JP2010258733A - 放送信号受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】希望波信号以外の信号である妨害信号を周波数変換回路の前段側で十分に減衰させることができる放送信号受信装置を提供する。
【解決手段】周波数可変可能なRFフィルタ回路102と、RFフィルタ回路102の出力信号を周波数変換する周波数変換回路105と、RFフィルタ回路102よりも通過帯域幅が小さく且つ周波数を固定としたIFフィルタ回路106と、RFフィルタ回路102の出力信号を検波する検波回路108と、IFフィルタ回路106の出力信号を検波する検波回路109と、RFフィルタ回路102の通過周波数を検波回路109からの検波出力レベルが所定レベル以上である範囲内で変更すると共に、検波回路108からの検波出力レベルが最も小さくなった時にRFフィルタ回路102の通過周波数をその時の周波数に固定する制御装置110とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン放送信号(デジタル又はアナログ)を受信可能なテレビジョン受信機に用いて好適な放送信号受信装置に関する。
テレビジョン受信機では、希望信号(受信チャンネル)の近傍に隣接チャンネルがあると妨害信号として希望信号が歪む場合があるので、妨害信号を低減する手段を設ける対策をとっている(例えば、特許文献1参照)。図4は、特許文献1で開示されたチャンネル専用受信機の回路構成を示す図である。同図において、受信増幅器20は、入力回路30を介して入力されたテレビジョン放送信号をダウンコンバータ40にて中間周波数信号に変換し、その変換後の中間周波信号を、SAWフィルタとノッチフィルタとからなる狭帯域のバンドパスフィルタ46を通すことにより、特定放送チャンネルの信号成分を抽出し、AGC回路49にて、その信号レベルが所望レベルとなるように増幅回路44の利得を自動調整する。このように、特定放送チャンネルのテレビジョン放送信号に隣接する隣接チャンネルの信号成分であって、SAWフィルタを通過可能な信号成分をノッチフィルタで除去するようにしている。
特開2005−159668号公報
しかしながら、上述したように、IFフィルタ回路(バンドパスフィルタ46)で妨害信号となる隣接チャンネルの信号成分を除去しても、テレビジョン放送信号を中間周波数信号に変換する周波数変換回路(ダウンコンバータ40)の前段側で十分に減衰させることができなければ、周波数変換回路の混合器以降で歪みの原因になるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、希望波信号に対する妨害波信号を周波数変換回路の前段側で十分に減衰させることができ、受信感度の改善された放送信号受信装置を提供することを目的とする。
本発明の放送信号受信装置は、通過周波数を変更可能であり、希望波信号を含むように通過周波数が設定され、前記希望波信号を含む受信信号を抽出するRFフィルタ回路と、前記RFフィルタ回路で抽出された受信信号を中間周波信号に周波数変換する周波数変換回路と、通過周波数が固定であり、前記周波数変換回路による周波数変換後の中間周波数を通過帯域とし、前記RFフィルタ回路よりも狭帯域の周波数特性に設定されたIFフィルタ回路と、前記RFフィルタ回路の出力信号を検波する第1の検波回路と、前記IFフィルタ回路の出力信号を検波する第2の検波回路と、前記RFフィルタ回路に妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の周波数特性を、前記第2の検波回路からの検波出力レベルが所定レベル以上となる範囲内で順次変更し、前記RFフィルタ回路の通過周波数を順次変更した際に前記第1の検波回路からの検波出力レベルが最小値又は所定値以下となった時の、前記RFフィルタ回路の通過周波数を検出して、前記RFフィルタ回路に設定する制御回路と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、主に希望波信号成分で構成される第2の検波回路からの検波出力レベルが所定レベル以上である範囲でRFフィルタ回路の通過周波数を変化させることで、希望波信号を減衰させない範囲でRFフィルタ回路の通過周波数を高域側/低域側に振ることができ、しかもRFフィルタ回路の通過周波数を高域側/低域側に振った際に、妨害波信号が最も抑制される通過周波数の時に第1の検波回路からの検波出力レベルが最小値となる。したがって、RFフィルタ回路の通過周波数を、IFフィルタ回路の出力信号を検波する第2の検波回路からの検知出力レベルが所定レベル以上である範囲内で変更すると共に、RFフィルタ回路の出力信号を検波する第1の検波回路からの検波出力レベルが最小値又は所定値以下になった時のRFフィルタ回路の通過周波数を検出して、当該通過周波数をRFフィルタ回路に設定することにより、希望波信号に隣接して妨害波信号が存在している場合には、希望波信号を減衰させない範囲で妨害波信号を最大限減衰させる通過周波数をRFフィルタ回路に設定できる。この結果、希望信号以外の信号である妨害信号を周波数変換回路の前段側で十分に減衰させることができ、周波数変換回路の混合器以降の歪みの発生を低減できる。
上記放送信号受信装置において、前記制御回路は、妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第2の検波回路から出力される検波出力レベルを基に、前記所定レベル値を設定していることが望ましい。
これにより、RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第2の検波回路から出力される検波出力レベルは、希望波信号成分を最も含んだ状態での信号レベルであるので、このポイントを基準とすることで、RFフィルタ回路の通過周波数を変化させる際に希望波信号が抑制されない範囲を容易に確定できる。
上記放送信号受信装置において、前記制御回路は、妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第1及び第2の検波回路から出力される検波出力レベルの差が所定範囲内であれば、前記RFフィルタ回路の通過周波数を、希望波信号周波数のままに設定することを特徴とする。
この構成によれば、RFフィルタ回路の通過周波数に妨害波信号が存在しなければ、RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第1及び第2の検波回路から出力される検波出力レベルは理想的には同一となるので、妨害波信号が無ければRFフィルタ回路の通過周波数を希望信号周波数のままに設定することができる。
上記放送信号受信装置において、前記受信信号は、デジタル及び又はアナログのテレビジョン放送信号であることを特徴とする。
本発明によれば、妨害波信号を周波数変換回路の前段側で十分に減衰させることができ、周波数変換回路の混合器以降の歪みの発生を低減でき、受信感度の改善された放送信号受信装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る放送信号受信装置の回路構成を示す図である。 図1の放送信号受信装置の妨害波除去処理を説明するための図である。 図1の放送信号受信装置の妨害波除去処理を説明するためのフローチャートである。 先行文献で開示されたチャンネル専用受信機の回路構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る放送信号受信装置の回路構成を示す図である。
本実施の形態の放送信号受信装置は、低雑音増幅回路(LNA)100と、アッテネータ101と、RFフィルタ回路102と、混合器103及び局部発振器104からなる周波数変換回路105と、IFフィルタ回路106と、IF増幅回路107と、不図示の復調回路と、から信号受信系が構成されている。また、RFフィルタ回路102の出力段においてRF信号を検波する第1の検波回路108と、IFフィルタ回路106の出力段においてIF信号(希望波信号)を検波する第2の検波回路109と、第1及び第2の検波回路108,109の検波出力レベルからRF帯において妨害波信号を抑制する同調周波数を検出する制御回路110と、からRFフィルタ回路102の同調周波数数を制御するフィルタ制御系が構成されている。
低雑音増幅回路100は、アンテナ(図示略)から入力されるRF信号を低雑音で増幅してアッテネータ回路101へ出力し、アッテネータ101は、低雑音増幅回路100で増幅されたRF信号レベルを適切な値に減衰してからRFフィルタ回路102へ出力する。RFフィルタ回路102は、通過周波数となる同調周波数を変更可能なRFフィルタであり、RF信号から希望波信号を含む周波数帯のRF信号を抽出する。周波数変換回路105は、RFフィルタ回路102で抽出された希望波信号を含むRF信号に、局部発振器104からの局部発振信号を混合して中間周波数に周波数変換された中間周波信号を生成する。このとき、希望波信号近傍の周波数帯に妨害波信号(他チャンネルの信号等)が存在すれば、希望波信号と共に中間周波信号に変換される。
IFフィルタ回路106は、RFフィルタ回路102よりも通過帯域幅が小さく且つ周波数固定なフィルタであり、周波数変換回路105からの中間周波信号から希望波信号を抽出する。IFフィルタ回路106で抽出された希望波信号をIF増幅回路107で増幅してから後段の復調回路へ出力する。
本実施の形態では、RFフィルタ回路102の出力段とIFフィルタ回路106の出力段との2箇所に第1、第2の検波回路108、109を設けて、それぞれ検波を行っている。第1の検波回路108は、RFフィルタ回路102で抽出されたRF信号を検波して、希望波信号の他に隣接の妨害波信号まで含んだ信号レベルを検出する。一方、第2の検波回路109は、希望波信号の周波数(受信チャンネル周波数)を狭帯域通過特性の中心周波数に設定したIFフィルタ回路106で抽出された信号の信号レベルを検波する。すなわち、第2の検波回路109は、ほぼ希望波信号のみの信号レベルを検出することができる。制御回路110は、第1及び第2の検波回路108、109のそれぞれの検波出力レベルに基づいてRFフィルタ回路102の同調周波数を制御する。
図2を参照してRF帯域において妨害波信号を除去するための概念について説明する。
図2(a)はRFフィルタ回路102の同調周波数を調整前の周波数特性200を示しており、希望波信号201の近傍であってRFフィルタ回路102の同調周波数帯域内に妨害波信号202が存在している様子を示している。
図2(b)はIFフィルタ回路106の周波数特性203を示しており、図2(a)に示すRF信号をそのまま中間周波信号に変換したことにより、中間周波帯において希望波信号201Aの近傍に信号レベルの高い妨害波信号202Aが現れている様子を示している。信号レベルの高い妨害波信号202Aが現れている中間周波信号を復調したのでは、妨害波信号202Aの影響で受信品質が劣化する。
図2(c)に点線で示すように、RFフィルタ回路102に設定される周波数特性200はIFフィルタ回路106に比べて広帯域であるので、希望波信号201は減衰されない範囲で周波数特性を高域側又は低域側へシフトさせれば、妨害波信号202の全部又は一部を通過帯域外に排除することができる。これにより、RF帯域において希望波信号201を減衰させることなく、妨害波信号202だけを減衰させることができる。
制御回路110は、第1及び第2の検波回路108、109のそれぞれの検波出力レベルに基づいて、妨害波信号202だけを減衰させることができるRFフィルタ回路102の同調周波数を求め、求めた同調周波数をRFフィルタ回路102に設定する。すなわち、制御回路110は、第2の検波回路109からの希望波信号のみの検波出力レベルが所定レベル以上である範囲内、即ち所要の希望波信号が得られる範囲内(希望波信号が減衰されない範囲内と言い換えても良い)で、RFフィルタ回路102の同調周波数を順次変更していき、第1の検波回路108からの妨害波信号まで含んだRF信号の検波出力レベルが最も小さくなる同調周波数を見つける。または、妨害波信号が十分に抑制されていると予想される所定値以下の検波出力レベルを見つける。妨害波信号まで含んだRF信号の検波出力レベルが最も小さくなる(又は所定値以下になる)ということは、図2(c)に示す点線のように妨害波信号202を十分に減衰させる通過帯域(同調周波数)に設定されていることを意味する。したがって、制御回路110は、妨害波信号202が最も少なくなる(又は所定値以下になる)同調周波数を検出して、RFフィルタ回路102に設定する。
図1には、第1及び第2の検波回路108、109のそれぞれの検波出力レベルに基づいて妨害波信号202を十分に減衰する同調周波数を検出してRFフィルタ回路102に設定する回路構成を示している。
制御回路110は、判断回路1101及び1102と、メモリ1103及び1104と、同調周波数データ補正有無判断回路1105と、同調周波数データ設定回路1106と、メモリ1107とを備えている。
判断回路1101は、第1の検波回路108から出力される検波出力レベルを取り込んでメモリ1103に記憶させると共に、その後の同調周波数変更後に新たに取り込んだ検波出力レベルとメモリ1103に記憶させた検波出力レベルとを比較し、第1の検波回路108からの検波出力レベルが小さくなったかどうか判断する。すなわち、判断回路1101は、第1の検波回路108から検波出力レベルを取り込んでメモリ1103に記憶し、前回の検波出力レベルより小さくなったかどうか判断する。
判断回路1102は、RFフィルタ回路102における同調周波数の中心周波数を受信チャンネル周波数(希望波信号周波数)に一致させた状態において、第2の検波回路109から出力される検波出力レベルを取り込んでメモリ1104に記憶する。そして、RFフィルタ回路102の同調周波数をシフトさせた際に、第2の検波回路109から順次取り込んだ検波出力レベルとメモリ1104に記憶させた検波出力レベルとを比較し、第2の検波回路109からの検波出力レベルが所定レベル値以上であるかどうか判断する。すなわち、判断回路1102は、RFフィルタ回路102の同調周波数をシフトさせた際に、希望波信号の検波出力レベルが所要レベル以上を維持するようにモニタする。所定レベルの希望波信号が得られる範囲内でRFフィルタ回路102の同調周波数を順次シフトする。
同調周波数データ補正有無判断回路1105は、判断回路1101及び1102のそれぞれからの判断結果を基に、RFフィルタ回路102に設定する同調周波数を順次シフトさせる指令を同調周波数データ設定回路1106に与える。そして、同調周波数データ設定回路1106で調節された同調周波数がRFフィルタ回路102に設定される。同調周波数変更後の検波出力レベルが再び制御回路110へ入力される。RFフィルタ回路102について妨害波信号を抑制する同調周波数を検索する段階において、1ステップ(例えば、1MHz)ずつ同調周波数をシフトさせて最適な同調周波数を補正データとして取得する。
同調周波数データ設定回路1106は、同調周波数データ補正有無判断回路1105から指示された同調周波数をRFフィルタ回路102に設定すると共に、最終的に決定した同調周波数をメモリ1107に記憶する。たとえば、チャンネル毎に最適な同調周波数が異なる場合はチャンネル毎に最適な同調周波数をサーチして記憶しておく。
図3は、制御回路110による妨害波除去用の同調周波数サーチ処理を示すフローチャートである。
本実施の形態は、希望波信号周波数fdを中心に±△fの範囲(fd−△f〜fd+△f)で、例えば低域側(fd−△f側)からRFフィルタ回路102の同調周波数を1MHzステップずつ高域側へずらし、その中で第1の検波回路108の検波出力レベル値が最も小さくなった時の同調周波数Fをメモリ1107に設定するようにしたものである。なお、△fはRFの帯域幅に応じて適切な値を設定する。また、RFフィルタ回路102の同調周波数をシフトする際のステップ幅は1MHzに限定されるものではない。
図3において、受信周波数fを希望波信号周波数fdに設定し、同調周波数Fを希望波信号周波数fdに設定して受信を行う(ステップS10)。次いで、希望波信号周波数fdで受信して得られた第2の検波回路109の検波出力レベル(DET1)をメモリ1104に記憶すると共に、第1の検波回路108の検波出力レベル(DET2)をメモリ1103に記憶し、さらに同調周波数Fをメモリ1107に記憶する(ステップS11)。
次に、同調周波数Fをfd−△fに設定し(ステップS12)、設定した同調周波数にて受信を行う(ステップS13)。これにより得られた第2の検波回路109の検波出力レベル(DET1)が、メモリ1104に記憶されている検波出力レベルを下回るかどうか判定する(ステップS14)。すなわち、DET1<M1の判定を実行する。DET1<M1である場合(ステップS14の判定が「Y」の場合)は、F=F+1MHzに設定する(ステップS15)。同調周波数Fを1MHzだけ高くする。次いで、F>fd+△fかどうか判定する(ステップS16)。同調周波数Fがfd−△f〜fd+△fの範囲内であるかどうか判定する。同調周波数Fがfd−△f〜fd+△fの範囲内であれば、ステップS13に戻り、同調周波数Fを1MHzだけ高くした状態で受信を行う。
一方、同調周波数Fがfd−△f〜fd+△fの範囲を超える場合は、M3の内容が求める同調周波数となる(ステップS17)。すなわち、F=M3とする。同調周波数Fをfd−△f〜fd+△fの範囲内で変更した際に、第1の検波回路108の検波出力レベルが最も小さくなる時があるので、この時の同調周波数Fをメモリ1107に記憶することになるが、この判定及び処理を行うのが、ステップS18及びステップST19である。ステップS14の判定でDET1<M1でない場合(ステップS14の判定が「N」の場合)、第1の検波回路108の検波出力レベル(DET2)がメモリ1103に記憶されている検波出力レベルを下回るかどうか判定する(ステップS18)。すなわち、DET2<M2であるかどうか判定する。DET2<M2である場合(ステップS18の判定が「Y」の場合)は、今回の第1の検波回路108の検波出力レベル(DET2)が前回の検波回路108の検波出力レベル(DET2)より小さくなっているので、今回の第1の検波回路108の検波出力レベル(DET2)をメモリ1103に記憶すると共に、同調周波数Fをメモリ1107に記憶する(ステップS19)。すなわち、DET2→M2、F→M3とする。この処理を行った後、ステップS15に進み、F=F+1MHzに設定する。また、ステップS18の判定で、DET2<M2でない場合(ステップS18の判定が「N」の場合)は、そのままステップS15に進む。
このように、本実施の形態の放送信号受信装置では、RFフィルタ回路102の同調周波数を、第2の検波回路109からの検波出力レベルが所定レベル以上である範囲内で変更すると共に、第1の検波回路108からの検波出力レベルが最も小さくなった時(又は所定値以下になった時)に、その時の周波数特性となるようにRFフィルタ回路102の通過周波数を固定する制御回路110とを備えたので、希望波信号以外の信号である妨害波信号を周波数変換回路105の前段側で十分に減衰させることができ、周波数変換回路105の混合器103以降の歪みの発生を低減できる。
なお、本実施の形態の妨害波除去処理では、希望信号周波数fdを中心に±△fの範囲即ちfd−△f〜fd+△fの範囲で、fd−△f側からRFフィルタ回路102の同調周波数を1MHzステップずつずらすようにして、第1の検波回路108の検波出力レベル値が最も小さくなった時の同調周波数Fを検出するようにしたが、第1の検波回路108の検波出力レベル値が最も小さくなった時の同調周波数Fを検出する方法はこれに限定されるものではなく、様々な方法が考えられる。
本発明は、デジタル及び又はアナログのテレビジョン放送信号を受信可能なテレビジョン受信機、カーナビゲーション、携帯端末などに適用可能である。
100 低雑音増幅回路 101 アッテネータ
102 RFフィルタ回路 103 混合器
104 局部発振器 105 周波数変換回路
106 IFフィルタ回路 107 IF増幅回路
108 第1の検波回路 109 第2の検波回路
110 制御回路 1101 判断回路
1102 判断回路 1103 メモリ
1104 メモリ 1105 同調周波数データ補正有無判断回路
1106 同調周波数データ設定回路
1107 メモリ

Claims (4)

  1. 通過周波数を変更可能であり、希望波信号を含むように通過周波数が設定され、前記希望波信号を含む受信信号を抽出するRFフィルタ回路と、
    前記RFフィルタ回路で抽出された受信信号を中間周波信号に周波数変換する周波数変換回路と、
    通過周波数が固定であり、前記周波数変換回路による周波数変換後の中間周波数を通過帯域とし、前記RFフィルタ回路よりも狭帯域の周波数特性に設定されたIFフィルタ回路と、
    前記RFフィルタ回路の出力信号を検波する第1の検波回路と、
    前記IFフィルタ回路の出力信号を検波する第2の検波回路と、
    前記RFフィルタ回路に妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の周波数特性を、前記第2の検波回路からの検波出力レベルが所定レベル以上となる範囲内で順次変更し、前記RFフィルタ回路の通過周波数を順次変更した際に前記第1の検波回路からの検波出力レベルが最小値又は所定値以下となった時の、前記RFフィルタ回路の通過周波数を検出して、前記RFフィルタ回路に設定する制御回路と、
    を備えたことを特徴とする放送信号受信装置。
  2. 前記制御回路は、妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第2の検波回路から出力される検波出力レベルを基に、前記所定レベル値を設定していることを特徴とする請求項1に記載の放送信号受信装置。
  3. 前記制御回路は、妨害波信号を抑制する通過周波数を設定する段階において、前記RFフィルタ回路の通過周波数が希望波信号周波数に設定されている時に前記第1及び第2の検波回路から出力される検波出力レベルの差が所定範囲内であれば、前記RFフィルタ回路の通過周波数を、希望波信号周波数のままに設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放送信号受信装置。
  4. 前記受信信号は、デジタル及び又はアナログのテレビジョン放送信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の放送信号受信装置。
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