JPWO2008156175A1 - 情報表示用パネル - Google Patents
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Abstract
表示メモリー性を有するディスプレイ部を、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成し、表示情報を書換える時にはディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構に装着して書換えを行い、書き終えた後はディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構から取り外して、表示された情報を保持したままのディスプレイ部を別の場所に移動できるようにした。また、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、高価なICを実装した駆動用ドライバーを破棄することなく交換可能な構造とすることにより、高価なICを実装した駆動用ドライバーを再利用して資源の利用効率を高めることや、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、駆動回路基板を破棄することなく交換可能な構造とすることにより、駆動回路基板を再利用して資源の利用効率を高めることができる。
Description
本発明は、ディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルに関し、特には、ディスプレイ部を、駆動回路基板に設けた着脱機構に対し着脱可能に構成した情報表示用パネルに関するものである。
従来、液晶表示装置(LCD)に代わる情報表示装置として、帯電粒子気体中移動方式(電子粉流体(登録商標No.4636931)方式)、帯電粒子液体中移動方式(電気泳動方式)、エレクトロクロミック方式、サーマル方式、2色粒子回転方式等の技術を用いた情報表示装置が提案されている。
これら従来技術は、LCDと比較すると、通常の印刷物に近い広い視野角が得られる、消費電力が小さい、表示メモリー機能を有している等のメリットがあることから、次世代の安価な情報表示装置に使用可能な技術として考えられており、携帯端末用情報表示、電子ペーパー等への展開が期待されている。
これらのうち、帯電粒子移動方式は表示メモリー性に優れていることから、特に電子ペーパー用途への期待が高い。この帯電粒子移動方式の情報表示用パネルとしては、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させてディスプレイ部に画像等の情報を表示する情報表示用パネル(例えば国際公開第2005/062112号パンフレット参照)がある。
上記のような表示メモリー性を有する情報表示用パネルでは、表示させた情報は、電源をOFFにしても保持されるので表示を書換えた後、電源から切り離しておくことができる。しかし、これまでに提案されている情報表示用パネルは、図17や図18に示すような、ディスプレイ部104(情報表示領域102を有するパネル)と駆動回路基板103、駆動用ドライバー101とが一体になった構成であり、情報が表示されたディスプレイ部104(言い換えれば表示された情報画像)だけを別の場所に移動することはできなかった。また、情報表示用パネルの駆動用ドライバーには、高価なICを実装する必要があるが、従来の情報表示用パネルは、ディスプレイ部の基板に例えばTCP(Tape Career Package )形式で駆動用ドライバーを実装したり、COG(Chip on Glass)やCOF(Chip on Film)形式で直接実装したりしていたため、画像等の情報を表示するディスプレイ部に劣化、不良等の不具合が生じた場合には、高価なICごと破棄せざるを得なかった。そのため、高価なICを実装した駆動用ドライバーや駆動回路基板を再利用することができず、無駄が生じていた。
本発明は、表示メモリー性を有するディスプレイ部を、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成し、表示情報を書換える時にはディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構に装着して書換えを行い、書き終えた後はディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構から取り外して、ディスプレイ部を表示された情報を保持したまま別の場所に移動できるようにすることを第一の目的とする。
また、本発明は、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、高価なICを実装した駆動用ドライバーを破棄することなく交換可能な構造とすることにより、高価なICを実装した駆動用ドライバーを再利用したり、駆動回路基板を再利用したりして資源の利用効率を高めることを第二の目的とする。
上記第一の目的を達成するため、本発明の情報表示用パネルは、表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたことを特徴とする。
また、上記第一の目的を達成するための本発明の情報表示用パネルの好適例としては、駆動用ドライバーをディスプレイ部に搭載したことがある。
また、上記第一の目的を達成するための本発明の情報表示用パネルの好適例としては、駆動用ドライバーをディスプレイ部に搭載したことがある。
上記第二の目的を達成するため、本発明の情報表示用パネルは、表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたことを特徴とする。
また、上記第二の目的を達成するための本発明の情報表示用パネルの好適例としては、駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載したことがある。
また、上記第二の目的を達成するための本発明の情報表示用パネルの好適例としては、駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載したことがある。
さらに、上記第一の目的および第二の目的を達成するために共通な本発明の情報表示用パネルの好適例としては、前記コネクターはディスプレイ部の周辺部に設けられ、前記着脱機構は、ディスプレイ部の周辺部に設けた前記コネクターと、駆動回路基板に配置された駆動回路端子との間を電気的に接続するとともに支持する圧着式支持接続部材であって、ディスプレイ部の装着時には前記コネクターを前記駆動回路端子に機械的に圧着し、ディスプレイ部の取り外し時には前記コネクターを前記駆動回路端子から解放する支持接続部材より成ること、前記コネクターはディスプレイ部の周辺部に設けられ、前記着脱機構は、ディスプレイ部の周辺部に設けた前記コネクターと、駆動回路基板に配置された駆動回路端子との間を電気的に接続するとともに支持する抜き差し式支持接続部材であって、ディスプレイ部の装着時には前記コネクターを前記駆動回路端子に機械的に差し込み、ディスプレイ部の取り外し時には前記コネクターを前記駆動回路端子から抜いて解放する支持接続部材より成ること、前記ディスプレイ部の周辺部に設けられ、駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクターの厚みは0.07mm以上1.0mm以下であること、前記ディスプレイ部の周辺部に設けるコネクターに配置する接続用電極の厚みは10nm以上50μm以下であること、がある。
また、本発明の情報表示用パネルの好適例としては、ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応して駆動回路との接続電極を設けた接続用基板をディスプレイ部側のコネクターとして接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成したこと、ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板の駆動回路との接続電極を引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成したこと、情報表示用パネルにおいて、(1)ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応してディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設けた駆動回路との接続電極を接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成するとともに、(2)駆動回路との接続電極を、引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部において接続用基板の両面に駆動回路との接続電極を配置する両面実装構造とし、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成したこと、両面実装の接続用端子部において、駆動回路との接続電極を片面実装の場合の2倍の電極面積としたこと、両面実装の接続用端子部において、駆動回路との接続電極を片面実装の場合と同じ電極面積とし、接続用端子部の大きさを半分にしたこと、ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部と、ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設けた、駆動回路との接続電極との間に、異方導電性フィルム(ACF)を配置し、ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部と接続用基板に設けた駆動回路との接続電極とを接続するとともに、引き出し電極と駆動回路との接続電極との導通をとるよう構成したこと、ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板を、ポリイミド樹脂基板またはガラス繊維補強されたエポキシ樹脂基板としたこと、ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設ける駆動回路との接続電極を、金属電極として構成したこと、前記金属電極を、銅めっき膜または銅箔から構成したこと、表示メモリー性を有するディスプレイ部が、表示メモリー性を有する表示媒体を、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に封入して構成され、表示媒体を電気的に制御駆動させて、表示領域に画像等の情報を表示すること、表示メモリー性を有する表示媒体が、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成されたものであること、がある。
上記本発明の情報表示用パネルによれば、表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたので、表示情報を書換える時にはディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構に装着して書換えを行い、書き終えた後はディスプレイ部を駆動回路基板の着脱機構から取り外して、ディスプレイ部を表示された情報を保持したまま別の場所に移動できるようになる。また、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、駆動回路基板を破棄することなくディスプレイ部を交換可能な構造となる。したがって、駆動回路基板を再利用して資源の利用効率を高めることができるようになる。
さらにまた、上記本発明の情報表示用パネルによれば、表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたとともに、駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載するようにしたので、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、高価なICを実装した駆動用ドライバーを破棄することなくディスプレイ部を交換可能な構造となる。したがって、高価なICを実装した駆動用ドライバーを再利用して資源の利用効率を高めることができるようになる。
さらにまた、上記本発明の情報表示用パネルによれば、表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたとともに、駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載するようにしたので、画像等の情報を表示するディスプレイ部に不具合が生じた場合に、高価なICを実装した駆動用ドライバーを破棄することなくディスプレイ部を交換可能な構造となる。したがって、高価なICを実装した駆動用ドライバーを再利用して資源の利用効率を高めることができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
まず、本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部の構成として、帯電粒子移動方式の表示メモリー性を有するディスプレイ部について説明する。このディスプレイ部では、対向する2枚の基板間の空間に封入した表示媒体(帯電粒子)に電界が付与される。付与された電界方向に沿って、帯電した表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の変化によって移動することにより、画像等の情報表示がなされる。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示情報を書き換える時あるいは表示情報を継続して表示する時の安定性を維持できるように、ディスプレイ部を設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気鏡像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明の対象となる情報表示用パネルのディスプレイ部に用いる一例である帯電粒子移動方式のパネルの原理的構成を図1(a)、(b)〜図4(a)、(b)および図5〜図8に基づき説明する。
図1(a),(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した少なくとも2種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子3Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体3Wと正帯電性黒色粒子3Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた個別電極5(画素電極)と基板2に設けた個別電極6(画素電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図1(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示(ドット表示またはセグメント表示)を行うか、あるいは、図1(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示ドット表示またはセグメント表示)を行っている。なお、図1(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図2(a)、(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した少なくとも2種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子3Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体3Wと正帯電性黒色粒子3Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(ライン電極)と基板2に設けた電極6(ライン電極)とが対向直交交差して形成する画素電極対の間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図2(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示(ドット表示)を行うか、あるいは、図2(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示(ドット表示)を行っている。なお、図2(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図3(a)、(b)に示す例では、3個のセル(ピクセル)で表示単位(1ドット)を構成するカラー表示の例を示している。図3(a)、(b)に示す例では、表示媒体としてはセル21−1〜21−3の全てに白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填し、第1のセル21−1の観察者側に赤色カラーフィルター22Rを設け、第2のセル21−2の観察者側に緑色カラーフィルター22Gを設け、第3のセル21−3の観察者側に青色カラーフィルター22Bを設け、第1のセル21−1、第2のセル21−2および第3のセル21−3の3個のセル(ピクセル)で表示単位(1ドット)を構成している。本例では、カラー表示を行う際に、図3(a)に示すように、観察者側に、第1セル21−1〜第3のセル21−3の全てにおいて白色表示媒体3Wを移動すると、観察者に対し白色ドット表示を行うことができ、図3(b)に示すように、観察者側に、第1セル21−1〜第3のセル21−3の全てにおいて黒色表示媒体3Bを移動すると、観察者に対し黒色ドット表示を行うことができる。各ピクセルごとに配置した表示媒体の移動のさせ方で、多色カラー表示を行うことができる。なお、図3(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図4(a)、(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した1種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子3Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体3Wを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5と少なくとも表面が黒色の電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と平行方向に移動させる。そして、図4(a)に示すように、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色表示(ドット表示)を行うか、あるいは、図4(b)に示すように、黒色電極6の色を観察者に視認させて黒色表示(ドット表示)を行っている。なお、図4(a)、(b)に示す例では、手前にある隔壁は省略している。
図5、図6に示す例では、表示メモリー性を有する表示媒体として、負帯電性白色粒子の粒子群3Wと正帯電性黒色粒子の粒子群3Bとを絶縁液体7とともに内部に充填したマイクロカプセル8を共通電極(導電膜)付きの基板2と、薄膜トランジスタ(TFT)スイッチ付画素電極が形成された基板1との間に配置している。本例では、基板1に設けた画素電極5と基板2に設けた共通電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、表示媒体を移動させて画素電極に対応した白/黒のドット表示を行っている。図5に示す例は、マイクロカプセル8と画素電極5との位置関係が対応している。図6に示す例は、マイクロカプセル8と画素電極5との位置関係が非対応になっている。なお、図5、図6においては基板間ギャップ確保用のスペーサーは省略している。
駆動しきい値を持たない表示媒体を用いた方式のディスプレイ部でドットマトリックス表示を行う場合はアクティブ駆動が必須となり、裏面側をTFT(Thin Film Transistor)基板にする必要がある。この方式の一例として、電気泳動方式を図示したのが図5、図6である、共通電極(導電膜)6と画素電極5とで対電極を構成している。この場合、基板1、2間の空間に、表示媒体として白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを絶縁液体8とともに内部に封入したマイクロカプセル9を配置している。本例では、白色表示媒体3Wを正(+)に帯電する粒子群とし、黒色表示媒体3Bを負(−)に帯電する粒子群とした場合の一例として説明する。まず、電極付基板1および電極付基板2に対して交互に0(Volt)、V(Volt)を印加して前に表示した画像等の情報を消去し、表示面全体を黒表示にしておく。このとき、電極付基板1にはV(Volt)が印加され、TFT画素電極には0(Volt)が印加されている。次に、電極付基板1を0(Volt)にしておいて、白に反転したい画素にのみ電極付基板2に向けたTFT画素電極に70(Volt)を印加することで、当該画素のみを白反転することができる。
逆に、電極付基板1および電極付基板2に対して交互に0(Volt)、V(Volt)を印加して前に表示した画像等の情報を消去し、表示面全体を白表示にしておく。このとき、電極付基板1には0(Volt)が印加され、TFT画素電極にはV(Volt)が印加されている。次に、電極付基板1を70(Volt)印加にしておいて、黒に反転したい画素にのみ電極付基板2に設けたTFT画素電極に0(Volt)を印加することで、当該画素のみを黒反転することができる。
図7(a)〜(c)に示す例は、電極付基板1、電極付基板2間の空間に、ネマティック液晶にカイラル剤を20〜40%添加したコレステリック液晶を封入し、電圧を印加することで、コレステリック液晶の配向状態を変化させて画像等の情報を表示するものである。まず、基準となる図7(a)のプレーナ状態の場合は、コレステリック液晶の螺旋のピッチに対応した波長の光を選択的に反射する。このプレーナ状態に、電極付基板1および電極付基板2に低電圧のパルスを印加することで、図7(b)のフォーカルコニック状態に遷移する。このフォーカルコニック状態は光を透過するため、電極付基板2の表面に設けた光吸収層により透過した光が吸収されるために黒表示となる。次に、電極付基板1および電極付基板2に高電圧パルスを印加することで、図7(c)のホメオトロピック状態を経て図7(a)のプレーナ状態に戻る。このような動作を画素毎に行うことで画像等の情報表示を行う。なお、コレステリック液晶の螺旋ピッチは添加するカイラル剤の種類や量によってコントロールすることができ、選択的に反射する光を赤色、緑色、青色にして、縦方向に3枚重ねることでフルカラー表示も可能である。
図8に示す例は、電極付基板2の透明電極上に多孔質の酸化チタン(TiO2)薄膜が形成され、その多孔質の酸化チタンの表面23にビオローゲン誘導体のようなRedox系色素24を吸着してある。一方の電極付基板1の透明電極上にはSbをドープした酸化スズ薄膜25を形成し、その上にイオン透過可能な酸化チタンの粒子を層状に形成する。これら2枚の電極付基板の間に電解質を封入する。両電極間に電流を流し、Redox系色素24を酸化状態で発色させることにより色表示を行い、還元状態で消色状態では透明になるため、電極付1の上に形成した酸化チタン薄膜26が反射層になり、白表示を行う。この場合には、Redox系色素24を選択することで、発色の波長を変えることが可能であり、カラー表示も可能である。
上述したように、本発明の技術は:
(1)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の気体中空間に、光学的反射率を有する帯電性粒子を含む粒子群として構成した表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する気体中粒子移動方式ディスプレイ部パネル;
(2)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間に、光学的反射率および極性が異なる2種類の帯電性粒子を含んで構成した表示媒体を絶縁液体と共に封入したマイクロカプセルを配置し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する電気泳動方式(液体中粒子移動方式)ディスプレイ部パネル;
(3)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間にコレステリック液晶を封入し、基板間に印加する電圧を制御することにより、画像等の情報を表示するコレステリック液晶方式ディスプレイ部パネル;
(4)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間に酸化状態と還元状態とで透明性が変化するエレクトロクロミック材料を充填し、電極間に電流を流して、電気化学反応により酸化状態、還元状態を変化させることにより、画像等の情報を表示するエレクトロクロミック方式ディスプレイ部パネル;
(5)その他、バイステイブル(bistable)性、表示メモリー性を有する、MEMS方式ディスプレイ部パネル、銀の電解による析出方式ディスプレイ部パネル、溶解反応を利用した方式のディスプレイ部パネルに好ましく適用できる。従来の表示メモリー性のない液晶方式を用いたディスプレイ部パネルにも適用できるが、この場合には表示を書換えた後、ディスプレイ部を駆動回路基板から取り外すと電源OFFとなるため表示が消えてしまうので表示させた情報を携帯する用途には適用できない。
(1)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の気体中空間に、光学的反射率を有する帯電性粒子を含む粒子群として構成した表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する気体中粒子移動方式ディスプレイ部パネル;
(2)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間に、光学的反射率および極性が異なる2種類の帯電性粒子を含んで構成した表示媒体を絶縁液体と共に封入したマイクロカプセルを配置し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する電気泳動方式(液体中粒子移動方式)ディスプレイ部パネル;
(3)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間にコレステリック液晶を封入し、基板間に印加する電圧を制御することにより、画像等の情報を表示するコレステリック液晶方式ディスプレイ部パネル;
(4)少なくとも一方が透明な2枚の電極付基板間の空間に酸化状態と還元状態とで透明性が変化するエレクトロクロミック材料を充填し、電極間に電流を流して、電気化学反応により酸化状態、還元状態を変化させることにより、画像等の情報を表示するエレクトロクロミック方式ディスプレイ部パネル;
(5)その他、バイステイブル(bistable)性、表示メモリー性を有する、MEMS方式ディスプレイ部パネル、銀の電解による析出方式ディスプレイ部パネル、溶解反応を利用した方式のディスプレイ部パネルに好ましく適用できる。従来の表示メモリー性のない液晶方式を用いたディスプレイ部パネルにも適用できるが、この場合には表示を書換えた後、ディスプレイ部を駆動回路基板から取り外すと電源OFFとなるため表示が消えてしまうので表示させた情報を携帯する用途には適用できない。
<A.情報表示用パネルの全体の構成について>
以下、本発明の情報表示用パネルの具体的な構成について説明する。
本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部は、図1(a)、(b)〜図4(a)、(b)および図5〜図8に示ものを適用することができ、図9(a)では、駆動用ドライバー41を駆動回路基板43に搭載し、駆動用ドライバー41と電気的に接続された駆動回路基板43上の着脱機構42と、ディスプレイ部44のコネクター46とが、圧着部材45とを介して装着された時に電気的に接続される構成の情報表示用パネルを示している。この構成の本発明の情報表示用パネルでは、「駆動用ドライバーをACF(Anisotropic Conductive Film ;異方導電性フィルム)などでパネルに実装する構造とはせず、代わりにディスプレイ部と駆動回路基板に搭載された駆動用ドライバーとを着脱可能な構造とすること」を特徴としている。
以下、本発明の情報表示用パネルの具体的な構成について説明する。
本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部は、図1(a)、(b)〜図4(a)、(b)および図5〜図8に示ものを適用することができ、図9(a)では、駆動用ドライバー41を駆動回路基板43に搭載し、駆動用ドライバー41と電気的に接続された駆動回路基板43上の着脱機構42と、ディスプレイ部44のコネクター46とが、圧着部材45とを介して装着された時に電気的に接続される構成の情報表示用パネルを示している。この構成の本発明の情報表示用パネルでは、「駆動用ドライバーをACF(Anisotropic Conductive Film ;異方導電性フィルム)などでパネルに実装する構造とはせず、代わりにディスプレイ部と駆動回路基板に搭載された駆動用ドライバーとを着脱可能な構造とすること」を特徴としている。
上記駆動用ドライバー41は、コネクター46でディスプレイ部44の表示領域に配置された画素電極に接続され、電極から表示媒体に付与する電界を制御するものであり、高価なICを搭載している。上記コネクター46は、ディスプレイ部44の周辺部(図9(a)の場合、下辺部)まで直線状に引き回した電極端子部であり、駆動回路基板に搭載した着脱機構によって、駆動回路基板に搭載した駆動用ドライバー41とディスプレイ部44の周辺部のコネクター46とを、圧着部材45を介して電気的に接続するものである。上記駆動回路基板43は、駆動用ドライバー41および着脱機構42を搭載するものであり、情報表示用パネルのケースを兼用する場合もある。
図10(a)では、駆動用ドライバー41をディスプレイ部44に搭載し、ディスプレイ部44のコネクター46と駆動回路と電気的に接続された駆動回路基板43上の着脱機構42とが、圧着部材45とを介して装着された時に電気的に接続される構成の情報表示用パネルを示している。この構成の本発明の情報表示用パネルでは、「駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載せずにディスプレイ部に搭載するので、ディスプレイ部が破損した場合にはこの駆動用ドライバーも破棄することになるが、ディスプレイ部を駆動回路基板から取り外して別の場所に移動できる着脱可能なディスプレイ部を有する構成の情報表示用パネルとすること」を特徴としている。
上記駆動用ドライバー41は、ディスプレイ部44の表示領域に配置された画素電極に接続され、電極から表示媒体に付与する電界を制御するものであり、高価なICを搭載している。上記コネクター46は、上記駆動用ドライバー41からディスプレイ部44の周辺部(図10(a)の場合、下辺部)まで直線状に引き回した電極端子部であり、駆動回路基板43に搭載した着脱機構によって、駆動回路基板43に搭載した駆動回路とディスプレイ部44の周辺部のコネクター46とを、圧着部材45を介して電気的に接続するものである。上記駆動回路基板43は、駆動回路および着脱機構42を搭載するものであり、情報表示用パネルのケースを兼用する場合もある。
上記ディスプレイ部44の周辺部の基板の厚みは0.07mm以上0.5mm以下であることが好ましい。基板の厚みが0.07mm未満であるとディスプレイ部44を着脱機構42に何度も着脱する際に所望の耐久性が得られず、基板の厚みが0.5mmを超えるとディスプレイ部44の支持と電気的接続を行うための所望の着脱機構を構成することが困難になる。上記ディスプレイ部44の周辺部まで引き回したコネクター46の厚みは10nm以上50μm以下であることが好ましい。コネクターの厚みが10nm未満であるとディスプレイ部44を着脱機構42に何度も着脱する際に所望の耐久性が得られず、コネクターの厚みが50μmを超えるとディスプレイ部44の支持と電気的接続を行うための所望の着脱機構を構成することが困難になる。
上記圧着部材45は、ディスプレイ部44の取り外し時および装着時には、図9(a)のA部を横から見た状態を示す詳細図である図9(b)に示すように、ディスプレイ部44のコネクター46の圧着状態を解放し、接続時には、図9(a)のA部を横から見た詳細図である図9(c)に示すように、ディスプレイ部44のコネクター46を着脱機構42に機械的に圧着する。その際、圧着部材45、着脱機構42および駆動回路基板43は、駆動用ドライバー41を搭載する駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持することになる。
上記圧着部材45は、ディスプレイ部44の取り外し時および装着時には、図10(b)に示すように、ディスプレイ部44のコネクター46の圧着状態を解放し、接続時には、図10(c)に示すように、ディスプレイ部44のコネクター46を着脱機構42に機械的に圧着する。その際、圧着部材45、着脱機構42を搭載する駆動回路基板43は、駆動用ドライバー41を搭載するディスプレイ部44を着脱可能に支持することになる。
本発明の情報表示パネルによれば、駆動用ドライバー41を搭載する駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持する着脱機構(圧着部材45、着脱機構42および駆動回路基板43より成る)を設けたから、画像等の情報を表示する時には、ディスプレイ部44を駆動回路基板の着脱機構42に装着して表示書換えを行い、表示画像を保持させたままの状態でディスプレイ部44を着脱機構から取り外して別の場所に移動することができ、さらに、ディスプレイ部44に不具合が生じた場合には、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を破棄することなく、ディスプレイ部44のみを交換することが可能になる。したがって、高価なICを実装した駆動用ドライバーを再利用して資源の利用効率を高めることができるようになる。
また、本発明の情報表示パネルによれば、駆動回路基板43に着脱機構(圧着部材45、着脱機構42および駆動回路基板43より成る)を設け、駆動用ドライバー41を搭載するディスプレイ部44を駆動回路基板43に対して着脱可能に支持するようにしたから、画像等の情報を表示する時には、ディスプレイ部44を駆動回路基板の着脱機構42に装着して表示書換えを行い、表示画像を保持させたままの状態でディスプレイ部44を着脱機構から取り外して別の場所に移動することができる。さらに、ディスプレイ部44に不具合が生じた場合には、駆動回路を形成した駆動回路基板43を破棄することなく、ディスプレイ部44のみを交換することが可能になる。したがって、駆動回路基板を再利用して資源の利用効率を高めることができるようになる。
<B.情報表示用パネルを構成するディスプレイ部44の他の実施例について>
本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部44の他の実施例において特徴となる部分は、(1)ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応してディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設けた駆動回路との接続電極を接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成する点(第1の特徴)、および、(2)駆動回路との接続電極を、引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部において接続用基板の両面に駆動回路との接続電極を配置する両面実装構造とし、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成した点(第2の特徴)にある。以下、各特徴部分を順に説明する。
本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部44の他の実施例において特徴となる部分は、(1)ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応してディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設けた駆動回路との接続電極を接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成する点(第1の特徴)、および、(2)駆動回路との接続電極を、引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部において接続用基板の両面に駆動回路との接続電極を配置する両面実装構造とし、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成した点(第2の特徴)にある。以下、各特徴部分を順に説明する。
<第1の特徴について>
図11(a)、(b)および図12(a)〜(c)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第1の特徴の一例を説明するための図である。本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部34を得るためには、まず、図11(a)に示す表示部パネル51、および、図11(b)に示すコネクターとする接続用基板61を準備する。
図11(a)、(b)および図12(a)〜(c)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第1の特徴の一例を説明するための図である。本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部34を得るためには、まず、図11(a)に示す表示部パネル51、および、図11(b)に示すコネクターとする接続用基板61を準備する。
表示部パネル51は、上述したように2枚の基板から構成され、実際に画像等の情報を表示する情報表示領域52とその周囲の額縁部53とを備えている。ここに示す例では、情報表示領域52において、互いに直交する複数のライン電極(図示せず)が設けられており、外部の装置との接続用に、額縁部53を介して表示部パネル51の一端まで、各ライン電極を延長する引き出し電極54を設け、引き出し電極部55を形成している。図11(a)に示す例では、横方向のライン電極については、上半分を左側の引き出し電極54−1に、下半分を右側の引き出し電極54−2に分担させて、それぞれの引き出し電極部55−1、55−2を形成している。また、縦方向のライン電極については、引き出し電極54−3により端部まで延長させ、引き出し電極部55−3を形成している。引き出し電極部55−1、55−2と引き出し電極部55−3とは、表示部パネル51の端部において、2つの基板のそれぞれに設けてもよいし、いずれか一方を導電粒子等を用いて他方と同じ基板に引き出し、いずれか一方の同じ基板上に設けてもよい。なお、引き出し電極54−1〜54−3は、情報表示領域52の電極と同じ例えばITOにより形成されている。
また、横方向のライン電極については、引き出し電極を表示パネルの横方向に配置して接続用基板と接続し、縦方向のライン電極については、引き出し電極を表示パネルの縦方向に配置して接続用基板と接続することで、それぞれ異なる方向に接続用基板を配置することも可能である。この場合、接続用基板は縦方向、横方向と別々に必要となるが、引き出し電極の引き回しが短くすむことや、1辺で接続した場合に比べて、接続用基板の接続方向の長さを長く取ることが出来るために接続する電極のピッチを広げられるというメリットも得られる。
また、横方向のライン電極については、引き出し電極を表示パネルの横方向に配置して接続用基板と接続し、縦方向のライン電極については、引き出し電極を表示パネルの縦方向に配置して接続用基板と接続することで、それぞれ異なる方向に接続用基板を配置することも可能である。この場合、接続用基板は縦方向、横方向と別々に必要となるが、引き出し電極の引き回しが短くすむことや、1辺で接続した場合に比べて、接続用基板の接続方向の長さを長く取ることが出来るために接続する電極のピッチを広げられるというメリットも得られる。
コネクターとする接続用基板61は、表示部パネル51と同じ幅を有している。そして、引き出し電極部55−1〜55−3の引き出し電極54−1〜54−3に対応して、一方の端部から他方の端部まで、駆動回路との接続電極62−1〜62−3を設けるとともに、駆動回路基板の着脱機構に接続するための接続用端子部63−1〜63−3を形成している。接続用基板61としては、ガラス繊維補強されたエポキシ樹脂基板(ガラエポ基板)、ポリイミド基板などから構成されたフレキシブル・プリント基板(FPC)など、強度の高い基板とすることが好ましい。接続用基板61としては、その他にも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニルなどの種々のプラスチックも使用できる。
コネクターとなる部分の厚さ(駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクターの厚さ)は0.07mm〜1.0mmとする。0.07mmより薄いと、着脱機構に装着した時にディスプレイ部を支持できずに折れ曲がってしまう問題があり、1.0mmを超えると、ディスプレイ部に比較してコネクター部分が厚くなってしまい、ディスプレイ部としてデザイン的にバランスの悪いものとなってしまう不具合がある。
コネクターとなる部分の厚さ(駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクターの厚さ)は0.07mm〜1.0mmとする。0.07mmより薄いと、着脱機構に装着した時にディスプレイ部を支持できずに折れ曲がってしまう問題があり、1.0mmを超えると、ディスプレイ部に比較してコネクター部分が厚くなってしまい、ディスプレイ部としてデザイン的にバランスの悪いものとなってしまう不具合がある。
接続用基板に設ける接続用電極のうち、駆動回路に繋がる着脱機構との接続を行う電極62部分は導電性が良い金属で構成した金属電極として構成する。電極材料としては、銅、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属や、金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属、およびこれらの合金を使用することができる。このうち、耐曲げ強度に優れ、安価な良導電性材料である銅を用いることが好ましい。
電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、メッキ法、CVD(化学蒸着)法、ペースト塗布法等で薄膜状にパターニング形成する方法、金属箔をラミネート(例えば圧延銅箔など)した後パターニングする方法が用いられる。このうち、厚さ制御が容易でパターニング形成後の耐強度にも優れるメッキ法、金属箔ラミネート法を用いることが好ましい。
この駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62は、接続時、接続解除時に摩擦が繰り返され摩耗損失しやすいので厚さを0.01〜50μm、好ましくは0.1〜20μmとするのがよい。0.01μmより薄いと摩耗による電極損失のために導通不良が短期間に発生する不具合があり、50μmより厚いと電極形成に長時間を要し、低コストで製造できなくなる不具合がある。
駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62としては、銅めっき膜または銅箔(ラミネート)から構成した金属電極とすることが好ましい。銅以外でも、アルミ、ニッケル、クロムなどの金属や、金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属、およびこれらの合金も使用できる。駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62の位置は、後述するように、表示部パネル51と接続用基板61とを重ね合わせることで、図12(a)〜(c)に示すような本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部を得ることができる。ここで、図12(a)は情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の正面図を示し、図12(b)は図12(a)に示す情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の側面図を示し、図12(c)は図12(a)において丸印で囲んだ部分の詳細な図を示している。
電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、メッキ法、CVD(化学蒸着)法、ペースト塗布法等で薄膜状にパターニング形成する方法、金属箔をラミネート(例えば圧延銅箔など)した後パターニングする方法が用いられる。このうち、厚さ制御が容易でパターニング形成後の耐強度にも優れるメッキ法、金属箔ラミネート法を用いることが好ましい。
この駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62は、接続時、接続解除時に摩擦が繰り返され摩耗損失しやすいので厚さを0.01〜50μm、好ましくは0.1〜20μmとするのがよい。0.01μmより薄いと摩耗による電極損失のために導通不良が短期間に発生する不具合があり、50μmより厚いと電極形成に長時間を要し、低コストで製造できなくなる不具合がある。
駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62としては、銅めっき膜または銅箔(ラミネート)から構成した金属電極とすることが好ましい。銅以外でも、アルミ、ニッケル、クロムなどの金属や、金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属、およびこれらの合金も使用できる。駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62の位置は、後述するように、表示部パネル51と接続用基板61とを重ね合わせることで、図12(a)〜(c)に示すような本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部を得ることができる。ここで、図12(a)は情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の正面図を示し、図12(b)は図12(a)に示す情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の側面図を示し、図12(c)は図12(a)において丸印で囲んだ部分の詳細な図を示している。
図12(a)〜(c)に示す本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部を構成するコネクターは、図11(a)に示すように表示部パネル51の引き出し電極部55−1〜55−3を有する端部に対し、引き出し電極部55−1〜55−3に対応して駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62−1〜62−3を設けた接続用基板61を接続し、引き出し電極54−1〜54−3と駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62−1〜62−3との電気的な導通をとるようにして得ることができる。具体的には、図12(a)〜(c)に示すように、表示部パネル51の引き出し電極部55−1〜55−3を有する端部と接続用基板61との間に、異方導電性フィルム(ACF)71を配置し、表示部パネル51の引き出し電極部55−1〜55−3を有する端部と接続用基板61とを機械的に接続するとともに、引き出し電極54−1〜54−3と駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62−1〜62−3との電気的な導通を取るよう構成している。
上述した本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部を構成するコネクターでは、表示部パネル51の引き出し電極54−1〜54−3を、ACF71などを用いて、強度の高いFPC61上の駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62−1〜62−3に電気的に接続し、FPC61上の駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極62−1〜62−3の接続用端子部63−1〜63−3を駆動回路基板の抜き差し式の着脱機構に差し込むことで、接続用端子部を設けなかった例と比較して、導電膜の損傷を避けることができる。例えば、ポリイミド基板に銅箔がラミネートされた基板をパターニングして中継用のFPCとし、パネル側のITO電極からなる接続部はACFなどで接着してしまい、FPCの反対側で駆動回路基板の抜き差し式の着脱機構に抜き差しする構造とすることで、パネル上のITO電極からなる導電膜あるいは蒸着された金属導電膜を直接抜き差しする場合に比べて、大幅な強度の向上が図れるため、抜き差し回数の大幅な向上が見込まれる。
また、機械的接続と電気的な導通とをとる方法として、ACFの他にも、異方性導電ペースト(ACP)を用いる方法、Non-Conductive Film(NCF)を用いる方法、Non-Conductive Paste(NCP)を用いる方法などが適用できる。
ここでは抜き差し式の着脱機構を例にしたが、これまでに述べた圧着式の着脱機構においても適用できる。
また、機械的接続と電気的な導通とをとる方法として、ACFの他にも、異方性導電ペースト(ACP)を用いる方法、Non-Conductive Film(NCF)を用いる方法、Non-Conductive Paste(NCP)を用いる方法などが適用できる。
ここでは抜き差し式の着脱機構を例にしたが、これまでに述べた圧着式の着脱機構においても適用できる。
<第2の特徴について>
図13(a)〜(c)および図14(a)〜(c)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第2の特徴の一例を説明するための図である。図13(a)〜(c)において、図13(a)は本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部のコネクターを構成する接続用基板の一例を示す正面図であり、図13(b)は図13(a)の底面図であり、図13(c)は図13(a)の斜視図である。同様に、図14(a)〜(c)において、図14(a)は本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部のコネクターを構成する接続用基板の他の例を示す正面図であり、図14(b)は図14(a)の底面図であり、図14(c)は図14(a)の斜視図である。図13(a)〜(c)および図14(a)〜(c)に示す例とも、説明を簡単にするために、6本の駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極の例を示しているが、実際には、情報表示用パネルのディスプレイ部の情報表示領域を構成するライン電極の数だけ駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極が存在する。
図13(a)〜(c)および図14(a)〜(c)はそれぞれ本発明の情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第2の特徴の一例を説明するための図である。図13(a)〜(c)において、図13(a)は本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部のコネクターを構成する接続用基板の一例を示す正面図であり、図13(b)は図13(a)の底面図であり、図13(c)は図13(a)の斜視図である。同様に、図14(a)〜(c)において、図14(a)は本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部のコネクターを構成する接続用基板の他の例を示す正面図であり、図14(b)は図14(a)の底面図であり、図14(c)は図14(a)の斜視図である。図13(a)〜(c)および図14(a)〜(c)に示す例とも、説明を簡単にするために、6本の駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極の例を示しているが、実際には、情報表示用パネルのディスプレイ部の情報表示領域を構成するライン電極の数だけ駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極が存在する。
図13(a)〜(c)に示す例では、表示部パネル51の引き出し電極部55における引き出し電極54に対応して、引き出し電極54側の一方の端部から駆動回路基板の着脱機構側の他方の端部まで、駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6を設けるとともに、他方の端部に、駆動回路基板の着脱機構に接続するために用いられる接続用端子部82を形成している。本例では、表示部パネル51と接続する側では同じ面に存在する駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6のうち1つおきの駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−2、81−4、81−6を接続用端子部82において背面に配置させることで、両面装着構造を取る点に特徴がある。そのため、駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−2、81−4、81−6のそれぞれの中間部分に表裏面を貫通するスルーホール83−2、83−4、83−6を設け、スルーホールにより表裏面の電気的な接続を保つことで、背面側に駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−2、81−4、81−6を配置可能に構成している。また、接続用端子部82において、駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6の幅を片面実装の場合の2倍の電極面積としている。この構成は両面実装によって、はじめて達成することができる。本例では、駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6のうち駆動回路基板の着脱機構と接続する部分の面積が2倍となるため、接続信頼性を向上することができる。
図14(a)〜(c)に示す例においても、図13(a)〜(c)に示す例と同様に、接続用端子部82において駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6を両面実装している。図14(a)〜(c)に示す例において、図11(a)〜(c)に示す例と異なる点は、接続用端子部82において駆動回路に繋がる着脱機構との接続電極81−1〜81−6の幅を片面実装の場合と同じとし、接続用端子部82の大きさを半分にしている点である。この構成も両面実装によって、はじめて達成することができる。本例では、接続用端子部82の大きさ、すなわち、着脱機構との接続領域を半分にすることが可能となり、着脱が容易となる上に、デザイン上の自由度も増す。
ここでは抜き差し式の着脱機構を例にしたが、これまでに述べた圧着式の着脱機構においても適用できる。
ここでは抜き差し式の着脱機構を例にしたが、これまでに述べた圧着式の着脱機構においても適用できる。
以下、本発明の情報表示用パネルのディスプレイ部を構成する各部材について説明する。
ディスプレイ部の基板としては、少なくとも一方の基板はパネル外側から表示媒体の色が確認できる透明基板であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。もう一方の基板となる背面基板は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルサルフィン(PES)、アクリル等の 有機高分子系基板や、ガラスシート、石英シート、金属シート等を用い、表示面側にはこのうち透明なものを用いる。基板の厚みは、2〜2000μmが好ましく、さらに5〜1000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、2000μmより厚いと、薄型ディスプレイ部とする場合に不都合がある。
ディスプレイ部パネル基板周辺部の電極(接続用電極)が形成された基板部分をコネクターとする場合、パネル基板の周辺部分が駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクター部分となるので、その部分の厚さは0.07mm〜1.0mmとするのが好ましい。
ディスプレイ部パネル基板周辺部の電極(接続用電極)が形成された基板部分をコネクターとする場合、パネル基板の周辺部分が駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクター部分となるので、その部分の厚さは0.07mm〜1.0mmとするのが好ましい。
ディスプレイ部の基板に設ける電極の形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類や酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化インジウム、導電性酸化錫、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され、適宜選択して用いられる。電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状にパターニング形成する方法、金属箔をラミネートする方法(例えば圧延銅箔など)や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布してパターニング形成する方法が用いられる。ディスプレイ部の表示領域における視認側(表示面側)に設ける電極は透明である必要があるが、背面側に設ける電極は透明である必要がない。いずれの場合もパターン形成可能である導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、表示領域に設ける電極の厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmが好適である。背面側に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示面側に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。
必要に応じてディスプレイ部の情報表示領域に設ける隔壁については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類や、配置する電極の形状、配置により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図15に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示画像の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示装置に搭載する情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図15に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示画像の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示装置に搭載する情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
次に、本発明の情報表示用パネルにおいてディスプレイ部の情報表示領域に配置する表示媒体として、帯電性粒子を含んだ粒子群を用いる場合の帯電性粒子(以下、粒子ともいう)について説明する。粒子は、そのまま該粒子だけで構成した粒子群として表示媒体としたり、その他の粒子と合わせて構成した粒子群として表示媒体としたりして用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、基板との付着力を制御する観点から、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルフッ素樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂が好適である。
荷電制御剤としては、特に制限はないが、負荷電制御剤としては例えば、サリチル酸金属錯体、含金属アゾ染料、含金属(金属イオンや金属原子を含む)の油溶性染料、4級アンモニウム塩系化合物、カリックスアレン化合物、含ホウ素化合物(ベンジル酸ホウ素錯体)、ニトロイミダゾール誘導体等が挙げられる。正荷電制御剤としては例えば、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等が挙げられる。その他、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、フッ素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることもできる。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。上記着色剤を配合して所望の色の粒子を作製できる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。上記着色剤を配合して所望の色の粒子を作製できる。
また、帯電性移動方式で表示媒体とする帯電性粒子(以下、粒子ともいう)は平均粒子径d(0.5)が、1〜20μmの範囲であり、均一で揃っていることが好ましい。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために表示媒体としての移動に支障をきたすようになる。
さらに、表示媒体として用いる粒子群の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
さらにまた、使用した粒子群の内、最大径粒子群のd(0.5)に対する最小径粒子群のd(0.5)の比を10以下とすることが肝要である。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、互いに帯電特性の異なる粒子群が互いに反対方向に動くので、互いの粒子サイズを同程度とし、互いの粒子群が反対方向に容易に移動できるようにするのが好適であり、それがこの範囲となる。
なお、上記の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
さらに、帯電性粒子で構成する表示媒体を気体中空間で駆動させる方式とする場合には、ディスプレイ部パネル基板間の表示媒体を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、図1(a)、(b)〜図4(a)、(b)、図5、図6において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、ディスプレイ部パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるようにディスプレイ部パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、ディスプレイ部パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
この空隙部分とは、図1(a)、(b)〜図4(a)、(b)、図5、図6において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、ディスプレイ部パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるようにディスプレイ部パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、ディスプレイ部パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
本発明の対象となるディスプレイ部パネルを、粒子群を表示媒体とする方式のパネルとした場合には基板と基板との間隔は、表示媒体が移動できて、コントラストを維持できればよいが、通常10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
対向するディスプレイ部パネル基板間の気体中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体とする方式のディスプレイ部パネルについて述べてきたが、本発明技術は、表示メモリー性を有する表示媒体を用いたディスプレイ部パネルに適用できる。表示メモリー性のあるディスプレイ部パネルとしては、コレステリック液晶方式、帯電粒子電気泳動方式、エレクトロクロミック方式などがあげられる。
対向するディスプレイ部パネル基板間の気体中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体とする方式のディスプレイ部パネルについて述べてきたが、本発明技術は、表示メモリー性を有する表示媒体を用いたディスプレイ部パネルに適用できる。表示メモリー性のあるディスプレイ部パネルとしては、コレステリック液晶方式、帯電粒子電気泳動方式、エレクトロクロミック方式などがあげられる。
以下、本発明の実施例および比較例を示して、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
(A.情報表示用パネルの全体の構成について)
<実施例1:駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載した構成>
まず、図16(b)に示すように、下端部に圧着式着脱機構42および駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図16(a)に示すように、駆動回路基板43上に配置された図9(b)、(c)に示す着脱機構42を用いて、駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持して、実施例1の情報表示用パネルとした。
<実施例1:駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載した構成>
まず、図16(b)に示すように、下端部に圧着式着脱機構42および駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図16(a)に示すように、駆動回路基板43上に配置された図9(b)、(c)に示す着脱機構42を用いて、駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持して、実施例1の情報表示用パネルとした。
実施例1の情報表示用パネルは、ディスプレイ部44に不具合があった場合、駆動用ドライバー41が搭載されていないディスプレイ部44のみを破棄して、新しいディスプレイ部44と交換することができるので、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を再利用することができる。
<実施例2>
まず、図17(b)に示すように、下部に圧着式着脱機構42を搭載し左下端部に駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図17(a)に示すように、駆動回路基板43上に図9(b)、(c)に示す着脱機構42を用いて、駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持して、実施例2の情報表示用パネルとした。
まず、図17(b)に示すように、下部に圧着式着脱機構42を搭載し左下端部に駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図17(a)に示すように、駆動回路基板43上に図9(b)、(c)に示す着脱機構42を用いて、駆動用ドライバー41を搭載した駆動回路基板43に対しディスプレイ部44を着脱可能に支持して、実施例2の情報表示用パネルとした。
実施例2の情報表示用パネルは、ディスプレイ部44に不具合があった場合、駆動用ドライバー41が搭載されていないディスプレイ部44のみを破棄して、新しいディスプレイ部44と交換することができるので、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を再利用することができる。
<実施例3>
まず、図18(b)に示すように、圧着式着脱機構42を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図18(a)に示すように、ディスプレイ部44上に、TCP(Tape Career Package )形式で駆動用ドライバー41およびコネクター46を実装して、ディスプレイ部44を駆動回路基板43上の着脱機構42に着脱可能に支持して実施例3の情報表示用パネルとした。
まず、図18(b)に示すように、圧着式着脱機構42を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図18(a)に示すように、ディスプレイ部44上に、TCP(Tape Career Package )形式で駆動用ドライバー41およびコネクター46を実装して、ディスプレイ部44を駆動回路基板43上の着脱機構42に着脱可能に支持して実施例3の情報表示用パネルとした。
実施例3の情報表示用パネルは、ディスプレイ部44に不具合があった場合、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を再利用することは、ACF(Anisotropic Conductive Film ;異方性導電フィルム)の接着剤が残ることなどから、困難である。そのため、ディスプレイ部44に不具合があった場合には、高価なICを実装した駆動用ドライバ41を破棄することになる。しかし、ディスプレイ部44を駆動回路基板43から取り外して持ち運べるように携帯性に優れ、駆動回路基板43は再利用できる利点のある情報表示用パネルである。
<実施例4>
まず、図19(b)に示すように、下部に圧着式着脱機構42を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図19(a)に示すように、ディスプレイ部44上に、TCP(Tape Career Package )形式で駆動用ドライバー41および厚さ10ミクロンの電極を有するコネクター46を実装して、ディスプレイ部44を駆動回路基板43上の着脱機構42に着脱可能に支持して実施例4の情報表示用パネルとした。
まず、図19(b)に示すように、下部に圧着式着脱機構42を搭載した駆動回路基板43を用意した。次に、図19(a)に示すように、ディスプレイ部44上に、TCP(Tape Career Package )形式で駆動用ドライバー41および厚さ10ミクロンの電極を有するコネクター46を実装して、ディスプレイ部44を駆動回路基板43上の着脱機構42に着脱可能に支持して実施例4の情報表示用パネルとした。
実施例4の情報表示用パネルは、ディスプレイ部44に不具合があった場合、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を再利用することは、ACF(Anisotropic Conductive Film ;異方性導電フィルム)の接着剤が残ることなどから、困難である。そのため、ディスプレイ部44に不具合があった場合には、高価なICを実装した駆動用ドライバー41を破棄することになる。しかし、ディスプレイ部44を駆動回路基板43から取り外して持ち運べるように携帯性に優れ、駆動回路基板43は再利用できる利点のある情報表示用パネルである。
(B.情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第1の特徴について)
<実施例11>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を格子状に形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電性粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、ディスプレイ部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、マトリクス状に表示が行えるように構成した。
<実施例11>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を格子状に形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電性粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、ディスプレイ部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、マトリクス状に表示が行えるように構成した。
基板上に作製されたITO電極を直接駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着し駆動回路と電気的に接続した。ディスプレイ部を駆動回路基板に装着したディスプレイ部パネルに書き込みを行い、情報を表示させた。その後駆動回路基板の着脱機構からディスプレイ部を取り外し、また取り付けて書き換えを行うことを繰り返し、装着取り外しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、この試験を100回行った後でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
<実施例12>
実施例11と同じディスプレイ部パネルに、着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、装着取り外しと抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回の試験後でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
実施例11と同じディスプレイ部パネルに、着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、装着取り外しと抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回の試験後でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
<実施例13>
実施例11と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に10μm厚の銅箔がラミネートされた基板をパターニングした銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、装着取り外しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、繰り返し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
実施例11と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に10μm厚の銅箔がラミネートされた基板をパターニングした銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、装着取り外しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、繰り返し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
<実施例14>
厚さ100μmのステンレス基板上に、前面に絶縁膜を形成しその上にアルミニウムをスパッタリングする事で配線用金属電極を作製し、半導体層としてアモルファスシリコンをCVD法により作製することでTFTを形成した。また厚さ125μmのポリカーボネート樹脂(PC)の表面前面にITO膜が作製された基材を準備し、この2枚の基材の間にメモリー性を有するコレステリック液晶を封入して、情報表示用パネルを形成した。
厚さ100μmのステンレス基板上に、前面に絶縁膜を形成しその上にアルミニウムをスパッタリングする事で配線用金属電極を作製し、半導体層としてアモルファスシリコンをCVD法により作製することでTFTを形成した。また厚さ125μmのポリカーボネート樹脂(PC)の表面前面にITO膜が作製された基材を準備し、この2枚の基材の間にメモリー性を有するコレステリック液晶を封入して、情報表示用パネルを形成した。
ステンレス基板上に作製したアルミニウム金属電極を直接駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着し駆動回路と電気的に接続した。ディスプレイ部を駆動回路基板に装着した情報表示用パネルに書き込みを行い、情報を表示させた。その後駆動回路基板の着脱機構からディスプレイ部を取り外し、また取り付けて書き換えを行うことを繰り返し、装着取り外しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、この試験を100回行った後でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
<実施例15>
実施例14と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
実施例14と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
<実施例16>
実施例14と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に10μm厚の銅箔がラミネートされた基板をパターニングした銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
実施例14と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に10μm厚の銅箔がラミネートされた基板をパターニングした銅電極を用いた。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。実施例11と同様に、抜き差しと表示書き換えを繰り返す試験を行った。その結果、抜き差し回数100回でも表示の欠陥を発生させることがなく、電極部において縦横ともに1本の断線も発生していないことを確認できた。
(B.情報表示用パネルを構成するディスプレイ部の第2の特徴について)
<実施例21>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電性粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、ディスプレイ部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
<実施例21>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電性粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、ディスプレイ部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の圧着式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。装着と取り外しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例22>
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。同じ大きさの両面接続用コネクターとすることで、接続部の電極面積は片面実装のものの2倍の大きさを確保することが出来た。
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。同じ大きさの両面接続用コネクターとすることで、接続部の電極面積は片面実装のものの2倍の大きさを確保することが出来た。
この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。抜き差しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度抜いた後に装着接続しなおせば、表示に問題は無かった。抜き差し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例23>
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、圧着式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構への装着取り外しを行った。圧着式着脱機構への接続部が250mmと非常に長いが問題ない装着取り外しを行うことができた。接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、圧着式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構への装着取り外しを行った。圧着式着脱機構への接続部が250mmと非常に長いが問題ない装着取り外しを行うことができた。接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例24>
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。接続部の大きさは片面実装のものと同じ大きさを用いることで、接続部全体の長さを半分にすることが出来た。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構への抜き差しを行った。着脱機構への接続部が125mmに短縮することが出来たので、着脱機構に接続するのが容易になり、大幅に短い時間で駆動回路基板とディスプレイ部パネルとを接続することが出来た。
実施例21と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。接続部の大きさは片面実装のものと同じ大きさを用いることで、接続部全体の長さを半分にすることが出来た。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構への抜き差しを行った。着脱機構への接続部が125mmに短縮することが出来たので、着脱機構に接続するのが容易になり、大幅に短い時間で駆動回路基板とディスプレイ部パネルとを接続することが出来た。
<実施例25>
厚さ100μmのステンレス基板上に、前面に絶縁膜を形成しその上にアルミニウムをスパッタリングする事で配線用金属電極を作製し、半導体層としてアモルファスシリコンをCVD法により作製することでTFTを形成した基板とした。また厚さ125μmのポリカーボネート樹脂(PC)の表面全面にITO膜が作製された基板を準備し、この2枚の基板の間に表示メモリー性を有するコレステリック液晶を封入して、TFT付ディスプレイ部パネルを形成した。
厚さ100μmのステンレス基板上に、前面に絶縁膜を形成しその上にアルミニウムをスパッタリングする事で配線用金属電極を作製し、半導体層としてアモルファスシリコンをCVD法により作製することでTFTを形成した基板とした。また厚さ125μmのポリカーボネート樹脂(PC)の表面全面にITO膜が作製された基板を準備し、この2枚の基板の間に表示メモリー性を有するコレステリック液晶を封入して、TFT付ディスプレイ部パネルを形成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の圧着式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。装着取り外しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例26>
実施例25と同じディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。同じ大きさの両面接続用コネクターとすることで、接続部の電極面積は片面実装のものの2倍の大きさを確保することが出来た。
実施例25と同じディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の抜き差し式着脱機構との接続用FPCをACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。同じ大きさの両面接続用コネクターとすることで、接続部の電極面積は片面実装のものの2倍の大きさを確保することが出来た。
この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。抜き差しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度抜いた後に装着接続しなおせば、表示に問題は無かった。抜き差し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例27>
実施例25と同じディスプレイ部パネルに、圧着式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構への装着取り外しを行った。圧着式着脱機構への接続部が250mmと非常に長いが、問題ない装着取り外しを行うことができた。接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
実施例25と同じディスプレイ部パネルに、圧着式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCは片面配線のみのものを用いた。この銅電極を駆動回路基板の圧着式着脱機構への装着取り外しを行った。圧着式着脱機構への接続部が250mmと非常に長いが、問題ない装着取り外しを行うことができた。接続失敗は50回に1回程度であり、一度取り外した後に装着しなおせば、表示に問題はなかった。装着取り外し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例28>
実施例27と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。接続部の大きさは片面実装のものと同じ大きさを用いることで、接続部全体の長さを半分にすることが出来た。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構への抜き差しを行った。抜き差し式着脱機構への接続部が125mmに短縮することが出来たので、抜き差し式着脱機構に接続するのが容易になり、大幅に短い時間で駆動回路基板とディスプレイ部パネルとを接続することが出来た。
実施例27と同じディスプレイ部パネルに、抜き差し式着脱機構との接続用FPCを長辺部分にACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、ポリイミド上に3μmの厚さでめっきされた銅電極を用いた。この接続用FPCには両面配線のものを用いた。接続部の大きさは片面実装のものと同じ大きさを用いることで、接続部全体の長さを半分にすることが出来た。この銅電極を駆動回路基板の抜き差し式着脱機構への抜き差しを行った。抜き差し式着脱機構への接続部が125mmに短縮することが出来たので、抜き差し式着脱機構に接続するのが容易になり、大幅に短い時間で駆動回路基板とディスプレイ部パネルとを接続することが出来た。
以下に、ディスプレイ部パネルのコネクターの厚さ及びコネクターに配置する接続用電極の厚さについての実施例を示す。
<実施例31>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の圧着式着脱機構との接続用FPCを、ACFを用いて接続した。ディスプレイ部パネルのコネクターとする接続用FPCとしては、厚さ0.07mmのポリイミドフィルム上に、10nmの厚さでめっきされた銅電極を配置した。この接続用FPC(コネクター)は片面配線のみのものを用いた。この銅電極付きコネクターを駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。装着、取り外しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度抜いた後に接続しなおせば、表示に問題は無かった。抜き差し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例32>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の圧着式着脱機構との接続用FPCを、ACFを用いて接続した。ディスプレイ部パネルのコネクターとする接続用FPCとしては、厚さ0.07mmのポリイミドフィルム上に、10nmの厚さでめっきされた銅電極を配置した。この接続用FPC(コネクター)は片面配線のみのものを用いた。この銅電極付きコネクターを駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着して、表示の書き換えテストを行った。装着、取り外しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、接続失敗は50回に1回程度であり、一度抜いた後に接続しなおせば、表示に問題は無かった。抜き差し回数300回を超えても、ディスプレイ部に表示欠陥は観察されなかった。
<実施例33>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の圧着式着脱機構との接続用FPCを、ACFを用いて接続した。ディスプレイ部パネルのコネクターとする接続用FPCとしては、厚さ0.05mmのポリイミドフィルム上に、10nmの厚さでめっきされた銅電極を配置した。この接続用FPC(コネクター)は片面配線のみのものを用いた。この銅電極付きコネクターを駆動回路基板の圧着式着脱機構に装着したところ、装着がしずらかった。
<実施例34>
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)基板上にパターニングされたITOを電極として、ディスプレイ部パネルを作製した。基板には厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)の表面に、ストライプ状にITO膜がパターニングされた透明基板を用いた。この基板上に高さ50μm、幅30μmの隔壁を形成し、隔壁で囲まれたセル内に表示媒体として帯電粒子を封入し、ストライプ状にITO膜がパターニングされたもう一方の電極フィルムを貼り合わせることで、表示部パネルを作製した。このとき対向する2枚の基材フィルムにパターニングされたITO電極は、互いに直行する方向に貼りあわせることで、ドットマトリクス表示が行えるように構成した。
上述した構成のA4サイズのディスプレイ部パネルに、駆動回路基板の抜き差し式着脱機構との接続用FPCを、ACFを用いて接続した。コネクターとする接続用FPCとしては、厚さ0.1mmのポリイミドフィルム上に厚さ6nmの銅電極を配置した。この片面配線のコネクターを駆動回路基板の抜き差し式着脱機構に抜き差しして、表示の書き換えテストを行った。抜き差しのたびに、接続成功、失敗の確認と、書き換え表示を行った後の表示欠陥を評価した。その結果、10回に1回程度、接続失敗が発生した。
本発明の情報表示用パネルは、ノートパソコン、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistants )と呼ばれる携帯型情報機器、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子書籍、電子新聞、電子マニュアル(電子取扱説明書)等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板やホワイトボード等の掲示板、電子卓上計算機、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、情報ボード、電子POP(Point Of Presence 、Point Of Purchase advertising )、電子値札、電子棚札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部のほか、POS端末、カーナビゲーション装置、時計など様々な電子機器の表示部に好適に用いられる。
特に、本発明の情報表示用パネルでは、駆動回路基板からディスプレイ部を取り外して別の場所に移動できる携帯型のディスプレイ部を、上記した用途に適用することで、駆動回路基板に装着して表示書換えを行い、書換え後には書換えた情報を表示させたまま駆動回路基板から取り外して持ち歩くことができる携帯型のディスプレイ部を提供できるようになる。なお、本発明の情報表示用パネルでは、ディスプレイ部パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス駆動型ディスプレイ部やスタティック駆動型ディスプレイ部、セグメント駆動型ディスプレイ部の他、TFTスイッチング素子を用いたアクティブマトリックス駆動型ディスプレイ部を有する情報表示用パネルとすることができる。
Claims (18)
- 表示メモリー性を有するディスプレイ部を駆動回路基板に電気的に接続して画像等の情報を書換え表示する情報表示用パネルであって、
ディスプレイ部は、表示領域に配置された電極に電気的に接続されたコネクターを有し、前記コネクターを介して、駆動回路基板に設けられた着脱機構に対し着脱可能に構成され、
前記ディスプレイ部を、前記着脱機構に装着して駆動回路と接続するようにしたことを特徴とする情報表示用パネル。 - 前記コネクターはディスプレイ部の周辺部に設けられ、前記着脱機構は、ディスプレイ部の周辺部に設けた前記コネクターと、駆動回路基板に配置された駆動回路端子との間を電気的に接続するとともに支持する圧着式支持接続部材であって、ディスプレイ部の装着時には前記コネクターを前記駆動回路端子に機械的に圧着し、ディスプレイ部の取り外し時には前記コネクターを前記駆動回路端子から解放する支持接続部材より成ることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネル。
- 前記コネクターはディスプレイ部の周辺部に設けられ、前記着脱機構は、ディスプレイ部の周辺部に設けた前記コネクターと、駆動回路基板に配置された駆動回路端子との間を電気的に接続するとともに支持する抜き差し式支持接続部材であって、ディスプレイ部の装着時には前記コネクターを前記駆動回路端子に機械的に差し込み、ディスプレイ部の取り外し時には前記コネクターを前記駆動回路端子から抜いて解放する支持接続部材より成ることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネル。
- 駆動用ドライバーをディスプレイ部に搭載したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 駆動用ドライバーを駆動回路基板に搭載したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 前記ディスプレイ部の周辺部に設けられ、駆動回路基板側の着脱機構に装着するコネクターの厚みは0.07mm以上1.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 前記ディスプレイ部の周辺部に設けるコネクターに配置する接続用電極の厚みは10nm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報表示用パネルにおいて、ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応して駆動回路との接続電極を設けた接続用基板をディスプレイ部側のコネクターとして接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成したことを特徴とする情報表示用パネル。
- ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板の駆動回路との接続電極を引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成したことを特徴とする請求項8に記載の情報表示用パネル。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報表示用パネルにおいて、(1)ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部に対し、引き出し電極部の引き出し電極に対応してディスプレイ部側のコネクターとなる接続用基板に設けた駆動回路との接続電極を接続し、引き出し電極と駆動回路との接続電極との電気的な導通をとるよう構成するとともに、(2)駆動回路との接続電極を、引き出し電極と接続した端部とは反対側の端部まで設けて接続用端子部を形成し、接続用端子部において接続用基板の両面に駆動回路との接続電極を配置する両面実装構造とし、接続用端子部を駆動回路基板の着脱機構に装着して電気的に接続するよう構成したことを特徴とする情報表示用パネル。
- 両面実装の接続用端子部において、駆動回路との接続電極を片面実装の場合の2倍の電極面積としたことを特徴とする請求項10に記載の情報表示用パネル。
- 両面実装の接続用端子部において、駆動回路との接続電極を片面実装の場合と同じ電極面積とし、接続用端子部の大きさを半分にしたことを特徴とする請求項10に記載の情報表示用パネル。
- ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部と、ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設けた、駆動回路との接続電極との間に、異方導電性フィルム(ACF)を配置し、ディスプレイ部の引き出し電極部を有する端部と接続用基板に設けた駆動回路との接続電極とを接続するとともに、引き出し電極と駆動回路との接続電極との導通をとるよう構成したことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板を、ポリイミド樹脂基板またはガラス繊維補強されたエポキシ樹脂基板としたことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- ディスプレイ部側のコネクターとする接続用基板に設ける駆動回路との接続電極を、金属電極として構成したことを特徴とする請求項8〜14のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 前記金属電極を、銅めっき膜または銅箔から構成したことを特徴とする請求項15に記載の情報表示用パネル。
- 表示メモリー性を有するディスプレイ部が、表示メモリー性を有する表示媒体を、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に封入して構成され、表示媒体を電気的に制御駆動させて、表示領域に画像等の情報を表示することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
- 表示メモリー性を有する表示媒体が、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成されたものであることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の情報表示用パネル。
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