JPWO2009128284A1 - コンテナ連結金具 - Google Patents

コンテナ連結金具 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009128284A1
JPWO2009128284A1 JP2010508125A JP2010508125A JPWO2009128284A1 JP WO2009128284 A1 JPWO2009128284 A1 JP WO2009128284A1 JP 2010508125 A JP2010508125 A JP 2010508125A JP 2010508125 A JP2010508125 A JP 2010508125A JP WO2009128284 A1 JPWO2009128284 A1 JP WO2009128284A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
fitting
metal fitting
corner
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010508125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5368429B2 (ja
Inventor
文望 福井
文望 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Co Ltd filed Critical Sanwa Co Ltd
Priority to JP2010508125A priority Critical patent/JP5368429B2/ja
Publication of JPWO2009128284A1 publication Critical patent/JPWO2009128284A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5368429B2 publication Critical patent/JP5368429B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/0006Coupling devices between containers, e.g. ISO-containers
    • B65D90/0013Twist lock
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2590/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D2590/0008Coupling device between containers
    • B65D2590/0025Twist lock
    • B65D2590/0033Semi or fully automatic twist lock, i.e. semi or fully automatic locking/unlocking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Stackable Containers (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

一実施形態としてのコンテナ連結金具1は、上部金具(4)および下部金具(5)がバネ手段を介して上下のコンテナの隅金具(F)にそれぞれ係合する状態でコンテナを吊り上げると、上側コンテナの隅金具(F)の係合孔(Fa)と交差する上部金具(4)の下半部(42)と、下側コンテナの隅金具(F)の係合孔(Fa)と交差する下部金具(5)の上半部(51)にコンテナ荷重が作用する。上部金具(4)及び下部金具(5)はバネ手段の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部(22)、下側嵌合部(23)と重なる方向に強制的に回転する。これにより、上部金具(4)が上側コンテナの下部隅金具(F)に係合する状態で下部金具(5)が下側嵌合部(23)と重なる位置まで回動し、隅金具(F)から離脱する。

Description

本発明は、コンテナヤードやコンテナ船などにおいて、多段に積載された上下のコンテナ間に配設されて両コンテナを連結するコンテナ連結金具に関するものである。
図15に示すように、従来から、コンテナCtをコンテナヤードYdとコンテナ船Shとの間で積み卸しすることが行われている。
例えば、コンテナヤードYdのコンテナCtをコンテナ船Shに積み込む場合は、コンテナヤードYdからトランスファクレーンTcなどを利用してコンテナCtをトレーラなどのコンテナ運搬車両Vに移し替えた後、エプロンApまで輸送する。そして、エプロンApにおいて、コンテナCtをコンテナクレーンCrのスプレッダSpで吊り上げてコンテナ船Shの甲板上のコンテナCtに載置する。
一方、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtを荷卸しする場合は、コンテナクレーンCrのスプレッダSpを介してコンテナCtを吊り上げてエプロンApに移動させた後、コンテナクレーンCrからコンテナCtをコンテナ運搬車両Vに移し替え、エプロンApからコンテナヤードYdに輸送する。
コンテナヤードYdやコンテナ船Shなどにおいて、コンテナCtを多段に積載する場合、コンテナCtの荷崩れを防止するため、例えば、特許文献1には、上側コンテナCtの下部四隅に設けられた隅(すみ)金具と、下側コンテナCtの上部四隅に設けられた隅金具とにわたってそれぞれコンテナ連結金具を配設し、互いに連結することが記載されている。
この種のコンテナ連結金具について、図16〜図20を参照しつつ説明する。
コンテナ連結金具100は、分割可能な金具本体101がボルトによって一体に締結されている。図19に示すように、コンテナ連結金具100は、金具本体101に回動可能に軸支されたシャフト102を備える。このシャフト102の上下端には、図16に示す上部コーン103および下部コーン104が一体に連結されている。
金具本体101は、コンテナCtの隅金具Fの係合孔Fa(図20(b)参照)に合致した形状の上側嵌合部101Uおよび下側嵌合部101Dをその上下に一体に備えている。上側嵌合部101Uおよび下側嵌合部101Dは、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faおよび下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faにそれぞれ嵌合することができる。金具本体101には、上側嵌合部101Uおよび下側嵌合部101Dを貫通して貫通孔(図示せず)が形成され、この貫通孔にシャフト102が回転自在に支持されている。
なお、コンテナCtの隅金具Fについては、詳細には図示しないが、係合孔FaとともにJIS Z 1616で規定されている。
上部コーン103および下部コーン104は、コンテナCtの隅金具Fに、係合孔Faを通して係合可能であり、上方から見てそれぞれ隅金具Fの係合孔Faに対応した形状に形成されている。上部コーン103および下部コーン104は、シャフト102の回転に伴って、金具本体101の上側嵌合部101Uの上面およびその下側嵌合部101Dの下面でそれぞれ回転する。
上部コーン103および下部コーン104は、上部コーン103が上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であるとき、下部コーン104は下側コンテナCtの上部隅金具Fに係合する。また、下部コーン104が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であるとき、上部コーン103は上側コンテナCtの下部隅金具Fに係合するように、上方から見てX字状に交差してシャフト102と一体に連結されている。
ここで、下部コーン104は、隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあるとき、隅金具Fの係合孔Faに押圧されると、回転力が付与される形状に形成されている。すなわち、シャフト102が後述する第1回転位置Aにあって下部コーン104が隅金具Fの係合孔Faと交差する状態で、下部コーン104を隅金具Fの係合孔Faの外周縁に接触させて押圧すると、下部コーン104を介して隅金具Fにその押圧力を作用させる一方、その反力を下部コーン104が受けることから、下部コーン104に対する反力によって下部コーン104がシャフト102の回転軸回りに回転させられるように形成されている。
図19に示すように、金具本体101の内部は、第1係止部101aおよび第2係止部101bを有する空胴101Xが形成されている。第1係止部101aおよび第2係止部101bは、シャフト102に一体に固定したアーム1021が当接可能とされている。シャフト102は、アーム1021が空胴101Xの第1係止部101aに当接する第1回転位置Aから第2係止部101bに当接する第3回転位置Cにわたって回転することができる。
シャフト102には、ねじりばね105が配設されている。ねじりばね105は、アーム1021が空胴101Xの第1係止部101aに当接するように、シャフト102を付勢している。シャフト102には、周囲に溝1022が形成されている。シャフト102は、この溝1022に沿ってワイヤー106が巻き付けられている。ワイヤー106の一端ループ部は、アーム1021に挿通されている。ワイヤー106の他端は、金具本体101に摺動自在に配設されたマウスピース107を通して外方に引き出され、操作ノブ108に止着している。
ワイヤー106の他端近傍には、係止部材1061が形成されている。この係止部材1061は、左右両端部が、金具本体101のガイド101Yに摺動自在に嵌合されたマウスピース107の上部および下部に形成されたスロット107a,107cに選択的に係止することができる。
なお、マウスピース107は、左右両端部が金具本体101のガイド101Yに嵌合されており、ガイド101Yに沿って摺動自在に配設されている。また、マウスピース107は、金具本体101に配設されたスプリング109によって、ガイド101Yの一端に当接するように付勢されている。
図15に示したように、コンテナ船Shにおける上下のコンテナCtを連結するとき、まず、コンテナCtをコンテナヤードYdからトランスファクレーンTcなどを利用してコンテナ運搬車両Vに移し替え、エプロンApまで輸送する。そして、エプロンApにおいて、コンテナCtをコンテナクレーンCrのスプレッダSpにより、地上約1メートルの高さ位置に吊り上げて停止させる。ここで、図20(a)に示すように、コンテナ連結金具100は、上部コーン103がコンテナCtの下部隅金具Fに取り付けられる。
具体的には、作業者は、操作ノブ108を把持して牽引し、ワイヤー106の係止部材1061をマウスピース107のスロット107aに係止させる。この状態では、シャフト102は、そのアーム1021が金具本体101の空洞101Xの第2係止部101bに当接した第3回転位置Cにある。また、上部コーン103は、上方から見て金具本体101の上側嵌合部101Uと重なる位置にある。このため、作業者は、上部コーン103を金具本体101の上側嵌合部101Uとともに、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入することができる。
作業者が、上部コーン103を、係合孔Faを通して隅金具Fに挿入したら、再び操作ノブ108を把持して牽引し、ワイヤー106の係止部材1061をマウスピース107のスロット107aから離脱させるようにする。これにより、シャフト102は、ねじりばね105の付勢力によって、アーム1021が金具本体101の空洞101Xの第1係止部101aと当接する第1回転位置Aに復帰する。この状態は、前述したように、コンテナ連結金具100の上部コーン103および下部コーン104が、それぞれ隅金具Fの係合孔Faと交差する位置となる。よって、上部コーン103は隅金具Fに係合し、コンテナ連結金具100は、コンテナCtの下部隅金具Fに脱落することなく保持される。
図20(b)に示すように、コンテナCtの下部隅金具Fにコンテナ連結金具100を取り付けると、次に、コンテナクレーンCrでコンテナCtを吊り上げ、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtに載置することができる。このとき、コンテナ連結金具100の下部コーン104は、ねじりばね105の付勢力に抗しつつ、コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの外周縁に沿って強制的に回転させられる。そして、下部コーン104が、上方から見て、金具本体101の下側嵌合部101Dと重なると、金具本体101の下側嵌合部101Dとともに、コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌入する。下部コーン104は、上部隅金具Fに嵌入すると、ねじりばね105の付勢力によって再び隅金具Fの係合孔Faと交差する位置に復帰し、隅金具Fに係合する。この結果、図20(c)に示すように、上下のコンテナCt,Ctは、上側コンテナCtの下部隅金具Fに係合したコンテナ連結金具100の上部コーン103と、下側コンテナCtの上部隅金具Fに係合したコンテナ連結金具100の下部コーン104によって連結される。
一方、図20(d)に示すように、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtを荷卸しする場合には、作業者は、甲板上から操作ノブ108を引き下げ、あるいは、押し下げ、マウスピース107のスロット107cにワイヤー106の係止部材1061を係止させるようにする。この状態では、シャフト102は、そのアーム1021が金具本体101の空洞101Xの第1係止部101aと第2係止部101bとの間の第2回転位置Bにある。下部コーン104は、上方から見て金具本体101の下側嵌合部101Dと重なっている。これにより、下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faを通してコンテナ連結金具100の下部コーン104を離脱させることができる。
次いで、コンテナクレーンCrのスプレッダSpを介してコンテナCtを吊り上げて移動させ、エプロンApの地上約1メートルの高さ位置に停止させた後、コンテナCtの下部隅金具Fからコンテナ連結金具100の上部コーン103を離脱させる。作業者は、操作ノブ108を把持して牽引し、ワイヤー106の係止部材1061をマウスピース107のスロット107aに係止させる。この状態は、前述のように、シャフト102は、そのアーム1021が金具本体101の空洞101Xの第2係止部101bに当接する第3回転位置Cにある。また、上部コーン103は、上方から見て金具本体101の上側嵌合部101Uと重なっている。このため、図20(e)に示すように、コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faから、コンテナ連結金具100の上部コーン103を離脱させることができる。この後、コンテナクレーンCrからコンテナCtをコンテナ運搬車両Vに移し替え、エプロンApからコンテナヤードYdに輸送する。
このように、コンテナ連結金具100を用いる場合、コンテナCtの積み込みに際し、積み込むコンテナCtの下部隅金具Fに取り付け、コンテナCt上に載置する。下部コーン104が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの外周縁に沿って回転し、隅金具Fに嵌入すると、ねじりばね105によって自動的に隅金具Fと係合する位置に復帰する。これにより、上下のコンテナCtを連結することができる。
また、コンテナCtの荷卸しに際しては、操作ノブ108を操作して、下部コーン104をねじりばね105の付勢力に抗して隅金具Fに係合する位置から、挿入離脱自在な位置に回転させる必要がある。すなわち、図20(d)に示したように、多段に積載された最上段のコンテナCtから、あるいは、甲板(コンテナ船Shの場合)や地上(コンテナヤードYdの場合)から、作業者が長尺な作業具を用いて操作ノブ108を引き下げ、あるいは、押し下げてマウスピース107のスロット107cにワイヤー106の係止部材1061を係止させる必要がある。
この場合、作業者は、長尺な作業具の先端で操作ノブ108を確実に操作することが困難であり、作業に多くの時間を必要とするとともに、重量のある長尺な作業具を操作することによる疲労が大きいという問題があった。また、作業者が最上段のコンテナCtから操作する場合には、高所作業となって転落などの危険を伴うことから、安全上の見地からも難がある。
このような観点から、例えば、特許文献2,3には、フルオート方式と称するコンテナ連結金具が提案されている。フルオート方式のコンテナ連結金具は、コンテナCtの荷卸しに際しても、荷卸しするコンテナCtを、コンテナクレーンCrを介して吊り上げる。これにより、下部コーンをねじりばねの付勢力に抗して下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの孔縁に沿って金具本体の下側嵌合部と重なる位置まで回転させ、上部コーンを上側コンテナCtの下部隅金具Fに係合させ、その状態で、下部コーンを下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faから離脱させるようになっている。
国際公表公報WO92/05093号公報 特開2006−76636号公報 特開2007−1661号公報
前述したフルオート方式のコンテナ連結金具にあっては、シャフトの回転軸心と、下部コーンの中心とがその幅方向にオフセットしているため、コンテナの積卸しに際して、下部コーンを左右一方向に移動させることによって回転させる必要がある。したがって、コンテナの前後一方の隅金具に取り付けた左右一対のコンテナ金具の左右一方向の移動と、前後他方の隅金具に取り付けた左右一対のコンテナ連結金具の左右一方の移動とを同時に実行することができない。この場合、前後一方の左右一対のコンテナ金具を係合あるいは離脱させた後、前後他方の左右一対のコンテナ金具を係合あるいは離脱させる必要がある。
例えば、作業者は、前方の左右一対のコンテナ金具の下部コーンを左方に移動させて下側コンテナの対応する上部隅金具に係合させる。その後、改めて後方の左右一対のコンテナ金具の下部コーンを右方に移動させて下側コンテナの対応する上部隅金具に係合させなければならない。同様に、前方の左右一対のコンテナ金具の下部コーンを右方に移動させて下側コンテナの対応する上部隅金具から離脱させた後、改めて後方の左右一対のコンテナ金具の下部コーンを左方に移動させて下側コンテナの対応する上部隅金具から離脱させなければならない。
このため、作業者はコンテナの積卸しに際し、下側コンテナの上部隅金具に対するコンテナ連結金具の下部コーンの係合と離脱とを、前後一対ずつ個別に行うという複雑なクレーン操作が要求され、多くの作業時間が必要になるという問題がある。特に、昨今のコンテナ船においては、数千個のコンテナを積卸しすることから、1個のコンテナの積卸しに要する時間が増加すると、輸送効率が大幅に低下するものとなる。
なお、コンテナ連結金具を前方用および後方用に分けて製造し、移動方向を一致させることも考えられるが、製造コストや在庫コストがかさむとともに、不適切な在庫管理によって前方用と後方用のコンテナ連結金具が混在することや、前方用コンテナ連結金具を後方に取り付けたり、その逆の誤操作を完全に防止したりすることは困難である。仮に、コンテナの積み込みに際して、誤操作によって前方用コンテナ連結金具を後方の隅金具に取り付けた場合には、下側コンテナの上部隅金具に対するコンテナ連結金具の係合ができなくなる他、万が一係合した場合には、下側コンテナの上部隅金具からのコンテナ連結金具の下部コーンの離脱が不可能となり、コンテナ連結金具やコンテナの隅金具の切断作業などが必要となり、さらに輸送効率が低下するものとなる。
また、コンテナを荷卸しするため、上側コンテナを吊り上げると、係合状態にある上側コンテナの下部隅金具を介してコンテナ連結金具の上部コーンを引き上げ、次いで、係合状態にある下部コーンを介して下側コンテナの上部隅金具、すなわち、下側コンテナを引き上げようとする。このとき、コンテナの前方あるいは後方をコンテナ連結金具の下部コーンの離脱方向となる左方または右方に移動させる。そして、下側コンテナの荷重によってコンテナ連結金具の下部コーンを下側コンテナの上部隅金具の係合孔の内周縁に沿わせて回転させようとすると、係合状態にある上側コンテナの下部隅金具とコンテナ連結金具の上部コーンの下面とが広い面積で接触しているため、上部コーンの回転時に、上側コンテナの引上げ力に比例する摩擦力が発生する。すると、コンテナ連結金具の下部コーンが下側コンテナの上部隅金具の係合孔に対して回りにくく、コンテナ連結金具が下側コンテナの上部隅金具から容易に外れないという欠点がある。
さらに、コンテナを積み込む際、上側コンテナの下部隅金具の係合孔が、下側コンテナの上部隅金具の係合孔に対して左右一方に一定長さオフセットした状態にある。このため作業者は、上側コンテナの下部隅金具に係合されたコンテナ連結金具の下部コーンを係合させるとき、上側コンテナによって下側コンテナの上部隅金具の係合孔が隠蔽され、係合孔の確認が困難となって、係合作業に熟練を要するという欠点もあった。
また、コンテナの船倉への積み込みに際して、上側コンテナをコンテナ連結金具によって下側コンテナに連結する場合、下側コンテナに対して上側コンテナを左右方向に移動させた状態でコンテナ連結金具を連結する必要がある。そのため、上側コンテナが船倉のガイドレールや左右のコンテナに接触すると、コンテナ連結金具によって下側コンテナと連結できなくなる。また、コンテナの荷卸しに際して、コンテナ連結金具の連結を解除するため、目的のコンテナを左右方向に移動する場合、船倉のガイドレールや左右のコンテナに接触すると、目的のコンテナを荷卸しすることができなくなる。このため、目的のコンテナを左右方向に移動させる空間を確保するため、目的のコンテナの周囲にあるコンテナをも一時的に荷卸しする必要があり、作業が煩雑になる。
このような事態を避けるためには、隣接するコンテナや船倉のガイドレールとの間に、コンテナ連結金具による連結およびコンテナ連結金具の離脱を許容する空間、すなわち、コンテナを左右方向に移動させるための一定の隙間を、当該コンテナの前後方向および左右方向に確保する必要がある。これは、船倉などの限られたスペースにおいて、コンテナの積載効率に大きく影響するものとなる。
本発明は、このような事情にかんがみてなされたもので、コンテナの積み込みに際して、下側コンテナと自動的に連結することができるとともに、連結状態にあるコンテナを高所作業や複雑なクレーン操作などを伴うことなく、自動的に離脱させることができ、また、コンテナの積載効率を高めることのできる、簡単な構造のコンテナ連結金具を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明のコンテナ連結金具は、コンテナの隅金具の係合孔に嵌合可能な上側嵌合部および下側嵌合部を有する金具本体と、金具本体に回転自在に支持されたシャフトと、シャフトの上端および下端にそれぞれ上方から見てX字状に交差するように、かつシャフトの軸心と中心が一致するように一体に連結されて、前記隅金具にその係合孔を通して係合可能な上部金具および下部金具と、シャフトと金具本体間に設けられ、上部金具および下部金具を前記隅金具に係合する位置に回動するように付勢するバネ手段とを備える。上部金具の下半部および下部金具の上半部は、前記隅金具の係合孔を介して押圧された際、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成され、上下のコンテナの各隅金具に、上部金具および下部金具が、それぞれバネ手段を介して係合した状態で上側コンテナを吊り上げた際、上側コンテナの隅金具の係合孔を介して上部金具の下半部に、および下側コンテナの隅金具の係合孔を介して下部金具の上半部に、コンテナの荷重が作用し、上部金具および下部金具がバネ手段の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回動し、上部金具が上側コンテナの隅金具に係合する状態で下部金具が下側嵌合部と重なる位置まで回動することを特徴とするものである。
本発明によれば、まず、コンテナを積み込む場合は、バネ手段の付勢力に抗して下部金具を回動操作し、上部金具を上側嵌合部と重なる位置に回動させ、コンテナの下部隅金具の係合孔を通して上部金具を下部隅金具に挿入する。上部金具を下部隅金具の係合孔に挿入すれば、下部金具の回動を解除することにより、バネ手段の付勢力によって上部金具はコンテナの下部隅金具の係合孔と交差する位置に回動し、下部隅金具に取り付けることができる。この状態で、吊り上げたコンテナを下側コンテナに載置すれば、よく知られているように、コンテナの隅金具の係合孔と交差する位置にある下部金具がコンテナの上部隅金具の係合孔の外周縁に沿って下側嵌合部と重なる方向に回動し、下部金具を係合孔を通して上部隅金具に挿入することができる。これにより、上下のコンテナは、上側コンテナの下部隅金具および下側コンテナの上部隅金具にそれぞれ係合しているコンテナ連結金具の上部金具および下部金具によって連結される。
一方、コンテナを荷卸しする場合は、上側コンテナを持ち上げると、まず、上側コンテナの下部隅金具の係合孔の内周縁がコンテナ連結金具の上部金具の下半部を押圧して持ち上げるとともに、その下部金具の上半部が下側コンテナの上部隅金具の係合孔の内周縁に押し付けられる。これにより、コンテナ連結金具の上部金具および下部金具は、バネ手段の付勢力に抗して上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に強制的に回転させられる。そして、下部金具が上方から見て金具本体の下側嵌合部と重なった際、下部金具は金具本体の下側嵌合部とともにコンテナの上部隅金具の係合孔を通して離脱させることができる。この際、上部金具は、未だ上側コンテナの下部隅金具の係合孔と交差する位置にあることにより、上側コンテナの下部隅金具に取り付けられて、持ち上げられたコンテナから脱落することはない。
このように、コンテナの下部隅金具に上部金具を係合させ、コンテナ連結金具を取り付けた状態でコンテナを移送し、下側コンテナに載置すれば、その上部隅金具の係合孔を通して下部金具が挿入された後、上部隅金具に下部金具が係合し、一方、コンテナを持ち上げれば、下側コンテナの上部隅金具に対する下部金具の係合状態を解除することができることから、コンテナの積み込みに際してコンテナ連結金具によって上下のコンテナを自動的に連結することができるとともに、コンテナの荷卸しに際してコンテナ連結金具を下側コンテナから自動的に離脱させることができる。
この結果、作業者はコンテナ上などから作業具を操作する必要がなく、作業が軽減されるとともに、高所での作業が不要となり、安全を確保することができる。特に、コンテナの荷卸しに際して、コンテナ連結金具の上部金具の下半部および下部金具の上半部が、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成されることにより、コンテナの隅金具との摩擦力を軽減して、上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に確実に回転させることができる。また、下部金具の軸心と上部金具および下部金具の中心とが一致していることにより、吊り上げたコンテナを左右方向に移動させる操作を必要としない他、前後一対ずつコンテナ連結金具を取り付けたり、離脱させたりする操作を行う必要がなく、操作を簡単に行うことができるとともに、コンテナの積卸し作業を短時間に行うことができる。また、隣接する左右のコンテナ間にコンテナ連結金具による連結またはその解除を行うための隙間を必要とせず、船倉などに対するコンテナの積載効率を高めることができる。
また、本発明のコンテナ連結金具は、コンテナの隅金具の係合孔に嵌合可能な上側嵌合部および下側嵌合部を有する金具本体と、金具本体に回転自在に支持されたシャフトと、シャフトの上端および下端にそれぞれ上方から見てX字状に交差するように、かつシャフトの軸心と中心が一致するように一体に連結されて、前記隅金具にその係合孔を通して係合可能な上部金具および下部金具と、シャフトと金具本体間に設けられ、上部金具および下部金具を前記隅金具に係合する位置に回動するように付勢するバネ手段とを備える。上部金具の下半部および下部金具の上半部は、前記隅金具の係合孔を介して押圧された際、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成され、少なくとも上側嵌合部の上面には、前記隅金具の係合孔の内周面に係止可能な係止部が、上部金具の回転に干渉しないように形成され、上下のコンテナの各隅金具に、上部金具および下部金具が、それぞれバネ手段を介して係合した状態で上側コンテナを吊り上げた際、上側嵌合部の係止部が上側コンテナの隅金具の係合孔の内周面に係止して、上側コンテナの隅金具の係合孔を介して上部金具の下半部に、および下側コンテナの隅金具の係合孔を介して下部金具の上半部に、コンテナの荷重が作用し、上部金具および下部金具がバネ手段の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回動し、上部金具が上側コンテナの隅金具に係合する状態で下部金具が下側嵌合部と重なる位置まで回動することを特徴とするものである。
本発明によれば、まず、コンテナを積み込む場合は、バネ手段の付勢力に抗して下部金具を回動操作し、上部金具を上側嵌合部と重なる位置に回動させ、コンテナの下部隅金具の係合孔を通して上部金具を下部隅金具に挿入する。上部金具を下部隅金具の係合孔に挿入すれば、下部金具の回動を解除することにより、バネ手段の付勢力によって上部金具はコンテナの下部隅金具の係合孔と交差する位置に回動し、下部隅金具に取り付けることができる。この状態で、吊り上げたコンテナを下側コンテナに載置すれば、よく知られているように、コンテナの隅金具の係合孔と交差する位置にある下部金具がコンテナの上部隅金具の係合孔の外周縁に沿って下側嵌合部と重なる方向に回動し、下部金具を係合孔を通して上部隅金具に挿入することができる。これにより、上下のコンテナは、上側コンテナの下部隅金具および下側コンテナの上部隅金具にそれぞれ係合しているコンテナ連結金具の上部金具および下部金具によって連結される。
一方、コンテナを荷卸しする場合は、上側コンテナを持ち上げると、まず、上側コンテナの下部隅金具の係合孔の内周縁がコンテナ連結金具の上部金具の下半部を押圧して持ち上げるとともに、その下部金具の上半部が下側コンテナの上部隅金具の係合孔の内周縁に押し付けられる。これにより、コンテナ連結金具の上部金具および下部金具は、バネ手段の付勢力に抗して上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に強制的に回転させられる。そして、下部金具が上方から見て金具本体の下側嵌合部と重なった際、下部金具は金具本体の下側嵌合部とともにコンテナの上部隅金具の係合孔を通して離脱させることができる。この際、上部金具は、未だ上側コンテナの下部隅金具の係合孔と交差する位置にあるとともに、上側嵌合部の係止部が上側コンテナの下部金具の係合孔の内周面に係止していることにより、コンテナ連結金具が上側コンテナの下部隅金具に対して不用意に回転することが防止され、コンテナ連結金具は、上側コンテナの下部隅金具に確実に取り付けられて、持ち上げられたコンテナから脱落することはない。
このように、コンテナの下部隅金具に上部金具を係合させ、コンテナ連結金具を取り付けた状態でコンテナを移送し、下側コンテナに載置すれば、その上部隅金具の係合孔を通して下部金具が挿入された後、上部隅金具に下部金具が係合し、一方、コンテナを持ち上げれば、下側コンテナの上部隅金具に対する下部金具の係合状態を解除することができることから、コンテナの積み込みに際してコンテナ連結金具によって上下のコンテナを自動的に連結することができるとともに、コンテナの荷卸しに際してコンテナ連結金具を上側コンテナに回転することなく確実に取り付けた状態で下側コンテナから自動的に離脱させることができる。
この結果、作業者はコンテナ上などから作業具を操作する必要がなく、作業が軽減されるとともに、高所での作業が不要となり、安全を確保することができる。特に、コンテナの荷卸しに際して、コンテナ連結金具の上部金具の下半部および下部金具の上半部が、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成されることにより、コンテナの隅金具との摩擦力を軽減して、上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に確実に回転させることができるとともに、吊り上げられたコンテナの下部隅金具の係合孔の内周面に上側嵌合部の係止部が係止して下部隅金具に対するコンテナ連結金具の不用意な回転を防止することにより、吊り上げられたコンテナの下部隅金具にコンテナ連結金具を脱落することなく確実に保持することができる。また、下部金具の軸心と上部金具および下部金具の中心とが一致していることにより、吊り上げたコンテナを左右方向に移動させる操作を必要としない他、前後一対ずつコンテナ連結金具を取り付けたり、離脱させる操作を行ったりする必要がなく、操作を簡単に行うことができるとともに、コンテナの積卸し作業を短時間に行うことができる。また、隣接する左右のコンテナ間にコンテナ連結金具による連結またはその解除を行うための隙間を必要とせず、船倉などに対するコンテナの積載効率を高めることができる。
本発明において、シャフトを回動させる操作部材が設けられることが好ましい。これにより、操作部材を操作することによってシャフトを回動させ、上部金具を上側嵌合部と重なる位置に回動させて保持することができることから、コンテナ連結金具の取付作業が容易となる。また、故障などの非常時において、操作部材を操作することによってシャフトを回動させ、下部金具を下側嵌合部と重なる位置に回動させて保持することができることから、下側コンテナから上側コンテナを離脱させることができる。
本発明において、シャフトの回動位置を目視可能なフラグが設けられることが好ましい。これにより、フラグの位置によってシャフトが第1回転位置、すなわち、上部金具および下部金具がそれぞれ上側コンテナの下部隅金具および下側コンテナの上部隅金具に係合している状態にあるのか、第2回転位置、すなわち、上部金具が上側コンテナの下部隅金具に係合するとともに、下部金具が下側嵌合部と重なる位置の下側コンテナの上部隅金具から離脱自在な状態にあるのか、第3回転位置、すなわち、上部金具が上側嵌合部と重なる位置の上側コンテナの下部隅金具から離脱自在な位置にあるとともに、下部金具が下側コンテナの上部隅金具に係合する状態にあるのかを確実に把握することができ、コンテナの積卸しに際して、外部からコンテナ連結金具の上部金具および下部金具の関係を把握して作業を行うことができる。
本発明によれば、構造がきわめて簡単でありながら、積み込むコンテナを下側コンテナに重ねるだけで自動的に、かつ、確実に両コンテナを連結することができる。また、連結状態にある上側コンテナを吊り上げるだけで、自動的にかつ確実に下側コンテナから上側コンテナを離脱させることができ、作業具の操作や高所作業が不要になる他、複雑なクレーン操作を必要とすることもない。よって、コンテナの積卸しを短時間に行うことができ、前後方向および左右方向に隣接するコンテナ間の隙間を可及的に小さくすることができ、コンテナの積載効率を高めることが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコンテナ連結金具を示す斜視図である。 図2は、図1のコンテナ連結金具の平面図である。 図3は、図1のコンテナ連結金具の底面図である。 図4は、図1のコンテナ連結金具の横断面図である。 図5は、図1のコンテナ連結金具の上部金具および下部金具と、コンテナの隅金具の係合孔との関係を、下部金具の上半部と隅金具の係合孔を例にして模式的に示した説明図である。 図6は、図1のコンテナ連結金具をコンテナの下部隅金具に取り付ける様子を示す斜視図である。 図7は、図1のコンテナ連結金具をコンテナの下部隅金具に取り付けた状態を示す斜視図である。 図8は、図1のコンテナ連結金具をコンテナの下部隅金具に取り付けてコンテナの上部隅金具に取り付ける様子を示す斜視図である。 図9は、図1のコンテナ連結金具をコンテナの下部隅金具に取り付けてコンテナの上部隅金具に取り付ける様子を示す斜視図である。 図10は、図1のコンテナ連結金具の上部金具および下部金具がそれぞれコンテナの下部隅金具および上部隅金具に係合し、上下のコンテナが連結された状態を一部破断して示す斜視図である。 図11は、図1のコンテナ連結金具によって連結されている上側コンテナと下側コンテナとの連結を解除する際のコンテナ連結金具の状態を、隅金具を一部破断して示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテナ連結金具を示す斜視図である。 図13は、図12のコンテナ連結金具の横断面図である。 図14は、図12のコンテナ連結金具によって連結されている上側コンテナと下側コンテナとの連結を解除する際のコンテナ連結金具の状態を示す説明図である。 図15は、コンテナ運搬車両によってコンテナをコンテナヤードとエプロンとの間で輸送し、また、コンテナクレーンによってコンテナをコンテナ運搬車両とコンテナ船との間で積み卸しする様子を模式的に示す説明図である。 図16は、従来のコンテナ連結金具の斜視図である。 図17は、図16のコンテナ連結金具の平面図である。 図18は、図16のコンテナ連結金具の底面図である。 図19は、図16のコンテナ連結金具の横断面図である。 図20(a)〜図20(e)は、図16のコンテナ連結金具をコンテナに取り付けてコンテナ船に積み込み、また、コンテナ船に積み込まれたコンテナを荷卸しする作業を説明する工程図である。
符号の説明
1 コンテナ連結金具
2 金具本体
2V 係止部
22 上側嵌合部
23 下側嵌合部
3 シャフト
32 アーム
33 ねじりばね(バネ手段)
4 上部金具
5 下部金具
41,51 上半部
42,52 下半部
4x,5x 傾斜面
6 操作部材
63 操作ノブ
Ct コンテナ
F 隅金具
Fa 係合孔
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るコンテナ連結金具について示す。
コンテナ連結金具1は、主要部に、金具本体2、シャフト3、上部金具4、下部金具5,操作部材6等を備えている。金具本体2は、二つに分割可能であり、ボルトによって一体に締結されている。シャフト3は、金具本体2に回転可能に軸支されている。上部金具4および下部金具5は、シャフト3の上端および下端にそれぞれ一体に連結されている。操作部材6は、シャフト3、上部金具4および下部金具5を回動させる。
金具本体2は、コンテナCtにおける隅金具Fの係合孔Fa(図20(b)参照)よりも大きな本体部21を有する。また、金具本体2は、本体部21の上下にそれぞれ一体とされた上側嵌合部22および下側嵌合部23を備え、上方から見てコンテナCtの隅金具Fの係合孔Faに略合致した形状とされている。これらの上側嵌合部22および下側嵌合部23は、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faおよび下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faにそれぞれ嵌合できるようになっている。また、金具本体2には、上側嵌合部22の上面から下側嵌合部23の下面までを貫通する貫通孔(図示せず)が形成され、この貫通孔にシャフト3が回転自在に支持されている。
また、金具本体2は、図4に示すように、内部に、後述するシャフト3に一体に固定されたアーム32が当接可能な第1係止部2aおよび第2係止部2bを有する空胴2Xが形成されており、シャフト3は、アーム32が空胴2Xの第1係止部2aに当接する第1回転位置Aから第2係止部2bに当接する第3回転位置Cにわたって回転することができるようになっている。
シャフト3は、金具本体2の貫通孔の穴径に対応する外径の軸部31と、軸部31の略中間部に一体に固定されて突出するアーム32と、軸部31の下方に配設された、例えばねじりばね33等のバネ手段と、軸部31の略中間部に一体に固定され、外周に溝34aを形成した略半円状の案内部34とからなる。これらのアーム32、ねじりばね33および案内部34は、金具本体2の空洞2Xに収容されている。ねじりばね33は、一端が金具本体2に、他端がシャフト3に、それぞれ止着されている。シャフト3のアーム31は、このねじりばね33の付勢力により、空胴2Xの第1係止部2aに当接する方向に回転するように付勢されている。
上部金具4および下部金具5は、コンテナCtの隅金具Fの係合孔Faに係合可能であり、それぞれ隅金具Fの係合孔Faに対応して形成されている。例示の形態では、上部金具4および下部金具5は、略そろばん珠形状に形成されている。
上部金具4および下部金具5は、シャフト3の回転に伴って、金具本体2の上側嵌合部22の上面および下側嵌合部23の下面でそれぞれ回転する。また、上部金具4および下部金具5は、上部金具4が上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であるとき、下部金具5は下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合礼Faと交差し、また、下部金具5が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに挿入離脱自在であるとき、上部金具4は上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faと交差するように、上方から見てX字状に交差して、かつ、シャフト3の回転軸心とそれらの中心が一致するようにシャフト3に一体に連結されている。
ここで、上部金具4および下部金具5は、隅金具Fの係合孔Faと交差する位置関係にあるとき、隅金具Fの係合孔Faに押圧されると、それぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部23に重なる方向に回転力が付与される形状に形成されている。
具体的には、上部金具4および下部金具5は、略同一の角錐台状の上半部41,51および下半部42,52を仮想の頂点が互いに離隔するように共通する底面同士を重ねた略そろばん珠形状に形成される。また、上部金具4および下部金具5は、角錐台状の各上半部41,51および各下半部42,52に、隣接する錐面と錐面とによる辺が当該辺を含んで、上半部41,51においては上方から下方に向かって、下半部42,52においては下方から上方に向かって幅が漸増する略三角形状に面取りされて、傾斜面4x,5xが形成されている。
したがって、上部金具4および下部金具5が隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあるとき、隅金具Fの係合孔Faの周縁に対して、上部金具4および下部金具5の上半部41,51および下半部42,52の対角線上に位置する一対の傾斜面4x,5xあるいは傾斜面4x,5xと錐面とによる辺のうちの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺が対向するように設定されている。
ここで、図1のコンテナ連結金具の上部金具および下部金具と、コンテナの隅金具の係合孔とに係る形態について、図5を参照しつつ説明する。図5は、下部金具5の上半部51と隅金具Fの係合孔Faとで例示して説明する平面図である。
下部金具5が隅金具Fの係合孔Faと交差する状態で、下部金具5の上半部51または下半部52を隅金具Fの係合孔Faの周縁に接触させて押圧する。すると、その反力を、下部金具5が、係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の傾斜面5x、あるいは傾斜面5xと錐面とによる新たな辺のうちの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺を介して受ける。下部金具5に対する反力によって、下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗して下側嵌合部23に重なる方向でシャフト3の回転軸心回りに回転させられる。
かかる構成は、上部金具4が隅金具Fの係合孔Faと交差する状態においても同様である。上部金具4が隅金具Fの係合孔Faと交差する状態で、上部金具4の上半部41または下半部42を隅金具Fの係合孔Faの周縁に接触させて押圧する。この押圧により上部金具4が受けた反力によって、上部金具4は、ねじりばね33の付勢力に抗して上側嵌合部22に重なる方向でシャフト3の回転軸心回りに回転させられる。
操作部材6は、一端ループ部がシャフト3のアーム32に挿通される。操作部材6は、シャフト3に設けられた案内部34の溝34aに巻回されたワイヤー61と、金具本体2のガイド2Yに左右両端部が摺動自在に嵌合されたマウスピース62と、マウスピース62を通して金具本体2の外方に引き出されたワイヤー61の他端に止着された操作ノブ63とからなる。マウスピース62は、金具本体2に配設されたスプリング64によってガイド2Yの一端に当接するように付勢されている。ワイヤー61の他端近傍には、係止部611が形成されており、この係止部611は、マウスピース62の上部および下部に形成されたスロット62a,62bに選択的に係止することができる。
次に、このように構成されたコンテナ連結金具1の作動について説明する。
コンテナ連結金具1は、初期状態においては、シャフト3は、そのアーム32がねじりばね33の付勢力により金具本体2の空洞2Xの第1係止部2aに当接した第1回転位置Aにある。また、上部金具4および下部金具5は、上部金具4が下部金具5よりも設定角度先行した状態でコンテナCtにおける下部隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にある。
コンテナ連結金具1をコンテナCtの隅金具Fに取り付けるには、操作ノブ63を把持して牽引し、ワイヤー61の係止部611をマウスピース62のスロット62aに係止する。この状態では、シャフト3は、ねじりばね33の付勢力に抗して回転し、アーム32が金具本体2の空洞2Xの第2係止部2bに当接した第3回転位置Cにある。また、上部金具4は、上方から見て金具本体2の上側嵌合部22と重なる位置にある。これにより、図6に示すように、上部金具4を金具本体2の上側嵌合部22とともに上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入することができる。
上部金具4を隅金具Fの係合孔Faに挿入したならば、再び操作ノブ63を把持して牽引し、ワイヤー61の係止部611をマウスピース62のスロット62aから離脱させる。すると、シャフト3は、ねじりばね33の付勢力により、アーム32が金具本体2の空洞2Xの第1係止部2aと当接する第1回転位置Aに復帰する。前述したように、この状態では、コンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5は、それぞれ隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にある。これにより、図7に示すように、コンテナ連結金具1は、上部金具4が隅金具Fに係合し、脱落することなく保持される。
コンテナCtの下部隅金具Fにコンテナ連結金具1を取り付けたならば、コンテナクレーンCrでコンテナCtを吊り上げ、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtに載置する。このとき、図8に示すように、コンテナ連結金具1の下部金具5は、下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに挿入され、上側コンテナCtの荷重により係合孔Faの外周縁に押し付けられることとなる。すなわち、下部金具5の下半部52の傾斜面5xあるいは一対の辺が、下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの外周縁に押し付けられる。これにより、その反力を係合孔Faの外周縁に押し付けられた一対の傾斜面5xあるいは一対の辺を介して下部金具5が受ける。図9に示すように、下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗して下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの外周縁に沿って強制的に下側嵌合部23に重なる方向にシャフト3の回転軸心回りに回転させられる。
そして、下部金具5が、上方から見て金具本体2の下側嵌合部23と重なったとき、下部金具5は金具本体2の下側嵌合部23とともに下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌入する。下部金具5が上部隅金具Fに嵌入すると、下部金具5は、ねじりばね33の付勢力によって再び隅金具Fの係合孔Faと交差する位置に復帰し、隅金具Fに係合する。これにより、上下のコンテナCtは、図10に示すように、上側コンテナCtの下部隅金具Fおよび下側コンテナCtの上部隅金具Fにそれぞれ係合しているコンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5によって連結される。
一方、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtを荷卸しする場合は、上側コンテナCtを吊り上げる。すると、まず、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁がコンテナ連結金具1の上部金具4の下半部42を押圧してコンテナ連結金具1を持ち上げる。また、下部金具5の上半部51が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられる。これにより、コンテナ連結金具1の上部金具4は、その下半部42の係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の傾斜面4xあるいは傾斜面4xと錐面とによる新たな辺のうちの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺が上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられることにより、その反力を係合孔Faの内周縁に押し付けられた一対の傾斜面4xあるいは係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺を介して上部金具4が受ける。同様に、下部金具5は、その上半部51の係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の傾斜面5xあるいは傾斜面5xと錐面とによる新たな辺のうちの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられることにより、その反力を係合孔Faの内周縁に押し付けられた一対の傾斜面5xあるいは係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺を介して下部金具5が受けることになる。これにより、図11に示すように、コンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗して隅金具Fの係合孔Faの内周縁に沿ってそれぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部33に重なる方向にシャフト3の軸心回りに強制的に回転させられる。そして、下部金具5が上方から見て金具本体2の下側嵌合部23と重なった際、下部金具5は、金具本体2の下側嵌合部23とともにコンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faを通して離脱することができる。この際、上部金具4は、吊り上げられたコンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあって、下部隅金具Fに係合されて上側コンテナCtに取り付けられていることから、コンテナ船ShからエプロンApまで移送する間、コンテナ連結金具1が吊り上げられたコンテナCtから脱落することなく保持される。
次いで、コンテナクレーンCrを介してコンテナCtを吊り上げて移動させ、エプロンApの地上約1メートルの高さ位置に停止させた後、コンテナCtの下部隅金具Fからコンテナ連結金具1の上部金具4を離脱させる。すなわち、操作ノブ63を把持して牽引し、ワイヤー61の係止部611をマウスピース62のスロット62aに係止させる。この状態は、前述したように、シャフト3は、そのアーム32が金具本体2の空洞2Xの第2係止部2bに当接する第3回転位置Cにあり、上部金具4は、上方から見て金具本体2の上側嵌合部22と重なっている。このため、コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faからコンテナ連結金具1を離脱させることができる。
以上のように、本発明のコンテナ連結金具1によれば、シャフト3の回転軸心と、上部金具4および下部金具5の中心とが一致しているため、コンテナCtの下部隅金具Fにコンテナ連結金具1を取り付ける場合に、取付方向が発生せず、誤った状態で取り付けられることがなくなる。また、上側コンテナCtを吊り上げ、その外周面を下側コンテナCtの外周面に添うように降下させて載置すれば、コンテナ連結金具1の下部金具5が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌入して上部隅金具Fに係合させることができる。また、コンテナ連結金具1によって上側コンテナCtおよび下側コンテナCtが連結されている状態において、上側コンテナCtをそのまま吊り上げることにより、コンテナ連結金具1の下部金具5が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faから離脱させることができる。また、熟練のいる複雑なクレーン操作を要することなく、コンテナCtの積卸し作業を行うことができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、コンテナCtを荷卸しするため、上側コンテナCtを吊り上げるとき、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられるコンテナ連結金具1の上部金具4の下半部42および下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられる下部金具5の上半部51は、その反力によってねじりばね33の付勢力に抗して隅金具Fの係合孔Faの周縁に沿ってそれぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部33に重なる方向にシャフト3の回転軸心回りに回転させられる形状に形成されていることにより、大きな摩擦力を発生させることがなく、コンテナ連結金具1を円滑に回転させることができる。
さらに、コンテナCtを上下方向に吊り上げ、あるいは、吊り下げることによってコンテナCtを積卸しすることができることから、コンテナCtの積卸しに際して、隣接するコンテナCtとの間に前後方向および左右方向に一定の隙間を必要とせず、コンテナ船の船倉などの限られたスペースに積載効率を高めて積み込むことができる。また、任意のコンテナCtを荷卸ししたり、コンテナCtの大きさに対応する空間があれば、その空間にコンテナCtを積み込むことができる。
なお、この実施形態においては、上部金具4および下部金具5を同一形状に形成した場合を例に説明したが、上部金具4の上半部41は、操作部材6を操作して、コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入するものであるので、特に、傾斜面を有する角錐台状に形成する必要はなく、例えば直方体状であってもよい。
また、操作部材6を操作して上部金具4を回動させ、コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入する場合を例に説明したが、下部金具を把持して回動させることにより、上部金具4をコンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入することができるので、必ずしも操作部材6を設けなくともよい。
さらに、上部金具4の下半部42の形状、下部金具5の上半部51および下半部52の形状としては、隅金具Fの係合孔Faの周縁に押し付けられた際に上側嵌合部22や下側嵌合部23に重なる方向に回転させられる形状であればよく、実施形態に図示された形状に限定されるものではない。例えば、これまでに知られたセミオート方式のコンテナ連結金具の下部金具の各種形状を参考に適用することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るコンテナ連結金具について説明する。
なお、以下の第2実施形態のコンテナ連結金具1の説明において、前述した第1実施形態のコンテナ連結金具の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態との相違点について特に説明する。
本実施形態に係るコンテナ連結金具1は、図12および図13に示すように、左右に分割可能な金具本体2がボルトによって一体に締結され、この金具本体2に回転可能にシャフト3が軸支され、このシャフト3の上端および下端に、上部金具4および下部金具5がそれぞれ一体に連結されている。
金具本体2は、本体部21と、本体部21の上下にそれぞれ一体に設けられた上側嵌合部22および下側嵌合部23とを備える。これらの上側嵌合部22および下側嵌合部23は、上方から見てコンテナCtの隅金具Fの係合孔Faにほぼ合致した形状に形成されており、それぞれ上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faおよび下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌合することができる。
金具本体2の上側嵌合部22には、その前後端縁部において係止部2Vが上方に突出して形成されている。この係止部2Vは、上側嵌合部22の外周面に連続して上部金具4の上半部41と下半部42との接合部近傍まで立ち上げられた外面と、上部金具4の中心回りの回転に際して下半部42と干渉しないように、下半部42の隣接する錐面と錐面とによる辺を母線とする略円錐台面状の内面とによって形成されている。金具本体2の下側嵌合部23にも、その前後端縁部において係止部2Vが下方に突出して形成されている。この係止部2Vは、下側嵌合部23の外周面に連続して下部金具5の上半部51と下半部52との接合部近傍まで垂設された外面と、下部金具5の中心回りの回転に際して上半部51と干渉しないように、上半部51の隣接する錐面と錐面とによる辺を母線とする略円錐台面状の内面とによって形成されている。
なお、金具本体2には、シャフト3のアーム32が空胴2Xの第1係止部2aに当接する第1回転位置Aから第2係止部2bに当接する第3回転位置Cにわたって回転することができるように空洞2Xが形成されている。
上部金具4は、上方から見てコンテナCtの隅金具Fの係合孔Faにほぼ合致した形状に形成された平板状の上半部41および仮想の頂点を下方に向けて上半部41の下面に一体に連設された角錐台状の下半部42によって形成されている。
この角錐台状の下半部42には、隣接する錐面と錐面とによる辺が当該辺を含んで下方から上方に向かって幅が漸増する略三角形状に面取りされて傾斜面4xが形成されている他、上部金具4の下半部42は、上半部41の外周面から突出しないように、上半部41の外周面に沿って切除されている。
これにより、上部金具4および下部金具5が隅金具Fの係合孔Faと交差する状態で、上部金具4の下半部42、もしくは、下部金具5の上半部51または下半部52を隅金具Fの係合孔Faの周縁に接触させて押圧すると、その反力をそれらの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の傾斜面4x,5xあるいは傾斜面4x,5xと錐面とによる新たな辺のうちの係合方向に回転している側の対角線上に位置する一対の辺を介して上部金具4または下部金具5が受けることになり、上部金具4または下部金具5に対する反力によって上部金具4および下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部23に重なる方向にシャフト3の回転軸心回りに回転させられるようになっている。
なお、本実施形態においては、操作部材6は設けられていないが、金具本体2およびシャフト3は先の実施形態と同一の構造を採用していることにより、必要であれば、コンテナ連結金具1の組み立てに際して操作部材6を取り付けることができる。
次に、このように構成されたコンテナ連結金具1の作動について説明する。
コンテナ連結金具1をコンテナCtの隅金具Fに取り付けるには、下部金具5を把持してねじりばね33の付勢力に抗して回転させ、シャフト3を第3回転位置C、すなわち、上部金具4を上方から見て金具本体2の上側嵌合部22と重なる位置に保持し、上部金具4を金具本体2の上側嵌合部22とともに上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faに挿入する。
なお、上側嵌合部22の係止部2Vおよび下側嵌合部23の係止部2Vは、上部金具4および下部金具5の回転に干渉しない内面と、上側嵌合部22の外周面に連続する外面を有することにより、係止部2Vが上部金具4および下部金具5の回転に影響を与えることはなく、また、係止部2Vに関係なく上側嵌合部22および下側嵌合部23を隅金具Fの係合孔Faに嵌入することができる。
上部金具4を隅金具Fの係合孔Faに挿入したならば、下部金具5の把持を解除すれば、シャフト3は、ねじりばね33の付勢力により第1回転位置Aに復帰する。この状態では、コンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5は、それぞれ隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあり、コンテナ連結金具1は、上部金具4がコンテナCtの隅金具Fに係合し、脱落することなく保持される。
コンテナCtの下部隅金具Fにコンテナ連結金具1を取り付けたならば、コンテナクレーンCrでコンテナCtを吊り上げ、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtに載置する。これにより、コンテナ連結金具1の下部金具5は、下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの外周縁に上側コンテナCtの荷重によって押し付けられ、その反力を係合孔Faの外周縁に押し付けられた下部金具5が受けることになり、下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗して強制的に下側嵌合部23に重なる方向に回転させられる。そして、下部金具5が上方から見て金具本体2の下側嵌合部23と重なった際、下部金具5は金具本体2の下側嵌合部23とともに下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌入する。下部金具5が上部隅金具Fに嵌入すると、下部金具5は、ねじりばね33の付勢力によって再び隅金具Fの係合孔Faと交差する位置に復帰し、隅金具Fに係合する。この結果、上下のコンテナCtは、上側コンテナCtの下部隅金具Fおよび下側コンテナCtの上部隅金具Fにそれぞれ係合しているコンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5によって連結される。
一方、コンテナ船Shの甲板上のコンテナCtを荷卸しする場合は、上側コンテナCtを吊り上げると、まず、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁がコンテナ連結金具1の上部金具4の下半部42を押圧してコンテナ連結金具1を持ち上げる。下部金具5の上半部51が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられる。これにより、コンテナ連結金具1の上部金具4は、その下半部42が上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられる。そして、その反力を係合孔Faの内周縁に押し付けられた上部金具4が受ける。同様に、下部金具5は、その上半部51が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられることにより、その反力を下部金具5が受ける。
したがって、コンテナ連結金具1の上部金具4および下部金具5は、ねじりばね33の付勢力に抗して隅金具Fの係合孔Faの内周縁に沿ってそれぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部33に重なる方向に強制的に回転させられる。そして、下部金具5が上方から見て金具本体2の下側嵌合部23と重なった際、下部金具5は、金具本体2の下側嵌合部23とともにコンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faを通して離脱することができる。この際、上部金具4は、吊り上げられたコンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあって、下部隅金具Fに係合されて上側コンテナCtに取り付けられている。また、上側嵌合部22の係止部2Vは、吊り上げられたコンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周面に係止されており(図14参照)、コンテナCtの下部隅金具Fに対して回転することなく保持されている。これにより、コンテナ連結金具1は、コンテナ船ShからエプロンApまで移送する間、吊り上げられたコンテナCtの下部隅金具Fに確実に取り付けられ、コンテナCtから脱落することなく保持される。
次いで、コンテナクレーンCrを介してコンテナCtを吊り上げて移動させ、エプロンApの地上約1メートルの高さ位置に停止させた後、下部金具5を介して上部金具4を上方から見て金具本体2の上側嵌合部22と重なる位置まで回動させ、コンテナCtの下部隅金具Fからコンテナ連結金具1の上部金具4を離脱させればよい。
以上のように、本発明のコンテナ連結金具1によれば、シャフト3の回転軸心と、上部金具4および下部金具5の中心とが一致しているため、コンテナCtの下部隅金具Fにコンテナ連結金具1を取り付ける場合に、取付方向が発生せず、誤って取り付けられることはない。また、上側コンテナCtを吊り上げ、その外周面を下側コンテナCtの外周面に添うように降下させて載置すれば、コンテナ連結金具1の下部金具5が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faに嵌入して上部隅金具Fに係合させることができるとともに、コンテナ連結金具1によって上側コンテナCtおよび下側コンテナCtが連結されている状態において、上側コンテナCtをそのまま吊り上げることにより、コンテナ連結金具1の下部金具5が下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faから離脱させることができ、コンテナCtの積卸し作業を、熟練を要する複雑なクレーン操作を必要とすることなく行うことができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、コンテナCtを荷卸しするため、上側コンテナCtを吊り上げるとき、上側コンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられるコンテナ連結金具1の上部金具4の下半部42および下側コンテナCtの上部隅金具Fの係合孔Faの内周縁に押し付けられる下部金具5の上半部51は、その反力によってねじりばね33の付勢力に抗して隅金具Fの係合孔Faの周縁に沿ってそれぞれ上側嵌合部22および下側嵌合部33に重なる方向にシャフト3の回転軸心回りに回転させられる形状に形成されていることにより、大きな摩擦力を発生させることがなく、コンテナ連結金具1を円滑に回転させることができる。この際、上部金具4は、吊り上げられたコンテナCtの下部隅金具Fの係合孔Faと交差する位置にあるとともに、上側嵌合部22の係止部2Vが吊り上げられたコンテナCtの下部金具Fの係合孔Faの内周面に係止していることにより、コンテナ連結金具1は、コンテナCtの下部隅金具Fに対して不用意に回転することが防止されるとともに、コンテナCtの下部隅金具Fに確実に取り付けられ、コンテナCtから脱落することなく保持される。
さらに、コンテナCtを上下方向に吊り上げ、あるいは、吊り下げることによってコンテナCtを積卸しすることができることから、コンテナCtの積卸しに際して、隣接するコンテナCtとの間に前後方向および左右方向に一定の隙間を必要とせず、コンテナ船の船倉などの限られたスペースに積載効率を高めて積み込むことができる。また、任意のコンテナCtを荷卸ししたり、コンテナCtの大きさに対応する空間があれば、その空間にコンテナCtを積み込んだりすることができる。
前述した実施形態においては、上側嵌合部22および下側嵌合部23にそれぞれ係止部2Vを形成した場合を説明したが、上側嵌合部22のみに係止部2Vを形成してもよい。
また、係止部2Vとしては、上側嵌合部22(下側嵌合部23)の外周面に連続し、上部金具4の上半部41と下半部42との接合部近傍まで立ち上げられた外面(下部金具5の上半部51と下半部52との接合部近傍まで立ち上げられた外面)と、上部金具4の中心回りの回転に際して下半部42と干渉しないように(下部金具5の中心回りの回転に際して上半部51と干渉しないように)、下半部42(上半部51)の隣接する錐面と錐面とによる辺を母線とする略円錐台面状の内面とによって形成したものを例示したが、コンテナを吊り上げた際にその係合孔の内周面に係止して隅金具に対してコンテナ連結金具の不用意な回転を規制できればよく、このような形状に限定されるものではない。例えば、上側嵌合部22の上面(下側嵌合部23の下面)からピン状や周壁状に突出するものなどであっても構わない。
本発明は、その主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、前記の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんらの拘束もされない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
なお、この出願は、日本で2008年4月16日に出願された特願2008−106885に基づく優先権を請求する。その内容はこれに言及することにより、本出願に組み込まれるものである。また、本明細書に引用された文献は、これに言及することにより、その全部が具体的に組み込まれるものである。

Claims (4)

  1. コンテナの隅金具の係合孔に嵌合可能な上側嵌合部および下側嵌合部を有する金具本体と、
    金具本体に回転自在に支持されたシャフトと、
    シャフトの上端および下端にそれぞれ上方から見てX字状に交差するように、かつシャフトの軸心と中心が一致するように一体に連結されて、前記隅金具にその係合孔を通して係合可能な上部金具および下部金具と、
    シャフトと金具本体間に設けられ、上部金具および下部金具を前記隅金具に係合する位置に回動するように付勢するバネ手段とを備え、
    上部金具の下半部および下部金具の上半部は、前記隅金具の係合孔を介して押圧された際、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成され、
    上下のコンテナの各隅金具に、上部金具および下部金具が、それぞれバネ手段を介して係合した状態で上側コンテナを吊り上げた際、上側コンテナの隅金具の係合孔を介して上部金具の下半部に、および下側コンテナの隅金具の係合孔を介して下部金具の上半部に、コンテナの荷重が作用し、
    上部金具および下部金具がバネ手段の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回動し、上部金具が上側コンテナの隅金具に係合する状態で下部金具が下側嵌合部と重なる位置まで回動することを特徴とするコンテナ連結金具。
  2. コンテナの隅金具の係合孔に嵌合可能な上側嵌合部および下側嵌合部を有する金具本体と、
    金具本体に回転自在に支持されたシャフトと、
    シャフトの上端および下端にそれぞれ上方から見てX字状に交差するように、かつシャフトの軸心と中心が一致するように一体に連結されて、前記隅金具にその係合孔を通して係合可能な上部金具および下部金具と、
    シャフトと金具本体間に設けられ、上部金具および下部金具を前記隅金具に係合する位置に回動するように付勢するバネ手段とを備え、
    上部金具の下半部および下部金具の上半部は、前記隅金具の係合孔を介して押圧された際、それぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回転力が付与される形状に形成され、
    少なくとも上側嵌合部の上面には、前記隅金具の係合孔の内周面に係止可能な係止部が、上部金具の回転に干渉しないように形成され、
    上下のコンテナの各隅金具に、上部金具および下部金具が、それぞれバネ手段を介して係合した状態で上側コンテナを吊り上げた際、上側嵌合部の係止部が上側コンテナの隅金具の係合孔の内周面に係止して、上側コンテナの隅金具の係合孔を介して上部金具の下半部に、および下側コンテナの隅金具の係合孔を介して下部金具の上半部に、コンテナの荷重が作用し、
    上部金具および下部金具がバネ手段の付勢力に抗してそれぞれ上側嵌合部および下側嵌合部と重なる方向に回動し、上部金具が上側コンテナの隅金具に係合する状態で下部金具が下側嵌合部と重なる位置まで回動することを特徴とするコンテナ連結金具。
  3. 請求項1または2記載のコンテナ連結金具において、
    前記シャフトを回動させる操作部材が設けられていることを特徴とするコンテナ連結金具。
  4. 請求項1または2記載のコンテナ連結金具において、
    前記シャフトの回動位置を目視可能なフラグが設けられていることを特徴とするコンテナ連結金具。
JP2010508125A 2008-04-16 2009-01-30 コンテナ連結金具 Active JP5368429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010508125A JP5368429B2 (ja) 2008-04-16 2009-01-30 コンテナ連結金具

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008106885 2008-04-16
JP2008106885 2008-04-16
JP2010508125A JP5368429B2 (ja) 2008-04-16 2009-01-30 コンテナ連結金具
PCT/JP2009/051596 WO2009128284A1 (ja) 2008-04-16 2009-01-30 コンテナ連結金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009128284A1 true JPWO2009128284A1 (ja) 2011-08-04
JP5368429B2 JP5368429B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=41198985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010508125A Active JP5368429B2 (ja) 2008-04-16 2009-01-30 コンテナ連結金具

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8348564B2 (ja)
EP (1) EP2269920B1 (ja)
JP (1) JP5368429B2 (ja)
CN (1) CN102007053B (ja)
DK (1) DK2269920T3 (ja)
HK (1) HK1152284A1 (ja)
TW (1) TWI488786B (ja)
WO (1) WO2009128284A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG11201400467XA (en) * 2011-09-09 2014-04-28 David Robin Bean A locking assembly
DE202012101261U1 (de) * 2012-04-05 2012-05-11 Sec Ship's Equipment Centre Bremen Gmbh Kuppelstück zum miteinander Verbinden zweier übereinander gestapelter Container
FI124229B (fi) * 2012-12-21 2014-05-15 Macgregor Finland Oy Konttilukko
US9463732B2 (en) 2014-02-19 2016-10-11 Mi-Jack Products, Inc. Latching system for automatic securement of a container to a container chassis
US9387792B2 (en) 2014-02-19 2016-07-12 Mi-Jack Products, Inc. Latching system for automatic securement of a container to a container chassis
US9340146B2 (en) 2014-02-19 2016-05-17 Mi-Jack Products, Inc. Front pin latching system for automatic securement of a container to a container chassis
CN105980204A (zh) * 2014-02-19 2016-09-28 米杰克产品有限公司 用于将集装箱自动固定至集装箱底盘车的前销闩锁系统
US9809358B2 (en) 2014-10-16 2017-11-07 Mi-Jack Products, Inc. Self-latching interbox connector for automatic securement of a top container to a bottom container
WO2016163012A1 (ja) 2015-04-09 2016-10-13 港製器工業株式会社 コンテナ固定装置
US11155404B2 (en) * 2015-11-17 2021-10-26 Eric Pedersen Coupler for coupling a crab pot with another crab pot, and related systems and methods
KR101787427B1 (ko) * 2015-12-03 2017-10-19 조현일 트레일러용 컨테이너의 다기능 록킹장치
US20170158110A1 (en) * 2015-12-03 2017-06-08 Hyon IL JO Locking apparatus of container for trailer
US9969318B2 (en) 2016-04-27 2018-05-15 Mi-Jack Products, Inc. Locking system for securing a container
TWI626200B (zh) * 2017-08-03 2018-06-11 Formosa Forges Corp Container coupling device
US11006660B2 (en) * 2017-08-18 2021-05-18 Nusia Foods LLC Stackable food formation device for freezing solid or liquid food items
US11685353B2 (en) 2021-01-05 2023-06-27 Mi-Jack Products, Inc. Systems and method for securement of a container to a vehicle having a brake system
US11752924B2 (en) 2021-01-05 2023-09-12 Mi-Jack Products, Inc. Latching device and method for automatic securement of a container to a container chassis
CN114954802B (zh) * 2022-06-14 2023-08-22 昆山吉海实业有限公司 一种特殊集装箱的系固方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847027Y2 (ja) * 1979-05-02 1983-10-26 株式会社 三和 コンテナ連結装置
JPS55158833A (en) 1979-05-30 1980-12-10 Toyota Motor Corp Straightening die
JPS5848432B2 (ja) * 1979-06-16 1983-10-28 株式会社 三和 コンテナ連結装置
US4626155A (en) * 1986-01-13 1986-12-02 Maclean-Fogg Company Automatic container securement device with a spring biased, cam surfaced head
JPH0741945B2 (ja) 1987-11-07 1995-05-10 株式会社三和 コンテナ連結装置
SE467459B (sv) 1990-09-25 1992-07-20 Allset Marine Lashing Ab Vridlaas foer hoernlaadorna till containrar
US5183375A (en) 1991-01-18 1993-02-02 Stoughton Trailers, Inc. Container stacking apparatus
GB2290825B (en) 1994-06-25 1996-12-18 Kenneth Reynard Container clamping device
GB9508439D0 (en) 1994-06-25 1995-06-14 Reynard Kenneth Container clamping device
AU687217B2 (en) * 1994-08-18 1998-02-19 Ture Nyholm Automatic twistlock
DE19504635A1 (de) 1994-08-19 1996-02-22 Macgregor Conver Gmbh Kuppelstück zur lösbaren Verbindung von Containern
AUPN857796A0 (en) * 1996-03-11 1996-04-04 Nyholm, Ture A semi-automatic twistlock
US6519816B1 (en) * 2001-08-28 2003-02-18 Taiyo Seiki Iron Works Co., Ltd. Container coupling device
DE29903446U1 (de) * 1999-02-26 1999-06-10 German Lashing Robert Boeck Gm Verriegelungsvorrichtung zum Verbinden von Containern
CN1165469C (zh) * 1999-11-11 2004-09-08 上海三都机械有限公司 集装箱运输用自动锁
JP4423144B2 (ja) 2004-09-10 2010-03-03 大洋製器工業株式会社 ツイスト式コンテナ連結具
DK1893508T3 (da) 2005-06-21 2009-07-06 Cargotec Finland Oy Fuldautomatisk vridelås
US7484918B2 (en) * 2006-03-10 2009-02-03 John Basco Brewster Container securement device and system
CN101058363A (zh) * 2006-04-18 2007-10-24 欧赛特海洋运输公司 用于联接装置的安全锁
CN200985184Y (zh) * 2006-12-14 2007-12-05 昆山吉海实业公司 扭锁
JP5002272B2 (ja) 2007-01-22 2012-08-15 大洋製器工業株式会社 全自動式コンテナ連結具

Also Published As

Publication number Publication date
TW200946419A (en) 2009-11-16
WO2009128284A1 (ja) 2009-10-22
EP2269920B1 (en) 2014-07-30
EP2269920A4 (en) 2012-06-20
DK2269920T3 (da) 2014-08-25
JP5368429B2 (ja) 2013-12-18
US8348564B2 (en) 2013-01-08
CN102007053B (zh) 2012-09-05
HK1152284A1 (en) 2012-02-24
TWI488786B (zh) 2015-06-21
CN102007053A (zh) 2011-04-06
US20110036742A1 (en) 2011-02-17
EP2269920A1 (en) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5368429B2 (ja) コンテナ連結金具
US7721395B2 (en) Automatic container coupling tool
EP1893508B1 (en) Fully automatic twistlock
EP2055527B1 (en) Automatic bottom lock
US7905528B2 (en) Spreader frame for cargo container
US20220177020A1 (en) Industrial cart comprising a mother or primary cart and a secondary or daughter cart
KR20110066937A (ko) 화물선에 사용되는 컨테이너들을 결합하기 위한 결합장치
CN102149617B (zh) 通用集装箱锁定系统
US20150203287A1 (en) Coupler for coupling two containers stacked on top of one another, especially aboard a ship
US20140359977A1 (en) Locking Assembly
JPWO2009069226A1 (ja) コンテナ用連結金具
KR100310020B1 (ko) 콘테이너연결구
JP4290171B2 (ja) 荷吊りロープを自己放出する自動フック
US5292163A (en) Hook apparatus for lifting a heavy object
TW201249682A (en) System and method of loading and unloading containers
US20170129697A1 (en) Interconnect for freight containers
JP5002272B2 (ja) 全自動式コンテナ連結具
WO2006016851A1 (en) Lifting method and apparatus
JP2015081114A (ja) セミオートロック式コンテナ連結具の解除治具
JP3850947B2 (ja) コンテナ連結具
JPH068159Y2 (ja) 親子リフトの配管等用仮止具
JPH0537996Y2 (ja)
JP3822944B2 (ja) コンテナ連結具
JPH11301964A (ja) 重量物吊上げ用フック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5368429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250