JPWO2010010655A1 - ブレーキ付きキャスター - Google Patents
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Abstract
【課題】車輪のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、路面状況にも影響を受け難いブレーキ付きキャスターを提供する。【解決手段】垂直な軸部材(ブッシング)3に上下動する進退ピン5が貫通状態に設けられ、進退ピン5は弾性体12により常時上限位置に位置決めされ、下端部が二股形状のブレーキ片6a、6aに形成され上部は進退ピン5の下端5bに接触する配置としたブレーキ部材6が、進退ピン5の中心線から偏倚した位置の水平軸8で車輪支持脚2へ回動可能に吊り支持され、ブレーキ部材6が弾性体14により車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が進退ピン5の下端5bに当接してブレーキ解除の状態を保持する構成とされ、進退ピン5を一定ストローク押し下げてブレーキ部材6の上部を押すと、二股形状のブレーキ片6、6が回動して車輪4の両側のリム4aへ圧接されてブレーキが働く構成とされている。【選択図】図1
Description
この発明は、手押し台車等に使用されるブレーキ付きキャスターの技術分野に属し、更に云えば、ブレーキ部材(ブレーキシュー)を車輪の両側のリムに圧接させて制動力を得る構成のブレーキ付きキャスターに関する。
特許文献1〜3には、共通して、ブレーキ部材を車輪のタイヤ表面に圧接させて制動力を得る構成のブレーキ付きキャスターが開示されている。
特許文献4には、ブレーキ部材を車輪のホイール側面に圧接させて制動力を得る構成のブレーキ付きキャスターが開示されている。
特許文献4には、ブレーキ部材を車輪のホイール側面に圧接させて制動力を得る構成のブレーキ付きキャスターが開示されている。
上記特許文献1〜3に係るブレーキ付きキャスターは、車輪のタイヤ表面とブレーキシューとの摩擦によって制動力を得る構成であるが故に、車輪のタイヤの摩耗度が、通常のキャスターの走行のみによるタイヤの摩耗度よりもはるかに高く、タイヤ厚みが減少するにつれブレーキシューがタイヤ表面を押さえる圧力低下が早い分、ブレーキ性能が急速に低下するという問題があった。これに伴い、摩耗したタイヤ(又は車輪)の交換頻度が高くなり、不経済であるという問題もあった。
また、路面が濡れていたり、タイヤ表面に土や砂が付着してタイヤ表面が滑りやすい場合には、ブレーキシューが滑りやすくなるのでブレーキ性能が低下するなど、路面状況に影響を受け易く、安定した制動力を得難いという問題があった。
また、路面が濡れていたり、タイヤ表面に土や砂が付着してタイヤ表面が滑りやすい場合には、ブレーキシューが滑りやすくなるのでブレーキ性能が低下するなど、路面状況に影響を受け易く、安定した制動力を得難いという問題があった。
一方、特許文献4に係るブレーキ付きキャスターは、ブレーキシューを車輪のホイール側面に圧接させて制動力を得る構成であるが故に、ブレーキシューが車輪のタイヤの摩耗に一切関与しない。よって、上記したような問題は生じない。
しかしながら、このブレーキ付きキャスターは、図1〜図4に示したように、左右一対のブレーキレバー(24l、24r)の開閉操作を、その間に設けた凸状に湾曲した細長い極薄のばね(30)で行うので、経時的にばね(30)が歪んだり、疲労破壊を起こしやすく、車輪(18)のホイール両側面を前記ブレーキレバー(24l、24r)により左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を維持するのは至難である。また、機構が複雑でコストが嵩むという問題もある。
しかしながら、このブレーキ付きキャスターは、図1〜図4に示したように、左右一対のブレーキレバー(24l、24r)の開閉操作を、その間に設けた凸状に湾曲した細長い極薄のばね(30)で行うので、経時的にばね(30)が歪んだり、疲労破壊を起こしやすく、車輪(18)のホイール両側面を前記ブレーキレバー(24l、24r)により左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を維持するのは至難である。また、機構が複雑でコストが嵩むという問題もある。
本発明の目的は、ブレーキ部材(ブレーキシュー)を車輪の両側のリムに圧接させて制動力を得る構成とすることにより、ブレーキ部材が車輪のタイヤの摩耗に一切関与せず、その結果、車輪のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、また、路面状況にも影響を受け難いブレーキ付きキャスターを提供することにある。
本発明の次の目的は、車輪の両側のリムを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができる、経済性、及び耐久性に優れたブレーキ付きキャスターを提供することにある。
本発明の次の目的は、車輪の両側のリムを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができる、経済性、及び耐久性に優れたブレーキ付きキャスターを提供することにある。
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係るブレーキ付きキャスターは、
取り付け座の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚が、垂直な軸部材とスラスト軸受とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚の下部に車輪が回転自在に支持されて成る自在キャスターにおいて、
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に位置決めされており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材が弾性体により車輪のリムから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れてブレーキ解除の状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が回動して車輪の両側のリムへ圧接されブレーキが働く構成とされていることを特徴とする。
取り付け座の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚が、垂直な軸部材とスラスト軸受とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚の下部に車輪が回転自在に支持されて成る自在キャスターにおいて、
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に位置決めされており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材が弾性体により車輪のリムから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れてブレーキ解除の状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が回動して車輪の両側のリムへ圧接されブレーキが働く構成とされていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係るブレーキ付きキャスターは、取り付け座の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚が、垂直な軸部材とスラスト軸受とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚の下部に車輪が回転自在に支持されて成る自在キャスターにおいて、
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に支持されており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材のブレーキ片が弾性体により車輪の両側のリムへ圧接する方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れて常時ブレーキが働く状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が車輪の両側のリムから遠のく方向へ回動してブレーキを解除する構成とされていることを特徴とする、ブレーキ付きキャスター。
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に支持されており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材のブレーキ片が弾性体により車輪の両側のリムへ圧接する方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れて常時ブレーキが働く状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が車輪の両側のリムから遠のく方向へ回動してブレーキを解除する構成とされていることを特徴とする、ブレーキ付きキャスター。
本発明に係るブレーキ付きキャスターによれば、ブレーキ部材を車輪の両側のリムに圧接させて制動力を得る構成なので、ブレーキ部材が車輪のタイヤの摩耗には関与せず、車輪のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、路面状況にも影響を受け難い。
また、車輪の両側のリムを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
その他、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターは、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式なので、例えば、平坦な路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
一方、請求項2に記載したブレーキ付きキャスターは、通常時は上記構成により制動力を得た自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式なので、例えば、頻繁にブレーキ操作を行う必要のある傾斜した路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
また、車輪の両側のリムを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
その他、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターは、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式なので、例えば、平坦な路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
一方、請求項2に記載したブレーキ付きキャスターは、通常時は上記構成により制動力を得た自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式なので、例えば、頻繁にブレーキ操作を行う必要のある傾斜した路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
本発明に係るブレーキ付きキャスターは、ブレーキ部材のブレーキ片の下端部(ブレーキシュー)を車輪の両側のリムに圧接させて制動力を得る構成で実施する。
実施例1と実施例2は、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式の、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターについて説明する。
実施例3は、通常時は上記構成により制動力を得た自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式の、請求項2に記載したブレーキ付きキャスターについて説明する。
実施例1と実施例2は、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式の、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターについて説明する。
実施例3は、通常時は上記構成により制動力を得た自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式の、請求項2に記載したブレーキ付きキャスターについて説明する。
図1〜図3は、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターの主要部を示している。
このブレーキ付きキャスターは、取り付け座1の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚2が、垂直な軸部材(図示例ではブッシング)3とスラスト軸受11とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚2の下部に車輪4が回転自在に支持されて成る自在キャスターである。
前記垂直な軸部材3に、上下動する進退ピン5が貫通状態に設けられ、進退ピン5は弾性体(図示例では圧縮用コイルバネ)12により常時上限位置に位置決めされている。
下端部が車輪4の両側のリム4a、4aに接近する二股形状のブレーキ片6a、6aに形成され、上部は前記進退ピン5の下端5bに接触する配置とした側面方向に見てL字形のブレーキ部材6が、進退ピン5の中心線から偏倚した位置の水平軸8で車輪支持脚2へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材6が弾性体(図示例では引っ張りばね)14により車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピン5の下端5bに当接してブレーキ解除の状態を保持する構成とされる。なお、進退ピン5のレスポンスを良くするため、図示例ではブレーキ部材6の上部を前記進退ピン5の下端5bに当接させて実施しているがこれに限定されず、該下端5bはブレーキ部材6の上部から離れていても別に問題なく実施できる。
従って、前記進退ピン5を一定ストローク押し下げてブレーキ部材6の上部を押すと、水平軸8を支点に梃子の原理で、二股形状のブレーキ片6、6が回動して車輪4の両側のリム4aへ圧接されてブレーキが働く構成とされている。
このブレーキ付きキャスターは、取り付け座1の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚2が、垂直な軸部材(図示例ではブッシング)3とスラスト軸受11とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚2の下部に車輪4が回転自在に支持されて成る自在キャスターである。
前記垂直な軸部材3に、上下動する進退ピン5が貫通状態に設けられ、進退ピン5は弾性体(図示例では圧縮用コイルバネ)12により常時上限位置に位置決めされている。
下端部が車輪4の両側のリム4a、4aに接近する二股形状のブレーキ片6a、6aに形成され、上部は前記進退ピン5の下端5bに接触する配置とした側面方向に見てL字形のブレーキ部材6が、進退ピン5の中心線から偏倚した位置の水平軸8で車輪支持脚2へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材6が弾性体(図示例では引っ張りばね)14により車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピン5の下端5bに当接してブレーキ解除の状態を保持する構成とされる。なお、進退ピン5のレスポンスを良くするため、図示例ではブレーキ部材6の上部を前記進退ピン5の下端5bに当接させて実施しているがこれに限定されず、該下端5bはブレーキ部材6の上部から離れていても別に問題なく実施できる。
従って、前記進退ピン5を一定ストローク押し下げてブレーキ部材6の上部を押すと、水平軸8を支点に梃子の原理で、二股形状のブレーキ片6、6が回動して車輪4の両側のリム4aへ圧接されてブレーキが働く構成とされている。
なお、本実施例では、前記ブレーキ部材6の二股形状のブレーキ片6a、6aの先端部に、車輪4のリム4aとの摩擦力を高めて制動力を確実にするため、ゴム弾性を持つエラストマー製のブレーキシュー7、7が設けられている。
前記進退ピン5は、図10にも示したように、その上下面をテーパー状に形成した金属製の円柱体であり、その中間部に環状の突条部5aを有している。
この進退ピン5は、垂直な軸部材3内を相対的に上下動可能な構成とされている。具体的に、垂直な軸部材3の内周壁の下端部を段状に形成し、当該段状部3aの上面に圧縮用コイルバネ(弾性体)12を載置し、この圧縮用コイルバネ12の上端部に該コイルバネ12内へ通した進退ピン5の突条部5aを載置した構成で実施している。また、進退ピン5の突条部5aの上面は、取り付け座1の下面に突き当たる抜け止め構造で実施されている。
このような構成とすることにより、前記進退ピン5は、その突条部5aが垂直な軸部材3の段状部3aに反力をとる圧縮用コイルバネ12の弾性力により取り付け座1の下面に突き当たる位置(上限位置)に常時支持されている。
この進退ピン5は、垂直な軸部材3内を相対的に上下動可能な構成とされている。具体的に、垂直な軸部材3の内周壁の下端部を段状に形成し、当該段状部3aの上面に圧縮用コイルバネ(弾性体)12を載置し、この圧縮用コイルバネ12の上端部に該コイルバネ12内へ通した進退ピン5の突条部5aを載置した構成で実施している。また、進退ピン5の突条部5aの上面は、取り付け座1の下面に突き当たる抜け止め構造で実施されている。
このような構成とすることにより、前記進退ピン5は、その突条部5aが垂直な軸部材3の段状部3aに反力をとる圧縮用コイルバネ12の弾性力により取り付け座1の下面に突き当たる位置(上限位置)に常時支持されている。
前記進退ピン5を一定ストローク押し下げる構成の操作機構10について、本実施例では、台車の取っ手に設けたブレーキレバー17(図11参照)を操作すると、同レバー17に連結されたワイヤ9が押さえ部材13を水平移動させて進退ピン5の頭部へ接触させ、当該進退ピン5を押し下げる構成で実施している。
なお、操作機構10の構成はもちろんこれに限定されるものではなく、例えばカム機構を用いて進退ピン5の頭部を押し下げる構成とすることもできる。進退ピン5の頭部の形状もテーパー状に限定されるものではなく、使用する押さえ部材13の形状に応じて適宜設計変更可能である。
なお、操作機構10の構成はもちろんこれに限定されるものではなく、例えばカム機構を用いて進退ピン5の頭部を押し下げる構成とすることもできる。進退ピン5の頭部の形状もテーパー状に限定されるものではなく、使用する押さえ部材13の形状に応じて適宜設計変更可能である。
かくして、前記進退ピン5は、操作機構10(ブレーキレバー17)を操作すると前記押さえ部材13により漸次押し下げられ、該進退ピン5の突条部5aが取り付け座1の下面から離れ、圧縮用コイルバネ12を押さえつけて下方へ移動する(図2参照)。
また、前記進退ピン5は、操作機構10の操作を解除すると、押さえ部材13が進退ピン5から離れることにより、圧縮用コイルバネ12の弾性力で進退ピン5の突条部5aが押し上げられて取り付け座1の下面まで戻り復帰する。
また、前記進退ピン5は、操作機構10の操作を解除すると、押さえ部材13が進退ピン5から離れることにより、圧縮用コイルバネ12の弾性力で進退ピン5の突条部5aが押し上げられて取り付け座1の下面まで戻り復帰する。
なお、進退ピン5の形態、および進退ピン5を相対的に上下動させる構成は図示例に限定されるものではない。例えば、前記弾性体12の種別は問わず、圧縮用コイルバネ12の代わりに円筒形状のゴムでも同様に実施できる。進退ピン5の突条部5aおよび垂直な軸部材3の段状部3aの設置部位および形態も適宜設計変更可能である。
要するに、進退ピン5は、垂直な軸部材3に対して一定ストロークで相対的に上下動可能な構成で実施できればよく、この条件を満たせば種々のバリエーションで実施可能である。
要するに、進退ピン5は、垂直な軸部材3に対して一定ストロークで相対的に上下動可能な構成で実施できればよく、この条件を満たせば種々のバリエーションで実施可能である。
ちなみに本実施例では、進退ピン5の下端部5bを、図10に示したように、テーパーの角度を異ならせることにより、後述する実施例2に係る進退ピン5に援用可能としたり、ブレーキ性能を路面状況に応じて適宜調整できること等を考慮し、取り替え可能なボルト・ナット構造で実施している。
前記ブレーキ部材6は、側面方向に見てL字形状に成形した金属製であり、正面方向に見て、進退ピン5の中心線を対称軸とする左右対称な形状で実施している。なお、前記ブレーキ部材6を側面方向に見た形状は前記L字形状に限定されるものではなく、後述する実施例2、3にも示すように、種々のバリエーションで実施可能である。
要するに、本発明に係るブレーキ部材の形態は、車輪4の両側のリム4a、4aに接近する二股形状のブレーキ片6a、6aを備え、車輪支持軸2に支持される水平軸8に対しスムーズに回動可能な形状であればよい。
要するに、本発明に係るブレーキ部材の形態は、車輪4の両側のリム4a、4aに接近する二股形状のブレーキ片6a、6aを備え、車輪支持軸2に支持される水平軸8に対しスムーズに回動可能な形状であればよい。
このブレーキ部材6を車輪支持脚2の内側面に回動可能に支持する構成について、本実施例では、進退ピン5の中心線から偏倚した位置の水平軸8で車輪支持脚へ吊り支持することにより実施している。
具体的に、本実施例に係る水平軸8は、車輪の上方位置であって、車輪4の車軸の鉛直線上と進退ピン5の中心線上のほぼ中間に位置する配置に設けている。ただし、前記水平軸8を設ける部位はこれに限定されず、ブレーキ部材6が、進退ピン5の上下動に伴いスムーズに連動可能な部位であればよい。また、前記ブレーキ部材6の両外側部分の水平軸8には、当該ブレーキ部材6を中央部に位置決めするためのスリーブ15が巻装されている。以下の実施例2、実施例3についても同様の技術的思想とする。
具体的に、本実施例に係る水平軸8は、車輪の上方位置であって、車輪4の車軸の鉛直線上と進退ピン5の中心線上のほぼ中間に位置する配置に設けている。ただし、前記水平軸8を設ける部位はこれに限定されず、ブレーキ部材6が、進退ピン5の上下動に伴いスムーズに連動可能な部位であればよい。また、前記ブレーキ部材6の両外側部分の水平軸8には、当該ブレーキ部材6を中央部に位置決めするためのスリーブ15が巻装されている。以下の実施例2、実施例3についても同様の技術的思想とする。
本実施例に係る弾性体(引っ張りばね)14は、ブレーキ部材6を車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動させた状態を保持するべく、車輪支持脚2の上部に取り付けている。 ちなみに本実施例に係るブレーキ部材6は、前記弾性体14を使用しないでも、その自重作用により車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動された状態を保持することはできる。しかしながら、ブレーキ部材6を拘束する手段がないと台車の走行中に遊動して車輪4のリム4aに接触するなど、不安定な上にブレーキ制御(所謂レスポンス)を考慮すると芳しくない理由から、弾性体(引っ張りばね)14で拘束している。
なお、前記弾性体14を設ける部位は図示例に限定されるものではなく、要するに、ブレーキ部材のブレーキ片6a、6aが、車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を与えることができる部位であればよい(後述する実施例2に係る図4、図5を参照)。
なお、前記弾性体14を設ける部位は図示例に限定されるものではなく、要するに、ブレーキ部材のブレーキ片6a、6aが、車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を与えることができる部位であればよい(後述する実施例2に係る図4、図5を参照)。
かくして、本実施例に係るブレーキ部材6は、操作機構10を操作しない状態、即ち進退ピン5が上限位置に位置するときには、図1に示したように、前記弾性体(引っ張りばね)14の引張力により、そのブレーキ片6、6に設けたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4aと一定間隔をあけた状態を保持する。
操作機構10を操作して進退ピン5を押し下げると、図2に示したように、ブレーキ部材6の上面が、弾性体14の引っ張り力に抵抗して押し下げられ、これに伴いブレーキ片6a、6aのブレーキシュー7、7が、車輪4の両側のリム4a、4aへ漸次接近し、ついには当該リム4a、4aに左右両側から均等な力で圧接して制動する。
操作機構10を操作して進退ピン5を押し下げると、図2に示したように、ブレーキ部材6の上面が、弾性体14の引っ張り力に抵抗して押し下げられ、これに伴いブレーキ片6a、6aのブレーキシュー7、7が、車輪4の両側のリム4a、4aへ漸次接近し、ついには当該リム4a、4aに左右両側から均等な力で圧接して制動する。
よって、本発明に係るブレーキ付きキャスターは、走行時、即ち操作機構10を作動させていない場合は、図1に示したように、操作機構10(押さえ部材13)と進退ピン5、及びブレーキ部材6のブレーキシュー7と車輪4のリム4aが各々接触しない構成なので、作業員の手動操作により台車を旋回自在に走行させることができる。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材6が弾性体14の弾性力に抵抗して回動し、そのブレーキ片6a、6aの下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する。すなわち、操作機構10を作動させると、図2に示したように、操作機構10(押さえ部材13)、進退ピン5、ブレーキ部材6のブレーキシュー7、及び車輪4のリム4aが各々一連に接触し、ブレーキレバー17を操作する作業員の力が車輪4のリム4aへスムーズに伝達されて、走行中の台車を必要な場所で停止させることができるのである。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材6が弾性体14の弾性力に抵抗して回動し、そのブレーキ片6a、6aの下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する。すなわち、操作機構10を作動させると、図2に示したように、操作機構10(押さえ部材13)、進退ピン5、ブレーキ部材6のブレーキシュー7、及び車輪4のリム4aが各々一連に接触し、ブレーキレバー17を操作する作業員の力が車輪4のリム4aへスムーズに伝達されて、走行中の台車を必要な場所で停止させることができるのである。
したがって、上記構成のブレーキ付きキャスターによれば、ブレーキ部材6のブレーキ片6aを車輪4のホイール側面4aに圧接させて制動力を得る構成なので、ブレーキ片6a(ブレーキシュー7)が車輪4のタイヤの摩耗には関与せず、車輪4のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、路面状況にも影響を受け難い。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
また、この実施例1(請求項1)に係るブレーキ付きキャスターは、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式なので、例えば、平坦な路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
図4〜図6は、請求項1に記載したブレーキ付きキャスターの異なる実施例を示している。このブレーキ付きキャスターは、上記実施例1に係るブレーキ付きキャスターと比して、ブレーキ部材6(6’)の形態、弾性体(引っ張りばね)14の取り付け部位、進退ピン5の下端部5b(5b’)の形状が主として相違する。以下、車輪支持脚2、垂直な軸部材3、車輪4、及び押さえ部材13など、上記実施例1と共通する構成要素については同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
即ち、実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、車輪支持脚2の上面から垂れ下がる弾性体取付板16に水平に弾性体(引っ張りばね)14を設け、進退ピン5の中心線から偏倚した位置の水平軸8で車輪支持脚2へ回動可能に吊り支持されたブレーキ部材6’が前記弾性体14により車輪4のリム4aから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、その上部が前記進退ピン5の下端5bに当接してブレーキ解除の状態を保持する構成で実施されている。
また、実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、前記進退ピン5の下端部5b’の先端形状を、実施例1と比して先細の楔状とする一方、ブレーキ部材6の上端部における当接部を、進退ピン5の下端部5b’のテーパー面に対し、弾性体14により受ける回転力よりも大きい外向きの力を受ける角度で接触させて実施している。押し下げられる進退ピン5の下端部5b’のテーパー面の楔的な作用による横方向へのベクトル分力を、前記ブレーキ部材6が外向きに押されて傾動するように適正に作用させ、その結果、ブレーキ部材6’のブレーキ片6a’、6a’(ブレーキシュー7、7)が、車輪の両側のリム4aを左右両側から適正な力で圧接して制動させるためである。また、車輪4や車輪支持脚2に干渉を起こさず、水平軸8を境にブレーキ部材6’の重量配分が回転方向に偏る位置へ、水平軸8を設定して、ブレーキ部材6’自体が回転方向へ回転し易くなるようにもしている。
また、実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、前記進退ピン5の下端部5b’の先端形状を、実施例1と比して先細の楔状とする一方、ブレーキ部材6の上端部における当接部を、進退ピン5の下端部5b’のテーパー面に対し、弾性体14により受ける回転力よりも大きい外向きの力を受ける角度で接触させて実施している。押し下げられる進退ピン5の下端部5b’のテーパー面の楔的な作用による横方向へのベクトル分力を、前記ブレーキ部材6が外向きに押されて傾動するように適正に作用させ、その結果、ブレーキ部材6’のブレーキ片6a’、6a’(ブレーキシュー7、7)が、車輪の両側のリム4aを左右両側から適正な力で圧接して制動させるためである。また、車輪4や車輪支持脚2に干渉を起こさず、水平軸8を境にブレーキ部材6’の重量配分が回転方向に偏る位置へ、水平軸8を設定して、ブレーキ部材6’自体が回転方向へ回転し易くなるようにもしている。
よって、この実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、走行時、即ち操作機構10を作動させていない場合は、図4に示したように、操作機構10(押さえ部材13)と進退ピン5、及びブレーキ部材6’のブレーキシュー7と車輪4のリム4aが各々接触しない構成なので、作業員の手動操作により台車を旋回自在に走行させることができる。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材6’が弾性体14の弾性力に抵抗して回動(傾動)し、そのブレーキ片6a’、6a’の下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する。すなわち、操作機構10を作動させると、図5に示したように、操作機構10(押さえ部材13)、進退ピン5、ブレーキ部材6’のブレーキシュー7、及び車輪4のリム4aが各々一連に接触し、ブレーキレバー17を操作する作業員の力が車輪4のリム4aへスムーズに伝達されて、走行中の台車を必要な場所で停止させることができるのである。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材6’が弾性体14の弾性力に抵抗して回動(傾動)し、そのブレーキ片6a’、6a’の下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する。すなわち、操作機構10を作動させると、図5に示したように、操作機構10(押さえ部材13)、進退ピン5、ブレーキ部材6’のブレーキシュー7、及び車輪4のリム4aが各々一連に接触し、ブレーキレバー17を操作する作業員の力が車輪4のリム4aへスムーズに伝達されて、走行中の台車を必要な場所で停止させることができるのである。
したがって、上記構成のブレーキ付きキャスターによれば、上記実施例1に係るブレーキ付きキャスターと同様の作用効果を奏する。すなわち、ブレーキ部材6’のブレーキ片6a’を車輪4のホイール側面4aに圧接させて制動力を得る構成なので、ブレーキ片6a’(ブレーキシュー7)が車輪4のタイヤの摩耗には関与せず、車輪4のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、路面状況にも影響を受け難い。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
この実施例2(請求項1)に係るブレーキ付きキャスターもまた、通常時は回転(走行)可能で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると上記構成により制動力を得て停止する方式なので、例えば、平坦な路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
図7〜図9は、請求項2に記載したブレーキ付きキャスターの主要部を示している。
この実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、通常時は自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式を採用している。すなわち、上記した実施例1と実施例2に係るブレーキ付きキャスターとは操作機構10を操作する目的が相反する。
よって、この実施例3に係るブレーキ付きキャスターは、上記実施例1と実施例2(特には実施例2)に係るブレーキ付きキャスターと比して、弾性体14(14’)の種類が主として相違する。以下、車輪支持脚2、垂直な軸部材3、進退ピン5、及び弾性体取付板16など、上記実施例2と共通する構成要素については同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
この実施例2に係るブレーキ付きキャスターは、通常時は自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式を採用している。すなわち、上記した実施例1と実施例2に係るブレーキ付きキャスターとは操作機構10を操作する目的が相反する。
よって、この実施例3に係るブレーキ付きキャスターは、上記実施例1と実施例2(特には実施例2)に係るブレーキ付きキャスターと比して、弾性体14(14’)の種類が主として相違する。以下、車輪支持脚2、垂直な軸部材3、進退ピン5、及び弾性体取付板16など、上記実施例2と共通する構成要素については同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
この実施例3に係るブレーキ付きキャスターは、通常時は自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式とするべく、ブレーキ部材18を、(図示例では圧縮ばね)14’により、その下端部のブレーキ片18a、18a(ブレーキシュー7、7)が車輪4の両側のリム4a、4aに圧接状態とされている。
かくして、このブレーキ部材18は、操作機構10を操作しない状態、即ち進退ピン5が上限位置に支持されている状態のときは、図7に示したように、前記弾性体(圧縮ばね)14’の弾性力(押圧力)により、その下端部のブレーキ片18a、18a(ブレーキシュー7、7)が車輪4の両側のリム4aを左右両側から均等な力で常時圧接して制動状態を保持している。
操作機構10を操作して進退ピン5を押し下げると、図8に示したように、ブレーキ部材18の上部が、前記弾性体14’(圧縮ばね)’の弾性力(押圧力)に抵抗して進退ピン5に追従して押し下げられ、これに伴い、二股形状のブレーキ片18a、18aに設けたブレーキシュー7、7が、車輪4の両側のリム4a、4aから遠のく方向へ回動してブレーキを解除する。
操作機構10を操作して進退ピン5を押し下げると、図8に示したように、ブレーキ部材18の上部が、前記弾性体14’(圧縮ばね)’の弾性力(押圧力)に抵抗して進退ピン5に追従して押し下げられ、これに伴い、二股形状のブレーキ片18a、18aに設けたブレーキシュー7、7が、車輪4の両側のリム4a、4aから遠のく方向へ回動してブレーキを解除する。
よって、この実施例3に係るブレーキ付きキャスターは、通常時、即ち操作機構10を作動させていない場合は、図7に示したように、操作機構10(押さえ部材13)と進退ピン5が接触しない構成なので、車輪4に常時制動力が働き、自動停止状態を保持する。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材18のブレーキ片18a、18aが弾性体(圧縮ばね)14’の弾性力(押圧力)に抵抗して回動し、その下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4a、4aから離れ、作業員の手動操作により台車を走行させることができる。
そして、操作機構10を作動させると、操作機構10の押さえ部材13が進退ピン5を押し下げ、これと連動するブレーキ部材18のブレーキ片18a、18aが弾性体(圧縮ばね)14’の弾性力(押圧力)に抵抗して回動し、その下端部に備えたブレーキシュー7、7が車輪4の両側のリム4a、4aから離れ、作業員の手動操作により台車を走行させることができる。
したがって、上記構成のブレーキ付きキャスターによれば、上記実施例1、2と同様に、ブレーキシュー7を車輪4の両側のリム4aに圧接させて制動力を得る構成なので、ブレーキシュー7が車輪4のタイヤの摩耗には関与せず、車輪のタイヤの摩耗度を極力低減することができ、路面状況にも影響を受け難い。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
また、車輪4の両側のリム4a、4aを左右両側から均等な力で圧接して制動する性能を、シンプルな構造で、確実、且つ恒久的に維持することができるので、使い勝手が良く、経済性、及び耐久性に優れている。
さらに、機械的な取り付け作業でブレーキ付きキャスターを実現できるので、ブレーキ機能を持たない従来の自在キャスターを、簡易に、かつ経済的にブレーキ付きキャスターに改造できる。
また、この実施例3(請求項2)に係るブレーキ付きキャスターは、通常時は上記構成により制動力を得た自動停止状態で、操作機構(ブレーキレバー)を操作すると走行可能となる方式なので、例えば、頻繁にブレーキ操作を行う必要のある傾斜した路面での運搬作業に使用する手押し台車等に好適である。
以上に実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
例えば、上記実施例2(図4〜図6参照)について、進退ピン5の下端部5b’のテーパー部に潤滑剤を塗布することにより、ブレーキ部材6’の当接部との滑りをなめらかにする等の工夫は適宜行われる。
例えば、上記実施例2(図4〜図6参照)について、進退ピン5の下端部5b’のテーパー部に潤滑剤を塗布することにより、ブレーキ部材6’の当接部との滑りをなめらかにする等の工夫は適宜行われる。
1 取り付け座
2 車輪支持脚
3 垂直な軸部材
4 車輪
5 進退ピン
6、6’、18 ブレーキ部材
7 ブレーキシュー
8 水平軸
9 ワイヤ
10 操作機構
11 スラスト軸受
12 圧縮用コイルバネ(弾性体)
13 押さえ部材
14 弾性体
15 スリーブ
16 弾性体取付板
17 ブレーキレバー
2 車輪支持脚
3 垂直な軸部材
4 車輪
5 進退ピン
6、6’、18 ブレーキ部材
7 ブレーキシュー
8 水平軸
9 ワイヤ
10 操作機構
11 スラスト軸受
12 圧縮用コイルバネ(弾性体)
13 押さえ部材
14 弾性体
15 スリーブ
16 弾性体取付板
17 ブレーキレバー
Claims (2)
- 取り付け座の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚が、垂直な軸部材とスラスト軸受とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚の下部に車輪が回転自在に支持されて成る自在キャスターにおいて、
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に位置決めされており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材が弾性体により車輪のリムから遠のく方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れてブレーキ解除の状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が回動して車輪の両側のリムへ圧接されブレーキが働く構成とされていることを特徴とする、ブレーキ付きキャスター。 - 取り付け座の下に、下向きにコ字形状の車輪支持脚が、垂直な軸部材とスラスト軸受とで回転自在に取り付けられ、前記車輪支持脚の下部に車輪が回転自在に支持されて成る自在キャスターにおいて、
前記垂直な軸部材に、上下動する進退ピンが貫通状態に設けられ、進退ピンは弾性体により常時上限位置に支持されており、
下端部が車輪の両側のリムに接近する二股形状のブレーキ片に形成され、上部は前記進退ピンの下端に接触する配置としたブレーキ部材が、進退ピンの中心線から偏倚した位置の水平軸で車輪支持脚へ回動可能に吊り支持され、前記ブレーキ部材のブレーキ片が弾性体により車輪の両側のリムへ圧接する方向へ回動する作用力を受けており、上部が前記進退ピンの下端に当接または下端から離れて常時ブレーキが働く状態を保持する構成とされ、
前記進退ピンを一定ストローク押し下げてブレーキ部材の上部を押すと、二股形状のブレーキ片が車輪の両側のリムから遠のく方向へ回動してブレーキを解除する構成とされていることを特徴とする、ブレーキ付きキャスター。
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