JP2004109681A - 画像表示媒体及び画像表示媒体用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動装置から容易に着脱可能な画像表示媒体及び画像表示媒体用治具を提供する。
【解決手段】複数の表示側電極30の各々には表示側配線40の一端が各々接続されており、複数の表示側配線40の他端側は表示基板18から同一方向へ向けて各々突出している。複数の背面側電極36の各々には背面側配線42の一端が各々接続されており、背面側配線42の他端側は表示側配線40と同一方向へ各々突出している。駆動制御装置16に接続されたコネクタ44は、導電性の挟持部材48、挟持部材50を備えている。表示側配線40及び背面側配線42の他端をコネクタ44内に挿入することにより、表示側配線40の他端が挟持部材48に挟持されると共に、背面側配線42の他端が挟持部材50により挟持される。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繰り返し書き換えが可能な画像表示媒体に係り、特に、印加された電界に応じて移動する粒子により画像を表示する画像表示媒体及び画像表示媒体用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
繰り返し書き換えが可能なシート状の画像表示媒体として、Twisting Ball Display(2色塗り分け粒子回転表示)、電気泳動、磁気泳動、サーマルリライタブル媒体、メモリ性を有する液晶などの表示技術が従来より提案されている。前記表示技術の内、サーマルリライタブル媒体、メモリ性液晶などは、画像のメモリ性には優れるが、表示面を紙のように十分な白色表示とすることができず、そのため画像を表示した場合に、画像を表示した部分と表示しない部分との区別を目視で確認しにくい、すなわち画質が悪くなる、という問題があった。
【0003】
また、電気泳動、磁気泳動を用いた表示技術は、画像のメモリ性を有し、かつ白色液体中に着色粒子を分散させた技術であるため、白色表示には優れるが、画像表示部分を形成する黒色表示は着色粒子同士の隙間に常に白色液体が入り込むため、灰色がかってしまい、画質が悪くなる、という問題があった。
【0004】
また、画像表示媒体の内側には白色液体が封入されているため、画像表示媒体を画像表示装置から取り外して紙のように粗雑に取り扱った場合には、白色液体が画像表示媒体外部に漏出する恐れがある。
【0005】
また、Twisting Ball Displayは表示のメモリ性もあり、画像表示媒体の内部は、粒子周囲のキャビティにのみオイルが存在するが、ほとんど固体状態なのでシート化は比較的容易である。
【0006】
しかしながら、白く塗り分けられた半球面を表示側に完全に揃えた場合でも、球と球の隙間に入り込んだ光線は反射されず内部でロスしてしまうため、原理的にカバレッジ100%の白色表示はできず、やや灰色がかってしまう、という問題があった。
【0007】
また、粒子サイズは画素サイズよりも小さいサイズであることが要求されるため、高解像度表示のためには色が塗り分けられた微細な粒子を製造しなければならず、高度な製造技術を要する、といった問題もあった。
【0008】
一方、上記のような問題を解決する表示技術として、トナーを用いたディスプレー技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。この技術は、導電性着色トナーと白色粒子を対向する電極基板間に封入し、非表示基板の電極内側表面に設けた電荷輸送層を介して導電性着色トナーへ電荷を注入し、電荷注入された導電性着色トナーが非表示基板に対向して位置する表示基板側へ、電極基板間の電界により移動し、導電性着色トナーが表示側の基板内側へ付着して導電性着色トナーと白色粒子とのコントラストにより画像表示する表示技術である。この表示技術は、画像表示媒体が全て固体で構成されており、白色と黒色の表示を原理的に100%切り替えることができる点で優れている。
【0009】
本発明者らは、一対の基板と、付与された電界により前記基板間を移動可能に前記基板の間に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群とを含む画像表示媒体を提案し、その表示駆動方法として単純マトリックス駆動を採用して画像表示を行う技術を提案した(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば高い白色度とコントラストが得られる。
【0010】
また、本発明者らは、表示基板と背面基板に形成したそれぞれの電極をコンデンサやノンショートタイプのスイッチで接続して接地する技術を提案した(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、画像保持の際に電極基板にかかる電位を調整して不必要に粒子が移動することをなくし、コントラストの低下を招くことなく安定した画像表示を行うことができる。
【0011】
【非特許文献1】
トナーディスプレー、Japan Hardcopy ’99論文集249−252、Japan Hardcopy ’99 fall論文集(第10−13頁)
【特許文献1】
特開2001−312225号公報(第14−15頁、第33図)
【特許文献2】
特開2002−229073号公報(第4−5頁、第5図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、画像表示媒体は常に駆動制御装置や電圧付与装置に接続されていることが前提となっており、画像表示媒体単体での使用が考慮されていないため、駆動制御装置や電圧付与装置から着脱することができない場合がある、という問題があった。また、画像表示媒体を外したり装着したりした時に、画像の乱れが生じる場合がある、という問題があった。さらに、画像表示媒体に対して静電気などの電気的な外乱が発生した場合、画像が乱れてしまう場合がある、という問題があった。
【0013】
本発明は上記事実を鑑みて成されたものであり、駆動装置から容易に着脱可能で、且つ画像保持状態において外部から電界が発生しても画像が乱れるのを防ぐことができる画像表示媒体及び画像表示媒体用治具を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明の画像表示媒体は、少なくとも透光性を有する表示基板と、前記表示基板と間隙をもって対向して配置された背面基板と、前記表示基板と前記背面基板との基板間に形成された電界により前記基板間を移動可能に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群と、前記表示基板に設けられた表示側電極と、前記背面基板に設けられた背面側電極と、各々一端が前記表示側電極に接続されると共に他端側の一部が前記表示基板から突出した導電性の表示側配線と、一端が前記背面側電極に接続されると共に他端側の一部が前記背面基板から前記表示側配線と同方向に突出した導電性の背面側配線と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、画像表示媒体を構成する表示基板と背面基板との間には、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群が封入されている。表示基板側には、表示側電極が設けられ、背面基板側には、背面側電極が設けられている。
【0016】
なお、表示基板は、透光性を有しており、例えば透明、半透明、有色透明の何れかである絶縁性の樹脂等の誘電体等で構成することができる。また、粒子は絶縁性の粒子の他、導電性、正孔輸送性、電子輸送性等の粒子を用いることができる。また、表示側電極及び背面側電極は、表示基板及び背面基板の対向面に各々設けてもよいし、表示基板及び背面基板の対向面と反対側の面、すなわち外側の面に設けてもよいし、基板の中に設けてもよい。
【0017】
表示側電極及び背面側電極は、例えば共にライン状の複数の電極として、表示側電極と背面側電極とが直交するように配置する所謂単純マトリクス構造としたり、表示側電極を画素に対応した複数の孤立電極とし、背面側電極をベタ電極とした所謂アクティブマトリクス構造としたりすることができる。
【0018】
単純マトリクス駆動の場合には、例えば端部に位置する背面側電極から順に電圧を印加しながら、これと同期して複数の表示側電極のうち画像表示に寄与する表示側電極、すなわち画像表示させるべく粒子を移動させる必要がある画素位置を含む表示側電極全てに、粒子群が移動開始する電位差となるように電圧を印加する。これにより、表示側電極と背面側電極との交点に対応する位置の粒子が移動して表示基板及び背面基板に付着し、画像表示することができる。
【0019】
アクティブマトリクス構造の場合には、粒子を移動させたい画素位置の孤立電極に電圧を印加することにより画像表示することができる。
【0020】
また、表示側電極には、導電性の表示側配線の一端が接続され、背面側電極のには、導電性の背面側配線の一端が接続されている。そして、表示側配線の他端側の一部は表示基板から突出しており、背面側配線の他端側の一部は、表示側配線と同方向に背面基板から突出している。すなわち、表示側配線及び背面側配線の他端側の一部は、表示基板及び背面基板から同一方向に突出している。
【0021】
このため、例えば表示側配線及び背面側配線の他端を挟持する導電性の挟持手段を備えたコネクタを、表示側電極及び背面側電極に粒子を移動させるための電圧を印加する電圧印加装置に設けることにより、画像表示媒体を電圧印加装置から容易に着脱することが可能となる。
【0022】
なお、請求項2に記載したように、前記表示側配線及び背面側配線の他端が、各々磁性を有する構成としてもよい。例えば、表示側配線及び背面側配線の他端の各々に、導電性の磁石を取り付けた構成とする。これにより、電圧印加装置側のコネクタを指すだけで表示側配線及び背面側配線と電圧印加装置側の配線が接触し、表示側電極及び背面側電極に電圧印加装置により電圧を印加することができる。これにより、表示側配線及び背面側配線を挟持する必要がなく、簡単な構成とすることができる。
【0023】
また、請求項3に記載したように、前記表示側配線及び背面側配線の他端が、各々前記表示側配線及び前記背面側配線の長手方向と交差する方向に突起している構成としてもよい。この場合、電圧印加装置側のコネクタに、この突起部をロックする機構を設けることにより、表示側電極及び背面側電極に電圧印加装置により電圧を印加することが可能となる。
【0024】
ところで、画像表示媒体を電圧印加装置から外した場合において、画像表示媒体に静電気等の外乱が発生した場合、画像の乱れが生じる場合がある。これを防ぐには、表示側電極と背面側電極とを同電位にするのが有効である。
【0025】
そこで、請求項4に記載したように、前記表示側配線及び前記背面側配線に電圧を印加する電圧印加装置に設けられた電圧印加装置用コネクタが装着された時に前記表示側配線の他端と前記背面側配線の他端とを絶縁させ、前記電圧印加装置用コネクタが取り外された時に前記表示側配線の他端と前記背面側配線の他端とを導通させる画像表示媒体用コネクタをさらに備えた構成としてもよい。
【0026】
すなわち、画像表示媒体用コネクタに電圧印加装置用コネクタを装着するだけで自動的に表示側配線の他端及び背面側配線の他端が電圧印加装置に接続される共に、表示側配線の他端と背面側配線の他端とが絶縁される。これにより、通常の駆動を行うことができる。また、電圧印加装置を取り外すだけで、自動的に表示側配線の他端と背面側配線の他端とが導通して同電位となる。これにより、静電気等の外乱が発生しても画像が乱れるのを防ぐことができる。また、コネクタを取り外した後に別の手段によって同電位にする必要がないため、利便性を大幅に向上させることができる。
【0027】
また、請求項5に記載したように、前記画像表示媒体用コネクタは、前記表示側配線の他端側と前記背面側配線の他端側との間に設けられ、前記表示側配線の他端側と接触可能な表示側導電性部材と前記背面側配線の他端側と接触可能な背面側導電性部材とがバネ部材により接続された導通手段と、前記導通手段を収容すると共に、前記表示側導電性部材及び前記背面側導電性部材の両端を前記表示側配線及び背面側配線と交差する方向に移動可能に案内するための案内溝が設けられた収容手段と、を備えた構成とすることができる。
【0028】
導通手段は、例えばバネ部材により表示側導電性部材が表示側配線を付勢するように且つ背面側導電性部材が背面側配線を付勢するように表示側配線の他端側と背面側配線の他端側との間に設けられる。
【0029】
そして、表示側導電性部材及び背面側導電性部材の両端は、収容手段に設けられた案内溝に沿って、表示側配線及び背面側配線と交差する交差方向に移動可能である。このため、表示側導電性部材と表示側配線との間及び背面側導電性部材と背面側配線との間に絶縁性部材を挟ませることにより、バネ部材が前記交差方向に縮んで表示側導電性部材と表示側配線との間及び背面側導電性部材と背面側配線との間をそれぞれ絶縁させることができる。また、絶縁性部材を外すことにより、バネ部材が前記交差方向に伸びて表示側導電性部材と表示側配線とを接触させると共に、背面側導電性部材と背面側配線とを接触させることができる。従って、電圧印加装置用コネクタに、表示側導電性部材と表示側配線との間及び背面側導電性部材と背面側配線との間に挟ませることが可能な絶縁性部材を備えることにより、電圧印加装置用コネクタを外すだけで表示側電極と背面側電極とを自動的に同電位にすることができる。
【0030】
請求項6記載の発明の画像表示媒体用治具は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示媒体の前記表示側電極と前記背面側電極とを同電位にするための画像表示媒体用治具であって、前記表示側配線の他端と接触する導電性の表示側接触手段と、前記背面側配線の他端と接触する導電性の背面側接触手段と、前記表示側接触手段と前記背面側接触手段とを接続する導電性の接続手段と、を備えたことを特徴とする。
【0031】
電圧印加装置から画像表示媒体が取り外された場合に、この画像表示媒体用治具により、表示側配線の他端を導電性の表示側接触手段と接触させ、背面側配線の他端を導電性の背面側接触手段と接触させる。表示側接触手段と背面側接触手段とは導電性の接続手段によって接続されているため、表示側電極と背面側電極とを同電位にすることができる。従って、静電気などの外乱が発生した場合でも画像が乱れるのを防ぐことができる。
【0032】
例えば、請求項7に記載したように、前記表示側接触手段は、前記表示側配線の他端を挟持する表示側挟持手段であり、且つ前記背面側接触手段は、前記背面側配線の他端を挟持する背面側挟持手段である構成とすることができる。なお、表示側挟持手段、背面側挟持手段、及び接続手段を一体に形成してもよい。
【0033】
また、請求項8に記載したように、前記接続手段はバネ部材で構成され、前記表示側接触手段及び前記背面側接触手段の少なくとも一方を前記バネ部材の伸縮方向に伸縮させるための押下部材をさらに備えた構成とすることができる。この場合、例えば押下部材により表示側接触手段又は背面側接触手段を押下することによりバネを縮ませた状態で、表示側接触手段及び背面側接触手段を表示側配線と背面側配線との間に挿入する。そして、押下手段を放すことにより、バネ部材が伸びて表示側接触手段が表示側配線を付勢すると共に、背面側接触手段が背面側配線を付勢する。これにより、表示側電極と背面側電極とを同電位にすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
【0035】
図1には、本発明に係る画像表示装置10の概略構成を示した。画像表示装置10は、画像表示媒体12、電圧付与装置14、及び駆動制御装置16で構成されている。
【0036】
画像表示媒体12は、画像が表示される側の透明な表示基板18と、これと間隙部材20により保持される微小間隙をもって対向する背面基板22との間に、黒色粒子24及び白色粒子26とが封入された構成となっている。
【0037】
表示基板18は、基板28、表示側電極30、及び表面コート層32が積層された構成である。なお、表示側電極30は透明な電極材料で構成されるが、基板28及び表示側電極30共に、ある波長を吸収する機能、所謂カラーフィルタを備えても良い。
【0038】
背面基板22は、基板34、背面側電極36、及び表面コート層38が積層された構成である。
【0039】
表示基板18に形成された表示側電極30は電圧付与装置14と接続され、背面基板22に形成された電極は接地されている。電圧付与装置14は、駆動制御装置16と接続されている。駆動制御装置16は、図示しないCPU、RAM、ROM等を含んで構成される。
【0040】
電圧付与装置14は、駆動制御装置16から指定された電圧値の直流電圧又は指定された周波数及び電圧値の交番電圧を表示側電極30に付与する。
【0041】
駆動制御装置16の指示により電圧付与装置14が表示側電極30に所定の電圧を付与することにより上下基板間に電界が発生し、黒色粒子24及び白色粒子26を表示基板18側又は背面基板22側に各々移動させることができる。
【0042】
表示側電極30及び背面側電極36は、単純マトリクス構造又はアクティブマトリクス構造の電極とし、表示させたい画像に応じて各部に電圧を付与することにより画像表示させることができる。また、画像表示媒体12を1画素とし、これを複数個並べて配置し、画像に応じて各画像表示媒体を黒色表示又は白色表示させることにより画像表示させることもできる。
【0043】
次に、本実施形態で使用可能な着色粒子及び基板について説明する。
【0044】
まず、本実施の形態で使用可能な粒子としては、ガラスビーズ、アルミナ、酸化チタン等の絶縁性の金属酸化物粒子や、熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂粒子、これらの樹脂粒子の表面に着色剤を固定したもの、熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂中に絶縁性の着色剤を含有する粒子等がある。
【0045】
着色粒子の製造に使用される熱可塑性樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類の単独重合体あるいは共重合体がある。
【0046】
また、粒子の製造に使用される熱硬化性樹脂としては、ジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合体や架橋ポリメチルメタクリレート等の架橋樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等がある。特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等がある。
【0047】
着色剤としては、有機若しくは無機の顔料や、油溶性染料等を使用することができ、マグネタイト、フェライト等の磁性紛、カーボンブラック、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、フタロシアニン銅系シアン色材、アゾ系イエロー色材、アゾ系マゼンタ色材、キナクリドン系マゼンタ色材、レッド色材、グリーン色材、ブルー色材等の公知の着色剤を用いることができる。具体的には、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を用いることができる。また、空気を内包した多孔質のスポンジ状粒子や中空粒子は白色粒子26として使用することができる。これらは2種類の粒子の色調が異なるように選択される。
【0048】
着色粒子の形状は特に限定されないが、粒子と基板の物理的な付着力が小さく、粒子の流動性が良好な球状粒子が好ましい。球状の粒子を形成するには、懸濁重合、乳化重合、分散重合等を使用することができる。
【0049】
着色粒子の一次粒子は、一般的には、1〜1000μmであり、好ましくは5〜50μmであるが、これに限定されない。高いコントラストを得るには、2種類の粒子の粒子径をほぼ同じにすることが好ましい。このようにすると、大きい粒子が小さい粒子に囲まれ、大きい粒子本来の色濃度が低下するという事態を回避することができる。
【0050】
着色粒子の表面には、必要に応じて外添剤を付着させてもよい。外添剤を付着させることによって、着色粒子の帯電特性を制御したり、流動性を向上させることができる。外添剤の色は、粒子の色に影響を与えないように白か透明であることが好ましい。
【0051】
外添剤としては、酸化ケイ素(シリカ)、酸化チタン、アルミナのような金属酸化物等の無機微粒子を用いることができる。微粒子の帯電性、流動性、及び環境依存性等を調整するために、これらをカップリング剤やシリコーンオイルで表面処理することができる。
【0052】
カップリング剤には、アミノシラン系カップリング剤、アミノチタン系カップリング剤、ニトリル系カップリング剤等の正帯電性のものと、窒素原子を含まない(窒素以外の原子で構成される)シラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤、エポキシシランカップリング剤、アクリルシランカップリング剤等の負帯電性のものがある。同様に、シリコーンオイルには、アミノ変性シリコーンオイル等の正帯電性のものと、ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、α−メチルスルホン変性シリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等の負帯電性のものが挙げられる。これらは外添剤の所望の抵抗に応じて選択される。
【0053】
このような外添剤の中では、公知の疎水性シリカや疎水性酸化チタンを用いるのが好ましく、特に、特開平10−3177号公報に記載のTiO(OH)と、シランカップリング剤のようなシラン化合物との反応で得られるチタン化合物が好適である。シラン化合物としてはクロロシラン、アルコキシシラン、シラザン、特殊シリル化剤のいずれのタイプを使用することも可能である。このチタン化合物は、湿式工程の中で作製されるTiO(OH)にシラン化合物あるいはシリコーンオイルを反応、乾燥させて作製される。数百度という焼成工程を通らないため、Ti同士の強い結合が形成されず、凝集が全くなく、微粒子はほぼ一次粒子の状態である。さらに、TiO(OH)にシラン化合物あるいはシリコーンオイルを直接反応させるため、シラン化合物やシリコーンオイルの処理量を多くすることができ、シラン化合物の処理量等を調整することにより帯電特性を制御でき、帯電性能も従来の酸化チタンのそれより顕著に改善することができる。
【0054】
外添剤の一次粒子は、一般的には5〜100nmであり、好ましくは10〜50nmであるが、これに限定されない。
【0055】
外添剤と粒子の配合比は粒子の粒径と外添剤の粒径の兼ね合いから適宜調整される。外添剤の添加量が多すぎると粒子表面から外添剤の一部が遊離し、これが他方の粒子の表面に付着して、所望の帯電特性が得られなくなることがある。一般的には、外添剤の量は、粒子100重量部に対して、0.01〜3重量部、より好ましくは0.05〜1重量部である。
【0056】
所望の帯電特性が得られるように、組み合わせる粒子の組成、粒子の混合比率、外添剤の有無、外添剤の組成等を選択する。
【0057】
外添剤は、2種類の粒子の一方にのみ添加してもよいし、両方の粒子に添加してもよい。両方の粒子に外添剤を添加する場合は異なる極性の外添剤を使用することが好ましい。また、両方の粒子の表面に外添剤を添加する場合は、粒子表面に外添剤を衝撃力で打込んだり、粒子表面を加熱して外添剤を粒子表面に強固に固着することが望ましい。これにより、外添剤が粒子から遊離し、異極性の外添剤が強固に凝集して、電界で解離させることが困難な外添剤の凝集体が形成されるのを防止することができ、ひいては画質劣化を防止することができる。
【0058】
コントラストは、2種類の粒子の粒子径に依存する他、これらの粒子の混合比にも依存する。高いコントラストを得るには、2種類の粒子の表面積が同じくらいになるように混合比率を決定することが望ましい。このような比率から大きく外れると比率の多い粒子の色が強調される。但し、2種類の粒子の色調を同系色の濃い色調と淡い色調にする場合や、2種類の粒子が混合して作り出す色を画像に利用する場合はこの限りではない。
【0059】
次に、本実施の形態で使用可能な基板としては、前記した基板の他にも一般的な支持基体及び電極から構成することができる。支持基体としては、ガラスや、プラスチック、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等がある。
【0060】
また、電極には、インジウム、スズ、カドミウム、アンチモン等の酸化物、ITO等の複合酸化物、金、銀、銅、ニッケル等の金属、ポリピロールやポリチオフェン等の有機導電性材料等を使用することができる。これらは、単層膜、混合膜あるいは複合膜として使用でき、蒸着法、スパッタリング法、塗布法等で形成することができる。また、その厚さは、蒸着法、スパッタリング法によれば、通常100〜2000オングストロームである。電極は、従来の液晶表示素子あるいはプリント基板のエッチング等、従来公知の手段により、所望のパターン、例えば、マトリックス状等に形成することができる。
【0061】
また、電極を支持基体に埋め込んでもよく、この場合、支持基体の材料が後述の誘電体層の役割を兼ね、粒子の帯電特性や流動性に影響を及ぼすことがあるので、粒子の組成等に応じて適宜選択する。
【0062】
電極が支持基体上に形成されている場合、電極の破損や粒子の固着を招く電極間のリークの発生を防止するため、必要に応じて電極上に誘電体膜を形成してもよい。誘電体膜としてはポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、ポリイミド、エポキシ、ポリイソシアネート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリブタジエン、ポリメチルメタクリレート、共重合ナイロン、紫外線硬化アクリル樹脂、フッ素樹脂等を用いることができる。
【0063】
また、上記した絶縁材料の他に、絶縁性材料中に電荷輸送物質を含有させたものも使用することができる。電荷輸送物質を含有させることにより、粒子への電荷注入による粒子帯電性の向上や、粒子の帯電量が極度に大きくなった場合に粒子の電荷を漏洩させ、粒子の帯電量を安定させるなどの効果を得ることができる。
【0064】
電荷輸送物質としては、例えば、正孔輸送物質であるヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、アリールアミン化合物等が挙げられる。また、電子輸送物質であるフルオレノン化合物、ジフェノキノン誘導体、ピラン化合物、酸化亜鉛等も使用できる。さらに、電荷輸送性を有する自己支持性の樹脂を用いることもできる。具体的には、ポリビニルカルバゾール、米国特許第4806443号に記載の特定のジヒドロキシアリールアミンとビスクロロホルメートとの重合によるポリカーボネート等を用いることができる。
【0065】
誘電体膜は、粒子の帯電特性や流動性に影響を及ぼすので、着色粒子の組成等に応じて適宜選択する。表示側の基板である表示基板18は、光を透過する必要があるので、上記各材料のうち透明のものを使用することが好ましい。
【0066】
間隙部材20は絶縁性の材料で形成され、具体的には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ゴムなどで形成することができる。
【0067】
次に、画像表示媒体の表示駆動について説明する。
【0068】
なお、ここでは白色粒子26はマイナスに帯電し、黒色粒子24はプラスに帯電する粒子群を基板間に封入した例を挙げて説明する。
【0069】
駆動制御装置16の指示により電圧付与装置14により表示基板18の表示側電極30に例えば直流電圧+300Vを付与すると、図2に示すように、マイナスに帯電された白色粒子26が電界の作用により表示基板18側へ移動し、プラスに帯電された黒色粒子24は背面基板22側へ移動し、良好な白色表示を行うことができる。この状態で表示基板18に付与した電圧を0としても、表示基板18に付着した白色粒子26は落下せず、表示濃度に変化はない。これは、電界が消滅されても着色粒子は鏡像力とファンデルワールス力によって基板側に保持されるためであると考えられる。
【0070】
次に、駆動制御装置16の指示により電圧付与装置14により表示基板18の表示側電極30に例えば直流電圧−300Vを付与すると、図3に示すように、表示基板18に付着していた白色粒子26は背面基板22側へ移動し、背面基板22側に付着していた黒色粒子24は表示基板18側へ移動し、良好な黒色表示を行うことができる。ここで、表示基板18に付与した電圧を0としても、表示基板18側の黒色粒子24は上記と同様に落下せず、表示濃度に変化はない。
【0071】
次に、画像表示媒体12と駆動制御装置16との着脱について説明する。なお、以下では図4に示すように、複数のライン状の表示側電極30と複数のライン状の背面側電極36とが直交するように配置された所謂単純マトリクス構造の画像表示媒体について説明する。
【0072】
図5には、図4のA−A断面を含む画像表示装置10の概略構成を示した。なお、図5では、画像表示媒体12の表示基板及び背面基板に設けられた表面コート層は省略している。図5に示すように、複数の表示側電極30の各々には、導電性の表示側配線40の一端が各々接続されており、表示側配線40の他端側は、表示基板18から同一方向へ向けて各々突出している。また、複数の背面側電極36の各々には、導電性の背面側配線42の一端が各々接続されており、背面側配線42の他端側は、背面基板22から表示側配線40と同一方向へ向けて各々突出している。なお、表示側配線40及び背面側配線42の他端側は、外力を加えない状態で撓まない程度の剛性を有する。
【0073】
駆動制御装置16には、画像表示媒体12を接続するためのコネクタ44が設けられている。コネクタ44は、ハウジング46内に表示側配線40を挟持するための導電性の挟持部材48、背面側配線42を挟持するための導電性の挟持部材50が設けられた構成となっている。また、挟持部材48、50には駆動制御装置16に接続された導電性の配線52、54が各々接続されている。
【0074】
ハウジング46には、図示は省略したが、表示側配線40及び背面側配線42の他端の位置に各々合わせた開口部が設けられており、各々の開口部の位置に合わせて挟持部材48、50が配置されている。これにより、表示側配線40及び背面側配線42の他端が対応する開口部に挿入されるようにコネクタ44を図中矢印A方向へ差し込むことにより、表示側配線40の他端が挟持部材48に挟持されると共に、背面側配線42の他端が挟持部材50により挟持される。取り外す場合には、コネクタ44を矢印A方向と反対方向に引き抜けばよい。
【0075】
このように、表示側配線40の他端及び背面側配線42の他端が同一方向に突出しているため、容易に駆動制御装置16へ画像表示媒体を装着したり、駆動制御装置16から取り外すことができる。
【0076】
また、図6に示すように、表示側配線40及び背面側配線42の他端に導電性の磁石56を各々取り付けるようにしてもよい。これにより、表示側配線40及び背面側配線42の他端が対応する開口部に挿入されるようにコネクタ44を図中矢印A方向へ差し込むと配線52,54が磁石56に接触して導通する。このように、簡単な構成で表示側配線40と配線52、背面側配線42と配線54とを導通させることができる。
【0077】
また、図7に示すように、表示側配線40及び背面側配線42の他端に、表示側配線40及び背面側配線42の長手方向と直交するに突起する突起部40A、42Aを設けるようにしてもよい。この場合、コネクタ44のハウジング46内に配線52、54に接続された導電性のロック部材58を設け、このロック部材58を押下する押圧部材60を設ける。この押圧部材60を下方向に押下することにより、図中点線で示すようにロック部材58の先端が上方向に上がり、押圧部材60を離すことにより、図示しないバネ機構によりロック部材58が元の状態に戻る。従って、装着の際には、押圧部材60を下方向へ押しながら表示側配線40及び背面側配線42の他端が対応する開口部に挿入されるようにコネクタ44を差し込み、押圧部材60を離す。これにより、突起部40A、42Aがロック部材58によってロックされ、配線52,54が表示側配線40及び背面側配線42と各々導通する。
【0078】
また、図8に示すように、配線52、54に設けられたロック部材58を、突起部40A、42Aの形状に対応した図示しない凹部を設けた構成とすると共に押圧部材60に取り付けた構成としてもよい。この場合、押圧部材60を図中矢印方向に押し込むことにより、ロック部材58の凹部に突起部40A、42Aが各々嵌め込まれる。これにより、配線52,54が表示側配線40及び背面側配線42と各々導通する。
【0079】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、画像表示媒体を取り外すと同時に表示側電極と背面側電極とが導通する構成について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0080】
図9、10に示すように、画像表示媒体側のコネクタ61には、表示側配線40及び背面側配線42の他端が収容されており、表示側配線40及び背面側配線42の他端には、各々導電性部材59が取り付けられている。導電性部材59の一部は、ハウジング62の上面又は下面に露出している。
【0081】
また、ハウジング62内には、導通部材70が設けられている。図10に示すように、導通部材70は、長尺状の導電性部材64、66を複数のバネ部材68で接続した構成となっており、導電性部材64,66の長手方向と表示側配線40及び背面側配線42の長手方向と直交するように配置される。なお、導電性部材64の表示側配線40と接する面の一部及び導電性部材66の背面側配線42と接する面のハウジング62の開口側の一部は切り欠きされている。これにより、導電性部材64と表示側配線40との間及び導電性部材66と背面側配線42との間に若干の隙間が生じている。
【0082】
導電性部材64、66の両端は、ハウジング62の内側側面に設けられた図9において矢印B方向を長手方向とする案内溝72によって支持されている。これにより、導通部材70は、矢印B方向に伸縮可能となっている。通常は、バネ部材68によって導電性部材64が表示側配線40を付勢し、導電性部材66が背面側配線42を付勢するため、表示側配線40及び背面側配線42は導通部材70を介して導通した状態となり、同電位となる。
【0083】
一方、駆動制御装置側のコネクタ44のハウジング46内には、図9,10に示すように、直方体形状の絶縁性部材74Aの上面に直方体形状の絶縁性部材74Bが、下面に直方体形状の絶縁性部材74Cが、側面に三角柱状の絶縁性部材74D、74Eがそれぞれ取り付けられている。絶縁性部材74D、74Eは、絶縁性74A側からハウジング46の開口部側へ向けて徐々に先細りする形状となっている。また、絶縁性部材74Bと絶縁性部材74Dとの間は、導電性部材59と表示側配線40を合わせた高さと略同一の高さの隙間が生じており、絶縁性部材74Cと絶縁性部材74Dとの間は、導電性部材59と背面側配線42を合わせた高さと略同一の高さの隙間が生じている。さらに、絶縁性部材74Bの下面には、配線52が形成されており、絶縁性部材74Cの上面には配線54が形成されている。
【0084】
そして、コネクタ44とコネクタ61とを嵌め合わせると、図11、12に示すように、導電性部材64と表示側配線40との隙間に絶縁性部材74Dが、導電性部材66と背面側配線42との隙間に絶縁性部材74Eが入り込むことによって導通部材70が縮む。これにより、導電性部材64と表示側配線40との間及び導電性部材66と背面側配線42との間が離間し、表示側配線40と背面側配線42との導通が解除される。
【0085】
また、これと同時に、絶縁性部材74Bと絶縁性部材74Dとの間に表示側配線40及び導電性部材59が、絶縁性部材74Cと絶縁性部材74Eとの間に背面側配線42及び導電性部材59が入り込む。これにより、配線52が導電性部材59を介して表示側配線40と接続し、配線54が導電性部材59を介して背面側配線42と接続される。これにより、表示側配線40及び背面側配線42に電圧を印加することが可能となる。
【0086】
この状態でコネクタ61からコネクタ44を取り外すと、導通部材70が伸びて図9,10に示す状態となり、表示側配線40と背面側配線42とが導通し、表示側電極30と背面側電極36とが同電位となる。
【0087】
このように、表示側電極30と背面側電極36とが同電位になることにより、画像表示媒体12に静電気等の外乱が生じても、画像が乱れるのを防ぐことができる。
【0088】
また、コネクタ61からコネクタ44を取り外すだけで自動的に表示側電極30と背面側電極36とが同電位になるため、利便性を大幅に向上させることができる。
【0089】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、駆動制御装置から画像表示媒体を取り外した場合に、表示側電極と背面側電極とを同電位にするための画像表示媒体用治具について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0090】
図13には、画像表示媒体用治具を構成する挟持部材76を示した。挟持部材76は、表示側配線40を挟持するためのものであり、直方体形状の導電性部材76A〜76Eで構成されている。導電性部材76Aの上面には導電性部材76Bが、下面には導電性部材76Cが取り付けられており、導電性部材76Bの下面には導電性部材76Dが、導電性部材76Cの上面には導電性部材76Eが取り付けられている。また、導電性部材76Dと導電性部材76Eとの間は、表示側配線40の厚みと略同一の高さとなっている、これにより、表示側配線40を挟持することができる。なお、背面側配線42を挟持するための挟持部材もこれと同一構成である。
【0091】
図14(A)に示すように、駆動制御装置16から画像表示媒体12を取り外した後は、図14(B)に示すように、挟持部材76によって表示側配線40を挟持し、挟持部材76と同一構成の挟持部材78により背面側配線42を挟持する。これにより、表示側配線40が導通して全ての表示側電極30が同電位になると共に、背面側配線42が導通して全ての背面側電極36が同電位となる。
【0092】
そして、図14(C)に示すように、接続用導電性部材80で挟持部材76と挟持部材78とを接続することにより、表示側配線40と背面側配線42とが導通し、表示側電極30と背面側電極36とが同電位となる。なお、接続用導電性部材80は、例えば導電性の磁石等で構成することができる。
【0093】
このように、駆動制御装置16から画像表示媒体12を取り外した後、挟持部材76、80、接続用導電性部材80で構成される画像表示媒体用治具により、表示側電極30と背面側電極36とを同電位とすることにより、画像表示媒体12に静電気等の外乱が生じても、画像が乱れるのを防ぐことができる。
【0094】
なお、図15に示すように、挟持部材76、78、及び接続用導電性部材80を一体に形成してもよい。
【0095】
次に、画像表示媒体用治具の他の形態について説明する。
【0096】
図16(A),(B)には、画像表示媒体用治具82の概略構成を示した。画像表示媒体用治具82は、ハウジング84内に、平板状の導電性部材86と平板状の導電性部材88とがバネ部材90により接続された導通部材を備えている。導電性部材86には、押下部材92が取り付けられている。
【0097】
表示側配線40と背面側配線42とを同電位にする際には、押下部材92を押下しながら、表示側配線40及び背面側配線42をハウジング84内に挿入させる。これにより、導通部材が縮んで表示側配線40と背面側配線42との間に導通部材が入り込む。
【0098】
そして、押下部材92を離すと、図16(B)に示すように、導通部材が伸びて導電性部材86が表示側配線40に接触すると共に導電性部材88が背面側配線42と接触する。これにより、表示側配線40と背面側配線42とが導通し、表示側電極30と背面側電極36とを同電位にすることができる。
【0099】
このように、押下部材92を押下しながら表示側配線40及び背面側配線42をハウジング84内に挿入させた後に、押下部材92を離すだけで容易に表示側電極30と背面側電極36とを同電位にすることができる。
【0100】
(実施例)
次に、本発明の実施例について説明する。本実施例で使用した画像表示媒体の構成は以下のようになっている。
【0101】
表示基板及び背面基板は、70×50×1.1mmのガラス基板を採用した。表示基板及び背面基板に用いたガラス基板上には、幅0.234mmのライン状の表示側電極を間隔0.02mmで30本形成した。そして、シーケンサ側の装置と接続するための取り出し線を接着したものを使用した。
【0102】
そして、中央を20×20mmの正方形状に切り抜いた厚さ0.2mmのシリコーンゴムプレートを、切り抜いた部分に粒子が入るよう基板上に設置し、その後、このシリコーンゴムプレートにもう一枚の基板を、互いの基板上に形成されたライン状の電極が対向し、かつ直交するように重ね合せ、両基板をダブルクリップで加圧保持してシリコーンゴムプレートと両基板とを密着させた。
【0103】
以上のように作製した画像表示媒体をシーケンサに接続し、電界発生装置により表示側電極の全てに+200V、背面側電極の全てに0Vの電圧を印加して画像表示媒体全面を白色表示させた。
【0104】
その後、シーケンサにより、背面側電極には走査信号に応じて1行毎に順次表示駆動電圧として+50Vを印加し、これに同期して、画像信号に応じて表示側電極に−50Vの電圧を印加することにより、背面側電極の長手方向に沿った黒色の線状の画像を表示させた。なお、印加する電圧の符号を変えることにより全面黒色表示させてから白色の線状の画像を出力することもできる。
【0105】
黒色粒子は、アミノプロピルトリメトキシシラン処理したアエロジルA−A130微粉末を、重量比100:0.2の割合で混合した体積平均粒径20μmのカーボン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状黒色粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−ブラック)を使用し、白色粒子は、イソプロピルトリメトキシシラン処理したチタニアの微粉末を、重量比100:0.1の割合で混合した体積平均粒径20μmの酸化チタン含有架橋ポリメチルメタクリレートの球状白色粒子(積水化成品工業(株)製テクポリマーMBX−ホワイト)を用いた。
【0106】
これらを重量比3:5の割合で混合して色及び帯電特性の異なる粒子群を形成した。この場合、黒色粒子及び白色粒子は摩擦によって帯電される。なお、これをチャージ・スペクトログラフ法で測定したところ、黒色粒子は約15fC、白色粒子は約−15fCを中心に分布を持って帯電していた。すなわち、黒色粒子はプラスに、白色粒子はマイナスにそれぞれ帯電された。
【0107】
この黒色粒子及び白色粒子の混合粒子約16mgを、背面基板に配置した間隙部材により形成された正方形の空間内に、スクリーンを通して均一に振い落とした。そのときの基板間の空隙体積(背面基板に配置された間隙部材により形成された正方形状の空間部分の体積)に対する黒色粒子及び白色粒子の総体積比は、約14%であった。そして、間隙部材が配置された背面基板に表示基板を重ね合わせ、両基板をダブルクリップで加圧保持して、間隙部材と両基板とを密着させ、画像表示媒体を形成した。
【0108】
図17には、このようにして作製した画像表示媒体について、表示基板の表示側電極に付与した電圧と表示濃度との関係を示した。ここで、表示濃度は、反射濃度計(X−Rite社製、X−Rite404A)で測定したものである。測定方法としては、まず画像表示媒体の背面基板上の全ての背面側電極を接地し、表示基板上の全ての表示側電極に+200Vのパルス電圧を30msec付与し、表示基板側の面を白色表示させた。
【0109】
次に、表示基板上の全ての表示側電極に負のパルス電圧を30msec付与し、表示基板側の面の濃度を反射濃度計で測定した。その後、表示基板上の全ての表示側電極に再度+200Vの電圧を30msec付与して表示基板側の面を再び白色表示させた。上記の処理を、付与する負のパルス電圧の電圧値を−300Vから0Vの間で徐々に変えながら繰り返した。
【0110】
また、上記と同様に、表示基板上の全ての表示側電極に−200Vの電圧を30msec付与し、表示切替え前の表示基板側の面を黒色表示させた。次に、表示基板上の全ての表示側電極に正のパルス電圧を30msec付与し、同様に表示基板側の面の濃度を反射濃度計で測定した。その後、表示基板上の全ての表示側電極に再度−200Vの電圧を30msec付与して表示基板側の面を再び黒色表示させた。上記の処理を、付与する正のパルス電圧の電圧値を0Vから+300Vの間で徐々に変えながら繰り返した。
【0111】
黒表示をするためには黒閾値Vthbより小さい電圧を表示側電極と背面側電極との間に付与し、白表示をするためには白閾値Vthwより大きい電圧を付与する必要がある。この画像表示媒体の場合、Vthbは−50V、Vthwは+50Vであった。
【0112】
光学濃度は付与電圧が±250Vで黒色表示も白色表示もほぼ飽和している。このときの表示濃度は、黒色表示が約1.5、白色表示が約0.3であり、コントラストの高い表示を行うことができることがわかる。
【0113】
そして、このような画像表示媒体12について、図18に示すように白表示、若しくは黒表示にした状態で、スイッチ部94に設けられたスイッチ94A、94Bを切り替えることにより、表示側電極30及び背面側電極36を接地又はフロート状態にしたり、図14に示したような画像表示媒体用治具を用いて表示側電極30と背面側電極36とを短絡、すなわち同電位にしたりした。その後、スイッチ96をオンして外部電圧印加装置98により±10kVの電圧を金属端子を用いて表示基板18の表面側から50msec印加し、粒子の状態を観察した。この結果を図19に示す。
【0114】
図19に示すように、表示側電極、背面側電極ともに何も接続していない状態(フロート)では、表示状態を逆にするための駆動電圧を付与すると画像が乱れた。また、表示側電極をフロート、全ての背面側電極を接地して同様に電圧を付与したところ、画像が乱れるだけでなく完全に反対の表示になった。
【0115】
これに対し、全ての表示側電極及び背面側電極ともに接地若しくは全ての表示側電極及び背面側電極を短絡した場合、すなわち全ての表示側電極及び背面側電極を同一電位にした場合は画像は全く乱れなかった。このように、全ての表示側電極と全ての背面側電極とを同一電位にすることにより、静電気等の外乱が生じても画像が乱れないことを確認することができた。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動装置から容易に着脱可能で、且つ画像保持状態において外部から電界が発生しても画像が乱れるのを防ぐことができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成図である。
【図2】第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成図である。
【図3】第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成図である。
【図4】第1実施形態に係る画像表示媒体の電極配置について説明するための平面図である。
【図5】第1実施形態に係る画像表示装置の概略構成図である。
【図6】第1実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分の斜視図である。
【図7】第1実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す図である。
【図8】第1実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す図である。
【図9】第2実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す図である。
【図10】第2実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す斜視図である。
【図11】第2実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す図である。
【図12】第2実施形態に係る画像表示媒体と駆動制御装置との接続部分を示す斜視図である。
【図13】第3実施形態に係る画像表示媒体用治具を示す図である。
【図14】第3実施形態に係る画像表示媒体用治具を示す斜視図である。
【図15】第3実施形態に係る画像表示媒体用治具の他の形態を示す図である。
【図16】第3実施形態に係る画像表示媒体用治具の他の形態を示す図である。
【図17】付与電圧と光学濃度との関係を示す線図である。
【図18】実施例に係る画像表示装置の概略構成図である。
【図19】外部電圧を印加した場合における粒子の状態を観察した実験結果を示す図である。
【符号の説明】
10  画像表示装置
12  画像表示媒体
14  電圧付与装置
16  駆動制御装置
18  表示基板
20  間隙部材
22  背面基板
24  黒色粒子(粒子群)
26  白色粒子(粒子群)
30  表示側電極
36  背面側電極
40  表示側配線
42  背面側配線
44  コネクタ(電圧印加装置用コネクタ)
61  コネクタ(画像表示媒体用コネクタ)
62  ハウジング(収容手段)
70  導通部材(導通手段)
76  挟持部材(表示側挟持手段)
78  挟持部材(背面側挟持手段)
80  接続用導電性部材(接続手段)
82  画像表示媒体用治具
86  導電性部材(表示側接触手段)
88  導電性部材(背面側接触手段)
90  バネ部材(接続手段)
92  押下部材

Claims (8)

  1. 少なくとも透光性を有する表示基板と、
    前記表示基板と間隙をもって対向して配置された背面基板と、
    前記表示基板と前記背面基板との基板間に形成された電界により前記基板間を移動可能に封入されると共に、色及び帯電特性が異なる複数種類の粒子群と、
    前記表示基板に設けられた表示側電極と、
    前記背面基板に設けられた背面側電極と、
    各々一端が前記表示側電極に接続されると共に他端側の一部が前記表示基板から突出した導電性の表示側配線と、
    一端が前記背面側電極に接続されると共に他端側の一部が前記背面基板から前記表示側配線と同方向に突出した導電性の背面側配線と、
    を備えた画像表示媒体。
  2. 前記表示側配線及び背面側配線の他端が、各々磁性を有することを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
  3. 前記表示側配線及び背面側配線の他端が、各々前記表示側配線及び前記背面側配線の長手方向と交差する方向に突起していることを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
  4. 前記表示側配線及び前記背面側配線に電圧を印加する電圧印加装置に設けられた電圧印加装置用コネクタが装着された時に前記表示側配線の他端と前記背面側配線の他端とを絶縁させ、前記電圧印加装置用コネクタが取り外された時に、前記表示側配線の他端と前記背面側配線の他端とを導通させる画像表示媒体用コネクタをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像表示媒体。
  5. 前記画像表示媒体用コネクタは、
    前記表示側配線の他端側と前記背面側配線の他端側との間に設けられ、前記表示側配線の他端側と接触可能な表示側導電性部材と前記背面側配線の他端側と接触可能な背面側導電性部材とが導電性のバネ部材により接続された導通手段と、前記導通手段を収容すると共に、前記表示側導電性部材及び前記背面側導電性部材の両端を前記表示側配線及び背面側配線と交差する方向に移動可能に案内するための案内溝が設けられた収容手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の画像表示媒体。
  6. 前記請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示媒体の前記表示側電極と前記背面側電極とを同電位にするための画像表示媒体用治具であって、
    前記表示側配線の他端と接触する導電性の表示側接触手段と、
    前記背面側配線の他端と接触する導電性の背面側接触手段と、
    前記表示側接触手段と前記背面側接触手段とを接続する導電性の接続手段と、
    を備えたことを特徴とする画像表示媒体用治具。
  7. 前記表示側接触手段は、前記表示側配線の他端を挟持する表面側挟持手段であり、且つ前記背面側接触手段は、前記背面側配線の他端を挟持する背面側挟持手段であることを特徴とする請求項6記載の画像表示媒体用治具。
  8. 前記接続手段はバネ部材で構成され、前記表示側接触手段及び前記背面側接触手段の少なくとも一方を前記バネ部材の伸縮方向に伸縮させるための押下部材をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の画像表示媒体用治具。
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