JPWO2010041429A1 - コークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法及び補修装置 - Google Patents

コークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法及び補修装置 Download PDF

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Abstract

本発明のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法は、コークス炉炭化室の炉底に近接する壁面の損傷部を補修する方法であって、前記コークス炉炭化室内でその炉長方向に沿って炉底形状計測装置を移動させながら、この炉底形状計測装置と前記炉底との間の鉛直方向距離を計測することにより、前記炉底の凹凸形状を求め、前記炉底を近似する炉底近似曲線を求める炉底形状計測工程と;前記炉底近似曲線に対する炉壁形状計測装置外殻の最短距離が第1の所定距離以上となるように前記炉壁形状計測装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、前記炉壁の凹凸形状を求める炉壁形状計測工程と;前記炉底近似曲線に対する溶射装置外殻の最短距離が第2の所定距離以上となるように前記溶射装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、この溶射装置から補修材を前記損傷部に対して溶射する補修工程と;を備える。

Description

本発明は、コークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法及び補修装置に関し、具体的には、コークス炉の炭化室と燃焼室との間を隔てる炉壁の、炉底に近接する損傷部を、炭化室側から熱間で補修する方法及び装置に関する。
コークス炉は、炭化室に石炭を装入し、燃焼室から加熱して、石炭を乾留する装置である。燃焼室と炭化室との間を隔てる炉壁は、珪石煉瓦で形成されており、厚さが100mm程度、高さが4〜7m、奥行が15m程度である。コークス炉の構造上、炭化室側の壁面には、コークス押出時の押出力及びコークスの自重が側圧となって負荷されるので、この壁面が損傷しやすい。
特に、炉底近くの壁面には側圧が大きく負荷されるので、炭化室壁面の炉底際、即ち、炉底から300〜400mm以下の壁面では、炉壁の減肉、炉壁面の凹凸拡大、及び/又は、煉瓦の角欠けが進行して、壁面が著しく損傷する。
炉壁損傷部を補修しないと、損傷が煉瓦のダボまで到達して煉瓦が抜け落ち、燃焼室まで貫通孔が生じる破孔が発生し、さらには、炉壁の倒壊を招く可能性がある。
従来、炭化室に挿入し、炉壁損傷部を補修する装置として、炉外の台車に載置した片持ちビームを炉外で炉長方向移動及び俯仰駆動させ、ビーム先端の補修マニピュレータで炉壁損傷部を補修する装置が提案されている(特許文献1を参照)。
また、炭化室内で、炉高方向、炉長方向及び炉幅方向に精密に動作する3軸補修マニピュレータも提案されている(特許文献2及び3を参照)。この提案によれば、炭化室に挿入した3軸補修マニピュレータによって、炉壁損傷部の凹凸深さを計測し、凹凸深さに応じて補修材の溶射肉盛量を調整して炉壁損傷部を補修し、炉壁を平坦にすることができる。
補修マニピュレータの先端に取り付けられた炉壁形状計測装置及び溶射装置を用いて、炉底に近接する炉壁損傷部を補修する場合、両装置の外殻と炉底との接触を避けつつ炉底に極力接近して損傷部の計測及び損傷部への溶射を行う必要がある。しかし、コークス炉の炭化室の炉底高さには、経年変化により炭化室毎に数cm〜数十cmのばらつきがあり、また、一つの炭化室でも炉長方向の高さにばらつきが存在する。
さらに、特許文献1の装置においては、炉外に設けた2本の軌条上を移動する台車に搭載した補修装置を炉長方向に移動させて炭化室に挿入するが、2本の軌条は、それぞれが水平ではなく、互いに、高さにばらつきが生じているため、炭化室毎に補修を行う際、溶射装置を炉長方向に移動させると溶射装置の炉高方向の位置が変化するので、ビーム先端位置を高精度に位置決めすることが困難であった。
また、長尺の片持ビームは、撓んだり振動したりするので、この点でも、ビーム先端位置を高精度に位置決めすることが困難である。
特許文献2〜4の装置は、炭化室内で、装置に設けた脚部を炉底に着地させて装置を支える構造を採用するもので、補修マニピュレータの先端付近に取り付けた精密駆動装置によって高精度な位置決めが可能である。しかしながら、炉底に着地した脚部(支持点)と台車上の支持点の2点で、装置を支える支持構造であるため、炉底高さのばらつき及び軌条起因の台車上の支持点の高さのばらつきによって、炉底に着地する脚部の高さが炭化室毎で異なることになる。
即ち、特許文献2〜4の装置においては、補修装置の挿入角度が変化するし、また、炉長方向の挿入ストロークによっても、補修装置の挿入角度が変化することになる。
このように、炉底の水平面に対する炉長方向角度と、補修装置の水平面に対する炉長方向の挿入角度とが異なる状態において、炉底に近接する炉壁損傷部を補修しようとする場合、補修装置を炉長方向に駆動したとき、補修マニピュレータ先端にある炉壁形状計測装置又は補修装置と炉底との間の距離を所定範囲に保つことができない。
即ち、炉壁形状計測装置又は補修装置と炉底とが離れすぎて、補修しようとする炉底近くの損傷部を補修することができなかったり、また、上記装置と炉底とが接近しすぎることによって生じる接触の虞を回避することができなかったりする。
特許文献4には、押出ラム又は移動式炉内診断装置に取り付けた非接触式距離計を用いて炉底の凹凸形状を測定し、炉底を補修する装置が提案されている。しかし、特許文献4の装置は、炉底の補修を目的とするものであるので、側壁損傷部の計測及び/又は補修を行うために必要な装置の位置を精密に制御することが不可能である。
特許文献2に開示されている従来の補修装置の側面図を、図1に示す。同図1に示すように、この従来の補修装置は、コークス炉の押出機側に配置された軌条上の台車に載置されている。この補修装置は、地上に敷設された複数本の軌条103と、これら軌条103上に沿って移動するとともに複数の固定ローラー119’を有する台車117と、この台車117上に、前記各固定ローラー119’を介して載置されるとともに炉長方向112に沿って進退可能な長尺ビーム109と、この長尺ビーム109の先端に設けられた補修制御装置105と、を備えている。
補修制御装置105の先端には、炉壁形状計測装置106と溶射装置107とが取り付けられた補修マニピュレータ111zを炉高方向111aに沿って駆動する炉高方向精密駆動装置111を、炉長方向110aに沿って駆動する炉長方向精密駆動装置110が取り付けられている。
補修制御装置105の下部には、この補修制御装置105を炭化室101内に挿入した際に、炭化室101の炉底104に着地して補修制御装置105を支える脚部108が取り付けられている。
なお、参照符号102は、蓄熱室であり、参照符号PSは、炭化室101のコークス押出機側を示し、参照符号CSは、炭化室101のコークス排出側を示す。
図2A及び図2Bに、上記従来の補修装置を用いてコークス炉の炭化室の壁面における炉底際損傷部を補修する場合を示す。図2Aは、補修部分の正面図を示し、図2Bは、補修部分を含む炭化室の縦断面図を示す。
炭化室101と燃焼室114との間を隔てる炉壁において、炉底104から300〜400mm以下の壁面で、炉壁の減肉、壁面の凹凸拡大または煉瓦の角欠けが進行して、煉瓦目地116を跨ぐ損傷部115が形成されている。
上記従来の補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部115を補修しようとする場合、溶射装置107の走査方向113(図2A参照)が炉底104と平行でないので、補修領域の一端では、炉壁形状計測装置106又は溶射装置107と炉底104とが離れ過ぎることによって炉底際損傷部115の全域を補修することができず、また、他端では、炉壁形状計測装置106又は溶射装置107と炉底104とが接近し過ぎることによる接触の虞がある。
特開2003−321679号公報 特開2000−212566号公報 特開2004−277527号公報 特開2003−41258号公報
本発明の課題は、これまで補修することが困難であったコークス炉炭化室の炉底際壁面の損傷部の位置を精密に計測し、この損傷部に補修材を溶射して補修することである。そのためには、炉壁形状計測装置及び溶射装置を炉底に非接触で極力接近させて走査し、計測及び補修が可能な領域を炉底際の壁面まで拡張することが必要である。
さらに、炉壁損傷部に対して垂直に溶射する場合、溶射装置の外殻のために溶射の噴出口位置を炉底近くまで下げることは難しいが、溶射の噴出口高さより下に位置する炉底際損傷部に対しても補修する必要がある。
尚、炉壁損傷部の補修においては、計測時間を短縮し、かつ、精密な溶射を行うには、炉壁形状計測装置及び溶射装置を高速で走査する必要がある。また、計測及び補修は、炉長方向全域における任意の範囲の炉底際に対して行える必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、コークス炉炭化室の炉底際壁面の損傷部を炉底際まで高精度に計測して補修できる方法及び装置の提供を目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明者は、コークス炉炭化室の炉底際壁面の損傷部を高精度に計測して補修する方法及び装置について鋭意研究した。その結果、以下の知見を得るに至った。
(w)炉底から300mm程度以下の範囲の煉瓦が著しく損傷する。
(x)各炭化室の炉底高さの高低差は、高々100mm程度である。
(y)炉壁に対して斜め下向きに溶射を行う際、溶射方向が、炉壁に対して70°以上であれば、良好な溶射施工体を得ることができる。一方、溶射方向が炉壁に対して70°未満であると、炉壁に到達した溶射材料の半分以上が付着せず、また、溶射施工体表面の凹凸が粗くなるなど、良好な溶射施工体を得ることが困難になる。
(z)炉壁形状を計測する装置としてレーザー距離計を用いると、レーザー距離計と炉壁との間の距離を高速で精度よく測定することができる。ただし、レーザー光は、炉壁に対してほぼ垂直に照射することが望ましい。
炉壁には、煉瓦の角欠けなどで生じた段差の大きな凹凸が存在し、レーザー光を斜めに照射すると、炉壁の凸部がレーザー光を遮るので、炉壁の凹部の形状を正確に測定することができない。炉壁に対してレーザー光を斜めに照射する場合、炉壁の凹凸により生じる計測誤差を低減するためには、炉壁に対する垂直方向から20°以下の範囲内の照射方向から照射することが望ましい。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は、以下のとおりである。
(1)本発明のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法は、コークス炉炭化室の炉底に近接する壁面の損傷部を補修する方法であって、前記コークス炉炭化室内でその炉長方向に沿って炉底形状計測装置を移動させながら、この炉底形状計測装置と前記炉底との間の鉛直方向距離を計測することにより、前記炉底の凹凸形状を求め、前記炉底を近似する炉底近似曲線を求める炉底形状計測工程と;前記炉底近似曲線に対する炉壁形状計測装置外殻の最短距離が第1の所定距離以上となるように前記炉壁形状計測装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、前記炉壁の凹凸形状を求める炉壁形状計測工程と;前記炉底近似曲線に対する溶射装置外殻の最短距離が第2の所定距離以上となるように前記溶射装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、この溶射装置から補修材を前記損傷部に対して溶射する補修工程と;を備える。
(2)前記(1)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法では、前記第1の所定距離及び前記第2の所定距離のそれぞれを、0mmを超えて50mm以下としてもよい。
(3)前記(1)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法では、前記炉壁をその壁面に対して垂直な断面で見た場合の、前記損傷部に対する前記補修材の溶射方向のなす角度を、70°以上かつ110°以下としてもよい。
(4)前記(1)または(2)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法では、前記補修を、700℃以上の雰囲気中で行ってもよい。
(5)本発明のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置は、コークス炉炭化室の炉底に近接する炉壁の凹凸形状を炉壁形状計測装置で求めて前記炉壁の損傷部を溶射装置により補修する装置であって、前記コークス炉炭化室内に挿入される長尺ビームと;この長尺ビームの先端に精密駆動装置を介して設けられた、炉底形状計測装置及び前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置と;前記炉底形状計測装置及び前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置の、前記コークス炉炭化室内での炉長方向位置及び炉高方向位置を調整する前記精密駆動装置と;前記コークス炉炭化室内をその炉長方向に沿って移動しながら、自らと前記炉底との間の鉛直方向距離を計測することにより炉底近似曲線を求める前記炉底形状計測装置と;前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置との間の距離を調整する距離調整装置と;を備える。
(6)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記炉底近似曲線に対する前記炉壁形状計測装置外殻の最短距離及び前記溶射装置外殻の最短距離のそれぞれを、0mmを超えて50mm以下としてもよい。
(7)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記炉底と前記炉壁形状計測装置の計測点との鉛直方向距離及び前記炉底と前記溶射装置の溶射点との鉛直方向距離が、少なくとも0mmを越えて100mmの範囲を含むように位置決め可能な装置外殻構造を有してもよい。
(8)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記炉壁をその壁面に対して垂直な断面で見た場合の、前記損傷部に対する前記補修材の溶射方向のなす角度が、70°以上かつ110°以下であってもよい。
(9)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記精密駆動装置が、前記炉長方向位置を調整する炉長方向精密駆動装置と;前記炉高方向位置を調整する炉高方向精密駆動装置と;を備えてもよい。
(10)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記距離調整装置が、前記長尺ビームの先端に取り付けられるととともに前記炉底に着地して支点をなす脚部と、前記コークス炉炭化室外で前記長尺ビームの後端を昇降自在に支持する昇降ローラーとを備え、なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記昇降ローラーを昇降させることで前記長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、構成を採用してもよい。
(11)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記距離調整装置が、前記コークス炉炭化室外に前記炉長方向に沿って配設されるとともに前記長尺ビームを昇降自在に支持する複数の昇降ローラーを備え、なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記各昇降ローラーを昇降させることで前記長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、構成を採用してもよい。
(12)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記溶射装置が、前記壁面に対する前記補修材の溶射方向を水平より下向きに変更するための回転機構を備えてもよい。
(13)前記(5)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記炉壁形状計測装置が、前記炉壁及び前記炉底に対して垂直にラインレーザーを照射するラインレーザー照射装置と;前記コークス炉炭化室内の前記炉底から50mm〜300mmの高さ範囲内に設置され、前記炉壁に照射された前記ラインレーザーにより形成されるラインレーザー線の鉛直方向中央位置を視野中心の基準位置とし、さらにこの基準位置に対して鉛直方向に沿って−10°〜+10°の範囲内で前記視野中心が角度調整可能である観察カメラと;を備えてもよい。
(14)本発明のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置は、第1の長尺装置と第2の長尺装置とを備え;前記第1の長尺装置が、前記コークス炉炭化室内に挿入される前記長尺ビームである第1の長尺ビームと、この第1の長尺ビームの先端に前記炉長方向精密駆動装置である第1の炉長方向精密駆動装置を介して設けられ、前記炉底と自らとの間の距離を計測することにより、前記炉底の凹凸形状を求める前記炉底形状計測装置と、この炉底形状計測装置の、前記コークス炉炭化室内における炉長方向の位置を調整する前記炉長方向精密駆動装置である前記第1の炉長方向精密駆動装置と、この第1の炉長方向精密駆動装置の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第1の傾斜角センサーと、を備え;前記第2の長尺装置が、前記コークス炉炭化室内に挿入される前記長尺ビームである第2の長尺ビームと、この第2の長尺ビームの先端に前記精密駆動装置を介して設けられた前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置と、前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置の、前記コークス炉炭化室内における炉長方向位置及び炉高方向位置を調整する前記精密駆動装置と、この精密駆動装置により前記炉長方向位置を調整する際の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第2の傾斜角センサーと、前記第1の傾斜角センサーで計測された値と、前記炉底の凹凸形状から求めた炉底近似曲線と、前記第2の傾斜角センサーで計測された値とを用いて、前記精密駆動装置と前記炉底近似曲線との間の距離を調整する前記距離調整装置と、を備える。
(15)前記(14)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記距離調整装置が、前記第2の長尺ビームの前記先端に取り付けられるとともに前記炉底に着地して支点をなす脚部と、前記コークス炉炭化室外で前記第2の長尺ビームの後端を昇降自在に支持する昇降ローラーとを備え、なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記昇降ローラーを昇降させることで前記第2の長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、構成を採用してもよい。
(16)前記(15)に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置では、前記距離調整装置が、前記コークス炉炭化室外に前記炉長方向に沿って配設され、前記第2の長尺ビームを昇降自在に支持する複数の昇降ローラーを備え、なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記各昇降ローラーを昇降させることで前記第2の長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、構成を採用してもよい。
本発明によれば、炉壁形状計測装置の外殻を炉底に接触させることなく炉底近似曲線と平行に計測点を走査することができ、補修装置の外殻を炉底に接触させることなく炉底近似曲線と平行に炉壁の損傷部を溶射することができるので、補修可能な範囲を炉底際まで最大限確保することができる。
本発明によれば、補修を700℃以上の雰囲気中で行うので、補修を室温まで下げることによって生じるコークス炉炭化室の炉壁の損傷を防止することができる。
本発明によれば、位置調整手段として、コークス炉炭化室外で前記長尺ビームの後端を昇降自在に支持する昇降ローラーを用いるので、炉壁損傷部の計測又は補修を行う際に、炉壁形状計測装置又は溶射装置の走査方向を炉底近似曲線に対して平行に設定することができる。よって、炉壁形状計測装置又は溶射装置と炉底との間の衝突を回避しながら、炉壁形状計測装置又は溶射装置を高速で炉長方向に走査することが可能である。
本発明によれば、位置調整手段として、炉高方向に回転する駆動軸を備える精密駆動装置を用いるので、炉壁形状計測装置及び溶射装置を備える補修マニピュレータを炉高方向に位置制御させながら、炉長方向に駆動することによって、炉壁形状計測装置又は溶射装置を、補修範囲の炉底近似曲線と平行かつ、炉底との衝突を回避しながら、炉壁損傷部の計測又は補修を行うことができる。
本発明によれば、位置調整手段として、長尺ビームを昇降自在に支持し、かつ、位置決めすることが可能な、炉外で炉長方向に配設した少なくとも1対の昇降ローラーを用いるので、補修装置の脚部が炉底に着地していない場合でも、炉壁形状計測装置又は溶射装置の走査方向を炉底近似曲線に対して平行に設定することができる。
本発明によれば、溶射装置が、溶射方向を斜めに設定することが可能な回転軸を備えているので、炉壁をその壁面に対して垂直な断面で見た場合の、損傷部に対する補修材の溶射方向のなす角度を70°以上から110°以下に設定することができる。この場合、炉底際まで補修することができる。
本発明によれば、炉底と炉壁形状計測装置の計測点との鉛直方向距離及び炉底と溶射装置の溶射点との鉛直方向距離が、少なくとも0mmを越えて100mmの範囲を含むように位置決め可能な装置外殻構造を有することにより、溶射装置を炉底際まで接近させて溶射材を溶射することができる。
本発明によれば、撮影されたカメラ映像を画像処理して得られるラインレーザーの描く曲線から、炉壁の損傷形状を炉底の高さまで高速に計測することができる。
従来の補修装置の側面図である。 コークス炉炭化室の炉底際壁面の損傷部を従来の補修装置で補修する態様を示す図であって、補修部分を含む炭化室の正面図を示す。 コークス炉炭化室の炉底際壁面の損傷部を従来の補修装置で補修した場合を示す図であって、補修部分を含む炭化室の縦断面図を示す。 本発明の第1実施形態に係る補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部を補修している状態を示す図である。 補修マニピュレータの先端に取り付けられた炉壁形状計測装置、炉底形状計測装置、及び、溶射装置の配置を示す部分拡大図である。 同実施形態において、補修制御装置の先端に取り付けられた炉長方向精密駆動装置を炭化室内へ挿入した状態を示す図である。 同実施形態において、炉長方向精密駆動装置を駆動して炉底形状計測装置を走査させ、炉底の凹凸形状を計測する状態を示す図である。 同実施形態において、炉長方向精密駆動装置の走査方向と炉底近似曲線とが平行になるように、昇降ローラーの高さ位置を制御する状態を示す図である。 同実施形態において、炉高方向精密駆動装置を駆動して炉壁形状計測装置の位置を下げて炉底に近づけた状態を示す図である。 炉底形状計測装置を用いて炉底形状を計測する状態を示す斜視図である。 炉底形状を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る補修装置を示す図であり、同補修装置では、炉底形状計測装置と、炉壁形状計測装置及び溶射装置とを、別々の長尺ビームに配置している。そして、この図11Aでは、第1の長尺ビームに炉底形状計測装置が配置されている。 同実施形態に係る補修装置を示す図であり、第2の長尺ビームに炉壁形状計測装置及び溶射装置が配置されている。 同実施形態において、炉底形状計測装置を備える第1の長尺ビームが炭化室内に挿入されていて、かつ、炉壁形状計測装置及び溶射装置を備える第2の長尺ビームが炭化室の外で待機している状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る補修装置を示す図であり、同補修装置の脚部が炉底に着地していない場合の姿勢制御の態様を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る補修装置を用いた、炉底際壁面の補修の態様を示す図であって、炉壁の凹凸形状を計測している状態を示す。 同補修装置を用いた、炉底際壁面の補修の態様を示す図であって、溶射している状態を示す。 本発明の第5実施形態に係る補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部を補修している状態を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部を計測している状態を示す図であって、ラインレーザー照射装置と観察カメラとの位置関係を示す図である。 同補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部を計測している状態を示す図であって、観察カメラからラインレーザー線を見た斜視図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面に基づいて説明する。
本発明は、以下に説明するように、炉底際損傷部の全域を補修することができる。
[第1実施形態]
図3に、本発明の補修装置を用いて炉底際壁面の損傷部を補修する第1実施形態を示す。先端に補修制御装置5を備え、炉長方向10aに進退可能な長尺ビーム9が、軌条3上の台車17に配設した昇降ローラー19により、昇降自在に支持されている。
補修制御装置5の先端には、炉壁形状計測装置6、炉底形状計測装置18、及び、溶射装置7を備える補修マニピュレータ11zを炉高方向11aに駆動する炉高方向精密駆動装置11を、炉長方向10aに駆動する炉長方向精密駆動装置10が連結されている。炉長方向精密駆動装置10及び炉高方向精密駆動装置11は、精密駆動装置を構成する。
補修制御装置5の下部には、補修制御装置5を炭化室1内に挿入した際に炉底4に着地して補修制御装置5を支える脚部8が取り付けられている。
図4に、補修マニピュレータ11zの先端に取り付けられた炉壁形状計測装置6、炉底形状計測装置18、及び、溶射装置7の配置態様を示す。本発明は、この配置態様のもとで、炉底際壁面の損傷部の全域を補修することができる。
通常、操業時の炭化室の温度は、約1000℃であるが、補修は、炭化室の温度を700℃以上に保ったままで行う。ここで、炭化室の温度を700℃以上に保って行う補修の手順を図5から図8に示す。
炉底際壁面の損傷部の補修を行う際、まず、図5に示すように、台車17上に配設した昇降ローラー19で昇降自在に支持した長尺ビーム9の後端を炉外の駆動装置(図示せず)で押して、補修制御装置5の先端に連結した炉長方向精密駆動装置10を炭化室1内へ挿入する。
この挿入時、補修制御装置5の下部に取り付けた脚部8が、炉底4と干渉しないように、炉底高さ及び軌条高さのばらつきを考慮して、脚部8の底が、炉底4から所定の距離離れた高さに位置するように設定する。
次に、図6に示すように、補修制御装置5に取り付けられた炉長方向精密駆動装置10を駆動して、炉高方向精密駆動装置11及び補修マニピュレータ11zを介して配置した炉底形状計測装置18を図中矢印方向に走査して、炉底4の形状を計測する。
炉長方向精密駆動装置10のストロークは1〜2m程度である。このストローク範囲1〜2mで炉長方向精密駆動装置10を操作し、そして、炉底形状計測装置18、炉壁形状計測装置6、及び、溶射装置7が炉底4に接触しないように炉高方向精密駆動装置11を制御して、炉底4から所定距離離れた高さに炉高方向精密駆動装置11を保持し、炉底4の形状を計測する。
炉底形状計測装置18による炉底形状の計測位置は、この計測装置の外殻と炉底とが最も接近する付近における、炉長方向の炉底目地38の近傍を避けた線上か、又は、極力広幅の帯39上が望ましい(図9を参照)。炉底目地38の近傍では、煉瓦が損耗している可能性が大きく、炉底目地38の近傍を炉底として計測すると、炉底形状計測装置18を炉底に近接させて走査したとき、この計測装置の外殻が炉底と接触する危険がある。炉底形状の計測位置を広幅の帯39上とすることで、炉底目地38による計測誤差を低減することができる。尚、[0097]記載の、ラインレーザーを用いた炉壁形状計測装置と同様の計測原理を用いて炉底面全体のプロファイルを測定し、その測定結果を近似曲線の作成に利用してもよい。
補修制御装置5の下部に取り付けた脚部8が、炉底4に着地しているときは、炉底4に着地した脚部8が、補修装置の一方の支点となる。
長尺ビーム9を昇降自在に支持する昇降ローラー19は、台車17上に2組以上配設し、補修制御装置5の炉長方向における挿入位置により、昇降・支持に用いる昇降ローラー19を選択し(図6の紙面左側の昇降ローラー19を参照)、選択しない昇降ローラー(図6の紙面右側の昇降ローラー19を参照)は、長尺ビーム9に干渉しない位置に退避させる。
補修装置の全体は、支点となる脚部8と、1組の昇降ローラー19(図6の紙面左側の昇降ローラー19を参照)とによって支持されるので、昇降ローラー19の高さを制御することにより、補修制御装置5の傾斜角、即ち、炉長方向精密駆動装置10の駆動方向(走査方向)を調節することができる。
図10に記載されるように、炉底形状計測装置18で炉底4の形状を計測した結果は、直線ではなく、炉底煉瓦の微小な突起又は角欠けなどによる炉底の凹凸形状であるが、測定データを近似するか、又は、凸部を結んで得られた直線又は曲線を炉底として利用する。この測定データを用いて、例えば最小二乗法により炉底近似曲線を求める。
次に、図7に示すように、炉長方向精密駆動装置10の走査方向と、炉底近似曲線が平行になるように、昇降ローラー19を昇降して、長尺ビーム9の後端を位置決めする。
次に、図8に示すように、炉高方向精密駆動装置11を駆動して、炉壁形状計測装置6の位置を下げて炉底4に近づける。このとき、炉壁形状計測装置6を炉底に最も近づけた状態で、炉壁形状計測装置6の外殻、及び、溶射装置7の外殻と、炉底4との間隔は、0〜50mm(0は含まず)の範囲に制御することが望ましい。
炉壁形状計測装置6としては、炉壁に対し垂直にレーザーを照射するレーザー距離計が好ましいが、レーザー距離計を用いる場合、炉壁形状計測装置6の外殻の厚さ、即ち、計測点と装置外殻との距離は、少なくとも、50〜100mmは必要である。したがって、炉壁形状計測装置6の外殻と炉底との間隔が50mmを超えると、炉底から100mm程度までの炉底際の損傷領域を測定することができなくなる。
炉壁形状計測装置6としてレーザー距離計を用いる場合、炉長方向精密駆動装置10及び炉高方向精密駆動装置11を駆動してレーザー距離計を走査し、炉壁の凹凸形状を3次元的に計測する。
炉壁形状の計測データに基づき、炉長方向精密駆動装置10及び炉高方向精密駆動装置11を駆動して溶射装置7を駆動し、炉壁損傷部を補修するが、炉底際壁面の損傷部を補修するときは、溶射方向が壁面に対し傾斜するように溶射装置7を回転させ(図14Bを参照)、損傷深さに応じ、炉底際壁面の損傷部に補修材を溶射し、壁面を平滑にする。
溶射装置7の回転は、溶射装置7の先端にあるバーナーヘッドを回転して行う。炉底際壁面の損傷部を補修するとき、溶射方向が壁面に対して70°以上110°以下になるように溶射装置7を回転させるのが好ましい。溶射装置7の溶射方向が、壁面に対して70°未満の場合、溶射効率が低下したり、施工状態が悪化したりする。
[第2実施形態]
図11A〜図12に、一つの台車17上に載置した2つの長尺装置を用いる本発明の第2実施形態を示す。
第1の長尺装置は、コークス炉炭化室1内に挿入される第1の長尺ビーム20と、この第1の長尺ビーム20の先端に第1の炉長方向精密駆動装置10を介して設けられ、炉底4と自らとの間の距離を計測することにより、炉底4の凹凸形状を求める炉底形状計測装置18と、この炉底形状計測装置18の、コークス炉炭化室1内における炉長方向の位置を調整する第1の炉長方向精密駆動装置10と、この第1の炉長方向精密駆動装置10の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第1の傾斜角センサー22と、を備える。
一方、第2の長尺装置は、コークス炉炭化室1内に挿入される第2の長尺ビーム21と、この第2の長尺ビーム21の先端に精密駆動装置(炉長方向精密駆動装置10及び炉高方向精密駆動装置11)を介して設けられた炉壁形状計測装置6及び溶射装置7と、炉壁形状計測装置6及び溶射装置7の、コークス炉炭化室1内における炉長方向位置及び炉高方向位置を調整する精密駆動装置と、この精密駆動装置により炉長方向位置を調整する際の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第2の傾斜角センサー23と、第1の傾斜角センサー22で計測された値と、炉底4の凹凸形状から求めた炉底近似曲線と、第2の傾斜角センサー23で計測された値とを用いて、精密駆動装置と炉底近似曲線との間の距離を調整する距離調整装置と、を備える。
図11Aに、第1の長尺ビーム20に炉底形状計測装置18を配置して炉底形状を計測する態様を示し、図11Bに、第2の長尺ビーム21に炉壁形状計測装置6と溶射装置配置7とを配置して炉壁形状を計測して溶射を行う態様を示す。
図12は、一つの台車17上にある固定ローラー19’で支持され、炉底形状計測装置18を備える第1の長尺ビーム20が、炭化室1内に挿入されていて、一方の昇降ローラー19で昇降自在に支持され、炉壁形状計測装置6及び溶射装置7を備える第2の長尺ビーム21が、炭化室1の外で、台車17上で待機している状態を示す。
図11Aに示すように、第1の長尺ビーム20に配置した炉長方向精密駆動装置10の駆動方向と水平とがなす角度を第1の傾斜角センサー22で計測し、炉長方向精密駆動装置10に配置した炉底形状計測装置18を炉長方向(図11Aの矢印を参照)に走査する。この走査により、炉底4に着地した第1の脚部24の位置を通る炉長方向において、水平を基準とする任意の炉長方向位置の炉底形状を求めることができる。この炉底形状に基づいて炉底近似曲線を求める。
炉底形状を計測した後は、第1の長尺ビーム20を炭化室1から引き抜き、台車17を軌条方向に移動し(図12の矢印を参照)、炉壁形状計測装置6及び溶射装置7を備える第2の長尺ビーム21を、図11Bに示すように、炉底形状を計測した炭化室1内に挿入する。
炉長方向精密駆動装置10と炉高方向精密駆動装置11とが配置されている第2の長尺ビーム21には、第2の傾斜角センサー23が配置されていて、この第2の傾斜角センサー23で、炉長方向精密駆動装置10の駆動方向と水平とがなす角度を計測する。
第2の傾斜角センサー23の計測値と、炉底形状データ、及び、補修装置の炉底4における着地位置と、炉壁形状計測装置6、又は、溶射装置7の位置関係とから、計測又は溶射を行う範囲において、炉長方向精密駆動装置10の走査方向と炉底4とが平行になるように、上記第1実施形態と同様に、台車17上の昇降ローラー19の高さ位置を制御する。
この制御により、炉壁形状計測装置6及び溶射装置7を炉底4に接近させて走査することが可能となる。
この制御の際、炉底形状データについては、第2の長尺ビーム21の炉底4に着地した第2の脚部25の位置と、炉底形状を計測した時の第1の長尺ビーム20の第1の脚部24の位置との差から、炉底形状計測装置18によって計測した炉底形状を、第2の長尺ビーム21の第2の脚部25の着地位置を基準とする炉底形状に変換して用いる。
第1実施形態と同じく、炉底際壁面の損傷部を補修するときは、溶射方向が壁面に対し傾斜するように溶射装置7を回転させ(図14Bを参照)、損傷深さに応じ、炉底際壁面の損傷部に補修材を溶射し、壁面を平滑にする。溶射装置7の回転は、溶射装置7に備えた回転軸を、補修マニピュレータ11zに内蔵した回転機構(図示なし)で駆動して行う。
炉底際壁面の損傷部を補修するとき、溶射方向が壁面に対し70°以上110°以下になるように溶射装置7を回転させるのが好ましい。溶射装置7の溶射方向が、壁面に対して70°未満の場合、溶射効率が低下したり、施工状態が悪化したりする。
[第3実施形態]
図13に、本発明の補修装置の脚部が炉底に着地していない場合における補修装置の姿勢制御の態様を示す。昇降可能な第1の昇降ローラー26の高さ位置と、同じく昇降可能な第2の昇降ローラー27の高さ位置とを、それぞれ独立に制御して、炉長方向精密駆動装置10の走査方向と炉底近似曲線とが平行になるように、補修制御装置5の位置決めを行う。このとき、補修装置の重心28が、第1の昇降駆動ローラー26と第2の昇降駆動ローラー27との間に位置するように位置決めを行う。
[第4実施形態]
図14A及び図14Bに、炉底際壁面の損傷部を補修する態様(第4実施形態)を示す。図14Aに、炉壁形状の計測態様を示し、図14Bに、溶射の態様を示す。
図14Aに示すように、炉壁形状計測装置6としてレーザー距離計を用いて炉壁形状を計測する際、レーザーの照射方向29を斜め下向きにして計測を行なうことにより、炉底4にまで達する炉底際壁面の損傷部15の炉壁形状を計測することができる。
また、図14Bに示すように、溶射装置7で溶射を行う際、溶射方向30を斜め下向きにして溶射を行う。この斜め下向きの溶射により、炉底際壁面の損傷部15を補修することができる。
なお、炉壁形状計測装置6は、左右の炉壁に対応可能であり、溶射装置7は、回転により溶射方向を反転することができる。
[第5実施形態]
図15に、炉底際壁面の損傷部を補修する別の態様(第5実施形態)を示す。長尺ビーム(図示せず)を支持する台車上のローラーは固定タイプであり、補修装置は、図1に示した補修態様と同様に、炉内に挿入した状態のままである。
まず、炉底形状計測装置18を、炉底4から十分離れた高さに維持して走査し、走査範囲の炉底の凹凸形状を計測し、この炉底の凹凸形状を近似した炉底近似曲線を求める。
そして、炉壁形状計測装置6の外殻、及び、溶射装置7の外殻と上記炉底近似曲線との間の最短距離を、0〜50mm(0は含まず)の範囲内に制御し、かつ、走査方向が炉底近似曲線と平行になるように、炉長方向精密駆動装置10と炉高方向精密駆動装置11の2軸を同調制御して、炉壁形状計測装置6及び溶射装置7を走査し、炉壁形状の計測、及び、炉壁損傷部への溶射を行う。
本実施形態によれば、炉壁形状計測装置及び溶射装置の走査方向を制御する機械装置を新たに設けることなく、炉底際壁面の損傷部の炉壁形状を計測して、この損傷部を補修することができる。
[第6実施形態]
図16A及び図16Bに、炉底際壁面の損傷部を計測する態様(第6実施形態)を示す。炉壁形状計測装置として、ラインレーザー照射装置32と観察カメラ34とを用いる。図16Aに、ラインレーザー照射装置32と観察カメラ34との位置関係を示す。また、観察カメラ34からラインレーザー線33を見た様子を図16Bに示す。ラインレーザー線33は、炉壁に対して垂直に照射されるように配置する。その際、装置の走査方向が炉長方向であるので、炉壁に照射されたラインレーザー線33が走査方向13(図16A参照)に垂直となるように、ラインレーザー照射装置32を配置する。観察カメラ34は、炉底4からの距離を50〜300mmの範囲に設置し、ラインレーザー線33の中心付近を視野とし、視線の角度を水平±10°とする。得られた画像を処理し、レーザー光とカメラの幾何的関係を用いて、光切断法により形状計測を行う。ラインレーザー線33の波長は短波長の可視光とし、観察カメラ34側に、ラインレーザー線33の波長よりも長波長の成分をカットするフィルターを用いることが望ましい。尚、ラインレーザー照射装置32と観察カメラ34とを用いて炉底形状を測定することもできる。
本発明によれば、炉壁形状計測装置の外殻を炉底に接触させることなく炉底近似曲線と平行に計測点を走査することができ、補修装置の外殻を炉底に接触させることなく炉底近似曲線と平行に炉壁の損傷部を溶射することができるので、補修可能な範囲を炉底際まで最大限確保することができる。
1 炭化室
2 蓄熱室
3 軌条
4 炉底
5 補修制御装置
6 炉壁形状計測装置
7 溶射装置
8 脚部
9 長尺ビーム
10 炉長方向精密駆動装置
10a 炉長方向
11 炉高方向精密駆動装置
11a 炉高方向
11z 補修マニピュレータ
12 炉長方向
13 走査方向
14 燃焼室
15 損傷部
16 煉瓦目地
17 台車
18 炉底形状計測装置
19 昇降ローラー
19’ 固定ローラー
20 第1の長尺ビーム
21 第2の長尺ビーム
22 第1の傾斜角センサー
23 第2の傾斜角センサー
24 第1の脚部
25 第2の脚部
26 第1の昇降ローラー
27 第2の昇降ローラー
28 重心位置
29 レーザー照射方向
30 溶射方向
31 走査方向
32 ラインレーザー照射装置
33 ラインレーザー線
34 観察カメラ
35 観察カメラの視線方向
37 堆積物
38 炉底目地
39 帯
101 炭化室
102 蓄熱室
103 軌条
104 炉底
105 補修制御装置
106 炉壁形状計測装置
107 溶射装置
108 脚部
109 長尺ビーム
110 炉長方向精密駆動装置
110a 炉長方向
111 炉高方向精密駆動装置
111a 炉高方向
111z 補修マニピュレータ
112 炉長方向
114 燃焼室
115 損傷部
116 煉瓦目地
117 台車
119’ 固定ローラー
PS 炭化室のコークス押出機側
CS 炭化室のコークス排出側

Claims (16)

  1. コークス炉炭化室の炉底に近接する壁面の損傷部を補修する方法であって、
    前記コークス炉炭化室内でその炉長方向に沿って炉底形状計測装置を移動させながら、この炉底形状計測装置と前記炉底との間の鉛直方向距離を計測することにより、前記炉底の凹凸形状を求め、前記炉底の凹凸形状を近似する炉底近似曲線を求める炉底形状計測工程と;
    前記炉底近似曲線に対する炉壁形状計測装置外殻の最短距離が第1の所定距離以上となるように前記炉壁形状計測装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、前記炉壁の凹凸形状を求める炉壁形状計測工程と;
    前記炉底近似曲線に対する溶射装置外殻の最短距離が第2の所定距離以上となるように前記溶射装置を前記炉底近似曲線に平行に移動させながら、この溶射装置から補修材を前記損傷部に対して溶射する補修工程と;
    を備えることを特徴とする、コークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法。
  2. 前記第1の所定距離及び前記第2の所定距離のそれぞれを、0mmを超えて50mm以下とすることを特徴とする、請求項1に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法。
  3. 前記補修工程では、前記炉壁をその壁面に対して垂直な断面で見た場合の、前記損傷部に対する前記補修材の溶射方向のなす角度を、70°以上かつ110°以下とすることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法。
  4. 前記補修を、700℃以上の雰囲気中で行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修方法。
  5. コークス炉炭化室の炉底に近接する炉壁の凹凸形状を炉壁形状計測装置で求めて前記炉壁の損傷部を溶射装置により補修する装置であって、
    前記コークス炉炭化室内に挿入される長尺ビームと;
    この長尺ビームの先端に精密駆動装置を介して設けられた、炉底形状計測装置及び前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置と;
    前記炉底形状計測装置及び前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置の、前記コークス炉炭化室内での炉長方向位置及び炉高方向位置を調整する前記精密駆動装置と;
    前記コークス炉炭化室内をその炉長方向に沿って移動しながら、自らと前記炉底との間の鉛直方向距離を計測することにより炉底近似曲線を求める前記炉底形状計測装置と;
    前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置との間の距離を調整する距離調整装置と;
    を備えることを特徴とする、コークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  6. 前記炉底近似曲線に対する前記炉壁形状計測装置外殻の最短距離及び前記溶射装置外殻の最短距離のそれぞれを、0mmを超えて50mm以下とすることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  7. 前記炉底と前記炉壁形状計測装置の計測点との鉛直方向距離及び前記炉底と前記溶射装置の溶射点との鉛直方向距離が、少なくとも0mmを越えて100mmの範囲を含むように位置決め可能な装置外殻構造を有することを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  8. 前記炉壁をその壁面に対して垂直な断面で見た場合の、前記損傷部に対する前記補修材の溶射方向のなす角度が、70°以上かつ110°以下であることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  9. 前記精密駆動装置が、
    前記炉長方向位置を調整する炉長方向精密駆動装置と;
    前記炉高方向位置を調整する炉高方向精密駆動装置と;
    を備えることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  10. 前記距離調整装置が、
    前記長尺ビームの先端に取り付けられるととともに前記炉底に着地して支点をなす脚部と、前記コークス炉炭化室外で前記長尺ビームの後端を昇降自在に支持する昇降ローラーとを備え、
    なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記昇降ローラーを昇降させることで前記長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  11. 前記距離調整装置が、
    前記コークス炉炭化室外に前記炉長方向に沿って配設されるとともに前記長尺ビームを昇降自在に支持する複数の昇降ローラーを備え、
    なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記各昇降ローラーを昇降させることで前記長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  12. 前記溶射装置が、前記壁面に対する前記補修材の溶射方向を水平より下向きに変更するための回転機構を備えることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  13. 前記炉壁形状計測装置が、
    前記炉壁及び前記炉底に対して垂直にラインレーザーを照射するラインレーザー照射装置と;
    前記コークス炉炭化室内の前記炉底から50mm〜300mmの高さ範囲内に設置され、前記炉壁に照射された前記ラインレーザーにより形成されるラインレーザー線の鉛直方向中央位置を視野中心の基準位置とし、さらにこの基準位置に対して鉛直方向に沿って−10°〜+10°の範囲内で前記視野中心が角度調整可能である観察カメラと;
    を備えることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  14. 第1の長尺装置と第2の長尺装置とを備え;
    前記第1の長尺装置が、
    前記コークス炉炭化室内に挿入される前記長尺ビームである第1の長尺ビームと、
    この第1の長尺ビームの先端に前記炉長方向精密駆動装置である第1の炉長方向精密駆動装置を介して設けられ、前記炉底と自らとの間の距離を計測することにより、前記炉底の凹凸形状を求める前記炉底形状計測装置と、
    この炉底形状計測装置の、前記コークス炉炭化室内における炉長方向の位置を調整する前記炉長方向精密駆動装置である前記第1の炉長方向精密駆動装置と、
    この第1の炉長方向精密駆動装置の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第1の傾斜角センサーと、を備え;
    前記第2の長尺装置が、
    前記コークス炉炭化室内に挿入される前記長尺ビームである第2の長尺ビームと、
    この第2の長尺ビームの先端に前記精密駆動装置を介して設けられた前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置と、
    前記炉壁形状計測装置及び前記溶射装置の、前記コークス炉炭化室内における炉長方向位置及び炉高方向位置を調整する前記精密駆動装置と、
    この精密駆動装置により前記炉長方向位置を調整する際の駆動方向と水平方向とがなす角度を計測する第2の傾斜角センサーと、
    前記第1の傾斜角センサーで計測された値と、前記炉底の凹凸形状から求めた炉底近似曲線と、前記第2の傾斜角センサーで計測された値とを用いて、前記精密駆動装置と前記炉底近似曲線との間の距離を調整する前記距離調整装置と、
    を備えることを特徴とする、請求項5に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  15. 前記距離調整装置が、
    前記第2の長尺ビームの前記先端に取り付けられるとともに前記炉底に着地して支点をなす脚部と、前記コークス炉炭化室外で前記第2の長尺ビームの後端を昇降自在に支持する昇降ローラーとを備え、
    なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記昇降ローラーを昇降させることで前記第2の長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、
    ことを特徴とする、請求項14に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
  16. 前記距離調整装置が、
    前記コークス炉炭化室外に前記炉長方向に沿って配設され、前記第2の長尺ビームを昇降自在に支持する複数の昇降ローラーを備え、
    なおかつ、前記炉底の凹凸形状に基づいて、前記炉底近似曲線と前記精密駆動装置の炉長方向走査方向とが平行となるように、前記各昇降ローラーを昇降させることで前記第2の長尺ビームの前記先端の位置決めを行う、
    ことを特徴とする、請求項14に記載のコークス炉炭化室の炉底際壁面の補修装置。
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