JPWO2009013883A1 - ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器 - Google Patents

ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器 Download PDF

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Abstract

ホログラムパターン上に水滴、皮脂、汗がついてホログラムパターンが消失することを防止し、生産から消費までの期間において、対象物の保管、運送、及び陳列の状態及び条件を選ばずに、ホログラムパターンを視認することのできるホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供する。対象物の外面上に配置して用いられる本発明のホログラムパターン付きフィルムは、一面にホログラムパターンが形成されるとともに、ホログラムパターン上に、その形状に沿うように薄膜層が形成されたホログラムパターン形成層と、ホログラムパターン形成層の外側に配置された少なくとも一つの層と、を備える。

Description

本発明は、ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器に関し、ホログラムパターン付きフィルムについては、特に、飲料品又は食品を収容する容器、包装物に用いることのできるホログラムパターン付きフィルムに関する。
近年、装飾を目的として、容器、包装物その他の対象物の外面にホログラムパターンを備えたものが提案されている。このホログラムパターンは、平面内に記録された干渉縞のパターンを、エンボス状又はレリーフ状をなす微細な凹凸形状としたものであって、対象物の外面に直接形成し、又は、別途形成したパターンを容器外面に貼着する方法が検討されている。
ホログラムパターンを容器外面に直接形成する方法としては、凹凸状のホログラムパターンが形成された金属板を対象物たる容器表面に係合させるものが提案されている。また、ホログラムパターンを別途形成する方法としては、金属薄膜からなる母型に形成された凹凸状のホログラムパターンを、熱可塑性樹脂や紫外線硬化型樹脂に加圧成形し、樹脂を硬化させた後に、容器外面に接着するものが提案されている(特許文献1〜2)。
これらのホログラムパターンにおいては、外側に保護層を形成せずに、ホログラムパターンを最外層としていた。これは、ホログラムパターンを形成した材料と同程度の屈折率を有する物質によって、凹凸状のパターンを埋めると、ホログラム効果が消失してしまうおそれがあるためである。
一方、ホログラムパターンを貼着する対象物の一つである缶体の製缶工程及び缶詰製造工程においては、生産性向上のためには、缶体の外面に滑り性向上のための塗料を塗布しておくことが好ましい。
特開平11−268746号公報 特開2000−128176号公報
しかしながら、対象物が、保管中、運送中、店頭陳列中その他の生産から消費までの期間中に、冷蔵下、冷凍下、又は水中下に置かれるような容器その他の対象物である場合、ホログラムパターンが消失してしまうおそれがある。すなわち、ホログラムパターン上に、結露による水滴の付着や冷却用の水の付着により、凹凸状のパターンが埋められてしまうと、水とホログラムパターンを形成する材料との屈折率が近いときは、ホログラムパターンが消失してホログラム効果を発現することができない。
また、対象物の取扱者又は対象物を購入した消費者が、ホログラムパターンに触れることによっても、ホログラムパターンが消失するおそれがある。これは、取扱者又は消費者の手の皮脂、手からの汗、手についた水その他の液体によって、凹凸状のパターンが埋められてしまうことによって起こるものである。
さらに、缶体の外面上にホログラムパターンを形成する場合では、ホログラム効果を維持するためには、ホログラムパターン上に滑り性向上のための塗料を塗布することができない。塗料によって、凹凸状のパターンが埋められてしまうと、ホログラム効果が消失するおそれがあるためである。このように、滑り性向上のための塗料を塗布することができないことから、ホログラムパターンを有した缶体では、その製造及び缶詰の製造の生産性が低下せざるを得ず、生産コストの上昇につながるおそれがある。
そこで本発明は、ホログラムパターン上に水滴、皮脂、汗がついてホログラムパターンが消失することを防止することができ、保管中、運送中、店頭陳列中その他の生産から消費までの期間においてホログラム効果を発現することのできるホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供することを目的とする。したがって、本発明の目的は、対象物の保管、運送、及び陳列の状態及び条件を選ばずに、ホログラムパターンを視認することのできるホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供することにある。
さらに、本発明は、ホログラムパターン上に滑り性向上のための塗料を塗布することができ、これによって、缶体の製造工程及び缶詰の製造工程の生産性の低下を招くことのないホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のホログラムパターン付きフィルムは、対象物の外面上に配置して用いるホログラムパターン付きフィルムであって、一面にホログラムパターンが形成されるとともに、ホログラムパターン上に、その形状に沿うように薄膜層が形成されたホログラムパターン形成層と、ホログラムパターン形成層の外側に配置された少なくとも一つの層と、を備えることを特徴としている。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、ホログラムパターン形成層は、ホログラムパターンが対象物の外面側にくるように配置されるとともに、薄膜層は蒸着層であることが好ましい。この蒸着層は反射性、又は、透過性及び高屈折率を備えることが好ましい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、ホログラムパターン形成層に関して対象物の外面から遠い側に、樹脂層が形成されているとよい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、樹脂層は、ホログラムパターン形成層が形成された樹脂フィルムであることが好ましい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、ホログラムパターン形成層は、インク層を介して、樹脂層上に成膜されることが好ましい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいては、樹脂層のうち、インク層及びホログラムパターン形成層が形成された面の反対側の面に、インク層とは別の第2インク層が形成されているとよい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、樹脂層のうち、対象物の外面から遠い面にインク層が形成されているとよい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、インク層は、樹脂層上に直接形成されていることが好ましい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、蒸着層上に形成された接着層によって対象物の外面に貼着されることが望ましい。
本発明の第2の態様のホログラムパターン付きフィルムにおいて、ホログラムパターン形成層は、ホログラムパターンが対象物の外面から遠い側にくるように配置され、薄膜層は蒸着層である請求項1に記載のホログラムパターン付きフィルム。
本発明の第2の態様のホログラムパターン付きフィルムでは、ホログラムパターン形成層において、対象物の外面側に樹脂層が配置されていることが好ましい。
本発明の第2の態様のホログラムパターン付きフィルムでは、樹脂層において、対象物の外面側の面にインク層が形成されているとよい。
本発明の第2の態様のホログラムパターン付きフィルムにおいて、蒸着層は透過性及び高屈折率を備えるとよい。
本発明の第2の態様のホログラムパターン付きフィルムにおいて、樹脂層はPETフィルムであることが好ましい。
本発明のホログラムパターン付きフィルムにおいて、対象物として容器を選ぶことができる。
本発明のホログラムパターン付き容器においては、一面にホログラムパターンが形成されたホログラムパターン形成層を外面上に備えるとともに、ホログラムパターン上には、その形状に沿うように薄膜層が形成され、さらに、薄膜層の外側に少なくとも一つの層が配置されていることを特徴としている。
本発明によると、一面にホログラムパターンが形成されるとともに、ホログラムパターン上に、その形状に沿うように薄膜層が形成されたホログラムパターン形成層を、層構成の内側に含む構成としたことから、対象物の最外面にホログラムパターン形成層又は薄膜層が存在しないため、ホログラムパターン上に水滴、皮脂、汗がついてホログラムパターンが消失することを防止することができる。これにより、対象物の保管、運送、及び陳列の状態及び条件を選ばずに、ホログラムパターンを視認することができる。
また、上記構成により、ホログラムパターン上に滑り性向上のための塗料を塗布してもホログラムパターンが消失することがなくなるため、缶体の製造工程及び缶詰の製造工程の生産性の低下を招くことのないホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。 第1実施形態の変形例に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。 第1実施形態の第3変形例に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。 第2実施形態の変形例に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器の層構成を工程ごとに示した断面図である。
符号の説明
10 ホログラムパターン付きフィルム
11 基材フィルム(樹脂層)
11a 外面
12 インク層
13 ホログラムパターン形成層
13a 外面
14 ホログラムパターン
15 蒸着層(薄膜層)
16 ワニス層
21 容器(対象物)
21a 外面
23 接着層
30 ホログラムパターン付き容器
40 最外層フィルム
41 最外層用基材フィルム(樹脂層)
41a 外面
42 インク層
43 接着層
46 ワニス層
50 ホログラムパターン付きフィルム
51 基材フィルム(樹脂層)
53 ホログラムパターン形成層
53a 外面
54 ホログラムパターン
55 蒸着層(薄膜層)
60 ホログラムパターン付き容器
110 ホログラムパターン付きフィルム
111 基材フィルム(樹脂層)
111a 外面
112 インク層
113 ホログラムパターン形成層
113a 外面
114 ホログラムパターン
115 蒸着層(薄膜層)
116 ワニス層
130 ホログラムパターン付き容器
140 印刷フィルム
141 基材フィルム(樹脂層)
141a 外面
141b 内面
142 インク層
143 接着層
146 ワニス層
150 ホログラムパターン付きフィルム
151 基材フィルム(樹脂層)
153 ホログラムパターン形成層
153a 外面
154 ホログラムパターン
155 蒸着層(薄膜層)
160 ホログラムパターン付き容器
210 ホログラムパターン付きフィルム
211 基材フィルム(樹脂層)
211a 外面
211b 内面
212 インク層
213 ホログラムパターン形成層
214 ホログラムパターン
215 蒸着層(薄膜層)
216 ワニス層
223 接着層
230 ホログラムパターン付き容器
310 ホログラムパターン付きフィルム
311 基材フィルム(樹脂層)
311a 外面
311b 内面
312 インク層
313 ホログラムパターン形成層
313a 外面
314 ホログラムパターン
315 蒸着層(薄膜層)
316 ワニス層
322 第2インク層
323 接着層
330 ホログラムパターン付き容器
以下、本発明の実施形態に係るホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器について図面を参照しつつ詳しく説明する。
本発明の実施形態に係るホログラムパターン付きフィルムは、飲料品又は食品を収容する容器、包装物その他の対象物の外面上に配置して用いられる、シート状、ロールフィルム状、又はラベル状のフィルムである。対象物としては、例えば、金属製の缶体、プラスチック製の容器、紙製の容器及び包装物、アルミを含む容器が挙げられる。
このホログラムパターン付きフィルムは、ホログラムパターン形成層を備えており、このホログラムパターン形成層の一面にホログラムパターンが形成されるとともに、ホログラムパターン上に、その形状に沿うように薄膜層が形成されている。薄膜層は、例えば、蒸着、スパッタリング、CVD(chemical vapor deposition)により形成される。すなわち、薄膜層は、ホログラムパターンの凹凸状のパターンを埋めてしまうものではない。
ホログラムパターン形成層としては、例えば、熱可塑性樹脂、紫外線硬化型樹脂、自己硬化型樹脂を用いることができる。ホログラムパターンは、母型に形成された凹凸状のホログラムパターンを、ホログラムパターン形成層を構成する材料に加圧成形した後に、材料に対応した方法で硬化させて形成する。
ホログラムパターン形成層は、ホログラムパターンが対象物の外面側、又は、対象物の外面から遠い側にくるように配置される。
ホログラムパターンが対象物の外面側にくるように(対象物の外面に向くように)配置される場合には、ホログラムパターン上に形成される薄膜層は反射性、又は、透過性及び高屈折率を備えていることが好ましい。この場合の薄膜層は、反射性を持たせる場合は例えばアルミニウムを、透過性と高屈折率を持たせる場合は例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ジルコニウム化合物、硫化亜鉛、酸化珪素、酸化インジュウム錫(ITO)を、それぞれ蒸着することによって形成することができる。
ホログラムパターン付きフィルムは、インク層と薄膜層との間に、ホログラムパターン形成層及び樹脂層の少なくとも一方を挟んで順に積層している。したがって、薄膜層を形成する物質(例えば蒸着物質)がインク層に直接接触することによる、インクの明度、色相、及び彩度への影響を抑えることができる。
このような構成としたホログラムパターン付きフィルムを対象物の外面に貼着すると、ホログラムパターン形成層を通った入射光が薄膜層の凹凸形状に応じて反射又は屈折するため、ホログラムパターンを視認することができる。さらに、ホログラムパターンの外側にホログラムパターン形成層が配置され、さらにその外側に少なくとも一つの層(例えばワニス層)が配置されることから、ホログラムパターンに、結露による水滴や、取扱者や消費者の手の皮脂、手からの汗、手についた水が付着する可能性をきわめて低くすることができるため、ホログラムパターンの消失を防ぐことができる。さらに、ホログラムパターン形成層の外側には、汎用の滑り性向上のための塗料を塗布することができ、これにより、製缶工程及び缶詰製造工程の生産性の低下を防ぐことができる。
一方、ホログラムパターンが対象物の外面から遠い側にくるように配置される場合には、ホログラムパターン上に形成される薄膜層は透過性及び高屈折率を備えることが好ましい。薄膜層は、透過性を備え、かつ、屈折率の大きな材料(例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ジルコニウム化合物、硫化亜鉛、酸化珪素、酸化インジュウム錫(ITO))で形成することが好ましい。
このような構成としたホログラムパターン付きフィルムを対象物の外面に貼着すると、入射光が薄膜層の凹凸形状に応じて屈折するため、ホログラムパターンを視認することができる。また、ホログラムパターンの外側に薄膜層が配置され、さらにその外側に少なくとも一つの層(例えばワニス層)が配置されることにより、凹凸状のホログラムパターン内に、結露による水滴や、取扱者や消費者の手の皮脂、手からの汗、手についた水が付着する可能性を低くすることができ、かつ、付着したとしても薄膜層の透過性及び高屈折性により、ホログラムパターンの消失を防ぐことができる。
さらに、薄膜層を屈折率の高い透過性材料、又は、反射性材料で構成することにより、ホログラムパターン上に、滑り性向上のための塗料、又は、透過性材料層を積層することができる。すなわち、塗料によって凹凸状のホログラムパターンが埋められたとしても、薄膜層の反射性又は高屈折性により、ホログラムパターンの視認性を維持することができる。また、滑り性向上のための塗料を塗布した場合は、製缶工程及び缶詰製造工程の生産性の低下を防ぐことができる。
以下に、ホログラムパターンが対象物たる容器の外面側に配置された第1実施形態、及び、対象物の外面から遠い側に配置された第2実施形態について、順に、詳細に説明する。
<第1実施形態>(図1)
第1実施形態にかかるホログラムパターン付きフィルム10は、ホログラムパターン14が対象物たる容器21の外面21a側にくるように配置され、これによりホログラムパターン付き容器30が構成される。以下に、その構成について、図1を参照しつつ、各層の製造工程順に説明する。なお、第1実施形態は容器を対象物としているが、本発明は容器以外の対象物にも適用可能である。
(1)ホログラムパターン付きフィルム製造工程
インク層12及びホログラムパターン形成層13を設ける基材フィルム11(樹脂層)(図1(a−1))は透過性を有した材料で構成することが好ましく、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、ナイロン(商標)製のフィルム、OPP(延伸ポリプロピレン)フィルムその他の樹脂製フィルムを用いることができる。
この基材フィルム11の外面11a(ホログラムパターン付きフィルム10を容器21の外面21aに貼着したときに外面21aに近い側の面)の上に、インク層12を形成する。このインク層12は、例えばグラビア印刷により、あらかじめ定めたパターンとなるように形成する(図1(a−2))。
つづいて、インク層12が形成された部分ではインク層12上に、インク層12が形成されていない部分では基材フィルム11上に、ホログラムパターン形成層13を形成する(図1(a−3))。ホログラムパターン形成層13は、少なくとも硬化後に透過性を有する材料であれば、例えば、熱可塑性樹脂、紫外線硬化型樹脂、自己硬化型材料を用いることができる。ホログラムパターン形成層13は、例えば、塗布ロールによる転写、スプレーによる噴霧、スピンコートによって形成する。なお、ホログラムパターン形成層13は、インク層12が形成されていない部分のみについて、基材フィルム11上に形成することもできる。
次に、ホログラムパターン形成層13の外面13aにホログラムパターンを形成する。ホログラムパターンの形成は、例えば、別途形成した母型を、硬化していない状態のホログラムパターン形成層13の外面13aに押圧することによって行う。押圧後、熱可塑性樹脂であれば加熱を停止し、紫外線硬化型樹脂であれば紫外線を照射し、自己硬化型材料であれば内部反応完了まで放置することにより、ホログラムパターン形成層13が硬化してその外面13aにホログラムパターン14が定着する(図1(a−4))。
ここで、母型は、例えば次のように形成する。すなわち、フォトレジストを塗布した乾板にレーザー干渉膜を露光して、その干渉縞の濃度に応じた凹凸のレジストパターンを形成した後に、これに金属を蒸着して薄膜を形成して導電性を持たせ、その上にニッケルをメッキする。次に、このメッキ層を剥離することにより、ニッケル上に微細な凹凸状のホログラムパターンが精密に転写された母型を形成する。
最後に、ホログラムパターン14上に、そのパターンに沿って薄膜層としての蒸着層15を形成する(図1(a−5))。第1実施形態では、反射性、又は、透過性かつ高屈折率を備えた蒸着層15を形成する。ここで、屈折率が高いとは、比較対象となる材料(第1実施形態に係るホログラムパターン付きフィルム10ではホログラムパターン形成層13)に対して、例えば20%以上、好ましくは30%以上高い屈折率を備えることを言う。蒸着層15を形成する材料としては、反射性材料では、例えばアルミニウム、透過性及び高屈折率を備えたものでは、例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ジルコニウム化合物、硫化亜鉛、酸化珪素、酸化インジュウム錫(ITO)を挙げることができる。以上の工程によりホログラムパターン付きフィルム10が形成される。
(2)ホログラムパターン付きフィルム貼着工程
まず、蒸着層15上に接着材料を塗布することにより、接着層23を形成する(図1(a−6))。接着層23に用いる接着材料は、任意のものを用いることができるが、ホログラムパターン付きフィルム10の容器21への貼着作業中には硬化が完了せず、かつ、貼着作業後に速やかに硬化させることができるものが好ましい。そのような接着材料としては、例えば、熱硬化性、熱可塑性、紫外線硬化型、自己硬化型の材料を挙げることができる。
次に、硬化前の接着層23を容器21の外面21aに押し当てつつ、接着層23を硬化させることにより、容器21に対してホログラムパターン付きフィルム10を貼着する(図1(a−7))。この工程により、ホログラムパターン形成層13は、ホログラムパターン14側が容器21の外面21a側にくるように配置され、基材フィルム11が容器21から最も遠い位置に配された状態で、容器21に対して固定される。
最後に、基材フィルム11上にワニスを塗布することによって、ワニス層16を形成(図1(a−7))して、ホログラムパターン付き容器30が完成する。なお、ワニス層16は、ホログラムパターン付きフィルム10を容器21に貼着する前(例えば、ホログラムパターン付きフィルム10形成後であって接着層23を形成する前)に基材フィルム11上に塗布しておくこともできる。また、ホログラムパターン付き容器30は、ワニス層16を形成しない状態で用いることもできる。
基材フィルム11上に、すなわち、ホログラムパターン付き容器30の最外層上に、ワニス層16を形成することができることから、従来と同様の滑り性及び光沢を得ることができるため、容器の製造工程における生産性の低下を招くことなく、装飾性、意匠性の高い容器を製造することができる。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)ホログラムパターン14上に、ホログラムパターン14の形状に沿って、反射性、又は、透過性及び高屈折率を備えた蒸着層15を形成したため、基材フィルム11及びホログラムパターン形成層13を透過した光を、ホログラムパターン14の形状に対応して反射、又は、屈折させることができ、これによりホログラムパターンを視認することができる。
(2)ホログラムパターン形成層13の一面(外面13a)にホログラムパターン14を構成し、かつ、ホログラムパターン14が容器21側にくるようにホログラムパターン形成層13を配置したことにより、常にホログラムパターン14より外側にホログラムパターン形成層13が存在するため、ホログラムパターン14上に水滴、皮脂、汗がついてホログラムパターンが消失することを防止することができる。よって、対象物の保管、運送、及び陳列の状態及び条件を選ばずに、ホログラムパターンを視認することができる。
(3)ホログラムパターン14を消失させることなく、最外層にワニス層16を、又は、滑り性向上のための塗料を塗布することができるため、容器の製造工程、及び内容物の充填工程における生産性の低下を招くことがない。
(4)ホログラムパターン14よりも外側にインク層12を設けることにより、インク層12のある部分ではホログラムパターンを消失させてインクのパターンを視認することができ、インク層12のない部分ではホログラムパターンを視認することができることから、より装飾性の高いホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付き容器を提供することができる。
以下に第1実施形態の変形例について図2を参照しつつ説明する。
上記の第1実施形態では基材フィルム11上にインク層12及びホログラムパターン形成層13を積層していたが、これに代えて、図2に示すように、インク層42及びホログラムパターン形成層53を別の基材フィルムに形成した後に、これらの基材フィルムを容器21上に積層することもできる。以下に、図2を参照しつつ詳細を説明するが、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図2に示す変形例にかかるホログラムパターン付きフィルム50は、最外層フィルム40と一体となって、ホログラムパターン54が対象物たる容器21の外面21a側にくるように配置され、これによりホログラムパターン付き容器60が構成される。
(1)最外層フィルム製造工程
インク層42を設ける最外層用基材フィルム41(図2(b−1))は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料であって、同様の方法により、この最外層用基材フィルム41の外面41a上に、インク層42を形成する(図2(b−2))。以上の工程により最外層フィルム40を形成する。
(2)ホログラムパターン付きフィルム製造工程
ホログラムパターン形成層53を設ける基材フィルム51(図2(b−3))は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料を用いることができ、この基材フィルム51上に、ホログラムパターン形成層53を形成する(図2(b−4))。ホログラムパターン形成層53は、第1実施形態のホログラムパターン形成層13と同様の材料を用いて、同様の方法で形成することができる。
次に、ホログラムパターン形成層53の外面53aにホログラムパターン54を形成する(図2(b−5))。ホログラムパターン54の形成は、第1実施形態のホログラムパターン14の形成と同様に行う。
最後に、ホログラムパターン54上に、そのパターンに沿って、薄膜層としての蒸着層55を形成する(図2(b−6))。この蒸着層55は、第1実施形態と同様に、反射性、又は、透過性及び高屈折率を備えた層である。以上の工程によりホログラムパターン付きフィルム50を形成する。
(3)ホログラムパターン付きフィルム貼着工程
まず、最外層フィルム40のインク層42を設けた外面41aに接着材料を塗布することにより、接着層43を形成する。接着材料は第1実施形態の接着層23と同様のものを用いる。次に、硬化前の接着層43を、基材フィルム51のホログラムパターン54を形成していない面に押し当てつつ、接着層43を硬化させることにより、最外層フィルム40とホログラムパターン付きフィルム50を互いに貼着する(図2(b−7))。
つづいて、蒸着層55上に接着材料を塗布することにより、接着層23を形成する(図2(b−8))。接着材料は第1実施形態と同様のものを用いる。次に、硬化前の接着層23を、容器21の外面21aに押し当てつつ、接着層23を硬化させることにより、最外層フィルム40及びホログラムパターン付きフィルム50を、容器21に対して貼着する(図2(b−9))。この工程により、ホログラムパターン形成層53は、ホログラムパターン54側が容器21の外面21a側に配置され、最外層用基材フィルム41が容器21から最も遠い位置に配される。最後に、最外層用基材フィルム41上にワニスを塗布することによって、ワニス層46を形成(図2(b−9))して、ホログラムパターン付き容器60が完成する。なお、ワニス層46は、最外層フィルム40とホログラムパターン付きフィルム50との貼り付け前(例えば、最外層フィルム40の形成後であって接着層43を形成する前)に、最外層用基材フィルム41のインキ層42を形成する外面41aの対面に塗布しておくこともできる。
図2に示すホログラムパターン付き容器60においては、ホログラムパターン形成層53を、インク層のない平滑な基材フィルム51表面上に形成することができるため、母型の形状をより精確に転写したホログラムパターン54を形成することができる。
なお、その他の作用、効果は第1実施形態と同様である。
以下に第1実施形態の第2変形例について図3を参照しつつ説明する。
上記の第1実施形態では、基材フィルム11上に積層されたインク層12上にホログラムパターン形成層13をさらに積層していたが、第2変形例では、図3に示すように、インク層212とホログラムパターン形成層213を、基材フィルム211の反対面にそれぞれ積層している。
以下に、図3を参照しつつ詳細を説明するが、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(1)ホログラムパターン付きフィルム製造工程
インク層212及びホログラムパターン形成層213を設ける基材フィルム211(樹脂層)は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料を用いる。この基材フィルム211の外面211a(ホログラムパターン付きフィルム210を容器21の外面21aに貼着したときに外面21aに近い側の面)の上に、ホログラムパターン形成層213を形成する。ホログラムパターン形成層213は、第1実施形態のホログラムパターン形成層13と同様の材料を用いて、同様の方法で形成する。次に、ホログラムパターン形成層213の外面に、第1実施形態のホログラムパターン14と同様の方法で、ホログラムパターン214を形成する。さらに、ホログラムパターン214上に、そのパターンに沿って薄膜層としての蒸着層215を形成する(図3(e−1))。蒸着層215は、第1実施形態の蒸着層15と同様の材料を用いて同様の方法で形成する。
つづいて、基材フィルム211の外面211aとは反対側の内面211bにインク層212を形成する。このインク層12は、例えばグラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェットプリンタにより、あらかじめ定めたパターンとなるように形成する。
以上の工程によりホログラムパターン付きフィルム210が形成される(図3(e−2))。
(2)ホログラムパターン付きフィルム貼着工程
まず、蒸着層215上に接着材料を塗布することにより、接着層223を形成し(図3(e−3))、容器21に対してホログラムパターン付きフィルム210を貼着する(図3(e−4))。接着層223は、第1実施形態の接着層23と同様の材料を用いて同様の方法で形成し、第1実施形態と同様に容器21の外面21aに貼着する。
さらに、基材フィルム211においてインク層212が積層された内面211b上にワニスを塗布することによって、ワニス層216を形成して、ホログラムパターン付き容器230が完成する(図3(e−4))。なお、ワニス層216は、ホログラムパターン付きフィルム210を容器21に貼着する前(例えば、ホログラムパターン付きフィルム210形成後であって、接着層223を形成する前)に基材フィルム211上に塗布しておくこともできる。
図3に示すホログラムパターン付き容器230においては、ホログラムパターン形成層213を、基材フィルム211のうちインク層のない外面211a上に形成することができるため、母型の形状をより精確に転写したホログラムパターン214を形成することができる。
なお、その他の作用、効果は第1実施形態と同様である。
次に、第1実施形態の第3変形例について図4を参照しつつ説明する。
第3変形例では、基材フィルム311のうち、インク層312及びホログラムパターン形成層313が形成された外面311aとは反対側の内面311bに、インク層312とは別の第2インク層322を形成している。第2インク層322以外の構成は、第1実施形態と同様である。すなわち、第3変形例における、ホログラムパターン付きフィルム310、基材フィルム(樹脂層)311、インク層312、ホログラムパターン形成層313、ホログラムパターン314、蒸着層(薄膜層)315、ワニス層316、接着層323、及びホログラムパターン付き容器330は、第1実施形態におけるホログラムパターン付きフィルム10、基材フィルム(樹脂層)11、インク層12、ホログラムパターン形成層13、ホログラムパターン14、蒸着層(薄膜層)15、ワニス層16、接着層23、及びホログラムパターン付き容器30に、それぞれ対応する。したがって、ホログラムパターン314は、ホログラムパターン形成層313の外面313aに形成される。また、容器(対象物)21、外面21aは、第1実施形態と共通する。これら第1実施形態に対応又は第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ホログラムパターン付きフィルム製造工程においては、まず、基材フィルム311の外面311a上にインク層312を形成するとともに、基材フィルム311の内面311b上に第2インク層を形成する(図4(f−2))。次に、基材フィルム311の外面311a側にホログラムパターン形成層313を積層する(図4(f−3))。第2インク層322は、インク層312と同様の材料を用いて、同様の方法で形成することができるが、ワニス層316になじみやすい材料を用いることが好ましい。
なお、第2インク層322には、マット調又はつや消し用のインクを用いることができる。マット調インクとしては、例えばシリカを10〜25phr(per hundred resin)を含んだものを用いるとよい。
第2インク層322上には、容器21の外面21a上に210を貼着した後に、ワニスを塗布され、これによって、ワニス層316が形成される(図4(f−7))。こうして、ホログラムパターン付き容器330が完成する。なお、ワニス層316は、ホログラムパターン付きフィルム310を容器21に貼着する前(例えば、インク層312及び第2インク層322の形成後であって、ホログラムパターン形成層313の積層前、又は、ホログラムパターン付きフィルム310形成後であって、接着層323を形成する前)に基材フィルム311上に塗布しておくこともできる。
なお、その他の作用、効果は第1実施形態と同様である。
<第2実施形態>(図5)
第2実施形態にかかるホログラムパターン付きフィルム110は、ホログラムパターン114が対象物たる容器21の外面21aから遠い側に配置され、これによりホログラムパターン付き容器130が構成される。その構成について、図5を参照しつつ、各層の製造工程順に説明する。なお、第1実施形態と同様に、第2実施形態は容器を対象物としているが、本発明は容器以外の対象物にも適用可能である。また、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(1)ホログラムパターン付きフィルム製造工程
インク層112及びホログラムパターン形成層113を設ける基材フィルム111(図5(c−1))は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料を用いることができる。この基材フィルム111の外面111a(ホログラムパターン付きフィルム110を容器21の外面21aに貼着したときに、外面21a側に配置される面)上には、第1実施形態のインク層12と同様にインク層112を形成する(図5(c−2))。
つづいて、基材フィルム111のうち、インク層112が設けられた外面111aに対向する面111b上に、ホログラムパターン形成層113を形成する(図5(c−3))。ホログラムパターン形成層113は、第1実施形態のホログラムパターン形成層13と同様の材料を用いて、同様の方法で形成することができる。
次に、ホログラムパターン形成層113の外面113aにホログラムパターン114を形成する(図5(c−4))。ホログラムパターン114の形成は、第1実施形態と同様に行う。
最後に、ホログラムパターン114上に、そのパターンに沿って、薄膜層としての蒸着層115を形成する(図5(c−5))。この蒸着層115は、透過性及び高い屈折率を備えることが好ましい。蒸着層115には、蒸着層115を覆う層の構成材料よりも20%以上、好ましくは30%以上高い屈折率を備えた材料、例えば酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ジルコニウム化合物、硫化亜鉛、酸化珪素、酸化インジュウム錫(ITO)を用いることが好ましい。屈折率が高い材料で蒸着層115を形成することにより、凹凸状のホログラムパターンが別の層の構成材料で埋まってしまったとしても、ホログラムパターンが消失することがないからである。以上の工程によりホログラムパターン付きフィルム110が形成される。
(3)ホログラムパターン付きフィルム貼着工程
まず、基材フィルム111のうちインク層112が設けられた面111aにおいて、インク層112が形成された部分ではインク層112上に、インク層112が形成されていない部分では面111a上に、第1実施形態の接着層23と同様に、接着材料を塗布することにより、接着層23を形成する(図5(c−6))。
次に、硬化前の接着層23を容器21の外面21a上に押し当てつつ、接着層23を硬化させることにより、容器21に対してホログラムパターン付きフィルム110を貼着する(図5(c−7))。この工程により、ホログラムパターン形成層113は、ホログラムパターン114側が容器21の外面21aから遠い側に、インク層112が容器21の外面21a側に、それぞれ配された状態で、容器21に対して固定される。
最後に、蒸着層115上にワニスを塗布することによって、ワニス層116を形成(図5(c−7))して、ホログラムパターン付き容器130が完成する。なお、ホログラムパターン付きフィルム110は、あらかじめワニス層116をホログラムパターン付きフィルム110に塗布しておいてから、容器21へ貼り付けてもよい。この場合は、例えば、ホログラムパターン付きフィルム110の形成後であって、接着層23を形成する前に、ワニス層116を形成する。
第2実施形態に係るホログラムパターン付き容器130においては、ホログラムパターン114上に透過性及び高い屈折率を備えた蒸着層115を形成していることから、蒸着層115上にワニス層116を形成してもホログラムパターンが消失することがない。さらに、容器21側に形成されたインク層112のパターンを視認することできる。
また、ワニス層116を設けたことによって、結露による水滴や、取扱者や消費者の手の皮脂、手からの汗、手についた水が蒸着層115に到達することがなくなるため、ホログラムパターンの消失を防ぐことができる。
なお、その他の作用、効果、変形例は第1実施形態と同様である。
以下に第2実施形態の変形例について図6を参照しつつ説明する。
上記の第2実施形態では基材フィルム111上にインク層112及びホログラムパターン形成層113を積層していたが、これに代えて、図6に示すように、インク層142及びホログラムパターン形成層153を別の基材フィルムに形成した後に、これらの基材フィルムを容器21上に積層することもできる。以下に、図6を参照しつつ詳細を説明するが、第2実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示す変形例にかかるホログラムパターン付きフィルム150は、印刷フィルム140と一体となって、ホログラムパターン154が対象物たる容器21の外面21a側にくるように配置され、これによりホログラムパターン付き容器160が構成される。
(1)印刷フィルム製造工程
インク層142を設ける基材フィルム141(図6(d−1))は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料であって、同様の方法により、この基材フィルム141の外面141a上に、インク層142を形成する(図6(d−2))。以上の工程により印刷フィルム140を形成する。
(2)ホログラムパターン付きフィルム製造工程
ホログラムパターン形成層153を設ける基材フィルム151(図6(d−3))は、第1実施形態の基材フィルム11と同様の材料を用いることができ、この基材フィルム151上に、ホログラムパターン形成層153を形成する(図6(d−4))。ホログラムパターン形成層153は、第1実施形態のホログラムパターン形成層13と同様の材料を用いて、同様の方法で形成することができる。
次に、ホログラムパターン形成層153の外面153aにホログラムパターン154を形成する(図6(d−5))。ホログラムパターン154の形成は、第1実施形態のホログラムパターン14の形成と同様に行う。
最後に、ホログラムパターン154上に、そのパターンに沿って、薄膜層としての蒸着層155を形成する(図6(d−6))。この蒸着層155は、第2実施形態と同様に、透過性及び高屈折率を備えた層である。以上の工程によりホログラムパターン付きフィルム150を形成する。
(3)ホログラムパターン付きフィルム貼着工程
まず、印刷フィルム140のインク層142を設けた外面141aに対向する内面141bに接着材料を塗布することにより、接着層143を形成する。接着材料は第1実施形態の接着層23と同様のものを用いる。次に、硬化前の接着層143を、ホログラムパターン付きフィルム150のホログラムパターン154(蒸着層155)に押し当てつつ、接着層143を硬化させることにより、印刷フィルム140とホログラムパターン付きフィルム150を互いに貼着する(図6(d−7))。
つづいて、基材フィルム141の外面141a上に接着材料を塗布することにより、接着層23を形成する(図6(d−8))。接着材料は第1実施形態と同様のものを用いる。次に、硬化前の接着層23を、容器21の外面21aに押し当てつつ、接着層23を硬化させることにより、印刷フィルム140及びホログラムパターン付きフィルム150を、容器21に対して貼着する(図6(d−9))。この工程により、ホログラムパターン形成層153は、ホログラムパターン154側が容器21の外面21aに近い側に配置される。
最後に、基材フィルム151上にワニスを塗布することによって、ワニス層146を形成(図6(d−9))して、ホログラムパターン付き容器160が完成する。なお、ワニス層146は、接着層143を形成した印刷フィルム140とホログラムパターン付きフィルム150との貼り付け前に、基材フィルム151のホログラムパターン形成層153を設けた面の対面に塗布しておくこともできる。
図6に示すホログラムパターン付き容器160においては、ホログラムパターン形成層153を、インク層のない平滑な基材フィルム151表面上に形成することができるため、母型の形状をより精確に転写したホログラムパターン154を形成することができる。
なお、その他の作用、効果は第2実施形態と同様である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係るホログラムパターン付きフィルムは、対象物の保管、運送、及び陳列の状態及び条件を選ばずに、ホログラムパターンの視認性を維持することができるため、容器、包装物その他の対象物の装飾に有用である。

Claims (18)

  1. 対象物の外面上に配置して用いるホログラムパターン付きフィルムであって、
    一面にホログラムパターンが形成されるとともに、前記ホログラムパターン上に、その形状に沿うように薄膜層が形成されたホログラムパターン形成層と、
    前記ホログラムパターン形成層の外側に配置された少なくとも一つの層と、を備えることを特徴とするホログラムパターン付きフィルム。
  2. 前記ホログラムパターン形成層は、前記ホログラムパターンが前記対象物の外面側にくるように配置されるとともに、
    前記薄膜層は蒸着層である請求項1に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  3. 前記ホログラムパターン形成層に関して前記対象物の外面から遠い側に、樹脂層が形成されている請求項2に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  4. 前記樹脂層は、前記ホログラムパターン形成層が形成された樹脂フィルムである請求項3に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  5. 前記ホログラムパターン形成層は、インク層を介して、前記樹脂層上に成膜される請求項4に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  6. 前記樹脂層のうち、前記インク層及び前記ホログラムパターン形成層が形成された面の反対側の面に、前記インク層とは別の第2インク層が形成されている請求項5に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  7. 前記樹脂層のうち、前記対象物の外面から遠い面にインク層が形成されている請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  8. 前記インク層は、前記樹脂層上に直接形成されている請求項7に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  9. 前記蒸着層上に形成された接着層によって前記対象物の外面に貼着される請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  10. 前記蒸着層は反射性を備える請求項2から請求項9のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  11. 前記蒸着層は透過性及び高屈折率を備える請求項2から請求項9のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  12. 前記ホログラムパターン形成層は、前記ホログラムパターンが前記対象物の外面から遠い側にくるように配置され、
    前記薄膜層は蒸着層である請求項1に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  13. 前記ホログラムパターン形成層において、前記対象物の外面側に樹脂層が配置されている請求項12に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  14. 前記樹脂層において、前記対象物の外面側の面にインク層が形成されている請求項13に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  15. 前記蒸着層は透過性及び高屈折率を備える請求項12から請求項14のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  16. 前記樹脂層はPETフィルムである請求項3から請求項11、及び、請求項13から請求項15のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  17. 前記対象物は容器である請求項1から請求項16のいずれか1項に記載のホログラムパターン付きフィルム。
  18. 一面にホログラムパターンが形成されたホログラムパターン形成層を外面上に備えるとともに、
    前記ホログラムパターン上には、その形状に沿うように薄膜層が形成され、
    さらに、前記薄膜層の外側に少なくとも一つの層が配置されていることを特徴とするホログラムパターン付き容器。
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