JPWO2008133175A1 - 軟質ブリキ鋼板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明によれば、Cを0.0020質量%以下、さらにB及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有するスラブに、熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後、圧下率1.3%以上3.5%以下で二次冷間圧延することにより、硬度がHR30Tで52〜60にある軟質ブリキ鋼板が得られる。

Description

本発明は、連続焼鈍法を用いて製造される軟質ブリキ鋼板及びその製造方法に関する。
本出願は、特願2007−109332号を基礎出願とし、その内容を取り込むものとする。
飲料用または食品用の缶などに用いられる、JIS G 3303に規定されたT−1からT−3までの軟質ブリキ鋼板は、従来、バッチ焼鈍(BAF)を用いた長時間焼鈍により製造されてきた。これは、結晶粒を大きく成長させ、素材を軟化させるとともに、鋼中に固溶したCやNを十分に析出させて時効による硬化やストレッチャーストレインを防止した、いわゆる非時効材を得る必要性があったためである。一方、コストダウン要求の激化に伴い、工程数が多くて工期の長いBAFによる製法は徐々に敬遠され、短時間で均一な材質の鋼を大量に得ることができる連続焼鈍法が用いられるようになってきた。連続焼鈍法は、コイルをほどいた鋼帯を炉内に連続的に通過させて加熱する方法であるが、焼鈍時間が短く非時効材を得にくい。そのため、従来では、連続焼鈍法はT−4以上の硬質ブリキ用の鋼板に適用されることがほとんどであった。しかし、近年、鋼の予備処理技術が進歩し、鋼中のCやNの含有量を予め低減させた極低炭素鋼(Interstitial atom Free鋼、以下IF鋼と略記)が容易に製造できるようになってきたことから、T−1からT−3のような軟質ブリキ用の鋼板にも連続焼鈍法が用いられるようになった。
ただし、IF鋼は、固溶元素が少ないために素材が非常に軟質であり、T−2の軟質ブリキ鋼板までは比較的容易に製造できるものの、T−3程度の若干硬質の材質のブリキ鋼板を得るためには、Mn、P、Siなどの硬化作用のある元素(硬化元素)を多量に添加するか、または二次冷延率(調質圧延率)を上げて加工硬化させる必要があった。
このようなIF鋼の問題点を解決する手段のうち、硬化元素を添加する方法としては、例えば、特許文献1に、極低炭素鋼にBを添加し、硬化元素であるMnの添加量で硬度を調整する技術が開示されている。また、加工硬化させる方法としては、例えば、特許文献2に、Bを添加した極低炭素鋼を4.0%超かつ6.0%以下の調質圧延率で加工硬化させる技術が開示されている。
特開平9−227947号公報 特開2001−247917号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術においては、Mnの添加量で硬度の調整を行なっているが、一般的な缶用鋼板の規格であるASTM規格では、耐食性の観点からMnの添加量に0.6%の上限制約がある。よって、仮に0.6%のMnを添加したとしても、T−3程度の若干硬質(硬度がHR30Tで52〜60)の材質のブリキ鋼板を得ることができないという問題があった。なお、HR30Tとは、ブリキ鋼板において一般的に用いられるロックウェル硬度の定義であり、測定方法は、JIS Z 2245に規定の通りである。
また、特許文献2に記載されている技術(加工硬化方法)においては、調質圧延率を4.0%超かつ6.0%以下としているが、これを実現するには、調質圧延工程を複数回繰り返すか、または圧延液を用いて強圧下する製法(「DCR(Double Cold Rolling)」または「HRT(Heavy Redution Temper)」と呼ばれる製法)を用いる以外に現実的な方法はない。調質圧延を複数回繰り返す方法は、当然のことながらコスト上好ましくない。また、圧延液を用いて強圧下する方法においては、IF鋼の素材が軟質であることから延び過ぎが発生したり、圧延条件を制御することが困難であったりするために、安定した圧下率の確保や形状の作りこみができないという問題があった。
なお、本明細書においては、「圧延液」という用語は、牛脂ベースのエマルション(例えば、日本クエーカーケミカル社製の「クエークロール」)、または合成エステルベースの水溶液(例えば、日本クエーカーケミカル社製の「チノール」)など、一般的にブリキ鋼板の調質圧延で広く用いられている潤滑剤全般を指す語句として用いる。
また、軟質ブリキ鋼板の母材として使用されるIF鋼は、鋼中に固溶しているC及びNを析出させるためにTiやNbを添加することが一般的である。このTiやNbの微細析出により鋼の再結晶温度が上昇するため、700℃以上の高温の焼鈍温度が必要となる。このため、板厚の薄いブリキ鋼板では、しばしば連続焼鈍の炉内通板中にヒートバックルと呼ばれる板のしわが発生し、製品歩留を低下させることが多かった。
このように、急速に進みつつあるブリキのIF鋼適用による連続焼鈍化に対し、簡便かつ工業的に実現可能な範囲で、硬度がHR30Tで52〜60のブリキ鋼板を安定的に供給できる製造条件はこれまでに提案されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、IF鋼を用いた連続焼鈍法を利用して、硬度がHR30Tで52〜60といった比較的硬質の軟質ブリキ鋼板を提供することと、この軟質ブリキ鋼板を容易に得るための製造方法を提供することとにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、軟質ブリキ鋼板中の元素の組成比を調整することにより、母材であるIF鋼の強度を向上させることができ、連続焼鈍法を利用した硬度がHR30Tで52〜60の軟質ブリキ鋼板の製造が実現できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明がその要旨とするところは、以下の通りである。
(1) Cを0.0020質量%以下、さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有し;硬度がHR30Tで52〜60である、軟質ブリキ鋼板。
(2) Cを0.0020質量%以下、さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有するスラブに、熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後、圧下率1.3%以上かつ3.5%以下で二次冷間圧延することにより得られる、軟質ブリキ鋼板。
(3) 硬度がHR30Tで52〜60である上記(2)に記載の軟質ブリキ鋼板。
(4) Bの添加量が0.020質量%以下である上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の軟質ブリキ鋼板。
(5) 鋼組成として、Si:0.05質量%以下、Mn:0.20質量%〜0.60質量%、P:0.020質量%以下、S:0.020質量%以下、Al:0.010質量%〜0.10質量%、Cr:0.10質量%以下、Ti:0.01質量%以下、Nb:0.01質量%以下からなる群から選択された1種又は2種以上の元素をさらに含む上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の軟質ブリキ鋼板。
(6) Cを0.0020質量%以下、さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有するスラブに、熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後、圧下率1.3%以上かつ3.5%以下で二次冷間圧延する軟質ブリキ鋼板の製造方法。
(7) 鋼組成として、Si:0.05質量%以下、Mn:0.20質量%〜0.60質量%、P:0.020質量%以下、S:0.020質量%以下、Al:0.010質量%〜0.10質量%、Cr:0.10質量%以下、Ti:0.01質量%以下、Nb:0.01質量%以下からなる群から選択された1種又は2種以上の元素をさらに含む上記(6)に記載の軟質ブリキ鋼板の製造方法。
(8) 前記焼鈍を、昇温速度300℃/秒未満の連続焼鈍設備を用いて650℃〜700℃の温度で行う上記(6)または(7)に記載の軟質ブリキ鋼板の製造方法。
本発明に係る軟質ブリキ鋼板及びその製造方法によれば、従来のIF鋼を用いた連続焼鈍法では得ることができなかった、非時効かつ硬度がHR30Tで52〜60といった比較的硬質の軟質ブリキ鋼板を容易に得ることができる。したがって、本発明によれば、連続焼鈍法を利用してT−3程度の軟質ブリキ鋼板を製造できるので、比較的硬質のブリキ鋼板を得る場合にも歩留が向上し、コストダウンを達成することができる。
以下に、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<本発明に係る軟質ブリキ鋼板の構成>
本発明の軟質ブリキ鋼板は、所定の鋼組成を有するスラブを用いて、これに熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後に、所定の圧下率で二次冷間圧延(調質圧延)することにより得られる、硬度がHR30Tで52〜60にある(すなわち、T−3程度の)ブリキ鋼板である。
(鋼組成について)
以下、本発明の軟質ブリキ鋼板の母材として使用されるスラブの鋼組成について説明する。上記スラブは、鋼中の成分として、主に、炭素(C)、ホウ素(B)、窒素(N)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン(P)、硫黄(S)、アルミニウム(Al)等を含むことができ、残部がFe及び不可避的不純物からなるものであり、なおかつ、これら成分のうち、C、B、Nの3つの元素を必須成分としている。これら成分のスラブ中における含有量については、以下の通りである。
〔Cについて〕
本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のCの含有量は、0.0020質量%以下である必要がある。
その理由は、一般に、鋼中に固溶しているCの量が多いほど降伏伸び(YP−EL)が高くなり、時効硬化や加工時のストレッチャーストレインの原因となりやすいため、連続焼鈍法を利用して軟質ブリキ鋼板を得る本発明においては、製鋼段階において、Cの含有量を極力低く抑えるように制御することが必要だからである。具体的には、Cの含有量を0.0020質量%以下としたのは、以下の理由による。すなわち、例えば、一般的な製缶加工ではYP−ELが2%以下であればストレッチャーストレインが発現しないものの、缶の天地板(蓋)用途に使用する場合には、YP−ELが1.4%以下でないと時効による硬度変化によってプレス後の鋼板に反りが生じる場合があるが、他方、鋼中に固溶しているCの量が0.0020質量%を超えるとYP−ELが1.4%以上となる確率が非常に高くなるためである。また、鋳造時の耐火物などからのCの混入を考慮すると、製鋼段階における鋼中の固溶C量は、0.0010質量%以下とすることが好ましい。
〔B、Nについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中におけるB及びNは、質量比でB/Nが1.5以上となるように含有されている必要がある。
B、Nは、本発明において最も重要な役割を有する元素である。Bは、鋼中に固溶したNと結合してBNとして析出することにより、時効硬化を防止するだけでなく、本発明者らの研究によれば、BNが析出するために必要な量以上に過剰に添加されたBが、母材であるスラブ中の結晶粒を微細にする効果を有することが認められている。これは、過剰に添加されたBが結晶粒界に固溶Bとして存在し、結晶粒の成長を抑制するためであると考えられる。その結果、母材の硬度が上昇し、T−3程度(HR30Tで52〜60)の硬度を有する軟質ブリキ鋼板を得ることが可能となる。ここで、固溶Bとは、他元素との化合物として析出せずに鋼中に固溶状態で存在するBのことであり、その量は、添加されたBの合計量からBNとして析出したB量を差し引くことによって求められる(固溶B=BTotal−BasBN)。Bの合計量、およびBNの量は、一般的な化学溶解法などにより測定することができる。また、簡易的には、固溶B(質量%)=B(含有量、質量%)−10.8/14.0×N(含有量、質量%)の数式で求めることができる。
このような結晶粒の微細化による母材の硬度上昇効果を発揮させるためには、BNを析出させた上でさらに固溶Bとして大量にBが存在することが必要であり、本発明者らが行った種々の試験の結果から、質量比でB/N≧1.5かつ/または固溶Bとして少なくとも5ppm以上のBが存在する必要があるとの知見を得た。なお、上述した特許文献1には、母材の硬度を上昇させるために、Bを24ppm(B/N<0.8)まで添加する方法が提案されている。しかしながら、このB量ではNをBNとして固定することはできても、固溶Bが存在しないため、結晶粒の微細化による母材の硬度上昇の効果を得ることができない。このように、結晶粒の微細化に有効な固溶Bの量は、好ましくは40ppm以上、次に好ましくは50ppm以上、より好ましくは60ppm以上、さらに好ましくは70ppm以上、最も好ましくは80ppm以上、存在することが必要である。
また、BによるNの固定の結果、析出するBNにより粒界が脆化するため、スラブ鋳造時の割れによる冶金疵の懸念、または鋳造機内の鋳片断裂により鋳造自体が不能となる懸念があるため、Bの添加量は、100ppm(0.010質量%)以下とすることが好ましい。この結果、B/Nの下限は、好ましくは1.5以上、次に好ましくは1.6以上、さらに好ましくは1.7以上、最も好ましくは1.8以上であり、一方上限は、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下、最も好ましくは2.0以下である。B/Nが1.5未満では、結晶粒界に固溶Bが有効量存在せず、微細化の効果が得られない。またB/Nが4.0を超えると、前述の鋳造不能や硬質になりすぎるなどの不具合が生じる。
〔Siについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のSiの含有量は、0.05質量%以下であることが好ましい。これは、一般に、Siを多量に含有すると母材の耐食性が低下するためであり、本発明では、母材に含まれるSiの含有量の上限を0.05質量%にすることが好ましい。また、特に耐食性が必要とされる内容物を充填する缶等に用いられる場合には、Siの含有量を0.03質量%以下にすることがより好ましい。
〔Mnについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のMnの含有量は、0.20質量%以上かつ0.60質量%以下であることが好ましい。Mnは、添加される鋼の硬質化を促進するため、少なくとも0.20質量%以上の添加が必要であり、0.40質量%以上添加することがより好ましい。一方、Mnを多量に添加すると、母材の耐食性が低下するため、ASTMでも定められているように、Mnの含有量の上限を0.6質量%にすることが好ましい。
〔Pについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のPの含有量は、0.020質量%以下であることが好ましい。Pは、添加される鋼を顕著に硬質化させる一方で、耐食性を低下させてしまうため、本発明では、ブリキ鋼板の一般的な製法における場合と同様に、Pの含有量を0.020質量%以下にすることが好ましい。また、特に耐食性が要求される用途に使用される場合には、Pの含有量を0.015質量%以下にすることがより好ましい。
〔Sについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のSの含有量は、0.020質量%以下であることが好ましい。これは、Sは介在物として鋼を脆化させ、耐食性を低下させるためであり、本発明では、ブリキ鋼板の一般的な製法における場合と同様に、Sの含有量を0.020質量%以下にすることが好ましい。
〔Alについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のAlの含有量は、0.010質量%以上かつ0.10質量%以下であることが好ましい。Alは、製鋼段階における脱酸材として添加されるものであり、脱酸硬化を得るためにはAlの含有量を0.010質量%以上にすることが好ましい。一方、Alは、固溶Cと同様に、時効硬化の原因となる固溶Nを析出させる硬化があるが、大量に添加するとアルミナ系の冶金疵が発生する懸念があるため、Alの含有量を0.10質量%以下にすることが好ましい。
〔Crについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のCrの含有量は、0.10質量%以下であることが好ましい。Crは、素材の機械的特性に大きな影響を与えるものではないが、ブリキ鋼板の表面処理としてCrを用いる場合、鋼中Crが多いとオンラインでのCr付着量計の外乱因子となり、厳格な管理を要する表面処理の品質を低下させてしまうこと、およびASTM規格でCrの上限が0.10質量%に規定されていることから、Crの含有量は0.10質量%以下とすることが好ましい。
〔Ti、Nbについて〕
また、本発明に係る軟質ブリキ鋼板の母材となるスラブ中のTi、Nbの含有量は、それぞれ0.01質量%以下であることが好ましい。前述のように、軟質ブリキ鋼板の母材として使用されるIF鋼は、鋼中に固溶しているC及びNを析出させるために添加されたTiやNbの微細析出により、鋼の再結晶温度が700℃以上に上昇する。本発明では、固溶Cについては真空脱ガス法などにより溶鋼段階で0.0020質量%以下とし、固溶NについてはBの添加によりBNとして析出させて無害化するため、TiやNbの積極添加は不要である。従って、焼鈍温度を低く抑え、工業生産性を向上させるために、Ti、Nbの含有量をそれぞれ0.01質量%以下にすることが好ましい。
〔その他の化学成分〕
本発明の軟質ブリキ鋼板の成分としては、前記成分以外に、Cu:0.1%以下、好ましくは0.01%以下、Ni:0.1%以下、好ましくは0.01%以下、Mo:0.05%以下、好ましくは0.005%以下、Zr:0.05%以下、好ましくは0.005%以下、V:0.1%以下、好ましくは0.01%以下、CaまたはMgを0.003%以下、好ましくは0.0005%以下の各成分元素のうち、1種または2種以上を含有してもよい。
<本発明に係る軟質ブリキ鋼板の製造方法>
以上、本発明の軟質ブリキ鋼板の構成について説明したが、次に、このような構成を有する本発明の軟質ブリキ鋼板の製造方法について詳細に説明する。
本発明の軟質ブリキ鋼板の製造方法では、上述したような鋼組成を有するスラブに、熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍を順次施した後、圧下率1.3%以上かつ3.5%以下で二次冷間圧延(調質圧延)することにより、比較的硬質の軟質ブリキ鋼板を製造する。
(熱間圧延・酸洗・冷間圧延)
上記製造工程のうち、熱間圧延、酸洗、冷間圧延については、一般的な鉄鋼製造条件でよい。例えば、スラブを1000℃〜1300℃まで加熱した後、ホットストリップミル等の熱延設備を用い、仕上温度を800℃〜1000℃として1.8mm〜4.0mmの厚さまで圧延、巻取温度を400℃〜800℃として熱延鋼板を製造する。しかる後、塩酸等を用いて酸洗し、コールドストリップミル等の冷延設備を用いて常温で0.1mm〜0.6mmの厚さまで圧延する工程を行う。
(焼鈍)
焼鈍は、冷間圧延で加工硬化した鋼の組織を再結晶により軟化させ、製缶などの加工ができるように材質を調整する目的で行われる。本発明の軟質ブリキ鋼板の母材として使用されるIF鋼は、前述のように、鋼中に固溶しているC及びNを析出させるために添加されたTiやNbの微細析出により、鋼の再結晶温度が上昇し、700℃以上の焼鈍温度が必要となることが多い。しかし、本発明の軟質ブリキ鋼板の成分としてTiやNbが含まれておらず、再結晶温度が上昇することもないため、焼鈍温度は650〜700℃であれば十分である。一方、焼鈍温度が650℃未満の場合には、鋼が再結晶しないため好ましくなく、焼鈍温度が700℃を超える場合はヒートバックルが発生しやすくなる問題があるため好ましくない。また、このように熱量の供給が比較的少なくて済むため、副次的効果として熱源対策にも効果がある。なお、本発明のIF鋼の焼鈍における昇温速度は、通常の工業生産に用いられる一般的なプロセスと同等でよく、その値は、好ましくは300℃/秒未満、より好ましくは200℃/秒未満、最も好ましくは100℃/秒未満である。均熱時間も同様に、20秒〜100秒程度の通常の焼鈍条件でよい。
(二次冷間圧延)
本発明における二次冷間圧延(調質圧延)工程では、圧延液を用いる(「DCR」や「HRT」と呼ばれる、いわゆるWET調圧)と、上述したように安定した鋼板の生産ができない。そのため、本発明では、圧延液を用いない、いわゆるDRY調圧を施す。なお、本発明者らは、連続焼鈍後のIF鋼に対して圧延液を用いた二次冷間圧延を行った場合の技術的検討を行い、実機検証に及んだが、上述したような鋼板の延び過ぎが発生し、板厚制御や鋼板形状の不良が発生したのみならず、自動制御の圧延荷重が極端に低下して圧延不能になるなどの危険性があり、工業的な適用は困難であることが認められた。
本発明における二次冷間圧延は、1.3%以上かつ3.5%以下の圧下率(調質圧延率)で行う必要がある。1.3%以上の圧下率を必要とした理由は、二次冷間圧延の本来の目的であるYP−ELの低減、形状矯正、及び圧延ロールの表面粗度の転写を行うために必要であることや、これ以下の圧下率ではHR30Tで52以上の硬度が得られないためである。さらに、十分な硬度の確保のためには、極力高い圧下率で加工硬化させることが好ましい。ただし、ブリキ用の調圧圧延機として一般的に使用されている2スタンド圧延機でDRY調圧を行う場合、ミル剛性と圧延荷重との関係より、設備能力的に3.5%程度が圧延率の限界となることから、本発明において二次冷間圧延を行う際の圧下率を、1.3%以上かつ3.5%以下とした。
以上説明したような鋼組成を有するスラブに、熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍を順次施した後、以上説明したような条件で二次冷間圧延(調質圧延)することにより、従来のIF鋼を用いた連続焼鈍法では得ることができなかった、非時効、かつ、硬度がHR30Tで52〜60にある(すなわち、T−3程度の)比較的硬質の軟質ブリキ鋼板を製造することができる。
次に、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例のみに限定されるものではない。
(軟質ブリキ鋼板の製造)
まず、本発明の製造方法を利用して製造された軟質ブリキ鋼板の製造例について説明する。
下記に示す表1および表2に示す組成を有する鋼A〜Dシリーズのスラブを鋳造し、これらスラブを1235℃で加熱した後に、ホットストリップミルを用いて、仕上温度900℃かつ巻取温度650℃の条件で、圧延後の仕上板厚が3.0mmとなるまで熱間圧延を行った。次いで、この熱間圧延後の鋼帯を酸洗し、圧延後の仕上板厚が0.25mmとなるまで冷間圧延した後、連続焼鈍炉にて680℃及び640℃の2種の温度条件で焼鈍を行った。さらに、焼鈍後の鋼板に対して、調質圧延率が3%及び5%の2種の条件で二次冷間圧延を行った。なお、調質圧延率が3%の条件では、圧延液を使用しないDRY調圧を行い、調質圧延率が5%の条件では、圧延液を使用したWET調圧を行った。WET調圧の場合の圧延液としては、日本クエーカーケミカル社製のチノールを純水で0.2%に希釈したものを使用した。
上記二次冷間圧延条件のうち、圧延液を用いて調質圧延率5%で二次冷間圧延を行ったサンプルは、圧延開始直後から圧延制御が不能となったため、二次冷間圧延を中止した。この現象は次のように説明できる。通常の鋼であれば、鋼の硬さとバランスするように圧延スタンドの荷重と張力が自動制御され、設定された調質圧延率を安定的に保つことが出来る。しかし、IF鋼は軟質であるが故に、スタンドの荷重や張力の初期設定を通常より低くしても、設定された調質圧延率を超えて強く圧延されてしまう。こうなると、自動制御によって荷重や張力が連続的に軽減されていくものの、IF鋼の軟質さが上回っているために、バランス点を見出せず圧延率は増加しつづけ、最終的には荷重や張力の自動制御範囲を外れて、圧延率、板厚、形状のそれぞれが制御できない状態となってしまう。本発明者らは潤滑条件にも着目し、圧延液として摩擦係数の高い純水のみを用いて上記の調質圧延を実施したが結果は変わらなかった。それ以外のサンプルについては、二次冷間圧延後、1000mg/mの付着量でスズめっき処理を施した。
なお、表1および表2に示した鋼組成は、通常行われている分析である固体発光分光分析(QV)法、およびJIS G 1211、1215に規定の赤外線吸収法、JIS G 1227に規定のメチレンブルー吸光光度法により測定した。
(硬度と降伏伸びの測定)
以上のようにして製造されたブリキ鋼板について、硬度(HR30T)をJIS Z 2245に規定の方法により、また降伏伸び(YP−EL)をJIS Z 2241に規定の方法により測定した。なお、硬度と降伏伸びのいずれについても、通常の塗装焼付により付与される210℃で30分の熱処理後に測定した。
上記のようにして、ブリキ鋼板について硬度(HR30T)と降伏伸び(YP−EL)を測定した結果を表1および表2に併せて示す。
Figure 2008133175
Figure 2008133175
これら表1及び表2から、以下のことがわかる。すなわち、本発明の範囲に属するB及びNを質量比でB/N≧1.5かつ/または固溶Bが5ppm以上となる鋼に関しては、HR30Tが52〜60と十分な硬度を有し、かつ、YP−ELもほとんど0.0であり問題がなかった。一方、B/Nが1.5未満かつ固溶Bが5ppm未満のNo.B12については、HR30Tが50となってブリキ鋼板の硬度が不足していた。また、二次冷間圧延の圧下率が1.3%未満であるNo.B6、B8,B9についても、HR30Tが51となってブリキ鋼板の硬度が不足した。さらにCの含有量が0.0020質量%を超えるB1は、YP−ELが1.8と高く、時効硬化が発生した。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例のみに限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明によれば、連続焼鈍法を利用してT−3程度の軟質ブリキ鋼板を製造できるので、比較的硬質のブリキ鋼板を得る場合にも歩留が向上し、コストダウンを達成することができる。

Claims (8)

  1. Cを0.0020質量%以下、
    さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、
    残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有し;
    硬度がHR30Tで52〜60である;
    ことを特徴とする軟質ブリキ鋼板。
  2. Cを0.0020質量%以下、
    さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、
    残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有するスラブに、
    熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後、圧下率1.3%以上かつ3.5%以下で二次冷間圧延することにより得られる
    ことを特徴とする軟質ブリキ鋼板。
  3. 硬度がHR30Tで52〜60であることを特徴とする請求項2に記載の軟質ブリキ鋼板。
  4. Bの添加量が0.020質量%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の軟質ブリキ鋼板。
  5. 鋼組成として、Si:0.05質量%以下、Mn:0.20質量%〜0.60質量%、P:0.020質量%以下、S:0.020質量%以下、Al:0.010質量%〜0.10質量%、Cr:0.10質量%以下、Ti:0.01質量%以下、Nb:0.01質量%以下からなる群から選択された1種又は2種以上の元素をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の軟質ブリキ鋼板。
  6. Cを0.0020質量%以下、
    さらに、B及びNを質量比でB/N≧1.5、固溶Bが5ppm以上の少なくとも一方を満足するように含み、
    残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼組成を有するスラブに、
    熱間圧延、冷間圧延、焼鈍を施した後、
    圧下率1.3%以上かつ3.5%以下で二次冷間圧延する
    ことを特徴とする軟質ブリキ鋼板の製造方法。
  7. 鋼組成として、Si:0.05質量%以下、Mn:0.20質量%〜0.60質量%、P:0.020質量%以下、S:0.020質量%以下、Al:0.010質量%〜0.10質量%、Cr:0.10質量%以下、Ti:0.01質量%以下、Nb:0.01質量%以下からなる群から選択された1種又は2種以上の元素をさらに含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の軟質ブリキ鋼板の製造方法。
  8. 前記焼鈍を、昇温速度300℃/秒未満の連続焼鈍設備を用いて650℃〜700℃の温度で行う
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の軟質ブリキ鋼板の製造方法。
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