JP2864917B2 - ホログラム付き包装材料の製造方法 - Google Patents

ホログラム付き包装材料の製造方法

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JP2864917B2
JP2864917B2 JP4343634A JP34363492A JP2864917B2 JP 2864917 B2 JP2864917 B2 JP 2864917B2 JP 4343634 A JP4343634 A JP 4343634A JP 34363492 A JP34363492 A JP 34363492A JP 2864917 B2 JP2864917 B2 JP 2864917B2
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hologram
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浩 岩瀬
正信 岡村
俊彦 山根
健 高原
哲男 山口
純一 内田
照太郎 番場
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/40Printed information overlapped with the hologram

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スナック菓子を包装す
る袋などに用いるのに適しているホログラム付き包装材
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、ホログラム付
きの包装材料1はその包装材料1の表面側に印刷による
文字、絵柄などの印刷部2が設けられていて、その層構
成としては、裏面側から、ポリエステル樹脂(PET)
からなる基材3、接着層4、ホログラムを形成するため
のポリプロピレン樹脂(PP)層5、ホログラム形成層
6、前記ホログラム形成層6を覆うアンカーコート層
7、そしてこのアンカーコート層7の面に設けられた前
記印刷部2としていた。
【0003】ホログラムの形成はつぎの通りに行われて
いた。例えば、所定温度に加温されたポリプロピレン樹
脂シート(上記ポリプロピレン樹脂層5となる)に、ホ
ログラムスタンパーロールからホログラムパターンを転
写したり、また前記ポリプロピレン樹脂シートに、ホロ
グラムパターンの金型により熱プレスしてホログラムパ
ターンを転写している。そしてこのポリプロピレン樹脂
シートを基材3に貼り合わせるなどした後、ポリプロピ
レン樹脂層5のホログラムパターン面にコロナ放電処理
を行い(後のアルミ蒸着膜が定着し易いようにするもの
である)、これにアルミを真空蒸着してホログラム形成
層6を得ている。このようにして得られたホログラム形
成層6上にアンカーコート層7(下刷りの役割を果たす
ものである)を設け、そののち印刷により絵柄なとを施
して(印刷部2の形成)包装材料を製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の包装材料では、最外層として印刷部が位置して
この印刷部に傷が付き易くなり、そのためこの包装材料
を使用している商品の外観を損なうことがある。また、
絵柄などを表刷りすることから使用するインキが限定さ
れるが、それらのインキに透過性が無いために印刷部下
のホログラム像が完全に隠蔽され、印刷部が無いところ
からしかホログラム像が見えなくなって、ホログラム効
果が極めて乏しくなるという問題がある。
【0005】そこで本発明は上記した事情に鑑みて、印
刷部を包装材料の最外層とせず、そしてホログラム像が
印刷部を通して見えるようにすることを課題とし、ホロ
グラムによる装飾性の高い包装材料を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、ホログラム形成層を有する包
装材料であって、表皮フィルム層の裏面に透過性を有す
る裏刷りインキによる印刷部が設けられている包装材料
を製造する方法であり、表皮フィルムの裏面に設けられ
た裏刷りインキによる印刷部をアンカーコート層にて覆
い、ホログラムを形成するための樹脂層を前記アンカー
コート層に積層した後に、該樹脂層面にホログラム形成
層を設け、このホログラム形成層を設けた表面フィルム
の前記ホログラム形成層に、低温溶融押し出ししてなる
酸共重合体樹脂又はアイオノマー樹脂を積層接着し、そ
の上に、包装材料のバリヤー性の基材を積層接着するこ
とを特徴とするホログラム付き包装材料の製造方法を提
供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本発明においては、表皮フィルム層の裏面側に
印刷部があることから前記表皮フィルム層を印刷部を保
護するようになる。また最外層には位置しない印刷部で
あることから、最外層にて使用するための制約に囚われ
ることなく透過性を有する裏刷りインキにて絵柄、文字
などの印刷部が形成される。そしてこの印刷部を通して
ホログラム像が見えるようになる。
【0008】また表皮フィルム層の裏面に印刷部を設
けた表面フィルムに、低温溶融押し出しの酸共重合体樹
脂又はアイオノマー樹脂を積層接着することから、表面
フィルムのホログラム形成層におけるバリヤー性の高い
アルミ蒸着膜と同じくバリヤー性の高い金属箔との間に
この接着樹脂(エチレン・メタクリル酸共重合体などの
酸共重合体樹脂又はアイオノマー樹脂)を位置させた場
合でも、この接着樹脂が安定した状態で両者に接着する
ようになる。そして前記接着樹脂が低温であることから
ホログラム形成層に悪影響を与えない。
【0009】この低温溶融押し出しによるエチレン・メ
タクリル酸共重合体などの使用は、つぎの点から考えら
れたものである。すなわち、包装材料としてバリヤー性
を備えるようにするために、表面フィルム(ホログラム
パターン面にコロナ放電加工し、アルミ蒸着を施してア
ルム蒸着膜を設けてなるホログラム形成層を有するも
の)に、バリヤー性を有する金属箔を積層接着すること
になる。そこで、表面フィルムと金属箔とをドライラミ
ネーション方式で貼り合わせるようにすることが考えら
れるが、金属箔とアルミ蒸着膜との両者が共にバリヤー
性が高いものであることから、溶剤の発散が抑え込まれ
て発泡が生じるようになる。この点から、溶融押し出し
(エキストルーダー方式)による樹脂を介在させて積層
させるウエットラミネーションが検討された。しかし、
低密度ポリエチレンを使用した場合にはその溶融押し出
し温度が高いため(約320℃)、表面フィルムのホロ
グラム形成層を変質させて白濁が生じるようになる。そ
こで、上記エチレン・メタクリル酸共重合体(EMA
A)などの酸共重合体樹脂又はアイオノマー樹脂を使用
すれば前記金属箔とアルミ蒸着膜との両者にこの樹脂が
接着し、また溶融押し出し温度が低く(200〜230
℃)ホログラム形成層に影響を与えないようになる。
【0010】
【実施例】つぎに本発明を図1に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。なお、図2に示す従来例と構成が重
複する部分は同符号を付してその説明を省略する。包装
材料1は図1に示すように、概略的に表面フィルム8
と、バリヤー性を有する金属箔9と基材3とからなる。
そして、前記表面フィルム8の層構成は包装材料1の表
面側から、表皮フィルム層10、この表皮フィルム層1
0の裏面に絵柄や文字などを透明性のある裏刷りインキ
にて印刷した印刷部2、この印刷部2を覆うようにして
前記表皮フィルム層10の裏面に設けられたアンカーコ
ート層7、前記アンカーコート層7に積層されてホログ
ラム形成の行うための基体となるポリプロピレン樹脂
5、このポリプロピレン樹脂層5にエンボスラッカーを
塗布して、エンボス加工(ホログラムパターンの転写)
を施し、コロナ放電処理とアルミ蒸着を行ってなるホロ
グラム形成層6とされている。
【0011】そして、表面フィルム8のホログラム形成
層6と金属箔(アルミ箔)9とが樹脂接着層11を介し
て積層接着され、さらに前記金属箔9と基材3とが同様
に樹脂接着層11を介して積層接着されて、包装材料1
が得られている。このようにして包装材料1は印刷部2
を表皮フィルム層の裏面に配置して外面に表出させず、
ホログラム像を有し、さらにはバリヤー性を備えたもの
となっている。
【0012】上記の包装材料1を製造するに当たって
は、表皮フィルムの裏面に裏刷りインキによって印刷部
2を印刷形成して、印刷部2を覆うようにして表皮フィ
ルムの裏面にアンダーコート層7を設け、さらにこのア
ンダーコート層7にポリプロピレン樹脂層5を溶融押し
出し成形して設けて、このポリプロピレン樹脂層5にエ
スラッカーを塗布してエンボス加工を施す。そして
スリッターにて幅揃えしたのち前記加工面(ホログラム
パターンの転写面)に、上述したように、連続的に、コ
ロナ放電処理、アルミ蒸着してホログラム形成層6を形
成し、表面フィルム8を得る。
【0013】こののち、上記表面フィルム8のホログラ
ム形成層6と金属箔9とを、低温溶融押し出ししてなる
エチレン・メタクリル酸共重合体を介して積層接着し、
さらに、前記金属箔9と基材3とを同じ樹脂を介して同
様に積層接着して、包装材料1を得る。
【0014】上記包装材料1の各主な層の凡その厚さ
(基材厚を除く)の一例を以下に示す。表皮フィルム層
(延伸ポリプロピレンシートからなる表皮フィルム)2
0μ/印刷、アンカーコート層/ポリプロピレン樹脂層
20μ/コロナ放電処理/アルミ蒸着500Å/エチレ
ン・メタクリル酸共重合体(低温溶融押し出し)15μ
/金属箔(アルミ箔)7μ/エチレン・メタクリル酸共
重合体(低温溶融押し出し)15μ また、上記表皮フィルム層に用いる透明な表皮フィルム
の素材は適宜に選択されるものであるが、例えばKON
y(ポリ塩化ビニリデンをコートした延伸ナイロン)、
MST(両面にポリ塩化ビニリデンをコートしたセロハ
ン)、MOT(片面にポリ塩化ビニリデンをコートした
セロハン)、OPP(延伸ポリプロピレン)、PET
(ポリエステル)、ONy(延伸ナイロン)、PT(セ
ロハン)、KOP(ポリ塩化ビニリデンをコートした延
伸ポリプロピレン)、KPET(ポリ塩化ビニリデンを
コートしたポリエステル)などが利用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば透
明性のあるインキにて表皮フィルム層の裏面に印刷部を
設けることから、印刷部が表皮フィルム層に保護されて
絵柄や文字などの傷付きを防止でき、そじて印刷部を通
してホログラム像が見えるようになり、このホログラム
像による装飾性を損なうことがない。また、低温溶融押
し出ししてなる酸共重合体樹脂又はアイオノマー樹脂を
積層接着するため、表面フィルムと金属箔を含むバリヤ
ー性基材とを積層しても、その間の接着樹脂による発泡
を生じさせないとともに、ホログラム形成層側に熱によ
る悪影響を与えず適正なホログラム層を確実に得られる
ようになるなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装材料の層構成を示す説明図で
ある。
【図2】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…包装材料 2…印刷部 3…基材 5…ポリプロピレン樹脂層 6…ホログラム形成層 7…アンカーコート層 8…表面フィルム 9…金属箔 10…表皮フィルム層 11…樹脂接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 健 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 山口 哲男 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 内田 純一 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 番場 照太郎 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−133476(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03H 1/18 B32B 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮フィルムの裏面に設けられた裏刷りイ
    ンキによる印刷部をアンカーコート層にて覆い、 ホログラムを形成するための樹脂層を前記アンカーコー
    ト層に積層した後に、該樹脂層面にホログラム形成層を
    設け、 このホログラム形成層を設けた表面フィルムの前記ホロ
    グラム形成層に、低温溶融押し出ししてなる酸共重合体
    樹脂又はアイオノマー樹脂を積層接着し、 その上に、包装材料のバリヤー性の基材を積層接着する
    ことを特徴とするホログラム付き包装材料の製造方法。
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FR2757102B1 (fr) * 1996-12-18 1999-01-15 Cebal Procede pour realiser la jupe multicouche d'un tube souple comportant une couche a effet barriere avec motifs holographiques
EP0939037A1 (de) * 1998-02-26 1999-09-01 Alusuisse Technology & Management AG Verpackungsmaterial
KR101490539B1 (ko) * 2007-07-20 2015-02-05 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 홀로그램 패턴을 갖는 필름 및 홀로그램 패턴을 갖는 용기
JP2023039112A (ja) * 2021-09-08 2023-03-20 凸版印刷株式会社 積層フィルム、包装袋、及び包装体

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