JPWO2010016172A1 - 車載システム - Google Patents

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Abstract

車載システムの制御部(ヘッドユニット1のメインCPU10)は、可搬型ストレージデバイス(DVDドライブ20)組み立て後の初回起動時、あるいは車両装着後の初回起動時、記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、可搬型ストレージデバイスに対して初期化コマンドを送信する。

Description

この発明は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ等の可搬型ストレージデバイスが搭載された車載情報機器と、車載情報機器とはCAN(Control Area Network)等のシリアル通信路を介して接続される外部機器と、により構成される車載システムに関するものである。
車載情報機器(以下、ヘッドユニットという)は、ナビゲーションの他に、車室内の乗員が快適に過ごせるように、エンターテイメント性が高い、各種映像、音声を処理することが可能であり、また、その映像や音声を再生するAV(Audio Visual)機器を車内に複数台設置することが一般的になりつつある。そのために、現在、DVDは、映像再生ソースとして必須のものになっている。
ところで、DVDドライブは、電源が供給されていない状態で、車両特有の振動や衝撃等により、ピックアップやスピンドル等の機構部品がデフォルト位置からずれる場合がある。このため、起動時に初期化動作(デフォルト位置への補正)を実施することは、DVDドライブの動作を保障するうえで必要である。
上記した初期化動作は、通常、上記したヘッドユニットが有する不揮発性メモリの所定の領域(フラグ領域)に割当てられたフラグにより管理される。例えば、従来、初期設定が必要な記録装置(半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク)において、ホストシステム(携帯端末)が容易に初期設定を行なえ、かつ、不要な所期設定情報の書替えを防ぐことができる記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−323392号公報
ところで、上記した振動や衝撃によりDVDドライブの機構部品のズレに関する不具合の発生は、ライン工程での組み立て時、運搬時、車両への取り付け時が想定されるが、その直後の起動時には、特に、サーボ系で制御される機構部品のデフォルト位置への補正を行う初期化動作が必要になる。
しかしながら、起動時に上記したDVDドライブの機構部品の初期化動作を毎回行った場合、デフォルト位置への補正のための位置合わせ時に不快な機械音が発生し、毎回ユーザに聞かせることになって好ましくない。それは、DVDドライブの機構部品が関係しないアプリケーションであるナビゲーションやラジオ等を起動した場合も同様に発生し、ユーザに、不快感や違和感を与える原因になっている。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、初期化動作を実行する機会を極力制限することによって機械音の発生を抑制し、ユーザに不快感や違和感を与えることを回避した車載システムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明の車載システムは、可搬型ストレージデバイスを搭載した車載情報機器と、前記車載情報機器とはシリアル通信路を介して接続される外部機器と、により構成される車載システムであって、前記可搬型ストレージデバイスの機構部品の位置合わせを行なう初期化コマンドの発行条件が設定され記憶される記憶部と、前記可搬型ストレージデバイス組み立て後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信し、前記可搬型ストレージデバイスの車両装着後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信する制御部と、を備えたものである。
この発明の車載システムによれば、初期化動作を実行する機会を極力制限することによって機械音の発生を抑制し、ユーザに不快感や違和感を与えることを回避することができる。
この発明の実施の形態1に係る車載システムのシステム構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのヘッドユニット中のメインCPUおよびDVDドライブの内蔵CPUが実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(1)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(2)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(3)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(4)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(5)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムのケース(6)の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るシステム終了処理の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る車載システムで使用される、初期化コマンド発生条件とフラグとの関係を表形式で示した図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、この発明の実施の形態1に係る車載システムは、可搬型ストレージデバイスとしてのDVDドライブ20を搭載した車載情報機器であるヘッドユニット1と、このヘッドユニット1とはシリアル通信路としての車載LAN(Local Area Network)3を経由して接続される外部機器としての複数のECU(電子制御ユニット)2により構成される。
なお、ECU2には、エンジン等パワートレイン系を含む車両の各部に取り付けられたセンサ類、あるいはエアコン等の電装部品が接続されており、ヘッドユニット1は、複数のECU2、およびドイツのRobert Bosch GmbH社により開発されISOで国際的に標準化されたCAN(Controller Area Network)等の車載LAN経由で車両識別番号(VIN:Vehicle Identify Number)を含む車両情報を取得することができる。
ヘッドユニット1には、更に、GPSレシーバ4や、温度(湿度)センサ5等の外部装置が接続されている。GPSレシーバ4は、不図示のGPS衛星から自車両位置測位のための信号を受信し、温度(湿度)センサ5は、車両の周辺温度あるいは湿度を測定して、それぞれヘッドユニット1に供給する。
ヘッドユニット1は、GPSレシーバ4で受信した信号により自車両位置を測位し、緯度、経度、時間等に関する情報を生成し、また、温度(湿度)センサ5により計測された情報から車両システムが正常動作を行なえる範囲にあるか否かを判定する。
ヘッドユニット1は、プログラムメモリ11に記録されたプログラムを逐次読み出し実行するメインCPU10を制御中枢とし、このメインCPU10には、上記したDVDドライブ20が、シリアル(パラレル)ATA(AT Attachment)、あるいはUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して接続される他、内部バス経由でフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ12、およびLAN制御部13が接続される。LAN制御部13は、シリアル通信プロトコルにしたがい車載LAN3とのインタフェースを司る。
なお、上記した不揮発性メモリ12は、ここでは、「可搬型ストレージデバイス(DVDドライブ20)の機構部品の位置合わせを行なう初期化コマンドの発行条件が設定され記憶される記憶部」として機能し、メインCPU10は、「可搬型ストレージデバイス組み立て後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信し、前記可搬型ストレージデバイスの車両装着後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信する制御部」として、それぞれ機能する。詳細は後述する。
一方、DVDドライブ20は、CPUを内蔵し(内蔵CPU200)、この内蔵CPU200は、メインCPU10から送信される初期化コマンドを含む各種コマンド(リード/ライト)を実行することによりDVDドライブ20が有する機構部品を制御する。
具体的に、内蔵CPU200は、メインCPU10からフォーマットコマンドを受信してDVDのフォーマット制御を行なう他、初期化コマンドあるいはリード/ライトコマンドを受信して、機構部品である、ピックアップのトラッキング、フォーカシング、あるいはアクチュエータやスピンドルモータのサーボ制御等を行なう。
ここで、この発明の実施の形態1に係る車載システムの初期化動作の実行条件と、その有効性について簡単に説明する。
ヘッドユニット1は、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信し、機構部品をデフォルト位置へ戻す初期化動作を行なうケースとして、ここでは、以下に列挙した(1)〜(6)に制限するものとする。それ以外のケースでは、DVDドライブ20の機構部品の初期化動作を行わないため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
(1)DVDドライブ20組み立て後の初回起動時
ライン工程でのヘッドユニット1の組立て精度に多少のばらつきがあるため、搭載するDVDドライブ20の機構部品がデフォルト位置からずれている場合があり、この場合、組立て後の初回起動時に初期化動作を行うことは有効である。
(2)ヘッドユニット1の車両装着後の初回起動時
ヘッドユニット1が車両に装着される場合は、それ以前に運搬のための輸送が必要になるため、振動や衝撃等により、DVDドライブ20の機構部品がデフォルト位置からずれる可能性がある。この場合、車両に装着後の初回起動時、車載LAN3経由で受信可能な車両情報の受信時に初期化動作を行うことは有効である。
(3)車両からヘッドユニット1を取り外し、取り外されたヘッドユニット1が車両以外で起動され、再度車両に装着された場合
ヘッドユニットの1の保守、点検、修理等により、ヘッドユニット1を車両から一旦取り外し、車両以外で起動して修理を行なった後、再度車両に装着した場合、振動や衝撃等でDVDドライブ20の機構部品がデフォルト位置からずれている可能性がある。このため、取り外しと保守点検作業を経たヘッドユニット1を再度車両に装着した場合に初期化動作を行うことは有効である。
(4)システム終了前に電源の供給が停止された場合
システム終了前にヘッドユニット1への電源(バッテリ)供給が断たれた場合、次回起動時はDVDドライブ20の機構部品がデフォルト位置からずれている可能性があり、次回起動時に初期化動作を行うことは有効である。なお、ここで、「終了」とは、例えば、Windows(登録商標)では、スタートメニュー中の終了オプションを選択することで内部状態をレジスタ等に退避する正常終了処理後に電源を切断し、あるいは再起動することをいう。
(5)起動されていない状態で車両位置が変化した場合
ヘッドユニット1がシステムオフ状態でフェリー等により車両ごと輸送された場合、振動や衝撃等によりDVDドライブ20の機構部品がデフォルト位置からずれている可能性があり、次回起動時に初期化動作を行うことは有効である。
(6)温度や湿度がDVDドライブ20の動作保障範囲外へ達した場合
温度や湿度がDVDドライブ20の動作保障範囲外へ達した場合、DVDドライブ20の動作が保障されないため、次回起動時、温度や湿度がDVDドライブ20の動作保障範囲内に戻ったとしても、機構部品がデフォルト位置からずれている可能性があり、次回起動時に初期化動作を行うことは有効である。
図2は、図1に示したメインCPU10、およびDVDドライブ20の内蔵CPU200が実行するプログラムの構造を機能展開して示したブロック図である。
図2に示されるように、メインCPU10が実行するプログラムは、フラグ保持部100と、位置情報取得部101と、温度(湿度)情報取得部102と、車両情報取得部103と、内部状態監視部104と、フラグ更新条件判定部105と、コマンド発行条件判定部106と、コマンド送信部107と、からなる。
フラグ保持部100には、上記した(1)〜(6)のそれぞれのケースにおいて、初期化コマンドの発行条件が設定され、それぞれ、フラグA(第1のフラグ)、フラグB(第2のフラグ)、フラグC(第3のフラグ)、フラグD(第4のフラグ)、フラグE(第5のフラグ)、フラグF(第6のフラグ)として保持される。
フラグ保持部100に保持されるフラグA〜フラグFは、実際には、図1に示す不揮発性メモリ12のフラグ領域に割当てられ記憶される。図10に、上記した(1)〜(6)のケース毎のフラグA〜フラグFの状態遷移の様子が状態遷移図として表形式で示されている。詳細は後述する。
位置情報取得部101は、GPSレシーバ4が受信した信号に基づき位置測位を行なった結果を取得し、フラグ更新条件判定部105、およびコマンド発行条件判定部106へ引き渡す。温度(湿度)情報取得部102は、温度(湿度)センサ5により計測された信号に基づき温度(湿度)情報を生成し、フラグ更新条件判定部105、およびコマンド発行条件判定部106へ引き渡す。
車両情報取得部103は、複数のECU2、車載LAN3、LAN制御部13経由で受信した、例えば、VIN、あるいは車速度や走行距離等に関する車両情報をフラグ更新条件判定部105およびコマンド発行条件判定部106へ引き渡す。
内部状態監視部104は、起動、終了、リセット等、ユーザ操作に基づく動作イベント、あるいは、ヘッドユニット1の装着状態、バッテリオフ等の内部状態を常時監視し、その内容をフラグ更新条件判定部105へ引き渡す。
フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100にデフォルト値が設定されたフラグA〜フラグFのそれぞれについて、上記した内部状態監視部104の出力である内部状態情報、および位置情報取得部101、温度(湿度)情報取得部102、車両情報取得部103により引き渡される外部状態情報の組み合わせに基づきフラグ更新の判定を行ない、フラグA〜フラグFのそれぞれの値を更新する。
フラグ更新条件判定部105は、起動検知、終了検知、リセット検知、バッテリオフ検知、ヘッドユニット1の装着検知、起動されていない状態での500m等の所定距離の車両移動検知、動作許容範囲を超える温度や湿度の検知等、内部状態監視部104におけるそれぞれのイベント検出を契機に、フラグ保持部100のフラグA〜フラグFの該当フラグをONする制御を行う。また、フラグ更新条件判定部105は、上記した(1)〜(6)のケースそれぞれにおいて、後述するコマンド発行条件判定部106で初期化コマンド発行条件に合致すると判定され、コマンド送信部107によりDVDドライブ20へ初期化コマンドが送信されたタイミングで、該当のフラグA〜フラグFの値をデフォルト値に戻す制御も行なう。
なお、フラグ更新条件判定部105は、リセット処理後の初回起動時、フラグAからフラグFの少なくとも一つが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることができる。
コマンド発行条件判定部106は、上記した(1)〜(6)のケースそれぞれにおいて、フラグ保持部100を参照して得られるフラグA〜フラグFの値と、位置情報取得部101、温度(湿度)情報取得部102、車両情報取得部103により引き渡される外部状態情報の組み合わせに基づき初期化コマンドの発行条件を判定してコマンド送信部107を制御する。
コマンド発行条件判定部106は、例えば、DVDドライブ20組み立て後の初回起動時、不揮発性メモリ12のフラグ領域に設定されたフラグA(第1のフラグ)がONしていた場合に、初期化コマンド発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。また、コマンド発行条件判定部106は、DVDドライブ20の車両装着後の初回起動時、不揮発性メモリ12のフラグ領域に設定されたフラグB(第2のフラグ)がONで、かつ、車両情報取得部103から取得されるVINを受信した場合に初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。
コマンド発行条件判定部106は、車両からヘッドユニット1を一旦取り外し、取り外されたヘッドユニット1が車両以外で起動された後、再度車両に装着された場合、不揮発性メモリ12のフラグ領域に設定されたフラグC(第3のフラグ)がONで、かつ、車両情報取得部103を介してVINを受信した場合に初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。
また、コマンド発行条件判定部106は、フラグD(第4のフラグ)の値が更新される終了前に電源の供給が停止されたことを検出した場合、フラグDがONしていた場合に初期化コマンド発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。
コマンド発行条件判定部106は、起動時、前回終了前の自車位置と今回起動時の自車位置とを比較し、所定の距離以上の移動があったと判定されて以降の初回起動時、ヘッドユニット1に電源が供給されていない状態で、フラグE(第5のフラグ)がONしていた場合に初期化コマンド発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。
また、コマンド発行条件判定部106は、通常動作時、周囲温度、湿度の少なくとも一つが動作許容範囲を超える状態が検出されて以降の初回起動時、温度(湿度)情報取得部102を介して状態の回復が通知された場合、フラグF(第6のフラグ)がONしていた場合に初期化コマンド発行条件に合致すると判定し、コマンド送信部107を制御する。
一方、DVDドライブ20の内蔵CPU200が実行するプログラムは、図2に示されるように、コマンド受信部201と、コマンド実行部202とからなる。
コマンド受信部201は、メインCPU10から送信される初期化コマンドを受信し、コマンド実行部202は、この初期化コマンドを実行することにより、DVD機構部203の各機構部品のデフォルト位置への位置合わせを行なう。なお、ここで、DVD機構部203とは、内蔵CPU200によって制御される入出力ポートに接続される、ピックアップのアクチュエータ(DCモータ)、スピンドルモータ等、サーボ系により制御される、初期化動作時に位置合わせを要する機構部品とする。
図3〜図9は、この発明の実施の形態1に係る車載システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図3〜図9のフローチャートを参照しながら、上記した(1)〜(6)のケース毎に、図1、図2に示すこの発明の実施の形態1に係る車載システムの動作について詳細に説明する。
まず、(1)DVDドライブ20の組み立て後の初回起動時、における車載システムの動作から説明する。ここでは、図10の初期化コマンド発生条件とフラグとの関係に示されるように、フラグ保持部100の、フラグA、フラグBともにデフォルト値である「ON」が保持され、フラグC、フラグD、フラグE、フラグFともに、デフォルト値である「OFF」が保持されているものとする。
DVDドライブ20の組み立て後の初回起動時(図3のステップST301)、コマンド発行条件判定部106は、まず、フラグ保持部100のフラグAの値を参照し(ステップST302)、ON設定されていた場合に(ステップST302“YES”)、コマンド送信部107を制御してDVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST303)。
このとき、ヘッドユニット1から送信される初期化コマンドをシリアル(パラレル)ATA、あるいはUSBを介しコマンド受信部201で受信したDVDドライブ20は、コマンド実行部202でその初期化コマンドを実行し、DVD機構部203が有する機構部品の位置合わせのための初期化動作を実行する。
上記した初期化動作実行後、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグAをOFF設定し(ステップST304)、以降、ヘッドユニット1は、システム通常動作に遷移し(ステップST305)、図9にフローチャートGで示す「システム終了処理」を実行する。
「システム終了処理」にあっては、内部状態監視部104で、温度(湿度)情報取得部102で取得された周囲温度あるいは湿度に関する情報が、DVDドライブ20の保障範囲に影響を及ぼす値になったことが検出された場合(ステップST901“YES”)、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグFをON設定する処理を行ない(ステップST902)、保障範囲内で動作している場合(ステップST901“NO”)、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグDをデフォルト値であるOFF設定に戻す処理を行ない(ステップST903)、システム終了とする(ステップST904)。
一方、図3のステップST302のフラグA判定処理で、フラグAがOFF設定されていた場合(ステップST302“NO”)、ヘッドユニット1は、図4にBのフローチャートで示す(2)ヘッドユニット1の車両装着後の初回起動時の処理に移行する。
ここでは、まず、コマンド発行条件判定部106がフラグ保持部100のフラグBの値を参照し(ステップST401)、フラグBがON設定されていた場合に(ステップST401“YES”)、更に、車両情報取得部103により取得されるVINの受信を待って(ステップST402“YES”)、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST403)。このとき、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグBをOFF設定する制御を行ない(ステップST404)、以降、通常のシステム動作に遷移する(ステップST405)。
一方、図4のステップST401のフラグB判定処理で、フラグBがOFF設定されていた場合(ステップST401“NO”)、ヘッドユニット1は、図5にフローチャートCで示す、(3)車両からヘッドユニット1を取り外し、取り外されたヘッドユニット1が車両以外で起動され、再度車両に装着された場合の処理に移行する。
ここでは、まず、コマンド発行条件判定部106が、フラグ保持部100のフラグCの値を参照する(ステップST501)。ここで、フラグCがON設定されていれば(ステップST501“YES”)、コマンド発行条件判定部106は、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST502)。このとき、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグCをデフォルト値であるOFFに戻す制御を行ない(ステップST503)、以降、通常のシステム動作に遷移する(ステップST504)。
なお、フラグ更新条件判定部105は、ステップST501のフラグC判定処理で、フラグCがOFF設定された状態で(ステップST501“NO”)、車両情報であるVINを受信した場合(ステップST505“YES”)、あるいは、VINが未だ受信できていない場合(ステップST505“NO”)、フラグ保持部100を制御し、フラグCをON設定(ステップST506)した後、図6(a)(b)にフローチャートDで示す、(4)システム終了前に電源の供給が停止された場合の処理に移行する。
図6(a)において、コマンド発行条件判定部106は、フラグ保持部100のフラグDを参照し(ステップST601)、その結果、フラグDがON設定されていれば(ステップST601“YES”)、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信し(ステップST602)、以降、システム通常動作に遷移する(ステップST603)。なお、ステップST601のフラグDの判定処理において、フラグDがOFF設定されていた場合(ステップST601“NO”)、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100のフラグDを含む現状のフラグ設定を保持する(ステップST604)。
図6(b)に、フラグDがシステム起動時にONになるケースが示されている。すなわち、内部状態監視部104は、フラグ更新条件判定部105によりフラグ保持部100のフラグDの値が更新されるシステム終了前に電源(バッテリ)の供給停止を検知した場合(ステップST605)、ヘッドユニット1は、図3にフローチャートAで示す、(1)DVDドライブ20組み立て後の初回起動時の処理に移行する。ここで、コマンド発行条件判定部106は、フラグ保持部100のフラグAを参照し(ステップST302)、その結果、フラグAがONを示していれば(ステップST302“YES”)、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST303)。
なお、ヘッドユニット1は、図6(a)のステップST604でフラグ保持部100のフラグDを含む現状のフラグ設定を保持した後、図7にフローチャートEで示す、(5)起動されていない状態で車両位置が変化した場合の処理を実行する。
ここでは、内部状態監視部104は、位置情報取得部101により取得される車両の現在位置情報に基づき、前回システム終了前の自車両位置と今回起動時の自車両位置とを比較する(ステップST701)。内部状態監視部104は、上記の比較結果、車両に所定の距離(例えば、500m)以上の移動があったと判定した場合(ステップST701“YES”)、フラグ保持部100を制御してフラグEをON設定する(ステップST702)。
続いて、内部状態監視部104は、制御をコマンド発行条件判定部106に移し、コマンド発行条件判定部106は、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST703)。
このとき、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグEをデフォルト値であるOFFに戻す制御を行ない(ステップST704)、以降、ヘッドユニット1は、通常のシステム動作に遷移し(ステップST705)、続いて、図9にフローチャートGで示す「システム終了処理」を実行する。
一方、ステップST701の車両位置比較処理において、車両に所定の距離の移動がなかったと判定された場合(ステップST701“NO”)、ヘッドユニット1は、図8にフローチャートFで示す、(6)温度や湿度がDVDドライブ20の動作保障範囲外へ達した場合の処理を実行する。
すなわち、ヘッドユニット1は、まず、フラグFを参照し(ステップST801)、フラグFがON設定されていた場合(ステップST801“YES”)、更に、温度(湿度)情報取得部102で取得された周囲温度あるいは湿度に関する情報が、DVDドライブ20の保障範囲か否かを内部状態監視部104で判定する(ステップST802)。
ここで、動作保障範囲内であることが判定されると(ステップST802“YES”)、内部状態監視部104は、コマンド発行条件判定部106に制御を移し、コマンド発行条件判定部106は、コマンド送信部107を制御し、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信する(ステップST803)。このとき、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグFをデフォルト値であるOFFに戻す制御を行なう(ステップST804)。そして、ヘッドユニット1は、システム通常動作に遷移し(ステップST805)、以降、システム終了処理(G)の実行に遷移する。
なお、ステップST801におけるフラグFのON判定処理において、フラグFがOFFの場合(ステップST801“NO”)、あるいは、ステップST802の保障範囲内動作判定処理において、周囲温度あるいは湿度に関する情報が、DVDドライブ20の保障範囲を超えていると判定された場合(ステップST802“NO”)、ヘッドユニット1は、システム通常動作に遷移し(ステップST806)、以降、システム終了処理(G)の実行に移行する。
ここで実行されるシステム終了処理にあっては、一旦、温度(湿度)情報取得部102で取得された周囲温度あるいは湿度に関する情報が、DVDドライブ20の保障範囲に影響を及ぼす値になったとしてもその回復を待ち(ステップST901“YES”)、このとき、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御してフラグFをON設定する処理を行なう(ステップST902)。なお、保障範囲内で動作していた場合(ステップST901“NO”)、フラグ更新条件判定部105は、フラグ保持部100を制御し、システム起動時にONされるフラグDをデフォルト値であるOFF設定に戻す処理を行ない(ステップST903)、正常終了とする(ステップST904)。
上記したように、この発明の実施の形態1に係る車載システムによれば、制御部(メインCPU10)は、DVDドライブ20組み立て後の初回起動時(ケース1)、フラグ保持部100のフラグAを参照し、所定の値を示していた場合に初期化コマンドを送信し、また、DVDドライブ20の車両装着後の初回起動時(ケース2)、フラグ保持部100のフラグBを参照し、フラグBが所定の値を示し、かつ、車両情報(VIN)を受信した場合に、初期化コマンドを送信することにより、DVDドライブ20の機構部品の初期化が実行され、また、初期化コマンド実行とともにフラグA、Bの値を更新してデフォルト値に戻すことにより、通常起動時の初期化動作が抑制されるため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
また、制御部(メインCPU10)は、車両からヘッドユニット1が一旦取り外され、車両以外で起動された後、再度車両に装着された場合(ケース3)、VIN等の車両情報を受信し、かつ、フラグCが所定の値を示していた場合に、DVDドライブ20に対して初期化コマンドを送信することにより、DVDドライブ20の機構部品の初期化動作を実行することができる。また、制御部(メインCPU10)は、初期化コマンド実行とともに、フラグCの値を更新してデフォルト値に戻すことにより、通常起動時の初期化動作が抑制されるため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
また、制御部(メインCPU10)は、フラグ保持部100のフラグDの値が更新される終了前に電源の供給停止を検出した場合(ケース4)、フラグDが所定の値を示していた場合に初期化コマンドを送信することにより、DVDドライブ20の機構部品の初期化動作を実行することができる。また、制御部(メインCPU10)は、初期化コマンド実行とともにフラグDの値を更新することにより、通常起動時の初期化動作が抑制されるため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
また、制御部(メインCPU10)は、起動時、前回終了前の自車両位置と今回起動時の自車両位置とを比較した結果、車両に所定の距離以上の移動があったと判定された場合(ケース5)にフラグEに所定の値を設定し、移動後の初回起動時、ヘッドユニット1が起動されていない状態で、フラグEが所定の値を示していた場合に初期化コマンドを送信することにより、DVDドライブ20の機構部品の初期化動作を実行することができる。
また、制御部(メインCPU10)は、通常動作時、周囲温度、湿度の少なくとも一つが動作許容範囲を超える状態が検出された場合(ケース6)にフラグ保持部100のフラグFに所定の値を設定し、上記した状態検出後の初回起動時であって、温度(湿度)センサ5から状態の回復が通知され、かつ、フラグFが所定の値を示していた場合に初期化コマンドを送信することにより、DVDドライブ20の機構部品の初期化が実行され、また、初期化コマンド実行とともにフラグFの値を更新してデフォルト値に戻すことにより、通常起動時の初期化動作が抑制されるため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
なお、上記した(1)〜(6)のケースにおいて、それぞれのフローチャートには図示省略されているが、リセット処理後の初回起動時、フラグ更新条件判定部105は、フラグC〜フラグFの少なくとも一つが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させる制御を行なう。このことにより、通常起動時の初期化動作が抑制されるため、機械音が発生する頻度が大幅に減り、したがって、ユーザに対して機械音による不快感や違和感を与える機会は必要最低限になる。
なお、上記したこの発明の実施の形態1に係る車載システムによれば、可搬型ストレージデバイスとして、DVDドライブ20を用いるものとして説明したが、CD(Compact Disc)ドライブ、MD(Mini Disc)ドライブ、MO(Magneto Optical)ドライブ、あるいはハードディスクドライブは勿論のこと、半導体メモリを含む記録媒体を駆動するための機構部品を有する全ての可搬型ストレージデバイスに適用が可能である。
また、実施の形態1に係る車載システムによれば、車両情報として、外部機器のECU2からVINを取得することとしたが、VINに制限されるものではなく、同じくECU2を介して取得される車速度情報や操舵角情報等の車両情報で代替してもよい。
なお、図2に示す、メインCPU10(制御部)が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、可搬型ストレージデバイス(DVDドライブ20)組み立て後の初回起動時、記憶部(不揮発性メモリ12)に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、可搬型ストレージデバイスに対して初期化コマンドを送信し、可搬型ストレージデバイスの車両装着後の初回起動時、記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、可搬型ストレージデバイスに対して初期化コマンドを送信する制御部が実行するデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
以上のように、この発明に係る車載システムは、初期化動作を実行する機会を極力制限することによって機械音の発生を抑制し、ユーザに不快感や違和感を与えることを回避するために、可搬型ストレージデバイスを搭載した車載情報機器と、前記車載情報機器とはシリアル通信路を介して接続される外部機器と、により構成される車載システムであって、前記可搬型ストレージデバイスの機構部品の位置合わせを行なう初期化コマンドの発行条件が設定され記憶される記憶部と、前記可搬型ストレージデバイス組み立て後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信し、前記可搬型ストレージデバイスの車両装着後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信する制御部を備えるよう構成したので、ナビゲーションの他、各種映像、音声を処理する車載情報機器の車載システムなどに用いるのに適している。

Claims (11)

  1. 可搬型ストレージデバイスを搭載した車載情報機器と、前記車載情報機器とはシリアル通信路を介して接続される外部機器と、により構成される車載システムであって、
    前記可搬型ストレージデバイスの機構部品の位置合わせを行なう初期化コマンドの発行条件が設定され記憶される記憶部と、
    前記可搬型ストレージデバイス組み立て後の初回起動時、あるいは車両装着後の初回起動時、前記記憶部に設定記憶された初期化コマンドの発行条件に合致するか否かを判定し、合致した場合に、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信する制御部と、
    を備えたことを特徴とする車載システム。
  2. 前記制御部は、
    前記記憶部の所定の領域に設定され記憶される第1のフラグが所定の値を示していた場合に前記初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信するとともに前記第1のフラグの値を更新し、
    前記記憶部の所定の領域に設定され記憶される第2のフラグが所定の値を示し、かつ、前記外部機器から前記シリアル通信路を介して送信される車両情報を受信した場合に、前記初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信するとともに、前記第2のフラグの値を更新することを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  3. 前記記憶部は、
    前記車載情報機器の取り外し時に所定の値が設定され記憶される第3のフラグを有し、
    前記制御部は、
    前記車両から前記車載情報機器を一旦取り外し、前記車両以外で起動された後、再度前記車載情報機器が前記車両に装着された場合、前記外部機器から前記シリアル通信路を介して送信される車両情報を受信し、かつ、前記第3のフラグが所定の値を示していた場合に、前記初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信するとともに、前記第3のフラグの値を更新することを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  4. 前記記憶部は、
    起動時に所定の値が設定され記憶される第4のフラグを有し、
    前記制御部は、
    前記第4のフラグの値が更新される終了前に電源の供給停止を検出した場合、前記第4のフラグを参照し、前記第4のフラグが所定の値を示していた場合に前記初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信するとともに、前記第4のフラグの値を更新することを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  5. 前記記憶部は、
    第5のフラグを有し、
    前記制御部は、
    起動時、前回終了前の自車両位置と今回起動時の自車両位置とを比較した結果、前記車両に所定の距離以上の移動があったと判定された場合に前記第5のフラグに所定の値を設定し、
    前記移動後の初回起動時、前記車載情報機器が起動されていない状態で、前記第5のフラグが所定の値を示していた場合、前記初期化コマンドの発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対して前記初期化コマンドを送信するとともに、前記第5のフラグの値を更新することを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  6. 前記記憶部は、
    第6のフラグを有し、
    前記制御部は、
    通常動作時、周囲温度、湿度の少なくとも一つが前記可搬型ストレージデバイスの許容範囲を超える状態が検出された場合に前記第6のフラグに所定の値を設定し、
    前記状態検出後の初回起動時であって、前記外部機器から状態の回復が通知された場合、前記第6のフラグが所定の値を示していた場合に前記初期化コマンド発行条件に合致すると判定し、前記可搬型ストレージデバイスに対し前記初期化コマンドを送信するとともに前記第6のフラグの値を更新することを特徴とする請求項1記載の車載システム。
  7. 前記制御部は、
    リセット処理後の初回起動時、前記第1のフラグ又は前記第2のフラグの少なくとも一つが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることを特徴とする請求項2記載の車載システム。
  8. 前記制御部は、
    リセット処理後の初回起動時、前記第3のフラグが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることを特徴とする請求項3記載の車載システム。
  9. 前記制御部は、
    リセット処理後の初回起動時、前記第4のフラグが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることを特徴とする請求項4記載の車載システム。
  10. 前記制御部は、
    リセット処理後の初回起動時、前記第5のフラグが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることを特徴とする請求項5記載の車載システム。
  11. 前記制御部は、
    リセット処理後の初回起動時、前記第6のフラグが示す値を更新前のデフォルト値に復帰させることを特徴とする請求項6記載の車載システム。
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