JPWO2009128222A1 - 受信装置と、これを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

受信装置は、局部発振信号を生成する発振部と、その局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部と、周波数変換部の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタと、フィルタの出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部と、AD変換部の出力側若しくはフィルタとAD変換部との間に接続されて信号レベルを検出する前段検出部と、前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、フィルタのカットオフ周波数を制御する制御部とを備える。例えば、複数周波数帯域を受信することでAD変換部のダイナミックレンジより大きな信号が受信装置に入力されたとしても、AD変換部に入力される信号レベルをAD変換部のダイナミックレンジ以下にすることができる。

Description

本発明は、信号を受信する受信装置とこれを用いた電子機器に関する。
図17は特許文献1に記載されている従来の受信装置101のブロック図である。図17において、従来の受信装置101は、局部発振信号を生成する複数の発振部102A、102Bと、発振部102A、102Bが生成した局部発振信号を用いて1チャンネル若しくは複数チャンネルの受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部103と、周波数変換部103の出力側に接続されたフィルタ104と、フィルタ104が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部105と、AD変換部105の出力側に接続された複数の帯域通過フィルタ110、111と、帯域通過フィルタ110、111の出力側に接続された復調部120とを備える。
従来の受信装置101は、複数の発振部102A、102Bを用いて単一の周波数変換部103で周波数変換を行うことにより、複数チャンネルの信号を同時に受信することができる。
従来の受信装置101において、複数の信号を同時に受信するために、複数の発振部102A、102Bを同時に用いていたので、回路規模及び消費電力が大きくなるという問題がある。
特開2004−357025号公報
受信装置は、局部発振信号を生成する発振部と、その局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部と、周波数変換部の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタと、フィルタの出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部と、AD変換部の出力側若しくはフィルタとAD変換部との間に接続されて信号レベルを検出する前段検出部と、前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、フィルタのカットオフ周波数を制御する制御部とを備える。
例えば、複数周波数帯域を受信することでAD変換部のダイナミックレンジより大きな信号が受信装置に入力されたとしても、AD変換部に入力される信号レベルをAD変換部のダイナミックレンジ以下にすることができる。
また、受信装置は、局部発振信号を生成する発振部と、その局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号をIF信号に周波数変換する周波数変換部と、周波数変換部の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタと、フィルタの出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部と、AD変換部の出力側若しくはフィルタとAD変換部との間に接続されて信号レベルを検出する前段検出部と、前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、フィルタのカットオフ周波数を制御する制御部と、AD変換部の出力側に接続された第1帯域通過フィルタと、第1帯域通過フィルタの出力側に接続された第1復調部と、AD変換部の出力側に接続されて前記第1帯域通過フィルタと通過周波数帯域が異なる第2帯域通過フィルタと、第2帯域通過フィルタの出力側に接続された第2復調部とを備える。
この受信装置は、複数の受信周波数帯域を同時に復調することができ、例えば、選局時間の短縮効果がある。
また、この受信装置は1つの発振部で、同時に複数周波数帯域の信号を受信することができ、その回路規模を削減させることができる。
図1は本発明の実施の形態1における受信装置のブロック図である。 図2は実施の形態1における受信装置のフィルタの回路図である。 図3は実施の形態1における受信装置の制御のフローを示す。 図4は実施の形態1における受信装置のフィルタの通過帯域と受信信号の周波数配置を示す。 図5は実施の形態1における受信装置のフィルタの通過帯域と受信信号の周波数配置を示す。 図6は実施の形態1における他の受信装置のブロック図である。 図7は実施の形態1におけるさらに他の受信装置のブロック図である。 図8は実施の形態1における受信装置のAD変換部のダイナミックレンジの内訳を示す。 図9Aは実施の形態1におけるさらに他の受信装置のブロック図である。 図9Bは実施の形態1におけるさらに他の受信装置のブロック図である。 図10Aは実施の形態1におけるさらに他の受信装置のブロック図である。 図10Bは実施の形態1におけるさらに他の受信装置のブロック図である。 図11は実施の形態1における受信装置の他のフィルタの通過帯域と受信信号の周波数配置を示す。 図12Aは実施の形態1における受信装置の他のフィルタのブロック図である。 図12Bは実施の形態1における受信装置のさらに他のフィルタのブロック図である。 図12Cは実施の形態1における受信装置を搭載した電子機器のブロック図である。 図13は本発明の実施の形態2における受信装置のブロック図である。 図14は実施の形態2における他の受信装置のブロック図である。 図15は実施の形態2における受信装置のフィルタの通過特性と受信信号の周波数配置を示す。 図16Aは実施の形態2における受信装置のフィルタの通過特性と受信信号の周波数配置を示す。 図16Bは実施の形態2における受信装置を搭載した電子機器のブロック図である。 図17は従来の受信装置のブロック図である。
符号の説明
1 受信装置
2 発振部
3 周波数変換部
4 フィルタ
5 AD変換部
6 前段検出部
7 制御部
8 可変利得増幅部
13 受信装置
14 受信装置
40 帯域通過フィルタ
50 減衰部
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の受信装置1のブロック図である。図1において、受信装置1は、例えば、地上デジタルテレビ放送を受信する受信装置であり、局部発振信号を生成する発振部2と、この発振部2が生成した局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部3と、周波数変換部3の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタ4と、フィルタ4の出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部5と、AD変換部5の出力側に接続されて信号レベルを検出する前段検出部6と、前段検出部6が検出した信号レベルに基づいて、フィルタ4のカットオフ周波数を制御する制御部7とを備える。AD変換部5の入力端がフィルタ4の出力側に接続されている。以下、受信装置1は受信信号の一例として、地上デジタルテレビ放送を受信する受信装置であるとして、動作説明を行う。
なお、以下においては、周波数帯域として地上デジタルテレビ放送で規定されるチャンネルを例として説明する。
ただし、地上デジタルテレビ放送においては、チャンネルをさらに分割した周波数帯域をセグメントと呼ぶ場合があるが、実施の形態においては、複数チャンネルを受信する場合と異なるところはない。従って、本発明は、複数セグメントを受信する場合にも適用できる。
また、同じ番組を時間的に分割して送受信を行う時間スライシング(TS)方式や、時間のみならず周波数方向にも番組を分割して送受信を行う時間周波数スライシング(TFS)方式という間欠受信方法がデジタルテレビ放送方式の一つとして検討されている。この場合には、特定の番組が複数の周波数帯域に分割して伝送されるが、このTFS方式の放送を受信する際にも、実施の形態は適用することができる。
図2はフィルタ4の回路図である。フィルタ2は能動素子を用いた楕円関数フィルタである。フィルタ4のカットオフ周波数fcは式1で示すことができる。
fc=1/(2・π)・{1/(R・R・C・C)}1/2 …(式1)
このように、図2における定数R、R、C、Cを切り替えることで、フィルタ4のカットオフ周波数fcを制御することができる。例えば、図2に示すコンデンサの値C、Cを可変にするために、電圧制御型の可変容量コンデンサを用いたり、容量の違う数種類のコンデンサをスイッチを用いて切り替えたりしている。
また、受信装置1では、例えば、制御部7、以前に記憶した前段検出部6の検出結果や予め設定した基準値を示すデータを記憶し、このデータと前段検出部6から出力された信号レベルとを比較する。
図3は、複数のチャンネルを同時に受信可能にする受信装置1の、制御のフローを示す。図4はフィルタ4の通過帯域と受信信号の周波数配置を示す。図4に示すように、中間周波数(IF)帯における1つ目の受信チャンネルCH_1と、2つ目の受信チャンネルCH_2が隣り合っている。また、フィルタ4のカットオフ周波数を変更して延長し、通過帯域幅Wpが制御できる。図3において、受信装置1は、例えば地上デジタルテレビ放送の受信を開始する(ステップS1)。そして、受信装置1の制御部7は、ユーザからの選局指令を監視し(ステップS2)、ユーザからチャンネル切り替えの要求があったか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3においてその要求がなければステップS2に戻り、制御部7はユーザからの選局指令を監視する。ステップS3にてユーザからのチャンネル切り替え要求があると制御部が判定すると、発振部2と周波数変換部3を用いて、受信信号を高周波数(RF)帯からIF帯へダウンコンバートする(ステップS4)。そして、制御部7は、所望のチャンネルCH_1の信号のみが通過するようにフィルタ4のカットオフ周波数f1を設定する(ステップS4)。この後、前段検出部6は、AD変換部5でデジタル値に変換された所望のチャンネルCH_1の信号の信号レベルL1を検出し、制御部7は、レベルL1を記憶する(ステップS4)。次に、制御部7は、フィルタ4のカットオフ周波数fcを変更して延長し、通過帯域幅Wpを幅Wp1から幅Wp2に延長してカットオフ周波数fcをカットオフ周波数f2に設定し、次のチャンネルCH_2もフィルタ4を通過できるようにする。また、前段検出部6が2つのチャンネルCH_1、CH_2の受信信号の合計の信号レベルL2を検知し、制御部7は、その信号レベルL2を記憶する(ステップS5)。その後、制御部7は、信号レベルL2がAD変換部5のダイナミックレンジDAD以下であるかを判定する(ステップS6)。ステップS6で、信号レベルL2がAD変換部5のダイナミックレンジDADを超えたと制御部7が判定した場合、制御部7は、2つの信号の同時受信は不可能と判断し、チャンネルCH_1の信号のみを受信しチャンネルCH_2の信号を受信しないようにカットオフ周波数fcを周波数f2から周波数f1に戻し、ステップS2においてユーザの選局指令を監視する。また、2つの受信信号のレベルの差が大きい場合、同時受信は困難である。したがって、ステップS6にて信号レベルL2がAD変換部5のダイナミックレンジDAD以下であると制御部7が判定した場合、レベルL1とL2の差が基準範囲内であるかの判定を行う(ステップS7)。ここで、図4に示すように、2つのチャンネルCH_1、CH_2の信号を受信する場合、2つのチャンネルの信号のレベルが等しければ信号レベルL2は1チャンネルの受信と比べ2倍の電力となるので、合計の受信電力は3dB上がる。よって、ステップS7における基準範囲を例えば2dB〜4dBとする。次に、制御部7は、信号レベルL1、L2の差がこの基準範囲内であれば2つの信号を同時受信できると判定し、フィルタ4のカットオフ周波数fcを周波数f2のまま固定し、ステップS2にてユーザの選局指令を監視する。制御部7は、レベルL1、L2の差が基準範囲外と判定すれば、フィルタ4のカットオフ周波数fcを周波数f1に戻し(ステップS8)、ステップS2にてユーザの選局指令を監視する。
上記制御により、例えば、複数チャンネルを受信することでAD変換部5のダイナミックレンジDADより大きな信号が受信装置1に入力されたとしても、制御部7がフィルタ4のカットオフ周波数fcを制御することにより、AD変換部5に入力される信号レベルをダイナミックレンジDAD以下にすることができる。即ち、制御部7が上記制御を行うことにより、受信装置1が少なくとも1つの発振部2を有する構成でも、同時に複数チャンネルの信号を受信可能にすることができる。その結果、受信装置1の回路規模を削減させることができる。
また、前段検出部6は、AD変換部5の出力側に接続されている場合、AD変換部5の出力レベルをデジタル値で検出することにより、その値を保持し、その出力レベルを以前のデータや予め設定したデータと容易に比較することができ、またフィルタ4のカットオフ周波数制御の精度も容易に可変にすることができるという効果がある。さらにデジタル値の検出や制御はデジタル回路で構成可能であり、受信装置1の小型化に役立つ。
尚、図4では隣り合う複数チャンネルを示したが、複数チャンネルは必ずしも隣り合う必要はなく、受信装置1は複数チャンネルが互いに離れていても上記構成にて受信は可能である。さらに、受信装置1は2つの受信信号を同時に受信するが、1チャンネル若しくは3チャンネル以上の同時に受信してもよい。図5は受信装置1のフィルタ4の通過帯域幅Wpと受信信号の周波数配置を示す。図5で示すように、カットオフ周波数fcを変更して延長することのできる限界である最高カットオフ周波数fc_maxより高い周波数のチャンネルの信号を受信装置1は同時受信することはできない。すなわち、フィルタ4の通過帯域幅Wpを延長できる限界である最大通過帯域幅Wp_maxに入らない周波数を有する2つのチャンネルの信号を受信装置1は同時受信することはできない。したがって、この場合には、制御部7は最初から上記フィルタ4のカットオフ周波数fcを変更して延長する制御を行わないことが望ましい。例えば、日本の地上デジタルテレビ放送や従来までのアナログテレビ放送のように、地域毎に予め放送局の周波数配置が決められている場合、受信装置1では、例えば、制御部7はチャンネル表を記憶する。制御部7は、記憶しているチャンネル表を参照し、受信しようとする任意の2つのチャンネル間の周波数の間隔がフィルタ4の最大通過帯域幅Wp_maxを超えていると判断すれば、フィルタ4のカットオフ周波数の延長による通過帯域幅Wpの延長の制御は行わない。また制御部7は、2つのチャンネル間の周波数の間隔がフィルタ4の最大通過帯域幅Wp_max内であれば、フィルタ4のカットオフ周波数fcの延長による通過帯域幅Wpの制御を行う。これにより、制御部7は消費電力を浪費することなく、より効率の良く信号を受信するように受信装置1を制御することが可能である。
図6は、実施の形態1による他の受信装置1Aのブロック図である。図6において、図1に示す受信装置1と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図6に示す受信装置1Aでは、前段検出部6は、フィルタ4とAD変換部5との間に接続されて、フィルタ4の出力レベルを検出する。これにより、AD変換部5に入力される信号レベルを概ね常にAD変換部5のダイナミックレンジDAD以下に制御でき、AD変換部5の歪みの影響を防ぐことが可能である。その結果、受信装置1Aの受信品質を向上させることができる。
図7は、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Bのブロック図である。図7において、図1に示す受信装置1と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図7に示す受信装置1Bは、フィルタ4とAD変換部5との間に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部8をさらに備える。制御部7は、前段検出部6が検出した信号レベルに基づいて、可変利得増幅部8の利得も制御する。AD変換部5に入力される信号レベルは、AD変換部5のダイナミックレンジDAD以下で、かつ信号の平均電力に対するピーク電力の比(PAPR)やフェージングなどによる電力変動に対するマージンを確保しつつ、量子化誤差が最も少なくなるような電力となるように、制御部7でフィルタ4のカットオフ周波数fcや可変利得増幅部8の利得を制御するのが望ましい。これにより、フィルタ4のカットオフ周波数fcに関わらず、常に略一定の入力レベルをAD変換部5に入力することができる。また、フィルタ4の出力する信号レベルを可変利得増幅部8の利得分低くできるので、フィルタ4が歪むことも抑えることができる。その結果、受信装置1の受信品質を向上させることができる。
例えば、現在の地上デジタルテレビ放送の受信においてAD変換部5として、分解能が10bitのAD変換部が用いられることが多い。受信信号は、1bitの分解能で略6dBの振幅を表現できる。例えば、分解能が10bitのAD変換部5のダイナミックレンジDADは60dB(=10)である。図8はAD変換部5のダイナミックレンジDADのうち、必要な最小限のダイナミックレンジDminの内訳を示す。ダイナミックレンジDminはダイナミックレンジD1〜D4の和である。図8に示すように、ダイナミックレンジD1は移動環境などにおけるフェージングマージンであり、実施の形態1では7dBである。ダイナミックレンジD2は、直交周波数分割多重(OFDM)信号のPAPRであり、実施の形態1では12dBである。ダイナミックレンジD3は、変調信号を復調するための所要キャリア対ノイズ(C/N)比であり、実施の形態1では19dBである。ダイナミックレンジD4は、AD変換部5でAD変換される際の量子化誤差の許容範囲を0.1dB以下にするための許容差で必要とされ、実施の形態1では17dBである。このように、必要な最小限のダイナミックレンジDminは55dBとなる。したがって、ダイナミックレンジDADが60dBのAD変換部5を使用すれば、60−55=5dBの余裕が得られる。つまり、実施の形態1による受信装置は、CH_1と同レベルのCH_2を受信しても合計の信号レベルが3dB上がるだけなので、AD変換部5のダイナミックレンジDADに5dBの余裕がある場合、少なくとも2チャンネルの信号を同時に受信できる可能性がある。また、移動しない固定された環境での受信のようにフェージングが発生しにくい環境においては、前述のフェージングマージンが要求されないため、実施の形態1による受信装置は3チャンネル以上の信号を同時受信することが可能となる。さらに、ΔΣ型のAD変換部のように、ダイナミックレンジが100dB以上あるAD変換部をAD変換部5に使用することによって、実施の形態1による受信装置は例えば10チャンネル以上のチャンネルの信号を同時に受信することが可能である。
また、前段検出部6は、AD変換部5の出力側に接続されている場合、AD変換部5の出力レベルをデジタル値で検出することにより、その値を保持し、その出力レベルを以前のデータや予め設定したデータと容易に比較することができ、またフィルタ4のカットオフ周波数fcを高精度に容易に制御することができるという効果がある。さらにデジタル値の検出や制御はデジタル回路で構成可能であり、受信装置の小型化に役立つ。
図9Aは、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Cのブロック図である。図9Aにおいて、図7に示す受信装置1Bと同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図9Aに示す受信装置1Cでは、前段検出部6はフィルタ4と可変利得増幅部8との間に接続されて、フィルタ4の出力レベルを検出する。これにより、例えば適切な閾値を設定してフィルタ4を制御することで可変利得増幅部8の飽和を防ぐことができる。また、例えば所望の帯域外に強電力の妨害信号がある場合、受信装置1Cでは所望の帯域外の信号を遮断できるので、可変利得増幅部8が飽和せずに済む。
図9Bは、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Dのブロック図である。図9Bにおいて、図7に示す受信装置1Bと同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図9Bに示す受信装置1Dでは、前段検出部6は可変利得増幅部8とAD変換部5との間に接続されて、可変利得増幅部8の出力レベルを検出する。この構成により、選局初期におけるAD変換部5の飽和を防ぐことができ、受信装置1Dの受信品質を向上させることができる。
図10Aは、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Eのブロック図である。図10Aにおいて、図7に示す受信装置1Bと同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。受信装置1Eでは、図10Aに示すように、可変利得増幅部8は周波数変換部3とフィルタ4との間に接続されて、周波数変換部3の出力レベルを増幅する。この構成により、フィルタ4の性能によっては、ノイズをホワイトノイズ付近にまで減衰させることができ、受信信号のC/N比をより大きくすることができるため、受信装置1E受信品質を向上させることができる。
図10Bは、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Fのブロック図である。図10Bにおいて、図10Aに示す受信装置1Eと同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。受信装置1Fでは。前段検出部6は、フィルタ4とAD変換部5との間に接続されている。この構成により、選局初期におけるAD変換部5の飽和を防ぐことができ、かつフィルタ4の性能によっては、ノイズをホワイトノイズ付近にまで減衰させることができ、受信信号のC/N比をより大きくすることができるため、受信装置1Eの受信品質を向上させることができる。
次に、フィルタ4の通過周波数帯域の周波数特性や、可変利得増幅部8の増幅する帯域の周波数特性がある場合の制御部7による制御について、以下説明する。一般的に、フィルタ4は通過帯域に周波数特性を持つことが多いため、制御部7はフィルタ4の周波数特性を予め記憶さし、フィルタ4の周波数特性に対してAD変換部5の入力レベルが略一定となるように可変利得増幅部8の利得を制御することが望ましい。その結果、より多くの受信チャンネルに渡って受信品質を向上させることができる。
図11は実施の形態1によるフィルタ4の代わりに用いられる他のフィルタ4Aの通過特性P1と受信信号の周波数配置を示す。図12Aはフィルタ4Aのブロック図である。チャンネルCH_1の信号の信号レベルはチャンネルCH_2の信号より小さい。図11では、信号レベルが受信チャンネルによって異なっている受信環境に受信装置1(1B〜1F)が置かれている。フィルタ4Aは、1つ若しくは複数の帯域通過フィルタ40と、1つ若しくは複数の減衰部50を備える。これにより、フィルタ4Aは図11に示す通過特性P1を有する。制御部7は図12Aに示す減衰部50の減衰量を調整することで、フィルタ4Aは図11に示す通過特性P1を得ることができる。制御部7は通過特性P1の特に通過損失の量を制御することにより、AD変換部5に入力される夫々のチャンネルの信号レベルを一定にすることができ、受信装置1(1B〜1F)の受信品質を向上させることができる。
図12Bは実施の形態1によるフィルタ4の代わりに用いられるさらに他のフィルタ4Bのブロック図である。フィルタ4Aはローパスフィルタ40Aとバンドリジェクトフィルタ40Bとを備える。バンドリジェクトフィルタ40Bは、任意の減衰帯域幅を有するノッチフィルタを有する。制御部7はチャンネルCH_1の信号とチャンネルCH_2の信号の双方を通過させるローパスフィルタ40Aの通過帯域幅と、信号レベルが大きいチャンネルCH_1の信号だけを減衰させてチャンネルCH_2の信号を減衰させないノッチフィルタの減衰帯域幅を適応的に制御する。これにより、信号レベルが比較的高いチャンネルCH_1の信号に起因するAD変換部5での歪は抑制され、信号レベルが比較的低いチャンネルCH_2の信号はAD変換部5でのC/N比を所要C/N比以上に改善することができる。したがって、フェージングの影響によって異なるチャンネルの振幅変動が大きい受信環境であっても受信装置1(1B〜1F)はその受信品質を向上させることが可能となり、複数チャンネルの信号を同時に受信することが可能となる。
尚、受信装置1(1B〜1F)は、RF帯の受信信号を発振部2と周波数変換部3を用いてIF帯にダウンコンバートしているが、RF信号をフィルタ4に直接入力させる構成としてもよい。このとき、フィルタ4はカットオフ周波数が急峻であるものを用い、AD変換部5は受信信号の周波数の2倍以上の高いサンプリング周波数で動作していることが好ましい。その結果、発振部2や周波数変換部3が不要となり、受信装置1(1B〜1F)の小型化に役立つ。また、受信装置1(1B〜1F)は、RF帯の受信信号を発振部2と周波数変換部3を用いてベースバンド信号に変換し、ダイレクトコンバージョン型の受信をしてもよい。その結果、イメージ除去用のフィルタを省略することができ、受信装置1(1B〜1F)の小型化に役立つ。
図12Cは実施の形態1による受信装置1(1B〜1F)を搭載した電子機器1001のブロック図である。電子機器1001は、受信装置1(1B〜1F)と、信号を受信するアンテナ1001Aとアンテナ1001Aに接続されたフィルタ1001Bと、フィルタ1001Bの出力端に接続された増幅部1001Cと、復調部1001Dと、復調部1001Dの出力端に接続されたデコード部1001Eと、デコード部1001Eの出力端に接続された表示装置1001Fとを備える。増幅部1001Cの出力端は図1に示す周波数変換部3に接続されている。AD変換部5の出力端は復調部1001Dに接続されている。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2による受信装置13のブロック図である。
図13において、受信装置13は、例えば、地上デジタルテレビ放送を受信する受信装置であり、局部発振信号を生成する発振部2と、発振部2が生成した局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部3と、周波数変換部3の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタ4と、フィルタ4の出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部5と、AD変換部5の出力側に接続されて信号レベルを検出する前段検出部6と、前段検出部6が検出した信号レベルに基づいて、フィルタ4のカットオフ周波数を制御する制御部7とを備える。受信装置13は、AD変換部5の出力側に接続され、第1の周波数帯域の信号のみを通過させる第1帯域通過フィルタ10、及び第2の周波数帯域の信号のみを通過させる第2帯域通過フィルタ11をさらに備える。受信装置1は、第1帯域通過フィルタ10を通過した第1の周波数帯域の信号を復調する第1復調部20、及び第2帯域通過フィルタ11を通過した第2の周波数帯域の信号を復調する第2復調部21をさらに備える。
また、受信装置13は、第1復調部20に接続された数値制御発振部(NCO)20Aと、第2復調部21に接続されたNCO21Aをさらに備える。NCO20A、21Aは、第1帯域通過フィルタ10あるいは第2帯域通過フィルタ11を通過した信号をベースバンド信号に変換する。
受信装置13が、複数の復調部20、21を有するので、複数の受信チャンネルを同時に復調することができ、例えば、選局時間の短縮効果がある。本実施の形態の受信装置13では、受信したいチャンネル数の復調部を備えておけば、受信チャンネル数の、発振部2、周波数変換部3、フィルタ4、可変利得増幅部8、及びAD変換部5を備える必要がなく、同時に複数のチャンネルを受信することができるので、小型化に役立つ。即ち、複数のチャンネルを同時に受信可能な受信装置において、規模が大きなアナログ回路であるAD変換部5より前段の回路を1本化することにより、小型化することができるのである。即ち、規模が小さなデジタル回路である帯域通過フィルタ10、11や復調部20、21を多段化しても回路規模はそれほど大きくはならないのである。
図14は実施の形態2による他の受信装置14のブロック図である。図14において、図13に示す受信装置13と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図14に示す受信装置14は、第1帯域通過フィルタ10と第1復調部20との間に接続されて第1の周波数帯域の信号の信号レベルを検出する第1後段検出部30と、第2帯域通過フィルタ11と第2復調部21との間に接続されて第2の周波数帯域の信号の信号レベルを検出する第2後段検出部31とをさらに備える。第1後段検出部30と第2後段検出部31のそれぞれの出力は制御部7に接続され、制御部7は、前段検出部6と第1後段検出部30と第2後段検出部31のそれぞれの検出値と予め設定した設定値とを比較し、その比較の結果に従ってフィルタ4と可変利得増幅部8を制御する。
次に、具体的な受信状況を想定した本発明の実施の形態2における受信装置14の動作について、図14を用いて説明する。ここで、受信信号の一例として、地上デジタルテレビ放送のチャンネルを受信することを想定し、また、受信チャンネルの周波数配置は既知であるとして動作説明をする。説明を簡単にするために、図14のように帯域通過フィルタ、後段検出部、復調部をそれぞれ2系統備えた、2チャンネルを同時に受信する受信装置について説明する。尚、本発明における受信装置14は、同時に受信したいチャンネル数に応じて、AD変換部5後段の帯域通過フィルタ、後段検出部、復調部を並列に複数系統持つことによって、3チャンネル以上の同時受信も可能である。
まず、図5で示すように、フィルタ4のカットオフ周波数fcを変更して延長する限界すなわち通過帯域幅Wpの延長の限界以上離れた位置にあるチャンネルの同時受信は不可能であるので、最初から上記フィルタ4のカットオフ周波数fcの延長すなわち通過帯域幅Wpの延長制御を行わないことが望ましい。例えば、日本の地上デジタルテレビ放送や従来までのアナログテレビ放送のように、地域毎に予め放送局の周波数配置が決められている場合、受信装置14は、例えば、制御部7はチャンネル表を記憶している。制御部7は、記憶しているチャンネル表を参照し、受信しようとする任意の2つのチャンネル間の周波数間隔がフィルタ4のカットオフ周波数fcの延長可能範囲を超えていると判断すれば、上記フィルタ4のカットオフ周波数fcの延長すなわち通過帯域幅Wpの延長は行わない。また、制御部7は、2つのチャンネル間の周波数間隔がカットオフ周波数fcの延長可能範囲内であれば、上記フィルタ4のカットオフ周波数fcの延長すなわち通過帯域幅Wpの延長制御を行う。前者の場合、フィルタ4は1チャンネル分の信号しか通過させないので、制御部7は、消費電力削減のため、第2帯域通過フィルタ11、第2後段検出部31、第2復調部21の少なくとも1つの回路をオフにする制御をすることが好ましい。
受信装置14では、図4のようにフィルタ4のカットオフ周波数fcの延長すなわち通過帯域幅Wpの延長制御可能範囲内の信号を受信する場合は、第1後段検出部30は第1帯域通過フィルタ10の通過周波数帯域のみを通過した信号の信号レベルを検出し、第2後段検出部31は第2帯域通過フィルタ11の通過周波数帯域のみを通過した信号の信号レベルを検出する。これにより、後段検出部30、31はより正確に各受信チャンネルの信号レベルを把握することができ、制御部7は夫々の受信信号レベルに応じてフィルタ4のカットオフ周波数fcを制御することができる。これにより、受信装置14の受信品質を向上させることができる。
また、制御部7は、第1復調部20から出力された受信品質を示す信号と第2復調部21から出力された受信品質を示す信号に基づいて、フィルタ4のカットオフ周波数を制御しても良い。この制御部7の制御について以下説明する。
図4に示すように、チャンネルCH_1とチャンネルCH_2の2つの信号のレベル差が基準範囲内であるとき、制御部7は、カットオフ周波数fcを周波数f1から周波数f2に延長して通過帯域幅Wpを幅Wp1から幅Wp2に延長するが、チャンネルCH_1の所要C/N比に余裕がなく、2つのチャンネルCH_1とCH_2の信号をAD変換した場合、AD変換部5における量子化誤差が増え、チャンネルCH_1の信号のC/N比が劣化して所要C/N比より小さくなり、結果としてチャンネルCH_1の信号の正確な復調ができなくなるような場合がある。このとき、制御部7は、第1後段検出部30で検出された第1の周波数帯域の信号レベルと第2後段検出部31で検出された第2の周波数帯域の信号レベルのみならず、第1復調部20と第2復調部21から出力された信号の例えばC/N比などの受信品質に応じて、フィルタ4のカットオフ周波数fcを変える。つまり、受信装置14は、一旦2つの受信チャンネルの同時受信を試みるも、受信環境が悪く2チャンネル同時受信は不可能と判断することができ、制御部7は、フィルタ4のカットオフ周波数fcを周波数f2から周波数f1に戻すことで、2つのチャンネルの信号を同時に受信可能な受信環境と、不具合が起こる受信環境に応じて適応的に制御を切り替え、AD変換部5のダイナミックレンジDADに近いレベルの信号をAD変換部5に入力させることが可能である。これにより、さらに受信装置14の受信品質を向上させることができる。
また、例えば、地上デジタルテレビ放送の復調において、所望の信号を復調する際には、選局されたチャンネルに発振周波数を合わせるための発振部2のロックアップ時間が略5msかかり、第1復調部20に入力された受信信号のフレーム同期を取る時間が500〜600ms程度かかり、これらの時間がチャンネル選局に時間がかかる要因の一つになっている。図15は受信装置14のフィルタ4の通過特性と受信信号の周波数配置を示す。上記チャンネル選局時間の短縮方法として、2つの信号が図15のように、チャンネルCH_2の信号のレベルに比べチャンネルCH_1の信号のレベルが大きく、2つの信号のレベルの差が基準範囲外となるような受信環境である場合について、制御部7の制御を説明する。このような受信環境において、チャンネルCH_2の信号のC/N比が所要C/N比より小さい場合には、チャンネルCH_2の信号は所定のレベルまで増幅される必要がある。フィルタ4のカットオフ周波数fcが周波数f2の場合には、同時にチャンネルCH_1の信号もフィルタ4を通過するので、これら2つの信号を可変利得増幅部8で増幅すると、信号レベルの大きいチャンネルCH_1の信号の増幅によって可変利得増幅部8が飽和する。この場合、チャンネルCH_2の信号の同時受信はせず、フィルタ4のカットオフ周波数fcを周波数f1に戻してもよいが、フィルタ4のカットオフ周波数fcは周波数f2で固定したまま2つの信号を受信してもよい場合もある。つまり、カットオフ周波数fcが周波数f2のときは、チャンネルCH_2の信号のレベルが小さいので、チャンネルCH_2の信号のC/N比は所要C/N比より小さくなり正確に復調することはできないが、第2復調部21においてチャンネルCH_2の同期だけは確立することができる、という可能性がある。
図16Aは受信装置13、14のフィルタ4の通過特性P2と受信信号の周波数配置を示す。フィルタ4は少なくとも1チャンネルの通過帯域幅を有したバンドパスフィルタであり、初めはチャンネルCH_1を選局していたユーザがチャンネルCH_2を視聴したい場合、制御部7は、ユーザからのチャンネルCH_2への選局指令を受けた後、発振部2の発振周波数を変えることなく、図16Aのように、フィルタ4の通過帯域を2つのチャンネルCH_1とCH_2の通過帯域幅から、チャンネルCH_2だけの通過帯域幅となるように制御する。そして、制御部7はフィルタ4を通過したチャンネルCH_2の信号のレベルをAD変換部5の入力の最適なレベルになるように、可変利得増幅部8の制御をすることにより、発振部2の発振周波数を変化させることなくチャンネルCH_2を視聴できる。これにより、改めてチャンネルCH_2の信号だけを受信するために要する上述した発振部2のロックアップ時間や、復調部20におけるフレーム同期時間などをなくすことができるので、改めてチャンネルCH_1からチャンネルCH_2に発振部2の発振周波数を合わせる動作に比べ、はるかにスムーズな選局ができる。この方法により、選局時間の短縮ができ、ユーザの選局時間にかかるストレスを軽減することができる。また、フィルタ4は必ずしもバンドパスフィルタとする必要はなく、図12のように、1つ若しくは複数の帯域通過フィルタ40と、1つ若しくは複数の減衰部50を備え、図11に示す通過特性P1を有するように制御部7はフィルタ4を制御してもよい。
尚、図14の受信装置14において、第1後段検出部30は第1復調部20の任意の場所から信号を検出する構成としてもよい。同様に第2後段検出部31も第2復調部21の任意の場所から信号を検出する構成としてもよい。さらに、第1後段検出部30、第2後段検出部31は例えば信号のレベルだけでなく、C/N比、ビタビ復号後のビット誤り率(BER)などの信号品質を示す品質値を検出し、制御部7で比較値と比較する構成としてもよく、制御部7は受信環境に応じて、あるいはより信頼性を増すように、適応的に検出信号や検出方法を切り替える構成としてもよい。例えば、第1後段検出部30及び第2後段検出部31は、第1復調部20及び第2復調部21内部から受信信号のC/N比を検出し、制御部7は、所要C/N比より小さいC/N比を有する信号の受信動作を停止する、という制御と、第1後段検出部30及び第2後段検出部31は、第1復調部20及び第2復調部21内部からビタビ復号後BERの値を検出し、制御部7は、所定の値より小さい値のBERを有する信号の受信動作を停止する、という動作の切り替えをユーザや回路設計者によって設定することで、受信装置13、14の受信環境に応じて、受信品質を向上させることができ、消費電力の削減にも役立つ。
尚、上記の具体的な動作説明において、受信信号は地上デジタルテレビ放送に限らない。また、受信チャンネルの周波数配置が未知である場合、受信装置13、14は、チャンネルサーチを高速に行うことが可能である。従来のチャンネルサーチは、例えば日本のテレビ放送は1〜62チャンネルまであるため、局部発振信号の周波数のロックアップ時間が5msであり、復調部20、21のフレーム同期時間が500msである場合に、全局サーチをする場合、少なくとも31s(≒62×(5+500))の時間がかかる。受信装置13、14はフィルタ4のカットオフ周波数の制御によって増加する受信信号のレベル(電力)を検出するので、信号のフレーム同期を待つ時間が短縮できる。日本の地上デジタルテレビ放送において、信号の伝送には直交周波数分割多重(OFDM)方式を用いており、有効シンボル長は略1msである。受信信号のレベル(電力)の測定時間を有効シンボル長の1msとした場合、1チャンネルのサーチ時間は、発振周波数のロックアップ時間の5msと合わせて6msしかかからず、全チャンネルのサーチを行っても0.4s(≒6×62)しかかからない。さらに、全チャンネルにテレビ信号が存在するわけではないため、受信装置13、14におけるフィルタ4のカットオフ周波数fcを延長して通過帯域幅の延長を行うことにより、チャンネルが存在しない周波数に発振周波数を合わせる必要がなくなり、さらにチャンネルサーチを早く行うことができる。このとき、受信装置13、14では、制御部7は地域毎にサーチしたチャンネルの周波数配置を記憶することが望ましい。この方法によって、チャンネルサーチを以前に行ったことがある地域の全局チャンネルサーチ動作を省略することができ、チャンネルサーチ時間の短縮につながる。
また、フィルタ4のカットオフ周波数の制御もチャンネル毎に変えるという方法だけに限らない。つまり、フィルタ4のカットオフ周波数の制御は、チャンネルの周波数帯域ステップで伸縮させる制御には限らず、容量可変コンデンサなどの連続的に周波数を変えられる素子を用いて、フィルタ4のカットオフ周波数fcを徐々に延長して通過帯域幅を徐々に延長させて信号のレベルを検出する方法としても構わない。この方法により、フィルタ4のカットオフ周波数fcの延長によって強電力が急激に入力されて可変利得増幅部8が飽和するのを防ぐことが可能である。
さらに、受信装置13、14において、AD変換部5の出力側に接続された帯域通過フィルタと、この帯域通過フィルタを通過した信号を復調する復調部がそれぞれ2系統ある構成としたが、ユーザや設計者の要求チャンネル数、コスト、受信装置のサイズ等に応じて1系統若しくは3系統以上の構成としてもよい。また、AD変換部5の出力側に接続された複数の帯域通過フィルタの出力を切り替え、1つの復調部で復調作業を行う構成としてもよい。さらに、受信装置14において、後段検出部も1つ若しくは複数有する構成としてもよい。
尚、受信装置13、14では可変利得増幅部8は、フィルタ4とAD変換部5との間に接続された構成で示したが、上述した理由により、可変利得増幅部8がない構成や、可変利得増幅部8は、周波数変換部3とフィルタ4との間に接続された構成としてもよい。さらに、受信装置13、14では前段検出部6は、AD変換部5の出力側に接続された構成で示したが、上述した理由により、前段検出部6は、フィルタ4とAD変換部5との間に接続された構成としてもよい。
また、例えば、前述した欧州デジタルテレビ放送規格として検討されているTFS方式において、同じ番組を視聴するのに、周波数が切り替わるため、複数のチューナを用いることが検討されている。本発明を用いて、信号の受信を行うことで、同時に異なる周波数のチャンネルを受信することができるので、受信装置は複数のチューナを持つ必要がなく、小型化に繋がる。
図16Bは実施の形態2による受信装置13(14)を搭載した電子機器1002のブロック図である。電子機器1002は、受信装置13(14)と、信号を受信するアンテナ1002Aと、アンテナ1002Aに接続されたフィルタ1002Bと、フィルタ1002Bの出力端に接続された増幅部1002Cと、デコード部1002Eと、デコード部1002Eに接続された表示装置1002Fとを備える。増幅部1002Cの出力端は図13や図14に示す周波数変換部3に接続されている。第1復調部20の出力端はデコード部1001Eの入力端に接続されている。
本発明の受信装置は、受信性能を向上させることができ、デジタルテレビ放送受信機器等の電子機器に利用することができる。
図2はフィルタ4の回路図である。フィルタは能動素子を用いた楕円関数フィルタである。フィルタ4のカットオフ周波数fcは式1で示すことができる。
図7は、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Bのブロック図である。図7において、図1に示す受信装置1と同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。図7に示す受信装置1Bは、フィルタ4とAD変換部5との間に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部8をさらに備える。制御部7は、前段検出部6が検出した信号レベルに基づいて、可変利得増幅部8の利得も制御する。AD変換部5に入力される信号レベルは、AD変換部5のダイナミックレンジDAD以下で、かつ信号の平均電力に対するピーク電力の比(PAPR)やフェージングなどによる電力変動に対するマージンを確保しつつ、量子化誤差が最も少なくなるような電力となるように、制御部7でフィルタ4のカットオフ周波数fcや可変利得増幅部8の利得を制御するのが望ましい。これにより、フィルタ4のカットオフ周波数fcに関わらず、常に略一定の入力レベルをAD変換部5に入力することができる。また、フィルタ4の出力する信号レベルを可変利得増幅部8の利得分低くできるので、フィルタ4が歪むことも抑えることができる。その結果、受信装置1Bの受信品質を向上させることができる。
図10Bは、実施の形態1によるさらに他の受信装置1Fのブロック図である。図10Bにおいて、図10Aに示す受信装置1Eと同じ部分には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。受信装置1Fでは前段検出部6は、フィルタ4とAD変換部5との間に接続されている。この構成により、選局初期におけるAD変換部5の飽和を防ぐことができ、かつフィルタ4の性能によっては、ノイズをホワイトノイズ付近にまで減衰させることができ、受信信号のC/N比をより大きくすることができるため、受信装置1Fの受信品質を向上させることができる。
次に、フィルタ4の通過周波数帯域の周波数特性や、可変利得増幅部8の増幅する帯域の周波数特性がある場合の制御部7による制御について、以下説明する。一般的に、フィルタ4は通過帯域に周波数特性を持つことが多いため、制御部7はフィルタ4の周波数特性を予め記憶、フィルタ4の周波数特性に対してAD変換部5の入力レベルが略一定となるように可変利得増幅部8の利得を制御することが望ましい。その結果、より多くの受信チャンネルに渡って受信品質を向上させることができる。
図12Bは実施の形態1によるフィルタ4の代わりに用いられるさらに他のフィルタ4Bのブロック図である。フィルタ4Bはローパスフィルタ40Aとバンドリジェクトフィルタ40Bとを備える。バンドリジェクトフィルタ40Bは、任意の減衰帯域幅を有するノッチフィルタを有する。制御部7はチャンネルCH_1の信号とチャンネルCH_2の信号の双方を通過させるローパスフィルタ40Aの通過帯域幅と、信号レベルが大きいチャンネルCH_1の信号だけを減衰させてチャンネルCH_2の信号を減衰させないノッチフィルタの減衰帯域幅を適応的に制御する。これにより、信号レベルが比較的高いチャンネルCH_1の信号に起因するAD変換部5での歪は抑制され、信号レベルが比較的低いチャンネルCH_2の信号はAD変換部5でのC/N比を所要C/N比以上に改善することができる。したがって、フェージングの影響によって異なるチャンネルの振幅変動が大きい受信環境であっても受信装置1(1B〜1F)はその受信品質を向上させることが可能となり、複数チャンネルの信号を同時に受信することが可能となる。

Claims (14)

  1. 局部発振信号を生成する発振部と、
    前記局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換部の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタと、
    前記フィルタの出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部と、
    前記AD変換部の出力側若しくは前記フィルタと前記AD変換部との間に接続されて信号レベルを検出する前段検出部と、
    前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記フィルタのカットオフ周波数を制御する制御部と、
    を備えた受信装置。
  2. 前記前段検出部は前記AD変換部の出力側に接続された、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記前段検出部は前記フィルタと前記AD変換部との間に接続された、請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記受信装置が前記フィルタのカットオフ周波数を延長することのできる限界以上の周波数間隔だけ離れた位置にある複数の周波数帯域の信号を同時に受信する場合、前記制御部は前記フィルタのカットオフ周波数を延長しない、請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記フィルタと前記AD変換部との間に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部をさらに備え、
    前記制御部は、前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記可変利得増幅部の利得も制御する、請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記フィルタの入力側に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部をさらに備え、
    前記制御部は、前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記可変利得増幅部の利得も制御する請求項1に記載の受信装置。
  7. 前記制御部は、前記フィルタの周波数特性に対して前記AD変換部の入力レベルが略一定となるように前記可変利得増幅部の利得を制御する、請求項5または請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記制御部は、受信信号の信号レベルの周波数特性に対して前記AD変換部の入力レベルが略一定となるように前記フィルタの通過損失を制御する、請求項5または請求項6に記載の受信装置。
  9. 局部発振信号を生成する発振部と、
    前記局部発振信号を用いて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域の受信信号を中間周波数(IF)信号に周波数変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換部の出力側に接続されてカットオフ周波数が可変であるフィルタと、
    前記フィルタの出力側に接続されて1周波数帯域若しくは複数周波数帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(AD)変換部と、
    前記AD変換部の出力側若しくは前記フィルタと前記AD変換部との間に接続されて信号レベルを検出する前段検出部と、
    前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記フィルタのカットオフ周波数を制御する制御部と、
    前記AD変換部の出力側に接続された第1帯域通過フィルタと、
    前記第1帯域通過フィルタの出力側に接続された第1復調部と、
    前記AD変換部の出力側に接続されて前記第1帯域通過フィルタと通過周波数帯域が異なる第2帯域通過フィルタと、
    前記第2帯域通過フィルタの出力側に接続された第2復調部と、
    を備えた受信装置。
  10. 前記第1帯域通過フィルタの出力側に接続されて信号レベルを検出する第1後段検出部と、
    前記第2帯域通過フィルタの出力側に接続されて信号レベルを検出する第2後段検出部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1後段検出部が検出した信号レベルと前記第2後段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記フィルタのカットオフ周波数を制御する、請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記制御部は、前記第1復調部から出力された信号の受信品質を示す信号と前記第2復調部から出力された信号の受信品質を示す信号に基づいて、前記フィルタのカットオフ周波数を制御する、請求項9に記載の受信装置。
  12. 前記フィルタと前記AD変換部との間に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部をさらに備え、
    前記制御部は、前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記可変利得増幅部の利得も制御する、請求項9に記載の受信装置。
  13. 前記フィルタの入力側に接続されて入力信号を増幅する可変利得増幅部をさらに備え、
    前記制御部は、前記前段検出部が検出した信号レベルに基づいて、前記可変利得増幅部の利得も制御する、請求項9に記載の受信装置。
  14. 請求項1又は請求項9に記載の受信装置と、
    前記受信装置の出力側に接続された信号処理部と、
    前記信号処理部の出力側に接続された表示部と、
    を備えた電子機器。
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