JP2007281653A - 半導体集積回路、tv放送受信装置およびtv放送受信方法 - Google Patents

半導体集積回路、tv放送受信装置およびtv放送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イメージ妨害特性を大きく改善することで良好な受信特性を得る。
【解決手段】従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置の構成に加え、2つの複素フィルタ10、11とIFスイッチ回路12を新たに設ける。受信希望信号と妨害信号との関係から、レベルの高い妨害信号がイメージ周波数にならないように局部発振信号の周波数を設定し、中間周波信号にダウンコンバートされた受信希望信号が低減されない方の複素フィルタ出力がIF出力端子に出力されるようにIFスイッチ回路を設定することにより、イメージ妨害特性を大きく改善することで良好な受信特性を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はイメージリジェクションミキサを用いた半導体集積回路、TV(テレビジョン)放送受信装置、およびTV放送受信方法に関するものである。
従来のTV放送受信装置として、ここでは各TV放送局より送信される多数の信号のうちの一つを選局し、希望の番組を受信するためのTV放送受信装置を例に挙げて説明する。
図9に示す従来のTV放送受信装置100は、RF入力端子1と、トラッキングバンドパスフィルタ22と、可変利得のRFアンプ3と、トラッキングバンドパスフィルタ23と、ミキサ回路4と、電圧制御発振回路(VCO)6と、PLL回路7と、制御回路9と、IFアンプ24と、IF出力端子14とにより構成される。
また、半導体部(半導体集積回路)110は、ミキサ回路4と、電圧制御発振回路6と、PLL回路7と、制御回路9と、IFアンプ24と、IF出力端子14とにより構成される。
そして、RF入力端子1にアンテナ17が接続され、IF出力端子14に復調回路15が接続される。
アンテナ17によって受信された多数の受信信号がRF入力端子1に入力され、まず、PLL回路7が生成する同調電圧に応じてフィルタ特性が変化するトラッキングバンドパスフィルタ22により多数の受信信号の中から受信希望信号のみが選別される。トラッキングバンドパスフィルタ22によって選別された受信希望信号がRFアンプ3で増幅される。その後、PLL回路7が生成する同調電圧に応じてフィルタ特性が変化するトラッキングバンドパスフィルタ23によりRFアンプ3の出力信号の中から受信希望信号のみがさらに選別され、ミキサ回路4に入る。また、ミキサ回路4には、電圧制御発振回路6が発振する局部発振信号も入力される。なお、局部発振信号の周波数はPLL回路7が生成する同調電圧に応じて変化する。
ミキサ回路4は、受信希望信号と局部発振信号とを混合することにより周波数変換を行い、受信希望信号を中間周波信号にダウンコンバートしIF出力端子14に出力する。
これにより、局部発振信号の周波数は受信希望信号の周波数に比例して変更され、ミキサ回路4から出力される中間周波信号は常に一定の周波数になる。
IF出力端子14から復調回路15に送出される中間周波信号は、復調回路15によって復調される。例えばデジタルTV放送を受信する場合は、復調回路15は中間周波信号をデジタル復調してトランスポートストリーム等のデジタル信号に変換する。
制御回路9はマイクロコンピュータ16から与えられる信号によって、PLL回路7を制御する。
上述のトラッキングバンドパスフィルタ22および23は受信周波数に対するイメージ妨害信号の通過を阻止する役割がある。ところが、受信周波数とイメージ妨害信号周波数が隣接している場合、受信希望信号を通過させ、かつイメージ妨害信号を十分に減衰するような周波数特性を持つバンドパスフィルタを作るのは非常に困難であり、複雑な構成になってしまう。そのため回路規模が大きくなってしまっていた。
これに対してはイメージリジェクションミキサを使用したTV放送受信装置が考えられる。次にイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置について説明する。
図10に示すイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置200は、RF入力端子1と、バンドパスフィルタ2と、可変利得のRFアンプ3と、ミキサ回路4と、ミキサ回路5と、電圧制御発振回路6と、PLL回路7と、90°移相器8と、複素フィルタ10と、IFアンプ24と、制御回路9と、IF出力端子14とにより構成される。
また、半導体部(半導体集積回路)210は、ミキサ回路4と、ミキサ回路5と、電圧制御発振回路6と、PLL回路7と、90°移相器8と、複素フィルタ10と、IFアンプ24と、制御回路9と、IF出力端子14とで構成される。
バンドパスフィルタ2を通過した受信希望信号はミキサ回路4とミキサ回路5に入力される。また、ミキサ回路5には電圧制御発振回路6が発振する局部発振信号が直接入力される。ミキサ回路4には90°移相器8により位相が90°遅れた局部発振信号が入力される。ミキサ回路4とミキサ回路5で受信希望信号と局部発振信号を混合することにより周波数変換が行われ、受信希望信号が中間周波信号にダウンコンバートされる。このとき、受信希望信号以外に受信希望信号に対してのイメージ妨害信号もダウンコンバートされて中間周波信号に重畳される。
ミキサ回路4、5のそれぞれから出力される中間周波信号は、複素フィルタ10に入力される。イメージ妨害信号を含む中間周波信号は複素フィルタ10により、イメージ妨害信号が抑圧されることにより受信希望信号のみが選別され、IF出力端子14に出力される。
制御回路9はマイクロコンピュータ16から与えられる信号によって、PLL回路7を制御する。
このように、ミキサ回路4、5、90°移相器8および複素フィルタ10により構成されるイメージリジェクションミキサを用いることにより、トラッキングバンドパスフィルタを設けなくても隣接するイメージ妨害信号を抑圧することができる。そのため、TV放送受信装置を小型化することができる。
2003−249866号公報(図1)
しかしながら、局部発振信号の周波数と受信希望信号の周波数との関係が受信希望信号の周波数によって変わる場合、上述のイメージリジェクションミキサは使用することができない。このことを、例えば図11を用いて説明する。図11のように局部発振信号の周波数fLOが受信希望信号の周波数fRFより高い場合、イメージ妨害信号は局部発振信号の周波数より高い周波数fUDになる。このような妨害信号を除去する場合、複素フィルタは局部発振信号の周波数より高いイメージ妨害信号が抑圧できるように設計される。なお、fIFは中間周波数である。
このように設計されたイメージリジェクションミキサにおいて、図12のようにレベルの高いイメージ妨害信号が存在するようなときには、複素フィルタにより妨害信号を十分に低減できないため、受信性能が劣化してしまう。
これを回避するためには、図5に示すように局部発振信号の周波数fLOを受信希望信号の周波数fRFより低くすることで、イメージ妨害信号周波数fIMが受信希望信号の周波数fRFより高い妨害信号と重ならないように局部発振信号の周波数fLOを設定する必要がある。
ところが、従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置では、局部発振信号の周波数fLOは設定できるが、複素フィルタの設定を変えることができない。
図13に示すように、受信希望信号の周波数より低い妨害信号は、ミキサ回路4,5によってfLO-fUDという中間周波信号の周波数からずれた周波数に変換されるので問題は無い。また図13ではイメージ妨害信号が存在しないので、中間周波信号の周波数にはイメージ妨害信号周波数fIMの帯域に存在するノイズ成分のみがfIM-fLOに変換される。しかし、受信希望信号はミキサ回路4,5によってfRF-fLOの周波数に変換されるが、この変換された周波数は複素フィルタ10により信号レベルが低減される周波数である。結果としてIF出力端子14には、fIM-fLOのノイズ成分と、複素フィルタにより信号レベルが低減された受信希望信号が足し合わされて出力されるため、受信性能は著しく劣化することになる。そのため、図13に示すように受信希望信号が複素フィルタで低減されてしまい、受信性能が著しく劣化する。
特に近年、アナログTV放送とデジタルTV放送が混在する場合、受信チャンネルに対してイメージ妨害信号の周波数は高い場合も逆に低い場合も存在することがある。そのため、チャンネルごとに局部発振信号の周波数を受信希望信号の周波数に対して高くしたり低くしたりすることでイメージ妨害信号を低減する必要がある。しかし、従来のイメージリジェクションミキサでは、これを実現することができないという大きな課題があった。
以上説明したように、従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置では、局部発振信号の周波数と受信希望信号の周波数との関係が一定であるため、イメージ妨害信号周波数に高いレベルの妨害信号が存在すると、複素フィルタでもイメージ妨害信号を十分低減しきれない場合がある。これを回避するためには局部発振信号の周波数をレベルの高い妨害信号がイメージ妨害にならないように設定すればよいが、複素フィルタの低減できるイメージ妨害信号の周波数が決まっているため逆に受信希望信号を低減してしまい受信特性が著しく劣化してしまう課題があった。
したがって、本発明の目的は、イメージ妨害信号の周波数が局部発振信号の周波数に対して低い場合や逆に高い場合でも、イメージ妨害信号の影響を大幅に低減でき、受信特性を大きく向上することができる半導体集積回路、TV放送受信装置およびTV放送受信方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明では、従来のイメージリジェクションミキサを用いた半導体集積回路またはTV放送受信装置の構成に加え、2つの複素フィルタと複素フィルタを選択するためのスイッチを新たに設ける。受信希望信号と妨害信号との関係から、レベルの高い妨害信号がイメージ妨害信号周波数にならないように局部発振信号の周波数を設定し、中間周波信号にダウンコンバートされた受信希望信号が低減されない方の複素フィルタ出力がIF出力端子に出力されるようにスイッチを設定することにより、イメージ妨害特性を大きく改善することで良好な受信特性を得ることができる。以下、具体的に説明する。
本発明の半導体集積回路は、局部発振信号を出力する電圧制御発振回路と、局部発振信号と受信した高周波信号とをそれぞれ2分配して4つの信号とし、そのうちどちらか一組の信号に移相手段により90°の位相差をもたせることで、第1の高周波信号、第2の高周波信号、第1の局部発振信号、第2の局部発振信号を作成する信号作成手段と、第1の高周波信号と第1の局部発振信号とを混合し第1の中間周波信号として出力する第1のミキサと、第2の高周波信号と第2の局部発振信号とを混合し第2の中間周波信号として出力する第2のミキサと、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第1のフィルタと、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第2のフィルタと、第1のフィルタと第2のフィルタとの何れか一方を選択するスイッチとを備えている。
この構成によれば、第1および第2のフィルタを設け、第1のフィルタと第2のフィルタとの何れか一方を選択するスイッチを設けているので、イメージ妨害信号の周波数が局部発振信号の周波数に対して低い場合や逆に高い場合でも、イメージ妨害信号を抑圧できるような最適なフィルタ出力をスイッチで選択することにより、イメージ妨害信号の影響を大幅に低減でき、受信特性を大きく向上することができる。
本発明のTV放送受信装置は、入力した受信高周波信号を増幅して高周波信号として出力する増幅器と、局部発振信号を出力する電圧制御発振回路と、高周波信号と局部発振信号とをそれぞれ2分配して4つの信号とし、そのうちどちらか一組の信号に移相手段により90°の位相差をもたせることで、第1の高周波信号、第2の高周波信号、第1の局部発振信号、第2の局部発振信号を作成する信号作成手段と、第1の高周波信号と第1の局部発振信号とを混合し第1の中間周波信号として出力する第1のミキサと、第2の高周波信号と第2の局部発振信号とを混合し第2の中間周波信号として出力する第2のミキサと、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第1のフィルタと、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第2のフィルタと、第1のフィルタと第2のフィルタとの何れか一方を選択するスイッチとを備えている。
この構成によれば、上記の半導体集積回路と同様の作用効果が得られる。
上記各構成においては、スイッチは、例えば、外部からの制御信号により、第1のフィルタの出力と第2のフィルタの出力とのどちらか一方を選択的に出力する機能を有する。
この構成によれば、希望受信信号と隣接する妨害信号との関係をもとに、第1のフィルタと第2のフィルタのうち、最適なフィルタ出力を外部からの制御信号によりスイッチを制御して選択的に出力できることから、イメージ妨害信号を最小限に抑えられるので、良好な受信性能を得ることができる。
また、上記各構成においては、スイッチは、外部からの制御信号により、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号とを、第1のフィルタと第2のフィルタとのどちらか一方へ選択的に入力する機能を有していてもよい。
この構成によれば、希望受信信号と隣接する妨害信号との関係から、スイッチを制御して第1のフィルタあるいは第2のフィルタのうち最適なフィルタに受信信号を入力することで、イメージ妨害信号を最小限に抑えられるので、良好な受信性能を得ることができる。
また、上記各構成においては、第1のフィルタが、局部発振信号周波数より高い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有し、第2のフィルタが、局部発振信号周波数より低い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、妨害信号と希望受信信号との周波数関係から、妨害信号の周波数がイメージ妨害信号周波数にならないように、最適な局部発振信号の周波数を設定することに加えて、希望受信信号のレベルがフィルタで減衰しないように、第1のフィルタ、あるいは第2のフィルタを設定することで、良好な受信性能を得ることができる。
また、上記各構成においては、第1のフィルタが、第1の中間周波信号および第2の中間周波信号が10MHz以下で直流でない周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有し、第2のフィルタが、第1の中間周波信号および第2の中間周波信号が10MHz以上の周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、復調器の仕様で、アナログ放送が10MHz以上、デジタル放送が10MHz以下というように周波数が異なる場合においても、その仕様に応じて第1のフィルタ、あるいは第2のフィルタを選択して使用することで、どちらの仕様にも対応することができる。
また、上記各構成においては、第1のフィルタの出力と第2のフィルタの出力とが入力されイメージ妨害信号のレベルを検出するレベル検波回路と、レベル検波回路の出力が入力される比較回路と、比較回路の出力に応じて局部発振信号の周波数を可変する周波数可変手段とをさらに備え、
スイッチは、比較回路の出力に応じて第1のフィルタの出力と第2のフィルタの出力との何れか一方を出力することが好ましい。
この構成によれば、イメージ妨害信号が最も小さくなる局部発振信号と希望受信信号との周波数関係を、レベル検波回路と比較回路で検出することにより、自動的に最適な局部発振信号の周波数を設定し、また最適なフィルタ出力が得られるようにスイッチを設定することで、外部からの制御無しで良好な受信性能を得ることができる。
また、本発明のTV放送受信方法によれば、受信希望信号の周波数より高い周波数に局部発振信号があるときの第1のイメージ妨害信号レベルを検出するステップと、受信希望信号の周波数より低い周波数に局部発振信号があるときの第2のイメージ妨害信号レベルを検出するステップと、第1のイメージ妨害信号レベルの大きさと第2のイメージ妨害信号レベルの大きさとを比較してその比較結果を出力するステップと、比較結果に応じて局部発振信号の周波数を設定するステップとを含む。
この方法によれば、受信希望信号の周波数に対して局部発振信号の周波数が高いときと低いときの両方でイメージ妨害信号レベルを検出し、両イメージ妨害信号レベルを比較し、イメージ妨害信号レベルが低くなる方の周波数に局部発振周波数を設定するので、イメージ妨害信号の影響を大幅に低減でき、受信特性を大きく向上することができる。
本発明におけるTV放送受信装置によれば、イメージ妨害信号の周波数が局部発振信号の周波数に対して低い場合や逆に高い場合でも、イメージ妨害信号を抑圧できるような最適な複素フィルタ出力を選択することにより、イメージ妨害信号の影響を大幅に低減でき、受信特性を大きく向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置300は、RF入力端子1と、バンドパスフィルタ2と、可変利得のRFアンプ3と、ミキサ回路4、5と、局部発振信号を発生する電圧制御発振回路6と、PLL回路7と、90°移相器8と、制御回路9と、複素フィルタ10、11と、IFスイッチ回路12と、IFフィルタ13と、IFアンプ24と、IF出力端子14とにより構成される。
また、半導体部(半導体集積回路)310は、ミキサ回路4、5と、電圧制御発振回路6と、PLL回路7と、90°移相器8と、制御回路9と、複素フィルタ10,11と、IFスイッチ回路12と、IFアンプ24と、IFフィルタ13とにより構成される。
また、半導体部310のなかで、RFアンプ3の出力を2分岐する部分と、電圧制御発振回路6の出力を2分岐する部分と、90°移相器8とが、信号作成手段として機能している。
そして、RF入力端子1にアンテナ17が接続され、IF出力端子14に復調回路15が接続され、また制御回路にはマイクロコンピュータ(マイコン)16が接続される。
上記のRF入力端子1は、受信した高周波信号が入力される。バンドパスフィルタ2は、高周波信号から受信帯域外の不要な信号が除去され、受信希望信号を含む受信帯域内の信号を選別する。RFアンプ3は、入力した受信高周波信号、つまりバンドパスフィルタ2の出力信号を増幅して高周波信号として出力する。電圧制御発振回路6は、局部発振信号を出力する。PLL回路7は電圧制御発振回路6の発振周波数を制御する。90°移相器8は、電圧制御発振回路6から出力される局部発振信号の位相を90°遅らせる。
この90°移相器8を含む信号作成手段は、局部発振信号と受信した高周波信号とをそれぞれ2分配して4つの信号とし、そのうちどちらか一組の信号に移相手段により90°の位相差をもたせることで、第1の高周波信号、第2の高周波信号、第1の局部発振信号、第2の局部発振信号を作成する機能を有する。
ミキサ回路4は、上記信号作成手段により作成された第1の高周波信号と第1の局部発振信号とを混合し第1の中間周波信号として出力する。ミキサ回路5は、同様に第2の高周波信号と第2の局部発振信号とを混合し第2の中間周波信号として出力する。複素フィルタ10は、ミキサ回路4,5からそれぞれ出力される第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する。複素フィルタ11は、ミキサ回路4,5からそれぞれ出力される第1の中間周波信号と第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する。複素フィルタ10,11は、イメージ妨害の除去特性が異なる。IFスイッチ回路12は、複素フィルタ10と複素フィルタ11との何れか一方を選択する。具体的には、複素フィルタ10と複素フィルタ11の出力を入力とし、外部からの制御信号により、複素フィルタ10の出力と複素フィルタ11の出力とのどちらか一方を選択的にIFフィルタ13へ出力する。
アンテナ17によって受信された多数の受信信号がRF入力端子1に入力され、まずバンドパスフィルタ2により受信帯域外の不要な信号が除去され、受信希望信号を含む受信帯域内の信号が選別される。次に、RFアンプ3により受信希望信号は増幅され、ミキサ回路4とミキサ回路5に入力される。ミキサ回路5には電圧制御発振回路6が発振する局部発振信号が直接入力され、ミキサ回路4には90°移相器8により位相が90°遅れた局部発振信号が入力される。ミキサ回路4とミキサ回路5で受信希望信号と局部発振信号を混合することにより周波数変換が行われ、受信希望信号は中間周波信号にダウンコンバートされる。このとき受信希望信号以外にイメージ妨害信号もダウンコンバートされて中間周波信号に重畳される。
ミキサ回路4、5から出力される中間周波信号は複素フィルタ10、11に入力される。複素フィルタ10の出力は局部発振信号の周波数より低いイメージ妨害信号が抑圧され、複素フィルタ11の出力は局部発振信号の周波数より高いイメージ妨害信号が抑圧されるとする。
制御回路9はマイクロコンピュータ16から与えられる信号によって、PLL回路7を制御する。それによって、選局などが行われる。
ここで、一例として図4のように受信希望信号の周波数fRFが局部発振信号の周波数より低い場合について説明する。図4に示すように、受信希望信号の周波数fRFよりイメージ妨害信号の周波数fUDが低い場合、局部発振信号の周波数fLOは受信希望信号の周波数fRFより高く設定される。すなわち、マイクロコンピュータ16からの制御信号が制御回路9に入力され、制御回路9はPLL回路7に所望の局部発振信号の周波数fLOになるようにPLL回路7を制御する。また局部発振信号の周波数fLOより高い周波数fIMのイメージ妨害信号を抑圧し、局部発振信号の周波数fLOより低い周波数fRFの受信希望信号を通過させる必要があるため、制御回路9は、複素フィルタ11を選択するように、つまり複素フィルタ11の出力信号がIF出力端子14に出力されるようにIFスイッチ回路12を制御する。これによりIF出力端子14に出力される中間周波信号はイメージ妨害信号が非常に少ない信号になる。
また図5に示すように受信希望信号の周波数fRFに対してイメージ妨害信号fUDの周波数が高い場合は、局部発振信号の周波数fLOを受信希望信号の周波数fRFより低い周波数になるようPLL回路7を制御するのと同時に、IFスイッチ回路12は、複素フィルタ10が選択されるように、つまり局部発振信号より低い周波数のイメージ妨害信号を低減する複素フィルタ10の出力がIF出力端子14に出力されるように制御される。
上記動作により、本発明のTV放送受信装置によって、受信希望信号とイメージ妨害信号の周波数がどのような関係であっても、局部発振信号の周波数とIFスイッチ回路12を最適に制御することで、良好な受信特性を得ることができる。
以上説明したように、本発明のTV放送受信装置は、局部発振信号より高い周波数のイメージ妨害信号を抑圧する複素フィルタと、局部発振信号より低い周波数のイメージ妨害信号を抑圧する複素フィルタと、2つの複素フィルタのいずれかを選択する、つまり、2つの複素フィルタの出力信号のうち一方の出力信号をIF出力端子へ出力するように切り替えるIFスイッチ回路とを有する。
上記構成により、マイクロコンピュータからの選局データに応じて、局部発振信号より受信希望信号の周波数が高い場合は、局部発振信号より低いイメージ妨害信号を抑圧する複素フィルタの出力信号がIF出力端子に出力されるようにIFスイッチ回路を設定し、また局部発振信号より受信希望信号の周波数が低い場合は、局部発振信号より高いイメージ妨害信号を抑圧する複素フィルタの出力信号がIF出力端子に出力されるようにIFスイッチ回路を設定する。これによって、IF出力端子に出力された中間周波信号はイメージ妨害信号が大幅に低減されているため、受信感度を飛躍的に向上することができる。
以上説明したように、この実施の形態の構成によれば、複素フィルタ10,11を設け、複素フィルタ10,11の何れか一方を選択するIFスイッチ回路12を設けているので、イメージ妨害信号の周波数が局部発振信号の周波数に対して低い場合や逆に高い場合でも、イメージ妨害信号を抑圧できるような最適な複素フィルタ出力をスイッチで選択することにより、イメージ妨害信号の影響を大幅に低減でき、受信特性を大きく向上することができる。
また、希望受信信号と隣接する妨害信号との関係をもとに、複素フィルタ10,11のうち、最適なフィルタ出力を外部からの制御信号によりIFスイッチ回路12を制御して選択的に出力できることから、イメージ妨害信号を最小限に抑えられるので、良好な受信性能を得ることができる。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2におけるTV放送受信装置におけるブロック図である。この実施の形態2は、図1のIFスイッチ回路12の代わりに、図2に示すようにミキサ回路4、5の出力にIFスイッチ回路18を接続し、IFスイッチ回路18の出力に複素フィルタ10、11を接続した構成を有する。この構成でも、先の実施の形態と同様に、IFスイッチ回路18により、複素フィルタ10、11の何れか一方が選択される。つまり、IFスイッチ回路18は、外部からの制御信号により、第1の中間周波信号と第2の中間周波信号とを、複素フィルタ10、11のどちらか一方へ選択的に入力する機能を有するということになる。
この場合、局部発振信号の周波数fLOが受信希望信号の周波数fRFより高い場合と低い場合とで、複素フィルタ10あるいは複素フィルタ11のどちらかに中間周波信号を出力することにより、上記図1のTV放送受信装置と同様の効果を得ることができる。
なお、この実施の形態2において、実施の形態1と同様のIFスイッチ回路12が併せて設けられていてもよい。
以上説明したように、希望受信信号と隣接する妨害信号との関係から、IFスイッチ回路18を制御して複素フィルタ10,11のうち最適なフィルタに受信信号を入力することで、イメージ妨害信号を最小限に抑えられるので、良好な受信性能を得ることができる。その他の作用効果は実施の形態1と同様である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3におけるTV放送受信装置について図1を用いて説明する。この実施の形態3の構成は実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
実施の形態1における複素フィルタ10と複素フィルタ11は局部発振信号から同じ中間周波数fIFだけ離れたイメージ妨害信号を低減する。これに対し、本発明の実施の形態3におけるTV放送受信装置における複素フィルタ10は、10MHzを超える中間周波数fIFのイメージ妨害信号を低減するフィルタからなり、複数フィルタ11は10MHzより低い中間周波数fIFのイメージ妨害信号を低減するフィルタからなる。
中間周波数fIFが10MHzより低い場合、局部発振信号の周波数fLOが受信希望信号の周波数fRFから中間周波数fIFだけ離れた周波数になるようにPLL回路7が制御される。そして、ミキサ回路4とミキサ回路5とにより受信希望信号は局部発振信号と混合されることにより、受信希望信号は中間周波信号にダウンコンバートされる。ダウンコンバートされた受信希望信号はIFスイッチ回路12により複素フィルタ11に入力される。複素フィルタ11によりイメージ妨害信号が低減され、IF出力端子14に受信希望信号が出力され、復調回路15に入力される。
また中間周波数fIFが10MHzより高い場合、ダウンコンバートされた受信希望信号が10MHz以上になるように、局部発振信号の周波数fLOが制御される。ミキサ回路4とミキサ回路5とでダウンコンバートされた受信希望信号はIFスイッチ回路12により複素フィルタ10に入力されることでイメージ妨害信号が低減され、IF出力端子14を経由して復調回路15に入力される。
一般に、アナログ放送を受信する場合の中間周波数は復調回路15の仕様で10MHz以上に設定される場合が多く、またデジタル放送を受信する場合は中間周波数が10MHz以下に設定されることが多い。そのため従来のTV放送受信装置では一つのTV放送受信装置でアナログ放送とデジタル放送を受信することはできなかったが、本発明の実施の形態3におけるTV放送受信装置では、アナログ放送とデジタル放送を一つのTV放送受信装置で実現することができるため、セットの小型化、低価格化を容易にすることができる。
なお、この実施の形態は、実施の形態1の構成を一部変更したものであったが、実施の形態2の構成を、上記と同様に一部変更してもよいのは、いうまでもない。
以上説明したように、この実施の形態の構成によれば、復調器の仕様で、アナログ放送が10MHz以上、デジタル放送が10MHz以下というように周波数が異なる場合においても、その仕様に応じて複素フィルタ10または複素フィルタ11を選択して使用することで、どちらの仕様にも対応することができる。その他の作用効果は実施の形態1と同様である。
(実施の形態4)
図3は本発明の実施の形態4におけるTV放送受信装置におけるブロック図である。図3において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。本発明の実施の形態2におけるTV放送受信装置は、本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置の構成に加え、IFスイッチ回路19(図面では、SW回路と記す)と、レベル検波回路20と、比較回路21とで構成される。
実施の形態1と同様に、複素フィルタ10は局部発振信号の周波数より低い周波数のイメージ妨害信号を低減する機能を有し、複素フィルタ11は局部発振信号の周波数より高い周波数のイメージ妨害信号を低減する機能を有するとする。
次に、図8を用いて本発明の実施の形態4の動作説明を行う。ステップ801で、マイクロコンピュータ16からの選局データが制御回路9に入力されると、ステップ802にて最初に局部発振信号は制御回路9により第1の周波数に設定される。ここでは、図6のように、局部発振信号の周波数fLOが受信希望信号の周波数fRFより低い設定になるようにPLL回路7を制御すると仮定する。
次に、ステップ803で、第1のイメージ妨害信号レベルを検出する。図3の構成では、制御回路9によりIFスイッチ回路19は複素フィルタ11の出力がレベル検波回路19に入力されるように設定される。これにより図6に示すように受信希望信号は低減されるため、イメージ妨害信号がレベル検波回路20に入力されることになる。イメージ妨害信号のレベルは、レベル検波回路20で第1のイメージ妨害信号レベルとして検出される。この第1のイメージ妨害信号レベルが検出された後、比較回路21に入力されて保持される。
次に、ステップ804で、局部発振信号は制御回路9により第2の周波数に設定される。ここでは図7のように局部発振信号の周波数fLOが受信希望信号の周波数fRFより高い設定になるようにPLL回路7を制御すると仮定する。
次に、ステップ805で、第2のイメージ妨害信号レベルを検出する。図3の構成では、制御回路9によりIFスイッチ回路19は複素フィルタ10の出力がレベル検波回路20に入力されるように設定される。これにより図7に示すように受信希望信号は低減されるため、イメージ妨害信号がレベル検波回路20に入力されることになる。イメージ妨害信号のレベルは、レベル検波回路20で第2のイメージ妨害信号レベルとして検出される。
次に、ステップ806で、検出された第1のイメージ妨害信号レベルと第2のイメージ妨害信号レベルが比較回路21により比較される。
第1のイメージ妨害信号レベルより第2のイメージ妨害信号レベルが大きい場合は、ステップ807に示すように局部発振信号は第1の周波数の設定にされる。また、第1のイメージ妨害信号レベルが第2のイメージ妨害信号レベルより大きい場合は、ステップ808のように局部発振信号は第2の周波数の設定にされる。
図6と図7の状態の場合は、図6のように局部発振信号の周波数が受信希望信号より低いときの方が、イメージ妨害信号レベルが小さいため、制御回路9は局部発振信号の周波数を受信希望信号より低く設定する。これと同時に、IFスイッチ回路12は複素フィルタ10の出力がIF出力端子14に出力されるように制御される。
以上説明したように、ステップ801〜805でイメージ妨害信号を検出して、ステップ806でより妨害信号が小さくなるときの局部発振信号の周波数を決定し、ステップ806以降でその設定を行う。ステップ806以降では希望信号が低減されないように、複素フィルタは決定・設定される。
これにより隣接チャンネルに妨害信号が存在しても、局部発振信号と受信希望信号との関係をイメージ妨害信号がもっとも小さくなるように自動的に設定されるため、特に車載や携帯端末のように隣接チャンネルの妨害信号が変動する場合に大きな効果が得られる。
以上説明したように、この実施の形態の構成によれば、妨害信号と希望受信信号との周波数関係から、妨害信号の周波数がイメージ妨害信号周波数にならないように、最適な局部発振信号の周波数を設定することに加えて、希望受信信号のレベルがフィルタで減衰しないように、複素フィルタ10または複素フィルタ11を設定することで、良好な受信性能を得ることができる。
また、イメージ妨害信号が最も小さくなる局部発振信号と希望受信信号との周波数関係を、レベル検波回路20と比較回路21で検出することにより、自動的に最適な局部発振信号の周波数を設定し、また最適なフィルタ出力が得られるようにIFスイッチ回路12を設定することで、外部からの制御無しで良好な受信性能を得ることができる。
本発明にかかるTV放送受信装置は、隣接妨害信号がイメージ妨害にならないように局部発振信号の周波数を任意に設定する機能を有し、アナログ放送とデジタル放送が混在し、隣接チャンネルに受信チャンネル以外の妨害信号が多い状態でのテレビ放送TV放送受信装置として有用である。
本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4におけるTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 本発明の実施の形態1におけるTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 本発明の実施の形態4におけるTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 本発明の実施の形態4におけるTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 本発明の実施の形態4におけるTV放送受信装置の動作を示すフローチャートである。 従来のTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。 従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置の構成を示すブロック図である。 従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。 従来のイメージリジェクションミキサを用いたTV放送受信装置の動作を示す模式説明図である。
符号の説明
1 RF入力端子
2 バンドパスフィルタ
3 RFアンプ
4 ミキサ回路
5 ミキサ回路
6 電圧制御発振回路
7 PLL回路
8 90°移相器
9 制御回路
10 複素フィルタ
11 複素フィルタ
12 IFスイッチ回路
13 IFフィルタ
14 IF出力端子
15 復調回路
16 マイクロコンピュータ
17 アンテナ
18 IFスイッチ回路
19 IFスイッチ回路
20 レベル検波回路
21 比較回路
22 トラッキングバンドパスフィルタ
23 トラッキングバンドパスフィルタ
24 IFアンプ

Claims (13)

  1. 局部発振信号を出力する電圧制御発振回路と、
    前記局部発振信号と受信した高周波信号とをそれぞれ2分配して4つの信号とし、そのうちどちらか一組の信号に移相手段により90°の位相差をもたせることで、第1の高周波信号、第2の高周波信号、第1の局部発振信号、第2の局部発振信号を作成する信号作成手段と、
    前記第1の高周波信号と前記第1の局部発振信号とを混合し第1の中間周波信号として出力する第1のミキサと、
    前記第2の高周波信号と前記第2の局部発振信号とを混合し第2の中間周波信号として出力する第2のミキサと、
    前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第1のフィルタと、
    前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第2のフィルタと、
    前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの何れか一方を選択するスイッチとを備えた半導体集積回路。
  2. 前記スイッチは、外部からの制御信号により、前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力とのどちらか一方を選択的に出力する機能を有する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記スイッチは、外部からの制御信号により、前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号とを、前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとのどちらか一方へ選択的に入力する機能を有する請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1のフィルタが、局部発振信号周波数より高い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有し、前記第2のフィルタが、局部発振信号周波数より低い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有する請求項1、2または3記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1のフィルタが、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号が10MHz以下で直流でない周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有し、前記第2のフィルタが、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号が10MHz以上の周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有する請求項1、2または3記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力とが入力されイメージ妨害信号のレベルを検出するレベル検波回路と、前記レベル検波回路の出力が入力される比較回路と、前記比較回路の出力に応じて局部発振信号の周波数を可変する周波数可変手段とをさらに備え、
    前記スイッチは、前記比較回路の出力に応じて前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力との何れか一方を出力する請求項1記載の半導体集積回路。
  7. 入力した受信高周波信号を増幅して高周波信号として出力する増幅器と、
    局部発振信号を出力する電圧制御発振回路と、
    前記高周波信号と前記局部発振信号とをそれぞれ2分配して4つの信号とし、そのうちどちらか一組の信号に移相手段により90°の位相差をもたせることで、第1の高周波信号、第2の高周波信号、第1の局部発振信号、第2の局部発振信号を作成する信号作成手段と、
    前記第1の高周波信号と前記第1の局部発振信号とを混合し第1の中間周波信号として出力する第1のミキサと、
    前記第2の高周波信号と前記第2の局部発振信号とを混合し第2の中間周波信号として出力する第2のミキサと、
    前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第1のフィルタと、
    前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号からイメージ妨害を除去する第2のフィルタと、
    前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの何れか一方を選択するスイッチとを備えたTV放送受信装置。
  8. 前記スイッチは、外部からの制御信号により、前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力とのどちらか一方を選択的に出力する機能を有する請求項7記載のTV放送受信装置。
  9. 前記スイッチは、外部からの制御信号により、前記第1の中間周波信号と前記第2の中間周波信号とを、前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとのどちらか一方へ選択的に入力する機能を有する請求項7記載のTV放送受信装置。
  10. 前記第1のフィルタが、局部発振信号周波数より高い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有し、前記第2のフィルタが、局部発振信号周波数より低い周波数のイメージ妨害を除去する機能を有する請求項7、8または9記載のTV放送受信装置。
  11. 前記第1のフィルタが、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号が10MHz以下で直流でない周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有し、前記第2のフィルタが、前記第1の中間周波信号および前記第2の中間周波信号が10MHz以上の周波数範囲においてイメージ妨害を除去する機能を有する請求項7、8または9記載のTV放送受信装置。
  12. 前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力とが入力されイメージ妨害信号のレベルを検出するレベル検波回路と、前記レベル検波回路の出力が入力される比較回路と、前記比較回路の出力に応じて局部発振信号の周波数を可変する周波数可変手段とをさらに備え、
    前記スイッチは、前記比較回路の出力に応じて前記第1のフィルタの出力と前記第2のフィルタの出力との何れか一方を出力する請求項7記載のTV放送受信装置。
  13. 受信希望信号の周波数より高い周波数に局部発振信号があるときの第1のイメージ妨害信号レベルを検出するステップと、
    前記受信希望信号の周波数より低い周波数に前記局部発振信号があるときの第2のイメージ妨害信号レベルを検出するステップと、
    前記第1のイメージ妨害信号レベルの大きさと前記第2のイメージ妨害信号レベルの大きさとを比較してその比較結果を出力するステップと、
    前記比較結果に応じて前記局部発振信号の周波数を設定するステップとを含むTV放送受信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191266A (ja) * 2011-03-08 2012-10-04 Casio Comput Co Ltd 受信装置、および、プログラム
JP2014232951A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 アイコム株式会社 無線受信装置、無線通信機及び無線受信方法
CN109104206A (zh) * 2017-06-20 2018-12-28 瑞萨电子株式会社 半导体器件及其中的方法

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