JP5381662B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
特許文献1には、透光性を有する表示基板と、背面基板と、表示基板側に設けられた複数のライン状の表示側電極と、背面基板側に配置され表示側電極に交差する方向に配置されたライン状の複数の背面側電極と、表示基板と背面基板との基板間に形成された電界により基板間を移動する粒子群と、隣接する背面側電極間の各々に設けられた隣接間電極と、を備えた表示媒体が開示されている。特許文献1では、隣接間電極の各々を独立に駆動し、背面側電極と該背面側電極に隣接する隣接間電極との電位差が、背面電極と接地電位との電位差より小さくなるように電圧を印加することが提案されている。
特許文献2には、第1基板上に設けられた第1表示電極と第2表示電極との間で粒子を電気泳動させる電気泳動表示装置が開示されている。特許文献2では、第1基板に設けられた第1表示電極と第2表示電極との間に、構造障壁を設け、この構造障壁の情報に制御電極を配置し、第1表示電極と第2表示電極の何れか一方の表示電極から制御電極へ粒子を移動させた後に、制御電極から他方の表示電極へ粒子を移動させることが提案されている。
特開2004−109482号公報 特開2001−249366号公報
本発明の課題は、粒子群を第2の基板側から第1の基板側へ移動させるときに、第2の電極の間の凸部に設けられた第3の電極に、本発明における第2の電圧を印加しない場合に比べて、第1の電極側における粒子群の広がりの抑制された表示装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、少なくとも透光性を有する第1の基板と、前記第1の基板に向かい合うように配置された第2の基板と、前記第1の基板に配置された第1の電極と、前記第2の基板に該第2の基板の面方向に沿って間隔をあけて行方向及び列方向の双方に向かって配置された複数の第2の電極と、前記複数の第2の電極間の各々に配置され、前記第1の基板側に向かって突出した凸部と、前記凸部に設けられた第3の電極と、前記第1の基板と第2の基板との基板間に封入され、該基板間に電界が形成されることにより移動する粒子群と、前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記粒子群を移動させるときに、画像情報に基づいて、前記第1の電極と、前記複数の第2の電極のうちの前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記粒子群を移動させる画素に対応する位置に設けられた第2の電極と、に、前記粒子群が前記第2の基板側から前記第1の基板側へ移動する電位差となるように第1の電圧を印加し、第1の電圧の印加より前に、前記第1の電圧の印加によって前記第2の電極に印加される電圧と同極性で、前記第1の電極との電位差の絶対値が、0を超え且つ前記第1の電圧を印加された前記第1の電極と前記第2の電極との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、前記第3の電極へ第2の電圧を印加する電圧印加装置と、を備えた表示装置である。
請求項2に係る発明は、前記電圧印加装置は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧を印加した後に、前記第1の電極と前記第2の電極への前記第1の電圧の印加を解除するより前に、前記第3の電極への前記第2の電圧の印加を解除する請求項1に記載の表示装置である。
請求項3に係る発明は、少なくとも透光性を有する第1の基板と、前記第1の基板に向かい合うように配置された第2の基板と、前記第1の基板に配置された第1の電極と、前記第2の基板に該第2の基板の面方向に沿って間隔をあけて行方向及び列方向の双方に向かって配置された複数の第2の電極と、前記複数の第2の電極間の各々に配置され、前記第1の基板側に向かって突出した凸部と、前記凸部に設けられた第3の電極と、前記第1の基板と第2の基板との基板間に封入され、前記基板間において移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群と、前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記複数種類の粒子群のうちの少なくとも1種類を移動させるときに、画像情報に基づいて、前記第1の電極と、前記複数の第2の電極のうちの前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記複数種類の粒子群のうちの少なくとも1種類を移動させる画素に対応する位置に設けられた第2の電極と、に、該画素に対応する該第2の電極毎に前記複数種類の粒子群のうちの移動対象の種類の粒子群が前記第2の基板側から前記第1の基板側へ移動する電位差となるように第3の電圧を印加し、第3の電圧の印加より前に、前記第3の電圧の印加によって該第2の電極に印加される電圧と同極性で、前記第1の電極との電位差の絶対値が、0を超え且つ前記第3の電圧を印加された前記第1の電極と前記第2の電極との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、前記第3の電極へ第4の電圧を印加する電圧印加装置と、を備えた表示装置である。
請求項4に係る発明は、前記電圧印加装置は、前記第3の電圧及び前記第4の電圧を印加した後に、前記第1の電極と前記第2の電極への前記第3の電圧の印加を解除するより前に、前記第3の電極への前記第4の電圧の印加を解除する請求項3に記載の表示装置である。
請求項1に係る発明によれば、粒子群を第2の基板側から第1の基板側へ移動させるときに、凸部に設けられた第3の電極に、請求項1に係る発明における第2の電圧を印加しない場合に比べて、第1の電極側における粒子群の広がりの抑制された表示装置が提供される、という効果を奏する。
請求項2に係る発明によれば、第1の電圧を印加された第1の電極と第2の電極への電圧印加を解除すると同時または該電圧印加を解除した後に、第1の電圧を印加された第1の電極と第2の電極への電圧印加を解除する場合に比べて、凸部に位置された粒子群が移動先の基板側へ効果的に移動する、という効果を奏する。
請求項3に係る発明によれば、基板間において移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群を有する表示装置において、複数種類の粒子群のうちの少なくとも1種類を第2の基板側から第1の基板側へ移動させるときに、凸部に設けられた第3の電極に、請求項3に係る発明における第3の電圧を印加しない場合に比べて、第1の電極側における粒子群の広がりの抑制された表示装置が提供される、という効果を奏する。
請求項4に係る発明によれば、第3の電圧を印加された第1の電極と第2の電極への電圧印加を解除すると同時または該電圧印加を解除した後に、第4の電圧を印加された第1の電極と第2の電極への電圧印加を解除する場合に比べて、凸部に位置された粒子群が移動先の基板側へ効果的に移動する、という効果を奏する。
第1の実施形態に係る表示装置の一例を示す概略構成図であり、図2のA−A’断面図である。 図1に示す表示装置の表示媒体における電極の構成を模式的に示した概略構成図である。 第1の実施の形態に係る表示装置の作用を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る表示装置の作用を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る表示装置の作用を示す模式図である。 (A)は、第1の実施の形態にかかる表示媒体の電界シミュレーション結果を示す図であり、(B)及び(C)は、従来の表示媒体における電界シミュレーション結果を示す図である。 第2の実施形態に係る表示装置の一例を示す概略構成図である。 (A)〜(D)は、第2の実施の形態に係る表示装置の作用を示す模式図である。 (A)〜(D)は、第2の実施の形態に係る表示装置の作用を示す模式図である。 (A)(B)は、本実施の形態の表示装置における表示媒体の表示電極の構成の一例を示す模式図である。
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、作用・機能が同様の働きを担う部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を省略する場合がある。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施形態に係る表示装置10は、表示媒体12と、表示媒体12に電圧を印加する電圧印加部16と、電圧印加部16の駆動を制御する制御部18と、を含んで構成されている。制御部18は、電圧印加部16に信号授受可能に接続されている。
制御部18は、装置全体の動作を司るCPU(中央処理装置)と、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、装置全体を制御する制御プログラムや処理ルーチンによって示されるプログラムを含む各種プログラムが予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、を含むマイクロコンピュータとして構成されている。
なお、表示装置10が本発明の表示装置に相当する。また、電圧印加部16及び制御部18が、本発明の表示装置における電圧印加装置に相当する。
表示媒体12は、画像表示面とされる透光性(可視光の透過率が70%以上)を有する表示基板20と、表示基板20に間隔をあけて向かい合うように配置された背面基板22と、を含んで構成されている。
表示基板20と背面基板22との基板間には、分散媒36が充填されており、分散媒36中には、白色粒子38と、表示基板20と背面基板22との基板間に形成された電界に応じて該基板間を移動する粒子群40と、が分散されている。
表示基板20及び背面基板22としては、ガラスやプラスチック等の材料が適用され、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂等を適用される。
表示基板20には、表示電極24と絶縁層28が順に設けられている。背面基板22には、複数の画素電極26、及び絶縁層30が順に設けられている。
表示電極24は、本実施の形態では、図2に示すように、表示基板20の板面に添って層状に設けられたベタ電極とされている。そして、表示電極24は、電圧印加部16に電気的に接続されている。このため、表示電極24は、電圧印加部16から電圧を印加されることで、表示電極24の全領域に同じ電圧を印加される共通電極として構成されている。
一方、画素電極26は、背面基板22の面方向に沿って、間隔を空けて行方向及び列方向の双方に向かって複数配列された状態とされている。これらの複数の画素電極26は、各々独立して電圧印加部16に電気的に接続されており、電圧印加部16から独立して電圧を印加される構成とされている。
なお、本実施の形態では、画素電極26は、表示媒体12に表示される画像の各画素に1対1で対応して設けられているものとして説明するが、複数の画素毎に1つの画素電極26が対応するように設けられた構成であってもよく、1つの画素に複数の画素電極26が対応するように設けられた構成であってもよい。
また、本実施の形態では、表示電極24、複数の画素電極26、及び後述する凸部電極34の全てが、電圧印加部16に電気的に接続されている場合を説明するが、表示電極24、複数の画素電極26、及び後述する凸部電極34のうちの、表示電極24は接地された形態であってもよい。
表示電極24、画素電極26、及び後述する凸部電極34には、インジウム、スズ、カドミウム、アンチモン等の酸化物、ITO等の複合酸化物、金、銀、銅、ニッケル等の金属、ポリピロールやポリチオフェン等の有機材料等が使用される。
なお、表示電極24は、表示基板20に埋め込んでもよいし、同様に、画素電極26は背面基板22に埋め込んでもよい。この場合、表示基板20、背面基板22の材料が、粒子群40の帯電特性に影響を及ぼすことがあるので、粒子群40の組成等に応じて選択する必要がある。
絶縁層28及び絶縁層30は、絶縁性(体積抵抗率が1011Ω・cm以上、以下同様とする)の層である。絶縁層28は、表示基板20上に設けられた表示電極24上に積層されるように層状に設けられている。絶縁層30は、背面基板22上に設けられた複数の画素電極26上に設けられた膜状の層である。
この絶縁層28及び絶縁層30を構成する材料としては、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、ポリイミド、エポキシ、ポリイソシアネート、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリブタジエン、ポリメチルメタクリレート、共重合ナイロン、紫外線硬化アクリル樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
背面基板22側には、表示基板20側に突出した凸部32が設けられている。この凸部32は、背面基板22側に設けられた複数の画素電極26の電極間に設けられており、該電極間から表示基板20側に向かって突出した状態とされている。この凸部32は、画素電極26間に設けられ、背面基板22側から表示基板20側に向かって突出しており、画素電極26間を粒子群40が移動することを阻止する形状であればよい。本実施の形態では、凸部32は、複数の各画素電極26間に設けられることで、図2に示すように、各画素電極26の周囲を囲むように格子状に設けられた状態とされている。
凸部32の構成材料は、特に限定されないが、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化樹脂、光硬化樹脂、ゴム等が挙げられる。
凸部32は、有色でも無色でもよいが、表示媒体12に表示される表示画像に悪影響を及ぼさないように、無彩色あるいは無色透明であることが好ましく、その場合には、例えば、ポリスチレンやポリエステルやアクリルなどの透明樹脂等が使用される。なお、「透明」とは、可視光に対する透過率が60%以上であることを示している。
凸部32は、表示基板20側に向かって突出する程度の高さであり、表示基板20側に設けられた部材(本実施の形態では、絶縁層28)に接しない高さであればよく、その高さは限定されないが、表示媒体12に封入された粒子群40の全て(具体的には、90%以上の粒子)が背面基板22側に配置されたときの粒子群40による厚みの1/2以上の高さであることがよい。
凸部32には、凸部電極34が設けられている。この凸部電極34は、電圧印加部16に電気的に接続されている。凸部電極34は、電圧印加部16から電圧を印加されることで、凸部電極34の全領域に同じ電圧を印加される共通電極として構成されている。
本実施の形態では、凸部電極34は、図2に示すように、複数の各画素電極26間に設けられることで格子状に配置された凸部32に設けられることで、凸部電極34もまた、各画素電極26を囲むように連続して格子状に配置された状態とされている。なお、上述したように、この凸部電極34は、電気的に連続して設けられており、凸部電極34の全領域に同じ電圧を印加される共通電極として構成されている。
なお、凸部電極34の、凸部32における表示媒体12の厚み方向の配置位置は、凸部32における表示基板20側の端部に相当する位置であってもよいし、凸部32における背面基板22側の端部に相当する位置であってもよい。また、凸部電極34は、凸部32の表面を覆うように設けられた形態であってもよい。また、凸部32の構成材料を、凸部電極34の構成材料で構成することで、凸部32と凸部電極34とを一体的に構成してもよい。
表示基板20と背面基板22との基板間に充填されている分散媒36としては、絶縁性の液体が挙げられる。分散媒36としては、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、デカン、ヘキサデカン、ケロセン、パラフィン、イソパラフィン、シリコーンオイル、ジククロロエチレン、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、高純度石油、ベンジン、ジイソプロピルナフタレン、オリーブ油、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロエタン、ジブロモテトラフルオロエタンなどや、それらの混合物が挙げられる。
分散媒36に分散されている白色粒子38は、基板間に電界が形成されても移動しない白色の粒子である。その構成材料としては、ビニルナフタレン化合物や酸化チタン等が挙げられる。この白色粒子38の体積平均粒径としては、0.01μm以上20μm以下等が挙げられる。なお、本実施の形態では、白色粒子38は、白色である場合を説明するが、電気泳動する粒子群40とは異なる色であればよく、白色に限られない。
粒子群40は、表示基板20と背面基板22との基板間(以下、単に「基板間」と称する場合がある)に形成された電界に応じて移動する粒子である。詳細には、粒子群40は、その構成に応じて、基板間に特定の電界強度の電界が形成されたときに、基板間を移動する。すなわち、粒子群40が移動するために必要な電界強度を形成するための電位差となるように、基板間に電圧が印加されることで、粒子群40は基板間を移動する。
なお、「電界強度」とは、単位距離あたりの電位差(V/m)(以下、単に「電位差」と称する)を示している。
この粒子群40が移動を開始する電界強度は、粒子群40を構成する各粒子の表面の分散媒36に対する流動抵抗、平均帯電量、粒径、及び形状係数等によって定められる。
この粒子群40としては、アルミナ、酸化チタン等の金属酸化物粒子等、熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂粒子、これらの樹脂粒子の表面に着色剤を固定したもの、及び熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂中に着色剤を含有する粒子が挙げられる。
粒子群40の製造に用いられる熱可塑性樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類の単独重合体あるいは共重合体が例示される。
また、粒子群40の製造に用いられる熱硬化性樹脂としては、ジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合体や架橋ポリメチルメタクリレート等の架橋樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等を挙げることができる。特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等が挙げられる。
着色剤としては、有機若しくは無機の顔料や、油溶性染料等が使用され、マグネタイト、フェライト等の磁性紛、カーボンブラック、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、フタロシアニン銅系シアン色材、アゾ系イエロー色材、アゾ系マゼンタ色材、キナクリドン系マゼンタ色材、レッド色材、グリーン色材、ブルー色材等の公知の着色剤を挙げることができる。具体的には、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3、等が代表的なものとして例示される。
粒子群40に含まれる樹脂には、必要に応じて、帯電制御剤を混合してもよい。帯電制御剤としては、電子写真用トナー材料に使用される公知のものが使用される。
表示媒体12に含まれる粒子群40の含有量(質量%)としては、得たい色相が得られる濃度であれば特に限定されるものではないが、一般的には、0.01質量%以上90質量%以下である。
上記構成の本実施の形態の表示媒体12は、画像の保存及び書き換えの可能な掲示板、回覧板、電子黒板、広告、看板、点滅標識、電子ペーパー、電子新聞、電子書籍、及び複写機等と共用されるドキュメントシート等に使用される。
なお、本実施の形態の表示媒体12は、図1に示す形態である場合を説明するが、表示基板20側に表示電極24が設けられ、背面基板22側に複数の画素電極26が設けられ、画素電極26間に凸部32が設けられ、凸部32に凸部電極34が設けられ、電界に応じて基板間を移動する粒子群40が封入された構成であればよく、図1に示す形態に限られない。
例えば、背面基板22が、複数の画素電極26毎にTFT(薄膜トランジスタ)を備えた構成であってもよい。また、分散媒36が封入されず、空気が封入された構成であってもよい。また、分散媒36中に分散される白色粒子38に換えて、粒子群40とは異なる光学的反射特性を有する反射部材を基板間に設けた構成であってもよい。なお、この「粒子群40とは異なる光学的反射特性を有する」とは、粒子群40だけが分散された分散媒36と、反射部材とを対比して目視で観察した場合に、色相や明度、彩度などにおいて、両者の差異が識別される程度の差異があることを意味する。
本実施の形態の表示媒体12では、上述のように、粒子群40が移動するために必要な電界強度を形成するための電位差(以下、単に「移動する電位差」と称する場合がある)となるように、基板間に電圧が印加されることで、粒子群40は移動する。
このため、表示媒体12では、表示電極24と画素電極26との間に、粒子群40が背面基板22側から表示基板20側へ移動する電位差となるように電圧が印加されることで、粒子群40による色が表示される。また、表示基板20と背面基板22との間に、粒子群40が表示基板20側から背面基板22側へ移動する電位差となるように電圧が印加されることで、白色粒子38による色が表示される。
このため、画像情報に基づいて、表示電極24と各画素に対応する画素電極26とに、粒子群40が表示基板20側または背面基板22側へ移動する電位差となるように電圧を印加することで、各画素に対応する領域の粒子群40を表示基板20側または背面基板22側へ移動させることで、表示媒体12には特定の画像が表示されることとなる。
ここで、従来では、複数の画素電極26の設けられている背面基板22側から表示基板20側へ粒子群40が移動するときに、画素電極26間において粒子群40の移動が生じる場合があった。この粒子群40の画素電極26間における移動は、表示対象の画像の画素間に対応する領域における粒子群40の移動であることから、画質劣化につながる場合があった。また、表示電極24側において、画素の広がりや解像度の低下が生じる場合があった。
そこで、本実施の形態の表示装置10では、背面基板22側に配置されている粒子群40を表示基板20側へ移動させるときには、まず、表示対象の画像の画像情報に基づいて、電圧印加部16は、表示電極24と、複数の画素電極26のうちの粒子群40を背面基板22側から表示基板20側へ移動させる画素に対応する位置に設けられた画素電極26と、に、粒子群40が背面基板22側から表示基板20側へ移動する電位差となるように第1の電圧を印加する。
また、電圧印加部16は、この第1の電圧の印加と同時、またはこの第1の電圧の印加のまえに、該第1の電圧の印加によって画素電極26に印加される電圧と同極性で、表示電極24との電位差の絶対値が、0を越え、且つ第1の電圧を印加された表示電極24と画素電極26との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、凸部電極34へ第2の電圧を印加する。なお、電圧印加部16によるこれらの電圧(第1の電圧及び第2の電圧)の印加は、制御部18の制御によって行われる。
なお、本実施の形態においては、表示媒体12に設けられた複数の画素電極26の各々に同時期に印加される電圧は、必ず同極性であるものとして説明する。すなわち、複数の画素電極26に、同時期に異なる極性の電圧は印加されないものとする。
例えば、表示電極24に印加する電圧を0Vまたは表示電極24を接地し、画素電極26に印加する電圧を0Vから連続的に変化させて電位差を発生させたときに、粒子群40が電圧値V1(例えば5Vであるとする)の電圧を印加されたときに移動を開始する粒子であるとする(すなわち、電位差5V)。
そして、図1に示すように、全ての粒子群40が背面基板22側に位置されている状態から、複数の画素電極26(例えば、画素電極26、画素電極26、画素電極26)のうちの、画素電極26及び画素電極26に対応する領域に存在する粒子群40を表示基板20側へ移動させて画像表示させるものとする。
この場合には、電圧印加部16は、制御部18の制御によって、図3に示すように、表示電極24及び画素電極26を0Vまたは接地した状態で、画素電極26及び画素電極26に、第1の電圧として、例えば、電圧値V1(5V)の電圧を印加する。また、この第1の電圧の印加と同時、または該第1の電圧の印加より前に、第1の電圧を印加された画素電極26及び画素電極26と同極性で、表示電極24との電位差の絶対値が、0を超え、且つ第1の電圧を印加された表示電極24と画素電極26及び表示電極24と画素電極26のうちの、最も小さい電位差の絶対値である5V以下となるような電圧として、凸部電極34へ5V以下の電圧を印加する。
このため、背面基板22側から表示基板20側へ粒子群40が移動するときには、凸部電極34への上記電圧値の電圧の印加によって画素電極26間に電気的な障壁が形成された状態となり、凸部電極34への電圧印加によって凸部32を越えて隣の画素電極26に対応する領域へと粒子群40が移動することが抑制されると考えられる(図3参照)。
なお、上述のように、第1の電圧は、粒子群40が背面基板22側から表示基板20側へ“移動する電位差”となるような電圧であればよいので、粒子群40が電圧値V1(例えば5V)の電圧を印加されたときに移動を開始する粒子であれば、第1の電圧として、画素電極26及び画素電極26には、10Vの電圧を印加してもよい。
この場合には、凸部電極34には、第2の電圧として、10V以下の電圧を印加すればよい。
また、本実施の形態の表示装置10では、上記第1の電圧及び第2の電圧の印加を解除するときには、電圧印加部16は、制御部18の制御によって、表示電極24と画素電極26への第1の電圧印加を解除する前に、凸部電極34への第2の電圧の印加を解除する(図4参照)。そしてその後に、電圧印加部16は、制御部18の制御によって、表示電極24と画素電極26への電圧印加を解除する。このため、凸部電極34への上記第2の電圧の印加が解除された後に、画素電極26及び表示電極24への第1の電圧の印加が解除される(図5参照)。
なお、本実施の形態において、「電圧印加を解除する」とは、本実施の形態では、対応する電極へ印加する電圧の電圧値を0Vとする場合や、対応する電極を開放(オープン)状態にすることを示している。
以上説明したように、本実施の形態の表示装置10では、背面基板22側に配置されている粒子群40を表示基板20側へ移動させるときには、表示対象の画像の画像情報に基づいて、表示電極24と、複数の画素電極26のうちの粒子群40を背面基板22側から表示基板20側へ移動させる画素に対応する位置に設けられた画素電極26と、に、粒子群40が背面基板22側から表示基板20側へ移動する電位差となるように第1の電圧を印加する。そして、電圧印加部16は、この第1の電圧の印加と同時、またはこの第1の電圧の印加のまえに、該第1の電圧の印加によって画素電極26に印加される電圧と同極性で、表示電極24との電位差の絶対値が、0を越え、且つ第1の電圧を印加された表示電極24と画素電極26との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、凸部電極34へ第2の電圧を印加する。
このため、背面基板22側から表示基板20側へ粒子群40が移動するときには、凸部電極34への上記電圧値の電圧の印加によって画素電極26間に電気的な障壁が形成された状態となり、背面基板22側から表示基板20側へ粒子群40が移動するときに、表示電極24側における粒子群40の広がりが抑制され、画素広がりや解像度低下が抑制されると考えられる、また、隣の画素電極26に対応する領域へと粒子群41が移動することが抑制されると考えられる。
具体的には、高さ10μmの凸部32の上部に凸部電極34を設けて、3つの画素電極26、画素電極26、及び画素電極26のうちの、画素電極26及び画素電極26に、15Vの電圧を印加すると共に、凸部電極34に15Vの電圧を印加したときの電界シミュレーションによって示される等電位曲線は、図6(A)に示す結果となった。
なお、図6(A)に示す例は、誘電率2.42で高さ10μmの凸部36の上に凸部電極34を設け、分散媒38の誘電率を2.42としたときのシミュレーション結果である。また、図6(B)に示す例は、凸部電極34を設けない構成とした以外は図6(A)と同じ構成としたときのシミュレーション結果であり、図6(C)は、凸部36を設けない以外は図6(A)と同じ構成としたときのシミュレーション結果である。
図6(A)に示すように、画素電極26及び画素電極26に、15Vの電圧を印加すると共に、凸部電極34に15Vの電圧を印加したときの電界シミュレーションによって示される等電位曲線は、凸部電極34を設けない構成を想定した電界シミュレーションによって示される等電位曲線である図6(B)及び凸部32及び凸部電極34の無い構成を想定した電界シミュレーションによって示される等電位曲線である図6(C)に比べて、画素電極26の面に垂直な方向(垂直方向)の電界成分が大きく、且つ電気力線の広がりが小さいことが分かる。
粒子群40は、等電位曲線によって示される等電位面に垂直に移動することから、本実施の形態の表示装置10によれば、隣の画素電極26に対応する領域へと粒子群40が移動することが抑制されると考えられる。また、表示基板20側(表示電極24側)における粒子群40の広がりが抑制され、画素広がりや解像度低下が抑制されると考えられる。
さらに、図6(D)には、高さ10μmの凸部32の下部に凸部電極34を設けて、背面基板22上に凸部電極34及び凸部32を順に設けた構成とし、3つの画素電極26、画素電極26、及び画素電極26のうちの、画素電極26及び画素電極26に、15Vの電圧を印加すると共に、凸部電極34に15Vの電圧を印加したときの電界シミュレーションによって示される等電位曲線を示した。
なお、図6(D)に示す例は、分散媒38の誘電率を2.42とし、凸部36の誘電率を20としたときのシミュレーション結果である。図6(D)に示すように、凸部電極34を凸部32の下部に設けた構成とし、凸部32の誘電率を分散媒38の誘電率より大きくした場合には、図6(A)に示す構成より更に、画素電極26の面に垂直な方向(垂直方向)の電界成分が大きく、且つ電気力線の広がりが更に小さいことが分かる。
なお、図示は省略するが、凸部32の上部に凸部電極34を設けた図6(A)に示す構成において、凸部32の誘電率を20とした以外は図6(A)と同じ構成としたときのシミュレーション結果は、図6(A)と同じであり、電気力線に変化は見られなかった。
このため、上述のように、凸部32の構成材料は、特に限定されないが、凸部電極34を凸部32の下部に設けて、背面基板22上に凸部電極34及び凸部32を順に設けた構成とした場合には、凸部32は、分散媒36の誘電率より高い誘電率を有する材料で構成することがよいといえる。凸部電極34を凸部32の下部に設ける場合には、凸部32の構成材料を、分散媒36の誘電率より高い誘電率を有する材料で構成することで、凸部32自体も電気的な障壁として機能することとなり、粒子群40が画素電極26間の移動が更に抑制されると考えられる。
また、本実施の形態の表示装置10では、粒子群40を背面基板22側から表示基板20側へ移動させるときに凸部電極34に印加される第2の電圧は、第1の電圧の印加によって画素電極26に印加される電圧と同極性で、該第1の電圧を印加された表示電極24との電位差が0を越え、且つ粒子群40が表示基板20側へ移動を開始する電位差の絶対値以下の電圧である。このため、背面基板22側から表示基板20側へ粒子群40が移動する時に、凸部電極34への電圧印加によって、粒子群40の表示基板20側への移動が阻害されることも抑制されると考えられる。
また、複数の画素電極26の各々には独立して電圧が印加されるが、凸部電極34は共通電極とされており、同じ電圧が印加されることから、ドライバの出力本数が抑制される。
また、本実施の形態の表示装置10では、上記第1の電圧及び第2の電圧の印加を解除するときには、表示電極24と画素電極26への第1の電圧印加を解除する前に、凸部電極34への第2の電圧印加を解除するので、粒子群40を表示基板20側へ移動させるときに、粒子群40を構成する粒子の一部が凸部32に付着した場合であっても、凸部32に付着した粒子群40が容易に取り除かれて、表示基板20側へ移動すると考えられる。
なお、この効果の確認は、表示媒体12の濃度を測定することによって実現される。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、表示媒体12に含まれる粒子群40は1種類であるものとして説明したが、本実施の形態では、基板間を電界に応じて移動する粒子群として、基板間において移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群を用いた形態を説明する。
図7に示すように、本実施の形態の表示装置10Aは、表示媒体12Aと、表示媒体12Aに電圧を印加する電圧印加部16Aと、電圧印加部16Aの駆動を制御する制御部18Aと、を含んで構成されている。制御部18Aは、電圧印加部16Aに信号授受可能に接続されている。
なお、表示装置10Aが本発明の表示装置に相当し、電圧印加部16A及び制御部18Aが、本発明の表示装置における電圧印加装置に相当する。
表示媒体12Aは、表示基板20と、背面基板22と、を含んで構成されている。表示基板20と背面基板22との基板間には、分散媒36が充填されており、分散媒36中には、白色粒子38が分散されている。また、分散媒36中には、表示基板20と背面基板22との基板間に形成された電界に応じて該基板間を移動し、互いに移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mが分散されている。なお、これらの複数種類の粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mを総称する場合には、粒子群41と称して説明する。
なお、本実施の形態では、表示媒体12Aに封入された複数種類の粒子群41は、3種類の粒子群41である場合を説明するが、2種類以上であればよく、3種類に限られない。また、これらの複数種類の粒子群41(粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41M)は、同じ色であってもよいし、互いに異なる色であってもよい。また、これらの複数種類の粒子群41は、互いに同じ移動速度であってもよいし、異なる移動速度であってもよい。
表示基板20には、表示電極24と絶縁層28が順に設けられている。背面基板22には、複数の画素電極26及び絶縁層30が順に設けられている。また、背面基板22側には、表示基板20側に突出した凸部32が設けられている。凸部32には、凸部電極34が設けられている。
なお、本実施の形態における表示媒体12Aは、第1の実施の形態で説明した表示媒体12において、表示媒体12に封入される粒子群40に換えて、複数種類の粒子群41(41Y、粒子群41C、粒子群41M)を用いた以外は、表示媒体12と同じ構成であるため、同じ機能を有する部材には同じ符号を付与して詳細な説明を省略する。
粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mは、互いに移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群41である。
このため、これらの粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mは、各々の種類の粒子群が移動する電位差となるように基板間に電圧が印加されることで移動する。
なお、これらの粒子群41は、第1の実施の形態で説明した粒子群40の構成材料として挙げた材料により製造すればよい。この複数種類の粒子群41の各々が移動を開始する電界強度は、各種類の粒子群41を構成する各粒子の表面の分散媒36に対する流動抵抗、平均帯電量、粒径、及び形状係数等によって定められる。このため、粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mの各々における流動抵抗、平均帯電量、粒径、及び形状係数等を調整することで、移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群41が調整される。
以下、本実施の形態の表示装置10Aにおける作用を説明する。
なお、第1の実施の形態でも説明したが、本実施の形態においても、表示媒体12Aに設けられた複数の画素電極26の各々の同時期に印加される電圧は、必ず同極性であるものとして説明する。すなわち、複数の画素電極26に、同時期に異なる極性の電圧は印加されないものとする。
本実施の形態の表示装置10Aでは、画像情報に基づいて、背面基板22側に配置されている複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種類を表示基板20側へ移動させるときには、画像情報に基づいて、電圧印加部16Aは、表示電極24と、複数の画素電極26のうちの、複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種類を背面基板22側から表示基板20側へ移動させる画素に対応する画素電極26と、に、該複数種類の粒子群41のうちの移動対象の種類の粒子群41が、背面基板22側から表示基板20側へ移動する電位差となるように第3の電圧を印加する。なお、電圧印加部16Aによる電圧の印加は、制御部18Aの制御によって行われる。
そして、本実施の形態の表示装置10Aでは、電圧印加部16Aは、この第3の電圧の印加と同時、またはこの第3の電圧の印加のまえに、該第3の電圧の印加によって画素電極26に印加される電圧と同極性で、表示電極24との電位差の絶対値が、0を越え、且つ第3の電圧を印加された画素電極26と表示電極24との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、凸部電極34へ第4の電圧を印加する。
例えば、複数種類の粒子群41(粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41M)が全て同極性であり、移動を開始する電位差の絶対値が、粒子群41Y、粒子群41C、粒子群41Mの順に大きく、特定の画素では粒子群41Mのみを表示基板20側へ移動させ、他の画素では粒子群41C、及び粒子群41Mを表示基板20側へ移動させるとする。そして、該特定の画素に対応する位置に設けられた画素電極26を画素電極26とし、他の画素に対応する位置に設けられた画素電極26を画素電極26及び画素電極26とする。なお、表示電極24は接地(0V)されているものとする。
この場合には、上記第3の電圧の印加によって、上記特定の画素に対応する位置に設けられた画素電極26には、表示電極24との電位差が粒子群41Mのみが表示基板20側へ移動する電位差となるように、電圧が印加される。そして、上記他の画素に対応する位置に設けられた画素電極26及び画素電極26には、表示電極24との電位差が粒子群41C及び粒子群41Mのみが表示基板20側へ移動する電位差となるように、電圧が印加される。
このように、第3の電圧の印加においては、移動対象の粒子群41の種類が画素毎に異なる場合には、共通電極である表示電極24に印加される電圧との電位差が、画素毎の移動対象の種類の粒子群41を移動させる電位差となるように、画素電極26毎に印加される電圧値が調整される。
そして、上記例では、第3の電圧を印加された画素電極26と表示電極24との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値は、上記粒子群41C及び粒子群41Mを表示基板20側へ移動させる他の画素に対応する位置に設けられた画素電極26及び画素電極26と表示電極24との電位差の絶対値である。このため、凸部電極34には、該画素電極26及び画素電極26と表示電極24との電位差の絶対値以下となるように、凸部電極34へ第4の電圧が印加される。
なお、上記一例では、第3の電圧の印加によって表示基板20側へ移動する粒子群41は、粒子群41C、及び粒子群41Mであったが、例えば、第3の電圧の印加によって表示基板20側へ移動する粒子群41として、粒子群41Y、粒子群41C、及び粒子群41Mの全てを表示基板20側へ移動させる画素(画素電極26)が1つでも存在する場合には、凸部電極34には、該画素電極26と表示電極24との電位差の絶対値以下となるように、凸部電極34へ第4の電圧が印加されることとなる。
上述のようにして、第3の電圧及び第4の電圧が印加されることによって、互いに移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群41を有する表示媒体12Aを備えた表示装置10Aにおいても、背面基板22側から表示基板20側へ粒子群41が移動するときに、表示電極24側における粒子群41の広がりが抑制され、画素広がりや解像度低下が抑制されると考えられる。また、隣の画素電極26に対応する領域へと粒子群41が移動することが抑制されると考えられる。
また、上記第3の電圧及び第4の電圧の印加を解除するときには、電圧印加部16Aは、制御部18Aの制御によって、表示電極24と画素電極26への電圧印加を解除する前に、凸部電極34への電圧印加を解除する。そしてその後に、電圧印加部16Aは、制御部18Aの制御によって、表示電極24と画素電極26への電圧印加を解除する。
なお、「電圧印加を解除する」とは、本実施の形態においても、対応する電極へ印加する電圧の電圧値を0Vとする場合や、対応する電極を開放(オープン)状態にすることを示している。
このように、表示電極24と画素電極26への電圧印加を解除する前に、凸部電極34への電圧印加を解除するので、移動対象の種類の粒子群41を構成する粒子の一部が凸部32に付着した場合であっても、凸部32に付着した粒子が容易に取り除かれて表示基板20側へ移動すると考えられる。
なお、表示基板20側に配置された複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種類を背面基板22側へ移動させるときには、凸部電極34への電圧印加を解除したままで、背面基板22側へ移動させる対象の種類の粒子群41が表示基板20側から背面基板22側へ移動する電位差となる電圧を表示電極24と画素電極26へ印加すればよい。
以下、本実施の形態の表示装置10Aにおいて、複数種類の粒子群41を選択的に移動させて各色表示する場合について、具体的な例を挙げて説明する。
なお、表示媒体12Aには、互いに移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群41として、イエローの粒子群41Y、シアンの粒子群41C、及びマゼンタの粒子群41Mが封入されているとする。また、粒子群41Y及び粒子群41Cは、負極に帯電されており、粒子群41Mは、正極に帯電されているとする。
そして、表示電極24に印加する電圧を0Vまたは表示電極24を接地し、画素電極26に印加する電圧を0Vから連続的に変化させて電位差を発生させたときに、粒子群41Yは電圧値V1(例えば5Vとする)以上の電圧の印加により基板間を移動し、粒子群41Cは電圧値V2(例えば、10Vとする)以上の電圧の印加により基板間を移動し、粒子群41Mは電圧値V3(例えば15Vとする)以上の電圧の印加により基板間を移動するものとする。
なお、以下に説明する図8及び図9では、説明を簡略化するために、1つの画素電極(画素電極26とする)に着目した例を挙げて説明する。また、表示電極24は、0Vまたは接地した状態であるものとし、各電極への電圧の印加は、制御部18Aの制御によって電圧印加部16Aが行う。
まず、全ての種類の粒子群41(粒子群41Y、粒子群41C、粒子群41M)が、背面基板22側に配置された状態から、マゼンタを表示する場合には、第3の電圧として画素電極26に電圧値V3(15V)の正極性の電圧を印加する。また、この第3の電圧の印加と同時または該第3の電圧の印加の前に、電圧値V3(15V)以下の正極性の電圧として、例えば、+V3(5V)の電圧を凸部電極34へ印加する(図8(A)参照)。そして、粒子群41Mが表示基板20側に移動した後に、凸部電極34への電圧印加を解除し、その後、画素電極26への電圧印加を解除する。
この第3の電圧の印加及び第4の電圧の印加によって、複数種類の粒子群41(粒子群41Y、粒子群41C、粒子群41M)のうちの、粒子群41Mのみが、表示基板20側に移動し、マゼンタが表示される(図8(A)参照)。なお、粒子群41Mが表示基板20側へ移動したか否かは、第3の電圧及び第4の電圧を印加してから予め定められた時間が経過するまでを制御部18で計測し、制御部18の制御によって電圧印加部16から第3の電圧及び第4の電圧が印加されてから該時間が経過したことを確認することによって判断すればよい。そして、この予め定められた時間は、粒子群41が背面基板22側から表示基板20側へ移動するために必要な時間を予め計測して制御部18内に記憶しておけばよい。以下、粒子群41の表示基板20側への移動の判断は同様に行う。
なお、表示媒体12Aにおけるその他の画素において最も移動開始電圧の小さい種類の粒子群41を表示基板20側へ移動させる画素が含まれる場合には、他の画素電極26には、第3の電圧として粒子群41Yが移動を開始する電圧である電圧値V1(5V)の電圧が印加されることとなる。このため、この場合には、「第3の電圧を印加された画素電極26と表示電極24との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値」は、電圧値V1(5V)となるので、第4の電圧として、凸部電極34には、電圧値V1以下(5V以下)の電圧を印加する必要がある。
以下では、説明を簡略化するために、複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種類を背面基板22側から表示基板20側へ移動させる場合に、表示媒体12Aにおけるその他の画素において最も移動開始電圧の小さい種類の粒子群41を表示基板20側へ移動させる画素が必ず含まれており、この画素に対応する画素電極26には、第3の電圧として、電圧値V1(5V)の電圧が印加されるものとして説明する。
このため、複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種類を背面基板22側から表示基板20側へ移動させる場合に、凸部電極34に印加される第4の電圧の電圧値としては、電位差V1(5V)の絶対値を用いるものとして説明する。なお、第4の電圧として凸部電極34に印加される電圧の極性は、第3の電圧の印加時に画素電極26に印加される電圧の極性と同じである。
次に、図8(A)に示すマゼンタの表示された状態から、黒(BK)を表示する場合には、第3の電圧として画素電極26に電圧値V2(10V)の負極性の電圧を印加する。また、この第3の電圧の印加と同時または該第3の電圧の印加の前に、凸部電極34に電圧値V1(5V)の負極性の第4の電圧を印加する(図8(B)参照)。そして、粒子群41Y及び粒子群41Cが表示基板20側に移動した後に、凸部電極34への電圧印加を解除し、その後、画素電極26への電圧印加を解除する。
この第3の電圧の印加及び第4の電圧の印加によって、背面基板22側に配置されていた粒子群41Y、及び粒子群41Cの双方が、表示基板20側に移動する。これによって、イエロー、シアン、マゼンタの減色混合による色である黒(BK)が表示されることとなる(図8(B)参照)。
次に、図8(B)に示す黒(BK)の表示された状態から、青(B)を表示する場合には、表示基板20側に配置されている複数種類の粒子群41のうちの、粒子群41Yのみを背面基板22側へ移動させる。この場合には、凸部電極34への電圧印加を解除したままで、表示電極24と画素電極26との電位差が、粒子群41Yのみが表示基板20側から背面基板22側へ移動する電位差の電圧である電圧値V1(5V)の正極性の電圧を画素電極26へ印加する(図8(C)参照)。この電圧の印加によって、表示基板20側に配置されていた粒子群41のうちの、粒子群41Yのみが、背面基板22側に移動する。これによって、シアン、マゼンタの減色混合による色である青(B)が表示されることとなる(図8(C)参照)。
一方、図8(A)に示すマゼンタの表示された状態から、赤(R)を表示する場合には、第3の電圧として画素電極26へ、粒子群41Yのみが表示基板20側に移動する電圧として、電圧値V1(10V)の負極性の電圧を印加する。また、この第1の電圧の印加と同時または該第1の電圧の印加の前に、凸部電極34に電圧値V1(5V)の負極性の第2の電圧を印加する(図8(D)参照)。そして、粒子群41Y及び粒子群41Cが表示基板20側に移動した後に、凸部電極34への電圧印加を解除し、その後、画素電極26への電圧印加を解除する。
この第3の電圧の印加及び第4の電圧の印加によって、背面基板22側に配置されていた粒子群41Y及び粒子群41Cのうちの、粒子群41Yのみが、表示基板20側に移動する。これによって、イエロー、マゼンタの減色混合による色である赤(R)が表示されることとなる(図8(D)参照)。
一方、全ての種類の粒子群41(粒子群41Y、粒子群41C、粒子群41M)が、背面基板22側に配置された状態から、緑(G)を表示する場合には、第3の電圧として画素電極26に電圧値V3(15V)の負極性の電圧を印加する。また、この第3の電圧の印加と同時または該第3の電圧の印加の前に、凸部電極34に電圧値V3以下(15V以下)の負極性の第4の電圧として、上記と同様に、電圧値V1(5V)の負極性の電圧を印加する。そして、粒子群41Y及び粒子群41Cが表示基板20側に移動した後に、凸部電極34への電圧印加を解除し、その後、画素電極26への電圧印加を解除する。
この第3の電圧の印加及び第4の電圧の印加によって、複数種類の粒子群41のうちの、粒子群41C及び粒子群41Yのみが、表示基板20側に移動し、シアンとイエローとの減色混合による緑(G)が表示される(図9(A)参照)。
次に、図9(A)に示す緑(G)の表示された状態から、白(W)を表示する場合には、表示基板20側に配置されている粒子群41Y、及び粒子群41Mの全てを背面基板22側へ移動させる。この場合には、凸部電極34への電圧印加を解除したままで、表示電極24と画素電極26との電位差が、粒子群41Y及び粒子群41Mの双方が表示基板20側から背面基板22側へ移動する電位差の電圧である電圧値V2(10V)の正極性の電圧を画素電極26へ印加する(図9(B)参照)。この電圧の印加によって、表示基板20側に配置されていた粒子群41Y及び粒子群41Mが、背面基板22側に移動する。これによって、分散媒36中に分散されている白色粒子38の色である白(W)が表示されることとなる(図9(B)参照)。
次に、図9(B)に示す白の表示された状態から、イエロー(Y)を表示する場合には、第3の電圧として画素電極26に電圧値V1(5V)の負極性の電圧を印加する。また、この第3の電圧の印加と同時または該第3の電圧の印加の前に、凸部電極34に電圧値V1(5V)の負極性の第4の電圧を印加する(図9(C)参照)。そして、粒子群41Yが表示基板20側に移動した後に、凸部電極34への電圧印加を解除し、その後、画素電極26への電圧印加を解除する。
この第3の電圧の印加及び第4の電圧の印加によって、背面基板22側に配置されていた粒子群41Yのみが、表示基板20側に移動する。これによって、粒子群41Yの色であるイエロー(Y)が表示されることとなる(図9(C)参照)。
一方、図9(A)に示す緑(G)の表示された状態から、シアン(C)を表示する場合には、表示基板20側に配置されている粒子群41Y、及び粒子群41Mのうちの、粒子群41Mのみを背面基板22側へ移動させる。この場合には、凸部電極34への電圧印加を解除したままで、表示電極24と画素電極26との電位差が、粒子群41Mのみが表示基板20側から背面基板22側へ移動する電位差の電圧である電圧値V1(5V)の正極性の電圧を画素電極26へ印加する(図9(D)参照)。この電圧の印加によって、表示基板20側に配置されていた粒子群41Y及び粒子群41Mのうちの粒子群41Yのみが、背面基板22側に移動する。これによって、粒子群41Cの色であるシアン(C)が表示されることとなる(図9(D)参照)。
本実施の形態の表示装置10Aでは、以上に説明した電圧印加を行うことによって、背面基板22側から表示基板20側へ複数種類の粒子群41のうちの少なくとも1種が移動するときには、凸部電極34への上記第4の電圧の印加によって画素電極26間に電気的な障壁が形成された状態となり、隣の画素電極26に対応する領域へと粒子群41が移動することが抑制されると考えられる。
このため、複数種類の粒子群41を備えた表示媒体12Aを有する表示装置10Aにおいても、画質劣化が抑制されると考えられる。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、表示電極24は、表示基板20の面に添って平面状に設けられた形態である場合を説明したが、画素電極26に対応する領域のみをベタ電極とし、ベタ電極間をつなぐ電極を更に設けた構成であってもよい。例えば、図10(A)に示すように、画素電極26の大きさに調整され且つ画素電極26に対応して設けられたベタ電極24Aと、これらのベタ電極24Aを電気的に接続する線状電極24Bと、から構成した形態としてもよい。また、図10(B)に示すように、画素電極26の大きさに調整され且つ各画素電極26に対応して設けられたベタ電極24Cと、これらのベタ電極24Cを電気的に接続する矩形状の電極24Dと、から構成した形態としてもよい。
表示電極24を上記構成とすることで、表示電極24の導通を維持しつつ、且つ粒子群40及び粒子群41の画素に対応する領域間における拡散が抑制されると考えられる。
10、10A 表示装置
12、12A 表示媒体
16、16A 電圧印加部
18、18A 制御部
20 表示基板
22 背面基板
24 表示電極
26、26〜26 画素電極
32 凸部
34 凸部電極
36 分散媒
40 粒子群
41、41M、41Y、41C 粒子群

Claims (4)

  1. 少なくとも透光性を有する第1の基板と、
    前記第1の基板に向かい合うように配置された第2の基板と、
    前記第1の基板に配置された第1の電極と、
    前記第2の基板に該第2の基板の面方向に沿って間隔をあけて行方向及び列方向の双方に向かって配置された複数の第2の電極と、
    前記複数の第2の電極間の各々に配置され、前記第1の基板側に向かって突出した凸部と、
    前記凸部に設けられた第3の電極と、
    前記第1の基板と第2の基板との基板間に封入され、該基板間に電界が形成されることにより移動する粒子群と、
    前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記粒子群を移動させるときに、画像情報に基づいて、前記第1の電極と、前記複数の第2の電極のうちの前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記粒子群を移動させる画素に対応する位置に設けられた第2の電極と、に、前記粒子群が前記第2の基板側から前記第1の基板側へ移動する電位差となるように第1の電圧を印加し、
    第1の電圧の印加より前に、前記第1の電圧の印加によって前記第2の電極に印加される電圧と同極性で、前記第1の電極との電位差の絶対値が、0を超え且つ前記第1の電圧を印加された前記第1の電極と前記第2の電極との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、前記第3の電極へ第2の電圧を印加する電圧印加装置と、
    を備えた表示装置。
  2. 前記電圧印加装置は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧を印加した後に、前記第1の電極と前記第2の電極への前記第1の電圧の印加を解除するより前に、前記第3の電極への前記第2の電圧の印加を解除する請求項1に記載の表示装置。
  3. 少なくとも透光性を有する第1の基板と、
    前記第1の基板に向かい合うように配置された第2の基板と、
    前記第1の基板に配置された第1の電極と、
    前記第2の基板に該第2の基板の面方向に沿って間隔をあけて行方向及び列方向の双方に向かって配置された複数の第2の電極と、
    前記複数の第2の電極間の各々に配置され、前記第1の基板側に向かって突出した凸部と、
    前記凸部に設けられた第3の電極と、
    前記第1の基板と第2の基板との基板間に封入され、前記基板間において移動を開始する電界強度の異なる複数種類の粒子群と、
    前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記複数種類の粒子群のうちの少なくとも1種類を移動させるときに、画像情報に基づいて、前記第1の電極と、前記複数の第2の電極のうちの前記第2の基板側から前記第1の基板側へ前記複数種類の粒子群のうちの少なくとも1種類を移動させる画素に対応する位置に設けられた第2の電極と、に、該画素に対応する該第2の電極毎に前記複数種類の粒子群のうちの移動対象の種類の粒子群が前記第2の基板側から前記第1の基板側へ移動する電位差となるように第3の電圧を印加し、
    第3の電圧の印加より前に、前記第3の電圧の印加によって該第2の電極に印加される電圧と同極性で、前記第1の電極との電位差の絶対値が、0を超え且つ前記第3の電圧を印加された前記第1の電極と前記第2の電極との電位差のうちの最も小さい電位差の絶対値以下となるように、前記第3の電極へ第4の電圧を印加する電圧印加装置と、
    を備えた表示装置。
  4. 前記電圧印加装置は、前記第3の電圧及び前記第4の電圧を印加した後に、前記第1の電極と前記第2の電極への前記第3の電圧の印加を解除するより前に、前記第3の電極への前記第4の電圧の印加を解除する請求項3に記載の表示装置。
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