびロッド18ではないことに留意されたい。この変形は、アプリケータ要素22上の過剰な圧力を、そのような圧力はこの変形なしには苦痛であり得るので、相殺することを可能にする。この変形は、したがって、塗布中に、より快適さをもたらす。加えて、この変形は、また、そのスパイクがより硬質であるアプリケータ要素22の使用を可能にし、スパイクが堅いこと(stiffness)は、具体的には化粧品がその上に塗布されるまつ毛または眉毛をとかすために有利である。
コア34の弾性変形によって得られるアプリケータ要素22とロッド18との間の最大曲げは、好ましくは、制限される。例えば、コア34の弾性変形によって得られるアプリケータ要素22の最大曲げ角度αは、最大で30°、好ましくは最大で20°である。大きすぎる最大曲げ角度αは、メークアップを適用するときの精度に影響を及ぼし得る。大きすぎる最大曲げ角度αは、また、塗布中に著しい圧力を必要とし、メークアップの適用を慎重な扱いを必要とする操作にすることに繋がり得る。
図4および図5に示されるアプリケータデバイスの第2の実施例50は、3つの主要な点において、第1の実施例16とは相違する。
まず、この第2の実施例50において、コア34は、ロッド18と一体となっておらず、アプリケータ要素22と一体となっている。アプリケータデバイス50の据え付けは、次いで、2つの段階、まずアプリケータ要素22がコア34を備えて作られ、次いで全体がロッド18に固定される、において実施され得る。
加えて、図に示されるように、アプリケータ要素22は、塗布部分30に加えて、ベース32を含む。このベース32は、示されるように、実質的に円筒状の形状を有する。ベース32は、特に、塗布部分30の第1の領域30aの最も小さいベースの直径d30よりも小さい直径d32の円形断面を有していてもよい。したがって、ベース32が、化粧品がその上に塗布されるケラチン物質と接触できないように、ベース32の円筒状の表面は、塗布部分30の表面に対して凹んでいる。これは、化粧品を塗布するときの精度に影響を及ぼし得る、ベース32が化粧品を塗布するために使用されることを防止する。ベース32は、したがって、アプリケータ要素22の塗布部分30とは異なる。
図4および図5の例によると、ベース32の直径d32は、例えば、第1の領域30aの最も小さいベースの直径d30のせいぜい2分の1である。塗布部分30の最大直径D30は、例えば、ベース32の直径d32以上、例えば、ベース32の直径d32の少なくとも2倍さらには3倍大きい。加えて、アプリケータ要素22の塗布部分30の長さは、ベース32の長さl32以上、好ましくはベース32の長さの少なくとも2倍大きく、より好ましくは少なくとも5倍大きく、これらの長さは、静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1に沿って測定される。
最後に、ロッド18は、ハウジング52を形成する。ハウジング52は、実質的に管状である。ハウジング52は、ロッド18の第2の端部18bで、ハウジング52の底部54とハウジング52の出口56との間でロッド18の長手方向X0に延びる。ハウジング52は、ハウジング52の底部54とハウジング52の出口56との間で測定される長さを有する。ハウジング52の長さは、例えば2から10mmの間であり、好ましくは4mmに等しい。ハウジング52は、また、ハウジング52の長さを横断する平面内で測定される直径d52を有する。ハウジング52の直径d52は、好ましくは、1から3mmの間であり、より好ましくは2.5mmに等しい。示される例において、アプリケータ要素22のベース32は、ハウジング52内に全面的に受け入れられ、ベース32をハウジング52の外側からアクセス不可能にしている。ベース32は、したがって、使用者のケラチン物質上に化粧品を塗布するために使用され得ないので、ベース32はアプリケータ要素の塗布部分30とは異なる。
穴58は、ロッド18内に、ロッド18と同軸に作られる。穴58の出口は、ハウジング52の底部54にある。当業者の知識に従って、コア34を穴58内にしっかりと据え付けることが可能であるために、穴58の直径は、コア34の直径と等しいかまたは実質的にコア34の直径よりも小さい。したがって、コア34を、およびしたがってアプリケータ要素22を、簡単で効果的なやり方でロッド18上に固定することが可能である。もちろん、当業者に知られている他の組み立て技術も、実施され得る。
穴の長さは、例えば、4から10mmの間であり、および好ましくは6mmに等しい。コア34は穴58内にしっかりと受け入れられるので、アプリケータ要素22の塗布部分30は、ハウジング52から突出する。加えて、横方向の隙間は、コア34とハウジング52の側壁60との間に維持される。また、横方向の隙間は、ハウジング52内に受け入れられたアプリケータ要素のベース32とハウジング52の側壁60との間に維持される。したがって、アプリケータ要素22は、ロッド18に関して曲がることができる。
穴58内にしっかりと受け入れられたコア34の部分は、自由に延びるとはみなされないことに留意されたい。この第2の実施例50において自由に延びるコア34の長さLは、したがって、ハウジング52をその底部54からアプリケータ要素のベース32まで通過するコア34の長さを含み、およびベース32の長さl32は、これはこのケースにおいて、これはアプリケータ要素22の塗布部分30の一部ではないので、コア34の部分としてみなされ得る。この長さLは、再度、少なくとも2mm、さらには少なくとも3mm、好ましくは少なくとも5mmである。
加えて、コア34は、第1の実施例16のものと同一の、コア34の弾性変形によって得られる最大曲げ角度αを可能にするための形をしている。ここで、この最大曲げ角度αは、ハウジング52の側壁60およびアプリケータ要素22のベース32を用いて画定され得る。有利には、実際に、アプリケータ要素22のベース32は、側壁60に当接することによって、所望の最大曲げ角度αまで変形される。アプリケータ要素22の使用中の快適さをさらに改善するために、ベース32は、例えば、コア34の曲げをダンピングするために変形することが可能なスパイクを含む。
この実施例の変形は、もちろん考えられ得る。
例えば、アプリケータ要素22は、1つまたは複数の熱可塑性プラスチック材料製、特に1つまたは複数のエラストマー熱可塑性プラスチック材料製であってもよい。
さらに、ベース32の断面に関する他の形状、特に楕円形の形状が想定されてもよく、その結果、曲げは、アプリケータ要素の配向に応じて異なる。また、別の変形によると、ベース32は、塗布部分30の延長部内にあってもよく、およびベース32および塗布部分30は、例えば、同じ断面の円筒状であり、および連続的または非連続的である。このケースにおいて同様に、ベース32は、本ベース32が塗布部分30とは異なり化粧品を塗布するために使用され得ないという点で、塗布部分とは異なる。ベース32および塗布部分30が同じ断面を有する円筒状である、このケースにおいて、ベース32は、次に、化粧品がその上に塗布されるケラチン物質にアクセスできないアプリケータ要素22の部分によって形成されている。アプリケータ要素22のこの部分は、例えば、ハウジング52内に受け入れられるアプリケータ要素22の部分に対応してもよい。
図6および図7は、図1の化粧品を包装および塗布するためのデバイス10において実施され得る塗布デバイスの第3の実施例70を示す。
この第3の実施例70において、コア34は、ロッド18またはアプリケータ要素22のどちらとも一体的ではない。コア34は、ここで、ロッド18から分離しおよびアプリケータ要素22から分離したピースである。アプリケータ要素22は、コア34上にオーバーモールドされる。しかしながら、アプリケータ要素22をコア34上に固定するための他のモードは可能である。
コア34は、熱可塑性プラスチック材料製または金属製であってもよい。
コア34は、図4および図5の第2の実施例50を参照して記載されるように、ロッド18に固定される。自由に延びるコア34の長さLは、したがって、また、アプリケータ要素22の外側の、ハウジング52を通過するコア34の長さ、およびアプリケータ要素22のベース32を通過するコア34の部分を含む。
アプリケータ要素22の幾何学的形状は、ここでは最初の2つの実施例のものと相違することに注意されたい。ここで、塗布部分30は、第1の実施例の円錐台状部分30cのみを含み、その中で、直径D30の最大のベースは、ロッド18の第2の端部18bに向かい合う。要素アプリケータの他の形状、およびこのアプリケータ要素の他の断面は、考えられ得る。
図8は、アプリケータ要素22の塗布部分30が、1つまたは複数のツイストワイヤ84によって把持される剛毛の房82によって形成されており、ツイストワイヤ84はコア34を形成する、アプリケータデバイス70の変形80を示す。ツイストワイヤは、例えば、ステンレス鋼製である。剛毛の房82は、静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1に対して横方向に延びる。有利には、剛毛の房82は、コア34上の長手方向位置、およびアプリケータ要素22の長手方向X1に対して横方向に測定される長さl82を有し、剛毛の房82の長さl82は、コア34上のそれらの長手方向位置の関数である。剛毛の房82の長さl82は、特に、そうである場合は、ハウジング52および穴58に対して外部に位置する、コア34の少なくとも一部に関する減少関数であってもよい。
示される例において、アプリケータ要素22の断面は、コア34に対して中心に置かれている。変形として、コア34は、また、塗布部分の少なくとも1つの点上の殻表面の断面に関して中心が外されていてもよい。塗布部分30の断面は、特に、正方形、長方形、または楕円形であってもよい。その形状が何であろうと、塗布部分30の断面は、コア34に関して中心に置かれまたは中心から外されていてもよい。
ワイヤの直径、換言すると、ツイストワイヤを形成するためにねじられたストランドの直径は、例えば、0.3mmより大きく、好ましくは0.4mmより大きい。このワイヤの直径は、付加的にまたは代替的に、0.7mm未満、好ましくは0.6mm未満であってもよい。特に、ワイヤの直径は、0.5mmと等しい。
示されるように、コア34の部分86は、短い剛毛を有する。この短い剛毛のある部分86は、好ましくは、アプリケータ要素22の塗布部分30と連続する。この短い剛毛のある部分86は、好ましくは、ハウジング52内に受け入れられる。この短い剛毛のある部分86の剛毛の房は、好ましくは、塗布部分の剛毛の房の長さl82以下の長さがある。この短い剛毛のある部分86の剛毛の房の長さは、再度、短い剛毛のある部分86の剛毛の房とハウジング52の側壁60との間に横方向の隙間を維持するために、好ましくは、ハウジング52の直径以下である。実際に、短い剛毛のある部分は、化粧品を塗布するために使用されることが意図されていない。したがって、塗布部分30と連続するが、コア34の短い剛毛のある部分86は、短い剛毛のある部分がケラチン物質上に化粧品を塗布するために使用され得ない点において、この塗布部分30とは異なる。実際に、このケースにおいて、ケラチン物質は、短い剛毛のある部分86に、後者はハウジング52内に受け入れられるので、アクセス可能ではない。
ハウジング52内に受け入れられる、短い剛毛のある部分86は、ハウジングの側壁60との接触によって、最大曲げ角度αを画定する。この画定をより正確にするために、短い剛毛のある部分86の剛毛の房は、好ましくは硬質であり、換言すると、塗布部分30の剛毛の房82よりも高い剛性を有する。最大曲げ角度は、したがって、質、特に堅さ、および/または短い剛毛のある領域86の剛毛の房の密度によって、画定される。
代替的に、短い剛毛のある部分86の剛毛の房は、塗布部分30の剛毛の房82よりも可撓性である。
短い剛毛のある部分86は、したがって、最大曲げ角度を画定することを可能にする。加えて、この短い剛毛のある部分86は、短い剛毛のある部分の剛毛のハウジング52の側壁60との接触によって引き起こされるダンピングによって、コアの曲げを制御することを可能にする。
上述されるように、塗布部分30の剛毛の房82の質、特に堅さは、短い剛毛のある領域86の剛毛の房の質と相違していてもよい。しかしながら、剛毛の房82の堅さは、同様に、例えば、マスカラの塗布中にまつ毛をすくことを可能にするために、次いで、塗布中の心地よさが、アプリケータ要素22の可能な曲げによって保証されるように、相対的に高くなるように選択されてもよい。
この最後の実施形態は、具体的には、簡単な設計のものであり、ツイストワイヤは、コアとして実施される剛毛の房を固定するために必要とされ、ロッド18に対してアプリケータ要素22を曲げることを可能にする。他の中間部は必要ではない。
記載される実施例において、コア34は、剛毛がその中に保持されるツイスト金属ワイヤ84から構成される。コア34のストランドは、左にまたは右にねじられていてもよい。コア34は、一緒にねじられた2つの基本コアによって形成されるダブルコアであってもよい。各基本コアは、一緒にねじられおよび剛毛を把持する2本のストランドを含んでいてもよい。2つの基本コアは、各々、U形状に折り畳まれた単一のツイストコアのアームからなっていてもよく、2つのアームは、一緒にねじられている。
また、本発明によるアプリケータ要素に全ての種類の剛毛、および特に、円形または円形以外である断面を有する剛毛、を使用することも可能である。特に、ことによると同じタイプのまたは同じタイプでなはい、様々なタイプの剛毛の混合物、または様々な長さの剛毛の混合物が使用されてもよい。
剛毛は、百分の6.5ミリメートルから百分の40ミリメートルの間の直径を有していてもよい。剛毛の断面は、特に、円形、楕円形、多角形、扁平な側部を備える円形、星形、十字形、U字形、H字形、T字形、V字形であってもよい。
コアのねじられたストランド間に維持される剛毛は、コアのストランド間への配置の前に、直線的であるまたは直線的でない形状、例えば、波形状を有していてもよい。剛毛は、それらの端部にボールまたはフォークを形成するための加工を受けてもよい。
剛毛は、フロック加工されてもよい。剛毛は、剛毛の表面に微起伏を与えるために、またはそれらに磁性または他の特性を与えるために、粒子、例えば吸湿材料の粒子が投入されたプラスチック材料を押し出しすることによって作られてもよい。
剛毛は、天然または合成であってもよく、例えば、PE、PA、特にPA6、PA6/6、PA6/10、またはPA6/12、HYTREL(登録商標)、PEBAS(登録商標)、シリコーン、PU、の中から選択される材料製であってもよく、このリストは制限的ではない。
図9および図10は、図8の実施形態の変形90を示す。図9に示されるように、静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1およびロッド18の長手方向X0は、位置合わせされておらずまたは平行ではない。さらには、アプリケータ要素22の長手方向X1は、ここで、静止時のときでさえ、ロッド18の長手方向X0と非ゼロ角度を形成する。これは、具体的には塗布部分の一方の側を別の側に対して特別扱いすることによって、アプリケータ要素22の特定の使用を可能にする。ロッド18の長手方向X0と静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1との間に非平坦角を得るために、コア34は、曲げられる。換言すると、静止時のとき、コア34は、非平坦角を形成するために2つの方向に延びる2つの実質的に直線的なセグメントを有する。代替的に、コア34は、その長さの少なくとも一部の上に曲げられてもよい。
また、図9および図10のケースにおいて、アプリケータ要素22は、使用されるときに曲がる可能性があり、および曲げられたアプリケータ要素22の長手方向X2は、前に記載されたように、静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1と角度を形成する。曲げは、静止時のときにコア34によって形成される曲げ部において局所的に、および/または穴58と曲げ部との間に延びるコアの一部または全ておよび/または曲げ部とコア34の自由端との間に延びるコアの一部または全ての上に、生じる可能性がある。
図9および図10の実施例90のケースにおいて、曲げられたアプリケータ要素22の長手方向X2は、ことによると、ロッド18の長手方向X0と位置合わせされてもよく、または、図10に示されるように、静止時のアプリケータ要素22の長手方向X1によって形成されるこのロッド18の長手方向X0に対する角度よりも大きい角度を、このロッド18の長手方向X0と形成してもよいことに留意されたい。
最後に、図11および図12は、図8の実施形態の変形100を示す。図11に示されるように、および図8の実施形態とは異なり、コア34は、ここで、ハウジング52内に受け入れられる短い剛毛のある部分86を何ら備えない。コア34内で把持される全ての剛毛は、ここで、したがって、アプリケータ要素22の塗布部分30の一部である。
このケースにおいて、図12に示されるように、アプリケータ要素22のその静止位置に対する最大曲げは、ハウジング52の側壁60の端部に当接するコア34によって画定され得る。
最後に、図13および図14の実施例110は、ロッド18の端部におけるハウジング52が円錐台状であるという点において、本質的に、図6および図7の実施例70とは相違する。そのような円錐台状の形状は、アプリケータ要素30の組み立てを容易にする。実際に、そのような円錐台状のハウジング52は、コア34をロッド18内の穴58に向かって案内する。これを行うために、具体的には、穴58が開口するその端部で測定されるハウジング52の直径が、穴58の直径と実質的に等しいことは、有利である。ロッド18の長手方向X0に沿って測定される円錐台状のハウジング52の長さLは、自由に延びるコア34の長さに対応する。この長さLは、上に示された値の範囲内である。特に、円錐台状のハウジング52の長さは、10mmであってもよい。最後に、円錐台状のハウジング52の場合においてロッド18の端部で測定されるハウジング52の最大直径に対応するハウジング52の直径d52は、1から3mmの間であってもよく、好ましくは、2.5mmに等しくてもよい。
もちろん、円錐台状の形状のハウジング52は、アプリケータ要素30および/またはコア34の性質にかかわらず、ロッド18がハウジング52を有する前述の実施例全てにおいて実施され得る。
加えて、ロッド18の直径d18は、例えば、図13および図14の実施例110において、3mmから4mmの間である。ロッド18の直径d18のこの値は、また、上述の他の実施例に塗布され得る。
本発明は、図面を参照した上述の実施例のみに制限されず、しかしさらには、当業者にとってアクセス可能な多くの変形に適する。
まず、各実施形態の特徴は、示されていないまたは記載されていない実施形態に組み込まれてもよい。
さらに、アプリケータ要素は、ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維に対して化粧品を塗布するために適した、任意の適当なタイプのものおよび/または任意の幾何学的形状であってもよい。アプリケータは、したがって、フロック加工されたアプリケータであってもよい。
また、ロッド18は、記載された実施例において、実質的に円筒状である。特に、ロッド18は、ハウジング52が開口するその第2の端部18bにおいて、裾が広がっていない。そのような裾広がりは、それが、アプリケータデバイス50をその容器14内に挿入することをより困難にする可能性があるので、必要とは思われない。しかしながら、そのような裾広がりは、いくつかの実施形態(不図示)において、設けられてもよい。
コア34の曲げの原理は、このコア34の任意の断面、楕円形、多角形または他、に適用可能である。コアの断面の形状は、コアのいくつかの曲げ平面を他より優先することが可能であり、これは、化粧品のより正確な塗布に貢献し得る。
記載される実施例において、ハウジング52は、管状であり、実質的に円形断面を有する。あるいはまた、しかしながら、ハウジング52の断面は、楕円形、多角形、特に正方形または菱形形状を含む、任意の他の形状をとってもよい。ハウジング52の断面の形状に応じて、ロッドの様々な配向によって相違するアプリケータ要素30の最大曲げを有することが可能である。
本発明は、また、マスカラアプリケータ以外のアプリケータ、例えば、アイシャドウアプリケータ、ブラシアプリケータ、アイブロウアプリケータ、リップ製品アプリケータのために実施されてもよい。
10 包装および塗布デバイス
12 化粧品
14 容器
16、50、70、80、90、100、110 アプリケータデバイス
18 ロッド
18a 第1の端部
18b 第2の端部
19 肩部
20 把持部材
22 アプリケータ要素
22e 自由端部
24 口部
26 山付きネック
28 ワイピングリング
30 塗布部分
30a 第1の領域
30b 第2の領域
30c 第3の領域
34 コア
52 ハウジング
54 底部
56 出口
58 穴
60 壁
82 剛毛の房
84 ツイストワイヤ
86 部分
D30、d18、d30、d34、d52 直径
L、l52、l82 長さ
X、X0、X1、X2 長手方向

Claims (23)

  1. ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維上に化粧品を塗布するためのアプリケータデバイス(16;50;70;80;90;100;110)であって、
    - ロッド(18)であって、前記ロッド(18)は第1(18a)および第2(18b)の端部を有し、前記ロッド(18)は前記ロッド(18)の第1の端部(18a)と第2の端部(18b)との間でロッド(18)の長手方向(X)に延びる、ロッド(18)と、
    - 把持部材(20)であって、前記ロッド(18)の前記第1の端部(18a)に位置する把持部材(20)と、
    - 前記ロッド(18)の前記第2の端部(18b)の近くのアプリケータ要素(22)であって、静止時の前記アプリケータ要素(22)の長手方向(X)を画定し、前記化粧品を塗布するのに適した塗布部分(30)を有する、アプリケータ要素(22)と、
    前記アプリケータ要素(22)の可撓性の弾性変形可能なコア(34)であって、前記コア(34)が前記アプリケータ要素(22)を前記ロッド(18)に接続する、コア(34)と、
    を含み、
    - 前記コア(34)は、前記ロッド(18)と前記アプリケータ要素(22)の前記塗布部分との間に自由に延びる自由部分を含み、前記コア(34)の前記自由部分は、2mm以上、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上の長さを有し、前記コア(34)は、曲げられた前記アプリケータ要素(22)の長手方向(X)と静止時の前記アプリケータ要素(22)の前記長手方向(X)との間の最大曲げ角度(α)が1°以上または2°以上または好ましくは5°以上、より好ましくは10°以上となるように、前記ロッド(18)に対する前記アプリケータ要素(22)の最大曲げを可能にするアプリケータデバイス。
  2. 前記ロッド(18)は硬質である請求項1に記載のアプリケータデバイス。
  3. 前記最大曲げ角度(α)は、最大で30°、好ましくは最大で20°である請求項1または2に記載のアプリケータデバイス。
  4. 前記コア(34)は断面を有し、前記コア(34)の断面は直径(d34)を有し、前記ロッド(18)は断面を有し、前記ロッド(18)の断面は直径(d18)を有し、前記コア(34)の断面の直径(d34)は、前記ロッド(18)の断面の直径(d18)以下である請求項1から3のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  5. 前記ロッド(18)は、前記ロッド(18)の前記第2の端部(18b)において、ハウジング(52)の底部(54)と前記ハウジング(52)の出口(56)との間で前記ロッド(18)の前記長手方向(X)に延びるハウジング(52)を有し、前記アプリケータ要素(22)の前記塗布部分(30)は、前記ハウジング(52)から突出し、前記コア(34)は、横方向の隙間をもって前記ハウジング(52)内に延びる請求項1から4のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  6. 前記コア(34)は、前記ハウジング(52)の前記底部(54)に開口する穴(58)内に固定され、前記コア(34)は、好ましくは、前記穴(58)内で把持される請求項5に記載のアプリケータデバイス。
  7. 前記ハウジング(52)は管状であり、前記ハウジングは、前記ハウジング(52)の前記底部(54)と前記ハウジング(52)の前記出口(56)との間で測定される長さ(l52)、および前記長さ(l52)を横断する平面内で測定される直径(d52)を有し、前記ハウジング(52)の前記長さ(l52)は、好ましくは2から10mmの間であり、および/または前記ハウジング(52)の直径(d52)は、好ましくは1から5mmの間である請求項5または6に記載のアプリケータデバイス。
  8. 前記ハウジング(52)は、円錐台状であり、前記ハウジングは、長さ(l52)、および前記ロッド(18)の前記第2の端部において、前記長さ(l52)を横断する平面内で測定される最大直径(d52)を有し、前記ハウジング(52)の前記長さ(l52)は、好ましくは2から10mmの間であり、および/または前記ハウジング(52)の前記最大直径(d52)は、好ましくは1から5mmの間である請求項5または6に記載のアプリケータデバイス。
  9. 前記コア(34)は、ツイストワイヤ(84)を含み、好ましくはツイストワイヤ(84)からなり、前記塗布部分(30)は、前記ツイストワイヤ(84)によって把持される剛毛の房(82)によって形成される請求項1から8のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  10. 前記コア(34)は、静止時の前記アプリケータ要素(22)の長手方向(X)に延び、および前記剛毛の房(82)は、静止時の前記アプリケータ要素(22)の前記長手方向(X)に対して横方向に延びる請求項9に記載のアプリケータデバイス。
  11. 前記剛毛の房(82)は、前記コア(34)上の長手方向位置および前記アプリケータ要素(22)の前記長手方向(X)に対して横方向に測定される長さ(l82)を有し、前記剛毛の房(82)の前記長さ(l82)は、前記コア(34)上の前記長手方向位置に応じており、前記剛毛の房(82)の前記長さ(l82)は、特に、前記コア(34)の少なくとも一部に関して減少する請求項9または10に記載のアプリケータデバイス。
  12. 前記コア(34)は、好ましくはハウジング(52)内に受け入れられる、短い剛毛のある部分(86)を有し、前記短い剛毛のある部分(86)は、前記アプリケータ要素(22)の前記塗布部分(30)とは異なり、前記短い剛毛のある部分(86)は、特に、前記塗布部分(30)の前記剛毛の房(82)よりも短い長さの、より好ましくは、前記ロッド(18)内において前記短い剛毛のある部分(86)の前記剛毛の房と前記ハウジング(52)の壁(60)との間に隙間が維持されるような長さの、剛毛の房を有する請求項9から11のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  13. ワイヤは、0.3mm以上、好ましくは0.4mm以上、および/または0.7mm以下、好ましくは0.6mm以下の直径を有する請求項9から12のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  14. 前記アプリケータ要素(22)は、スパイクを備えたおよび/またはフロック加工された塗布部分(30)を有する請求項1から8のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  15. 前記アプリケータ要素(22)は、前記塗布部分(30)と連続した、好ましくは前記塗布部分(30)と一体となった、ベース部分(32)を有し、前記ベース部分(32)は、好ましくはハウジング(52)内に、より好ましくは横方向の隙間をもって受け入れられる請求項14に記載のアプリケータデバイス。
  16. 前記アプリケータ要素(22)、特に前記塗布部分(30)は、可撓性材料、特にプラスチック材料製である請求項14または15に記載のアプリケータデバイス。
  17. 前記コア(34)は、前記ロッド(18)と一体となっている請求項14から16のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  18. 前記コア(34)は、前記アプリケータ要素(22)と一体となっている請求項14から16のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  19. 前記コア(34)は、前記ロッド(18)および前記アプリケータ要素(22)とは異なる請求項14から16のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  20. 前記コア(34)は、0.3mmより大きく、好ましくは0.4mmより大きい直径を有する請求項1から19のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  21. 前記コア(34)は、2.5mm未満、好ましくは1.5mm未満、より好ましくは0.7mm未満、さらにより好ましくは0.6mm以下の直径を有する請求項1から20のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス。
  22. ケラチン物質、特にまつ毛または眉毛などのケラチン繊維に塗布されるべき化粧品(12)の包装および塗布のためのデバイス(10)であって、請求項1から21のいずれか一項に記載のアプリケータデバイス(16;50;70;80;90;100;110)と、塗布されるべき化粧品(12)を含有するための容器(14)とを含み、前記アプリケータデバイス(16;50;70;80;90;100)は、前記アプリケータ要素(22)が前記容器(14)の中に前記化粧品(12)と接触して受け入れられるように、前記容器(14)に固定するのに適している、デバイス。
  23. 前記容器(14)は、開口部(24)を有し、および前記把持部材(20)は、前記容器(14)の前記開口部(24)を閉じるために前記容器(14)に固定されるのに適している、包装および塗布のための、請求項22に記載のデバイス。
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