JP7061248B2 - ブレーキ機構 - Google Patents

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本願発明は、自在キャスターのブレーキ機構に関するものである。
荷物の運搬に使用する台車においても、近年は安全意識が高まり走行時の減速や駐車時のロック機能のあるものが必要とされ、中でも、坂道を走行する際の台車の横流れをも緩和できる自在キャスターのブレーキ機構が望まれている。
こうした、台車の減速やロック用のブレーキ機構として、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているようなものがある。
この特許文献1の方法は自在キャスターの車輪に取付けの停止体に爪体を歯合するものであり、減速機構としては使用できない。
また、特許文献2の方法は自在キャスターの車輪のリムにブレーキシューを圧接するもので構造が複雑であり、高価となる。
など、台車等の安価な車両には不向きである。
特願2012-266775 特願2014-162345
本願発明は、従来方法の課題を解決するためになされたもので、車輪のタイヤに直接ブレーキシューを圧接して車輪の回転を減速及びロックできる自在キャスターのブレーキ機構を提供するものである。
請求項1のブレーキ機構は、台車等に取付けの取付け座1に回動可能に連結された車輪支持枠6に車輪13が支持されている自在キャスターであって、取付け座1の中心に軸受け体2を介して昇降可能に上下軸3を取付け、前記上下軸の下方に、ブレーキシュー取付け体4を旋回軸5及び車輪支持枠6に横架して取付けてあるシャフト7を介して回動可能に取付け、前記ブレーキシュー取付け体にはブレーキシュー8が長穴9を介して上下位置が変更できる状態に固定してある。また、前記上下軸の上方には、前記上下軸を押圧するためのカム10を付設のアーム11が取付け座1の軸受け穴12に挿通し、回動可能な状態で取付けてある。そして、前記アームを回動することによって、前記ブレーキシューを降下して前記自在キャスターの車輪13に圧接させることで、前記車輪の回転を減速したり、ロックする。
本願発明は、ブレーキドラムや油圧などを使わない簡便な構成である。
ブレーキ機構のフリー状態を示す正面図 図1の部分断面図 ブレーキ機構の減速状態を示す正面図 ブレーキ機構のロック状態を示す正面図 図1の平面図 図1の右側面図 ブレーキ機構を台車に組み込んだ状態を示す正面図 図7の右側面図
以下、本願発明の実施形態について説明する。
最初に、ブレーキ機構について図1、2、3、4、5、6を参照して説明する。
取付け座1には、台車の台板への取付け穴15を備え、中心には上下軸3を嵌合する軸受け体2が取り付けてあり、前記上下軸を昇降可能にしてある。また、前記取付け座には、車輪支持枠6がベアリングを介し旋回可能にて取り付けてあり、前記車輪支持枠の下部には車軸が横架し、ベアリングを介して回転可能な状態で車輪13が取り付けてある。
また、前記取付け座の中心に設けた軸受け体2には、上下軸3が挿通されており、前記上下軸の下端にはブレーキシュー取付け体4が旋回軸5を介して前記上下軸に回動可能な状態で取り付けてあり、前記ブレーキシュー取付け体の側面に設けた長穴20を挿通し、シャフト7が車輪支持枠6に横架して固定してあり、そのブレーキシュー取付け体4にはブレーキシュー8が前記ブレーキシュー取付け体に設けた長穴9にネジを通して上下位置、つまりブレーキシュー8と車輪13のクリアランスが簡単に調整できるように固定してあり、ブレーキシュー8は昇降と旋回が複合して行うことのできる構成となっている。
これにより、前記車輪の旋回と同期して前記ブレーキシューが回動し、いずれの方向に前記車輪が向いても前記車輪と前記ブレーキシューの関係は変わらず安定したブレーキ操作を可能にしてある。加えて、旋回軸5をブレーキシュー8の近傍に配置することでブレーキ操作中の自在キャスターの旋回負荷を最小にして台車の走行性を損なわないようにしてある。
また、ブレーキシュー8は、ブレーキシュー取付け体4とシャフト7の間に弾性体を装着して常に上方に付勢することで前述のクリアランスを保っている。
そして、前記上下軸の上方には、上下軸3を車輪13の方向に押圧するためのカム10を備えたアーム11を取付け座1の両側の軸受け穴12で回動可能に支持してあり、前記カムは図1に示すように、ワイヤー16を引く方向、つまりカム10を反時計方向に回動すると、カム10の回転量に連れて上下軸3の下降量が大きくなるような形状としてある。
そして、アーム11には、前記上下軸を下降方向、つまり前記アームを反時計方向に回動するためのワイヤー接続具17と前記アームを時計方向に回動させるための弾性体17が前記アームの軸受け穴12を挟み両側にそれぞれ取り付けてある。これにより、ワイヤー16を引かない時は図1に示すように、前記アームは弾性体18の付勢力により停止ピン19に接触する位置まで時計方向に回動した状態となり、上下軸3は弾性体14の付勢力により上方に持ち上げられ、前記上下軸に連結してあるブレーキシュー8も同時に持ち上げて適正な隙間を維持して車輪13が自由に回転できるフリー状態となる。
また、ワイヤー16を引いた時は図3に示すように、アーム11は反時計方向に回動し、前記アームに付設のカム10が上下軸3を押し下げて、前記上下軸と連結したブレーキシュー8が車輪13と接触する。更にワイヤー16を引くとカム10の形状に合せて前記上下軸を更に押し下げ、ブレーキシュー8の車輪13への加圧力は徐々に増大して車輪13の回転は減速して行く。
この状態から更にワイヤー16を引くと図4に示すように、上下軸3を更に押し下げて車輪13への加圧力は更に増大し、車輪13の回転力に打ち勝った時点で前記車輪の回転は止まりロック状態となる。
次に、ブレーキ機構の取付け方法と操作方法について説明する。
最初に、台車への取付け方法の一例として図を参照して説明する。
図7、8は台車200の台板201に本願発明の自在キャスターのブレーキ機構51、52と前記台車のハンドル202に特願2013-244115にある操作具100を取り付け、前記操作具に接続してある右ワイヤー203を右側のブレーキ機構51に取り付け、前記操作具に接続してある左ワイヤー204を左側のブレーキ機構52に取り付けた状態を示してある。
そして、図8には操作レバー101の上下位置についてフリー位置はA、車輪とブレーキが接触を開始した位置はB、車輪がロックする直前の位置はC、中輪をロックする位置はDと、段階別に示してある。
続いて、前述の状態での操作方法について図7、8及び図1を参照して説明する。
尚、操作具以降のワイヤー、ブレーキ機構については左右同じ形態につき、右側のみの説明とする。
操作具100の操作レバー101を前記Aの状態から上方に引くと、接続されている右ワイヤー203を上方に引き上げて、前記ワイヤーの他端が接続してあるブレーキ機構51の図1に示すワイヤー接続具17が引かれてアーム11が反時計方向に回動し、前記アームに付設のカム10も同方向に回動して上下軸3を前記カムが押し下げ、前記上下軸に取り付けのブレーキシュー取付け体4を介してブレーキシュー8が下降する。
その後、操作レバー101が前記Bの位置になると車輪13にブレーキシュー8が接触して前記車輪の回転の減速が可能になり、更に前記Cの方向に前記操作レバーを引くと、前記上下軸を前記カムが更に押し下げて減速力も増大して行き、前記操作レバーが前記Dの位置になると車輪13の回転力より減速力が上回り車輪13はロック状態となる。
また、このブレーキ機構は多様な使い方ができることも特徴のひとつである。例えば、一定の減速量で走行したい場合は操作レバー101を前記Bの位置から前記Cの位置の間で適正な減速位置に固定して使用したり、減速量を変えながら走行したい場合は操作レバー101を前記Bの位置から前記Cの位置の間で調整しながら使用したり、インチング走行をしたい場合は操作レバー101を前記Aの位置と前記Bから前記Cの位置の間を繰り返しながら使用するなどの使い方ができる。
そして、走行終了後は前述のような操作具を本願発明のブレーキ機構と併用すれば、前記Dの位置で操作レバー101を固定し、車輪13をロック状態にして駐車することも可能である。
尚、ブレーキ機構はワイヤーを介して操作する構成としてあるが、リンク機構等で操作する構成であっても構わない。
1 取付座
2 軸受け体
3 上下軸
4 ブレーキシュー取付け体
5 旋回軸
6 車輪支持枠
7 シャフト
8 ブレーキシュー
9 長穴
10 カム
11 アーム
12 軸受け穴
13 車輪
14 弾性体
15 取付け穴
16 ワイヤー
17 ワイヤー接続具
18 弾性体
19 停止ピン
20 長穴
51 右側のブレーキ機構
52 左側のブレーキ機構
100 操作具
101 操作レバー
200 台車
201 台板
202 ハンドル
203 右ワイヤー
204 左ワイヤー

Claims (1)

  1. 取付け座に回動可能に連結された車輪支持枠に車輪が回転自在に支持されてある自在キャスターであって、
    前記取付け座に軸受けを介して昇降可能に上下軸を取付け、
    前記上下軸の下端面に、ブレーキシューを旋回軸とブレーキシュー取付け体を介して取付け、
    前記ブレーキシュー取付け体の側面に付設の長穴に、シャフトを挿通して前記シャフトの両端を前記車輪支持枠に固定して前記ブレーキシューと前記車輪支持枠が同方向に回動するように取付け、
    前記シャフトの上部に、前記ブレーキシューを上昇方向に付勢する弾性体を取付けて、前記上下軸の上端面に接触可能に配置したカムを付設したアームを前記取付け座に回動可能に取付けて、
    前記アームを回動することによって、前記ブレーキシューを降下して前記車輪に圧接させて、前記車輪の回転の減速やロックをすることを特徴とする自在キャスターのブレーキ機構。
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