JP2908876B2 - 積層材 - Google Patents

積層材

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層材に係り、特に流動性乃至半流動性物
質を収容するチューブ容器に用いられる積層材に関す
る。
〔従来の技術〕
練ハミガキ、化粧品、練食品等の流動性乃至半流動性
物質を収容するチューブ容器は、適度の腰の強さ、耐水
性、ガスバリアー性等の物性を有する積層材で成形され
ている筒状の胴部と、肩部と首部とを有し胴部の上部開
口端に係合されている閉塞部材と、この閉塞部材の首部
に着脱可能に装着されているキャップとを備えている。
そして、耐水性の付与と成形の容易化を図るために、近
年、構成中に紙層が存在しない積層材が開発されてい
る。このような積層材の一例として、外側から熱可塑性
樹脂層/2軸延伸樹脂フィルム層/印刷層/隠蔽樹脂層/
バリアー層/熱可塑性樹脂層の積層構成を有する積層材
を挙げることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のような積層材に設けられている
印刷模様、絵柄は平面的なものであり、また、積層材の
地色は印刷層として使用されているインキの色と隠蔽樹
脂層の色とにより決まり、例えば白色、乳白色、クリー
ム色等の単調な地色であり、さらに、隠蔽樹脂層を用い
ることなくバリアー層としてのアルミニウム箔の金属光
沢を地色とした場合、製造段階でアルミニウム箔に生じ
た微小凹凸、しわにより金属光沢面の平面性が悪化し、
逆に押出しチューブのイメージが低下してしまうという
問題があった。このため、見る角度により模様、象形状
が変化して、押出しチューブのイメージをより高めるこ
とができる装飾性豊かな積層材が要望されていた。
本発明は、上述のような事情に鑑みて創案されたもの
であり、金属光沢の地色と光の干渉模様を有する積層材
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題を解決するために、本発明は2軸延伸
樹脂フィルム層および該2軸延伸樹脂フィルム層の外側
に積層され微小エンボスが形成された熱可塑性樹脂層と
該熱可塑性樹脂層の微小エンボス面に形成された金属反
射層とから構成される光干渉層とからなる中間支持層
と、該中間支持層の外側に位置し熱可塑性樹脂層からな
る最外層と、前記中間支持層の内側に位置し熱可塑性樹
脂層からなる最内層と、該最内層と前記中間支持層との
間に位置するバリアー層とを有するような構成である。
〔作用〕
2軸延伸樹脂フィルム層からなる中間支持層は、その
外側と内側にそれぞれ熱可塑性樹脂層からなる最外層と
最内層とを積層され、上記中間支持層と最内層との間に
はバリアー層が設けられており、かつ上記中間支持層に
は光干渉層が形成されている。これにより、最外層側か
ら積層材を見たときに上記光干渉層の金属反射層により
金属光沢の地色が認識されるとともに、上記光干渉層に
より反射された光の干渉による干渉模様も認識される。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本発明の積層材の一実施例を示す概略断面図
である。第1図において、本発明の積層材1は中間支持
層2と、この中間支持層2の外側(図面上方)にアンカ
ーコート層9を介して積層されている最外層である熱可
塑性樹脂層8と、アンカーコート層10および低密度ポリ
エチレン樹脂層11を介して中間支持層2の内側(図面下
方)に積層されている腰調整フィルム層12と、この腰調
整フィルム層12にアンカーコート層13およびオレフィン
と不飽和カルボン酸との共重合体(酸コポリマー)層14
を介して積層されているバリアー層15と、このバリアー
層15に酸コポリマー層16を介して積層されている最内層
としての熱可塑性樹脂層17とを有している。
中間支持層2は、内側に裏刷りされた印刷層4を有す
る2軸延伸樹脂フィルム層3と、外側に光干渉層7が設
けられている2軸延伸樹脂フィルム層6とを、印刷層4
と光干渉層7とが対向するように接着剤層5を介して積
層した構成となっている。
中間支持層2に用いられる2軸延伸樹脂フィルムとし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の透明フィ
ルムあるいは半透明フィルムを挙げることができる。こ
のような2軸延伸樹脂フィルム層3の厚さは10〜50μm
程度、2軸延伸樹脂フィルム層6の厚さは10〜80μm程
度であり、中間支持層2全体の厚さは20〜100μm程度
が好ましい。また、接着剤層5はウレタン系接着剤等の
公知の接着剤であってよい。
印刷層4はグラビア印刷、オフセット印刷等の公知の
印刷方式により形成されたものであり、印刷層4が形成
される2軸延伸樹脂フィルム層3の表面に予めコロナ処
理を施してもよい。
2軸延伸樹脂フィルム層6に設けられている光干渉層
7は、第2図に示されるように2軸延伸樹脂フィルム層
6上に積層され微小エンボス面7bが形成された熱可塑性
樹脂層7aと、上記微小エンボス面7bに形成された金属反
射層7cとから構成されている。
微小エンボス面7bが形成された熱可塑性樹脂層7aの2
軸延伸樹脂フィルム層6上への積層は、例えば、基材と
しての2軸延伸樹脂フィルムに熱可塑性樹脂を押出しラ
ミネートすることにより行われる。そして、ホログラム
パターンあるいは格子パターン等が形成されたレリーフ
原版が周面に配設されている冷却ロールにより熱可塑性
樹脂を冷却・押圧して熱可塑性樹脂層7aを形成すると同
時に、熱可塑性樹脂層7aに上記のレリーフ原版に対応し
た微小エンボス面7bが形成される。このような熱可塑性
樹脂層7aは、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、中密度ポリエチレン等の熱可塑
性樹脂を用いて形成され、厚さは10〜50μm程度が好ま
しい。また、微小エンボス面7bのエンボスの大きさは、
深さおよび幅が0.5〜2μmの範囲であり、このような
微小エンボス面7bは熱可塑性樹脂層7aの全面に形成され
てもよく、また所定の領域にのみ形成されてもよい。
また、金属反射層7cは真空蒸着法等の公知の方法によ
って設層されたアルミニウム等の金属薄膜でよく、必要
に応じて微小エンボス面7bに予めコロナ処理を施した
り、あるいはプライマー層を設けてもよい。
最外層である熱可塑性樹脂層8は、積層材1を筒状に
して押出しチューブの胴部を形成する際に、最内層であ
る熱可塑性樹脂層17と熱融着されるものであり、低密度
ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、中密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニル
アルコール等の熱可塑性樹脂からなる。このような熱可
塑性樹脂層8の厚さは、50μm以上であることが好まし
い。これは、上記のように筒状に形成した場合に、積層
材1の端面からアルミニウム箔層15が露出するのを防止
するためである。また、熱可塑性樹脂層8は単層であっ
てもよいが、熱可塑性樹脂フィルムの片面に熱可塑性樹
脂を押出しラミネートしたような積層構造であってもよ
い。さらに、熱可塑性樹脂層8には、積層材1の用途に
応じて静電防止剤、スリップ剤等を添加してもよい。
アンカーコート層9,10,13の形成は、有機チタネー
ト、ポリエチレンイミン、イソシアネート基を有する化
合物等からなるアンカーコート剤を用いて行われる。
低密度ポリエチレン樹脂層11は、アンカーコート層10
が設けられた中間支持層2に腰調整フィルムをラミネー
トするためのものであり、厚さは10〜50μm程度が好ま
しい。そして、低密度ポリエチレン樹脂層11を介して中
間支持層2に設けられた腰調整フィルム層12は、積層材
1の腰の強さを調整するためのものであり、積層材1の
用途に応じて材料、厚さ等を適宜変更することができ
る。すなわち、直鎖低密度ポリエチレン樹脂フィルム、
低密度ポリエチレン樹脂フィルム、中密度ポリエチレン
樹脂フィルム、未延伸ポリプロピレンフィルム等の厚さ
20〜100μm程度の樹脂フィルムを用いることができ
る。なお、積層材1に要求される腰の強さから、腰調整
フィルム層12が不要な場合は、低密度ポリエチレン樹脂
層11、腰調整フィルム層12およびアンカーコート層13を
設けることなく、アンカーコート層10に酸コポリマー層
14以下を直接積層してもよい。
酸コポリマー層14は、アンカーコート層13が設けられ
た腰調整フィルム層12にバリアー層15を積層するための
ものである。この酸コポリマー層14は、エチレン−メタ
クリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等を
溶融押出しすることにより形成され、厚さは20〜100μ
m程度が好ましい。
そして、酸コポリマー層14を介して積層されるバリア
ー層15としては、アルミニウム箔層、あるいはポリビニ
ルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂フィルムを
用いることができる。このバリアー層15の厚さは6〜50
μm程度が好ましい。
酸コポリマー層16は、バリアー層15に最内層としての
熱可塑性樹脂層17を積層するためのものであり、上記の
酸コポリマー層14と同様の材料を用いることができる。
最内層としての熱可塑性樹脂層17は、熱可塑性樹脂層
8と同質の熱可塑性樹脂からなっていてよく、その厚さ
は50μm以上であることが好ましい。この熱可塑性樹脂
層17は単層あってもよく、また熱可塑性樹脂フィルムの
片面に熱可塑性樹脂を押出しラミネートしたような積層
構造であっもよい。
上述のような積層材1は、中間支持層2を構成する光
干渉層7の金属反射層7cにより、最外層としての熱可塑
性樹脂層8側から金属光沢の地色が認識される。さら
に、光干渉層7が有する微小エンボスにより金属反射層
7cで反射された光の干渉模様が認識される。そして、光
干渉層7は2軸延伸樹脂フィルムに形成されているの
で、製造段階における光干渉層7へのしわの発生は、金
属箔を用いる場合に比べて大幅に少なく、このため表面
性が良好で綺麗な金属光沢地色を得ることができる。
このような積層材1は、公知の押出しラミネートによ
る積層により製造することができる。
第3図は本発明の積層材の他の態様を示す概略断面図
である。第3図に示される積層材1′は中間支持層が上
記の積層材1と異なる他は積層材1と同様の構成を有す
る。この積層材1′における中間支持層2′は、2軸延
伸樹脂フィルム層6′と、この2軸延伸樹脂フィルム層
6′の外側に設けられた光干渉層7′と、この光干渉層
7′上に設けられた印刷層4′とから構成されている。
光干渉層7′は上述の光干渉層7と同様の構成を有して
いる。なお、第3図のおいて第1図に示される積層材と
同一の構成部分には同一の番号を付して説明は省略す
る。
第4図は本発明の積層材の他の態様を示す概略断面図
である。第4図において、本発明の積層材21は中間支持
層22と、この中間支持層22の外側(図面上方)に接着剤
層29を介して積層されている最外層である熱可塑性樹脂
フィルム層28と、接着剤層30を介して中間支持層22の内
側(図面外方)に積層されているバリアー層31と、この
バリアー層31に接着剤層32を介して積層されている最内
層としての熱可塑性樹脂フィルム層33とを有している。
積層材21の中間支持層22は、上述の中間支持層2と同
様に内側に裏刷りされた印刷層24を有する2軸延伸樹脂
フィルム層23と、接着剤層25を介して2軸延伸樹脂フィ
ルム層23に積層されている光干渉層27を備えた2軸延伸
樹脂フィルム層26とから構成されている。この中間支持
層22を構成する各層の材料、厚さは上述の中間支持層2
の場合と同じであり、光干渉層27は上述の光干渉層7と
同様の構成を有している。
また、熱可塑性樹脂フィルム層28と熱可塑性樹脂フィ
ルム層33は、上述の熱可塑性樹脂層8,17に用いることの
できる熱可塑性樹脂からなっている。そして、熱可塑性
樹脂フィルム層28と熱可塑性樹脂フィルム層33は同質の
熱可塑性樹脂で構成されることが好ましい。また、熱可
塑性樹脂フィルム層28,33の厚さは、上述の熱可塑性樹
脂層8,17と同様の範囲で管理することができる。
さらに、バリアー層31の材料、厚さも第1図に示され
るバリアー層15に従うことができる。
このような積層材21は、接着剤層29,30,32を介したド
ライラミネートによる積層により製造することができ
る。使用する接着剤はウレタン系接着剤等の公知の接着
剤であってよい。
次に、実験例を示して本発明を更に詳細に説明する。
(実験例) 押出しラミネート法により第1図に示される積層構成
の積層材を以下のようにして作成した。
まず、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート(PAT)フィルム(東洋紡(株)製E5100)の片面に
コロナ処理を施し、このコロナ処理面にグラビア印刷に
より印刷層を形成した。
一方、厚さ25μmの2軸延伸PETフィルム(E5100)の
片面にコロナ処理を施し、このコロナ処理面にオレフィ
ン系のアンカーコート剤(大日本インキ(株)製AC30
0)を塗布し、このアンカーコート剤上にホモポリプロ
ピレン樹脂(日本石油化学(株)製LA221)を30μmの
厚さに押出しラミネートし、ホログラムパターンが形成
されたレリーフ原版が周面に配設されている冷却ロール
によりポリプロピレン樹脂を冷却・押圧すると同時に、
上記のレリーフ原版に対応した微小エンボス面を形成し
た。つぎに、ポリプロピレン樹脂の微小エンボス面にコ
ロナ処理を施してぬれ程度を46dyne−cmとした後、微小
エンボス面にアルミニウムを蒸着して金属反射層を形成
して光干渉層とした。
次に、上述の厚さ12μmの2軸延伸PETフィルム(E51
00)の印刷層と、上述の厚さ25μmの2軸延伸PETフィ
ルム(E5100)の金属反射層とが対向するようにウレタ
ン系接着剤(武田薬品(株)製A515/A12)でドライラミ
ネートして光干渉層を有する中間支持層となる積層フィ
ルムを作成した。
この中間支持層の厚さ12μmの2軸延伸PETフィルム
(E5100)側にポリエチレンイミン系アンカーコート剤
(日本触媒化学(株)製エポミンP−1000)を用いてア
ンカーコート層を形成し、このアンカーコート層上に低
密度ポリエチレン樹脂(三井石油化学(株)製M11P)を
70μmの厚さで押出しラミネートした。
また、上記の中間支持層の厚さ25μmの2軸延伸PET
フィルム(E5100)側に上記のポリエチレンイミン系ア
ンカーコート剤(エポミンP−1000)を用いてアンカー
コート層を形成し、このアンカーコート層上に20μmの
厚さで押出した低密度ポリエチレン樹脂(M11P)を介し
て、厚さ50μmの直鎖低密度ポリエチレン樹脂フィルム
(大日本樹脂(株)製SP−X)をその非コロナ処理面側
が低密度ポリエチレン樹脂(M11P)に接触するようにサ
ンドラミネートした。この直鎖低密度ポリエチレン樹脂
フィルム(SR−X)は腰調整用のフィルムとして積層し
た。
次に、上記の直鎖低密度ポリエチレン樹脂フィルム
(SR−X)のコロナ処理面側に上記のポリエチレンイミ
ン系アンカーコート剤(エポミンP−1000)を用いてア
ンカーコート層を形成し、このアンカーコート層上に20
μmの厚さで押出したエチレン−メタクリル酸共重合体
(三井石油化学(株)製AN4205)を介して、バリアー層
用の厚さ10μmのアルミニウム箔(日本製箔(株)製)
をサンドラミネートした。
更に、上記のアルミニウム箔上に上記のエチレン−メ
タクリル酸共重合体(AN4205)を30μmの厚さで押出し
ラミネートし、その後、低密度ポリエチレン樹脂(M11
P)を60μmの厚さで押出しラミネートした積層材を作
成した。
次に、この積層材を70μmの低密度ポリエチレン樹脂
(最外層)を外側にして筒上の胴部を形成し、この胴部
を用いて押出しチューブを作成した。この押出しチュー
ブは、光干渉層を構成するアルミニウム蒸着層が金属光
沢地色として明瞭に認識され、かつ微小エンボス面上に
形成された上記のアルミニウム蒸着層で反射された光に
干渉が生じてホログラムパターンが明瞭に認識され、装
飾性に優れた押出しチューブであった。また、印刷層も
良好に認識された。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば最外層側から積
層材を見たときに中間支持層を構成する光干渉層の金属
反射層が金属光沢の地色として認識されるとともに、光
干渉層の微小エンボスにより金属反射層で反射された光
に干渉が生じ干渉模様も認識され、また金属薄膜層が2
軸延伸樹脂フィルムに形成されているので、製造段階に
おける光干渉層への凹凸の発生はほとんどなく、このた
め表面性が良好で装飾性豊な積層材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層材の一実施例を示す概略断面図、
第2図は光干渉層の構成を示す概略断面図、第3図は本
発明の積層材の他の態様を示す概略断面図、第4図は本
発明の積層材の他の態様を示す概略断面図である。 1,21……積層材、2,22……中間支持層、3,23……2軸延
伸樹脂フィルム層、4,24……印刷層、5,25……接着剤
層、6,26……2軸延伸樹脂フィルム層、7,27……光干渉
層、7a……熱可塑性樹脂層、7b……微小エンボス面、7c
……金属反射層、8……最外層である熱可塑性樹脂層、
9,10,13……アンカーコート層、11……低密度ポリエチ
レン樹脂層、12……腰調整フィルム層、14,16……酸コ
ポリマー層、15,31……バリアー層、17……最内層であ
る熱可塑性樹脂層、28,33……熱可塑性樹脂フィルム
層、 29,30,32……接着剤層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 B32B 7/02 B65D 35/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2軸延伸樹脂フィルム層および該2軸延伸
    樹脂フィルム層の外側に積層され微小エンボスが形成さ
    れた熱可塑性樹脂層と該熱可塑性樹脂層の微小エンボス
    面に形成された金属反射層とから構成される光干渉層と
    からなる中間支持層と、該中間支持層の外側に位置し熱
    可塑性樹脂層からなる最外層と、前記中間支持層の内側
    に位置し熱可塑性樹脂層からなる最内層と、該最内層と
    前記中間支持層との間に位置するバリアー層とを有する
    ことを特徴とする積層材。
  2. 【請求項2】前記微小エンボスの深さおよび幅が0.5〜
    2.0μmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の
    積層材。
  3. 【請求項3】前記中間支持層が印刷層を有する2軸延伸
    樹脂フィルム層を外側に積層して有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の積層材。
  4. 【請求項4】最外層を構成する熱可塑性樹脂と最内層を
    構成する熱可塑性樹脂とが同質の熱可塑性樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層
    材。
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